JP2004531844A - 移動レンズを有するリソグラフ及び記憶媒体にデジタルホログラムを生成する方法 - Google Patents

移動レンズを有するリソグラフ及び記憶媒体にデジタルホログラムを生成する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は記憶媒体(4)にデジタルホログラムを生成するリソグラフ装置に関する。このリソグラフ装置は、所定のビーム幅を有する書き込みビーム(12)を生成する光源(6,10)と、レンズホルダ(16)内に配置され、書き込まれる記憶媒体(4)上に前記書き込みビーム(12)を集束する書き込みレンズ(14)と、記憶媒体に対する書き込みビーム(12)の2次元移動のための駆動手段とを備える。本発明の目的は、コンピュータ生成ホログラムを高速に且つ簡単に書き込む技術的な問題を解決することである。このため、レンズホルダ(16)を書き込みビーム(12)に対して実質的に垂直に変位する第1の駆動装置(18)を含み、書き込みレンズ(14)のアパーチャは、書き込みビーム(12)のビーム断面より小さい。本発明は、記憶媒体内にホログラムをリソグラフィで生成する方法にも関する。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、記憶媒体にデジタルホログラムを生成するリソグラフに関する。特に、このリソグラフは、所定のビーム断面を有する書き込みビームを生成する光源と、書き込まれる記憶媒体上に書き込みビームを収束する書き込みレンズとを有し、この書き込みレンズはレンズホルダー内に配置され、記憶媒体に対する書き込みビームの2次元移動のための駆動手段を有する。更に、本発明は、記憶媒体にデジタルホログラムを生成する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルホログラムは異なる光特性を有する個別の点(ポイント)で構成される2次元ホログラムであり、コヒーレントな電磁波、特に光波で照明した時に、透過又は反射における回折によりそこから画像及び/又はデータが再生される。個別の点の異なる光特性は、例えば表面形状の結果として、記憶媒体の材料における光路長又は材料のカラー値が変化する反射特性である。
【0003】
個別の点の光特性は、コンピュータにより演算され、それにはコンピュータ生成ホログラム(CGH)として知られていることも含まれる。ホログラムの書込み中には、集束された書込みビームを使用して、ホログラムの個別の点が材料に書き込まれ、焦点は記憶媒体の表面の領域又は材料内に位置する。焦点の領域において、焦点合わせは記憶媒体の材料上の作用範囲を小さくする効果を有し、小さな範囲にホログラムの多数の点を書くことができる。このようにしてそれぞれ書き込まれた点の光特性は、書込みビームの強度に依存している。このため、書込みビームは強度を変化させながら記憶媒体の表面上を2次元に走査される。書込みビームの強度の変調は、この場合、例えばレーザダイオードのような光源の内部変調、又は例えば光電要素を利用して光源の外での書込みビームの外部変調により実行される。更に、光源はパルス長が制御可能なパルスレーザで形成することができ、書込みビームの強度の制御はパルス長により実行される。
【0004】
強度変調された書込みビームの走査の結果、不規則な点配置を有する領域がデジタルホログラムに生成される。これは、所望の目標を確認して区別するのに使用できる。
【0005】
走査型リソグラフィシステムは本当に普及している。例えば、走査光システムは、従来のレーザプリンタに組み込まれている。しかし、これらのシステムは、ホログラムの製造には使用できない。それは、この目的の応用における要求は、レーザプリンタにおけるそれと非常に異なるからである。良好な印刷システムの場合には、解像度は約2500dpi程度であるが、ホログラムの製造においては、約25000dpiの解像度が要求される。更に、デジタルホログラフィでは、相対的に小さな領域だけに書き込まれる。他の大きさも可能であるが、例えば、それらは1から5mm2である。例えば1×1mm2の領域に1000×1000の点(ポイント)のデジタルホログラムの製造のためのリソグラフの場合の書込みパターンの精度は、直角な両方向において約±0.1μmでなければならない。更に、ホログラムを約1秒以内に書くには、書込み速度は約1M画素/秒(s)でなければならない。上記の大きさは例であり、本発明のいかなる制限も構成するものではない。
【0006】
