JP2005003632A - レベルゲージ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドパイプに挿入されるレベルゲージの回転方向の姿勢を確実に規制する。
【解決手段】レベルゲージ12の挿入シャフト22の挿入ガイド部24は、弾性シール部材23側からゲージ部25側に向かって、交互に逆方向に屈曲する第1〜第3屈曲部を備えており、挿入シャフト22の軸線CLに直交する方向に測った第3屈曲部の頂点cおよび挿入ガイド部24の最下点d間の距離Hr1が、ガイドパイプ13の内径Dよりも大きく設定される。これにより、挿入シャフト22を誤った姿勢で挿入しようとすると、第2屈曲部の頂点b、第3屈曲部の頂点cおよび挿入ガイド部の最下点dの3カ所がガイドパイプ13の内面と干渉することで、挿入シャフト22の誤った姿勢での挿入を阻止することができる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、把手と弾性シール部材と挿入シャフトとを備え、把手を持って挿入シャフトをガイドパイプの内部に挿入して弾性シール部材を該ガイドパイプの開口部に嵌合させることで、ガイドパイプの下方の液面の高さを測定するレベルゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのオイルパンに連なるガイドパイプに対するオイルレベルゲージの誤組みを防止するものが、下記特許文献1、2により公知である。
【0003】
特許文献1に記載されたものは、円形断面のガイドパイプの一部を偏平に潰して挿入規制部を形成したもので、ガイドパイプに挿入された細長い板状のオイルレベルゲージが挿入規制部を通過する際に、その回転方向の姿勢が規制されるようになっている。
【0004】
また特許文献2に記載されたものは、ガイドパイプを非円形断面とし、このガイドパイプに挿入されるオイルレベルゲージの中間部に設けた非円形断面の駒が、ガイドパイプに相対回転不能かつ長手方向に摺動可能に嵌合させることで、オイルレベルゲージの回転方向の姿勢が規制されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−228816号公報
【特許文献2】
実開昭61−17409号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記特許文献1、2に記載されたものは、オイルレベルゲージの回転方向の姿勢が、位相が180°ずれた二つの位置の何れかに規制されるため、オイルレベルゲージの把手を他の機器との干渉を回避するために一側方に屈曲させた場合に、位相が180°ずれた姿勢でオイルレベルゲージを組み付けてしまうと前記把手が他の機器と干渉してしまう問題がある。
【0007】
このような不具合を解消するために、ガイドパイプの開口部を非円形断面とし、オイルレベルゲージの中間部に前記開口部に嵌合する非円形断面の弾性シール部材を設けたものも使用されているが、弾性シール部材は強い圧力を加えると大きく変形してガイドパイプの開口部に無理やりに嵌合するため、オイルレベルゲージの回転方向の姿勢を確実に規制することは困難であった。
【0008】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ガイドパイプに挿入されるレベルゲージの回転方向の姿勢を確実に規制することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、把手と弾性シール部材と挿入シャフトとを備え、把手を持って挿入シャフトをガイドパイプの内部に挿入して弾性シール部材を該ガイドパイプの開口部に嵌合させることで、ガイドパイプの下方の液面の高さを測定するレベルゲージにおいて、挿入シャフトに屈曲部を設け、挿入シャフトをガイドパイプの内部に挿入する際に、挿入シャフトの回転方向姿勢が正規の姿勢から外れているとき、前記屈曲部がガイドパイプの内面と干渉することで挿入シャフトの挿入を不能にすることを特徴とするレベルゲージが提案される。
【0010】
上記構成によれば、挿入シャフトに屈曲部を設けたので、挿入シャフトをその回転方向姿勢が正規の姿勢から外れた状態でガイドパイプの内部に挿入しようとすると、挿入シャフトに設けた屈曲部がガイドパイプの内面と干渉して挿入が不能になるため、挿入シャフトが誤った姿勢で挿入されるのを確実に防止することができる。
