JP2004526923A - ブレーキディスクのためのブレーキバンドの製造方法及び製造ツール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、鋳造によって、ディスクブレーキのディスク(1)のブレーキバンド(2)を形成するための方法及びツールに関し、このディスクは、接続部材(4)により互いに接合され、ブレーキバンド(2)の冷却のための内部空気ダクト(7)を形成する、少なくとも2つのプレート(3、3’)を備える。この方法及びツールを用いて、プレート(3、3’)のうちの少なくとも一方が、空気ダクト(7)を規定するその面(8、8’)内に、この空気ダクトに向かってだんだん広くなる断面を有する少なくとも1つの溝(10、10’)を有するディスクが形成される。
Description
【0001】
本発明の主題は、自己通気ディスクブレーキのためのディスクのブレーキバンドの製造方法及び製造ツールである。
【背景技術】
【0002】
自己通気ブレーキバンドを有する公知のタイプのディスクブレーキのディスクは、基本的に、例えば、自動車のホイールハブへの接合のための支持ベルを備える。自動車に対してブレーキ力を作用させるために、キャリパと協動する上記ブレーキバンドは、コネクタによって上記ベルに接合されている。このブレーキバンドは、一般に、2つの平行なプレートを共に固定する接続部材によって隔離された少なくとも2つの平行なプレートを備える。このプレート間のスペースは空気ダクトを形成する。このプレート間での空気の循環により、上記ディスクは、中実のディスクに関する限り、上記ブレーキバンドの外側及び内側において冷却される。
【0003】
ブレーキ動作の間は、知られていることであるが、上記ディスクは、うるさいきしみを引き起こす振動を受ける可能性がある。上記ブレーキディスクの振動によるこの騒音を防ぐための公知のアプローチは、旋盤加工により上記ブレーキバンドのブレーキ面内に形成され、かつ上記プレートの厚み全体にわたって延びる溝の形成にある。従って、上記ブレーキディスクの強度が局所的に変化した場合、その動特性は、このブレーキディスクの固有振動数を、制動中に励起された振動数から引き離すように変化する。
【0004】
しかし、上記ブレーキバンドのブレーキ面内のそれらの溝は、音響特性、製造、このディスクの機械的特性及び部分的に途切れたブレーキ面に要するパッドの種類に関連する、技術的及び構造上の欠点につながる。
【0005】
実際に、旋盤加工によって形成される複数の溝を有する面の製造は、時間及びコストがかなりかかる。
【0006】
上記2つのプレート間の空間まで延びる上述した溝が、外側面からスタートする機械加工によって形成される場合には、上記プレート間の上記接続部材内に鋭い縁部が形成され、応力を増大させるものを構成する危険な切り込みの影響を導く可能性がある。また、上記接続部材は、外側からスタートして上記プレート間の空間に向かって続けられる貫通溝の機械加工時に、この空間内への突破が起きる際の、この接続部材端部からの材料の不可避の除去のため、弱くなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の目的は、静かな制動を可能にするような構造的かつ機能上の特性を有する、ディスクブレーキのディスクのためのブレーキバンドの鋳造による製造のための鋳造コアを提案すること、および従来技術を引用して上述した上記欠点を克服することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、ディスクブレーキのディスクのブレーキバンドの製造のためのコアであって、このバンドが、接続部材により互いに接合された少なくとも2つのプレートを有し、このプレート間の空間が、上記ブレーキバンドの冷却のための内部空気ダクトを形成するコアにおいて、このコアが、上記空気ダクトを規定する面のうちの少なくとも一方、上記ディスクの対称軸と同心の円の周りに実質的に延び、かつその深さの主要部に対して、上記空気ダクトの方へ向かって広くなる断面を有する少なくとも1つの溝の成型に適していることを特徴とするコアによって実現される。
【0009】
本発明の別の目的は、本発明による鋳造コアの形成のためのコアボックスを提案することである。
【0010】
この目的は、部分的相補形状からなる少なくとも2つの半体コアボックスを備えるコアボックスであって、この半体コアボックスが、互いに対向し、かつ互いに接触して上記コアボックスの内部キャビティを規定し、このキャビティが、中心シェル形状の部分と、接続部と、略円形のダクト内を通って外部へ対して開口している、略環状のディスク状部とを備え、この中心部が、上記接続部によって外側部に接続されているコアボックスにおいて、上記キャビティが、請求項1に係る鋳造コアの形状を有することを特徴とするコアボックスによって実現される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明のより効果的な理解のために、以下に、非限定の実施例によっていくつかの可能な実施形態を記載し、かつ添付図面に示す。
【0012】
