JP5609372B2 - 積層フィルムおよび製造方法 - Google Patents

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本発明は、反射防止機能を備えた積層フィルムに関し、特に、反射・写り込みを防止することにより視認性を向上させ、かつ、印刷性を向上させた積層フィルム、およびその製造方法に関する。
携帯端末、携帯ゲーム機等に使用されるアイコンシートは、反射を防止するだけでなく、写り込みを防止し画面の視認性を向上させる必要がある。さらに、アイコンシートには、機器の画面の窓枠などをスクリーン印刷などにより印刷するため、印刷性を向上させる必要がある。従来技術では、太陽光や蛍光灯の光の反射・画面への写り込みは、アイコンシートを形成するフィルム表面に、屈折率を制御した層を設けることで防止してきた。
従来の反射防止機能を備えた積層フィルムとしては、(1)ケイ素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、スズ、アンチモン及び亜鉛からなる群から選択される一以上の金属元素の酸化物で被覆された酸化チタン粒子100重量部と、(2)硬化性化合物1〜300重量部と、(3)硬化触媒0.1〜30重量部とを含有する硬化性組成物を硬化させてなる、屈折率が1.60以上の硬化膜と;これより低屈折率の硬化膜と;基材層とを有する;反射防止用積層体がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−169018号公報
しかし、従来の反射防止機能を持つ(すなわち、反射・写り込みを防止する)積層フィルムについては、印刷性を向上させることを目的とした表面設計は行なわれていなかった。
そこで、本発明は、屈折率を制御した層を設けることにより、反射・写り込みを防止して視認性を向上させた積層フィルムであって、その視認性を低下させることなく、印刷性をも兼ね備えた積層フィルム、およびその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った。その結果、透明なフィルム状の基材の一方の面に、屈折率を制御したコート層Aとコート層Bを、コート層A/コート層B/基材となるように順次積層し、かつ基材の他方の面に表面自由エネルギーを制御したコート層Cを設けることにより、反射・写り込み防止し、かつ印刷性を兼ね備えた積層フィルムが得られることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の第1の態様に係る積層フィルムは、例えば図1に示すように、透明なフィルム状の基材10と;基材10の一方の面側に積層されたコート層B12と;コート層B12の基材10側とは反対側に積層されたコート層A11と;基材10の他方の面側に積層されたコート層C13とを備える。コート層A11は、0.05〜1.0μmの膜厚と、1.30〜1.50の屈折率を有する。コート層B12は、1.0〜5.0μmの膜厚と、1.50〜1.70の屈折率であって、コート層A11よりも高い屈折率を有する。コート層C13は、30〜50mN/mの表面自由エネルギーを有する。
このように構成すると、コート層Aとコート層Bが適正な屈折率を有するため、コート層A側での反射・写り込みを防止することができる。加えて、コート層Cが適正な表面自由エネルギーを有するため、スクリーン印刷等によりコート層Cに印刷する場合の印刷性を向上させることができる。
本発明の第2の態様に係る積層フィルムは、上記本発明の第1の態様に係る積層フィルムにおいて、コート層C13は、水酸基、カルボキシル基、ポリエチレングリコール鎖、ポリプロピレングリコール鎖のうち少なくとも1つを有するアクリル系化合物で形成される。
このように構成すると、コート層C中に含まれる適切な官能基(または高分子鎖)の量を調整することにより、容易にコート層Cに所望の表面自由エネルギーを持たせることができる。さらに、官能基(または高分子鎖)により表面自由エネルギーを調整し、印刷性を向上させているため、コロナ放電処理やプラズマ処理等により表面改質を行って印刷性を向上させた場合に比べ、その効果をより長期間に渡って高く維持することができる。したがって、処理後の日数経過により表面改質効果が低下するといった不具合が生じることはない。
本発明の第3の態様に係る積層フィルムは、上記本発明の第2の態様に係る積層フィルムにおいて、前記アクリル系化合物は、硬化性樹脂である。
このように構成すると、コート層Cは硬化性樹脂で形成されるため、コート層Cがハードコート層として機能することができる。
