JPH11277058A - 流体処理媒体を収容する処理ユニット - Google Patents

流体処理媒体を収容する処理ユニット

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JPH11277058A
JPH11277058A JP11007224A JP722499A JPH11277058A JP H11277058 A JPH11277058 A JP H11277058A JP 11007224 A JP11007224 A JP 11007224A JP 722499 A JP722499 A JP 722499A JP H11277058 A JPH11277058 A JP H11277058A
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fluid
medium
processing
fluid treatment
processing unit
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JP11007224A
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Yiu Chau Chau
イウ・チョウ・チョウ
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CANPRO WATER TREATMENT Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 寸法を相当減少させながらも、流入し退出す
る水を十分に処理しかつ圧力降下を最小限にし、軟水化
装置を例えばタンク頂部の開口部に及びその開口部を介
して装着することができ、タンクから容易に取り外さ
れ、かつ取り替えられ得るような処理装置を提供する。 【解決手段】 流体処理媒体42を収容する処理ユニッ
ト30は、内壁34と、外壁36と、それらの間の空間
40を形成する底部壁38とを有していて、最終的に分
離される処理媒体42を受け入れかつ収容するチャンバ
ー32と、前記チャンバーの前記壁の一つを貫通して形
成され、処理される流体を前記空間に導入して処理媒体
を通過させるための、少なくとも一つの入口開口部76
と、前記チャンバー32の前記壁の別の一つを貫通して
形成され、前記空間からの処理済みの流体を排出する少
なくとも一つの出口開口部78とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンクの処理装置に
関し、特定すれば、処理ユニット及び流体処理装置に関
する。この装置において、処理ユニットはタンク内でタ
ンクの上部若しくは底部、又はその双方に装着されてい
て、タンクに入るか又は退出する流体を処理する。
【0002】
【従来の技術】過去において、広範な種類の流体処理装
置が使用されており、そこでは、流体が容器又はタンク
内に収容された流体処理媒体を通過する。このような装
置は、例えば、軟水化装置を備え、軟水化装置には単層
の粒状イオン交換媒体が軟水化タンクに収容され、かつ
処理されるべき水はタンクの上部の入口バルブを介して
導入され、重力およびイオン交換媒体による圧力で流動
し、そして軟化された水は出口から除去されるか、又は
タンクの上部を通過する立ち上がり管を介してタンクの
底部から排出される。
【0003】そのような軟水化装置においては、イオン
交換媒体を通過する前に水を前処理して望ましくない構
成物を取り除くことが望ましい。この構成物は機能を阻
害し、若しくはイオン交換媒体の寿命を低下させ、若し
くは最終的に処理される流体の量を低下させるからであ
る。 例えば、かかる前処理は最終的にイオン交換媒体
に集められかつそれを詰まらせる大きな粒状汚染物質を
除去する。さらに、ある種の化学的汚染物質又は他の構
成物を取り除くことが望ましい。それは、これら物質
(例えば、自治体が供給する水にしばしば存在する塩素
のような物質)が好ましくない香り若しくは匂いを処理
された水に伝達する可能性、又はイオン交換媒体自体の
寿命を阻害し低下させる可能性があるからである。この
ような前処理及び/又は後処理は一般的に従来より知ら
れている。Heskettの米国特許第5、415、7
70号には、ある種の最終的に分離される金属、例えば
銅と亜鉛の合金を使用して水を前処理して、水を軟水化
するイオン交換媒体に供給する前に、残余の塩素のよう
な化学的構成物を取り除くことが、イオン交換媒体の機
能と寿命を延ばすために有益であり、又は、イオン交換
媒体によっては除去されない望ましからざる匂いや香り
を発生させる汚染物質を除去するために水を後処理する
ことが有益であることが開示されている。
【0004】そのような水の前処理装置いくつかの欠点
を有する。例えば、処理媒体が塩素及びその他の構成物
を除去するための最終的に分離された銅と亜鉛の合金で
ある場合、処理ユニットは、通常、水供給ラインの軟水
化タンクから分離して配置されていて、意図した塩素除
去の目的を達成しかつ処理媒体が消耗したときその交換
を容易にするのに十分な処理媒体の体積と滞留時間を確
保するようにしている。イオン交換媒体と同じタンク又
は容器内に最終的に分離された金属の処理媒体を配設し
て装置からタンクをなくすることが好ましい場合には、
分離装置又は他の収納物を備えてイオン交換媒体から粒
状金属媒体を分離した状態に保つことが一般的に必要で
ある。なぜなら、それら媒体は、2つの媒体の間の質量
の不均衡により、相互に急速に交ざり合う傾向があるか
らである。しかしながら、分離装置を備えることは通常
困難である。タンクの頂部の開口が比較的小さいことに
より、必要なときにタンク内に比較的大きな直径の分離
装置を配置することができないからである。さらに、そ
れら媒体を相互に位置決めするため、一方の媒体を取り
替えることなく他方の媒体を修理し又は取り替えること
は困難だからである。先在するタンク頂部の比較的小さ
い開口部に嵌合するであろう容器内に処理媒体を配置す
る場合、処理媒体の断面積がかなり小さくかつ同じ体積
の媒体の高さが高いため、流入する液体の圧力降下が大
きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術の欠点を解消することを目的とする。本発明に
おいて、高い効率を有する流体処理ユニットは第1の処
理タンク、例えば水の軟水化タンクの内部に完全に位置
決めすることができる。それにより、水を第1の処理媒
体に露呈させる前に水を処理するか、又は、水を第1の
処理媒体に露呈させた後に後処理して2つの媒体の相互
の混合を回避することができる。本発明の処理ユニット
のユニークな構成により、寸法を相当減少させながら
も、流入し退出する水を十分に処理しかつ圧力降下を最
小限にする。本発明の別の長所は、従来のタンクを再構
築するか又は作り直す事なく、軟水化装置をそのサイク
ルにわたり作動する従来の制御バルブ及び制御機構と同
じく、例えば軟水化タンク内の先在するタンク頂部の開
口部に及びその開口部を介して処理ユニットを装着する
ことができることである。本発明の別の利点は、処理ユ
ニットが、中に収容された処理媒体と共に、タンクから
容易に取り外され、修理され、かつタンク内の第1の媒
体を損傷することなく取り替えられ得ることである。更
に、他の利点は、処理媒体を同時に、例えば軟水化装置
のイオン交換樹脂のような第1の処理媒体を再生しかつ
バックフラッシュ(backflush、即ち逆洗)す
るために使用されるものと同じ逆洗液体を使って、容易
に、十分に、かつ効果的に逆洗できることである。本発
明の前処理ユニットの他の利点は、異なった逆洗要件に
対して少なくとも2つの異なった液体媒体を収容するこ
とができることであり、その一つは、例えばイオン交換
樹脂のようなより大きな断面積と低い流量を有するタン
