JP2005002181A - 着色布粘着テープおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の着色布粘着テープの製造方法を簡略化して、材料を節約し、無駄をなくすとともに、キャラクター、文字入りの着色布粘着テープの製造を印刷ではない方法で可能にし、多彩色にあふれ、バラエティに富んだパターン柄などの着色布粘着テープを安価に提供すること。
【解決手段】経糸(1)または緯糸(2)の少なくとも一方に着色糸を用いた織布(3)からなる基材の一方の面に、着色顔料未添加のポリエチレン層(4)を設け、該基材の一方の面に粘着剤層(5)を設け、さらに、該粘着剤層を設けた面とは反対の面に剥離剤層を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】経糸(1)または緯糸(2)の少なくとも一方に着色糸を用いた織布(3)からなる基材の一方の面に、着色顔料未添加のポリエチレン層(4)を設け、該基材の一方の面に粘着剤層(5)を設け、さらに、該粘着剤層を設けた面とは反対の面に剥離剤層を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】
本発明は、布粘着テープ、すなわち、織布を基材とした布粘着テープに係わり、特に、多彩な外観の着色布粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平10−88070号公報
【非特許文献1】日本粘着工業会編集「粘着ハンドブック」(第2版)p374−375、1995年発行
布粘着テープを製造する場合、非特許文献1に記載のように、まず、粘着テープの基材となる無地の織布に、溶融したポリエチレンを付着し易くするため、アルキルチタネート、ポリエチレンイミン、ポリイソシアネートなどで、アンカー処理と称する前処理(これをAC工程と称する)を行う。次に、ポリエチレンをこの織布の表面にラミネートする工程(これをPLC工程と称する)がある。
【0003】
着色布粘着テープを製造する場合は、このPLC工程で、所望の色の着色顔料をポリエチレンに添加し、約320℃で溶融して、織布の片面に塗工し、冷却させる。さらに、その表面に剥離剤を塗布することで、着色ポリエチレンラミネート布ができあがる。次工程で、この着色ポリエチレンラミネート布のポリエチレンがラミネートされていない方の面に粘着剤を塗工し、紙管を芯にして所定の長さに巻き取り、さらに、これを必要な幅に切断することにより、着色布粘着テープが完成する。
【0004】
これらの工程で、着色ポリエチレンラミネート布の色を変えて、他の色の着色布粘着テープを製造するためには、新たな着色顔料をポリエチレンに添加し、混合することが必要で、さらに、先に使用した着色顔料の色との混濁を防ぐために、Tダイと称する溶融ポリエチレンの吐出口や配管の清掃などが必要となるから、上記のPLC工程を、一旦、停止させなければならなかった。
【0005】
特許文献1には、布基材の粘着剤を塗工した面とは反対側の面に、少なくとも3層の所定の色に着色したポリエチレンフィルム層を積層した着色布粘着テープの記載がある。この、着色布粘着テープは、1層目に黒色のポリエチレンフィルム層、2層目に白色のポリエチレンフィルム層、3層目に所定の色のポリエチレンフィルム層を設けることにより、色彩が鮮やかで、耐候性の優れた着色布粘着テープに仕上がっているが、この場合、少なくとも3回、PLC工程を停止させて、ポリエチレンの色を変えなければならなかった。
【0006】
このことは、着色布粘着テープの生産効率を大きく低下させるとともに、高価な着色顔料の無駄を発生させることから、多色の着色布粘着テープの製造はコストがかかり過ぎ、商品化することは困難であった。
【0007】
また、着色顔料を使用する従来の製造方法では、一度のPLC工程で1色だけの、平坦な単色の粘着テープを作ることしか出来ない不便さもあった。
【0008】
また、複数色の着色布粘着テープを製造する場合には、印刷などによる工程を経て、2色以上を設けていた。
