JP2004526306A - 光学装置における又は関係する改良 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は光学装置に関し、特に、限定するものではないが、レーザ、変調器、増幅器、スイッチ等の、光学的に活性な又は光電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
典型的には、端放射型(エッジ・エミッティング)半導体レーザ装置又は他の端(エッジ)入出力半導体光電子装置がIII―V族の半導体ウェハー上に作成される場合、ウェハーの劈開面と垂直な又は平行な装置の入力又は出力の切開面(ファセット)を一列に並べることが望ましい。しばしば、そのような整列は正確には為されず、典型的には、ウェハー上に形成される装置のパターンと切開面に隣接する劈開面との間にオフセット角がある。これの結果は、“ラン・アウト”と呼ばれ、ウェハーからの装置の歩どまりに影響を与える。
【0003】
“ラン・アウト”は、ウェハー上に製造される装置のパターンから離れた劈開結晶面によって蓄積される距離であると理解され得る。劈開部は劈開部に沿った全ての装置に対し同じ場所にはないので、“ラン・アウト”は与えられたウェハーからの装置の歩どまりに影響を与える。そのように形成される装置切開面が、装置上の接触パターンが形成されるウェハーに、意図されるように、釣り合わないので、非常な問題である。しかしながら、それぞれの装置の意図される動作を確実にするために、その装置の活性領域(例えば、そこに接触部の1つが位置する)は設計されたように動作しなければならない。
【0004】
さらに、相対的に厚い金めっきされた板(例えば、2〜3μm)のような接触層を有する装置では、劈開面に沿って割ったウェハーから装置を切り離すことは、接触層が非薄膜化する傾向にあるので、問題を引き起こす。例えば、金の層のような、接触パッド、放熱手段、ストレス開放手段及び装置操作防御手段として用いられる金属層を有する装置を与えることは知られている。
【0005】
さらにまた、切開面のコーティングが、例えばレーザダイオードに、与えられる場合、典型的には、コーティングのいくらかは装置の他の表面に重なるであろう。このことは、装置のこの重なった部分の電気的接触からの絶縁に帰着する。つまり、いわゆる“接合側下方”結合がそのような場合に試みられると、重なった部分を経由する装置とのよい電気的かつ熱的連絡が可能ではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来技術における前述の問題を解消するか又は軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の側面によれば、入出力端を有する光学的活性領域と、この光学的活性領域の入出力端から装置の入出力端へ延伸する光学的受動領域と、を備える光学的活性装置が提供される。
【0008】
好ましくは、光学的活性領域は、電気的接触部を含み、該電気的接触部の一端は装置の入出力端から離れている。
【0009】
好ましくは、この光学的活性装置は光学的活性領域及び光学的受動領域にわたって形成されるリッジ導波路のような光導波路を含む。
【0010】
好ましくは、電気的接触部は導波路の一部上に与えられ、その一部は光学的活性領域を有するか又は光学的活性領域内に含まれる。
【0011】
光学的活性装置はレーザダイオードのようなレーザ装置、光変調器、光増幅器、光スイッチ又はそれに似たようなものから選択されてもよい。
【0012】
本発明の第1の側面の第1の実施形態によれば、出力端を有する光学的活性領域と、該光学的活性領域の出力端から装置の出力端へ延伸する光学的受動領域と、を備える光学的活性装置が提供される。
【0013】
特に、この第1の実施形態は半導体レーザダイオードに適する。
【0014】
本発明の第1の側面の第2の実施形態によれば、
入出力端を有する光学的活性領域と、
該光学的活性領域の入力端から装置の入力端へ延伸する第1の光学的受動領域と、
該光学的活性領域の出力端から装置の出力端へ延伸する第2の光学的受動領域と、
を備える光学的活性装置が提供される。
【0015】
もっとも好ましい形態では、光学的活性装置は、好ましくは、例えば600〜1300nmの波長範囲で実質的に動作するガリウム・砒素(GaAs)又は例えば1200〜1700nmの波長範囲で実質的に動作するインジウム・燐(InP)などのIII―V族の半導体材料系で製造される半導体装置である。例えば、この材料はAlGaAs又はInGaAsPであってもよい。