デジタルホログラムは、入射ビームの角度が固定光学系により変化される従来の走査方法により製造できる。例えば、ガルバノミラー及びポリゴンミラーを有する走査ミラーリソグラフがこの原理で動作する。しかし、このタイプのスキャナは、この原理を実現するには、光学的及び機械的な非常な努力が必要であるという欠点を有する。この事実が光リソグラフの速度及び解像度の最大化に厳しい制限をもたらす。それは、このためには対物レンズは大きな視野角を可能にし、偏向角を対物レンズの焦点面におけるx偏向に、望ましくはリニアに変換することが必要である(Fθ対物レンズ)。更に、使用される対物レンズは画像湾曲について補正されなければならず(「平面視野」対物レンズ)、そのため複雑な多重部分光学系を使用しなければならず、それは小型の構成のリソグラフに対する障害である。更に、このタイプの複雑な光学系はリソグラフの機械系に大きな要求をもたらすが、それは機械系が相対的に大きな重量を移動させなければならないからである。これは、光学システムのアパーチャ(開口)は同様に常に解像力も決定するため、任意に小さい走査ミラーを選択することはできないという事実からの結果でもある。
【0007】
しかし、走査運動が移動するビームを介して実現されるのではなく、移動する光学系を介して実現される走査光学システムも知られている。しかし、デジタルホログラムの所定の点パターンを可能にし、達成される書き込み速度の間維持されなければならない書き込みビームの走査速度と位置決め精度は、ここではいずれでも実現できない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明は、光リソグラフィによる少しの変更でコンピュータ生成ホログラムをできるだけ高速に書く技術的な問題に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様によれば、上記の技術的な問題は、請求項1の特徴を有するリソグラフにより解決され、レンズホルダを書き込みビームに対して実質的に垂直に移動するように設けられた第1の駆動装置、及び書き込みビームのビーム断面より小さい書き込みレンズのアパーチャにより解決される。
【0010】
これにより、本発明のリソグラフを使用することにより、書き込みビームの第1の移動方向の振動する走査移動によりデジタルホログラムが生成され、走査移動は移動光学系により実現される。これは、ビーム、望ましくは良好にコリメートされたビームに対してレンズが垂直に移動する時、レンズの焦点はレンズに対して固定された関係で移動するという原理に基づいている。もし光が十分に平坦な波面を有し、その断面がレンズのアパーチャより大きければ、焦点の走査移動は、焦点でビーム強度の位置に依存する変動無しに、レンズを移動させるだけで達成されるという原理に基づいている。
【0011】
この解法は、大きな質量を移動すること無しに高速で走査移動を可能にするという利点をもたらす。書き込みレンズだけが移動され、取り付け機構も含めて少なくとも1つの別のミラーは移動されないので、移動される質量は従来技術に比べて低減される。
【0012】
これに関連して、高速の走査移動は1kHzの領域での振動レートを意味する。これは、例えば1000×1000の点を備えるホログラムを、それぞれが1000点を有する第1の移動方向の1000ラインを1秒間で書くためである。したがって、多数の方向変化が生じる。
【0013】
デジタルホログラムを生成するために走査される領域は、典型的には大きさが1から5mm2で、典型的な対物レンズのアパーチャより非常に小さい。典型的な対物レンズは、この場合好ましくは0.4以上の開口数(NA)、4から6mmのアパーチャ及び1グラムより少ない重さを有するレンズを意味すると理解される。このタイプのレンズは、すでにCD及びDVDドライブに使用されており、非球面の単レンズとして高価にならずに製造できる。しかし、本発明で使用される書き込みレンズは、個別の意図する目的に適合されなければならないカバーガラスの厚さ補正の点で、これらのレンズとは違っている。
【0014】
本発明は、好適な実施例を使用した以下により詳細に説明される。
【0015】
駆動装置は、リニアモータ又はボイスコイルモータとして形成されることが望ましい。両方の装置は、レンズホルダの高い走査速度又は振動レートを発生するのに適している。
【0016】
レンズホルダの取り付けは、固体状態結合で実行されるのが望ましい。レンズホルダ、したがって書き込みレンズは、第1の移動方向に共振して振動で、好ましくは1kHz以上の周波数で共振できる。固体状態結合の替わりに、レンズの他の取り付けも可能であり、例えば、応力ボール軸受け、滑り軸受け、空気軸受け、又は磁気軸受けも可能である。しかし、固体状態結合で取り付けられるのに比べて、これらは摩耗し易いという欠点やより技術的な努力が必要であるという欠点を有している。取り付けを構成する上での重要な要因は、レンズが高精度で取り付けられるということである。この場合、移動方向に対する側方への経路変位は0.2mm未満で、ビーム方向には最大で0.5mmでなければならない。更に、レンズのチルトは非常に小さくなければならない。これは、そうでなければ焦点の品質が保証されないためである。
