JP2004526710A - マンデル酸誘導体の製造 - Google Patents

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ホウソン,イアン・ニコラス
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    • C07C59/56Unsaturated compounds containing hydroxy or O-metal groups containing halogen

Abstract

マンデル酸誘導体の製造方法を提供する。該方法は、
(a)式(2)
【化1】
Figure 2004526710

を有する化合物を立体選択的にシアノ化して、該当するシアノヒドリンを生じ;
(b)工程(a)の生成物を加水分解して、式(1)
【化2】
Figure 2004526710

(式中、Xは置換基である)
を有する該当する化合物にする工程を含む。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、キラルの形のオルト置換マンデル酸の製造方法に関する。
オルト位に置換されたマンデル酸は、薬剤、特に、クロピドグレル(clopidogrel)のような抗凝固薬(anticoagulant)の合成における重要な中間体である。
【0002】
マンデル酸の鏡像異性体の製造については、多数の異なった方法が提案されてきている。例えば、US5223416号には、生物学的方法が記載されているが、これは、(R)、(S)−ベンズアルデヒドシアノヒドリンまたは誘導体、または青酸およびベンズアルデヒドの混合物に、微生物の作用を施すことを含む。しかしながら、最も一般的に用いられる方法は、該当するシアノヒドリンの(R)または(S)鏡像異性体を選択的に形成させた後、加水分解して、立体化学的純度を損なうことなく所望の2−ヒドロキシ酸を生じることに基づいている。
【0003】
アリールアルデヒドへのシアノ化(cyanating)剤の不斉付加(asymmetric addition)に関する多数の方法がこれまで文献に報告されている。これらの方法は、Comprehensive Asymmetric Catalysis; Eds. Jacobsen, E.N., Pfaltz, A. and Yamamoto, H; Chapter 28 に概説されている。シアノヒドリンの一方または他方の鏡像異性体の高い鏡像異性体過剰率(e.e.)は、酵素およびペプチド触媒でこれまでに達成されている。しかしながら、非生物学的触媒では、はるかに低い光学的収率(optical yield)が認められる。これらの方法は、概して、高レベルの触媒(すなわち、5mol%を超える触媒)の使用も必要とする。
【0004】
最近の二つの論文(Journal of the American Chemical Society, 1999, 121, 3968-3973; および Organic Letters, 2000, 2, 1617-1619)は、低レベルの触媒を用いて、アリールアルデヒドを周囲温度(またはそれより低い温度)においてシアノヒドリンの該当するトリメチルシリルエーテルへと高い収率および光学純度で変換することができる新しいチタンおよびバナジウムのキラル触媒をそれぞれ記載している。これらの方法は汎用性であるが、それらは、オルト置換ベンズアルデヒド、特に、アルデヒドが電子不足である場合のものについて、より低い光学純度の生成物を生じる。
【0005】
本発明により、式(1)
【0006】
【化1】
Figure 2004526710
【0007】
(式中、Xは置換基である)
を有する化合物の立体選択的製造方法であって、
(a)式(2)
【0008】
【化2】
Figure 2004526710
【0009】
(式中、Xは置換基である)
を有するベンズアルデヒドを立体選択的にシアノ化して、該当するシアノヒドリンを生じ;そして
(b)工程(a)の生成物を加水分解して、式(1)の該当する化合物にする工程を含む方法を提供する。
【0010】
Xはハロゲン、より好ましくは、ClまたはBr、特に、Clであるのが好適である。
工程(a)で用いられるシアノ化剤は、好ましくは、式YCN(式中、Yは、H、またはアルカリ金属、アルカリ土類金属または遷移金属である)の化合物およびトリメチルシリルクロリド(TMSCl)の混合物;YCNおよび無水酢酸の混合物、またはトリメチルシリルシアニド(TMSCN)であり、必要によりルイス酸と一緒であってよい。
【0011】
好ましくは、シアノ化剤はTMSCNである。
立体特異的触媒は、工程(a)で用いることができる。
