JP2004536513A - 多機能周辺装置 - Google Patents

Abstract

タッチパネルを制御するための内部コンピュータを有するディジタル複写機のような多機能周辺装置（MFP）内に組み込まれたタッチパネルに対してユーザインターフェース（UI）表示及び処理情報を動的にかつ遠隔から提供するためのシステムにおける方法は、その内部コンピュータをネットワーク上の外部リモートコンピュータを有する外部データ通信ネットワークに接続するステップと、UIにおいてユーザにより所望の選択が入力されて、その選択がネットワークを介して外部コンピュータに伝送されると、外部コンピュータからの情報がネットワークを介して内部コンピュータに送り返されるステップを含む。内部コンピュータは、MFPの実行時中におけるUI表示及び動作を動的に変更または更新することが可能である。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は、文書複写機などの多機能周辺装置（MFP）に関し、より詳細には、印刷機能、ファックス能及びスキャナ機能という多機能をサポートするように改良されたディジタル複写器のような、組込式のユーザインターフェースタッチパネル（UI）を有する装置に関する。タッチパネル装置は、現在、MFP機能装置の内部に局所的に配置されたコンピュータ上で動作する予め入力済みの情報に対して動作するソフトウエアにより実行時間中に制御されている。
【背景技術】
【０００２】
そのような現在のタッチパネル制御式の複写機や関連するMFP装置は、一般に、始動時に内部ソースからロードされる初期化情報を受け取る。その後、実行時間中、タッチパネルは、そのようにして複写機や類似のMFP装置の内部コンピュータにプリロード（予めロード）されている情報によってもっぱら制御され、MFP装置内部からもっぱら制御される。そのようなシステムの例には、キャノン、東芝、ゼロックス他から供給されている現行の複写機がある。
【０００３】
いくつかのMFP装置は、始動時に外部ソースから内部コンピュータにロードされる初期化情報を受け取ることができる。しかし、その後、実行時中、タッチパネルは、内部コンピュータにプリロードされている情報と、始動時にロードされた情報のみを使用してもっぱら制御される。他の例として、米国特許第5,937,150号では、MFP改良型複写機のユーザインターフェースタッチパネルが、複写機が始動され、リセットされ、または、再始動されるときにのみプリロードすることによって、変更され、更新され、または、初期化される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
一方、本発明の改良によれば、はるかに優れた柔軟性を有するUI制御が達成され、実行時中、制御のために情報を動的に変更し及び拡張することが可能な能力が付加される。これによって、実行時中、動的にユーザインターフェースを更新し、変更することが可能となり、これは、MFP内部コンピュータに外部からネットワーク接続されたリモートコンピュータを用いて実施される。そして、このことは、内部MFP複写機のコンピュータ自体にプリロードされた情報に基づき、及び、その情報に限定されたたものである唯一の内部コンピュータ制御とは異なる。本発明は、さらに、MFP内部コンピュータと外部のリモートネットワークコンピュータとの間の実行時中におけるネットワークを介した新規な動的相互作用（動的な対話）を可能にするものである。
【０００５】
[本発明の目的]
したがって、本発明の主な目的は、外部リモートネットワーク接続されたコンピュータから多機能周辺（MFP）装置のタッチパネルユーザインターフェース（UI）を、実行時中及び実行時全体にわたって動的に制御するための新規で改良され、かつ、大幅に拡張された方法及びシステムを提供することである。これらの方法及びシステムは、MFP内部コンピュータの初期化時及びリセット時にMFP内部コンピュータにプリロードされた情報のみに基づいて、MFP装置内部からタッチパネルの局所的なコンピュータ制御だけで可能となるものよりもはるかに柔軟な制御を可能にすると共に、MFPの動作中に、情報を絶えず動的に変更及び拡張することができる。
【０００６】
