JP2004536625A - 血管アクセスを確立するためのシステム及び方法 - Google Patents
血管アクセスを確立するためのシステム及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004536625A JP2004536625A JP2002572888A JP2002572888A JP2004536625A JP 2004536625 A JP2004536625 A JP 2004536625A JP 2002572888 A JP2002572888 A JP 2002572888A JP 2002572888 A JP2002572888 A JP 2002572888A JP 2004536625 A JP2004536625 A JP 2004536625A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- dilator
- lumen
- diameter
- radially expandable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/34—Trocars; Puncturing needles
- A61B17/3415—Trocars; Puncturing needles for introducing tubes or catheters, e.g. gastrostomy tubes, drain catheters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/34—Trocars; Puncturing needles
- A61B17/3417—Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
- A61B17/3421—Cannulas
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/34—Trocars; Puncturing needles
- A61B17/3417—Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
- A61B17/3421—Cannulas
- A61B17/3439—Cannulas with means for changing the inner diameter of the cannula, e.g. expandable
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/06—Body-piercing guide needles or the like
- A61M25/0662—Guide tubes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/34—Trocars; Puncturing needles
- A61B17/3417—Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
- A61B17/3421—Cannulas
- A61B17/3431—Cannulas being collapsible, e.g. made of thin flexible material
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
血管アクセスを確立するためのシステム、キット及び方法を説明する。本システムは、針と、半径方向に拡大可能なスリーブと、拡張器とを含むことができる。本方法は、針の上に設置された半径方向に拡張可能なスリーブによって、対象血管への最初の組織路を形成することを含む。針を抜去してからすぐに、半径方向に拡張可能なスリーブの中に拡張器を通して、スリーブを半径方向に広げる。スリーブを使用すると、組織にかかる軸方向の力が小さくなることによって、組織路を取り囲む組織に損傷を与えるリスクが低減する。本キットは、少なくとも半径方向に拡張可能なスリーブと共に、使用説明書を含む。
Description
【0001】
(関連出願のクロスリファレンス)
本出願は、1999年5月19日に出願され現在係属中である米国特許出願第09/314,878号の一部継続出願であり、かつ該出願に基づく優先権を主張するもので、その全体は引用によりここに組み入れられる。
【0002】
(技術分野)
本発明は一般に、医療装置及び医療方法に関する。具体的には、本発明は、経皮的血管アクセスを確立するためのシステム、キット、及び技術に関する。
【0003】
(背景技術)
多種多様な診断及び治療目的のために、患者の血管にアクセスすることが必要とされる。例えば、血管内カテーテルは、通常は、外科的な切開法か又は経皮的導入法を用いて、動脈性の血管構造と静脈性の血管構造との両方に導入される。本発明に特に関係のある最も一般的な経皮的導入法は、セルディンガー法と呼ばれるものである。多種多様なバリエーションが存在するが、基本的なセルディンガー法は、対象とする血管に最初に針でアクセスすることに依存する。ガイドワイヤを針の中に通して血管内に送り、ガイドワイヤ上で針を抜去する。次いで、ガイドワイヤ上に拡張器を送って組織路の直径を拡大し、組織路がより大きい導入器の鞘に対応できるようにする。導入器の鞘が定位置に配置されると、鞘の管腔を通して血管へのアクセスを確実に得ることができる。
【0004】
血管形成術、アテレクトミー、血管内での動脈瘤の修復、低侵襲心臓手術等を含む多くの数の及び種々の経皮的技術の導入においては、血管構造への比較的大直径のアクセスを与える必要性が生じる。したがって、24フレンチ(8mm)又はそれ以上の直径を有するアクセス鞘が、セルディンガー法か又は他の経皮的技術を用いて現在一般的に導入される。処置の数及び規模が増大するのに伴って、個々の患者を危険にさらす合併症のリスクが高まり、ヘルスケアシステムの費用がかさむことになる。
要求されるアクセス直径が大きくなればなるほど、組織路を拡張する必要性が高まる。しかしながら、従来の拡張器の使用は、皮膚を著しく傷つけることがある。具体的には、組織路を通して従来の拡張器が前進することにより、組織に相当な軸方向の力がかかって、隣接する組織層に損傷を与えたり剥離させたりする可能性がある。
【0005】
こうした理由から、カテーテル法その他の血管処置における経皮的血管アクセスを確立するための改善されたシステム、キット及び方法を提供することが望ましい。具体的には、組織路を取り囲む組織に与える損傷が最小の状態で経皮的組織路を拡張することができる血管アクセス技術を提供することが望ましい。こうした技術は、通常は6mm位の大きさ、好ましくは8mm位の大きさ、又はそれ以上の大きさの直径を有する大直径(並びに小直径)のアクセス通路を形成するのに好適なものとなるべきである。改善されたシステム、キット及び方法は、血管アクセスを確立するために既存の技術及び方法に若干の修正を必要とする場合においては、さらに望ましいものとなる。これらの目的の少なくとも幾つかは、以下に説明する本発明によって達成される。
【0006】
血管でない身体部位にアクセスするための半径方向に拡張する拡張器の使用は、米国特許第5,814,058号、第5,431,676号、第5,183,464号、及び第6,080,174号に記載されており、これらの特許の全ては、本発明の出願人に譲渡されており、これらの開示全体は引用によりここに組み入れられる。米国特許第5,230,705号は、静脈内カテーテル法で用いるための拡張器構造体の中に配置される針の使用を説明するものである。また、米国特許第5,312,417号、第5,246,424号、第5,201,756号、第5,139,511号、及び第4,899,729号を参照されたい。
【0007】
(発明の開示)
本発明は、患者の血管構造への経皮的アクセスを確立するための改善されたシステム、キット、及び方法を提供するものである。大腿動脈や撓骨動脈等のような動脈と静脈との両方を含む種々の特定の血管へのアクセスを確立することができる。血管構造にアクセスする目的は、血管造影法、血管内超音波法、心マッピング等のような診断の場合もあるし、血管形成術、アテレクトミー、低侵襲心臓手術、血管内での動脈瘤の修復、心臓の部分切除等のような治療の場合もある。
【0008】
本発明の方法は、対象血管への最初の針穿孔を拡張するために鞘型拡張器を用いる上述のようなセルディンガー法に対する特定の改善点を含む。背景技術の項に記載したように、拡張器/鞘組立体を直接組織路内で使用すると、組織に相当な軸方向の力がかかることがあり、組織路を取り囲む組織を剥離するか又は損傷を与えることがある。本発明は、従来の技術を用いて組織路を通して配置されるガイドワイヤ上に、半径方向に拡張可能なスリーブを導入することによって、組織に損傷を与えるリスクを低減することができる。半径方向に拡張可能なスリーブは、組織路に対して固定化される(通常は手で保持される)こととなり、該半径方向に拡張可能なスリーブを通る鞘型拡張器か又は他の拡張部材の軸方向前進によって下に延びる組織にかかる軸方向力が小さくなるか又は力がかからなくなる。代わりに、半径方向に拡張する力だけがスリーブを通して外向きに伝わることになる。
【0009】
ガイドワイヤ上の血管アクセスを確立するための本発明に係るシステムは、拡張器と半径方向に拡張可能なスリーブを含む。拡張器は、ガイドワイヤ上に導入されるように管腔寸法にされる。ガイドワイヤは、長さ全体にわたってほぼ一定である予め選択された直径を有する。この直径は、比較的小さいものとされ、通常は、血管アクセスに使用されるガイドワイヤにおいては一般的な寸法である0.36mm(0.014インチ)か又は0.89mm(0.035インチ)のいずれかである。拡張器の管腔は、それと共に使用されるガイドワイヤの外径より僅かに大きい寸法にされ、通常は、上記のガイドワイヤ寸法の各々については0.46mm(0.018インチ)か又は1mm(0.4インチ)である。拡張器は、組織路の半径方向の所望の拡張量を与えるように選択された外径を有する。典型的には、拡張器の外径は、ガイドワイヤの寸法が小さいときは1mmから2.5mmまでの範囲内とされ、ガイドワイヤの寸法が大きいときは1.3mmから3.3mmまでとされる。
【0010】
半径方向に拡張可能なスリーブは、その中を通る管腔と、関連するガイドワイヤの直径よりほんの僅かだけ大きい非拡張時の直径をもつことになり、該直径は、例えば0.36mm(0.014インチ)のガイドワイヤについては0.41mm(0.016インチ)とされ、0.89mm(0.035インチ)のガイドワイヤについては0.96mm(0.038インチ)とされる。典型的には、スリーブは、ガイドワイヤの直径の300%より小さく、好ましくはガイドワイヤの直径の200%より小さい外径を有することになる。しかしながら、スリーブは、拡張器をガイドワイヤ上に導入し、該スリーブを通して拡張させることを可能にする拡張可能な外壁を有することになる。第1の実施形態においては、拡張するのに使用した拡張器が引き抜かれる場合には、半径方向に拡張可能なスリーブの外壁は、拡張後に断面がつぶれるように応従性又は弾性にすることができる。通常は、応従性又は弾性の構造体は、管状のブレード、例えば非弾性フィラメントのメッシュとして形成されたブレードで補強され、半径方向の拡張によってブレードが軸方向に短くなる。ブレードは、弾性又は応従性層の中に埋め込んでもよいし、弾性又は応従性層で覆ってもよい。
【0011】
或いは、半径方向に拡張可能なスリーブは、塑性変形可能な本体を有しても良いし、拡張後に拡張した直径が保持されるようにロック構造体を含んでも良い。通常は、塑性変形可能で半径方向に拡張可能なスリーブは、ブレードで補強することもできる。例えば、ブレードは、発泡PTFEや照射ポリエステル等のような、好適な塑性変形可能な材料で覆うか又は含浸することができる。塑性変形可能なスリーブ・マトリクスを使用する代わりに又はそれに加えて、ブレード補強材は、ブレードフィラメントが半径方向の拡張によってインターロックするように構成することができる。したがって、フィラメント自体は、スリーブが拡張した後に半径方向のつぶれに抵抗することになる。
【0012】
システムが、弾性又は応従性の半径方向に拡張可能なスリーブを使用する場合には、拡張器によって拡張された後に該スリーブを拡張した形状に保持するために、さらに別のシステム部材を与えることが必要とされる。便利なことに、これは、拡張器として通常の鞘型拡張器組立体を用いて達成可能である。スリーブが拡張された(これにより組織路が拡張された)後に、普通は拡張器と呼ばれる組立体の内側部分を鞘から引き抜くことができ、鞘は、組織路の拡張された直径を維持するために定位置に残される。これは効果的な手法であり、処置する医師が良く慣れている装置を使用するものであるが、組織路の拡張された直径に、半径方向に拡張可能なスリーブの極僅かな厚さが付加されるという不利点を有する。これとは対照的に、塑性変形可能なスリーブか又はロック・スリーブを使用すると、単純な拡張器、すなわち関連する鞘のないものを使用できるようになる。したがって、付加的な構造体が存在せず、通常の鞘型拡張器に必要とされる以上に組織路を拡張する必要がない。
【0013】
随意的に、本システムはさらに、組織路を通るガイドワイヤ上のスリーブの導入を容易にするようになったスリーブ導入器を含むことができる。ある患者においては、瘢痕組織か又は他の複雑な因子が存在することから、通常のセルディンガーその他のアクセス技術が困難な場合がある。こうしたケースでは、スリーブをガイドワイヤ上に前進させるために、相当な押付け力が必要とされることがある。導入器スリーブの小さい外形は、ガイドワイヤ上での導入に要する力を減少させるが、幾つかのケースにおいては、この導入の力をもっと減らすことが望ましい。こうした導入の力の減少は、スリーブにテーパした遠位先端を設けることによって達成可能である。これは、スリーブ自体のデザインを修正することによってなされるが、テーパした遠位端とその中を通る管腔とを有する別個の導入器スリーブを用いてもっと簡単に達成される。スリーブは、管腔を通るガイドワイヤを受け入れ、かつ半径方向に拡張可能なスリーブの管腔の中に受け入れられるように構成される。半径方向に拡張可能なスリーブをスリーブ導入器の上に配置することによって、スリーブとスリーブ導入器との一時的な組立体をガイドワイヤ上に導入して、スリーブ導入器のテーパ端が最初に組織路の中に前進し、該組織路を拡張して、必要な導入の力が低減されるようにすることができる。組立体の遠位端が血管に到達した後に、組立体の上に拡張器を導入する、すなわちスリーブ導入器の外側上に拡張器の管腔を通すことができる。半径方向に拡張可能なスリーブの拡張が達成された後に、スリーブ導入器とガイドワイヤを、拡張器によって定められる拡張されたアクセス通路から抜去することができる。
【0014】
血管アクセスを確立するための本発明に係る方法は、対象血管への経皮的組織路を形成することを含む。典型的には、組織路は、セルディンガーのアクセス・プロトコルにおける第1ステップのような通常の技術に係る針とガイドワイヤを用いて最初に形成される。ガイドワイヤが組織路の中に配置され、半径方向に拡張可能なスリーブがガイドワイヤ上に配置されて、スリーブの遠位端が組織路に通されて血管内に延びるようにされる。スリーブの近位端は、組織路の外側に残され、スリーブが小直径の形状から大直径の形状まで拡張されて、血管へのアクセス管腔が与えられる。第1の実施形態においては、スリーブは、塑性変形可能とされるか又は大直径の形状を維持できるようにされ、関連する鞘のない単純な拡張器を用いて拡張を行うことができる。別の実施形態においては、半径方向に拡張可能なスリーブは、弾性か又は応従性とされ、鞘型拡張器を用いて拡張を行うことができ、拡張後に拡張器が抜去され、鞘は所望のアクセス管腔を維持するために定位置に残される。普通は、ガイドワイヤ上を前進する半径方向に拡張可能なスリーブは、ガイドワイヤの直径の300%より大きくなく、好ましくは200%より大きくない外径を有することになる。
【0015】
本発明はさらに、本明細書で説明する方法のいずれかを実行するためのキットを与えることができる。キットは、少なくとも半径方向に拡張可能なスリーブと共に、本発明に係る方法を記載した説明書を含む。キットは、普通は拡張器をさらに含み、随意的にはガイドワイヤをさらに含む。拡張器は、半径方向に拡張可能なスリーブが塑性変形可能であるか又は拡張した直径構成を維持できるようにされる場合に、関連するアクセス鞘のない単純な拡張器とすることができる。或いは、拡張器は、半径方向に拡張可能なスリーブが弾性か又は応従性であるときに、通常の鞘型拡張器の組合せとすることができる。
【0016】
(発明を実施するための最良の形態)
図1を参照すると、本発明の原理に係る血管アクセスを確立するためのシステム10は、半径方向に拡張可能なスリーブ12と、拡張器14と、ガイドワイヤ16とを含む。半径方向に拡張可能なスリーブは、近位端と、遠位端と、近位端から遠位端まで延びる軸方向の管腔とを有する半径方向に拡張可能な環状の本体を備える。普通は、本体の近位端にハンドル20が設けられ、これにより使用の際にスリーブを手で保持することができる、例えば、後でより詳細に説明するように、拡張器14をスリーブの本体に通す際に、傾斜したハンドル部に張力をかけることができる。半径方向に拡張可能なスリーブ12は、応従性又は弾性の構造体を有することができ、該構造体は、最初の小直径の(半径方向につぶれた)形状から、その中を通る拡張器の挿入によって引き起こされる大直径の形状まで広がることができるようにする。応従性又は弾性のスリーブの使用は、後でより詳しく説明するように、組織路の拡張された直径を維持するために別個の部品を必要とする。或いは、半径方向に拡張可能なスリーブは、拡張されると他の支持体や装置等を使用する必要なしに大直径の形状を維持するようなプラスチックか又は他のロック構造体を備えることができる。
【0017】
例示的な半径方向に拡張可能なスリーブは、最初は細長く狭い直径の形状である拡張可能な管状のブレードを備える。ブレードは、開放型でもよいが、普通はシリコンゴム、ラテックス、ポリエチレン、ウレタン、C−フレックス等のような弾性又は塑性変形可能な材料のコーティング又は層によってラミネートされるか又は覆われることになる。ブレードは、ポリアミド繊維、ポリエステル、ステンレススチール等のような個々の非弾性フィラメントのメッシュとして形成されることが好ましい。こうした半径方向に拡張可能なスリーブを形成するための特定の構造は、米国特許第5,814,058号に開示されており、この特許の開示全体は、既に引用によりここに組み入れられている。
