JP2005004007A - 画像形成装置 - Google Patents

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Naoki Ota
直己 太田
Satoshi Shigesaki
聡 重崎
Kanji Shintaku
寛治 新宅
Hiroe Okuyama
浩江 奥山
Taichi Yamada
太一 山田
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Abstract

【課題】トナーを積極的に利用することで、クリーニングブレードの急速な劣化が抑制されている画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー像を最終的に記録媒体に転写および定着することにより記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
転写器と帯電器との間に配置され、像担持体の表面に当接して像担持体表面に付着するトナーを除去するクリーニングブレードを備えたものであって、
未使用の像担持体表面に、帯電器、露光器、および転写器を作用させるよりも前に、現像器によりトナーを付与するトナー付与手段を備えた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー像を最終的に記録媒体に転写および定着することにより、記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子写真方式を採用する複写機やプリンタなどの画像形成装置が知られている。
【0003】
この電子写真方式は、例えば、帯電させた感光体ロールの表面に、画像データに応じた露光によって作成した静電潜像をトナーで可視像(トナー像)とし、この可視像を最終的に記録用紙に転写し定着させることで画像を形成する方式である。
【0004】
感光体ロールを帯電させる帯電器には、非接触式であるコロナ放電器が広く用いられているが、近年では省スペース、低コスト、電源の簡略化、オゾン発生が少ない等の理由より接触式(もしくは近接式)の帯電器も用いられてきている。
【0005】
この接触式帯電器には、さらに、DCバイアス印加タイプとACバイアス印加タイプとがあり、ACバイアス印加タイプは、交流成分が帯電の凹凸を均一にするとともに直流成分により所定の電圧に収束させるため、表面電位の均一性が得易いという特徴がある。
【0006】
また、可視像の転写を終えた感光体ロールの表面には未転写のトナーやトナー外添剤などが残留している場合があり、ほとんどの画像形成装置は、次の画像生成プロセスに備え、これら残留物を除去するためのクリーニング手段を有している。
【0007】
近年、これら残留物を除去するクリーニング手段としては、ファーブラシ、磁気ブラシ等を使用するものや、弾性クリーニングブレードを使用するものがあるが、このクリーニングブレードで感光体ロール表面に付着したトナーを掻き落とすタイプが、簡便で安価なことにより一般的に使用されている。
【0008】
ところで、このクリーニングブレードを使用するクリーニング手段では、クリーニングブレードと感光体ロール表面との間に摩擦力が発生する。この、クリーニングブレードと感光体ロール表面との間に発生する摩擦力は、帯電器による帯電により、特に接触帯電方式の場合に増大することが、さらには、ACバイアスを印加するタイプの接触帯電方式ではそれが加速することが知られており、このような事態が発生すると、ブレードが急速に摩耗したり、ひどい場合にはめくれあがってしまうおそれがある。
【0009】
そこで、感光体ロール表面に潤滑剤を供給することでこの摩擦力を低下させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
しかし、このように潤滑剤を供給する方法では、感光体ロール表面の潤滑剤の量を所定量に保つ必要があり、特に感光体ロール表面の潤滑剤の量が過多になると、クリーニングブレードと感光体ロールとの間の摩擦緩和に効果のあるトナー外添剤の、感光体ロール表面への付着が困難となり、却ってブレードの劣化を促進させてしまう場合もある。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−89502号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上述のトナー外添剤を含むトナーを、クリーニングブレードと感光体ロール表面との間の摩擦緩和に積極的に利用することが考えられるが、この感光体ロールとの間に発生する摩擦によるダメージからクリーニングブレードを保護するために、トナーを積極的に利用しようとする提案はあまりなされていない。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑み、トナーを積極的に利用することで、クリーニングブレードの急速な劣化が抑制されている画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