【0009】
また、着色布粘着テープは、現在、12色に標準化されている。そのため、12種類の着色布粘着テープを製造するためには、¥2000/kgの高価な着色顔料も含め、材料として、12種類もの着色顔料を持っていなければならなかった。
【0010】
また、従来の製造方法では、中間色を得るためには、煩雑な調合、色合わせが必要であり、虹色とか、ツートンカラー、チェックパターンなどの複合色やキャラクターデザイン入りの着色布粘着テープの製造は不可能であった。
【0011】
その解決策として、一度できあがった着色布粘着テープの表面に印刷をする手法がとられているが、製造工数が増えるため、着色布粘着テープは、高価なものになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来、着色布粘着テープは、ポリエチレン等の樹脂に所望の色の着色顔料を添加し、着色していた。そのため、ある色の着色布粘着テープを製造後、次に、異なる色の着色布粘着テープを製造しようとする場合、その色に必要な着色顔料の準備が必要であった。単色であっても、色調合わせ、ポリエチレンとの混合が必要で、その準備に大変な手間と時間がかかっていた。
【0013】
また、所望の色を得るためには、色の混濁を防ぐため、配管などの清掃をしなければならない。また、先に製造した色の残剤処理のため、製造ラインを停止させなければならず、生産ロスのみならず、材料などのロスも発生していた。
【0014】
本発明の目的は、従来の着色布粘着テープの製造方法を簡略化し、材料を節約し、無駄をなくすとともに、キャラクター、文字入りの着色布粘着テープの製造を印刷ではない方法で可能にして、多彩色にあふれ、バラエティに富んだパターン柄などの着色布粘着テープを安価に提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構成とするものである。
【0016】
すなわち、本発明の着色布粘着テープは、基材となる織布の、経糸または緯糸の少なくとも一方に、着色糸を使用する。
【0017】
この場合、上記着色糸を、複数色使用する。
【0018】
また、これらの場合、上記経糸と上記緯糸をそれぞれ、異なる色に着色する。
【0019】
また、これらの場合、上記着色糸を、一定間隔で使用する。
【0020】
また、これらの場合、上記基材となる織布に使用されている糸を、レーヨン糸、綿糸、ポリエステル糸、アセテート糸、レーヨンとポリエステルの混紡糸、綿とポリエステルの混紡糸、樹脂繊維、ガラス繊維のいずれかとする。
【0021】
着色布粘着テープを製造する方法において、経糸または緯糸の少なくとも一方に着色糸を用いた織布からなる基材の一方の面に、着色顔料未添加の樹脂層を設け、該基材の一方の面に粘着剤層を設け、さらに、該粘着剤層を設けた面とは反対の面に剥離剤層を設ける。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、着色布粘着テープについて、鋭意研究の結果、基材となる織布の、経糸または緯糸の少なくとも一方に、着色糸を使用することで、多彩色にあふれ、バラエティに富んだパターン柄などの着色布粘着テープを容易に得ることができることを見い出した。
【0023】
さらに、上記着色布粘着テープは、経糸または緯糸の少なくとも一方に着色糸を用いた織布からなる基材の一方の面に、着色顔料未添加のポリエチレン等の樹脂層を設け、該基材の一方の面に粘着剤層を設け、さらに、該粘着剤層を設けた面とは反対の面に剥離剤層を設けることにより製造する。そのため、PLC工程でポリエチレンに着色顔料を添加する必要がなくなり、製造工程を簡略化することができ、大幅な原価低減が可能となった。
【0024】
上記着色糸の使い方としては、経糸と緯糸のそれぞれに、異なる色の着色糸を使用したり、上記着色糸を複数色使用したり、上記着色糸を一定間隔で使用することが可能である。
【0025】
