JP2004537598A5 - - Google Patents

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JP2004537598A5
JP2004537598A5 JP2003519052A JP2003519052A JP2004537598A5 JP 2004537598 A5 JP2004537598 A5 JP 2004537598A5 JP 2003519052 A JP2003519052 A JP 2003519052A JP 2003519052 A JP2003519052 A JP 2003519052A JP 2004537598 A5 JP2004537598 A5 JP 2004537598A5
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同様に、式Iの化合物の塩基付加塩は、薬学的に許容される有機または無機塩基の塩である。好適な塩基付加塩は、薬学的に許容される無機塩、さらに好ましくは水酸化アンモニウムまたは水酸化アルカリもしくはアルカリ土類金属、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムおよび水酸化マンガンに由来するものである。
スキーム8における個々の工程に関して、該工程は式1の置換ポリケチドを水素化して、式2の置換ポリケチドを得ることを含む。該水素化は:1)水素;2)酸化パラジウムまたはプラチナのような遷移金属触媒;および3)有機溶媒、好ましくはメタノールのようなアルコールまたは酢酸エチルのようなエステルの存在下で、0℃〜35℃、好ましくは25℃の温度にて、1時間〜72時間、好ましくは24時間行われる。
Figure 2004537598
トルエン(2.0ml)中の(3Z,5S,6S,7S,8Z,11S,12R,13R,14S,15S,16Z)−14−[(アミノカルボニル)オキシ]−1−シクロペンチル−6,12−ビス[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]−5,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−3,8,16,18−ノナデカテトラエン−2−オン(190mg、0.255mmol、1当量)の溶液を、(R)−1−ブチルテトラヒドロ−3,3−ジフェニル−1H,3H−ピロロ[1,2−c][1,3,2]オキシアザボロール(1.27mL、0.255mmol、1.0当量)およびカテコールボラン(215mg、1.79mmol、7当量)で、−78℃(20分)にて処理する。該溶液を−20℃まで3時間加温した後、CHCl(5ml)および1N HCl(5ml)を0℃にて加え、次いで、室温でさらに30分間撹拌する。有機溶液をNa CO(1×5ml)および食塩水(1×10mL)で洗浄し、(NaSO)乾燥し、そして濃縮する。クロマトグラフィー(SiO、30−50% EtOAc−ヘキサン グラジエント溶出)により、(2S,3Z,5S,6S,7S,8Z、11S,12R,13R,14S,15S,16Z)−1−シクロペンチル−6,12−ビス[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]−5,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−3,8,16,18−ノナデカテトラエン−2,14−ジオール−14−カルバメートを得る。

Claims (15)

  1. 式I
    Figure 2004537598

    〔式中、Aは、H、(C1〜6)アルキル、(C1〜6)ヒドロキシアルキル、−(CHCH(CO)R
    Figure 2004537598

    であり;
    Bは、−CHCH(OR)−、−CHCH(OC(O)R)−、−OCH(R)−、−N(R)C(O)−、−CHC(O)−または−CHCH−であり;
    Cは、−C(R)=C(R)−、−OCH(R)−、−N(R)CH−、−N(R)C(O)−または−CHCH−であり;
    Dは、−CH=C(R)CH−であり;
    Eは、−CH(R)CH=CHCH=CH、−CH(R)R、−CH(R)CH=CHR、−CH(R)CH=CHC(O)OR、−CH(R)CH=CHC(O)N(R)R、−CH(R)CHORまたはArであり;
    Fは、H、−C(O)N(R、−C(O)NHCH(CHN(CH、または−C(O)NHCH(CH−4−モルホリノであり;
    は、H、(C1〜6)アルキル、(C1〜6)アルキル−ArまたはArであり;
    Arは、
    Figure 2004537598