回転する像担持体と、この像担持体表面に所定の電荷を付与する帯電器と、電荷付与後の像担持体表面を露光し潜像を形成する露光器と、この潜像をトナーで現像してこの像担持体表面にトナー像を形成する現像器と、このトナー像を被転写体に転写する転写器とを有する画像形成部を備え、この画像形成部で形成されたトナー像を最終的に記録媒体に転写および定着することによりこの記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
上記画像形成部は、さらに、上記像担持体の表面に当接してこの像担持体表面に付着するトナーを除去するクリーニングブレードを備えたものであって、
未使用の像担持体表面に、上記帯電器、上記露光器、および上記転写器を作用させるよりも前に、上記現像器によりトナーを付与して上記クリーニングブレードに除去させるトナー付与手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明の画像形成装置は、未使用の像担持体に、帯電器、露光器、現像器、および転写器を作用させて行なう画像形成動作を初めて実施する前に、まず、この画像形成動作のうちの現像器のみを作用させて、その表面にトナーを付与し、この付与したトナーを転写器の作用を受けないままクリーニングブレードに除去させることで、像担持体表面に外添剤が充分に含まれているトナーを行き渡らせている。つまり、本発明の画像形成装置によれば、像担持体表面に形成されたトナー像の転写残である、外添剤の量が減少してしまっているトナーが像担持体表面に終始行き渡る従来と比べ、最初だけでも外添剤を十分に含んだトナーを像担持体表面に行き渡らせることができる。また、最初に像担持体が回転し始めてから転写残トナーがクリーニングブレードによって掻き取られ始めるまでの間の、像担持体表面とクリーニングブレードとの間の摩擦力は、像担持体が帯電器によって帯電されていた従来においてはかなり増大したものとなっていたため、この間において従来のクリーニングブレードはかなりのダメージを受けていたが、本発明の画像形成装置では、最初に像担持体が回転し始めてから付与されたトナーがクリーニングブレードによって掻き取られ始めるまでの間の、像担持体表面とクリーニングブレードとの間の摩擦力は、像担持体が帯電されていないことから従来よりも小さく、これによっても、クリーニングブレードのダメージを抑制することができる。
【0016】
ここで、上記画像形成部は、さらに、上記クリーニングブレードによって除去されたトナーを回収してこのトナーを一時的に上記像担持体表面に接した状態に保持する第1回収部を有するトナー回収器を備えたものであることが好ましい。
【0017】
このようにすると、最初に像担持体表面に付与したトナーや、通常の手順で形成されたトナー像の転写残トナーを像担持体表面に接する様にしておくことができるため、上記摩擦力の増大を長く抑制することができる。
【0018】
また、上記トナー付与手段は、上記像担持体の使用開始後においても、定期あるいは不定期に繰り返し、この像担持体表面に、上記帯電器、上記露光器、および上記転写器の作用を停止した状態で上記現像器によりトナーを付与し上記クリーニングブレードに除去させるものであることも好ましい態様である。
【0019】
このようにすると、通常の画像形成動作が開始された後でも、像担持体表面に、外添剤を充分に含んだトナーを付与することができるため、上記摩擦力の増大を安定的に長く抑制することができる。
【0020】
ここで、上記画像形成部に備えられた転写器の作用により、上記像担持体からトナー像の転写を受ける上記被転写体は、トナー像の転写を受け、一旦転写を受けたトナー像を記録媒体に二次転写する中間転写体であってもよい。
【0021】
さらに、上記トナー回収器は、上記第1回収部に加え、この第1回収部に一旦保持されたトナー像が回収される第2回収部を備えたものであることも好ましい態様である。
【0022】
このようにすると、摩擦力の増大を抑制する効果の薄れたトナーと効果のあるトナーとが混ざることによる、抑制効果の低下を防止することができる。
【0023】
さらに、上記トナー回収器は、上記第1回収部と上記第2回収部との間に、上記クリーニングブレードにより除去されこの第1回収部に回収されたトナーにより押されてこの第2回収部への通路を作る弁の作用を成す仕切板を備えたものであってもよい。
【0024】
このようにすると、摩擦力の増大を抑制する効果が薄れたトナーと効果のあるトナーとが混ざってしまうことを防止する機構を簡単に実現することができる。
【0025】
あるいは、上記トナー回収器は、上記第1回収部と上記第2回収部との間に、この第1回収部の下部から上記第2回収部に通じるこの第1回収部に一旦回収されたトナーをこの第2回収部に移すためのトナー通路が形成されているものであってもよい。
【0026】
このようにすると、第1回収部底部に溜まりがちな摩擦抑制効果の低下したトナーから順に第2回収部に移動させることができるため、摩擦力上昇の抑制を効果的に行うことができる。
【0027】
ここで、上記帯電器は、上記像担持体に接触した状態でこの像担持体に電荷を付与する接触帯電器であってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像形成装置の実施形態について説明する。
