JP2004528377A - 1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体の製造方法 - Google Patents

1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、知られている1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体(1−アミノ−3−フェニル−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体)の新規な調製方法、さらには、その中間体生成物中の式(II)の新規な1−アミノ−6−ヒドロキシ−3−フェニル−ジヒドロ−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体およびその製造方法に関する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、知られている1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体(1−アミノ−3−フェニル−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体)の新規な調製方法、ならびにその中間体としての新規な1−アミノ−6−ヒドロキシ−3−フェニルジヒドロ−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体およびその調製方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ある種の3−アミノ−1−フェニルウラシル類は、アミノアルケン酸エステルを塩基の存在下で置換フェニルイソシアネートまたは置換フェニルウレタンと反応させ、得られた1−フェニルウラシル類を1−アミノオキシ−2,4−ジニトロベンゼンと反応させることによって調製できることが既に知られている(EP−A−648749、US−A−5593945、US−A−5681794、US−A−6110870、WO−A−95/29168、US−A−5759957、US−A−5962372参照)。しかし、この方法には所望する生成物の収率が比較的低く、しかも品質が必ずしも十分ではないという不利な点がある。また、必要とされる出発原料は工業的規模での製造にはほとんど適していない。
【0003】
さらに、窒素原子上に置換基のないある種の1,3−オキサジン−2,4(3H)ジオン類をヒドラジンと反応させて、置換基としてアミノ基の付いたウラシル類が得られることが既に知られている。それに比べ、窒素原子上に置換基を有する1,3−オキサジン−2,4(3H)ジオン類を同様に反応させると、ウラシル類は生成せず、ピラゾール誘導体のみが生成する(J.Heterocycl.Chem.、15巻(1978年)、1475−1478頁参照)。
【0004】
最後に、3−アミノ−1−フェニルウラシル誘導体は、置換フェニルオキサジンジオンをヒドラジン水和物またはヒドラジンの酸付加物と反応させることによっても得られることが既に知られている(WO−A−98/27068参照)。しかし、この方法によって得られる生成物の収率および品質は十分満足できるものではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体(1−アミノ−3−フェニル−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体)の新規な調製方法、ならびにその中間体としての新規な1−アミノ−6−ヒドロキシ−3−フェニルジヒドロ−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体およびその調製方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
しかるに、式(I)の
【0007】
【化1】
Figure 2004528377
1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体(1−アミノ−3−フェニル−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体)が、
(式中、
は、水素、シアノ、ニトロ、またはハロゲンであり、
は、シアノ、ニトロ、ハロゲン、または置換されていてもよいアルキルもしくはアルコキシであり、
は、水素、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ヒドロキシアミノ、ヒドラジノ、ハロゲン、あるいはラジカル、−R、−Q−R、−NH−R、−NH−O−R、−NH−SO−R、−N(SO−R、−CQ−R、−CQ−Q−R、−CQ−NH−R、−Q−CQ−R、−NH−CQ−R、−N(SO−R)(CQ−R)、−Q−CQ−Q−R、−NH−CQ−Q−R、または−Q−CQ−NH−Rの1種であり、ここで
QはO、S、SOまたはSOであり、
およびQはそれぞれ独立に酸素または硫黄であり、
は置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、複素環または複素環アルキルであり、
は、水素、ハロゲン、または置換されていてもよいアルキルであり、
は、フッ素および/または塩素で置換されたアルキルである)
式(II)の1−アミノ−6−ヒドロキシ−3−フェニルジヒドロ−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体を
【0008】
【化2】
Figure 2004528377