例示的なスリーブの直径は既に上述されている。スリーブは、普通は3cmから30cmまで、より一般的には10cmから25cmまでの範囲の直径を有する。スリーブの正確な寸法は、所望の用途と、アクセスの対象となる血管の位置に依存することになる。
【0018】
拡張器14は、テーパした遠位端と、一様な本体直径のための滑らかな遷移部とを有する単純な拡張器とすることができる。拡張器は、後でより詳しく説明するように、ガイドワイヤ上に導入して半径方向に拡張可能なスリーブの中に通すことを可能にするガイドワイヤ管腔を有することになる。図示のように、拡張器14は、マサチューセッツ州ビルリカ所在のBard Cardiology社のような製造業者からInput(登録商標)という商標名で市販されているタイプの通常の鞘型拡張器組立体の形態である。拡張器/鞘組立体は、外側の鞘30と、鞘から取り外し可能な内向きにテーパした拡張器32を含む。鞘は、遠位端における止血弁36と、鞘の管腔を通して潅流又は吸引できるようにする側部アクセス管37を有する。拡張器32は、近位端におけるハンドル38と、ガイドワイヤ16上に挿入できるようにする内部管腔とを備える。ガイドワイヤ16は、通常の血管アクセスのガイドワイヤとすることができ、通常は、0.36mm(0.014インチ)か又は0.89mm(0.035インチ)のいずれかの直径と、35cmから100cmまでの範囲の長さを有する。
【0019】
次に図2A−図2Eを参照しながら、血管BVにアクセスするためのシステム10の使用について説明する。まず、図2Aに示すように、針Nとシリンジとの組立体を用いて最初の組織路が形成される。通常は、シリンジSの中への血液の流れに注目することによって血管BVの中への針のアクセスが確認された後に、シリンジを取り除き、ガイドワイヤGWを針の中から血管BVに入れることができる。次いで、ガイドワイヤを組織路TTに通して定位置に残したまま、針Nを該ガイドワイヤGWの近位端を越えて引き抜くことができる。次いで、図2Cに示すように、半径方向に拡張可能なスリーブ12がガイドワイヤGW上に導入され、該スリーブの遠位端13が血管BV内に延びるようにされる。次に、図2Dに示すように、ガイドワイヤGW上に拡張器14が導入され、該拡張器14の遠位端によってスリーブ12が半径方向に拡張される。図2Eに示すように、拡張器がスリーブ12を通して完全に挿入された後に、半径方向に拡張可能なスリーブ12を通る定位置に鞘を残したまま、鞘30から拡張器の内部部分32を引き抜くことができ、これらは両方ともガイドワイヤGW上にある。このときに、同様に医学文献及び特許書類に記載されるような多種多様な診断又は治療処置のいずれかを実行するための血管アクセスが確立される。
【0020】
次に図3を参照すると、スリーブ導入器50を、半径方向に拡張可能なスリーブ52と随意的にガイドワイヤ54に組み合わせて、難しい組織路、すなわち本発明の方法に係るスリーブを導入するのに過度の押付け力を必要としうる組織路を通した導入が意図されている拡張可能なスリーブ組立体を形成することができる。スリーブ導入器50は、通常は、遠位端における直径が小さく近位端における直径が大きい円錐形の要素であるテーパした遠位端60を有する。導入器50はさらに、テーパした遠位端60から近位方向に延びるシャフト62を備える。シャフトは小管とされ、遠位端60とシャフト62とが組み合わされて、ガイドワイヤ54上に導入可能な管腔を定める。シャフト62の外径は、半径方向に拡張可能なスリーブ52の内径の中に適合するように選択される。テーパした遠位端60の近位端は、半径方向に拡張可能なスリーブ52の遠位端66の外径と同一の直径をもつことが好ましい。この場合、スリーブ導入器50は、半径方向に拡張可能なスリーブ52の管腔の中に入れて、ガイドワイヤ54上の導入を容易にするテーパした遠位端を有する組立体を形成することができる。
【0021】
次に図4A−図4Cを参照しながら、血管BVへの組織路を拡張するための図3の組立体の使用について説明する。通常は図3Aに関連して上述したような針を用いて、ガイドワイヤ54が血管BVの中に最初に入れられる。もっと難しい導入のために用いられるガイドワイヤ54は、普通は、約0.6mm(0.025インチ)といった、必要とされるより僅かに小さめの直径を有する。次いで、スリーブ導入器50と半径方向に拡張可能なスリーブ52との組立体が、ガイドワイヤ上に導入され、ガイドワイヤが導入器50の管腔の中を直接通るようにされる。これにより導入器50のテーパした遠位端60は、ガイドワイヤ上で組織を通る道を先導し、該テーパは組立体が組織の中を容易に通過できるようにする。図4Bに示すように組立体が定位置に配置された後に、内側部分32を有する拡張器30は、図4Cに示すようにスリーブ導入器50の外側上に直接導入することができる。組織路が完全に拡張された後に、拡張器の内側部分32の内径が血管BVへの拡張されたアクセスのために利用可能にされた状態のまま、スリーブ導入器50とガイドワイヤ54を引き抜くことができる。
【0022】
或いは、図5に示すように、本発明の原理に係る血管アクセスを確立するためのシステム110は、針Nと、半径方向に拡張可能なスリーブ112と、拡張器114とを含む。拡張器114は、前述した拡張器14と同様のものにするか又は同一のものとすることができる。しかしながら、この場合には、拡張器は、ガイドワイヤ管腔を有する必要はない。既に説明したように、拡張器114は、マサチューセッツ州ビルリカ所在のBard Cardiology社のような製造業者からInput(登録商標)という商標名で市販されているタイプの通常の鞘型拡張器組立体の形態とすることができる。拡張器/鞘組立体は、外側の鞘130と共に、鞘から取り外し可能な内側のテーパした拡張器132を含む。鞘は、遠位端における止血弁136と、鞘の管腔を通して潅流又は吸引できるようにする側部アクセス管137とを有する。拡張器132は、近位端にハンドル138を有する。図5に示された拡張器114は、テーパした遠位端と、該遠位端に対して近位のほぼ円筒形の本体とを有し、関連するアクセス鞘のない通常の拡張器である。こうした拡張器は、関連する鞘があってもなくても使用するのに好適である。
【0023】
半径方向に拡張可能なスリーブ112は、前述したスリーブ12と同様のものにするか又は同一のものとすることができ、近位端と、遠位端と、近位端から遠位端まで軸方向に延びる管腔とを有する半径方向に拡張可能な管状の本体を備える。拡張可能なスリーブ112は、最初の小直径(半径方向につぶれた)構成から、その中を通る拡張器114の導入によって生じる大直径の形状まで広がることができるようにする応従性か又は弾性の構造を有することができる。応従性又は弾性のスリーブの使用は、組織路の拡張した直径を維持するために別個の部品を必要とする。こうした部品は、拡張器に関連するアクセス鞘とすることができる。この場合には、スリーブは、鞘が定位置に配置されたときに血液が失われるのを防ぐためのシールを含むことができる。既に述べたように、鞘自体は、血管内の加圧された血液流が鞘を通して出て行くのを防ぐ止血弁136を含むことができる。
【0024】
或いは、半径方向に拡張可能なスリーブは、プラスチックか又は他のロック構造を有することができ、これにより、一度広がると、アクセス鞘のような他の支持体や装置等を用いることを必要とせずに大直径の形状を維持することになる。この場合には、スリーブ自体が、軸方向管腔の内部に止血弁を含むことになる。こうした弁は、拡張器か又は他の装置がスリーブから除去されたときに閉鎖位置に維持され、これにより血管内の加圧された血液流がスリーブから出て行くことを防ぐ。弁は、該弁を通るカテーテルか又は他の装置の挿入などによって作動されるときには開放位置に維持される。例えば、ダックビル弁又はマイター弁が特に好適である。
【0025】
次に図6A−図6Cを参照しながら、血管BVにアクセスするためのシステム110の使用について説明する。まず、図6Aに示すように、針NとシリンジSを含む組立体の上に設置された拡張可能なスリーブ112を用いて、最初の組織路が形成される。通常はシリンジSの中への血液の流れに注目することによって血管BVの中への針のアクセスが確認された後に、図6Bに示すように、スリーブ112を組織路TTから血管BVまでの定位置に残したまま、針/シリンジ組立体が抜去される。次いで、図6Cに示すように、鞘130/拡張器132組立体がスリーブ112の中に導入されて、スリーブ112が半径方向に拡張される。組立体をスリーブ112の中に完全に挿入した後に、図6Dに示すように、鞘が半径方向に拡張可能なスリーブ112を通る定位置に残されたまま、拡張器の内側部分132を鞘130から抜去することができる。このとき、医学文献及び特許書類に同様に記載されるような多種多様な診断又は治療処置のいずれかを実行するための血管アクセスが確立される。
【0026】
次に図7を参照すると、本発明に係るキットは、少なくとも半径方向に拡張可能なスリーブ12又は112と共に、本発明の原理に係る方法のいずれかを記載したIFU使用説明書を含む。普通は、拡張器14又は114もキットに含まれる。拡張器14又は114は、関連するアクセス鞘なしの単純な拡張器として示されている。こうした拡張器は、鞘有りでの又は鞘なしでの使用に好適である。キットはさらに、随意的に、ガイドワイヤGW、鞘、スリーブ導入器50、及び/又は針Nを含むことができ、全てのキット部品は、通常は、箱、トレー、チューブ、ポーチ、又は他の通常の医療器具包装Pの中に一緒に包装される。医療処置に使用されるキット部品は、通常は、個々の部品が一緒に包装されるか又は異なる滅菌容器に個別に包装された状態で、滅菌包装の中に維持される。普通は、別個の滅菌容器に包装された場合であっても、キットの全ての部品は、共通のパッケージの中に一緒に入れられることになる。使用説明書は、通常の添付文書のような別個の印刷シート上に形成するか、若しくは包装又は装置自体の全体に又は他の部分の一部に印刷することができる。上記のことは、本発明の好ましい実施形態の包括的な説明であるが、種々の変形、修正及び均等物も使用可能である。したがって、上記の説明は、特許請求範囲の請求項によって定められる本発明の範囲を制限するものと受け取るべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る半径方向に拡張可能なスリーブと、拡張器と、ガイドワイヤとを含むシステムを示す図である。
【図2A】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図2B】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図2C】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図2D】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図2E】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図3】
本発明のシステム及び方法に係る半径方向に拡張可能なスリーブと随意的にガイドワイヤと組み合わされて組立体とされるスリーブ導入器を示す図である。
【図4A】
本発明の方法における図3のスリーブ導入器組立体の使用を説明する図である。
【図4B】
本発明の方法における図3のスリーブ導入器組立体の使用を説明する図である。
【図4C】
本発明の方法における図3のスリーブ導入器組立体の使用を説明する図である。
【図5】
本発明に係る半径方向に拡張可能なスリーブと、針と、拡張器とを含むシステムを示す図である。
【図6A】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図5のシステムの使用を説明する図である。
【図6B】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図5のシステムの使用を説明する図である。
【図6C】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図5のシステムの使用を説明する図である。
【図6D】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図5のシステムの使用を説明する図である。
【図7】
本発明の原理に従って構成されたキットを説明する図である。
(関連出願のクロスリファレンス)
本出願は、1999年5月19日に出願され現在係属中である米国特許出願第09/314,878号の一部継続出願であり、かつ該出願に基づく優先権を主張するもので、その全体は引用によりここに組み入れられる。
【0002】
(技術分野)
本発明は一般に、医療装置及び医療方法に関する。具体的には、本発明は、経皮的血管アクセスを確立するためのシステム、キット、及び技術に関する。
【0003】
(背景技術)
多種多様な診断及び治療目的のために、患者の血管にアクセスすることが必要とされる。例えば、血管内カテーテルは、通常は、外科的な切開法か又は経皮的導入法を用いて、動脈性の血管構造と静脈性の血管構造との両方に導入される。本発明に特に関係のある最も一般的な経皮的導入法は、セルディンガー法と呼ばれるものである。多種多様なバリエーションが存在するが、基本的なセルディンガー法は、対象とする血管に最初に針でアクセスすることに依存する。ガイドワイヤを針の中に通して血管内に送り、ガイドワイヤ上で針を抜去する。次いで、ガイドワイヤ上に拡張器を送って組織路の直径を拡大し、組織路がより大きい導入器の鞘に対応できるようにする。導入器の鞘が定位置に配置されると、鞘の管腔を通して血管へのアクセスを確実に得ることができる。
【0004】
血管形成術、アテレクトミー、血管内での動脈瘤の修復、低侵襲心臓手術等を含む多くの数の及び種々の経皮的技術の導入においては、血管構造への比較的大直径のアクセスを与える必要性が生じる。したがって、24フレンチ(8mm)又はそれ以上の直径を有するアクセス鞘が、セルディンガー法か又は他の経皮的技術を用いて現在一般的に導入される。処置の数及び規模が増大するのに伴って、個々の患者を危険にさらす合併症のリスクが高まり、ヘルスケアシステムの費用がかさむことになる。
要求されるアクセス直径が大きくなればなるほど、組織路を拡張する必要性が高まる。しかしながら、従来の拡張器の使用は、皮膚を著しく傷つけることがある。具体的には、組織路を通して従来の拡張器が前進することにより、組織に相当な軸方向の力がかかって、隣接する組織層に損傷を与えたり剥離させたりする可能性がある。
【0005】
こうした理由から、カテーテル法その他の血管処置における経皮的血管アクセスを確立するための改善されたシステム、キット及び方法を提供することが望ましい。具体的には、組織路を取り囲む組織に与える損傷が最小の状態で経皮的組織路を拡張することができる血管アクセス技術を提供することが望ましい。こうした技術は、通常は6mm位の大きさ、好ましくは8mm位の大きさ、又はそれ以上の大きさの直径を有する大直径(並びに小直径)のアクセス通路を形成するのに好適なものとなるべきである。改善されたシステム、キット及び方法は、血管アクセスを確立するために既存の技術及び方法に若干の修正を必要とする場合においては、さらに望ましいものとなる。これらの目的の少なくとも幾つかは、以下に説明する本発明によって達成される。
【0006】
血管でない身体部位にアクセスするための半径方向に拡張する拡張器の使用は、米国特許第5,814,058号、第5,431,676号、第5,183,464号、及び第6,080,174号に記載されており、これらの特許の全ては、本発明の出願人に譲渡されており、これらの開示全体は引用によりここに組み入れられる。米国特許第5,230,705号は、静脈内カテーテル法で用いるための拡張器構造体の中に配置される針の使用を説明するものである。また、米国特許第5,312,417号、第5,246,424号、第5,201,756号、第5,139,511号、及び第4,899,729号を参照されたい。
【0007】
(発明の開示)
本発明は、患者の血管構造への経皮的アクセスを確立するための改善されたシステム、キット、及び方法を提供するものである。大腿動脈や撓骨動脈等のような動脈と静脈との両方を含む種々の特定の血管へのアクセスを確立することができる。血管構造にアクセスする目的は、血管造影法、血管内超音波法、心マッピング等のような診断の場合もあるし、血管形成術、アテレクトミー、低侵襲心臓手術、血管内での動脈瘤の修復、心臓の部分切除等のような治療の場合もある。
【0008】
本発明の方法は、対象血管への最初の針穿孔を拡張するために鞘型拡張器を用いる上述のようなセルディンガー法に対する特定の改善点を含む。背景技術の項に記載したように、拡張器/鞘組立体を直接組織路内で使用すると、組織に相当な軸方向の力がかかることがあり、組織路を取り囲む組織を剥離するか又は損傷を与えることがある。本発明は、従来の技術を用いて組織路を通して配置されるガイドワイヤ上に、半径方向に拡張可能なスリーブを導入することによって、組織に損傷を与えるリスクを低減することができる。半径方向に拡張可能なスリーブは、組織路に対して固定化される(通常は手で保持される)こととなり、該半径方向に拡張可能なスリーブを通る鞘型拡張器か又は他の拡張部材の軸方向前進によって下に延びる組織にかかる軸方向力が小さくなるか又は力がかからなくなる。代わりに、半径方向に拡張する力だけがスリーブを通して外向きに伝わることになる。
【0009】
ガイドワイヤ上の血管アクセスを確立するための本発明に係るシステムは、拡張器と半径方向に拡張可能なスリーブを含む。拡張器は、ガイドワイヤ上に導入されるように管腔寸法にされる。ガイドワイヤは、長さ全体にわたってほぼ一定である予め選択された直径を有する。この直径は、比較的小さいものとされ、通常は、血管アクセスに使用されるガイドワイヤにおいては一般的な寸法である0.36mm(0.014インチ)か又は0.89mm(0.035インチ)のいずれかである。拡張器の管腔は、それと共に使用されるガイドワイヤの外径より僅かに大きい寸法にされ、通常は、上記のガイドワイヤ寸法の各々については0.46mm(0.018インチ)か又は1mm(0.4インチ)である。拡張器は、組織路の半径方向の所望の拡張量を与えるように選択された外径を有する。典型的には、拡張器の外径は、ガイドワイヤの寸法が小さいときは1mmから2.5mmまでの範囲内とされ、ガイドワイヤの寸法が大きいときは1.3mmから3.3mmまでとされる。