【0029】
図1は、本発明の画像形成装置の第1実施形態であるプリンタの主要部の概略構成図である。
【0030】
図1に示すように、本実施形態のプリンタ1には、4つの画像形成部10Y、10M、10C、10Kが備えられており、各画像形成部には、それぞれ、感光体ロール11Y、11M、11C、11K、帯電器12Y、12M、12C、12K、露光器13Y、13M、13C、13K、現像ロール14Y、14M、14C、14K、一次転写ロール15Y、15M、15C、15K、トナー回収器16Y、16M、16C、16K、およびクリーニングブレード17Y、17M、17C、17Kが備えられている。尚、このプリンタ1は、フルカラーの印刷が可能となっており、上記の各構成要素の末尾に付された符号Y、M、C、およびKは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の画像形成用の構成要素であることを示している。
【0031】
また、このプリンタ1には、中間転写ベルト30、中間転写ベルトクリーナ31、二次転写ロール32、定着器33、テンションローラ34、および制御部35も備えられている。
【0032】
このプリンタ1の基本的な画像形成動作について説明する。
【0033】
先ず、イエローの画像形成部10Yによるトナー像形成が開始され、矢印A方向に回転する感光体ロール11Y表面に、接触式の帯電器12Yにより所定の電荷が付与される。次に、露光器13Yにより感光体ロール11Y表面にイエロー画像に相当する露光光が照射され潜像が形成される。その潜像は現像ロール14Yによりイエローのトナーで現像されて感光体ロール11Y上にイエローのトナー像が形成される。そのトナー像は一次転写ロール15Yにより中間転写ベルト30に転写される。
【0034】
中間転写ベルト30は矢印B方向に循環移動しており、中間転写ベルト30上に転写されたイエローのトナー像が次の色の画像形成部10Mの一次転写ロール15Mに到達するタイミングに合わせて、次の色のマゼンタのトナー像が一次転写ロール15Mに到達するように、マゼンタの画像形成部10Mによるトナー像形成が行われる。こうして形成されたマゼンタのトナー像は、一次転写ロール15Mにおいて中間転写ベルト30上のイエローのトナー像の上に重ねて転写される。
【0035】
続いて、シアンおよび黒の画像形成部10C、10Kによるトナー像形成が上記と同様のタイミングで行われ、一次転写ロール15C、15Kにおいて中間転写ベルト30のイエローおよびマゼンタのトナー像の上に順次重ねて転写される。
【0036】
こうして、中間転写ベルト30上に転写された多色トナー像は、二次転写ロール32により用紙200上に二次転写され、多色トナー像は用紙200とともに矢印C方向に搬送され、定着器33により用紙200上に定着されることによりカラー画像が形成される。尚、以下では、YMCKの各色の画像形成部の機能は同じであることからY(イエロー)色の画像形成部を代表的に取りあげて説明する。
【0037】
図2は、図1に示す画像形成部の一部分の拡大図である。
【0038】
図2には、イエロー画像を担当する画像形成部10Yの、帯電器12Yと感光体ロール11Yとが示されており、帯電器12Yは、帯電ロール121Yと交流電源122Yとで構成されている。
【0039】
本実施形態のプリンタ1では、感光体ロール11Yの帯電が、交流バイアスを接触方式で印加することで行われている。
【0040】
図3も、図1に示す画像形成部の一部分の拡大図である。
【0041】
図3には、感光体ロール11Yと現像器14Yが示されており、さらに、現像器14Yの、周縁側に位置するスリーブ141Yと中心側に位置する本体142Yも示されている。
【0042】
また、図3には、現像器14Yのスリーブ141Yに付着していたトナー19が、感光体ロール11Y上の潜像に応じて感光体ロール表面に移動することでトナー像が形成されている様子も示されている。
【0043】
図4も、図1に示す画像形成部の一部分の拡大図である。
【0044】
図4には、感光体ロール11Yに当接されたクリーニングブレード17Yと、このクリーニングブレード17Yによって感光体ロール表面から掻き取られたトナーが回収されるトナー回収器16Yとが示されている。
【0045】
また、図4には、クリーニングブレード17Yが取り付けられている支持部材18Yも示されている。
【0046】
トナー回収器16Yは、上記支持部材18Yに取り付けられているほか、このトナー回収器16Yには、内部空間を2つに仕切る、可撓性に富む樹脂シート161Yが備えられているが、これについての説明は後述する。
【0047】
通常のプリンタでは、上述したように、感光体ロール11Yの帯電から、感光体ロール11Yに当接させたクリーニングブレード17Yによるクリーニングまでを繰り返し行なうために、クリーニングブレードと感光体ロールとの間の摩擦力は加速的に増大するおそれがある。
【0048】