(式中、R、R、R、R、およびRがそれぞれ前記の定義と同様である)−30℃と+180℃の間の温度で、場合によっては1種または複数の反応助剤の存在下でおよび場合によっては1種または複数の希釈剤の存在下に脱水剤と反応させることによって得られることが見出された。
【0009】
式(I)中に存在するラジカルおよび基の好ましい定義を以下に示す。
は、好ましくは水素、シアノ、ニトロ、フッ素、塩素または臭素であり、
は、好ましくはシアノ、ニトロ、フッ素、塩素、臭素、または1〜4個の炭素原子を有しフッ素および/または塩素で置換されていてもよいアルキルもしくはアルコキシであり、
は、好ましくは水素、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ヒドロキシアミノ、ハロゲン、あるいはラジカル、−R、−Q−R、−NH−R、−NH−O−R、−NH−SO−R、−N(SO−R、−CQ−R、−CQ−Q−R、−CQ−NH−R、−Q−CQ−R、−NH−CQ−R、−N(SO−R)(CQ−R)、−Q−CQ−Q−R、−NH−CQ−Q−R、または−Q−CQ−NH−Rの1種であり、
Qは、好ましくはO、S、またはSOであり、
およびQは、好ましくはそれぞれ酸素である。
は、好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、または1〜6個の炭素原子を有し、フッ素および/または塩素で置換されていてもよいアルキルである。
は、好ましくは1〜6個の炭素原子を有し、フッ素および/または塩素で置換されたアルキルである。
は、1〜6個の炭素原子を有し、シアノ、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、またはC〜C−アルキルアミノカルボニルで置換されていてもよいアルキル、
あるいは、それぞれ2〜6個の炭素原子を有し、シアノ、カルボキシ、ハロゲン、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、またはC〜C−アルキルアミノカルボニルで置換されていてもよいアルケニルまたはアルキニル、
あるいは、それぞれシクロアルキル基中に3〜6個の炭素原子および場合によってはアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有し、シアノ、カルボキシ、ハロゲン、C〜C−アルキルカルボニル、またはC〜C−アルコキシカルボニルで置換されていてもよいシクロアルキルまたはシクロアルキルアルキル、
あるいは、それぞれアリール基中に6または10個の炭素原子および場合によってはアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有し、モノ〜トリ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロアルキルチオ、C〜C−アルキルスルフィニル、C〜C−アルキルスルホニル、C〜C−アルキルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよいアリールまたはアリールアルキル、
あるいは、複素環基中に2〜6個の炭素原子および1〜3個の窒素原子および/または1個もしくは2個の酸素原子および/または1個の硫黄原子および場合によってはアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有し、モノ〜トリ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロアルキルチオ、C〜C−アルキルスルフィニル、C〜C−アルキルスルホニル、C〜C−アルキルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよい複素環または複素環アルキルであることが好ましい。
は、より好ましくは水素、フッ素、または塩素である。
は、より好ましくはシアノ、フッ素、塩素、臭素、メチルまたはトリフルオロメチルである。
は、より好ましくはヒドロキシル、メルカプト、アミノ、フッ素、塩素、臭素、あるいはラジカル、−R、−Q−R、−NH−R、−NH−O−R、−NH−SO−R、−N(SO−R、−CQ−R、−CQ−Q−R、−CQ−NH−R、−Q−CQ−R、−NH−CQ−R、−N(SO−R)(CQ−R)、−Q−CQ−Q−R、−NH−CQ−Q−R、または−Q−CQ−NH−Rの1種である。
Qは、より好ましくはO、またはSOである。
は、より好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、またはトリフルオロメチルである。
は、より好ましくはトリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、またはペンタフルオロエチルである。
は、シアノ、フッ素、塩素、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルアミノカルボニル、またはエチルアミノカルボニルで置換されていてもよいメチル、エチル、n−またはi−プロピル、n−、i−またはs−ブチル、
あるいは、シアノ、カルボキシ、フッ素、塩素、臭素、アセチル、プロピオニル、n−またはi−ブチロイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−またはi−プロポキシカルボニル、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−およびi−プロピルアミノカルボニルで置換されていてもよいプロペニル、ブテニル、プロピニル、またはブチニル、
あるいは、シアノ、カルボキシ、フッ素、塩素、臭素、アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、またはエトキシカルボニルで置換されていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、またはシクロヘキシルメチル、
