JP2004537260A5

JP2004537260A5 -

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Publication number: JP2004537260A5
Application number: JP2002548129A
Authority: JP
Filing date: 2001-12-06
Publication date: 2006-01-19

Claims

血管新生を調節するための方法であって、該方法は、ＶＥＧＦ遺伝子内に標的部位を含むゲノムを有するヒトでない動物にジンクフィンガータンパク質を導入する工程を包含し、これによって、該ジンクフィンガータンパク質が該標的部位に結合し、そしてそれによって、該ヒトでない動物での血管新生を調節する、方法。
血管新生を調節するための医薬の製造における、ＶＥＧＦ遺伝子内の標的部位に結合するジンクフィンガータンパク質、または該ＶＥＧＦ遺伝子内の標的部位をコードする核酸の、使用。
前記ジンクフィンガータンパク質が、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記融合タンパク質が、複数個の調節ドメインを含む、請求項３に記載の方法または使用。
前記調節ドメインが、活性化ドメインである、請求項３に記載の方法または使用。
前記活性化ドメインが、（ａ）ＶＰ１６、（ｂ）ｐ６５、ならびに（ｃ）（ａ）および（ｂ）の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項５に記載の方法または使用。
前記調節ドメインが、抑制ドメインである、請求項３に記載の方法または使用。
前記抑制ドメインが、（ａ）ＫＲＡＢ、（ｂ）メチル結合性ドメインタンパク質２Ｂ、（ｃ）ｖ−ＥｒｂＡ抑制ドメイン、ならびに（ｄ）（ａ）、（ｂ）および（ｃ）の機能的フラグメントからなる群より選択される、請求項７に記載の方法または使用。
前記ＶＥＧＦ遺伝子の複数個のスプライス改変体の発現が調節される、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記導入する工程が、ジンクフィンガータンパク質をコードする核酸の導入を包含し、これによって、前記核酸が動物での前記ジンクフィンガータンパク質を生成するように発現される、請求項１に記載の方法。
前記ジンクフィンガータンパク質をコードする核酸が、医薬の製造において使用される、請求項２に記載の使用。
前記核酸が裸の形態である、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記核酸が、発現ベクター内に含まれ、そしてプロモーターに作動可能に連結し、そして投与する工程が、該ベクターを前記細胞内に送達する工程を包含する、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記発現ベクターが、ウイルス発現ベクターである、請求項１３に記載の方法または使用。
前記発現ベクターが、レトロウイルス発現ベクター、アデノウイルス発現ベクター、およびＡＡＶ発現ベクターからなる群より選択される、請求項１４に記載の方法または使用。
前記プロモーターが、誘導性プロモーターである、請求項１５に記載の方法または使用。
前記調節ドメインが、活性化ドメインを含み、そして前記標的部位への前記ジンクフィンガータンパク質の結合が、前記ＶＥＧＦ遺伝子の転写を活性化する、請求項３に記載の方法または使用。
前記動物が、創傷を有し、そして投与される前記量が該創傷を処置するに効果的である、請求項１に記載の方法。
前記血管新生の調節が、創傷治癒を促進する、請求項２に記載の使用。
前記血管新生の調節が、腫瘍を処置する、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記標的部位が、ＶＯＰ３２Ｅによって認識されるヌクレオチド配列である、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記ジンクフィンガータンパク質が、ＶＯＰ３２Ｅである、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記ジンクフィンガータンパク質が、新規血管形成の阻害により、血管新生を調節する、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記ジンクフィンガータンパク質が、新規血管形成の刺激により、血管新生を調節する、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記血管が、高透過性でない、請求項２４に記載の方法または使用。
前記ジンクフィンガータンパク質が、以下の表:

に特定される標的部位に結合する、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記ジンクフィンガータンパク質は、３つのジンクフィンガーを含み、ここで、該３つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−１〜＋６が、以下の表：

の行に特定されるような７つの連続するアミノ酸によって占められ、ここで、Ｆ１は第１のジンクフィンガーに対する７つの連続するアミノ酸を表し、Ｆ２は第２のジンクフィンガーに対する７つの連続するアミノ酸を表し、そしてＦ３は第３のジンクフィンガーに対する７つの連続するアミノ酸を表す、請求項２６に記載の方法または使用。
前記ジンクフィンガータンパク質は、６つのジンクフィンガーを含み、ここで、該６つのジンクフィンガーのそれぞれにおける位置−１〜＋６が、以下の表：

の行に特定されるような７つの連続するアミノ酸によって占められ、ここで、Ｆ１は第１のジンクフィンガーに対する７つの連続するアミノ酸を表し、Ｆ２は第２のジンクフィンガーに対する７つの連続するアミノ酸を表し、Ｆ３は第３のジンクフィンガーに対する７つの連続するアミノ酸を表し、Ｆ４は第４のジンクフィンガーに対する７つの連続するアミノ酸を表し、Ｆ５は第５のジンクフィンガーに対する７つの連続するアミノ酸を表し、そしてＦ６は第６のジンクフィンガーに対する７つの連続するアミノ酸を表す、請求項２６に記載の方法または使用。
前記標的部位が、複数個のＶＥＧＦ遺伝子中に存在し、これによって、前記ジンクフィンガータンパク質は、該複数個の遺伝子中の該標的部位に結合し、この結合によって該複数個のＶＥＧＦ遺伝子の発現を調節する、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記導入する工程が、前記動物内に複数個のジンクフィンガータンパク質を導入する工程を包含し、それぞれのジンクフィンガータンパク質が同じ遺伝子中の異なる標的部位に結合する、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記ジンクフィンガータンパク質のそれぞれが、調節ドメインを含む融合タンパク質である、請求項３０に記載の方法または使用。
それぞれのジンクフィンガータンパク質が、異なる調節ドメインと融合している、請求項３１に記載の方法または使用。
前記血管新生の調節が、虚血を処置する、請求項１または２に記載の方法または使用。
前記虚血は、冠状動脈疾患に関連する、請求項３３に記載の方法または使用。
前記前記虚血は、末梢血管疾患に関連する、請求項３３に記載の方法または使用。