そこで、本実施形態のプリンタ1では、クリーニングブレード17Yと感光体ロール11Yとの間の摩擦力の加速的な増大によるクリーニングブレード17Yの極端な劣化を抑制するための工夫として、帯電器12Y、露光器13Y、および転写器15Yを工場出荷後に初めて動作させる前に、未帯電の感光体ロール11Yへの現像器14Yによるトナー付与が行われる他、プリントが開始された後も所定枚数プリントする毎にこのトナー付与が行なわれるようになっている。この、帯電器14Yを動作させずに行なうトナー付与は、プラス帯電させたトナーを磁力で引きつける、現像器14Yに備えられたスリーブ141Y(図3参照)を+100Vに帯電させ、未帯電のために表面の電位が±0Vの感光体ロール11Yとの間に電位差を設けることで行なわれる。
【0049】
図5は、現像器における、スリーブへのバイアス印加、および、感光体ロールを回転させるモータへのバイアス印加のタイミングチャートである。
【0050】
図5には、スリーブ141Yへのバイアス印加と、感光体ロール11Yを回転させるモータへのバイアス印加とが同時に開始されている様子が示されている。
【0051】
上述したようにして、感光体ロール11Yには、帯電器14Yによる帯電や、露光器13Yによる露光がまだ行なわれていない状態のままトナー19が付与されることとなり、このプリンタ1では、感光体ロール11Yの幅一杯に、かつ、回転方向に所定長に渡るトナー付与(以下、この付与により形成された形成物をトナーバンドと称呼する。)が行なわれる。
【0052】
現像器14Yによって形成されたこのトナーバンドは、転写器15Yによって中間転写体30に転写されることなくクリーニングブレード17Yによって掻き取られることとなる。
【0053】
図6は、図4にも示す、実際にトナーを回収した後のトナー回収器の断面図である。
【0054】
図6には、転写器15Yによる転写が行なわれないトナーバンドをクリーニングブレード17Yが感光体ロール表面から掻き取ったことで得られたトナーが、トナー回収器16Yに備えられている、可撓性に富む樹脂シート161Yで仕切られた二つの内部空間のうちの、感光体ロール11Y側の空間である第1回収部162Yに回収されている様子が示されている。
【0055】
また、図6には、第1回収部162Yが満杯なことにより樹脂シート161Yへの押圧力が発生したために、この樹脂シート161Yとクリーニングブレード17Yとの間にできた隙間を通って、一旦第1回収部で回収されたトナーが、もう一方の空間である第2回収部163Yに移動している様子も示されている。
【0056】
このプリンタ1では、トナーバンドが転写器15Yによって転写されないままクリーニングブレード17Yによって掻き取られ、この掻き取られた、通常のプリント動作において掻き取られる量よりも多量なトナーがトナー回収器16Yの第1回収部162Yに一旦回収されることとなる。この、第1回収部162Yに一旦回収されているトナーは、通常のプリント動作において、転写器15Yにおいて転写しきれずに感光体ロール上に残留したことでクリーニングブレード17Yによって掻き取られた結果得られたトナーとは異なり外添剤を多く含むトナーであるため、この第1回収部162Yにできたトナー溜まりと接する感光体ロール11Yには、クリーニングブレード17Yとの摩擦を緩和するトナー外添剤が従来よりも多く供給されることとなる。これにより、このプリンタ1では、摩擦力の上昇要因である、感光体ロールへの帯電が行なわれる前に、感光体ロール表面にトナー外添剤を供給することができるため、感光体ロール11Yとの摩擦によるクリーニングブレード17Yの極端な劣化を抑制することができる。また、帯電器12Yによる感光体ロール11Yの帯電を経た通常のプリント動作を開始した後も、トナーバンドの形成により、感光体ロール11Yには多少トナー外添剤が供給されるため、感光体ロール11Yとの摩擦によるクリーニングブレード17Yの極端な劣化を抑制することができる。さらに、最初に感光体ロールが回転し始めてから転写残トナーがクリーニングブレードによって掻き取られ始めるまでの間の、感光体ロール表面とクリーニングブレードとの間の摩擦力は、感光体ロールが最初から帯電器によって帯電されていた従来においてはかなり増大したものとなっていたため、この間において従来のクリーニングブレードはかなりのダメージを受けていたが、本実施形態のプリンタ1では、最初に感光体ロール11Yが回転し始めてから付与されたトナーがクリーニングブレードによって掻き取られ始めるまでの間の、感光体ロール表面とクリーニングブレード17Yとの間の摩擦力は、感光体ロール11Yが帯電されていないことから従来よりも小さく、これによっても、クリーニングブレード17Yのダメージを抑制することができる。尚、本実施形態では、第1回収部162Yに一旦回収されたトナーが満杯状態になると、第1回収部162Yと第2回収部163Yとの間に備えられた樹脂シート161Yは弁の作用をなすことから、第1回収部162Yの許容量をオーバーした分のトナーは第2回収部163Yに送られることとなる。これにより、第1回収部162Yにトナーが充満することで、回転する感光体ロール11Yに悪影響を及ぼすことが防止できる。
【0057】
以下、本実施形態のプリンタ1において行なった実験について説明する。
【0058】
このプリンタ1では、形状係数(SF)が125の球状の重合トナーを用い、トナー外添剤としては、比重1.5、平均粒径120nmの単分散球形シリカが添加されている。
