JP2005002108A - 農薬水性懸濁状組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エチル=2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチルピラゾール−3−イル)−4−フルオロフェノキシアセタート及びイソプロピルアンモニウム=N−(ホスホノメチル)グリシナート、界面活性剤を含有する水性懸濁状組成物の外観が保存期間中に着色しない組成物を提供する。
【解決手段】 エチル=2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチルピラゾール−3−イル)−4−フルオロフェノキシアセタート及びイソプロピルアンモニウム=N−(ホスホノメチル)グリシナートを含有し、さらに界面活性剤、及び亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、ロンガリット、亜ジチオン酸ナトリウム、システイン及び1−チオグリセロールからなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物を添加物として含有する農薬水性懸濁状組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、非選択性除草剤として知られる、エチル=2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチルピラゾール−3−イル)−4−フルオロフェノキシアセタート及びイソプロピルアンモニウム=N−(ホスホノメチル)グリシナート、界面活性剤、及び添加物からなる新規な農薬水性懸濁状組成物に関する。
エチル=2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチルピラゾール−3−イル)−4−フルオロフェノキシアセタート(以下、ピラフルフェンエチルと称す。)及びイソプロピルアンモニウム=N−(ホスホノメチル)グリシナート(以下、グリホサートIPA塩と称す)を有効成分として含有する農薬水性懸濁状組成物は、速効性と持続性の両方を兼ね備えた非選択性除草剤で、果樹園、畑地、水稲畦畔などの農地、鉄道敷地、河川沿岸地、駐車場、公園などの非農耕地にて広く使用されうる(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
有効成分として含有される上記化合物のうち、ピラフルフェンエチルはザ・ペスティサイド・マニュアル(The Pesticide Manual, Eleventh Edition, C. D. S. Tomlin, Editor, British Protection Council, p.1048-1049)に記載されている公知化合物であり、グリホサートIPA塩は米国特許第3,799,758号公報、米国特許第3,853,530号公報等に記載の公知化合物である。
当該農薬水性懸濁状組成物は、保存期間中にピラフルフェンエチル及びグリホサートIPA塩等組成そのものは安定に保たれるものの、時として組成物の外観が類白色から黄褐色に着色する場合があり、保存期間中に黄褐色に着色しない組成物が望まれていた。
ある種のグリホサート液剤においては、着色防止剤として尿素や亜硫酸ナトリウム等の添加が有効とされている(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)が、これらにおいては着色の原因や機序については明らかではない。また、本発明の農薬水性懸濁状組成物の添加物である亜硫酸カリウム等についてはなんら示唆されていない。
グリホサ−トIPA塩等を高濃度に含有する組成物において、グリホサートIPA塩等が有する除草効力を増加させる可能性のある配合可能な無機塩として、重亜硫酸カリウム等を含む塩類が一般的に記載されている(例えば、特許文献5参照)。また、この組成物に含むことができるその他の一般的除草剤としてピラフルフェンエチルが記載されている(同特許文献参照)。しかしながら、これらを具体的に示す実施例等は開示されておらず、上記重亜硫酸カリウム等の添加は着色防止を示唆するものではない。
特開平2001−131010号公報 (「除草剤組成物及びその使用方法」、デリミタ0025、実施例等) 特願平2001−386057号公報 (「除草剤組成物及びその使用方法」、デリミタ0027〜0030、実施例1〜10等) 特開平9−249509号公報 (「着色防止されたグリホサ−ト液剤」 デリミタ0014、実施例、デリミタ0017、表1等) 特開平11−29422号公報 (「着色防止されたグリホサート液剤」 デリミタ0020、実施例1、デリミタ0023、表1等) 特表2002−506011号公報 (「濃厚除草剤組成物」 第28頁、デリミタ0052部分及び第26頁第18行等)