好ましい立体特異的触媒は、式(3)、式(4)、式(5)または式(6)
【0012】
【化3】
Figure 2004526710
【0013】
(式中、Mは、遷移金属錯体であって、好ましくは、V=0、V(OH)、V(OH)、V(OR)、V(OR、VCl、VBr、VCl、VBr、Ti(OH)、Ti(CN)、TiCl、TiBr、Ti(OR、ZrCl、Cr、WCl、MnCl、FeCl、ReO、RuOから成る群より選択されるものであり、ここにおいて、RはC1−6−アルキルであり;
各々のMは、独立して、V、Ti、Zr、Cr、W、Mn、Fe、ReおよびRuから成る群より選択される遷移金属であり;
Xは、O、Sまたはハロゲンであり;
、R、RおよびRは、各々独立して、H、置換されていてよいC1−16−アルキル、C1−16−アルコキシ、ハロゲンまたはニトロであり;そして
およびRは、各々独立して、H、置換されていてよいC1−16−アルキル、置換されていてよい芳香族またはヘテロ芳香族環であり、またはRおよびRは一緒になって、脂肪族、芳香族またはヘテロ芳香族の環系である)
を有するもの、または式(3)および式(5)または式(4)および式(6)の触媒混合物である。
【0014】
好ましくは、式(3)、式(4)、式(5)および式(6)の触媒において、R、R、RおよびRの少なくとも一つはC1−4−アルキルであり、より好ましくは、R、R、RおよびRの少なくとも一つはt−ブチルである。式(3)、式(4)、式(5)および式(6)の触媒において、R、R、RおよびRが全てt−ブチルである場合、それは特に好都合である。
【0015】
好ましくは、式(3)、式(4)、式(5)および式(6)において、RおよびRは一緒になって、置換されていてよい脂肪族環系、特に、置換されていてよいC3−6脂肪族環系であり、またはRおよびRは一緒になって、置換されていてよいフェニルである。
【0016】
式(3)および式(4)において、Mは、好ましくは、V=0、V(OH)、V(OH)、V(OR)、V(OR、TiCl、TiBr、Ti(OR、ZrCl、Cr、MnCl、FeClであり、ここにおいて、RはC1−6−アルキルであり、より好ましくは、Mは、TiCl、TiBr、V(OH)、V(OH)、V(OR)またはV=0、特に、V=0またはV(OH)である。
【0017】
式(3)および式(4)の触媒は、追加の配位子を有していてよい。好ましくは、これら配位子は、置換されていてよい脂肪族、芳香族またはヘテロ芳香族のジオールを介して式(3)および式(4)の触媒中の金属に連結することができる当該ジオールを含む。
【0018】
式(5)および式(6)の触媒において、Mは各々、好ましくは、異なった遷移金属である。
好ましくは、式(5)および式(6)において、各々のMは、独立して、TiまたはVである。
【0019】
工程(a)において、式(3)および/または式(5)の触媒を用いて、(R)鏡像異性体を主生成物として生じることができるし、式(4)および/または式(6)の触媒を用いて、(S)鏡像異性体を主生成物として生じることができる。
【0020】
式(3)、式(4)、式(5)および式(6)の触媒は、Journal of the American Chemical Society, 1999, 121, 3968-3973; および Organic Letters, 2000, 2, 1617-1619 に記載の手順を用いて製造することができ、これら方法は本明細書中に援用される。
【0021】
工程(a)において、式(3)および式(4)の触媒は、本明細書中に示されるものとは別の互変異性体で存在しうると考えられる。具体的には、それらは、式(5)および式(6)を有する触媒を含めた二量体および他の多重形(multiple forms)を形成してよい(例えば、Journal of the American Chemical Society, 1999, 121, 3968-3973 の図2および Organic Letters, 2000, 2, 1617-1619 のスキーム1を参照されたい)。これら互変異性体は、本発明の範囲内に包含される。
【0022】
多くの態様において、工程(a)におけるシアノ化剤対式(2)化合物のモル比は、0.9:1〜10:1、好ましくは、1:1〜5:1の範囲内であるのが好適である。
好ましくは、工程(a)の生成物は、60%を超える鏡像異性体過剰率(e.e.)で、より好ましくは、65%を超えるe.e.で生じる。工程(a)の生成物は、70%を超えるe.e.、特に、75%を超えるe.e.、具体的には、80%を超えるe.e.で生じるのが特に好適である。
【0023】
