JP2005000544A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】投入されたメダルの表面に付いた汚れを落とす。
【解決手段】セレクタと、ホッパー装置との間に清掃装置35を設ける。キャリア41の第1戴置面50aに投入されたメダル30が戴置されると、キャリア41が第1位置から第2位置へと移動する。キャリア41の移動により、メダル30の上面が第1摺接面40bと摺接する。第1固定部材40の突出片40aによってメダル30の搬送が禁止されると、移動するキャリア41の第1戴置面50aとメダル30の下面とが摺接する。キャリア41が第2位置まで移動すると、メダル30が第2戴置面42aに落下する。第1位置へと移動するキャリア41の第2摺接面50cとメダル30の上面とが摺接する。キャリア41に設けられた突出片50bによって、メダル30が、その下面を第2戴置面42aに摺接させながら斜面46bへと押し出され、開口47bからホッパー装置に向けて排出される。
【選択図】 図13

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称されている。このようなスロットマシンには、遊技媒体であるメダルを投入するメダル投入口が設けられ、このメダル投入口から投入されたメダルは、メダル投入口の下部に設けられたセレクタと呼ばれる装置を介して、払出し装置であるホッパー装置に設けられた貯留タンクに貯留される。そして、ゲームを行って入賞を得た場合に、ホッパー装置が駆動して貯留タンクに貯留されたメダルから入賞に対する払出し枚数となるメダルが払い出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような遊技に用いられるメダルは、遊技者によってスロットマシンに設けられたメダル受け皿等からメダル投入口に投入されるため、遊技者の手に付いた汚れが、そのままメダル表面に付着しやすい。このような理由から、メダルの使用頻度が高くなると、その分メダル表面に付着した汚れがひどくなり、例えばゲームを行う遊技者の手が汚れていない場合には、逆にメダルを掴む際に手が汚れてしまうという問題がある。
【0004】
例えば遊技場のメダルを洗浄装置等で定期的に洗浄するということが考えられるが、遊技場には数多くのメダルがあり、全てのメダルを洗浄することに無理がある。また、仮に全てのメダルを洗浄したとしても、次に洗浄するまでの間に、再びメダルの表面が汚れてしまうという問題もある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するために発明されたものであり、投入されてから払い出しを行うまでの間に、投入されたメダルの表面に付いた汚れを落とすことができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技媒体を投入する投入口と、遊技の際の付与価値を払い出す払出し装置とを備えたものであり、前記投入口と払出し装置との間に設けられ、前記投入口から投入された遊技媒体を清掃する清掃装置を備えたものである。なお、遊技媒体とは、例えばメダル、コイン等を挙げられる。また、付与価値とは、遊技を行って入賞を得た場合に、その入賞に対する価値であり、例えばメダルを使用して遊技を行うのであれば、入賞に対して払い出される所定枚数のメダルが付与価値となる。
【0007】
また、前記清掃装置は、前記投入口から投入された遊技媒体を戴置する第1戴置面が設けられたキャリアと、このキャリアを移動させる駆動手段と、前記キャリアが移動する際に、前記第1戴置面に戴置された遊技媒体に摺接する第1摺接面を備えた部材と、前記第1戴置面から落下した遊技媒体が戴置される第2戴置面を備えた部材と、を備えていることが好ましい。
【0008】
また、前記キャリアは、前記遊技媒体を前記第1戴置面に戴置する第1位置と、前記第1戴置面に戴置された遊技媒体を第2戴置面に落下させる第2位置との間で移動可能であることが好ましい。また、前記第1摺接面を備えた部材は、前記キャリアによって第2位置へと搬送される遊技媒体の移動を防止する移動防止片を備えていることが好ましい。なお、前記キャリアは、第2位置から第1位置への移動時に、前記第2戴置面に戴置された遊技媒体に摺接する第2摺接面を有するとともに、前記遊技媒体を払出し装置に向けて送り出す送出し片を備えていることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、スロットマシン2は、筐体3の前面に設けられた2枚の前面扉(以下、上部前面扉4及び下部前面扉5とする)を有している。これら前面扉のうち上部前面扉4には表示窓6が設けられ、この表示窓6の奥に第1リール7a,第2リール7b,第3リール7cを有するリールユニット30(図3参照)が設けられている。周知のように、第1〜第3リール7a〜7cの外周には様々な図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では対応する表示窓6を通して1リール当たり3個の図柄が観察される。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。この第1〜第3リール7a〜7cの側方には液晶表示装置8が設けられ、例えばアニメーション表示を利用した演出を行う。なお、表示窓6の個数は1つに限定する必要はなく、例えば各々のリール毎に表示窓を設けるようにしてもよい。