【0017】
書き込みレンズの走査移動は、取り付けのタイプに応じて、リニア又は回転であるように設計できる。リニアな走査移動の場合には、リニア露光トラックが記憶媒体上に生成され、回転軸の回りの走査移動の場合には、いずれの場合も円弧が通過される。この場合、もし半径が走査移動の長さに比べて大きければ、良い近似で走査移動の直線進路と見なせる。いずれにしろ、走査移動の曲がった進路は、基準として使用される直交パターンから変位した点配置により、コンピュータ生成ホログラムを生成する時に演算により考慮することができる。
【0018】
説明した方法による書き込みレンズの取り付けは、1方向のみにおけるレンズ移動を可能にする。しかし、2次元デジタルホログラムを生成するためにはアレイが露光されるので、駆動手段による第2の方向別の走査移動が必要である。この横切る方向の移動は、第1の移動方向に対して垂直な成分を有し、特にこれは第1の移動方向に対して実質的に垂直に走る。
【0019】
書き込みレンズの振動による移動に対する横切る移動は、例えば、第1の移動方向に対して横切る第2の移動方向に書き込みビームを記憶媒体に対して移動するために設けられる第2の駆動装置により実行できる。この相対的な横切る移動を行うには各種の方法がある。
【0020】
第1の好適な方法では、第2の駆動装置は、書き込みレンズのレンズホルダを書き込みビームに対して移動する。次に、第2の駆動装置は、光源、コリメーション光学系及び書き込みレンズのレンズホルダを記憶媒体に対して移動できる。第3に、第2の駆動装置は、記憶媒体自体を、光源、コリメーション光学系及び書き込みレンズに対して移動できる。上記の各場合において、書き込みビームと記憶媒体の間の相対移動は、書き込みレンズの第1の移動方向に対して横切るように、特に垂直に実行されるように行われる。第2の移動方向に沿ったこの移動は、同様に高精度で実行される。実際の応用に応じて、移動する質量を最小にする構成にすることが好ましい。
【0021】
上記の技術的な問題は、本発明の別の構成により解決され、それは第1及び第2の駆動装置の構成には依存せず、一般に光源、コリメーション光学系、書き込みレンズ及び2次元駆動手段を有するリソグラフに基づいている。この解法は、書き込みレンズがマイクロレンズとして形成される構成内にある。マイクロレンズは、生成されるホログラムの大きさと同程度の物理的大きさ、特に同程度の直径を有する。
【0022】
本発明では、デジタルホログラムの大きさは1から5mmの範囲にある。書き込みレンズが小さいサイズのため、移動されるリソグラフの重量は低減され、書き込みビームと記憶媒体の間の相対的な移動を生成するドライブを複雑でないようにするか、書き込み速度を高くするかのいずれかが達成できる。更に、マクロレンズの使用は、リソグラフと記憶媒体の間の距離を低減し、リソグラフと記憶媒体を備える全体構造の大きさを低減する。
【0023】
更に好ましい方法では、少なくとも2個の書き込みレンズが互いに近接して配置され、書き込みビームは少なくとも2個の書き込みレンズを同時に照明する。もし2個より多い書き込みレンズが設けられているならば、これらはアレイの形で配置されているのが望ましい。もし書き込みビームが記憶媒体に対して移動されるならば、個別のマイクロレンズにより通過される集束する部分ビーム移動は互いに並列に実行される。これにより、複数の書き込みレンズに対応して、複数のホログラムをホログラムアレイ内に同時に書き込むことができる。
【0024】
すべての部分ビームで同程度に作用するそれぞれの強度になるように、書き込みビームの強度のみが増加されなければならない。
【0025】
ホログラムアレイの形での複数の同一のホログラムの並行した書き込みは、それに伴うホログラムの再構成のために必要な照明強度がより低くなるという利点を有する。これは、読み出しビームが複数の同一のホログラムを同時に照射するため、したがってしばしば同一のホログラムが生成されることを意味する。これらの個別のホログラムは、個別の強度に比べて増幅された強度を有する全体ホログラムを形成するように組み合わされる。
【0026】