また、上記基材となる織布に使用される糸としては、レーヨン糸、綿糸、ポリエステル糸、アセテート糸、レーヨンとポリエステルの混紡糸、綿とポリエステルの混紡糸、樹脂繊維、ガラス繊維のいずれかが使用される。
【0026】
本発明の着色布粘着テープは、基材に予め所望の色の糸で織った布をAC工程段階から用いることにより、PLC工程で着色顔料を添加する必要がない。また、色替えや、複数の色彩からなる着色布粘着テープを製造する場合にも、AC工程で、予め着色糸で織られた布や柄物織布を投入することで、途中、PLC工程を中断することなく、一環生産となるので、材料のロスも大幅に低減される。
【0027】
本発明は、従来の製造方法を大幅に簡略化した上で、各色、多彩な外観の着色布粘着テープを容易に作ることができる。本発明により、従来の着色布粘着テープの製造に必要であった着色顔料が不要になった。さらに、着色顔料を使用する場合は、単色の着色布粘着テープしか製造できなかったが、本発明では、例えば、虹色や玉虫色、ツートンカラーといった複合色で、多種多様な表面仕上がりの着色布粘着テープの製造が可能となった。このような仕上がりの着色布粘着テープは、従来の粘着テープ製造方法では不可能であった。
【0028】
本発明では、経糸、緯糸のどちらか一方を所望の色に着色した糸を用いた織布を用いることで、デニム調の風合いの外観を有する着色布粘着テープを得ることもできる。
【0029】
また、緯糸の一部を所望の色に着色した糸を用いて、所望の間隔で打込んだ織布を用いることで、キャラクターや文字などを表示した着色布粘着テープを、印刷工程を経ることなく、容易に得ることができる。
【0030】
また、緯糸に所望の色に着色した糸を複数色用い、かつ、所望の間隔で各色打込んだ織布を用いることで、縞々模様の着色布粘着テープを得ることができる。
【0031】
さらに、幅方向(経糸)、長さ方向(緯糸)の両方あるいはどちらか一方を、明度が異なるように着色した糸を配列した織布を用いることで、グラデーションの掛かった着色布粘着テープを得ることができる。
【0032】
本発明では、これら着色布粘着テープを得るために、着色顔料を全く必要としないので、PLC工程でのポリエチレン樹脂の変更作業がなく、ロス分も発生しない。また、複数色の場合には、印刷工程の削減も図れ、容易に、異なる色や模様の着色布粘着テープを得ることができる。
【0033】
以下、本発明の着色布粘着テープおよびその製造方法について、実施例によって、具体的に説明する。
【0034】
【実施例】
〔実施例1〕
経糸(1)と緯糸(2)に赤色に着色したレーヨン糸を用いた織布(3)の一方の面に着色顔料未添加のポリエチレン層(4)を設け、他方の面に、天然ゴム系粘着剤を塗工し、粘着剤層(5)を設けることにより、赤色の着色布粘着テープ(6)を得た(図1参照)。次に、緑色の織布を用い、同様に、緑色の織布の一方の面に着色顔料未添加のポリエチレン層を設け、他方の面に、天然ゴム系粘着剤を塗工し、緑色の着色布粘着テープを得た。PLC工程において、樹脂層の色替え作業がなく、ロス分も発生せず、容易に、緑色の着色布粘着テープを得ることができた。
【0035】
〔実施例2〕
経糸に未着色のレーヨン糸を用い、緯糸に青色に着色したポリエステルフィラメント糸を用いた織布の一方の面に着色顔料未添加のポリエチレン層を設け、他方の面にスチレン・イソプレン・スチレン系粘着剤を塗工し、デニム調の風合いの外観を有する青色の着色布粘着テープを得た。
【0036】
〔実施例3〕
経糸に青色に着色したアセテート糸を60本/インチ、緯糸に赤色に着色したアセテート糸を70本/インチ打ち込んだ織布の一方の面に着色顔料未添加のポリエチレン層を設け、他方の面に天然ゴム系粘着剤を塗工し、青色と赤色からなる着色布粘着テープを得た。
【0037】
〔実施例4〕
未着色の綿糸を経糸(7)に用い、ポリエステルフィラメント糸を緯糸(8)に用い、かつ、緯糸(8)の一部に、黒色に着色したポリエステルフィラメント糸(9)を50mmピッチで打込んだ織布(10)を用いることで、印刷工程を経ることなく、メジャー代わりとなる着色布粘着テープを得ることができた(図2参照)。