【0059】
また、このプリンタ1では、ゴム製のクリーニングブレードを採用しており、このクリーニングブレード17Yの感光体ロール11Yへの当接によるクリーニング角度α(DEG)は、ブレード線圧β(g/mm)が1.9≦β≦3.0である時に、
12≦α≦−3.9×β+27.85
を満たしている。尚、このクリーニング角度αが12°より少ないと、低温低湿度下におけるブレードエッジ付着による劣化が激化し、−3.9×β+27.85より大きいと、初期のトルクが上昇し最悪はブレードが捲れるに至る。ブレード線圧は、1.9g/mmより低いと、重合トナーに対してクリーニングラチチュードが初期から低くなるため、長期保管によるブレードの変形等の外乱でクリーニング不良が発生しやすくなり、3g/mmより高いと、ブレードのダメージが激化するため、初期のクリーニングラチチュードは広いが、経時でクリーニング性能の低下が大きくなり望ましくない。
【0060】
以下に示す表1には、本実施形態のプリンタ1において、トナーバンドのトナー密度および感光体ロールの回転方向へのトナーバンドの長さを変化させた場合や、前述したトナー回収器16Yに備えられている樹脂シート161Yを取り外した場合などを含めた実験結果が示されている。
【0061】
【表1】
Figure 2005004007
【0062】
表1には、実験例1から実験例5までの5つの実験の設定条件と結果が示されており、実験例1は、トナーバンドを、現像器15Yが画像密度が100%の場合にトナー像を現像する際のトナー密度とおなじトナー密度で、感光体ロール1Yの幅一杯に、感光体ロール11Yの回転方向に10mmに渡って形成した場合であり、この実験例1では、トナー回収器16Yの第1回収部161Yは機能していない。
【0063】
実験例2は、トナーバンドのトナー密度を、画像密度が60%の場合に相当する密度で、感光体ロールの回転方向に4000mmに渡って形成した場合であり、ここでも、トナー回収器16Yの第1回収部161Yは機能していない。
【0064】
実験例3は、実験例2と比べ、トナー回収器16Yの第1回収部161Yが機能している場合である。
【0065】
実験例4は、比較例としてトナーバンドを形成せずに、トナー回収器16Yの第1回収部161Yも機能していない場合である。
【0066】
実験例5は、トナーバンドのトナー密度を、画像密度が100%の場合に相当する密度で、感光体ロールの回転方向に20000mmに渡って形成した場合であり、トナー回収器16Yの第1回収部161Yが機能している場合である。
【0067】
評価は、以上の各設定条件で、トナーバンド形成後、3000枚の走行試験をそれぞれ行なった後の、クリーニングブレードのクリーニング性能、フィルミング(感光体ロール表面上のトナー固着)、およびブレードダメージについて行なっている。
【0068】
実験例1から実験例3については、クリーニング性能およびフィルミングは良好であり、ブレードダメージについては、第1回収部162Yが機能していることで、実験例3による結果が特に良好となっている。
【0069】
一方、実験例4では、トナーバンドが形成されず、さらには、第1回収部162Yも機能していないためにクリーニングブレード17Yは、感光体ロール表面との間の摩擦力の加速的上昇によりメクレてしまったため、クリーニング性能とフィルミングについては評価不能となっている。
【0070】
実験例5では、トナーバンドが形成され第1回収部162Yも機能しているが、トナーバンドによるトナー供給が過多のためにブレードダメージについては良好だが、クリーニング性能およびフィルミングが不良となっている。
【0071】
したがって、トナーバンドが形成され、かつその量が適切であれば、クリーニングブレードを摩擦から保護できることがわかる。さらに、第1回収部162Yが機能することで、さらにクリーニングブレード保護にの効果があることがわかる。
【0072】
以下に示す表2には、未使用の感光体ロール表面に、トナー密度が、画像密度が60%の場合に相当する密度で、感光体ロール11Yの回転方向に1000mmに渡ってトナーバンドを形成し、その後A4サイズのプリントを計40万枚行った後のクリーニングブレードのクリーニング性能の評価が示されている。
【0073】
【表2】
Figure 2005004007
【0074】
表2に示す実験例6は、この40万枚のプリントの間に40枚プリントするごとに画像密度が60%の場合に相当するトナー密度のトナーバンドが感光体ロールの回転方向に3mmに渡って形成した場合である。
【0075】
実験例7は、実験例6で40枚プリントする毎に形成されていたトナーバンドが、1枚プリントする毎に感光体ロールの回転方向に15mmに渡って形成され、そのトナー密度は、画像密度が100%の場合に相当する密度である。
【0076】
実験例8は、トナー付与が、感光体ロールが未使用時にのみ行なわれた場合である。
【0077】
評価は、トナーバンドが、未使用の感光体ロール11Yにしか行なわれない場合である実験例8を除き、所定の枚数をプリントするごとにトナーバンドが形成されているため、クリーニングブレード17Yのクリーニング性能は良好である。
【0078】