マイクロレンズ自体及びマイクロレンズの形の書き込みレンズのアレイは、移動書き込みレンズを有する上記のリソグラフで使用すると特に有効である。これは、個別の書き込みレンズの低重量が高速の走査移動を可能にするためである。書き込みレンズアレイの場合、これらはレンズホルダ内に一緒に配置され、それは第1の駆動装置により移動され、もし適当であれば第2の駆動装置で移動される。上記で更に説明された全ての利点のある構成は、マイクロレンズ又はマイクロレンズアレイとも組み合わせることが可能である。
【0027】
本発明によれば、上記の技術的な問題は、記憶媒体にデジタルホログラムをリソグラフィ的に生成する方法によっても解決され、そこでは、書き込みビームが、光源及び書き込みレンズにより記憶媒体上に集束され、駆動手段により記憶媒体に対して2次元で移動され、書き込みレンズは、書き込みビームの伝達方向に対して実質的に垂直な第1の移動方向で光学的記憶媒体に対して移動され、書き込みレンズの移動範囲内で、書き込みレンズのアパーチャは書き込みビームにより実質的に完全に照明され、ホログラムは点毎に放射エネルギを導入することにより書かれ、書き込みビームの強度は記憶媒体上の書き込みビームの位置の関数として制御される。
【0028】
好ましい方法では、書き込みビームは、記憶媒体に対して、第1の移動方向を横切る第2の移動方向にも移動される。このため、すでに上記で説明したリソグラフの構造を使用することが可能である。第1の実施例では、書き込みレンズは、記憶媒体に対して、第1の移動方向を横切る第2の移動方向にも移動される。第2には、光源及び書き込みレンズは、記憶媒体に対して一緒に移動できる。そして第3には、記憶媒体自体が、光源及び書き込みレンズに対して移動できる。2つの移動方向に沿った移動を重ね合わせることにより、記憶媒体の表面上の書き込みビームの2次元走査になり、それによりホログラムの書き込み動作が実行される。
【0029】
本発明の別の実施例では、記憶媒体上の直交点パターンは、書き込みビームにより走査される。言い換えれば、書き込みレンズにより集束された書き込みビームが光学記憶媒体上の直交する点パターン上を移動するように、2つの走査移動が行われる。この場合、書き込まれるホログラムの品質は、できるだけ正確に走査される書き込みパターンに依存している。
【0030】
これは、書き込みレンズの高速での第1移動方向の振動の間、すなわち高速軸として知られている軸に沿っての振動の間、光学的な記憶媒体が書き込まれている限り、この移動を横切る移動が起きないようにする。もし書き込みレンズが振動の戻りの時に記憶媒体に書き込むことが無ければ、書き込みレンズは、書き込まれる記憶媒体に対して、第2の移動方向、すなわち低速軸として知られている方向に沿った方向に1ステップだけ移動される。書き込みレンズは、高速軸上の書き込みレンズの書き込み移動の部分が再び実行されて書き込みレンズが再び戻るように振動するまで、第2の移動方向に関してこの位置に留まる。低速軸上の移動は、不連続的に実行され、2つの移動は互いに正確に組み合わされ且つ制御されなければならない。言い換えれば、記憶媒体上の書き込みは高速軸に沿った前進移動のみで起き、横切る方向の書き込みビームの変位は戻り移動で実行される。
【0031】
同様に、前進移動及び戻り移動の両方の間に記憶媒体に書き込み、第1の移動方向の逆移動の間に横切る変位を行うことも可能である。
【0032】
書き込まれるホログラムに関連したこのような要求を満足するために、書き込みレンズは約1kHzの周波数で高速軸の回りを振動すべきであり、低速軸での、すなわち振動移動に対する横切る方向の媒体に対する書き込みレンズの不連続な変位は、0.3から0.6ms内に実行されるべきである。書き込みビームの強度の変調の書き込みトリガは、この場合数メガヘルツの程度までにならなければならない。
【0033】
これと別であれば、低速軸上の第2の移動方向の書き込みレンズの移動は、連続して実行できる。しかし、この結果、書き込み点はもはや直交パターン上にはない。しかし、これは制御システムの適切な構成により、例えば適切に作られたソフトウエアにより補正できる。
【0034】
本発明の上記の機能及びその好適な構成は、走査型顕微鏡、特に走査型共焦点顕微鏡で使用すると利点がある。このタイプの顕微鏡では、表面は光ビームで走査されるか観察され、反射光強度が測定される。表面の走査中、画像が反射光の測定強度から組み立てられる。したがって、表面は前述のようにパターンで走査される。
【0035】
この場合、このためにビームスプリッタが移動レンズの前又は好ましくは後の反射ビームのビーム経路中に配置され、光センサに反射された放射を導く。センサは反射強度を測定する。
【0036】