    から選択される芳香環またはヘテロ芳香環であり;
    およびRは、独立して、H、(C1〜6)アルキル、OH、O(C1〜6)アルキル、OCH(CHOH、O(CHCOH、OCH(CHN(CH、OCH(CH−4−モルホリノ、F、Cl、BrまたはCFであり;
    は、Hまたは(C1〜6)アルキルであり;
    は、(C1〜6)アルキル、(C1〜6)アルキル−ArまたはArであり;
    mは、1であり;
    nは、1または2であり;そして
    qは、0〜6であり;
    ただし、AがArまたは
    Figure 2004537598

    [式中、R4aおよびR5aは、それぞれ、(C1〜6)アルキルである。]
    である場合には、
    Bは、−CHCH(OH)−または−CHC(O)−ではなく、
    またはCは、−CH=CH−ではなく、
    またはDは、−CH=C(CH)CH−ではなく、
    またはEは、−CH(CH)CH=CHCH=CHではなく、
    またはFは、−C(O)NHではないものとし;
    そして、ただし、Aが
    Figure 2004537598
    である場合、
    Bは、−OCH(R)−または−N(R)C(O)−ではなく、
    そしてBが−CHCH(OH)−または−OCH(R)−である場合には、
    Cは、−OCH(R)−、−N(R)CH−または−N(R)C(O)−ではなく、
    そしてさらに、式Iの化合物は、式
    Figure 2004537598
    の化合物ではない。〕
    の化合物または、可能な場合には、その酸または塩基付加塩。
  2. 式I
    Figure 2004537598
    〔式中、Aは、−(CHCH(CO)R
    Figure 2004537598
    であり;
    Bは、−CHCH(OR)−、−CHCH(OC(O)R)−、−OCH(R)−、−N(R)C(O)−、−CHC(O)−または−CHCH−であり;
    Cは、−C(R)=C(R)−、−OCH(R)−、−N(R)CH−、−N(R)C(O)−または−CHCH−であり;
    Dは、−CH=C(R)CH−であり;
    Eは、−CH(R)CH=CHCH=CH、−CH(R)R、−CH(R)CH=CHR、−CH(R)CH=CHC(O)OR、−CH(R)CH=CHC(O)N(R)R、−CH(R)CHORまたはArであり;
    Fは、H、−C(O)N(R、−C(O)NHCH(CHN(CH、または−C(O)NHCH(CH−4−モルホリノであり;
    は、H、(C1〜6)アルキル、(C1〜6)アルキル−ArまたはArであり;
    Arは、
    Figure 2004537598
    から選択される芳香環またはヘテロ芳香環であり;
    およびRは、独立して、H、(C1〜6)アルキル、OH、O(C1〜6)アルキル、OCH(CHOH、O(CHCOH、OCH(CHN(CH、OCH(CH−4−モルホリノ、F、Cl、BrまたはCFであり;
    は、Hまたは(C1〜6)アルキルであり;
    は、(C1〜6)アルキル、(C1〜6)アルキル−ArまたはArであり;
    mは、0または1であり;
    nは、1または2であり;そして
    qは、0〜6であり;
    ただし、AがArまたは
    Figure 2004537598
    [式中、R4aおよびR5aは、それぞれ、(C1〜6)アルキルである。]
    である場合には、
    Bは、−CHCH(OH)−または−CHC(O)−ではなく、
    またはCは、−CH=CH−ではなく、
    またはDは、−CH=C(CH)CH−ではなく、
    またはEは、−CH(CH)CH=CHCH=CHではなく、
    またはFは、−C(O)NHではないものとし;
    そして、ただし、Aが
    Figure 2004537598
    である場合、
    Bは、−OCH(R)−または−N(R)C(O)−ではなく、
    そしてBが−CHCH(OH)−または−OCH(R)−である場合には、
    Cは、−OCH(R)−、−N(R)CH−または−N(R)C(O)−ではなく、
    そしてさらに、式Iの化合物は、式
    Figure 2004537598

