JP2005005841A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラ側にバックアップをするときのための設定を設けることにより、バックアップ時にバックアップするファイルを選択する作業をしなくて済むデジタルカメラを提供する。
【解決手段】デジタルカメラの記録メディアに記録されている画像データを外部記録媒体にバックアップするときのために、デジタルカメラにバックアップ用外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段を設け、記録メディアの残記録容量が設定された残容量よりも大きいとき、記録制御手段は、記録メディアの記録済み容量が残容量の大きさに達したら記録メディアにおいて新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する。以降の画像データを次の外部記録媒体に格納したときにその画像情報は新しいフォルダ名が付与され、格納した画像情報の整理がしやすくなる。
【選択図】 図3
【解決手段】デジタルカメラの記録メディアに記録されている画像データを外部記録媒体にバックアップするときのために、デジタルカメラにバックアップ用外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段を設け、記録メディアの残記録容量が設定された残容量よりも大きいとき、記録制御手段は、記録メディアの記録済み容量が残容量の大きさに達したら記録メディアにおいて新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する。以降の画像データを次の外部記録媒体に格納したときにその画像情報は新しいフォルダ名が付与され、格納した画像情報の整理がしやすくなる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに係り、特に、撮影した画像を保存用記録媒体に記録する機能を備えたデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラでは、当該デジタルカメラに内蔵又は装着された画像情報記録用の記録媒体に記録された画像情報を、通信機能を用いる等によりCD−R、DVD、MOなどの外部記録媒体に転送等することによってバックアップすることが多い。
【0003】
この種のデジタルカメラにおける、撮影によって記録された画像データの記録装置又は記録装置を備えた外部装置への転送に関する技術としては、下記特許文献1や下記特許文献2に記載の技術があった。
【0004】
特許文献1に記載の技術では、デジタルカメラにおいて送信すべき画像ファイルの全ファイル数をファイル情報として外部装置に送信した後に上記送信すべき画像ファイルを外部装置に順次送信し、外部装置において上記ファイル情報を受信した後に上記画像ファイルを順次受信し、受信したファイル情報に基づいて画像ファイルの転送の終了を判断してデータ通信モードを自動的に終了させており、これによってデジタルカメラから外部装置への画像データの送信を簡易化していた。
【0005】
一方、特許文献2に記載の技術では、外部装置の装着面をデジタルカメラの本体部に設けられた接続板に接続することにより、カメラ本体部側の接続端子と外部装置側の接続端子とを直接接続するようにしており、これによってカメラ本体部と外部装置とをケーブルで接続することなく、簡易な手順で画像データを転送できるようにしていた。
【0006】
しかしながら、カメラ側の記録媒体容量とバックアップ先の記録媒体容量とは異なることが多いため、カメラの記録媒体1枚全てのデータをバックアップ先の記録媒体に記録できない場合や、カメラの記録媒体1枚全てのデータをバックアップ先の記録媒体に記録してもバックアップ先の記録媒体の容量が余ってしまい、ユーザがバックアップ作業の都度バックアップ先の記録媒体の空き容量を気にしながらバックアップ作業をする必要があった。
【0007】
特に、上記特許文献1や特許文献2に記載の技術では、外部装置に備えられた画像データを記録するための記録媒体の残記録容量が転送すべき画像データの容量以上である場合には簡易に画像データを外部装置に転送することができるものの、外部装置に備えられた記録媒体の残記録容量が転送すべき画像データの容量より少ない場合には、当該画像データの転送途中で容量不足が判明して当該画像データの転送が中止されるので、画像データの転送作業に無駄が生じる、という問題点があった。
【0008】
このため、本出願人は、特願2002−152428号出願において、撮影によって得られた画像情報を外部記録媒体(DVD、CD−R、MO、MDなど)へ転送する作業における無駄の発生を未然に防止することのできるデジタルカメラを開示したが、デジタルカメラの記録媒体容量がバックアップ先の記録媒体容量より大きい場合は、バックアップ時に、転送するファイルを選択する作業が発生し、面倒であった。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−287115号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平11−252423号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事実を考慮して、デジタルカメラ側にバックアップをするときのための設定を設けることにより、バックアップ時にバックアップするファイルを選択する作業をしなくて済むデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
前記画像情報を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記記録手段の残記録容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量よりも大きいとき、前記記録手段の記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさに達したら前記記録手段において新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する記録制御手段と、
からなるデジタルカメラ、からなる。
【0013】
請求項1の本発明によれば、前記外部記録媒体は前記記録手段に記録されている前記画像情報を格納可能である。前記記録手段の残記録容量が前記設定された前記外部記録媒体の残容量よりも大きいとき、前記記録制御手段は、前記記録手段の記録済み容量が前記残容量の大きさに達したら前記記録手段において新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する。すなわち、前記外部記録媒体における画像情報の格納時に残容量が一杯になったら、記録手段で新しいフォルダが作成されるので、次の外部記録媒体に格納したときにその画像情報は新しいフォルダ名が付与され、格納した画像情報の整理がしやすくなる。
【0014】
請求項2の本発明は、撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
記録媒体を装着可能であって、前記記録媒体に前記画像情報を記録すると共に装着する記録媒体を第1の記録媒体から第2の記録媒体に交換可能な記録手段と、
前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記第1の記録媒体の残記録容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量よりも小さいとき、第1の記録媒体の残記録容量が無くなった後に第2の記録媒体が装着された場合に、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にする記録制御手段と、
からなるデジタルカメラ、からなる。
【0015】
請求項2の本発明によれば、前記外部記録媒体は前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能である。前記第1の記録媒体の残記録容量が前記設定された前記外部記録媒体の残容量よりも小さいとき、第1の記録媒体の残記録容量が無くなった後に第2の記録媒体が装着された場合に、前記記録制御手段は、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にする。すなわち、第1の記録媒体から第2の記録媒体にかけて同一シリーズの画像情報であると思われるものは同じフォルダ名で記録することにより、外部記録媒体においては第1の記録媒体での画像情報と第2の記録媒体での画像情報とが同じフォルダ名で格納され、かつ連続した表示のファイル名にされるので、画像情報の整理がしやすくなる。
【0016】
請求項3の本発明は、撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
複数の記録媒体が装着可能である、当該複数の記録媒体に対応する複数の記録媒体装着部と、
前記複数の記録媒体に前記画像情報を記録可能な記録手段と、
前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記複数の記録媒体のうちの第1の記録媒体の残記録容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量よりも小さいとき、前記記録媒体装着部に装着されている第1の記録媒体の残記録容量が無くなったときに前記複数の記録媒体のうちの第2の記録媒体が前記記録媒体装着部に装着されている場合に、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にし、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさになった場合前記第2の記録媒体に新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する記録制御手段と、
からなるデジタルカメラ、からなる。
【0017】
請求項3の本発明によれば、前記外部記録媒体は前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能である。前記第1の記録媒体の残記録容量が前記設定された前記外部記録媒体の残容量よりも小さいとき、前記第1の記録媒体の残記録容量が無くなったときに前記第2の記録媒体が前記記録媒体装着部に装着されている場合に、前記記録制御手段は、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にし、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記設定された残容量の大きさになった場合前記第2の記録媒体に新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する。すなわち、第1の記録媒体から第2の記録媒体にかけて同一シリーズの画像情報であると思われるものは同じフォルダ名で記録することにより、外部記録媒体において第1の記録媒体での画像情報と第2の記録媒体での画像情報とが同じフォルダ名で格納され、かつ連続した表示のファイル名にされるので、画像情報の整理がしやすい。さらに、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記設定された残容量の大きさになった場合、前記第2の記録媒体に新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録することにより、次の外部記録媒体に格納する際にその新しいフォルダにより以降の画像情報が記録されるので画像情報の整理がしやすくなる。
