JP2004526562A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 原液用の給水口（２）と、原液室（５）と、原液室に配置された複数のフィルタキャンドル（１０）と、濾液用の排水口（３）とを備えるフィルタ容器（１２）を具備する液体、特にビールの濾過及び／又は安定化を目的としたプリコートフィルタであって、
   前記原液室（５）が、少なくとも一つの量的制御可能な原液用の排水口（４）が内部に配置されている前記プリコートフィルタにおいて、
   前記濾液用の前記排水口（３）と前記原液用の前記排水口（４）の双方が、量的に制御可能であり、かつ、
   濾過処理中に、排出された濾液流に対する排出された原液流の定格容量比率が１よりも大きくなるように制御する制御手段（２４）を更に具備していることを特徴とする、プリコートフィルタ。
2. 前記原液用の前記給水口（２）が前記フィルタキャンドル（１０）の下方の領域に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載のプリコートフィルタ。
3. 前記フィルタ容器（１２）が仕切り壁（１１）によって濾液室（６）と原液室（５）に分離され、前記原液用の前記排水口（４）が前記仕切り壁（１１）に相関して前記フィルタキャンドルの上端に配置されるか前記仕切り壁（１１）内に配置されていることを特徴とする、請求項１又は２に記載のプリコートフィルタ。
4. 前記フィルタ容器（１２）が前記濾液用のレジスタ排水口（１３）を備え、前記原液用の前記排水口（４）が前記レジスタ排水口に相関して前記フィルタキャンドル（１０）の上端又は上端より上に配置されていることを特徴とする、請求項１又は２に記載のプリコートフィルタ。
5. 前記原液用の前記排水口（４）が排出された原液を再び前記原液室（５）に供給するためにバイパス管（１４）に接続可能となっていることを特徴とする、請求項１〜４のいずれか１項に記載のプリコートフィルタ。
6. 前記バイパス管（１４）が中間貯水手段（１８）を経由することを特徴とする、請求項５に記載のプリコートフィルタ。
7. プリコートフィルタを具備する、液体、特にビールの濾過及び／又は安定化の方法であって、
   原液室に原液を供給するステップと、
   フィルタキャンドルによって前記原液を濾過するステップと、
   前記濾液を排出し、もって濾液流を生成するステップと、
   前記原液室からの前記原液の一部を制御して排出し、もって原液流を生成するステップと
   を包含する前記方法において、
   前記濾液用の前記排水口（３）と前記原液用の前記排水口（４）の双方が、量的に制御可能であり、かつ、濾過処理中に、排出された濾液流に対する排出された原液流の定格容量比率が１よりも小さいことを特徴とする方法。
8. 前記排出された原液がバイパス管（１４）を介して再び前記原液室に供給されることを特徴とする、請求項７に記載の方法。
9. 様々な媒体が次々と前記原液室を通過させられ、後続媒体が先行媒体を押しのける際の濾液流に対する原液流の定格容量比率が１より大きい、好ましくは９５：５である、連続した複数のサブプロセスを具備することを特徴とする、請求項７又は８に記載の方法。
10. 水と濾過助剤から成る先行媒体が前記原液室に導入され、濾液流に対する原液流の定格容量比率が１よりも大きい、好ましくは１：９であるようなサブプロセスとして、プリコーティング処理を含むことを特徴とする、請求項７〜９のいずれか１項に記載の方法。
11. 前記プリコーティング処理後に、水と濾過助剤である前記先行媒体が濾過されるべき前記原液を排除するサブプロセスを包含することを特徴とする、請求項９又は１０に記載の方法。
12. 濾液流に対する原液流の定格容量比率が好ましくは５：９５であることを特徴とする、請求項７に記載の方法。
13. 前記濾過処理後に、前記フィルタ内の内容物が後続媒体によって排除されるサブプロセスを具備することを特徴とする、請求項７〜１２のいずれか１項に記載の方法。
14. CO₂の脱ガスを避けるために、前記原液用管路と前記濾液用管路に圧力維持ならびに制御用弁が供されていることを特徴とする、請求項７〜１３のいずれか１項に記載の方法。