他の目的は、MFP機能及びMFPアプリケーションを制御するための組込式のタッチパネルユーザインターフェースディスプレイを有する文書複写機及びそれに類するものに特に適合化されかつそれらに有用なそのような新規な方法及びシステムを提供することである。
【０００７】
さらに他の目的は、表示内容を提供し及び変更し、また、ユーザインターフェースを更新するのに必要なまたは望ましいルール等を処理するためにMFP内部コンピュータと本発明のネットワーク接続された外部コンピュータすなわちリモートコンピュータとの間で実行時間全体にわたって絶え間なく行われる、新しい動的なリアルタイム相互通信を可能にすることである。
【０００８】
他の及びさらなる目的については以下で説明するが、特許請求の範囲においてより明らかにされている。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
しかしながら、本発明の重要な局面の１つから要約すると、本発明は、多機能周辺（MFP）装置に設けられたタッチパネルにユーザインターフェース（UI）表示及び処理情報を提供するためのシステムを含む。そのタッチパネルは、MFPの内部に配置されて外部データ通信ネットワークに接続されたコンピュータによって制御される。このシステムは、MFP装置の外部においてネットワーク上に接続された外部コンピュータを有し、この外部コンピュータには、システムの実行時中にUIディスプレイ及び動作を動的に変更するために、MFP装置の内部コンピュータにネットワークを介して遠隔から情報を提供するよう適合されたソフトウエアが組み込まれる。
【特許文献１】
米国特許第5,937,150号明細書
【実施例】
【００１０】
［本発明の好適な実施形態］
本発明を、好適で最良の実施形態及び構成に関して、添付図面を用いて以下に説明する。
【００１１】
図１には、上述したように、通常、ユーザインターフェースディスプレイタッチパネルTPを制御するMFP内部コンピュータMFP-Cと、本発明の方法にしたがって利用されるリモートすなわち外部のネットワーク接続されたコンピュータPCとの間に接続された双方向ネットワークＮによって実施されるものとして本発明を概略的に示す。
【００１２】
複写機が複写、印刷、及びスキャン等のMFP機能を実施することができるようにするための内部コンピュータソフトウエアプログラムの制御下にある複写機内に組み込まれたMFP装置（すなわち、複写機）タッチパネルTPに、ユーザインターフェース表示（またはユーザインターフェースディスプレイ）と処理情報（または情報処理機能）が設けられる。本発明によれば、複写機内にあるネットワークアダプタ（NA）によって、複写機を通信リンクネットワークＮを介してリモートすなわち外部のコンピュータＰＣに接続する。本発明は、このＰＣを使用して、ネットワークＮを介して複写機の内部コンピュータMFP-Cに情報を提供して、リモートの外部PCに対して選択を提示するユーザの要求に合うように、複写機の動作実行中にUIタッチパネル（TP）表示及び動作を動的に変更する。
【００１３】
複写機のタッチパネルTPは、周知のように、文書のスキャンニングや所望の企業用アプリケーション（企業向けアプリケーション）にアクセスするためにMFPユーザによって使用されるポインティングデバイスを含むディスプレイを提供する。この企業用アプリケーションには、たとえば、図２に示す、文書管理（DM）や、図２及び図３に示す電子メール、ファックスサーバ、ディレクトリ・サービス（または、電話番号案内）、アプリケーションサービスプロバイダ（ASP）及び文書配信サービスなどがある。図２及び図３により具体的に示すように、複写機（または他のMFP装置）に、１つ以上のアプリケーションサーバ上で動作する１つ以上のそのような企業用アプリケーションを組み込む（または統合する）ためのゲートウェイとして、ネットワークPCが使用される。したがって、そのＰＣのソフトウエアは、複写機のタッチパネルTPを制御して、スキャンされた文書を前述の企業用アプリケーションに組み込むために必要なユーザインターフェース処理情報を表示する。