【0010】
半径方向に拡張可能なスリーブは、その中を通る管腔と、関連するガイドワイヤの直径よりほんの僅かだけ大きい非拡張時の直径をもつことになり、該直径は、例えば0.36mm(0.014インチ)のガイドワイヤについては0.41mm(0.016インチ)とされ、0.89mm(0.035インチ)のガイドワイヤについては0.96mm(0.038インチ)とされる。典型的には、スリーブは、ガイドワイヤの直径の300%より小さく、好ましくはガイドワイヤの直径の200%より小さい外径を有することになる。しかしながら、スリーブは、拡張器をガイドワイヤ上に導入し、該スリーブを通して拡張させることを可能にする拡張可能な外壁を有することになる。第1の実施形態においては、拡張するのに使用した拡張器が引き抜かれる場合には、半径方向に拡張可能なスリーブの外壁は、拡張後に断面がつぶれるように応従性又は弾性にすることができる。通常は、応従性又は弾性の構造体は、管状のブレード、例えば非弾性フィラメントのメッシュとして形成されたブレードで補強され、半径方向の拡張によってブレードが軸方向に短くなる。ブレードは、弾性又は応従性層の中に埋め込んでもよいし、弾性又は応従性層で覆ってもよい。
【0011】
或いは、半径方向に拡張可能なスリーブは、塑性変形可能な本体を有しても良いし、拡張後に拡張した直径が保持されるようにロック構造体を含んでも良い。通常は、塑性変形可能で半径方向に拡張可能なスリーブは、ブレードで補強することもできる。例えば、ブレードは、発泡PTFEや照射ポリエステル等のような、好適な塑性変形可能な材料で覆うか又は含浸することができる。塑性変形可能なスリーブ・マトリクスを使用する代わりに又はそれに加えて、ブレード補強材は、ブレードフィラメントが半径方向の拡張によってインターロックするように構成することができる。したがって、フィラメント自体は、スリーブが拡張した後に半径方向のつぶれに抵抗することになる。
【0012】
システムが、弾性又は応従性の半径方向に拡張可能なスリーブを使用する場合には、拡張器によって拡張された後に該スリーブを拡張した形状に保持するために、さらに別のシステム部材を与えることが必要とされる。便利なことに、これは、拡張器として通常の鞘型拡張器組立体を用いて達成可能である。スリーブが拡張された(これにより組織路が拡張された)後に、普通は拡張器と呼ばれる組立体の内側部分を鞘から引き抜くことができ、鞘は、組織路の拡張された直径を維持するために定位置に残される。これは効果的な手法であり、処置する医師が良く慣れている装置を使用するものであるが、組織路の拡張された直径に、半径方向に拡張可能なスリーブの極僅かな厚さが付加されるという不利点を有する。これとは対照的に、塑性変形可能なスリーブか又はロック・スリーブを使用すると、単純な拡張器、すなわち関連する鞘のないものを使用できるようになる。したがって、付加的な構造体が存在せず、通常の鞘型拡張器に必要とされる以上に組織路を拡張する必要がない。
【0013】
随意的に、本システムはさらに、組織路を通るガイドワイヤ上のスリーブの導入を容易にするようになったスリーブ導入器を含むことができる。ある患者においては、瘢痕組織か又は他の複雑な因子が存在することから、通常のセルディンガーその他のアクセス技術が困難な場合がある。こうしたケースでは、スリーブをガイドワイヤ上に前進させるために、相当な押付け力が必要とされることがある。導入器スリーブの小さい外形は、ガイドワイヤ上での導入に要する力を減少させるが、幾つかのケースにおいては、この導入の力をもっと減らすことが望ましい。こうした導入の力の減少は、スリーブにテーパした遠位先端を設けることによって達成可能である。これは、スリーブ自体のデザインを修正することによってなされるが、テーパした遠位端とその中を通る管腔とを有する別個の導入器スリーブを用いてもっと簡単に達成される。スリーブは、管腔を通るガイドワイヤを受け入れ、かつ半径方向に拡張可能なスリーブの管腔の中に受け入れられるように構成される。半径方向に拡張可能なスリーブをスリーブ導入器の上に配置することによって、スリーブとスリーブ導入器との一時的な組立体をガイドワイヤ上に導入して、スリーブ導入器のテーパ端が最初に組織路の中に前進し、該組織路を拡張して、必要な導入の力が低減されるようにすることができる。組立体の遠位端が血管に到達した後に、組立体の上に拡張器を導入する、すなわちスリーブ導入器の外側上に拡張器の管腔を通すことができる。半径方向に拡張可能なスリーブの拡張が達成された後に、スリーブ導入器とガイドワイヤを、拡張器によって定められる拡張されたアクセス通路から抜去することができる。
【0014】
血管アクセスを確立するための本発明に係る方法は、対象血管への経皮的組織路を形成することを含む。典型的には、組織路は、セルディンガーのアクセス・プロトコルにおける第1ステップのような通常の技術に係る針とガイドワイヤを用いて最初に形成される。ガイドワイヤが組織路の中に配置され、半径方向に拡張可能なスリーブがガイドワイヤ上に配置されて、スリーブの遠位端が組織路に通されて血管内に延びるようにされる。スリーブの近位端は、組織路の外側に残され、スリーブが小直径の形状から大直径の形状まで拡張されて、血管へのアクセス管腔が与えられる。第1の実施形態においては、スリーブは、塑性変形可能とされるか又は大直径の形状を維持できるようにされ、関連する鞘のない単純な拡張器を用いて拡張を行うことができる。別の実施形態においては、半径方向に拡張可能なスリーブは、弾性か又は応従性とされ、鞘型拡張器を用いて拡張を行うことができ、拡張後に拡張器が抜去され、鞘は所望のアクセス管腔を維持するために定位置に残される。普通は、ガイドワイヤ上を前進する半径方向に拡張可能なスリーブは、ガイドワイヤの直径の300%より大きくなく、好ましくは200%より大きくない外径を有することになる。
【0015】
本発明はさらに、本明細書で説明する方法のいずれかを実行するためのキットを与えることができる。キットは、少なくとも半径方向に拡張可能なスリーブと共に、本発明に係る方法を記載した説明書を含む。キットは、普通は拡張器をさらに含み、随意的にはガイドワイヤをさらに含む。拡張器は、半径方向に拡張可能なスリーブが塑性変形可能であるか又は拡張した直径構成を維持できるようにされる場合に、関連するアクセス鞘のない単純な拡張器とすることができる。或いは、拡張器は、半径方向に拡張可能なスリーブが弾性か又は応従性であるときに、通常の鞘型拡張器の組合せとすることができる。
【0016】
(発明を実施するための最良の形態)
図1を参照すると、本発明の原理に係る血管アクセスを確立するためのシステム10は、半径方向に拡張可能なスリーブ12と、拡張器14と、ガイドワイヤ16とを含む。半径方向に拡張可能なスリーブは、近位端と、遠位端と、近位端から遠位端まで延びる軸方向の管腔とを有する半径方向に拡張可能な環状の本体を備える。普通は、本体の近位端にハンドル20が設けられ、これにより使用の際にスリーブを手で保持することができる、例えば、後でより詳細に説明するように、拡張器14をスリーブの本体に通す際に、傾斜したハンドル部に張力をかけることができる。半径方向に拡張可能なスリーブ12は、応従性又は弾性の構造体を有することができ、該構造体は、最初の小直径の(半径方向につぶれた)形状から、その中を通る拡張器の挿入によって引き起こされる大直径の形状まで広がることができるようにする。応従性又は弾性のスリーブの使用は、後でより詳しく説明するように、組織路の拡張された直径を維持するために別個の部品を必要とする。或いは、半径方向に拡張可能なスリーブは、拡張されると他の支持体や装置等を使用する必要なしに大直径の形状を維持するようなプラスチックか又は他のロック構造体を備えることができる。
【0017】
例示的な半径方向に拡張可能なスリーブは、最初は細長く狭い直径の形状である拡張可能な管状のブレードを備える。ブレードは、開放型でもよいが、普通はシリコンゴム、ラテックス、ポリエチレン、ウレタン、C−フレックス等のような弾性又は塑性変形可能な材料のコーティング又は層によってラミネートされるか又は覆われることになる。ブレードは、ポリアミド繊維、ポリエステル、ステンレススチール等のような個々の非弾性フィラメントのメッシュとして形成されることが好ましい。こうした半径方向に拡張可能なスリーブを形成するための特定の構造は、米国特許第5,814,058号に開示されており、この特許の開示全体は、既に引用によりここに組み入れられている。
例示的なスリーブの直径は既に上述されている。スリーブは、普通は3cmから30cmまで、より一般的には10cmから25cmまでの範囲の直径を有する。スリーブの正確な寸法は、所望の用途と、アクセスの対象となる血管の位置に依存することになる。
【0018】
拡張器14は、テーパした遠位端と、一様な本体直径のための滑らかな遷移部とを有する単純な拡張器とすることができる。拡張器は、後でより詳しく説明するように、ガイドワイヤ上に導入して半径方向に拡張可能なスリーブの中に通すことを可能にするガイドワイヤ管腔を有することになる。図示のように、拡張器14は、マサチューセッツ州ビルリカ所在のBard Cardiology社のような製造業者からInput(登録商標)という商標名で市販されているタイプの通常の鞘型拡張器組立体の形態である。拡張器/鞘組立体は、外側の鞘30と、鞘から取り外し可能な内向きにテーパした拡張器32を含む。鞘は、遠位端における止血弁36と、鞘の管腔を通して潅流又は吸引できるようにする側部アクセス管37を有する。拡張器32は、近位端におけるハンドル38と、ガイドワイヤ16上に挿入できるようにする内部管腔とを備える。ガイドワイヤ16は、通常の血管アクセスのガイドワイヤとすることができ、通常は、0.36mm(0.014インチ)か又は0.89mm(0.035インチ)のいずれかの直径と、35cmから100cmまでの範囲の長さを有する。
【0019】
次に図2A−図2Eを参照しながら、血管BVにアクセスするためのシステム10の使用について説明する。まず、図2Aに示すように、針Nとシリンジとの組立体を用いて最初の組織路が形成される。通常は、シリンジSの中への血液の流れに注目することによって血管BVの中への針のアクセスが確認された後に、シリンジを取り除き、ガイドワイヤGWを針の中から血管BVに入れることができる。次いで、ガイドワイヤを組織路TTに通して定位置に残したまま、針Nを該ガイドワイヤGWの近位端を越えて引き抜くことができる。次いで、図2Cに示すように、半径方向に拡張可能なスリーブ12がガイドワイヤGW上に導入され、該スリーブの遠位端13が血管BV内に延びるようにされる。次に、図2Dに示すように、ガイドワイヤGW上に拡張器14が導入され、該拡張器14の遠位端によってスリーブ12が半径方向に拡張される。図2Eに示すように、拡張器がスリーブ12を通して完全に挿入された後に、半径方向に拡張可能なスリーブ12を通る定位置に鞘を残したまま、鞘30から拡張器の内部部分32を引き抜くことができ、これらは両方ともガイドワイヤGW上にある。このときに、同様に医学文献及び特許書類に記載されるような多種多様な診断又は治療処置のいずれかを実行するための血管アクセスが確立される。
【0020】
次に図3を参照すると、スリーブ導入器50を、半径方向に拡張可能なスリーブ52と随意的にガイドワイヤ54に組み合わせて、難しい組織路、すなわち本発明の方法に係るスリーブを導入するのに過度の押付け力を必要としうる組織路を通した導入が意図されている拡張可能なスリーブ組立体を形成することができる。スリーブ導入器50は、通常は、遠位端における直径が小さく近位端における直径が大きい円錐形の要素であるテーパした遠位端60を有する。導入器50はさらに、テーパした遠位端60から近位方向に延びるシャフト62を備える。シャフトは小管とされ、遠位端60とシャフト62とが組み合わされて、ガイドワイヤ54上に導入可能な管腔を定める。シャフト62の外径は、半径方向に拡張可能なスリーブ52の内径の中に適合するように選択される。テーパした遠位端60の近位端は、半径方向に拡張可能なスリーブ52の遠位端66の外径と同一の直径をもつことが好ましい。この場合、スリーブ導入器50は、半径方向に拡張可能なスリーブ52の管腔の中に入れて、ガイドワイヤ54上の導入を容易にするテーパした遠位端を有する組立体を形成することができる。
【0021】
次に図4A−図4Cを参照しながら、血管BVへの組織路を拡張するための図3の組立体の使用について説明する。通常は図3Aに関連して上述したような針を用いて、ガイドワイヤ54が血管BVの中に最初に入れられる。もっと難しい導入のために用いられるガイドワイヤ54は、普通は、約0.6mm(0.025インチ)といった、必要とされるより僅かに小さめの直径を有する。次いで、スリーブ導入器50と半径方向に拡張可能なスリーブ52との組立体が、ガイドワイヤ上に導入され、ガイドワイヤが導入器50の管腔の中を直接通るようにされる。これにより導入器50のテーパした遠位端60は、ガイドワイヤ上で組織を通る道を先導し、該テーパは組立体が組織の中を容易に通過できるようにする。図4Bに示すように組立体が定位置に配置された後に、内側部分32を有する拡張器30は、図4Cに示すようにスリーブ導入器50の外側上に直接導入することができる。組織路が完全に拡張された後に、拡張器の内側部分32の内径が血管BVへの拡張されたアクセスのために利用可能にされた状態のまま、スリーブ導入器50とガイドワイヤ54を引き抜くことができる。
【0022】
或いは、図5に示すように、本発明の原理に係る血管アクセスを確立するためのシステム110は、針Nと、半径方向に拡張可能なスリーブ112と、拡張器114とを含む。拡張器114は、前述した拡張器14と同様のものにするか又は同一のものとすることができる。しかしながら、この場合には、拡張器は、ガイドワイヤ管腔を有する必要はない。既に説明したように、拡張器114は、マサチューセッツ州ビルリカ所在のBard Cardiology社のような製造業者からInput(登録商標)という商標名で市販されているタイプの通常の鞘型拡張器組立体の形態とすることができる。拡張器/鞘組立体は、外側の鞘130と共に、鞘から取り外し可能な内側のテーパした拡張器132を含む。鞘は、遠位端における止血弁136と、鞘の管腔を通して潅流又は吸引できるようにする側部アクセス管137とを有する。拡張器132は、近位端にハンドル138を有する。図5に示された拡張器114は、テーパした遠位端と、該遠位端に対して近位のほぼ円筒形の本体とを有し、関連するアクセス鞘のない通常の拡張器である。こうした拡張器は、関連する鞘があってもなくても使用するのに好適である。
【0023】
半径方向に拡張可能なスリーブ112は、前述したスリーブ12と同様のものにするか又は同一のものとすることができ、近位端と、遠位端と、近位端から遠位端まで軸方向に延びる管腔とを有する半径方向に拡張可能な管状の本体を備える。拡張可能なスリーブ112は、最初の小直径(半径方向につぶれた)構成から、その中を通る拡張器114の導入によって生じる大直径の形状まで広がることができるようにする応従性か又は弾性の構造を有することができる。応従性又は弾性のスリーブの使用は、組織路の拡張した直径を維持するために別個の部品を必要とする。こうした部品は、拡張器に関連するアクセス鞘とすることができる。この場合には、スリーブは、鞘が定位置に配置されたときに血液が失われるのを防ぐためのシールを含むことができる。既に述べたように、鞘自体は、血管内の加圧された血液流が鞘を通して出て行くのを防ぐ止血弁136を含むことができる。
【0024】
或いは、半径方向に拡張可能なスリーブは、プラスチックか又は他のロック構造を有することができ、これにより、一度広がると、アクセス鞘のような他の支持体や装置等を用いることを必要とせずに大直径の形状を維持することになる。この場合には、スリーブ自体が、軸方向管腔の内部に止血弁を含むことになる。こうした弁は、拡張器か又は他の装置がスリーブから除去されたときに閉鎖位置に維持され、これにより血管内の加圧された血液流がスリーブから出て行くことを防ぐ。弁は、該弁を通るカテーテルか又は他の装置の挿入などによって作動されるときには開放位置に維持される。例えば、ダックビル弁又はマイター弁が特に好適である。
【0025】
次に図6A−図6Cを参照しながら、血管BVにアクセスするためのシステム110の使用について説明する。まず、図6Aに示すように、針NとシリンジSを含む組立体の上に設置された拡張可能なスリーブ112を用いて、最初の組織路が形成される。通常はシリンジSの中への血液の流れに注目することによって血管BVの中への針のアクセスが確認された後に、図6Bに示すように、スリーブ112を組織路TTから血管BVまでの定位置に残したまま、針/シリンジ組立体が抜去される。次いで、図6Cに示すように、鞘130/拡張器132組立体がスリーブ112の中に導入されて、スリーブ112が半径方向に拡張される。組立体をスリーブ112の中に完全に挿入した後に、図6Dに示すように、鞘が半径方向に拡張可能なスリーブ112を通る定位置に残されたまま、拡張器の内側部分132を鞘130から抜去することができる。このとき、医学文献及び特許書類に同様に記載されるような多種多様な診断又は治療処置のいずれかを実行するための血管アクセスが確立される。
【0026】
次に図7を参照すると、本発明に係るキットは、少なくとも半径方向に拡張可能なスリーブ12又は112と共に、本発明の原理に係る方法のいずれかを記載したIFU使用説明書を含む。普通は、拡張器14又は114もキットに含まれる。拡張器14又は114は、関連するアクセス鞘なしの単純な拡張器として示されている。こうした拡張器は、鞘有りでの又は鞘なしでの使用に好適である。キットはさらに、随意的に、ガイドワイヤGW、鞘、スリーブ導入器50、及び/又は針Nを含むことができ、全てのキット部品は、通常は、箱、トレー、チューブ、ポーチ、又は他の通常の医療器具包装Pの中に一緒に包装される。医療処置に使用されるキット部品は、通常は、個々の部品が一緒に包装されるか又は異なる滅菌容器に個別に包装された状態で、滅菌包装の中に維持される。普通は、別個の滅菌容器に包装された場合であっても、キットの全ての部品は、共通のパッケージの中に一緒に入れられることになる。使用説明書は、通常の添付文書のような別個の印刷シート上に形成するか、若しくは包装又は装置自体の全体に又は他の部分の一部に印刷することができる。上記のことは、本発明の好ましい実施形態の包括的な説明であるが、種々の変形、修正及び均等物も使用可能である。したがって、上記の説明は、特許請求範囲の請求項によって定められる本発明の範囲を制限するものと受け取るべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る半径方向に拡張可能なスリーブと、拡張器と、ガイドワイヤとを含むシステムを示す図である。
