JP2004524315A - ピラゾリルピリミジン - Google Patents

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Abstract

本発明は、R、R、X、n、Y、Z及びRが説明の中で定義するとおりである、式(I)の新規ピラゾリルピリミジンに関する。本発明はさらに、前記物質を製造するためにいくつかの方法及び農薬としてそれらの使用に関する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、新規ピラゾリルピリミジン、それらの製造のための複数の方法及び農薬としてのそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
特定のピラゾリルピリミジンは、既に腫瘍抑制薬フレオマイシン(phleomycin)に関する活性増強剤の合成に関連して記述されている(Aust.J.Chem.1980、33、2291−2298参照)。しかし、明白に言及されている唯一の化合物、2−{[4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトアミドはフレオマイシンへの増強作用を有していなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
殺虫剤として活性なピラゾリルピリミジンはこれまで開示されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、式(I):
【0005】
【化1】
[式中、
及びRは、互いに独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、アルキニルオキシ、ハロゲノアルキニルオキシ、−S(O)、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、シクロアルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ及びハロゲノアルコキシより成る群からの置換基で置換されている、アリール、アリールアルキル、又は窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリルを表わし、
とRはさらに、一緒になってアルキレン又はアルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、窒素及び酸素より成る群からの1個から3個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、またその部分に関してこのように形成される環は場合によってはハロゲン又はアルキルによって置換されていてもよく、
Xは、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、アルキニルオキシ、ハロゲノアルキニルオキシ、−S(O)、−SONR、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、シクロアルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ及びハロゲノアルコキシより成る群からの置換基で置換された、アリール、アリールアルキル、又は窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリルを表わすか、
又は、nが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になってアルキレン又はアルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、窒素及び酸素より成る群からの1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、
nは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
Yは、直接結合、酸素、−S(O)−又は−NR−を表わし、
pは、0、1又は2を表わし、
Zは、−(CH−、−(CH−(CHR10)−(CH−、−(CH−C(O)−(CH−、−(CH−O−(CH−、−(CH−S(O)−(CH−、−(CH−N(R11)−(CH−又は−(CH−C(R12)=C(R13)−(CH−を表わし、
rは、1、2、3、4、5又は6を表わし、
t及びwは、互いに独立して、0、1、2、3又は4を表わし、
Rは、次の基:
【0006】
【化2】
を表わすか、又は、特に:
【0007】
【化3】
より成る群からのカルボン酸バイオイソステア(酸ミミック)を表わし、
Aは、酸素、硫黄又はNR15を表わし、
Eは、−OR16、−SR16、−OM、−SM又は−NR1718を表わし、
Mは、アルキル、アリール及びアリールアルキルより成る群からの同じか又は異なる基によって場合によってはモノからテトラ置換されているアンモニウムを表わすか、又はアルカリ金属イオンを表わすか、
Mはさらに、アルカリ土類金属イオンを表わし、但しこの場合、各々の場合に化合物の2個の分子がそのようなイオンを有する塩を形成し、
は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表わすか、又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ及びハロゲノアルキルチオより成る群からの置換基で置換されている、アリール、アリールアルキル、窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルを表わし、
は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル又はアルキルカルボニルを表わし、
は、水素、アミノ、ホルミル、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、オキサモイルを表わし、
とRはさらに、一緒になってアルキリデンを表わすか、又は場合によってはハロゲン、ニトロ、アルキル、ハロゲノアルキルで置換されたベンジリデンを表わし、
とRはさらに、それらが結合している窒素原子と共に、場合によってはさらなる窒素、酸素又は硫黄原子を含んでいてもよく、また場合によってはアルキルで置換されていてもよい、飽和又は不飽和へテロ環を形成し、
は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル又はアリールアルキルを表わし、
は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール又はアリールアルキルを表わし、
は、アルキル又はハロゲノアルキルを表わし、
は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表わすか、又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ及びハロゲノアルキルチオより成る群からの置換基で置換されている、アリール、アリールアルキル、又は窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルを表わし、
10は、ハロゲン、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表わすか、
又はそれらの部分に関して、アリール部分においてハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいアリール又はアリールアルキルを表わし、
11は、水素又はアルキルを表わし、
12及びR13は、互いに独立して、水素、ヒドロキシル、アルキル又はアルコキシを表わし、
14は、水素、アルキル又はハロゲノアルキルを表わし、
15は、水素、アルキル、アルコキシ、シアノ又はジアルキルアミノを表わし、
16は、水素を表わすか、又は−NRを表わすか、又は各々の基が場合によってはハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキルチオ、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、オキシアルキレンオキシ、アリールオキシ、ハロゲノアリールオキシ、−CONR、−NR、−ONR及び置換された−C(R14)=N−OR14より成る群からの置換基で置換されている、アルキル、アルケニル、アルキニルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキルチオ、アルコキシカルボニル及びアルキルカルボニルオキシより成る群からの置換基で置換されている、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルを表わし、
17は、水素又はアルキルを表わし、
18は、水素、ヒドロキシル、アミノ、−SO、アルキル、アルケニルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキルチオ及びオキシアルキレンオキシより成る群からの置換基で置換されている、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有するヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルを表わし、
17とR18はさらに、それらが結合している窒素原子と共に、窒素、酸素又は硫黄より成る群からの1又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、また場合によってはアルキルで置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わす]
の、化合物2−{[4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトアミドを除く、置換ピラゾリルピリミジンをいま提供する。
【0008】
置換基の種類及び数により、式(I)の化合物は、適宜に、種々の組成物の幾何及び/又は光学異性体又は位置異性体又はそれらの異性体混合物として存在しうる。本発明が特許請求するのは、純粋な異性体及び異性体混合物の両方である。さらに、式(I)の化合物は、置換基の種類及び数により、適宜に、様々な互変異性体として存在しうる。本発明が特許請求するのはすべての互変異性体である。
【0009】
本発明はまた、例えば塩酸のような鉱酸との、式(I)の化合物のすべての塩を特許請求する。
【0010】
さらに、式(I−a):
【0011】
【化4】
[式中、
、R、X、n、Z及びAは、上記に記載の意味を持ち、及び
は、−OR16、−SR16又は−NR1718を表わす]
のピラゾリルピリミジンが、式(II):
【0012】
【化5】
[式中、
、R、Z、A及びEは、上記に記載の意味を持ち、及び
Halは、ハロゲンを表わす]
のハロゲノピリミジンを、式(III):
【0013】
【化6】
[式中、X及びnは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾール化合物と、
A)塩基の存在下及び、適宜に、希釈剤の存在下で、
B)適宜に塩基の存在下及び適宜に希釈剤の存在下で、マイクロ波の作用下に、
C)適宜に塩基の存在下及び適宜に希釈剤の存在下で、触媒の存在下に、
反応させることによって得られること、
又は
D)式(I−b):
【0014】
【化7】
[式中、
、R、X、n、Z及びRは、上記に記載の意味を持ち、及び
は、−SO−又は−SO−を表わす]
のピラゾリルピリミジンが、式(I−c):
【0015】
【化8】
[式中、R、R、X、n、Z及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンを、適宜に希釈剤の存在下、適宜に酸結合剤の存在下及び適宜に触媒の存在下に、酸化剤で酸化することによって得られること、
又は
E)式(I−d):
【0016】
【化9】
[式中、
は、酸素又は−NR−を表わし、
は、下記の基:
【0017】
【化10】
の1つを表わし、
、R、X、n、Z、R及びR14は、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンが、式(IV):
【0018】
【化11】
[式中、
、R、Y、Z及びRは、上記に記載の意味を持ち、
Halはハロゲンを表わす]
のハロゲノピリミジンを、式(III):
【0019】
【化12】
[式中、X及びnは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾール化合物と、適宜に塩基の存在下、適宜に希釈剤の存在下及び適宜に触媒の存在下で反応させることによって得られること、
又は
F)式(I−e):
【0020】
【化13】
[式中、R、R、X、n、Z及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンが、式(V):
【0021】
【化14】
[式中、
、R、X及びnは、上記に記載の意味を持ち、
Halはハロゲンを表わす]
のハロゲン化ピラゾリルピリミジンを、
F1)式(VI):
【0022】
【化15】
[式中、Z、A及びEは、上記に記載の意味を持つ]
の有機金属化合物と、適宜に塩基の存在下、適宜に希釈剤の存在下及び適宜に触媒の存在下で反応させるか、若しくは
F2)第一段階で式(VII):
BrZn―Z―CN(VII)
[式中、Zは上記に記載の意味を持つ]
の有機金属化合物と、適宜に塩基の存在下、適宜に希釈剤の存在下及び適宜に触媒の存在下で反応させ、生じた式(VIII):
【0023】
【化16】
[式中、R、R、X、n及びZは、上記に記載の意味を持つ]
のニトリルを、適宜に希釈剤の存在下で、アジ化トリアルキルチンと反応させることによって得られること、
又は
G)式(I−f):
【0024】
【化17】
[式中、
は、直接結合、酸素、硫黄又は−NR−を表わし、
は、−OM又は−SMを表わし、及び
、R、X、n、Z、A、M及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンが、式(I−g):
【0025】
【化18】
[式中、R、R、X、n、Y、Z及びAは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンを、式(IX):
【0026】
【化19】
[式中、Mは上記に記載の意味を持つ]
の水酸化物と、適宜に希釈剤の存在下で反応させることによって得られること、
又は
H)式(I−h):
【0027】
【化20】
[式中、
は、下記の基:
【0028】
【化21】
の1つを表わし、
、R、X、n、Z及びR14は、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンが、式(X):
【0029】
【化22】
[式中、R、R、X、n及びZは、上記に記載の意味を持つ]
のニトリルを、アジ化トリアルキルチンと、適宜に希釈剤の存在下で反応させることによって得られること、
又は
J)式(I−j):
【0030】
【化23】
[式中、R、R、X、n、Y及びZは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンが、式(I−k):
【0031】
【化24】
[式中、R、R、X、n、Y及びZは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンを、適宜に希釈剤の存在下及び適宜に触媒の存在下で、水素化することによって得られること、
又は
K)式(I−l):
【0032】
【化25】
[式中、R、R、X、n、Y及びZは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンが、式(XI):
【0033】
【化26】
[式中、R、R、X、n、Y及びZは、上記に記載の意味を持つ]
のケト化合物を、炭酸アンモニウム及びシアン化カリウムと、適宜に希釈剤の存在下で反応させることによって得られることが発見された。
【0034】
最後に、本発明による式(I)の化合物は、非常に良好な殺虫特性を有しており、作物の保護及び昆虫のような有害な害虫を駆除するための物質の保護の両方において使用できることが発見された。これまで、先行技術においてピラゾリルピリミジンの殺虫作用については全く開示されていなかった。
【0035】
式(I)は、本発明によるピラゾリルピリミジンの一般的定義を提供する。
【0036】
化合物2−{[4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトアミドを除いて、
及びRは、互いに独立して、好ましくは、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、C〜C−アルケニルオキシ、C〜C−ハロゲノアルケニルオキシ、C〜C−アルキニルオキシ、C〜C−ハロゲノアルキニルオキシ、−S(O)、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、C〜C−シクロアルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ及びC〜C−ハロゲノアルコキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から4個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わし、
とRはさらに、一緒になって、好ましくは、C〜C−アルキレン又はC〜C−アルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、0個から2個の窒素原子及び/又は0又は1個の酸素原子でありうる1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、またその部分に関してこのように形成される環は、場合によってはハロゲン及びC〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されていてもよく、
Xは、好ましくは、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、C〜C−アルケニルオキシ、C〜C−ハロゲノアルケニルオキシ、C〜C−アルキニルオキシ、C〜C−ハロゲノアルキニルオキシ、−S(O)、−SONR、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、C〜C−シクロアルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ及びC〜C−ハロゲノアルコキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から4個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わすか、
又は、nが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になって、好ましくは、C〜C−アルキレン又はC〜C−アルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、0個から2個の窒素原子及び/又は0又は1個の酸素原子でありうる、1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、
nは、好ましくは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
Yは、好ましくは、直接結合、酸素、−S(O)−又は−NR−を表わし、
pは、好ましくは、0、1又は2を表わし、
Zは、好ましくは、−(CH−、−(CH−(CHR10)−(CH−、−(CH−C(O)−(CH−、−(CH−O−(CH−、−(CH−S(O)−(CH−、−(CH−N(R11)−(CH−又は−(CH−C(R12)=C(R13)−(CH−を表わし、
rは、好ましくは、1、2、3、4、5又は6を表わし、
t及びwは、互いに独立して、好ましくは、0、1、2、3又は4を表わし、
Rは、好ましくは、次の基:
【0037】
【化27】
を表わすか、又は、特に:
【0038】
【化28】
より成る群からのカルボン酸バイオイソステア(酸ミミック)を表わし、
Aは、好ましくは、酸素、硫黄又はNR15を表わし、
Eは、好ましくは、−OR16、−SR16、−OM、−SM又は−NR1718を表わし、
Mは、好ましくは、C〜C−アルキル、アリール及びアリール−C〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基によって場合によってはモノからテトラ置換されているアンモニウムを表わすか、又はリチウムカチオン(Li)、ナトリウムカチオン(Na)又はカリウムカチオン(K)を表わすか、
Mはさらに、好ましくは、マグネシウムカチオン(Mg2+)又はカルシウムカチオン(Ca2+)を表わし、但しこの場合、各々の場合に化合物の2個の分子がそのようなイオンを有する塩を形成し、
は、好ましくは、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ及びC〜C−ハロゲノアルキルチオより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から4個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
は、好ましくは、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルキルカルボニルを表わし、
は、好ましくは、水素、アミノ、ホルミル、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、オキサモイルを表わし、
とRはさらに、一緒になって、好ましくは、C〜C−アルキリデンを表わすか、又は場合によってはハロゲン、ニトロ、C〜C−アルキル及びC〜C−ハロゲノアルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されたベンジリデンを表わし、
とRはさらに、それらが結合している窒素原子と共に、好ましくは、場合によってはさらなる窒素、酸素又は硫黄原子を含んでいてもよく、また場合によっては同じか又は異なるC〜C−アルキルでモノ又はポリ置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わし、
は、好ましくは、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
は、好ましくは、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、アリール又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
は、好ましくは、C〜C−アルキル又はC〜C−ハロゲノアルキルを表わし、
は、好ましくは、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ及びC〜C−ハロゲノアルキルチオより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から4個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
10は、好ましくは、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
又はそれらの部分に関して、アリール部分においてハロゲン及びC〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基で置換されていてもよい、アリール又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
11は、好ましくは、水素又はC〜C−アルキルを表わし、
12及びR13は、互いに独立して、好ましくは、水素、ヒドロキシル、C〜C−アルキル又はC〜C−アルコキシを表わし、
14は、好ましくは、水素、C〜C−アルキル又はC〜C−ハロゲノアルキルを表わし、
15は、好ましくは、水素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ又はジ(C〜C−アルキル)アミノを表わし、
16は、好ましくは水素を表わすか、又は好ましくは−NRを表わすか、又は各々の基が場合によってはアミノ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロゲノアルキルチオ、C〜C−アルコキシカルボニル、C〜C−アルケニルオキシカルボニル、C〜C−アルキルカルボニルオキシ、オキシ(C〜C−アルキレン)オキシ、アリールオキシ、ハロゲノアリールオキシ、−CONR、−NR、−ONR及び−C(R14)=N−OR14より成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、C〜C16−アルキル、C〜C10−アルケニル、C〜C−アルキニルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロゲノアルキルチオ、C〜C−アルコキシカルボニル及びC〜C−アルキルカルボニルオキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から4個のヘテロ原子を有する4員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
17は、好ましくは、水素又はC〜C−アルキルを表わし、
18は、好ましくは、水素、ヒドロキシル、アミノ、−SO、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはハロゲン、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロゲノアルキルチオ及びオキシ(C〜C−アルキレン)オキシより成る群からの同じか又は異なる基でモノ又はポリ置換されている、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から4個のヘテロ原子を有するへテロアリール又はヘテロアリール−C〜C−アルキルを表わし、
17とR18はさらに、それらが結合している窒素原子と共に、好ましくは、0個から2個の窒素原子、0又は1個の酸素原子及び/又は0又は1個の硫黄原子でありうる、1又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、また場合によっては同じか又は異なるC〜C−アルキルでモノ又はポリ置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わす。
【0039】
化合物2−{[4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトアミドを除いて、
及びRは、互いに独立して、特に好ましくは、水素、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、−S(O)、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、C〜C−シクロアルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ及び1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わし、
とRはさらに、一緒になって、特に好ましくは、C〜C−アルキレン又はC〜C−アルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、0個から2個の窒素原子及び/又は0又は1個の酸素原子でありうる1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、またその部分に関してこのように形成される環は、場合によってはフッ素、塩素、臭素及びC〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基によってモノからテトラ置換されていてもよく、
Xは、特に好ましくは、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、−S(O)、−SONR、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、C〜C−シクロアルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ及び1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わすか、