    の化合物ではない。〕
    の化合物または、可能な場合には、その酸または塩基付加塩。
  3. 式Ia
    Figure 2004537598

    〔式中、
    A'は、H、(C1〜6)アルキル、
    Figure 2004537598

    であり;
    B'は、−CHCH(OR1')−、−CHCH(OC(O)R1')−、−OCH−、−N(R')C(O)−、−CHC(O)−または−CHCH−であり;
    C'は、−CH=CH−、−OCH−、−N(R1')CH−、−N(R1')C(O)−または−CHCH−であり;
    D'は、−CH=C(R4')CH−であり;
    E'は、−CH(R4')CH=CHCH=CH、−CH(R4')R5'、−CH(R4')CH=CHR1'、−CH(R4')CH=CHC(O)OR5'、−CH(R4')CH=CHC(O)N(R4')R1'、−CH(R4')CHOR5'またはAr'であり;
    F'は、H、−C(O)N(R1'、−C(O)NHCH(CHN(CHまたは−C(O)NHCH(CH−4−モルホリノであり;
    1'は、H、(C1〜3)アルキル、(C1〜3)アルキル−Ar'またはAr'であり;
    Ar'は、
    Figure 2004537598

    から選択され;
    'およびR'は、独立して、H、(C1〜6)アルキル、OH、O(C1〜3)アルキル、OCH(CHOH、O(CHCOH、OCH(CHN(CH、OCH(CH−4−モルホリノ、F、Cl、BrまたはCFであり;
    4'は、Hまたは(C1〜3)アルキルであり;
    5'は、(C1〜6)アルキル、(C1〜3)アルキル−Ar'またはAr'であり;
    mは、1であり;そして
    nは、1または2であり;
    ただし、A'がAr'または
    Figure 2004537598
    [式中、R4a'は(C1〜3)アルキルであり、そしてR5a'は(C1〜6)アルキルである。]
    である場合には、
    B'は、−CHCH(OH)−または−CHC(O)−ではなく、
    またはC'は、−CH=CH−ではなく、
    またはD'は、−CH=C(CH)CH−ではなく、
    またはE'は、−CH(CH)CH=CHCH=CHではなく、
    またはF'は、−C(O)NHではないものとし;
    そして、ただし、A'が
    Figure 2004537598

    である場合、
    B'は、−OCH−または−N(R')C(O)−ではなく、
    そしてB'が−CHCH(OH)−または−OCH−である場合には、
    C'は、−OCH−、−N(R')CH−または−N(R')C(O)−ではなく、
    そしてさらに、式Iaの化合物は、式
    Figure 2004537598
    の化合物ではない。〕
    の請求項1に記載の化合物、または可能な場合には、その酸もしくは塩基付加塩。
  4. 式Ia
    Figure 2004537598

    〔式中、
    Aは、
    Figure 2004537598

    であり;
    B'は、−CHCH(OR1')−、−CHCH(OC(O)R1')−、−OCH−、−N(R1')C(O)−、−CHC(O)−または−CHCH−であり;
    C'は、−CH=CH−、−OCH−、−N(R1')CH−、−N(R1')C(O)−または−CHCH−であり;
    D'は、−CH=C(R4')CH−であり;
    E'は、−CH(R4')CH=CHCH=CH、−CH(R4')R5'、−CH(R4')CH=CHR1'、−CH(R4')CH=CHC(O)OR5'、−CH(R4')CH=CHC(O)N(R4')R1'、−CH(R4')CHOR5'またはAr'であり;
    F'は、H、−C(O)N(R1'、−C(O)NHCH(CHN(CHまたは−C(O)NHCH(CH−4−モルホリノであり;
    1'は、H、(C1〜3)アルキル、(C1〜3)アルキル−Ar'またはAr'であり;
    Ar'は、
    Figure 2004537598