以下に示す表3には、未使用の感光体ロール表面にトナー密度が、画像密度が60%の場合に相当する密度で、感光体ロールの回転方向に1000mmに渡ってトナーバンドを形成し、プリントを画像密度100%のA4サイズで計4万枚行なった後のクリーニングブレードのクリーニング性能等の評価が示されている。ここでは特に、トナー外添剤の粒径等を変化させている。
【0079】
【表3】
Figure 2005004007
【0080】
表3に示す実験例9は、第1回収部162Yが機能していると共に、トナー外添剤に粒径が120nmで比重が1.5の単分散球形シリカを使用した場合であるが、プリント開始後のトナーバンド形成は行なわれていない。
【0081】
実験例10は、実験例9と比べ、トナー外添剤の粒径と比重を80nmと1.6にそれぞれ変更した場合である。
【0082】
実験例11は、実験例9と比べ、プリント開始後に、画像密度が60%の場合に相当するトナー密度のトナー付与を1枚プリントするたびに行なった場合である。
【0083】
実験例12は、第1回収部162Yを機能させず、トナー外添剤を使用しない場合であり、プリント開始後のトナーバンド形成は行なわれていない。
【0084】
実験例13は、実験例12と比べ、第1回収部162Yだけは機能させた場合である。
【0085】
実験例14は、実験例12と比べ、比重が1.3で、粒径が120nmの単分散球形シリカをトナー外添剤を使用した場合である。
【0086】
実験例15は、第1回収部162Yを機能させ、トナー外添剤として単分散シリカよりも球形度の低い、粒径が40nm、比重が2.2のヒュームドシリカを使用した場合であるが、プリント開始後のトナーバンド形成は行なわれていない。
【0087】
以上の実験例9から実験例15までの評価は、トナークリーニング性、フィルミング(感光体ロール表面上のトナー固着)、画像流れ、およびブレードダメージについて行なっており、画像流れについては、画像密度30%の中間調の濃度均一性で判断している。尚、実験例9から実験例15においては、未使用の感光体ロールに対するトナーバンド形成が行なわれているため、従来よりもクリーニングブレードのダメージは抑制されており、ここでの評価は、それをふまえた上での、これらの実験例間の相対評価である。
【0088】
実験例9から実験例11と実験例13および実験例14により、第1回収部162Yが機能していて、トナー外添剤が使用されていると、ブレードダメージを除き良好と評価され、さらに、プリント開始後にもトナーバンド形成を行なうことでブレードダメージも良好となる。
【0089】
また、実験例15からは、第1回収部162Yが機能していて、トナー外添剤が使用されたことで、ブレードダメージを除き良好と評価されたのではなく、トナー外添剤の種類が重要であることがいえる。
【0090】
尚、未使用の感光体ロールにおけるトナーバンド形成は、感光体回転方向に3.16mm〜10000mm、画像密度10〜100%の場合に相当するトナー密度のトナーバンドを形成して行うのが好ましく、さらに、プリント開始後は、A4画像1枚から多くて10枚プリントする毎に少なくとも1回、感光体回転方向に0.5mm〜20mm、画像密度30〜100%の場合に相当するトナー密度のトナーバンドを形成することが好ましい。
【0091】
また、上記トナーは、少なくとも比重1.3〜1.9、平均粒径80〜300nmの単分散球形シリカを外添することが好ましい。
【0092】
尚、外添剤の比重については、1.9より大きくなると現像器内でのストレスでトナー粒子からの剥がれが加速されるため、クリーニングブレードの感光体ロール表面への当接部分への有効な供給ができなくなり、外添剤の比重が1.3より小さくなると凝集分散が起こりトナー粒子の穂立ちが不均一になり凸部分に選択的に撹拌ストレスが加わることからトナー粒子からの剥がれが加速され、やはりクリーニングブレードの感光体ロール表面への当接部分への有効な供給ができなくなる。また、この外添剤が、単分散かつ球形であることで、トナー粒子表面における均一分散が可能となり、トナー粒子からの剥がれを有効に抑制することが可能となる。外添剤の粒径が、50nmよりも小さい場合はクリーニングブレード先端部で凝集しやすくなることから摩擦緩和の効果が発揮できず、500nmよりも大きくなると現像器内での攪拌ストレスで容易にトナー粒子からの剥がれが発生するために外添剤を安定してクリーニングブレードの感光体ロール表面への当接部分に供給できなくなる。
【0093】
本実施形態のプリント1は、使用するトナーの形状係数SFが従来クリーニングが困難とされる125から140の範囲のものであっても、クリーニング性能を充分に発揮する。
【0094】
以上に説明したように、本実施形態によれば、クリーニングブレードの極端な劣化を防止する工夫が成されているため、安定したクリーニング性能を発揮することができる。
【0095】
次に本発明の画像形成装置の第2実施形態について説明する。
【0096】
本実施形態のプリンタは、第1実施形態のプリンタ1と比べて、トナー回収器のみが異なっているだけなので、トナー回収器のみを図示して説明する。
【0097】
