JP2004524697A - 半導体ウエハの修正に使用する固定研磨物品 - Google Patents

半導体ウエハの修正に使用する固定研磨物品 Download PDF

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Abstract

複数の研磨粒子(16)を有する固定研磨要素(14)と、弾性要素と、固定研磨要素と弾性要素(26)との間に配置される複数の剛性セグメント(22)とを含む研磨物品(10)。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体ウエハの修正に使用される固定研磨物品の剛性基板を修正することに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体ウエハの製作では、半導体ウエハを研磨および平坦化するために、化学機械的平坦化(CMP)プロセスが使用される。CMPプロセスには、研磨剤を比較的硬いパッドと半導体ウエハとの間に配置することと、パッドと半導体ウエハを互いに関して動かして、ウエハの面を修正することとが含まれる。CMPプロセスで使用される研磨剤は、スラリ、すなわち研磨粒子を含む液体媒質、またはバッキングに結合された研磨粒子を含む要素などの固定研磨要素とすることができる。
【0003】
CMPプロセスは、相対的により高い位置、すなわちフォトリソグラフィによって一般的に生成される特徴のスケールの上に寸法を有する特徴から、選択的に材料を除去して、ウエハ面を平坦化することを試みる。また、CMPプロセスは、ウエハ上のダイが同じ時間期間に同程度に平坦化されるように、半導体ウエハのスケール上で均一に材料を除去することを試みる。各ダイの平坦化率は、ウエハ全体にわたって均一であることが好適である。これらの目的の両方を同時に達成することは、半導体ウエハが、しばしばそる、または湾曲するので、困難である。いくつかの半導体ウエハは、階段状の高さ変動または突出も多く含み、これは、ウエハ上に集積回路を製作する手順中に製造される。これらの高さ変動と半導体ウエハの湾曲およびそりとは、研磨プロセスの均一性を妨害することがあり、そのために、ウエハのいくつかの領域は過剰研磨され、一方の他の領域は依然として研磨不足となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
不均一研磨の問題を克服する試みとして、スラリを使用するCMPプロセスの修正が行われてきた。1つのそのような試みは、研磨台に取り付けられる弾性材料の第1層と、弾性層を覆う剛性材料の第2層とを含む複合研磨パッドを使用する。第2層は、チャネル領域によって分離されたタイルのアレイを含む。チャネル領域は、研磨プロセス中に、研磨パッドの面を横断してスラリを流す。他の複合研磨パッドは、係数が比較的低い海綿状多孔質材料の第3層を含み、これは、研磨しているウエハの面を横断してスラリを輸送する。研磨中、研磨材料を貫通して、研磨パッドのより低い層の中に液体を輸送することができる。
【0005】
固定研磨CMPプロセスは、研磨を実施するために、研磨パッドの面上で遊離研磨粒子を輸送することに依存しない。代わりに、そのようなプロセスは、固定研磨研磨パッドを使用し、これは、バッキング上の定位置に固定されたいくつかの3次元研磨構成物を含む。3次元研磨構成物は、バインダに配置され、かつバッキングに固定された研磨粒子を含み、これにより、比較的係数の高い固定研磨要素が形成される。CMPプロセス中、ウエハの面は、固定研磨構成物と接触することによって研磨され、研磨構成物の大部分の研磨粒子は、バッキングに結合されたままである。
【0006】
CMP研磨プロセス後、半導体ウエハは、エッジ除去ゾーン、すなわち、半導体構成要素などの有用な構成要素を提供するには十分研磨されていない研磨済み半導体ウエハのエッジにおけるゾーンを有する。エッジ除去ゾーンを構成する半導体ウエハの部分を使用して、均一であるかのように、半導体装置を製造することができる。したがって、エッジ除去ゾーンの領域は、ウエハのダイの歩留まりに影響を与える。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様では、本発明は、a)複数の研磨粒子を含んでいる固定研磨要素と、b)弾性要素と、c)固定研磨要素と弾性要素との間に配置される複数の剛性セグメントとを含んでいる研磨物品を特徴とする。
【0008】
いくつかの実施形態では、剛性セグメントは、互いに取り付けられる。他の実施形態では、剛性セグメントは、互いから取り外される。一実施形態では、剛性セグメントは、共通の基板から延在し、基板の複数の交差溝によって少なくとも部分的に画定される。
【0009】
一実施形態では、固定研磨要素は、不連続層を含む。他の実施形態では、固定研磨要素は、複数の固定研磨セグメントを含み、各固定研磨セグメントは、剛性セグメントの1つと同一の広がりを持つ。いくつかの実施形態では、固定研磨要素は、複数の剛性セグメントを横断して、連続的に延在する。他の実施形態では、固定研磨要素は、剛性セグメントに結合される。他の実施形態では、剛性セグメントは、弾性要素に結合される。
【0010】
他の実施形態では、弾性要素は、複数の弾性セグメントを含む。いくつかの実施形態では、弾性セグメントは、剛性セグメントに結合される。
【0011】
