JP2005002168A - 特殊スクリーンインキおよび印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物にギザ、カスレ、ピンホール、透け等の欠陥が発生することなく安定した印刷適正を有し、且つ高度な鏡面光沢、カラー鏡面光沢を発現する印刷物を製造し得るスクリーンインキを提供する。
【解決手段】厚み0.5μm以下で面積20μm〜2000μmの蒸着アルミニウム顔料を75%以上含有する蒸着アルミニウム顔料100重量部に対し、少なくとも、バインダーポリマー10〜1000重量部、沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤の1種又は2種以上600〜2000重量部を含み、インキ粘度が100〜2500cps(30℃)の特殊スクリーンインキとした。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鏡面光沢、カラー鏡面光沢を備えた印刷物の製造に用いるスクリーンインキおよびそのスクリーンインキで製造した印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】
鏡面光沢を有する印刷物を製造する際、鱗片状アルミニウム、箔状アルミニウム、蒸着アルミニウム顔料などの各種アルミニウム素材を添加したインキを用いることが従来から知られているが、この種のインキを用いてスクリーン印刷を行った場合、印刷物にギザ、カスレ、ピンホール、透け等の欠陥が発生するという問題があり、安定した鏡面光沢、カラー鏡面光沢を得ることが困難であった。
したがって、印刷適正の良い、安定した鏡面光沢やカラー鏡面光沢を発現できるスクリーンインキが望まれていた。ここで言う印刷適正の良いスクリーンインキとは、印刷物にギザ、カスレ、ピンホール、透け等の欠陥の発生が非常に少ないスクリーンインキを意味している。
【0003】
具体的には、アルミニウム素材として鱗片状アルミニウムを添加したインキとして、例えば、(株)ミノグループ社製の「ミラーC」などが存在するが、鱗片状アルミニウムは表面の平滑性が蒸着アルミニウム顔料と比較して劣るため、十分な鏡面性を得ることができないという問題があった。
【0004】
また、特許文献1には、高度の鏡面光沢を有する印刷物を製造するためのインキとして、厚みが0.5μm以下で箔面積が20μm〜2000μmであるアルミニウム箔片を75%以上含有するアルミニウム箔100重量部に対し、バインダーポリマー15〜200重量部および溶剤600〜3000重量部を含んでなるインキが記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3151606号公報
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されたインキも印刷適正が悪く、鏡面光沢を備えた鏡面印刷物、カラー鏡面印刷物を得るのは困難であることが判明した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
印刷物にギザ、カスレ、ピンホール、透け等の欠陥が発生する要因として、従来のインキにおいては、鱗片状アルミニウム、箔状アルミニウム、蒸着アルミニウム顔料などのアルミニウム素材、バインダーポリマー、溶剤等の配合原料同士の影響や、これら各原料が印刷物の基材、該基材に既存のインキや塗料などを塗布した印刷物などに与える影響が十分に解明されておらず、印刷後の塗膜の密着性と鏡面性を同時に発現させることが難しく、印刷適正が劣ると推定される。
【0008】
また、近年においては、密着性などを上げるために表面処理されたポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリル、ハードコート処理されたアクリル、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド等からなる基材に対して、安定した鏡面光沢やカラー鏡面光沢を発現できるスクリーンインキが望まれている。
しかしながら、前記した従来のインキを用いて鏡面印刷を行った場合、前述の理由により、高度な鏡面性と密着性を得ることができないという問題があった。
【0009】
さらに、既存のインキや塗料の印刷された印刷物の上に、前記した従来のインキを重ねて印刷すると、重ねて印刷された部分が侵されて密着性、色相に影響を与えるという問題があった。
【0010】
本発明はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処の第1は、安定した印刷適正を有し、且つ高度な鏡面光沢、カラー鏡面光沢を発現する印刷物を製造し得るスクリーンインキを提供することである。
また、本発明の第2の目的は、スクリーン印刷において高度な鏡面性と密着性を同時に満たすことが困難な素材である、密着性などを上げるために表面処理されたPET、アクリル、ハードコート処理されたアクリル、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド等の基材に対しても、高度な鏡面性と密着性を発現する印刷物を製造し得るスクリーンインキを提供することである。
また、第3の目的は、既存のインキや塗料の印刷された印刷物の上に重ねて印刷しても、重ねて印刷された部分が侵されて密着性、色相に影響を与えることがなく、安定した印刷適正を有し、且つ高度な鏡面光沢、カラー鏡面光沢を発現するスクリーンインキを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明者は、添加するアルミニウム素材と溶剤に着目して鋭意研究を重ね、添加するアルミニウム素材として表面の平滑性に優れる蒸着アルミニウム顔料を用いると共に、所定の条件を備えた溶剤を用い、且つインキ濃度が所定の範囲内になるよう調整することで前述の課題を達成し得ることを知見し、本発明を完成するに至った。