図1を参照すると、ディスクブレーキのディスクが、符号1で一様に示されている。ディスク1は、対称軸sの周りに広がっている。また、対称軸sは、ブレーキディスク1の回転軸も構成する。ブレーキバンド2は、接続部材4によって互いに接合された、少なくとも2つのプレート3、3’を備える。ブレーキバンド2は、コネクタ6を用いてベル5によって支持される。ベル5は、ブレーキディスク1の中心に配置され、接合手段によって自動車のハブに結合されている。各制動プレート3、3’は、外側面9、9’と、外側面9、9’から離間した内側面8、8’とを備える。プレート3、3’の外側面9、9’は、上記ブレーキディスクの摩擦面である。プレート3、3’の内側面8、8’は、空気ダクト7を規定する。
【0013】
本発明によるコアを用いて形成した上記ブレーキバンドの1つの実施形態によれば、内側面8、8’のうちの少なくとも一方は、例えば、図1に示すように、外側面9、9’から空気ダクト7の方へ向かってだんだん広くなる溝10、10’を有する。
【0014】
本発明によるコアを用いて形成した上記ブレーキバンドにおいては、溝10、10’のうちの少なくとも一方は、ブレーキディスク1の対称軸sと同心の円の周りに実質的に延びている。
【0015】
本発明によるコアを用いて形成した上記ブレーキバンドの1つの実施形態によれば、全ての溝10は、ブレーキディスク1の対称軸sと同心の円の周りで、2つの内側面8、8’上に配置されている。
【0016】
より有利には、本発明によるコアを用いて形成した溝10、10’は、ブレーキバンド2の幅16に対して中心に配置された円の周りに延び、例えば、図4(A)を見て分かるように、プレート3、3’を、同じ径方向の幅からなる2つのリング17、17’に構造的に分割する。
【0017】
さらに有利には、上記円の周りの全ての溝10、10’は、同じ長さになり、かつ均一に離間するように、本発明によるコアを用いて形成される。
【0018】
以下、本発明に従って形成されたブレーキバンドを用いたブレーキディスク1の動作を、図2を参照して説明する。
【0019】
ブレーキ動作時、パッド14は、ブレーキディスク1のブレーキバンド2の摩擦面9、9’に押圧される。この摩擦は、上記ディスクの振動を生じ、それは、音波11を発生させる。励起された上記振動の振幅は、この励起振動数が、上記ディスクの固有振動数のうちの1つに近づくにつれて増加し、またこの励起振動数が、このディスクの固有振動数から離れるにつれて減少する。ブレーキバンド2の内部に向かうにつれてだんだん広くなる溝10、10’を用いて、上記ブレーキディスクの強度を変更することにより、このディスクの固有振動数を変更することが可能であり、この振動数を、ブレーキ動作時に励起されるこの振動数から離す。発生した上記振動、すなわち音波11は、その結果として消滅する。溝10、10’の断面の特定の形状、すなわち、この溝が、その深さの主要部に対して、空気ダクト7の方へ向かってだんだん広くなるという事実が、優れた音減衰効果をもたらすということが知られている。また、この効果は、溝10、10’の長さが、この溝の幅の5倍と等しい最少長さを超えて増すと、さらに増大することが知られている。
【0020】
図3(A)、(B)は、例えば、溝10、10’が環状であり、かつ対称軸sに対して同心である、本発明によるコアを用いて形成したブレーキバンドを示す。
【0021】
より有利には、ブレーキバンド2の内側面8、8’のうちの少なくとも一方における、本発明によるコアを用いて形成した上記溝の全ては、径方向に均一に離間している。
【0022】
本発明による別のコアを用いて形成した、図3(A)、(B)に示すブレーキディスクにおいては、それぞれ溝10、10’を有するプレート3、3’の内側面8、8’は、反射対称になるように配置され、その結果、2つのプレート3、3’における、固定領域及び効力領域の実質的に等しい配置を保障する。
【0023】
本発明による別のコアを用いて形成した、図4(A)、(B)に示すブレーキディスクにおいては、自己排気形ブレーキバンド2のプレート3、3’は、フィンの形をした接続部材4によって互いに接合されている。接続部材4は、ブレーキディスク1の回転軸sに対して、主に径方向に向けられ、かつ実質的に均一に離間している。各プレート3、3’は、その内側面8、8’上に、ブレーキバンド2の幅16に対して中心に配置された円の周りに延びる環状溝10、10’を有する。溝10、10’とフィン4との交差領域においては、溝10、10’は、フィン4の下に延びている。換言すれば、フィン4は、上記交差領域を遮断していない。また、この交差領域内のフィン4と溝10、10’との間の角度は、丸みがつけられている。
【0024】
コアの別の実施形態を用いて形成された、図5(A)、(B)に示すブレーキバンドにおいては、空気ダクト7を規定する第1の面8は、空気ダクト7を規定する第2の、対向する面8’内に形成された環状溝10’と位置がずれている環状溝10’を有する。
【0025】
さらに有利には、第1の面8及び第2の面8’の溝10、10’は、一定の間隔で径方向に配置され、かつ第1の面8の溝10は、第2の面8’の溝10’に対して半分の間隔だけずれている。
【0026】
本発明に係るコアを用いて、ブレーキバンド2のプレート3、3’の間に、プレート3、3’間の固い結合及び空気ダクト7内での冷却空気の流れ12の両方を確実にする形状の断面を有する接続部材4をいくつでも形成することが可能である。図5(A)、(B)に示す実施形態においては、2つのプレート3、3’は、回転軸sに対して略放射状である複数の排気ダクトを規定する成型フィン4によって接合されている。
