JP2005004245A - 半導体集積回路の基板ノイズ解析方法、半導体集積回路および半導体集積回路の基板ノイズ解析装置 - Google Patents

半導体集積回路の基板ノイズ解析方法、半導体集積回路および半導体集積回路の基板ノイズ解析装置 Download PDF

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将三 平野
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健二 島崎
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Abstract

【課題】半導体集積回路の基板ノイズ解析において、基板に注入される電流量の計算、および膨大なRC回路網からなる基板のインピーダンス・電源抵抗と組み合わせての伝播先のアナログ回路の基板電位変化の計算が長時間になる問題があった。
【解決手段】電源・グランドに流れる電流をそれぞれゲートレベルシミュレーションの論理変化の立ち上がり・立下りそれぞれ独立に消費電力分の面積を有する三角形を加算することで電流計算における計算量を削減する。また、電流・界面容量・界面抵抗・電源抵抗・グランド抵抗・電源電圧変動・グランド電圧変動をブロックごと、インスタンスごと、あるいは同時動作ごとに集約することで計算量を削減する。
計算量削減の結果、短時間で基板ノイズ解析が適用可能となるとともに、計算要素も削減されるため、大規模な半導体集積回路に対しても基板ノイズ解析が可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の解析技術に関し、特に、半導体集積回路中の基板インピーダンスを介したノイズに関するシミュレーションを行う基板ノイズ解析方法、基板ノイズ解析装置および基板ノイズ解析方法を実施された半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路は、半導体基板上に不純物を拡散して素子構造を作るとともに、金属を積層させることにより配線構造を作りこみ、回路を集積させている。回路素子同士は、高抵抗な半導体基板を通じて電気的に接続されていることとなり、回路素子が動作する際に発生する基板の電位変動は他の回路素子に伝播し、基板ノイズとして影響を与える。
【0003】
特に近年は回路の集積数が膨大となり、基板ノイズの大きさが増加している。そして、1つの半導体集積回路の中にさまざまな機能を搭載するシステムLSIでは、特にデジタル回路とアナログ回路が同じ半導体基板上に搭載されているため、基板ノイズによるアナログ回路の性能悪化が顕著となり、音声・映像へのノイズとして半導体集積回路完成後に問題が発覚する重大な問題となっている。
【0004】
これに対して、一般的には、半導体回路で発生する電流・電圧を予測するシミュレータと、半導体基板のインピーダンスを組み合わせて解析する基板ノイズ解析方法を用いて、基板ノイズを予測することにより、ノイズを事前に低減することが行われている。
【0005】
従来の基板ノイズ解析の例を図17に示す。
【0006】
この例では、トランジスタのソース・ドレインと基板間、Nwellと基板間のP/N接合部は容量として表現し、それらの間と、それらと電源との間は抵抗で表された等価回路に変換されている。
【0007】
図16は、本発明が解析対象とするシステムLSIの一例である。
【0008】
図16は、P型のシリコン基板(Psubstrate)にツインウェル構造のトランジスタを形成した場合の例である。
【0009】
システムLSIは、一般的にデジタル回路(Digital)とアナログ回路(Analog)から構成される。
【0010】
システムLSIでは、通常CMOSが使われており、デジタル回路、アナログ回路ともPチャネルトランジスタ(DPchTr ・ APchTr )、Nチャネルトランジスタ(DNchTr・ANchTr)から構成されている。PチャネルトランジスタはNウェル(DNwell、ANwell)中に形成される。
【0011】
いくつかのトランジスタは電源(DVDD・AVDD)およびグランド(DVSS・AVSS)に接続されている。
【0012】
トランジスタの近傍には、動作を安定させるための基板コンタククト(DPsubcon・DNsubcon・APsubcon・ANsubcon)が形成される。
【0013】
P基板(Psubstrate)にはP型の基板コンタクト(DPsubcon・APsubcon)が形成され、グランド(DVSS・AVSS)にそれぞれ接続される。