クそれ自身に収容され、もう一方は上記米国特許第5、
415、770号に記載のより重い金属粒子のような小
さい断面積と高い流量を有する処理ユニット内に収容さ
れる。本発明の更に別の長所は、幾つかの実施形態にお
いて、幾つかの異なった媒体が本発明の処理ユニットに
収容され得ることである。本発明の処理ユニットの更に
別の長所は、それが全体的に又は部分的に第1の処理媒
体内に埋没させることができ、従って、所定のタンクの
寸法に対して第1の処理媒体の量を最小限としかつ所定
の第1の処理媒体に対してタンクの寸法を最小限にする
ことが可能であることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴は、
流体を処理する流体処理装置が第1の流体処理媒体を中
に収容する流体処理タンクを備えていることである。タ
ンクは処理される流体をタンクへ導入する入口と、第1
の媒体で処理された流体をタンクから排出する出口と、
タンクの入口に設けられていてタンクへ導入された流体
を受入れて、第1の媒体がタンクに収容されている場合
には第1の媒体により処理される前に前処理する処理ユ
ニットとを備えている。この処理ユニットは、タンクの
出口に位置決めされて、タンクから排出された流体を受
入れて処理するようにしてもよい。処理ユニットは内壁
及び外壁を有するチャンバーを備え、これら内壁及び外
壁はチャンバー内に空間を画成して最終的に分離される
第2の流体処理媒体を受入れて収容する。少なくとも一
つの開口部が処理ユニットのチャンバーの壁の一つを貫
通して伸長し、処理される流体を空間に導入し、それに
より第2の媒体を通過させて処理する。少なくとも一つ
の開口部がチャンバーの他方の壁を貫通して伸長し、処
理された流体を空間から排出する。一方、出口開口部は
入口開口部と関連して設けられかつ配置されていて、流
体の処理の間にチャンバー内に流体を止める時間を増大
させて処理の効率を高める。
【0007】本発明の別の特徴は、前述の装置もしくは
ユニットにおいて、入口開口部は内壁及び外壁の何れか
の上部に隣接して位置決めされており、出口開口部はチ
ャンバーの底部に隣接して位置決めされていて空間の上
部から底部まで流体を流動させて流体の処理の間、流体
の滞留時間を増加することである。
【0008】本発明の更に別の特徴は、出口開口部がチ
ャンバーの底部壁に又は別の前記内壁と外壁の底部に隣
接して位置決めされていて流体を前記空間を介して対角
状に流動させて流体の処理の間、流体の滞留時間を増加
することである。
【0009】本発明の更に別の特徴は、入口開口部の面
積が出口開口部の面積より大きく、従って、流体の処理
の間、流体の滞留時間を増加することである。本発明の
更に別の特徴は、複数のチャンバーが相互に対して配置
され、それにより、少なくとも幾つかのチャンバーの入
口開口部が相互に並列の関係で配置されていることであ
る。
【0010】本発明の更に別の特徴は、少なくとも幾つ
かのチャンバーが相互に直列の関係で配置され、直列の
チャンバーの一つが入口開口部を含み、かつ他の直列の
チャンバーが出口開口部を含んでいることである。
【0011】本発明の更に別の特徴は、隣接するチャン
バーが相互に取り外し可能に装着されていることであ
る。本発明の更に別の特徴は、ハウジングがチャンバー
の幾つか又はその全てを取り囲み又は包含し、かつハウ
ジングがチャンバーからの流体を受入れるか又は流体を
チャンバーへ配送するように構成され配置されているこ
とである。
【0012】本発明の更に別の特徴は、チャンバーの少
なくとも幾つかは先に述べたハウジングの外側にあり、
最後に述べたチャンバーが所定の断面積と直径を有し、
そして残りのチャンバーがハウジング内にあることであ
り、このハウジングは所定の直径に略等しい直径を有
し、そして残りのチャンバーが所定の断面積より小さい
断面積を有していて残りのチャンバーとハウジングの間
に流体の流路を形成することである。
【0013】本発明の更に別の特徴は、チャンバーの内
壁が流体を流す流路を形成する事である。本発明の更に
別の特徴は、本発明の装置において、タンクの入口と出
口及び前処理ユニットの入口がタンクの上部にあり、タ
ンクの出口がタンクの底部に隣接した位置からユニット
の流路内に伸長する立ち上がり導管を備え、チャンバー
の内壁が立ち上がり導管を囲繞しているが該導管から離
隔しており、それにより、流路が処理される流体をチャ
ンバーの入口開口部に連通することである。
【0014】本発明の更に別の特徴は、処理装置が水の
軟化装置であって、第1の流体処理媒体が水を軟化する
媒体であり、制御手段が、水の流れを水軟化媒体とチャ
ンバーを介して周期的に逆流させて、水を軟化する媒体
の再生しかつ第1の処理媒体及び第2の処理媒体の双方
を逆洗するように、設けられていることである。
【0015】本発明の更に別の特徴は、装置が水の軟化
装置である場合、水軟化制御手段を装着するアダプター
とタンクの上部に設けられる前処理ユニットとを備えて
いることである。
【0016】本発明の更に別の特徴は、第2の処理媒体
が最終的に分離される銅と亜鉛の合金であることであ
る。本発明の更に別の特徴は、処理ユニットが前処理ユ
ニットであり、この前処理ユニットは前述のタンク内に
配置されていて、流体を処理する前に第1の流体処理媒
体で前処理することである。
【0017】本発明の更に別の特徴は、処理ユニットが
後処理ユニットであり、この後処理ユニットは前述のタ
ンク内に配置されていて、流体を処理した後に第1の流
体処理媒体で後処理することである。
【0018】
【発明の実施の形態】図面には水処理装置が全体的に符
号10で表されている。好ましい用途において、水処理
装置10は水を軟化する(軟水化)装置であって、それ
は多種の公知のイオン交換媒体14の何れか一つを収容
する水軟化用の長いタンク12を備えている。典型的な
軟水化タンクは、その上部に、制御ユニット18が装着
されている開口部16を備えている。制御ユニット18
は、水をタンクに導入して水を処理しかつ処理の後水を
除去する制御バルブ(図示されていない)を従来通り備
えている。制御ユニットはまた、流れを逆流させて媒体
14を再生し又は逆洗するタイミング機構(図示されて
いない)若しくはその他の機構も備えている。更に、典
型的な軟水化装置において、タンク12の上部の開口部
16は図示されているようにねじ20を備え、制御ユニ
ットは、外側に向いたねじ24を有していて下方に伸長
するボス22を備え、このねじ24はタンクの開口部1
6のねじ20に螺合されていて制御ユニット18とその
構成要素をタンク上部に装着する。しかしながら、この
典型的な配置は本発明では幾分修正されて、以下に記載
されるように、本発明の処理ユニットを収容することが
望ましい。
【0019】そのような水の軟化装置において、軟化さ
れる水は、上述のように制御ユニット18の入口バルブ
(図示されていない)を介して導入され、図面に実線の
矢印で示されているように下方に流れ、そして重力と水
圧によりイオン交換媒体14を通って流れる。軟化処理
に続いて、軟化された水は立ち上がり導管26を介して
排出され、その導管の底部は、図1に示されるようにタ
ンク12のイオン交換媒体14の底部28において開口
している。軟化された水は図面に実線の矢印で示されて
いるように立ち上がり導管26を介して上方に流れ、制
御ユニット18の排出出口バルブ(図示されていない)
を介して流出する。
【0020】前述のとおり、本発明の重要な特徴はタン
ク12の前処理ユニットを設けていることである。図1
に示すように、前処理ユニット30は少なくとも一つ望
ましくは2つ又はそれ以上の分割されたチャンバー32
を備えている。3つのチャンバー32Aないし32Cが
図1に示されているが、3つより少ないか又はそれより
多い数のチャンバーを備えることができることは理解さ
れるであろう。
【0021】チャンバー32Aないし32Cの各々は内
