JP2005002911A - 送風ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】送風ユニットを、一対の圧電体2,2と該一対の圧電体2,2の間に挟持されて往復振動する薄板形状のブレード3とからなる圧電ファン1と、該圧電ファン1の上記ブレード3の先端部付近に位置して、送風可能な状態で、該ブレード3の空気吸込部側領域と空気吹出部側領域とを仕切る仕切板7とから構成し、空気吸込部側と空気吹出部側に圧力差を形成することにより、有効に静圧性能、送風性能を向上させた。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、圧電ファンを用いた送風ユニットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に圧電ファンは、一対の圧電体と、該一対の圧電体の間に挟持された弾性率の大きい薄板よりなるブレードと、上記圧電体およびブレードの基端側を固定する固定部材と、該固定部材の他端側に設けられた電源端子部とから構成されている(いわゆるバイモルフ素子構造)。
【0003】
今、上記電源端子部を介して上記一対の圧電体に正弦波の駆動電圧を印加すると、何れか一方側の圧電体が伸びる一方、他方側の圧電体が縮み、印加される駆動電圧の極性に応じて所定の周期で屈曲作動するようになり、上記固定部材部分を固定して、その共振周波数の正弦波駆動電圧を与えるようにすると、上記ブレードが、所定の振幅で、うちわ状に振動する。そして、ブレードが中正点に復元するときに、押し出された空気が前面方向に飛び出し、風を発生させる(例えば特許文献1,特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−110796号公報(第1−3頁、図1−2)
【特許文献2】
特開昭62−55500号公報(第1−4頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これら各特許文献に示される従来の圧電ファンは、何れも圧電ファン単体としてオープン状態での使用が想定されるに停っており、例えば具体的に空気調和機等の送風ユニットとして考えた場合、静圧性能が低く、空気吸込側と空気吹出側との圧力差が取れないので、極めて送風効率が悪く、送風ユニットとして有効な送風性能が得られない問題がある。
【0006】
本願発明は、このような事情に鑑み、上記圧電ファンのブレードの空気吸込部側と空気吹出部側との間に位置して、それら両者の間を送風可能な状態で仕切る仕切板を設けることにより、効果的に静圧性能を向上させ、有効な圧力差を取れるようにして、空気調和機等の送風ユニットとして機能し得る程度にまで送風性能を増大させた圧電ファンを使用した送風ユニットを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0008】
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、一対の圧電体2,2と該一対の圧電体2,2の間に挟持されて往復振動する薄板形状のブレード3とからなる圧電ファン1と、該圧電ファン1の上記ブレード3の先端部付近に位置して、送風可能な状態で、該ブレード3の空気吸込部側領域と空気吹出部側領域とを仕切る仕切板7とからなることを特徴としている。
【0009】
このような構成では、上記圧電ファン1の空気吸込部側と空気吹出部側とが、上記円弧板形状の仕切板7によって送風可能なクローズド状態に仕切られ、そのブレード3の先端3b側からの風のみが空気吹出口方向に吹き出されて行くようになり、ブレード3の空気吸込部側と空気吹出部側との間に十分な圧力差を確保することができるようになる。つまり、静圧性能が大きく向上する。
【0010】
その結果、圧電ファン1のブレード3の基部側から先端側に到る全域部分の周囲から均等に空気が吸込まれて空気吹出口方向に吹き出されるようになり、送風性能が大きく増大する。
【0011】
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、仕切板7は、全体としてブレード3の振動軌跡に沿った円弧板形状のものに形成され、ブレード3が振動自在に嵌合されるブレード嵌合口7cが設けられていることを特徴としている。