本発明の第4の態様に係る積層フィルムは、上記本発明の第1〜第3のいずれか1の態様に係る積層フィルムにおいて、コート層A11は、シリカを含有する硬化性樹脂で形成され、コート層B12は、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化ハフニウム、酸化タンタル、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ガリウム、酸化スズ、酸化セリウム、酸化アルミニウム、または、これらの複合酸化物のうち少なくとも1つを含有する硬化性樹脂で形成される。
このように構成すると、コート層Aは、含有する無機物の量を調整することで容易に所望の屈折率を得ることができる。コート層Bは、含有する無機酸化物の種類や量を調整することで、容易に所望の屈折率を得ることができる。
本発明の第5の態様に係る画像表示装置は、例えば図3に示すように、上記本発明の第1〜第4のいずれか1の態様に係る積層フィルム1と;コート層C13の基材10側とは反対側に載置された画像パネル15とを備える。
このように構成すると、画像表示装置は、反射・写り込みを防止し、かつ印刷性を兼ね備えた積層フィルムを有する。よって、画面の視認性を向上させることができる。さらに、積層フィルムは印刷層との密着性を向上させているため、画面の枠等を積層フィルムに印刷しやすい画像表示装置を得ることができる。
本発明の第6の態様に係る積層フィルムの製造方法は、例えば図4に示すように、透明なフィルム状の基材に、コート層A、コート層Bおよびコート層Cを積層した、積層フィルムの製造方法であって、透明なフィルム状の基材の一方の面側に、ウェットコーティング法によって、コート層Bを形成するための、硬化性樹脂を含む塗布液を塗布し、塗膜Bを形成し、その後、前記塗膜Bを硬化させることにより、コート層Bを積層する工程と;前記コート層Bの前記基材側とは反対側に、ウェットコーティング法によって、コート層Aを形成するための、硬化性樹脂を含む塗布液を塗布し、塗膜Aを形成し、その後、前記塗膜Aを硬化させることにより、コート層Aを積層する工程と;前記基材の他方の面側に、ウェットコーティング法によって、コート層Cを形成するための、硬化性樹脂を含む塗布液を塗布し、塗膜Cを形成し、その後、前記塗膜Cを硬化させることにより、コート層Cを積層する工程とを備える。コート層Aは、0.05〜1.0μmの膜厚と、1.30〜1.50の屈折率を有するように積層される。コート層Bは、1.0〜5.0μmの膜厚と、1.50〜1.70の屈折率であって、前記コート層Aよりも高い屈折率を有するように積層される。コート層Cは、30〜50mN/mの表面自由エネルギーを有するように積層される。
このように構成すると、コート層Aとコート層Bが適正な屈折率を有し、かつ、コート層Cが適正な表面自由エネルギーを有する、積層フィルムの製造方法となる。よって、反射・写り込みを防止でき、印刷性を向上させた積層フィルムを得ることができる。
本発明の第7の態様に係る積層フィルムの製造方法は、上記本発明の第6の態様に係る積層フィルムの製造方法において、前記コート層Aを積層する工程、前記コート層Bを積層する工程、および前記コート層Cを積層する工程は、連続した一連の工程である。
このように構成すると、コート層A、B、Cを一連の連続した工程により積層できる。すなわち、積層フィルムの製造が完了するまでロールに巻き取る必要がない。よって、製造工程の効率化を図ることができる。
本発明の積層フィルムは、屈折率を制御した層を設けることにより視認性が向上し、さらに表面自由エネルギーを制御した層を設けることにより、その視認性を低下させることなく、印刷性も合わせて向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る積層フィルム1の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る積層フィルム2の断面図である。 積層フィルム1を備えた、本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置3の断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る積層フィルムの製造方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一または相当する部分には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。また、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