【0038】
〔実施例5〕
経糸(11)に未着色のレーヨン糸を用い、緯糸に黄色に着色したレーヨン糸(12)を長さ方向に100mm打ち込み、ついで、黒色に着色したレーヨン糸(13)を長さ方向に100mm打ち込み、これを交互に繰り返し打込んだ織布(14)を用いることで、縞々模様となる着色布粘着テープを得ることができた(図3参照)。
【0039】
〔実施例6〕
経糸にレーヨンとポリエステルの混紡糸を用い、緯糸に明度の異なるように着色したポリエステル糸を配列した織布を用いることで、グラデーションの掛かった着色布粘着テープを得ることができた。
【0040】
〔比較例1〕
未着色のレーヨン織布の一方の面に、赤色の着色顔料を添加したポリエチレン層を押し出しラミネート方式で設け、他方の面に天然ゴム系粘着剤を塗工し、赤色の着色布粘着テープを得た。次に、赤く着色されたポリエチレンを押し出し機より抜き出し、溶融ポリエチレンの吐出口や配管等を清掃した。次に、未着色のレーヨン織布の一方の面に、緑色の着色顔料を添加したポリエチレン層を設け、緑色の着色布粘着テープを得た。この方法では、PLC工程において、ポリエチレン層の色替え作業と、約100kgのポリエチレンのロスが発生した。
【0041】
〔比較例2〕
未着色のポリエステル織布の一方の面に黄色の着色剤の添加したポリエチレン層を押し出しラミネート方式で設け、さらに、印刷機により100mm間隔に黒色インクを用いて印刷し、縞々模様の着色布粘着テープを得た。
【0042】
【発明の効果】
本発明の着色布粘着テープは、基材となる織布の、経糸または緯糸の少なくとも一方に、着色糸を使用するから、多彩な色彩の着色布粘着テープを容易に得ることができる。また、PLC工程で高価な着色顔料を添加する必要がないため、製造工程を簡略化でき、大幅な原価低減が可能である。
【0043】
この場合、上記着色糸を、複数色使用するから、多彩な外観の着色布粘着テープを容易に得ることができる。
【0044】
また、これらの場合、上記経糸と上記緯糸をそれぞれ、異なる色に着色するから、多彩な外観の着色布粘着テープを容易に得ることができる。
【0045】
また、これらの場合、上記着色糸を、一定間隔で使用するから、キャラクターや文字などを表示したパターン柄の着色布粘着テープを印刷工程を経ることなく、容易に得ることができる。
【0046】
また、これらの場合、上記基材となる織布に使用されている糸が、レーヨン糸、綿糸、ポリエステル糸、アセテート糸、レーヨンとポリエステルの混紡糸、綿とポリエステルの混紡糸、樹脂繊維、ガラス繊維のいずれかであるから、種々の色に着色可能であり、また、十分な実用強度を有する。
【0047】
また、着色布粘着テープを製造する方法において、経糸または緯糸の少なくとも一方に着色糸を用いた織布からなる基材の一方の面に、着色顔料未添加の樹脂層を設け、該基材の一方の面に粘着剤層を設け、さらに、該粘着剤層を設けた面とは反対の面に剥離剤層を設けるから、ポリエチレン層の色替え作業およびポリエチレンのロスがなく、大幅な原価低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明に係る織布の経糸と緯糸の織り方を示す摸式図である。
(B)着色布粘着テープの概略断面図である。
【図2】本発明に係る織布の経糸と緯糸の織り方を示す摸式図である。
【図3】本発明に係る織布の経糸と緯糸の織り方を示す摸式図である。
【符号の説明】
1・・・赤色の着色経糸、2・・・赤色の着色緯糸、3・・・織布、4・・・着色顔料未添加のポリエチレン層、5・・・粘着剤層、6・・・赤色の着色布粘着テープ、
7・・・未着色経糸、8・・・未着色緯糸、9・・・黒色の着色緯糸、10・・・織布、
11・・・未着色経糸、12・・・黄色の着色緯糸、13・・・黒色の着色緯糸、
14・・・織布
【発明に属する技術分野】
本発明は、布粘着テープ、すなわち、織布を基材とした布粘着テープに係わり、特に、多彩な外観の着色布粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平10−88070号公報