【0010】
下部前面扉5の上部には、ゲームの開始時に操作される1枚ベットボタン10、MAXベットボタン11、ペイアウトボタン12などの各種の操作ボタンが設けられる。なお、これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるので、その詳細については省略する。また、これら操作ボタンの下部には、メダルベットが行われた後に操作されるスタートレバー15や、スタートレバー15の操作により回転するリールを停止させるための第1〜第3ストップボタン16〜18等が設けられる。
【0011】
また、下部前面扉5には、ゲームを行う際にメダル30(図2参照)を投入するためのメダル投入口20が設けられている。メダル投入口20の奥にはセレクタ21が組み込まれ、不適正なメダルはメダル払出口22を介してメダル受け皿23に排出される。また、セレクタ21は、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入された等の不適切なタイミングでメダル30の投入が行われたときに、投入されたメダル30をメダル受け皿23に排出する。なお、ゲームの開始に先立って投入するメダル30の枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダル30はメダル受け皿23に排出される。
【0012】
一方、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダル30は、図示しないメダルセンサで検知され、50枚を限度にスロットマシン2の内部に貯留される。なお、貯留されたメダル30の枚数は、クレジット枚数表示器25でデジタル表示される。このクレジット機能を用いているときには、前述した1枚ベットボタン10やMAXベットボタン11の操作によりメダル30の投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲームの結果、入賞が得られたときには配当となるメダル30もクレジットされ、ペイアウトボタン12を操作したときにクレジットされているメダル30がメダル受け皿23に払い出される。
【0013】
図2は、スロットマシン2の払出し装置近傍を示す斜視図、図3はスロットマシン2の内部の配置構成を示す概略図である。筐体3の下部には、ホッパー装置31及びオーバーフロー用の貯留箱32が設けられる。ホッパー装置31は、このスロットマシン2でゲームを行って入賞を得た場合に作動し、入賞に対するメダル30をメダル受け皿23に払い出す。このホッパー装置31の上部には、払出し用のメダル30を貯留する貯留タンク33が設けられている。なお、この貯留タンク33には、メダル投入口20から投入され、後述する清掃装置35から送り出されたメダル30が貯留される。オーバーフロー用の貯留箱32は、ホッパー装置31の貯留タンク33に貯留されたメダル30が所定量を超えたときに、貯留タンク33から排出されたメダル30を貯留する。
【0014】
図4及び図5に示すように、清掃装置35は、第1固定部材40、キャリア41、第2固定部材42、ガイド軸43,44、駆動機構45及び装置基部46から構成され、これら部材が収納ケース47の内部に組み込まれた構成からなっている。
【0015】
第1固定部材40は、例えばスポンジ等の部材から形成され、収納ケース47の所定位置にブラケット(図示せず)を介して固定される。この第1固定部材40の下面には、方形状からなる突出片40aがメダル30の厚み分突出して設けられる。この第1固定部材40の下面は、後述するキャリア41が第2位置へと移動する際に、戴置されたメダル30の上面と摺接する(図9参照)。そして、メダル30の上面と第1固定部材40の下面とが摺接した後に、前記突出片40aにキャリア41によって搬送されるメダル30が当接し、キャリア41のみが第2位置へと移動する(図10参照)。これにより、第1固定部材40の下面は第1摺接面として、突出片40aは移動防止片として、それぞれ機能する。以下では、第1固定部材40の下面を第1摺接面40bとして説明する。なお、第1固定部材40をスポンジ等の部材から構成する代わりに、プラスチックや金属等の基部と、この基部の外周にスポンジ等を貼付した構成としてもよい。