【0011】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、挿入シャフトは、前記屈曲部を有して弾性シール部材側に位置する高剛性の挿入ガイド部と、弾性シール部材の反対側に位置する低剛性のゲージ部とよりなることを特徴とするレベルゲージが提案される。
【0012】
上記構成によれば、挿入シャフトの弾性シール部材側に設けた挿入ガイド部が高剛性であるため、挿入ガイド部の屈曲部がガイドパイプとの干渉により変形するのを防止して、挿入シャフトが誤った姿勢で挿入されるのを確実に防止することができる。また挿入シャフトの弾性シール部材の反対側に設けたゲージ部が低剛性であるため、ゲージ部をガイドパイプに形状に沿うように湾曲させてスムーズに挿入することができる。
【0013】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、挿入シャフトの挿入ガイド部は、弾性シール部材側からゲージ部側に向かって、交互に逆方向に屈曲する第1屈曲部、第2屈曲部および第3屈曲部を備えており、挿入シャフトの軸線に直交する方向に測った第3屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点間の距離が、ガイドパイプの内径よりも大きく設定されたことを特徴とするレベルゲージが提案される。
【0014】
上記構成によれば、挿入シャフトの軸線に直交する方向に測った第3屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点間の距離をガイドパイプの内径よりも大きく設定したので、挿入シャフトを誤った姿勢で挿入しようとすると、第2屈曲部の頂点、第3屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点の3カ所がガイドパイプの内面と干渉することで、挿入シャフトの挿入を阻止することができる。
【0015】
また請求項4に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、挿入シャフトの挿入ガイド部は、弾性シール部材側からゲージ部側に向かって、交互に逆方向に屈曲する第1屈曲部、第2屈曲部および第3屈曲部を備えており、第2屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点を結ぶ直線から第3屈曲部の頂点までの距離が、ガイドパイプの内径よりも小さく設定されたことを特徴とするレベルゲージが提案される。
【0016】
上記構成によれば、第2屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点を結ぶ直線から第3屈曲部の頂点までの距離をガイドパイプの内径よりも小さく設定したので、挿入シャフトを正規の姿勢で挿入する初期段階で該挿入シャフトの軸線を傾斜させることで、第2屈曲部の頂点、第3屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点の何れかがガイドパイプの内面と干渉するのを防止し、挿入シャフトの挿入を可能にすることができる。
【0017】
また請求項5に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、挿入シャフトの挿入ガイド部は、弾性シール部材側からゲージ部側に向かって、交互に逆方向に屈曲する第1屈曲部、第2屈曲部および第3屈曲部を備えるとともに、ガイドパイプは前記第3屈曲部と同方向に屈曲する屈曲部を備えており、挿入シャフトの軸線に直交する方向に測った第2屈曲部の頂点および第3屈曲部の頂点間の距離が、ガイドパイプの内径よりも小さく設定され、かつ挿入ガイド部の最下点がガイドパイプの屈曲部よりも下方に位置することを特徴とするレベルゲージが提案される。
【0018】
上記構成によれば、挿入シャフトの軸線に直交する方向に測った第2屈曲部の頂点および第3屈曲部の頂点間の距離をガイドパイプの内径よりも小さく設定したので、挿入シャフトを正規の姿勢で挿入する末期段階で該挿入シャフトの軸線をガイドパイプに沿わせたときに、第2、第3屈曲部の頂点がガイドパイプの内面と干渉するのを防止することができ、しかもガイドパイプが挿入ガイド部の第3屈曲部と同方向に屈曲する屈曲部を備えているので、ガイドパイプの屈曲部よりも下方に位置する挿入ガイド部の最下点が該ガイドパイプの内面と干渉するのを防止することができ、これにより挿入シャフトの挿入を可能にすることができる。