【0012】
すなわち、本発明に係る特殊スクリーンインキは、顔料厚み0.5μm以下で顔料面積20μm〜2000μmの蒸着アルミニウム顔料を75%以上含有する蒸着アルミニウム顔料100重量部に対し、少なくとも、バインダーポリマー10〜1000重量部、沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤の1種又は2種以上を600〜2000重量部を含み、インキ粘度が100〜2500cps(測定温度30℃においてE型回転粘度計「(株)東京計器社製のVISCONIC EHD粘度計」により回転数100r.p.mで測定。本明細書中では単に「30℃」と表記する。)であることを特徴とする。
【0013】
このような構成になる本発明の特殊スクリーンインキは、表面の平滑性に優れる蒸着アルミニウム顔料を用いると共に、顔料厚み0.5μm以下で顔料面積20μm〜2000μmの蒸着アルミニウム顔料を75%以上含有するものとすることで、高度の鏡面光沢を発現する印刷物を得ることができる。
蒸着アルミニウム顔料の厚みが0.5μmを超えた場合、蒸着アルミニウム顔料の面積が20μm未満の場合、高度の鏡面光沢を有する印刷物は得られない。
蒸着アルミニウム顔料の面積が2000μmを超えた場合、印刷物にギザ、カスレ、ピンホール、透け等の欠陥を発生し易い。
【0014】
加えて、本発明の特殊スクリーンインキは、沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤の1種又は2種以上を600〜2000重量部を含むことから、印刷適正が良く、安定した鏡面光沢やカラー鏡面光沢を発現する印刷物を製造することができる。
沸点が250℃以上の溶剤を用いた場合、スクリーン印刷後の塗膜の乾燥が遅く、印刷作業の作業性が悪くなると共に、残留溶剤の影響で高度な鏡面光沢が得られなくなる。
沸点が112℃未満の溶剤を用いた場合、スクリーン印刷後の塗膜の乾燥が速く、インキ粘度が経時的に高くなり、印刷物にギザ、カスレ、ピンホール、透け等の欠陥を発生し易く、印刷適正が低下する。
【0015】
沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤として、例えば、多価アルコールブチルオキシトールアセタート、グルタミン酸ジメチルとコハク酸ジメチルとアジピン酸ジメチルとの混合物、ガンマーブチロラクトン、イソホロン、ブチルアセタート、プロピレングリコール、ジアセトンアルコール、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセタート、セロソルブアセタート、シクロヘキサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート、N−アミノアルコール、メチルイソブチルカルビノール、n−ブタノール、エチレングリコール、エチレングリコールジアセタート、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノアセタート、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノメトキシメチルエーテル、1,3−オクチレングリコール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジアセタート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリメチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、プロピレンカルボナート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ヘキシレングリコール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールを挙げることができる。
これら溶剤を単独で含有しても良いし、複数混合して含有しても良い。
【0016】
また、本発明の特殊スクリーンインキは、インキ粘度が100〜2500cps(30℃)の範囲になるよう調整したので、印刷適正が良く、安定した鏡面光沢やカラー鏡面光沢を発現する印刷物を製造することができる。
インキ粘度が100cps未満である場合、2500cpsを超える場合は、印刷物にギザ、カスレ、ピンホール、透け等の欠陥を発生し易く、印刷適正が低下する。
【0017】
本発明の特殊スクリーンインキにおいては、蒸着アルミニウム顔料100重量部に対し、バインダーポリマー10〜1000重量部が含まれる。バインダーポリマーとしては、スクリーン印刷に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂、ブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などの各種樹脂を用いることができる。
【0018】
上記した基本配合に対し、粒径1〜45μmのアルミニウム粉末を50重量部以下の範囲で含んでも良い。この場合、蒸着アルミニウム顔料の含有量を少なくして、コストダウンを図ることもできる。
【0019】