【図2A】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図2B】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図2C】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図2D】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図2E】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図1のシステムの使用を説明する図である。
【図3】
本発明のシステム及び方法に係る半径方向に拡張可能なスリーブと随意的にガイドワイヤと組み合わされて組立体とされるスリーブ導入器を示す図である。
【図4A】
本発明の方法における図3のスリーブ導入器組立体の使用を説明する図である。
【図4B】
本発明の方法における図3のスリーブ導入器組立体の使用を説明する図である。
【図4C】
本発明の方法における図3のスリーブ導入器組立体の使用を説明する図である。
【図5】
本発明に係る半径方向に拡張可能なスリーブと、針と、拡張器とを含むシステムを示す図である。
【図6A】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図5のシステムの使用を説明する図である。
【図6B】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図5のシステムの使用を説明する図である。
【図6C】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図5のシステムの使用を説明する図である。
【図6D】
本発明の方法に係る対象血管への血管アクセスを確立するための図5のシステムの使用を説明する図である。
【図7】
本発明の原理に従って構成されたキットを説明する図である。
Claims (63)
- 血管アクセスを確立するための方法であって、
アクセス針と半径方向に拡張可能なスリーブとを、該スリーブの遠位端が血管内に延び、該スリーブの近位端が組織路の外側に延びるように、対象血管につながる経皮的組織路を通して配置し、
前記拡張可能なスリーブを、大直径の形状になるまで拡張させて、前記血管へのアクセス管腔を与えること、
を含む方法。 - 前記配置することが、前記対象血管を覆う組織の中に前記針を刺して前記組織路を形成することを含む請求項1に記載の方法。
- 前記スリーブが前記針と同軸に位置合わせされて、刺すのと同時に前記針と前記スリーブとの両方が配置されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記スリーブが前記針の上に同軸に設置されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記スリーブが、前記針の外径の300%より小さい外径を有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブが、拡張後に該断面がつぶれるように、応従性又は弾性の構造を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブが管状のブレードを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 前記管状のブレードが非弾性フィラメントのメッシュであり、半径方向の拡張によって前記ブレードが短くなることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記ブレードは、弾性層の中に埋め込まれるか又は弾性層で覆われることを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、拡張した直径を保持するために、塑性変形可能とされるか、又はロック構造を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、抗血栓コーティングを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記針は、0.92mm(0.036インチ)の公称直径を有し、前記スリーブは、拡張する前に0.96mm(0.038インチ)の管腔直径を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 血管アクセスを確立するための方法であって、
アクセス針と半径方向に拡張可能なスリーブとを、該スリーブの遠位端が血管内に延び、該スリーブの近位端が組織路の外側に延びるように、対象血管につながる経皮的組織路を通して配置することと、
前記拡張可能なスリーブを大直径の形状まで拡張させて、前記血管へのアクセス管腔を与えることと、
前記組織路から前記針を抜去することと、
前記拡張可能なスリーブの中に拡張器を導入して、前記拡張可能なスリーブの直径を大直径まで増大させることと、
前記拡張器を抜去することと、
を含み、前記拡張器を抜去したときに、前記拡張可能なスリーブは前記大直径を保持することを特徴とする方法。 - 前記配置することが、前記対象血管を覆う組織の中に前記針を刺して前記組織路を形成することを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
- 前記スリーブが前記針と同軸に位置合わせされて、刺すのと同時に前記針と前記スリーブとの両方が配置されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、応従性又は弾性の構造を有し、前記スリーブの大直径は、前記拡張器の抜去後に定位置に残される前記拡張器の外側管によって維持されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブが、管状のブレードを含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
- 前記管状のブレードが、非弾性フィラメントのメッシュであり、半径方向の拡張によって前記ブレードが短くなることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記ブレードは、弾性層の中に埋め込まれるか又は弾性層で覆われることを特徴とする請求項18に記載の方法。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、該スリーブの管腔から前記拡張器が抜去された後に拡張した直径を保持するために、塑性変形可能とされるか又はロック構造を有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、抗血栓コーティングを有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
- 前記スリーブは、拡張する前に0.96mm(0.038インチ)の管腔直径を有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
- 前記拡張器は、1.3mmから3.3mmまでの範囲の外径を有することを特徴とする請求項22に記載の方法。
- 前記スリーブは、拡張する前に0.41mm(0.016インチ)の管腔直径を有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
- 前記拡張器は、1mmから2.5mmまでの範囲の外径を有することを特徴とする請求項24に記載の方法。
- 血管アクセスを確立するためのシステムであって、前記システムが、
予め選択された外径と、組織に刺さる形状にされた遠位端とを有するアクセス針と、
中を通る管腔を有する半径方向に拡張可能なスリーブと、
前記半径方向に拡張可能なスリーブの中に導入可能な寸法にされた外径を有し、前記スリーブの管腔を通して前進する際に、該スリーブを前記大直径まで拡張するように構成された拡張器と、
を含み、前記スリーブは、前記アクセス針上に同軸に設置可能な寸法にされた非拡張時の直径を有し、前記スリーブはまた、大直径まで拡張するように構成されたことを特徴とするシステム。 - 前記拡張器は、前記半径方向に拡張可能なスリーブの管腔を通る前進を容易にするために、一端がテーパしていることを特徴とする請求項26に記載のシステム。
- 前記拡張器は、外側の管と内側の閉塞具とを含み、前記閉塞具は、テーパした端を有し、前記閉塞具は、前記外側の管から除去可能であり、前記管は、拡張の後に前記半径方向に拡張可能なスリーブ内の定位置に残すことができることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、拡張後に前記拡張器が前記スリーブの管腔から抜去されると、断面がつぶれるように応従性又は弾性の構造を有することを特徴とする請求項28に記載のシステム。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブが管状のブレードを含むことを特徴とする請求項29に記載のシステム。
- 前記管状のブレードが、非弾性フィラメントのメッシュであり、半径方向の拡張によって前記ブレードが短くなることを特徴とする請求項30に記載のシステム。
- 前記ブレードは、弾性層の中に埋め込まれるか又は弾性層で覆われることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、該スリーブの管腔から前記拡張器を抜去した後に拡張した直径を保持するために、塑性変形可能とされるか又はロック構造を有することを特徴とする請求項26に記載のシステム。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、抗血栓コーティングを有することを特徴とする請求項26に記載のシステム。
- 前記アクセス針は、0.92mm(0.036インチ)の公称直径を有し、前記スリーブは、拡張する前に0.96mm(0.038インチ)の管腔直径を有することを特徴とする請求項26に記載のシステム。
- 前記拡張器は、1.3mmから3.3mmまでの範囲の外径を有することを特徴とする請求項35に記載のシステム。
- 前記針は、0.36mm(0.014インチ)の公称直径を有し、前記スリーブは、拡張する前に0.41mm(0.016インチ)の管腔直径を有することを特徴とする請求項26に記載のシステム。
- 前記拡張器は、1mmから2.5mmまでの範囲の外径を有することを特徴とする請求項37に記載のシステム。
- 中を通る管腔と非拡張時の直径を有し、拡張器がガイドワイヤ上に導入されて、前記管腔を通して前進する際に大直径まで拡張するように構成された半径方向に拡張可能なスリーブと、
血管アクセスを確立する方法が記載された使用説明書と、
を含み、前記方法が、
アクセス針と半径方向に拡張可能なスリーブとを、該スリーブの遠位端が血管内に延び、該スリーブの近位端が組織路の外側に延びるように、対象血管につながる経皮的組織路を通して配置し、
前記拡張可能なスリーブを大直径の形状まで拡張させて、前記血管へのアクセス管腔を与えること、
からなることを特徴とするキット。 - その上に前記スリーブを同軸に設置する寸法にされた外径を有するアクセス針をさらに含むことを特徴とする請求項39に記載のキット。
- 前記スリーブの中に導入される寸法にされた外形を有する拡張器をさらに含むことを特徴とする請求項40に記載のキット。
- 前記スリーブとアクセスカテーテルと拡張器とが滅菌状態で収容されるパッケージをさらに含むことを特徴とする請求項41に記載のキット。
- ガイドワイヤ上で血管アクセスを確立するためのシステムであって、
予め選択された直径をもつガイドワイヤ上に導入される寸法にされた管腔を有する拡張器と、
中を通る管腔と非拡張時の直径とを有し、該管腔の中を前記拡張器が前進する際に大直径まで拡張するように構成された半径方向に拡張可能なスリーブと、
を含むシステム。 - 前記拡張器は、前記半径方向に拡張可能なスリーブの管腔を通る前進を容易にするために、一端がテーパしていることを特徴とする請求項43に記載のシステム。
- 前記拡張器は、外側の管と内側の閉塞具とを含み、前記閉塞具は、テーパした端を有し、前記閉塞具は、前記外側の管から除去可能であり、前記管は、拡張の後に前記半径方向に拡張可能なスリーブ内の定位置に残すことができることを特徴とする請求項44に記載のシステム。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、拡張後に前記拡張器が前記スリーブの管腔から抜去されると、断面がつぶれるように応従性又は弾性の構造を有することを特徴とする請求項43に記載のシステム。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブが管状のブレードを含むことを特徴とする請求項46に記載のシステム。
- 前記管状のブレードが、非弾性フィラメントのメッシュであり、半径方向の拡張によって前記ブレードが短くなることを特徴とする請求項47に記載のシステム。
- 前記ブレードは、弾性層の中に埋め込まれるか又は弾性層で覆われることを特徴とする請求項48に記載のシステム。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、該スリーブの管腔から前記拡張器が抜去された後に拡張した直径を保持するために、塑性変形可能とされるか又はロック構造を有することを特徴とする請求項43に記載のシステム。
- 前記半径方向に拡張可能なスリーブは、抗血栓コーティングを有することを特徴とする請求項43に記載のシステム。
- ガイドワイヤをさらに含むことを特徴とする請求項43に記載のシステム。
- テーパした遠位端とその中を通る管腔とを有するスリーブ導入器をさらに含み、前記スリーブ導入器は、前記管腔を通るガイドワイヤを収用し、かつ前記スリーブの管腔の中に収容されるように構成され、前記スリーブと前記スリーブ導入器の組立体は、該スリーブ導入器のテーパ端が前記組織の中に前進して、進入を容易にすることができるように形成されることを特徴とする請求項43に記載のシステム。
- 前記ガイドワイヤは0.89mm(0.035インチ)の公称直径を有し、前記拡張器は1mm(0.4インチ)の管腔直径を有し、前記スリーブは拡張する前に0.96mm(0.038インチ)の管腔直径を有することを特徴とする請求項53に記載のシステム。
- 前記拡張器は、1.3mmから3.3mmまでの範囲の外径を有することを特徴とする請求項54に記載のシステム。
- 前記ガイドワイヤは0.36mm(0.014インチ)の公称直径を有し、前記拡張器は0.46mm(0.018インチ)の管腔直径を有し、前記スリーブは拡張する前に0.41mm(0.016インチ)の管腔直径を有することを特徴とする請求項53に記載のシステム。
- 前記拡張器は、1mmから2.5mmまでの範囲の外径を有することを特徴とする請求項56に記載のシステム。
- 中を通る管腔と非拡張時の直径とを有し、ガイドワイヤ上に導入されて、前記管腔を通して拡張器が前進する際に大直径まで広がるように構成された半径方向に拡張可能なスリーブと、
血管アクセスを確立するための改善された方法に係る使用説明書と、
を含み、前記方法は、経皮的組織路を拡大するためにガイドワイヤ上にテーパした拡張器が導入されるタイプのものであり、この改善点には、前記拡張器を導入する前に前記ガイドワイヤ上に半径方向に拡張可能なスリーブを導入し、その後に前記スリーブの中に前記拡張器を導入し、これにより前記拡張器から前記組織にかかる軸方向の力が減少することが含まれることを特徴とするキット。 - 前記ガイドワイヤ上に導入される寸法にされた管腔を有する拡張器をさらに含むことを特徴とする請求項58に記載のキット。
- 前記ガイドワイヤをさらに含むことを特徴とする請求項59に記載のキット。
- テーパした遠位端とその中を通る管腔とを有するスリーブ導入器をさらに含み、前記スリーブ導入器は、前記管腔を通るガイドワイヤを受け入れ、かつ前記スリーブの管腔の中に受け入れられるように構成され、前記スリーブと前記スリーブ導入器の組立体の全体は、該スリーブ導入器のテーパ端が前記組織の中に前進して進入を容易にすることができるように形成されることを特徴とする請求項59に記載のキット。
- 針をさらに含むことを特徴とする請求項59に記載のキット。
- 前記スリーブと拡張器とガイドワイヤとが滅菌状態で収容されるパッケージをさらに含むことを特徴とする請求項59に記載のキット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/735,282 US6692462B2 (en) | 1999-05-19 | 2000-12-11 | System and method for establishing vascular access |
PCT/US2001/044652 WO2002074174A2 (en) | 2000-12-11 | 2001-11-28 | System and method for establishing vascular access |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004536625A true JP2004536625A (ja) | 2004-12-09 |
JP2004536625A5 JP2004536625A5 (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=24955125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002572888A Pending JP2004536625A (ja) | 2000-12-11 | 2001-11-28 | 血管アクセスを確立するためのシステム及び方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (4) | US6692462B2 (ja) |