【0012】
このような構成によると、ブレード3の空気吸込部側と空気吹出部側とのシール状態が一層良好になり、より静圧性能、送風性能が向上する。
【0013】
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第2の課題解決手段の構成において、ブレード嵌合口7cは、ブレード3の振幅に対応して形成されていることを特徴としている。
【0014】
このような構成によれば、ブレード3の振動特性に制約を与えることなく、所定の振幅での安定した駆動を行うことができる。
【0015】
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第2又は第3の課題解決手段の構成において、ブレード嵌合口7cの口縁部70は、空気吸込面70a側がアール面に形成されていることを特徴としている。
【0016】
上記のように、圧電ファン1の空気吸込部側と空気吹出部側との間に仕切板7を設けると、圧電ファン1の送風手段としての静圧性能が向上し、送風能力が増大する。
【0017】
しかし、上記仕切板7のブレード嵌合口7cの口縁部が単に口部を切り抜いただけのストレートなエッジ状態となっていると、ブレード3の幅方向両縁側からブレード嵌合口7cを通って空気吹出口方向に吹き出される空気流のブレード嵌合口7cの吸込側部分での導入がスムーズではなく、乱れが発生する。そして、この乱れが、騒音の原因となり、また静圧性能、送風性能を阻害する。
【0018】
そこで、上記ブレード嵌合口7cの口縁部70の空気吸込側面70aをアール面に形成し、該アール面を利用してスムーズに空気を吸込むようにすると、上記のような気流の乱れを低減し、騒音が低減されるとともに、より静圧性能、送風性能が向上する。
【0019】
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第2,第3又は第4の課題解決手段の構成において、ブレード嵌合口7cの口縁部70は、空気吹出面70b側がアール面に形成されていることを特徴としている。
【0020】
このような構成によれば、同空気吹出側面70bのアール面によって、さらに上記空気吹出部側の気流の流れもスムーズになって、騒音が可及的に低減されるとともに、さらに静圧性能、送風性能が向上する。
【0021】
【発明の効果】
以上の結果、本願発明によると、静圧性能、送風性能の高い、低騒音、低コストの送風ユニットを実現することが可能となり、空気調和機等の送風ユニットとしても有効に使用できるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1〜図5は、空気調和機の壁掛型室内機に適用した本願発明の実施の形態1に係る送風ユニットの構成および作用を示している。
【0023】
すなわち、この実施の形態では、圧電ファンが、空気調和機の室内機における送風ユニットとして構成されている。
【0024】
そして、その場合において、特に圧電ファンの静圧性能を有効に向上させることによって、送風機としての送風性能を有効にアップし、送風性能を向上させたことを特徴としている。
【0025】
図1〜図5中、先ず符号1は、圧電ファンである。該圧電ファン1は、例えば圧電セラミック等よりなる一対の圧電体2,2と、該一対の圧電体2,2の間に挟持された弾性率の大きい例えばプラスチック製の薄板よりなるブレード3と、上記圧電体2,2およびブレード3の基端側を固定する固定部材8と、該固定部材8の他端側に設けられた電源端子部9とから構成されている(いわゆるバイモルフ素子構造)。ブレード3は、一対の圧電体2,2よりも長さが長く、所望の風量を得るに十分な振幅と羽根幅のものに形成されている。
【0026】
今、上記電源端子部9を介して上記一対の圧電体2,2に正弦波の駆動電圧を印加すると、何れか一方側の圧電体2が伸びる一方、他方側の圧電体2が縮み、印加される駆動電圧の極性に応じて所定の周期で屈曲作動するようになり、上記固定部材8部分を固定して、その共振周波数の正弦波駆動電圧を与えるようにすると、上記ブレード3が、所定の振幅で、うちわ状に振動する。そして、ブレード3が中正点に復元するときに、押し出された空気が前面方向に飛び出し、風を発生させる。