【非特許文献1】日本粘着工業会編集「粘着ハンドブック」(第2版)p374−375、1995年発行
布粘着テープを製造する場合、非特許文献1に記載のように、まず、粘着テープの基材となる無地の織布に、溶融したポリエチレンを付着し易くするため、アルキルチタネート、ポリエチレンイミン、ポリイソシアネートなどで、アンカー処理と称する前処理(これをAC工程と称する)を行う。次に、ポリエチレンをこの織布の表面にラミネートする工程(これをPLC工程と称する)がある。
【0003】
着色布粘着テープを製造する場合は、このPLC工程で、所望の色の着色顔料をポリエチレンに添加し、約320℃で溶融して、織布の片面に塗工し、冷却させる。さらに、その表面に剥離剤を塗布することで、着色ポリエチレンラミネート布ができあがる。次工程で、この着色ポリエチレンラミネート布のポリエチレンがラミネートされていない方の面に粘着剤を塗工し、紙管を芯にして所定の長さに巻き取り、さらに、これを必要な幅に切断することにより、着色布粘着テープが完成する。
【0004】
これらの工程で、着色ポリエチレンラミネート布の色を変えて、他の色の着色布粘着テープを製造するためには、新たな着色顔料をポリエチレンに添加し、混合することが必要で、さらに、先に使用した着色顔料の色との混濁を防ぐために、Tダイと称する溶融ポリエチレンの吐出口や配管の清掃などが必要となるから、上記のPLC工程を、一旦、停止させなければならなかった。
【0005】
特許文献1には、布基材の粘着剤を塗工した面とは反対側の面に、少なくとも3層の所定の色に着色したポリエチレンフィルム層を積層した着色布粘着テープの記載がある。この、着色布粘着テープは、1層目に黒色のポリエチレンフィルム層、2層目に白色のポリエチレンフィルム層、3層目に所定の色のポリエチレンフィルム層を設けることにより、色彩が鮮やかで、耐候性の優れた着色布粘着テープに仕上がっているが、この場合、少なくとも3回、PLC工程を停止させて、ポリエチレンの色を変えなければならなかった。
【0006】
このことは、着色布粘着テープの生産効率を大きく低下させるとともに、高価な着色顔料の無駄を発生させることから、多色の着色布粘着テープの製造はコストがかかり過ぎ、商品化することは困難であった。
【0007】
また、着色顔料を使用する従来の製造方法では、一度のPLC工程で1色だけの、平坦な単色の粘着テープを作ることしか出来ない不便さもあった。
【0008】
また、複数色の着色布粘着テープを製造する場合には、印刷などによる工程を経て、2色以上を設けていた。
【0009】
また、着色布粘着テープは、現在、12色に標準化されている。そのため、12種類の着色布粘着テープを製造するためには、¥2000/kgの高価な着色顔料も含め、材料として、12種類もの着色顔料を持っていなければならなかった。
【0010】
また、従来の製造方法では、中間色を得るためには、煩雑な調合、色合わせが必要であり、虹色とか、ツートンカラー、チェックパターンなどの複合色やキャラクターデザイン入りの着色布粘着テープの製造は不可能であった。
【0011】
その解決策として、一度できあがった着色布粘着テープの表面に印刷をする手法がとられているが、製造工数が増えるため、着色布粘着テープは、高価なものになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来、着色布粘着テープは、ポリエチレン等の樹脂に所望の色の着色顔料を添加し、着色していた。そのため、ある色の着色布粘着テープを製造後、次に、異なる色の着色布粘着テープを製造しようとする場合、その色に必要な着色顔料の準備が必要であった。単色であっても、色調合わせ、ポリエチレンとの混合が必要で、その準備に大変な手間と時間がかかっていた。
【0013】
また、所望の色を得るためには、色の混濁を防ぐため、配管などの清掃をしなければならない。また、先に製造した色の残剤処理のため、製造ラインを停止させなければならず、生産ロスのみならず、材料などのロスも発生していた。