【0019】
また請求項6に記載された発明によれば、請求項5の構成に加えて、挿入シャフトをガイドパイプに完全に挿入したとき、挿入ガイド部の第2屈曲部の頂点および第3屈曲部の頂点がガイドパイプの内面に当接することを特徴とするレベルゲージが提案される。
【0020】
上記構成によれば、挿入シャフトをガイドパイプに完全に挿入すると挿入ガイド部の第2、第3屈曲部の二つの頂点がガイドパイプの内面に当接するので、ガイドパイプ内で挿入ガイド部ががたつくのを確実に防止することができる。
【0021】
尚、実施例の第1屈曲部24b、第2屈曲部24dおよび第3屈曲部24f は本発明の屈曲部に対応する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0023】
図1〜図8は本発明の一実施例を示すもので、図1は自動車のトランスミッションの斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図2の4部拡大図、図5はレベルゲージおよびガイドパイプの部分拡大図、図6は図4の6−6線拡大断面図、図7はレベルゲージの逆向き挿入時の作用説明図、図8はレベルゲージの正規挿入時の作用説明図である。
【0024】
図1に示すように、自動車のエンジンルーム内に搭載されたエンジン(図示せず)に結合されたトランスミッション11には、ミッションオイルの油量を測定するためのオイルレベルゲージ12が設けられる。トランスミッション11の側壁にはガイドパイプ13がブラケット14を介して固定されており、このガイドパイプ13の上端開口部から挿入したオイルレベルゲージ12を、トランスミッション11の内部に貯留されたミッションオイルに漬けることで、ミッションオイルに濡れた部分の長さから油量を測定するようになっている。ガイドパイプ13の上方には、そこに挿入されたオイルレベルゲージ12と干渉し得る位置に、例えばバッテリ15のような車載機器を配置される。
【0025】
図2および図3に示すように、オイルレベルゲージ12は、把手21と、把手21の下側に連なる挿入シャフト22と、把手21および挿入シャフト22の接続部に固定されたゴム製の弾性シール部材23とを備えており、把手21はループ状の握り部21aと、その下方に連なるクランク状の柄部21bとで構成され、更に挿入シャフト22は、上側の挿入ガイド部24と下側のゲージ部25とで構成される。把手21と挿入シャフト22の挿入ガイド部24とは、円形断面の棒材を屈曲させて一体に形成されており、挿入ガイド部24の下端を偏平に潰した部分に、バネ板で形成されたゲージ部25の上端がリベット26,26で固定される。従って、挿入シャフト22の挿入ガイド部24は実質的に剛体であり、ゲージ部25はその板厚方向に自由に屈曲可能である。
【0026】
弾性シール部材23は、ガイドパイプ13の上端開口部に弾性的に嵌合してシール機能を発揮するシール部23aと、シール部23aの上端に一体に設けられてガイドパイプ13の上端開口部に当接することで、オイルレベルゲージ12の挿入位置を規定するフランジ部23bとを備える。
【0027】
ガイドパイプ13の上端には回転位置規制部材27が溶接されており、この 回転位置規制部材27が係合する切欠23cが弾性シール部材23フランジ部23bに形成される(図5参照)。
【0028】
次に、図5を参照して挿入シャフト22の挿入ガイド部24およびガイドパイプ13の形状を詳細に説明する。
【0029】
挿入ガイド部24は、弾性シール部材23側からゲージ部25側に向けて、第1直線部24a、第1屈曲部24b、第2直線部24c、第2屈曲部24d、第3直線部24e、第3屈曲部24fおよび第4直線部24gを備えており、第1〜第3屈曲部24b,24d,24fは同一平面内で交互に逆方向に屈曲する。第1屈曲部24bの屈曲方向外端の頂点をa点とし、第2屈曲部24dの屈曲方向外端の頂点をb点とし、第3屈曲部24fの屈曲方向外端の頂点をc点とし、第4直線部24gの下端の前記b点側の端部をd点とすると、第1直線部24aに沿う挿入シャフト22の軸線CLに対して、a点およびc点は一側に位置し、b点およびd点は他側に位置している。
