JP2004525020A

JP2004525020A - ノンストップアクティブ自動車用ヘッドレスト

Info

Publication number: JP2004525020A
Application number: JP2002573261A
Authority: JP
Inventors: ウルドジミエルジミスロフスキイ
Original assignee: ウルドジミエルジミスロフスキイ
Priority date: 2001-03-21
Filing date: 2002-02-25
Publication date: 2004-08-19
Anticipated expiration: 2022-02-25
Also published as: WO2002074578A1; DE60209101D1; PL199129B1; EP1373013A1; US20050088019A1; DE60209101T2; PL346628A1; ATE317346T1; EP1373013B1; JP4088530B2; ES2258611T3

Abstract

【課題】本発明の目的はノンストップアクティブ自動車用ヘッドレストであり、座席、好ましくは自動車の座席の追加的ヘッドサポートとして使用される。
【解決手段】密閉容器の形態のノンストップアクティブ自動車用ヘッドレストであって、容器（２）が少なくとも１つの層（８）、および好ましくは複数の弾性層（８）および（９）からなり、弾性充填物（１０）で充填され、該充填物は好ましくは弾性空気充填ボールおよび／または弾性発泡体ボールであり、閉止バルブを有する負圧システムノズル（７）が提供され、容器（２）は後方から少なくとも１つの弾性要素（４）で支持され、該要素は乗客の頭部方向に曲がっているヘッドレスト。
【選択図】図２

