JP2004534680A5 - - Google Patents

Claims (8)

1. プラスチックからブロー成形された中空体を製作するためのブロー成形機（１０）であって、変形可能なプラスチックから成るチューブ状のパリソンが、開かれたブロー成形型（１２）の割型間へ押し出され、次いで閉じられたブロー成形型内で中空体を完成させるために膨張され、この場合、中空体の膨張用に、吹込み空気が導管（１４）若しくは吹込み心棒（１６）を介して中空体に吹込み可能であり、ブロー成形型（１２）が閉じられた導管システム（１４）に組み込まれている形式のものにおいて、
   導管システム（１４）が環状回路として形成されており、加工成形が行われた後に中空体を内部冷却するための冷却媒体としての吹込み空気を増大された圧力レベルで連続して循環案内するための圧縮器（２６）が設けられており、導管システム（１４）に、あらゆるプロセス状態において常に同一の規定された流れ方向を保証するための少なくとも１つの逆止弁（２２，３２，４６）が装備されており、しかも、閉じられた環状回路システム（１４）が、入口側にブロー成形型（１２）に吹込み空気を吹き込むための流入導管を有しており且つ出口側にブロー成形型（１２）から吹込み空気を放出するための流出導管を有していることを特徴とする、ブロー成形された中空体の製作装置。
2. ブロー成形型（１２）若しくは中空体に吹込み空気を吹き込むための流入導管が、吹込みノズルとして働く吹込み心棒（１６）に接続されており、出口側の流出導管が、ブロー成形型（１２）若しくは中空体から吹込み空気を放出するために放出ノズルとして働く別の吹込み心棒（１８）に接続されている、請求項１記載のブロー成形機。
3. 導管システム（１４）が、単独の充填・放出開口しか有さない例えばキャニスタ等の特別な中空体用に、流入導管と流出導管とが相並んで又は同心的に１本の吹込み心棒内に配置された単独の吹込み心棒だけを有している、請求項１記載のブロー成形機。
4. 導管システム（１４）内に、循環案内される吹込み空気をクリーニングするための少なくとも１つのフィルタ（２８，４２）が設けられており、導管システム（１４）内に、循環案内される吹込み空気を所望の温度にもたらすための少なくとも１つの冷却器（３０，４４）が設けられており、導管システム（１４）が出口側で吹込み心棒（１８）の下流側に、中空体内の内圧に影響を及ぼすための圧力制御弁（４０）を有している、請求項１から３までのいずれか１項記載のブロー成形機。
5. 入口側では吹込み心棒（１６）の手前側及び出口側では吹込み心棒（１８）の下流側、若しくは流入導管の手前側及び流出導管の下流側で、ブロー成形型（１２）を放圧するため若しくはブロー成形型（１２）から品物を取り出すために、導管システム（１４）に遮断弁（３６，３８）が１つずつ設けられている、請求項１から４までのいずれか１項記載のブロー成形機。
6. プラスチックからブロー成形された中空体を製作するための方法であって、ブロー成形機において、変形可能なプラスチックから成るチューブ状のパリソンを、ブロー成形型の開かれた割型間に押し出し、次いで閉じられたブロー成形型内で中空体を完成させるために膨張させ、中空体を膨張させ且つ冷却するために、吹込み空気を導管若しくは吹込み心棒を介して中空体に吹き込む形式のものにおいて、
   中空体の膨張が行われた後で、中空体を内部冷却するために冷却媒体としての吹込み空気を連続して循環案内するために、あらゆるプロセス状態において常に同一の規定された流れ方向を保証しつつ、吹込み空気を環状回路として形成された導管システム内で圧縮器を用いて常に高められた圧力レベルで連続して循環案内し、冷却媒体を、閉じられた環状導管システムの入口側で流入導管を介してブロー成形型に吹き込み且つ出口側で流出導管を介してブロー成形型から導出し、閉じられた環状回路システム内の高められた圧力レベルを常に保持し、ブロー成形型を放圧するため若しくは品物を取り出すためだけに、入口側と出口側とを一時的に遮断することを特徴とする、ブロー成形された中空体の製作法。
7. 吹込み空気を、プラスチック中空体のサイズに関連して最高約２０ｂａｒの圧力レベルで循環案内する、請求項６記載の方法。
8. 改良された冷却作用を得るために、吹込み空気を渦流発生体を用いて回転流及び渦動下で熱交換の改善を伴って中空体に吹き込み、改良された冷却作用を得るために、吹込み空気を中空体に吹き込む前に乾燥させて、０℃〜−５０℃、殊に約−３０℃の温度へ更に低温に冷却する、請求項６又は７記載の方法。