あるいは、モノ〜トリ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、メチルアミノ、エチルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよいフェニル、ベンジル、またはフェニルエチル、
または、モノまたはジ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、メチル、エチル、n−またはi−プロピル、n−、i−、s−またはt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、メチルアミノ、エチルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよい、オキシラニル、オキセタニル、フリル、テトラヒドロフリル、ジオキソラニル、チエニル、テトラヒドロチエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、トリアジニル、ピラゾリルメチル、フリルメチル、チエニルメチル、オキサゾリルメチル、イソオキサゾリルメチル、チアゾリルメチル、ピリジニルメチル、ピリミジニルメチルからなる群からの複素環または複素環アルキルであることがより好ましい。
【0010】
驚くべきことに、本発明による方法によれば、今まで知られている方法によるよりもかなり良好な収率と高い純度で一般式(I)の1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体(1−アミノ−3−フェニル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン誘導体)を調製することができる。
【0011】
本発明による方法は、一連の利点を有するので注目に値する。たとえば、必要な出発原料は簡単な方法でかつまた比較的大量に入手可能である。さらに本発明による反応の実施および所望の物質の単離に関して特に言及すべき問題点はない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
使用する出発原料が1−アミノ−3−(4−シアノ−2,5−ジフルオロフェニル)ジヒドロ−6−ヒドロキシ−6−トリフルオロメチル−2,4(1H,3H)ピリミジンジオンであり、使用する脱水剤がオキサリルクロリドである場合、本発明による方法の過程は次式で表される。
【0013】
【化3】
Figure 2004528377
【0014】
本発明による方法を実施するに際し、出発原料として必要な1−アミノ−6−ヒドロキシ−3−フェニルジヒドロ−1,4(1H,3H)−ピリミジンジオン誘導体は一般的には式(II)で定義される。式(II)の化合物のうちで使用することが好ましいのは、
が、水素、シアノ、ニトロ、フッ素、塩素または臭素であり、
が、シアノ、ニトロ、フッ素、塩素、臭素、あるいは1〜4個の炭素原子を有しフッ素および/または塩素で置換されていてもよいアルキルもしくはアルコキシであり、
が、水素、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ヒドロキシアミノ、ハロゲン、あるいはラジカル、−R、−Q−R、−NH−R、−NH−O−R、−NH−SO−R、−N(SO−R、−CQ−R、−CQ−Q−R、−CQ−NH−R、−Q−CQ−R、−NH−CQ−R、−N(SO−R)(CQ−R)、−Q−CQ−Q−R、−NH−CQ−Q−R、または−Q−CQ−NH−Rの1種であり、ここで
QはO、S、SOまたはSOであり、
およびQはそれぞれ独立に酸素または硫黄であり、
は、1〜6個の炭素原子を有し、シアノ、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、またはC〜C−アルキルアミノカルボニルで置換されていてもよいアルキル、
あるいは、それぞれ2〜6個の炭素原子を有し、シアノ、カルボキシ、ハロゲン、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、またはC〜C−アルキルアミノカルボニルで置換されていてもよいアルケニルまたはアルキニル、
あるいは、それぞれシクロアルキル基中に3〜6個の炭素原子および場合によってはアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有し、シアノ、カルボキシ、ハロゲン、C〜C−アルキルカルボニル、またはC〜C−アルコキシカルボニルで置換されていてもよいシクロアルキルまたはシクロアルキルアルキル、
あるいは、それぞれアリール基中に6または10個の炭素原子および場合によってはアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有し、モノ〜トリ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロアルキルチオ、C〜C−アルキルスルフィニル、C〜C−アルキルスルホニル、C〜C−アルキルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよいアリールまたはアリールアルキル、
あるいは、複素環基中に2〜6個の炭素原子および1〜3個の窒素原子および/または1個もしくは2個の酸素原子および/または1個の硫黄原子および場合によってはアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有し、モノ〜トリ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロアルキルチオ、C〜C−アルキルスルフィニル、C〜C−アルキルスルホニル、C〜C−アルキルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよい複素環または複素環アルキルであり、