    から選択され;
    'およびR'は、独立して、H、(C1〜6)アルキル、OH、O(C1〜3)アルキル、OCH(CHOH、O(CHCOH、OCH(CHN(CH、OCH(CH−4−モルホリノ、F、Cl、BrまたはCFであり;
    4'は、Hまたは(C1〜3)アルキルであり;
    5'は、(C1〜6)アルキル、(C1〜3)アルキル−Ar'またはAr'であり;
    mは、0または1であり;そして
    nは、1または2であり;
    ただし、A'がAr'または
    Figure 2004537598
    [式中、R4a'は(C1〜3)アルキルであり、そしてR5a'は(C1〜6)アルキルである。]
    である場合には、
    B'は、−CHCH(OH)−または−CHC(O)−ではなく、
    またはC'は、−CH=CH−ではなく、
    またはD'は、−CH=C(CH)CH−ではなく、
    またはE'は、−CH(CH)CH=CHCH=CHではなく、
    またはF'は、−C(O)NHではないものとし;
    そして、ただし、A'が
    Figure 2004537598

    である場合、
    B'は、−OCH−または−N(R')C(O)−ではなく、
    そしてB'が−CHCH(OH)−または−OCH−である場合には、
    C'は、−OCH−、−N(R')CH−または−N(R')C(O)−ではなく、
    そしてさらに、式Iaの化合物は、式
    Figure 2004537598
    の化合物ではない。〕
    の請求項2に記載の化合物、または可能な場合には、その酸もしくは塩基付加塩。
  5. 式Ib
    Figure 2004537598
    〔式中、A''は、H、(C1〜6)アルキル、
    Figure 2004537598
    であり;
    B''は、−CHCH(OR1'')−、−CHCH(OC(O)R1'')−、−OCH−、−N(R1'')C(O)−、−CHC(O)−または−CHCH−であり;
    C''は、−CH=CH−、−OCH−、−N(R1'')CH−、−N(R1'')C(O)−または−CHCH−であり;
    D''は、−CH=C(R4'')CH−であり;
    E''は、−CH(R4'')CH=CHCH=CH、−CH(R4'')R5''、−CH(R4'')CH=CHR1''、−CH(R4'')CH=CHC(O)OR5''、−CH(R4'')CH=CHC(O)N(R4'')R1''、−CH(R4'')CHOR5''またはAr''であり;
    1''は、H、(C1〜3)アルキル、CH−Ar''またはAr''であり;
    Ar''は、
    Figure 2004537598

    から選択され;
    ''およびR''は、
    独立して、H、(C1〜6)アルキル、OH、OCH、OCHCHOH、OCHCOH、OCH(CHN(CH、OCH(CH−4−モルホリノ、F、Cl、BrまたはCFであり;
    4''は、HまたはCHであり;
    5''は、(C1〜6)アルキル、−CH−Ar''またはAr''であり、
    mは、1であり;そして
    nは、1または2であり;
    ただし、A''がAr''または
    Figure 2004537598

    [式中、R4a''はCHであり、そしてR5a''は(C1〜6)アルキルである。]
    である場合には、
    B''は、−CHCH(OH)−または−CHC(O)−ではなく、
    またはC''は、−CH=CH−ではなく、
    またはD''は、−CH=C(CH)CH−ではなく、
    またはE''は、−CH(CH)CH=CHCH=CHではなく、
    またはF''は、−C(O)NHではないものとし;
    そして、ただし、A''が
    Figure 2004537598

    である場合、
    B''は、−OCH−または−N(R'')C(O)−ではなく、
    そしてB''が−CHCH(OH)−または−OCH−である場合には、
    C''は、−OCH−、−N(R'')CH−または−N(R'')C(O)−ではなく、
    そしてさらに、式Ibの化合物は、式
    Figure 2004537598

    の化合物ではない。〕
    の請求項に記載の化合物、または可能な場合にはその酸もしくは塩基付加塩。
  6. 式Ib
    Figure 2004537598
    〔式中、Aは、
    Figure 2004537598

    であり;
    B''は、−CHCH(OR1'')−、−CHCH(OC(O)R1'')−、−OCH−、−N(R1'')C(O)−、−CHC(O)−または−CHCH−であり;
    C''は、−CH=CH−、−OCH−、−N(R1'')CH−、−N(R1'')C(O)−または−CHCH−であり;
    D''は、−CH=C(R4'')CH−であり;
    E''は、−CH(R4'')CH=CHCH=CH、−CH(R4'')R5''、−CH(R4'')CH=CHR1''、−CH(R4'')CH=CHC(O)OR5''、−CH(R4'')CH=CHC(O)N(R4'')R1''、−CH(R4'')CHOR5''またはAr''であり;
    1''は、H、(C1〜3)アルキル、CH−Ar''またはAr''であり;
    Ar''は、
    Figure 2004537598