又は、nが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になって、特に好ましくは、C〜C−アルキレン又はC〜C−アルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、0個から2個の窒素原子及び/又は0又は1個の酸素原子でありうる、1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、
Xはさらに、特に好ましくは、ヨウ素を表わし、
nは、特に好ましくは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
Yは、特に好ましくは、直接結合、酸素、−S(O)−又は−NR−を表わし、
pは、特に好ましくは、0、1又は2を表わし、
Zは、特に好ましくは、−(CH−、−(CH−(CHR10)−(CH−、−(CH−C(O)−(CH−、−(CH−O−(CH−、−(CH−S(O)−(CH−、−(CH−N(R11)−(CH−又は−(CH−C(R12)=C(R13)−(CH−を表わし、
rは、特に好ましくは、1、2、3又は4を表わし、
t及びwは、互いに独立して、特に好ましくは、0、1、2、3又は4を表わし、
Rは、特に好ましくは、次の基:
【0040】
【化29】
を表わすか、又は、特に:
【0041】
【化30】
より成る群からのカルボン酸バイオイソステア(酸ミミック)を表わし、
Aは、特に好ましくは、酸素又は硫黄を表わし、
Eは、特に好ましくは、−OR16、−SR16、−OM、−SM又は−NR1718を表わし、
Mは、特に好ましくは、C〜C−アルキル、フェニル、ベンジル及びフェニルエチルより成る群からの同じか又は異なる置換基によって場合によってはモノからテトラ置換されているアンモニウムを表わすか、又はナトリウムカチオン(Na)又はカリウムカチオン(K)を表わし、
Mはさらに、特に好ましくは、マグネシウムカチオン(Mg2+)又はカルシウムカチオン(Ca2+)を表わし、但しこの場合、各々の場合に化合物の2個の分子がそのようなイオンを有する塩を形成し、
は、特に好ましくは、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ及び1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオより成る群からの同じか又は異なる基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わし、
は、特に好ましくは、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルキルカルボニルを表わし、
は、特に好ましくは、水素、アミノ、ホルミル、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、オキサモイルを表わし、
とRはさらに、一緒になって、特に好ましくは、C〜C−アルキリデンを表わすか、又は場合によってはフッ素、塩素、臭素、ニトロ、C〜C−アルキル及び1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されたベンジリデンを表わし、
とRはさらに、それらが結合している窒素原子と共に、特に好ましくは、場合によってはさらなる窒素、酸素又は硫黄原子を含んでいてもよく、また場合によっては同じか又は異なるC〜C−アルキルでモノからテトラ置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わし、
は、特に好ましくは、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
は、特に好ましくは、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、アリール(特にフェニル)又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
は、特に好ましくは、C〜C−アルキル又は1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルを表わし、
は、特に好ましくは、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
10は、特に好ましくは、フッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
又はそれらの部分に関して、アリール部分においてフッ素、塩素、臭素及びC〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基で置換されていてもよい、アリール(特にフェニル)又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
11は、特に好ましくは、水素又はC〜C−アルキルを表わし、
12及びR13は、互いに独立して、特に好ましくは、水素、ヒドロキシル、C〜C−アルキル又はC〜C−アルコキシを表わし、
14は、特に好ましくは、水素、C〜C−アルキル又は1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルを表わし、
16は、特に好ましくは、水素を表わすか、
又は1個から31個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C16−ハロゲノアルキル、1個から21個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C12−ハロゲノアルケニル、1個から11個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロゲノアルキニルを表わすか、
又は各々が場合によってはアミノ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオ、C〜C−アルコキシカルボニル、C〜C−アルケニルオキシカルボニル、C〜C−アルキルカルボニルオキシ、オキシ(C〜C−アルキレン)オキシ、アリールオキシ、ハロゲノアリールオキシ、−CONR、−NR、−ONR及び−C(R14)=N−OR14より成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、C〜C−アルキル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、C〜C−アルケニル、デセニル、C〜C−アルキニルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオ、C〜C−アルコキシカルボニル及びC〜C−アルキルカルボニルオキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から3個のヘテロ原子を有する4〜6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
17は、特に好ましくは、水素又はC〜C−アルキルを表わし、
18は、特に好ましくは、水素、ヒドロキシル、アミノ、−SO、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニルを表わすか、
又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオ及びオキシ(C〜C−アルキレン)オキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から3個のヘテロ原子を有するへテロアリール又はヘテロアリール−C〜C−アルキルを表わし、
17とR18はさらに、それらが結合している窒素原子と共に、特に好ましくは、0個から2個の窒素原子、0又は1個の酸素原子及び/又は0又は1個の硫黄原子でありうる、1又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、また場合によっては同じか又は異なるC〜C−アルキルでモノからトリ置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わす。
【0042】
化合物2−{[4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトアミドを除いて、
及びRは、互いに独立して、極めて特に好ましくは、水素、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CF、−CCl、−CHF、−CClF、−CHCl、−CFCHCFCl、−CFCHF、−CFCCl、−CHCF、−CFCHFCF、−CHCFH、−CHCFCF、−CFCFH、−CFCHFCF、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、−OCHCF、−SCF、−SCHF、−SOMe、−SOCHF、−SOCF、−SOCHF、−SOCF、−COMe、−COMe、−COEt、アミノ、シクロペンチル、シクロヘキシルを表わすか、
又は各々が場合によってはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからトリ置換されている、フェニル、ベンジル、ピリジニル又はフリルを表わすか、
及びRはさらに、一緒になって、極めて特に好ましくは、プロピレン、ブチレン、プロペニレン、ブタジエニレン、−(CH−O−CH−、−(CH−NH−CH−、−CH=CH−N=CH−又は−CH=CCl−CH=CH−を表わし、
Xは、極めて特に好ましくは、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CF、−CCl、−CHF、−CClF、−CHCl、−CFCHFCl、−CFCHF、−CFCCl、−CHCF、−CFCHFCF、−CHCFH、−CHCFCF、−CFCFH、−CFCHFCF、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、−OCHCF、−SCF、−SCHF、−SOMe、−SOCHF、−SOCF、−SOCHF、−SOCF、ビニル、エチニル、−SONH、−SONHMe、−SONMe、アミノ、−NHMe、−NMe、−CHO、−COMe、−COMe、−COEt、−CONH、−CONHMe、−CONMe、−NHCOMe、シクロペンチル、シクロヘキシルを表わすか、
又は各々が場合によってはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからトリ置換されている、フェニル、ベンジル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサジル、イミダジル、ピラジル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジル、トリアジニル、トリアジルを表わすか、
又はnが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になって、極めて特に好ましくは、プロピレン、ブチレン、プロペニレン、ブタジエニレン、−(CH−O−CH−、−(CH−NH−CH−又は−CH=CH−N=CH−を表わし、
Xはさらに、極めて特に好ましくは、ヨウ素を表わし、
nは、極めて特に好ましくは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
Yは、極めて特に好ましくは、直接結合、酸素、−S(O)−又は−NR−を表わし、
pは、極めて特に好ましくは、0、1又は2を表わし、
Zは、極めて特に好ましくは、−CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CHR10)−、−CH−C(O)−CH、−CH−NH−、−CH=CH−、−CH−CH=CH−、−CH=C(OH)−、−CH=C(OMe)−、−CH−C(OMe)=CH−を表わし、
Rは、極めて特に好ましくは、次の基:
【0043】
【化31】
を表わすか、又は、特に:
【0044】
【化32】
より成る群からのカルボン酸バイオイソステア(酸ミミック)を表わし、
Aは、極めて特に好ましくは、酸素又は硫黄を表わし、
Eは、極めて特に好ましくは、−OR16、−SR16、−OM、−SM又は−NR1718を表わし、
Mは、極めて特に好ましくは、テトラブチルアンモニウム、トリメチルベンジルアンモニウムを表わすか、又はナトリウムカチオン(Na)又はカリウムカチオン(K)を表わし、
Mはさらに、極めて特に好ましくは、マグネシウムカチオン(Mg2+)又はカルシウムカチオン(Ca2+)を表わし、但しこの場合、各々の場合に化合物の2個の分子がそのようなイオンを有する塩を形成し、
は、極めて特に好ましくは、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−COMeを表わし、
は、極めて特に好ましくは、水素、アミノ、ホルミル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ビニル、アリル、プロパルギル、メトキシ、メトキシメチル、−COMe、−COEt、tert−ブトキシカルボニル、オキサモイルを表わし、
とRはさらに、一緒になって,極めて特に好ましくは、エチリデン、イソプロピリデン、sec−ブチリデン、ベンジリデン、ニトロベンジリデンを表わし、
とRはさらに、それらが結合している窒素原子と共に、極めて特に好ましくは、場合によってはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル及びtert−ブチルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はジ置換されていてもよい、モルホリン、ピペリジン、チオモルホリン及びピロリジンより成る群からの5員又は6員の飽和へテロ環を表わし、
は、極めて特に好ましくは、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CHCF、−CHCFH、−CHCFCF、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表わし、
10は、極めて特に好ましくは、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−COMe、−COEt、−COMe、−COEt、シクロヘキシルを表わすか、
又はそれらの部分に関して、アリール部分においてフッ素、塩素、臭素及びメチルより成る群からの同じか又は異なる置換基で置換されていてもよい、フェニル又はベンジルを表わし、
14は、極めて特に好ましくは、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CHCF、−CHCFH、−CHCFCFを表わし、
16は、極めて特に好ましくは、水素を表わすか、
又は1個から23個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C12−ハロゲノアルキル、1個から17個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C10−ハロゲノアルケニル、1個から7個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキニルを表わすか、
又は各々が場合によってはフッ素、塩素、臭素、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシ、−OCHCF、トリクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、メチルカルボニルオキシ、−O−(CH−O−、フェノキシ、フルオロフェノキシ、−CONR、−NR、−ONR、及び−CH=N−OCHより成る群からの同じか又は異なる基でモノからトリ置換されている、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、シアミル、ヘキシル、n−デシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、ビニル、アリル、ブテニル、2−イソペンチル、ヘキセニル、n−デセニル、エチニル、プロパルギル、ブチニルを表わすか、
又は各々が場合によってはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CF、−CCl、−CHF、−CClF、−CHCl、−CFCHCFCl、−CFCHF、−CFCCl、−CHCFH、−CFCHFCF、−CFCFH、−CHCFCF、−CFCHFCF、−CHCF、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチルチオ、−COMe、−COEt、メチルカルボニルオキシ及びエチルカルボニルオキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからトリ置換されている、フェニル、ベンジル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロブチルメチル、シクロペンチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、フリル、チエニル、オキサゾリル、イミダジル、ピラジル、チアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジル、テトラヒドロピラニルを表わし、
17は、極めて特に好ましくは、水素、メチル又はエチルを表わし、
18は、極めて特に好ましくは、水素、ヒドロキシル、アミノ、−SOMe、−SOEt、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、アリルを表わすか、
又は各々が場合によってはフッ素、塩素、ヒドロキシル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチルチオ及び−O−CH−O−より成る群からの同じか又は異なる基でモノからトリ置換されている、フェニル、ベンジル、フェニルエチル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロヘキシル、ピリジニル、ピリジニルメチル、ピリジニルエチル、フリル、フルフリルを表わし、
17とR18はさらに、それらが結合している窒素原子と共に、極めて特に好ましくは、場合によってはメチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからトリ置換されていてもよい、ピペラジン、モルホリン、ピペリジン及びピロリジンより成る群からの5員又は6員飽和へテロ環を表わす。
【0045】
式(I−m):
【0046】
【化33】
[式中、R、R、X、n、p、Z及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンは特に好ましい。
【0047】
式(I−n):
【0048】
【化34】
[式中、R、R、X、n、Z、R及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンは特に好ましい。
【0049】
式(I−o):
【0050】
【化35】
[式中、R、R、X、n、Z及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンは特に好ましい。
【0051】
式(I−p):
【0052】
【化36】
[式中、R、R、X、n、Z及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾリルピリミジンは特に好ましい。
【0053】
式(I−m)−(I−q)の化合物において、R、R、X、n、Z、R及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による一般式(I)の化合物の説明の中でこれらの基に関して好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0054】
式(I−q):
【0055】
【化37】
[式中、
Xは、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ビニル、エチニル、−SOMe、−NH、−NHMe、−NMe、−COMeを表わすか、
又はフリル、フェニル、クロロフェニルを表わすか、
又はnが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になってブチレン又はブタジエニレンを表わし、
nは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
Yは、−S−又は−NR−を表わし、
Zは、−CH−又は−(CH−を表わし、
Eは、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、−NH−SOMe、−NH−SOEt、−OCHCHF、−OCHCF、−OCHCFCHF、−OCH(CFCHF、−OCH(CF、−OCH(CH)CF、−O(CHCF、−OCHCHCl、−OCHCHCl、−OCHCClを表わし、
は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、−CHCF、−CHCFCF又はシクロプロピルを表わす]
のピラゾリルピリミジンは特に好ましい。
【0056】
アルキルのような飽和炭化水素基は、各々の場合に、例えばアルコキシにおけるように、ヘテロ原子との組合せを含めて、可能な限り直鎖又は分枝鎖でありうる。
【0057】
しかし、上述した一般的な又は好ましい基の定義又は説明は、所望に応じて相互に組み合わせる、すなわちそれぞれの範囲と好ましい範囲の間で組み合わせることも可能である。上記の定義は、最終産物及び、対応して、前駆物質と中間体の両方に適用される。
【0058】
エチル[(4−ブロモ−2−ピリミジニル)チオ]アセテート及び4−ブロモピラゾールを出発物質として使用する場合、本発明による選択工程(A)、(B)及び(C)の経過は下記の方程式によって示すことができる。
【0059】
【化38】
【0060】
メチル{[4−(1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセテートを出発物質とし、メタ−クロロ過安息香酸(m−CPBA)を酸化剤として使用する場合、本発明による工程(D)の経過は下記の方程式によって示すことができる。
【0061】
【化39】
【0062】
エチルN−(4−クロロ−2−ピリミジニル)−N−メチルグリシネート及びピラゾールを出発物質として使用する場合、本発明による工程(E)の経過は下記の方程式によって示すことができる。
【0063】
【化40】
【0064】
2−クロロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)−ピリミジン及び(3−エトキシ−3−オキソプロピル)臭化亜鉛を出発物質として使用する場合、本発明による工程(F)の経過は下記の方程式によって示すことができる。
【0065】
【化41】
【0066】
{[4(1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}酢酸及び水酸化テトラブチルアンモニウムを出発物質として使用する場合、本発明による工程(G)の経過は下記の方程式によって示すことができる。
【0067】
【化42】
【0068】
{[4−(1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトニトリル及びアジ化トリメチルチンを出発物質として使用する場合、本発明による工程(H)の経過は下記の方程式によって示すことができる。
【0069】
【化43】
【0070】
1−ベンジル−3−({[4−(1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}メチル)−2,5−ピロリジンジオン及び水素を出発物質とし、パラジウム/活性炭を触媒として使用する場合、本発明による工程(J)の経過は下記の方程式によって示すことができる。
【0071】
【化44】
【0072】
1−{[4−(1−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトン、シアン化カリウム及び炭酸アンモニウムを出発物質として使用する場合、本発明による工程(K)の経過は下記の方程式によって示すことができる。
【0073】
【化45】
【0074】
工程及び中間体の説明
工程(A)、(B)及び(C)
式(II)は、本発明によって工程(A)、(B)及び(C)を実施するための出発物質として必要なハロゲノピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、R、R、Z及びAは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。Eは、好ましくは−OR16、−SR16又は−NR1718を表わす。Halは、好ましくはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、特に好ましくは塩素、臭素又はヨウ素、極めて特に好ましくは塩素又は臭素を表わす。
【0075】
式(III)のハロゲノピリミジンの一部は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる(米国特許第3,910,910号参照)。
【0076】
式(III)は、本発明によって工程(A)、(B)及び(C)を実施するための出発物質として必要なピラゾール化合物の一般的な定義を提供する。この式において、X及びnは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0077】
式(III)のピラゾール化合物は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0078】
本発明によって工程(A)、(B)及び(C)を実施するための適切な希釈剤は、各々の場合に、すべての慣例的な不活性有機溶媒である。石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリンのような場合によってはハロゲン化された脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソールのようなエーテル;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−又はイソブチロニトリル又はベンゾニトリルのようなニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミドを使用することが好ましい。
【0079】
本発明によって工程(A)を実施するとき、アセトニトリル、N−メチルピロリドン又はキシレンを使用することが特に好ましい。
【0080】
本発明によって工程(B)を実施するとき、ジメチルホルムアミドを使用することが特に好ましい。
【0081】
本発明によって工程(C)を実施するとき、キシレンを使用することが特に好ましい。
【0082】
本発明によって工程(A)を実施するための適切な塩基は、各々の場合に、そのような反応に関して慣例的なすべての無機及び有機塩基である。水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、又は水酸化アンモニウムのようなアルカリ土類金属又はアルカリ金属水酸化物;水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムイソプロポキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウムのようなアルカリ金属又はアルカリ土類金属酢酸塩;燐酸カリウムのようなアルカリ金属又はアルカリ土類金属リン酸塩;及びトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)又はジアザビシクロウンデセン(DBU)のような第三アミンを使用することが好ましい。
【0083】
本発明によって工程(A)を実施するとき、炭酸カリウム又は炭酸セシウムを使用することが特に好ましい。
【0084】
本発明によって工程(B)を実施するとき、DBUを使用することが特に好ましい。
【0085】
本発明によって工程(C)を実施するとき、炭酸カリウム、炭酸セシウム、ナトリウムtert−ブトキシド又はリン酸カリウムを使用することが特に好ましい。
【0086】
本発明によって工程(B)を実施するとき、この反応に適した市販のマイクロ波装置(例えばMLS GmbH、Leutkirch,ドイツからのETHOS 1600)を使用することが可能である。
【0087】
本発明によって工程(C)を実施するとき、一般に、その部分に関してさらなる配位子を添加して又は添加せずに使用することができるパラジウム触媒を用いる。使用する触媒は、好ましくはPdCl(dppf)[dppf=1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]、Pd(PPh、PdCl(PPh、PdCl(CHCN)、Pd(dba)[dba=ジベンジリデンアセトン]又はPd(OAc)、特に好ましくはPdCl(dppf)、Pd(PPh、PdCl(PPh又はPd(OAc)であり、極めて特に好ましくはPd(OAc)である。
