JP2004537802A - 手に装着する入力装置 - Google Patents
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Abstract
1つ又は複数の入力部材により制御される肢に装着する装置を開示する。これら入力部材は、この肢に繋がった同一手のユーザの指が接触できる範囲に設けられている。これら入力部材は、引き込み式又は取り外し可能表面に設けられ、指が届く範囲にある操作位置と、指が届く範囲外に格納される非操作位置とに配置される。非操作位置で、他の点ではユーザの使い勝手がよくなるように格納される。
Description
【技術分野】
【0001】
携帯用時計は数十年間にわたって使用されてきた。デジタル電子工学の出現はデジタル時計をもたらした。更に、電子工学の進歩に伴って、手首に装着する装置には高性能の計時機能が以前にも増して組み込まれるようになっている。更に、計時機能にとどまらない機能も、手首装着式の個人用情報整理装置及びジョギング中に腕に縛り付けることができる小型無線受信機などの小型装着可能装置という形で可能となった。
【0002】
本明細書では「多機能装置」と呼ぶ上述の或いはそれに類似した装置は、典型的には動作を制御するための1つ又は複数のユーザ入力部材を備えている。ボタン、スイッチ、及びダイヤルなどの入力部材はこうした装置のケーシングに組み込むこともできる。周知の例では、デジタル時計は、文字盤の外周面に設けられたボタンを押すことで時間表示から日付表示へ切り替えられる。制御入力部材を装置内に埋め込むと、装置を比較的小型化できる。しかし、ユーザの他方の手が使用中であったり、ユーザがジョギングやサイクリングなどの他の身体動作を行っている時は、このインターフェースの操作は困難な場合がある。
【0003】
この問題に対処する1つのアプローチは、ユーザの指が接触可能なユーザ入力部材を多機能装置に組み合わせた運動用着衣を作製することであった。例えば、ムーアの米国特許第5,749,841号は手首装具を開示しており、この装具は、装着者の手のひらの上に配置した複数ボタンと、装具の外面でユーザの手首に装着された上述のボタンで制御可能な時計を備えている。こうした構成により、ユーザは手首装具と時計とを同時に身につけることができ、手首装具に保護された手で時計を便利に操作できる。重大な欠点としては、この時計と手首装具との組合せはかさばり、一般的な計時装置としての使用に向いているとは言い難い。
【0004】
従って、多機能装置を、それを装着した同一手で制御する必要性が存在する。より具体的には、手首に装着する多機能装置であって、この装置が固定された肢に繋がったユーザの手で制御可能な多機能装置に対する必要性が存在する。
発明の概要
【0005】
1つ又は複数の入力部材により制御される肢に装着する装置を開示するが、これら入力部材は、この肢に繋がった同一手のユーザの指が到達する範囲に設けられている。これら入力部材は、引き込み可能又は取り外し可能表面に設けられ、指が届く範囲にある操作位置と、指の届く範囲外に格納される非操作位置とに配置される。非操作位置では、他の点ではユーザの使い勝手がよくなるように格納される。
【0006】
本明細書に開示された機器は、ユーザの何れかの肢に固定するよう適合された装置を含み、該装置は複数の機能と、基材上に設けられた1つ又は複数の入力部材とを備える。上記入力部材は、上記複数の機能を制御するために上記装置に接続され、上記1つ又は複数の入力部材は、上記基材が第1位置にある時は、ユーザの上記肢に繋がった手の1つ又は複数の指で操作可能に配置され、更に、上記基材が第2位置にある時は、上記ユーザの上記肢に繋がった上記手の指で操作不能となるように配置されている。
【0007】
上記複数の機能は、時間表示、日付表示、カレンダー表示、タイマー表示、タイマー開始、タイマー停止、タイマーリセット、ストップウォッチ表示、ストップウォッチ開始、ストップウォッチ停止、ストップウォッチリセット、ラップタイム表示、アラーム、盤面照光、又は方向性照明のうち少なくとも1つを含むことができる。上記装置は、計時装置、通信装置、ワイヤレス通信装置、電子情報整理装置、環境監視装置、マルチメディア装置、生理学的監視装置、遠隔制御装置、全地球測位システム(「GPS」)装置、デジタルカメラ、デジタルオーディオ録音装置、又は無線受信機のうち少なくとも1つを含むことができる。この装置は、時計、ポケットベル、携帯型情報端末、又はオーディオプレーヤーのうち少なくとも1つを含むことができる。上記1つ又は複数の入力部材は、ボタン、ダイヤル、スイッチ、スライダー、ノブ、ジョイスティック、タッチパッド、又は圧電装置のうち少なくとも1つを含むことができる。上記1つ又は複数の入力部材は、3つのボタンを含むことができる。
【0008】
上記装置は、装置ストラップでユーザの手首に固定できる。上記装置ストラップは、ゴム、プラスチック、ベルクロ、曲げバンド、レザー、又はウェブのうちの少なくとも1つから作製された時計バンドでよい。上記1つ又は複数の入力部材は、手袋に設けてもよい。上記1つ又は複数の入力部材は、伸張位置と後退位置とを備えた引き込み式ストラップに設けることができ、該伸張位置では、上記装置が固定された肢に繋がったユーザの1つ又は複数の指で、これら入力部材が操作可能であり、該後退位置では、上記装置が固定された肢に繋がったユーザの指で、これら入力部材が操作不能となる。
【0009】
上記1つ又は複数の入力部材は、引き込み式コードにより上記装置に連結されたリングに設けてもよい。上記1つ又は複数の入力部材は、該装置の複数状態と、該複数状態の少なくとも1つ内の複数パラメータとを制御可能としてもよい。上記1つ又は複数の入力部材は、ユーザから文字数字入力を受信できる。上記基材は、上記装置が固定された肢に繋がったユーザの手によって上記入力部材が操作できない後退位置を備えた引き込み式バンドを含んでもよい。上記基材は、後退位置を備えた引き込み式バンドを含んでもよく、該後退位置では、該バンドは、上記装置をユーザの手首に固定する手首ストラップの上に配置されている。上記基材は、ゴム、プラスチック、ベルクロ、曲げバンド、レザー、又はウェブのうちの少なくとも1つからなるバンドを含むことができる。上記装置は、ランニング、ハイキング、サイクリング、セイリング、水泳、又はスキューバダイビングのうち少なくとも1つに適合した時計を含むことができる。
【0010】
本明細書に記載の機器は時計を含みうる。時計バンドを該時計に結合して、該時計をユーザの手首に固定できる。引き込み式バンドを上記時計バンド及び上記時計の少なくとも一方に結合できる。上記引き込み式バンドは、上記引き込み式バンドが上記時計バンドを覆う第1位置と、第2位置とを備え、該第2位置では、上記引き込み式バンドがユーザの親指と人差し指との間を通過してこの位置に上記引き込み式バンドを保持する。1つ又は複数の入力部材は、上記引き込み式バンド上に設け且つ配置できるが、上記引き込み式バンドが上記第2位置にある時は、ユーザが該1つ又は複数の入力部材を操作して上記時計の動作を制御できるように配置できる。
【0011】
本明細書に記載の機器は時計を含みうる。時計バンドを該時計に結合して、該時計をユーザの手首に固定できる。上記機器は、その上に1つ又は複数の入力部材を設けた手袋を含んでよく、該1つ又は複数の入力部材は、ユーザの上記手首に繋がり且つ該手袋を装着したユーザの手の1つ又は複数の指により作動できるよう配置されている。上記1つ又は複数の入力部材は、上記時計の動作を制御できるように取り外し可能コネクタを介して上記時計に結合してもよい。
【0012】
本明細書に記載の機器は時計を含みうる。時計バンドを該時計に結合して、該時計をユーザの手首に固定できる。上記機器は、その上に1つ又は複数の入力部材を設けたリングを含んでよく、該リングは、ユーザの指に着脱可能且つ取り替え可能に固定されるよう構成されており、該1つ又は複数の入力部材は、ユーザの上記手首に繋がった手の1つ又は複数の指により作動可能となるよう前記リング上に配置されており、更に、該1つ又は複数の入力部材は、上記時計の動作を制御するためにコードにより上記時計に接続されている。
【0013】
この機器では、上記コードは、上記リングを使用しない場合はバネ荷重式コイルに巻き付けられる引き込み式コードでよい。上記機器は、それぞれが1つ又は複数の入力部材をその上に設けた複数のリングを更に含むことができ、各リングは、ユ―ザの指に着脱可能且つ取り替え可能に固定されるように構成され、各リングはコードにより上記時計に結合されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の全般的理解のために、後退位置と操作位置との間を移動可能な複数のボタンを含む引き込み式手首ストラップを備えた時計などの、幾つかの例示的な実施形態をこれから説明する。しかし、通常の技能を備えた当業者であれば、本明細書に記載のシステム及び方法は、手首装着用のポケットベル又は腕装着用の無線受信機に適合させたり、手袋に設けたボタン又はダイヤルなどの他の構成の入力部材に適合させたりできることは、理解するはずである。更に、後述するように様々な入力部材を設けることもできる。通常の技能を備えた当業者には明らかな全てのそうした実現例は、ここに説明する本発明の範囲に入るよう意図されている。
【0015】
図1は、後退位置にある3入力ストラップを示す。伸縮ストラップとしてもよいストラップ100は、第1入力部材102、第2入力部材104、及び第3入力部材106を含むことができる。入力部材102乃至106は、例えば、ボタン、スイッチ、マイクロスイッチ、瞬間スイッチ(原語:momentary