壁34及び外壁36を備え、それらは、底部壁38と共
に、チャンバー内に水を前処理する媒体42を収容する
ための空間42を画成する。この水を前処理する媒体4
2はイオン交換媒体14とは異なり、かつ例えば粒子の
ような最終的に分離される種類のものであることが好ま
しい。各チャンバーの内壁34は立ち上がり導管26の
幅よりも幾分大きい横方向寸法を有し、それにより、内
壁を通る立ち上がり導管を収容し、同様に環状の流路4
4を形成する。流路144は、そこを通る処理されるべ
き流体の通路を可能としかつ図面に実線の矢印で示され
ているように個々のチャンバー32Aないし32Cを可
能とするに十分なサイズとなっている。
【0022】各チャンバー32Aないし32Cの外壁3
6の上部部分46には、48の位置に内ねじが形成され
ていて、タンク上部のアダプター取付部52の下方に延
長する部分に設けられた外ねじと恊働して最上部のチャ
ンバーをアダプター取付部52に装着するか、又は、各
チャンバー32の底壁38から下方に伸長する環状のフ
ランジ56の外側を向いたねじ54と恊働して最上部に
続くチャンバーを一緒に装着することが望ましい。図1
に示されているように、閉鎖プレート58が前処理ユニ
ット30の最下部チャンバー32Cの底部に設けられる
ことが望ましい。閉鎖プレート58は内側に向けられた
ねじ62を有する環状の凹部60を備え、このねじ62
は最下部チャンバー32Cの下方に伸びる環状のフラン
ジ56の外側にむけられたねじ54と係合する。
【0023】図示されているように、タンク上部のアダ
プター取付部52はタンク上部の開口部16のねじ20
に、制御ユニット18のボス22の替わりに、螺合され
るように構成されている。そうでないと、開口部16に
は制御ユニットが螺合されるであろう。アダプター取付
部52は上方に向かう円筒状部分63も有しており、円
筒状部分63はタンク上部の開口部16と同じ内径を有
しかつボス22のねじ24を受入れる。それ故、アダプ
ター取付部52は、従来の軟水化タンクの作り替え若し
くは改造をすることなく、制御ユニット18と前処理ユ
ニット30がタンク上部に装着されることを可能とす
る。
【0024】タンク上部のアダプター52について記載
したが、別の手段を使用してタンク上部に制御ユニット
18若しくは前処理ユニット30又はそれら双方を装着
してもよい。例えば、一つ又はそれ以上のねじカップリ
ング20、24及び50をクランプ又はバイオネットカ
ップリングに代替てもよい。更に、幾つかの設備におい
て、アダプター52を全く使用しないで、制御ユニット
のボス22を開口部16に直に装着してもよく、また、
前処理ユニット30を制御ユニット18のボス22に装
着してもい。各チャンバーの内壁34の上部及び底部壁
38に隣接する外壁36の双方が、それぞれ環状の隆起
部64、66を収容していることが望ましく、それら隆
起部は適当なOリング68、70と恊働して各チャンバ
ー内の空間40を封止し、全作動時間に亙り、特に逆洗
作動の間、チャンバー内の流体処理媒体42を保持す
る。Oリング72及び74もまた、前処理ユニットの底
部に隣接して閉鎖プレート58の所に設けられていて、
図1に示すように、最も下側のチャンバー32Cに存在
する当該ユニットの底部を封止し、イオン交換媒体14
に入る水が直接排出されるのを防止するべく環状の流路
44を閉鎖する。タンク12からの排出が立ち上がり導
管26を介してではなくタンクの底部を介してなされる
場合は、立ち上がり導管は必要なくOリング74も必要
ない。さらに、閉鎖プレートは立ち上がり導管用の開口
部なしにユニット30を完全に閉鎖するものとなる。
【0025】図1に示すように、チャンバー32Aない
し32Cの各々の内壁34は各チャンバーへ入る入口開
口部76を備え、各チャンバーの外壁36は出口開口部
78を備える。これら個々の開口部76、78は多数の
適当な形状及び配置の内のいずれか一つのものに形成さ
れていてもよく、例えば、各チャンバー32Aないし3
2Cの内壁及び外壁34及び36をそれぞれ貫通する隔
置されたスロット又は開口部の如きものでもよい。しか
しながら、いかなる形状及び寸法を選択しようとも、そ
れらは、各チャンバーの空間40内に前処理媒体42を
保持して、前処理媒体と第1の媒体14及び12との混
合を防ぐようなものであるべきである。
【0026】本発明の重要な特徴は、内壁34の入口開
口部76が、都合よく、内壁の上部に隣接して位置決め
され、それに対して、出口開口部78は図1に示すよう
に、外壁36の底部に隣接して位置決めされていること
である。このことにより、流体は各チャンバー32の空
間40を介して流れ、かつその流体処理媒体42の長さ
が最大限に長くされ、従って、流体は、各空間40の狭
い寸法を介して横方向に短絡して巡回するのではなくチ
ャンバーの上部から底部まで対角状に流れる。
【0027】本発明の第2の特徴は、入口開口部76及
び出口開口部78の大きさと個数が相互に関連して選択
され、従って、入口開口部76の総面積が出口開口部7
8の総面積より大きいことである。このことはまた、空
間40を充満させる態様で流体を逆流させることにより
流体処理媒体42内の滞留時間が最大限になり、処理の
間に下方に向かうパッキング圧を媒体に与え、そして図
1に42’で示すように逆洗作動の間における粒子の上
昇を改善する。
【0028】本発明の第3の重要な特徴は、図1に示す
ように、一つ以上のチャンバーが相互に平行して位置決
めされていることである。このことにより、同じ高さの
処理ユニットで通常見受けられるような圧力損失と比較
して、本発明の処理ユニットに亙る圧力損失を相当に低
減する結果が得られる一方、上部から底部まで直列であ
るにも拘わらず、水は同じ量の処理媒体を通って流れ
る。
【0029】この実質的な利点及び圧力損失の低減を図
解するため、圧力損失は下記の式で表される。すなわ
ち、 P∝D/A ここで、Pは圧力損失であり、Dは媒体の深さであり、
Aは媒体の断面積である。この式から、単一のチャンバ
ー32に対して、深さDが1で、断面積Aが1であると
き、圧力損失は1であることが分かる。しかしながら、
図1に示すように、2つのチャンバー32A及び32B
が与えられ、そしてユニットの全体高さが同じままであ
る場合は、Dは1/2であり、Aは2であり、かつ2つ
のチャンバーの前処理ユニット30にかかる圧力損失は
1/4まで指数関数的に低下する。この例示を更にもう
一段進めて説明すると、図1に示すように、3つのチャ
ンバー32A、32B及び32Cが与えられ、そしてユ
ニットの全体高さが同じままである場合は、Dは1/3
であり、Aは3であり、3つのチャンバーの前処理ユニ
ット30にかかる圧力損失は1/9まで指数関数的に低
下する。
【0030】このことから、出口開口部78に対する入
口開口部76の相対位置と大きさの関係、及び図1に示
すような複数チャンバーを集合した形態は滞留時間及び
最終的に分離される流体処理媒体42に流れる水の露出
時間を相当に改善し、かつ圧力損失を相当低下させるの
みならず、逆洗作動の間にもそのような利点が存在する
ことは、明らかであろう。この点に関して、同じ量の媒
体が一つの大きな高いチャンバーに結合される場合、そ
れぞれのチャンバーにおける処理媒体42の深さをより
浅くすることは、逆流する流体の上昇力を相当に増大す
ることは明白だである。図面に破線の矢印で示したよう
な逆流する流れは、浮遊する粒子42’として図示して
いるように、空間全体を満たす媒体42を上昇させるこ
とができ、かつ媒体が破線の矢印で示したような方向に
十分に逆洗されることを可能にする。
【0031】図面に示されるように複数の要素(すなわ
ちチャンバー)32が相互に容易に分離されること、及
び各要素を直ぐ先の要素に直列に付加することにより、
複数の同様な要素を使用して、前処理ユニット30を望
まれる大きさに特別に製造できることは理解されるであ