【0027】
この時の風速および風量は、上記共振周波数やブレード3の先端振幅、羽根幅に依存する。またブレード3の先端振幅は、印加される駆動電圧の大きさに依存する。
【0028】
このような構成の圧電ファン1では、多翼ファン(シロッコファン)のような回転機構等の摺動部がないので、耐久性に優れ、またコイル部がないので電磁ノイズも発生しない。また、消費電力量も小さく、送風時の騒音も低い。
【0029】
一方、符号5は、例えば図2に示すような壁掛け型の空気調和機用室内機の本体ケーシングであり、建物の壁Aの上部に、天井Bとの間に所定の間隔をおいて設置されるように構成されている。そして、該本体ケーシング5の正面部と天面部には、各々空気吸込用の開口4a,4aが、また底面には空気吹出用の開口4bが各々開口されており、上記正面側、天面側各空気吸込用開口4a,4aの内側には、当該各開口面に対応して内部に冷媒が流れる鉤形の空気熱交換器10が設けられている。
【0030】
そして、上記圧電ファン1は、該構造の本体ケーシング5内において、上記空気吸込用の開口4a,4aおよび空気熱交換器10、空気吹出用の開口4bに対して、例えば図1および図2に示すように設置固定され、上述のように、その共振周波の正弦波駆動電圧で駆動された時に、例えば図2中に仮想線で示すように、上記各空気吸込用開口4a,4aから均等に空気を吸込み、上記空気熱交換器10の正面側部分および天面側部分の各々を均等に通して、グリル部6を備えた底面側空気吹出用の開口4bから下方にスムーズに吹き出す。
【0031】
ところで、この場合、当該空気吹出用の開口4bに対して、上記圧電ファン1のブレード3先端が単にオープンな状態で対応しているだけの場合には、すでに従来の問題点として述べたように、静圧性能が低く、空気吸込側と空気吹出側との圧力差が取れないので、極めて送風効率が悪く、送風ユニットとして有効な送風性能が得られない。
【0032】
そこで、この実施の形態では、当該圧電ファン1のブレード3の空気吸込部側と空気吹出部側との間、より具体的には圧電ファン1のブレード3と本体ケーシング5の空気吹出用の開口4bとの間、さらに具体的には、同部分における圧電ファン1のブレード3の先端3b部分に位置して、圧電ファン1側と空気吹出用の開口4b側とをクローズド状態に仕切る仕切板7を設けて、上記ブレード3の空気吹出部側と空気吸込部側との間に有効な圧力差が生じるように構成している。
【0033】
この仕切板7は、例えば図3に詳細に示されているように、全体として上記ブレード3の先端3bの振動軌跡に対応して円弧板形状に構成され、同円弧板7a部分には、上記ブレード3の先端3bの幅と振幅(最大振幅)に対応してブレード3の先端(チップ位置)3bを振動自在に所定の隙間を有して嵌合(遊嵌)させるブレード嵌合口7cが設けられている。一方、その両端側は、平板形状の仕切壁7b,7bに構成されている。該仕切壁7b,7b部分は、当該仕切板7自体を本体ケーシング5の側板間に固定する機能をも有している。
【0034】
したがって、このような構成では、上記圧電ファン1と空気吹出用の開口4bとは、上記円弧板形状の仕切板7によってクローズド状態に仕切られ、ブレード3の先端3b側からの風のみが、上記ブレード嵌合口7cから上記空気吹出用開口4b側に吹き出されて行くようになり、ブレード3の空気吹出部側と空気吸込部側との間に十分な圧力差を確保することができるようになる。つまり、静圧性能が大きく向上する。
【0035】
その結果、例えば図4および図5に示すように、この実施の形態の構成では、圧電ファン1のブレード3の基部3a側から先端3b側に到る全域部分の周囲から均等に空気が吸込まれて空気吹出用の開口4b側に吹き出されるようになり、図2のように上記空気熱交換器10の各部を通る空気の流速分布が全体に亘って効果的に均一化される。
【0036】
その結果、空気熱交換器10の熱交換性能も向上する。
【0037】
(実施の形態2)
次に図6〜図7は、本願発明の実施の形態2に係る送風ユニットの要部の構成と作用を示している。
【0038】
上記実施の形態1の構成のように、圧電ファン1のブレード3と本体ケーシング5の空気吹出用開口4bとの間に仕切板7を設けると、圧電ファン1の送風手段としての静圧性能が向上し、送風能力が増大する。