【0014】
本発明の目的は、従来の着色布粘着テープの製造方法を簡略化し、材料を節約し、無駄をなくすとともに、キャラクター、文字入りの着色布粘着テープの製造を印刷ではない方法で可能にして、多彩色にあふれ、バラエティに富んだパターン柄などの着色布粘着テープを安価に提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構成とするものである。
【0016】
すなわち、本発明の着色布粘着テープは、基材となる織布の、経糸または緯糸の少なくとも一方に、着色糸を使用する。
【0017】
この場合、上記着色糸を、複数色使用する。
【0018】
また、これらの場合、上記経糸と上記緯糸をそれぞれ、異なる色に着色する。
【0019】
また、これらの場合、上記着色糸を、一定間隔で使用する。
【0020】
また、これらの場合、上記基材となる織布に使用されている糸を、レーヨン糸、綿糸、ポリエステル糸、アセテート糸、レーヨンとポリエステルの混紡糸、綿とポリエステルの混紡糸、樹脂繊維、ガラス繊維のいずれかとする。
【0021】
着色布粘着テープを製造する方法において、経糸または緯糸の少なくとも一方に着色糸を用いた織布からなる基材の一方の面に、着色顔料未添加の樹脂層を設け、該基材の一方の面に粘着剤層を設け、さらに、該粘着剤層を設けた面とは反対の面に剥離剤層を設ける。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、着色布粘着テープについて、鋭意研究の結果、基材となる織布の、経糸または緯糸の少なくとも一方に、着色糸を使用することで、多彩色にあふれ、バラエティに富んだパターン柄などの着色布粘着テープを容易に得ることができることを見い出した。
【0023】
さらに、上記着色布粘着テープは、経糸または緯糸の少なくとも一方に着色糸を用いた織布からなる基材の一方の面に、着色顔料未添加のポリエチレン等の樹脂層を設け、該基材の一方の面に粘着剤層を設け、さらに、該粘着剤層を設けた面とは反対の面に剥離剤層を設けることにより製造する。そのため、PLC工程でポリエチレンに着色顔料を添加する必要がなくなり、製造工程を簡略化することができ、大幅な原価低減が可能となった。
【0024】
上記着色糸の使い方としては、経糸と緯糸のそれぞれに、異なる色の着色糸を使用したり、上記着色糸を複数色使用したり、上記着色糸を一定間隔で使用することが可能である。
【0025】
また、上記基材となる織布に使用される糸としては、レーヨン糸、綿糸、ポリエステル糸、アセテート糸、レーヨンとポリエステルの混紡糸、綿とポリエステルの混紡糸、樹脂繊維、ガラス繊維のいずれかが使用される。
【0026】
本発明の着色布粘着テープは、基材に予め所望の色の糸で織った布をAC工程段階から用いることにより、PLC工程で着色顔料を添加する必要がない。また、色替えや、複数の色彩からなる着色布粘着テープを製造する場合にも、AC工程で、予め着色糸で織られた布や柄物織布を投入することで、途中、PLC工程を中断することなく、一環生産となるので、材料のロスも大幅に低減される。
【0027】
本発明は、従来の製造方法を大幅に簡略化した上で、各色、多彩な外観の着色布粘着テープを容易に作ることができる。本発明により、従来の着色布粘着テープの製造に必要であった着色顔料が不要になった。さらに、着色顔料を使用する場合は、単色の着色布粘着テープしか製造できなかったが、本発明では、例えば、虹色や玉虫色、ツートンカラーといった複合色で、多種多様な表面仕上がりの着色布粘着テープの製造が可能となった。このような仕上がりの着色布粘着テープは、従来の粘着テープ製造方法では不可能であった。
【0028】
本発明では、経糸、緯糸のどちらか一方を所望の色に着色した糸を用いた織布を用いることで、デニム調の風合いの外観を有する着色布粘着テープを得ることもできる。
【0029】
また、緯糸の一部を所望の色に着色した糸を用いて、所望の間隔で打込んだ織布を用いることで、キャラクターや文字などを表示した着色布粘着テープを、印刷工程を経ることなく、容易に得ることができる。