【0016】
キャリア41は、収納ケース47の上面に設けられた開口47aから落下したメダル30を戴置する第1位置(図6参照)と、戴置したメダル30を第2固定部材42の上面に落下させる第2位置(図10参照)との間で移動する。このキャリア41は、キャリア本体50、軸受け部51,52及びラック部53から構成されている。なお、このキャリア41は、メダル投入口20からメダル30の投入が行われていないときには、第1位置にあるものとする。
【0017】
キャリア本体50は、その上面及び底面にスポンジ等の部材が貼付された構成となっている。なお、収納ケース48の開口48aから落下したメダル30は、キャリア本体50の上面に戴置される。以下では、キャリア本体50の上面を第1戴置面50aとして説明する。このキャリア本体50の下面には、方形状からなる突出片50bがメダル30の厚み分突出して設けられる。この突出片50bは、キャリア41が第2位置から第1位置へと移動する際に、第2固定部材42の上面に戴置されたメダル30を収納ケース48の側面に設けられた開口48bに向けて押し出す(図13参照)。これにより、第2固定部材42の上面に戴置されたメダル30がホッパー装置31に向けて送り出されるので、突出片50bは送出し片として機能する。
【0018】
軸受け部51は、キャリア本体50の一方の端部に、それぞれに設けられた開口が同軸となるように2個設けられる。軸受け部51の開口には、ガイド軸43が挿通される。同様にして、キャリア本体50の他方の端部には軸受け部52が2個設けられる。この軸受け部52の開口には、ガイド軸44が挿通される。これにより、キャリア41の移動方向が規制される。これら軸受け部のうち、軸受け部52にはラック部53が設けられている。このラック部53は後述する駆動機構45のギア56と噛合することで、モータ55の駆動力がラック部53に伝達される。
【0019】
このラック部53の上面には、インデックス57が設けられている。このインデックス47は、キャリア41の位置を検出するために設けられている。なお、この清掃装置35には、2個のフォトインタラプタ59,60が設けられている。フォトインタラプタ59によってインデックス57が検出されると、検出信号を制御部61に向けて出力する。これを受けて、制御部61は、キャリア41が第1位置に位置していると判断する。同様にして、フォトインタラプタ60によってインデックス57が検出された場合には、フォトインタラプタ60から検出信号が制御部61に出力されるので、制御部61は、キャリア41が第2位置に位置していると判断する。
【0020】
駆動機構45は、モータ55及びギア56から構成される。モータ55は、上記フォトインタラプタ59によってインデックス57の検出が行われ、且つ収納ケース47の開口47aの下部に設けられた検出センサ62によってメダル30が通過したことが検知された所定時間後に作動し、その駆動軸に組み付けられたギア56を図5中A方向に回転させる。これによって、キャリア41が第1位置から第2位置に向けて(図5中C方向)移動する。また、フォトインタラプタ60によってインデックス57が検出されると、検知された所定時間後にモータが逆回転し、ギア56を図5中B方向に回転させる。これにより、キャリア41を第2位置から第1位置に向けて(図5中D方向)移動させる。なお、モータ55の駆動軸にはギア56が組み付けられており、モータ55の駆動力はギア56を介してキャリア41のラック部53に伝達される。なお、第2位置から第1位置へキャリアが移動すると、モータ55の駆動が停止し、キャリアが第1位置に保持される。なお、符号63はドライバである。
【0021】
第2固定部材42は、装置基部47に組み付け固定される。この第2固定部材42は、第1固定部材40と同様に、例えばスポンジ等の部材から構成される。この第2固定部材42の上面は、第2位置へと移動するキャリア41の第1戴置面50aから落下したメダル30を戴置する(図11参照)。以下では、第2固定部材42の上面を第2戴置面42aとして説明する。なお、この第2戴置面42aにメダル30が戴置されると、第2位置に位置するキャリア41が第1位置に向けて移動する。キャリア41が第1位置に向けて移動し、キャリア41の下面がメダル30の上面に摺接しながら移動する。そして、上述した突出片50bによって、第2戴置面42aから斜面46bに向けて押し出される(図13参照)。これにより、キャリア本体50の下面は第2摺接面として機能する。以下では、キャリア本体50の下面を第2摺接面50cとして説明する。
【0022】