本方法の工程(a)は、用いられる試薬に対して反応しない有機溶媒の存在下で行うことができる。適当な溶媒の例には、ハロカーボン、特に、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼンのようなクロロカーボン、エーテル、具体的には、t−ブチルメチルエーテルのようなC1−6アルキルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、t−ブタノールのようなアルコール、2,6−ルチジンのような窒素含有複素環式化合物、トルエンおよびそれらの混合物が含まれる。好ましくは、溶媒は、ジクロロメタン、クロロベンゼン、t−ブタノール、2,6−ルチジン、トルエン、t−ブチルメチルエーテルまたはそれらの混合物である。より好ましくは、溶媒は、ジクロロメタン、t−ブタノール、2,6−ルチジンまたはそれらの混合物である。
【0024】
式(3)および式(4)中のMがTiClまたはTiBrである場合、本方法の工程(a)は、無水条件下で行わないことが好適である。
工程(a)および(b)は、連続法で行ってもよい。好ましい連続法では、式(3)、式(4)、式(5)または式(6)の触媒を固体支持体上に固定する。式(3)、式(4)、式(5)および式(6)の触媒は、当業者に周知の技法を用いて固定することができる。
【0025】
この固体支持体は、例えば、球状ポリマービーズ(マクロかまたはミクロ多孔質)、無機粒子(シリカ、イオン交換樹脂、ゼオライト)、膜、フィルムおよび複合構造体より選択することができる。
【0026】
可溶性物質を不溶性マトリックス材料中または上に固定するのに一般的に用いられる技法には、カプセル封入;予備成形される架橋不溶性ポリマーマトリックスへの物質の共有結合付着;または予備成形される直鎖状ポリマーへの物質の共有結合付着が含まれる。
【0027】
本方法の工程(a)は、好ましくは、−20℃〜50℃の範囲内、より好ましくは、−5℃〜30℃の範囲内の温度で行われる。工程(a)は、0℃〜25℃の範囲内の温度で行われるのが特に好適である。
【0028】
本方法の工程(a)は、好都合には、少なくとも90%の転化率まで進行させる。
本発明の方法の工程(a)の反応時間は、多数の因子、例えば、試薬濃度、撹拌速度、試薬の相対量、そして特に、反応温度に依存するであろう。典型的な反応時間は、試薬添加時間に加えて、0.5時間〜48時間であり、1〜20時間の反応時間が一般的である。反応を周囲温度で行う場合、2〜18時間の反応時間がしばしば用いられる。
【0029】
本方法の工程(b)において、加水分解は、好ましくは、HClのような水性鉱酸との接触によって行われる。好ましくは、この鉱酸濃度は、1Mを超える、より好ましくは、5Mを超える。工程(b)は、加水分解が完了するまで反応混合物を加熱することによって、例えば、50〜110℃の温度で1〜48時間行うことができる。
【0030】
工程(b)の生成物は、結晶化によって更に精製することができる。この結晶化は、好ましくは、立体特異的結晶化である。
結晶化は、好ましくは、溶媒の存在下で行われる。好ましい溶媒は、メタノール、エタノール、プロパン−1−オール、プロパン−2−オール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノールのようなアルコール、tert−ブチルメチルエーテルおよびテトラヒドロフランのようなエーテル、n−またはイソペンタン、n−またはイソヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタンまたはオクタンのようなアルカン、トルエンまたはキシレンのような芳香族溶媒、またはジクロロメタンまたはクロロベンゼンのような塩素化溶媒、またはそれらの混合物である。
【0031】
好ましくは、この結晶化の生成物は、80%を超える鏡像異性体過剰率(e.e.)で、より好ましくは、85%を超えるe.e.で生じる。工程(a)の生成物は、90%を超えるe.e.で、特に、95%を超えるe.e.で生じるのが特に好適である。
【0032】
好都合には、結晶化混合物に、式(1)の化合物の所望の鏡像異性体の結晶を播種している。好ましくは、結晶化混合物に播種するのに用いられる結晶は、95%を超えて純粋である。より好ましくは、それは99%を超えて純粋である。
【0033】
この結晶化を2回またはそれを超えて繰り返して、所望の純度の材料を生じることができる。
工程(a)の生成物は、工程(b)の前に単離することができる。しかしながら、好ましくは、工程(a)の生成物は、更に処理することも精製することもなく、工程(b)で用いられる。
【0034】
本方法の好ましい態様は、本明細書中の前に定義の式(1)の化合物の立体選択的製造方法であって、