他の実施形態では、固定研磨要素は、テキスチャ加工された3次元固定研磨要素を含む。いくつかの実施形態では、固定研磨要素は、複数の3次元固定研磨構成物を含む。
【0012】
いくつかの実施形態では、剛性セグメントは、上面と、側壁と、上面と側壁の間の斜角がつけられたユニオンとを含む。他の実施形態では、剛性セグメントは、上面と、側壁と、上面と側壁の間の湾曲したユニオンとを含む。他の実施形態は、互いに交互嵌合している剛性セグメントを含む。
【0013】
他の実施形態では、剛性セグメントは、円、楕円、三角形、正方形、長方形、五角形、六角形、七角形、および八角形からなる群から選択される形状を画定する。いくつかの実施形態では、剛性セグメントは、角錐、円錐、円筒、円錐台、角錐台、および他の錐台からなる群から選択される。
【0014】
他の実施形態では、剛性セグメントは、研磨面と平行のセグメントの面において取った、400mm以下の断面積を有する。
【0015】
他の態様では、研磨物品は、a)i)バッキング、ii)バッキングの第1主表面の上に配置され、バインダと複数の研磨粒子を含んでいる組成物とを含んでいる固定研磨要素と、b)バッキングの第2主表面に結合され、複数の剛性セグメントを含んでいる剛性要素とを含む。
【0016】
他の態様では、研磨物品は、複数の研磨粒子を含んでいる固定研磨要素と、弾性要素と、固定研磨粒子と弾性要素との間に配置される複数の剛性要素とを含む。研磨物品は、半導体ウエハの面の曲率に順応することができ、半導体ウエハの面上のダイと比較して剛性である。
【0017】
他の態様では、本発明は、半導体ウエハの面を修正する装置を特徴とする。該装置は、複数の研磨粒子を含んでいる固定研磨要素と、弾性要素と、固定研磨要素と弾性要素の間に配置される複数の剛性セグメントとを含む。一実施形態では、固定研磨要素は、テキスチャ加工された3次元固定研磨要素を含む。他の実施形態では、固定研磨要素は、3次元固定研磨構成物を含む。他の実施形態では、固定研磨要素は、剛性セグメントに結合される。いくつかの実施形態では、剛性セグメントは、弾性要素に結合される。
【0018】
一実施形態では、固定研磨要素は、剛性セグメントに対して動かすことができる。他の実施形態では、固定研磨要素と剛性セグメントとは、弾性要素に対して動かすことができる。他の実施形態では、該装置は、固定研磨要素を含んでいる第1ウエッブと、複数の剛性要素を含んでいる第2ウエッブと、弾性要素を含んでいる第3ウエッブとをさらに含む。
【0019】
他の実施形態では、第1ウエッブと第2ウエッブとは、互いに関して可動である。他の実施形態では、第2ウエッブと第3ウエッブとは、互いに関して可動である。他の実施形態では、第1ウエッブと第3ウエッブとは、互いに関して可動である。いくつかの実施形態では、第1ウエッブと、第2ウエッブと、第3ウエッブとは、互いに関して可動である。
【0020】
いくつかの実施形態では、該装置は、第1断面積を有する第1の複数の剛性セグメントを含んでいる第1領域と、第2断面積を有する第2の複数の剛性セグメントを含んでいる第2領域とを含むウエッブをさらに含む。第1断面積は、第2断面積とは異なる。一実施形態では、剛性層は、金属とプラスチックからなる群から選択される材料を含む。
【0021】
他の態様では、本発明は、半導体ウエハの面を修正する方法を特徴とする。該方法には、上述した研磨物品を半導体ウエハと接触させる工程と、半導体ウエハと研磨物品とを互いに関して動かす工程とが含まれる。一実施形態では、該方法には、研磨物品の第1領域であって、第1断面積を有する第1の複数の剛性セグメントを含んでいる第1領域を半導体ウエハと接触させる工程と、半導体ウエハと固定研磨物品を互いに関して動かす工程と、研磨物品の第2領域であって、第2断面を有する第2の複数の剛性セグメントを含んでいる第2領域を半導体ウエハと接触させる工程と、半導体ウエハと固定研磨物品とを互いに関して動かす工程とが含まれる。他の実施形態では、研磨物品は、複数の剛性セグメントを含んでいるウエッブを含み、該方法は、ウエッブを第1位置から第2位置まで指標付けする工程をさらに含む。
【0022】
「固定研磨物品」という用語は、平坦化プロセス中に偶然生成される可能性があることを除いて、ほぼ自由な束縛されていない研磨粒子の存在しない研磨物品を指す。
【0023】
「3次元研磨物品」という用語は、平坦化プロセス中に粒子のいくつかを除去することにより、平坦化機能を実施することができる追加の研磨粒子を明らかにするように、厚さの少なくとも一部を貫通して延在する多くの研磨粒子を有する研磨物品を指す。
【0024】
「テキスチャ加工された研磨物品」という用語は、隆起部分と陥没部分とを有し、少なくとも隆起部分が、研磨粒子とバインダとを含んでいる研磨粒物品を指す。
【0025】
「研磨構成物」という用語は、研磨粒子とバインダとを含む成形した本体を指す。
【0026】
本発明は、ウエハに対する均一な圧力を維持しながら、修正するウエハの面の大域的なトポグラフィにほぼ順応することができる研磨物品を特徴とする。研磨物品は、良好な面均一性を呈示する半導体ウエハを製造するのに特によく適している。研磨物品のサブパッドに剛性セグメントが存在することにより、局所的な剛性、すなわち研磨物品と半導体ウエハとの相互作用が、剛性セグメントの領域をほぼ近似する領域上で剛性であることを呈示する研磨物品が提供される。これにより、ウエハ面上で大域的なウエハスケールのトポグラフィを維持しながら、周囲の領域、すなわち剛性セグメントの領域を近似する領域より高い点において、ウエハ面から材料を除去することが優先的に容易になる。研磨物品は、ウエハの面上に存在するエッジ除去の程度を最小限に抑え、かつウエハの有用な領域を最大にするように、半導体ウエハを研磨することもできる。