また、上記した基本配合に対し、着色顔料及び/又はパール顔料を150重量部以下の範囲で含んでも良い。この場合、各種の色彩を持ちながら高度な鏡面光沢を発現する印刷物を製造することができる。
【0020】
また、上記した基本配合に対し、蒸着アルミニウム顔料を製造するときに混入される溶剤、及び/又はバインダーポリマーを溶解する溶剤が150重量部以下の範囲で含まれても良い。
但し、バインダーポリマーを溶解する溶剤として、バインダーポリマーに対して溶解力の無いいわゆる助溶剤や希釈剤よりも沸点の高い溶剤を用いる方が好ましい。助溶剤や希釈剤よりも沸点の低い溶剤を用いると、印刷作業中の時間経過に伴いインキ粘度が2500cpsを超えて、印刷物にギザ、カスレ、ピンホール、透け等の欠陥を発生し易くなり、印刷適正が低下する虞れがある。しかし、基本配合に使用する溶剤(沸点112℃〜250℃の溶剤)がバインダーポリマーを溶解する場合はこの限りでない。
【0021】
また、本発明の特殊スクリーンインキは、印刷対象物としての基材が、密着性などを上げるために表面処理されたPET(例えば、東洋紡績(株)社製のCosmoshine A4100,A4300等、東山フィルム(株)社製のHK−31WF,CHCハードコート等)、アクリル、ハードコート処理されたアクリル(例えば、三菱レーヨン(株)社製のアクリライト MR200等)、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド等の透明基材、半透明基材であって、高度な鏡面性と密着性を得ることが極めて困難な基材である場合、前記した沸点112℃以上、250℃未満の溶剤の中でも、エチレングリコール、エチレングリコールジアセタート、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノアセタート、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノメトキシメチルエーテル、1,3−オクチレングリコール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジアセタート、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリメチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、プロピレンカルボナート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ヘキシレングリコール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールを、単独で又は複数混合して600〜2000重量部の範囲で含むことが好ましい。
【0022】
これら溶剤を用いた場合、密着性などを上げるために表面処理されたPET、アクリル、ハードコート処理されたアクリル、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド等の透明基材、半透明基材に対して、高度な鏡面性と密着性を発現し、印刷適正が良く、安定した鏡面光沢やカラー鏡面光沢を有する印刷物を製造することができる。また、既存のスクリーンインキや塗料などを塗布した印刷物に対しても同様の効果を発揮し、これら印刷物の上に一部が重なるよう印刷することができる。
【0023】
なお、本発明の特殊スクリーンインキには、必要に応じて、スクリーンインキに添加可能なレベリング剤や沈降防止剤などの各種添加剤、インキ粘度を調整するための低沸点の溶剤を添加することができる。
但し、溶剤以外の各種添加剤の含有量は、インキ全体量の1%以下であることが望ましい。各種添加剤の1%以上の添加は、鏡面性が低下する虞れがある。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、実施例、比較例を参照して、本発明をより詳細に説明する。
【0025】
〔実施例1〕
厚み0.5μm以下で面積20μm〜2000μmの蒸着アルミニウム顔料を75%以上含有する蒸着アルミニウム顔料100重量部に対し、バインダーポリマーとしてのブチラール樹脂を47重量部と、沸点112℃〜250℃の溶剤としてのエチレングリコールモノブチルエーテル(沸点170℃)181重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(沸点121℃)869重量部、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセタート(沸点247℃)42重量部、イソホロン(沸点215℃)77重量部と、蒸着アルミニウム顔料を製造する時に混入される溶剤としてのアセトン(沸点56℃)31重量部とを含有し、インキ粘度が250cps(30℃)である特殊スクリーンインキを得た。
この特殊スクリーンインキを使用して、基材としての透明ポリエステルフィルムの裏面にスクリーン印刷を行った。
得られた印刷物は、高度な鏡面光沢を有し、且つ印刷面にギザ、カスレ、ピンホールのないものであった(図1参照)。
【0026】
〔実施例2〕
蒸着アルミニウム顔料100重量部に対し、着色顔料としてのC.I.Pigment Red149を12重量部と、Novoperm Yellow HRを18重量部を含有したこと以外は実施例1と同様の配合として、インキ粘度が350cps(30℃)である特殊スクリーンインキを得た。
この特殊スクリーンインキを使用して、基材としての透明ポリエステルフィルムの裏面にスクリーン印刷を行った。