【0016】
好ましくは、光学的受動領域の1つ又は光学的受動領域は光学的活性領域の出力にある。
【0017】
好ましくは、半導体装置は一体構造であってもよい。好ましくは、半導体装置は基板上で成長し又はさもなければ形成されてもよい。より好ましくは、半導体装置は、第1の(下部の)光クラッド-荷電キャリア閉じ込め層と第2の(上部の)光クラッド-荷電キャリア閉じ込め層との間に挟まれた活性コア層を備える。コア層及びクラッド層は共にスラブ導波路を形成してもよい。
【0018】
“上部”及び“下部”は参照を容易にするためにここで用いられ、層の如何なる特定の好ましい配置を含蓄しない。実際に、使用では、装置は逆の配置を採用されてもよい。
【0019】
半導体装置は、少なくとも第2のクラッド層に形成される峰部(又は肋骨部)を含み、該峰部は、半導体装置での光モードを平行方向で閉じ込めるように、使用中に光導波路として働いてもよい。
【0020】
好ましくは、活性コア層はレーザ光放出材料を有し、該レーザ光放出材料は光学的活性領域として形作られる量子井戸(QW)構造を有するか又は含んでもよく、光学的活性領域は峰部によって定められる。
【0021】
光学的受動領域の少なくとも1つ又は光学的受動領域あるいはそのそれぞれは、光学的活性領域と同じように、平行方向へ広い範囲に及んでもよい。
【0022】
好ましくは、光学的受動領域は、コア層内に第1の組成上無秩序の材料を含んでもよい。
【0023】
変更では、光学的活性領域は、コア層内に第2の組成上無秩序の材料を含む複数の平行方向領域に平行方向で境を接していてもよい。
【0024】
有利に、第1の及び第2の組成上無秩序の材料は実質的に同じである。好ましくは、組成上無秩序の材料は量子井戸混合(QWI)技術によって形成されてもよい。QWI技術では、活性コア層内の量子井戸の量子井戸閉じ込めを消し去ってもよい。
【0025】
より好ましくは、量子井戸混合技術は実質的に不純物無しであってもよい。QWI領域は“青色へシフト”されてもよく、それは典型的には少なくとも20〜30meVであり、おそらくおよそ100meVであり、又はより大きな違いが、電流を注入(ポンプ)された光学的活性領域の禁制帯幅とQWI光学的受動領域の禁制帯幅との間に存在する。光学的受動領域はより大きな禁制帯幅エネルギーを有し、また、それ故に光学的活性領域よりも小さな吸収作用を有してもよい。
【0026】
つまり、光学的活性領域が電気的に駆動されると、光学的受動領域は熱放散を装置本体の端に限定する。
【0027】
典型的には、受動領域は長さにおいて10μmと100μmとの間であってもよい。
【0028】
好ましくは、装置は、第2のクラッド層の上面の一部、及び第1のクラッド層の(下)面、又はより好ましくは、基板の下面と少なくとも接触する電気的接触材料のそれぞれの層を備える。接触材料の1つは前述の電気的接触部を有していてもよく、峰部の上面上に与えられてもよい。
【0029】
本発明の第2の側面によれば、少なくとも1つの好ましくは複数の光学的活性装置が形成される材料であるウェハーにおいて、光学的活性装置又はそれぞれの光学的活性装置は、
入出力端を有する光学的活性領域と、
該光学的活性領域の入出力端から装置の入出力端へ延伸する光学的受動領域と、を備える。
【0030】
少なくとも、光学的活性装置のいくつかは、実質的に互いに横の関係でウェハー上に形成されてもよい。
【0031】
また、少なくとも、光学的活性装置のいくつかは、実質的に互いに縦の関係でウェハー上に形成されてもよい。
【0032】
本発明の第3の側面によれば、光学的活性装置は、本発明の第2の側面に従って材料のウェハーから劈開面に沿って切り出されたときに、提供される。
【0033】
本発明の第4の側面によれば、少なくとも1つの好ましくは複数の光学的活性装置を製造する方法において、
(a)材料であるウェハーを与え、
(b)ウェハー上に複数の光学的活性装置を形成し、装置又はそれぞれの装置は、
入出力端を有する光学的活性領域と、
該光学的活性領域の入出力端から装置の入出力端へ延伸する光学的受動領域と、
を有し、
(c)光学的活性装置の入力端及び/又は出力端と隣接する又は実質的に一致するウェハー材料の劈開面でウェハーを割る工程を含んで、それぞれの光学的活性装置をウェハーから切り出す、
工程を備える方法が与えられる。
【0034】
工程(a)は、
第1の光クラッド荷電キャリア閉じ込め層と、
光学的活性又はコア層(随意に量子井戸(QW)構造が形成される光学的及び電気的活性層を含んでもよい)と、
第2の光クラッド閉じ込め層と、