が、水素、フッ素、塩素、臭素、あるいは1〜6個の炭素原子を有しフッ素および/または塩素で置換されていてもよいアルキルであり、
が、1〜6個の炭素原子を有しフッ素および/または塩素で置換されたアルキルである、化合物である。
【0015】
(II)中に存在するラジカルおよび基の特に好ましい定義を以下に示す。
は、好ましくは水素、フッ素、または塩素である。
は、好ましくはシアノ、フッ素、塩素、臭素、メチル、またはトリフルオロメチルである。
は、好ましくはヒドロキシル、メルカプト、アミノ、フッ素、塩素、臭素、あるいはラジカル、−R、−Q−R、−NH−R、−NH−O−R、−NH−SO−R、−N(SO−R、−CQ−R、−CQ−Q−R、−CQ−NH−R、−Q−CQ−R、−NH−CQ−R、−N(SO−R)(CQ−R)、−Q−CQ−Q−R、−NH−CQ−Q−R、または−Q−CQ−NH−Rの1種である。
Qは、好ましくはO、S、またはSOである。
およびQは、それぞれ独立に好ましくは酸素である。
は、好ましくは水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、またはトリフルオロメチルである。
は、好ましくはトリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、またはペンタフルオロエチルである。
は、シアノ、フッ素、塩素、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルアミノカルボニル、またはエチルアミノカルボニルで置換されていてもよいメチル、エチル、n−またはi−プロピル、n−、i−またはs−ブチル、
あるいは、シアノ、カルボキシ、フッ素、塩素、臭素、アセチル、プロピオニル、n−またはi−ブチロイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−またはi−プロポキシカルボニル、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−またはi−プロピルアミノカルボニルで置換されていてもよいプロペニル、ブテニル、プロピニル、またはブチニル、
あるいは、シアノ、カルボキシ、フッ素、塩素、臭素、アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、またはエトキシカルボニルで置換されていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、またはシクロヘキシルメチル、
あるいは、モノ〜トリ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、メチルアミノ、エチルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよいフェニル、ベンジル、またはフェニルエチル、
あるいは、モノまたはジ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、メチル、エチル、n−またはi−プロピル、n−、i−、s−またはt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、メチルアミノ、エチルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよい、オキシラニル、オキセタニル、フリル、テトラヒドロフリル、ジオキソラニル、チエニル、テトラヒドロチエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、トリアジニル、ピラゾリルメチル、フリルメチル、チエニルメチル、オキサゾリルメチル、イソオキサゾリルメチル、チアゾリルメチル、ピリジニルメチル、ピリミジニルメチルからなる群からの複素環または複素環アルキルが好ましい。
は、より好ましくは水素、フッ素、または塩素である。
は、より好ましくはシアノである。
は、より好ましくはラジカル、−NH−R、−NH−O−R、NH−SO−R−、−NH−CQ−R、または−N(SO−R)(CQ−R)の1種である。
Qは、より好ましくはOまたはSOである。
は、フッ素および/または塩素で置換されていてもよいメチル、エチル、またはn−もしくはi−プロピル、
あるいは、シアノ、フッ素および/または塩素で置換されていてもよいプロペニルまたはブテニル、
あるいは、シアノ、フッ素、塩素、またはアセチルで置換されていてもよいシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、またはシクロヘキシルメチル、
あるいは、モノ〜トリ−ヒドロキシ、カルボキシ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、またはエトキシで置換されていてもよいフェニル、ベンジル、またはフェニルエチル、
あるいは、モノまたはジ−ヒドロキシ、アミノ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、またはエトキシで置換されていてもよい、フリル、テトラヒドロフリル、チエニル、テトラヒドロチエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリルメチル、フリルメチル、チエニルメチル、チアゾリルメチルからなる群からの複素環または複素環アルキルがより好ましい。
【0016】