【0018】
請求項4の本発明は、撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
前記画像情報を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記設定した残容量までの前記記録手段の残記録容量に対応する記録可能枚数を表示可能な表示手段と、からなるデジタルカメラ、からなる。
【0019】
請求項4の本発明によれば、残記録容量に対応する記録可能枚数を表示することができるので、ユーザは同じ外部記録媒体にあと何枚記録可能かどうか見ながら撮影することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
【0022】
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ70と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際にユーザによって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)60と、電源スイッチ66と、が備えられている。
【0023】
なお、本実施の形態に係るレリーズボタン60は、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
【0024】
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、静止画像の撮影の他、動画像の撮影も行うことができるように構成されており、静止画像の撮影を行う際には、レリーズボタン60を半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
【0025】
これに対し、動画像の撮影を行う際には、レリーズボタン60を全押し状態とすることによって動画像の撮影が開始され、レリーズボタン60の押下状態を一旦未押下状態まで戻した後、再度全押し状態とすることによって当該動画像の撮影が停止されるように構成されている。このように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、動画像の撮影を開始するときにレリーズボタン60を全押し状態とし、当該撮影を停止するときに再度レリーズボタン60を全押し状態とするものであるが、これに限らず、レリーズボタン60を全押し状態としている期間中に動画像の撮影を行う形態とすることもできる。
【0026】
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ70の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)30と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD30に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するために操作されるモード切替スイッチ62と、LCD30の表示領域における上下左右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成された十字カーソルボタン64と、表示切替スイッチ68と、が備えられている。
【0027】
一方、デジタルカメラ10の底面には、外部装置と所定のインタフェース規格(本実施の形態では、USB(Universal Serial Bus))により電気的に接続するために用いられるレセプタクル72が設けられている。
【0028】
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成を説明する。
【0029】
同図に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット13と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD14と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)16と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、を含んで構成されており、CCD14の出力端子はCDS16の入力端子に、CDS16の出力端子はADC18の入力端子に、各々接続されている。
【0030】
ここで、CDS16による相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
【0031】
一方、デジタルカメラ10は、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画像データを後述する第2メモリ40の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、デジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路22と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに対して圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるための信号を生成してLCD30に供給する一方、LCD30に表示させる画像を示す映像信号(本実施の形態では、NTSC信号)を生成してビデオ出力端子OUTに出力するビデオ/LCDエンコーダ28と、を含んで構成されている。なお、画像入力コントローラ20の入力端子はADC18の出力端子に接続されている。
【0032】
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)32と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラスト値)を検出するAF検出回路34と、AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像の明るさを示す量)を検出するAE・AWB検出回路36と、CPU32による各種処理の実行時のワークエリア等として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成された第1メモリ38と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM(VideoRAM)により構成された第2メモリ40と、を含んで構成されている。
【0033】
更に、デジタルカメラ10は、スマートメディア(Smart Media(R))により構成された記録メディア42A及びマイクロドライブにおける記録メディア42Bをデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ42と、前述のレセプタクル72に接続されると共にUSB規格による外部との間の通信を司るUSBインタフェース46と、を含んで構成されている。
【0034】
以上の画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、ビデオ/LCDエンコーダ28、CPU32、AF検出回路34、AE・AWB検出回路36、第1メモリ38、第2メモリ40、メディアコントローラ42、及びUSBインタフェース46は、各々、バスBUSを介して相互に接続されている。
【0035】
従って、CPU32は、画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、及びビデオ/LCDエンコーダ28の各々の作動の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路36により検出された物理量の取得と、第1メモリ38、第2メモリ40、記録メディア42A、及び記録メディア42Bへのアクセスと、レセプタクル72に接続された外部装置との相互通信と、を各々行うことができる。
【0036】
なお、本実施の形態では、外部記録媒体としてCD−Rを使用し、外部装置としてCD−Rドライブ装置92が接続されたパーソナル・コンピュータ(以下、「PC」という)90を適用する場合について説明する。
【0037】
また、本実施の形態では、撮影によって得られたデジタル画像データは、画像ファイルとして記録メディア42Aに撮影順に記録される。
【0038】
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD14を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD14に供給するタイミングジェネレータ48が設けられており、当該タイミングジェネレータ48の入力端子はCPU32に、出力端子はCCD14に、各々接続されており、CCD14の駆動は、CPU32によりタイミングジェネレータ48を介して制御される。
【0039】
更に、CPU32はモータ駆動部50の入力端子に接続され、モータ駆動部50の出力端子は光学ユニット13に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータに接続されている。
【0040】
本実施の形態に係る光学ユニット13に含まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは各々CPU32の制御下でモータ駆動部50から供給された駆動信号によって駆動される。
【0041】
CPU32は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット13に含まれるレンズの焦点距離を変化させる。
【0042】
また、CPU32は、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラスト値が最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
【0043】
更に、前述のレリーズボタン60、モード切替スイッチ62、十字カーソルボタン64、電源スイッチ66、及び表示切替スイッチ68の各種ボタン類及びスイッチ類はCPU32に接続されており、CPU32は、これらのボタン類及びスイッチ類に対する操作状態を常時把握できる。