本発明において、塗布液は、硬化性樹脂を含み、硬化性樹脂のみであっても、硬化性樹脂と溶媒との混合物であってもよい。
[積層フィルム1]
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る積層フィルム1について説明する。なお、図1は多層に構成された積層フィルム1の層構成を説明するものであり、各層の厚みは誇張されている。積層フィルム1は、透明なフィルム状の基材10と、コート層A11、コート層B12、コート層C13を備える。図1に示すように、透明なフィルム状の基材10の一方の面(図1では基材10の上側)には、コート層B12が積層される。コート層B12上にはさらにコート層A11が積層される。また、基材10の他方の面(図1では基材10の下側)には、コート層C13が積層される。このように、積層フィルム1は多層に構成される。
[基材10]
基材10には、透明性を有するフィルム状の各種のプラスチックやガラスを用いることができる。透明性を有するプラスチックフィルムの材料としては、例えば、ポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ノルボルネン系樹脂等の樹脂が挙げられる。具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、トリアセチルセルロース、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン等が好ましい。なお、ポリエチレンテレフタレートおよびポリエチレンナフタレートは、機械的強度、寸法安定性、耐熱性、耐薬品性、光学特性等、およびフィルム表面の平滑性やハンドリング性に優れているためより好ましい。ポリカーボネートは、透明性、耐衝撃性、耐熱性、寸法安定性、燃焼性に優れているためより好ましい。価格・入手の容易さをも考慮すると、ポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
基材10の膜厚は、好ましくは50〜300μmであり、より好ましくは80〜200μmである。基材10の膜厚が50μm以上では基材の機械的強度が充分であり、基材に各コート層を形成することが可能になる。また、膜厚が300μm以下であると、積層フィルム1の厚みが厚くなりすぎず、本積層フィルムを用いた製品(例えば後述の画像表示装置)がコンパクトである。
[コート層B12]
コート層B12は、図1に示すように、透明なフィルム状の基材10上に、硬化性樹脂を含む塗布液を塗布し、得られた塗膜を硬化させることで形成される。硬化性樹脂の積層には、溶媒に溶解させた硬化性樹脂を均一にコーティングするウェットコーティング法を用いることが好ましい。ウェットコーティング法としては、グラビアコート法やダイコート法等を用いることができる。
グラビアコート法は、表面に凸凹の彫刻加工が施されたグラビアロールを塗布液に浸し、グラビアロール表面の凸凹部に付着した塗布液をドクターブレードで掻き落とし凹部に液を貯めることで正確に計量し、基材に転移させる方式である。グラビアコート法により、低粘度の液を薄くコーティングすることができる。
ダイコート法は、ダイと呼ばれる塗布用ヘッドから液を加圧して押出しながらコーティングする方式である。ダイコート法により、高精度なコーティングが可能となる。さらに、塗布時に液が外気にさらされないため、乾きによる塗布液の濃度変化などが起こりにくい。
その他のウェットコーティング法としては、スピンコート法、バーコート法、リバースコート法、ロールコート法、スリットコート法、ディッピング法、スプレーコート法、キスコート法、リバースキスコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ロットコート法などを挙げることができる。積層する方法は、これらの方法から必要とする膜厚に応じて適宜選択することができる。さらに、ウェットコーティング法を用いることにより、毎分数十メートルのライン速度(例えば約20m/分)で積層できるため、大量に製造でき、生産効率を上げることができる。