を順に形成する、
工程を含んでもよい。
【0035】
工程(b)は、装置ごとに、
光学的活性層に光学的受動領域を形成する工程と、
光学的活性利得領域及び少なくとも光学的受動領域の1つを閉じ込めるために、少なくとも第2のクラッド層の一部から峰部を形成する工程と、を含んでもよい。
【0036】
第1のクラッド層、光学的活性層及び第2のクラッド層は、分子ビームエピタクシ(MBE)又は有機金属化学気相成長法(MOCVD)などの知られた技術によって成長してもよい。
【0037】
好ましくは、受動領域は量子井戸混合(QWI)技術によって形成され、量子井戸混合(QWI)技術は、好ましくは、受動領域内に空隙を生み出すことを有し、又はその他に受動領域内にイオンを打ち込む工程又は拡散する工程を有していてもよく、成長したとき量子井戸(QW)構造よりも大きな禁制帯幅を有する光学的活性層(レーザ光放出材料から成ってもよい)の組成上無秩序領域を作り出すために、更にアニールする工程を有する。それ故、受動領域は量子井戸混合(QWI)によって形成されてもよい。
【0038】
好ましくは、峰部は乾式又は湿式エッチングなどの知られたエッチング技術によって形成されてもよい。
【0039】
好ましくは、第1のクラッド層は基板上に形成されてもよい。
【0040】
好ましくは、光学的受動領域不純物無しの空隙を生み出すことによって形成されてもよく、より好ましくは、量子井戸混合を達成するために損傷誘起技術を用いてもよい。そのような好ましい実施において、この方法は、
実質的にアルゴンガス雰囲気内でダイオード・スパッタリング装置を用い、半導体レーザ装置材料の表面の少なくとも一部上にシリカ(SiO2)のような誘電体層を、点構造欠陥を少なくとも誘電体層に隣接する材料の一部に導入するように、堆積する工程と、
必要であれば、プラズマ強化(エンハンスト)化学気相成長法(PECVD)のような非スパッタリング技術によって、更なる誘電体層を少なくとも材料の表面の他の部分上に光学的に堆積する工程と、
材料をアニールし、それによって、ガリウムを材料から誘電体層内に移す、
工程を含んでもよい。
【0041】
このような技術は、本出願人による、本出願と同一出願日を有する“光学装置を製造する方法及び関連する改良”と題する出願に記載されており、この内容は本願に含まれる。
【0042】
好ましくは、第1の及び第2の接触層を第1のクラッド層の表面上に、又はより好ましくは基板の表面及び峰部の外面に取り付ける工程を含んでもよい。より好ましくは、第2の接触層は光学的活性領域の1つの領域内で峰部の一部上に与えられてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
本発明に係る実施形態が、例示としてのみによって、添付図を参照して以下に説明される。
【0044】
初めに図1を参照すれば、その全体が5で指し示され、複数の光学的活性装置10を含む先行技術によるウェハーが示されている。それぞれの装置10はウェハー5内又は上に形成され、それぞれの装置10はその外面上に第1の接触部15と、第1の接触部15の領域内で第1の接触部15よりも厚い第2の接触部20とを有する。複数の装置10は絶縁材料25の線によって互いに区別される。装置10のパターン又は配列は、それぞれの装置10の入力又は出力切開面30が実質的にウェハー5の劈開面に平行になるように、一列に並べられるように意図される。劈開面は、ウェハー5の外側端45に与えられるいわゆる“平部”40に関係して、ウェハーの結晶学上の向きに従って定められる。
【0045】
図1から分かるように、劈開面40と平行又は一致するライン“A”に平行に整列される切開面30よりもむしろ、装置10の生産プロセスで、整列ミスが起こり、装置10の入力/出力ファセット30はライン“A”に浅い角度で走るライン“B”に対し実際には整列する。つまり、劈開面に沿って割ったウェハー5から装置を切り出す間に、もしウェハー5が位置“C”で傷をつけられ又は線を刻み付けられたならば、劈開面“A”が、隣接する入力/出力ファセット30から間違って整列された複数の装置10を横切る。従って、装置10のいくつかは短くなった長さを有し、一方、装置10のいくつかは意図されるよりも長い長さを有することになる。この結果は“ラン・アウト”として知られ、前に述べられたように、ウェハー5からの装置10の歩どまりに影響する。
【0046】