【0030】
b点およびd点を通る直線とc点との距離をHとし、b点を通って軸線CLに平行な直線と、c点を通って軸線CLに平行な直線との距離をHrとし、c点を通って軸線CLに平行な直線と、d点を通って軸線CLに平行な直線との距離をHr1とする。また弾性シール部材23のフランジ部23bの下面から第3屈曲部24fのc点までの距離をLrとする。
【0031】
ガイドパイプ13は内径Dを有する円形断面のパイプであって、上端側から下端側に向けて第1直線部13a、屈曲部13b、第2直線部13cを備えており、ガイドパイプ13の上端側から屈曲部13bまでの距離をLとする。
【0032】
レベルゲージ13の挿入ガイド部24およびガイドパイプ13の各部の寸法関係は以下のように設定されている。即ち、
▲1▼c点を通って軸線CLに平行な直線と、d点を通って軸線CLに平行な直線との距離をHr1は、ガイドパイプ13の内径Dよりも大きく設定される(Hr1>D)。
【0033】
▲2▼b点およびd点を通る直線とC点との距離をHは、ガイドパイプ13の内径Dよりも小さく設定される(H<D)。
【0034】
▲3▼b点を通って軸線CLに平行な直線と、c点を通って軸線CLに平行な直線との距離をHrは、ガイドパイプ13の内径Dよりも小さく設定される(Hr<D)。
【0035】
▲4▼弾性シール部材23のフランジ部23bの下面からc点までの距離をLrは、ガイドパイプ13の上端側から屈曲部13bまでの距離をLよりも大きく設定される(Lr>L)。
【0036】
次に、上記構成を備えた実施例の作用について説明する。
【0037】
図7に示すように、オイルレベルゲージ12を軸線CL回りに180°回転させた逆向き姿勢でガイドパイプ13に挿入しようとすると、前記▲1▼で説明したように、c点を通って軸線CLに平行な直線と、d点を通って軸線CLに平行な直線との距離Hr1が、ガイドパイプ13の内径Dよりも大きく設定されているため、挿入ガイド部24のb点、c点およびd点がガイドパイプ13の内面に干渉して挿入できなくなり、弾性シール部材23がガイドパイプ13の開口部に届かなくなる。
【0038】
従って、誤ってオイルレベルゲージ12を逆向き姿勢でガイドパイプ13に挿入することがなくなり、図1に鎖線で示すように、オイルレベルゲージ12の把手21がバッテリ15と干渉して操作し難くなる不具合を解消することができる。尚、オイルレベルゲージ12を無理やりにガイドパイプ13に挿入した場合でも、弾性シール部材23の切欠23cの位相がガイドパイプ13の回転位置規制部材27の位相に一致せずに係合不能になることで、挿入姿勢の誤りに気付かせることができる。
【0039】
図8(A)に示す挿入初期段階において、オイルレベルゲージ12を正規の姿勢でガイドパイプ13に挿入しようとすると、前記▲2▼で説明したように、b点およびd点を通る直線とc点との距離Hが、ガイドパイプ13の内径Dよりも小さく設定されているため、オイルレベルゲージ12の挿入が可能になる。但し、挿入ガイド部24の最下端のd点がガイドパイプ13の内面と干渉するのを避けるために、挿入シャフト22の軸線CLを反時計方向に傾ける必要がある。このとき、d点の近傍のゲージ部25とガイドパイプ13の内面との間に隙間α1が確保される。
【0040】
続いて、図8(B)に示す挿入の末期段階において、挿入シャフト22の軸線CLがガイドパイプ13の第1直線部13aの軸線に一致するように、ガイドパイプ13の内面に当接するb点を支点にしてオイルレベルゲージ12を起立させる。このとき、前記▲3▼で説明したように、b点を通って軸線CLに平行な直線と、c点を通って軸線CLに平行な直線との距離Hrが、ガイドパイプ13の内径Dよりも小さく設定されているので、b点およびc点がガイドパイプ13の内面と干渉することはない。またガイドパイプ13の第2直線部13cは第1直線部13aに対して図中左側に屈曲しているため、挿入ガイド部24の最下端のd点はガイドパイプ13の内面と干渉することなく隙間α2が確保される。
【0041】
続いて、図4に示すように、オイルレベルゲージ12をガイドパイプ13の内部に完全に挿入し、弾性シール部材23のシール部23aをガイドパイプ13に圧入すると、弾性シール部材23の切欠23cが回転位置規制部材27に係合してオイルレベルゲージ12が正規の姿勢で挿入されたことが確認される。