(a)本明細書中の前に定義の式(2)の化合物と、式YCN(式中、Yは、H、またはアルカリ金属、アルカリ土類金属または遷移金属である)の化合物およびトリメチルシリルクロリド(TMSCl)の混合物またはトリメチルシリルシアニド(TMSCN)とを、場合により、ルイス酸と一緒に反応させて、式(3)または式(5)の触媒の存在下において該当するシアノヒドリンのトリメチルシリルエーテルの(R)鏡像異性体を生じ、または式(4)または式(6)の触媒の存在下において該当するシアノヒドリンのトリメチルシリルエーテルの(S)鏡像異性体を生じ
【0035】
【化4】
Figure 2004526710
【0036】
(式中、Mは遷移金属錯体であり;
各々のMは、独立して、V、Ti、Zr、Cr、W、Mn、Fe、ReおよびRuから成る群より選択される遷移金属であり;
Xは、O、Sまたはハロゲンであり;
、R、RおよびRは、各々独立して、H、置換されていてよいC1−16−アルキル、C1−16−アルコキシ、ハロゲンまたはニトロであり;そして
およびRは、各々独立して、H、置換されていてよいC1−16−アルキル、置換されていてよい芳香族またはヘテロ芳香族環であり、またはRおよびRは一緒になって、脂肪族、芳香族またはヘテロ芳香族の環系である)
;そして
(b)工程(a)からの生成物を加水分解して、式(1)の該当する化合物にする工程を含む方法である。
【0037】
好ましくは、式(3)および式(4)において、Mは、V=0、V(OH)、V(OH)、V(OR)、Ti(OR、VCl、VBr、VCl、VBr、Ti(OH)、Ti(CN)、TiCl、TiBr、Ti(OR、ZrCl、Cr、WCl、MnCl、FeCl、ReO、RuOから成る群より選択される遷移金属錯体であり、ここにおいて、RはC1−6−アルキルである。
【0038】
本方法のより好ましい態様は、(R)−クロロマンデル酸の製造方法であって、
(a)2−クロロベンズアルデヒドとトリメチルシリルシアニド(TMSCN)とを、式(7)
【0039】
【化5】
Figure 2004526710
【0040】
を有する触媒の存在下において反応させて、(R)−2−クロロマンデロニトリルシリルエーテルを生じ;
(b)工程(a)からの生成物を加水分解して、(R)−2−クロロマンデル酸を生じ;そして
(c)工程(b)からの生成物を立体特異的結晶化によって精製する工程を含み、ここにおいて、結晶化混合物は、99%を超える純度の(R)−2−クロロマンデル酸の結晶を播種されている方法である。
【0041】
本発明を、下に更に詳しく説明するが、ここにおいて、部および百分率は全て、特に断らない限り重量による。
実施例1
工程1(a)
【0042】
【化6】
Figure 2004526710
【0043】
o−クロロベンズアルデヒド(0.459g,0.37ml,3.269mmol)を、CHCl(5ml)中の式(7)の触媒(2mg,3.3x10−3mmol)にシリンジによって加えた後、TMSCN(0.357g,0.48ml,3.597mmol)を加えた。その溶液を20℃の室温で一晩撹拌した。G.C.による分析は、その反応が、18時間後に92%の転化率(76%e.e.)および48時間後に96%の転化率(76%e.e.)まで進行したことを示した。その混合物をシリカのプラグを介して通過させ且つジクロロメタンで洗浄することによって触媒を除去した。
【0044】
工程1(b)
【0045】
【化7】
Figure 2004526710
【0046】
工程1(a)からの2’−クロロマンデロニトリルのシリルエーテル(0.39g,1.626mmol)および水(0.5ml)を、還流冷却器を装備した100mlフラスコ中に入れた。塩酸(37%,5ml)を滴下漏斗によって加え、その溶液を撹拌し且つ80℃に48時間加熱した。溶液を室温に冷却し、ジエチルエーテル(10ml)を加えた。30分間激しく撹拌後、撹拌機を止めた。反応の程度は、(R)2−クロロマンデル酸の該当するメチルエステルへの転化率によって決定した。0.2mlの試料を、G.C.バイアル中のメタノール(1ml)中に取り入れ、周囲温度で1時間放置して、メチルエステルを形成させた。このメチルエステルは、100%の転化率を示したG.C.分析により、出発物質の痕跡を含まないことが確認され、48時間後に反応が完了したことが示された。最終生成物の光学純度は、トリフルオロ酢酸エステルへの転化後のG.C.分析によって決定した。この分析は、立体化学保留性(stereochemical retention)で反応が進行したことを示した。
【0047】
生成物を、反応混合物からジエチルエーテル(3x20ml)で抽出し、シリカのプラグ(plug)を介して通過させることによって精製し、MgSOを用いて乾燥させ、濃縮した。
