JPH0768111A - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

Info

Publication number
JPH0768111A
JPH0768111A JP5243620A JP24362093A JPH0768111A JP H0768111 A JPH0768111 A JP H0768111A JP 5243620 A JP5243620 A JP 5243620A JP 24362093 A JP24362093 A JP 24362093A JP H0768111 A JPH0768111 A JP H0768111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beer
water
filter
liquid
unfiltered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5243620A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Mori
純一郎 森
Yoshiyasu Fukano
嘉康 深野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kirin Brewery Co Ltd filed Critical Kirin Brewery Co Ltd
Priority to JP5243620A priority Critical patent/JPH0768111A/ja
Publication of JPH0768111A publication Critical patent/JPH0768111A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリコート工程からビール濾過工程に切替え
る際に、水で希釈されたビールの発生量を減少させるこ
とができる濾過装置を提供する。 【構成】 缶体2内にフィルタエレメント4が略鉛直に
設置され、未濾過液の供給口が缶体底部に配置された、
濾過助剤を用いる濾過装置において、缶体2の最底部に
突起部5を設け、突起部5内に未濾過液の供給口6aを
設け、更に缶体2内の未濾過液側の上部に未濾過液を排
出するための液抜きヘッダ8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶体内にフィルタエレ
メントが略鉛直に設置され、未濾過液の供給口が缶体底
部に配置された濾過助剤を用いる濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から缶体内に多数個のフィルタエレ
メントが略鉛直に設置され、未濾過液の供給口が逆円錐
形の缶体底部に配置された濾過装置が知られている。こ
の種の濾過装置によってビールを濾過する場合、濾過開
始前に、濾層支持体(フィルタエレメント)に濾層(ケ
ーク)を均一に形成させるためのプリコートと呼ばれる
工程がある。プリコートは、通常、水に濾過助剤を分散
させ、それを缶体内で循環させることでケークを形成さ
せる。したがって、濾過開始直前までは水でプリコート
しているため、缶体内は水で満たされている。
【0003】次にビールを供給してフィルタエレメント
を経由して水を押し出してビールの濾過に入る。この
際、水とビールが缶体内で混合され水で希釈されたビー
ルが発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】水で希釈されたビール
は濃度により一部は回収再利用されるが、その殆どは廃
棄せざるを得ない。この希釈ビールの発生量を減少させ
る方法として、未濾過液側において缶体の上部側壁に液
抜口を設けて、水の一部をフィルタエレメントを経由し
ないで排出する方法がある。
【0005】しかしながら、前述の方法でも、従来の濾
過装置では、水で満たされた缶体底部が逆円錐形で、そ
こに直にビールが供給されるため、水とビールとの境界
面で攪拌が発生し、また前記境界面が前述の液抜口の高
さに近づくにつれて、多数のフィルタエレメントを横断
して液抜口へ向う流れが前記境界面に発生するため、前
記境界面で攪拌が発生し、希釈ビールが少なからず発生
するという問題がある。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、プリコート工程からビール濾過工程に切替える際
に、水で希釈されたビールの発生量を減少させることが
できる濾過装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明は、缶体内にフィルタエレメントが略鉛直
に設置され、未濾過液の供給口が缶体底部に配置され
た、濾過助剤を用いる濾過装置において、前記缶体の最
底部に突起部を設け、前記突起部内に未濾過液の供給口
を設け、更に前記缶体内の未濾過液側の上部に未濾過液
を排出するための液抜きヘッダを設けたこと特徴とする
ものである。