【0027】
分割剛性要素は、固定研磨要素と組み合わされたとき、良好な平坦化を維持しながら、ウエハの均一性を向上させる。
【0028】
分割剛性要素は、平坦化に必要である、局所的な非均一材料除去の競合要件を管理する機構と、ウエハのエッジにあるダイを含めて各ダイの均一処理に必要である、大域的均一材料除去とを提供する。
【0029】
本発明の他の特徴は、好適な実施形態の以下の説明と、請求の範囲とから明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
図面を参照すると、同じ数字を使用して、図面を通して同じ特徴を示しており、まず図1〜3では、固定研磨物品10が示されている。これは、サブパッド2の上に配置される層の形態の固定研磨要素14を含み、サブパッド2は、固定研磨要素14と相対的により弾性的な要素26との間に配置される相対的により剛性な要素64を含む。固定研磨要素14は、接着組成物24を貫通して剛性要素34に結合される。剛性要素34は、接着組成物28を貫通して弾性要素26に結合される。研磨物品10は、研磨物品を機械プレートに取り付けるために使用する、弾性要素26の底面上に配置される接着組成物30の層をさらに含む。研磨粒子10は、半導体ウエハの面など、基板の面を修正するのに適している。
【0031】
剛性要素34は、溝32によって互いに間隔をおいて配置されるいくつかの剛性セグメント22を含む。剛性セグメントの寸法と、剛性セグメントが互いから間隔をおいて配置される距離と、剛性セグメントの形状とは、修正する基板に適切な局所的な剛性を達成するように選択される。
【0032】
剛性セグメント22の寸法は、局所的な平面性と大域的な均一性とを最適化し、かつ剛性セグメントで構築された研磨物品によって修正されている半導体ウエハの上に所定のエッジ除去ゾーンを達成するように選択される。剛性セグメント22のサイズは、ダイの反復パターンなどのダイのレイアウト、所望のエッジ除去ゾーンに対するダイのサイズなど、修正する半導体ウエハの面の特徴に基づいて選択することができる。半導体ウエハのエッジを越えて延在しない剛性セグメントによって及ぼされる圧力が、剛性セグメントが半導体ウエハのエッジに近いことによって影響されないように、剛性セグメントのフットプリントは、所望の最大エッジ除去より大きくないことが好適である。また、剛性セグメント22は、好適には、修正する半導体ウエハ上の個々のダイまたは反復リソグラフィック・パターンのフットプリントを近似するあるいはそれよりわずかに大きい局所的な剛性の近傍を提供するように寸法決めされる。剛性セグメントは、研磨しているダイの最小寸法の約0.5から約4倍のサイズであることが好適である。有用な剛性セグメントは、研磨物品の作業面に平行なセグメントの面において取った、約400mm以下の断面積を有する。
【0033】
剛性セグメント22は、剛性セグメント34の深さの中へ、かつ剛性セグメント34の面を横断して延在する溝32によって互いに間隔をおいて配置される。溝32により、剛性セグメント34は、溝のない剛性セグメントより相対的に柔軟になり、それにより、剛性セグメント34は全体として、個々のセグメント22が依然として剛性な状態で、半導体ウエハの面に順応することができる。
【0034】
溝32が剛性セグメント34の中へ延在する深さは、変更することができる。剛性要素は溝32を含むことができ、この溝32は、たとえば、剛性要素34の中へ延在する、剛性要素34を通過して延在する、剛性要素34を通過して下にある相対的により弾性的な要素26の中へ延在する、剛性要素34を通過しかつ下にある相対的により弾性的な要素26を通過して延在する、およびその組合わせなどである。溝32が、サブパッドの深さの中へさらに延在すると、研磨物品の構造は、より柔軟になる。好適には、溝は、剛性セグメント22を提供するように剛性要素34を貫通して延在して、弾性要素26の上にあり、かつ他の剛性セグメントとはほぼ関係なく動く剛性セグメント22を提供し、それにより、局所的な平坦化を維持しながら、剛性要素が半導体ウエハの面に順応することを可能にする。1つの剛性セグメントの運動が、近傍のセグメントのいずれにも分与または伝達されないことがより好適である。
【0035】
図1は、剛性要素34の中に延在する溝32を含む研磨物品10を示す。図3は、剛性セグメント22aが弾性要素26の上に独立して懸垂されるように、剛性要素34を通過する溝32aを示す。図5は、剛性要素34を通過し、かつ弾性要素26の中に延在する溝32bと、弾性要素34を通過し、かつ弾性要素26を通過する溝32cとを示す。
【0036】
図6は、剛性要素34の上面43から剛性要素34の中に延在する溝42aと、剛性要素34の底面44から剛性要素34の中に延在する溝42bとを含む研磨物品40を示す。
【0037】