【0027】
上記コアの別の実施形態は、例えば、図6を見て分かるように、異なる深さ13、13’の溝10、10’を形成することが可能である。溝10’のうちの一方が、外部に対して明らかに開口するときのプレート3’の摩耗厚さを、符号15で示す。
【0028】
本発明による別のコアを用いて形成したブレーキディスクにおいては、溝10、10’のうちの少なくとも一方は、それぞれの摩耗したブレーキプレート3、3’の最少許容厚さと等しい深さ13を有するように配置されている。
【0029】
さらに有利には、図6を見て分かるように、上記摩耗したプレートの最少許容厚さと等しい上述した深さ13の溝10、10’に加えて、深さ13よりも深い深さ13’を有する溝をさらに形成することが可能であり、深さ13’は、所定期間内にブレーキディスク1の交換を要する摩耗状態を示す。
【0030】
図7(A)、(B)は、略円形、楕円形または菱形断面からなる接続部材4により、ブレーキバンド2のプレート3、3’が互いに接合されている、本発明によるコアを用いて形成したディスクブレーキの実施形態を示す。接続部材4は、回転軸sの周りの円に沿って配置され、かつ一連の環状列を形成する。1つまたはそれ以上の環状溝10、10’は、接続部材4の列の間の空間に配置されている。
【0031】
図8(A)、(B)は、ブレーキバンド2のプレート3、3’が、略楕円形断面の接続部材4によって互いに接合されている、本発明によるコアを用いて形成した他のディスクを示す。接続部材4は、回転軸sの周りの円に沿って配置され、かつ一連の環状列を形成する。特定の実施形態においては、同じ環状列からなる全ての接続部材は、同じ断面を有する。上記接続部材の断面の形状は、ある環状列から他のものへ変化させてもよい。さらに図8(B)を参照すると、内側の環状列の接続部材4は、中間部の列の接続部材よりも小さなサイズを有する楕円形断面を有する。また、中間部の環状列の接続部材4は、内側及び外側環状列の接続部材よりも大きいサイズの楕円形断面を有する。外側環状列の接続部材4は、上記ブレーキバンドの外周縁に向かって径方向にだんだん広くなる略楕円形の断面を有する。2つの環状溝10は、接続部材4の内側及び外側列の領域内において、プレート3の内面8に形成され、上記交差領域においてそれらの接続部材の下に延びている。第3の環状溝10’は、接続部材の中間部の列の領域において、プレート3’の内面8’内に形成され、上記交差領域におけるそれらの接続部材の下に延びている。
【0032】
本発明による別のコアを用いて形成したブレーキバンドにおいては、溝10、10’は、例えば、図9(A)、(B)を見て分かるように、各プレート3、3’の厚さ全体にわたって延びている。
【0033】
図10(A)、(B)においては、自己排気形ブレーキバンド2のプレート3、3’は、フィン形状接続部材4によって互いに接合されている。
【0034】
接続部材4は、ブレーキディスク1の回転軸sに対して、略放射状に配置され、かつ実質的に均等に離間されている。各プレート3、3’は、ブレーキバンド2の幅16に対して中心に配置された円の周りに延びる環状溝10、10’をそれぞれ有する。略台形状断面の溝10、10’は、空気ダクト7の方に向かってだんだん広くなり、かつ外側面9、9’及び内側面8、8’の領域において丸みがつけられている。各溝10、10’の外側開口は、上記パッドから突出する摩擦材を切断する縁部を構成する2つの突起部によって遮断されている。溝10、10’とフィン4との間の交差領域においては、溝10、10’は、フィン4の下に延びている。
【0035】
図11、12は、非限定の実施例としての、本発明による鋳造コアを用いて形成された排気ダクト7の内側の接続部材4と溝10との間の交差領域を示す。この交差領域における溝10と接続部材4との間の角度18は、有利には丸みがつけられている。
【0036】
図13は、制動時にブレーキディスク1の騒音を低減するために、プレート3を局所的に弱くするのに特に適している溝10の断面輪郭を示す。上記溝は、図13(A)〜図13(D)に従った台形状断面を有する。この特定の形状は、構造的不連続性を、所望の線に沿って故意に集中させることを可能にする。
【0037】
本発明によるコアを用いて形成したブレーキバンドにおいては、上記台形の斜辺は、底辺に対して15°〜90°の角度で傾斜している。より有利には、上記コアは、上記斜辺が、底辺に対して45°〜90°の角度で傾斜している、さらに有利には、この斜辺が、上記台形の底辺に対して85°の角度で傾斜しているブレーキバンドを形成するような特性を有する。
【0038】
本発明によるコアを用いて形成した溝10、10’の好適な断面は、図13(B)に示すような二等辺台形の形状である。
【0039】
また、上記溝の縁部に丸みがつけられていることが、図13(A)〜図13(E)を見て分かる。
【0040】
上記溝は、本発明に係る鋳造コアの表面上の各突起部を用いて、鋳造により形成される。
【0041】
次に、本発明によるコア20を用いた鋳造によるブレーキディスクの製造、および本発明によるコアボックス21を用いたコア20の製造を、図14(A)〜図14(D)を参照して説明する。
【0042】