さて図2を参照すれば、全体が105で指し示される本発明の一実施例による、ウェハー材料が示されており、このウェハー105は、それの上に形成された複数の光学的活性装置110を有する。図2から分かるように、それぞれの装置110は、それの上に形成される金(Au)がめっきされた接触部120のような電気的接触パッドを有する。さらに、電気的接触パッド120の周囲に装置110は絶縁層125を有する。それぞれの装置110の入力/出力ファセット130はそれぞれの装置110のそれぞれの端に与えられる。しかしながら、以下に非常に詳細に述べるように、それぞれの装置110の活性領域はそれぞれの装置110の入力/出力ファセット130間の間隔よりも短い。従って、それぞれの装置110は、電気的接触部120と実質的に一致して形成される活性領域150と、活性領域150の接触部120の長手方向の端にそれぞれ与えられる受動領域155及び160とを備える。図2から分かるように、いかなる“ラン・アウト”も受動領域155及び160並びに絶縁層125を備える領域内に生ずるので、劈開面140に平行な又はそれを形成するラインAに対する装置110のパターンのいかなる整列ミスも、ウェハー105からの装置の製造の歩どまりに何ら影響を与えない。つまり、装置110の活性領域150及び接触パッド120は“ラン・アウト”効果によって影響されない。
【0047】
図3〜図6を参照して、本実施例に従ったそれぞれの装置110がより詳細に示される。
【0048】
それぞれの光学的活性装置110は、1つの入力端165及び1つの出力端170を有する光学的活性領域150と、光学的活性領域150の入力端165及び出力端170から装置110の1つの入力端175及び1つの出力端180へそれぞれ延伸する光学的受動領域155及び160とを備える。
【0049】
典型的な活性領域150は、1つの電気的接触部120と、それぞれが装置110の入力端175及び出力端180から離れた電気的接触部120の両端185及び190とを含む。図3から分かるように、光学的活性装置110は、光学的活性領域150にわたって形成されるリッジ導波路190の形態である光導波路と、光学的受動領域155及び160とを含む。電気的接触部120は、導波路190の一部上に与えられ、その一部は光学的活性領域150に対応する。
【0050】
従来の装置製造プロセス中には、複数の装置10は、主な平部40に関係して、プラス・マイナス(±)0.5度の許容誤差内で、ウェハーの結晶学上の向きに一般に一列に並ばされる。そのため、50mmのウェハーの使用可能径を超える最大ラン・アウト距離は各方向でおよそ350〜450μmである。例えば100mm又は200mmの径などのより大きなウェハーでは、対応する最大ラン・アウト距離は各方向でおよそ900及び1800μmである。
【0051】
劈開面に沿って割る操作の正確さにおける通常の変動、典型的には0.05度の程度であり得る変動、を考慮に入れることが望ましい。
【0052】
つまり、本発明の好ましい実施形態によれば、装置110の光学的受動領域155及び160は、劈開面に沿って割ったウェハーから切り出される前に、50mmのウェハー上に製造される場合、劈開面がウェハーの通常の使用可能径(50mm径のウェハーに対し40mm)を超えて装置の光学的受動領域内で常に下がるので、それぞれが少なくとも400μmの長さを超えて延伸する。言い換えれば、ウェハー上で、隣接し合う装置の光学的活性領域は少なくとも700μm(2×350μm)、より好ましくは50mmのウェハー上で少なくとも800μm又は900μmの延伸する光学的受動領域(両方の装置に対して光学的受動領域を備える)によって分離される。
【0053】
より大きなウェハー、例えば200mmのウェハー上では、光学的受動領域155及び160の最小長さは好ましくは1つの装置当たり800μmである。好ましくは、1つの装置当たりの光学的受動領域は850μmと900μmとの間の長さを超えて延びる。
【0054】
装置は示される配列でウェハー上に配置される。製造されるような光学的受動領域は隣接する縦列で対応する装置間を延伸する。それによって、隣接する縦列にある装置は光学的受動領域の十分な長さだけ互いに分離し、ウェハーの劈開面に関してプラス・マイナス(±)0.5度までの配列のいかなる角度的整列ミスも隣接する装置の光学的受動領域155及び160を通過し活性領域150を通過しない全劈開面に帰着する。
【0055】
好ましい形態では、光学的活性装置110は、600〜1300nmの波長範囲で実質的に働くガリウム・砒素(GaAs)などのIII―V族の半導体材料系で製造される半導体装置である。その他に、半導体装置は、1200〜1700nmの波長範囲で働くインジウム・燐(InP)で製造されてもよい。
【0056】