ろう。従って、部品の棚卸しは相当に簡素化される。
【0032】図1に示した実施形態の作用において、処
理されるべき流体(例えば前述のような軟水化装置の場
合は水)は、制御ユニット18を介してアダプター取付
部52に導入され、図1に実線の矢印で示されているよ
うに環状の流路44を介して下方に進む。
【0033】この水は、チャンバーの各々の上部にある
入口開口部76を介して平行にそれぞれのチャンバー3
2Aないし32Cの各々に流入し、各チャンバーの空間
40の水処理媒体42を通って下方にかつ対角状に流
れ、そして、各チャンバーの各底部にある出口開口部7
8を通って外部に流出する。相互にそれぞれ上部及び底
部に位置決めされた入口開口部76及び出口開口部78
により、流入する水は各チャンバーを通る対角状の最大
長さの流れ経路に導かれる。また、前述の通り、入口開
口部76及び出口開口部78の間の面積の相違により、
水は各チャンバー内で逆流する傾向となり、各チャンバ
ー内の滞留時間が最大限に延び、更に、水は各チャンバ
ー内で水処理媒体42を密集させて水処理の効率を最大
限にする。各チャンバーの水処理媒体は、前述の米国特
許第5、415770号に記載されているような種類
の、活性化炭素又は銅と亜鉛の合金粒子のような最終的
に分離される媒体であることが望ましい。
【0034】水が出口開口部78を離れると、タンク1
2内の、例えば軟水化用イオン交換媒体14のような第
1の処理媒体を介して下方に流れる。水の軟化に続い
て、軟化された水は、図1の実線で示されているよう
に、タンクの底部にある立ち上がり導管の開口部28立
ち上がり導管26及び制御ユニット18を介してタンク
から排出される。
【0035】イオン交換媒体14を再生又は逆洗したい
場合は、制御ユニットを例えば制御ユニットのタイマー
により作動させて装置を通る流れを逆にする。この再生
及び/又は逆洗は図1に破線の矢印で表されている。そ
れにより、逆洗水は立ち上がり導管26を通って下方に
流れ、立ち上がり導管の開口部28を介してタンク12
の底部に流れ、イオン交換媒体14内を上方に進み、開
口部78を介してチャンバー32Aないし32Cの底部
にそれぞれ並列に流入し、各チャンバーの前処理媒体4
2内を上方に流れ、各チャンバーの上部にある開口部7
6の各々、環状の流路44、アダプター取付部52を介
して流出し、制御ユニット18を介して装置から排出さ
れる。各チャンバーの前処理媒体42の比較的浅い深さ
及びチャンバー内の上方に向かう対角状の流れにより、
粒子状の該処理媒体42は、図1に浮遊する粒子42’
として示されているように、最大限の高さまでもち上げ
られて露出され媒体の逆洗が最大限になされる。逆洗作
動はまた、タンク12内の前処理ユニット30の回りの
空間にイオン交換媒体14を持ち上げて、該媒体14の
洗浄を最大限に行うと考えられる。しかしながら、イオ
ン交換媒体14はチャンバー32Aないし32Cには入
らない。それは出口開口部78が媒体14の流路を妨げ
る大きさとなっているからである。
【0036】図1に示されかつこれまで述べられたよう
な前処理ユニット30の形態は要素(すなわちチャンバ
ー)32Aないし32Cの各々を並列に流れるように配
置されていて、それにより、前述の如く圧力損失を最小
限にする。多数のチャンバーを有する処理ユニットの実
施形態が図2ないし7に示されている。これらの実施形
態も圧力損失に対する利点を有するが、別の利点もまた
有する。
【0037】次に記載する実施形態において、それぞれ
の処理ユニットの各種の構成要素は幾分変更されてい
る。しかしながら、同じ符号のものはそれぞれの実施形
態の処理ユニットにおいて同様の構成要素を表してい
る。
【0038】図2に示す前処理ユニット80の形態にお
いて、2つの隣接するチャンバー82Aないし82B及
び82Cないし82Dが相互に直列の流動関係で配置さ
れており、これら一連の対又は組合せは相互に対して平
行な関係で配置されている。直列になったそれぞれの対
又は組合せのチャンバーはかなりの点で図1の実施形態
とは異なって構成されている。図2の実施形態におい
て、各対又は組合せのチャンバーの内の、前方上流側の
チャンバー82A又は82Cは、前述のチャンバー32
Aないし32Cについて記載したと同様に、それらの上
部に入口開口部76を備えるが、外壁36の出口開口部
78はチャンバー82A及び82Cの底部壁38の出口
開口部84に置き換わっている。それとは逆に、各対又
は組合せのチャンバーの内の、前方上流側のチャンバー
82B又は82Dにおいては、出口開口部78はそのま
ま残されているが、前述のチャンバー32Aないし32
Cの内壁34の上部にある入口開口部76は除去されて
いる。
【0039】チャンバーの対又は組合せを形成するべく
相互に直列に隣接するチャンバーを配置することによ
り、前処理ユニット80に2つの異なった処理媒体を使
用することが容易となる。例えば、水が各対又は組のチ
ャンバーの中で遭遇することとなる第1のチャンバー8
2A及び82Cの第1の媒体86は、前述の米国特許第
5、415、770号に記載された種類の銅と亜鉛の金
属粒子であってもよい。第2のチャンバー82B及び8
2Dの第2の媒体88は、活性化炭素であってもよい。
従って、いくらかの圧力損失の利点を犠牲にしても、双
方の前処理媒体による利点が得られる。
【0040】図2に示された実施形態の作動は、隣接す
るチャンバー82A、B及び82C、Dを通る流れ及び
それらチャンバーのそれぞれの媒体86及び88が直列
であることを除いて、図1に示された実施形態に関連し
て述べたものと実質的に同じであるが、それに続く対の
又は組のチャンバーの各々においては平行して流れる。
【0041】先に述べた実施形態では、出口開口部78
はチャンバーの外壁36の底部に隣接して位置決めされ
ていて、チャンバー32又は82の各々の空間を通る流
体流れの長さが最小限になり、従って、各空間40の狭
い寸法を介する横方向に短絡した順路ではなくチャンバ
ーの上部から底部まで対角状に流れることが確保され
る。流体の流動長さが空間40を通る対角状の流路によ
り最大限に大きくなるが、流れが対角状である場合、流
体処理媒体内に、例えば、図1に見られるように内壁3
4と底部壁38の交差部分に隣接した空間40の下部コ
ーナーにおいて、デッドゾーンが生じる。このデッドゾ
ーンは約80%の効率にまで各チャンバーの効率を低下
させる。
【0042】図3ないし7に示された各チャンバーは全
体として相互に僅かに離されている。前述の図2に記載
された実施形態において見られたような出口開口部84
は、チャンバーの底部壁38に置き換わっている。チャ
ンバーからタンクの内部へ流体を排出することを可能に
するべく、図3に実線の矢印で示されているように、各
チャンバー92Aないし92Dの内壁34は符号94で
示すように伸長し、そして、剛性のフランジ95が、前
述のように下方に延びていて隣接するチャンバーを接続
する環状フランジ56を有し、それによりその次の下側
のチャンバーに取付られるようにされている。図3に示
されるように、剛性のフランジ95は、そのチャンバー
の底部壁38の下側及び出口開口部84から間隔をあけ
て配置されており、流体が出口開口部84からタンク1
2の内部へそしてイオン交換媒体14を介して下方に流
れることを可能にする。外壁36の底部ではなく、底部
壁38に出口開口部84を配置することにより、各チャ
ンバー92の流体処理媒体42の有効体積が改善され
て、90%程度又はそれ以上にまでチャンバーの効率を
改善する。
【0043】図3に示された実施形態では、2つの下側
のチャンバー92C及び92Dはハウジング96内に閉
鎖されている。このハウジング96は2つの上側のチャ
ンバー92A及び92Bの外壁36の直径と同じ外径を
有することが好ましい。このことを可能とするため、ハ
ウジング内に配置されている2つの下側チャンバー92
C及び92Dの全体に亙る直径は減少されかつこれらチ