図7は、第2実施形態のプリンタのトナー回収器の断面図である。尚、ここでに示されるもので、第1実施形態のトナー回収器16Yにおいて使用されているものと同じ種類のものには、第1実施形態において付されている符号と同じ符号が付されている。
【0098】
図7に示す、第2実施形態のトナー回収器161Yには、第1実施形態の樹脂シート161Yと比べ厚みのある樹脂プレート1611Yが、第1回収部162Yと第2回収部163Yとの間に備えられており、この樹脂プレート1611Yも、トナーに押されると、トナーが移動できる通路を形成するようになっている。したがって、本実施形態によっても、第1回収部162Yにトナーが充満し、回転する感光体ロール11Yに悪影響を及ぼすことが防止されている。
【0099】
次に本発明の画像形成装置の第3実施形態について説明する。
【0100】
本実施形態のプリンタは、第1実施形態のプリンタ1と比べて、トナー回収器内に備えられた第1回収部162Yと第2回収部163Yとを仕切る樹脂シート161Yと同じ種類の樹脂シートに開口が設けられている点のみが異なっているだけなので、トナー回収器のみを図示して説明する。
【0101】
図8および図9は、第3実施形態のプリンタのトナー回収器の、断面図および外観斜視図である。尚、ここに示されるもので、第1実施形態のトナー回収器16Yにおいて使用されているものと同じ種類のものには、第1実施形態において付されている符号と同じ符号が付されている。
【0102】
図8に示す、第3実施形態のトナー回収器164Yには、第1実施形態の樹脂シート161Yと同じ種類の樹脂シート1641Yが第1回収部162Yと第2回収部163Yとの間に備えられており、この樹脂シート1641Yには、トナーが移動できる開口1642Yが設けられている。この開口1642Yは、図7に示されるこの樹脂シート1641Yの下方、すなわちクリーニングブレードによって掻き取られたトナーが集まりやすい部分に設けられているため、本実施形態によれば、第1回収部162Yにトナーが充満し、回転する感光体ロール11Yに悪影響を及ぼすことが防止されていると共に、上記開口1642Yから第2回収部163Yに、第1回収部162Yにおいて長くとどまっていたトナーから順に送ることができるため、プリント開始後のトナーバンド形成によるトナー付与も効果的となる。
【0103】
次に本発明の画像形成装置の第4実施形態について説明する。
【0104】
本実施形態のプリンタは、第1実施形態のプリンタ1と比べて、第1回収部162Yの底部にトナーを第2回収部163Yに送るためのメッシュ開口1651Yが設けられている点のみが異なっているだけなので、トナー回収器165Yのみを図示して説明する。
【0105】
図10は、第4実施形態のプリンタのトナー回収器の断面図である。尚、ここに示されるもので、第1実施形態のトナー回収器165Yにおいて使用されているものと同じ種類のものには、第1実施形態において付されている符号と同じ符号が付されている。
【0106】
図10に示す、第4実施形態のトナー回収器165Yには、第1実施形態の樹脂シート161Yと同じ種類の樹脂シート161Yが、第1回収部162Yと第2回収部163Yとの間に備えられており、第1回収部162Yの底部には、トナーを第2回収部163Yに送るためのメッシュ開口1651Yが設けられている。このメッシュ開口1651Yは、図10に示される第1回収部162Yの底部、すなわちクリーニングブレードによって掻き取られたトナーが集まりやすい部分に設けられているため、本実施形態によれば、第1回収部162Yにトナーが充満し、回転する感光体ロール11Yに悪影響が及ぼうことが防止されていると共に、上記メッシュ開口1651Yから第2回収部163Yに、第1回収部162Yに長くとどまっていたトナーから順に送ることができるため、プリント開始後のトナー付与も効果的となる。
【0107】
以上に説明した実施形態では、感光体ロールに形成したトナー像を中間転写ベルトに転写させる例を取りあげて説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、中間転写体を介さずに直接記録媒体に転写させるものであってもよく、感光体ロールを帯電する方式も非接触方式を採用するものや、接触方式あるいは非接触方式のいずれかであって、DCバイアスを印加するものであってもよい。
【0108】
また、以上に説明した実施形態では、トナー回収器を備えた場合を例に挙げて説明したがこれが供えられていないものであっても本発明の効果を減却するものではなく、さらに、未使用の感光体ロール表面にトナーバンドを形成した後、プリント動作の合間にトナーバンドを形成しないものであっても本発明の効果を減却するものではない。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、クリーニングブレードを、像担持体との摩擦から保護することができるため、クリーニング性能を長く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1実施形態であるプリンタの主要部の概略構成図である。
【図2】図1に示す画像形成部の一部分の拡大図である。
【図3】図1に示す画像形成部の一部分の拡大図である。
【図4】図1に示す画像形成部の一部分の拡大図である。