図3〜図6から分かるように、装置110は基板200上に成長した一体構造を有する。装置110は1つの活性コア層205を備え、活性コア層205は1つの第1の光クラッド-荷電キャリア閉じ込め層210と1つの第2の光クラッド-荷電キャリア閉じ込め層215との間で挟まれる。第1のクラッド層210、コア層205及び第2のクラッド層215はそれぞれ典型的におよそ3.3〜4.0の屈折率を有し、コア層205の屈折率はクラッド層210及び215の屈折率よりも大きい。それ故、コア層205並びにクラッド層210及び215は共に1つのスラブ導波路を形成する。
【0057】
図3から分かるように、装置110は、少なくとも第2のクラッド層215に形成される1つの峰部(リッジ)220(または肋骨部(リブ))を含み、峰部220は、それが装置110で光モードを平行方向に閉じ込めるように光導波路190として使用中に働く。コア層205は光学的活性領域150として形作られる1つの量子井戸構造225を備え、光学的活性領域150は峰部220によって定められる。それぞれの光学的受動領域155,160は光学的活性領域150と同じように平行方向へ広範囲にわたる。
【0058】
光学的受動領域155,160は第1の組成上無秩序材料をコア層205に含んでもよい。また、ある変更では、光学的活性領域150は第2の組成上無秩序材料を活性層205内に含む複数の平行方向層領域と平行方向で境を接してもよい。第1及び第2の組成上無秩序材料は実質的に同じであってもよく、量子井戸混合(QWI)技術によって形成されてもよい。QWI技術は活性コア層205内での量子井戸225の量子井戸閉じ込めを消し去る。
【0059】
この技術は、実質的にアルゴンガス雰囲気内でダイオード・スパッタリング装置を用い、
半導体レーザ装置材料の表面の少なくとも一部上にシリカ(SiO2)のような誘電体層を、点構造欠陥を少なくとも誘電体層に隣接する材料の一部に導入するように、堆積し、
プラズマ強化(エンハンスト)化学気相成長法(PECVD)のような非スパッタリング技術によって、更なる誘電体層を少なくとも材料の表面の他の部分上に光学的に堆積し、
材料をアニールし、それによって、ガリウムを材料から誘電体層内に移す、
ことを必要とする。
【0060】
このQWI技術は実質的には不純物無しであり得る。QWI領域155及び160は“青色へシフト”され、それは典型的には少なくとも20〜30meVであり、おそらくおよそ100meVであり、又はより大きな違いが、電流を注入(ポンプ)された光学的活性領域150内の活性層205の禁制帯幅と、光学的受動領域155,160内の活性層205でのQWI領域の禁制帯幅との間に存在する。それ故、光学的受動領域155,160はより大きな禁制帯幅エネルギーを有し、また、光学的活性領域150よりも小さな吸収作用を有する。それ故、光学的受動領域155,160は、生み出されるか又は光学的活性領域150に対応するコア層205の一部分を伝わる光に対し、透明である。
【0061】
典型的には、光学的受動領域155,160は長さにおいておよそ10〜100μmである。また、装置110は電気的接触材料225及び230のそれぞれの層を含み、電気的接触材料225及び230は、少なくとも峰部220の表面の一部及び基板200の対抗面に接触する。それ故、電気的接触材料225及び230の1つは前述の電気的内容120を有する。
【0062】
以下、少なくとも1つの光学的活性装置110を製造する方法が説明されるであろう。
【0063】
この方法は、
(a) ウェハー105材料を準備する工程と、
(b) ウェハー105上に光学的活性装置110を形成する工程と、
(c)光学的活性装置110の入力端175及び出力端180に隣接する又は実質的に一致するウェハー材料劈開面でウェハー105を劈開面に沿って割る工程を含み、光学的活性装置110をウェハー105から劈開面に沿って切り出す工程と、
を有する。
【0064】
工程(a)は、基板200を与え、それの上に第1の光クラッド層210、光学的活性又はコア層205(随意に、量子井戸構造225と共に形成され)、及び第2の光クラッド層215を成長させる工程を含む。第1のクラッド層210、光学的活性層205及び第2のクラッド層215は分子ビームエピタクシ(MBE)又は金属酸化(つまり有機金属)化学気相成長法(MOCVD)などの知られた技術によって成長するようにしてもよい。
【0065】
工程(b)は、装置110ごとに、
(1)光学的受動領域155及び160を光学的活性層205内に形成する工程と、