【0044】
ところで、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、撮影によって記録メディア42Aに記録された画像ファイルを外部装置に転送するモードであるバックアップモードが、LCD30に表示される不図示のメニュー画面上で設定できるように構成されている。
【0045】
また、当該バックアップモードには、転送候補となる画像ファイルにより示される被写体像を1枚ずつLCD30に表示させて転送すべき画像ファイルを選択することができる1コマ再生モードと、転送候補となる画像ファイルにより示される被写体像(本実施の形態では、サムネール(Thumbnail))を複数(本実施の形態では、4画像)ずつLCD30に表示させて転送すべき画像ファイルを選択することができるマルチ再生モードと、転送候補となる画像ファイルのファイル名をLCD30に一覧表示させて転送すべき画像ファイルを選択することができるファイル名表示モードと、の3種類のモードが用意されている。表示切替スイッチ68は、バックアップモードが設定されているときに、1コマ再生モード、マルチ再生モード、及びファイル名表示モードの何れのモードを適用するかを設定するものである。
【0046】
本実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。
【0047】
まず、撮影時におけるデジタルカメラ10の作用を簡単に説明する。
【0048】
光学ユニット13を介した撮像によってCCD14から出力された被写体像を示す信号は順次CDS16に入力されて相関二重サンプリング処理が施された後にADC18に入力され、ADC18は、CDS16から入力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の信号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像データ)に変換して画像入力コントローラ20に出力する。
【0049】
画像入力コントローラ20は内蔵しているラインバッファにADC18から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領域に格納する。
【0050】
第2メモリ40の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU32による制御下で画像信号処理回路22によって読み出され、これらにAE・AWB検出回路36により検出された物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という)を生成し、YC信号を第2メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
【0051】
なお、LCD30は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD30をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、ビデオ/LCDエンコーダ28を介して順次LCD30に出力する。これによってLCD30にスルー画像が表示されることになる。
【0052】
ここで、ユーザにより静止画像の撮影が設定されているときには、レリーズボタン60がユーザによって全押し状態とされたときに、この時点で第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後にメディアコントローラ42を介して記録メディア42Aに記録する。
【0053】
また、ユーザにより動画像の撮影が設定されているときには、レリーズボタン60が全押し状態とされた時点から次にレリーズボタン60が全押し状態とされる時点までの期間、すなわち動画像の撮影を行っている期間において、所定期間(本実施の形態では、1/30秒(0.033・・・秒))毎に、第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、Motion JPEG形式)で圧縮した後にメディアコントローラ42を介して記録メディア42Aに記録する。従って、本実施の形態に係るデジタルカメラ10で動画像の撮影を行うときには、30フレーム/秒の動画像を記録メディア42Aに記録することができる。
【0054】
図3〜図9を参照して、デジタルカメラ10において実行されるバックアップ処理について説明する。
【0055】
図3は、図2のデジタルカメラにおいて、記録メディアをセットする記録メディアスロットが1つのみ設けられたもので(従って、記録メディア42Aのみセット可能である)、モード切替スイッチ62により撮影モードが設定され、かつ不図示のメニュー画面上でバックアップモードが設定されている場合にデジタルカメラ10のCPU32で実行されるバックアップ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
【0056】
まず、画像データ転送先であるCD−Rドライブ装置92の記録媒体(CD−R)残記録容量(以下、「空き容量」という)ESをユーザが設定する(ステップ100)。図5は、バックアップモード設定時に画像転送先の記録媒体の空き容量を設定する際のLCD30の画面である。ここでは、CD−Rに転送するとし、空き容量ES=640MBと設定する。
【0057】
次に、記録メディア42Aの残記録容量ASを取得する(ステップ102)。ここでは、AS=1GBとする。
【0058】
そして、記録メディア42Aの残記録容量ASがCD−Rの空き容量ESより大きいかどうか判断する(ステップ104)。
【0059】
大きい場合には(1GB>640MB)、記録済みデータ量がESとほぼ同じになったかどうか判断する(ステップ106)。ほぼ同じでない場合には、ステップ106を繰り返す。ほぼ同じになった場合には、記録メディア42Aに画像格納用の新しいフォルダを作成し、以降の画像データはその新しいフォルダに記録する(ステップ108)。
【0060】
図6は、これらの場合における記録メディア内での画像データの記録状況を示した図である。「¥100FUJI¥」のフォルダには、画像データファイル「DSCF0001」から画像データファイル「DSCF0777」までが記録され、「DSCF0777」が記録された時点で記録済み画像データ量は639.5MBに達しており、次の画像データファイルを記録するときにCD−Rの空き容量ES=640MBに達してしまうので、記録メディア42A内に新しいフォルダ「¥101FUJI¥」が作成され、以降の画像データがファイル「DSCF0001」から始まって順次記録される。
【0061】
ステップ104で記録メディア42Aの残記録容量ASがCD−Rの空き容量ESより大きくないか等しい場合、ここでは、ES=640MB、記録メディア42AのAS=512MB、記録途中で記録メディア42Aが残記録容量が無くなって代わりにセットされた記録メディア42A´のAS=512MB、を想定する。
【0062】
ステップ104で記録メディア42Aについて否定判断されたときは、すなわち記録メディア42Aの残記録容量512MBがCD−Rの空き容量640MBより小さいので、記録メディア42Aがまず全容量分記録される。記録メディア42Aの残容量がなくなると、記録メディア42Aを記録メディアスロットから抜いて代わりに記録メディア42A´をセットする。記録メディア42Aと記録メディア42A´との合計記録済み画像データ量がESにほぼ達したかどうか判断する(ステップ110)。このステップ110は、まだ記録メディア42Aが記録メディアスロットにセットされている段階でも判断される。
【0063】
ステップ110で、記録メディア42Aと42A´との合計記録済み画像データ量がESにほぼ達したときは、転送先のCD−Rに画像データ記録用の新しいフォルダを作成するよう指示する(ステップ112)。
【0064】
ステップ110で、記録メディア42Aと42A´との合計記録済み画像データ量がESにまだ達していない場合は、それまで記録されてきたフォルダと同じ名前のフォルダにそれまでの画像ファイルと連続するファイル番号で画像データが記録される(ステップ114)。
【0065】
図7は、これらの場合におけるCD−R内での画像データの記録状況を示した図である。記録メディア42Aを示す「Medhia1 ¥DCIM」の「¥100FUJI¥」のフォルダには、画像データファイル「DSCF0001」から画像データファイル「DSCF0555」までが記録され、「DSCF0555」が記録された時点で記録済み画像データ量は511.5MBに達しており、次の画像データファイルを記録するときに記録メディア42Aの空き容量AS=512MBに達してしまう。ここで、記録メディア42Aが抜かれ、新しい記録メディア42A´がセットされて転送先のCD−R内にフォルダが作成されるよう指示される。そのフォルダ名は、記録メディア42A´を示す「Medhia2」から始まるが、引き続き記録メディア42Aのフォルダ名と同じ「¥DCIM ¥100FUJI¥」の名前が付される。以降の画像データは記録メディア42Aで記録されていたファイル番号と連続するファイル番号、すなわち、「DSCF0556」から始まって順次記録される。ファイル番号「DSCF0680」が記録されると、記録メディア42Aと42A´との合計記録済み画像データ量が639.7MBになり、ES=640MBにほぼ達する。すると、転送先のCD−Rが容量満杯になって新しいCD−Rに差し替えられ、新しいCD−R内に新しいフォルダ「Medhia2 ¥DCIM ¥101FUJI¥」が作成されるよう指示され、以降の画像データがその作成されたフォルダ内のファイル番号「DSCF0001」から始まった画像ファイルに順次記録される。ここで、記録済み画像データ量とESはそれぞれリセットされ、新たに0からカウントが始まる。
【0066】
図4を用いてダブルスロットを備えて同時に記録メディアを2枚セットできるデジタルカメラにおける本発明の実施の形態を説明する。
【0067】
図4は、図2のデジタルカメラのように記録メディアスロットが2つ設けられたデジタルカメラにおいて、モード切替スイッチ62により撮影モードが設定され、かつ不図示のメニュー画面上でバックアップモードが設定されている場合にデジタルカメラ10のCPU32で実行されるバックアップ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
【0068】
まず、画像データ転送先であるCD−Rドライブ装置92の記録媒体(CD−R)残記録容量(以下、「空き容量」という)ESをユーザが設定する(ステップ120)。図5は、バックアップモード設定時に画像転送先の記録媒体の空き容量を設定する際のLCD30の画面である。ここでは、CD−Rに転送するとし、空き容量ES=640MBと設定する。
【0069】
次に、記録メディア42Aの残記録容量AS1、記録メディア42Bの残記録容量AS2を取得する(ステップ122)。ここでは、AS1=512MB、AS2=512MBとする。
【0070】