ピラフルフェンエチル及びグリホサートIPA塩を含有する組成物の外観が類白色から黄褐色に着色する場合があり、このような経時的な着色は、除草性能や製剤品質等使用上の問題はないものの、使用者にとっては変質をイメージさせるため商品価値が低下することがある。それゆえ有効な保存期間中に黄褐色に着色しない組成物が望まれる。しかしながら、着色の原因が判然とせず、有効かつ簡便にこれを防止する方法が求められている。
グリホサート又はその塩類を有効成分として含有する農薬水性懸濁状組成物は除草効果の向上を目的に、しばしば1種以上の界面活性剤を適当量配合するが、これら界面活性剤の種類や配合量によって着色の度合いが異なり、特に有機アミン系界面活性剤の場合に着色度合いが大きくなることが知られている。根本的な着色の機構は明らかでないが、ピラフルフェンエチル、グリホサ−トIPA塩もしくはその不純物、界面活性剤及びその不純物等様々な物質が相互作用及び酸化等して着色を起こすものと推察される。
そこで本発明者等は、かかる状況を鑑みて種々検討を行った結果、特定の有機又は無機化合物を添加することにより、当該農薬水性懸濁状組成物の経時的な着色を有効かつ簡便に防止する方法を見出した。
すなわち、本発明は、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、ロンガリット、亜ジチオン酸ナトリウム、システイン及び1−チオグリセロールからなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物を含有させることにより当該農薬水性懸濁状組成物の経時的着色が有効に防止されるとの知見にもとづき、添加物として、かかる亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、ロンガリット、亜ジチオン酸ナトリウム、システイン及び1−チオグリセロールからなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物を含有するピラフルフェンエチル及びグリホサートIPA塩含有の農薬水性懸濁状組成物を提供するものである。
実施例及び比較例から明らかなように、ピラフルフェンエチル及びグリホサートIPA塩を含有する農薬水性懸濁状組成物の着色化は亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、ロンガリット、亜ジチオン酸ナトリウム、システイン及び1−チオグリセロールからなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物を添加することにより顕著に防止される。すなわち、当該農薬水性懸濁状組成物のように異なる種類の除草成分を含む場合及び除草効果の向上のため1種以上の界面活性剤を適当量配合した場合に、特に顕著に着色防止効果を発揮出来ることが本発明の特徴である。
本発明の農薬水性懸濁状組成物は、ピラフルフェンエチル及びグリホサートIPA塩を含有し、さらに必要に応じて界面活性剤やその他添加剤を含有する。本発明の農薬水性懸濁状組成物において、ピラフルフェンエチルは微粉砕された固体粒子の状態で存在し、一方グリホサートIPA塩は水に溶解した状態で存在する。ピラフルフェンエチル及びグリホサートIPA塩の混合割合は、ピラフルフェンエチル1重量部に対してグリホサートIPA塩は、例えば10〜1000重量部であり、好ましくは100〜400重量部である。本発明の農薬水性懸濁状組成物100重量部中には、ピラフルフェンエチル及びグリホサートIPA塩が合わせて、例えば0.1〜90重量部含まれ、好ましくは0.5〜80重量部含まれる。
必要に応じて配合される界面活性剤は、農薬組成物に一般的に使用されるノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤等、特に限定されるものではないが、好ましくは有機アミン系界面活性剤やアルコールアルコキシレート等のポリオキシアルキレン鎖を有するノニオン系界面活性剤が配合される。また、その配合量は0.1〜50重量部%で、好ましくは1〜30重量部である。
好ましい界面活性剤の1種としては又有機アミン系界面活性剤が挙げられ、好ましくはアルキレンジアミンアルコキシレート類である。アルキレンジアミンアルコキシレート類としては、例えばC2−4アルキレンジアミンポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物(ブロックポリマーを含む)であり、より具体的には、例えば、一般式(I);