ブレーキディスクは、通常、仕上げをしていないディスクの外部形状を規定する2つの鋳型22、22’(図14(D)参照)を用いて鋳造により形成される。鋳型22、22’は、例えば、凝集した鋳物砂で形成されている。
【0043】
排気形ディスクの場合、2つの鋳型22、22’に加えて、少なくとも1つのインサート、すなわち、ブレーキバンド2の2つのプレート3、3’間の接続部材4の雌形を要する。コア20として一般に知られているこのインサートは、例えば、樹脂で凝固した砂で形成される。1つまたはそれ以上のコア20を、鋳造する形状の複雑さにより、使用してもよい。
【0044】
鋳型22、22’及びコア20の製造は、それぞれ、一度しか使用できないので、非常に重要な製造工程を構成し、最少可能数の構成要素で鋳型22、22’及びコア20を形成することが必要であり、それにより、ブレーキディスク1は、有利なコストで形成される。
【0045】
コア20は、少なくとも2つの半体コアボックス21’、21”及び可能な限り追加的なインサートによって形成され、次いでその数及び形状は、コア20の形状の複雑さによって決まる(図14(A)〜図14(C))。半体コアボックス21’、21”及びあらゆるインサートの形状は、そのようにして形成される個々のコア20の許容交差に適合するようなものでなければならず、またこのコアの材料、例えば、樹脂でプリコートされたコア砂の流れが、所望の成型性を保証するのに必要な速度で重要な領域にさえ達することを保証するようなものでなければならない。
【0046】
コア20を一般的な大量生産の速度で形成することを可能にするためには、インサートの数を最少可能数に制限し、かつ半体コアボックス21’、21”を、上述した要求を最も良く満たす形に形成することが必要である。
【0047】
図15は、図16に示す鋳造コア20の形成のためのコアボックスを示す。コアボックス21は、部分的相補形状を有し、かつコアボックス21の内部に、図16のコア20の形状からなるキャビティ23を形成するために組立てられる2つの半体コアボックス21’、21”によって構成される。外側のチャネル24は、上記コアの外周部または支持部25の形状を規定し、かつ略矩形状の放射断面を有する。キャビティ23の中間部は、ディスク形状であり、かつコア20の環状バンド27のサイズを規定する。キャビティ23の中間部26は、キャビティ23の中間部26がその間に規定される2つの面29、29’を結合する複数のブリッジ体28によって遮断される。
【0048】
図15において、ブリッジ体28は、中間部26の周縁部に配置され、かつコアボックス21の軸sに対して実質的に径方向に広がる分割壁の形をとっている。キャビティ23の中心部30は、コア20の中心部31の輪郭を実質的に規定するシェル形状体として形成されている。キャビティ23の中心部30は、結合部32によって環状ディスク状中間部26に結合されている。上部の半体コアボックス21’は、コア20を形成するためにコア材を注入することができる中心開口33を有する。半体コアボックス21’、21”のうちの少なくとも一方は、キャビティ23の中間部26を規定するその内側面29、29’上に溝34、34’を有する。径方向の分割壁28は、半体コアボックス21’、21”の両方の内側面29、29’上に存在する相補的形状からなる各階段状突出部35、35’の結合によって形成される。図15から明らかなように、溝34、34’は分割壁28を貫通して延びている。
【0049】
キャビティ23の全ての領域は、互いに結合され、それに伴って、コア20の成型中に、この領域が、コア材、例えば、単一の開口33からのコア砂で充填されることが保証される。
【0050】
図16(A)、(B)は、図15のコアボックス21によって形成された鋳造コア20を示す。コア20は、その外周縁部周りに、コア支持部または単に支持部25として知られている周辺部を有する。またコア20は、略円筒形状のふたの形をしている中心部31を備える。中心部31の外縁部は、環状バンド27の内縁部と一体化されている。環状バンド27は、複数の開口36によって遮られている。図16においては、この開口は、スロット状をしており、コア20の対称軸sに対して略放射状に延びている。また、環状バンド27は、図15の半体コアボックス21’、21”の面29、29’上に存在する溝34、34’の領域内に、1つまたはそれ以上の突起部37、37’を有する。
【0051】
次に、本発明に係るブレーキディスクの製造について、図14(A)〜(C)を参照して説明する。
【0052】
2つの半体コアボックス21’、21”が、コアボックス21を形成するために結合された後、上記コア材が、注入開口33を介してキャビティ23内に注入され、半体コアボックス21’、21”は、予め加熱されている。このコア材は、キャビティ23を完全に充たし、最内径から最外径の方へ流れる。上記被覆樹脂が重合するにつれて、上記コア砂は、キャビティ23の形状を恒久的に採り、すなわち、コア20になる。コア20がセットされた後、コアボックス21は、半体コアボックス21’、21”を引き離しすことによって開かれ、コア20がキャビティ23から解放される。この工程は、上記コアが、溝10、10’の形状を規定する突起部37、37’を有するという事実にもかかわらず、著しく簡単である。これは、各突起部37、37’が、上記ブレーキディスクの排気ダクトを構成するこのコアの環状バンドから先細りになっている断面を有するためである。換言すれば、上記各突起部は、上記コアの上記鋳型からの取外しを容易にする抜け勾配を有する。