そして、記録メディア42Aの残記録容量AS1がCD−Rの空き容量ESより大きいかどうか判断する(ステップ124)。
【0071】
上記実施の形態と異なり、大きい場合には、記録済みデータ量がESとほぼ同じになったかどうか判断する(ステップ126)。ほぼ同じでない場合には、ステップ126を繰り返す。ほぼ同じになった場合には、記録メディア42Aに画像格納用の新しいフォルダを作成し、以降の画像データはその新しいフォルダに記録する(ステップ128)。
【0072】
ステップ124で記録メディア42Aの残記録容量AS1がCD−Rの空き容量ESより大きくないか等しい場合、ここでは、ES=640MB、記録メディア42AのAS1=512MB、記録途中で記録メディア42Aが残記録容量が無くなって他方のスロットにセットされている記録メディア42BのAS2=512MB、を想定する。
【0073】
ステップ124で記録メディア42Aについて否定判断されたときは、すなわち記録メディア42Aの残記録容量512MBがCD−Rの空き容量640MBより小さいので、記録メディア42Aがまず全容量分記録される。記録メディア42Aの残容量がなくなったかどうか判断される(ステップ130)。否定判断の場合はステップ130が繰り返される。肯定判断の場合は、記録メディア42Bに引き続き記録される。
【0074】
記録メディア42Bには、記録メディア42Aで記録されてきたフォルダと同じ名前のフォルダに記録メディア42Aの画像ファイルと連続するファイル番号で画像データが記録される(ステップ132)。
【0075】
そして、記録メディア42Aと記録メディア42Bとの合計記録済み画像データ量がESにほぼ達したかどうか判断する(ステップ134)。
【0076】
ステップ134で、記録メディア42Aと42Bとの合計記録済み画像データ量がESにほぼ達したときは、転送先のCD−Rに画像データ記録用の新しいフォルダを作成し、記録メディア42Aに記録したときと連続するファイル番号で記録するよう指示する(ステップ136)。ステップ134で、記録メディア42Aと42Bとの合計記録済み画像データ量がESにまだ達していない場合は、ステップ134を繰り返す。
【0077】
図8は、これらの場合におけるCD−R内での画像データの記録状況を示した図である。記録メディアスロット1の記録メディア42Aを示す「スロット1 ¥DCIM」の「¥100FUJI¥」のフォルダには、画像データファイル「DSCF0001」から画像データファイル「DSCF0555」までが記録され、「DSCF0555」が記録された時点で記録済み画像データ量は511.5MBに達しており、次の画像データファイルを記録するときに記録メディア42Aの空き容量AS=512MBに達してしまう。ここで、記録メディア42Aへの記録が終了し、記録メディアスロット2の記録メディア42Bへ画像データが記録され始める。転送先のCD−R内には記録メディア42Bフォルダが作成されるよう指示される。そのフォルダ名は、記録メディア42Bを示す「スロット2」から始まるが、引き続き記録メディア42Aのフォルダ名と同じ「¥DCIM ¥100FUJI¥」の名前が付される。以降の画像データは記録メディア42Aで記録されていたファイル番号と連続するファイル番号、すなわち、「DSCF0556」から始まって順次記録される。ファイル番号「DSCF0680」が記録されると、記録メディア42Aと42Bとの合計記録済み画像データ量が639.7MBになり、ES=640MBにほぼ達する。すると、転送先のCD−Rが容量満杯になって新しいCD−Rに差し替えられ、新しいCD−R内に新しいフォルダ「¥DCIM ¥101FUJI¥」が作成されるよう指示され、以降の画像データがその作成されたフォルダ内のファイル番号「DSCF0001」から始まった画像ファイルに順次記録される。ここで、記録済み画像データ量とESはそれぞれリセットされ、新たに0からカウントが始まる。
【0078】
なお、上記図3〜図8の実施の形態において、CD−R等の外部記録媒体の設定した残容量までの記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数がLCD30に表示される。また、現在セットされている記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数もLCD30に表示される。図9は、現在セットされている記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数及びCD−R等の外部記録媒体の設定した残容量までの記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数をLCD30に表示する表示例を示した図である。
【0079】
この表示によると、ユーザは現在セットされている記録メディアに記録可能な残枚数(120枚)並びにバックアップ先の記録媒体に記録可能な残枚数(55枚)を知ることができ、効率よくバックアップするための撮影時のコントロールをすることができる。
【0080】
本実施の形態によれば、デジタルカメラ側にバックアップ時の設定をすることができることにより、バックアップデータをCD−R等の外部記録媒体に記録する際に、カメラ側のメディア容量とバックアップ側の外部記録媒体容量とが異なってもユーザがそれぞれの空き容量を気にすることなくバックアップができるので、大変便利である。また、バックアップ時にバックアップするファイルを選択する作業をしなくて済む
上述のデジタルカメラ10では、スマートメディア(Smart Media)により構成された記録メディア42A及びマイクロドライブにおける記録メディア42Bとしたが、適用可能な記録メディアはこれらに限られず、XDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、SDメモリーカード(登録商標)などの種々の記録メディアが適用できる。
【0081】
また、外部記録媒体としては、上述したCD−Rの他、DVD、MO、MDなどが適用可能である。
【0082】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが画像情報のバックアップ作業等をする際にそのバックアップ作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの外観上の構成を示した図。
【図2】デジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図。
【図3】記録メディアスロットが1つのみ設けられたデジタルカメラにおいて撮影モードが設定されかつバックアップモードが設定されている場合に、デジタルカメラのCPUで実行されるバックアップ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャート。
【図4】記録メディアスロットが2つ設けられたデジタルカメラにおいて撮影モードが設定されかつバックアップモードが設定されている場合に、デジタルカメラのCPUで実行されるバックアップ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャート。
【図5】バックアップモード設定時に画像転送先の記録媒体の空き容量を設定する際のLCDの画面の図。
【図6】記録メディアの残記録容量が外部記録媒体の空き容量より大きい場合における記録メディア内での画像データの記録状況を示した図。
【図7】記録メディアスロットが1つ設けられ、途中で記録メディアを差し替えた場合で第1の記録メディアの残記録容量が外部記録媒体の空き容量より大きくない場合における外部記録媒体内での画像データの記録状況を示した図。
【図8】記録メディアスロットが2つ設けられ、途中で記録対象の記録メディアが変わった場合で第1の記録メディアの残記録容量が外部記録媒体の空き容量より大きくない場合における外部記録媒体内での画像データの記録状況を示した図。
【図9】現在セットされている記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数及び外部記録媒体の設定した残容量までの記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数をLCDに表示する表示例を示した図。
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、30…液晶ディスプレイ(LCD)、32…CPU、42・・・ メディアコントローラ、42A…記録メディア、42B…記録メディア、46…USBインタフェース、62・・・ モード切替スイッチ、64…十字カーソルボタン、72・・・ レセプタクル、90…パーソナル・コンピュータ、92…CD−Rドライブ装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに係り、特に、撮影した画像を保存用記録媒体に記録する機能を備えたデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラでは、当該デジタルカメラに内蔵又は装着された画像情報記録用の記録媒体に記録された画像情報を、通信機能を用いる等によりCD−R、DVD、MOなどの外部記録媒体に転送等することによってバックアップすることが多い。
【0003】
この種のデジタルカメラにおける、撮影によって記録された画像データの記録装置又は記録装置を備えた外部装置への転送に関する技術としては、下記特許文献1や下記特許文献2に記載の技術があった。
【0004】
特許文献1に記載の技術では、デジタルカメラにおいて送信すべき画像ファイルの全ファイル数をファイル情報として外部装置に送信した後に上記送信すべき画像ファイルを外部装置に順次送信し、外部装置において上記ファイル情報を受信した後に上記画像ファイルを順次受信し、受信したファイル情報に基づいて画像ファイルの転送の終了を判断してデータ通信モードを自動的に終了させており、これによってデジタルカメラから外部装置への画像データの送信を簡易化していた。
【0005】
一方、特許文献2に記載の技術では、外部装置の装着面をデジタルカメラの本体部に設けられた接続板に接続することにより、カメラ本体部側の接続端子と外部装置側の接続端子とを直接接続するようにしており、これによってカメラ本体部と外部装置とをケーブルで接続することなく、簡易な手順で画像データを転送できるようにしていた。
【0006】
しかしながら、カメラ側の記録媒体容量とバックアップ先の記録媒体容量とは異なることが多いため、カメラの記録媒体1枚全てのデータをバックアップ先の記録媒体に記録できない場合や、カメラの記録媒体1枚全てのデータをバックアップ先の記録媒体に記録してもバックアップ先の記録媒体の容量が余ってしまい、ユーザがバックアップ作業の都度バックアップ先の記録媒体の空き容量を気にしながらバックアップ作業をする必要があった。
【0007】