【図5】現像器における、スリーブへのバイアス印加、および、感光体ロールを回転させるモータへのバイアス印加のタイミングチャートである。
【図6】図4にも示す、実際にトナーを回収した後のトナー回収器の断面図である。
【図7】第2実施形態のプリンタのトナー回収器の断面図である。
【図8】第3実施形態のプリンタのトナー回収器の断面図である。
【図9】第3実施形態のプリンタのトナー回収器の外観斜視図である。
【図10】第4実施形態のプリンタのトナー回収器の断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
11Y、11M、11C、11K 感光体ローラ
12Y、12M、12C、12K 帯電部
121Y 帯電ロール
122Y 交流電源
13Y、13M、13C、13K 露光部
14Y、14M、14C、14K 現像部
141Y スリーブ
142Y 本体
15Y、15M、15C、15K 一次転写ロール
16Y、16M、16C、16K、164Y、165Y トナー回収器
161Y、1641Y 樹脂シート
1642Y 開口
1611Y 樹脂プレート
1651Y メッシュ開口
162Y 第1回収部
163Y 第2回収部
17Y、17M、17C、17K クリーニングブレード
18Y 支持部材
19 トナー
30 中間転写ベルト
31 中間転写ベルトクリーナ
32 二次転写ロール
33 定着器
34 テンションローラ
35 制御部
200 用紙

Claims (8)

  1. 回転する像担持体と、該像担持体表面に所定の電荷を付与する帯電器と、電荷付与後の像担持体表面を露光し潜像を形成する露光器と、該潜像をトナーで現像して該像担持体表面にトナー像を形成する現像器と、該トナー像を被転写体に転写する転写器とを有する画像形成部を備え、該画像形成部で形成されたトナー像を最終的に記録媒体に転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
    前記画像形成部は、さらに、前記像担持体の表面に当接して該像担持体表面に付着するトナーを除去するクリーニングブレードを備えたものであって、
    未使用の像担持体表面に、前記帯電器、前記露光器、および前記転写器を作用させるよりも前に、前記現像器によりトナーを付与して、前記クリーニングブレードに除去させるトナー付与手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、さらに、前記クリーニングブレードによって除去されたトナーを回収して該トナーを一時的に前記像担持体表面に接した状態に保持する第1回収部を有するトナー回収器を備えたものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー付与手段は、前記像担持体の使用開始後においても、定期あるいは不定期に、該像担持体表面に、前記帯電器、前記露光器、および前記転写器の作用を停止した状態で前記現像器によりトナーを付与し前記クリーニングブレードに除去させる動作を繰り返すものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部に備えられた前記転写器の作用により前記像担持体からトナー像の転写を受ける前記被転写体は、トナー像の転写を受け一旦転写を受けた該トナー像を記録媒体に二次転写する中間転写体であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー回収器は、前記第1回収部に加え、該第1回収部に一旦回収されたトナー像が回収される第2回収部を備えたものであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記第1回収部と前記第2回収部との間に、前記クリーニングブレードにより除去され該第1回収部に回収されたトナーにより押されて該第2回収部への通路を作る弁の作用を成す仕切板を備えたことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記第1回収部と前記第2回収部との間に、該第1回収部の下部から前記第2回収部に通じる、該第1回収部に一旦回収されたトナーを該第2回収部に移すためのトナー通路が形成されていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記帯電器は、前記像担持体に接触した状態で該像担持体に電荷を付与する接触帯電器であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010038973A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Canon Inc 画像形成装置
JP2013025143A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2016071045A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 株式会社沖データ 画像形成装置

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