【0014】
P型の基板コンタクトはNチャネルトランジスタを安定化させるために用いられる。
【0015】
N基板(Nsubstrate)にはN型の基板コンタクト(DNsubcon・ANsubcon)が形成され、電源(DVDD・AVDD)にそれぞれ接続される。
【0016】
N型の基板コンタクトはPチャネルトランジスタを安定化させるために用いられる。
【0017】
デジタル回路(Digital)は、外部から周期的に与えられるクロックに同期して動作するように作られており、クロックを伝播するインバータやバッファおよび同期動作させるための順序回路であるフリップフロップをほぼ同時に動作させ、電源(DVDD)およびグランド(DVSS)に大きな電流が流れる。
【0018】
この電流は、基板コンタクト(DPsubcon・DNsubcon)や、トランジスタ(DNchTr・DPchTr)のソース(source)を通じてアナログ回路のトランジスタ(ANchTr・APchTr)の基板に伝わり、動作を不安定にさせる。また、電源変動、グランド変動が、基板コンタクト(DPsubcon・DNsubcon)や、トランジスタ(DNchTr・DPchTr)のソース(source)を通じて基板を揺らすこととなりこの変化が基板(Psubstrate)を揺らしアナログ回路(Analog)に伝播する。この揺れがアナログ回路のトランジスタ(ANchTr・APchTr)の基板に伝わり、動作を不安定にさせる。
【0019】
この結果として、アナログとしてよく使われるPLLの生成クロックを不安定にさせたり、アナログデジタル(A/D)変換回路の変換精度を悪くすることとなり、特に電源電流および電源変動の大きくなる微細化大規模システムLSIで重要な問題となっている。
【0020】
図17のような従来の基板ノイズ解析方法では、多数の回路素子や、基板コンタクトから入り込む電流を扱うために処理時間がかかるという課題があり、これに対して、特許文献1では、メッシュ分割ごとにグランド側の基板コンタクトの情報を削減する方法が取られている。また同方法では、機能ブロックごとにメッシュを分割する方法も取られている。
【0021】
しかしながら、この方法では、グランドの電流とコンタクト抵抗のみを基板構造に関するメッシュに集約する方法が用いられており、回路素子の変動や電源の変動が組み合わさって生じる基板ノイズを表現しきれないという問題があった。また、基板のメッシュにあわせて基板コンタクトの情報を集約する必要があり、基板ノイズ改善のために基板コンタクトの位置を動かした場合には再度集約作業が必要となってくる。
【0022】
【特許文献1】
特開2002−158284号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、電源電流、グランド電流、電源変動、グランド変動と回路素子の変動が組み合わさって生じる基板ノイズを、高速に解析する基板ノイズ解析方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明では、回路素子の変動・電源の変動それぞれに関連する電流・インピーダンスを、基板のメッシュとは独立し、領域・ブロック・同時変化ごとに集約させることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
第1から第3の実施の形態では、電源・グランド電流を高速計算する方法について説明する。
【0026】
第4の実施の形態では、回路素子から基板に流れる電流を高速計算する方法について説明する。
【0027】
第5から第8の実施の形態では、同時変化別・ブロック別・名前別・領域別に情報を集約する方法について説明する。
【0028】
第9から第12の実施の形態では、回路素子電流、電源・グランド電流、接合容量、界面抵抗、電源・グランド抵抗をそれぞれ上記の集約範囲で集約する方法について説明する。
【0029】
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態について説明する。本実施の形態では、基板ノイズ解析の高速化のため、デジタルシミュレーションあるいは機能シミュレーションにおける論理値の変化からグランドおよび電源における電流形状を推定する方法を用いる。
【0030】
図1に第1の実施の形態について示す。
【0031】