【0039】
しかし、上記実施の形態1の構成では、上記仕切板7のブレード嵌合口7cの口縁部が単に口部を切り抜いただけのストレートなエッジ状態となっている。そのため、ブレード3の幅方向両縁側からブレード嵌合口7cを通って空気吹出用開口4b方向に吹き出される空気流のブレード嵌合口7c吸込側部分での導入がスムーズではなく、乱れが発生している。そして、この乱れが、騒音の原因となっているとともに、やはり静圧性能、送風性能を阻害している。
【0040】
そこで、この実施の形態では、上記ブレード嵌合口7cの口縁部70を、図6〜図8のように空気吸込側に折り曲げて、その空気吸込側面70aを特に図8に拡大して示すような曲率の大きなアール面に形成し、該アール面を利用してスムーズに空気を吸込むようにすることによって、上記のような気流の乱れを低減し、騒音を低減するとともに、より静圧性能、送風性能を向上させるようにしたことを特徴としている。
【0041】
その他の部分の構成および作用は、全て上述の実施の形態1の構成および作用と同一である。従って、その対応する説明を援用して、具体的な説明を省略する。
【0042】
(実施の形態3)
次に図9〜図11は、本願発明の実施の形態3に係る送風ユニットの要部の構成と作用を示している。
【0043】
上記実施の形態1の構成のように、圧電ファン1のブレード3と本体ケーシング5の空気吹出用の開口4bとの間に仕切板7を設けると、圧電ファン1の送風手段としての静圧性能が向上し、送風能力が増大する。
【0044】
しかし、上記実施の形態1の構成では、上記仕切板7のブレード嵌合口7cの口縁部が単に口部を切り抜いただけのストレートなエッジ状態となっている。そのため、ブレード3の幅方向両縁側からブレード嵌合口7cを通って空気吹出用の開口4b方向に吹き出される空気流のブレード嵌合口7c吸込側部分での導入がスムーズではなく、乱れが発生している。そして、この乱れが、騒音の原因となり、また静圧性能、送風性能を阻害していた。
【0045】
そこで、上記実施の形態2の構成のように、上記ブレード嵌合口7cの口縁部70を空気吸込側に折り曲げて、その空気吸込側面70aを図8に示すような曲率の大きなアール面に形成し、該アール面を利用してスムーズに空気を吸込むようにすると、上記のような吸込側での気流の乱れが低減され、その分静圧性能、送風性能を向上させ、騒音を低減させることができる。
【0046】
しかし、該実施の形態2の構成の場合、上記気流ガイド用のアール面は同口縁部70の空気吸込側面70a部分にしか設けられていない。
【0047】
したがって、ブレード嵌合口7cの空気吹出面側エッジ部によって空気吹出面側部分において乱れが生じやすく、それが静圧性能、送風性能を悪化させているとともに騒音の原因ともなっている。
【0048】
そこで、この実施の形態では、上記実施の形態2の構成に加えて、さらに上記口縁部70の空気吹出側面70bをも、図11に拡大して詳細に示すように、所定の曲率のアール面に形成したことを特徴とするものである。
【0049】
このような構成によれば、同アール面の空気吹出側面70bによって、上記空気吹出側の気流の流れがスムーズになって、騒音が可及的に低減されるとともに、さらに静圧性能、送風性能が向上する。
【0050】
その他の部分の構成および作用は、全て上述の実施の形態1の構成および作用と同一である。従って、その対応する説明を援用して、具体的な説明を省略する。
【0051】
(実施の形態4)
次に図12は、本願発明の実施の形態4に係る送風ユニットの構成と作用を示している。
【0052】
この実施の形態の構成は、例えば上述の実施の形態1の構成における圧電ファン1を複数台並設するとともに、それぞれの仕切板7を図示のように両端7b,7b側で相互に連結して一体化し、個々の送風能力とともに、そのトータルの送風能力を十分に増大させ、大型の熱交換器10に対応できるようにしたことを特徴としている。
【0053】
このような構成によると、上記実施の形態1と同様の理由で、個々の圧電ファン1,1・・・の静圧性能、送風性能を可及的有効に向上させることができることはもちろん、それらが複数台組み合わされることから、トータルとしての送風能力の大きな送風ユニットを、低騒音、低コストに提供することができるようになる。