得られた印刷物は、高度なカラー鏡面光沢を有し、且つ印刷面にギザ、カスレ、ピンホールのないものであった(図2参照)。
【0027】
〔比較例1〕
沸点112℃〜250℃の溶剤に代えて、トルエン(沸点111℃)を1169重量部含有したこと以外は実施例1と同様の配合として、インキ粘度が200cps(30℃)であるスクリーンインキを得た。
このスクリーンインキを使用して、基材としての透明ポリエステルフィルムの裏面にスクリーン印刷を行った。
得られた印刷物は、印刷面にギザ、カスレ、ピンホールが存在し、且つ鏡面光沢の著しい低下が見られた。
【0028】
上記した実施例1,2と比較例1の対比により、沸点112℃〜250℃の溶剤を用いた本発明の特殊スクリーンインキで製造した印刷物に比べ、沸点112℃未満の溶剤を用いた比較例のスクリーンインキで製造した印刷物は、印刷適正が悪いことが確認できた。
すなわち、実施例1,2、比較例1で得られた印刷物の印刷面×450倍の拡大写真から明らかなように、実施例1(図1)、実施例2(図2)の印刷面はカスレ、ピンホールのない印刷適性に優れたものであり、比較例1(図3)の印刷面はカスレ、ピンホールが存在し、印刷適正に劣ることが確認できた。
【0029】
〔比較例2〕
厚み0.5μm以下で面積が20μm〜2000μmの鱗片状アルミニウム顔料を75%以上含有する鱗片アルミニウム顔料100重量部を用いたこと以外は、実施例1と同様の配合として、インキ粘度が260cps(30℃)であるスクリーンインキを得た。
このスクリーンインキを使用して、基材としての透明ポリエステルフィルムの裏面にスクリーン印刷を行った。
得られた印刷物は、印刷面にギザ、カスレ、ピンホールが存在し、且つ鏡面光沢の著しい低下が見られた。
【0030】
上記した実施例1,2と比較例2の対比により、アルミニウム素材として蒸着アルミニウム顔料を用いた本発明の特殊スクリーンインキで製造した印刷物に比べ、鱗片状アルミニウムを用いた比較例のスクリーンインキで製造した印刷物は、印刷適正が悪いことが確認できた。
【0031】
〔実施例3〕
バインダーポリマーとしてウレタン樹脂を30重量部、沸点112℃〜250℃の溶剤としてのエチレングリコールモノブチルエーテル(沸点170℃)338重量部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(沸点121℃)544重量部、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノール(沸点174℃)138重量部、バインダーポリマー溶解用の溶剤としてのメチルエチルケトン(沸点80℃)46重量部、イソプロピルアルコール(沸点83℃)23重量部、蒸着アルミニウム顔料を製造する時に混入される溶剤としてのアセトン(沸点56℃)29重量部を用いたこと以外は実施例1と同様の配合として、インキ粘度が225cps(30℃)である特殊スクリーンインキを得た。
この特殊スクリーンインキを使用し、基材として、密着性などを上げるために処理されたPET基材(東洋紡績(株)社製のCosmoshine A4100)、アクリル基材、ハードコート処理されたアクリル基材(三菱レーヨン(株)社製のAcrylit MR200E)、ポリカーボネート基材、ポリエーテルイミド基材を用意し、各基材の裏面にスクリーン印刷を行った。
得られた印刷物は、実施例1と同様に、高度な鏡面光沢を有し、且つ印刷面にギザ、カスレ、ピンホールのないものであった。
【0032】
〔比較例3〕
沸点112℃〜250℃の溶剤として、エチレングリコールモノブチルエーテル(沸点170℃)104重量部、グルタミン酸ジメチルとコハク酸ジメチルとアジピン酸ジメチルとの混合物(沸点210℃)882重量部を用いたこと以外は実施例3と同様の配合として、インキ粘度が160cps(30℃)であるスクリーンインキを得た。
この特殊スクリーンインキを使用し、実施例3と同様の各基材の裏面にスクリーン印刷を行った。
得られた印刷物は、印刷面にギザ、カスレ、ピンホールが存在し、且つ鏡面光沢の著しい低下が見られた。
【0033】
上記した実施例3と比較例3の対比により、本発明の請求項4に係る溶剤を用いた特殊スクリーンインキを用いた場合、密着性などを上げるために表面処理されたPET、アクリル、ハードコート処理されたアクリル、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド等の基材に対しても、高度な鏡面性と密着性を同時に満たすことができるスクリーン印刷を行い得ることが確認できた。
これに対し、本発明の請求項4に係る溶剤以外の溶剤を用いたスクリーンインキを用いた場合、密着性などを上げるために表面処理されたPET、アクリル、ハードコート処理されたアクリル、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド等の基材に対しては、高度な鏡面性と密着性を同時に満たすことができないことが確認できた。
【0034】
〔実施例4〕
実施例3の特殊スクリーンインキを使用し、既存のスクリーンインキや塗料などを塗布した印刷物の上に、一部が重なるようにスクリーン印刷を施した。
得られた印刷物は、重ねて印刷された部分において高度な鏡面光沢を有し、且つ印刷面にギザ、カスレ、ピンホールのないものであった。
【0035】
〔比較例4〕
比較例3のスクリーンインキを使用し、既存のスクリーンインキや塗料などを塗布した印刷物の上に、一部が重なるようにスクリーン印刷を施した。
得られた印刷物は、重ねて印刷された部分が侵されて密着性、色相に影響が出るものであった。
【0036】