【0088】
適切な配位子は、トリアリールホスフィン、トリアルキルホスフィン又はアルシンである。dppf、PPh、P(t−Bu)、biphP(t−Bu)(biph=ビフェニル)、Pcy又はAsPhを使用することが好ましく、P(t−Bu)又はbiphP(t−Bu)が特に好ましい。
【0089】
本発明によって工程(A)、(B)及び(C)を実施するとき、反応温度は、各々の場合に、比較的広い範囲内で変化させうる。一般に、前記工程は−20℃から200℃の温度、好ましくは0℃から150℃の温度で実施する。
【0090】
本発明によって工程(A)を実施するとき、一般に式(II)の化合物1モルにつき、1モル又はわずかに過剰の式(III)の化合物及び塩基を使用する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から粗生成物を分離する。
【0091】
本発明によって工程(B)を実施するとき、一般に式(II)の化合物1モルにつき、1モル又はわずかに過剰の式(III)の化合物を使用し、マイクロ波装置において反応を実施する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から粗生成物を分離する。
【0092】
本発明によって工程(C)を実施するとき、一般に式(II)の化合物1モルにつき、1モル又はわずかに過剰の式(III)の化合物及び1モル%から5モル%の触媒及び2モル%から4モル%の配位子を使用する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から粗生成物を分離する。
【0093】
工程(D)
式(I−c)は、本発明によって工程(D)を実施するための出発物質として必要なピラゾリルピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、R、R、X、n、Z及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0094】
式(I−c)のピラゾリルピリミジンは、本発明による式(I)の化合物の定義に包含される。それらは、例えば工程(A)、(B)、(C)、(G)、(H)、(J)又は(K)の1つによって製造することができる。
【0095】
本発明によって工程(D)を実施するための適切な酸化剤は、硫黄の酸化のために慣例的に使用されるすべての酸化剤である。過酸化水素、例えば過酢酸、m−クロロ過安息香酸、p−ニトロ過安息香酸又は大気酸素のような有機過酸が特に適切である。
【0096】
本発明によって工程(D)を実施するための適切な希釈剤は、同様に不活性有機溶媒である。ベンジン、ベンゼン、トルエン、ヘキサン又は石油エーテルのような炭化水素;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素又はクロロベンゼンのような塩素化炭化水素;ジエチルエーテル、ジオキサン又はテトラヒドロフランのようなエーテル;酢酸又はプロピオン酸のようなカルボン酸、又はアセトニトリル、アセトン、酢酸エチル又はジメチルホルムアミドのような双極性非プロトン性溶媒を使用することが好ましい。
【0097】
適宜に、本発明による工程(D)は、酸結合剤の存在下で実施することができる。適切な酸結合剤は、慣例的に使用されるすべての有機及び無機酸結合剤である。例えば水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、酢酸ナトリウム又は炭酸ナトリウムのようなアルカリ土類金属又はアルカリ金属水酸化物、酢酸塩又は炭酸塩を使用することが好ましい。
【0098】
適宜に、本発明による工程(D)は、適切な触媒の存在下で実施することができる。適切な触媒は、硫黄のそのような酸化のために慣例的に使用されるすべての金属塩触媒である。これに関して、モリブデン酸アンモニウム及びタングステン酸ナトリウムが例として挙げられる。
【0099】
本発明によって工程(D)を実施するとき、反応温度は、比較的広い範囲内で変化させうる。一般に、前記工程は−20℃から+70℃の温度、好ましくは0℃から+50℃の温度で実施する。
【0100】
本発明によって工程(D)を実施するとき、硫黄の酸化をスルホキシド段階で停止すべきである場合には、一般に式(I−c)の化合物1モルにつき0.8モルから1.2モル、好ましくは等モル量の酸化剤を使用する。スルホンまで酸化させるためには、一般に式(I−c)の化合物1モルにつき1.8モルから3.0モル、好ましくは2倍モル量の酸化剤を使用する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、抽出して、有機相を洗い、乾燥して、ろ過し、濃縮する。残留物を、適宜に、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から分離する。
【0101】
工程(E)
式(IV)は、本発明によって工程(E)を実施するための出発物質として必要なハロゲノピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、R、R及びZは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。Halは、好ましくはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、特に好ましくは塩素、臭素又はヨウ素、極めて特に好ましくは塩素又は臭素を表わす。Rは、上記に記載の意味を持つ。
【0102】
式(IV)のハロゲノピリミジンは新規である。それらは、
a)式(XII):
【0103】
【化46】
[式中、R、R及びHalは、上記に記載の意味を持つ]
のピリミジン化合物を、式(XIII):
【0104】
【化47】
[式中、Y及びRは、上記に記載の意味を持つ]
の化合物と、適宜に塩基(例えばトリエチルアミン)の存在下及び適宜に希釈剤(例えばジオキサン)の存在下で反応させること
によって製造することができる。
【0105】
式(XII)は、工程(a)を実施するための出発物質として必要なピリミジン化合物の一般的な定義を提供する。この式において、Halは、好ましくはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、特に好ましくは塩素、臭素又はヨウ素を表わす。Yは、好ましくは酸素又は−NR−を表わす。R、R及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0106】
式(XII)のピリミジン化合物は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0107】
式(XIII)は、工程(a)を実施するための出発物質としてさらに必要な化合物の一般的な定義を提供する。この式において、Yは、好ましくは酸素又は−NR−を表わす。Z及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0108】
式(XIII)の化合物は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0109】
本発明によって工程(E)を実施するための出発物質として必要な式(III)のピラゾール化合物は、本発明による工程(A)の説明に関連して既に記述した。
【0110】
本発明によって工程(E)を実施するための適切な希釈剤は、各々の場合に、すべての慣例的な不活性有機溶媒である。石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリンのような場合によってはハロゲン化された脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソールのようなエーテル;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−又はイソブチロニトリル又はベンゾニトリルのようなニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミドを使用することが好ましい。N−メチルピロリドン又はキシレンを使用することが特に好ましい。
【0111】
本発明によって工程(E)を実施するための適切な塩基は、各々の場合に、そのような反応に関して慣例的なすべての無機及び有機塩基である。水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、又は水酸化アンモニウムのようなアルカリ土類金属又はアルカリ金属水酸化物;水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウムのようなアルカリ金属又はアルカリ土類金属酢酸塩;及びトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)又はジアザビシクロウンデセン(DBU)のような第三アミンを使用することが好ましい。アルカリ土類金属又はアルカリ金属炭酸塩又はアルカリ金属水素化物又はDBUを使用することが特に好ましく、炭酸カリウム、炭酸セシウム及びDBUが極めて特に好ましい。
【0112】
触媒の存在下で本発明によって工程(E)を実施することも可能である。一般に、その部分に関してさらなる配位子を添加して又は添加せずに使用することができるパラジウム触媒を用いる。使用する触媒は、好ましくはPdCl(dppf)[dppf=1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]、Pd(PPh、PdCl(PPh、PdCl(CHCN)、Pd(dba)[dba=ジベンジリデンアセトン]又はPd(OAc)、特に好ましくはPdCl(dppf)、Pd(PPh、PdCl(PPh、又はPd(OAc)であり、極めて特に好ましくはPd(OAc)である。
【0113】
適切な配位子は、トリアリールホスフィン、トリアルキルホスフィン又はアルシンである。dppf、PPh、P(t−Bu)、biphP(t−Bu)(biph=ビフェニル)、Pcy又はAsPhを使用することが好ましく、P(t−Bu)又はbiphP(t−Bu)が特に好ましい。
【0114】
本発明によって工程(E)を実施するとき、反応温度は、各々の場合に、比較的広い範囲内で変化させうる。一般に、前記工程は−20℃から200℃の温度、好ましくは0℃から150℃の温度で実施する。
【0115】
本発明によって工程(E)を実施するとき、一般に式(IV)の化合物1モルにつき、1モル又はわずかに過剰の式(III)の化合物を使用する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から粗生成物を分離する。
【0116】
工程(F)
式(V)は、本発明によって工程(F)を実施するための出発物質として必要なハロゲン化ピラゾリルピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、R、R、X及びnは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。Halは、好ましくはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、特に好ましくは塩素、臭素又はヨウ素を表わす。
【0117】
式(V)のハロゲン化ピラゾリルピリミジンは新規である。それらは、
b)式(XIV):
【0118】
【化48】
[式中、R、R及びHalは、上記に記載の意味を持つ]
のピリミジン化合物を、式(III):
【0119】
【化49】
[式中、X及びnは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾール化合物と、適宜に塩基(例えば炭酸セシウム)の存在下及び適宜に希釈剤(例えばジオキサン)の存在下で反応させること
によって製造することができる。
【0120】
式(XIV)は、工程(b)を実施するための出発物質として必要なピリミジン化合物の一般的な定義を提供する。この式において、R及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。Halは、好ましくはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、特に好ましくは塩素、臭素又はヨウ素を表わす。
【0121】
式(XIV)のピリミジン化合物は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0122】
工程(b)を実施するための出発物質として必要な式(III)のピラゾール化合物は、本発明による工程(A)の説明に関連して既に記述した。
【0123】
式(VI)は、本発明によって工程(F1)を実施するための出発物質として必要な有機金属化合物の一般的な定義を提供する。この式において、Z、A及びEは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0124】
式(VI)の有機金属化合物は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0125】
式(VII)は、本発明によって工程(F2)を実施するための出発物質として必要な有機金属化合物の一般的な定義を提供する。この式において、Zは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0126】
式(VII)の有機金属化合物は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0127】
本発明によって工程(F2)を実施するために必要なアジ化トリアルキルチンは既知である。アジ化トリメチルチン又はアジ化トリ(n−ブチル)チンを使用することが好ましい。
【0128】
本発明によって工程(F)を実施するための適切な希釈剤は、各々の場合に、すべての慣例的な不活性有機溶媒である。石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリンのような場合によってはハロゲン化された脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソールのようなエーテル;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−又はイソブチロニトリル又はベンゾニトリルのようなニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド;又はスルホランのようなスルホンを使用することが好ましい。
【0129】
本発明によって工程(F)を実施するための適切な塩基は、各々の場合に、そのような反応に関して慣例的なすべての無機及び有機塩基である。水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、又は水酸化アンモニウムのようなアルカリ土類金属又はアルカリ金属水酸化物;水素化ナトリウムのようなアルカリ金属水素化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウムのようなアルカリ金属又はアルカリ土類金属酢酸塩;及びトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)又はジアザビシクロウンデセン(DBU)のような第三アミンを使用することが好ましい。
【0130】
本発明によって工程(F)を実施するとき、一般に、その部分に関してさらなる配位子を添加して又は添加せずに使用することができるパラジウム触媒を用いる。使用する触媒は、好ましくはPdCl(dppf)[dppf=1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]、Pd(PPh、PdCl(PPh、PdCl(CHCN)、Pd(dba)[dba=ジベンジリデンアセトン]又はPd(OAc)である。
【0131】
適切な配位子は、トリアリールホスフィン、トリアルキルホスフィン又はアルシンである。dppf、PPh、P(t−Bu)、biphP(t−Bu)(biph=ビフェニル)、Pcy又はAsPhを使用することが好ましい。
【0132】
本発明によって工程(F)を実施するとき、反応温度は、各々の場合に、比較的広い範囲内で変化させうる。一般に、前記工程は−20℃から200℃の温度、好ましくは0℃から150℃の温度で実施する。
【0133】
本発明によって工程(F)を実施するとき、一般に式(V)の化合物1モルについて、1モル又はわずかに過剰の式(VI)の化合物を使用するか、又は選択的に、第1段階で1モル又はわずかに過剰の式(VII)の化合物を使用し、次に第2段階で1モル又はわずかに過剰のアジ化トリアルキルチンを使用する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、抽出して、有機相を洗い、乾燥して、ろ過し、濃縮する。残留物を、適宜に、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から分離する。
【0134】
工程(G)
式(I−g)は、本発明によって工程(G)を実施するための出発物質として必要なピラゾリルピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、Yは、好ましくは直接結合、酸素、硫黄又は−NR−を表わす。R、R、X、n、Z、A及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0135】
式(I−g)のピラゾリルピリミジンは、同様に本発明による化合物である;それらは、例えば:
c)式(I−r):
【0136】
【化50】
[式中、R、R、X、n、Y、A及びR16は、上記に記載の意味を持つ]
のエステルを、適宜に希釈剤(例えばメタノール)の存在下に、塩基(例えば水酸化ナトリウム)で処理すること
によって製造することができる。
【0137】
式(I−r)のピラゾリルピリミジンも、本発明の対象物質の一部を構成する。それらは、例えば、本発明によって工程(A)、(B)、(C)又は(G)の1つによって製造することができる。
【0138】
式(IX)は、本発明によって工程(G)を実施するための出発物質として必要な水酸化物の一般的な定義を提供する。この式において、Mは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0139】
式(IX)の水酸化物は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0140】
本発明によって工程(G)を実施するための適切な希釈剤は、各々の場合に、すべての慣例的なプロトン性溶媒である。水あるいはメタノール又はエタノールのようなアルコール;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−又はイソブチロニトリル又はベンゾニトリルのようなニトリルを使用することが好ましい。
【0141】
本発明によって工程(G)を実施するとき、反応温度は、各々の場合に、比較的広い範囲内で変化させうる。一般に、前記工程は0℃から200℃の温度、好ましくは0℃から150℃の温度、極めて特に好ましくは20℃から100℃の温度で実施する。
【0142】
本発明によって工程(G)を実施するとき、一般に式(I−g)の化合物1モルについて、1モル又はわずかに過剰の式(IX)の化合物を使用する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、抽出して、有機相を洗い、乾燥して、ろ過し、濃縮する。残留物を、適宜に、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から分離する。
【0143】
工程(H)
式(X)は、本発明によって工程(H)を実施するための出発物質として必要なニトリルの一般的な定義を提供する。この式において、R、R、X、n及びZは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0144】
式(X)のニトリルは新規である。それらは、
d)式(XV):
【0145】
【化51】
[式中、R、R、X及びnは、上記に記載の意味を持つ]
のチオールを、式(XVI):
【0146】
【化52】
[式中、Zは、上記に記載の意味を持つ]
の塩素化ニトリルと、適宜に希釈剤(例えばトルエン)の存在下及び適宜に酸結合剤(例えば水酸化ナトリウム)で反応させること
によって製造することができる。
【0147】
式(XV)は、工程(d)を実施するための出発物質として必要なチオールの一般的な定義を提供する。この式において、R、R、X及びnは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0148】
式(XV)のチオールは新規である。それらは、例えば、
e)4−クロロ−2−ピリミジンチオールを、式(III):
【0149】
【化53】
[式中、X及びnは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾール化合物と、適宜に塩基(例えば炭酸セシウム)の存在下及び適宜に希釈剤(例えばn−メチルピロリドン)の存在下で反応させること
によって製造することができる。
【0150】
工程(e)を実施するための出発物質として必要な式(III)のピラゾール化合物は、本発明による工程(A)の説明に関連して既に記述した。
【0151】
式(XVI)は、工程(d)を実施するための出発物質として必要な塩素化ニトリルの一般的な説明を提供する。この式において、Zは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0152】
式(XVI)の塩素化ニトリルは既知である。
【0153】
本発明によって工程(H)を実施するために必要なアジ化トリアルキルチンは既知である。アジ化トリメチルチン又はアジ化トリ(n−ブチル)チンを使用することが好ましい。
【0154】
本発明によって工程(H)を実施するための適切な希釈剤は、各々の場合に、すべての慣例的な不活性有機溶媒である。石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリンのような場合によってはハロゲン化された脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソールのようなエーテル;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−又はイソブチロニトリル又はベンゾニトリルのようなニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド;又はスルホランのようなスルホンを使用することが好ましい。トルエンを使用することが特に好ましい。
【0155】
本発明によって工程(H)を実施するとき、式(X)の化合物1モルについて、一般に1モル又はわずかに過剰のアジ化トリアルキルチンを使用する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、抽出して、有機相を洗い、乾燥して、ろ過し、濃縮する。残留物を、適宜に、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から分離する。
【0156】
工程(J)
式(I−k)は、本発明によって工程(J)を実施するための出発物質として必要なピラゾリルピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、Yは、好ましくは直接結合、酸素、硫黄又は−NR−を表わす。R、R、X、n、Z及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0157】
式(I−k)のピラゾリルピリミジンは新規である。それらは、
f)式(XVII):
【0158】
【化54】
[式中、
は、酸素、硫黄又は−NR−を表わし、
Z及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のスクシニミド、又は式(XVIII):
【0159】
【化55】
[式中、Zは、上記に記載の意味を持つ]
のグリニャール試薬を、式(XIX):
【0160】
【化56】
[式中、R、R、X及びnは、上記に記載の意味を持つ]
のメチルスルホニルピリミジンと、適宜に希釈剤(例えばテトラヒドロフラン)の存在下及び適宜に酸結合剤(例えばトリエチルアミン)の存在下で反応させること
によって製造することができる。
【0161】
式(XVII)は、工程(f)を実施するための出発物質として必要なスクシニミドの一般的な定義を提供する。この式において、Yは、好ましくは酸素、硫黄又は−NR−を表わす。Z及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0162】
式(XVIII)は、工程(f)を実施するための出発物質として必要なグリニャール試薬の一般的な定義を提供する。この式において、Zは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0163】
式(XVII)のスクシニミド及び式(XVIII)のグリニャール試薬は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0164】
式(XIX)は、工程(f)を実施するための出発物質として必要なメチルスルホニルピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、R、R、X及びnは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0165】
式(XIX)のメチルスルホニルピリミジンは新規である。それらは、
g)式(XX):
【0166】
【化57】
[式中、R、R、X及びnは、上記に記載の意味を持つ]
のメチルチオピリミジンを、適宜に希釈剤(例えばクロロホルム)の存在下に、酸化剤(例えばm−クロロ過安息香酸)で処理すること
によって製造することができる。
【0167】
式(XX)は、工程(g)を実施するための出発物質として必要なメチルチオピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、R、R、X及びnは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0168】
式(XX)のメチルチオピリミジンは新規である。それらは、
e)式(XXI):
【0169】
【化58】
[式中、R及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のピリミジン誘導体を、式(III):
【0170】
【化59】
[式中、X及びnは、上記に記載の意味を持つ]
のピラゾール化合物と、適宜に塩基(例えば炭酸セシウム)の存在下及び適宜に希釈剤(例えばN−メチルピロリドン)の存在下で反応させること
によって製造することができる。
【0171】
式(XXI)は、工程(h)を実施するための出発物質として必要なピリミジン誘導体の一般的な定義を提供する。この式において、R及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0172】
工程(h)を実施するための出発物質として必要な式(III)のピラゾール化合物は、本発明による工程(A)の説明に関連して既に記述した。
【0173】
式(XXI)の化合物の一部は既知である。それらは、例えば、
j)式(XXII):
【0174】
【化60】
[式中、R及びRは、上記に記載の意味を持つ]
のメチルチオピリミジンを、塩素化剤(例えばPOCl)と反応させること
によって製造することができる。
【0175】
式(XXII)は、工程(j)を実施するための出発物質として必要なメチルチオピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、R及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0176】
式(XXII)の化合物は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0177】
本発明によって工程(J)を実施するための適切な希釈剤は、各々の場合に、すべての慣例的な不活性有機溶媒である。アセトニトリル、プロピオニトリル、n−又はイソブチロニトリル又はベンゾニトリルのようなニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソールのようなエーテル;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド;又はスルホランのようなスルホンを使用することが好ましい。ニトリル、アミド又はスルホキシドを使用することが特に好ましく、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン又はジメチルスルホキシドが極めて特に好ましい。