電流変換手段103は、解析対象となる半導体集積回路の回路網(ネットリスト)を記憶するネットリスト記憶手段102から、回路素子の出力配線の寄生容量情報と次段の回路素子情報のいずれかまたは両方からなる配線容量を読み込み、各回路素子の出力端子における信号変化を記憶する信号変化情報記憶手段101から読み込んだ、各回路素子の出力端子における論理状態0・1間の信号変化に応じて電源側の電流変化およびグランド側の電流変化に変換する。
【0032】
例えば、図18に示すような、信号変化が与えられた場合、電源側には、論理状態0から1に変化する際に、配線容量に電荷を蓄えるための電流が流れることを表現する電流波形を生成する。この波形は、配線容量に応じて求められる消費電流を面積とし、形状は三角形、矩形、将棋型などが適用できる。図18では三角形型を適用している。
【0033】
またグランド側には、論理状態が1から0に変化する際に、配線容量から電荷を放出するための電流が流れることを表現する電流波形を生成する。
【0034】
これらの電流波形は、電源とグランドの電流波形を記録する電流情報104に記憶されるとともに、電源とグランドにつながるトランジスタのソースおよびドレイン端子より基板に流れ込む電流波形を記録する回路素子電流情報110に記憶される。
【0035】
これらの電流波形と、レイアウト情報から抽出された基板インピーダンス情報を記憶する基板インピーダンス情報記憶手段105、電源インピーダンス情報を記憶する電源インピーダンス情報記憶手段106、回路素子のソース・ドレイン端子と基板間のインピーダンスを記憶する回路素子インピーダンス情報記憶手段107、それぞれからインピーダンスを読み込み、アナログ回路素子の基板において発生する電圧変動を基板ノイズ解析手段108において計算し、基板ノイズ電圧記憶手段109に記憶する。
【0036】
従来方法特開2002−158284号公報では、遷移回数から算出される消費電力からグランドの電流を算出しグランドを1ノードに簡略化する方法が提案されているが、時系列で変化するグランドと電源の電流変化を正確にモデル化しないと、グランドおよび電源の変化の連動から影響があらわされる基板ノイズ解析の精度は非常に悪いものとなる。
【0037】
この実施の形態では、このような課題が解決できる。
【0038】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態に替えて、セル内の論理段数を持つライブラリ情報から電源・グランド電流を表現する方法について説明する。
【0039】
論理段数の定義であるが、チャネルコネクト構造(CCC)の数を示している。例えば、図19に示すようなインバータ3段の場合、チャネルで接続された構造(ゲートで区切られた構造)を切り出すと、1901、1902、1903の3つに分離できる。この場合は論理段数は3段という数え方をする。このような論理段数を個々の論理素子種別ごとにあらかじめ図20に示すようにライブラリ化しておき、図2の回路素子論理段数ライブラリ記憶手段201に記憶しておく。この論理段数の情報を用いて電流変換手段103で電流を計算する際に、論理素子内部で発生する電流変化を計算する。具体的には、論理素子の出力配線が0から1に変化する時、(論理段数−1)/2を整数で切り上げた数の論理素子内部の配線が1から0に変化するものとして、グランド側の電流と電源側の電流を第1の実施の形態と同様に算出する。
【0040】
論理素子の出力配線が1から0に変化する時には、(論理段数−1)/2を整数で切り上げた数の論理素子内部の配線が0から1に変化するものとして、電源側の電流とグランド側の電流を第1の実施の形態と同様に算出する。
【0041】
この方法により、段数の多い回路素子でも電流変化を正確に表現でき、基板ノイズを正確に扱うことが可能である。
【0042】
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態に替えて、セル内に電源・グランド電流波形を持つライブラリ情報から電源・グランド電流を表現する方法について説明する。
【0043】
図21に示すように、信号変化が0から1、あるいは1から0に変化する際の、電源側に流れる電流とグランド側に流れる電流をあらかじめ回路素子ごとに調べ、図3の回路素子電源・グランド電流ライブラリ301に記憶している。
【0044】
個々の論理素子の電源とグランドの電流は電流変換手段で論理素子の出力端子の変化に同期して加算され、電源とグランドの電流波形として電流情報104に記憶される。
【0045】
この方法により、電流変化を正確に扱い、基板ノイズを正確に扱うことが可能である。
【0046】