Figure 2005002108
(式中、Eoは−CH2 CH2 −O−を示し、Poは−CH(CH3 )CH2 −O−を示し、a、b、d、e、f、g、h及びiは同一又は異なっても良い1〜20の整数を示す。但し、式中の(Eo)h-(Po)i等は結合の順序を意味するものではなく、Eo、Poのユニットのモル比を示すものであり、適当な順序での組合せを含むものである。)
で示されるエチレンジアミンポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物(ブロックポリマーを含む)が例示できる。これらの中で、好ましくはb,e,f及びhが3乃至5の整数を示し、a,d,g及びiが好ましくは1乃至3の整数を示す化合物が挙げられる。これらのエチレンジアミンポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物は例えば、テリックシリーズのテリック(TERIC)170(ハンツマン社製)、テリック(TERIC)171(同社製)、テリック(TERIC)172(同社製)、テリック173(同社製)、シンペロニック(SYNPERONIC)Tシリーズ(同社製)、例えばシンペロニックT/304、シンペロニックT/707、シンペロニックT/908として市販のものを購入可能である。これらのエチレンジアミンポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物(ブロックポリマーを含む)は1種又は2種以上選択して使用することができる。
他の好ましい界面活性剤の1種としてはアルコールアルコキシレート類が挙げられ、特に好ましくはアルケニルアルコールアルコキシレート類及びアルキルアルコールアルコキシレート類を挙げることができる。アルケニルアルコールアルコキシレート類としては、例えば
一般式 (II); CjH2j-1-O-(Eo)k(Po)l-H (II)
(式中、Eoは−CH2 CH2 −O−を示し、Poは−CH(CH3 )CH2 −O−を示し、jは同一又は異なっても良い1〜20の整数を示し、k及びlは同一又は異なっても良い0又は1〜20の整数を示す。但しk及びlは同時に0を示すことは無い。)で表される化合物が使用され、具体的な例としてはオレイルアルコールとポリオキシエチレンとの付加物、オレイルアルコールとポリオキシプロピレンとの付加物、オレイルアルコールとポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレン共重合物との付加物が挙げられ、例えばノイゲンET−89(第一工業製薬(株)製)、ノイゲンET−109(同社製)、ノイゲンET−129(同社製)、ノイゲンET−149(同社製)、ノイゲンET−159(同社製)、ペグノールO−107(東邦化学工業(株)製)、エマルゲン409P(花王(株)製)等として市販品を入手することができ、これらのアルケニルアルコールアルコキシレート類は1種又は2種以上選択して使用することができる。
アルキルアルコールアルコキシレートとしては例えば、
一般式(III); CmH2m+1-O-(Eo)n(Po)p-H (III)
(式中、Eoは−CH2 CH2 −O−を示し、Poは−CH(CH3 )CH2 −O−を示し、mは同一又は異なっても良い1〜20の整数を示し、n及びpは同一又は異なっても良い0又は1〜20の整数を示す。但しn及びpは同時に0を示すことは無い。)で表される化合物が使用され、具体的には1級アルキルアルコールエトキシレート、1級アルキルアルコールプロポキシレート、1級アルキルアルコールエトキシレートプロポキシレート、2級アルキルアルコールエトキシレート、2級アルキルアルコールプロポキシレート、2級アルキルアルコールエトキシレートプロポキシレート、3級アルキルアルコールエトキシレート、3級アルキルアルコールプロポキシレート又は3級アルキルアルコールエトキシレートプロポキシレートが挙げられ、好ましいものとしては、例えばノイゲンET−165(第一工業製薬(株)製)、ノイゲンET−105(同社製)、アデカトールSO−135(旭電化(株)製)、NK(ニューカルゲン)−D1107S(3級アルキルアルコールエトキシレートプロポキシレート、竹本油脂(株)製)、ルーテンゾールTO 8(C13−オキソアルコールエチレンオキシド8モル付加物、ビーエーエスエフ社製)、TO−347(日本乳化剤(株)製)等を例示することができ、これらのアルキルアルコールアルコキシレート類は1種又は2種以上選択して使用することができる。