特に、上記特許文献1や特許文献2に記載の技術では、外部装置に備えられた画像データを記録するための記録媒体の残記録容量が転送すべき画像データの容量以上である場合には簡易に画像データを外部装置に転送することができるものの、外部装置に備えられた記録媒体の残記録容量が転送すべき画像データの容量より少ない場合には、当該画像データの転送途中で容量不足が判明して当該画像データの転送が中止されるので、画像データの転送作業に無駄が生じる、という問題点があった。
【0008】
このため、本出願人は、特願2002−152428号出願において、撮影によって得られた画像情報を外部記録媒体(DVD、CD−R、MO、MDなど)へ転送する作業における無駄の発生を未然に防止することのできるデジタルカメラを開示したが、デジタルカメラの記録媒体容量がバックアップ先の記録媒体容量より大きい場合は、バックアップ時に、転送するファイルを選択する作業が発生し、面倒であった。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−287115号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平11−252423号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事実を考慮して、デジタルカメラ側にバックアップをするときのための設定を設けることにより、バックアップ時にバックアップするファイルを選択する作業をしなくて済むデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
前記画像情報を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記記録手段の残記録容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量よりも大きいとき、前記記録手段の記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさに達したら前記記録手段において新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する記録制御手段と、
からなるデジタルカメラ、からなる。
【0013】
請求項1の本発明によれば、前記外部記録媒体は前記記録手段に記録されている前記画像情報を格納可能である。前記記録手段の残記録容量が前記設定された前記外部記録媒体の残容量よりも大きいとき、前記記録制御手段は、前記記録手段の記録済み容量が前記残容量の大きさに達したら前記記録手段において新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する。すなわち、前記外部記録媒体における画像情報の格納時に残容量が一杯になったら、記録手段で新しいフォルダが作成されるので、次の外部記録媒体に格納したときにその画像情報は新しいフォルダ名が付与され、格納した画像情報の整理がしやすくなる。
【0014】
請求項2の本発明は、撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
記録媒体を装着可能であって、前記記録媒体に前記画像情報を記録すると共に装着する記録媒体を第1の記録媒体から第2の記録媒体に交換可能な記録手段と、
前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記第1の記録媒体の残記録容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量よりも小さいとき、第1の記録媒体の残記録容量が無くなった後に第2の記録媒体が装着された場合に、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にする記録制御手段と、
からなるデジタルカメラ、からなる。
【0015】
請求項2の本発明によれば、前記外部記録媒体は前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能である。前記第1の記録媒体の残記録容量が前記設定された前記外部記録媒体の残容量よりも小さいとき、第1の記録媒体の残記録容量が無くなった後に第2の記録媒体が装着された場合に、前記記録制御手段は、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にする。すなわち、第1の記録媒体から第2の記録媒体にかけて同一シリーズの画像情報であると思われるものは同じフォルダ名で記録することにより、外部記録媒体においては第1の記録媒体での画像情報と第2の記録媒体での画像情報とが同じフォルダ名で格納され、かつ連続した表示のファイル名にされるので、画像情報の整理がしやすくなる。
【0016】
請求項3の本発明は、撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
複数の記録媒体が装着可能である、当該複数の記録媒体に対応する複数の記録媒体装着部と、
前記複数の記録媒体に前記画像情報を記録可能な記録手段と、
前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記複数の記録媒体のうちの第1の記録媒体の残記録容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量よりも小さいとき、前記記録媒体装着部に装着されている第1の記録媒体の残記録容量が無くなったときに前記複数の記録媒体のうちの第2の記録媒体が前記記録媒体装着部に装着されている場合に、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にし、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさになった場合前記第2の記録媒体に新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する記録制御手段と、
からなるデジタルカメラ、からなる。
【0017】
請求項3の本発明によれば、前記外部記録媒体は前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能である。前記第1の記録媒体の残記録容量が前記設定された前記外部記録媒体の残容量よりも小さいとき、前記第1の記録媒体の残記録容量が無くなったときに前記第2の記録媒体が前記記録媒体装着部に装着されている場合に、前記記録制御手段は、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にし、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記設定された残容量の大きさになった場合前記第2の記録媒体に新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する。すなわち、第1の記録媒体から第2の記録媒体にかけて同一シリーズの画像情報であると思われるものは同じフォルダ名で記録することにより、外部記録媒体において第1の記録媒体での画像情報と第2の記録媒体での画像情報とが同じフォルダ名で格納され、かつ連続した表示のファイル名にされるので、画像情報の整理がしやすい。さらに、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記設定された残容量の大きさになった場合、前記第2の記録媒体に新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録することにより、次の外部記録媒体に格納する際にその新しいフォルダにより以降の画像情報が記録されるので画像情報の整理がしやすくなる。
【0018】
請求項4の本発明は、撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
前記画像情報を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記設定した残容量までの前記記録手段の残記録容量に対応する記録可能枚数を表示可能な表示手段と、からなるデジタルカメラ、からなる。
【0019】
請求項4の本発明によれば、残記録容量に対応する記録可能枚数を表示することができるので、ユーザは同じ外部記録媒体にあと何枚記録可能かどうか見ながら撮影することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
【0022】
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ70と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際にユーザによって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)60と、電源スイッチ66と、が備えられている。
【0023】
なお、本実施の形態に係るレリーズボタン60は、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
【0024】
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、静止画像の撮影の他、動画像の撮影も行うことができるように構成されており、静止画像の撮影を行う際には、レリーズボタン60を半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
【0025】
これに対し、動画像の撮影を行う際には、レリーズボタン60を全押し状態とすることによって動画像の撮影が開始され、レリーズボタン60の押下状態を一旦未押下状態まで戻した後、再度全押し状態とすることによって当該動画像の撮影が停止されるように構成されている。このように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、動画像の撮影を開始するときにレリーズボタン60を全押し状態とし、当該撮影を停止するときに再度レリーズボタン60を全押し状態とするものであるが、これに限らず、レリーズボタン60を全押し状態としている期間中に動画像の撮影を行う形態とすることもできる。
【0026】
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ70の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)30と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD30に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するために操作されるモード切替スイッチ62と、LCD30の表示領域における上下左右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成された十字カーソルボタン64と、表示切替スイッチ68と、が備えられている。
【0027】