溝の幅、すなわちセグメント間の間隔は、所望のサブパッドの柔軟性と順応性とに基づいて選択される。溝の幅は、セグメントが互いに完全に分離される、またはほぼ完全に分離されるように、増大させることができる。一般に、CMPプロセス中、ウエハ面における呼び圧力は、ウエハの背面に圧力を課すことによって制御される。より広い溝では、剛性セグメントが占有する全平面領域の断片は低減される。圧力は、剛性セグメントを通して伝達されるので、ウエハの背面に及ぼされる力全体は、分割していない剛性要素と比較してより小さい全領域を通して伝達され、材料除去プロセスが行われる剛性セグメントの上端における呼び圧力は、増大する。そのような状況では、セグメントに及ぼされ、半導体ウエハに伝達される呼び圧力は、セグメントの割合を変更することによって制御することができる。たとえば、剛性要素の平面領域の50%がセグメントを含む場合、処理面の平均圧力は、呼びの加えられた圧力の2倍に増大する。処理圧力に対する溝幅の影響は、溝幅を選択する際に考慮すべき他の因子である。
【0038】
溝の形状は、連続的な弓形の側壁など、少なくとも1つの側壁によって画定され、2つのほぼ平行な側壁、2つの発散または収束する側壁、および溝の底壁によって分離された2つの側壁などを含む2つ以上の側壁によって画定することができる。
【0039】
溝32は、たとえば円と、楕円と、三角形、長方形、六角形、および八角形などの多角形とを含んでいる様々な形状を有する剛性セグメントを画定するように構成することができる。剛性セグメントは、平行六面体、円筒、円錐、角錐、角錐台、円錐台、切頭半球、および他の錐台などを含む様々な形態とすることができる。図2は、一般に正方形の剛性セグメント22を画定するように、互いに直角に配置される溝のアレイを示す。剛性セグメント22は、図7などに示すように、互いに交互嵌合するように成形することもできる。
【0040】
図4aは、剛性要素22aの側壁72aと上壁74aとのユニオン76a、すなわち研磨要素に至近の剛性セグメントの面が90度を形成する剛性要素22aを示す。側壁72と上壁74のユニオン76は、斜角がつけられた、または湾曲したユニオンなどを含めて、90°以外とすることもできる。図4bは、側壁72bと上壁74bとの間のユニオン76bが先細りになっている、すなわち傾斜している剛性セグメント22bを示す。図4cは、側壁72cと上壁74cとの間のユニオン76cが丸みを帯びている剛性セグメントを示す。剛性セグメントの上端において、剛性セグメントのコーナの1つまたは複数を先細りにするまたは丸くすることは、半導体ウエハがそのように構築された研磨物品の面を横断して相対的により滑らかに移行することに備える。
【0041】
図9は、剛性要素54が、異なる寸法(断面積など)、間隔、または形状を有し、かつ剛性要素の上の異なる領域68a、68b、および68cに配置されるいくつかの剛性セグメント64a、64b、および64cを含む実施形態を示す。
【0042】
剛性要素は、研磨要素と同一の広がりを持つ層の形態であることが好適であり、研磨要素は、剛性セグメントと剛性セグメント間の間隔、すなわち溝を横断して延在することが好適である。分割剛性要素は、たとえば丸型ディスク、およびベルトなどの連続ウエッブを含めて、様々な形態とすることができる。
【0043】
分割剛性要素の材料は、修正する基板の面を横断して均一な材料除去を呈示する研磨構造と、リソグラフィによって製造された特徴の良好な平坦化とを提供するように、弾性要素の材料と、剛性セグメントの幾何学的形状と組み合わせて選択される。
【0044】
好適な剛性材料は、少なくとも約100MPaのヤング率の値を有する。剛性要素のヤング率は、室温(20℃から25℃)にある材料の2つの主表面によって確定される面において、適切なASTM試験を使用して決定される。有機ポリマー(プラスチックまたは強化プラスチックなど)のヤング率は、ASTM D638−84(プラスチックの引張り特性の標準試験方法)とASTM D882−88(薄いプラスチック・シートの標準引張り特性)とに従って決定することができる。金属のヤング率は、ASTM E345−93(金属箔の張力試験の標準試験方法)に従って測定される。材料の複数の層を含む積層要素では、要素全体のヤング率(すなわち積層係数)は、最高係数の材料に対する試験を使用して測定することができる。
【0045】
剛性要素の厚さは、係数と、結果的な研磨構造の所望の特性とに基づいて選択される。剛性要素の有用な厚さの値は、約0.075mmから約1.5mmの範囲である。しばしば、材料のヤング率が増大する際に、材料の必要な厚さは減少する。
【0046】
剛性要素は、有機ポリマー、無機ポリマー、セラミック、金属、有機ポリマーの構成物、およびその組合わせなどを含む様々な材料から製造することができる。適切な有機ポリマーは、熱可塑性または熱硬化性とすることができる。適切な熱可塑性材料には、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリパーフルオロオレフィン、ポリビニル・クロライド、およびそのコポリマーがある。適切な熱硬化性ポリマーには、エポキシ、ポリイミド、ポリエステル、およびそのコポリマー(すなわち、ターポリマーおよびテトラポリマーなどを含めて、少なくとも2つの異なるモノマーを含んでいるポリマー)などがある。
【0047】
剛性要素のポリマーは、強化することが可能である。強化剤は、ファイバまたは微粒子材料の形態とすることができる。強化剤として使用するのに適した材料には、有機ファイバまたは無機ファイバ(連続的または短繊維など)、雲母または滑石などのシリケート、砂鉱または水晶などのシリカ・ベースの材料、金属微粒子、ガラス、金属酸化物、および炭酸カルシウム、またはその組合わせなどがある。