【0053】
仕上げ前のブレーキディスクを鋳造するために、コア20は、鋳造鋳型を形成するために、後に半鋳型22が配置される、半鋳型22’内に配置される。コア20は、半鋳型22、22’内に設けられた適切な位置に配置されているコア支持部25によって、中心の定位置に保持される。
【0054】
このようにして形成される上記鋳型内の上記キャビティは、上記仕上げ前のブレーキディスクの形状を規定する。鋳造中、ブレーキディスクの成型に適した液状鉄または他の材料は、公知のため説明はしないが、供給ダクトを介して上記キャビティ内に注入され、急速に硬化し、その熱が成型砂へ伝わる。そして、上記ブレーキディスク内での残留応力の形成を防ぐために、制御された冷却が行われる。鋳造時に高温にさらされるために、非常に脆くなる2つの半鋳型22、22’の砂及び上記コアの砂は、振動により粉砕されて、上記仕上げ前のディスクから取り外される。その後、このブレーキディスクは、通常の方法で機械加工される。
【0055】
本発明の有利な変形例は、鋳造による、空気ダクト7内での、上記仕上げ前のブレーキディスクのプレート3、3’の厚さよりも小さい深さ、および仕上げ加工されたブレーキディスクのこのプレートの厚さよりも大きい溝10、10’の形成を含む。プレート3、3’の外側層は、例えば、旋盤加工により、外側面9、9’の機械加工時に取り除かれ、溝10、10’は、結果として外部に対して開口される。
【0056】
変形例および/または追加例は、当然、記載かつ図示した上記実施形態を含んでもよい。
【0057】
例えば、コアボックス21内にあるブリッジ体28及び上記鋳造コアの環状バンド内の各開口36は、自己排気形ブレーキバンド2の上述したプレート3、3’の間の接続部材4の製造に適したどのような形状及び配置を有してもよい。
【0058】
コアボックス21の内側面29、29’内にある溝34、34’及びコア20の環状バンド27上の各突起部37、37’は、排気形ブレーキバンドの空気ダクト7の内部の上述した溝10、10’の形成に適したどのような形状及び配置も採ることが可能である。
【0059】
図15及び図17においては、第1の半体コアボックス21’及び第2の半体コアボックス21”内の溝34、34’は、環状であり、かつ一定の間隔で径方向に配置され、第1の半体コアボックス21’の溝34は、第2の半体コアボックス21”の溝34’に対して半分の間隔だけずれている。溝34、34’の形状及び配置は、図16(A)、16(B)に示す上記コアの環状バンド27上の突起部37、37’の同じ形状及び配置をもたらす。
【0060】
ブリッジ体28は、半体コアボックス21’、21”の面29、29’上にある相補的形状の突起部35、35’によって形成される。この突起部は、1つの実施形態によれば、図17に示すように平坦であり、あるいは、図15によれば階段状の形状である、それぞれの接触面40を有する。また突起部35、35’の断面は、コア20が硬化した後に、このコア20を半体コアボックス21’、21”から取り外すことができるように、それらの端部に対して傾斜している。
【0061】
ブレーキバンド2の溝10、10’と接続部材4との間の交差領域においては、各溝10、10’の断面は、上記コアの環状バンド27内の開口36を覆って配置されている突起部37、37’の一部によって規定される。また、この部分の断面は、次いで図15、17を見て明白に分かるように、上記2つの半体コアボックスのうちの一方における溝34、34’の内側、および対向する半体コアボックス21’、21”から突出する各突起部35、35’の接触面40の両方によって規定される。
【0062】
図19(A)、19(B)は、放射断面における、2つの独立したコア20’、20”で構成され、かつ、例えば、図4(A)、4(B)を見て分かるように、それぞれ溝10、10’を有するプレート3、3’の内側面8、8’が略反射対称である、ブレーキバンド2の鋳造に使用される鋳造コア20の成型のためのコアボックス21を示す。2つのコアの使用は、コア20が、全体として、成型後の半体コアボックス21’、21”からの取り外しを防ぐような形状を有しているため、この場合に必要である。上記コアの環状バンド27内の開口36の形状、すなわち、この実施形態において、ブレーキディスク1の対称軸sに対して略放射状に延びているフィンである、このディスクのプレート3、3’間の接続部材4の形状を規定する、半体コアボックス21’、21”における突起部35、35’は、明らかに視認できる。
【0063】
図20(A)、20(B)は、図19のコアボックス21によって形成された複合コア20を示す。複合コア20は、第1の半体コア20’と第2の半体コア20”とを備え、第1の半体コア20’の環状バンド27’は、第2の半体コア20”の環状バンド27”に対して略反射対称である形状を有する。
【0064】
本発明によるコアを用いて形成されたディスクブレーキのディスクのためのブレーキバンドは、多くの効果を有する。
【0065】
上記溝の断面の特定の形状、すなわち、この断面は、この溝の深さの主要な部分に対して、上記空気ダクトに向かってだんだん広くなるという事実により、優れた音減衰効果がもたらされる。
【0066】