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明の目的はノンストップアクティブ自動車用ヘッドレスト(ｎｏｎ−ｓｔｏｐ−ａｃｔｉｖｅｃａｒｈｅａｄｒｅｓｔ）であり、座席、特には自動車の座席の追加的ヘッドサポートとして使用される。
ヘッドレストについての解決方法、特に自動車のヘッドレストについての解決方法は、無段階または段階的なヘッドサポートの傾斜の調整、および自動車の座席における取り付け高さの調節によりなされていた。自動車の座席との結合のため、ヘッドレストは運転者ないし乗客の頭部ではなく、自動車の座席の形状に対して調節されており、そのため頭部とヘッドレスト位置との間に隙間が生じ、点または線としてのヘッドサポートしか提供せず、使用時の快適さを欠き、自動車が追突された場合に頸部脊椎の損傷を防止することができなかった。最近、オペル社が、複雑な慣性システムに基づいた識別力を有し、自動車の乗員の脊椎を保護するように設計されたヘッドレストを導入した。これらのヘッドレストの設計は、衝突の方向とは関係なく、自動車の前方へ、自動車の座席の長さ方向の軸に沿って、しっかりとした頭部のサポートが得られるまで、それらを迅速に動かすことを目的とする。この解決法は自動車の衝突の場合にのみ有用である。
【０００２】
本発明の目的はヘッドレストの設計に関し、自動車の運転のすべての段階、すなわち定速走行、加速、減速、および特に自動車が追突されたときに、頭部および首がヘッドレストと可能な限り最大の面積で接触し、運転者と乗客の頭部を不断にサポートする効果を有する。
【０００３】
本発明の密閉容器の形態のノンストップアクティブ自動車用ヘッドレストは、容器が弾性充填物で充填された少なくとも１つの層、および好ましくは複数の弾性層からなり、該充填物は好ましくは弾性空気充填ボールおよび／または弾性発泡体ボールであり、閉止バルブを有するノズルが提供され、容器は後方から少なくとも１つの弾性要素で支持され、該要素は乗客の頭部方向に曲がっている点に特徴を有する。弾性要素は好ましくは板バネの形態またはローテーティングショックアブソーバー（ｒｏｔａｔｉｎｇｓｈｏｃｋａｂｓｏｒｂｅｒ）の形態である。容器は好ましくはＥＰＳ発泡体ボールの形態の顆粒プラスチックで充填されている。容器は好ましくは楕円体形状である。
【０００４】
本発明の解決法の利点は、運転者または乗客の頭部の方向である前方にヘッドレストを押し、この動きは使用される、たとえば板バネまたはローテーティングショックアブソーバーのような弾性要素により強制され、頭部の形状に押しつけられ、形状を保持し、良好でより気持ちのよいヘッドサポートを提供し、ヘッドレストの内部のボールが頭部とヘッドレストとの間に空気をもたらす。これは暖かい季節には頭部のすりむきを防止するとともに、寒い季節には暖かい感触を提供する。他の利点は、通常の運転の間に頭部と首とにヘッドレストが一定に接触し、特に自動車が追突された場合に頚部脊椎の損傷を防止することである。
【０００５】
ヘッドレストの構造が負圧により調節できるので、乗客の頭部の形にヘッドレストを押しつけることができるほどに、構造をルースにする（ｌｏｏｓｅ）ことができる。そのような形状はその後保存し、固定することができる。
【０００６】
本発明の目的は実施態様の例を示す図に示される。図１は自動車の座席に取り付けられたときの、レストポジションにある、エンドビューでのヘッドレストを示す図である。図２は、乗客が座ったときの自動車の座席に取り付けたエンドビューでのヘッドレストを示す図である。図３は押しつけられた頭部の形状を有するヘッドレストの正面からの図である。図４はプラスチックの空気充填ボールで充填されたヘッドレストの部分を示す図である。
【０００７】
図に示されたように、ヘッドレスト１は密閉容器２として形成され、好ましくは楕円形であり、弾性要素４の一端３を有し、好ましくは板バネまたはローテーティングショックアブソーバーの形態であり、他端５は自動車の座席６内にマウントされている。容器２には負圧システム７が提供される。容器２は少なくとも１つの層８からなり、好ましくは複数の弾性層８および９であり、弾性の空気充填されたボールおよび／または弾性プラスチックボールの形態の弾性充填物１０で充填される。ＥＰＳ発泡ボールは弾性充填物として使用することができる。
【０００８】
自動車内に座り、ヘッドレスト１の上に頭部を置くと、座席のバックレスト６の後部に隠された板バネまたはローテーティングショックアブソーバーの形態の弾性要素４が、ヘッドレスト１を頭部の方向に押す。この動きはヘッドレスト１を頭部の方向に押し、ついでポンプを作動させ、過剰の空気を容器２から負圧システムノズル７を介して吸い出す。ヘッドレスト１および頭部の接触領域では、自動車の座席６に座った人間の頭部の形状が押しつけられ、ついで閉止バルブが閉じられる。ポンプを使用しなくても、ルースなヘッドレスト１を有する自動車の座席に座った人物の頭部による圧力で、この手順を同一人物または異なる人物について何回も繰り返すことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】自動車の座席に取り付けられたときの、レストポジションにある、エンドビューでのヘッドレストを示す図。
【図２】図２は、乗客が座ったときの自動車の座席に取り付けたエンドビューでのヘッドレストを示す図。
【図３】図３は押しつけられた頭部の形状を有するヘッドレストの正面からの図。
【図４】図４はプラスチックの空気充填ボールで充填されたヘッドレストの部分を示す図。
【符号の説明】
【００１０】
１：ヘッドレスト、２：密閉容器、３：弾性要素の一端、４：弾性要素、５：弾性要素の他端、６：座席、７：負圧システム、８：弾性層、９：弾性層、１０：弾性充填物。

Claims

密閉容器の形態のノンストップアクティブ自動車用ヘッドレストであって、容器（２）が少なくとも１つの層（８）、および好ましくは複数の弾性層（８）および（９）からなり、弾性充填物（１０）で充填され、該充填物は好ましくは弾性空気充填ボールおよび／または弾性発泡体ボールであり、閉止バルブを有する負圧システムノズル（７）が提供され、容器（２）は後方から少なくとも１つの弾性要素（４）で支持され、該要素は乗客の頭部方向に曲がっているヘッドレスト。
弾性要素（４）が好ましくは板バネの形態である、請求項１記載のヘッドレスト。
弾性要素（４）が好ましくはローテーティングショックアブソーバーの形態である、請求項１記載のヘッドレスト。
容器（２）が好ましくはＥＰＳ発泡体ボールの形態の顆粒プラスチックで充填されている、請求項１記載のヘッドレスト。
容器（２）が好ましくは楕円体形状である、請求項１または２記載のヘッドレスト。