後者の典型的な例は、図示のように、電子メール機能としてのMicrosoft Exchange(R)、Lotus Notes(R)、及びNovell Group Wise(R)、文書管理（DM）としてのLotus Domino.Doc(R)、iManage(R)及び Open Text LiveLink(R)、ファックスサーバとしてのCaptaris RightFax(R)、Omtool Fax Sr(R)、及びOptus FACSys(R)、ディレクトリ・サービスとしてのMicrosoft Active Directory(R)、Novell Directory Services(R)、アプリケーションサービスプロバイダ（ASP）としてのe-Fax(R)、及び、秘密文書配信（secure document delivery）としてのUPSがある。
【００１４】
実行時、複写機のユーザがタッチパネルTPを使用してデータ（UI）を入力すると、拡張可能なマークアップ言語データ（extensible mark-up language data：XML）が、ネットワークＮに沿って（図２及び図３の右側に向かって）ネットワークコンピュータＰＣに送られる。本発明によって与えられる相互作用機能（対話機能）により、この時点で、外部コンピュータPCは、複写機のユーザが追加のデータを供給できるようにするために、UIタッチパネルTPを更新するのに必要な追加のXMLデータを複写機のコンピュータMFP-Cに送ることが可能である。本発明にしたがって付与される、リモートすなわち外部のコンピュータPCと複写機の内部コンピュータMFP-Cとが、ネットワークＮを介してXMLデータを交換するこの能力により、上述の企業用アプリケーションと複写機による文書スキャンニングとの必要な統合がもたらされる。
【００１５】
本発明は、また、他のタイプのディスプレイ情報の使用形態（例えば、ＨＴＭＬ、バイナリデータ（二進データ）、またはテキスト（または文字データ））を、外部またはリモートのネットワークコンピュータPCと内部複写機コンピュータMFP-Cとの間で送信することができる。
【００１６】
さらに、この新規な方法により、図２及び図４に示す、広い範囲にわたるXMLデータの実行時更新及び変更を動的かつ絶え間なく提供することができる。これらの更新及び変更は、以下のようなリモートのネットワークコンピュータPCが提供するものを含むが、それらに限定されるわけではない。
１）タッチパネルTPに対するUI制御の表現（どのように表示するか）の記述。
２）スキャンされる頁の低解像度画像と、それらの画像をタッチパネルTPに表示するための表示情報。
３）タッチパネルTPに表示される各UI制御に関する（または、各UI制御の）デフォルト値の記述。
４）タッチパネルTPに表示される各UI制御内のデータを処理するために、複写機の内部コンピュータMFP-C上で動作するコンピュータプログラム又はソフトウエアによって使用される処理ルールの記述。
５）上記３）の初期デフォルト値とは異なっていてもよいUI制御に関するデフォルトデータ値の更新された記述。
６）複写機の各ユーザに独自のUI記述（すなわち、個人専用の表示であり、名前を識別し、タッチパネルで利用可能なその個人独自のアクセスまたは機能を有する）を提供する結果となる、上記１）乃至５）のうちの１つ以上において記述されたデータ。
【００１７】
さらに、本発明のシステムの相互作用性により、複写機の内部コンピュータMFP-Cは、複写機のユーザによってなされたUI選択を処理することができるだけでなく、MFP-Cは、また、さらなる処理のために、ユーザが選択したデータをネットワークＮを介して外部コンピュータＰＣに送ることも可能となる。
【００１８】
したがって、要約すると、本発明により、リモートすなわち外部のネットワークコンピュータＰＣは、実行時中、ネットワークＮを介して、動的に、複写機の内部コンピュータMFP-Cに（図面の左側に向かって）情報を通信することが可能となり、これにより、ａ）UI表現フォームデータ（スタイルシートの記述。図１）を動的に提供し、ｂ）UIに含まれる内容を動的に変更し、ｃ）タッチパネルTPにおいてUI内の各制御を処理するためのルールを動的に定義し、及びｄ）そのようなUI制御内に表示される内容を動的に変更することが可能になる。引き換えに、複写機MFC-Cの内部コンピュータは、外部ネットワークコンピュータPCに、UIオペレータまたはユーザによって選択されたフォームデータを提供することができる。さらに、上述の全ての動作は実行時中に起こり、及び、前述した現行のものとは異なり、MFP装置のリセットを必要としないということに留意されたい。