ここで硬化性樹脂とは、紫外線照射、電子線照射、加熱などにより硬化する樹脂である。硬化性樹脂としては、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、メタアクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂などが挙げられる。これらの硬化性樹脂の中で好ましくは、生産性上の観点から、紫外線照射により短時間で成膜硬化する紫外線硬化性樹脂が好適である。紫外線硬化性樹脂は、通常、光重合開始剤を添加して使用される。光重合開始剤としては、例えば、各種のベンゾイン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、フェニルケトン誘導体などが挙げられる。光重合開始剤の添加量は、紫外線硬化性樹脂100重量部に対して、1〜10重量部とすることが好ましい。なお、硬化性樹脂は、透明フィルム状の基材上、または他のコート層上に塗布するためには、塗布液の状態で用いる。そのため、硬化性樹脂は液状であることが好ましい。硬化性樹脂が固体である場合には、溶媒で溶解して用いればよい。
塗布液中の硬化性樹脂の濃度は、塗布液の粘度がウェットコーティング法等の積層方法に応じた粘度になるように、選択することができる。前記濃度は、1〜80重量%が好ましく、より好ましくは、3〜60重量%である。塗布液中の硬化性樹脂の濃度は、例えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の溶媒を用いて、調整することができる。また、塗布液には、必要に応じて公知の他の添加剤、例えば、界面活性剤などのレベリング剤を添加してもよい。レベリング剤を添加すると、塗布液の表面張力をコントロールすることができ、ハジキ、クレーター等のコート層形成時に生ずる表面欠陥を抑制することができる。
コート層B12の塗布液には、硬化後のコート層B12の屈折率を調整するために無機酸化物を添加することが好ましい。無機酸化物としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化ハフニウム、酸化タンタル、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ガリウム、酸化スズ、酸化セリウム、酸化アルミニウム、または、これらの複合酸化物等が挙げられる。また、複数の無機酸化物を混合して用いてもよい。なお、コート層B12の透明性の低下を防ぐためには、無機酸化物の平均粒径は1〜100nmの範囲であることが好ましい。また、無機酸化物の添加量は、比重等により影響を受けるが、樹脂固形分の5〜60重量%が好ましく、より好ましくは10〜50重量%である。このように、コート層B12には無機酸化物が添加されるため、添加する無機酸化物の種類や量を調整することにより、所望の屈折率を有するコート層B12を容易に得ることができる。
コート層B12の屈折率は、1.50〜1.70であり、好ましく1.60〜1.68である。屈折率が1.50未満の場合は、後述のコート層A11との屈折率差が小さくなるために、十分に反射・写り込みを防止することができない。一方で、屈折率が1.70を超える場合は、例えば透明プラスチック基材11にPETを用いた場合に、透明プラスチック基材11との屈折率差が大きくなるため、干渉等により積層フィルム1の視認性が低下する。
コート層B12の膜厚は1.0〜5.0μmであり、好ましくは2.0〜4.0μmである。膜厚が1.0μm未満の場合には、硬化性樹脂の架橋構造が形成されにくくなるため、耐久性や耐薬品性の低下が起こる。一方で、膜厚が5.0μmを超える場合には、膜厚が厚くなり過ぎるために、全光線透過率などの透明性の低下が起こる。
硬化性樹脂を硬化させるための硬化処理としては、加熱、紫外線照射、電子線照射等の硬化処理が挙げられる。なお、塗膜に硬化性樹脂の濃度を調整するために用いた溶媒を含む場合には、通常、70〜200℃の範囲内で数十分、塗膜を加熱し、塗膜中に残留している溶媒を除いた後に、硬化処理を行なうことが好ましい。加熱による硬化としては、例えば、通常、180〜250℃、好ましくは200〜250℃の温度で加熱すればよい。このとき、オーブンを用いた場合には、30〜90分間、ホットプレートを用いた場合には、5〜30分間加熱すればよい。また、紫外線照射による硬化としては、UVランプ(例えば、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、ハイパワーメタルハライドランプ)から200〜400nmの波長の紫外線を塗布液に短時間(数秒〜数十秒の範囲内)照射すればよい。また、電子線照射による硬化としては、300keV以下の自己遮蔽型の低エネルギー電子加速器から低エネルギー電子線を塗布液に照射すればよい。
[コート層A11]
コート層A11は、図1に示すように、コート層B12上に、硬化性樹脂を含む塗布液を塗布し、得られた塗膜を硬化させることで形成される。コート層A11に用いる硬化性樹脂の種類、硬化性樹脂の積層方法、硬化処理方法は、コート層B12について記載した硬化性樹脂の種類、積層方法、硬化方法を用いることができる。なお、コート層A11とコート層B12に用いる硬化性樹脂の種類は、同一でもよく、異なってもよい。同一の硬化性樹脂を用いると、同一の材料を使用できるため、生産性を向上させることができる。異なる硬化性樹脂を用いると、選択可能な屈折率の幅が広がり、屈折率の調整が容易になる。