(2)光学的活性領域150及び少なくとも光学的受動領域155及び160の一つを光学的に閉じ込めるように、少なくとも第2のクラッド層215の一部から峰部220を形成する工程、を含み得る。
【0066】
好ましくは、受動領域155及び160は、その中に空隙を生み出すことを有する量子井戸混合(QWI)技術によって形成される。その他に、QWI技術は受動領域155及び160内にイオンを打ち込む又は拡散することから成ってもよい。また、QWI技術は、量子井戸構造225よりも大きな禁制帯幅を有する光学的活性層205の組成上無秩序領域155及び160を作るために、アニールする工程を含んでもよい。それ故、受動領域155及び160はQWIによって形成される。さらに、峰部220は知られたエッチング技術、例えば乾式又は湿式エッチングによって形成されてもよい。
【0067】
光学的受動領域155及び160は不純物無しの空隙を生み出すことによって形成されてもよく、更に好ましくは、QWIを達成するために損傷誘起技術を用いてもよい。
【0068】
また、それぞれの装置110の制作方法は、第1の及び第2の接触層225及び230をそれぞれの峰部220表面及び基板200の対抗面230上に取り付ける工程を含む。
【0069】
前述された本発明の実施形態が例示のみによって与えられていること、およびどの点からも本発明の範囲を制限することを意味しないことは、当業者であれば認識されるであろう。
【0070】
特に、本発明による光学的活性装置に延伸された受動入力/出力導波路部を提供すれば、許容誤差領域がウェハー内に作られ、ウェハーを劈開面に沿って割る事を容易にし、そのために、ウェハーから生み出される装置の歩留まりを著しく改善するため、“ラン・アウト”の影響を減少させることができることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】先行技術による複数の光学的活性装置が形成されたウェハー材料を示す。
【図2】本発明の一実施形態による複数の光学的活性装置が形成されたウェハー材料を示す。
【図3】本発明の一実施形態による光学的活性装置の、一方の側、一端及び上方からの概略斜視図である。
【図4】図3の光学的活性装置の一方の側からの概略図である。
【図5】図3の光学的活性装置の一端からの概略図である。
【図6】図3の光学的活性装置の概略平面図である。
Claims (47)
- 入出力端を有する光学的活性領域と、該光学的活性領域の入出力端から装置の入出力端へ延伸する光学的受動領域と、を備える光学的活性装置。
- 前記光学的活性領域は電気的接触部を含み、この電気的接触部の一端は装置の前記入出力端から離れていることを特徴とする請求項1に記載の光学的活性装置。
- この光学的活性装置は前記光学的活性領域及び前記光学的受動領域にわたって形成された光導波路を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学的活性装置。
- 前記電気的接触部は前記導波路の一部上に与えられ、その一部は前記光学的活性領域を有するか又は前記光学的活性領域内に含まれることを特徴とする請求項3に記載の光学的活性装置。
- この光学的活性装置はレーザ装置、光変調器、光増幅器及び光スイッチから選択される1つであることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 出力端を有する光学的活性領域と、該光学的活性領域の出力端から装置の出力端へ延伸する光学的受動領域と、を備える光学的活性装置。
- この光学的活性装置は半導体レーザダイオードであることを特徴とする請求項6に記載の光学的活性装置。
- 入出力端を有する光学的活性領域と、
該光学的活性領域の入力端から装置の入力端へ延伸する第1の光学的受動領域と、
該光学的活性領域の出力端から装置の出力端へ延伸する第2の光学的受動領域と、
を備える光学的活性装置。 - この光学的活性装置はIII―V族の半導体材料系で製造される半導体装置であることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記III―V族の半導体材料系は、600〜1300nmの波長範囲で実質的に動作する系に基づくガリウム・砒素(GaAs)又は1200〜1700nmの波長範囲で実質的に動作する系に基づくインジウム・燐(InP)であることを特徴とする請求項9に記載の光学的活性装置。