switch)、又は機械的動作に応答して制御信号を装置に与えうる他の機械作動スイッチ若しくは入力装置でよい。入力部材102乃至106は、容量性オーバーレイタッチパッド、抵抗型オーバーレイタッチパッド、圧電型変換器などの固体電子変換器を含む。図1に示したように、ストラップ100は、後退位置でユーザの手首108を周回しており、装置(図示しない)をユーザの手首108に固定する手首ストラップ(図示しない)を覆うことができる。この後退位置では、入力部材102乃至106は一般的にはユーザの指が届かず、入力部材102乃至106の作動を防止するため随意に動作不能としてもよい。入力部材102乃至106は、ユーザの他方の手で作動させるために随意に動作可能としてもよい。
【0016】
上述の装置は、何れかの四肢に便利に固定可能な任意の多機能装置とすればよい。例えば、この装置は、時計、防水時計、ストップウォッチ、或いは他の任意の計時装置若しくは時間記録計装置でよい。この装置は、ポケットベル、ビーパー、携帯電話、デジタル若しくはアナログ双方向無線機、ワイヤレス電子メール装置、又はその他の任意のワイヤレス通信装置などの通信装置でよい。この装置は、携帯型情報端末、システム手帳、電子辞書、電子翻訳機などの電子情報整理装置(原語:electronic organizer)でよい。この装置は、温度監視装置、風速計、花粉数監視装置、二酸化炭素監視装置、高度計、気圧計、深さ計、湿度監視装置、又は環境条件を測定するための他の任意の装置などの環境監視装置でもよい。この装置は、カラー動画像データ圧縮標準規格(「MPEG」)オーディオレイヤ3ファイルをレンダリングするためのMP3プレーヤー、MPEGプレーヤー、カセットプレーヤー、又はオーディオ若しくはビデオ形式の電子メディアをレンダリングするための他の任意装置などのマルチメディア装置でもよい。この装置は、心拍監視装置、血圧監視装置、又は生理学的条件を監視するためのその他の任意装置などの生理学的監視装置でもよい。この装置は、赤外線、高周波、又は他の無線制御信号を、ステレオ、コンパクトディスクプレイヤー若しくは他のオーディオ/ビジュアル構成要素、テレビ、テレビ用セットトップボックス、カメラ、車庫ドア開閉器、キーレス立入システム、キーレス点火システムなどに与えるための遠隔制御装置でもよい。この装置は、全地球測位システム(「GPS」)装置、デジタルカメラ、デジタルオーディオ録音装置、無線受信機、又はその他の任意装置でもよい。更に、この装置は、手首装着又は肢装着装置に組み込むのに適した、上述の機能及び装置の任意の組合せを含んでもよい。
【0017】
この装置がデジタル時計のような計時装置であれば、更に、1つ又は複数のスポーツ活動又は計時機能に適合させてもよい。例えば、上述の時計を帆船レースに適合させる場合は、防水としたり、帆船レースを開始するのに一般的に使用される5分、10分、及び15分の秒読み用の内蔵タイマーを含んでもよい。この時計をスキューバダイビングに適合させる場合は、所定の深度、例えば深度100メートルまで防水としたり、必要な減圧を検出し記録するため、深さ計とダイビング時間の組合せを含めてもよい。この時計をランニングに適合させる場合は、1人又は複数のランナーの走行を記録するための複数ラップタイマーを任意の組合せで含めてもよい。同様に、水泳用時計であれば防水として、1つ又は複数のラップタイマーを含めてもよい。ハイキング用の時計なら高度計を含めてもよい。サイクリング用の時計は、自転車に乗っている人が自転車のハンドルに寄りかかった時に作動してしまうのを避けるため、装着者の何れかの指の甲側などの親指で作動できる位置に入力部材を配置してもよい。この時計は、自転車に乗る人が走行中に見やすいように文字盤面を向けるなどして、サイクリング用に更に適合させてもよい。更に別の例としては、ロッククライミング用の時計であれば、手袋に組み込むと共に親指の甲側に設けた入力部材を含めて、入力部材を堅い面に押しつけることで作動できるが、種々の面を握ることによる手の内側(例えば、手のひら)の圧力によっては作動されないようにしてもよい。又、この入力部材は相当な圧力を必要とするように構成することもでき、偶発的又は短時間の接触ではそれが作動しないようにしてもよい。これら又は他の任意の機能及び特徴を組み合わせて、本明細書に記載した時計を他のスポーツ活動に適合させてもよい。これらは例として列挙されたもので、限定的な意味に解釈すべきでないことは理解できるはずである。
【0018】
図2は、3入力ストラップのへの操作位置を示す。ストラップ110は図1のストラップ100でもよく、図1の後退位置から、矢印114で概ね示した伸張位置112まで移動可能である。伸張位置112では、ストラップ110は、ユーザの親指118と人差し指の間で手のひら116を横断している。伸張位置112、すなわち操作位置では、ユーザは1つ又は複数の入力部材122乃至126を作動できる。これら1つ又は複数の入力部材122乃至126は、例えば、図1の1つ又は複数の入力部材102乃至106でよい。本明細書では、「操作位置」という用語は、これら1つ又は複数の入力部材122乃至126が同一の手の指で接触可能な任意の位置を示す。同時に、「伸張位置」という用語は、入力部材122乃至126を非操作すなわち後退位置から移動させても、その装置との接続を保つ位置を概ね示す。従って、後述する着脱可能な手袋などの幾つかの実施形態では、入力部材122乃至126は、伸張位置ではない操作位置を有してもよい。
【0019】
図2から理解できるように、伸張位置112のストラップ110は、典型的には後退位置のストラップ110より長くなる。この長さ変化は幾つかの方法で実現できる。例えば、ストラップ110は、軟質ゴム、ナイロンウェブ、又はストラップ110を後退位置に付勢する複数のばね付丁番リンクを含む金属曲げバンドのような可撓性材料から作製できる。他の実施形態では、ストラップ110は、腕時計ストラップ留め金を用いて伸張又は後退位置に固定できる非可撓性ストラップか、例えば、ベルクロ、ボタン、掛け金、3バー調節スライド(原語:three-bar adjustment slide)、すべり棒調節器、調節バックル、ハシゴロック型バックル、側面開放スナップバックル、カムバックル、又はストラップを一定範囲内の複数位置もしくは少なくとも2つの異なる位置に固定する任意の他の機構を用いて様々な位置に固定できる非可撓性ストラップでよい。他の実施形態では、ストラップ110は、バネ荷重式ローラーに引き込み可能な適度に薄い材料から作製でき、こうすることでストラップ110は部分的にローラー内部に引き込んで、後退位置では、ユーザの手首付近に配置できる。更に一般的には、後退位置と伸張位置との間でストラップの長さを調節する任意の技法を、本明細書に記載のシステムと組み合わせて使用すればよい。ただし、上述の入力部材122乃至126が伸張すなわち操作位置にある際に、その装置とこれら入力部材との間の電気的接続を維持(或いは達成)する一方で、伸張及び後退可能なことが条件である。
【0020】
電気的接続が物理的に維持できないか、それが面倒であれば、他の技法を用いて入力部材122乃至126とその装置との接続を維持してもよい。例えば、独立した電源を、入力部材122乃至126とその装置との間の近距離ワイヤレス通信リンクを維持するための回路と共に、入力部材122乃至126に提供してもよい。
【0021】
図3は、操作位置にある3入力ストラップを示す。ストラップ130は、ユーザの手のひら132に載置され、親指134と人差し指136との間を通過しており、そのためストラップ130は操作位置で支持され、入力部材140乃至144はユーザの指が接触可能な操作位置にある。腕時計ストラップのような装置ストラップ146は、ユーザの手首148の周囲に巻き付けられたままとなり、装置(図示しない)をユーザの手首148に固定する。装置ストラップ146は、レザー、金属、金属曲げバンド、ナイロンウェブ、ベルクロ付きナイロン、ゴム、プラスチックなどの従来の腕時計ストラップ材料を含むこの装置を支持するのに適した材料でよい。図3には示されていないが、装置ストラップ146は、図2を参照して上述したもの及び腕時計ストラップに用いる他の任意機構を含む、装置ストラップ146を手首の回りに固定しておく任意適切な機構を含んでもよい。装置ストラップ146が可撓性であれば固定機構は省略でき、この装置を取り外し又は交換するために、装置ストラップ146は伸張させてユーザの手から抜き取りできる。
【0022】
図3には示されていないが、ストラップ130は、図示されている部分がユーザの手のひら132上を通過するのと類似した経路でユーザの手の甲側を通過でき、底部149において装置ストラップ146に戻る。別の方法としては、ストラップ130は、上部により近い位置で手の裏側を通過し、例えば、この装置又は装置ストラップ146の任意適切な位置に取り付けてもよい。
【0023】
図4は、3入力ストラップの1つの入力部材の作動を示す。これまでに一般的に述べたように、装置(図示しない)はユーザの手首148に装置ストラップ152により固定されており、1つ又は複数の入力部材156乃至160を含むストラップ154が、ユーザの親指162と人差し指164との間の操作位置にある。図示したように、ユーザは中指166曲げて1つの入力部材158を作動し、制御信号をこの装置に与えることができる。入力部材156乃至160の1つは、ユーザの指の動かし安さ、快適さ、及び便宜に従って、人差し指164、薬指168、又はその他任意の指を用いても同様に作動できることは理解できるだろう。
【0024】
図5は、操作位置にある同一手入力部材の一実施形態を示す。既に一般的に説明したように、装置ストラップ170は装置(図示しない)をユーザの手首172に固定する。伸張位置では、複数位置ストラップ174は、ユーザの親指178と人差し指180の間で手のひら176上を通過している。装置ストラップ170又はこの装置まで戻るのでなく、複数位置ストラップ174は親指178を周回し、ベルクロ、留め金、スナップバックル、側面スナップバックル、又は他の任意適切な機構などのファスナー184により端部182で固定できる。入力部材186は複数位置ストラップ174に設けて、この伸張位置にある時はユーザの指が接触できる。複数位置ストラップ174は、複数位置ストラップ174の長さを特定ユーザに合わせて調節する長さ調整機構を含むこともできる。