【００１９】
本発明の外部ネットワークコンピュータPCに関しては（手短ではあるが、本発明に従ってより具体的に言えば）、複写機（または他のMFP）タッチパネルTP上でUIを生成して処理するために必要な情報を記述することが利用される。以下の特定のデータストリームがネットワークを介して伝達される。
１）各UI制御をどのように表示するかの記述を含むUI表現（スタイルシート）を提供するXMLデータ。
２）以下のものを含むXMLデータ。
【００２０】
・各UI制御に関する定義
・各UI制御に関する初期値
・各UI制御に関する入力処理ルール
３）UI制御内の新しい内容に対する要求を開始するために複写機（MFP）のコンピュータによって使用されるXMLデータ。ネットワークコンピュータPCは、このXMLデータを新しい内容で更新し、それを、ネットワークを介して複写機のコンピュータMFP-Cに返す。
４）複写機器のユーザまたはオペレータによって選択されたUI情報を外部ネットワークコンピュータPCに提供するために使用されるXMLデータ。
【００２１】
前述したように、図４は、本発明の手続にしたがって、内部複写機コンピュータMFP-Cと外部ネットワークコンピュータPCとの間の好適な通信の例を示す詳細な流れ図である。左側に記載されたステップ１乃至７は、内部MFPコンピュータとUIタッチパネルを具備する複写機における動作に関するものである。それらのステップは、相互接続ネットワークＮを介してそれぞれの双方向XMLデータ（または対話形XMLデータ）に応答して、リモートネットワークコンピュータPCによって実施されるものとして右側に記載されたステップ１乃至５と適宜に水平に整列されている。
【００２２】
複写機のユーザが所望のサービスを選択する（MFPのステップ１）と、それが、ネットワークＮを介してXMLデータとしてリモートネットワークPCに（すなわち右側に向かって）伝達される。この場合、MFP複写機からの初期XMLデータは、ネットワークコンピュータPCを起動してMFP UIを初期化する（PCのステップ１）。次に、PCは、選択されたサポートされている企業用アプリケーションにアクセスするためのUI及び処理ルールを記述したXMLデータをMFP複写機に（すなわち左側に向けて）送る（「状態１」）。MFPのステップ２で、UI表示（TP）及びUI処理ルールを提供するXMLデータを受け取る。ユーザが、次に、UI上で「スキャンボタン（Scan Button）」を選択する（ステップ３）と、ユーザによる「スキャンボタン」の選択を示す対応するXMLデータが、リモートネットワークコンピュータPCに（すなわち右側に向けて）送られる（ステップ４）。ネットワークコンピュータPCは、それのステップ２で、「スキャンボタン」が選択されたことを示すこのXMLデータを受け取り、PCにおいてXMLデータを生成する（ステップ３）。このXMLデータは、MFP複写機がスキャンニングを開始するために、また、TPにおける次のUI表示のための処理ルール及びディスプレイTPにおけるUIを記述するために、MFP複写機に（すなわち左側に向けて）送り戻される（「状態２」）。複写機はそれのステップ５において、スキャンニングを開始し、また、UIを更新して、ユーザが、UI制御を選択するのを待つ（ステップ６）。そのようなUI制御の選択がなされる（ステップ７）と、そのことを示すXMLデータがネットワークPCに伝達される。この伝達及びPCの現在の状態に基づいて、「Scan More（さらなるスキャン）」、または、企業用アプリケーション用の開始処理のいずれかが開始する（PCのステップ４）。PCのステップ５に示されているように、これは、複写機のユーザからさらなるデータを取得することを必要とする場合がある。その場合は、XMLデータを送り及び受け取る上記プロセスが、必要に応じて継続されることになる。
【００２３】