上記溝が、上記プレートの厚さよりも小さい深さであり、かつ上記ブレーキバンドの外側面上の制動面に影響を及ぼさないように、完全にこのブレーキバンド内にある場合、所望の位置に正確に、かつ上記ディスクの表面と、制動中に接触する上記パッドの表面との間の摩擦プロセスに影響を及ぼすことなく、上記ブレーキディスクの動特性を有利に変更する目的に最も適したサイズで、この溝を形成することが可能である。
【0067】
上記ブレーキバンドの内側に上記空気ダクトを規定する面内の上記溝の配置は、上記外側面を容易に機械加工し、かつ時間及びコストを明確に減じて、この溝を形成するのに要する機械加工を回避することを可能にする。
【0068】
上記コアの環状バンド上の突起部を用いた鋳造による上記溝の形成は、外部からのこの溝の形成時に不可避の、上記プレート間の接続部材の切断を回避する。従って、これにより、鋭い縁部の形成及び上記接続部材の脆弱化の両方が防止され、それに伴って、従来技術に関して述べた欠点が排除される。
【0069】
上記溝の所望形状での形成、および上記空気ダクトを規定し、かつ上記外側の制動面から離れている内側面上での配置は、特別なパッドの使用、および従来の溝内に行われていたような研磨材の配置を回避する。
【0070】
上記方法により形成され、かつ本発明に係るツールを用いて形成されたブレーキバンドは、上記外側の制動面から離れた内側面上に溝を有するプレートを有し、かつ所定の値の上記制動プレートの摩耗に達したときに、上記外側面に向かって視認可能に開口するような深さからなる上記ブレーキディスクの摩耗状態の指示をも可能にする。例えば、異なる配置及び深さを有する溝は、上記ブレーキディスクの現在の摩耗状態の指示、および/またはこのブレーキディスクが最大許容摩耗に達したことを示す。
【0071】
別の効果は、本発明に従って形成されたブレーキバンドを有するブレーキディスクの冷却に関する。実際に、冷却面が増加すると共に、上記ブレーキバンドの内側の空気ダクトを規定する面内の溝も、今度は上記プレートと空気との間の熱交換に有利な、上記空気の流れにおける乱流をも形成し、それによって上記ディスクの冷却を向上させることが判明した。
【0072】
上記プレートの厚みを貫通して延びる溝の場合、上記ブレーキバンドの摩擦面に向かって傾斜しているこの溝の特定の断面形状は、上記パッドからの摩耗材の配置を防ぎ、かつ環状溝の領域内のこのパッドから突出する材料の粉砕に有利である。従って、このパッドの不均一な摩耗は防止される。このパッドから突出する材料を切断することができる突起部の形成は、上記溝の断面形状によって、破砕するのではなく、上記環状溝の領域内にどのような突起部をも予め形成しておくことも回避する。
【0073】
また、ブレーキバンド2及びベル5は、互いに結合することができる2つの独立した部材内で形成してもよい。
【0074】
本質的でないおよび特定の要求を満たすためには、当業者は、当然、ブレーキバンド2を形成するための、本発明に係る方法及びツール20、20’、20”、21、21’、22、22’を適用してもよいが、他の全ての変更例及び変形例は、添付クレームによって定義した本発明の保護範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】自己排気形ブレーキディスクの不等角投影図である。
【図2】放射断面における図1のディスクを示す図である。
【図3】(A)は、放射断面における、本発明に係るコアによって形成された第1のブレーキディスクを示す図であり、(B)は、(A)のブレーキディスクの部分断面正面図である。
【図4】(A)は、放射断面における、本発明に係るコアによって形成された第2のブレーキディスクを示す図であり、(B)は、(A)のブレーキディスクの部分断面正面図である。
【図5】(A)は、放射断面における、本発明に係るコアによって形成された第3のブレーキディスクを示す図であり、(B)は、(A)のブレーキディスクの部分断面正面図である。
【図6】放射断面における、本発明に係るコアによって形成された第4のブレーキディスクを示す図である。
【図7】(A)は、放射断面における、本発明に係るコアによって形成された第5のブレーキディスクを示す図であり、(B)は、(A)のブレーキディスクの部分断面正面図である。
【図8】(A)は、放射断面における、本発明に係るコアによって形成された第6のブレーキディスクを示す図であり、(B)は、(A)のブレーキディスクの部分断面正面図である。
【図9】(A)は、溝がプレートの外面の方に開口している、放射断面における、本発明に係るコアによって形成されたディスクを示す図であり、(B)は、(A)のブレーキディスクの部分断面正面図である。
【図10】(A)は、放射断面における、本発明に係るコアによって形成された別のブレーキディスクを示す図であり、(B)は、(A)のブレーキディスクの部分断面正面図である。
【図11】本発明に係るコアによって形成された自己排気形ブレーキバンドの内側の接続部材と溝との間の横断領域の斜視図である。
【図12】本発明に係るコアによって形成された自己排気形ブレーキバンドの内側の接続部材と溝との間の横断領域の斜視図である。
【図13】本発明に係るコアによって形成された自己排気形ブレーキバンドの内側の溝の特に有利な実施形態の断面図である。