【0025】
複数位置ストラップ174を後退させるには、ファスナー184を解除し、複数位置ストラップ174を巻くか、手首172に巻き付け、それ自体(複数位置ストラップ174)又は装置ストラップ170に固定できる。この後退位置では、複数位置ストラップ174は装置ストラップ170の上に配置して、一本の手首バンドの様な外見を呈することもでき、又は複数位置ストラップ174は手首バンドに並べて配置してもよい。
【0026】
図6は、操作位置にある同一手入力部材の一実施形態を示す。この実施形態では、1つの入力部材190が、メッシュ、柔軟ウェブ、または他の柔軟性材料製の基材192上に配置されている。基材192は、ユーザの親指194を通過させて後退位置まで引き延ばすことができ(矢印196で示した)、後退位置では、基材192は装置ストラップ197の横に巻き上げ、留め具、ベルクロ、又は他のファスナー機構で止めればよい。別の方法としては、基材192を、例えばベルクロファスナーを使ってそれ自体に、或いは手の甲(図示しない)で装置ストラップ197に取り外し可能に固定してもよい。基材192が操作位置すなわち伸張位置にある時に、入力部材190にその手の1つ又は複数の指が接触できれば、入力部材190を基材192の任意の位置に設けてもよい。
【0027】
図7は、同一手入力部材の3入力手袋形の実施形態を示す。この手袋形の実施形態は、装置ストラップ200、コネクタ202、及び手袋210に設けられた1つ又は複数の入力部材204乃至208を含むことができる。手袋210は、レザー、ナイロン、ゴアテックス、ポラーフリース、スエードなどを含む任意適切な材料で作製できる。手袋210は、用途に合わせて防水性、パッド入り、補強材入り、及び/又は断熱材入りとしてよく、こうした用途には、例えばランニング、スキー、ハイキング、サイクリング、スキューバダイビング、又は断熱などがある。装置ストラップ200は、図示したように手首で手袋210の回りに固定してもよいし、手袋210が装置ストラップ200の上を覆うように、或いは装置ストラップ200に達しないように作製してもよい。コネクタ202と入力部材204乃至208との電気接続を確立するため、コネクタ202は、手袋210内のアダプタに取り外し且つ取り替え可能に接続できる。入力部材204乃至208は、手袋を装着した手の指が接触できるような任意の様態で設けることができる。図7から理解できるように、1つの入力部材208は他の入力部材204乃至206よりも目立って大きくして、ユーザがこの入力部材208を識別且つ容易に作動できるようにしてもよい。
【0028】
図8は、同一手入力部材の3入力手袋形の実施形態を示す。この手袋形の実施形態は、装置220、装置ストラップ222、コネクタ224、及び複数の入力部材226乃至230、及び複数の指234乃至242を備えた手袋232を含むことができる。手袋232は、例えば、図7を参照して説明した任意の手袋でよい。コネクタ224と入力部材226乃至230との電気接続を確立するため、コネクタ224は、手袋232内のアダプタに取り外し且つ取り替え可能に接続できる。入力部材226乃至230は、例えば薬指236、中指238、及び人差し指240の指先に設けることができる。各入力部材226乃至230は、例えば親指242の圧力や、入力部材226乃至230を手袋232の手のひらに押しつけて印可される圧力や、入力部材226乃至230を任意表面に押しつける圧力に応答するマイクロスイッチ又は変換器が含まれる。
【0029】
入力部材226乃至230は、指236乃至240の手のひら側に設けられているように図示したが、これら入力部材は、指236乃至240の甲側又は外側に設けて、指236乃至240の甲側に圧力を加えることによっても、入力部材226乃至230を作動できることは理解されるはずである。この構成は、手のひら及び手の内側が自転車ハンドルに接触している場合が多いサイクリング手袋で用いるのに特に適している。別の構成では、入力部材226乃至230は、指236乃至240を曲げることにより、例えば指236乃至240の甲側に通した張力を掛けられるワイヤにより機械的に駆動できる。
【0030】
装置220及び装置ストラップ222は、概して上述した任意の装置及びストラップでよい。装置220に関連付けられる幾つかの例示的機能を以下に詳しく説明する。装置はデジタル時計でよい。1つの入力部材226を作動して、時計の表示を、時間表示、日付表示、カレンダー表示、タイマー表示、タイマー設定表示、ストップウォッチ表示、及びアラーム設定表示(順不同)に循環可能である。例えば、タイマー表示では、第2入力228を作動して、タイマー開始、タイマー終了、及びタイマーリセットなどのタイマー表示機能を循環可能としてもよい。タイマー設定表示では、タイマーの秒読み値を設定可能としてもよい。ストップウォッチ表示では、第2入力228を用いてストップウォッチを開始、停止、及びリセット可能としてもよい。このモードでは、第3入力部材230を用いて、ラップタイムを保持したり(ストップウォッチが動作中は)、停止時間とラップタイムとの間を切り替え可能(ストップウォッチが停止中は)としてもよい。第3入力部材230を用いてデジタル時計の盤面を照光したり、機能表示を照光するために第4の入力部材(図示しない)を設けてもよい。
【0031】
一実施形態では、光源を装置220に埋め込んで、装置220の盤面の照光でなく全体の照光を可能としてもよい。例えば、懐中電灯の電球又は他の光源を装置内の電源から点灯し、装置220のケーシング又はハウジングから任意適切な方向へ向けてもよい。この光源は、入力部材226乃至230の何れかで作動すればよい。光源の動作停止は、入力部材226乃至230の何れかの作動による手動とするか、5秒、10秒、又は20秒など所定時間の経過後に自動的に行われるようにしてもよい。光源の強度はサムホイールで調節可能としてもよい。
【0032】
装置220はGPS装置でもよい。第1の入力部材226を使って、装置に格納されている中間地点(原語:waypoint)の選択を可能としてもよい。第2入力228を使用すると、緯度と経度、中間地点への方向とそこまでの距離、対地速度と方向などのビューを切り替えできるようにしてもよい。第3入力部材230を使用すると、GPS装置に関連付けられた表示を照光できるようにしてもよい。
【0033】
装置220はMP3プレーヤーのようなメディアプレーヤーでもよい。この実施形態では、第1の入力部材226を使用すると、格納してある音楽のトラックが選択できるようにしてもよい。第2の入力部材228を使って、選択したトラックの停止及び開始を可能としてもよい。第3の入力部材230を使って、選択したトラックの頭出しを可能としてもよい。他の入力部材、例えばメディアプレーヤーのヘッドホン出力ボリュームを選択するためのダイヤルやスライダーなどを設けてもよい。
【0034】
装置220は電子情報整理装置でもよい。この実施形態では、第1の入力部材226は、検索、編集、格納などの異なる機能を選択可能としてもよい。第2の入力部材228を使って、文字数字入力を可能としてもよい。入力は、例えばモールス符号又は本質的にバイナリの(例えばオン/オフ)入力を文字数字に変換する他の技法を用いて符号化してもよい。第3入力部材230を使用すると、装置220の表示を照光可能としてもよい。キーパッド、テンキーパッド、タッチパッド、及びサムホイールなどの付加的入力部材が電子情報整理装置には有用なことがあり、それぞれは、装置220の動作制御に適切及び有用であれば手袋232に組み込めばよい。
【0035】
より一般的には、入力部材226乃至230は、装置220の複数の動作状態からの選択を制御したり、装置220の複数動作状態内の1つ又は複数のパラメータを制御したりするために用いることができる。上述の装置及び機能は例として説明したものであり、本明細書で説明された本発明の範囲を限定する意味に解釈すべきでないことは理解できるはずである。
【0036】
図9は、同一手入力部材の2入力手袋形の実施形態を示す。この手袋形の実施形態は、装置250、装置ストラップ252、コネクタ254、及び複数の入力部材256乃至260、及び少なくとも中指264、人差し指266、及び親指268を備えた手袋262を含むことができる。手袋262は、例えば、図7を参照して上述した任意の手袋のように作製してよい。コネクタ254と入力部材256乃至260との電気接続を確立するため、コネクタ254は、手袋262内のアダプタに取り外し且つ取り替え可能に接続できる。装置250及び装置ストラップ252は、概して上述した任意の装置及びストラップでよい。図9の実施形態では、入力部材256乃至260は、任意適切な金属製又は他の導電材料製の複数電気接点を含んでよい。従って、中指264の入力部材256が、第1矢印270に示したように親指268の入力部材260と接触すると、第1回路が形成され第1制御信号が装置250に与えられる。同様に、人差し指266の入力部材258が、第2矢印272に示したように親指268の入力部材260と接触すると、第2回路が形成され第2制御信号が装置250に与えられる。
【0037】
図10は、同一手入力部材の単一入力手袋形の実施形態を示す。手袋280の本実施形態は、装置からの接続を受容するアダプタ282と、人差し指286に設けた第1入力部材284と、親指290に設けた第2入力部材288とを含むことができる。第1入力部材284及び第2入力288は、矢印292で示したように、入力部材224及び288を互いに接触させることで作動する一対の電気接点を構成可能である。この構成では、制御信号を発生させるには、人差し指286と親指288とを互いに接触すればよい。別の実施形態では、単一の変換器入力部材を図10に示したように人差し指286又は親指290の何れかに設け、更に、親指290と人差し指286とを押しつけ合うと作動するスイッチを設けることができる。