【0030】
また、緯糸に所望の色に着色した糸を複数色用い、かつ、所望の間隔で各色打込んだ織布を用いることで、縞々模様の着色布粘着テープを得ることができる。
【0031】
さらに、幅方向(経糸)、長さ方向(緯糸)の両方あるいはどちらか一方を、明度が異なるように着色した糸を配列した織布を用いることで、グラデーションの掛かった着色布粘着テープを得ることができる。
【0032】
本発明では、これら着色布粘着テープを得るために、着色顔料を全く必要としないので、PLC工程でのポリエチレン樹脂の変更作業がなく、ロス分も発生しない。また、複数色の場合には、印刷工程の削減も図れ、容易に、異なる色や模様の着色布粘着テープを得ることができる。
【0033】
以下、本発明の着色布粘着テープおよびその製造方法について、実施例によって、具体的に説明する。
【0034】
【実施例】
〔実施例1〕
経糸(1)と緯糸(2)に赤色に着色したレーヨン糸を用いた織布(3)の一方の面に着色顔料未添加のポリエチレン層(4)を設け、他方の面に、天然ゴム系粘着剤を塗工し、粘着剤層(5)を設けることにより、赤色の着色布粘着テープ(6)を得た(図1参照)。次に、緑色の織布を用い、同様に、緑色の織布の一方の面に着色顔料未添加のポリエチレン層を設け、他方の面に、天然ゴム系粘着剤を塗工し、緑色の着色布粘着テープを得た。PLC工程において、樹脂層の色替え作業がなく、ロス分も発生せず、容易に、緑色の着色布粘着テープを得ることができた。
【0035】
〔実施例2〕
経糸に未着色のレーヨン糸を用い、緯糸に青色に着色したポリエステルフィラメント糸を用いた織布の一方の面に着色顔料未添加のポリエチレン層を設け、他方の面にスチレン・イソプレン・スチレン系粘着剤を塗工し、デニム調の風合いの外観を有する青色の着色布粘着テープを得た。
【0036】
〔実施例3〕
経糸に青色に着色したアセテート糸を60本/インチ、緯糸に赤色に着色したアセテート糸を70本/インチ打ち込んだ織布の一方の面に着色顔料未添加のポリエチレン層を設け、他方の面に天然ゴム系粘着剤を塗工し、青色と赤色からなる着色布粘着テープを得た。
【0037】
〔実施例4〕
未着色の綿糸を経糸(7)に用い、ポリエステルフィラメント糸を緯糸(8)に用い、かつ、緯糸(8)の一部に、黒色に着色したポリエステルフィラメント糸(9)を50mmピッチで打込んだ織布(10)を用いることで、印刷工程を経ることなく、メジャー代わりとなる着色布粘着テープを得ることができた(図2参照)。
【0038】
〔実施例5〕
経糸(11)に未着色のレーヨン糸を用い、緯糸に黄色に着色したレーヨン糸(12)を長さ方向に100mm打ち込み、ついで、黒色に着色したレーヨン糸(13)を長さ方向に100mm打ち込み、これを交互に繰り返し打込んだ織布(14)を用いることで、縞々模様となる着色布粘着テープを得ることができた(図3参照)。
【0039】
〔実施例6〕
経糸にレーヨンとポリエステルの混紡糸を用い、緯糸に明度の異なるように着色したポリエステル糸を配列した織布を用いることで、グラデーションの掛かった着色布粘着テープを得ることができた。
【0040】
〔比較例1〕
未着色のレーヨン織布の一方の面に、赤色の着色顔料を添加したポリエチレン層を押し出しラミネート方式で設け、他方の面に天然ゴム系粘着剤を塗工し、赤色の着色布粘着テープを得た。次に、赤く着色されたポリエチレンを押し出し機より抜き出し、溶融ポリエチレンの吐出口や配管等を清掃した。次に、未着色のレーヨン織布の一方の面に、緑色の着色顔料を添加したポリエチレン層を設け、緑色の着色布粘着テープを得た。この方法では、PLC工程において、ポリエチレン層の色替え作業と、約100kgのポリエチレンのロスが発生した。
【0041】
〔比較例2〕
未着色のポリエステル織布の一方の面に黄色の着色剤の添加したポリエチレン層を押し出しラミネート方式で設け、さらに、印刷機により100mm間隔に黒色インクを用いて印刷し、縞々模様の着色布粘着テープを得た。