【図14】(A)は鋳造による自己排気形ブレーキディスクの製造を概略的に示す図、(B)は鋳造による自己排気形ブレーキディスクの製造を概略的に示す図、(C)は鋳造による自己排気形ブレーキディスクの製造を概略的に示す図、(D)は鋳造による自己排気形ブレーキディスクの製造を概略的に示す図である。
【図15】本発明に係るコアボックスの第1の実施形態の放射断面図である。
【図16】(A)は図15のコアボックスによって形成された鋳造コアの放射断面図、(B)は図15のコアボックスによって形成された鋳造コアの平面図である。
【図17】本発明に係るコアボックスの第2の実施形態の放射断面図である。
【図18】(A)は図17のコアボックスによって形成された鋳造コアの放射断面図、(B)は図17のコアボックスによって形成された鋳造コアの平面図である。
【図19】(A)は本発明に係る2つのコアで構成されたコアの製造のための2つのコアボックスの第3の実施形態の放射断面図であり、(B)は本発明に係る2つのコアで構成されたコアの製造のための2つのコアボックスの第3の実施形態の放射断面図である。
【図20】(A)並びに(B)は、図19(A)、(B)のコアボックスによって形成される複合コアの製造のための2つのコアの放射断面図並びに平面図である。
Claims (29)
- ディスクブレーキのディスク(1)のブレーキバンド(2)の製造のためのコア(20)であって、このバンドが、接続部材(4)により互いに接合された少なくとも2つのプレート(3、3’)を有し、このプレート間の空間が、面(8、8’)によって規定された、ブレーキバンド(2)の冷却のための内部空気ダクト(7)を形成する、コアにおいて、コア(20)は、空気ダクト(7)を規定する面(8、8’)のうちの少なくとも一方に、ディスク(1)の対称軸と同心の円の周りに実質的に延び、かつ溝の主要な深さに対して、空気ダクト(7)の方へ向かって広くなる断面を有する少なくとも1つの溝(10、10’)を形成するのに適していることを特徴とするコア。
- 前記溝(10、10’)は、プレート(3、3’)の外側面(9、9’)の方へ開口している、ブレーキバンド(2)の形成に適した、請求項1に記載のコア(20)。
- 前記溝(10、10’)は、プレート(3、3’)の厚さよりも短い深さを有している、ブレーキバンド(2)の形成に適した、請求項1に記載のコア(20)。
- 前記溝(10、10’)は、この溝の幅の5倍以上の長さを有している、ブレーキバンド(2)の形成に適した、請求項2または3に記載のコア(20)。
- 少なくとも1つの溝(10、10’)は、環状である、ブレーキバンド(2)の形成に適した、請求項1ないし4のいずれか1に記載のコア(20)。
- 少なくとも1つの溝(10、10’)は、少なくとも1つの他方の溝(10、10’)の深さ以上の深さを有する、ブレーキバンド(2)の形成に適した、先行する全ての請求項のうちいずれか1に記載のコア(20)。
- 少なくとも1つの溝(10、10’)は、少なくとも1つの他方の溝(10、10’)の幅以上の幅を有している、ブレーキバンド(2)の形成に適した、先行する請求項のうちいずれか1に記載のコア(20)。
- 前記ブレーキバンド(2)の内側の面(8、8’)の少なくとも一方の全ての溝(10、10’)が、径方向に均一に離間している、ブレーキバンド(2)の形成に適した、先行する請求項のうちいずれか1に記載のコア(20)。
- 前記空気ダクト(7)を規定する第1の面(8)が、空気ダクト(7)を規定する、対向する第2の面(8’)に形成された溝(10’)と位置がずれている溝(10)を有する、ブレーキバンド(2)の形成に適した、先行する全ての請求項のうちいずれか1に記載のコア(20)。
- 前記第1及び第2の面(8、8’)の溝(10、10’)は、環状で、かつ一定の間隔で径方向に配置されている、ブレーキバンド(2)の形成に適した、請求項9に記載のコア(20)。
- 前記第1の面(8、)の溝(10)は、第2の面(8’)の溝(10’)に対して半分の間隔だけずれている、ブレーキバンド(2)の形成に適した、請求項10に記載のコア(20)。
- 前記溝(10、10’)は、ブレーキバンド(2)の2つのプレート(3、3’)の間で、接続部材(4)の下に延びている、ブレーキバンド(2)の形成に適した、先行する全ての請求項のうちいずれか1に記載のコア(20)。
- 前記溝(10、10’)は、コア(20)の環状バンド(27)上の突起部(37、37’)を用いた鋳造によって形成されている、ブレーキバンド(2)の形成に適した、先行する全ての請求項のうちいずれか1に記載のコア(20)。
- 前記溝(10、10’)は、断面台形の形状を有する、ブレーキバンド(2)の形成に適した、先行する全ての請求項のうちいずれか1項に記載のコア(20)。
- 前記台形の斜辺が、長辺に対して15°〜90°の角度で傾斜している、ブレーキバンド(2)の形成に適した、請求項14に記載のコア(20)。
- 前記溝(10、10’)は、二等辺四辺形の形状の断面を有する、ブレーキバンド(2)の形成に適した、請求項14に記載のコア(20)。
- 前記溝(10、10’)の縁部は、丸みがつけられている、ブレーキバンド(2)の形成に適した、先行する全ての請求項のうちいずれか1に記載のコア(20)。
- 各制動プレート(3、3’)の制動面(9、9’)から離れた面(8、8’)上の溝(10、10’)のうちの少なくとも一方が、摩耗した各制動プレート(3、3’)の最少許容厚さと等しい深さ(13)を有する、ブレーキバンド(2)の形成に適した、先行する全ての請求項のうちいずれか1に記載のコア(20)。