【0178】
本発明によって工程(J)を実施するための適切な触媒は、水素化反応のための慣例的なすべての触媒である。パラジウム又は白金触媒を使用することが好ましく、パラジウム/活性炭が特に好ましい。
【0179】
本発明によって工程(J)を実施するとき、反応温度は、各々の場合に、比較的広い範囲内で変化させうる。一般に、前記工程は−20℃から200℃の温度、好ましくは0℃から150℃の温度で実施する。
【0180】
本発明によって工程(J)を実施するとき、式(I−k)の化合物1モルについて一般に1モル%から10モル%の触媒を使用し、1バールから50バールの水素圧下で反応を実施する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、抽出して、有機相を洗い、乾燥して、ろ過し、濃縮する。残留物を、適宜に、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から分離する。
【0181】
工程(K)
式(XI)は、本発明によって工程(K)を実施するための出発物質として必要なケト化合物の一般的な定義を提供する。この式において、Yは、好ましくは直接結合、酸素、硫黄又は−NR−を表わす。R、R、X、n、Z及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0182】
式(XI)のケト化合物は新規である。それらは、
k)式(XXIII):
【0183】
【化61】
[式中、R、R、X、n及びYは、上記に記載の意味を持つ]
の化合物を、式(XXIV):
【0184】
【化62】
[式中、Zは、上記に記載の意味を持つ]
のメチルスルケトンと、適宜に希釈剤(例えばテトラヒドロフラン)の存在下及び適宜に酸結合剤(例えばトリエチルアミン)の存在下で反応させること
又は
l)式(XXV):
【0185】
【化63】
[式中、
、R、X及びnは、上記に記載の意味を持ち、
Halは、ハロゲンを表わす]
のハロゲン化ピラゾリルピリミジンを、式(XXVI):
【0186】
【化64】
[式中、Zは、上記に記載の意味を持つ]
のグリニャール試薬と、適宜に希釈剤(例えばテトラヒドロフラン)の存在下及び適宜に酸結合剤(例えばトリエチルアミン)の存在下及び適宜に触媒[例えばPd(PPh]の存在下で反応させること
によって製造することができる。
【0187】
式(XXIII)は、工程(k)を実施するための出発物質として必要な化合物の一般的な定義を提供する。この式において、Yは、好ましくは酸素、硫黄又は−NR−を表わす。R、R、X、n及びRは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0188】
式(XXIII)の化合物は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる[例えば工程(e)によって]。
【0189】
式(XXIV)は、工程(k)を実施するための出発物質として必要なメチルケトンの一般的な定義を提供する。この式において、Zは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0190】
式(XXIV)のメチルケトンは、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0191】
式(XXV)は、工程(l)を実施するための出発物質として必要なハロゲン化ピラゾリルピリミジンの一般的な定義を提供する。この式において、R、R、X及びnは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。Halは、好ましくは塩素、臭素又はヨウ素、特に好ましくは臭素又はヨウ素、極めて特に好ましくはヨウ素を表わす。
【0192】
式(XXV)のハロゲン化ピラゾリルピリミジンは、例えば工程(b)によって製造することができる。
【0193】
式(XXVI)は、工程(l)を実施するための出発物質として必要なグリニャール試薬の一般的な定義を提供する。この式において、Zは、好ましくは、特に好ましくは、及び極めて特に好ましくは、既に本発明による式(I)の化合物の説明に関連してこれらの基について好ましい、特に好ましいなどとして言及した意味を持つ。
【0194】
式(XXVI)のグリニャール試薬は、既知であるか及び/又は既知の方法によって製造することができる。
【0195】
本発明によって工程(K)を実施するための適切な希釈剤は、各々の場合に、すべての慣例的な不活性有機溶媒である。石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリンのような場合によってはハロゲン化された脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソールのようなエーテル;アセトニトリル、プロピオニトリル、n−又はイソブチロニトリル又はベンゾニトリルのようなニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド;又はスルホランのようなスルホンを使用することが好ましい。トルエンを使用することが特に好ましい。
【0196】
本発明によって工程(K)を実施するとき、式(XI)の化合物1モルについて、一般に1モル又はわずかに過剰の炭酸アンモニウム及び1モル又はわずかに過剰のシアン化カリウムを使用する。しかし、前記反応成分を他の比率で使用することも可能である。後処理は慣例的な方法によって実施する。一般に、反応混合物を濃縮し、抽出して、有機相を洗い、乾燥して、ろ過し、濃縮する。残留物を、適宜に、クロマトグラフィー又は再結晶化のような慣例的な方法を用いて、まだ存在する可能性のある不純物から分離する。
【0197】
本発明によるすべての工程は、一般に大気圧下で実施する。しかし、各々の場合に、高圧又は減圧下で操作することも可能である。
【0198】
本発明による活性化合物は、農業、林業、貯蔵産物及び材料の保護、及び衛生分野において遭遇する動物有害生物、特に昆虫、クモ類及び線虫を防除するのに適しており、優れた植物耐性と温血動物への良好な毒性を有する。それらは、好ましくは植物保護剤として使用しうる。それらは、通常感受性がある種及び耐性種に対して活性であり、すべての又は一部の発育段階に対して活性である。上述した有害生物は次のものを包含する:
Isopoda(ワラジムシ)目より、例えばOniscus asellus、Armadillidium vulgare及びPorcellio scaber。
【0199】
Diplopoda(ヤスデ綱)目より、例えばBlaniulus guttulatus。
【0200】
Chilopoda(ムカデ綱、唇脚類)目より、例えばGeophilus carpophagus及びScutigera spp.。
【0201】
Symphyla(コムカデ)目より、例えばScutigerella immaculata。
【0202】
Thysanura(シミ)目より、例えばLepisma saccharina。
【0203】
Collembola(トビムシ)目より、例えばOnychiurus armatus。
【0204】
Orthoptera(バッタ)目より、例えばAcheta domesticus、Gryllotalpa spp.、Locusta migratoria migratorioides、Melanoplus spp.及びSchistocerca gregaria。
【0205】
Blattaria(ゴキブリ)目より、例えばBlatta orientalis、Periplaneta americana、Leucophaea maderae及びBlattella germanica。
【0206】
Dermaptera(ハサミムシ)目より、例えばForficula auricularia。
【0207】
Isoptera(シロアリ)目より、例えばReticulitermes spp.。
【0208】
Phthiraptera目より、例えばPediculus humanus corporis、Haematopinus spp.、Linognathus spp.、Trichodectes spp.及びDamalinia spp.。
【0209】
Thysanoptera(アザヌウマ)目より、例えばHercinothrips femoralis、Thrips tabaci、Thrips palmi及びFrankliniella accidentalis。
【0210】
Heteroptera(カメムシ亜目、異翅類)目より、例えばEurygaster spp.、Dysdercus intermedius、Piesma quadrata、Cimex lectularius、Rhodnius prolixus及びTriatoma spp.。
【0211】
Homoptera(ヨコバイ亜目、同翅類)目より、例えばAleurodes brassicae、Bemisia tabaci、Trialeurodes vaporariorum、Aphis gossypii、Brevicoryne brassicae、Cryptomyzus ribis、Aphis fabae、Aphis pomi、Eriosoma lanigerum、Hyalopterus arundinis、Phylloxera vastatrix、Pemphigus spp.、Macrosiphum avenae、Myzus spp.、Phorodon humuli、Rhopalosiphum padi、Empoasca spp.、Euscelis bilobatus、Nephotettix cincticeps、Lecanium corni、Saissetia oleae、Laodelphax striatellus、Nilaparvata lugens、Aonidiella aurantii、Aspidiotus hederae、Pseudococcus spp.及びPsylla spp.。
【0212】
Lepidoptera(チョウ)目より、例えばPectinophora gossypiella、Bupalus piniarius、Cheimatobia brumata、Lithocolletis blancardella、Hyponomeuta padella、Plutella xylostella、Malacosoma neustria、Euproctis chrysorrohea、Lymantria spp.、Bucculatrix thurberiella、Phyllocnistis citrella、Agrotis spp.、Euxoa spp.、Feltia spp.、Earias insulana、Heliothis spp.、Mamestra brassicae、Panolis flammea、Spodoptera spp.、Trichoplusia ni、Carpocapsa pomonella、Pieris spp.、Chilo spp.、Pyrausta nubilalis、Ephestia kuehniella、Galleria mellonella、Tineola bisselliella、Tinea pellionella、Hofmannophila pseudospretella、Cacoecia podana、Capua reticulana、Choristoneura fumiferana、Clysia ambiguella、Homona magnaima、Tortorix viridana、Cnaphalocerus spp.及びOulema oryzae。
【0213】
Coleoptera(コウチュウ)目より、例えばAnobium punctatum、Rhizopertha dominica、Bruchidius obtectus、Acanthoscelides obtectus、Hylotrupes bajulus、Agelastica alni、Leptinotarsa decemlineata、Phaedon cochleariae、Diabrotica spp.、Psylliodes chrysocephala、Epilachna varivestis、Atomaria spp.、Oryzaephilus surinamensis、Anthonomus spp.、Sitophilus spp.Otiorrhynchus sulcatus、Cosmopolites sordidus、Ceuthorrhynchus assimilis、Hypera postica、Dermestes spp.、Trogoderma spp.、Anthrenus spp.、Attagenus spp.、Lyctus spp.、Meligethes aeneus、Ptinus spp.、Niptus hololeucus、Gibbium psylloides、Tribolium spp.、Tenebrio molitor、Agriotes spp.、Conoderus spp.、Melolontha melolontha、Amphimallon solstitialis、Costelytra zealandica及びLissorhoptrus oryzophilus。
【0214】
Hymenoptera(ハチ)目より、例えばDiprion spp.、Hoplocampa spp.、Lasius spp.,Monomorium pharaonis及びVespa spp.。
【0215】
Diptera(ハエ)目より、例えばAedes spp.、Anopheles spp.、Culex spp.、Drosophila melanogaster、Musca spp.、Fania spp.、Calliphora erythrocephala、Lucilica spp.、Chrysomyia spp.、Cuterebra spp.、Gastrophilus spp.、Hyppobosca spp.、Stomoxys spp.、Oestrus spp.、Hypoderma spp.、Tabanus spp.、Tannia spp.、Bibio hortulanus、Oscinella frit、Phorbia spp.、Pegomyia hyoscyami、Ceratitis capitata、Dacus oleae、Tipula paludosa、Hylemyia spp.及びLiriomyza spp.。
【0216】
Siphonaptera(ノミ)目より、例えばXenopsylla cheopis及びCeratophyllus spp.。
【0217】
Arachnida(クモ)綱より、例えばScorpio maurus、Latrodectus mactans、Acarus siro、Argas spp.、Ornithodoros spp.、Dermanyssus gallinae、Eriophyes ribis、Phyllocoptruta oleivora、Boophilus spp.、Rhipicephalus spp.、Amblyomma spp.、Hyalomma spp.、Ixodes spp.、Psoroptes spp.、Chorioptes spp.、Sarcoptes spp.、Tarsonemus spp.、Bryobia praetiosa、Panonychus spp.、Tetranychus spp.、Hemitarsonemus spp.及びBrevipalpus spp.。
【0218】
植物寄生性線虫は、例えばPratylenchus spp.、Radopholus similis、Ditylenchus dipsaci、Tylenchulus semipenetrans、Heterodera spp.、Globodera spp.、Meloidogyne spp.、Aphelenchoides spp.、Longidorus spp.、Xiphinema spp.、Trichodorus spp.及びBursaphelenchus spp.を包含する。
【0219】
特に、本発明による式(I)の化合物は、毛虫、甲虫幼虫、クモダニ、アブラムシ及びハモグリバエに対して卓越した活性を有する。
【0220】
適宜に、本発明による化合物は、ある種の濃度又は施用量で、除草剤又は殺菌剤、例えば殺真菌剤、抗真菌剤及び殺菌剤としても使用できる。適宜に、それらはまた、他の活性化合物の合成のための中間体又は前駆体としても使用することができる。
【0221】
すべての植物及び植物の部分を本発明によって処理することができる。植物とは、本明細書に関して、望ましい及び望ましくない野生植物又は農作物(自然に生じる農作物を包含する)のようなすべての植物及び植物個体群を意味すると理解すべきである。農作物は、トランスジェニック植物を包含し、且つ植物育種家によって保護可能な又は保護可能でない植物栽培品種を包含して、従来の植物育種及び至適化法によって又は生物工学及び組換え法によって又はこれらの方法に組合せによって得ることができる植物でありうる。植物の部分は、徒長枝、葉、花及び根のような、植物の地上及び地下のすべての部分及び器官を意味すると理解すべきであり、例として、葉、針、柄、茎、花、子実体、果実、種子、根、塊茎及び根茎が挙げられる。植物の部分はまた、収穫された物質、及び栄養及び生殖繁殖物質、例えば挿し木、塊茎、根茎、分枝及び種子を包含する。
【0222】
該活性化合物による植物及び植物部分の本発明による処理は、直接に又は慣例的な処理方法によって、例えば浸漬、噴霧、蒸発、煙霧、散布、塗布及び、繁殖物質の場合、特に種子の場合には、1又はそれ以上の外皮に施用することによって、周囲、環境又は貯蔵場所に該化合物を作用させることによって実施する。
【0223】
本発明による活性化合物は、溶液、乳剤、水和剤、懸濁液、粉末、粉剤、糊状剤、可溶性粉末、粒剤、サスポエマルジョン製剤、活性化合物を浸透させた天然及び合成物質、及び高分子物質中のミクロ被包製剤のような、慣用製剤に転化することができる。
【0224】
これらの製剤は既知の方法で、例えば場合によっては界面活性剤、すなわち乳化剤及び/又は分散剤及び/又は発泡剤を使用して、本発明による活性化合物を増量剤、すなわち液体溶媒及び/又は固形担体と混合することによって製造される。
【0225】
使用する増量剤が水である場合には、例えば有機溶媒を補助剤として使用することも可能である。基本的に、適切な液体溶媒は:キシレン、トルエン又はアルキルナフタレンのような芳香族化合物、クロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチレンのような塩素化芳香族化合物及び塩素化脂肪族炭化水素、シクロヘキサン又はパラフィンのような脂肪族炭化水素、例えば石油分画、鉱物及び植物油、ブタノール又はグリコールのようなアルコール、及びそれらのエーテルとエステル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノンのようなケトン、ジメチルホルムアミド及びジメチルスルホキシドのような強極性溶媒、及び水である。
【0226】
適切な固形担体は:
例えばアンモニウム塩及びカオリン、粘度、滑石、白亜、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイト又は珪藻土のような破砕した天然鉱質、微細分割シリカ、アルミナ及びケイ酸塩のような破砕した合成鉱質であり、粒剤のための適切な固形担体は:例えば方解石、大理石、軽石、海泡石及びドロマイトのような破砕分別した天然岩石、及び無機及び有機荒粉の合成顆粒、及びオガクズ、ヤシ殻、トウモロコシの穂軸及びタバコの茎のような有機物質の細粒であり、
適切な乳化剤及び/又は発泡剤は:例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルスルフェート、アリールスルホネート及びタンパク質加水分解産物のような非イオン性及び陰イオン性乳化剤であり、
適切な分散剤は:例えばリグノスルファイト廃液及びメチルセルロースである。
【0227】
カルボキシメチルセルロース、及びアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリビニルアセテートなどの粉末、顆粒又はラテックスの形態の天然及び合成ポリマー、ならびにセファリン及びレシチンのような天然リン脂質、及び合成リン脂質のような増粘剤が該製剤中で使用できる。他の添加物は鉱物及び植物油でありうる。
【0228】
無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルー、及びアリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料などの有機染料、及び鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン及び亜鉛の塩などの微量栄養素のような着色剤を使用することも可能である。
【0229】
該製剤は一般に、0.1重量%から95重量%の間、好ましくは0.5重量%から90重量%の間の活性化合物を含有する。
【0230】
本発明による活性化合物は、市販の入手可能な製剤中、及び殺虫剤、誘引物質、不妊化剤、殺菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、成長調節物質又は除草剤のような他の活性化合物との混合物として、これらの製剤から調製される使用形態中に存在しうる。殺虫剤は、例えば、中でも特にリン酸エステル、カルバメート、カルボキシレート、塩素化炭化水素、フェニル尿素及び微生物によって産生される物質を包含する。
【0231】
特に適切な共存成分は、例えば下記の化合物である:
殺真菌剤:
アルジモルフ、アンプロピルホス、アンプロピルホスカリウム、アンドプリム、アニラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、
ベナラキシル、ベノダニル、ベノミル、ベンザマクリル、ベンザマクリル−イソブチル、ビアラホス、ビナパクリル、ビフェニル、ビテルタノール、ブラスチシジン−S、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、
カルシウムポリスルフィド、カプシマイシン、カプタフォル、カプタン、カルベンダジム、カルボキシン、カルボン、キノメチオネート、クロベンチアゾン、クロルフェナゾール、クロロネブ、クロロピクリン、クロロタロニル、クロゾリネート、クロジラコン、クフラネブ、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、シプロフラム、
デバカーブ、ジクロロフェン、ジクロブトラゾール、ジクロフルアニド、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカーブ、ジフェノコナゾール、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジノカプ、ジフェニルアミン、ジピリチオン、ジタリンホス、ジチアノン、ドデモルフ、ドジン、ドラゾキソン、
エジフェンホス、エポキシコナゾール、エタコナゾール、エチリモル、エトリジアゾール、
ファモキサドン、フェナパニル、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェニトロパン、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、酢酸フェンチン、水酸化フェンチン、フェルバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルメトベール、フルオロミド、フルキンコナゾール、フルルプリミドール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルトラニル、フルトリアフォル、フォルペット、フォセチル−アルミニウム、フォセチル−ナトリウム、フタリド、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、フルカルボニル、フルコナゾール、フルコナゾール−シス、フルメシクロックス、グアザチン、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、
イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イミノクタジンアルベシレート、イミノクタジントリアセテート、ヨードカーブ、イプコナゾール、イプロベンホス(IBP)、イプロジオン、イルママイシン、イソプロチオラン、イソバレジオン、
カスガマイシン、クレソキシム−メチル、水酸化銅、ナフテン酸銅、酸塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅及びボルドー液のような銅製剤、
マンコッパー、マンコゼブ、マネブ、メフェリムゾン、メパニピリム、メプロニル、メタラキシル、メトコナゾール、メタスルフォカーブ、メトフロキサム、メチラム、メトメクラム、メトスルフォバクス、ミルジオマイシン、ミクロブタニル、ミクロゾリン、
ニッケルジメチルジチオカルバメート、ニトロタール−イソプロピル、ヌアリモル、オフラース、オキサジキシル、オキサモカーブ、オキソリン酸、オキシカルボキシム、オキシフェンチイン、パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、ホスジフェン、ピマリシン、ピペラリン、ポリオキシン、ポリオキソリム、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカーブ、プロパノシン−ナトリウム、プロピコナゾール、プロピネブ、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピロキロン、ピロキシフル、
キンコナゾール、キントゼン(PCNB)、
硫黄及び硫黄製剤、
テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトシクラシス、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チシオフェン、チフルザミド、チオファネート−メチル、チラム、チオキシミド、トルクロホスメチル、トリルフルアニド、トリアジメフォン、トリアジメノール、トリアズブチル、トリアゾキシド、トリクラミド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフルミゾール、トリフォリン、トリチコナゾール、
ユニコナゾール、
バリダマイシンA、ビンクロゾリン、ビニコナゾール、
ザリラミド、ジネブ、ジラム及び
Dagger G、OK−8705、OK−8801、
α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオロ−β−プロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−α−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチレン]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
(5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、
(E)−α−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセトアミド、
1−イソプロピル{2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エチル]−アミノ]−カルボニル]−プロピル}−カルバメート、
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタノン−O−(フェニルメチル)−オキシム、
1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、
1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2.5−ピロリジンジオン、
1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、
1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−メチル]−1H−イミダゾール、
1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−エテニル]−1H−イミダゾール、
1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノール、
2’,6’−ジブロモ−2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−4’−トリフルオロメチル−1,3−チアゾール−5−カルボキサニリド、
2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)−エチル]−1−エチル−3−メチル−シクロプロパンカルボキサミド、
2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニル−チオシアネート、