装置基部47は、上記部材が組み込まれる部品である。この装置基部47の上面のほぼ中央には凸部47aが設けられている。この凸部47aの上面には、第2固定部材42が、例えば貼り付け等により組み付け固定される。この凸部47aに連なって斜面47bが形成されており、キャリア41の突出片50bによって押圧されたメダル30が、この斜面47bを滑り落ちる。なお、この斜面47bの終端には、収納ケース48の開口48bが設けられ、この斜面47bを滑り落ちたメダル30は、開口48bを介してホッパー装置31の貯留タンク33に排出される。なお、符号47cはガイドであり、斜面47bを滑り落ちるメダル30の方向を規制するためのものである。また、図5中ハッチングで示す領域47d〜47gは、ガイド軸43,44を所定位置に保持するための軸受け片62〜65を組み付ける領域であり、軸受け片62〜65は、それぞれの領域47d〜47gに、それぞれビス等により組み付けられる。なお、これら軸受け片62〜65は、装置基部47と一体に形成してもよいものとする。
【0023】
次に、このような清掃装置を組み込んだスロットマシンの作用について説明する。図6及び図7に示すように、遊技者が遊技を行う際にメダル投入口20からメダル30を投入すると、メダル30はセレクタ21を通過し、セレクタ21と清掃装置35との間に設けられた通路67を転動する。そして、メダル30は清掃装置35の収納ケース47の上面に設けられた開口47aから、清掃装置35の内部に落下する。この際、開口47aの近傍に設けられた検出センサ62によって、メダル30が検出される。なお、開口47aから落下したメダル30は、第1位置にあるキャリア41の第1戴置面50aに戴置される。
【0024】
メダル投入口20からのメダル30の投入が行われていないときには、清掃装置35のキャリア41は第1位置に保持されているので、フォトインタラプタ59からインデックス57の検出信号が制御部61に出力されている。これにより、検出センサ62からの検出信号が制御部61に出力されると、制御部61は所定時間後にドライバ63を介してモータ55を駆動させる。このモータ55の駆動によりギア56が回転し、このギア56と噛み合うラック部53が移動する。これにより、キャリア41が第1位置から第2位置に向けて(図7中矢印方向に)移動する。
【0025】
図8〜図10に示すように、キャリア41が第1位置から第2位置に向けて移動を開始すると、第1戴置面50aに戴置されたメダル30の上面が、第1固定部材40の第1摺接面40bに摺接しながら搬送されていく。これにより、メダル30の上面に付着した汚れが、第1摺接面40bとの摺接によって落ちることになる。そして、メダル30が第1固定部材40の突出片40aに当接すると、メダル30の搬送が停止し、キャリア41だけが第2位置に向けて移動する。第2位置に向けて移動するキャリア41は、その第1戴置面50aをメダル30の下面に摺接させながら移動する。これにより、メダル30の下面に付着した汚れが、第1戴置面50aとの摺接によって落ちることになる。
【0026】
キャリア41がさらに第2位置に向けて移動すると、メダル30は、突出片40aによって第1戴置面50aから退避していく。そして、キャリア41が第2位置に到達すると、突出片40aによってメダル30が第1戴置面50aから完全に退避するので、第2固定部材42の第2戴置面42aに落下する(図11参照)。なお、キャリア41が第2位置に到達すると、インデックス57がフォトインタラプタ60によって検出されるので、制御部61はモータ55の駆動を停止させる。これにより、キャリア41が第2位置で停止する。
【0027】
キャリア41が第2位置に停止して、制御部61は、所定時間経過後にドライバ63を介してモータ55を逆回転させる。これにより、キャリア41が第2位置から第1位置に向けて(図11中矢印の方向に)移動を開始する。第1位置に向けて移動するキャリア41は、その第2摺接面50cを第2戴置面42aに戴置されたメダル30の上面に摺接させながら移動する。これにより、メダル30の上面に付着した汚れが、第1摺接面40bとの摺接によって落ちなくても、第2摺接面50cとの摺接によって落ちることになる。
【0028】
図12に示すように、第2摺接面50cとメダル30の上面との摺接が行われている間に、キャリア41の突出片50bがメダル30に当接する。そして、突出片50bによってメダル30がキャリア41とともに移動する。この時、突出片50bの押圧を受けてて移動するメダル30の下面が第2戴置面42aと摺接する。これにより、メダル30の下面に付着した汚れが、第1戴置面42との摺接によって落ちなくても、第2戴置面42aとの摺接によって落ちることになる。
【0029】