一般式(II)を有する出発原料は、いまだ文献上に記載がなく、したがってこの物質も新規物質として本出願の主題の一部となる。
【0017】
一般式(II)の新規な1−アミノ−6−ヒドロキシ−3−フェニルジヒドロ−1,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体は、一般式(III)の3−フェニル−2H−1,3−オキサジン−2,4(3H)ジオン誘導体を、
【0018】
【化4】
Figure 2004528377
(式中、R、R、R、RおよびRはそれぞれ前記の定義と同様である)
−30℃と+100℃の間、好ましくは−10℃と+80℃の間の温度で、場合によっては反応助剤および/または希釈剤、たとえば酢酸またはプロピオン酸の存在下で、ヒドラジン、ヒドラジン水和物、またはヒドラジンの酸付加物、たとえば酢酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン、または硫酸ヒドラジン、好ましくはヒドラジン水和物と反応させた場合に得られる。
【0019】
一般式(III)の3−フェニル−2H−1,3−オキサジン−2,4(3H)ジオン誘導体は知られており、かつ/またはそれ自体知られている方法によって調製できる(EP−A−371240、EP−A−638563、WO−A−98/27057、WO−A−98/27067、WO−A−98/27068参照)。
【0020】
一般式(I)の1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体(1−アミノ−3−フェニル−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体)を調製するための本発明による方法は、脱水剤を使用して実施される。この場合の脱水剤としては通常の水を取り去る物質が有用である。好ましい脱水剤のグループとしては、たとえばジシクロヘキシルカルボジイミドなどのカルボジイミド、たとえばオルトギ酸トリメチルまたはトリエチルなどのオルトエステル、たとえば塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸またはトリフルオロ酢酸などの酸、たとえば無水酢酸、プロピオン酸無水物、酸化リン(V)または三酸化硫黄などの酸無水物、たとえばホスゲン、オキサリルクロリド、塩化チオニル、塩化スルフリル、塩化ホスホリル、塩化リン(V)、クロロリン酸ジエチル、塩化アセチル、クロロトリメチルシラン、メタンスルホニルクロリド、ベンゼンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリドなどの酸クロリド、たとえば三フッ化ホウ素または三塩化アルミニウムなどのルイス酸がある。
【0021】
本発明による方法においては、脱水剤として塩化チオニルを使用することが極めて特に好ましい。
【0022】
一般式(I)の1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体(1−アミノ−3−フェニル−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体)を調製するための本発明による方法は、1種または複数の反応助剤を使用して実施される。本発明による方法を実施する場合に有用な反応助剤は、通常のすべての無機および有機塩基である。好ましくは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、酢酸塩、アミド、炭酸塩、炭酸水素塩、水素化物、水酸化物、またはアルコキシド、たとえば酢酸ナトリウム、酢酸カリウムまたは酢酸カルシウム、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミドまたはカルシウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムまたは炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムまたは炭酸水素カルシウム、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムまたは水素化カルシウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水酸化カルシウム、ナトリウムまたはカリウムメトキシド、エトキシド、n−またはi−プロポキシド、n−,i−、s−またはt−ブトキシド、また、たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、エチル−ジイソプロピルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、エチルジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、2−メチル−、3−メチル−、4−メチル−、2,4−ジメチル−、2,6−ジメチル−、3,4−ジメチル−、および3,5−ジメチルピリジン、5−エチル−2−メチルピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−エチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノン−5−エン(DBN)、または1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン(DBU)などの塩基性有機窒素化合物が使用される。
【0023】
本発明による方法においては、反応助剤として上述の塩基性有機窒素化合物、特にピリジンを使用することが極めて特に好ましい。
【0024】