【0042】
このとき、前記▲4▼で説明したように、弾性シール部材23のフランジ部23bの下面からc点までの距離Lrが、ガイドパイプ13の上端側から屈曲部13bまでの距離をLよりも大きく設定されているので、c点の位置は屈曲部13bよりも下方になり、c点は図中左側に傾斜したガイドパイプ13の第2直線部13cの内面に当接する。このように、挿入ガイド部24のb点およびc点の2カ所がガイドパイプ13の内面に当接することで、挿入ガイド部24のがたつきを抑えることができる。この状態で、d点の近傍のゲージ部25とガイドパイプ13の内面との間に隙間α3が確保される。
【0043】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0044】
例えば、実施例では自動車のトランスミッション11の油面を測定するオイルレベルゲージ12を例示したが、本発明はエンジンの油面を測定するオイルレベルゲージや、オイル以外の液体の液面を測定するレベルゲージに対しても適用することができる。
【0045】
また実施例では弾性シール部材23の切欠23cと回転位置規制部材27との係合によりオイルレベルゲージ12の誤組みを防止しているが、本実施例ではオイルレベルゲージ12の挿入シャフト22によって誤組みを防止できるため、弾性シール部材23の切欠23cおよび回転位置規制部材27は省略することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、挿入シャフトに屈曲部を設けたので、挿入シャフトをその回転方向姿勢が正規の姿勢から外れた状態でガイドパイプの内部に挿入しようとすると、挿入シャフトに設けた屈曲部がガイドパイプの内面と干渉して挿入が不能になるため、挿入シャフトが誤った姿勢で挿入されるのを確実に防止することができる。
【0047】
また請求項2に記載された発明によれば、挿入シャフトの弾性シール部材側に設けた挿入ガイド部が高剛性であるため、挿入ガイド部の屈曲部がガイドパイプとの干渉により変形するのを防止して、挿入シャフトが誤った姿勢で挿入されるのを確実に防止することができる。また挿入シャフトの弾性シール部材の反対側に設けたゲージ部が低剛性であるため、ゲージ部をガイドパイプに形状に沿うように湾曲させてスムーズに挿入することができる。
【0048】
また請求項3に記載された発明によれば、挿入シャフトの軸線に直交する方向に測った第3屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点間の距離をガイドパイプの内径よりも大きく設定したので、挿入シャフトを誤った姿勢で挿入しようとすると、第2屈曲部の頂点、第3屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点の3カ所がガイドパイプの内面と干渉することで、挿入シャフトの挿入を阻止することができる。
【0049】
また請求項4に記載された発明によれば、第2屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点を結ぶ直線から第3屈曲部の頂点までの距離をガイドパイプの内径よりも小さく設定したので、挿入シャフトを正規の姿勢で挿入する初期段階で該挿入シャフトの軸線を傾斜させることで、第2屈曲部の頂点、第3屈曲部の頂点および挿入ガイド部の最下点の何れかがガイドパイプの内面と干渉するのを防止し、挿入シャフトの挿入を可能にすることができる。
【0050】
また請求項5に記載された発明によれば、挿入シャフトの軸線に直交する方向に測った第2屈曲部の頂点および第3屈曲部の頂点間の距離をガイドパイプの内径よりも小さく設定したので、挿入シャフトを正規の姿勢で挿入する末期段階で該挿入シャフトの軸線をガイドパイプに沿わせたときに、第2、第3屈曲部の頂点がガイドパイプの内面と干渉するのを防止することができ、しかもガイドパイプが挿入ガイド部の第3屈曲部と同方向に屈曲する屈曲部を備えているので、ガイドパイプの屈曲部よりも下方に位置する挿入ガイド部の最下点が該ガイドパイプの内面と干渉するのを防止することができ、これにより挿入シャフトの挿入を可能にすることができる。
【0051】