したがって、本発明は、複写機の外部にあるのではなく、複写機の内部で動作するプリロードされたコンピュータから機能を提供するだけの、前述したような現行の複写機及びそれに類するものに対して、動作（または機能）上の高い柔軟性及び改良を提供する。複写機が最初に始動すると、複写機は、内部ソースから情報をロードし、または、外部ソースからデータをロードすることができるが、その時点以降は、外部ソースを再び使用しない。内部コンピュータは、そのハードディスクドライブ内に格納したこのプリロードされたデータのみを使用する。このことは、複写機が始動し、ユーザが複写機の使用を開始すると、外部のコンピュータにネットワークを介して伝送されたユーザ入力と、外部のコンピュータによって通信リンクネットワークを介して複写機の内部コンピュータに送られた命令とに基づいて、UIを変更することが可能な、本発明とは異なるものである。さらに、この動作は、複写機のタッチパネルにおいてユーザが自身の正体を明かす（すなわち、ユーザが誰かを識別されるようにする）と、ユーザのジョブの所望の範囲に応じて、その個々のユーザ独自の適切な画面を自動的に表示させることができるという更なる新規な特徴を可能にする。したがって、タッチパネルは、それぞれのユーザ用の開始画面（オープニングスクリーン）のようなそれぞれの画面を、または、そのユーザに合わせて動的に作られた、その他の独自のユーザインターフェース機能を動的に表示することができる。そして、これらは全て、どのユーザにも同じタッチパネル画面、または、複写機のコンピュータ自体（このコンピュータは、ユーザが誰であるかに基づいて、または、相互作用（対話）を行うアプリケーションに基づいて、または、どのような変更が望ましいものであるかに基づいて動的に更新されることはできない）に組み込まれた情報によって予め決定された画面が提示される従来の動作とは異なるものである。
【００２４】
本発明の技術を、ネットワークに接続するためのネットワーク接続アダプタが設けられた内部コンピュータによる表示及び制御のための、組込式のタッチパネルを具備するMFP複写機（リモートのネットワークコンピュータを含む）に対する重要で好適なアプリケーションに関して説明したが、本発明の技術を、前述したように、他のタイプのMFP装置やUIディスプレイ及び制御手段に適用するとも可能であり、それらの適用及び当業者であれば想到するであろう更なる変更形態もまた、特許請求の範囲に規定された本発明の思想及び範囲内に入るものと認められる。
【図面の簡単な説明】
【００２５】
【図１】本発明の背景にある概念をアーキテクチャ的に概観した略ブロック図である。
【図２】本発明の好適な形態における方法、システム、及び、MFP装置（複写機）と外部すなわちリモートPCとして示された遠隔のネットワーク接続されたコンピュータとのネットワーク相互接続を示す、図１より幾分詳細なブロック図である。
【図３】本発明の好適な形態における方法、システム、及び、MFP装置（複写機）と外部すなわちリモートPCとして示された遠隔のネットワーク接続されたコンピュータとのネットワーク相互接続を示す、図１より幾分詳細なブロック図である。
【図４】図２及び図３のMFP内部コンピュータとリモートすなわち外部のネットワークコンピュータとの間の典型的な通信及び実時間相互（対話）動作を示す流れ図である。

Claims (33)

1. 多機能周辺（MFP）装置の内部に配置されて外部データ通信ネットワークに接続されたコンピュータによって制御され、かつ、前記多機能周辺（MFP）装置に設けられタッチパネルにユーザインターフェース（UI）表示及び処理情報を提供するためのシステムであって、当該システムが、前記MFP装置の外部のネットワーク上に接続された外部コンピュータを備え、当該外部コンピュータには、前記システムの実行時中にUI表示及び動作を動的に変更するために、前記MFP装置の内部コンピュータにネットワークを介して遠隔から情報データを提供するように構成されたソフトウエアが設けられていることからなる、システム。
2. 前記UI表示及び動作を動的に変更するための前記データが、UI表示内容に関連するXMLデータと、MFPユーザの選択にしたがってUI表示タッチパネルの更新を処理するためのルールを提供するためのデータを含む、請求項１のシステム。
3. 前記MFP装置が、文書スキャンニング機能、印刷機能及びファックス機能を含む機能をサポートするよう改良されたディジタル文書複写機であり、前記タッチパネルが、前記機能を制御するためのユーザインターフェースとして機能する、請求項２のシステム。