コート層A11の塗布液には、硬化後のコート層A11の屈折率を調整するために無機物を添加することが好ましい。無機物としては、NaF、BaF、LiF、MgF、CaF、SiO等が挙げられる。これらのなかでも、屈折率を低めに調整することが容易で安価なSiO(シリカ)であることが好ましい。また、複数の無機物を混合して用いてもよい。なお、コート層A11の透明性の低下を防ぐためには、無機物の平均粒径は1〜100nmの範囲であることが好ましい。また、無機物の添加量は、比重等により影響を受けるが、樹脂固形分の1〜50重量%が好ましく、より好ましくは5〜40重量%である。このように、コート層A11には無機物が添加されるため、添加する無機物の種類や量を調整することにより、所望の屈折率を有するコート層A11を容易に得ることができる。
コート層A11の屈折率は、1.30〜1.50であり、好ましくは1.32〜1.40である。屈折率が1.30未満の場合は、添加する無機物の量が過剰になり、相対的に硬化性樹脂の比率が少なくなることで、硬化性樹脂の硬化が不十分となる。一方、屈折率が1.50を超える場合は、前述のコート層B12との屈折率差が小さくなるために、十分に反射・写り込みを防止することができない。なお、コート層A11の屈折率は、コート層B12の屈折率よりも低くなるように調整することが必須である。
コート層A11の膜厚は、0.05〜1.0μmであり、好ましくは0.08〜0.20である。0.05μm未満であると、ウェットコーティングによる膜厚制御が難しい。一方、膜厚が1.0μmを超えると、透明性が低下する問題が生じる。
[コート層C13]
コート層C13は、図1に示すように、基材10の下に、硬化性樹脂を含む塗布液を塗布し、得られた塗膜を硬化させることで形成される。コート層C13に用いる硬化性樹脂の積層方法、硬化処理方法は、コート層B12について記載した積層方法、硬化方法を用いることができる。
コート層C13は、硬化性樹脂であって、水酸基、カルボキシル基、ポリエチレングリコール鎖、ポリプロピレングリコール鎖のうち少なくとも1つを有するアクリル系化合物から形成される。例えば、ペンタエリスリトールトリアクリレート等の水酸基を有するアクリル系化合物、2−メタクリロイルオキシエチルサクシネート等のカルボキシル基を有するアクリル系化合物、エトキシ化グリセリントリアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート等のポリエチレングリコール鎖を有するアクリル系化合物、ポリプロピレングリコールジアクリレート、エトキシ化ポリプロピレングリコールジメタクリレート等のポリプロピレングリコール鎖を有するアクリル系化合物が挙げられる。
なお、コート層C13を形成する硬化性樹脂中に含まれる官能基(または高分子鎖)により、コート層C13は、30〜50mN/m、好ましくは35〜45の表面自由エネルギーを有するように形成される。なお、コート層C13に印刷するインクは特に問わないが、本願発明の効果を十分に発揮させるためには、スクリーン印刷に適したインクを用いることが好ましい。表面自由エネルギーが30mN/m未満の場合は、コート層C13は、印刷層との十分な密着性が得られない。一方、表面自由エネルギーが50mN/mを超える場合、印刷層を形成するインクの有する表面張力との差が大きくなり、印刷しにくくなる。
なお、コート層C13の表面自由エネルギーは、2種類以上のアクリル系化合物をブレンドすることにより調整してもよい。このようにすると、所望の数値の表面自由エネルギーをより容易に得ることができる。
また、コート層C13に界面活性剤等を含有させることにより、表面自由エネルギーを調整してもよい。
コート層C13の屈折率は、1.30〜1.70であり、好ましくは1.40〜1.60である。屈折率が1.30未満の場合は、干渉等により積層フィルム1の視認性が低下する。一方で、屈折率が1.70を超える場合は、例えば透明プラスチック基材11にPETを用いた場合に、透明プラスチック基材11との屈折率差が大きくなるため、干渉等により積層フィルム1の視認性が低下する。
コート層C13の膜厚は0.5〜5.0μmであり、好ましくは2.0〜4.0μmである。膜厚が0.5μm未満の場合には、硬化性樹脂の架橋構造が形成されにくくなるため、耐久性や耐薬品性の低下が起こる。一方で、膜厚が5.0μmを超える場合には、膜厚が厚くなり過ぎるために、全光線透過率などの透明性の低下が起こる。