    から選択され;
    ''およびR''は、
    独立して、H、(C1〜6)アルキル、OH、OCH、OCHCHOH、OCHCOH、OCH(CHN(CH、OCH(CH−4−モルホリノ、F、Cl、BrまたはCFであり;
    4''は、HまたはCHであり;
    5''は、(C1〜6)アルキル、−CH−Ar''またはAr''であり、
    mは、0または1であり;そして
    nは、1または2であり;
    ただし、A''がAr''または
    Figure 2004537598

    [式中、R4a''はCHであり、そしてR5a''は(C1〜6)アルキルである。]
    である場合には、
    B''は、−CHCH(OH)−または−CHC(O)−ではなく、
    またはC''は、−CH=CH−ではなく、
    またはD''は、−CH=C(CH)CH−ではなく、
    またはE''は、−CH(CH)CH=CHCH=CHではなく、
    またはF''は、−C(O)NHではないものとし;
    そして、ただし、A''が
    Figure 2004537598

    である場合、
    B''は、−OCH−または−N(R'')C(O)−ではなく、
    そしてB''が−CHCH(OH)−または−OCH−である場合には、
    C''は、−OCH−、−N(R'')CH−または−N(R'')C(O)−ではなく、
    そしてさらに、式Ibの化合物は、式
    Figure 2004537598

    の化合物ではない。〕
    の請求項4に記載の化合物、または可能な場合にはその酸もしくは塩基付加塩。
  7. 式Ic
    Figure 2004537598

    〔式中、A'''は、
    Figure 2004537598

    であり;
    B'''は、−CHCH(OR1''')−、−CHCH(OC(O)R1''')−、−OCH−、−N(R1''')C(O)−、−CHC(O)−または−CHCH−であり;
    C'''は、−CH=CH−、−OCH−、−N(R1''')CH−、−N(R1''')C(O)−または−CHCH−であり;
    E'''は、−CH(R4''')CH=CHCH=CH、−CH(R4''')R5'''、−CH(R4''')CH=CHR1'''、−CH(R4''')CH=CHC(O)OR5'''、−CH(R4''')CH=CHC(O)N(R4''')R1'''、−CH(R4''')CHOR5'''またはAr'''であり;
    1'''は、H、−CH、CH−Ar'''またはAr'''であり;
    Ar'''は、
    Figure 2004537598

    から選択され;
    '''およびR'''は、独立して、H、(C1〜4)アルキル、OH、OCH、OCHCOH、OCH(CHN(CH、OCH(CH−4−モルホリノ、F、Cl、BrまたはCFであり;
    4''は、上で定義したとおりであり;
    5'''は、(C1〜6)アルキル、−CH−Ar'''またはAr'''であり;
    mは、0または1であり;そして
    nは、1または2であり;
    ただし、A'''がAr'''または
    Figure 2004537598

    [式中、R4a''は請求項3において定義したとおりであり、そしてR5a'''は(C1〜6)アルキルである。]
    である場合には、
    B'''は、−CHCH(OH)−または−CHC(O)−ではなく、
    またはC'''は、−CH=CH−ではなく、
    またはD'''は、−CH=C(CH)CH−ではなく、
    またはE'''は、−CH(CH)CH=CHCH=CHではなく、
    またはF'''は、−C(O)NHではないものとし;
    そして、ただし、A'''が
    Figure 2004537598