一方、デジタルカメラ10の底面には、外部装置と所定のインタフェース規格(本実施の形態では、USB(Universal Serial Bus))により電気的に接続するために用いられるレセプタクル72が設けられている。
【0028】
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成を説明する。
【0029】
同図に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット13と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD14と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)16と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、を含んで構成されており、CCD14の出力端子はCDS16の入力端子に、CDS16の出力端子はADC18の入力端子に、各々接続されている。
【0030】
ここで、CDS16による相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
【0031】
一方、デジタルカメラ10は、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画像データを後述する第2メモリ40の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、デジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路22と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに対して圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるための信号を生成してLCD30に供給する一方、LCD30に表示させる画像を示す映像信号(本実施の形態では、NTSC信号)を生成してビデオ出力端子OUTに出力するビデオ/LCDエンコーダ28と、を含んで構成されている。なお、画像入力コントローラ20の入力端子はADC18の出力端子に接続されている。
【0032】
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)32と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラスト値)を検出するAF検出回路34と、AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像の明るさを示す量)を検出するAE・AWB検出回路36と、CPU32による各種処理の実行時のワークエリア等として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成された第1メモリ38と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM(VideoRAM)により構成された第2メモリ40と、を含んで構成されている。
【0033】
更に、デジタルカメラ10は、スマートメディア(Smart Media(R))により構成された記録メディア42A及びマイクロドライブにおける記録メディア42Bをデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ42と、前述のレセプタクル72に接続されると共にUSB規格による外部との間の通信を司るUSBインタフェース46と、を含んで構成されている。
【0034】
以上の画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、ビデオ/LCDエンコーダ28、CPU32、AF検出回路34、AE・AWB検出回路36、第1メモリ38、第2メモリ40、メディアコントローラ42、及びUSBインタフェース46は、各々、バスBUSを介して相互に接続されている。
【0035】
従って、CPU32は、画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、及びビデオ/LCDエンコーダ28の各々の作動の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路36により検出された物理量の取得と、第1メモリ38、第2メモリ40、記録メディア42A、及び記録メディア42Bへのアクセスと、レセプタクル72に接続された外部装置との相互通信と、を各々行うことができる。
【0036】
なお、本実施の形態では、外部記録媒体としてCD−Rを使用し、外部装置としてCD−Rドライブ装置92が接続されたパーソナル・コンピュータ(以下、「PC」という)90を適用する場合について説明する。
【0037】
また、本実施の形態では、撮影によって得られたデジタル画像データは、画像ファイルとして記録メディア42Aに撮影順に記録される。
【0038】
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD14を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD14に供給するタイミングジェネレータ48が設けられており、当該タイミングジェネレータ48の入力端子はCPU32に、出力端子はCCD14に、各々接続されており、CCD14の駆動は、CPU32によりタイミングジェネレータ48を介して制御される。
【0039】
更に、CPU32はモータ駆動部50の入力端子に接続され、モータ駆動部50の出力端子は光学ユニット13に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータに接続されている。
【0040】
本実施の形態に係る光学ユニット13に含まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは各々CPU32の制御下でモータ駆動部50から供給された駆動信号によって駆動される。
【0041】
CPU32は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット13に含まれるレンズの焦点距離を変化させる。
【0042】
また、CPU32は、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラスト値が最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
【0043】
更に、前述のレリーズボタン60、モード切替スイッチ62、十字カーソルボタン64、電源スイッチ66、及び表示切替スイッチ68の各種ボタン類及びスイッチ類はCPU32に接続されており、CPU32は、これらのボタン類及びスイッチ類に対する操作状態を常時把握できる。
【0044】
ところで、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、撮影によって記録メディア42Aに記録された画像ファイルを外部装置に転送するモードであるバックアップモードが、LCD30に表示される不図示のメニュー画面上で設定できるように構成されている。
【0045】
また、当該バックアップモードには、転送候補となる画像ファイルにより示される被写体像を1枚ずつLCD30に表示させて転送すべき画像ファイルを選択することができる1コマ再生モードと、転送候補となる画像ファイルにより示される被写体像(本実施の形態では、サムネール(Thumbnail))を複数(本実施の形態では、4画像)ずつLCD30に表示させて転送すべき画像ファイルを選択することができるマルチ再生モードと、転送候補となる画像ファイルのファイル名をLCD30に一覧表示させて転送すべき画像ファイルを選択することができるファイル名表示モードと、の3種類のモードが用意されている。表示切替スイッチ68は、バックアップモードが設定されているときに、1コマ再生モード、マルチ再生モード、及びファイル名表示モードの何れのモードを適用するかを設定するものである。
【0046】
本実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。
【0047】
まず、撮影時におけるデジタルカメラ10の作用を簡単に説明する。
【0048】
光学ユニット13を介した撮像によってCCD14から出力された被写体像を示す信号は順次CDS16に入力されて相関二重サンプリング処理が施された後にADC18に入力され、ADC18は、CDS16から入力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の信号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像データ)に変換して画像入力コントローラ20に出力する。
【0049】
画像入力コントローラ20は内蔵しているラインバッファにADC18から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領域に格納する。
【0050】
第2メモリ40の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU32による制御下で画像信号処理回路22によって読み出され、これらにAE・AWB検出回路36により検出された物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という)を生成し、YC信号を第2メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
【0051】
なお、LCD30は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD30をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、ビデオ/LCDエンコーダ28を介して順次LCD30に出力する。これによってLCD30にスルー画像が表示されることになる。
【0052】
ここで、ユーザにより静止画像の撮影が設定されているときには、レリーズボタン60がユーザによって全押し状態とされたときに、この時点で第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後にメディアコントローラ42を介して記録メディア42Aに記録する。
【0053】
また、ユーザにより動画像の撮影が設定されているときには、レリーズボタン60が全押し状態とされた時点から次にレリーズボタン60が全押し状態とされる時点までの期間、すなわち動画像の撮影を行っている期間において、所定期間(本実施の形態では、1/30秒(0.033・・・秒))毎に、第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、Motion JPEG形式)で圧縮した後にメディアコントローラ42を介して記録メディア42Aに記録する。従って、本実施の形態に係るデジタルカメラ10で動画像の撮影を行うときには、30フレーム/秒の動画像を記録メディア42Aに記録することができる。