【0048】
金属シートも、剛性要素として使用することができる。適切な金属には、アルミニウム、ステンレス鋼、および銅などがある。
【0049】
特に有用な剛性材料には、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、ガラス・ファイバ強化エポキシ板、アルミニウム、ステンレス鋼、およびIC1000(デラウエア州ニューアークのロデル・インク(Rodel,Inc.(Newark,Del.)から入手可能)がある。
【0050】
弾性要素26は、連続層または不連続層とすることができ、図5に示した剛性基板のセグメントに関して、上述したようにセグメントに分割することができる。弾性要素は、層状要素の機械的振舞いが所望の応用にとって許容可能であれば、金属の1つの層または同じ材料あるいは異なる材料のいくつかの層を含むことができる。弾性要素は、面修正プロセス中に、圧縮を受けることができることが好適である。弾性要素の弾性、すなわち圧縮の際の剛性と弾性はね返りとは、厚さの方向における弾性要素の材料の係数に関係し、また弾性要素の厚さによって影響を受ける。
【0051】
弾性要素の材料の選択と、ならびに弾性要素の厚さとは、加工品面および固定研磨要素の組成と、加工品面の形状および初期平坦性と、面を修正する(面の平坦化など)ために使用する装置のタイプと、修正プロセスで使用する圧力とを含めて、プロセスの変数に応じて変化する。
【0052】
弾性要素自体全体などを含んでいる好適な弾性材料は、約100MPa未満、より好適には約50MPa未満のヤング率を有する。弾性材料の動的圧縮試験を使用して、弾性材料の厚さの方向において、ヤング率(しばしば貯蔵弾性率または弾性率と呼ばれる)を測定することができる。ASTM D5024−94(圧縮時のプラスチックの動的機械特性を測定する標準試験方法)は、弾性要素が1つの層であるか、または材料の複数の層を含む積層要素であるかに関係なく、弾性材料のヤング率を測定する有用な方法である。弾性要素のヤング率は、呼びCMPプロセス圧力に等しい与圧で、20℃で0.1Hzの材料の厚さの方向において、ASTM D5024−94に従って決定される。
【0053】
適切な弾性材料は、応力緩和をさらに評価することによって選択することもできる。応力緩和は、材料を変形して、変形を維持するのに必要な力または応力を測定しながら、材料を変形状態に保持することによって評価される。適切な弾性材料(または弾性要素全体)は、120秒後に、当初加えた応力の少なくとも約60%(より好適には少なくとも約70%)を保持することが好適である。これは、本明細書では、「保持応力」と呼ばれ、まず、初期の83kPaの応力が室温(20℃〜25℃)において達成されるまで、25.4mm/分の割合で0.5mmより薄くない厚さの材料のサンプルを圧縮して、2分後に保持応力を測定することによって決定される。
【0054】
弾性要素は、広範な弾性材料を含むことができる。有用な弾性材料の例には、熱可塑性または熱硬化性のポリマーなど、エラストマとすることが可能である有機ポリマーがある。適切な有機ポリマーには、多孔質有機構造、すなわち気泡を生成するように発泡または吹き付けられた有機ポリマーがある。そのような気泡は、天然ゴムまたは合成ゴム、あるいはポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、およびそのコポリマーなどの熱可塑性エラストマから準備することが可能である。適切な合成熱可塑性エラストマには、クロロプレン・ゴム、エチレン/プロピレン・ゴム、ブチル・ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、EPDMポリマー、ポリビニルクロリド、ポリクロロプレン、スチレン−ブタジエン・コポリマー、およびスチレン−イソプレン・コポリマー、およびその混合物がある。有用な弾性材料の一例は、気泡の形態にあるポリエチレンとエチルビニル・アセテートのコポリマーである。
【0055】
他の有用な弾性材料には、ポリウレタン含浸フェルト・ベース材料、ポリオレフィン、ポリエステル、またはポリアミドのファイバなどを含む不織ファイバ・マットまたは織ファイバ・マット、および樹脂含浸織材料および不織材料がある。ファイバは、有限長(すなわち短繊維)またはほぼ連続的なファイバ・マットとすることが可能である。
【0056】
有用な市販されている弾性材料の例には、スリーエム・スコッチ(3M SCOTCH)ブランドのクッションマウント(CUSHIONMOUNT)プラント・マウンティング・テープ(Plate Mounting Tape)949ダブル・コート高密度エラストマ・フォーム・テープという商品名で、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company(St.Paul,MN))によって販売されているポリ(エチレン・コ・ビニル・アセテート)フォーム、マサチューセッツ州ローレンスのヴォルテク(Volkek(Lawrence,MA))のEO EVAフォーム、ニュージャージー州ハイアニスのセンチネル・プロダクツ(Sentinel Products(Hyannis,N.J.))のEMR1025ポリエチレン・フォーム、ミネソタ州ミネアポリスのイルブルック・インク(Illbruck、Inc.(Mineeapolis、MN))のHD200ポリウレタン・フォーム、センチネル・プロダクツ(Sentinel Products)のMC8000およびMC8000EVA、デラウエア州ニューアークのロデル・インク(Rodel,Inc.(Newark、DE))のSUBA IV インプレグネーテッド・ノンウォーブン(Impregnated Nonwoven)がある。