このタイプの顕微鏡により、表面をできるだけ高速に少ない努力で走査するという問題は解決される。これは、前述のリソグラフが基づいた技術的な問題に一致している。リソグラフとして前に説明した利点は、このタイプの顕微鏡でも同様に達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、本発明が図面を参照して例として説明される。
【0038】
記憶媒体4内にデジタルホログラムを生成する本発明のリソグラフの第1の例示の実施例が、図1及び図2に示される。このリソグラフは、書き込みビーム8を生成するレーザ6を有し、書き込みビーム8はレーザビーム8を拡大してコリメートするためのコリメーション光学系10により所定のビーム断面に広げられる。このため、コリメーション光学系10は、小さな焦点距離の第1の収束レンズ10aと、アパーチャストップ10bと、収束レンズ10cとを備え、これらは拡大ビーム均質化のための3次元周波数フィルタとして配置される。レーザビーム8は、広げられた書き込みビームになってコリメーション光学系10を出る。したがって、レーザ6とコリメーション光学系10を備えるユニットは、書き込みビーム12を生成する光源を構成する。
【0039】
更に、リソグラフ2は、コリメートされた書き込みビーム12を書き込まれる記憶媒体4上に収束するための書き込みレンズ14を有する。書き込みレンズ14は、特に図2に示すように、このためにレンズホルダ16内に配置される。
【0040】
書き込みレンズ14により、書き込みビーム12は記憶媒体4の表面上の焦点17に収束される。その結果、書き込みビームと記憶媒体の材料の間で相互作用が起き、それは書き込みビームの強度が十分であれば焦点の領域において部分的に材料の光学特性が変化することを意味する。
【0041】
本発明によれば、レンズホルダ16をコリメートされた書き込みビーム12に対して実質的に直角に移動させるために第1の駆動装置が設けられており、駆動装置はウェッブ18の形で部分的にのみ示されている。ウェッブは2重矢印で示した振動動作を実行するリニアドライブに接続されている。レンズホルダ16とそれによる書き込みレンズ14の移動の結果、書き込みレンズの焦点17は記憶媒体4の表面上を変位する。レンズホルダ16の振れに応じて、記憶媒体4の表面の他の領域に達する。
【0042】
図1に示すように、書き込みレンズ14のアパーチャは、広げられてコリメートされた書き込みビーム12のビーム断面よりも小さい。これにより、広げられた書き込みビーム12の一部だけが書き込みレンズ14により収束される。書き込みビーム12のこの部分は、破線20により示されている。もしレンズホルダ16が駆動装置18により変位されるならば、書き込みレンズ14は広げられた書き込みビーム12により照明される領域内に完全に位置する。これは書き込みビーム12の一定割合が書き込みレンズ14の移動の各点で収束されることを保証する。この結果は、焦点における一定のビーム強度をもたらす。
【0043】
ウェッブ18を移動するリニアドライブは、所望のように設計できる。磁気リニアモータ又はボイスコイルモータは駆動装置として適している。ここに示した例では、固体軸受け24が、レンズホルダ16をフレーム22に対して取り付けるのに使用されている。同様に、応力ボール軸受け、滑り軸受け、空気軸受け、又は磁気軸受けが軸受けとして使用可能である。
【0044】
図3は、レンズホルダ16’’のための取り付け及びドライブの別の例を示す。回転軸受け26が設けられ、その回転軸28の回りを、アームとして形成されたレンズホルダ16’’が1回転方向(矢印B)に共振して振動する。使用されるドライブは、円部分の一部をカバーする準線形ドライブ30である。この線形ドライブは、コンピュータのハードディスクのための読み取りヘッドドライブの従来技術から知られている。いずれの場合も、レンズホルダ16’’の5−10kHzの範囲における振動移動は、低出力及び強力駆動のため、このようなリニアモータ48により生成できる。
【0045】
ここまでは、第1の移動方向における記憶媒体4に対する書き込みレンズ14の移動だけを図1から図3を使用して示した。2次元デジタルホログラムを書くためには、第2の移動方向における別の移動が必要であり、それは第1の移動方向に直角な移動であることが望ましい。
【0046】
図1及び図2において、第1の移動方向は矢印Aで示すように水平方向に走る。一方、第2の移動方向は図1の図面平面に対して垂直、すなわち図2で縦方向に走る。上記で既に説明したように、書き込みビーム12の移動を記憶媒体4に対して行わせるには各種の方法が可能である。このため、図では別に示していない第2の駆動装置が設けられる。この第2の駆動装置の構成は第1の駆動装置に類似させることが可能であるが、第2ドライブの速度はそれほど速い必要はない。第2駆動装置は一般にリニア又は準リニアドライブとして設計可能である。