[積層フィルム2]
図2を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る積層フィルム2について説明する。積層フィルム2は、コート層A11とコート層B12をそれぞれ複数備える。具体的には、図2に示すように、コート層A11とコート層B12からなる組を、層の順序を変えることなく、複数組を積層させる。組数は、図2のように2組であってもよく、さらに3組以上でもよい。また、複数のコート層A11の屈折率は、同一でもよく、異なってもよい。同様に、複数のコート層B12の屈折率は、同一でもよく、異なってもよい。すなわち、コート層A11とコート層B12のそれぞれの組において、屈折率は、コート層A11<コート層B12であって、コート層A11が常に上層に配置されていればよい。このように、複数の組を備えると、反射を抑える光の波長の範囲を広くすることができる。
また、コート層A11とコート層B12は、典型的には直接積層するが、これらの間に、コート層A11よりも高く、コート層B12よりも低い屈折率を有する中間層(不図示)を設けてもよい。中間層を設けることで、カットする波長の範囲を広くすることができる。
[画像表示装置3]
図3を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置3について説明する。画像表示装置3は、本発明に係る積層フィルム1と、機械的処理により映し出された像を表示する画像パネル15とを備える。画像パネル15には、例えば、CRT、PDPまたはLCDなどのフラットパネルやディスプレイを挙げることができる。図3に示すように、画像パネル15上に、コート層A11(図1参照)が上側になるように積層フィルム1が載置される。積層フィルムの下側(すなわちコート層C13)に、画像パネル15の画面の窓枠14等が印刷される。
なお、図3では、窓枠14を誇張しているため、画像表示装置3の中央部分、すなわち積層フィルム1と画像パネル15の間に空間があるが、実際には積層フィルム1は画像パネル15上に密着して載置される。
[積層フィルムの製造方法]
図4を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る積層フィルムの製造方法について説明する。まず、透明なフィルム状の基材10の一方の面にウェットコーティング法を用いて塗布液を塗布し、溶媒が含まれている場合には、該塗布液を乾燥させた後、得られた塗膜を硬化させることにより、コート層B12を積層する(S01)。次に、コート層B12の基材10側とは反対側の面にウェットコーティング法を用いて塗布液を塗布し、溶媒が含まれている場合には、該塗布液を乾燥させた後、得られた塗膜を硬化させることにより、コート層A11を積層する(S02)。次に、基材10の他方の面にウェットコーティング法を用いて塗布液を塗布し、溶媒が含まれている場合には、該塗布液を乾燥させた後、得られた塗膜を硬化させることにより、コート層C13を積層する(S03)。
積層フィルムの製造は、コート層Aを積層する工程(S01)、コート層Bを積層する工程(S02)、およびコート層Cを積層する工程(S03)を不連続に行ってもよい。
しかし、連続した一連の工程として、積層フィルムの製造を行なうことで、積層フィルムの製造が完了するまでフィルムをロールに巻き取る必要がなく、製造工程の効率化を図ることができるため好ましい。
また、積層フィルムの製造方法は、コート層A11の屈折率を所望の屈折率とするために、無機物の種類や量を調整する工程、コート層B12の屈折率を所望の屈折率とするために、無機酸化物の種類や量を調整する工程、さらに、コート層C13の表面自由エネルギーを所望の表面自由エネルギーとするために、複数のアクリル系化合物をブレンドする工程をさらに備えてもよい。
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例の記載に限定されるものではない。
[実施例1〜2および比較例1〜4]
実施例1〜2および比較例1〜4に用いる塗布液を調製した。
具体的には、表1に示す組成で、塗布液(a)〜(c)の調製を行なった。すなわち、攪拌機付き容器に表1に示す割合の原材料を投入・攪拌し、塗布液(a)〜(c)を調製した。
塗布液を形成する原材料のうちa−1は、シリカ分散物である、JSR(株)製「オプスターTU2205(商品名)」を用いた。
a−2は、酸化ジルコニウム、AZO分散物である、ペルノックス(株)製「ペルトロンXJC−0563−FL(商品名)」を用いた。
a−3は、t−ブチルアルコールである。