EP (1) | EP1341456A2 (ja) |
JP (1) | JP2004536625A (ja) |
AU (1) | AU2002249775B2 (ja) |
CA (1) | CA2430749C (ja) |
WO (1) | WO2002074174A2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010512807A (ja) * | 2006-12-08 | 2010-04-30 | ウォーソー・オーソペディック・インコーポレーテッド | 患者へ挿入される、保護用先端を有する被覆カニューレ |
JP2010518901A (ja) * | 2007-02-20 | 2010-06-03 | タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ | シールを有する可撓性カニューレ |
JP2013526896A (ja) * | 2010-02-03 | 2013-06-27 | サーキュライト・インコーポレーテッド | 拡張可能な部分を有する脈管導入器 |
JP2014198250A (ja) * | 2009-03-27 | 2014-10-23 | サーキュライト・インコーポレーテッド | 2部品経中隔カニューレ、搬送システム、および搬送方法 |
JP2017528286A (ja) * | 2014-08-15 | 2017-09-28 | イブラヒム ラシッド アル−ラシュダン, | 拡張可能なシース及びシステムを用いた医療器具の血管内挿入のための拡張可能なシース及びシステム |
Families Citing this family (171)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4225697B2 (ja) * | 1999-05-19 | 2009-02-18 | インナーダイン, インコーポレイテッド | 脈管へのアクセスを確立するためのシステム |
US6692462B2 (en) * | 1999-05-19 | 2004-02-17 | Mackenzie Andrew J. | System and method for establishing vascular access |
DE10154163A1 (de) | 2001-11-03 | 2003-05-22 | Advanced Med Tech | Vorrichtung zum Aufrichten und Stabilisieren der Wirbelsäule |
CN101612435B (zh) * | 2001-12-26 | 2012-03-21 | 耶鲁大学 | 血管进入装置 |
US8425549B2 (en) * | 2002-07-23 | 2013-04-23 | Reverse Medical Corporation | Systems and methods for removing obstructive matter from body lumens and treating vascular defects |
US7309334B2 (en) | 2002-07-23 | 2007-12-18 | Von Hoffmann Gerard | Intracranial aspiration catheter |
US8048061B2 (en) * | 2002-07-31 | 2011-11-01 | Pressure Products Medical Supplies, Inc. | Tapered fitting for an introducer coupled to a hemostatic valve |
FI20021817A (fi) * | 2002-10-14 | 2004-04-15 | Mirhava Ltd | Kanyyli |
US9241735B2 (en) | 2003-12-05 | 2016-01-26 | Onset Medical Corporation | Expandable percutaneous sheath |
US20060041270A1 (en) * | 2004-05-07 | 2006-02-23 | Jay Lenker | Medical access sheath |
US20060135962A1 (en) | 2004-09-09 | 2006-06-22 | Kick George F | Expandable trans-septal sheath |
WO2006031619A2 (en) | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Onset Medical Corporation | Expandable transluminal sheath |
US7892203B2 (en) * | 2004-09-09 | 2011-02-22 | Onset Medical Corporation | Expandable transluminal sheath |
WO2006069396A1 (en) * | 2004-12-21 | 2006-06-29 | Onset Medical Corporation | Non-expandable transluminal access sheath |
EP2366422A1 (en) | 2005-03-30 | 2011-09-21 | Access Scientific, Inc. | Vascular access device |
US20060259061A1 (en) * | 2005-04-22 | 2006-11-16 | Kick George F | Expandable sheath for percutaneous upper gastrointestinal tract access |
US8092481B2 (en) * | 2005-06-03 | 2012-01-10 | Onset Medical Corporation | Expandable percutaneous sheath |
WO2007035889A2 (en) * | 2005-09-21 | 2007-03-29 | Mayo Foundation For Medical Education And Research | Introducer apparatus with cutting edges |
US7811251B2 (en) * | 2005-10-13 | 2010-10-12 | Tyco Healthcare Group Lp | Trocar anchor |
US20080077157A1 (en) * | 2006-07-26 | 2008-03-27 | Medical Instrument Development Laboratories, Inc. | Insertion apparatus having a concave surface |
US20080027380A1 (en) * | 2006-07-31 | 2008-01-31 | Wholey Mark H | Vascular access device and method |
US20080033396A1 (en) * | 2006-08-01 | 2008-02-07 | Percutaneous Systems, Inc. | Vascular sheaths and methods for their deployment |
CA2594239A1 (en) * | 2006-08-02 | 2008-02-02 | Tyco Healthcare Group Lp | Stabilization assist device for trocar |
WO2010042913A2 (en) * | 2006-10-06 | 2010-04-15 | Surgiquest, Incorporated | Devices for and methods of performing minimally-invasive surgical procedures through a single incision |
US8858584B2 (en) * | 2006-11-07 | 2014-10-14 | Cook Medical Technologies Llc | Emergency transection device |
US8337518B2 (en) | 2006-12-20 | 2012-12-25 | Onset Medical Corporation | Expandable trans-septal sheath |
US7922696B2 (en) | 2007-01-24 | 2011-04-12 | Access Scientific, Inc. | Access device |
US20080200755A1 (en) * | 2007-02-15 | 2008-08-21 | Bakos Gregory J | Method and device for retrieving suture tags |
US20080200911A1 (en) * | 2007-02-15 | 2008-08-21 | Long Gary L | Electrical ablation apparatus, system, and method |
US20080200934A1 (en) * | 2007-02-15 | 2008-08-21 | Fox William D | Surgical devices and methods using magnetic force to form an anastomosis |
US7655004B2 (en) | 2007-02-15 | 2010-02-02 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electroporation ablation apparatus, system, and method |
US7815662B2 (en) | 2007-03-08 | 2010-10-19 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical suture anchors and deployment device |
EP2486880A3 (en) * | 2007-04-18 | 2013-01-16 | Access Scientific, Inc. | Access device |
EP2486951B1 (en) | 2007-04-18 | 2016-05-25 | Access Scientific, Inc. | Access device |
US8075572B2 (en) | 2007-04-26 | 2011-12-13 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical suturing apparatus |
US8100922B2 (en) | 2007-04-27 | 2012-01-24 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Curved needle suturing tool |
US7927309B2 (en) * | 2007-05-29 | 2011-04-19 | Cordis Corporation | Expandable sheath introducer |
US8858490B2 (en) | 2007-07-18 | 2014-10-14 | Silk Road Medical, Inc. | Systems and methods for treating a carotid artery |
US20090054728A1 (en) * | 2007-08-21 | 2009-02-26 | Trusty Robert M | Manipulatable guide system and methods for natural orifice translumenal endoscopic surgery |
DE102007040358A1 (de) * | 2007-08-27 | 2009-03-05 | Technische Universität München | Trokarrohr, Trokar, Obturator bzw. Rektoskop für die transluminale endoskopische Chirurgie über natürliche Körperöffnungen |
US8568410B2 (en) | 2007-08-31 | 2013-10-29 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrical ablation surgical instruments |
US8262655B2 (en) * | 2007-11-21 | 2012-09-11 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Bipolar forceps |
US8579897B2 (en) | 2007-11-21 | 2013-11-12 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Bipolar forceps |
US8480657B2 (en) | 2007-10-31 | 2013-07-09 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Detachable distal overtube section and methods for forming a sealable opening in the wall of an organ |
WO2009058999A2 (en) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Texas Heart Institute | Method and apparatus for vascular access |
US20090112059A1 (en) | 2007-10-31 | 2009-04-30 | Nobis Rudolph H | Apparatus and methods for closing a gastrotomy |
US8262680B2 (en) | 2008-03-10 | 2012-09-11 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Anastomotic device |
CA2718496A1 (en) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | Access Scientific, Inc. | Access device |
USD601242S1 (en) | 2008-03-14 | 2009-09-29 | Access Scientific, Inc. | Access device |
US8202251B2 (en) | 2008-03-14 | 2012-06-19 | Access Scientific, Inc. | Access device |
US20090281559A1 (en) * | 2008-05-06 | 2009-11-12 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Anastomosis patch |
US8070759B2 (en) | 2008-05-30 | 2011-12-06 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical fastening device |
US8114072B2 (en) | 2008-05-30 | 2012-02-14 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrical ablation device |
US8652150B2 (en) * | 2008-05-30 | 2014-02-18 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Multifunction surgical device |
US8679003B2 (en) | 2008-05-30 | 2014-03-25 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical device and endoscope including same |
US8317806B2 (en) | 2008-05-30 | 2012-11-27 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Endoscopic suturing tension controlling and indication devices |
US8771260B2 (en) | 2008-05-30 | 2014-07-08 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Actuating and articulating surgical device |
US8906035B2 (en) | 2008-06-04 | 2014-12-09 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Endoscopic drop off bag |
US8403926B2 (en) | 2008-06-05 | 2013-03-26 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Manually articulating devices |