【0042】
【発明の効果】
本発明の着色布粘着テープは、基材となる織布の、経糸または緯糸の少なくとも一方に、着色糸を使用するから、多彩な色彩の着色布粘着テープを容易に得ることができる。また、PLC工程で高価な着色顔料を添加する必要がないため、製造工程を簡略化でき、大幅な原価低減が可能である。
【0043】
この場合、上記着色糸を、複数色使用するから、多彩な外観の着色布粘着テープを容易に得ることができる。
【0044】
また、これらの場合、上記経糸と上記緯糸をそれぞれ、異なる色に着色するから、多彩な外観の着色布粘着テープを容易に得ることができる。
【0045】
また、これらの場合、上記着色糸を、一定間隔で使用するから、キャラクターや文字などを表示したパターン柄の着色布粘着テープを印刷工程を経ることなく、容易に得ることができる。
【0046】
また、これらの場合、上記基材となる織布に使用されている糸が、レーヨン糸、綿糸、ポリエステル糸、アセテート糸、レーヨンとポリエステルの混紡糸、綿とポリエステルの混紡糸、樹脂繊維、ガラス繊維のいずれかであるから、種々の色に着色可能であり、また、十分な実用強度を有する。
【0047】
また、着色布粘着テープを製造する方法において、経糸または緯糸の少なくとも一方に着色糸を用いた織布からなる基材の一方の面に、着色顔料未添加の樹脂層を設け、該基材の一方の面に粘着剤層を設け、さらに、該粘着剤層を設けた面とは反対の面に剥離剤層を設けるから、ポリエチレン層の色替え作業およびポリエチレンのロスがなく、大幅な原価低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明に係る織布の経糸と緯糸の織り方を示す摸式図である。
(B)着色布粘着テープの概略断面図である。
【図2】本発明に係る織布の経糸と緯糸の織り方を示す摸式図である。
【図3】本発明に係る織布の経糸と緯糸の織り方を示す摸式図である。
【符号の説明】
1・・・赤色の着色経糸、2・・・赤色の着色緯糸、3・・・織布、4・・・着色顔料未添加のポリエチレン層、5・・・粘着剤層、6・・・赤色の着色布粘着テープ、
7・・・未着色経糸、8・・・未着色緯糸、9・・・黒色の着色緯糸、10・・・織布、
11・・・未着色経糸、12・・・黄色の着色緯糸、13・・・黒色の着色緯糸、
14・・・織布
Claims (6)
- 基材となる織布の、経糸または緯糸の少なくとも一方に、着色糸が使用されていることを特徴とする着色布粘着テープ。
- 上記着色糸が、複数色使用されていることを特徴とする請求項1記載の着色布粘着テープ。
- 上記経糸と上記緯糸がそれぞれ、異なる色に着色されていることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の着色布粘着テープ。
- 上記着色糸が、一定間隔で使用されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の着色布粘着テープ。
- 上記基材となる織布に使用されている糸が、レーヨン糸、綿糸、ポリエステル糸、アセテート糸、レーヨンとポリエステルの混紡糸、綿とポリエステルの混紡糸、樹脂繊維、ガラス繊維のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の着色布粘着テープ。
- 経糸または緯糸の少なくとも一方に着色糸を用いた織布からなる基材の一方の面に、着色顔料未添加の樹脂層を設け、該基材の一方の面に粘着剤層を設け、さらに、該粘着剤層を設けた面とは反対の面に剥離剤層を設けることを特徴とする着色布粘着テープの製造方法。
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2003
- 2003-06-11 JP JP2003165968A patent/JP2005002181A/ja active Pending
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