- 前記光学的受動領域の1つ又は前記光学的受動領域は前記光学的活性領域の出力にあることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記半導体装置は一体構造であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記半導体装置は基板上で成長することを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記半導体装置は、第1の光クラッド閉じ込め層と第2の光クラッド閉じ込め層との間に挟まれた活性コア層を有し、前記コア層及びクラッド層は共にスラブ導波路を形成することを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記半導体装置は、少なくとも第2のクラッド層に形成される峰部を含み、該峰部は、前記半導体装置での光モードを平行方向で閉じ込めるように、使用中に前記光導波路として働くことを特徴とする請求項14に記載の光学的活性装置。
- 前記活性コア層はレーザ光放出材料を有し、該レーザ光放出材料は前記光学的活性領域として形作られる量子井戸(QW)構造を有するか又は含み、前記光学的活性領域は峰部によって定められることを特徴とする請求項14に記載の光学的活性装置。
- 前記光学的受動領域の少なくとも1つ又は前記光学的受動領域あるいはその各々は、前記光学的活性領域と同じように、平行方向へ広い範囲に及ぶことを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記光学的受動領域は、前記コア層内に第1の組成上無秩序の材料を含むことを特徴とする請求項14〜17のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記光学的活性領域は、前記コア層内に第2の組成上無秩序の材料を含む複数の平行方向領域に平行方向で境を接していることを特徴とする請求項18に記載の光学的活性装置。
- 前記第1の及び第2の組成上無秩序の材料は実質的に同じであることを特徴とする請求項19に記載の光学的活性装置。
- 前記第1の組成上無秩序の材料は量子井戸混合(QWI)技術によって形成されることを特徴とする請求項18〜20のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記受動領域は長さにおいて10μmと100μmとの間であることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記受動領域は長さにおいて350μmよりも長いことを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記受動領域は長さにおいて400μmよりも長いことを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 前記受動領域は長さにおいて450μmよりも長いことを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- この装置は、前記第2のクラッド層の上面の一部及び前記基板の表面と少なくとも接触する電気的接触材料のそれぞれの層を備え、前記接触材料の1つは前述の電気的接触部を有し、前記峰部の上面上に与えられることを特徴とする請求項14〜25のいずれか一項に記載の光学的活性装置。
- 互いに縦の関係で1列に配置される複数の光学的活性装置が形成される材料であるウェハーにおいて、前記光学的活性装置のそれぞれは、
入出力端を有する光学的活性領域と、
該光学的活性領域の入出力端から装置の入出力端へ延伸する光学的受動領域と、を有し、
縦方向へ一列に並び隣接する装置の間で一列にある複数の前記光学的受動領域は、単一の延伸する光学的受動領域を形成し、該光学的受動領域を介して装置が互いに切り離されるウェハー。 - 前記延伸する光学的受動領域のそれぞれは長さにおいて少なくとも700μmであることを特徴とする請求項27に記載のウェハー。
- 前記延伸する光学的受動領域のそれぞれは長さにおいて少なくとも800μmであることを特徴とする請求項27に記載のウェハー。
- 互いに縦方向へ1列に並ぶように配置され、第2の及び更なる複数の装置の列を形成する複数の光学的活性装置を備え、それぞれの列における装置は隣接する列での対応する装置と横方向へ一列に並び、装置の直交配列を形成することを特徴とする請求項27〜29のいずれか一項に記載のウェハー。
- およそ50nmの径を有し、それぞれの列での隣接装置間の前記延伸する光学的受動領域は長さにおいて少なくとも700μmであることを特徴とする請求項30に記載のウェハー。