4. 前記MFP装置の内部コンピュータと前記外部ネットワークコンピュータとの間のXMLデータの通信により、文書スキャンニングと企業用アプリケーションの統合がもたらされる、請求項３のシステム。
5. 前記MFP装置の内部コンピュータと前記外部ネットワークコンピュータとの間でネットワークを介して通信されたユーザインターフェース表示情報が、ａ）前記UI表示を記述するXMLデータとMFPユーザの要求を処理するためのルール、ｂ）HTML、ｃ）バイナリデータ、及び、ｄ）テキストからなるグループから選択された形態で提供される、請求項２のシステム。
6. MFP装置のユーザが、UIタッチパネルにおいてデータを入力することにより選択を行い、そのデータが前記ネットワークを介して前記外部ネットワークコンピュータに送信されると、前記ソフトウエアは、ユーザが追加のデータを供給できるようにするために、前記UIを更新するのに必要な追加のXMLデータを前記MFP装置の内部コンピュータに送るよう構成される、請求項４のシステム。
7. 前記ネットワークコンピュータを動作させるソフトウエアは、前記タッチパネルにUI制御をどのように表示または提示するかについての記述を提供することができる、請求項３のシステム。
8. 前記ネットワークコンピュータを動作させるソフトウエアは、スキャンされる文書の頁の低解像度画像と、それらの画像を前記タッチパネルに表示するための表示情報を提供することができる、請求項３のシステム。
9. 前記ネットワークコンピュータを動作させるソフトウエアは、前記タッチパネルに表示される各UI制御に関するデフォルトのデータ値の記述を提供することができる、請求項７のシステム。
10. 前記ネットワークコンピュータを動作させるソフトウエアは、各UI制御内のデータを処理するために、前記MFP装置の内部コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムによって使用される処理ルールの記述を提供することができる、請求項５のシステム。
11. 前記ネットワークコンピュータを動作させるソフトウエアは、デフォルトのデータ値の更新された記述を提供することができる、請求項９のシステム。
12. 前記ネットワークコンピュータを動作させるソフトウエアは、MFP装置の各ユーザ独自のUI記述を提供すること、及び、個人専用のタッチパネル表示及び機能を提供することができ、動的に変更されるよう構成される、請求項１のシステム。
13. 前記MFP装置の内部コンピュータは、前記MFP装置のユーザによって前記MFP装置の内部コンピュータにおいてなされたUI選択を処理し、その結果として、前記MFP装置の内部コンピュータは、さらなる処理のために、前記ユーザによって選択されたデータを前記ネットワークコンピュータに送信する、請求項３のシステム。
14. 前記タッチパネルは、前記文書のスキャンニング及び企業用アプリケーションにアクセスするためにMFPユーザによって使用されるディスプレイ及びポインティングデバイスを備える、請求項３のシステム。
15. タッチパネルを制御するための内部コンピュータを有する多機能周辺（MFP）装置内に組み込まれた前記タッチパネルに、ユーザインターフェース（UI）表示及び処理情報を動的にかつ遠隔から提供する方法であって、
    前記内部コンピュータを、外部リモートコンピュータをその上に有するデータ通信ネットワークに結合するステップと、
    前記リモートコンピュータからの情報を、前記ネットワークを介して、前記MFPの実行時中に前記UI表示及び動作を動的に変更する前記MFPの内部コンピュータに提供するステップ
    を含む、方法。
16. 前記MFPが、文書スキャンニング機能、印刷機能及びファックス機能を含む多機能をサポートするよう改良されたディジタル文書複写機であり、前記タッチパネルが、前記機能を制御するためのユーザインターフェースとして機能する、請求項１５の方法。
17. 前記リモートコンピュータから提供される前記情報が、UI表示内容に関連するXMLデータと、UI表示タッチパネルの更新を処理するためのルールを提供するためのデータを含む、請求項１５の方法。