ャンバーの内壁34は立ち上がり導管26に近接してい
る。従って、各チャンバーの総断面積は上側チャンバー
92A及び92Bと略同じ断面積を保持するが、流路4
4の断面積は上側チャンバー92A及び92Bにおける
断面積の略1/2にまで減少している。このことは、流
入する流体の1/2が2つの上側チャンバー92A及び
92Bにより既に処理されているために可能である。従
って、2つの下側チャンバー92C及び92Dの流路4
4は残りの1/2の流体を流すだけで足りる。図3に示
されている2つの下側チャンバー92C及び92Dの総
断面積を減少させることにより、環状流路97はハウジ
ング96の外壁98とハウジング内の2つの下側チャン
バー92C及び92Dの外壁36との間に設けられる。
出口開口部99はハウジングの上部で樹脂14のレベル
Lの上に設けられていて、実線の矢印で示されているよ
うに流体の排出を許容する。この流体は、ハウジング9
6からタンク12に入りチャンバー92C及び92Dの
媒体により処理され、樹脂媒体14を介して下方に流れ
て処理される。
【0044】ハウジング96は次の何れか一つ又はそれ
以上の利点を有する。ハウジングにより可能となる一つ
のことは、前処理媒体の体積をタンク内で更に増加させ
ることができ、それにより、該体積が図3に示すように
樹脂のレベルの下まで延長されるため、流入する流体に
前処理を追加して行うことができることである。ハウジ
ング96がない場合は、前処理ユニットの深さは例えば
図1に示されるような樹脂14のレベルLより深くない
寸法に限定される。しかしながら、ハウジング96は前
処理ユニットがタンク内で樹脂のレベルより下側まで更
に伸長することを可能にする。下側チャンバーを囲繞す
るハウジングの別の利点は、タンク12の高さを短くす
ることができることである。それはイオン交換樹脂14
が前処理ユニットの長さから制限を受けることなくタン
ク内でより高くできるからである。また、同じタンクの
高さに対して、樹脂14の体積を増加することもでき
る。それは、前処理ユニットが樹脂のレベルLからの距
離を残さなければならない場合にも制限されないからで
ある。更に、下側チャンバー92C及び92Dの全体に
亙る直径を減少して環状流路97を提供し、かつ上側チ
ャンバー92A及び92Bの直径より大きくない直径ま
でハウジングの全体に亙る直径を維持することが可能な
ことにより、前処理ユニット90はタンクの中に挿入さ
れ、かつ予め大きさが決められているタンクの開口部1
6を介してタンクから取り外すことができる、という利
点が得られる。
【0045】図3に示された実施形態の作動は、チャン
バー92A及び92Bの入口開口部76に入る流体の流
れがこれらチャンバーの媒体42を介して通過し、次に
各チャンバー92A及び92Bの各々の底部壁38の出
口開口部84から流出する点を除いて、図1に示された
実施形態に関連して記載したものと本質的に同じであ
る。前処理された流体はチャンバーの剛性のフランジ9
5と底部壁38との間の空間を通過してタンク12内に
流れ、タンクのイオン交換媒体14を介して立ち上がり
導管26を通って流出する。
【0046】チャンバー92A及び92Bを通過しない
流体の残りの半分は立ち上がり導管26の回りの環状流
路44を介して続けて下方に流れ、次に2つの下側の幾
分小さい面積のチャンバー92C及び92Dの入口開口
部76を通り、底部壁38の出口開口部84を通り、ハ
ウジング96の環状流路97を上方に流れて、ハウジン
グの出口開口部99を通ってタンク12の内部に流れ
る。その場所で、当該流体は樹脂14を通って下方に流
れ立ち上がり導管26を介してタンクから排出される。
前述の通り、流体の通常の流れは図3に実線の矢印で示
され、逆洗の流れは破線の矢印で示されている。
【0047】図4に示されている処理ユニットの実施形
態において、チャンバー102Aないし102Dの全て
は延長されたハウジング内に閉鎖されている。この場合
も同様に、ハウジング104の全体に亙る直径はタンク
12の上部の開口部16の直径より僅かに小さくて処理
ユニット100が該開口部を介してタンク内に設置され
かつタンクから取出されることを可能にすることが望ま
しい。ハウジング104の直径の調整は、チャンバー間
の立ち上がり導管26を除去して、チャンバー104A
ないし104Dの総断面積を前述の実施形態のものと同
じ断面積を維持して、内壁34の全体に亙る直径を前述
の立ち上がり導管の直径まで減少することにより可能と
なる。このことにより、チャンバー104Aないし10
4Dの外壁36の全体に亙る直径もまた総断面積を減少
することなく減少することが可能となる。これにより、
チャンバー104Aないし104Dの外壁36とハウジ
ング106の外壁108との間に環状の流路を提供する
ことができる。チャンバー104Aないし104Dの全
てを全体的に閉鎖するハウジング104は、処理ユニッ
ト100が図4に示されているようにタンク12のイオ
ン交換樹脂14内に完全に埋没されることを可能にす
る。これにより、タンク寸法の増加なくして及び/又は
タンク寸法の実質的な減少なくして所定の樹脂の容積に
対し、樹脂容積をかなり増大させることができる。
【0048】図4に示された装置は前述の実施形態の装
置とは幾分異なる。図4の装置において、処理ユニット
100は前述の実施形態のような前処理ユニットではな
く後処理するべく配置されている。図4の装置では、流
体は最初にイオン交換媒体14を通り、次に、タンクを
離れる前に処理ユニット100を通る。
【0049】図4に示された実施形態の作用は以下の点
を除いて前述の実施形態のものと同様である。すなわ
ち、流体は、イオン交換媒体14を通過した後、実線の
矢印で示されたように、前述の立ち上がり導管の底部開
口部28を通過し、処理装置を離れる替わりに流路10
9を上方に流れ、それぞれのチャンバー102Aないし
102Dの内壁34の入口開口部76を通り、チャンバ
ーの流体処理媒体42を通り、チャンバーの底部壁38
の出口開口部84から流出し、環状のハウジング流路1
06を上方に流れ、上部の短い立ち上がり導管26を介
して排出される。また一方、逆流又は逆洗は図4に示さ
れているように破線の矢印で表されている。
【0050】図5に示された処理ユニット100の実施
形態は実質的に図4に示されたユニットと同じ構造であ
る。図4と5の各実施形態の間のただ一つの実質的な相
違は、図5に示されたユニットにおける流れは逆であ
り、それ故、図5の処理ユニット100は図4に記載の
後処理ユニットではなく、前処理ユニットであることで
ある。
【0051】図5に示された実施形態の作用は、以下の
点を除いて、前述の実施形態のものと同様である。すな
わち、処理されるべき流体は上部の短い立ち上がり導管
26を介して流入し、チャンバー102Aないし102
Dの内壁34の間の流路109を介して下方に流れる。
流体は、流路109からそれぞれのチャンバー102A
ないし102Dの内壁34の上端にある入口開口部76
を通過して、チャンバー内の媒体42を通り、チャンバ
ーの底部壁38の出口開口部84を通り、ハウジング1
04の環状流路106を通り、底部開口部28を介して
ハウジングから流出し、イオン交換媒体14を通って上
方に流れ、タンク12の開口部16を介して排出され
る。再び、逆洗の間に発生する逆流は図5の破線の矢印
で表されている。
【0052】図6に示された、前処理ユニット110の
実施形態は、図3の下側ハウジングは上方に伸長してい
て全てのチャンバーを囲繞するという点を除いて、図3
に示された実施形態の下側チャンバーとハウジング構造
に類似した多くの特徴を有する。ユニット110は図3
のチャンバー92C及び92Dと実質的に同じいくつか
のチャンバー112Aないし112Dを備えている。図
6に示された実施形態と図3に示された実施形態との間
の主な相違は、ハウジング114がアダプター取付部5