本発明の農薬水性懸濁状組成物に配合される添加物としては、例えば亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、ロンガリット、亜ジチオン酸ナトリウム、システイン及び1−チオグリセロールからなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物であり、好ましくは亜硫酸カリウム及び亜硫酸水素カリウムである。また、その配合量はごく少量でも効果があるが、最少0.01重量部程度が好ましく、更に好適には最少0.05重量部程度であり、添加コストやその他の影響を考慮すると、多くとも5.0重量部程度が好ましく、更に好適には多くとも1.0重量部程度以下である。
さらに、本発明の農薬水性懸濁状組成物には、高沸点有機溶剤、凍結復元剤、消泡剤、防腐剤、増粘剤等必要に応じて適切な添加剤を加えられる。高沸点有機溶媒としては水溶性のものが好ましく、グリコールエーテル類、アルコール類、ピロリドン類、ラクトン類が使用される。凍結復元剤はグリコール類(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール等)やグリセリン類等が、消泡剤はシリコーンオイル(例えばシリコンKM70(信越化学社製)、シリコンKM73(同社製)等)やアセチレンジオール系界面活性剤、防腐剤はヒドロキシ安息香酸塩、パラクロロメタキシレノール、イソチアゾリン系防腐剤(例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン)等が、増粘剤はヘテロポリサッカライド等の有機系増粘剤、モンモリロナイト、アタパルジャイト等の無機系増粘剤が適宜使用される。
本発明の農薬水性懸濁状組成物の製造は、微粉砕されたピラフルフェンエチル、グリホサートIPA塩、界面活性剤、その他添加剤及び水を混合均一化することにより達成される。さらに詳しくは、例えば、グリホサートIPA塩、界面活性剤、その他凍結復元剤等の添加剤及び水を混合均一化し、剛体メディアを用いた媒体攪拌ミル等により湿式微粉砕したピラフルフェンエチルと増粘剤等添加剤を加え、混合均一化するものである。
本発明の農薬水性懸濁状組成物の使用方法は、希釈せずして用いるか又は5〜2000倍の範囲内において適当な倍率で水に希釈して、例えば、圧縮空気を利用してノズルから噴霧したり、じょうろ等で直接散水して使用することができるが、もちろんこれら方法に限定されるわけではない。
以下に、本発明の農薬水性懸濁状組成物の着色防止効果を、実施例及び比較例によってより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、実施例中、部とあるのは懸濁状組成物100重量部あたりの重量部を示す。
(1)ピラフルフェンエチル基剤の調製
参考実施例
ピラフルフェンエチル 40.0部
ジオクチルスルホサクシネート 1.0部
ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルホスフェート 3.0部
プロピレングリコール 3.0部
シリコンオイル(消泡剤) 0.5部
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(防腐剤) 0.1部
キサンタンガム(増粘剤) 0.02部
水 残部
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
合計 100.0部
上記組成の混合物を0.3mmのセラミックビーズ(トレセラム、東レ(株))を充填したダイノミル(バッコーフェン社)で微粉砕し、平均粒径0.3μmの微粒子であるピラフルフェンエチルを40%含有する懸濁状組成物とした。
本懸濁状組成物を基剤として実施例1〜12を製造した。
(2)懸濁状組成物の調整
実施例1.
ピラフルフェンエチル基剤(40.0%) 0.44部
グリホサートIPA塩(62.0%水溶液) 50.80部
エチレンジアミンテトラアルコキシレート系界面活性剤
(以下、界面活性剤Aと称す) 10.00部
3級アルキルアルコールエトキシレートプロポキシレート
(以下、界面活性剤Bと称す) 2.00部
プロピレングリコール 5.00部
シリコンオイル 0.50部
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン 0.10部
亜硫酸カリウム(添加物) 表中に記載
アタパルジャイト 0.50部
キサンタンガム 0.10部
水 残部
―――――――――――――――――――――――――――――――――
合計 100.00部
上記組成の混合物をオートホモミキサー(特殊機化(株))等の混合機で充分に混合し、ピラフルフェンエチルを0.16%及びグリホサートIPA塩を30%含有する水性懸濁状組成物とした。対照として、添加物である亜硫酸カリウムを含有しない製剤を調整した。
実施例2.