【0038】
図11は、同一手入力部材のタッチパッド手袋形の実施形態を示す。この実施形態は、装置(図示しない)と、装置ストラップ300と、コネクタ302と、タッチパッド306及び1つ又は複数のボタン308乃至310を備えた手袋304と、を含むことができる。手袋304は、例えば、図7を参照して上述した任意の手袋のように作製してよい。コネクタ302と入力部材306乃至310との電気接続を確立するため、コネクタ302は、手袋304内のアダプタに取り外し且つ取り替え可能に接続できる。この装置及び装置ストラップ300は、概して上述した任意の装置及びストラップでよい。タッチパッド306を使用して、パームパイロット又は他の電子タブレット用の記号などでこの装置に文字数字又は図形入力を与えることができる。タッチパッドが指の接触を必要とするか、入力の分解能を向上させることが望ましい場合は、手袋304は指先を露出させてもよい。
【0039】
図11に示したボタン及びタッチパッドは、本明細書で記載したシステムと共に使用可能な2つの種類の入力部材であるが、他の種類の入力部材も使用可能なことは理解されるはずである。例えば、こうした入力部材には、スライダー、ダイヤル、ノブ、ボタン、スイッチ、ジョイスティック、ミニジョイスティック、又は、ここに記載した基材の何れかに配置した場合に、微弱入力を感知可能に適合された他の任意入力変換器が含まれる。
【0040】
図12は、同一手入力部材の単一入力リング形実施形態を示す。この実施形態は、装置ストラップ320、コード322、リング324、及び入力部材326を含むことができる。入力部材326はユーザの手の指により作動でき、更に、それに応答してコード322を介して装置に制御信号を与えることができる。装置ストラップ320は、この装置をユーザの手首に固定できる。
【0041】
入力部材326はリング324に設けることができ、このリングは、例えば布のウェブ、ナイロン、ゴム、レザー、又は他の薄手の可撓性材料でよい。従って、リング324は、ユーザの指の回りに伸張位置で固定できる。後退位置では、リング324は指から抜き取って、たたんで、ベルクロ又は他の取り付け機構を用いて装置ストラップ320に取り付け可能である。リング324は、例えば留め金、ベルクロ、又は他の取り外し及び再取り付け可能な機構を用いて任意に開放可能として、長方形の材料片に開くことができるようにしてもよい。この材料片は、後退位置で装置ストラップ320に固定してもよい。別の方法としては、リング324を、その上に入力部材326を取り付けた金属製のバンド又は他の固体材料としてもよい。後退位置では、このバンドは、装置ストラップ320上の留め金又は他の保持具に留めておけばよい。
【0042】
コード322は、装置ストラップ320上の(又はその内部の)バネ荷重式容器内に巻き取られる引き込み式コードでよい。或いは、リング324を上述の何れかの方法で装置ストラップ320に接続した状態で、コード322を手首に周回させてもよい。このコードは、上述のように伸縮し格納できるほど可撓性があり、且つ入力部材326からの制御信号を装置まで伝達できれば、任意材料で作製してよい。
【0043】
図13は、同一手入力部材の2入力リング形実施形態を示す。この実施形態は、装置ストラップ330と、コード332と、それぞれに入力部材338乃至340が設けられた複数リング334乃至336とを含むことができる。入力部材338乃至340はユーザの手の指により作動でき、更に、それに応答してコード332を介して装置に制御信号を与えることができる。装置ストラップ320は、装置をユーザの手首に固定できる。
【0044】
図13に示したシステムは、特定装置の制御に好ましい場合は、各指に2つ又はそれ以上のリングを含んだより多数のリングにも適合できる。図13に示したシステムを手首装着用装置以外の装置に適合させてもよいことは理解されるはずである。例えば、ジョギングをする人は、カセットプレーヤー又は無線受信機を、二頭筋付近又は二頭筋部分で腕に固定してもよい。これはヘッドホンを無線受信機に接続するのに好都合な部位だが、ジョギングしている人が、受信局変更又はボリューム変更など単純な機能に関して無線受信機を走行中に操作するには困難なこともあろう。こうした機能に関する入力部材は1つ又は複数のリングに設け、更に、腕に装着した無線受信機に連結したコードが、ジョギングする人から無線受信機まで制御信号を伝達するように構成してもよい。このコードは、バネ荷重式コイルで無線受信機内部に引き込み可能とするか、無線受信機のケーシング外部に設けたコイルに巻き付けるようにするか、無線受信機から抜き取って他の場所に収容してもよい。
【0045】
図14は、ユーザ入力部材付きの制御ポッドを示す。図示したように、ポッド400はユーザの手402で把持するよう適合できる。このポッドはボタン404のような複数の入力部材を備え、それらはユーザの手402の親指で作動できる。図示はしないが、トリガ、スライダー、他の一指作動装置、ジョイスティック、サムホイール、又は親指408で制御できる他の入力部材をポッド400に組み込んでもよい。ポッド400は手首ストラップ410に連結してもよいし、コード412により時計などの手首装着装置(図示しない)に直接的に連結してもよく、このコード412は、可撓性の螺旋コードもしくはコイル、又は上述した他の引き込み式及び/もしくは切り離し可能コードでよい。
【0046】
本発明を図示し詳細に説明した好適な実施形態に関連して開示したが、本明細書に記載された実施形態に限定されるものではなく、法律によって許された最大の範囲で解釈されるべき次の請求項から解釈すべきことは理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
本発明の上述及び他の目的及び利点は、添付図面を参照すれば次の添付記載からより完全に理解されるはずである。
【図1】後退位置にある3入力ストラップを示す。
【図2】3入力ストラップの操作位置への移動を示す。
【図3】操作位置にある3入力ストラップを示す。
【図4】3入力ストラップの1つの入力部材の作動を示す。
【図5】操作位置にある同一手入力部材の一実施形態を示す。
【図6】操作位置にある同一手入力部材の一実施形態を示す。
【図7】同一手入力部材の3入力手袋形の実施形態を示す。
【図8】同一手入力部材の3入力手袋形の実施形態を示す。
【図9】同一手入力部材の2入力手袋形の実施形態を示す。
【図10】同一手入力部材の単一入力手袋形の実施形態を示す。
【図11】同一手入力部材のタッチパッド手袋形の実施形態を示す。
【図12】同一手入力部材の単一入力リング形実施形態を示す。
【図13】同一手入力部材の2入力リング形実施形態を示す。
【図14】ユーザ入力部材付きの制御ポッドを示す。
【0001】
携帯用時計は数十年間にわたって使用されてきた。デジタル電子工学の出現はデジタル時計をもたらした。更に、電子工学の進歩に伴って、手首に装着する装置には高性能の計時機能が以前にも増して組み込まれるようになっている。更に、計時機能にとどまらない機能も、手首装着式の個人用情報整理装置及びジョギング中に腕に縛り付けることができる小型無線受信機などの小型装着可能装置という形で可能となった。
【0002】
本明細書では「多機能装置」と呼ぶ上述の或いはそれに類似した装置は、典型的には動作を制御するための1つ又は複数のユーザ入力部材を備えている。ボタン、スイッチ、及びダイヤルなどの入力部材はこうした装置のケーシングに組み込むこともできる。周知の例では、デジタル時計は、文字盤の外周面に設けられたボタンを押すことで時間表示から日付表示へ切り替えられる。制御入力部材を装置内に埋め込むと、装置を比較的小型化できる。しかし、ユーザの他方の手が使用中であったり、ユーザがジョギングやサイクリングなどの他の身体動作を行っている時は、このインターフェースの操作は困難な場合がある。
【0003】
この問題に対処する1つのアプローチは、ユーザの指が接触可能なユーザ入力部材を多機能装置に組み合わせた運動用着衣を作製することであった。例えば、ムーアの米国特許第5,749,841号は手首装具を開示しており、この装具は、装着者の手のひらの上に配置した複数ボタンと、装具の外面でユーザの手首に装着された上述のボタンで制御可能な時計を備えている。こうした構成により、ユーザは手首装具と時計とを同時に身につけることができ、手首装具に保護された手で時計を便利に操作できる。重大な欠点としては、この時計と手首装具との組合せはかさばり、一般的な計時装置としての使用に向いているとは言い難い。
【0004】
従って、多機能装置を、それを装着した同一手で制御する必要性が存在する。より具体的には、手首に装着する多機能装置であって、この装置が固定された肢に繋がったユーザの手で制御可能な多機能装置に対する必要性が存在する。
発明の概要
【0005】
1つ又は複数の入力部材により制御される肢に装着する装置を開示するが、これら入力部材は、この肢に繋がった同一手のユーザの指が到達する範囲に設けられている。これら入力部材は、引き込み可能又は取り外し可能表面に設けられ、指が届く範囲にある操作位置と、指の届く範囲外に格納される非操作位置とに配置される。非操作位置では、他の点ではユーザの使い勝手がよくなるように格納される。
【0006】
本明細書に開示された機器は、ユーザの何れかの肢に固定するよう適合された装置を含み、該装置は複数の機能と、基材上に設けられた1つ又は複数の入力部材とを備える。上記入力部材は、上記複数の機能を制御するために上記装置に接続され、上記1つ又は複数の入力部材は、上記基材が第1位置にある時は、ユーザの上記肢に繋がった手の1つ又は複数の指で操作可能に配置され、更に、上記基材が第2位置にある時は、上記ユーザの上記肢に繋がった上記手の指で操作不能となるように配置されている。