一般式(I)の1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体(1−アミノ−3−フェニル−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体)を調製するための本発明による方法は、1種または複数の希釈剤を使用して実施される。本発明による方法を実施する場合に有用な希釈剤は、通常のすべての不活性有機溶媒である。好ましくは、たとえばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素などの、脂肪族、脂環式、芳香族であって場合によってはハロゲンで置換された炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランまたはエチレングリコールのジメチルもしくはジエチルエーテルなどのエーテル、アセトン、ブタノンまたはメチルイソブチルケトンなどのケトン、アセトニトリル、プロピオニトリルまたはn−もしくはi−ブチロニトリルなどのニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジプロピルホルムアミド、N,N−ジブチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチルホスホルアミドなどのアミド、酢酸メチルまたは酢酸エチルなどのエステル、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシドが使用される。
【0025】
本発明による方法においては、希釈剤として非プロトン性極性溶媒、たとえばメチルイソブチルケトン、アセトニトリル、プロピオニトリルまたはn−もしくはi−ブチロニトリル、N,N−ジメチルホルムアミドまたはN,N−ジメチルアセトアミドを使用することが極めて特に好ましい。
【0026】
式(I)の化合物を調製するために本発明による方法を実施する場合には、その反応温度を比較的広い範囲で変更できる。処理温度は一般に−30℃と+180℃の間、好ましくは−10℃と+150℃の間、より好ましくは0℃と100℃の間である。
【0027】
本発明による方法は一般に大気圧下で処理して実施される。しかし、加圧下、または揮発性成分を使用していなければ減圧下で処理することも可能である。
【0028】
本発明による方法を実施するには、式(II)の1−アミノ−6−ヒドロキシ−3−フェニルジヒドロ−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体1モルに対し一般に0.2〜2モル、好ましくは0.5〜1.5モルの脱水剤を使用する。
【0029】
本発明による方法の好ましい実施形態においては、まず、適当な希釈剤の中に式(II)のアミノ−6−ヒドロキシ−3−フェニルジヒドロ−2,4(1H,3H)ピリミジンジオン誘導体を加え、次いで、脱水剤および反応助剤もまた計量して徐々に添加する。次いで、場合によっては加温して、反応混合物を反応終末まで攪拌する。処理は通常の方法で実施する(調製実施例を参照)。
【0030】
式(I)の1−アミノ−3−フェニルウラシル誘導体は雑草を抑制するための除草剤として使用できる(EP−A−648749、WO−A−94/04511、WO−A−95/29168、WO−A−96/35679参照)。
【0031】
調製実施例:
(実施例1)
【0032】
【化5】
Figure 2004528377
【0033】
最初に、25.5g(97.5%、56.7ミリモル)のN−[5−(3−アミノ−4−ヒドロキシ−2,6−ジオキソ−4−トリフルオロメチル−テトラヒドロ−1(2H)−ピリミジニル)−2−シアノ−4−フルオロフェニル]エタンスルホンアミドを100mlのn−ブチロニトリルに加え、室温(約20℃)で224mg(2.8ミリモル)のピリジンを添加した。懸濁液に33.7gの塩化チオニルを滴加した。わずかにガスが発生し、反応混合物は黄変した。約1分後、透明な液に変わり、約5分後に濁りだし、約10分後に多量の沈殿が生成した。混合物を還流温度まで加熱し、さらに30分間攪拌し、約60℃以上でガスがかなり発生した。室温まで冷却した後、混合物を50mlのn−ブチロニトリルで希釈し、100mlの氷水を加え、相を分離、有機相を少量の水で3回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し濾過した。濾液から減圧下で溶媒を注意しながら留去した。
【0034】
融点が190℃のN−[5−(3−アミノ−2,6−ジオキソ−4−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル)−2−シアノ−4−フルオロフェニル]エタンスルホンアミドが22.6g得られた(19FNMRでの定量によれば94%、理論の89%)。
【0035】
式(II)を有する出発原料:
(実施例2−1)
【0036】
【化6】
Figure 2004528377
【0037】
最初に、60.7g(99.3%、150ミリモル)のN−[2−シアノ−5−(2,4−ジオキソ−6−トリフルオロメチル−2H−1,3−オキサジン−3(4H)−イル)−4−フルオロフェニル]エタンスルホンアミドを300mlのプロピオン酸に加え、室温(約20℃)で9.0gのヒドラジン水和物(99%、178ミリモル)を攪拌添加した。混合物(懸濁液)は約30℃まで昇温し、懸濁液を同温度で5時間攪拌すると、色が薄くなった。次に混合物を15℃まで冷却し、吸引で濾過し、吸引ロート上でスパチュラを用いて濾滓を粉砕しイソプロパノールで繰り返し洗浄、液が出なくなるまで吸引した。淡黄色の濾過ケーキを始め大気下で、次いでデシケーター中の水酸化カリウム上で一夜乾燥した。
【0038】