【0057】
スラリ研磨作業で使用される剛性要素と弾性要素とを有する市販パッドも適切である。そのようなパッドの例は、IC1000−SUDA IVという商品名でデラウエア州ニューアークのロデル・インク(Rodel,Inc.(Newark、DE))から入手可能である。
【0058】
図1および3の研磨要素14は、バッキングなどの担体18に随意選択として結合された、バインダの固定位置に複数の研磨粒子を含む。研磨要素は、バインダに配置され、かつバッキング18に結合された研磨粒子のいくつかの構成物16を含むテキスチャ加工された3次元固定研磨要素であることが好適である。テキスチャ加工された3次元固定研磨要素の研磨構成物16は、あるパターン、無作為、およびその組合わせで構成することができる。有用なテキスチャ加工された3次元固定研磨要素の例は、本明細書に援用されている、米国特許第5,958,794号(ブルックスブールト(Bruxvoort)ら)と、1998年の11月5日に発行されたWO98/49723号(カイサキ(Kaisaki))とに開示されている。
【0059】
研磨粒子がバインダに配置されている固定研磨要素は、比較的高い係数を有する。固定研磨要素のバッキングは、高い面内係数を有するが、柔軟であるように十分薄くすることが可能である。固定研磨要素の面内の剛性と柔軟性とは、巻取りローラおよび巻出しローラのロールに巻き付けることができることなどを含めて、固定研磨要素をウエッブの形態で使用することを可能にするように十分であることが好適である。
【0060】
研磨要素は、剛性セグメントを横断して延在する層の形態とすることができる。研磨要素は、個々の剛性セグメントと同一の広がりを持つこともできる。
【0061】
有用な研磨物品の構造には、ディスク、ウエッブ、複数ウエッブの構造などがある。研磨物品の構成要素は、互いに固定した関係で維持することができる。研磨物品の様々な構成要素を互いに固定した関係で維持するのに有用な手段の例には、接着組成物、機械的固定装置、層、およびその組合わせなどがある。構成要素は、熱結合、超音波溶接、マイクロ波作動結合、研磨物品の少なくとも2つの構成要素の共有押出し成形、およびその組合わせなどを含むプロセスにより、1つに結合することもできる。
【0062】
有用な接着剤には、圧感接着剤、ホット・メルト接着剤、およびにかわなどがある。適切な圧感接着剤には、広範な圧感接着剤が含まれ、天然ゴムを基本とする接着剤、アクリラート(メタクリラート)ポリマーおよびコポリマー、クラトン(KRATON)という商品名でテキサス州ヒューストンのシェル・ケミカル・カンパニー(Shell Chemical Co.(Houston,Texas))から販売されているスチレン/ブタジエンまたはスチレン/イソプレンのブロックコポリマーまたはポリオレフィンなどの熱可塑性ゴムのABまたはABAブロックコポリマーなどがある。適切なホット・メルト接着剤には、ポリエステル、エチレンビニルアセテート(EVA)、ポリアミド、エポキシ、およびその組合わせなどがある。接着剤は、使用中に、互いに固定した関係で固定研磨物品の構成要素を維持するのに十分な凝集強度と耐引き剥がし性とを有し、かつ使用状況下において化学分解に耐性のあることが好適である。
【0063】
研磨物品は、配置ピン、保持リング、張力、真空、またはその組合わせなどを含む接着手段または機械的手段などを含めて、化学機械的平坦化に使用される定盤など、定盤に取り付ける様々な機構も含むことができる。
【0064】
研磨物品は、研磨パッドおよび遊離研磨スラリと共に使用するのに適したものを含めて、多くのタイプの半導体ウエハ平坦化機械において使用するように適合することができる。適切な市販機械の例には、カルフォルニア州サンタ・クララのアプライド・マテリアル・インク(Applied Materials,Inc.(Santa Clara,CA))から販売されている化学機械的平坦化(Chemical Mechanical Planarization)(CMP)機械がある。
【0065】
弾性要素、研磨要素、剛性要素、またはその組合わせなどを含めて、研磨物品の少なくとも1つの構成要素は、ウエハ面の修正中、または修正前後に、他の構成要素に対して可動とすることもできる。この構成は、新規な固定研磨面を導入すること、ウエハごとに安定ウエッブ特性(弾性要素の弾性のレベルおよび研磨要素の研磨性質などを含む)を維持することなどを含めて、様々な目的に対して望ましい可能性がある。
【0066】