【0047】
第2の駆動装置を実現する第1の可能な方法は、書き込みレンズ14のレンズホルダ16を書き込みビーム12に対して第2の移動方向に移動させることである。
【0048】
第2の駆動装置を実現する第2の可能な方法は、レーザ6、コリメーション光学系10及びフレーム22を含む書き込みレンズ14のレンズホルダ16を、記憶媒体4に対して移動することである。このため、図1で破線32で示したユニット全体が、図面の平面に垂直に移動される。
【0049】
第2の駆動装置を実現する別の可能な方法は、記憶媒体自体を、レーザ6、コリメーション光学系10及び書き込みレンズ14に対して移動することである。
【0050】
本発明のリソグラフ2’の別の真に独立した構成は、図4及び図5に示される。このリソグラフ2’は図1及び図2に示したリソグラフ2と同一の構成部分を複数有する。したがって、同一の要素は同一の参照符号で示される。
【0051】
図1のレーザ6に対して、リソグラフ2’は、発散書き込みビーム8’を生成するレーザダイオード6’と、コリメートして所定のビーム断面を有する書き込みビーム12にするコリメーションレンズ10’と、コリメートされた書き込みビーム12を書き込まれる記憶媒体4上に収束する少なくとも1つの書き込みレンズ14’とを有する。この場合、書き込みレンズ14’はレンズホルダ16’内に配置される。
【0052】
本発明によれば、書き込みレンズ14’は、1mmの領域、すなわち書き込まれるホログラムの大きさの領域内の大きさを有するマイクロレンズとして形成される。書き込みレンズ14’と記憶媒体4の間の距離はこのようにして小さくされ、リソグラフの大きさを少なくとも部分的に小さくできる。更に、書き込みレンズ14’は、図1及び図2のより大きなレンズ14より重量が少なく、書き込みレンズ14’の移動の駆動はこれに合わせることができる。
【0053】
更に、図4及び図5は、互いに近接して配置された複数の書き込みレンズ14’が設けられ、書き込みビーム12が書き込みレンズ14’を同時に照明することを示している。これにより、記憶媒体4の材料の光学特性を変化させるために、広げられた書き込みビーム12の部分20a’、20b’及び20c’は、複数の集束点17a’、17b’及び17c’に同時に集束される。いずれの場合も、書き込みビーム12は十分な強度を有する。
【0054】
図5に示すように、書き込みレンズ14’は3×3で配列される。もちろん、他の配列の大きさも可能であり、例えば、2×2又は4×4などであり、更に他の大きさでもよい。記憶媒体に対する書き込みビームの相対的な移動により、複数のデジタルホログラムを同時に書き込むことができる。
【0055】
レンズホルダ16のドライブについて図1及び図2を参照して既に説明した本発明の構成は、図4及び図5に示した実施例にも適用される。これは、第1の移動方向において記憶媒体上の書き込まれる領域に届くために、ホルダ16’を有する書き込みマイクロレンズ14’の配列は、書き込みビーム12に対して実質的に直角に振動するように移動できることを意味する。同様に、各書き込みマイクロレンズ14’が記憶媒体4の所定の2次元領域をカバーするために、第2の移動方向に沿った移動のための各種の駆動タイプを使用できる。
【0056】
リソグラフの上記の構成の別の特徴は、記憶媒体4と図1における書き込みレンズ14又は図4における書き込みマイクロレンズ14’との間の距離が、それぞれ調整できることである。これは、「Z」で示される2重矢印により示される。z方向における距離の調整については、図に示していない手段が設けられている。これらは、モータ又は手動で駆動されるどのようなリニア調整手段でもよい。距離の調整により、記憶媒体4における集束位置は、各種の深さに配置でき、異なる厚さの記憶媒体4の場合においても、同様の集束の調整が可能である。
【0057】
最後に、多層ホログラムとして知られているものを作るために、少なくとも2個のデジタルホログラムを記憶媒体4内の異なるレベルに書き込むことができる。
【0058】
図6は、その構造において図1に示したリソグラフに対応する本発明の顕微鏡を示す。したがって、同一の参照符号は図1を参照して説明したのと同一の要素を示すが、詳細には書き込みと走査又は観察の間の違いを示すために他の参照符号が使用される。
【0059】
図1に示した構造に加えて、表面から反射された光のビーム経路中の、レンズ14の後、すなわち表面の上に、偏向面40が配置されている。これは、半透明ミラー又はビームスプリッタにより実現でき、観察ビームにはまったく影響しないか又は少ししか影響しない。
【0060】