また請求項6に記載された発明によれば、挿入シャフトをガイドパイプに完全に挿入すると挿入ガイド部の第2、第3屈曲部の二つの頂点がガイドパイプの内面に当接するので、ガイドパイプ内で挿入ガイド部ががたつくのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のトランスミッションの斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図2の4部拡大図
【図5】レベルゲージおよびガイドパイプの部分拡大図
【図6】図4の6−6線拡大断面図
【図7】レベルゲージの逆向き挿入時の作用説明図
【図8】レベルゲージの正規挿入時の作用説明図
【符号の説明】
13 ガイドパイプ
13b 屈曲部
21 把手
22 挿入シャフト
23 弾性シール部材
24 挿入ガイド部
24b 第1屈曲部(屈曲部)
24d 第2屈曲部(屈曲部)
24f 第3屈曲部(屈曲部)
25 ゲージ部
b 第2屈曲部の頂点
CL 挿入シャフトの軸線
c 第3屈曲部の頂点
D ガイドパイプの内径
d 挿入ガイド部の最下点
H 距離
Hr 距離
Hr1 距離

Claims (6)

  1. 把手(21)と弾性シール部材(23)と挿入シャフト(22)とを備え、把手(21)を持って挿入シャフト(22)をガイドパイプ(13)の内部に挿入して弾性シール部材(23)を該ガイドパイプ(13)の開口部に嵌合させることで、ガイドパイプ(13)の下方の液面の高さを測定するレベルゲージにおいて、
    挿入シャフト(22)に屈曲部(24b,24d,24f)を設け、挿入シャフト(22)をガイドパイプ(13)の内部に挿入する際に、挿入シャフト(22)の回転方向姿勢が正規の姿勢から外れている場合、前記屈曲部(24b,24d,24f)がガイドパイプ(13)の内面と干渉することで挿入シャフト(22)の挿入を不能にすることを特徴とするレベルゲージ。
  2. 挿入シャフト(22)は、前記屈曲部(24b,24d,24f)を有して弾性シール部材(23)側に位置する高剛性の挿入ガイド部(24)と、弾性シール部材(23)の反対側に位置する低剛性のゲージ部(25)とよりなることを特徴とする、請求項1に記載のレベルゲージ。
  3. 挿入シャフト(22)の挿入ガイド部(24)は、弾性シール部材(23)側からゲージ部(25)側に向かって、交互に逆方向に屈曲する第1屈曲部(24b)、第2屈曲部(24d)および第3屈曲部(24f)を備えており、挿入シャフト(22)の軸線(CL)に直交する方向に測った第3屈曲部(24f)の頂点(c)および挿入ガイド部(24)の最下点(d)間の距離(Hr1)が、ガイドパイプ(13)の内径(D)よりも大きく設定されたことを特徴とする、請求項2に記載のレベルゲージ。
  4. 挿入シャフト(22)の挿入ガイド部(24)は、弾性シール部材(23)側からゲージ部(25)側に向かって、交互に逆方向に屈曲する第1屈曲部(24b)、第2屈曲部(24d)および第3屈曲部(24f)を備えており、第2屈曲部(24d)の頂点(b)および挿入ガイド部(24)の最下点(d)を結ぶ直線から第3屈曲部(24f)の頂点(c)までの距離(H)が、ガイドパイプ(13)の内径(D)よりも小さく設定されたことを特徴とする、請求項2に記載のレベルゲージ。
  5. 挿入シャフト(22)の挿入ガイド部(24)は、弾性シール部材(23)側からゲージ部(25)側に向かって、交互に逆方向に屈曲する第1屈曲部(24b)、第2屈曲部(24d)および第3屈曲部(24f)を備えるとともに、ガイドパイプ(13)は前記第3屈曲部(24f)と同方向に屈曲する屈曲部(13b)を備えており、挿入シャフト(22)の軸線(CL)に直交する方向に測った第2屈曲部(24d)の頂点(b)および第3屈曲部(24f)の頂点(c)間の距離(Hr)が、ガイドパイプ(13)の内径(D)よりも小さく設定され、かつ挿入ガイド部(24)の最下点(d)がガイドパイプ(13)の屈曲部(13b)よりも下方に位置することを特徴とする、請求項2に記載のレベルゲージ。
  6. 挿入シャフト(22)をガイドパイプ(13)に完全に挿入したとき、挿入ガイド部(24)の第2屈曲部(24d)の頂点(b)および第3屈曲部(24f)の頂点(c)がガイドパイプ(13)の内面に当接することを特徴とする、請求項5に記載のレベルゲージ。
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