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、
2,6−ジクロロ−N−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル]−ベンズアミド、
2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、
2−[(1−メチルエチル)−スルホニル]−5−(トリクロロメチル)−1,3,4−チアジアゾール、
2−[[6−デオキシ−4−O−(4−O−メチル−β−D−グリコピラノシル)−α−D−グルコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
2−アミノブタン、
2−ブロモ−2−(ブロモメチル)−ペンタンジニトリル、
2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド、
2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシアナトメチル)−アセトアミド、
2−フェニルフェノール(OPP)、
3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピロール−2,5−ジオン、
3,5−ジクロロ−N−[シアノ[(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ]−メチル]−ベンズアミド、
3−(1,1−ジメチルプロピル)−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニトリル、
3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソキサゾリジニル]−ピリジン、
4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド、
4−メチル−テトラゾロ[1,5−a]キナゾリン−5(4H)−オン、
8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−2−メタンアミン、
8−ヒドロキシキノリンスルフェート、
9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸ヒドラジド、
ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)−オキシ]−2,5−チオフェンジカルボキシレート、
シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−シクロヘプタノール、
シス−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)―フェニル−2−メチルプロピル]−2,6−ジメチル−モルホリンヒドロクロリド、
エチル[(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノアセテート、
炭酸水素カリウム、
メタンテトラチオール−ナトリウム塩、
メチル1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート、
メチルN−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソキサゾリルカルボニル)−DL−アラニネート、
メチルN−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−アラニネート、
N−(2,3−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−シクロヘキサンカルボキサミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−アセトアミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−チエニル)−アセトアミド、
N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(4−ヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−アセトアミド、
N−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド、
N−[2,2,2、−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ]−エチル]−ベンズアミド、
N−[3−クロロ−4,5−ビス(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N’−メトキシ−メタンイミドアミド、
N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニン−ナトリウム塩、
O,O−ジエチル[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホルアミドチオエート、
O−メチルS−フェニルフェニルプロピルホスホルアミドチオエート、
S−メチル1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオエート、
スピロ[2H]−1−ベンゾピラン−2,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−3’−オン。
【0232】
殺菌剤:
ブロノポル、ジクロロフェン、ニトラピリン、ニッケルジメチルジチオカルバメート、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅及び他の銅製剤。
【0233】
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
アバメクチン、アセフェート、アセタミプリド、アクリナトリン、アラニカーブ、アルジカーブ、アルドキシカーブ、α−シペルメトリン、アルファメトリン、アミトラズ、アベルメクチン、AZ 60541、アザジラクチン、アザメチホス、アジンホスA、アジンホスM、アゾシクロチン、
Bacillus popilliae、Bacillus sphaericus、Bacillus subtilis(枯草菌)、Bacilllus thuringiensis、バキュロウイルス、Beauveria bassiana、Beauveria tenella、ベンジオカーブ、ベンフラカーブ、ベンスルタプ、ベンゾキシメート、ベータシフルトリン、ビフェナゼート、ビフェントリン、ビオエタノメトリン、ビオペルメトリン、BPMC、ブロモホスA、ブフェンカーブ、ブプロフェジン、ブタチオホス、ブトカルボキシム、ブチルピラダベン、
カヅサホス、カルバリル、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルタプ、クロエトカーブ、クロルエトキシホス、クロルフェナピル、クロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルメホス、クロルピリホス、クロルピリホスM、クロバポルトリン、シス−レスメトリン、シスペルメトリン、クロシトリン、クロエトカーブ、クロフェンテジン、シアノホス、シクロプレン、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シヘキサチン、シペルメトリン、シロマジン、
デルタメトリン、デメトンM、デメトンS、デメトン−S−メチル、ジアフェンチウロン、ジアジノン、ジクロルボス、ジフルベンズロン、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジオフェノラン、ジスルホトン、ドクサト−ナトリウム、ドフェナピン、
エフルシラネート、エマメクチン、エンペントリン、エンドスルファン、Entomopfthora spp.、エプリノメクチン、エスフェンバレレート、エチオフェンカーブ、エチオン、エトプロホス、エトフェンプロクス、エトキサゾール、エトリンホス、
フェナミホス、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカーブ、フェノキサクリム、フェノキシカーブ、フェンプロパトリン、フェンピラド、フェンピリトリン、フェンピロキシメート、フェンバレレート、フィプロニル、フルアズロン、フルブロシトリネート、フルシクロクスロン、フルシトリネート、フルフェノクスロン、フルテンジン、フルバリネート、ホノホス、ホスメチラン、ホスチアゼート、フブフェンプロクス、フラチオカーブ、
顆粒症ウイルス、
ハロフェノジド、HCH、ヘプテノホス、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾクス、ヒドロプレン、イミダクロプリド、イサゾホス、イソフェンホス、イソキサチオン、イベルメクチン、
核多角体病ウイルス、
λ−シハロトリン、ルフェヌロン、
マラチオン、メカルバム、メタアルデヒド、メタミドホス、Metharhizium anisopliae、Metharhizium flavoviride、メチダチオン、メチオカーブ、メトミル、メトキシフェノジド、メトルカーブ、メトキサジアゾン、メビンホス、ミルベメクチン、モノクロトホス、
ナレド、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、
オメトエート、オキサミル、オキシデメトンM、
Paecilomyces fumosoroseus、パラチオンA、パラチオンM、ペルメトリン、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホキシム、ピリミカーブ、ピリミホスA、ピリミホスM、プロフェノホス、プロメカーブ、プロポクス、プロチオホス、プロトエート、ピメトロジン、ピラクロホス、ピレスメトリン、ピレトラム(ジョチュウギク)、ピリダベン、ピリダチオン、ピリミジフェン、ピリプロキシフェン、
キナルホス、
リバビリン、
サルチオン、セブホス、セラメクチン、シラフルオフェン、スピノサド、スルホテプ、スルプロホス、
タウ−フルバリネート、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリミホス、テフルベンズロン、テフルトリン、テメホス、テミビンホス、テルブホス、テトラクロルビンホス、θ−シペルメトリン、チアメトキサム、チアプロニル、チアトリホス、チオシクラムシュウ酸水素チオシクラム、チオジカーブ、チオファノクス、スリンギエンシン、トラロシトリン、トラロメトリン、トリアラテン、トリアザメート、トリアゾホス、トリアズロン、トリクロフェニジン、トリクロルホン、トリフルムロン、トリメタカーブ、
バミドチオン、バニリプロール、Verticillium lecanii、
YI 5302、
ζ−シペルメトリン、ゾラプロホス、
(1R−シス)−[5−(フェニルメチル)−3−フラニル]−メチル−3−[(ジヒドロ−2−オキソ−3(2H)−フラニリデン)−メチル]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
(3−フェノキシフェニル)−メチル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
1−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]テトラヒドロ−3,5−ジメチル−N−ニトロ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−イミン、
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、
2−(アセチルオキシ)−3−ドデシル−1,4−ナフタレンジオン、
2−クロロ−N−[[[4−(1−フェニルエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
2−クロロ−N−[[[4−(2,2−ジクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
3−メチルフェニルプロピルカルバメート、
4−[4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルフェニル]−1−フルオロ−2−フェノキシ−ベンゼン、
4−クロロ−2−(1,1−ジメチルエチル)−5−[[2−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェノキシ)エチル]チオ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−3−ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−5−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メトキシ]−2−(3,4−ジクロロフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、
Bacillus thuringiensis EG−2348系統、
[2−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)−ヒドラジノ安息香酸、
2,2−ジメチル−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソ−1−オキサスピロ[4.5]デク−3−エン−4−イルブタノエート、
[3−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2−チアゾリジニリデン]−シアナミド、
ジヒドロ−2−(ニトロメチレン)−2H−1,3−チアジン−3(4H)−カルボキシアルデヒド、
エチル[2−[[1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−(フェニルメチル)−4−ピリダジニル]オキシ]エチル]−カルバメート、
N−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)−グリシン、
N−(4−クロロフェニル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−4−フェニル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド、
N−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−N’−メチル−N’’−ニトロ−グアニジン、
N−メチル−N’−2−プロペニル−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
O,O−ジエチル[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホルアミドチオエート。
【0234】
また、除草剤、不妊化剤及び成長調節剤のような他の既知の活性化合物を混合することも可能である。
【0235】
殺虫剤として使用するとき、本発明による活性化合物はさらに、それらの市販の入手可能な製剤中、及び協力作用物質との混合物として、これらの製剤から調製される使用形態中に存在しうる。協力作用物質は、本発明による活性化合物の作用を増大させる化合物であり、添加する協力作用物質それ自体が活性である必要はない。
【0236】
市販の入手可能な製剤から調製される使用形態の該活性物質含量は広い範囲内で変化させうる。使用形態の該活性化合物濃度は、0.0000001重量%から95重量%の間、好ましくは0.0001重量%から1重量%の間の活性化合物でありうる。
【0237】
該化合物は、使用形態に適した慣用様式で使用される。衛生上の有害生物及び貯蔵産物の有害生物に対して使用するとき、該活性化合物は、木材及び粘土への優れた残効性ならびに石灰処理した基質上のアルカリに対する良好な安定性によって特色付けられる。
【0238】
既に上述したように、本発明によるすべての植物及びそれらの部分を処理することが可能である。好ましい実施態様では、野生植物種及び植物栽培品種、あるいは交雑又はプロトプラスト融合のような従来の生物学的品種改良によって得られるもの、及びそれらの部分を処理する。さらなる好ましい実施態様では、適宜に従来の方法と組み合わせて、遺伝子工学によって得られるトランスジェニック植物及び植物栽培品種(遺伝子操作生物)、及びそれらの部分を処理する。「部分」又は「植物の部分」又は「植物部分」の語は上記で説明した通りである。
【0239】
特に好ましくは、各々の場合に市販されている又は使用されている植物栽培品種の植物を本発明によって処理する。植物栽培品種(plant cultivars)は、従来の育種によって、突然変異誘発によって又は組換えDNA手法によって得られた特異的特性(「形質」)を有する植物を意味すると理解されるべきである。これは、品種、生物型及び遺伝子型でありうる。
【0240】
植物の種又は植物栽培品種、それらの所在及び生育条件(土壌、気候、生育期、飼料)により、本発明による処理はまた、追加(「協力」)作用をもたらしうる。すなわち、例えば、実際に予想されるはずであった作用を超える、施用量の低減及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は本発明によって使用する物質及び組成物活性の上昇、より良好な植物生育、高温又は低温に対する耐性の上昇、干ばつ又は水又は土壌の塩含量に対する耐性の上昇、開花実績の上昇、より容易な収穫、成熟の加速、より高い収穫量、収穫産物のより良い品質及び/又はより高い栄養価、収穫産物のより良好な経時安定性/加工性が可能になる。
【0241】
本発明によって処理される好ましいトランスジェニック植物又は植物栽培品種(すなわち遺伝子工学によって得られるもの)は、遺伝子操作において、これらの植物に特に好都合で有用な特性(「形質」)を与える遺伝物質を受容したすべての植物を包含する。そのような特性の例は、より良好な植物生育、高温又は低温耐性の上昇、干ばつ又は水又は土壌の塩含量に対する耐性の上昇、開花実績の上昇、より容易な収穫、成熟の加速、より高い収穫量、収穫産物のより良い品質及び/又はより高い栄養価、収穫産物のより良好な経時安定性及び/又は加工性である。そのような特性の特に強調されるさらなる例は、昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌及び/又はウイルスのような、動物及び微生物有害生物に対する良好な防御であり、また一部の除草活性化合物に対する植物の耐性上昇である。トランスジェニック植物の例としては、穀物(コムギ、イネ)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、綿、ナタネのような重要な農作物及び果実植物(リンゴ、モモ、柑橘類及びブドウの果実)が挙げられ、特に力点が置かれるのは、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、綿及びナタネである。力点が置かれる形質は特に、植物中で形成される毒素、特にBacillus thuringiensisからの遺伝物質によって(例えばCryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCyrIF遺伝子及びそれらの組合せによって)形成されるものによる、昆虫に対する植物の防御上昇である(以下「Bt植物」と称する)。同じく特に強調される形質は、全身性獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン、エリシター及び耐性遺伝子ならびに対応して発現されるタンパク質及び毒素による真菌、細菌及びウイルスに対する植物の防御上昇である。さらなる特に強調される形質は、一部の除草活性化合物、例えばイミダゾリノン、スルホニル尿素、グリホセート又はホスフィノトリシンに対する植物の耐性上昇である(例えば「PAT」遺伝子)。該当する所望形質を付与する遺伝子はまた、トランスジェニック植物中に相互の組合せとしても存在しうる。「Bt植物」の例としては、YIELD GARD(登録商標)(例えばトウモロコシ、綿、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えばトウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えばトウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(綿)、Nucotn(登録商標)(綿)及びNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)の商品名で販売されているトウモロコシ品種、綿品種、ダイズ品種及びジャガイモ品種が挙げられる。除草剤耐性植物の例としては、Roundup Ready(登録商標)(グリホセートに対する耐性、例えばトウモロコシ、綿、ダイズ)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えばナタネ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノンに対する耐性)及びSTS(登録商標)(スルホニル尿素に対する耐性、例えばトウモロコシ)の商品名で販売されているトウモロコシ品種、綿品種及びダイズ品種が挙げられる。除草剤耐性植物(除草剤耐性のために従来のようにして育種された植物)として挙げられるのは、Clearfield(登録商標)(例えばトウモロコシ)の商品名で販売されている品種を包含する。言うまでもなく、これらの言及は、その植物が将来開発される及び/又は市販される、これらの遺伝形質又は今後開発されるべき遺伝形質を有する植物栽培品種にも適用される。
【0242】
列挙した前記植物は、本発明による一般式(I)の化合物又は該活性化合物混合物により、特に好都合に本発明によって処理することができる。該活性化合物又は混合物に関して上記で述べた好ましい範囲はまた、これらの植物の処理にも適用される。本明細書において特定して言及する化合物又は混合物による植物の処理が特に強調される。
【0243】
本発明による活性化合物は、植物、衛生及び貯蔵産物の有害生物に対してのみならず、獣医学部門において、硬マダニ(ダニ目、マダニ科、Acarina、Ixodidae)、軟マダニ(ヒメダニ科、Argasidae)、疥癬ダニ、葉ダニ、ハエ(サシバエ及びナメバエ(licking fly))、寄生性ハエ幼虫、シラミ、ケジラミ、ハジラミ及びノミのような動物寄生虫(外部寄生生物)に対しても作用する。これらの寄生生物は次のものを包含する:
Anoplurida(シラミ)目より、例えばHaematopinus spp.、Linognathus spp.、Pediculus spp.、Phtirus spp.及びSolenopotes spp.。
【0244】
Mallophagida(ハジラミ)目及びAmblycerina(マルツノハジラミ)亜目及びIschnocerina(ホソツノハジラミ)亜目より、例えばTrimenopon spp.、Menopon spp.、Trinoton spp.、Bovicola spp.、Werneckiella spp.、Lepikentron spp.、Damalina spp.、Trichodectes spp.及びFelicola spp.。
【0245】
Diptera(ハエ)目及びNematocerina(カ)亜目及びBrachyserina(ハエ)亜目より、例えばAedes spp.、Anopheles spp.、Culex spp.、Simulium spp.、Eusimulium spp.、Phlebotomus spp.、Lutzomyia spp.、Culicoides spp.、Chrysops spp.、Hybomitra spp.、Atylotus spp.、Tabanus spp.、Haematopota spp.、Philipomyia spp.、Braula spp.、Musca spp.、Hydrotaea spp.、Stomoxys spp.、Haematobia spp.、Morellia spp.、Fannia spp.、Glossina spp.、Calliphora spp.、Lucilia spp.、Chrysomyia spp.、Wohlfahrtia spp.、Sarcophaga spp.、Oestrus spp.、Hypoderma spp.、Gasterophilus spp.、Hippobosca spp.、Lipoptena spp.及びMelophagus spp.。
【0246】
Siphonapterida(ノミ)目より、例えばPulex spp.、Ctenocephalides spp.、Xenopsylla spp.及びCeratophyllus spp.。
【0247】
Heteropterida(カメムシ)目より、例えばCimex spp.、Tratoma spp.、Rhodnius spp.及びPanstrongylus spp.。
【0248】
Blattarida(ゴキブリ)目より、例えばBlatta orientalis、Periplaneta americana、Blattella germanica及びSupella spp.。
【0249】
Acaria(Acarida)(ダニ)の亜綱及びMeta−及びMesostigmata目より、例えばArgas spp.、Ornithodorus spp.、Otobius spp.、Ixodes spp.、Amblyomma spp.、Boophilus spp.、Dermacentor spp.、Haemophysalis spp.、Hyalomma spp.、Rhipicephalus spp.、Dermanyssus spp.、Raillietia spp.、Pneumonyssus spp.、Sternostoma spp.及びVarroa spp.。
【0250】
Actinedida(ケダニ)(Prostigmata)及びAcaridida(コナダニ)(Astigmata)目より、例えばAcarapis spp.、Cheyletiella spp.、Ornithocheyletia spp.、Myobia spp.、Psorergates spp.、Demodex spp.、Trombicula spp.、Listrophorus spp.、Acarus spp.、Tyrophagus spp.、Caloglyphus spp.、Hypodectes spp.、Pterolichus spp.、Psoroptes spp.、Chorioptes spp.、Otodectes spp.、Sarcoptes spp.、Notoedres spp.、Knemidocoptes spp.、Cytodites spp.及びLaminosioptes spp.。
【0251】
それらは、例えば、マダニの発育段階に対して、ハエ及びノミに対して優れた活性を持つ。
【0252】
本発明による式(I)の活性化合物はまた、例えばウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ロバ、ラクダ、スイギュウ、ウサギ、ニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ及びミツバチのような農生産家畜、例えばイヌ、ネコ、鳥かごのトリ及び水槽の魚のような他のペット、及び例えばハムスター、モルモット、ラット及びマウスのようないわゆる試験動物に感染する節足動物を防除するのにも適する。これらの節足動物を防除することにより、死亡及び生産性低下(肉、乳、羊毛、皮、卵、蜂蜜などに関して)の例が減少するはずであり、それ故本発明による活性化合物の使用によってより経済的で容易な動物飼育が可能になる。
【0253】
本発明による活性化合物は、例えば錠剤、カプセル、頓服水剤、飲薬、顆粒剤、パスタ剤、ボーラス、フィードスループロセス及び坐剤の形態での腸内投与によって、例えば注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内など)、移植のような非経口投与によって、経鼻投与によって、例えば液浸又は薬浴、噴霧、注入及び滴下、洗浄及び粉振りかけの形態での皮膚使用によって、及び首輪、耳標、尾標、肢バンド、端綱、マーキング装置などのような、活性化合物を含有する成形品を用いて、既知の方法で獣医学分野において使用される。
【0254】
ウシ、家禽、ペットなどのために使用するとき、本発明による式(I)の活性化合物は、直接又は100倍から10,000倍に希釈後、本発明による活性化合物を1重量%から80重量%の量で含有する製剤(例えば粉末、乳剤、流動組成物)として使用するか、又は化学浴として使用することができる。
【0255】
さらに、本発明による化合物は、工業材料を破壊する昆虫に対して強力な殺虫作用を有することが認められた。
【0256】
下記の昆虫が、例として及び好ましいものとして、但し限定を伴わずに、挙げられるであろう:
次のようなBeetles(甲虫):