偏向面40は、反射ビームを側方に、図6における左側に偏向し、光は反射光の強度を測定する光センサ42に入射する。
【0061】
顕微鏡の下で観察される対象物4に対してレンズ14の位置を変化させることにより、表面が走査すなわち観察され、反射が点毎に測定される。走査された表面の画像は組み立てることができる。
【0062】
もし、顕微鏡の観察ビームとして示される光源6により放射された光ビームが実質的に同一の強度で生成されるならば、反射ビームの測定強度は走査表面の反射の測定である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】図1は、本発明によるリソグラフの第1の例示の実施例の側面図を示す。
【図2】図2は、図1におけるII−IIのラインに沿った断面でリソグラフを示し、レンズホルダとリニア駆動を平面図で示す。
【図3】図3は、書き込みレンズを移動する駆動装置の第2の例示の実施例を示す。
【図4】図4は、複数の書き込みレンズの配置を有する本発明のリソグラフの第2の例示の実施例を示す。
【図5】図5は、図4におけるV−Vのラインに沿った断面でリソグラフを示し、レンズホルダとリニア駆動を平面図で示す。
【図6】図6は、図1に示したリソグラフの構造に実質的に対応する構造を有する本発明の顕微鏡を示す。

Claims (27)

  1. 記憶媒体(4)にデジタルホログラムを生成するリソグラフであって、
    所定のビーム断面を有する書き込みビーム(12)を生成する光源(6,10)と、
    レンズホルダ(16)内に配置され、書き込まれる前記記憶媒体(4)上に前記書き込みビーム(12)を集束する書き込みレンズ(14)と、
    前記記憶媒体(4)に対する前記書き込みビーム(12)の2次元移動のための駆動手段とを備えるリソグラフであって、
    前記駆動手段は、前記レンズホルダ(16)を前記書き込みビーム(12)に対して実質的に垂直に移動する第1の駆動装置(18)を含み、
    前記書き込みレンズ(14)のアパーチャは、前記書き込みビーム(12)のビーム断面より小さいことを特徴とするリソグラフ。
  2. 前記駆動手段は、リニアモータ又はボイスコイルモータとして形成されることを特徴とする請求項1に記載のリソグラフ。
  3. 前記レンズホルダ(16)の取り付けは、固体軸受け、ボール軸受け、滑り軸受け、空気軸受け、又は磁気軸受けとして形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のリソグラフ。
  4. 前記レンズホルダ(16)は、1方向にリニアに取り付けられ、共振的に振動することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のリソグラフ。
  5. 前記レンズホルダ(16’’)は、1回転方向に回転するように取り付けられ、共振的に振動することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のリソグラフ。
  6. 前記レンズホルダ(16,16’’)は、1kHzより大きな周波数で振動することを特徴とする請求項4又は5に記載のリソグラフ。
  7. 前記第1の駆動装置(18)は、前記書き込みレンズ(14)を第1の移動方向に移動し、
    前記駆動手段は、前記第1の移動方向を横切る第2の移動方向に、前記書き込みビーム(12)を前記記憶媒体(4)に対して移動する第2の駆動装置を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のリソグラフ。
  8. 前記第2の駆動装置は、前記書き込みレンズ(14)の前記レンズホルダ(16,16’’)を前記書き込みビーム(12)に対して移動することを特徴とする請求項7に記載のリソグラフ。
  9. 前記第2の駆動装置は、前記光源(6,10)及び前記書き込みレンズ(14)の前記レンズホルダ(16,16’’)を前記記憶媒体(4)に対して移動することを特徴とする請求項7に記載のリソグラフ。
  10. 前記第2の駆動装置は、前記記憶媒体(4)を、前記光源(6,10)及び前記書き込みレンズ(14)の前記レンズホルダ(16,16’’)に対して移動することを特徴とする請求項7に記載のリソグラフ。
  11. 記憶媒体(4)にデジタルホログラムを生成するリソグラフであって、
    所定のビーム断面を有する書き込みビーム(12)を生成する光源(6,10)と、
    レンズホルダ(16’)内に配置され、書き込まれる前記記憶媒体(4)上に前記書き込みビーム(12)を集束する書き込みレンズ(14’)と、