2の開口部16に隣接したタンク12の上部に取付られ
ていることである。このことは、タンク12内のイオン
交換樹脂14のレベル及び前処理ユニット110内に存
在する前処理媒体の量の双方を最大限にすることを可能
にする。それは、ユニットができるだけタンクの上部に
接近して配置されているからである。図6に示された実
施形態と図3に示された実施形態との間の別の相違は、
流入する処理されるべき流体が、チャンバー112Aな
いし112Dを通過しかつハウジング118の外壁11
8の環状流路116を通過した後、ハウジング114内
の略タンク上部を流れ、ハウジングの上部の出口開口部
119を通って流出し、樹脂のレベルLの上に流れる、
ということである。
【0053】図6に示された実施形態の作用は、以下の
点を除いて、前述のものと実質的に同じである。すなわ
ち、処理されるべき流体は、図6の実線の矢印で示され
たようにチャンバー112A乃至112Dを通過した
後、ハウジングの外壁118の環状流路116を通って
上方に流れかつハウジングの出口開口部119を介して
タンク12内に流れ、イオン交換樹脂14を介して下方
に流れ、立ち上がり導管28を通って立ち上がり導管2
6を上方に進み、装置から排出される。
【0054】図7に示された処理ユニットの実施形態に
おいて、装置は前処理ユニットと後処理ユニットの双方
を備えている。図7に示す上部の前処理ユニットは図3
に示す実施形態の処理ユニット90と実質的に同じであ
る。図7に示す下側の後処理ユニットは図4に示す処理
ユニット100と実質的に同じである。
【0055】図7に示された実施形態の作用は、図7に
実線の矢印で示されているように処理される流体の流入
から開始する。この流体は立ち上がり導管26の回りの
環状流路44を通って下方に流れかつチャンバー92A
乃至92Dの入口開口部76を通り、出口開口部84を
介してチャンバーから流出する。次に、図3の実施形態
で記載したとおり、2つのチャンバー92A及び92B
から出た流体はタンク12内に直接入り、イオン交換媒
体14を通って下方に流れる。一方、2つのチャンバー
92C及び92Dから出た流体はハウジング96の環状
流路97を介して流れ、次に、ハウジングの上部の出口
開口部99から出てイオン交換媒体14を通って下方に
流れる。
【0056】一旦、流体がイオン交換媒体14で処理さ
れた後、処理済みの流体はタンクの底部の排出開口部2
8を介して下側の後処理ユニット100の流路109内
に流入する。そこから、処理済みの流体はチャンバー1
02Aないし102Dの上部の入口開口部76を通って
流れ、チャンバー内の媒体を貫通し、チャンバーの底部
壁の出口開口部84を介して流出し、環状流路106を
上方に流れて立ち上がり導管26に入り、タンクから排
出される。逆洗中の流れの方向は図7に破線の矢印で表
されている。
【0057】図3ないし7に示された実施形態では、ね
じ付の取付部および各チャンバーのOリングシール構成
は相互に対して、図1及び2の実施形態のものと同じ程
度の詳細さで記載されていないが、図1及び2の実施形
態のものと同じ程度の全体的な特性を有しことが望まし
く、そのことは、当業者には図1及び2に詳細に示され
た事柄を参照することにより明白であろう。
【0058】上述の実施形態の各々又は何れかにおけ
る、タンク12の上部に配置された開口部の大きさは、
従来における多数の典型的な大きさの軟化タンクの何れ
かと同じものであってもよいことは理解できるであろ
う。例えば、これらの開口部の直径は2.5、4若しく
は6インチであってもよく、それらは市場で入手可能な
各種の典型的な軟水化ユニットタンクのものと同じであ
る。本発明の処理ユニット若しくはタンク上部のユニッ
トの長所は、タンクの改造又は作り直しをすることな
く、これら典型的な大きさの開口部寸法の何れかを介し
て容易に取付取り外しされるように、当該ユニットを寸
法決めすることが可能なことである。
【0059】直列に又は並列に配置された多数のチャン
バー及びチャンバーの組は本発明の原則から逸脱するこ
となく図面に示された配置から変形することができるこ
とは認められるであろう。
【0060】例示として、図面に示されたタンク12の
ような典型的な水軟化タンクは、高さが30ないし50
インチであり、直径が6ないし15インチである。イオ
ン交換媒体14は、通常、タンクの約1/2程の高さに
充填されており、タンク上部の開口部16は典型的には
上述の通り直径が2.5ないし6インチである。好まし
い実施形態では、各チャンバーの高さは3ないし6イン
チであり、必要なチャンバーは一緒に順に接合されて媒
体14の上面に接近した位置まで伸長しているが、図3
ないし7に示すようなハウジングを有するユニットでな
ければ、水が処理される時にはチャンバーは媒体の中に
入ることはない。処理ユニット30、80、90、10
0及び110の総容積は25ないし250立法インチの
間であることが好ましい。これらの定量的な寸法及び量
は例示としてのみ記載したものであり、これらに限定さ
れるものではない。
【0061】本発明は水軟化装置の用語で記載したが本
発明の原理は他の流体処理装置に容易に適用できること
は理解されよう。更に、処理媒体の特性は、必要性と望
ましい処理に依存して広範囲に変化する。例えば、既に
説明した最終的に分離される金属及び活性化炭素に加え
て、処理ユニットチャンバー内の最終的に分離される処
理媒体は、粒子、焼結物又は羊毛(wools)のよう
な多数の形態のいずれかを取り、かつ、それらは先に同
定された処理媒体に加えて又はそれらとは別の、砂若し
くは他の細かい濾過媒体を含む材料からなる。本発明の
好ましい実施形態は本発明の原理を単に例示したに過ぎ
ないことは理解されるべきである。当業者には本発明の
精神から逸脱することなく多くの変形を想到することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を組み込んだ処理ユニットの第1
の実施形態と共に全体的に断面で示した水処理タンクの
正面図である。
【図2】本発明の原理を組み込んだ処理ユニットの第2
の実施形態と共に全体的に断面で示した水処理タンクの
正面図である。
【図3】本発明の原理を組み込んだ処理ユニットの第3
の実施形態と共に全体的に断面で示した水処理タンクの
正面図である。
【図4】本発明の原理を組み込んだ後処理用の処理ユニ
ットの第4の実施形態と共に全体的に断面で示した水処
理タンクの正面図である。
【図5】本発明の原理を組み込んだ処理ユニットの第5
の実施形態と共に全体的に断面で示した水処理タンクの
正面図である。
【図6】本発明の原理を組み込んだ処理ユニットの65
の実施形態と共に全体的に断面で示した水処理タンクの
正面図である。
【図7】本発明の原理を組み込んだ、前処理及び後処理
用処理ユニット装置の第7の実施形態と共に全体的に断
面で示した水処理タンクの正面図である。
【符号の説明】
10:流体処理装置 12:タンク 14:第1の流体処理媒体 16:タンクの開口
部 18:制御ユニット 26:立ち上がり導
管 30、80、90、110:前処理ユニット 32、82、92、102、112:チャンバー 34:内壁 36:外壁 38:底部壁 40:空間 42:第2の流体処理媒体 44、106、11
6:環状流路 52:アダプター取付部 76:入口開口部 78:出口開口部 96、104、11
4:ハウジング 100:後処理ユニット

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体処理媒体を収容する処理ユニットに
    おいて、 内壁と、外壁と、それらの間の空間を形成する底部壁と
    を有していて、最終的に分離される処理媒体を受け入れ
    かつ収容するチャンバーと、 前記チャンバーの前記壁の一つを貫通して形成され、処
    理される流体を前記空間に導入して処理媒体を通過させ