【0007】
上記複数の機能は、時間表示、日付表示、カレンダー表示、タイマー表示、タイマー開始、タイマー停止、タイマーリセット、ストップウォッチ表示、ストップウォッチ開始、ストップウォッチ停止、ストップウォッチリセット、ラップタイム表示、アラーム、盤面照光、又は方向性照明のうち少なくとも1つを含むことができる。上記装置は、計時装置、通信装置、ワイヤレス通信装置、電子情報整理装置、環境監視装置、マルチメディア装置、生理学的監視装置、遠隔制御装置、全地球測位システム(「GPS」)装置、デジタルカメラ、デジタルオーディオ録音装置、又は無線受信機のうち少なくとも1つを含むことができる。この装置は、時計、ポケットベル、携帯型情報端末、又はオーディオプレーヤーのうち少なくとも1つを含むことができる。上記1つ又は複数の入力部材は、ボタン、ダイヤル、スイッチ、スライダー、ノブ、ジョイスティック、タッチパッド、又は圧電装置のうち少なくとも1つを含むことができる。上記1つ又は複数の入力部材は、3つのボタンを含むことができる。
【0008】
上記装置は、装置ストラップでユーザの手首に固定できる。上記装置ストラップは、ゴム、プラスチック、ベルクロ、曲げバンド、レザー、又はウェブのうちの少なくとも1つから作製された時計バンドでよい。上記1つ又は複数の入力部材は、手袋に設けてもよい。上記1つ又は複数の入力部材は、伸張位置と後退位置とを備えた引き込み式ストラップに設けることができ、該伸張位置では、上記装置が固定された肢に繋がったユーザの1つ又は複数の指で、これら入力部材が操作可能であり、該後退位置では、上記装置が固定された肢に繋がったユーザの指で、これら入力部材が操作不能となる。
【0009】
上記1つ又は複数の入力部材は、引き込み式コードにより上記装置に連結されたリングに設けてもよい。上記1つ又は複数の入力部材は、該装置の複数状態と、該複数状態の少なくとも1つ内の複数パラメータとを制御可能としてもよい。上記1つ又は複数の入力部材は、ユーザから文字数字入力を受信できる。上記基材は、上記装置が固定された肢に繋がったユーザの手によって上記入力部材が操作できない後退位置を備えた引き込み式バンドを含んでもよい。上記基材は、後退位置を備えた引き込み式バンドを含んでもよく、該後退位置では、該バンドは、上記装置をユーザの手首に固定する手首ストラップの上に配置されている。上記基材は、ゴム、プラスチック、ベルクロ、曲げバンド、レザー、又はウェブのうちの少なくとも1つからなるバンドを含むことができる。上記装置は、ランニング、ハイキング、サイクリング、セイリング、水泳、又はスキューバダイビングのうち少なくとも1つに適合した時計を含むことができる。
【0010】
本明細書に記載の機器は時計を含みうる。時計バンドを該時計に結合して、該時計をユーザの手首に固定できる。引き込み式バンドを上記時計バンド及び上記時計の少なくとも一方に結合できる。上記引き込み式バンドは、上記引き込み式バンドが上記時計バンドを覆う第1位置と、第2位置とを備え、該第2位置では、上記引き込み式バンドがユーザの親指と人差し指との間を通過してこの位置に上記引き込み式バンドを保持する。1つ又は複数の入力部材は、上記引き込み式バンド上に設け且つ配置できるが、上記引き込み式バンドが上記第2位置にある時は、ユーザが該1つ又は複数の入力部材を操作して上記時計の動作を制御できるように配置できる。
【0011】
本明細書に記載の機器は時計を含みうる。時計バンドを該時計に結合して、該時計をユーザの手首に固定できる。上記機器は、その上に1つ又は複数の入力部材を設けた手袋を含んでよく、該1つ又は複数の入力部材は、ユーザの上記手首に繋がり且つ該手袋を装着したユーザの手の1つ又は複数の指により作動できるよう配置されている。上記1つ又は複数の入力部材は、上記時計の動作を制御できるように取り外し可能コネクタを介して上記時計に結合してもよい。
【0012】
本明細書に記載の機器は時計を含みうる。時計バンドを該時計に結合して、該時計をユーザの手首に固定できる。上記機器は、その上に1つ又は複数の入力部材を設けたリングを含んでよく、該リングは、ユーザの指に着脱可能且つ取り替え可能に固定されるよう構成されており、該1つ又は複数の入力部材は、ユーザの上記手首に繋がった手の1つ又は複数の指により作動可能となるよう前記リング上に配置されており、更に、該1つ又は複数の入力部材は、上記時計の動作を制御するためにコードにより上記時計に接続されている。
【0013】
この機器では、上記コードは、上記リングを使用しない場合はバネ荷重式コイルに巻き付けられる引き込み式コードでよい。上記機器は、それぞれが1つ又は複数の入力部材をその上に設けた複数のリングを更に含むことができ、各リングは、ユ―ザの指に着脱可能且つ取り替え可能に固定されるように構成され、各リングはコードにより上記時計に結合されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の全般的理解のために、後退位置と操作位置との間を移動可能な複数のボタンを含む引き込み式手首ストラップを備えた時計などの、幾つかの例示的な実施形態をこれから説明する。しかし、通常の技能を備えた当業者であれば、本明細書に記載のシステム及び方法は、手首装着用のポケットベル又は腕装着用の無線受信機に適合させたり、手袋に設けたボタン又はダイヤルなどの他の構成の入力部材に適合させたりできることは、理解するはずである。更に、後述するように様々な入力部材を設けることもできる。通常の技能を備えた当業者には明らかな全てのそうした実現例は、ここに説明する本発明の範囲に入るよう意図されている。
【0015】
図1は、後退位置にある3入力ストラップを示す。伸縮ストラップとしてもよいストラップ100は、第1入力部材102、第2入力部材104、及び第3入力部材106を含むことができる。入力部材102乃至106は、例えば、ボタン、スイッチ、マイクロスイッチ、瞬間スイッチ(原語:momentary
switch)、又は機械的動作に応答して制御信号を装置に与えうる他の機械作動スイッチ若しくは入力装置でよい。入力部材102乃至106は、容量性オーバーレイタッチパッド、抵抗型オーバーレイタッチパッド、圧電型変換器などの固体電子変換器を含む。図1に示したように、ストラップ100は、後退位置でユーザの手首108を周回しており、装置(図示しない)をユーザの手首108に固定する手首ストラップ(図示しない)を覆うことができる。この後退位置では、入力部材102乃至106は一般的にはユーザの指が届かず、入力部材102乃至106の作動を防止するため随意に動作不能としてもよい。入力部材102乃至106は、ユーザの他方の手で作動させるために随意に動作可能としてもよい。
【0016】
上述の装置は、何れかの四肢に便利に固定可能な任意の多機能装置とすればよい。例えば、この装置は、時計、防水時計、ストップウォッチ、或いは他の任意の計時装置若しくは時間記録計装置でよい。この装置は、ポケットベル、ビーパー、携帯電話、デジタル若しくはアナログ双方向無線機、ワイヤレス電子メール装置、又はその他の任意のワイヤレス通信装置などの通信装置でよい。この装置は、携帯型情報端末、システム手帳、電子辞書、電子翻訳機などの電子情報整理装置(原語:electronic organizer)でよい。この装置は、温度監視装置、風速計、花粉数監視装置、二酸化炭素監視装置、高度計、気圧計、深さ計、湿度監視装置、又は環境条件を測定するための他の任意の装置などの環境監視装置でもよい。この装置は、カラー動画像データ圧縮標準規格(「MPEG」)オーディオレイヤ3ファイルをレンダリングするためのMP3プレーヤー、MPEGプレーヤー、カセットプレーヤー、又はオーディオ若しくはビデオ形式の電子メディアをレンダリングするための他の任意装置などのマルチメディア装置でもよい。この装置は、心拍監視装置、血圧監視装置、又は生理学的条件を監視するためのその他の任意装置などの生理学的監視装置でもよい。この装置は、赤外線、高周波、又は他の無線制御信号を、ステレオ、コンパクトディスクプレイヤー若しくは他のオーディオ/ビジュアル構成要素、テレビ、テレビ用セットトップボックス、カメラ、車庫ドア開閉器、キーレス立入システム、キーレス点火システムなどに与えるための遠隔制御装置でもよい。この装置は、全地球測位システム(「GPS」)装置、デジタルカメラ、デジタルオーディオ録音装置、無線受信機、又はその他の任意装置でもよい。更に、この装置は、手首装着又は肢装着装置に組み込むのに適した、上述の機能及び装置の任意の組合せを含んでもよい。
【0017】
この装置がデジタル時計のような計時装置であれば、更に、1つ又は複数のスポーツ活動又は計時機能に適合させてもよい。例えば、上述の時計を帆船レースに適合させる場合は、防水としたり、帆船レースを開始するのに一般的に使用される5分、10分、及び15分の秒読み用の内蔵タイマーを含んでもよい。この時計をスキューバダイビングに適合させる場合は、所定の深度、例えば深度100メートルまで防水としたり、必要な減圧を検出し記録するため、深さ計とダイビング時間の組合せを含めてもよい。この時計をランニングに適合させる場合は、1人又は複数のランナーの走行を記録するための複数ラップタイマーを任意の組合せで含めてもよい。同様に、水泳用時計であれば防水として、1つ又は複数のラップタイマーを含めてもよい。ハイキング用の時計なら高度計を含めてもよい。サイクリング用の時計は、自転車に乗っている人が自転車のハンドルに寄りかかった時に作動してしまうのを避けるため、装着者の何れかの指の甲側などの親指で作動できる位置に入力部材を配置してもよい。この時計は、自転車に乗る人が走行中に見やすいように文字盤面を向けるなどして、サイクリング用に更に適合させてもよい。更に別の例としては、ロッククライミング用の時計であれば、手袋に組み込むと共に親指の甲側に設けた入力部材を含めて、入力部材を堅い面に押しつけることで作動できるが、種々の面を握ることによる手の内側(例えば、手のひら)の圧力によっては作動されないようにしてもよい。又、この入力部材は相当な圧力を必要とするように構成することもでき、偶発的又は短時間の接触ではそれが作動しないようにしてもよい。これら又は他の任意の機能及び特徴を組み合わせて、本明細書に記載した時計を他のスポーツ活動に適合させてもよい。これらは例として列挙されたもので、限定的な意味に解釈すべきでないことは理解できるはずである。