図8は、いくつかのウエッブ52、54、56を含む基板を修正する装置50を示す。各ウエッブは、巻出しローラ51、55、および59のそれぞれと、巻取りローラ53、57、および60のそれぞれとの間に延在する。ウエッブ52は、バッキング62に結合された固定研磨構成物60の研磨要素58を含む。ウエッブ54は、いくつかの剛性セグメント64を含む。ウエッブ54は、剛性要素を分割した結果として剛性要素の屈曲剛性が低減されたことにより、巻き上げることができる。ウエッブ56は、弾性要素66を含む。個々のウエッブ52、54、56は、互いに独立して動くことができ、たとえば、研磨ウエッブ52は、分割剛性ウエッブ54および弾性ウエッブ56とは独立に動くことができる。個々のウエッブ52、54、56は、同じ速度または異なる速度で動くこともでき、少なくとも1つのウエッブは、他のウエッブが動いている間、静止したままにすることができる。あるいは、ウエッブ52、54、56の少なくとも2つは、1つに結合するなど、互いに固定した関係として、単一ユニットとして動かすことができる。個々のウエッブは、たとえば、巻取りローラと巻出しローラとを使用して張力を及ぼすこと、定盤への真空押さえなどを含んでいる様々な機構によってウエッブのエッジに力を加えること、およびその組み合わせを含む機構を使用して、静止して保持することができる。
【0067】
個々のウエッブ52、54、56は、互いに独立して、または同時に移動して、所望の面修正特性を有する研磨物品を完成するように、異なる特性を呈示する1つまたは複数の領域を含む研磨物品を提供することもできる。図9に示した分割剛性要素54は、たとえば、ウエッブ・ベースの研磨物品構造に組み込まれたとき、異なる面修正特性の領域を研磨物品に創出し、この領域は、分割剛性ウエッブ上の異なる領域に対応する。さらにまたは代替として、装置50は、テキスチャ加工された研磨構成物60がより積極的な研磨特性を有する領域と、テキスチャ加工された固定研磨構成物60がより積極的でない研磨特性を有する領域とを含む研磨ウエッブを含むことが可能であり、これは、たとえば、先行研磨作業の研磨ウエッブの製作プロセスまたは使用法などの結果である可能性がある。研磨物品に対する半導体ウエハの運動を制御する機構は、ウエハが所定の面修正順序に従って研磨物品の様々な領域と接触して、所望の面修正を達成するようにプログラムすることができる。
【0068】
研磨物品と装置は、本明細書に援用されている、米国特許第5,958,794号(ブルックスブールト(Bruxvoort)ら)および米国特許第6,007,407号などに記載されている方法を含めて、様々な半導体ウエハ面修正プロセスにおいて使用することができる。
【0069】
他の実施形態は、請求項の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の研磨物品の一部の概略断面図である。
【図2】図1の研磨物品の剛性セグメントの層の平面図である。
【図3】本発明の第2実施形態による研磨物品の概略断面図である。
【図4a】図3の個々の剛性セグメントの斜視図である。
【図4b】図3の個々の剛性セグメントの斜視図である。
【図4c】図3の個々の剛性セグメントの斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態による研磨物品の一部の概略断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態による研磨物品の一部の概略断面図である。
【図7】剛性要素の一実施形態による交互嵌合剛性セグメントの平面図である。
【図8】基板の面を修正する装置の概略断面図である。
【図9】分割剛性要素の平面図である。

Claims (47)

  1. a)複数の研磨粒子を備える固定研磨要素と、
    b)弾性要素と、
    c)前記固定研磨要素と前記弾性要素との間に配置される複数の剛性セグメントと、
    を備える研磨物品。
  2. 前記剛性セグメントが、互いに取り付けられる、請求項1に記載の物品。
  3. 前記剛性セグメントが、共通の基板から延在し、かつ前記基板の複数の交差溝によって少なくとも部分的に画定される、請求項1に記載の物品。
  4. 前記剛性セグメントが、互いから取り外される、請求項1に記載の物品。
  5. 前記固定研磨要素が、不連続層を備える、請求項1に記載の物品。
  6. 前記固定研磨要素が、複数の固定研磨セグメントを備え、各固定研磨セグメントが、前記剛性要素の1つと同一の広がりを持つ、請求項1に記載の物品。
  7. 前記固定研磨要素が、複数の前記剛性セグメントを横断して連続的に延在する、請求項1に記載の物品。
  8. 前記固定研磨要素が、前記剛性セグメントに結合される、請求項1に記載の物品。
  9. 前記剛性セグメントが、前記弾性要素に結合される、請求項8に記載の物品。
  10. 前記剛性セグメントが、前記弾性要素に結合される、請求項1に記載の物品。
  11. 前記弾性要素が、複数の弾性セグメントを備える、請求項1に記載の物品。
  12. 前記弾性セグメントが、前記剛性セグメントに結合される、請求項11に記載の物品。
  13. 前記固定研磨要素が、テキスチャ加工された3次元固定研磨要素を備える、請求項1に記載の物品。
  14. 前記固定研磨要素が、複数の3次元固定研磨構成物を備える、請求項1に記載の物品。
  15. 前記剛性セグメントが、上面と、側壁と、上面と側壁との間に配置されるユニオンとを備え、前記ユニオンに斜角がつけられている、請求項1に記載の物品。
  16. 前記剛性セグメントが、上面と、側壁と、上面と側壁との間に配置されるユニオンとを備え、前記ユニオンが湾曲している、請求項1に記載の物品。
  17. 前記剛性セグメントが、交互嵌合している、請求項1に記載の物品。