【0048】
工程1(c)
工程1(b)からの粗製(R)2−クロロマンデル酸を、トルエン中で溶解するまで加熱し、そして純粋な(R)2−クロロマンデル酸の種結晶を加えた。この溶液を周囲温度まで徐々に冷却し、この間に結晶化が起こった。結晶は、ブフナー漏斗/フィルターシステムを用いて集めた。この結晶化工程を繰り返して、>99%e.e.(G.C.分析によりトリフルオロ酢酸エステルとして分析される)を有する結晶を得た。
【0049】
実施例2
工程2(a)
【0050】
【化8】
Figure 2004526710
【0051】
o−クロロベンズアルデヒド(2.00g,1.62ml,14.23mmol)を、CHCl(20ml)中の式(7)のバナジウム触媒(8.7mg,1.42x10−2mmol)に加えた後、TMSCN(1.41g,1.95ml,14.23mmol)を加えた。その溶液を20℃の室温で一晩撹拌した。G.C.による分析は、その反応が、1.5時間後に95%の転化率(81%e.e.)および22時間後に97%の転化率(81%e.e.)まで進行したことを示した。その混合物をシリカのプラグを介して通過させ且つ10:1v/vのヘキサン:酢酸エチルで洗浄することによって触媒を除去した。
【0052】
工程2(b)
【0053】
【化9】
Figure 2004526710
【0054】
工程2(a)からの(R)2−クロロマンデロニトリルシリルエーテル(0.39g,1.626mmol)および水(0.5ml)を、還流冷却器を装備した100mlフラスコ中に入れた。塩酸(37%,5ml)を滴下漏斗によって加え、その溶液を撹拌し且つ80℃に5時間加熱した。溶液を室温に冷却し、ジエチルエーテル(10ml)を加えた。30分間激しく撹拌後、撹拌機を止めた。
【0055】
反応の程度は、(R)2−クロロマンデル酸の該当するメチルエステルへの転化率によって決定した。0.2mlの試料を、G.C.バイアル中のメタノール(1ml)中に取り入れ、周囲温度で1時間放置して、メチルエステルを形成させた。このメチルエステルは、100%の転化率を示したG.C.分析により、出発物質の痕跡を含まないことが確認され、48時間後に反応が完了したことが示された。
【0056】
最終生成物の光学純度は、トリフルオロ酢酸エステルへの転化後のG.C.分析によって決定した。この分析は、立体化学保留性で反応が進行したことを示した。
生成物を、反応混合物からジエチルエーテル(3x20ml)で抽出し、シリカのプラグを介して通過させることによって精製し、MgSOを用いて乾燥させ、濃縮した。
【0057】
工程2(c)
工程2(b)からの粗製(R)2−クロロマンデル酸を、トルエン中で溶解するまで加熱し、そして純粋な(R)−2−クロロマンデル酸の種結晶を加えた。この溶液を周囲温度まで徐々に冷却し、この間に結晶化が起こった。結晶は、ブフナー漏斗/フィルターシステムを用いて集めた。この結晶化工程を繰り返して、>99%e.e.(G.C.分析によりトリフルオロ酢酸エステルとして分析される)を有する結晶を得た。
【0058】
実施例3
工程(a)の実施例
(R)2−クロロマンデロニトリルシリルエーテルの製造
【0059】
【化10】
Figure 2004526710
【0060】
o−クロロベンズアルデヒド(1.00g,0.81ml,7.114mmol)を、CHCl(9ml)中の式(8)
【0061】
【化11】
Figure 2004526710
【0062】
を有するチタン二量体触媒(8.6mg,7.114x10−3mmol)に加えた後、TMSCN(0.776g,1.06ml,7.825mmol)を加えた。その溶液を20℃の室温で一晩撹拌した。G.C.による分析は、その反応が、1時間後に97%の転化率(60%e.e.)および18時間後に97%の転化率(59%e.e.)まで進行したことを示した。その混合物をシリカのプラグを介して通過させ且つジクロロメタンで洗浄することによって触媒を除去した。
【0063】
実施例4
工程(a)の実施例
(S)−クロロマンデロニトリルシリルエーテルの製造
【0064】
【化12】
Figure 2004526710
【0065】
o−クロロベンズアルデヒド(9.9g,8.0ml,70.43mmol)を、CHCl(100ml)中の式(9)
【0066】
【化13】
Figure 2004526710
【0067】