    である場合、
    B'''は、−OCH−または−N(R''')C(O)−ではなく、
    そしてB'''が−CHCH(OH)−または−OCH−である場合には、
    C'''は、−OCH−、−N(R''')CH−または−N(R''')C(O)−ではなく、
    そしてさらに、式Icの化合物は、式
    Figure 2004537598
    の化合物ではない。〕
    請求項5に記載の化合物、または可能な場合には、その酸もしくは塩基付加塩。
  8. 式Ic
    Figure 2004537598

    〔式中、A'''は、H、(C1〜6)アルキル、
    Figure 2004537598

    であり;
    B'''は、−CHCH(OR1''')−、−CHCH(OC(O)R1''')−、−OCH−、−N(R1''')C(O)−、−CHC(O)−または−CHCH−であり;
    C'''は、−CH=CH−、−OCH−、−N(R1''')CH−、−N(R1''')C(O)−または−CHCH−であり;
    E'''は、−CH(R4''')CH=CHCH=CH、−CH(R4''')R5'''、−CH(R4''')CH=CHR1'''、−CH(R4''')CH=CHC(O)OR5'''、−CH(R4''')CH=CHC(O)N(R4''')R1'''、−CH(R4''')CHOR5'''またはAr'''であり;
    1'''は、H、−CH、CH−Ar'''またはAr'''であり;
    Ar'''は、
    Figure 2004537598

    から選択され;
    '''およびR'''は、独立して、H、(C1〜4)アルキル、OH、OCH、OCHCOH、OCH(CHN(CH、OCH(CH−4−モルホリノ、F、Cl、BrまたはCFであり;
    4''は、上で定義したとおりであり;
    5'''は、(C1〜6)アルキル、−CH−Ar'''またはAr'''であり;
    mは0または1であり;そして
    nは、1または2であり;
    ただし、A'''がAr'''または
    Figure 2004537598

    [式中、R4a''は請求項3において定義したとおりであり、そしてR5a'''は(C1〜6)アルキルである。]
    である場合には、
    B'''は、−CHCH(OH)−または−CHC(O)−ではなく、
    またはC'''は、−CH=CH−ではなく、
    またはD'''は、−CH=C(CH)CH−ではなく、
    またはE'''は、−CH(CH)CH=CHCH=CHではなく、
    またはF'''は、−C(O)NHではないものとし;
    そして、ただし、A'''が
    Figure 2004537598