図13に示すように、突出片50bによって押圧されるメダル30は、第2戴置面42aから斜面47bへと落下する。斜面47bに落下したメダル30は、図中2点鎖線で示すように、斜面47bを滑り落ちた後に斜面47bの終端に設けられた開口47bからホッパー装置31の貯留タンク33に排出される。これにより、メダル投入口20から投入されたメダル30が汚れていても、そのメダル30が払い出される間に、その表面に付着した汚れを落とすことができる。また、汚れが落ちた状態でメダルが払い出されるので、遊技者の手を汚すことはない。なお、キャリア41は、メダル30が斜面47bへと落下した後も移動し、第1位置で停止する。
【0030】
本実施形態では、第1固定部材の突出片の形状を方形状としたが、これに限定する必要はない。図14に示すように、例えば第1固定部材70の下部に設けられる突出片71に凹部71aを設ける。これにより、キャリアによって図中矢印方向に搬送されるメダル72がキャリアの側端部に向けて逃げることがなく、所定位置に保持されることになる。この他に、図示はしないが、突出片をコの字状にし、この突出片の凹部にキャリアによって搬送されるメダルの一部を挿入させることにより、メダルの移動を防止することも可能である。同様にして、キャリア本体の下部に設けられる突出片も、上記形態としてよい。
【0031】
本実施形態では、メダル1枚毎の清掃を可能とした実施形態の例を取り上げたが、これに限定する必要はなく、複数のメダルを1度に清掃することも可能である。この場合、複数のメダルを第1戴置面に振り分けて戴置するような振り分け装置を設ける必要がある。
【0032】
本実施形態では、キャリアを第1位置と第2位置との間を1往復させる間に、メダル表面の汚れを落とすようにしたが、これに限定する必要はなく、キャリアを第1位置と第2位置との間で複数回往復させるようにしてもよい。
【0033】
本実施形態では、1個のキャリアを往復させるようにしたが、これに限定する必要はなく、例えば、キャリアを複数個、層状に配置し、これらキャリアを往復させることで、メダル表面の汚れを落とすようにしてもよい。
【0034】
本実施形態では、駆動機構として、モータ及びキャリアのラック部と噛合するギアから構成したが、これに限定する必要はなく、例えば駆動機構を、モータ、プーリ及びベルトから構成してもよい。また、駆動機構として、ソレノイドを用いてもよい。この場合、ソレノイドは通電を行うと、駆動鉄芯を本体内部に収容されるので、キャリアを第1位置に向けてバネ付勢させるとともに、駆動鉄芯の先端をキャリアに組み付ける必要がある。
【0035】
また、清掃装置は、本実施形態に限定されるものではなく、例えばベルトによって搬送されるメダルの表面をブラシ等を用いて綺麗にすることも可能である。また、セレクタとホッパー装置との間の通路の両側面に、モータ等によって回転するローラ対を配置して、メダルの表面を回転するローラ対に接触させることで綺麗することも可能である。この場合、ローラ対の表面にスポンジ等の部材を貼り付ける必要がある。
【0036】
本実施形態では、メダル表面を、スポンジ等を摺接させることにより清掃する例を取り上げたが、これに限定する必要はなく、洗剤等を用いて、メダル表面の汚れを落とすことも可能である。この場合、洗剤用の貯留タンクを設け、この貯留タンクと、第1固定部材、第2固定部材及びキャリアの間のそれぞれにチューブを設ける。これにより、第1固定部材の第1摺接面、第2固定部材の第2戴置面、キャリアの第1戴置面及び第2摺接面のそれぞれに、洗剤を含ませることができ、摺接するメダルの表面を洗浄することができる。この場合、装置基部の斜面に、洗剤によって洗浄されたメダルを乾燥させる、例えばヒータ等の乾燥装置を設ける必要がある。また、上記部材に供給された洗剤が装置から漏れないように、洗剤を回収する装置を設ける必要がある。なお、洗剤の温度は30〜40℃の範囲内であることが好適である。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明の遊技機によれば、遊技媒体を投入する投入口と、遊技の際の付与価値を払い出す払出し装置との間に設けられ、前記投入口から投入された遊技媒体を清掃する清掃装置を備えたので、遊技の際に投入される遊技媒体が、払出し装置によって払い出されるまでの間に、遊技媒体を清掃することができる。また、遊技媒体の表面に付着した汚れが、遊技者に付くことがないので、遊技媒体を掴む際の不快感を抑制することができる。
【0038】
また、前記清掃装置は、前記投入口から投入された遊技媒体を戴置する第1戴置面が設けられたキャリアと、このキャリアを移動させる駆動手段と、前記キャリアが移動する際に、前記第1戴置面に戴置された遊技媒体に摺接する第1摺接面を備えた部材と、前記第1戴置面から落下した遊技媒体が戴置される第2戴置面を備えた部材と、を備えているから、キャリアによって搬送される遊技媒体のを清掃することが可能となる。