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態では、電源・グランド電流のうち、界面容量(トランジスタのソース・ドレイン拡散領域とウェル領域間の接合容量)への充放電電流分をそれぞれPチャネルトランジスタ・Nチャネルトランジスタのソース・ドレイン端子から印加される基板電流として扱う方法について説明する。
【0047】
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に図4に示す電流変換手段401で電流を推定する際に、回路素子電流情報402では配線容量の影響を削除した電流波形を計算する方法を用いる。具体的には、電流波形を推定する際に配線容量に流れ込む電流を加えない。
【0048】
この方法により、より精度の高い電流波形を推定することが可能となる。
【0049】
[第5の実施の形態]
本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態では、ほぼ同時に変化する回路素子を1つの回路素子に集約する方法について説明する。
【0050】
この方法では、電流変換手段によって電流波形を推定する前あるいは推定した後に集約するデータを決定することで、情報を集約する。電流波形推定前に行うと、不要な中間ファイルなしに処理できる。推定後に行うと、中間ファイルは必要となるが、集約の仕方を後で変更可能となる。目的に従い切り替えすることが出来る。
【0051】
集約データの判定方法であるが、図5に示すように、同一化手段開始501で開始され、静的タイミング解析502におけるタイミング情報や、ダイナミックシミュレータにおけるシミュレーションからの信号変化情報から、あらかじめ定めた時間内に信号変化がありそうな回路素子を調査し、同時に動作しうる回路素子ごとの集合に分割503を行い、その一覧を順次同一化情報として保存し、同一化手段終了504で終了となる。
【0052】
この情報を用いて集約する作業を、電流波形推定前もしくは後で行うことで、基板ノイズ解析において扱う情報を削減し処理時間を加速することが可能となる。
【0053】
[第6の実施の形態]
本発明の第6の実施の形態について説明する。本実施の形態では、機能ブロックごとに集約する方法について説明する。
【0054】
集約データの判定方法であるが、図6に示すように、同一化手段開始601で開始され、機能ブロック情報に含まれる回路素子を調査し、機能ブロックに含まれる回路素子ごとの集合に分割602を行い、その一覧を順次同一化情報として保存し、同一化手段終了603で終了となる。
【0055】
この情報を用いて集約する作業を、電流波形推定前もしくは後で行うことで、基板ノイズ解析において扱う情報を削減し処理時間を加速することが可能となる。
【0056】
[第7の実施の形態]
本発明の第7の実施の形態について説明する。本実施の形態では、名前の一部の情報ごとに集約する方法について説明する。
【0057】
集約データの判定方法であるが、図7に示すように、同一化手段開始701で開始され、名称の先頭が一致する回路素子を調査し、同一の名称を含む回路素子ごとの集合に分割702を行い、その一覧を順次同一化情報として保存し、同一化手段終了703で終了となる。
【0058】
この情報を用いて集約する作業を、電流波形推定前もしくは後で行うことで、基板ノイズ解析において扱う情報を削減し処理時間を加速することが可能となる。
【0059】
[第8の実施の形態]
本発明の第8の実施の形態について説明する。本実施の形態では、回路素子や基板コンタクトが集中している領域ごとに集約する方法について説明する。
【0060】
集約データの判定方法であるが、図8に示すように、同一化手段開始801で開始され、一定範囲以内に回路素子が含まれる場合、領域の拡大802をおこなった後、回路素子や基板コンタクトが集中している領域を調査し、回路素子が集中している領域の回路素子の集合に分割803を行い、その一覧を順次同一化情報として保存し、同一化手段終了804で終了となる。
【0061】
この情報を用いて集約する作業を、電流波形推定前もしくは後で行うことで、基板ノイズ解析において扱う情報を削減し処理時間を加速することが可能となる。
【0062】
[第9の実施の形態]
本発明の第9の実施の形態について説明する。本実施の形態では、回路素子電流を集約する方法について説明する。
【0063】
図9に示すように、電流合成手段開始901で開始され、同一化情報に基づき、同一とみなされた回路素子の電流を加算902し、電流合成手段終了903で終了となる。この累積結果を代表の電流情報として扱う。
【0064】