【0018】
図2は、3入力ストラップのへの操作位置を示す。ストラップ110は図1のストラップ100でもよく、図1の後退位置から、矢印114で概ね示した伸張位置112まで移動可能である。伸張位置112では、ストラップ110は、ユーザの親指118と人差し指の間で手のひら116を横断している。伸張位置112、すなわち操作位置では、ユーザは1つ又は複数の入力部材122乃至126を作動できる。これら1つ又は複数の入力部材122乃至126は、例えば、図1の1つ又は複数の入力部材102乃至106でよい。本明細書では、「操作位置」という用語は、これら1つ又は複数の入力部材122乃至126が同一の手の指で接触可能な任意の位置を示す。同時に、「伸張位置」という用語は、入力部材122乃至126を非操作すなわち後退位置から移動させても、その装置との接続を保つ位置を概ね示す。従って、後述する着脱可能な手袋などの幾つかの実施形態では、入力部材122乃至126は、伸張位置ではない操作位置を有してもよい。
【0019】
図2から理解できるように、伸張位置112のストラップ110は、典型的には後退位置のストラップ110より長くなる。この長さ変化は幾つかの方法で実現できる。例えば、ストラップ110は、軟質ゴム、ナイロンウェブ、又はストラップ110を後退位置に付勢する複数のばね付丁番リンクを含む金属曲げバンドのような可撓性材料から作製できる。他の実施形態では、ストラップ110は、腕時計ストラップ留め金を用いて伸張又は後退位置に固定できる非可撓性ストラップか、例えば、ベルクロ、ボタン、掛け金、3バー調節スライド(原語:three-bar adjustment slide)、すべり棒調節器、調節バックル、ハシゴロック型バックル、側面開放スナップバックル、カムバックル、又はストラップを一定範囲内の複数位置もしくは少なくとも2つの異なる位置に固定する任意の他の機構を用いて様々な位置に固定できる非可撓性ストラップでよい。他の実施形態では、ストラップ110は、バネ荷重式ローラーに引き込み可能な適度に薄い材料から作製でき、こうすることでストラップ110は部分的にローラー内部に引き込んで、後退位置では、ユーザの手首付近に配置できる。更に一般的には、後退位置と伸張位置との間でストラップの長さを調節する任意の技法を、本明細書に記載のシステムと組み合わせて使用すればよい。ただし、上述の入力部材122乃至126が伸張すなわち操作位置にある際に、その装置とこれら入力部材との間の電気的接続を維持(或いは達成)する一方で、伸張及び後退可能なことが条件である。
【0020】
電気的接続が物理的に維持できないか、それが面倒であれば、他の技法を用いて入力部材122乃至126とその装置との接続を維持してもよい。例えば、独立した電源を、入力部材122乃至126とその装置との間の近距離ワイヤレス通信リンクを維持するための回路と共に、入力部材122乃至126に提供してもよい。
【0021】
図3は、操作位置にある3入力ストラップを示す。ストラップ130は、ユーザの手のひら132に載置され、親指134と人差し指136との間を通過しており、そのためストラップ130は操作位置で支持され、入力部材140乃至144はユーザの指が接触可能な操作位置にある。腕時計ストラップのような装置ストラップ146は、ユーザの手首148の周囲に巻き付けられたままとなり、装置(図示しない)をユーザの手首148に固定する。装置ストラップ146は、レザー、金属、金属曲げバンド、ナイロンウェブ、ベルクロ付きナイロン、ゴム、プラスチックなどの従来の腕時計ストラップ材料を含むこの装置を支持するのに適した材料でよい。図3には示されていないが、装置ストラップ146は、図2を参照して上述したもの及び腕時計ストラップに用いる他の任意機構を含む、装置ストラップ146を手首の回りに固定しておく任意適切な機構を含んでもよい。装置ストラップ146が可撓性であれば固定機構は省略でき、この装置を取り外し又は交換するために、装置ストラップ146は伸張させてユーザの手から抜き取りできる。
【0022】
図3には示されていないが、ストラップ130は、図示されている部分がユーザの手のひら132上を通過するのと類似した経路でユーザの手の甲側を通過でき、底部149において装置ストラップ146に戻る。別の方法としては、ストラップ130は、上部により近い位置で手の裏側を通過し、例えば、この装置又は装置ストラップ146の任意適切な位置に取り付けてもよい。
【0023】
図4は、3入力ストラップの1つの入力部材の作動を示す。これまでに一般的に述べたように、装置(図示しない)はユーザの手首148に装置ストラップ152により固定されており、1つ又は複数の入力部材156乃至160を含むストラップ154が、ユーザの親指162と人差し指164との間の操作位置にある。図示したように、ユーザは中指166曲げて1つの入力部材158を作動し、制御信号をこの装置に与えることができる。入力部材156乃至160の1つは、ユーザの指の動かし安さ、快適さ、及び便宜に従って、人差し指164、薬指168、又はその他任意の指を用いても同様に作動できることは理解できるだろう。
【0024】
図5は、操作位置にある同一手入力部材の一実施形態を示す。既に一般的に説明したように、装置ストラップ170は装置(図示しない)をユーザの手首172に固定する。伸張位置では、複数位置ストラップ174は、ユーザの親指178と人差し指180の間で手のひら176上を通過している。装置ストラップ170又はこの装置まで戻るのでなく、複数位置ストラップ174は親指178を周回し、ベルクロ、留め金、スナップバックル、側面スナップバックル、又は他の任意適切な機構などのファスナー184により端部182で固定できる。入力部材186は複数位置ストラップ174に設けて、この伸張位置にある時はユーザの指が接触できる。複数位置ストラップ174は、複数位置ストラップ174の長さを特定ユーザに合わせて調節する長さ調整機構を含むこともできる。
【0025】
複数位置ストラップ174を後退させるには、ファスナー184を解除し、複数位置ストラップ174を巻くか、手首172に巻き付け、それ自体(複数位置ストラップ174)又は装置ストラップ170に固定できる。この後退位置では、複数位置ストラップ174は装置ストラップ170の上に配置して、一本の手首バンドの様な外見を呈することもでき、又は複数位置ストラップ174は手首バンドに並べて配置してもよい。
【0026】
図6は、操作位置にある同一手入力部材の一実施形態を示す。この実施形態では、1つの入力部材190が、メッシュ、柔軟ウェブ、または他の柔軟性材料製の基材192上に配置されている。基材192は、ユーザの親指194を通過させて後退位置まで引き延ばすことができ(矢印196で示した)、後退位置では、基材192は装置ストラップ197の横に巻き上げ、留め具、ベルクロ、又は他のファスナー機構で止めればよい。別の方法としては、基材192を、例えばベルクロファスナーを使ってそれ自体に、或いは手の甲(図示しない)で装置ストラップ197に取り外し可能に固定してもよい。基材192が操作位置すなわち伸張位置にある時に、入力部材190にその手の1つ又は複数の指が接触できれば、入力部材190を基材192の任意の位置に設けてもよい。
【0027】
図7は、同一手入力部材の3入力手袋形の実施形態を示す。この手袋形の実施形態は、装置ストラップ200、コネクタ202、及び手袋210に設けられた1つ又は複数の入力部材204乃至208を含むことができる。手袋210は、レザー、ナイロン、ゴアテックス、ポラーフリース、スエードなどを含む任意適切な材料で作製できる。手袋210は、用途に合わせて防水性、パッド入り、補強材入り、及び/又は断熱材入りとしてよく、こうした用途には、例えばランニング、スキー、ハイキング、サイクリング、スキューバダイビング、又は断熱などがある。装置ストラップ200は、図示したように手首で手袋210の回りに固定してもよいし、手袋210が装置ストラップ200の上を覆うように、或いは装置ストラップ200に達しないように作製してもよい。コネクタ202と入力部材204乃至208との電気接続を確立するため、コネクタ202は、手袋210内のアダプタに取り外し且つ取り替え可能に接続できる。入力部材204乃至208は、手袋を装着した手の指が接触できるような任意の様態で設けることができる。図7から理解できるように、1つの入力部材208は他の入力部材204乃至206よりも目立って大きくして、ユーザがこの入力部材208を識別且つ容易に作動できるようにしてもよい。
【0028】
図8は、同一手入力部材の3入力手袋形の実施形態を示す。この手袋形の実施形態は、装置220、装置ストラップ222、コネクタ224、及び複数の入力部材226乃至230、及び複数の指234乃至242を備えた手袋232を含むことができる。手袋232は、例えば、図7を参照して説明した任意の手袋でよい。コネクタ224と入力部材226乃至230との電気接続を確立するため、コネクタ224は、手袋232内のアダプタに取り外し且つ取り替え可能に接続できる。入力部材226乃至230は、例えば薬指236、中指238、及び人差し指240の指先に設けることができる。各入力部材226乃至230は、例えば親指242の圧力や、入力部材226乃至230を手袋232の手のひらに押しつけて印可される圧力や、入力部材226乃至230を任意表面に押しつける圧力に応答するマイクロスイッチ又は変換器が含まれる。