を有するバナジウム触媒(43.5mg,7.11x10−2mmol)に加えた後、TMSCN(6.90g,9.45ml,69.5mmol)を加えた。その溶液を20℃の室温で一晩撹拌した。G.C.による分析は、その反応が、25時間後に94%の転化率(79%e.e.)および44.5時間後に96%の転化率(79%e.e.)まで進行したことを示した。その混合物をシリカのプラグを介して通過させ且つジクロロメタンで洗浄することによって触媒を除去した。
【0068】
実施例5
工程(a)の実施例
(R)2−クロロマンデロニトリルアセテートの製造
【0069】
【化14】
Figure 2004526710
【0070】
o−クロロベンズアルデヒド(2.0g,1.62ml,14.23mmol)を、CHCl(55ml)中の式(7)のバナジウム触媒(90mg,14.23x10−2mmol)およびシアン化カリウム(2.793g,43.8mmol)の撹拌混合物にシリンジによって加えた後、2,6−ルチジン(0.147g,0.16ml,1.37mmol)および水(0.25g,0.25ml,13.66mmol)を加えた。そのスラリーを−6℃の温度に冷却し、無水酢酸(3.08g,2.85ml,30.17mmol)をシリンジによって加えた。スラリーを−5℃〜0℃の温度で撹拌した。G.C.による分析は、その反応が、4時間後に51%の転化率(62%e.e.)および7時間後に61%の転化率(53%e.e.)まで進行したことを示した。過剰のシアン化カリウムを濾去し、生成物をジクロロメタンで洗浄後、濾液を真空中で減少させた。残留物を、10:2v/vのヘキサン:酢酸エチル中に溶解させ、そしてその混合物をシリカ床を介して通過させ且つ10:1v/vのヘキサン:酢酸エチルで洗浄することによって触媒を除去した。
【0071】
実施例6
工程(a)の実施例
(R)2−クロロマンデロニトリルアセテートの製造
【0072】
【化15】
Figure 2004526710
【0073】
o−クロロベンズアルデヒド(1.0g,0.82ml,7.11mmol)を、CHCl(18ml)中の式(8)のチタン二量体触媒(72.8mg,0.06mmol)およびシアン化カリウム(1.85g,28.46mmol)の撹拌混合物にシリンジによって加えた後、t−ブタノール(0.56g,0.72ml,7.49mmol)を加えた。そのスラリーを−5℃の温度に冷却し、無水酢酸(2.905g,2.68ml,28.46mmol)をシリンジによって加えた。スラリーを−5℃〜0℃の温度で撹拌した。G.C.による分析は、その反応が、4時間後に31%の転化率(49%e.e.)および5.75時間後に33%の転化率(51%e.e.)まで進行したことを示した。
【0074】
実施例7
工程(a)の実施例
(S)2−クロロマンデロニトリルアセテートの製造
【0075】
【化16】
Figure 2004526710
【0076】
o−クロロベンズアルデヒド(2.0g,1.62ml,14.23mmol)を、CHCl(55ml)中の式(9)のバナジウム触媒(87mg,14.23x10−2mmol)およびシアン化カリウム(2.793g,43.8mmol)の撹拌混合物にシリンジによって加えた後、2,6−ルチジン(0.147g,0.16ml,1.37mmol)および水(0.25g,0.25ml,13.66mmol)を加えた。そのスラリーを0℃の温度に冷却し、無水酢酸(3.08g,2.85ml,30.17mmol)をシリンジによって加えた。スラリーを−5℃〜0℃の温度で撹拌した。G.C.による分析は、その反応が、1.5時間後に65%の転化率(81%e.e.)および5時間後に94%の転化率(79%e.e.)まで進行したことを示した。過剰のシアン化カリウムを濾去し、生成物をジクロロメタンで洗浄後、濾液を真空中で減少させた。残留物を、10:2v/vのヘキサン:酢酸エチル中に溶解させ、そしてその混合物をシリカ床を介して通過させ且つ10:1v/vのヘキサン:酢酸エチルで洗浄することによって触媒を除去した。
【0077】
実施例3〜7の化合物を、上の工程1(b)および2(b)に類似した条件を用いて加水分解して、該当するマンデル酸にした。

Claims (16)

  1. 式(1)
    Figure 2004526710
    (式中、Xは置換基である)
    を有する化合物の立体特異的製造方法であって、
    (a)式(2)
    Figure 2004526710
    (式中、Xは置換基である)
    を有するベンズアルデヒドを立体選択的にシアノ化して、該当するシアノヒドリンを生じ;そして
    (b)工程(a)の生成物を加水分解して、式(1)の該当する化合物にする工程を含む方法。
  2. XがClまたはBrである請求項1に記載の方法。
  3. XがClである請求項1かまたは請求項2に記載の方法。