実施例1で使用した添加物を亜硫酸水素カリウムに替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、着色防止剤を含まない製剤を調整した。
実施例3.
実施例1で使用した添加物をロンガリットに替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
実施例4.
実施例1で使用した添加物を亜ジチオン酸ナトリウムに替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
実施例5.
実施例1で使用した添加物をシステインに替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
実施例6.
実施例1で使用した添加物を1−チオグリセロールに替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
実施例7.
実施例1で使用した界面活性剤BをC13−オキソアルコールエチレンオキシド8モル付加物2部に替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
実施例8.
実施例7で使用した添加物を亜硫酸水素カリウムに替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
実施例9.
実施例1で使用した界面活性剤Aをオレイルアルコールアルコキシレート10部に、界面活性剤BをC13−オキソアルコールエチレンオキシド8モル付加物を7部に替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
実施例10.
実施例9で使用した添加物を亜硫酸水素カリウムに替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
実施例11.
実施例1で使用した界面活性剤Aをオレイルアルコールアルコキシレートを10部に、界面活性剤Bを7部に替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
実施例12.
実施例11で使用した添加物を亜硫酸水素カリウムに替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
(3)加温保存試験
以上のように調整された、添加物を含有した水性懸濁状組成物各90mlを、100ml容の無色ガラス瓶に入れた。各検体は、50℃で14日及び60日℃で7日保存した。
(4)着色度の判定
加温保存試験前及び加温経時試験後の各検体の着色度は、JIS Z 8721に準拠して作られた標準色票の表示方法により判定した。JIS Z 8721は「3属性による色の表示方法」を規定している。3属性とは色相、明度、彩度である。JIS Z 8721に準拠して作られた標準色票の表示方法は、 色相 明度/彩度 とする。例えば 5Y 9/3と表記されていれば、色相5Y、明度9、彩度3の色であることを意味する。その結果を次の表1に示す。
Figure 2005002108
Figure 2005002108
*水性懸濁状組成物100重量部あたりの重量部
比較例1.
実施例1で使用した添加物を尿素に替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
比較例2.
実施例7で使用した添加物を尿素に替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
比較例3.
実施例9で使用した添加物を尿素に替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
比較例4.
実施例11で使用した添加物を尿素に替えて、同様にして水性懸濁状組成物を得た。対照には、添加物を含まない製剤を調整した。
比較例の製剤を用いて実施例と同様に加温保存試験を行った。結果を次の表2に示す。
Figure 2005002108
*水性懸濁状組成物100重量部あたりの重量部

Claims (5)

  1. 除草成分としてエチル=2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチルピラゾール−3−イル)−4−フルオロフェノキシアセタート及びイソプロピルアンモニウム=N−(ホスホノメチル)グリシナート及び界面活性剤を含有し、さらに、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム、ロンガリット、亜ジチオン酸ナトリウム、システイン及び1−チオグリセロールからなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物を添加物として含有することを特徴とする農薬水性懸濁状組成物。
  2. 添加物の配合量が農薬水性懸濁状組成物100重量部あたり0.01−5.0重量部である請求項1に記載の農薬水性懸濁状組成物。
  3. 添加物が亜硫酸カリウム及び亜硫酸水素カリウムからなる群から選ばれる1種又は2種の化合物である請求項1に記載の農薬水性懸濁状組成物。
  4. 界面活性剤が有機アミン系界面活性剤を含む1種又は2種以上の界面活性剤である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の農薬水性懸濁状組成物。
  5. 界面活性剤がアルコールアルコキシレートを含む1種又は2種以上の界面活性剤である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の農薬水性懸濁状組成物。
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