【0029】
入力部材226乃至230は、指236乃至240の手のひら側に設けられているように図示したが、これら入力部材は、指236乃至240の甲側又は外側に設けて、指236乃至240の甲側に圧力を加えることによっても、入力部材226乃至230を作動できることは理解されるはずである。この構成は、手のひら及び手の内側が自転車ハンドルに接触している場合が多いサイクリング手袋で用いるのに特に適している。別の構成では、入力部材226乃至230は、指236乃至240を曲げることにより、例えば指236乃至240の甲側に通した張力を掛けられるワイヤにより機械的に駆動できる。
【0030】
装置220及び装置ストラップ222は、概して上述した任意の装置及びストラップでよい。装置220に関連付けられる幾つかの例示的機能を以下に詳しく説明する。装置はデジタル時計でよい。1つの入力部材226を作動して、時計の表示を、時間表示、日付表示、カレンダー表示、タイマー表示、タイマー設定表示、ストップウォッチ表示、及びアラーム設定表示(順不同)に循環可能である。例えば、タイマー表示では、第2入力228を作動して、タイマー開始、タイマー終了、及びタイマーリセットなどのタイマー表示機能を循環可能としてもよい。タイマー設定表示では、タイマーの秒読み値を設定可能としてもよい。ストップウォッチ表示では、第2入力228を用いてストップウォッチを開始、停止、及びリセット可能としてもよい。このモードでは、第3入力部材230を用いて、ラップタイムを保持したり(ストップウォッチが動作中は)、停止時間とラップタイムとの間を切り替え可能(ストップウォッチが停止中は)としてもよい。第3入力部材230を用いてデジタル時計の盤面を照光したり、機能表示を照光するために第4の入力部材(図示しない)を設けてもよい。
【0031】
一実施形態では、光源を装置220に埋め込んで、装置220の盤面の照光でなく全体の照光を可能としてもよい。例えば、懐中電灯の電球又は他の光源を装置内の電源から点灯し、装置220のケーシング又はハウジングから任意適切な方向へ向けてもよい。この光源は、入力部材226乃至230の何れかで作動すればよい。光源の動作停止は、入力部材226乃至230の何れかの作動による手動とするか、5秒、10秒、又は20秒など所定時間の経過後に自動的に行われるようにしてもよい。光源の強度はサムホイールで調節可能としてもよい。
【0032】
装置220はGPS装置でもよい。第1の入力部材226を使って、装置に格納されている中間地点(原語:waypoint)の選択を可能としてもよい。第2入力228を使用すると、緯度と経度、中間地点への方向とそこまでの距離、対地速度と方向などのビューを切り替えできるようにしてもよい。第3入力部材230を使用すると、GPS装置に関連付けられた表示を照光できるようにしてもよい。
【0033】
装置220はMP3プレーヤーのようなメディアプレーヤーでもよい。この実施形態では、第1の入力部材226を使用すると、格納してある音楽のトラックが選択できるようにしてもよい。第2の入力部材228を使って、選択したトラックの停止及び開始を可能としてもよい。第3の入力部材230を使って、選択したトラックの頭出しを可能としてもよい。他の入力部材、例えばメディアプレーヤーのヘッドホン出力ボリュームを選択するためのダイヤルやスライダーなどを設けてもよい。
【0034】
装置220は電子情報整理装置でもよい。この実施形態では、第1の入力部材226は、検索、編集、格納などの異なる機能を選択可能としてもよい。第2の入力部材228を使って、文字数字入力を可能としてもよい。入力は、例えばモールス符号又は本質的にバイナリの(例えばオン/オフ)入力を文字数字に変換する他の技法を用いて符号化してもよい。第3入力部材230を使用すると、装置220の表示を照光可能としてもよい。キーパッド、テンキーパッド、タッチパッド、及びサムホイールなどの付加的入力部材が電子情報整理装置には有用なことがあり、それぞれは、装置220の動作制御に適切及び有用であれば手袋232に組み込めばよい。
【0035】
より一般的には、入力部材226乃至230は、装置220の複数の動作状態からの選択を制御したり、装置220の複数動作状態内の1つ又は複数のパラメータを制御したりするために用いることができる。上述の装置及び機能は例として説明したものであり、本明細書で説明された本発明の範囲を限定する意味に解釈すべきでないことは理解できるはずである。
【0036】
図9は、同一手入力部材の2入力手袋形の実施形態を示す。この手袋形の実施形態は、装置250、装置ストラップ252、コネクタ254、及び複数の入力部材256乃至260、及び少なくとも中指264、人差し指266、及び親指268を備えた手袋262を含むことができる。手袋262は、例えば、図7を参照して上述した任意の手袋のように作製してよい。コネクタ254と入力部材256乃至260との電気接続を確立するため、コネクタ254は、手袋262内のアダプタに取り外し且つ取り替え可能に接続できる。装置250及び装置ストラップ252は、概して上述した任意の装置及びストラップでよい。図9の実施形態では、入力部材256乃至260は、任意適切な金属製又は他の導電材料製の複数電気接点を含んでよい。従って、中指264の入力部材256が、第1矢印270に示したように親指268の入力部材260と接触すると、第1回路が形成され第1制御信号が装置250に与えられる。同様に、人差し指266の入力部材258が、第2矢印272に示したように親指268の入力部材260と接触すると、第2回路が形成され第2制御信号が装置250に与えられる。
【0037】
図10は、同一手入力部材の単一入力手袋形の実施形態を示す。手袋280の本実施形態は、装置からの接続を受容するアダプタ282と、人差し指286に設けた第1入力部材284と、親指290に設けた第2入力部材288とを含むことができる。第1入力部材284及び第2入力288は、矢印292で示したように、入力部材224及び288を互いに接触させることで作動する一対の電気接点を構成可能である。この構成では、制御信号を発生させるには、人差し指286と親指288とを互いに接触すればよい。別の実施形態では、単一の変換器入力部材を図10に示したように人差し指286又は親指290の何れかに設け、更に、親指290と人差し指286とを押しつけ合うと作動するスイッチを設けることができる。
【0038】
図11は、同一手入力部材のタッチパッド手袋形の実施形態を示す。この実施形態は、装置(図示しない)と、装置ストラップ300と、コネクタ302と、タッチパッド306及び1つ又は複数のボタン308乃至310を備えた手袋304と、を含むことができる。手袋304は、例えば、図7を参照して上述した任意の手袋のように作製してよい。コネクタ302と入力部材306乃至310との電気接続を確立するため、コネクタ302は、手袋304内のアダプタに取り外し且つ取り替え可能に接続できる。この装置及び装置ストラップ300は、概して上述した任意の装置及びストラップでよい。タッチパッド306を使用して、パームパイロット又は他の電子タブレット用の記号などでこの装置に文字数字又は図形入力を与えることができる。タッチパッドが指の接触を必要とするか、入力の分解能を向上させることが望ましい場合は、手袋304は指先を露出させてもよい。
【0039】
図11に示したボタン及びタッチパッドは、本明細書で記載したシステムと共に使用可能な2つの種類の入力部材であるが、他の種類の入力部材も使用可能なことは理解されるはずである。例えば、こうした入力部材には、スライダー、ダイヤル、ノブ、ボタン、スイッチ、ジョイスティック、ミニジョイスティック、又は、ここに記載した基材の何れかに配置した場合に、微弱入力を感知可能に適合された他の任意入力変換器が含まれる。
【0040】
図12は、同一手入力部材の単一入力リング形実施形態を示す。この実施形態は、装置ストラップ320、コード322、リング324、及び入力部材326を含むことができる。入力部材326はユーザの手の指により作動でき、更に、それに応答してコード322を介して装置に制御信号を与えることができる。装置ストラップ320は、この装置をユーザの手首に固定できる。
【0041】
入力部材326はリング324に設けることができ、このリングは、例えば布のウェブ、ナイロン、ゴム、レザー、又は他の薄手の可撓性材料でよい。従って、リング324は、ユーザの指の回りに伸張位置で固定できる。後退位置では、リング324は指から抜き取って、たたんで、ベルクロ又は他の取り付け機構を用いて装置ストラップ320に取り付け可能である。リング324は、例えば留め金、ベルクロ、又は他の取り外し及び再取り付け可能な機構を用いて任意に開放可能として、長方形の材料片に開くことができるようにしてもよい。この材料片は、後退位置で装置ストラップ320に固定してもよい。別の方法としては、リング324を、その上に入力部材326を取り付けた金属製のバンド又は他の固体材料としてもよい。後退位置では、このバンドは、装置ストラップ320上の留め金又は他の保持具に留めておけばよい。
【0042】
コード322は、装置ストラップ320上の(又はその内部の)バネ荷重式容器内に巻き取られる引き込み式コードでよい。或いは、リング324を上述の何れかの方法で装置ストラップ320に接続した状態で、コード322を手首に周回させてもよい。このコードは、上述のように伸縮し格納できるほど可撓性があり、且つ入力部材326からの制御信号を装置まで伝達できれば、任意材料で作製してよい。
【0043】
図13は、同一手入力部材の2入力リング形実施形態を示す。この実施形態は、装置ストラップ330と、コード332と、それぞれに入力部材338乃至340が設けられた複数リング334乃至336とを含むことができる。入力部材338乃至340はユーザの手の指により作動でき、更に、それに応答してコード332を介して装置に制御信号を与えることができる。装置ストラップ320は、装置をユーザの手首に固定できる。