【0054】
その結果、空気熱交換器10の熱交換能力の増大要求にも自由に対応できるようになり、空気調和装置の空調能力増大にも問題なく対応することができる。
【0055】
なお、この場合、上記複数台の圧電ファン1,1・・・は、例えば図示のように偶数台設けるようにし、それらの内の相互に隣合う圧電ファン1,1同士の駆動位相を逆にし(180°)、相互の振動が吸収されるような駆動方法が採用される。
【0056】
このような構成を採用すると、駆動時の機械的な振動および騒音が共に有効に低減され、本質的に静粛性の高い圧電ファンを用いた送風ユニットの特徴を可及的有効に活かすことができる。
【0057】
なお、上述の構成は、上述のような実施の形態1の構成による場合のみならず、上記実施の形態2,3の構成によっても全く同様に実現することができ、より低騒音で、より静圧性能、送風性能の高いものとすることができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る送風ユニットを採用して構成した空気調和機用室内機の全体的な構成を示す正面側から見た縦断面図である。
【図2】同室内機の全体的な構成を示す右側面側から見た縦断面図である。
【図3】同室内機の送風ユニット部分の一部切欠斜視図である。
【図4】同送風ユニット部分の左側面側から見た縦断面図である。
【図5】同送風ユニット部分の上面側から見た水平断面図である。
【図6】本願発明の実施の形態2に係る送風ユニットを採用して構成した空気調和機用室内機の送風ユニット部分の左側面側から見た縦断面図である。
【図7】同送風ユニット部分の上面側から見た水平断面図である。
【図8】同送風ユニット部分の要部であるブレード嵌合口の口縁部の拡大断面図である。
【図9】本願発明の実施の形態3に係る送風ユニットを採用して構成した空気調和機用室内機の送風ユニット部分の左側面側から見た縦断面図である。
【図10】同送風ユニット部分の上面側から見た水平断面図である。
【図11】同送風ユニット部分の要部であるブレード嵌合口の口縁部の拡大断面図である。
【図12】本願発明の実施の形態4に係る送風ユニットを採用して構成した空気調和機用室内機の全体的な構成を示す正面側から見た縦断面図である。
【符号の説明】
1は圧電ファン、2は圧電体、3はブレード、4aは空気吸込用の開口、4bは空気吹出用の開口、5は本体ケーシング、6は吹出グリル、7は仕切板、7aは円弧板部、7bは仕切壁部、7cはブレード嵌合口、8は固定部材、9は電源端子部、10は空気熱交換器、70は口縁部、70aは空気吸込側面、70bは空気吹出側面である。
Claims (5)
- 一対の圧電体(2),(2)と該一対の圧電体(2),(2)の間に挟持されて往復振動する薄板形状のブレード(3)とからなる圧電ファン(1)と、該圧電ファン(1)の上記ブレード(3)の先端部付近に位置して、送風可能な状態で、該ブレード(3)の空気吸込部側領域と空気吹出部側領域とを仕切る仕切板(7)とからなることを特徴とする送風ユニット。
- 仕切板(7)は、全体としてブレード(3)の振動軌跡に沿った円弧板形状のものに形成され、ブレード(3)が振動自在に嵌合されるブレード嵌合口(7c)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の送風ユニット。
- ブレード嵌合口(7c)は、ブレード(3)の振幅に対応して形成されていることを特徴とする請求項2記載の送風ユニット。
- ブレード嵌合口(7c)の口縁部(70)は、空気吸込面(70a)側がアール面に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の送風ユニット。
- ブレード嵌合口(7c)の口縁部(70)は、空気吹出面(70b)側がアール面に形成されていることを特徴とする請求項2,3又は4記載の送風ユニット。
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Cited By (2)
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