  18. 前記剛性セグメントが、円、楕円、三角形、正方形、長方形、五角形、六角形、七角形、および八角形からなる群から選択される形状を画定する、請求項1に記載の物品。
  19. 前記剛性セグメントが、角錐、円錐、円筒、円錐台、角錐台、切頭半球、および他の錐台からなる群から選択される、請求項1に記載の物品。
  20. 前記剛性セグメントが、研磨面と平行なセグメントの面において取った、400mm以下の断面積を有する、請求項1に記載の物品。
  21. a)固定研磨要素であって、
    i)バッキングと、
    ii)前記バッキングの第1主表面上に配置され、バインダと複数の研磨粒子とを備える構成物と、
    b)前記バッキングの第2主表面に結合され、複数の剛性セグメントを備える剛性要素と、
    を備える研磨物品。
  22. 前記剛性セグメントが、互いに取り付けられる、請求項21に記載の物品。
  23. 前記剛性セグメントが、共通の基板から延在し、前記基板の複数の交差溝によって少なくとも部分的に画定される、請求項21に記載の物品。
  24. 前記剛性セグメントが、互いから取り外される、請求項21に記載の物品。
  25. 前記固定研磨要素が、不連続層を備える、請求項21に記載の物品。
  26. 前記固定研磨要素が、複数の固定研磨セグメントを備え、各固定研磨セグメントが、前記剛性セグメントの1つと同一の広がりを持つ、請求項21に記載の物品。
  27. 前記固定研磨要素が、複数の前記剛性セグメントを横断して連続的に延在する、請求項21に記載の物品。
  28. 前記固定研磨要素が、テキスチャ加工された3次元固定研磨要素を備える、請求項21に記載の物品。
  29. 前記固定研磨要素が、複数の3次元固定研磨構成物を備える、請求項21に記載の物品。
  30. a)複数の研磨粒子を備える固定研磨要素と、
    b)弾性要素と、
    c)前記固定研磨要素と前記弾性要素との間に配置される複数の剛性要素と、
    を備え、
    半導体ウエハの面の曲率に順応することができ、半導体ウエハの面上のダイと比較して剛性である研磨物品。
  31. 半導体ウエハの面を修正する装置であって、
    a)複数の研磨粒子を備える固定研磨要素と、
    b)弾性要素と、
    c)前記固定研磨要素と前記弾性要素との間に配置される複数の弾性セグメントと、
    を備える装置。
  32. 前記固定研磨要素が、テキスチャ加工された3次元固定研磨要素を備える、請求項31に記載の装置。
  33. 前記固定研磨要素が、3次元固定研磨構成物を備える、請求項31に記載の装置。
  34. 前記固定研磨要素が、前記剛性セグメントに結合される、請求項31に記載の装置。
  35. 前記剛性セグメントが、前記弾性要素に結合される、請求項31に記載の装置。
  36. 前記固定研磨要素が、前記剛性セグメントに対して動くことができる、請求項31に記載の装置。
  37. 前記固定研磨要素と前記剛性セグメントとが、前記弾性要素に対して動くことができる、請求項31に記載の装置。
  38. a.前記固定研磨要素を備える第1ウエッブと、
    b.前記複数の剛性セグメントを備える第2ウエッブと、
    c.前記弾性要素を備える第3ウエッブと、
    をさらに備える、請求項31に記載の装置。
  39. 前記第1ウエッブと前記第2ウエッブが、互いに関して可動である、請求項38に記載の装置。
  40. 前記第2ウエッブと前記第3ウエッブとが、互いに関して可動である、請求項38に記載の装置。
  41. 前記第1ウエッブと前記第3ウエッブとが、互いに関して可動である、請求項38に記載の装置。
  42. 前記第1ウエッブと、前記第2ウエッブと、前記第3ウエッブとが、互いに関して可動である、請求項38に記載の装置。
  43. 第1断面積を有する第1の複数の剛性セグメントを備える第1領域と、
    第2断面積を有する第2の複数の剛性セグメントを備える第2領域と、
    を備えるウエッブをさらに備え、
    前記第1断面積が、前記第2断面積とは異なる、請求項31に記載の装置。
  44. 前記剛性層が、金属とプラスチックからなる群から選択される材料を備える、請求項31に記載の装置。
  45. 半導体ウエハの面を修正する方法であって、
    a)請求項1に記載の研磨物品を半導体ウエハと接触させる工程と、
    b)前記半導体ウエハと前記研磨物品を互いに関して動かす工程と、
    を備える方法。
  46. a)研磨物品の第1領域を半導体ウエハと接触させる工程であって、前記第1領域が、第1断面積を有する第1の複数の剛性セグメントを備える工程と、
    b)前記半導体ウエハと前記研磨物品を互いに関して動かす工程と、
    c)研磨物品の第2領域を半導体ウエハと接触させる工程であって、前記第2領域が、第2断面寸法を有する第2の複数の前記剛性セグメントを備える工程と、
    d)前記半導体ウエハと前記固定研磨物品とを互いに関して動かす工程と、
    をさらに備える、請求項45に記載の方法。
  47. 前記研磨物品が、前記複数の剛性セグメントを備えるウエッブをさらに備え、前記ウエッブを第1位置から第2位置まで指標付けする工程をさらに備える、請求項46に記載の方法。
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