US8361112B2 (en) | 2008-06-27 | 2013-01-29 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical suture arrangement |
US8262563B2 (en) | 2008-07-14 | 2012-09-11 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Endoscopic translumenal articulatable steerable overtube |
US8888792B2 (en) | 2008-07-14 | 2014-11-18 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Tissue apposition clip application devices and methods |
WO2010019719A2 (en) * | 2008-08-13 | 2010-02-18 | Silk Road Medical, Inc. | Suture delivery device |
US8574245B2 (en) | 2008-08-13 | 2013-11-05 | Silk Road Medical, Inc. | Suture delivery device |
US8211125B2 (en) | 2008-08-15 | 2012-07-03 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Sterile appliance delivery device for endoscopic procedures |
US20100048990A1 (en) * | 2008-08-25 | 2010-02-25 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Endoscopic needle for natural orifice translumenal endoscopic surgery |
US8529563B2 (en) | 2008-08-25 | 2013-09-10 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrical ablation devices |
US8241204B2 (en) | 2008-08-29 | 2012-08-14 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Articulating end cap |
US8480689B2 (en) | 2008-09-02 | 2013-07-09 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Suturing device |
US8409200B2 (en) * | 2008-09-03 | 2013-04-02 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical grasping device |
US8114119B2 (en) | 2008-09-09 | 2012-02-14 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical grasping device |
USD600793S1 (en) | 2008-09-10 | 2009-09-22 | Access Scientific, Inc. | Access device |
US8337394B2 (en) | 2008-10-01 | 2012-12-25 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Overtube with expandable tip |
US9795442B2 (en) | 2008-11-11 | 2017-10-24 | Shifamed Holdings, Llc | Ablation catheters |
US8157834B2 (en) | 2008-11-25 | 2012-04-17 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Rotational coupling device for surgical instrument with flexible actuators |
US20100331622A2 (en) * | 2008-11-25 | 2010-12-30 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Tissue manipulation devices |
US8172772B2 (en) * | 2008-12-11 | 2012-05-08 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Specimen retrieval device |
US8992558B2 (en) | 2008-12-18 | 2015-03-31 | Osteomed, Llc | Lateral access system for the lumbar spine |
US8361066B2 (en) | 2009-01-12 | 2013-01-29 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrical ablation devices |
US8828031B2 (en) | 2009-01-12 | 2014-09-09 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Apparatus for forming an anastomosis |
KR20110122117A (ko) * | 2009-01-16 | 2011-11-09 | 엑세스 싸이언티픽, 인크. | 접근 장치 |
US9226772B2 (en) | 2009-01-30 | 2016-01-05 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical device |
US8252057B2 (en) | 2009-01-30 | 2012-08-28 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical access device |
US8037591B2 (en) | 2009-02-02 | 2011-10-18 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical scissors |
US20100198248A1 (en) * | 2009-02-02 | 2010-08-05 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical dissector |
US7988669B2 (en) * | 2009-02-17 | 2011-08-02 | Tyco Healthcare Group Lp | Port fixation with filament actuating member |
US20100249700A1 (en) * | 2009-03-27 | 2010-09-30 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instruments for in vivo assembly |
KR20120030087A (ko) | 2009-05-12 | 2012-03-27 | 엑세스 싸이언티픽, 인크. | 밸브를 구비한 액세스 장치 |
US20110098704A1 (en) | 2009-10-28 | 2011-04-28 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrical ablation devices |
US8608652B2 (en) | 2009-11-05 | 2013-12-17 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Vaginal entry surgical devices, kit, system, and method |
US8353487B2 (en) | 2009-12-17 | 2013-01-15 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | User interface support devices for endoscopic surgical instruments |
US8926508B2 (en) | 2009-12-17 | 2015-01-06 | Covidien Lp | Access assembly with dual anchor and seal capabilities |
US8496574B2 (en) | 2009-12-17 | 2013-07-30 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Selectively positionable camera for surgical guide tube assembly |
US20110152878A1 (en) * | 2009-12-17 | 2011-06-23 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Interface systems for aiding clinicians in controlling and manipulating at least one endoscopic surgical instrument and a cable controlled guide tube system |
US9028483B2 (en) | 2009-12-18 | 2015-05-12 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument comprising an electrode |
US8506564B2 (en) | 2009-12-18 | 2013-08-13 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument comprising an electrode |
US20110160514A1 (en) * | 2009-12-31 | 2011-06-30 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrical ablation devices |
US9005198B2 (en) | 2010-01-29 | 2015-04-14 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument comprising an electrode |
JP6009943B2 (ja) | 2010-02-08 | 2016-10-19 | アクセス サイエンティフィック、インク. | アクセス装置 |
US8579963B2 (en) * | 2010-04-13 | 2013-11-12 | Medtronic, Inc. | Transcatheter prosthetic heart valve delivery device with stability tube and method |
US8728162B2 (en) | 2010-04-15 | 2014-05-20 | Osteomed, Llc | Direct lateral spine system instruments, implants and associated methods |
US9655677B2 (en) | 2010-05-12 | 2017-05-23 | Shifamed Holdings, Llc | Ablation catheters including a balloon and electrodes |
WO2011143468A2 (en) | 2010-05-12 | 2011-11-17 | Shifamed, Llc | Low profile electrode assembly |
US10092291B2 (en) | 2011-01-25 | 2018-10-09 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical instrument with selectively rigidizable features |
US9233241B2 (en) | 2011-02-28 | 2016-01-12 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrical ablation devices and methods |
US9254169B2 (en) | 2011-02-28 | 2016-02-09 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrical ablation devices and methods |
US9314620B2 (en) | 2011-02-28 | 2016-04-19 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrical ablation devices and methods |
US9049987B2 (en) | 2011-03-17 | 2015-06-09 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Hand held surgical device for manipulating an internal magnet assembly within a patient |
US20130030369A1 (en) * | 2011-07-27 | 2013-01-31 | Vascular Solutions, Inc. | Vascular introducer including expandable passage member |
WO2013026045A1 (en) | 2011-08-17 | 2013-02-21 | Access Scientific, Inc. | Access device with valve |
US9370438B2 (en) | 2011-11-10 | 2016-06-21 | Transaortic Medical, Inc. | Method for deploying a device to a distal location across a diseased vessel |
US11213318B2 (en) | 2011-11-10 | 2022-01-04 | Medtronic Vascular, Inc. | Expandable introducer sheath and method |
US10118020B2 (en) | 2011-12-07 | 2018-11-06 | Traumatek Solutions B.V. | Devices and methods for endovascular access and therapy |
US9439653B2 (en) | 2011-12-07 | 2016-09-13 | Traumatek Solutions B.V. | Devices and methods for endovascular access and therapy |
EP2606920A1 (de) | 2011-12-22 | 2013-06-26 | ECP Entwicklungsgesellschaft mbH | Schleuseneinrichtung zum Einführen eines Katheters |
EP2606919A1 (de) | 2011-12-22 | 2013-06-26 | ECP Entwicklungsgesellschaft mbH | Schleuseneinrichtung zum Einführen eines Katheters |
US8986199B2 (en) | 2012-02-17 | 2015-03-24 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Apparatus and methods for cleaning the lens of an endoscope |
US9427255B2 (en) | 2012-05-14 | 2016-08-30 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Apparatus for introducing a steerable camera assembly into a patient |
US9186217B2 (en) * | 2012-06-05 | 2015-11-17 | Mayank Goyal | Systems and methods for enhancing preparation and completion of surgical and medical procedures |
US9078662B2 (en) | 2012-07-03 | 2015-07-14 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Endoscopic cap electrode and method for using the same |
US9545290B2 (en) | 2012-07-30 | 2017-01-17 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Needle probe guide |