Hylotrupes bajulus、Chlorophorus pilosis,Anobium punctatum、Xestobium rufovillosum、Ptilinus pecticornis、Dendrobium pertinex、Ernobius mollis、Priobium carpini、Lyctus brunneus、Lyctus africanus、Lyctus planicollis、Lyctus linearis、Lyctus pubescens、Trogoxylon aequale、Minthes rugicollis、Xyleborus spec.、Tryptodendron spec.、Apate monachus、Bostrychus capucins、Heterobostrychus brunneus、Sinoxylon spec.及びDinoderus minuts。
【0257】
次のようなHymenopterons(ハチ):
Sirex juvencus、Urocerus gigas、Urocerus gigas taignus及びUrocerus augur。
【0258】
次のようなTermites(シロアリ):
Kalotermes flavicollis、Cryptotermes brevis、Heterotermes indicola、Reticulitermes flavipes、Reticulitermes santonensis、Reticulitermes lucifugus、Mastotermes darwiniensis、Zootermopsis nevadensis及びCoptotermes formosanus。
【0259】
Lepisma saccharinaのような、Bristletails(シミ)。
【0260】
本明細書に関して工業材料とは、好ましくはプラスチック、接着剤、膠水、紙及び厚紙、皮、材木及び木材加工品、及び被覆組成物のような、非生体材料を意味すると理解されるべきである。
【0261】
木材及び木材加工品は、特に好ましくは、昆虫の外寄生(インフェステーション)から保護すべき物質である。
【0262】
本発明による物質又はそれを含有する混合物によって保護することができる木材及び木材加工品は、例えば:
建築用材木、木製梁、鉄道の枕木、橋梁成分、船の桟橋、木製乗物、箱、パレット、コンテナ、電柱、木製羽目板、木製窓枠、合板、経木(chipboard)、家屋建築又は建築建具においてごく一般的に使用される建具類又は木材製品
を意味すると理解されるべきである。
【0263】
本発明による活性化合物は、そのままで、濃縮物の形態で、又は粉末、顆粒、溶液、懸濁液、乳剤又はペースト剤のような一般的な慣用製剤として使用することができる。
【0264】
前述した製剤は、基本的に既知の方法で、例えば本発明による活性化合物を少なくとも1つの溶媒又は希釈剤、乳化剤、分散剤及び/又は結合剤又は固定剤、撥水加工剤、適宜に乾燥剤及び紫外線安定剤、及び適宜に染料及び顔料、及び他の加工補助剤と混合することによって調製できる。
【0265】
木材及び木に由来する材木製品の保存のために使用される殺虫組成物又は濃縮物は、本発明による活性化合物を0.0001重量%から95重量%、特に0.001重量%から60重量%の濃度で含有する。
【0266】
使用する組成物又は濃縮物の量は、昆虫の性質と発生率及び媒質に依存する。使用する至適量は、各々の場合に用途に合わせて一連の試験によって決定することができる。一般には、しかしながら、保存する物質に基づいて、0.0001重量%から20重量%、好ましくは0.001重量%から10重量%の該活性化合物を使用すれば十分である。
【0267】
使用する溶媒及び/又は希釈剤は、有機化学溶媒又は溶媒混合物及び/又は低揮発度の油性又は油状有機化学溶媒又は溶媒混合物及び/又は極性有機化学溶媒又は溶媒混合物及び/又は水、及び適宜に乳化剤及び/又は湿潤剤である。
【0268】
使用する好ましい有機化学溶媒は、35を超える蒸発率及び30℃を超える、好ましくは45℃を超える引火点を有する油性又は油状溶媒である。そのような低揮発度の油性又は油状水不溶性溶媒として使用する物質は、適切な鉱物油又はそれらの芳香族画分、あるいは鉱物油、好ましくはホワイトスピリット、石油及び/又はアルキルベンゼンを含む溶媒混合物である。
【0269】
170℃から220℃の沸点範囲を有する鉱物油、170℃から220℃の沸点範囲を有するホワイトスピリット、250℃から350℃の沸点範囲を有するスピンドル油、160℃から280℃の沸点範囲を有する石油及び芳香族画分、テルペン油などが好都合に使用される。
【0270】
好ましい実施態様では、180℃から210℃の沸点範囲を有する液体芳香族炭化水素又は180℃から220℃の沸点範囲を有する芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素の高沸点混合物及び/又はスピンドル油及び/又はモノクロロナフタレン、好ましくはα−モノクロロナフタレンを使用する。
【0271】
35を超える蒸発率及び30℃を超える、好ましくは45℃を超える引火点を有する有機油性又は油状溶媒は、生じる溶媒混合物が同様に35を超える蒸発率及び30℃を超える、好ましくは45℃を超える引火点を有すること、及び該殺虫剤/殺真菌剤混合物がこの溶媒混合物に可溶であるか又は乳化可能であることを条件として、部分的に高又は中等度の揮発度の有機化学溶媒に置き換えることができる。
【0272】
好ましい実施態様によれば、有機化学溶媒又は溶媒混合物の一部を、脂肪族極性有機化学溶媒又は溶媒混合物に置き換える。好ましくは、例えばグリコールエーテル、エステルなどのようなヒドロキシル及び/又はエステル及び/又はエーテル基を含む脂肪族有機化学溶媒を使用する。
【0273】
本発明に関連して使用する有機化学結合剤は、それ自体が既知であり、水希釈可能及び/又は使用する有機化学溶媒に可溶性又は分散性又は乳化可能である合成樹脂及び/又は結合乾性油であり、特にインデン−クマロン樹脂、シリコーン樹脂、乾性植物油及び/又は乾性油及び/又は天然及び/又は合成樹脂に基づく物理的乾性結合剤のような、アクリ樹脂、ビニル樹脂、例えばポリビニルアセテート、ポリエステル樹脂、重縮合又は重付加樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂又は変性アルキド樹脂、フェノール樹脂、炭化水素樹脂から成る又はそれらを含む結合剤である。
【0274】
結合剤として使用する合成樹脂は、乳剤、分散又は溶液の形態で用いることができる。瀝青又は瀝青物質も、10重量%までの量で結合剤として使用できる。それ自体が既知の染料、顔料、撥水加工剤、臭気矯正剤及び抑制剤、又はさび止め剤などが付加的に使用できる。
【0275】
本発明によれば、該組成物又は濃縮物が、有機化学結合剤として、少なくとも1つのアルキド樹脂又は変性アルキド樹脂及び/又は乾性植物油を含むことが好ましい。45重量%以上、好ましくは50重量%から68重量%の油分含量を有するアルキド樹脂が本発明によって好ましく使用される。
【0276】
前述した結合剤の全部又は一部を、固定剤(混合物)又は可塑剤で置き換えることができる。これらの添加物は、活性化合物の蒸発及び結晶化又は沈殿を防ぐことを意図する。それらは好ましくは結合剤の0.01%から30%(使用する結合剤を100%として)を置換する。
【0277】
フタル酸ジブチル、ジオクチル又はベンジルブチルのようなフタル酸エステル、リン酸トリブチルのようなリン酸エステル、アジピン酸ジ−(2−エチルヘキシル)のようなアジピン酸エステル、ステアリン酸ブチル又はステアリン酸アミルのようなステアリン酸塩、オレイン酸ブチルのようなオレイン酸塩、グリセロールエーテル又は高分子量グリコールエーテル、グリセロールエステル及びp−トルエンスルホン酸エステルの化学物質クラスから生じる。
【0278】
固定剤は、化学的に、例えばポリビニルメチルエーテルのようなポリビニルアルキルエーテル、あるいはベンゾフェノン又はエチレンベンゾフェノンのようなケトンに基づく。
【0279】
可能な溶媒又は希釈剤は、特にまた、適宜に1又はそれ以上の上述した有機化学溶媒又は希釈剤、乳化剤及び分散剤との混合物としての、水である。
【0280】
木材の特に有効な保存は、大きな工業規模での含浸工程、例えば真空、二重真空又は加圧工程によって実現される。
【0281】
即時使用組成物はまた、適宜に他の殺虫剤、及び適宜に1又はそれ以上の殺真菌剤を含みうる。
【0282】
可能な付加混合パートナーは、好ましくはWO94/29268号に記載されている殺虫剤及び殺真菌剤である。この書類の中で言及する化合物は本出願の明白な構成要素である。
【0283】
挙げられる特に好ましい混合パートナーは、クロルピリホス、ホキシム、シラフルオフィン、アルファメトリン、シフルトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、イミダクロプリド、NI−25、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、トランスフルトリン、チアクロプリド、メトキシフェノジド及びトリフルムロンのような殺虫剤、及びまた、エポキシコナゾール、ヘキサコナゾール、アザコナゾール、プロピコナゾール、テブコナゾール、シプロコナゾール、メトコナゾール、イマザリル、ジクロルフルアニド、トリフルアニド、3−ヨード−2−プロピニル−ブチル、カルバメート、N−オクチル−イソチアゾリン−3−オン及び4,5−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリン−3−オンのような殺真菌剤である。
【0284】
本発明による化合物は、同時に、船体、スクリーン、網、建造物、係留設備及び信号システムのような、塩水又は汽水に接触する対象物を汚損から保護するために使用することができる。
【0285】
Serpulidaeのような付着性Oligochaeta(貧毛類)、ならびに貝及び様々なLepas及びScalpellum種のようなLedamorpha(エボシガイ下目)群(goose barnacles)からの種、Balanus又はPollicipes種のようなBalanomorpha(フジツボ下目)群(acorn barnacles)からの種による汚損は、船の摩擦抵抗を高め、結果として、より高いエネルギー消費による操作コストの著しい上昇、及びそれに加えて頻繁な乾ドック入りを導く。
【0286】
藻類、例えばEctocarpus種及びCeramium種による汚損を別にして、属名Cirripedia(フジツボ)(cirriped crustaceans)に属する付着性Entomostraka群による汚損は特に重要である。
【0287】
意外にも、本発明による化合物は、単独で又は他の活性化合物との組合せで、顕著な汚損防止作用を持つことが認められた。
【0288】
本発明による化合物を単独で又は他の活性化合物と組み合わせて使用することは、例えば硫化ビス(トリアルキルチン)、ラウリン酸トリ−n−ブチルチン、塩化トリ−n−ブチルチン、酸化銅(I)、塩化トリエチルチン、トリ−n−ブチル(2−フェニル−4−クロロフェノキシ)チン、酸化トリブチルチン、二硫化モリブデン、酸化アンチモン、高分子チタン酸ブチル、塩化フェニル−(ビスピリジン)−ビスマス、フッ化トリ−n−ブチルチン、エチレンビスチオカルバメート、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスチオカルバミン酸亜鉛、2−ピリジンチオール1−オキシドの亜鉛塩及び銅塩、ビスジメチルジチオカルバモイル亜鉛エチレン−ビスチオカルバメート、銅(I)エチレン−ビスジチオカルバメート、チオシアン酸銅、ナフテン酸銅及びハロゲン化トリブチルチンのような重金属を配合使用すること、又はこれらの化合物の濃度を実質的に低下させることを可能にする。
【0289】
適宜に、前記の即時使用防汚塗料は、付加的に他の活性化合物、好ましくは殺藻剤、殺真菌剤、除草剤、殺軟体動物剤、又は他の汚損防止活性化合物を含有しうる。
【0290】
本発明による汚損防止組成物と組み合わせる好ましい適切な成分は:
2−tert−ブチルアミノ−4−シクロプロピルアミノ−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン、ジクロロフェン、ジウロン、エンドタール、酢酸フェンチン、イソプロツロン、メタベンズチアズロン、オキシフルオルフェン、キノクラミン及びテルブトリンのような殺藻剤、
ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸シクロヘキシルアミドS,S−ジオキシド、ジクロフルアニド、フルオルフォルペット、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート、トリルフルアニド、及びアザコナゾール、シプロコナゾール、エポキシコナゾール、ヘキサコナゾール、メトコナゾール、プロピコナゾール及びテブコナゾールなどのアゾールのような殺真菌剤、
酢酸フェンチン、メタアルデヒド、メチオカーブ、ニクロサミド、チオジカーブ、トリメタカーブのような殺軟体動物剤、又は
4,5−ジクロロ−2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、ジヨードメチルパラトリルスルホン、2−(N,N−ジメチルチオカルバモイルチオ)−5−ニトロチアジル、2−ピリジンチオール1−オキシドのカリウム、銅、ナトリウム及び亜鉛塩、ピリジン−トリフェニルボラン、テトラブチルジスタノキサン、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)−ピリジン、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、テトラメチルチウラムジスルフィド及び2,4,6−トリクロロフェニルマレイミドのような従来の汚損防止活性化合物である。
【0291】
使用する汚損防止組成物は、本発明による活性化合物を0.001重量%から50重量%、特に0.01重量%から20重量%の濃度で含有する。
【0292】
さらに、本発明による汚損防止組成物は、例えばUngerer,Chem.Ind.1985,37,730−732及びWilliams,Antifouling Marine Coatings、Noyes,Park Ridge,1973に記述されているような慣例的な成分を含有する。
【0293】
本発明による殺藻、殺真菌、殺軟体動物活性化合物及び殺虫活性化合物に加えて、防汚塗料は、特に、結合剤を含有する。
【0294】
広く認められている結合剤の例は、溶媒系中のポリ塩化ビニル、溶媒系中の塩素化ゴム、溶媒系、特に水性系中のアクリル樹脂、水分散の形態又は有機溶媒系の形態の塩化ビニル/酢酸ビニルコポリマー系、ブタジエン/スチレン/アクリロニトリルゴム、亜麻仁油のような乾性油、タール又は瀝青と組み合わせた樹脂エステル又は変性硬化樹脂、アスファルト及びエポキシ樹脂、少量の塩素ゴム、塩素化ポリプロピレン及びビニル樹脂である。
【0295】
適宜に、塗料はまた、好ましくは塩水に不溶性の無機顔料、有機顔料又は着色剤を含有する。塗料はさらに、活性化合物の制御放出を可能にする、松ヤニのような物質を含みうる。さらに、前記塗料は、レオロジー特性に影響を及ぼす可塑剤、変性剤、及び他の従来の成分を含みうる。本発明による化合物又は上述した混合物はまた、自然研磨(self−polishing)防汚系に組み込むこともできる。
【0296】
本発明による活性化合物はまた、例えば住居、工場通路、事務所、乗物の客室・乗務員室などのような閉鎖された空間に存在する動物有害生物、特に昆虫、クモ類及びダニを防除するのにも適する。それらは単独で、又は他の活性化合物及びこれらの有害生物を防除するための化合物国内殺虫剤製品の補助剤と組み合わせて、使用することができる。本発明による活性化合物は、感受性及び耐性種に対して及びすべての発育段階に対して活性である。これらの有害生物は次のものを含む:
Scorpionidea目より、例えばButhus occitanus。
【0297】
Acarina目より、例えばArgas persicus、Argas reflexus、Bryobia spp.、Dermanyssus gallinae、Glyciphagus domesticus、Ornithodorus moubat、Rhipicephalus sanguineus、Trombicula alfreddugesi、Neutrombicula autumnalis、Dermatophagoides pteronissimus、Dermatophagoides forinae。
【0298】
Araneae目より、例えばAviculariidae、Araneidae。
【0299】
Opiliones目より、例えばPseudoscorpiones chelifer、Pseudoscorpiones cheiridium、Opiliones phalangium。
【0300】
Isopoda目より、例えばOniscus asellus、Porcellio scaber。
【0301】
Diplopoda目より、例えばBlaniulus guttulatus、Polydesumus spp.。
【0302】
Chiopoda目より、例えばGeophilus spp.。
【0303】
Zygentoma目より、例えばCtenolepisma spp.、Lepisma saccharina、Lepismodes inquilinus。
【0304】
Blattaria目より、例えばBlatta orientalies、Blattella germanica、Blattella asahinai、Leucophaea maderae、Panchlora spp.、Parcoblatta spp.、Periplaneta australasiae、Periplaneta americana、Periplaneta brunnea、Periplaneta fuliginosa、Supella longipalpa。
【0305】
Saltatoria目より、例えばAcheta domesticus。
【0306】
Dermaptera目より、例えばForficula auricularia。
【0307】
Isoptera目より、例えばKalotermes spp.、Reticulitermes spp.。
【0308】
Psocoptera目より、例えばLepinatus spp.、Liposcelis spp.。
【0309】
Coleptera目より、例えばAnthrenus spp.、Attagenus spp.、Dermestes spp.、Latheticus oryzae、Necrobia spp.、Ptinus spp.、Rhizopertha dominica、Sitophilus granarius、Sitophilus oryzae、Sitophilus zeamais、Stegobium paniceum。
【0310】
Diptera目より、例えばAedes aegypti、Aedes albopictus、Aedes taeniorhynchus、Anopheles spp.、Calliphora erythrocephala、Chrysozona pluvialis、Culex quinquefasciatus、Culex pipiens、Culex tarsalis、Drosophila spp.、Fannia canicularis、Musca domestica、Phlebotomus spp.、Sarcophaga carnaria、Simulium spp.、Stomoxys calcitrans、Tipula paludosa。
【0311】
Lepidoptera目より、例えばAchroia grisella、Galleria mellonella、Plodia interpunctella、Tinea cloacella、Tinea pellionella、Tineola bisseliella。
【0312】
Siphonaptera目より、例えばCtenocephalides canis、Ctenocephalides felis、Pulex irritans、Tunga penetrans、Xenopsylla cheopis。
【0313】
Hymenoptera目より、例えばCamponotus herculeanus、Lasius fuliginosus、Lasius niger、Lasius umbratus、Monomorium pharaonis、Paravespula spp.、Tetramorium caespitum。
【0314】
Anoplura目より、例えばPediculus humanus capitis、Pediculus humanus corporis、Phthirus pubis。
【0315】
Heteroptera目より、例えばCimex hemipterus、Cimex lectularius、Rhodinus prolixus、Triatoma infestans。
【0316】
家庭用殺虫剤の分野では、本発明による活性化合物は、単独で、又はリン酸エステル、カルバメート、ピレスロイド、成長調節剤のような他の適切な活性化合物又は他の既知のクラスの殺虫剤からの活性化合物と組み合わせて使用される。
【0317】
それらは、エーロゾル、非加圧噴霧製品、例えばポンプ及びアトマイザースプレー、自動煙霧システム、煙霧機、泡、ゲル、セルロース又はポリマーでできた蒸発器用錠剤による蒸発器製品、液体蒸発器、ゲル及び膜蒸発器、プロペラ駆動式蒸発器、エネルギー不要又は受動蒸発システム、防虫紙、防虫バッグ及び防虫ゲルとして、粒剤又は粉剤として、散布用の餌中で又は餌場において使用される。
【実施例】
【0318】
本発明による物質の製造及び使用を下記の実施例の中で示す。
【0319】
製造実施例
実施例1
【0320】
【化65】
【0321】
キシレン100ml中のエチル[(4−ブロモ−2−ピリミジニル)チオ]アセテート2.0g(7.2mmol)、Pd(OAc) 66mg(1mol%)、P(t−Bu) 44mg(3mol%)、炭酸カリウム(粉砕)3.0g(21.6mmol、3当量)及び4−メチル−1H−ピラゾール0.54g(6.56mmol)を120℃で18時間加熱する。この混合物を水で2回洗い、水相をトルエンで1回抽出し、有機相を併合して、飽和NaCl溶液で洗い、乾燥して、溶媒を蒸留除去する。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル 4:1)によって精製する。
【0322】
これにより、{[4−(4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセテート0.58g(理論値の29%)を得る。
【0323】
HPLC:Logp(pH2.3)=2.28
融点:72℃
実施例2
【0324】
【化66】
【0325】
エチル[(4−クロロ−2−ピリミジニル)チオ]アセテート1.0g(4.3mmol)、5−ニトロ−1H−ピラゾール0.53g(4.7mmol)及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)0.65g(4.3mmol)をDMF10mlに溶解し、3分間かけて、マイクロ波装置内で140℃に加熱する。20分後、この混合物を約70℃に冷却し、その後再び140℃で20分間加熱する。この混合物を冷却し、濃縮して、分取HPLCによって精製する。
【0326】
これにより、エチル{[4−(5−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセテート0.61g(理論値の46%)を得る。
HPLC:Logp(pH2.3)=2.55。
【0327】
実施例3
【0328】
【化67】
【0329】
エチルN−(4−クロロ−2−ピリミジニル)−N−メチルグリシネート0.5g(2.18mmol)及び炭酸セシウム1.78g(3.27mmol)を最初にN−メチルピロリドン30ml中に加え、ピラゾール0.16g(2.35mmol)を一度に少しずつ加える。この混合物を120℃で3時間加熱し、次に水25mlと混合して、酢酸エチルで2回抽出する。併合有機相を乾燥し、濃縮して、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル3:1から1:3までの勾配)によって精製する。
【0330】
これにより、N−メチル−N−[4−(1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]グリシネート0.23g(理論値の40%)を得る。
【0331】
HPLC:Logp(pH2.3)=2.10。
【0332】
出発物質の調製:
エチルN−(4−クロロ−2−ピリミジニル)−N−メチルグリシネート
【0333】
【化68】
【0334】
ジオキサン200ml中の2,4−ジクロロピリミジン30.0g(0.20mol)、エチルN−メチルグリシネート30.9g(0.20mol)及びトリエチルアミン61.0g(0.60mol)を50℃で10分間攪拌する。この混合物を吸引ろ過して除去し、母液を元の容量の半分に濃縮する。固体を結晶化させ、それを吸引ろ過して除去する。母液を濃縮し、残留物を石油エーテルと攪拌して、生成物をろ取する。
【0335】
収量:11.1g(理論値の24%)
融点:48℃
エチル[(4−ブロモ−2−ピリミジニル)チオ]アセテート
【0336】
【化69】
【0337】
アルゴン下に、トリフェニルホスフィン52.5g(0.20mol)を最初にジオキサン600mlに加え、冷却しながらN−ブロモスクシニミド35.6g(0.20mol)を一度に少しずつ加える。この混合物を室温で30分間攪拌する。次にエチル[(4−ヒドロキシ−2−ピリミジニル)チオ]アセテート8.6g(0.04mol)を加え、前記混合物を還流で45分間加熱する。合計2lの水を前記混合物に加えて、その後各々の場合にメチルtert−ブチルケトン300mlで3回抽出する。有機相を水で2回、濃NaCl溶液で1回洗い、硫酸マグネシウムで乾燥して、濃縮する。残留物をメチルtert−ブチルケトン60ml中で攪拌し、ろ取する。母液を濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン)によって精製する。
【0338】
収量:油として7.9g(理論値の70%)
HPLC:Logp(pH2.3)=2.27
下記の表に列挙する化合物は、本発明によって上述した工程の1つによって製造することができる。
【0339】
【表1】
【0340】
記載したlogp値は、EEC Directive 79/831 Annex V.A8によって、逆相カラム(C18)を使用するHPLC(高速液体クロマトグラフィー)によって測定した。温度:43℃。
【0341】
酸性範囲内での測定のための移動相:0.1%リン酸水溶液、アセトニトリル;10%アセトニトリルから90%アセトニトリルまでの直線勾配。
【0342】
検定は、既知のlogp値を有する非分枝アルカン−2−オン(3個から16個の炭素原子を持つ)を使用して実施した(2つの連続するアルカノン間での直線補間法を用いた保持時間によるlogp値の測定)。
【0343】
λ最大値は、200nmから400nmの紫外線スペクトルを使用してクロマトグラフィーシグナルの最大量で決定した。
【0344】
HPLC−MS分析は下記の条件下で実施する:
方法:UV/DAD検出器及びAPIインターフェースを備えた質量感受性検出器(API=大気圧イオン化)。
【0345】
カラム:Kromasil RP 18、3.5μm、長さ23mm、内径3.1mm。
【0346】
温度:40℃
移動相:A:0.08%ギ酸と水
B:0.1%ギ酸と水
流速:2ml/分;
0.2ml/分への質量分析カラム後分割について
勾配:0分から2.8分:10%Bから95%Bまで
2.8分から4.0分:95%B
4.0分から4.1分:10%Bまで
4.1分から5.5分:再平衡化
注入量:3μl
検出:UV/DAD:210nmから270nm
MS:100Daから1000Da
使用実施例
実施例A
Meloidogyne(キタネコブセンチュウ)試験
活性化合物の適切な製剤を製造するために、1重量割合の活性化合物を記載量の溶媒及び乳化剤と混合し、この濃縮物を水で所望濃度に希釈する。
【0347】
容器を砂、活性化合物の溶液、Meloidogyne incognitaの卵/幼虫懸濁液及びレタス種子で満たす。このレタス種子が発芽し、植物が生育する。根では、虫こぶ(gall)が形成される。
【0348】
所望期間後、虫こぶ形成によって殺線虫作用を%で測定する。100%は、虫こぶが認められなかったことを意味する;0%は、処理した植物の虫こぶ数が未処理対照の虫こぶ数と一致することを意味する。
【0349】
溶媒の量、乳化剤の量、活性化合物、活性化合物濃度及び試験結果を下記の表に示す。
【0350】
【表2】
【0351】
【表3】
【0352】
実施例B
Myzus試験/キャベツ
活性化合物の適切な製剤を製造するために、1重量割合の活性化合物を記載量の溶媒及び乳化剤と混合し、この濃縮物を乳化剤含有水で所望濃度に希釈する。
【0353】