    前記記憶媒体(4)に対する前記書き込みビーム(12)の2次元移動のための駆動手段とを備えるリソグラフであって、
    前記書き込みレンズ(14’)は、マイクロレンズとして形成されることを特徴とするリソグラフ。
  12. 互いに近接して配置された少なくとも2個の書き込みレンズ(14’)が設けられ、前記書き込みビーム(12)は前記少なくとも2個の書き込みレンズ(14’)を同時に照明することを特徴とする請求項11に記載のリソグラフ。
  13. 前記書き込みレンズ(14’)はアレイ状に配置されていることを特徴とする請求項12に記載のリソグラフ。
  14. 請求項1から10のいずれか1項により特徴付けられる請求項11から13のいずれか1項に記載のリソグラフ。
  15. 前記記憶媒体(4)と前記書き込みレンズ(14,14’)の間の距離を調整する手段が設けられていることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のリソグラフ。
  16. 記憶媒体にデジタルホログラムをリソグラフィ的に生成し、特に請求項1から14のいずれか1項に記載されたリソグラフで生成する方法であって、
    書き込みビームが、光源及び書き込みレンズにより前記記憶媒体上に集束され、駆動手段により前記記憶媒体に対して2次元で移動され、
    前記書き込みレンズは、前記書き込みビームの伝達方向に対して実質的に垂直な第1の移動方向で、前記光学的記憶媒体に対して移動され、
    前記書き込みレンズの移動範囲内で、前記書き込みレンズのアパーチャは前記書き込みビームにより実質的に完全に照明され、
    前記ホログラムは点毎に放射エネルギを導入することにより書かれ、前記書き込みビームの強度は前記記憶媒体上の前記書き込みビームの位置の関数として制御される方法。
  17. 前記書き込みレンズは、前記記憶媒体に対して、前記第1の移動方向を横切る第2の移動方向に移動される請求項16に記載の方法。
  18. 前記光源及び前記書き込みレンズは、前記記憶媒体に対して移動される請求項16に記載の方法。
  19. 前記記憶媒体は、前記光源及び前記書き込みレンズに対して移動される請求項16に記載の方法。
  20. 前記記憶媒体上の直角の点パターンは、前記書き込みビームにより走査される請求項16から19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記書き込みビームと前記記憶媒体の間の前記第2の移動方向の前記相対的な移動は、前記第1の移動方向の前記書き込みレンズの移動の間不連続的に実行される請求項20に記載の方法。
  22. 書き込まれる前記記憶媒体の領域に沿った前記第1の移動方向の前記書き込みビームの移動の間、前記書き込みビーム前記第2の移動方向には移動せず、
    書き込まれない前記記憶媒体の領域に沿った前記第1の移動方向の前記書き込みビームの移動の間、前記第1の移動方向を横切るように1ステップずつ移動される請求項21に記載の方法。
  23. 前記書き込みビームの前記第1の移動方向移動の間、前記書き込みビームは前記第2の移動方向に連続して移動される請求項20に記載の方法。
  24. 前記互いに近接して配置され、特にマイクロレンズの形に設計された少なくとも2個の書き込みレンズにより、ホログラムが前記媒体に同時に書き込まれる請求項16から23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記書き込みレンズ又は書き込みマイクロレンズと前記記憶媒体との間の距離が、前記記憶媒体内の各種の深さに書き込むように設定される請求項16から24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 対象物(4)を走査する顕微鏡であって、
    所定のビーム断面を有する書き込みビーム(12)を生成する光源(6,10)と、
    レンズホルダ(16)内に配置され、前記対象物(4)の表面上に前記観察ビーム(12)を集束するレンズ(14)と、
    前記対象物(4)に対する前記観察ビーム(12)の2次元移動のための駆動手段とを備える顕微鏡であって、
    前記駆動手段は、前記レンズホルダ(16)を前記観察ビーム(12)に対して実質的に垂直に移動する第1の駆動装置(18)を含み、
    前記レンズ(14)のアパーチャは、前記観察ビーム(12)のビーム断面より小さい顕微鏡。
  27. 請求項2から15のいずれか1項に記載の1つ以上の特徴を有する請求項26に記載の顕微鏡。
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