    である場合、
    B'''は、−OCH−または−N(R''')C(O)−ではなく、
    そしてB'''が−CHCH(OH)−または−OCH−である場合には、
    C'''は、−OCH−、−N(R''')CH−または−N(R''')C(O)−ではなく、
    そしてさらに、式Icの化合物は、式
    Figure 2004537598
    の化合物ではない。〕
    の請求項6に記載の化合物、または可能な場合には、その酸もしくは塩基付加塩。
  9. 6−[14−[(アミノカルボニル)オキシ]−2,6,12−トリヒドロキシ−5,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−3,8,16,18−ノナデカテトラエニル]テトラヒドロ−(6R)−2H−ピラン−2−オン、
    11−[(アミノカルボニル)オキシ]−3,9−ジヒドロキシ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチル−5,13,15−ヘキサデカトリエニルエステル シクロヘキシルカルバミン酸、
    4,6,8,10,12,14−ヘキサメチル−1−フェノキシ−2,7,15,17−オクタデカテトラエン−5,11,13−トリオール−13−カルバメート、
    13−[(アミノカルボニル)オキシ]−5,11−ジヒドロキシ−N,4,6,8,10,12,14−ヘプタメチル−N−フェニル 2,7,15,17−オクタデカテトラエンアミド、
    N−11−(2−アミノ−2−オキソエチル)−3,9−ジヒドロキシ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチル−5,13,15−ヘキサデカトリエニル]−N−メチル−シクロヘキサンアセトアミド、
    1−シクロペンチル−5,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−3,8,16,18−ノナデカテトラエン−2,6,12,14−テトラオール−14−カルバメート、および
    1−イソプロピル−5,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−3,8,16,18−ノナデカテトラエン−2,6,12,14−テトラオール−14−カルバメート、
    から選択される化合物、または薬学的に許容されるその酸もしくは塩基付加塩。
  10. 6−[(2S,3Z,8Z,11S,12R,13S,14S,15S,16Z)−14−[(アミノカルボニル)オキシ]−2,6,12−トリヒドロキシ−5,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−3,8,16,18−ノナデカテトラエニル]テトラヒドロ−(6R)−2H−ピラン−2−オン、
    (5Z,8S,9R,10S,11S,12S,13Z)−11−[(アミノカルボニル)オキシ]−3,9−ジヒドロキシ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチル−5,13,15−ヘキサデカトリエニルエステル シクロヘキシルカルバミン酸、
    (2Z,7Z,10S,11R,12S,13S,14S,15Z)−4,6,8,10,12,14−ヘキサメチル−1−フェノキシ−2,7,15,17−オクタデカテトラエン−5,11,13−トリオール−13−カルバメート、
    (2Z,7Z,10S,11R,12S,13S,14S,15Z)−13−[(アミノカルボニル)オキシ]−5,11−ジヒドロキシ−N,4,6,8,10,12,14−ヘプタメチル−N−フェニル 2,7,15,17−オクタデカテトラエンアミド、
    N−[(5Z,8S,9R,10S,11S,12S,13Z)−11−(2−アミノ−2−オキソエチル)−3,9−ジヒドロキシ−2,4,6,8,10,12−ヘキサメチル−5,13,15−ヘキサデカトリエニル]−N−メチル−シクロヘキサンアセトアミド、
    (2S,3Z,5S,6S,7S,8Z,11S,12R,13R,14S,15S,16Z)−1−シクロペンチル−5,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−3,8,16,18−ノナデカテトラエン−2,6,12,14−テトラオール−14−カルバメート、および
    (2S,3Z,5S,6S,7S,8Z,11S,12R,13R,14S,15S,16Z)−1−イソプロピル−5,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−3,8,16,18−ノナデカテトラエン−2,6,12,14−テトラオール−14−カルバメート、
    から選択される化合物、または薬学的に許容されるその酸もしくは塩基付加塩。
  11. 薬学的に許容される担体または希釈剤および治療上有効量の請求項1〜10のいずれかに記載の化合物、または可能な場合には、薬学的に許容されるその酸もしくは塩基付加塩を含んでなる医薬組成物。
  12. ヒトまたは動物の処置方法において使用するための、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物、あるいは可能な場合には、薬学的に許容されるその塩または薬学的に許容される酸もしくは塩基付加塩。
  13. 腫瘍疾患の処置用医薬製剤の製造のための、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物、あるいは可能な場合には、薬学的に許容されるその塩または薬学的に許容される酸もしくは塩基付加塩の使用。
  14. 腫瘍の処置方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物に、治療上有効量の請求項1〜10のいずれかに記載の化合物、または可能な場合には、薬学的に許容されるその酸もしくは塩基付加塩を投与することを含んでなる方法。
  15. 式Id
    Figure 2004537598

    〔式中、Aは式Iの化合物について請求項1または請求項2において定義した意義を有する。〕
    の化合物、または可能な場合には、その酸もしくは塩基付加塩の製造方法であって、式II
    Figure 2004537598

    〔式中、PMBはp−メトキシベンジルを表し、TESはトリエチルシリルを意味する。〕
    のヨウ化物を、第一段階において、式(III)
    Figure 2004537598

    〔式中、PMBはp−メトキシベンジルを表し、そしてAは式Iの化合物について請求項1または請求項2において定義した意味を有する。〕
    のビニルヨウ化物でのPd−介在性カップリング反応において反応させ、
    第二段階において、TES保護基は、得られたカップリング生成物から、プロトン酸の存在下で加水分解されて、1つの遊離のヒドロキシ基を含んでなる中間体が提供され、
    第三段階において、遊離のヒドロキシ基が、イソシアネートでの反応によりカルバモイル基へと変換され、そして
    最終段階において、PMB保護基が酸化的加水分解により除去されて、式Idの化合物が提供されることを特徴とする、方法。
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