モモアブラムシ(peach aphids)(Myzus persicae)が重度発生しているキャベツの葉(Brassica oleracea)を所望濃度の活性化合物製剤に浸漬して処理する。
【0354】
所望期間後、死滅の%を判定する。100%は、すべてのアブラムシが死滅したことを意味する;0%は、アブラムシが全く死滅しなかったことを意味する。
【0355】
溶媒の量、乳化剤の量、活性化合物、活性化合物濃度及び試験結果を下記の表に示す。
【0356】
【表4】
【0357】
【表5】
【0358】
実施例C
Myzus試験/ソラマメ
溶媒:31重量割合のアセトン
乳化剤:1重量割合のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な製剤を製造するために、1重量割合の活性化合物を記載量の溶媒及び記載量の乳化剤と混合し、この濃縮物を乳化剤含有水で所望濃度に希釈する。
【0359】
ミドリモモアブラムシ(green peach aphids)(Myzus persicae)が発生しているソラマメ(Vicia faba minor)実生を所望濃度の活性化合物製剤に浸漬して、プラスチックの箱に入れる。
【0360】
所望期間後、死滅の%を判定する。100%は、すべての動物が死滅したことを意味する;0%は、動物が全く死滅しなかったことを意味する。
【0361】
活性化合物、活性化合物濃度及び試験結果を下記の表に示す。
【0362】
【表6】
【0363】
実施例D
臨界濃度/根−全身作用
試験昆虫:Aphis gossypii
溶媒:4重量割合のアセトン
乳化剤:1重量割合のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な製剤を製造するために、1重量割合の活性化合物を記載量の溶媒及び乳化剤と混合し、この濃縮物を水で所望濃度に希釈する。
【0364】
活性化合物の製剤を土壌と十分に混合する。製剤中の活性化合物の濃度はここでは実際上重要ではなく、ppm(=mg/l)で表わす、土壌の単位容積当りの活性化合物の重量だけが決定的に重要である。処理した土壌を鉢に移し、これらに子葉期のキュウリ植物を植え付ける。このようにして、活性化合物は植物から吸収され、葉に移行することができる。
【0365】
根−全身作用を明らかにするため、7日後に上記の試験動物を葉に住まわせる。さらに7日後、死滅した動物を計数する又は概算することによって評価を行う。活性化合物の根−全身作用を死亡率から演繹する。すべての試験動物が死滅すれば100%であり、未処理対照の場合と同じように多くの試験昆虫がまだ生存していれば0%である。
【0366】
活性化合物、活性化合物濃度及び試験結果を下記の表に示す。
【0367】
【表7】
【0368】
実施例E
Aphis gossypii試験
溶媒:7重量割合のジメチルホルムアミド
乳化剤:2重量割合のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な製剤を製造するために、1重量割合の活性化合物を記載量の溶媒及び乳化剤と混合し、この濃縮物を乳化剤含有水で所望濃度に希釈する。
【0369】
ワタアブラムシ(Cotton aphid)(Aphis gossypii)が重度発生している綿の葉(Gossypium hirsutum)を所望濃度の活性化合物製剤に浸漬して処理する。
【0370】
所望期間後、死滅の%を判定する。100%は、すべてのアブラムシが死滅したことを意味する;0%は、アブラムシが全く死滅しなかったことを意味する。
【0371】
活性化合物、活性化合物濃度及び試験結果を下記の表に示す。
【0372】
【表8】
【0373】
実施例F
Phaedon幼虫試験
溶媒:7重量割合のジメチルホルムアミド
乳化剤:2重量割合のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な製剤を製造するために、1重量割合の活性化合物を記載量の溶媒及び乳化剤と混合し、この濃縮物を乳化剤含有水で所望濃度に希釈する。
【0374】
キャベツの葉(Brassica oleracea)を所望濃度の活性化合物製剤に浸漬して処理し、葉がまだ濡れている間にカラシカブトムシ(mustard beetle)(Phaedon cochleariae)の幼虫を住まわせる。
【0375】
所望期間後、死滅の%を判定する。100%は、すべてのカブトムシ幼虫が死滅したことを意味する;0%は、カブトムシ幼虫が全く死滅しなかったことを意味する。
【0376】
活性化合物、活性化合物濃度及び試験結果を下記の表に示す。
【0377】
【表9】
【0378】
実施例G
Diabrotica balteata試験(土壌中の幼虫)
臨界濃度試験/土壌昆虫−トランスジェニック植物の処理
溶媒:7重量割合のジメチルホルムアミド
乳化剤:1重量割合のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な製剤を製造するために、1重量割合の活性化合物を記載量の溶媒と混合し、記載量の乳化剤を加えて、この濃縮物を水で所望濃度に希釈する。
【0379】
活性化合物製剤を土壌に注ぐ。ここでは、製剤中の活性化合物の濃度は事実上無関係であり、ppm(=mg/l)で表わす、土壌の単位容積当りの活性化合物の重量だけが決定的に重要である。土壌を0.25lの鉢に満たし、これらを20℃で放置する。
【0380】
準備が整った後直ちに、栽培品種YIELD GUARD(Monsanto Comp.,米国の商標)の5個のあらかじめ発芽したトウモロコシ粒を各々の鉢に入れる。2日後、対象とする試験昆虫を処理した土壌に入れる。さらに7日後、出芽したトウモロコシ植物を計数して活性化合物の効果を判定する(1植物=20%効果)。
【0381】
実施例H
Heliothis virescens試験(トランスジェニック植物の処理)
溶媒:7重量割合のジメチルホルムアミド
乳化剤:1重量割合のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な製剤を製造するために、1重量割合の活性化合物を記載量の溶媒及び記載量の乳化剤と混合し、この濃縮物を水で所望濃度に希釈する。
【0382】
栽培品種Roundup Ready(Monsanto Comp.,米国の商標)のダイズ徒長枝(Glycine max)を所望濃度の活性化合物製剤に浸漬して処理し、葉がまだ濡れている間にタバコ芽蠕虫(tobacco bud worm)、Heliothis virescensを住まわせる。
【0383】
所望期間後、死滅の%を判定する。100%は、すべての毛虫が死滅したことを意味する;0%は、毛虫が全く死滅しなかったことを意味する。

Claims (22)

  1. 式(I):
    [式中、
    及びRは、互いに独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、アルキニルオキシ、ハロゲノアルキニルオキシ、−S(O)、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、シクロアルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ及びハロゲノアルコキシより成る群からの置換基で置換されている、アリール、アリールアルキル、又は窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリルを表わし、
    とRはさらに、一緒になってアルキレン又はアルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、窒素及び酸素より成る群からの1個から3個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、またその部分に関してこのように形成される環は場合によってはハロゲン又はアルキルによって置換されていてもよく、
    Xは、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、ハロゲノアルケニルオキシ、アルキニルオキシ、ハロゲノアルキニルオキシ、−S(O)、−SONR、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、シクロアルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ及びハロゲノアルコキシより成る群からの置換基で置換された、アリール、アリールアルキル、又は窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリルを表わすか、
    又は、nが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になってアルキレン又はアルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、窒素及び酸素より成る群からの1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、
    nは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
    Yは、直接結合、酸素、−S(O)−又は−NR−を表わし、
    pは、0、1又は2を表わし、
    Zは、−(CH−、−(CH−(CHR10)−(CH−、−(CH−C(O)−(CH−、−(CH−O−(CH−、−(CH−S(O)−(CH−、−(CH−N(R11)−(CH−又は−(CH−C(R12)=C(R13)−(CH−を表わし、
    rは、1、2、3、4、5又は6を表わし、
    t及びwは、互いに独立して、0、1、2、3又は4を表わし、
    Rは、次の基:
    を表わすか、又は、特に:
    より成る群からのカルボン酸バイオイソステア(酸ミミック)を表わし、
    Aは、酸素、硫黄又はNR15を表わし、
    Eは、−OR16、−SR16、−OM、−SM又は−NR1718を表わし、
    Mは、アルキル、アリール及びアリールアルキルより成る群からの同じか又は異なる基によって場合によってはモノからテトラ置換されているアンモニウムを表わすか、又はアルカリ金属イオンを表わすか、
    Mはさらに、アルカリ土類金属イオンを表わし、但しこの場合、各々の場合に化合物の2個の分子がそのようなイオンを有する塩を形成し、
    は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表わすか、又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ及びハロゲノアルキルチオより成る群からの置換基で置換されている、アリール、アリールアルキル、窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルを表わし、
    は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル又はアルキルカルボニルを表わし、
    は、水素、アミノ、ホルミル、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、オキサモイルを表わし、
    とRはさらに、一緒になってアルキリデンを表わすか、又は場合によってはハロゲン、ニトロ、アルキル、ハロゲノアルキルで置換されたベンジリデンを表わし、
    とRはさらに、それらが結合している窒素原子と共に、場合によってはさらなる窒素、酸素又は硫黄原子を含んでいてもよく、また場合によってはアルキルで置換されていてもよい、飽和又は不飽和へテロ環を形成し、
    は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル又はアリールアルキルを表わし、
    は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール又はアリールアルキルを表わし、
    は、アルキル又はハロゲノアルキルを表わし、
    は、水素、アルキル、ハロゲノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表わすか、又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ及びハロゲノアルキルチオより成る群からの置換基で置換されている、アリール、アリールアルキル、又は窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルを表わし、
    10は、ハロゲン、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキルを表わすか、
    又はそれらの部分に関して、アリール部分においてハロゲン又はアルキルで置換されていてもよいアリール又はアリールアルキルを表わし、
    11は、水素又はアルキルを表わし、
    12及びR13は、互いに独立して、水素、ヒドロキシル、アルキル又はアルコキシを表わし、
    14は、水素、アルキル又はハロゲノアルキルを表わし、
    15は、水素、アルキル、アルコキシ、シアノ又はジアルキルアミノを表わし、
    16は、水素を表わすか、又は−NRを表わすか、又は各々の基が場合によってはハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキルチオ、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、オキシアルキレンオキシ、アリールオキシ、ハロゲノアリールオキシ、−CONR、−NR、−ONR及び置換された−C(R14)=N−OR14より成る群からの置換基で置換されている、アルキル、アルケニル、アルキニルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキルチオ、アルコキシカルボニル及びアルキルカルボニルオキシより成る群からの置換基で置換されている、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有する飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリルアルキルを表わし、
    17は、水素又はアルキルを表わし、
    18は、水素、ヒドロキシル、アミノ、−SO、アルキル、アルケニルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキルチオ及びオキシアルキレンオキシより成る群からの置換基で置換されている、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、窒素、酸素及び硫黄より成る群からの1個から4個のヘテロ原子を有するヘテロアリール又はヘテロアリールアルキルを表わし、
    17とR18はさらに、それらが結合している窒素原子と共に、窒素、酸素又は硫黄より成る群からの1又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、また場合によってはアルキルで置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わす。]
    の、化合物2−{[4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトアミドを除く、ピラゾリルピリミジン。
  2. 及びRは、互いに独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、C〜C−アルケニルオキシ、C〜C−ハロゲノアルケニルオキシ、C〜C−アルキニルオキシ、C〜C−ハロゲノアルキニルオキシ、−S(O)、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、C〜C−シクロアルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ及びC〜C−ハロゲノアルコキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から4個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わし、
    とRはさらに、一緒になってC〜C−アルキレン又はC〜C−アルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、0個から2個の窒素原子及び/又は0又は1個の酸素原子でありうる1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、またその部分に関してこのように形成される環は、場合によってはハロゲン及びC〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されていてもよく、
    Xは、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、C〜C−アルケニルオキシ、C〜C−ハロゲノアルケニルオキシ、C〜C−アルキニルオキシ、C〜C−ハロゲノアルキニルオキシ、−S(O)、−SONR、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、C〜C−シクロアルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ及びC〜C−ハロゲノアルコキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から4個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わすか、
    又は、nが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になってC〜C−アルキレン又はC〜C−アルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、0個から2個の窒素原子及び/又は0又は1個の酸素原子でありうる、1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、
    nは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
    Yは、直接結合、酸素、−S(O)−又は−NR−を表わし、
    pは、0、1又は2を表わし、
    Zは、−(CH−、−(CH−(CHR10)−(CH−、−(CH−C(O)−(CH−、−(CH−O−(CH−、−(CH−S(O)−(CH−、−(CH−N(R11)−(CH−又は−(CH−C(R12)=C(R13)−(CH−を表わし、
    rは、1、2、3、4、5又は6を表わし、
    t及びwは、互いに独立して、0、1、2、3又は4を表わし、
    Rは、次の基:
    を表わすか、又は、特に:
    より成る群からのカルボン酸バイオイソステア(酸ミミック)を表わし、
    Aは、酸素、硫黄又はNR15を表わし、
    Eは、−OR16、−SR16、−OM、−SM又は−NR1718を表わし、
    Mは、C〜C−アルキル、アリール及びアリール−C〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基によって場合によってはモノからテトラ置換されているアンモニウムを表わすか、又はリチウムカチオン(Li)、ナトリウムカチオン(Na)又はカリウムカチオン(K)を表わすか、
    Mはさらに、マグネシウムカチオン(Mg2+)又はカルシウムカチオン(Ca2+)を表わし、但しこの場合、各々の場合に化合物の2個の分子がそのようなイオンを有する塩を形成し、
    は、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ及びC〜C−ハロゲノアルキルチオより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から4個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
    は、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルキルカルボニルを表わし、
    は、水素、アミノ、ホルミル、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、オキサモイルを表わし、
    とRはさらに、一緒になってC〜C−アルキリデンを表わすか、又は場合によってはハロゲン、ニトロ、C〜C−アルキル及びC〜C−ハロゲノアルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されたベンジリデンを表わし、
    とRはさらに、それらが結合している窒素原子と共に、場合によってはさらなる窒素、酸素又は硫黄原子を含んでいてもよく、また場合によっては同じか又は異なるC〜C−アルキルでモノ又はポリ置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わし、
    は、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
    は、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、アリール又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
    は、C〜C−アルキル又はC〜C−ハロゲノアルキルを表わし、
    は、水素、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ及びC〜C−ハロゲノアルキルチオより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から4個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
    10は、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
    又はそれらの部分に関して、アリール部分においてハロゲン及びC〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基で置換されていてもよい、アリール又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
    11は、水素又はC〜C−アルキルを表わし、
    12及びR13は、互いに独立して、水素、ヒドロキシル、C〜C−アルキル又はC〜C−アルコキシを表わし、
    14は、水素、C〜C−アルキル又はC〜C−ハロゲノアルキルを表わし、
    15は、水素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ又はジ(C〜C−アルキル)アミノを表わし、
    16は、水素を表わすか、又は−NRを表わすか、又は各々の基が場合によってはアミノ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロゲノアルキルチオ、C〜C−アルコキシカルボニル、C〜C−アルケニルオキシカルボニル、C〜C−アルキルカルボニルオキシ、オキシ(C〜C−アルキレン)オキシ、アリールオキシ、ハロゲノアリールオキシ、−CONR、−NR、−ONR及び−C(R14)=N−OR14より成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、C〜C16−アルキル、C〜C10−アルケニル、C〜C−アルキニルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロゲノアルキルチオ、C〜C−アルコキシカルボニル及びC〜C−アルキルカルボニルオキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はポリ置換されている、アリール、アリール−C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から4個のヘテロ原子を有する4員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
    17は、水素又はC〜C−アルキルを表わし、
    18は、水素、ヒドロキシル、アミノ、−SO、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはハロゲン、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、C〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、C〜C−ハロゲノアルキルチオ及びオキシ(C〜C−アルキレン)オキシより成る群からの同じか又は異なる基でモノ又はポリ置換されている、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、アリール、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から4個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から4個のヘテロ原子を有するへテロアリール又はヘテロアリール−C〜C−アルキルを表わし、
    17とR18はさらに、それらが結合している窒素原子と共に、0個から2個の窒素原子、0又は1個の酸素原子及び/又は0又は1個の硫黄原子でありうる、1又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、また場合によっては同じか又は異なるC〜C−アルキルでモノ又はポリ置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わす、請求項1に記載の式(I)の、化合物2−{[4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトアミドを除く、ピラゾリルピリミジン。
  3. 及びRは、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、−S(O)、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、C〜C−シクロアルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ及び1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わし、
    とRはさらに、一緒になってC〜C−アルキレン又はC〜C−アルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、0個から2個の窒素原子及び/又は0又は1個の酸素原子でありうる1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、またその部分に関してこのように形成される環は、場合によってはフッ素、塩素、臭素及びC〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基によってモノからテトラ置換されていてもよく、
    Xは、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、−S(O)、−SONR、−NR、−COR、−CO、−CSR、−CONR、−NHCO、C〜C−シクロアルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ及び1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わすか、
    又は、nが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になってC〜C−アルキレン又はC〜C−アルケニレンを表わし、この場合炭素鎖は、0個から2個の窒素原子及び/又は0又は1個の酸素原子でありうる、1又は2個のヘテロ原子によって中断されていてもよく、
    Xはさらに、ヨウ素を表わし、
    nは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
    Yは、直接結合、酸素、−S(O)−又は−NR−を表わし、
    pは、0、1又は2を表わし、
    Zは、−(CH−、−(CH−(CHR10)−(CH−、−(CH−C(O)−(CH−、−(CH−O−(CH−、−(CH−S(O)−(CH−、−(CH−N(R11)−(CH−又は−(CH−C(R12)=C(R13)−(CH−を表わし、
    rは、1、2、3又は4を表わし、
    t及びwは、互いに独立して、0、1、2、3又は4を表わし、
    Rは、次の基:
    を表わすか、又は、特に:
    より成る群からのカルボン酸バイオイソステア(酸ミミック)を表わし、