別の実現手段としては、図10に示すように、電流合成手段開始1001で開始され、回路素子のゲート幅Wを見て、同一とみなされた回路素子のゲート幅Wを加算1002する。そして、同一とみなされた回路素子を消去してゲート幅ΣWの回路素子を発生1003し、電流合成手段終了1004で終了となる。このように足し合わせた回路素子に入れ替えることでも、同じ目的を達成することが出来る。
【0065】
[第10の実施の形態]
本発明の第10の実施の形態について説明する。本実施の形態では、電源・グランド電流を集約する方法について説明する。
【0066】
図11に示すように、電流合成手段開始1101で開始され、同一化情報に基づき、同一とみなされた基板コンタクトを加算1102し、電流合成手段終了1103で終了となる。この累積結果を代表の電流情報として扱う。
【0067】
別の実現手段としては、図15に示すように、電流合成手段開始1501で開始され、同一化情報に基づき、同一とみなされた基板コンタクトの面積Aを加算1502した後、同一とみなされた基板コンタクトを消去して基板コンタクト面積ΣAの回路素子を発生1503し、電流合成手段終了1504で終了となる。このように足し合わせた基板コンタクトに入れ替えることでも、同じ目的を達成することが出来る。
【0068】
[第11の実施の形態]
本発明の第11の実施の形態について説明する。本実施の形態では、界面容量を集約する方法について説明する。
【0069】
図12に示すように、界面容量合成手段開始1201で開始され、同一化情報に基づき、同一とみなされた回路素子の界面容量を加算1202し、界面容量合成手段終了1203で終了となる。この累積結果を代表の容量情報として扱う。別の実現手段としては、図13に示すように、界面容量合成手段1301で開始され、同一化情報から、同一とみなされた回路素子のソース・ドレイン面積を加算1302し、同一とみなされた回路素子を消去して、ソース・ドレイン面積の総和をもつ回路素子発生1303を行い、界面容量合成手段終了1304で終了となる。このようにを足し合わせたソース・ドレインに入れ替えることでも、同じ目的を達成することが出来る。
【0070】
[第12の実施の形態]
本発明の第12の実施の形態について説明する。本実施の形態では、電源・グランド抵抗を集約する方法について説明する。
【0071】
図14に示すように、抵抗合成手段開始1401で開始され、同一化情報に基づき、同一とみなされた抵抗を加算1402し、電源・グランド抵抗が加算され、抵抗合成手段終了1403で終了となる。この累積結果を代表の抵抗情報として扱う。
【0072】
【発明の効果】
本発明により、電源・グランド変動と回路素子の変動が組み合わさって生じる基板ノイズを、高速に解析する基板ノイズ解析方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における基板ノイズ解析手法のフローチャート
【図2】本発明の第2の実施の形態における基板ノイズ解析手法のフローチャート
【図3】本発明の第3の実施の形態における基板ノイズ解析手法のフローチャート
【図4】本発明の第4の実施の形態における基板ノイズ解析手法のフローチャート
【図5】本発明の第5の実施の形態における同一化手段の動作図
【図6】本発明の第6の実施の形態における同一化手段の動作図
【図7】本発明の第7の実施の形態における同一化手段の動作図
【図8】本発明の第8の実施の形態における同一化手段の動作図
【図9】本発明の第9の実施の形態における電流合成手段の動作図
【図10】本発明の第9の実施の形態における電流合成手段の動作図
【図11】本発明の第10の実施の形態における電流合成手段の動作図
【図12】本発明の第11の実施の形態における界面容量合成手段の動作図
【図13】本発明の第11の実施の形態における界面容量合成手段の動作図
【図14】本発明の第12の実施の形態における抵抗合成手段の動作図
【図15】本発明の第10の実施の形態における電流合成手段の動作図
【図16】本発明が解析対象とするシステムLSIの説明図
【図17】従来手法の基板ノイズ解析でのLSIのモデリングを示した図
【図18】本発明の第1の実施の形態における信号変化情報の説明図
【図19】本発明の第2の実施の形態における論理段数の説明図
【図20】本発明の第2の実施の形態における回路素子論理段数ライブラリを示す図
【図21】本発明の第3の実施の形態における回路素子電源・グランド電流ライブラリを示す図
【符号の説明】
101 信号変化情報記憶手段
102 ネットリスト記憶手段
103 電流変換手段
104 電流情報