a−4は、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)である。
a−5は、メタノールである。
b−1は、酸化ジルコニウム分散物である、ペルノックス(株)製「ペルトロンXJA−0155(商品名)」を用いた。
b−2は、ペンタエリスリトールトリアクリレートとペンタエリスリトールテトラアクリレートの混合物である、東亞合成(株)製「アロニックスM−305(商品名)」を用いた。
b−3は、メチルイソブチルケトンである。
c−1は、アクリレートエステル溶液である、荒川化学工業(株)製「ビームセット1461(商品名)」を用いた。
c−2は、多官能アクリレートであるエトキシ化グリセリントリアクリレートである、新中村化学工業(株)製「NKエステル A−GLY−9E(商品名)」を用いた。
c−3は、メチルエチルケトンである、荒川化学工業(株)製「ビームセット575CB(商品名)」を用いた。
c−4は、ウレタンアクリレート系オリゴマーである、ダイキン工業(株)製「オプツールDAC(商品名)」を用いた。
c−5は、フッ素化合物である。
c−6は、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)である。
Figure 0005609372
[積層フィルム1の作成]
実施例1〜2および比較例1〜4のそれぞれについて、表1に示す塗布液(a)でコート層Aを、塗布液(b)でコート層Bを、塗布液(c)でコート層Cを形成した。以下に、コート層A〜Cの形成方法を示す。
[コート層Bの形成]
基材としてPETフィルムを用いた。PETフィルムの膜厚は、100μmであった。
塗布液(b)を、乾燥膜厚が3μmになるように、バーコーターでPETフィルムに塗布し、80℃で2分間乾燥させた後、高圧水銀灯を用いて500mJ/cmの光照射条件で塗膜を光硬化させ、コート層Bを形成した。すなわち、コート層B/基材とした。
[コート層Aの形成]
形成したコート層Bの片面に、塗布液(a)を、乾燥膜圧が0.1μmになるようにバーコーターで塗布し、80℃で1分間乾燥させた後、窒素雰囲気下で高圧水銀灯を用いて500mJ/cmの光照射条件で塗膜を光硬化させ、コート層Aを形成した。すなわち、コート層A/コート層B/基材とした。
[コート層Cの形成]
塗布液(c)を、PETフィルムのコート層AおよびBとは反対側の面に、乾燥膜厚が3μmになるように、バーコーターで塗布し、80℃で2分間乾燥させた後、高圧水銀灯を用いて500mJ/cmの光照射条件で塗膜を光硬化させ、コート層Cを形成した。すなわち、コート層A/コート層B/基材/コート層Cとした。
[屈折率]
実施例1〜2および比較例1〜4の積層フィルム1について、各層の屈折率は以下の通りであった。
Figure 0005609372
[評価]
以下のとおり、実施例1〜2および比較例1〜4の積層フィルム1について、視認性、透明性、印刷性を評価した。
[視認性]
実施例1〜2および比較例1〜4の積層フィルム1について、コート層C上に、油性マジックで線を引き、蛍光灯下でコート層AおよびB側からの線の視認性を以下の基準で評価した。結果を表3に示す。
○:よく見える
×:見えづらい
[透明性]
実施例1〜2および比較例1〜4の積層フィルム1について、分光光度計(UDH−5000:日本電色工業(株)製)を用いて、全光線透過率(T.T%)を測定し、得られた全光線透過率から以下の基準で透明性を評価した。結果を表3に示す。
○:全光透過率が90%以上の値である。
△:全光透過率が85〜90%の値である。
×:全光透過率が85%未満の値である。
[印刷性]
実施例1〜2および比較例1〜4の積層フィルム1について、コート層Cの面上で、水とジヨードメタンの接触角を測定し、表面自由エネルギーを算出した。また、コート層Cの面上に(株)セイコーアドバンス製 Conc 710 Black、およびNo.3 Silverの2種類のインクをスクリーン印刷して乾燥させ、90℃以上の熱水に30分間さらした後、JIS K5400に準拠した剥離試験により以下の基準で評価した。表面自由エネルギーと印刷性の評価結果を表3に示す。
○:剥離数0個。
△:剥離数1〜10個。
×:剥離数11個以上。
Figure 0005609372
上記のとおり、積層フィルム1は、コート層A/コート層B/基材/コート層Cの順で積層される。コート層Aとコート層Bの膜厚および屈折率が適正に制御されるため、視認性、透明性に優れたフィルムとなる。加えて、コート層Cが適切な官能基(または高分子鎖)を有する硬化性樹脂組成物で形成され、表面自由エネルギーが適正に制御されるため、印刷性に優れたフィルムとなる。このように、積層フィルム1は、実施例1および実施例2が示すように、表面自由エネルギーが制御されたコート層Cを備えても、フィルムの視認性・透明性が低下することはなく、視認性、透明性に加えて印刷性にも優れたフィルムとなった。