18. 前記更新が、前記内部コンピュータと前記外部コンピュータとの間の前記ネットワークを介する双方向データ通信に応答して、及び、前記外部コンピュータに伝送されたタッチパネルにおけるMFPユーザの選択にしたがって実行される、請求項１７の方法。
19. 前記MFPユーザによる選択が、タッチパネルを使用することにより行われ、かつ、前記ネットワークを介して前記ネットワークコンピュータにその選択に関するXMLデータを送り返すことにより実施される、請求項１８の方法。
20. その後、前記ネットワークコンピュータは、前記MFPユーザが追加のデータ及び選択を提供できるようにするために、前記UIを更新するために必要とされる追加のXMLデータを前記MFPの内部コンピュータに送る、請求項１９の方法。
21. 前記ネットワークを介する前記内部コンピュータと前記外部コンピュータとの間のデータの双方向通信により、文書のスキャンニングと企業用アプリケーションの統合がもたらされる、請求項１６の方法。
22. 前記ネットワーク外部コンピュータは、前記タッチパネルにUI制御をどのように表示または提示するかについての記述を提供する、請求項２１の方法。
23. 前記ネットワーク外部コンピュータは、スキャンされる文書の頁の低解像度画像と、それらの画像を前記タッチパネルに表示するための表示情報を提供する、請求項２１の方法。
24. 前記ネットワーク外部コンピュータは、前記タッチパネルに表示される各UI制御に関するデフォルトのデータ値の記述を提供する、請求項２２の方法。
25. 前記ネットワーク外部コンピュータは、各UI制御内のデータを処理するために、前記MFPの内部コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムによって使用される処理ルールの記述を提供する、請求項２２の方法。
26. 前記ネットワーク外部コンピュータは、デフォルトのデータ値の更新された記述を提供する、請求項２４の方法。
27. 前記ネットワーク外部コンピュータは、MFPの各ユーザ独自のUI記述を提供し、及び、個人専用のタッチパネル表示及び機能を提供する、請求項１６の方法。
28. 前記個人専用の表示及び機能が、前記外部コンピュータの制御の下、所望に応じて、動的に変更される、請求項２７の方法。
29. 前記MFPの内部コンピュータは、前記MFPのユーザによって（前記MFPの内部コンピュータにおいて）なされたUI選択を処理し、その結果として、前記内部コンピュータは、さらなる処理のために、前記ユーザによって選択されたデータを前記ネットワーク外部コンピュータに送信する、請求項１６の方法。
30. タッチパネルを制御するための内部コンピュータを有するディジタル複写機のような多機能周辺装置（MFP）内に組み込まれた前記タッチパネルに、ユーザインターフェース（UI）表示及び処理情報を動的にかつ遠隔から提供するためのシステムにおける方法であって、
    前記内部コンピュータを、外部リモートコンピュータをその上に有する外部データ通信ネットワークに結合するステップと、
    前記UIにおいてユーザにより所望の選択が入力され、その選択が、前記ネットワークを介して前記外部コンピュータに伝送されると、前記外部コンピュータからの情報を、前記MFPの実行時中に前記UI表示及び動作を動的に変更または更新することが可能な前記内部コンピュータに、前記ネットワークを介して提供するステップ
    を含む、方法。
31. 前記MFPが、文書スキャンニング機能、印刷機能及びファックス機能を含む多機能をサポートするよう改良されたディジタル文書複写機であり、前記タッチパネルが、前記機能を制御するためのUIとして機能する、請求項３０の方法。
32. 前記外部コンピュータは、前記複写機のユーザが追加のデータ及び選択を提供できるようにするために、前記UIを更新するために必要とされる追加のXMLデータを前記複写機の内部コンピュータに送る、請求項３１の方法。
33. 前記ネットワークを介する前記内部コンピュータと前記外部コンピュータとの間のデータの双方向通信により、文書のスキャンニングと企業用アプリケーションの統合がもたらされる、請求項３１の方法。

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