    Aは、酸素又は硫黄を表わし、
    Eは、−OR16、−SR16、−OM、−SM又は−NR1718を表わし、
    Mは、C〜C−アルキル、フェニル、ベンジル及びフェニルエチルより成る群からの同じか又は異なる置換基によって場合によってはモノからテトラ置換されているアンモニウムを表わすか、又はナトリウムカチオン(Na)又はカリウムカチオン(K)を表わし、
    Mはさらに、マグネシウムカチオン(Mg2+)又はカルシウムカチオン(Ca2+)を表わし、但しこの場合、各々の場合に化合物の2個の分子がそのようなイオンを有する塩を形成し、
    は、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ及び1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオより成る群からの同じか又は異なる基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、1個から3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリルを表わし、
    は、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルキルカルボニルを表わし、
    は、水素、アミノ、ホルミル、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、オキサモイルを表わし、
    とRはさらに、一緒になってC〜C−アルキリデンを表わすか、又は場合によってはフッ素、塩素、臭素、ニトロ、C〜C−アルキル及び1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されたベンジリデンを表わし、
    とRはさらに、それらが結合している窒素原子と共に、場合によってはさらなる窒素、酸素又は硫黄原子を含んでいてもよく、また場合によっては同じか又は異なるC〜C−アルキルでモノからテトラ置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わし、
    は、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
    は、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、アリール(特にフェニル)又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
    は、C〜C−アルキル又は1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルを表わし、
    は、水素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
    10は、フッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、C〜C−アルキルカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキルを表わすか、
    又はそれらの部分に関して、アリール部分においてフッ素、塩素、臭素及びC〜C−アルキルより成る群からの同じか又は異なる置換基で置換されていてもよい、アリール(特にフェニル)又はアリール−C〜C−アルキルを表わし、
    11は、水素又はC〜C−アルキルを表わし、
    12及びR13は、互いに独立して、水素、ヒドロキシル、C〜C−アルキル又はC〜C−アルコキシを表わし、
    14は、水素、C〜C−アルキル又は1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルを表わし、
    16は、水素を表わすか、
    又は1個から31個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C16−ハロゲノアルキル、1個から21個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C12−ハロゲノアルケニル、1個から11個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C−ハロゲノアルキニルを表わすか、
    又は各々が場合によってはアミノ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオ、C〜C−アルコキシカルボニル、C〜C−アルケニルオキシカルボニル、C〜C−アルキルカルボニルオキシ、オキシ(C〜C−アルキレン)オキシ、アリールオキシ、ハロゲノアリールオキシ、−CONR、−NR、−ONR及び−C(R14)=N−OR14より成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、C〜C−アルキル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、C〜C−アルケニル、デセニル、C〜C−アルキニルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオ、C〜C−アルコキシカルボニル及びC〜C−アルキルカルボニルオキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から3個のヘテロ原子を有する4〜6員の飽和又は不飽和へテロシクリル又はヘテロシクリル−C〜C−アルキルを表わし、
    17は、水素又はC〜C−アルキルを表わし、
    18は、水素、ヒドロキシル、アミノ、−SO、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニルを表わすか、
    又は各々の基が場合によってはフッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキル、C〜C−アルコキシ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、1個から9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキルチオ及びオキシ(C〜C−アルキレン)オキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからテトラ置換されている、C〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルキル−C〜C−アルキル、アリール(特にフェニル)、アリール−C〜C−アルキル、又は0個から3個の窒素原子、0個から2個の非隣接酸素原子及び/又は0個から2個の非隣接硫黄原子を含む、各々の場合に1個から3個のヘテロ原子を有するへテロアリール又はヘテロアリール−C〜C−アルキルを表わし、
    17とR18はさらに、それらが結合している窒素原子と共に、0個から2個の窒素原子、0又は1個の酸素原子及び/又は0又は1個の硫黄原子でありうる、1又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、また場合によっては同じか又は異なるC〜C−アルキルでモノからトリ置換されていてもよい、5員又は6員の飽和又は不飽和へテロ環を表わす、請求項1に記載の式(I)の、化合物2−{[4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトアミドを除く、ピラゾリルピリミジン。
  4. 及びRは、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CF、−CCl、−CHF、−CClF、−CHCl、−CFCHCFCl、−CFCHF、−CFCCl、−CHCF、−CFCHFCF、−CHCFH、−CHCFCF、−CFCFH、−CFCHFCF、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、−OCHCF、−SCF、−SCHF、−SOMe、−SOCHF、−SOCF、−SOCHF、−SOCF、−COMe、−COMe、−COEt、アミノ、シクロペンチル、シクロヘキシルを表わすか、
    又は各々が場合によってはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからトリ置換されている、フェニル、ベンジル、ピリジニル又はフリルを表わすか、
    及びRはさらに、一緒になってプロピレン、ブチレン、プロペニレン、ブタジエニレン、−(CH−O−CH−、−(CH−NH−CH−、−CH=CH−N=CH−又は−CH=CCl−CH=CH−を表わし、
    Xは、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CF、−CCl、−CHF、−CClF、−CHCl、−CFCHFCl、−CFCHF、−CFCCl、−CHCF、−CFCHFCF、−CHCFH、−CHCFCF、−CFCFH、−CFCHFCF、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、−OCHCF、−SCF、−SCHF、−SOMe、−SOCHF、−SOCF、−SOCHF、−SOCF、ビニル、エチニル、−SONH、−SONHMe、−SONMe、アミノ、−NHMe、−NMe、−CHO、−COMe、−COMe、−COEt、−CONH、−CONHMe、−CONMe、−NHCOMe、シクロペンチル、シクロヘキシルを表わすか、
    又は各々が場合によってはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからトリ置換されている、フェニル、ベンジル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサジル、イミダジル、ピラジル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジル、トリアジニル、トリアジルを表わすか、
    又はnが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になってプロピレン、ブチレン、プロペニレン、ブタジエニレン、−(CH−O−CH−、−(CH−NH−CH−又は−CH=CH−N=CH−を表わし、
    Xはさらに、ヨウ素を表わし、
    nは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
    Yは、直接結合、酸素、−S(O)−又は−NR−を表わし、
    pは、0、1又は2を表わし、
    Zは、−CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CHR10)−、−CH−C(O)−CH、−CH−NH−、−CH=CH−、−CH−CH=CH−、−CH=C(OH)−、−CH=C(OMe)−、−CH−C(OMe)=CH−を表わし、
    Rは、次の基:
    を表わすか、又は、特に:
    より成る群からのカルボン酸バイオイソステア(酸ミミック)を表わし、
    Aは、酸素又は硫黄を表わし、
    Eは、−OR16、−SR16、−OM、−SM又は−NR1718を表わし、
    Mは、テトラブチルアンモニウム、トリメチルベンジルアンモニウムを表わすか、又はナトリウムカチオン(Na)又はカリウムカチオン(K)を表わし、
    Mはさらに、マグネシウムカチオン(Mg2+)又はカルシウムカチオン(Ca2+)を表わし、但しこの場合、各々の場合に化合物の2個の分子がそのようなイオンを有する塩を形成し、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−COMeを表わし、
    は、水素、アミノ、ホルミル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ビニル、アリル、プロパルギル、メトキシ、メトキシメチル、−COMe、−COEt、tert−ブトキシカルボニル、オキサモイルを表わし、
    とRはさらに、一緒になってエチリデン、イソプロピリデン、sec−ブチリデン、ベンジリデン、ニトロベンジリデンを表わし、
    とRはさらに、それらが結合している窒素原子と共に、場合によってはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル及びtert−ブチルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノ又はジ置換されていてもよい、モルホリン、ピペリジン、チオモルホリン及びピロリジンより成る群からの5員又は6員の飽和へテロ環を表わし、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CHCF、−CHCFH、−CHCFCF、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表わし、
    10は、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−COMe、−COEt、−COMe、−COEt、シクロヘキシルを表わすか、
    又はそれらの部分に関して、アリール部分においてフッ素、塩素、臭素及びメチルより成る群からの同じか又は異なる置換基で置換されていてもよい、フェニル又はベンジルを表わし、
    14は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CHCF、−CHCFH、−CHCFCFを表わし、
    16は、水素を表わすか、
    又は1個から23個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC−C12−ハロゲノアルキル、1個から17個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C10−ハロゲノアルケニル、1個から7個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するC〜C−ハロゲノアルキニルを表わすか、
    又は各々が場合によってはフッ素、塩素、臭素、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシ、−OCHCF、トリクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、メチルカルボニルオキシ、−O−(CH−O−、フェノキシ、フルオロフェノキシ、−CONR、−NR、−ONR、及び−CH=N−OCHより成る群からの同じか又は異なる基でモノからトリ置換されている、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、シアミル、ヘキシル、n−デシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、ビニル、アリル、ブテニル、2−イソペンチル、ヘキセニル、n−デセニル、エチニル、プロパルギル、ブチニルを表わすか、
    又は各々が場合によってはフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、−CF、−CCl、−CHF、−CClF、−CHCl、−CFCHCFCl、−CFCHF、−CFCCl、−CHCFH、−CFCHFCF、−CFCFH、−CHCFCF、−CFCHFCF、−CHCF、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチルチオ、−COMe、−COEt、メチルカルボニルオキシ及びエチルカルボニルオキシより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからトリ置換されている、フェニル、ベンジル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロブチルメチル、シクロペンチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、フリル、チエニル、オキサゾリル、イミダジル、ピラジル、チアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジル、テトラヒドロピラニルを表わし、
    17は、水素、メチル又はエチルを表わし、
    18は、水素、ヒドロキシル、アミノ、−SOMe、−SOEt、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、アリルを表わすか、
    又は各々が場合によってはフッ素、塩素、ヒドロキシル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、トリフルオロメチルチオ及び−O−CH−O−より成る群からの同じか又は異なる基でモノからトリ置換されている、フェニル、ベンジル、フェニルエチル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロヘキシル、ピリジニル、ピリジニルメチル、ピリジニルエチル、フリル、フルフリルを表わし、
    17とR18はさらに、それらが結合している窒素原子と共に、場合によってはメチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピルより成る群からの同じか又は異なる置換基でモノからトリ置換されていてもよい、ピペラジン、モルホリン、ピペリジン及びピロリジンより成る群からの5員又は6員飽和へテロ環を表わす、
    請求項1に記載の、式(I)の化合物2−{[4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−ピリミジニル]チオ}アセトアミドを除く、ピラゾリルピリミジン。
  5. 式(I−m):
    [式中、R、R、X、n、p、Z及びRは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジン。
  6. 式(I−n):
    [式中、R、R、X、n、Z、R及びRは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジン。
  7. 式(I−o):
    [式中、R、R、X、n、Z及びRは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジン。
  8. 式(I−p):
    [式中、R、R、X、n、Z及びRは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジン。
  9. 式(I−q):
    [式中、
    Xは、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ビニル、エチニル、−SOMe、−NH、−NHMe、−NMe、−COMeを表わすか、
    又はフリル、フェニル、クロロフェニルを表わすか、
    又はnが2又は3を表わす場合、2個の隣接基Xはさらに、一緒になってブチレン又はブタジエニレンを表わし、
    nは、0、1、2又は3を表わし、但しnが2又は3を表わす場合、Xは同じか又は異なる基を表わし、
    Yは、−S−又は−NR−を表わし、
    Zは、−CH−又は−(CH−を表わし、
    Eは、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、−NH−SOMe、−NH−SOEt、−OCHCHF、−OCHCF、−OCHCFCHF、−OCH(CFCHF、−OCH(CF、−OCH(CH)CF、−O(CHCF、−OCHCHCl、−OCHCHCl、−OCHCClを表わし、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、−CHCF、−CHCFCF又はシクロプロピルを表わす。]
    のピラゾリルピリミジン。
  10. 式(I−a):
    [式中、
    、R、X、n、Z及びAは、請求項1に記載の意味を持ち、及び
    は、−OR16、−SR16又は−NR1718を表わす。]
    のピラゾリルピリミジンが、式(II):
    [式中、
    、R、Z及びAは、請求項1に記載の意味を持ち、
    は、上記に記載の意味を持ち、
    Halは、ハロゲンを表わす。]
    のハロゲノピリミジンを、式(III):
    [式中、X及びnは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾール化合物と、
    A)塩基の存在下及び、適宜に、希釈剤の存在下で、
    B)適宜に塩基の存在下及び適宜に希釈剤の存在下に、マイクロ波の作用下で、
    C)適宜に塩基の存在下及び適宜に希釈剤の存在下に、触媒の存在下で、
    反応させることによって得られること、
    又は
    D)式(I−b):
    [式中、
    、R、X、n、Z及びRは、請求項1に記載の意味を持ち、及び
    は、−SO−又は−SO−を表わす。]
    のピラゾリルピリミジンが、式(I−c):
    [式中、R、R、X、n、Z及びRは、上記に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジンを、適宜に希釈剤の存在下、適宜に酸結合剤の存在下及び適宜に触媒の存在下に、酸化剤で酸化することによって得られること、
    又は
    E)式(I−d):
    [式中、
    は、酸素又は−NR−を表わし、
    は、下記の基:
    の1つを表わし、
    、R、X、n、Z、R及びR14は、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジンが、式(IV):
    [式中、
    、R及びZは、請求項1に記載の意味を持ち、
    及びRは、上記に記載の意味を持ち、
    Halはハロゲンを表わす。]
    のハロゲノピリミジンを、式(III):
    [式中、X及びnは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾール化合物と、適宜に塩基の存在下、適宜に希釈剤の存在下及び適宜に触媒の存在下で反応させることによって得られること、
    又は
    F)式(I−e):
    [式中、
    、R、X、n及びZは、請求項1に記載の意味を持ち、
    は上記に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジンが、式(V):
    [式中、
    、R、X及びnは、請求項1に記載の意味を持ち、
    Halはハロゲンを表わす。]
    のハロゲン化ピラゾリルピリミジンを、
    F1)式(VI):
    [式中、Z、A及びEは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    の有機金属化合物と、適宜に塩基の存在下、適宜に希釈剤の存在下及び適宜に触媒の存在下で反応させるか、若しくは
    F2)第一段階で式(VII):
    [式中、Zは請求項1に記載の意味を持つ。]
    の有機金属化合物と、適宜に塩基の存在下、適宜に希釈剤の存在下及び適宜に触媒の存在下で反応させ、生じた式(VIII):
    [式中、R、R、X、n及びZは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のニトリルを、適宜に希釈剤の存在下で、アジ化トリアルキルチンと反応させることによって得られること、
    又は
    G)式(I−f):
    [式中、
    は、直接結合、酸素、硫黄又は−NR−を表わし、
    は、−OM又は−SMを表わし、及び
    、R、X、n、Z、A、M及びRは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジンが、式(I−g):
    [式中、R、R、X、n、Z及びAは、請求項1に記載の意味を持ち、
    は、上記に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジンを、式(IX):
    [式中、Mは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    の水酸化物と、適宜に希釈剤の存在下で反応させることによって得られること、
    又は
    H)式(I−h):
    [式中、
    は、下記の基:
    の1つを表わし、
    、R、X、n、Z及びR14は、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジンが、式(X):
    [式中、R、R、X、n及びZは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のニトリルを、アジ化トリアルキルチンと、適宜に希釈剤の存在下で反応させることによって得られること、
    又は
    J)式(I−j):
    [式中、
    、R、X、n及びZは、請求項1に記載の意味を持ち、
    は、上記に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジンが、式(I−k):
    [式中、
    、R、X、n及びZは、請求項1に記載の意味を持ち、
    は、上記に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジンを、適宜に希釈剤の存在下及び適宜に触媒の存在下で、水素化することによって得られること、
    又は
    K)式(I−l):
    [式中、
    、R、X、n及びZは、請求項1に記載の意味を持ち、
    は、上記に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジンが、式(XI):
    [式中、
    、R、X、n及びZは、請求項1に記載の意味を持ち、
    は、上記に記載の意味を持つ。]
    のケト化合物を、炭酸アンモニウム及びシアン化カリウムと、適宜に希釈剤の存在下で反応させることによって得られること、
    を特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造する方法。
  11. 増量剤及び/又は界面活性剤に加えて、請求項1に記載の式(I)の少なくとも1つの化合物を含むことを特徴とする、農薬。
  12. 害虫を防除するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  13. 請求項1に記載の式(I)の化合物を害虫及び/又はそれらの生育場所に作用させることを特徴とする、害虫を防除する方法。
  14. 請求項1に記載の式(I)の化合物を増量剤及び/又は界面活性剤と混合することを特徴とする、農薬を製造する方法。
  15. 式(I−k):
    [式中、
    は、直接結合、酸素、硫黄又は−NR−を表わし、
    、R、X、n、Z及びRは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のピラゾリルピリミジン。
  16. 式(IV):
    [式中、
    は、酸素又は−NR−を表わし、
    は、下記の基:
    の1つを表わし、
    Halは、ハロゲンを表わし、
    、R、Z、R及びR14は、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のハロゲノピリミジン。
  17. 式(V):
    [式中、
    、R、X及びnは、請求項1に記載の意味を持ち、
    Halは、ハロゲンを表わす。]
    のハロゲン化ピラゾリルピリミジン。
  18. 式(X):
    [式中、R、R、X、n及びZは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のニトリル。
  19. 式(XI):
    [式中、
    は、直接結合、酸素、硫黄又は−NR−を表わし、
    、R、X、n、Z及びRは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のケト化合物。
  20. 式(XV):
    [式中、R、R、X及びnは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のチオール。
  21. 式(XIX):
    [式中、R、R、X及びnは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のメチルスルホニルピリミジン。
  22. 式(XX):
    [式中、R、R、X及びnは、請求項1に記載の意味を持つ。]
    のメチルチオピリミジン。
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