- 環状の溝(10、10’)の外側開口が、パッド(14)から突出する摩擦材を切断するための縁部を構成する少なくとも1つの突起部によって遮られている、ブレーキバンド(2)の形成に適した、請求項2もしくは5に記載のコア(20)。
- ディスクブレーキのディスクの形成に適した、先行する全ての請求項のうちいずれか1に記載のコア(20)。
- 略円形形状のコア(20)であって、環状バンド(27)と、環状バンド(27)の外周縁部に延びる支持リング(25)とを備え、かつ略円筒形のふたの形をした中心部(31)を有し、この中心部(31)の縁部は、環状バンド(27)の内縁部と一体化されており、また、環状バンド(27)は、空気ダクト(7)の形状を有するコアにおいて、少なくとも1つの突起部(37、37’)が、環状バンド(27)の対向する2つの面の少なくとも一方の上に配置され、かつその高さの主要部に対して外側へ傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載のコア(20)。
- 単一の構成要素によって構成された、請求項1に記載のコア(20)。
- 第1の半体コア及び第2の半体コア(20’、20”)を備え、第1の半体コア(20’)の環状バンド(27’)が、第2の半体コア(20”)の環状バンド(27”)の形状と略反射対称的な形状を有する、請求項1に記載のコア(20)。
- 部分的相補形状からなる少なくとも2つの半体コアボックス(21’、21”)を備えるコアボックス(21)であって、半体コアボックス(21’、21”)は、互いに対向し、かつ互いに接触してコアボックス(21)の内部キャビティ(23)を規定し、キャビティ(23)は、中心シェル形状の部分(30)と、接続部(32)と、略円形のダクト(24)内において外部へ対して開口している、略環状のディスク状中間部(26)とを備え、中心部(30)は、接続部(32)によって中間部(26)に接続されているコアボックスにおいて、キャビティ(23)が、先行する全ての請求項のうちのいずれか1に係る鋳造コア(20、20’、20”)の形状を有することを特徴とするコアボックス。
- 鋳造によりディスクブレーキのディスク(1)のブレーキバンド(2)を形成する方法であって、このバンドが、接続部材(4)により互いに接合された少なくとも2つのプレート(3、3’)を備え、このプレート間の空間が、面(8、8’)によって規定された内部空気ダクト(7)を形成する、方法において、空気ダクト(7)を規定する面(8、8’)のうちの少なくとも一方に、ディスク(1)の対称軸と同心の円の周りに実質的に延び、かつその深さの主要部に対して、空気ダクト(7)の方へ向かって広くなる断面を有する少なくとも1つの溝(10、10’)を形成するのに適したコア(20)の使用を備えることを特徴とする方法。
- 鋳造によりブレーキバンド(2)を形成する方法であって、
請求項24に係るコアボックス(21、21’、21”)を設ける工程と、
コアボックス(21、21’、21”)によってコア(20、20’、20”)を形成する工程と、
鋳型(22、22’)及びコア(20、20’、20”)によってブレーキバンド(2)を形成する工程と、
ブレーキバンド(2)の外側面(9、9’)及びブレーキバンド(2)の他の露出面を機械加工及び仕上げ加工する工程とを備える方法。 - 鋳造によりディスク(1)を形成する方法であって、
請求項24に係るコアボックス(21、21’、21”)を設ける工程と、
コアボックス(21、21’、21”)によってコア(20、20’、20”)を形成する工程と、
鋳型(22、22’)及びコア(20、20’、20”)によって、ブレーキバンド(2)を有するブレーキディスク(1)を形成する工程と、
ブレーキバンド(2)の外側面(9、9’)及びブレーキディスク(1)の他の露出面を機械加工及び仕上げ加工する工程とを備える方法。 - 鋳造によりブレーキバンド(2)を形成する方法であって、
請求項24に係るコアボックス(21、21’、21”)を設ける工程と、
コアボックス(21、21’、21”)によってコア(20、20’、20”)を形成する工程と、
鋳型(22、22’)及びコア(20、20’、20”)によってブレーキバンド(2)を形成する工程と、
ブレーキバンド(2)の外側面(9、9’)の機械加工及び仕上げ加工時に、溝(10、10’)を外側に向かって開口する工程と、
他の露出面を機械加工及び仕上げ加工する工程とを具備する方法。 - 鋳造によりディスク(1)を形成する方法であって、
請求項24に係るコアボックス(21、21’、21”)を設ける工程と、
コアボックス(21、21’、21”)によってコア(20、20’、20”)を形成する工程と、
鋳型(22、22’)及びコア(20、20’、20”)によって、ブレーキバンド(2)を有するブレーキディスク(1)を形成する工程と、
ブレーキバンド(2)の外側面(9、9’)の機械加工及び仕上げ加工時に、溝(10、10’)を外側に向かって開口する工程と、
ブレーキディスク(1)の他の露出面を機械加工及び仕上げ加工する工程とを具備する方法。
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