  4. 工程(a)において、シアノ化剤がTMSCNである請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 工程(b)において、工程(a)の生成物を水性鉱酸との接触によって加水分解する請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 工程(b)において、鉱酸がHClである請求項5に記載の方法。
  7. 請求項1に記載の式(1)の化合物の製造方法であって、
    (a)請求項1に記載の式(2)の化合物と、式YCN(式中、Yは、H、またはアルカリ金属、アルカリ土類金属または遷移金属である)の化合物およびトリメチルシリルクロリド(TMSCl)の混合物またはトリメチルシリルシアニド(TMSCN)とを、場合により、ルイス酸と一緒に反応させて、式(3)または式(5)の触媒の存在下において該当するシアノヒドリンのトリメチルシリルエーテルの(R)鏡像異性体を生じ、または式(4)または式(6)の触媒の存在下において該当するシアノヒドリンのトリメチルシリルエーテルの(S)鏡像異性体を生じ
    Figure 2004526710
    (式中、Mは遷移金属錯体であり;
    各々のMは、独立して、V、Ti、Zr、Cr、W、Mn、Fe、ReおよびRuから成る群より選択される遷移金属であり;
    Xは、O、Sまたはハロゲンであり;
    、R、RおよびRは、各々独立して、H、置換されていてよいC1−16−アルキル、C1−16−アルコキシ、ハロゲンまたはニトロであり;そして
    およびRは、各々独立して、H、置換されていてよいC1−16−アルキル、置換されていてよい芳香族またはヘテロ芳香族環であり、またはRおよびRは一緒になって、脂肪族、芳香族またはヘテロ芳香族の環系である)
    ;そして
    (b)工程(a)からの生成物を加水分解して、式(1)の該当する化合物にする工程を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 式(3)および式(4)において、Mが、V=0、V(OH)、V(OH)、V(OR)、Ti(OR、VCl、VBr、VCl、VBr、Ti(OH)、Ti(CN)、TiCl、TiBr、Ti(OR、ZrCl、Cr、WCl、MnCl、FeCl、ReO、RuOから成る群より選択される遷移金属錯体であり、ここにおいて、RがC1−6−アルキルである請求項7に記載の方法。
  9. 式(3)および式(4)において、MがV=0またはV(OH)である請求項7かまたは請求項8に記載の方法。
  10. 式(3)、式(4)、式(5)および式(6)において、RおよびRが一緒になって、置換されていてよい脂肪族環系であるか、またはRおよびRが一緒になって、置換されていてもよいフェニルである請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 工程(a)において、触媒が式(3)または式(5)を有するものである請求項7〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 式(3)、式(4)、式(5)または式(6)の触媒において、R、R、RおよびRの少なくとも一つがt−ブチルである請求項7〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 式(3)、式(4)、式(5)または式(6)の触媒において、R、R、RおよびRが全てt−ブチルである請求項7〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 工程(b)の生成物を、立体特異的結晶化によって精製する請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 結晶化を、式(1)の化合物の所望の鏡像異性体の結晶を播種して行う請求項14に記載の方法。
  16. (R)−クロロマンデル酸の製造方法であって、
    (a)2−クロロベンズアルデヒドとトリメチルシリルシアニド(TMSCN)とを、式(7)
    Figure 2004526710
    を有する触媒の存在下において反応させて、(R)−2−クロロマンデロニトリルシリルエーテルを生じ;
    (b)工程(a)からの生成物を加水分解して、(R)−クロロマンデル酸を生じ;そして
    (c)工程(b)からの生成物を立体特異的結晶化によって精製する工程を含み、ここにおいて、結晶化混合物に、99%を超える純度の(R)−2−クロロマンデル酸の結晶を播種する、ことを含む方法。
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