【0054】
図3〜図9を参照して、デジタルカメラ10において実行されるバックアップ処理について説明する。
【0055】
図3は、図2のデジタルカメラにおいて、記録メディアをセットする記録メディアスロットが1つのみ設けられたもので(従って、記録メディア42Aのみセット可能である)、モード切替スイッチ62により撮影モードが設定され、かつ不図示のメニュー画面上でバックアップモードが設定されている場合にデジタルカメラ10のCPU32で実行されるバックアップ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
【0056】
まず、画像データ転送先であるCD−Rドライブ装置92の記録媒体(CD−R)残記録容量(以下、「空き容量」という)ESをユーザが設定する(ステップ100)。図5は、バックアップモード設定時に画像転送先の記録媒体の空き容量を設定する際のLCD30の画面である。ここでは、CD−Rに転送するとし、空き容量ES=640MBと設定する。
【0057】
次に、記録メディア42Aの残記録容量ASを取得する(ステップ102)。ここでは、AS=1GBとする。
【0058】
そして、記録メディア42Aの残記録容量ASがCD−Rの空き容量ESより大きいかどうか判断する(ステップ104)。
【0059】
大きい場合には(1GB>640MB)、記録済みデータ量がESとほぼ同じになったかどうか判断する(ステップ106)。ほぼ同じでない場合には、ステップ106を繰り返す。ほぼ同じになった場合には、記録メディア42Aに画像格納用の新しいフォルダを作成し、以降の画像データはその新しいフォルダに記録する(ステップ108)。
【0060】
図6は、これらの場合における記録メディア内での画像データの記録状況を示した図である。「¥100FUJI¥」のフォルダには、画像データファイル「DSCF0001」から画像データファイル「DSCF0777」までが記録され、「DSCF0777」が記録された時点で記録済み画像データ量は639.5MBに達しており、次の画像データファイルを記録するときにCD−Rの空き容量ES=640MBに達してしまうので、記録メディア42A内に新しいフォルダ「¥101FUJI¥」が作成され、以降の画像データがファイル「DSCF0001」から始まって順次記録される。
【0061】
ステップ104で記録メディア42Aの残記録容量ASがCD−Rの空き容量ESより大きくないか等しい場合、ここでは、ES=640MB、記録メディア42AのAS=512MB、記録途中で記録メディア42Aが残記録容量が無くなって代わりにセットされた記録メディア42A´のAS=512MB、を想定する。
【0062】
ステップ104で記録メディア42Aについて否定判断されたときは、すなわち記録メディア42Aの残記録容量512MBがCD−Rの空き容量640MBより小さいので、記録メディア42Aがまず全容量分記録される。記録メディア42Aの残容量がなくなると、記録メディア42Aを記録メディアスロットから抜いて代わりに記録メディア42A´をセットする。記録メディア42Aと記録メディア42A´との合計記録済み画像データ量がESにほぼ達したかどうか判断する(ステップ110)。このステップ110は、まだ記録メディア42Aが記録メディアスロットにセットされている段階でも判断される。
【0063】
ステップ110で、記録メディア42Aと42A´との合計記録済み画像データ量がESにほぼ達したときは、転送先のCD−Rに画像データ記録用の新しいフォルダを作成するよう指示する(ステップ112)。
【0064】
ステップ110で、記録メディア42Aと42A´との合計記録済み画像データ量がESにまだ達していない場合は、それまで記録されてきたフォルダと同じ名前のフォルダにそれまでの画像ファイルと連続するファイル番号で画像データが記録される(ステップ114)。
【0065】
図7は、これらの場合におけるCD−R内での画像データの記録状況を示した図である。記録メディア42Aを示す「Medhia1 ¥DCIM」の「¥100FUJI¥」のフォルダには、画像データファイル「DSCF0001」から画像データファイル「DSCF0555」までが記録され、「DSCF0555」が記録された時点で記録済み画像データ量は511.5MBに達しており、次の画像データファイルを記録するときに記録メディア42Aの空き容量AS=512MBに達してしまう。ここで、記録メディア42Aが抜かれ、新しい記録メディア42A´がセットされて転送先のCD−R内にフォルダが作成されるよう指示される。そのフォルダ名は、記録メディア42A´を示す「Medhia2」から始まるが、引き続き記録メディア42Aのフォルダ名と同じ「¥DCIM ¥100FUJI¥」の名前が付される。以降の画像データは記録メディア42Aで記録されていたファイル番号と連続するファイル番号、すなわち、「DSCF0556」から始まって順次記録される。ファイル番号「DSCF0680」が記録されると、記録メディア42Aと42A´との合計記録済み画像データ量が639.7MBになり、ES=640MBにほぼ達する。すると、転送先のCD−Rが容量満杯になって新しいCD−Rに差し替えられ、新しいCD−R内に新しいフォルダ「Medhia2 ¥DCIM ¥101FUJI¥」が作成されるよう指示され、以降の画像データがその作成されたフォルダ内のファイル番号「DSCF0001」から始まった画像ファイルに順次記録される。ここで、記録済み画像データ量とESはそれぞれリセットされ、新たに0からカウントが始まる。
【0066】
図4を用いてダブルスロットを備えて同時に記録メディアを2枚セットできるデジタルカメラにおける本発明の実施の形態を説明する。
【0067】
図4は、図2のデジタルカメラのように記録メディアスロットが2つ設けられたデジタルカメラにおいて、モード切替スイッチ62により撮影モードが設定され、かつ不図示のメニュー画面上でバックアップモードが設定されている場合にデジタルカメラ10のCPU32で実行されるバックアップ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
【0068】
まず、画像データ転送先であるCD−Rドライブ装置92の記録媒体(CD−R)残記録容量(以下、「空き容量」という)ESをユーザが設定する(ステップ120)。図5は、バックアップモード設定時に画像転送先の記録媒体の空き容量を設定する際のLCD30の画面である。ここでは、CD−Rに転送するとし、空き容量ES=640MBと設定する。
【0069】
次に、記録メディア42Aの残記録容量AS1、記録メディア42Bの残記録容量AS2を取得する(ステップ122)。ここでは、AS1=512MB、AS2=512MBとする。
【0070】
そして、記録メディア42Aの残記録容量AS1がCD−Rの空き容量ESより大きいかどうか判断する(ステップ124)。
【0071】
上記実施の形態と異なり、大きい場合には、記録済みデータ量がESとほぼ同じになったかどうか判断する(ステップ126)。ほぼ同じでない場合には、ステップ126を繰り返す。ほぼ同じになった場合には、記録メディア42Aに画像格納用の新しいフォルダを作成し、以降の画像データはその新しいフォルダに記録する(ステップ128)。
【0072】
ステップ124で記録メディア42Aの残記録容量AS1がCD−Rの空き容量ESより大きくないか等しい場合、ここでは、ES=640MB、記録メディア42AのAS1=512MB、記録途中で記録メディア42Aが残記録容量が無くなって他方のスロットにセットされている記録メディア42BのAS2=512MB、を想定する。
【0073】
ステップ124で記録メディア42Aについて否定判断されたときは、すなわち記録メディア42Aの残記録容量512MBがCD−Rの空き容量640MBより小さいので、記録メディア42Aがまず全容量分記録される。記録メディア42Aの残容量がなくなったかどうか判断される(ステップ130)。否定判断の場合はステップ130が繰り返される。肯定判断の場合は、記録メディア42Bに引き続き記録される。
【0074】
記録メディア42Bには、記録メディア42Aで記録されてきたフォルダと同じ名前のフォルダに記録メディア42Aの画像ファイルと連続するファイル番号で画像データが記録される(ステップ132)。
【0075】
そして、記録メディア42Aと記録メディア42Bとの合計記録済み画像データ量がESにほぼ達したかどうか判断する(ステップ134)。
【0076】
ステップ134で、記録メディア42Aと42Bとの合計記録済み画像データ量がESにほぼ達したときは、転送先のCD−Rに画像データ記録用の新しいフォルダを作成し、記録メディア42Aに記録したときと連続するファイル番号で記録するよう指示する(ステップ136)。ステップ134で、記録メディア42Aと42Bとの合計記録済み画像データ量がESにまだ達していない場合は、ステップ134を繰り返す。
【0077】
図8は、これらの場合におけるCD−R内での画像データの記録状況を示した図である。記録メディアスロット1の記録メディア42Aを示す「スロット1 ¥DCIM」の「¥100FUJI¥」のフォルダには、画像データファイル「DSCF0001」から画像データファイル「DSCF0555」までが記録され、「DSCF0555」が記録された時点で記録済み画像データ量は511.5MBに達しており、次の画像データファイルを記録するときに記録メディア42Aの空き容量AS=512MBに達してしまう。ここで、記録メディア42Aへの記録が終了し、記録メディアスロット2の記録メディア42Bへ画像データが記録され始める。転送先のCD−R内には記録メディア42Bフォルダが作成されるよう指示される。そのフォルダ名は、記録メディア42Bを示す「スロット2」から始まるが、引き続き記録メディア42Aのフォルダ名と同じ「¥DCIM ¥100FUJI¥」の名前が付される。以降の画像データは記録メディア42Aで記録されていたファイル番号と連続するファイル番号、すなわち、「DSCF0556」から始まって順次記録される。ファイル番号「DSCF0680」が記録されると、記録メディア42Aと42Bとの合計記録済み画像データ量が639.7MBになり、ES=640MBにほぼ達する。すると、転送先のCD−Rが容量満杯になって新しいCD−Rに差し替えられ、新しいCD−R内に新しいフォルダ「¥DCIM ¥101FUJI¥」が作成されるよう指示され、以降の画像データがその作成されたフォルダ内のファイル番号「DSCF0001」から始まった画像ファイルに順次記録される。ここで、記録済み画像データ量とESはそれぞれリセットされ、新たに0からカウントが始まる。
【0078】