    るための、少なくとも一つの入口開口部と、 前記チャンバーの前記壁の別の一つを貫通して形成さ
    れ、前記空間からの処理済みの流体を排出する少なくと
    も一つの出口開口部とを備え、 前記出口開口部は前記入口開口部と関連して形成されか
    つ配置されていて、流体を処理する間、チャンバー内に
    流体が滞留する時間を増加させ、それにより処理の効率
    を増加させることを特徴とする処理ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の処理ユニットにおい
    て、前記入口開口部が前記内壁及び外壁の内の一方の上
    部に隣接して位置決めされ、かつ前記出口がチャンバー
    の底部に隣接して位置決めされていて、流体を前記空間
    の上部から前記底部まで流動させて、流体処理中に、流
    体の滞留時間を増大させることを特徴とする処理ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の処理ユニットにおい
    て、前記底部開口部が前記底部壁に位置決めされている
    ことを特徴とする処理ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の処理ユニットにおい
    て、前記出口開口部が前記内壁及び外壁の内の他方の底
    部に隣接して位置決めされていて、前記流体が前記空間
    を対角状に流動するようにさせ、流体処理中に、流体の
    滞留時間を増大させることを特徴とする処理ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の処理ユニットにおい
    て、前記入口開口部の面積が前記出口開口部の面積より
    大きくなるようにして、流体処理中に、流体の滞留時間
    を増大させることを特徴とする処理ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の処理ユニットにおい
    て、前記入口開口部の面積が前記出口開口部の面積より
    大きくなるようにして流体処理中に、流体の滞留時間を
    増大させることを特徴とする処理ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の処理ユニットにおい
    て、相互に関連して配置された複数の前記チャンバーを
    備え、それにより前記複数のチャンバーの少なくとも幾
    つかの入口開口部が相互に並列した関係で配置されてい
    ることを特徴とする処理ユニット。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の処理ユニットにおい
    て、前記チャンバーの少なくとも幾つかは相互に直列に
    配置されており、前記直列のチャンバーの一つが前記入
    口開口部を備え、前記直列のチャンバーの他のものが前
    記出口開口部を備えていることを特徴とする処理ユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の処理ユニットにおい
    て、前記チャンバーが相互に隣接して取り外し可能に装
    着されていることを特徴とする処理ユニット。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の処理ユニットにおい
    て、前記チャンバーの各々の内壁が流体を流す流路を形
    成することを特徴とする処理ユニット。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の処理ユニットにおい
    て、前記チャンバーの少なくとも幾つかを囲繞しかつ収
    容するハウジングを備え、前記ハウジングが前記チャン
    バーからの流体を受け入れ又は前記チャンバーへ流体を
    配送するように構成されかつ配置されていることを特徴
    とする処理ユニット。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の処理ユニットにお
    いて、前記ハウジングが全ての前記チャンバーを囲繞し
    かつ収容することを特徴とする処理ユニット。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の処理ユニットにお
    いて、前記チャンバーの幾つかは前記ハウジングの外側
    にありかつ所定の断面積と直径を有し、そして、残りの
    チャンバーは前記ハウジングの内側にあり、前記ハウジ
    ングは前記所定の直径と略等しい直径であり、前記残り
    のチャンバーは前記所定の断面積に略等しい断面積を有
    するが、全体に亙る直径は前記所定の直径より小さく、
    前記残りのチャンバーと前記ハウジングの間に流体を流
    す流路を形成することを特徴とする処理ユニット。
  14. 【請求項14】 流体を処理する流体処理装置におい
    て、中に第1の流体処理媒体を収容する流体処理用タン
    クであって、処理される流体を前記タンクに導入する入
    口と、第1の流体処理媒体で処理された流体を前記タン
    クから排出する出口とを備えたタンクと、 前記タンク内に設けられ、前記タンクに導入される流体
    を受け入れ、かつ、前記第1の流体処理媒体がタンク内
    に収容されているとき前記第1の流体処理媒体で処理さ
    れる前に流体を前処理するか、又は前記第1の流体処理
    媒体がタンク内に収容されているとき前記第1の流体処
    理媒体で処理された後に流体を後処理するように位置決
    めされた処理ユニットとを備え、 前記処理ユニットが、 内壁と、外壁と、それらの間に空間を形成する底部壁と
    を備えていて最終的に分離される第2の流体処理媒体を
    受け入れかつ収容するチャンバーと、 前記チャンバーの壁の内の一つを貫通して形成され、処
    理されるべき流体をタンクの入口から前記空間に導入し
    て前記第2の流体処理媒体を通過させる、少なくとも一
    つの入口開口部と、 前記チャンバーの一つの壁とは別の壁を貫通して形成さ
    れ、処理済みの流体を前記空間から排出する少なくとも
    一つの出口開口部とを備え、 前記出口開口部は前記入口開口部に関連して構成されか
    つ配置されていて流体の処理の間にチャンバー内の流体
    の滞留する時間を増大させ、かつ処理の効率を高めるよ
    うにしたことを特徴とする流体処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の流体処理装置にお
    いて、前記入口開口部が前記内壁及び外壁の内の一方の
    上部に隣接して位置決めされ、前記出口開口部が前記チ
    ャンバーの底部に隣接して位置決めされていて前記流体
    を前記空間の上部から前記空間の底部まで流動させ、流
    体処理の間に流体の滞留時間を増大させるようにしたこ
    とを特徴とする流体処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の流体処理装置にお
    いて、前記出口開口部が前記底部壁に位置決めされてい
    ることを特徴とする流体処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の流体処理装置にお
    いて、前記出口開口部が前記内壁及び外壁の内の別の壁
    の底部に隣接して位置決めされていて、前記流体が前記
    空間を対角状に通過するようにし、流体処理の間に流体
    の滞留時間を増大させるようにしたことを特徴とする流
    体処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の流体処理装置にお