【0008】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、プリコ
ート工程からビール濾過工程に切替える際には、水で満
たされた缶体の最底部にある突起部内に設けた供給口か
らビールが供給されるため、ビールが前記突起部内に充
満してから、次に缶体内を静かに上昇していき水を押し
出すことになり、水とビールとの境界面において撹拌が
抑えられ、また供給されたビールによって押し上げられ
た水の一部は缶体内上部に設けた液抜きヘッダから均一
に排出されるため、前記境界面は一様に上昇することに
なり、多数のフィルタエレメントを横断する方向の流れ
が液抜きに際して発生しないので、前記境界面において
攪拌が抑えられ、水とビールとの混合量が大幅に減少す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る濾過助剤を用いた濾過装
置の一実施例を図1を参照して説明する。図1は本発明
に係る濾過装置全体の構成を示す断面図である。図1に
おいて、符号1は濾過機本体であり、この濾過機本体1
は竪型の略円筒形状の缶体2を備えている。缶体2内に
は、その上部に隔壁3が設置されており、隔壁3の下方
が原液(未濾過液)側C、上方が濾液(濾過液)側Fに
なっている。隔壁3には多数の円筒状フィルタエレメン
ト4が略鉛直に吊り下げられており、フィルタエレメン
ト4の内部は濾液側Fに連通されている。
【0010】また、缶体2の底部2aは頂角約120°
の逆円錐形をなし、その最底部に突起部5が設けられ、
この突起部5内に未濾過液供給管6の供給口6aが開口
している。未濾過液供給管6はビール供給部(図示せ
ず)及び濾過助剤を供給するプリコートタンク(図示せ
ず)に接続されている。
【0011】一方、缶体2の濾過側Fには、缶体2内か
ら濾液を回収するための濾液回収管7が接続されてい
る。また、隔壁3に隣接して未濾過液側Cに缶体2内の
未濾過液を抜くための液抜きヘッダ8が設置されてい
る。液抜きヘッダ8には、その上側に多数の流入孔8a
が形成されており、その下側に少数のドレンホール8b
が形成されている。缶体2内の未濾過液は流入孔8aか
ら液抜きヘッダ8内に流入し、隔壁3内に設けられた液
抜きヘッダ出口から缶体外に排出される。なお、液抜き
ヘッダ8は、缶体2内に所定間隔を置いて並列して設置
されており、缶体2の上部から未濾過液が均一に抜き出
せるようになっている。なお、符号10はブローノズル
である。
【0012】次に、前述のように構成された濾過助剤を
用いた濾過装置の作用を説明する。プリコート工程にお
いては、スラリー状の濾過助剤をプリコートタンクから
水とともに未濾過液供給管6及び供給口6aを介して缶
体2内に供給する。
【0013】缶体2内では、濾過助剤を分散した水はフ
ィルタエレメント4によって濾過され、濾過助剤はフィ
ルタエレメント4の外周部に次第に堆積してゆき、濾液
(水)のみがフィルタエレメント4の内部を通って隔壁
3の上方にある濾液側Fに到達する。そして、濾液側F
の水は、濾液回収管7、バイパス管(図示せず)を経て
未濾過液供給管6に戻り、ここでプリコートタンクから
供給された濾過助剤と合流し、再び缶体2内に供給され
る。上述の循環を繰り返す間に、フィルタエレメント4
に所望の濾層が形成される。
【0014】次に、ラインを濾過ラインに切替えるとと
もに、液抜きヘッダ8から前工程液(水)の回収を始
め、液置換を開始する。すなわち、ビールが未濾過液供
給管6及び供給口6aを介して突起部5内に供給され
る。これによって、ビールが突起部5内に充満してから
次に缶体2内を静かに上昇していき、水を液抜きヘッダ
8を介して缶体2内から外部へ押し出すことになる。こ
のとき、水とビールとの境界面は攪拌が抑えられ、液抜
きヘッダ8から排出される。液抜きヘッダ8から規定濃
度のビールが流出しはじめると、液抜きを停止する。
【0015】一方、フィルタエレメント4においては、
エレメント上部からは水を濾過し、エレメント下部から
はビールを濾過する。したがって、フィルタエレメント
4の内部で2液(水とビール)が混合され、混合液、つ
まり水で希釈されたビールが濾液回収管7を介して排出
される。このとき、液抜きヘッダ8から抜き出される水
の量が多く、フィルタエレメントを通過する濾過流量は
小さいほど2液(水とビール)の混合量は減少するが、
この濾過流量は濾層が影響を受けない範囲に設定され
る。そして、缶体2内で2液が完全に置換されるまで濾
過を実行し、完全に置換されたことを、濾液回収管7に
ある濃度計(図示せず)が検知したら、正規のビール濾
過運転に入る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リコート工程からビール濾過工程に切替える際に、缶体
最底部に設けた突起部内に設けた供給口からビールが供
給されるため、水とビールとの境界面において撹拌が抑
えられ、かつ、供給されたビールによって押し上げられ
た水は液抜きヘッダから均一に排出されるため、前記境
界面において攪拌が抑えられる。したがって、水により