105 基板インピーダンス情報記憶手段
106 電源インピーダンス情報記憶手段
107 回路素子インピーダンス情報記憶手段
108 基板ノイズ解析手段
109 基板ノイズ電圧記憶手段

Claims (17)

  1. 電源電流、グランド電流、回路素子から基板に注入される電流、電源、グランド、回路素子と基板との間の接合容量、電源、グランド、回路素子と基板との間の界面抵抗、電源抵抗、グランド抵抗、電源電圧変動、グランド電圧変動のいずれかを、基板の解析構造とは独立して集約する工程を有することを特徴とする基板ノイズ解析方法。
  2. 前記集約する工程は、さらにデジタルシミュレーションあるいは機能シミュレーションにおける論理値の変化と論理回路情報からグランドおよび電源における電流形状を推定する電流形状推定工程
    を有することを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  3. 前記集約する工程は、さらにデジタルシミュレーションあるいは機能シミュレーションにおける論理値の変化と、論理素子段数情報からグランドおよび電源における電流形状を推定する第二電流形状推定工程
    を有することを特徴とする請求項1に記載の基板ノイズ解析方法。
  4. 前記集約する工程は、さらに回路素子の論理値変化ごとの電源電流波形およびグランド電流波形をあらかじめライブラリとして用意しておく電流波形ライブラリ工程と、前記ライブラリに用意された電流波形情報から電源電流、グランド電流を推定する第三電流形状推定工程
    を有することを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  5. 前記集約する工程は、さらに界面容量への充放電分の電源電流およびグランド電流をそれぞれPチャネルトランジスタ・Nチャネルトランジスタのソース・ドレイン端子から印加される基板電流として扱う基板電流推定工程
    を有することを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  6. 前記基板電流推定工程は、さらに前記界面抵抗への充放電分の電源電流およびグランド電流をそれぞれ回路素子内のNウェル、Pウェル領域から印加されるとする
    ことを特徴とする請求項5記載の基板ノイズ解析方法。
  7. 前記集約する工程は、さらにほぼ同時に変化する回路素子を集約する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  8. 前記集約する工程は、さらに機能ブロックごとに集約する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  9. 前記集約する工程は、さらに名前の一部の情報ごとに集約する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  10. 前記集約する工程は、さらに回路素子や基板コンタクトが集中している領域ごとに集約する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  11. 前記集約する工程は、さらに回路素子電流を集約する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  12. 前記集約する工程は、さらに電源・グランド電流を集約する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  13. 前記集約する工程は、さらに界面容量を集約する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  14. 前記集約する工程は、さらに界面抵抗を集約する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  15. 前記集約する工程は、さらに電源・グランド抵抗を集約する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の基板ノイズ解析方法。
  16. 請求項1乃至15の基板ノイズ解析方法により基板ノイズ解析されたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  17. 請求項1乃至15の基板ノイズ解析方法を備えたことを特徴とする半導体集積回路の基板ノイズ解析装置。
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