US10314649B2 (en) | 2012-08-02 | 2019-06-11 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Flexible expandable electrode and method of intraluminal delivery of pulsed power |
US9572623B2 (en) | 2012-08-02 | 2017-02-21 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Reusable electrode and disposable sheath |
WO2014025930A1 (en) | 2012-08-09 | 2014-02-13 | Silk Road Medical, Inc. | Suture delivery device |
US9277957B2 (en) | 2012-08-15 | 2016-03-08 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Electrosurgical devices and methods |
US9586033B2 (en) * | 2012-08-24 | 2017-03-07 | St. Jude Medical Puerto Rico Llc | Collapsible sheath and tapered dilator for tissue puncture access |
WO2014031147A1 (en) * | 2012-08-24 | 2014-02-27 | St. Jude Medical Puerto Rico Llc | Balloon bailout and bioadhesive delivery device for suture based closure and methods |
EP2745869A1 (de) | 2012-12-21 | 2014-06-25 | ECP Entwicklungsgesellschaft mbH | Schleusenanordnung für die Einführung eines strangförmigen Körpers, insbesondere eines Katheters, in einen Patientenkörper |
US10098527B2 (en) | 2013-02-27 | 2018-10-16 | Ethidcon Endo-Surgery, Inc. | System for performing a minimally invasive surgical procedure |
US9078991B2 (en) * | 2013-03-04 | 2015-07-14 | Vascular Solutions, Inc. | Vascular dilator systems, kits, and methods |
US9566087B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-02-14 | Access Scientific, Llc | Vascular access device |
CN105228547B (zh) | 2013-04-08 | 2019-05-14 | 阿帕玛医疗公司 | 心脏消融导管 |
US10349824B2 (en) | 2013-04-08 | 2019-07-16 | Apama Medical, Inc. | Tissue mapping and visualization systems |
US10098694B2 (en) | 2013-04-08 | 2018-10-16 | Apama Medical, Inc. | Tissue ablation and monitoring thereof |
WO2014183085A1 (en) | 2013-05-10 | 2014-11-13 | Transaortic Medical, Inc. | System for deploying a device to a distal location across a diseased vessel |
EP3795202A1 (en) * | 2013-05-17 | 2021-03-24 | Transaortic Medical, Inc. | Expandable introducer sheath |
US20150045696A1 (en) * | 2013-08-09 | 2015-02-12 | Oscor Inc. | Steerable dilator |
US9907570B2 (en) | 2013-08-23 | 2018-03-06 | Oscor Inc. | Steerable medical devices |
TWM474475U (zh) * | 2013-11-15 | 2014-03-21 | hui-ling Xiao | 臍帶夾持結構 |
US9555214B2 (en) * | 2013-12-12 | 2017-01-31 | RG Innovation, LLC | Expandable introducer sheath and related methods |
WO2015148478A1 (en) * | 2014-03-24 | 2015-10-01 | Georgia Tech Research Corporation | Splittable needle |
EP3789054A1 (en) | 2014-07-04 | 2021-03-10 | Abiomed Europe GmbH | Sheath for sealed access to a vessel |
DK2962721T3 (da) | 2014-07-04 | 2019-07-15 | Abiomed Europe Gmbh | Hylster til tætnet adgang til en åre |
EP3643350A1 (en) | 2015-01-07 | 2020-04-29 | Abiomed Europe GmbH | Introducer sheath |
US9808598B2 (en) | 2015-02-04 | 2017-11-07 | Teleflex Medical Incorporated | Flexible tip dilator |
WO2016176065A1 (en) | 2015-04-30 | 2016-11-03 | Access Scientific, Llc | Vascular access device |
EP3313289B1 (en) | 2015-06-23 | 2021-03-17 | Traumatek Solutions B.V. | Vessel cannulation device |
US10737008B2 (en) | 2015-08-17 | 2020-08-11 | Abiomed, Inc. | Dual lumen sheath for arterial access |
EP3376936B1 (en) | 2015-11-16 | 2024-01-03 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Energy delivery devices |
KR102163628B1 (ko) * | 2015-11-18 | 2020-10-08 | 경희대학교 산학협력단 | 타액선 카테터와 타액선 시술 키트와 타액선 소공 확장기와 타액선 도관 확장기 및 확장기 세트 |
WO2017120313A1 (en) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Percutaneous access device |
AU2017223417B2 (en) | 2016-02-22 | 2021-12-09 | Abiomed, Inc. | Introducer sheath having a multi-layer hub |
US10500379B2 (en) * | 2016-04-01 | 2019-12-10 | Michael Mooreville | Urethrotome-dilator |
EP3503814A1 (en) | 2016-08-23 | 2019-07-03 | Stryker European Holdings I, LLC | Instrumentation for the implantation of spinal implants |
US11364363B2 (en) | 2016-12-08 | 2022-06-21 | Abiomed, Inc. | Overmold technique for peel-away introducer design |
CN213852641U (zh) | 2017-03-10 | 2021-08-03 | 阿比奥梅德公司 | 可扩张医疗护套 |
WO2018191547A1 (en) | 2017-04-14 | 2018-10-18 | Access Scientific, Llc | Vascular access device |
US11759233B2 (en) * | 2017-07-07 | 2023-09-19 | Alan Ellman | Optical cannula |
CN111278501B (zh) | 2017-11-06 | 2023-08-08 | 阿比奥梅德公司 | 剥离式止血阀 |
JP2021513891A (ja) * | 2018-02-15 | 2021-06-03 | アビオメド インコーポレイテッド | 医療装置のための拡張可能なイントロデューサシース |
US10569059B2 (en) | 2018-03-01 | 2020-02-25 | Asspv, Llc | Guidewire retention device |
US11191532B2 (en) | 2018-03-30 | 2021-12-07 | Stryker European Operations Holdings Llc | Lateral access retractor and core insertion |
KR20210020911A (ko) | 2018-05-16 | 2021-02-24 | 아비오메드, 인크. | 분리 제거형 시스 조립체 |
CA3108528A1 (en) * | 2018-08-14 | 2020-02-20 | Abiomed, Inc. | Expandable introducer sheath for medical device |
US11464963B1 (en) | 2018-08-27 | 2022-10-11 | Abiomed, Inc. | Nitinol braid processing procedure |
US20200352598A1 (en) * | 2019-05-12 | 2020-11-12 | EvolutionMedVentures LLC | Add-on sheath |
US11564674B2 (en) | 2019-11-27 | 2023-01-31 | K2M, Inc. | Lateral access system and method of use |
EP4100091A2 (en) | 2020-02-03 | 2022-12-14 | Abiomed, Inc. | Dilator sheath assembly with interlocking arrangement |
US11583426B2 (en) * | 2020-03-03 | 2023-02-21 | Teleflex Life Sciences Limited | Vessel lining device and related methods |
JP2023550349A (ja) | 2020-11-15 | 2023-12-01 | エボリューションメドベンチャーズ リミティド ライアビリティ カンパニー | シースの段階的拡張部 |
WO2022165307A1 (en) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | Steryl, Inc. | Methods and systems for percutaneous venous access |
Family Cites Families (66)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US219292A (en) * | 1879-09-02 | Improvement in steam-boilers | ||
US35373A (en) * | 1862-05-27 | Improvement | ||
US219296A (en) | 1879-09-02 | Improvement in machines for slicing logs into strips | ||
US319296A (en) | 1885-06-02 | Peters | ||
US668879A (en) | 1900-07-19 | 1901-02-26 | Wilber L Miller | Vein-dilator for embalmers' use. |
US702789A (en) | 1902-03-20 | 1902-06-17 | Charles Gordon Gibson | Dilator. |
US2566499A (en) | 1950-02-14 | 1951-09-04 | Richter Bruno | Expansile surgical needle |
US3811449A (en) | 1972-03-08 | 1974-05-21 | Becton Dickinson Co | Dilating apparatus and method |
US3788318A (en) | 1972-06-12 | 1974-01-29 | S Kim | Expandable cannular, especially for medical purposes |
US3789852A (en) | 1972-06-12 | 1974-02-05 | S Kim | Expandable trochar, especially for medical purposes |
US3968800A (en) * | 1974-09-17 | 1976-07-13 | Vilasi Joseph A | Device for insertion into a body opening |
US4320762A (en) | 1975-03-10 | 1982-03-23 | Bentov Itzhak E | Dilator |
US4461281A (en) | 1977-06-15 | 1984-07-24 | Carson Robert W | Arthroscopic surgical apparatus and method |
US4183102A (en) | 1977-09-08 | 1980-01-15 | Jacques Guiset | Inflatable prosthetic device for lining a body duct |
US4630609A (en) | 1981-05-14 | 1986-12-23 | Thomas J. Fogarty | Dilatation catheter method and apparatus |
DE8132839U1 (de) | 1981-11-10 | 1982-03-11 | B. Braun Melsungen Ag, 3508 Melsungen | Versteifungskern fuer einen katheterschlauch |
SE445884B (sv) | 1982-04-30 | 1986-07-28 | Medinvent Sa | Anordning for implantation av en rorformig protes |
US4493701A (en) * | 1982-08-19 | 1985-01-15 | American Hospital Supply Corporation | Wound drainage device of resilient sidewalls with a constant rate of recovery |
US4589868A (en) | 1984-03-12 | 1986-05-20 | Dretler Stephen P | Expandable dilator-catheter |
GB8424436D0 (en) | 1984-09-27 | 1984-10-31 | Pratt Int Ltd Burnerd | Surgical appliance |
GB8513702D0 (en) | 1985-05-30 | 1985-07-03 | Gill S S | Expansible trocar |
US4706670A (en) | 1985-11-26 | 1987-11-17 | Meadox Surgimed A/S | Dilatation catheter |
DE3723978A1 (de) * | 1987-07-20 | 1989-02-02 | Cleaning Systems Int | Buerstenlose waschanlage |
US4921479A (en) * | 1987-10-02 | 1990-05-01 | Joseph Grayzel | Catheter sheath with longitudinal seam |
FR2624747A1 (fr) | 1987-12-18 | 1989-06-23 | Delsanti Gerard | Dispositifs endo-arteriels amovibles destines a reparer des decollements de parois des arteres |
US4846812A (en) | 1988-03-22 | 1989-07-11 | Menlo Care, Inc. | Softening catheter |