    いて、前記入口開口部の面積を前記出口開口部の面積よ
    り大きくして、流体処理の間に流体の滞留時間を増大さ
    せるようにしたことを特徴とする流体処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項14に記載の流体処理装置にお
    いて、前記入口開口部の面積を前記出口開口部の面積よ
    り大きくして、流体処理の間に流体の滞留時間を増大さ
    せるようにしたことを特徴とする流体処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項14に記載の流体処理装置にお
    いて、相互に関連して配置された複数の前記チャンバー
    を備え、それにより前記複数のチャンバーの少なくとも
    幾つかの入口開口部が相互に並列した関係で配置されて
    いることを特徴とする流体処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の流体処理装置にお
    いて、前記チャンバーの少なくとも幾つかは相互に直列
    に配置されており、前記直列のチャンバーの一つが前記
    入口開口部を備え、前記直列のチャンバーの他のものが
    前記出口開口部を備えていることを特徴とする流体処理
    装置。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の流体処理装置にお
    いて、前記チャンバーが相互に隣接して取り外し可能に
    装着されていることを特徴とする流体処理装置
  23. 【請求項23】 請求項20に記載の流体処理装置にお
    いて、前記チャンバーの少なくとも幾つかを囲繞しかつ
    収容するハウジングを備え、前記ハウジングが前記チャ
    ンバーからの流体を受け入れ又は前記チャンバーへ流体
    を配送するように構成されかつ配置されていることを特
    徴とする流体処理装置。
  24. 【請求項24】 請求項20に記載の流体処理装置にお
    いて、前記ハウジングが全ての前記チャンバーを囲繞し
    かつ収容することを特徴とする流体処理装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の流体処理装置にお
    いて、前記チャンバーの幾つかは前記ハウジングの外側
    にありかつ所定の断面積と直径を有し、そして、残りの
    チャンバーは前記ハウジングの内側にあり、前記ハウジ
    ングは前記所定の直径と略等しい直径であり、前記残り
    のチャンバーは前記所定の断面積に略等しい断面積を有
    するが、全体に亙る直径は前記所定の直径より小さく、
    前記残りのチャンバーと前記ハウジングの間に流体を流
    す流路を形成することを特徴とする流体処理装置。
  26. 【請求項26】 請求項20に記載の流体処理装置にお
    いて、前記チャンバーの各々の内壁が流体を流す流路を
    形成することを特徴とする流体処理装置。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の流体処理装置にお
    いて、前記タンクの入口及び出口、並びに前記ユニット
    の入口が前記タンクの上部に配置され、前記タンクの出
    口が立ち上がり導管を備え、前記立ち上がり導管は前記
    タンクの底部に隣接する位置から前記ユニットの流路を
    介して伸長し、前記チャンバーの前記内壁は前記立ち上
    がり導管を囲繞しているが前記立ち上がり導管から離隔
    され、それにより、前記ユニットの流路は処理されるべ
    き流体を前記チャンバーの入口開口部に連通することを
    特徴とする流体処理装置。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の流体処理装置にお
    いて、前記流体処理装置は水を軟化する装置であり、前
    記第1の流体処理媒体が軟水化媒体であり、前記軟水化
    媒体及び前記チャンバーを介して水の流れを逆流させて
    前記軟水化媒体を再生させかつ前記第1の処理媒体と前
    記第2の処理媒体の双方を逆洗するための制御手段を更
    に備えていることを特徴とする流体処理装置。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の流体処理装置にお
    いて、前記処理ユニットを、前記制御手段の少なくとも
    一つ及び前記タンクの上部の開口部に装着するアダプタ
    ーを備えていることを特徴とする流体処理装置。
  30. 【請求項30】 請求項28に記載の流体処理装置にお
    いて、前記第2の処理媒体が銅と亜鉛の合金であって、
    最終的に分離される金属であることを特徴とする流体処
    理装置。
  31. 【請求項31】 請求項18に記載の流体処理装置にお
    いて、前記流体処理装置が水を軟化する装置であり、前
    記第1の流体処理媒体が軟水化媒体であり、前記軟水化
    媒体及び前記チャンバーを介して水の流れを逆流させて
    前記軟水化媒体を再生させかつ前記第1の処理媒体と前
    記第2の処理媒体の双方を逆洗するための制御手段を更
    に備えていることを特徴とする流体処理装置。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載の流体処理装置にお
    いて、前記処理ユニットを、前記制御手段の少なくとも
    一つ及び前記タンクの上部の開口部に装着するアダプタ
    ーを備えていることを特徴とする流体処理装置。
  33. 【請求項33】 請求項31に記載の流体処理装置にお
    いて、前記第2の処理媒体が銅と亜鉛の合金であって、
    最終的に分離される金属であることを特徴とする流体処
    理装置。
  34. 【請求項34】 請求項14に記載の流体処理装置にお
    いて、前記流体処理装置は水を軟化する装置であり、前
    記第1の流体処理媒体が軟水化媒体であり、前記軟水化
    媒体及び前記チャンバーを介して水の流れを逆流させて
    前記軟水化媒体を再生させかつ前記第1の流体処理媒体
    と前記第2の流体処理媒体の双方を逆洗するための制御
    手段を更に備えていることを特徴とする流体処理装置。
  35. 【請求項35】 請求項32に記載の流体処理装置にお
    いて、前記処理ユニットを、前記制御手段の少なくとも
    一つ及び前記タンクの上部の開口部に装着するアダプタ
    ーを備えていることを特徴とする流体処理装置。
  36. 【請求項36】 請求項34に記載の流体処理装置にお
    いて、前記第2の処理媒体が銅と亜鉛の合金であって、
    最終的に分離される金属であることを特徴とする流体処
    理装置。
  37. 【請求項37】 請求項14に記載の流体処理装置にお
    いて、前記流体処理ユニットが前処理ユニットであり、
    前記前処理ユニットは前記タンク内に配置されていて、
    流体を前記第1の流体処理媒体で処理する前に前記流体
    を前処理することを特徴とする流体処理装置。
  38. 【請求項38】 請求項14に記載の流体処理装置にお
    いて、前記処理ユニットが後処理ユニットであり、前記
    後処理ユニットは前記タンク内に配置されていて、流体
    を前記第1の流体処理媒体で処理した後に前記流体を後
    処理することを特徴とする流体処理装置。
JP11007224A 1998-01-15 1999-01-14 流体処理媒体を収容する処理ユニット Pending JPH11277058A (ja)

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