また、積層フィルム1の印刷性は、コロナ放電処理やプラズマ処理等により表面改質されたフィルムよりも、長期間にわたり高く維持することができる。
さらに、積層フィルム1は、基材が硬化性樹脂で形成されたコート層Bとコート層Cに挟まれた構成となる。そのため、基材がプラスチックで形成された場合に、基材がカールしたり、基材中に含まれるオリゴマー等の低分子物質が溶出したりするのを防ぐことができる。
1、2 積層フィルム
3 画像表示装置
10 基材
11 コート層A
12 コート層B
13 コート層C
14 窓枠
15 画像パネル

Claims (6)

  1. 透明なフィルム状の基材と;
    前記基材の一方の面側に積層されたコート層Bと;
    前記コート層Bの前記基材側とは反対側に積層されたコート層Aと;
    前記基材の他方の面側に積層されたコート層Cとを備え;
    コート層Aは、0.05〜1.0μmの膜厚と、1.30〜1.50の屈折率を有し、
    コート層Bは、1.0〜5.0μmの膜厚と、1.50〜1.70の屈折率であって前記コート層Aよりも高い屈折率を有し、
    前記コート層Cは、1.30〜1.70の屈折率を有し、
    前記コート層Cは、水酸基、カルボキシル基、ポリエチレングリコール鎖、ポリプロピレングリコール鎖のうち少なくとも1つを有するアクリル系化合物で形成され、
    前記コート層Cは、30〜50mN/mの表面自由エネルギーを有する、
    積層フィルム。
  2. 前記アクリル系化合物は、硬化性樹脂である、
    請求項1に記載の積層フィルム。
  3. 前記コート層Aは、シリカを含有する硬化性樹脂で形成され、
    前記コート層Bは、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化ハフニウム、酸化タンタル、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ガリウム、酸化スズ、酸化セリウム、酸化アルミニウム、または、これらの複合酸化物のうち少なくとも1つを含有する硬化性樹脂で形成された、
    請求項1または請求項2に記載の積層フィルム。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の積層フィルムと;
    前記コート層Cの前記基材側とは反対側に載置された画像パネルとを備える;
    画像表示装置。
  5. 透明なフィルム状の基材に、コート層A、コート層Bおよびコート層Cを積層した、積層フィルムの製造方法であって、
    透明なフィルム状の基材の一方の面側に、ウェットコーティング法によって、コート層Bを形成するための、硬化性樹脂を含む塗布液を塗布し、塗膜Bを形成し、その後、前記塗膜Bを硬化させることにより、コート層Bを積層する工程と;
    前記コート層Bの前記基材側とは反対側に、ウェットコーティング法によって、コート層Aを形成するための、硬化性樹脂を含む塗布液を塗布し、塗膜Aを形成し、その後、前記塗膜Aを硬化させることにより、コート層Aを積層する工程と;
    前記基材の他方の面側に、ウェットコーティング法によって、コート層Cを形成するための硬化性樹脂を含む塗布液を塗布し、塗膜Cを形成し、その後、前記塗膜Cを硬化させることにより、コート層Cを積層する工程とを備え;
    コート層Aは、0.05〜1.0μmの膜厚と、1.30〜1.50の屈折率を有するように積層され、
    コート層Bは、1.0〜5.0μmの膜厚と、1.50〜1.70の屈折率であって前記コート層Aよりも高い屈折率を有するように積層され、
    前記コート層Cは、1.30〜1.70の屈折率を有し、
    前記コート層Cは、水酸基、カルボキシル基、ポリエチレングリコール鎖、ポリプロピレングリコール鎖のうち少なくとも1つを有するアクリル系化合物で形成され、
    前記コート層Cは、30〜50mN/mの表面自由エネルギーを有するように積層される、
    積層フィルムの製造方法。
  6. 前記コート層Aを積層する工程、前記コート層Bを積層する工程、および前記コート層Cを積層する工程は、連続した一連の工程である、
    請求項に記載の積層フィルムの製造方法。
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