US4985022A (en) | 1988-11-23 | 1991-01-15 | Med Institute, Inc. | Catheter having durable and flexible segments |
US4996583A (en) | 1989-02-15 | 1991-02-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Stack type semiconductor package |
EP0385920A3 (en) | 1989-03-03 | 1991-10-09 | Thomas J. Fogarty | Variable diameter sheath apparatus for use in body passages |
US5234425A (en) | 1989-03-03 | 1993-08-10 | Thomas J. Fogarty | Variable diameter sheath method and apparatus for use in body passages |
US5122122A (en) | 1989-11-22 | 1992-06-16 | Dexide, Incorporated | Locking trocar sleeve |
US5041093A (en) | 1990-01-31 | 1991-08-20 | Boston Scientific Corp. | Catheter with foraminous anchor |
GB2240926A (en) | 1990-02-14 | 1991-08-21 | Steven Streatfield Gill | An expansible cannula |
US5197971A (en) | 1990-03-02 | 1993-03-30 | Bonutti Peter M | Arthroscopic retractor and method of using the same |
US5226899A (en) | 1990-03-26 | 1993-07-13 | Becton, Dickinson And Company | Catheter tubing of controlled in vivo softening |
US5201756A (en) | 1990-06-20 | 1993-04-13 | Danforth Biomedical, Inc. | Radially-expandable tubular elements for use in the construction of medical devices |
US5230702A (en) | 1991-01-16 | 1993-07-27 | Paradigm Biotechnologies Partnership | Hemodialysis method |
US5244619A (en) | 1991-05-03 | 1993-09-14 | Burnham Warren R | Method of making catheter with irregular inner and/or outer surfaces to reduce travelling friction |
US5183464A (en) | 1991-05-17 | 1993-02-02 | Interventional Thermodynamics, Inc. | Radially expandable dilator |
US5935122A (en) | 1991-12-13 | 1999-08-10 | Endovascular Technologies, Inc. | Dual valve, flexible expandable sheath and method |
US5246424A (en) | 1992-03-13 | 1993-09-21 | Wilk Peter J | Device and method for use in obtaining access to an internal body organ |
US5230705A (en) | 1992-03-13 | 1993-07-27 | Wilk Peter J | Method of intravenous catheterization device |
US5380290A (en) | 1992-04-16 | 1995-01-10 | Pfizer Hospital Products Group, Inc. | Body access device |
US5312417A (en) | 1992-07-29 | 1994-05-17 | Wilk Peter J | Laparoscopic cannula assembly and associated method |
US5312717A (en) * | 1992-09-24 | 1994-05-17 | International Business Machines Corporation | Residue free vertical pattern transfer with top surface imaging resists |
US6090072A (en) * | 1992-10-15 | 2000-07-18 | Scimed Life Systems, Inc. | Expandable introducer sheath |
US5250033A (en) * | 1992-10-28 | 1993-10-05 | Interventional Thermodynamics, Inc. | Peel-away introducer sheath having proximal fitting |
US5961499A (en) | 1993-02-04 | 1999-10-05 | Peter M. Bonutti | Expandable cannula |
US5320611A (en) | 1993-02-04 | 1994-06-14 | Peter M. Bonutti | Expandable cannula having longitudinal wire and method of use |
US5674240A (en) | 1993-02-04 | 1997-10-07 | Peter M. Bonutti | Expandable cannula |
US6338730B1 (en) * | 1993-02-04 | 2002-01-15 | Peter M. Bonutti | Method of using expandable cannula |
US5421676A (en) * | 1993-02-08 | 1995-06-06 | Sea Engineering Associates, Inc. | Tension leg platform and method of instalation therefor |
US5814058A (en) | 1993-03-05 | 1998-09-29 | Innerdyne, Inc. | Method and apparatus employing conformable sleeve for providing percutaneous access |
US5431676A (en) | 1993-03-05 | 1995-07-11 | Innerdyne Medical, Inc. | Trocar system having expandable port |
US5454790A (en) * | 1994-05-09 | 1995-10-03 | Innerdyne, Inc. | Method and apparatus for catheterization access |
JP3970341B2 (ja) | 1994-06-20 | 2007-09-05 | テルモ株式会社 | 血管カテーテル |
US5885217A (en) | 1995-01-20 | 1999-03-23 | Tyco Group S.A.R.L. | Catheter introducer |
US5938645A (en) | 1995-05-24 | 1999-08-17 | Boston Scientific Corporation Northwest Technology Center Inc. | Percutaneous aspiration catheter system |
US5766201A (en) * | 1995-06-07 | 1998-06-16 | Boston Scientific Corporation | Expandable catheter |
US5938587A (en) | 1996-04-25 | 1999-08-17 | Modified Polymer Components, Inc. | Flexible inner liner for the working channel of an endoscope |
WO1998019730A1 (en) | 1996-11-04 | 1998-05-14 | Sherwood Medical Company | Coated radially expandable dilator for use with gastrointestinal-type tubes |
US5836913A (en) | 1997-05-02 | 1998-11-17 | Innerdyne, Inc. | Device and method for accessing a body cavity |
US6450989B2 (en) | 1998-04-27 | 2002-09-17 | Artemis Medical, Inc. | Dilating and support apparatus with disease inhibitors and methods for use |
US6245052B1 (en) * | 1998-07-08 | 2001-06-12 | Innerdyne, Inc. | Methods, systems, and kits for implanting articles |
JP4225697B2 (ja) * | 1999-05-19 | 2009-02-18 | インナーダイン, インコーポレイテッド | 脈管へのアクセスを確立するためのシステム |
US6692462B2 (en) * | 1999-05-19 | 2004-02-17 | Mackenzie Andrew J. | System and method for establishing vascular access |
-
2000
- 2000-12-11 US US09/735,282 patent/US6692462B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-11-28 CA CA002430749A patent/CA2430749C/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-11-28 WO PCT/US2001/044652 patent/WO2002074174A2/en not_active Application Discontinuation
- 2001-11-28 AU AU2002249775A patent/AU2002249775B2/en not_active Ceased
- 2001-11-28 JP JP2002572888A patent/JP2004536625A/ja active Pending
- 2001-11-28 EP EP01998013A patent/EP1341456A2/en not_active Withdrawn
-
2003
- 2003-11-05 US US10/704,073 patent/US20040093003A1/en not_active Abandoned
-
2008
- 2008-06-11 US US12/136,994 patent/US20080243169A1/en not_active Abandoned
-
2011
- 2011-10-13 US US13/272,276 patent/US20120035548A1/en not_active Abandoned
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010512807A (ja) * | 2006-12-08 | 2010-04-30 | ウォーソー・オーソペディック・インコーポレーテッド | 患者へ挿入される、保護用先端を有する被覆カニューレ |
JP2010518901A (ja) * | 2007-02-20 | 2010-06-03 | タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ | シールを有する可撓性カニューレ |
JP2014198250A (ja) * | 2009-03-27 | 2014-10-23 | サーキュライト・インコーポレーテッド | 2部品経中隔カニューレ、搬送システム、および搬送方法 |
US10350384B2 (en) | 2009-03-27 | 2019-07-16 | Circulite, Inc. | Two-piece transseptal cannula, delivery system, and method of delivery |
JP2013526896A (ja) * | 2010-02-03 | 2013-06-27 | サーキュライト・インコーポレーテッド | 拡張可能な部分を有する脈管導入器 |
JP2017528286A (ja) * | 2014-08-15 | 2017-09-28 | イブラヒム ラシッド アル−ラシュダン, | 拡張可能なシース及びシステムを用いた医療器具の血管内挿入のための拡張可能なシース及びシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2002074174A2 (en) | 2002-09-26 |
US20120035548A1 (en) | 2012-02-09 |
US6692462B2 (en) | 2004-02-17 |
CA2430749A1 (en) | 2002-09-26 |
US20080243169A1 (en) | 2008-10-02 |
EP1341456A2 (en) | 2003-09-10 |
US20010012946A1 (en) | 2001-08-09 |
US20040093003A1 (en) | 2004-05-13 |
AU2002249775B2 (en) | 2006-03-09 |
CA2430749C (en) | 2009-08-04 |
WO2002074174A3 (en) | 2002-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6692462B2 (en) | System and method for establishing vascular access | |
JP4406668B2 (ja) | 脈管へのアクセスを確立するためのシステム | |
AU2002249775A1 (en) | System and method for establishing vascular access | |
US6183443B1 (en) | Expandable introducer sheath | |
JP4021022B2 (ja) | 患者内挿入用カテーテル | |
JP6560751B2 (ja) | 拡張可能なシース及びシステムを用いた医療器具の血管内挿入のための拡張可能なシース及びシステム | |
JP2636081B2 (ja) | 貫通穴の形成拡大装置 | |
US9427221B2 (en) | Hemostasis-enhancing device and method for its use | |
US8167842B2 (en) | Introducer apparatus with cutting edges | |
US20030233115A1 (en) | Expandable guide sheath and apparatus and methods using such sheaths | |
US20030105485A1 (en) | Introducer/dilator with balloon protection and methods of use | |
WO2003002181A2 (en) | Catheter introducer having an expandable tip | |
US8974493B2 (en) | Method and apparatus for sealing access | |
JPH04319363A (ja) | カテーテル及びその補強方法 | |
JP6359086B2 (ja) | 血管閉鎖装置及び血管閉鎖装置を位置決めする方法 | |
EP2941203B1 (en) | Rapid exchange temporary blood flow cessation device for large bore closure | |
JPH10295699A (ja) | 止血用具 | |
US10966697B2 (en) | Vascular closure device and method of positioning vascular closure device | |
KR20200124619A (ko) | 혈관 접근 시스템 | |
IE20100327A1 (en) | An angioplasty assembly |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060306 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060605 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060703 |