なお、上記図3〜図8の実施の形態において、CD−R等の外部記録媒体の設定した残容量までの記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数がLCD30に表示される。また、現在セットされている記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数もLCD30に表示される。図9は、現在セットされている記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数及びCD−R等の外部記録媒体の設定した残容量までの記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数をLCD30に表示する表示例を示した図である。
【0079】
この表示によると、ユーザは現在セットされている記録メディアに記録可能な残枚数(120枚)並びにバックアップ先の記録媒体に記録可能な残枚数(55枚)を知ることができ、効率よくバックアップするための撮影時のコントロールをすることができる。
【0080】
本実施の形態によれば、デジタルカメラ側にバックアップ時の設定をすることができることにより、バックアップデータをCD−R等の外部記録媒体に記録する際に、カメラ側のメディア容量とバックアップ側の外部記録媒体容量とが異なってもユーザがそれぞれの空き容量を気にすることなくバックアップができるので、大変便利である。また、バックアップ時にバックアップするファイルを選択する作業をしなくて済む
上述のデジタルカメラ10では、スマートメディア(Smart Media)により構成された記録メディア42A及びマイクロドライブにおける記録メディア42Bとしたが、適用可能な記録メディアはこれらに限られず、XDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、SDメモリーカード(登録商標)などの種々の記録メディアが適用できる。
【0081】
また、外部記録媒体としては、上述したCD−Rの他、DVD、MO、MDなどが適用可能である。
【0082】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが画像情報のバックアップ作業等をする際にそのバックアップ作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの外観上の構成を示した図。
【図2】デジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図。
【図3】記録メディアスロットが1つのみ設けられたデジタルカメラにおいて撮影モードが設定されかつバックアップモードが設定されている場合に、デジタルカメラのCPUで実行されるバックアップ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャート。
【図4】記録メディアスロットが2つ設けられたデジタルカメラにおいて撮影モードが設定されかつバックアップモードが設定されている場合に、デジタルカメラのCPUで実行されるバックアップ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャート。
【図5】バックアップモード設定時に画像転送先の記録媒体の空き容量を設定する際のLCDの画面の図。
【図6】記録メディアの残記録容量が外部記録媒体の空き容量より大きい場合における記録メディア内での画像データの記録状況を示した図。
【図7】記録メディアスロットが1つ設けられ、途中で記録メディアを差し替えた場合で第1の記録メディアの残記録容量が外部記録媒体の空き容量より大きくない場合における外部記録媒体内での画像データの記録状況を示した図。
【図8】記録メディアスロットが2つ設けられ、途中で記録対象の記録メディアが変わった場合で第1の記録メディアの残記録容量が外部記録媒体の空き容量より大きくない場合における外部記録媒体内での画像データの記録状況を示した図。
【図9】現在セットされている記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数及び外部記録媒体の設定した残容量までの記録メディアの残記録容量に対応する記録可能枚数をLCDに表示する表示例を示した図。
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、30…液晶ディスプレイ(LCD)、32…CPU、42・・・ メディアコントローラ、42A…記録メディア、42B…記録メディア、46…USBインタフェース、62・・・ モード切替スイッチ、64…十字カーソルボタン、72・・・ レセプタクル、90…パーソナル・コンピュータ、92…CD−Rドライブ装置
Claims (4)
- 撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
前記画像情報を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記記録手段の残記録容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量よりも大きいとき、前記記録手段の記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさに達したら前記記録手段において新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する記録制御手段と、
からなるデジタルカメラ。 - 撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
記録媒体を装着可能であって、前記記録媒体に前記画像情報を記録すると共に装着する記録媒体を第1の記録媒体から第2の記録媒体に交換可能な記録手段と、
前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記第1の記録媒体の残記録容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量よりも小さいとき、第1の記録媒体の残記録容量が無くなった後に第2の記録媒体が装着された場合に、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にする記録制御手段と、
からなるデジタルカメラ。 - 撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
複数の記録媒体が装着可能である、当該複数の記録媒体に対応する複数の記録媒体装着部と、
前記複数の記録媒体に前記画像情報を記録可能な記録手段と、
前記記録媒体に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記複数の記録媒体のうちの第1の記録媒体の残記録容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量よりも小さいとき、前記記録媒体装着部に装着されている第1の記録媒体の残記録容量が無くなったときに前記複数の記録媒体のうちの第2の記録媒体が前記記録媒体装着部に装着されている場合に、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさになるまで第2の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名を第1の記録媒体における当該画像情報のフォルダ名と同じにすると共に第2の記録媒体における当該画像情報の画像ファイル名を第1の記録媒体における当該画像情報のファイル名から連続した表示にし、前記第1の記録媒体及び前記第2の記録媒体の総記録済み容量が前記残容量設定手段によって設定された残容量の大きさになった場合前記第2の記録媒体に新しいフォルダを作成し、当該新しいフォルダに以降の画像情報を記録する記録制御手段と、
からなるデジタルカメラ。 - 撮影時に被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
前記画像情報を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録されている前記画像情報を格納可能な外部記録媒体の残記録容量を示す残容量を設定する残容量設定手段と、
前記設定した残容量までの前記記録手段の残記録容量に対応する記録可能枚数を表示可能な表示手段と、からなるデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
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JP2003164841A JP2005005841A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | デジタルカメラ |
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JP2003164841A JP2005005841A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | デジタルカメラ |
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JP2003164841A Pending JP2005005841A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | デジタルカメラ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008104119A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Canon Inc | 撮像装置、コンテンツ管理方法、プログラム、並びに記憶媒体 |
US8699848B2 (en) | 2006-09-19 | 2014-04-15 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Video/audio recording and reproducing apparatus |
-
2003
- 2003-06-10 JP JP2003164841A patent/JP2005005841A/ja active Pending
Cited By (2)
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US8699848B2 (en) | 2006-09-19 | 2014-04-15 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Video/audio recording and reproducing apparatus |
JP2008104119A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Canon Inc | 撮像装置、コンテンツ管理方法、プログラム、並びに記憶媒体 |
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