希釈されたビールの発生量を大幅に減少させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る濾過装置の一実施例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
1 濾過機本体 2 缶体 3 隔壁 4 フィルタエレメント 5 突起部 6 未濾過液供給管 7 濾液回収管 8 液抜きヘッダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶体内にフィルタエレメントが略鉛直に
    設置され、未濾過液の供給口が缶体底部に配置された、
    濾過助剤を用いる濾過装置において、 前記缶体の最底部に突起部を設け、前記突起部内に未濾
    過液の供給口を設け、更に前記缶体内の未濾過液側の上
    部に未濾過液を排出するための液抜きヘッダを設けたこ
    とを特徴とする濾過装置。
JP5243620A 1993-09-03 1993-09-03 濾過装置 Pending JPH0768111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5243620A JPH0768111A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5243620A JPH0768111A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 濾過装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0768111A true JPH0768111A (ja) 1995-03-14

Family

ID=17106536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5243620A Pending JPH0768111A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0768111A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017183A (ja) * 2001-03-21 2010-01-28 Anton Steinecker Mas Fab Gmbh & Co プリコートフィルタ
CN112029629A (zh) * 2020-09-23 2020-12-04 湖南鼎康酒业发展有限公司 一种红枣酒过滤装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017183A (ja) * 2001-03-21 2010-01-28 Anton Steinecker Mas Fab Gmbh & Co プリコートフィルタ
CN112029629A (zh) * 2020-09-23 2020-12-04 湖南鼎康酒业发展有限公司 一种红枣酒过滤装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4537687A (en) Open gravity backwash filter and method
US4439327A (en) Backwash multiple alluvial filter and method of filtering therewith
JPH04501981A (ja) 懸濁液の濾過方法とその装置
CA1242979A (en) Pressure filter (hpc clarifil)
RU2440170C2 (ru) Песочное фильтровальное устройство
JPS60227807A (ja) 圧力濾過装置のための濾液排出系
US4547296A (en) Heel recovery filtration process and apparatus
JP2599538B2 (ja) 傾斜板式沈殿槽およびその閉塞防止方法
JPH0768111A (ja) 濾過装置
KR200156598Y1 (ko) 급속여과지의 하부집수장치
JP4277589B2 (ja) 上向流式ろ過装置
JPH0768110A (ja) 濾過装置
JP3031402B2 (ja) 外圧式膜ろ過装置
JPS6145907Y2 (ja)
JPH0227848Y2 (ja)
JPH0717365Y2 (ja) 連続式砂ろ過装置
JPH0730098Y2 (ja) 濾過装置
JP2691846B2 (ja) 固液分離方法及びその装置
SU1725963A1 (ru) Фильтр дл очистки жидкостей
JP2929907B2 (ja) ろ過機におけるろ材の洗浄再生装置
JPS5854176Y2 (ja) 移動「ろ」過装置における洗滌装置
JPS589609Y2 (ja) 充填層濾過器
JPH02107304A (ja) 濾過装置
JPH0621525Y2 (ja) 連続式砂ろ過装置
JPS63151312A (ja) 急速ろ過装置