上記した実施例4と比較例4の対比により、本発明の請求項4に係る溶剤を用いた特殊スクリーンインキは、既存のインキや塗料の印刷された印刷物の上に重ねて印刷しても、重ねて印刷された部分が侵されて密着性、色相に影響を与えることがなく、安定した印刷適正を有し、且つ高度な鏡面光沢、カラー鏡面光沢を発現することが確認できた。
【0037】
以上、本発明に係る特殊スクリーンインキと印刷物の実施形態の数例を実施例に基づいて説明したが、本発明はこれら実施例に限定されず、特許請求範囲の各請求項に記載された技術的思想の範疇において種々の変更が可能であることは言うまでも無い。
【0038】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、アルミニウム素材として所定条件の蒸着アルミニウム顔料を用いると共に、沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤を規定量含み、且つインキ粘度が100〜2500cps(30℃)である特殊スクリーンインキとしたので、通常のスクリーン印刷によって安定的に鏡面光沢、カラー鏡面光沢を発現できる。しかも、ギザ、カスレ、ピンホール、透け等の欠陥の発生が非常に少なく、印刷適正も良いことから、印刷効率が格段に高まることにより、安価で品質の良い鏡面光沢、カラー鏡面光沢を持つ印刷物を製造することができる。
【0039】
また、沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤として、請求項5記載の溶剤を用いた場合、密着性などを上げるために表面処理されたPET、アクリル、ハードコート処理されたアクリル、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド等の基材に対しても、高度な鏡面性と密着性を発現することができる。
また、既存のインキや塗料の印刷された印刷物の上に重ねて印刷しても、重ねて印刷された部分が侵されて密着性、色相に影響を与えることがなく、安定した印刷適正を有し、且つ高度な鏡面光沢、カラー鏡面光沢を発現するなど、多くの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る特殊スクリーンインキ(実施例1)による印刷物の印刷面×450倍の拡大写真。
【図2】本発明に係る特殊スクリーンインキ(実施例2)による印刷物の印刷面×450倍の拡大写真。
【図3】比較例としてのスクリーンインキ(比較例1)による印刷物の印刷面×450倍の拡大写真。

Claims (8)

  1. 顔料厚み0.5μm以下で顔料面積20μm〜2000μmの蒸着アルミニウム顔料を75%以上含有する蒸着アルミニウム顔料100重量部に対し、少なくとも、バインダーポリマーを10〜1000重量部、沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤の1種又は2種以上を600〜2000重量部含み、インキ粘度が100〜2500cps(30℃)である特殊スクリーンインキ。
  2. 着色顔料及び/又はパール顔料を150重量部以下含む請求項1記載の特殊スクリーンインキ。
  3. 蒸着アルミニウム顔料を製造するときに混入される溶剤、及び/又は、バインダーポリマーを溶解する溶剤を150重量部以下含む請求項1又は2記載の特殊スクリーンインキ。
  4. 前記沸点が112℃以上、250℃未満の溶剤として、エチレングリコール、エチレングリコールジアセタート、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノアセタート、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノメトキシメチルエーテル、1,3−オクチレングリコール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジアセタート、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリメチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、プロピレンカルボナート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ヘキシレングリコール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールの中から選択される1種又は2種以上の溶剤を用いた請求項1〜3の何れか1項記載の特殊スクリーンインキ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載のスクリーンインキを使用して基材に印刷を施した印刷物。
  6. 前記基材が、密着性などをあげるために表面処理されたポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリル、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド等の透明基材又は半透明基材である請求項5記載の印刷物。
  7. 請求項1〜4の何れか1項記載のスクリーンインキを使用して、既存のスクリーンインキや塗料などを塗布した印刷物の上に一部が重なるように印刷された印刷物。
  8. 請求項5〜7の何れか1項記載の印刷物であって、透明基材又は半透明基材の印刷面の反対面を表面として鑑賞する印刷物。
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