182℃の融点(分解)を有するN−[5−(3−アミノ−4−ヒドロキシ−2,6−ジオキソ−4−トリフルオロメチルテトラヒドロ−1(2H)−ピリミジニル)−2−シアノ−4−フルオロフェニル]エタンスルホンアミドが41g得られた(94.9%、理論の60%)。
【0039】
母液を濃縮すると、残渣には、HPLC分析によればさらに35.5%のN−[5−(3−アミノ−4−ヒドロキシ−2,6−ジオキソ−4−トリフルオロメチルテトラヒドロ−1(2H)−ピリミジニル)−2−シアノ−4−フルオロフェニル]エタンスルホンアミドが含まれていた(23%の理論収率に相当)。したがって、全体での理論収率は83%になる。

Claims (13)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2004528377
    の調製方法であって、
    (式中、
    は、水素、シアノ、ニトロ、またはハロゲンであり、
    は、シアノ、ニトロ、ハロゲン、または置換されていてもよいアルキルもしくはアルコキシであり、
    は、水素、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ヒドロキシアミノ、ヒドラジノ、ハロゲン、あるいはラジカル、−R、−Q−R、−NH−R、−NH−O−R、−NH−SO−R、−N(SO−R、−CQ−R、−CQ−Q−R、−CQ−NH−R、−Q−CQ−R、−NH−CQ−R、−N(SO−R)(CQ−R)、−Q−CQ−Q−R、−NH−CQ−Q−R、または−Q−CQ−NH−Rの1種であり、ここで
    QはO、S、SOまたはSOであり、
    およびQはそれぞれ独立に酸素または硫黄であり、
    は置換されていてもよい、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、複素環または複素環アルキルであり、
    は、水素、ハロゲン、または置換されていてもよいアルキルであり、
    は、フッ素および/または塩素で置換されたアルキルである)
    式(II)の化合物
    Figure 2004528377
    (式中、R、R、R、R、およびRはそれぞれ前記で定義したと同様である)
    を脱水剤と共に−30℃と+180℃の間の温度で反応させることを特徴とする方法。
  2. 式(II)の化合物を反応させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
    (式中、
    は、水素、シアノ、ニトロ、フッ素、塩素または臭素であり、
    は、シアノ、ニトロ、フッ素、塩素、臭素、または1〜4個の炭素原子を有しフッ素および/または塩素で置換されていてもよいアルキルもしくはアルコキシであり、
    は、水素、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ヒドロキシアミノ、ハロゲン、あるいはラジカル、−R、−Q−R、−NH−R、−NH−O−R、−NH−SO−R、−N(SO−R、−CQ−R、−CQ−Q−R、−CQ−NH−R、−Q−CQ−R、−NH−CQ−R、−N(SO−R)(CQ−R)、−Q−CQ−Q−R、−NH−CQ−Q−R、または−Q−CQ−NH−Rの1種であり、ここで
    QはO、S、SOまたはSOであり、
    およびQはそれぞれ独立に酸素または硫黄であり、
    は、1〜6個の炭素原子を有し、シアノ、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、またはC〜C−アルキルアミノカルボニルで置換されていてもよいアルキル、
    あるいは、それぞれ2〜6個の炭素原子を有し、シアノ、カルボキシ、ハロゲン、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、またはC〜C−アルキルアミノカルボニルで置換されていてもよいアルケニルまたはアルキニル、
    あるいは、それぞれシクロアルキル基中に3〜6個の炭素原子および場合によってはアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有し、シアノ、カルボキシ、ハロゲン、C〜C−アルキルカルボニル、またはC〜C−アルコキシカルボニルで置換されていてもよいシクロアルキルまたはシクロアルキルアルキル、
    あるいは、それぞれアリール基中に6または10個の炭素原子および場合によってはアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有し、モノ〜トリ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロアルキルチオ、C〜C−アルキルスルフィニル、C〜C−アルキルスルホニル、C〜C−アルキルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよいアリールまたはアリールアルキル、
    あるいは、複素環基中に2〜6個の炭素原子および1〜3個の窒素原子および/または1個もしくは2個の酸素原子および/または1個の硫黄原子および場合によってはアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有し、モノ〜トリ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロアルキルチオ、C〜C−アルキルスルフィニル、C〜C−アルキルスルホニル、C〜C−アルキルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよい複素環または複素環アルキルであり、
    は、水素、フッ素、塩素、臭素、あるいは1〜6個の炭素原子を有しフッ素および/または塩素で置換されていてもよいアルキルであり、