【0039】
また、前記キャリアは、前記遊技媒体を前記第1戴置面に戴置する第1位置と、前記第1戴置面に戴置された遊技媒体を第2戴置面に落下させる第2位置との間で移動可能であるから、キャリアにより搬送される遊技媒体の上面を清掃することが可能となる。
【0040】
さらに、前記第1摺接面を備えた部材は、前記キャリアによって第2位置へと搬送される遊技媒体の移動を防止する移動防止片を備えているから、搬送される遊技媒体の後面と、移動するキャリアによって遊技媒体の下面を清掃することが可能となる。
【0041】
また、前記キャリアは、第2位置から第1位置への移動時に、前記第2戴置面に戴置された遊技媒体に摺接する第2摺接面を有するとともに、前記遊技媒体を払出し装置に向けて送り出す送出し片を備えているから、キャリアにより搬送される遊技媒体が第1摺接面と摺接することによって、表面の汚れが落ちない場合でも、再度摺接することによって表面の汚れを落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの下部の内部構成を示す斜視図である。
【図3】スロットマシンの内部構成の概略を示す正面図である。
【図4】清掃装置の構成の一例を示す斜視図である。
【図5】清掃装置の構成を分解して示す斜視図である。
【図6】メダルが清掃装置内に移動したときの清掃装置を示す断面図である。
【図7】メダルがキャリアの第1戴置面に戴置されたときの清掃装置の内部を示す断面図である。
【図8】キャリアが第1位置から第2位置に向けて移動するときの清掃装置の内部を示す断面図である。
【図9】キャリアによって搬送されるメダルが第1固定部材の突出片に当接したときの清掃装置の内部を示す断面図である。
【図10】キャリアが第2位置に到達したときの清掃装置の内部を示す断面図である。
【図11】メダルが第2戴置面上に戴置したときの清掃装置の内部を示す断面図である。
【図12】キャリアが第1位置に向けて移動する際に、その下部に設けられた突出片とメダルとが当接したときの清掃装置の内部を示す断面図である。
【図13】キャリアの下部に設けられた突出片によって、第2戴置面上に対しされたメダルが第2戴置面上から斜面に向けて押し出されたときの清掃装置の内部を示す断面図である。
【図14】第1固定部材の下面に設けられる突出片に凹部を設けた場合の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
2 スロットマシン
3 筐体
4 上部前面扉
5 下部前面扉
20 メダル投入口
21 セレクタ
30 メダル
31 ホッパー装置
33 貯留タンク
35 清掃装置
40 第1固定部材
40a,50b 突出片
40b 第1摺接面
41 キャリア
42 第2固定部材
42a 第2戴置面
45 駆動機構
46 装置本体
46b 斜面
47 収納ケース
47a,47b 開口
50 キャリア本体
50a 第1戴置面
50c 第2摺接面

Claims (5)

  1. 遊技媒体を投入する投入口と、遊技の際の付与価値を払い出す払出し装置とを備えた遊技機において、
    前記投入口と払出し装置との間に設けられ、前記投入口から投入された遊技媒体を清掃する清掃装置を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記清掃装置は、前記投入口から投入された遊技媒体を戴置する第1戴置面が設けられたキャリアと、このキャリアを移動させる駆動手段と、前記キャリアが移動する際に、前記第1戴置面に戴置された遊技媒体に摺接する第1摺接面を備えた部材と、前記第1戴置面から落下した遊技媒体が戴置される第2戴置面を備えた部材と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記キャリアは、前記遊技媒体を前記第1戴置面に戴置する第1位置と、前記第1戴置面に戴置された遊技媒体を第2戴置面に落下させる第2位置との間で移動可能であることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記第1摺接面を備えた部材は、前記キャリアによって第2位置へと搬送される遊技媒体の移動を防止する移動防止片を備えていることを特徴とする請求項2又は3記載の遊技機。
  5. 前記キャリアは、第2位置から第1位置への移動時に、前記第2戴置面に戴置された遊技媒体に摺接する第2摺接面を有するとともに、前記遊技媒体を払出し装置に向けて送り出す送出し片を備えていることを特徴とする請求項2乃至4いずれか記載の遊技機。
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