【0044】
図13に示したシステムは、特定装置の制御に好ましい場合は、各指に2つ又はそれ以上のリングを含んだより多数のリングにも適合できる。図13に示したシステムを手首装着用装置以外の装置に適合させてもよいことは理解されるはずである。例えば、ジョギングをする人は、カセットプレーヤー又は無線受信機を、二頭筋付近又は二頭筋部分で腕に固定してもよい。これはヘッドホンを無線受信機に接続するのに好都合な部位だが、ジョギングしている人が、受信局変更又はボリューム変更など単純な機能に関して無線受信機を走行中に操作するには困難なこともあろう。こうした機能に関する入力部材は1つ又は複数のリングに設け、更に、腕に装着した無線受信機に連結したコードが、ジョギングする人から無線受信機まで制御信号を伝達するように構成してもよい。このコードは、バネ荷重式コイルで無線受信機内部に引き込み可能とするか、無線受信機のケーシング外部に設けたコイルに巻き付けるようにするか、無線受信機から抜き取って他の場所に収容してもよい。
【0045】
図14は、ユーザ入力部材付きの制御ポッドを示す。図示したように、ポッド400はユーザの手402で把持するよう適合できる。このポッドはボタン404のような複数の入力部材を備え、それらはユーザの手402の親指で作動できる。図示はしないが、トリガ、スライダー、他の一指作動装置、ジョイスティック、サムホイール、又は親指408で制御できる他の入力部材をポッド400に組み込んでもよい。ポッド400は手首ストラップ410に連結してもよいし、コード412により時計などの手首装着装置(図示しない)に直接的に連結してもよく、このコード412は、可撓性の螺旋コードもしくはコイル、又は上述した他の引き込み式及び/もしくは切り離し可能コードでよい。
【0046】
本発明を図示し詳細に説明した好適な実施形態に関連して開示したが、本明細書に記載された実施形態に限定されるものではなく、法律によって許された最大の範囲で解釈されるべき次の請求項から解釈すべきことは理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
本発明の上述及び他の目的及び利点は、添付図面を参照すれば次の添付記載からより完全に理解されるはずである。
【図1】後退位置にある3入力ストラップを示す。
【図2】3入力ストラップの操作位置への移動を示す。
【図3】操作位置にある3入力ストラップを示す。
【図4】3入力ストラップの1つの入力部材の作動を示す。
【図5】操作位置にある同一手入力部材の一実施形態を示す。
【図6】操作位置にある同一手入力部材の一実施形態を示す。
【図7】同一手入力部材の3入力手袋形の実施形態を示す。
【図8】同一手入力部材の3入力手袋形の実施形態を示す。
【図9】同一手入力部材の2入力手袋形の実施形態を示す。
【図10】同一手入力部材の単一入力手袋形の実施形態を示す。
【図11】同一手入力部材のタッチパッド手袋形の実施形態を示す。
【図12】同一手入力部材の単一入力リング形実施形態を示す。
【図13】同一手入力部材の2入力リング形実施形態を示す。
【図14】ユーザ入力部材付きの制御ポッドを示す。
Claims (23)
- ユーザの何れかの肢に固定するよう適合され、複数の機能を備えた装置と、
基材上に設けられると共に、前記複数の機能を制御するために前記装置に接続された1つ又は複数の入力部材であって、前記基材が第1位置にある時は、前記ユーザの前記肢に繋がった手の1つ又は複数の指で操作可能に配置され、更に、前記基材が第2位置にある時は、前記ユーザの前記肢に繋がった前記手の前記指で操作不能となるように配置された1つ又は複数の入力部材とを含む、機器。 - 前記複数の機能が、時間表示、日付表示、カレンダー表示、タイマー表示、タイマー開始、タイマー停止、タイマーリセット、ストップウォッチ表示、ストップウォッチ開始、ストップウォッチ停止、ストップウォッチリセット、ラップタイム表示、アラーム、盤面照光、又は方向性照明のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の機器。
- 前記装置が、計時装置、通信装置、ワイヤレス通信装置、電子情報整理装置、環境監視装置、マルチメディア装置、生理学的監視装置、遠隔制御装置、全地球測位システム(「GPS」)装置、デジタルカメラ、デジタルオーディオ録音装置、又は無線受信機のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の機器。
- 前記装置が、時計、ポケットベル、携帯型情報端末、又はオーディオプレーヤーのうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の機器。
- 前記1つ又は複数の入力部材が、ボタン、ダイヤル、スイッチ、スライダー、ノブ、ジョイスティック、タッチパッド、又は圧電装置のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の機器。
- 前記1つ又は複数の入力部材が3つのボタンを含む、請求項1に記載の機器。
- 前記装置が、装置ストラップで前記ユーザの手首に固定される、請求項1に記載の機器。
- 前記装置ストラップが、ゴム、プラスチック、ベルクロ、曲げバンド、レザー、又はウェブのうちの少なくとも1つから作製された時計バンドである、請求項7に記載の機器。
- 前記1つ又は複数の入力部材が手袋に設けられている、請求項1に記載の機器。
- 前記1つ又は複数の入力部材が、伸張位置と後退位置とを備えた引き込みストラップに設けられ、該伸張位置では、前記装置が固定された前記肢に繋がった前記ユーザの1つ又は複数の指で、これら入力部材が操作可能であり、該後退位置では、前記装置が固定された前記肢に繋がった前記ユーザの前記指で、これら入力部材が操作不能となる、請求項1に記載の機器。
- 前記1つ又は複数の入力部材が、引き込み式コードにより前記装置に連結されたリングに設けられた、請求項1に記載の機器。
- 前記入力部材が、前記装置の複数状態と、該複数状態の少なくとも1つ内の複数パラメータとを制御する、請求項1に記載の機器。
- 前記1つ又は複数の入力部材が、前記ユーザからの文字数字入力を受け取る、請求項1に記載の機器。
- 前記基材が後退位置を備えた引き込み式バンドを含み、該後退位置では、前記装置が固定された前記肢に繋がった前記ユーザの手によって前記入力部材が操作不能となる、請求項1に記載の機器。
- 前記基材は、後退位置を備えた引き込み式バンドを含み、該後退位置では、引き込み式バンドは、前記装置を前記ユーザの手首に固定する手首ストラップの上に配置されている、請求項1に記載の機器。
- 前記基材は、ゴム、プラスチック、ベルクロ、曲げバンド、レザー、又はウェブのうちの少なくとも1つからなるバンドを含む、請求項1に記載の機器。
- 前記装置は、ランニング、ハイキング、サイクリング、セイリング、水泳、又はスキューバダイビングのうち少なくとも1つに適合された時計を含む、請求項1に記載の機器。
- 時計と、
前記時計に結合され、該時計をユーザの手首に固定する時計バンドと、
前記時計バンド及び前記時計の少なくとも一方に結合される引き込み式バンドであって、前記時計バンドを覆う第1位置と、該引き込み式バンドがユーザの親指と人差し指との間を通過して、この位置で前記引き込み式バンドを保持する第2位置と、を備えた引き込み式バンドと、
前記引き込み式バンドに設けられた1つ又は複数の入力部材であって、前記引き込み式バンドが前記第2位置にある時は、前記ユーザが前記1つ又は複数の入力部材を操作して前記時計の動作を制御できるように配置された入力部材と、を含む機器。 - 時計と、
前記時計に結合され、該時計をユーザの手首に固定する時計バンドと、
その上に1つ又は複数の入力部材を設けた手袋とを含んだ機器であって、前記1つ又は複数の入力部材が、前記ユーザの前記手首に繋がり且つ前記手袋を装着した前記ユーザの手の1つ又は複数の指により作動できるよう配置されており、前記1つ又は複数の入力部材が、前記時計の動作を制御するために、取り外し可能コネクタを介して前記時計に結合されている、機器。 - 時計と、
前記時計に結合され、該時計をユーザの手首に固定する時計バンドと、
その上に1つ又は複数の入力部材を設けたリングで、前記ユーザの指に着脱可能且つ取り替え可能に固定されるよう構成されたリングとを含む機器であって、該1つ又は複数の入力部材は、前記ユーザの前記手首に繋がった手の1つ又は複数の指により作動可能となるよう前記リング上に配置されており、更に、該1つ又は複数の入力部材は、前記時計の動作を制御するためにコードにより前記時計に接続されている、機器。 - 前記コードが、前記リングを使用しない場合はバネ荷重式コイルに巻き付けられる引き込み式コードである、請求項20に記載の機器。
- それぞれが1つ又は複数の入力部材をその上に設けた複数のリングを更に含み、各リングが、前記ユーザの指に着脱可能且つ取り替え可能に固定されるよう構成されており、各リングがコードにより前記時計に結合されている、請求項20に記載の機器。
- 複数の機能をユーザに提供するための多機能装置手段と、
ユーザ入力を受け取るための1つ又は複数の入力手段とを含むシステムであって、前記入力手段が、前記1つ又は複数の入力手段を、引き込み可能な状態で操作位置に保持するための引き込み式基材手段上に設けられ、該引き込み式基材手段が、前記複数の機能を制御するために前記装置に接続され、更に、該引き込み式基材手段が、前記1つ又は複数の入力手段が非操作位置に配置される引き込み状態を備えた、システム。
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