- およそ50nmの径を有し、それぞれの列での隣接装置間の前記延伸する光学的受動領域は長さにおいて少なくとも800μmであることを特徴とする請求項30に記載のウェハー。
- およそ100nmの径を有し、それぞれの列での隣接装置間の前記延伸する光学的受動領域は長さにおいて少なくとも1500μmであることを特徴とする請求項30に記載のウェハー。
- およそ100nmの径を有し、それぞれの列での隣接装置間の前記延伸する光学的受動領域は長さにおいて少なくとも1800μmであることを特徴とする請求項30に記載のウェハー。
- およそ200nmの径を有し、それぞれの列での隣接装置間の前記延伸する光学的受動領域は長さにおいて少なくとも1600μmであることを特徴とする請求項30に記載のウェハー。
- 請求項27〜35のいずれか1つに従って、材料であるウェハーから劈開面に沿って切り出される光学的活性装置。
- ウェハー上で互いに縦の関係で1列に配置される複数の光学的活性装置を製造する方法であって、
(a)材料であるウェハーを準備する工程と、
(b)それぞれの光学的活性装置が、
入出力端を有する光学的活性領域と、
該光学的活性領域の入出力端から装置の入出力端へ延伸するとともに、縦方向へ一列に並び隣接する装置の間で一列にある複数の前記光学的受動領域は、単一の延伸する光学的受動領域を形成し、該光学的受動領域を介して装置が互いに切り離され得る、前記光学的受動領域と、
を備えた、複数の前記光学的活性装置を前記材料であるウェハー上に形成する工程と、
(c)隣接する装置間で前記単一の延伸する光学的受動領域内でウェハー材料の劈開面でウェハーを割る工程を含み、それぞれの光学的活性装置を前記ウェハーから切断する工程と、
を備えることを特徴とする方法。 - 前記工程(b)は、
第1の光クラッド荷電キャリア閉じ込め層と、光学的活性又はコア層(随意に量子井戸(QW)構造が形成される光学的及び電気的活性層を含んでもよい)と、第2の光クラッド閉じ込め層と、を順に形成する工程を含むことを特徴とする請求項37に記載の方法。 - 前記工程(b)は、装置ごとに、
前記光学的活性層に前記光学的受動領域を形成する工程と、
前記光学的活性利得領域及び少なくとも前記光学的受動領域の1つを閉じ込めるために、少なくとも前記第2のクラッド層の一部から峰部を形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項37又は38に記載の方法。 - 前記第1のクラッド層、前記光学的活性層及び前記第2のクラッド層は、分子ビームエピタクシ(MBE)及び有機金属化学気相成長法(MOCVD)から選ばれる1つの技術によって成長することを特徴とする請求項38又は39に記載の方法。
- 前記受動領域は量子井戸混合(QWI)技術によって形成され、前記量子井戸混合(QWI)技術は、好ましくは、前記受動領域内に空隙を生み出す工程と、成長したときに量子井戸(QW)構造よりも大きな禁制帯幅を有する前記光学的活性層の組成上無秩序領域を作り出すために、更にアニールする工程と、を有することを特徴とする請求項37〜40のいずれか一項に記載の方法。
- 前記峰部はエッチングによって形成されることを特徴とする請求項38〜41のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1のクラッド層は基板上に形成されることを特徴とする請求項38〜42のいずれか一項に記載の方法。
- 前記方法は、
実質的にアルゴンガス雰囲気内でダイオード・スパッタリング装置を用い、前記半導体レーザ装置材料の表面の少なくとも一部上にシリカ(SiO2)のような誘電体層を、点構造欠陥を少なくとも前記誘電体層に隣接する前記材料の一部に導入するように、堆積する工程と、
プラズマ強化(エンハンスト)化学気相成長法(PECVD)のような非スパッタリング技術によって、更なる誘電体層を少なくとも前記材料の表面の他の部分上に光学的に堆積する工程と、
前記材料をアニールし、それによって、イオン又は原子を前記材料から前記誘電体層内に移す工程と、
を含むことを特徴とする請求項41〜43のいずれか一項に記載の方法。 - この方法は、前記第1の及び第2の接触層を前記基板の表面及び前記峰部の外面に取り付ける工程を含み、前記第2の接触層は前記光学的活性領域の1つの領域内で前記峰部の一部上に与えられることを特徴とする請求項43又は44に記載の方法。
- 添付図面を参照し記述された光学装置を製造する方法。
- 添付図面を参照し記述された光学装置。
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