    は、1〜6個の炭素原子を有しフッ素および/または塩素で置換されたアルキルである)
  3. 式(II)の化合物を反応させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
    (式中、
    は、水素、フッ素、または塩素であり、
    は、シアノ、フッ素、塩素、臭素、メチルまたはトリフルオロメチルであり、
    は、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、フッ素、塩素、臭素、あるいはラジカル、−R、−Q−R、−NH−R、−NH−O−R、−NH−SO−R、−N(SO−R、−CQ−R、−CQ−Q−R、−CQ−NH−R、−Q−CQ−R、−NH−CQ−R、−N(SO−R)(CQ−R)、−Q−CQ−Q−R、−NH−CQ−Q−R、または−Q−CQ−NH−Rの1種であり、ここで
    QはO、S、SOまたはSOであり、
    およびQはそれぞれ独立に酸素または硫黄であり、
    は、シアノ、フッ素、塩素、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルアミノカルボニル、またはエチルアミノカルボニルで置換されていてもよいメチル、エチル、n−またはi−プロピル、n−、i−またはs−ブチル、
    あるいは、シアノ、カルボキシ、フッ素、塩素、臭素、アセチル、プロピオニル、n−またはi−ブチロイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−またはi−プロポキシカルボニル、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−およびi−プロピルアミノカルボニルで置換されていてもよいプロペニル、ブテニル、プロピニル、またはブチニル、
    あるいは、シアノ、カルボキシ、フッ素、塩素、臭素、アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、またはエトキシカルボニルで置換されていてもよいシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、またはシクロヘキシルメチル、
    あるいは、モノ〜トリ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、メチルアミノ、エチルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよいフェニル、ベンジル、またはフェニルエチル、
    あるいは、モノまたはジ−ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、メチル、エチル、n−またはi−プロピル、n−、i−、s−またはt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、メチルアミノ、エチルアミノおよび/またはジメチルアミノで置換されていてもよい、オキシラニル、オキセタニル、フリル、テトラヒドロフリル、ジオキソラニル、チエニル、テトラヒドロチエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、トリアジニル、ピラゾリルメチル、フリルメチル、チエニルメチル、オキサゾリルメチル、イソオキサゾリルメチル、チアゾリルメチル、ピリジニルメチル、ピリミジニルメチルからなる群からの複素環または複素環アルキルであり、
    は、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、またはトリフルオロメチルであり、
    は、トリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、またはペンタフルオロエチルである)
  4. 式(II)の化合物。
    Figure 2004528377
    (式中、R、R、R、R、およびRはそれぞれ請求項1から3のいずれかで定義したと同様である)
  5. 式(III)の化合物を、−30℃と+100℃の間の温度でヒドラジン、ヒドラジン水和物、またはヒドラジンの酸付加物と反応させることを特徴とする請求項4に記載の式(II)の化合物の調製方法。
    Figure 2004528377
    (式中、R、R、R、R、およびRがそれぞれ請求項1から3のいずれかで定義したと同様である)
  6. 反応を1種または複数の反応助剤の存在下で実施することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 反応を1種または複数の希釈剤の存在下で実施することを特徴とする請求項1または6に記載の方法。
  8. 使用される脱水剤が、カルボジイミド、オルトエステル、酸、酸無水物、酸クロリド、またはルイス酸であることを特徴とする請求項1、6または7の一項に記載の方法。
  9. 使用される脱水剤が塩化チオニルであることを特徴とする請求項1、または6から8の一項に記載の方法。
  10. 使用される反応助剤が塩基性有機窒素化合物であることを特徴とする請求項6から9の一項に記載の方法。
  11. 使用される反応助剤がピリジンであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 使用される希釈剤が非プロトン性極性溶媒であることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  13. 反応を−10℃と+150℃の間の温度で実施することを特徴とする請求項1に記載の方法。
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