JP2004520681A - 平板電極を利用したネオンサイン装置及び下板構造 - Google Patents
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Abstract
本発明は平板電極を利用したネオンサイン装置及び下板構造に関するものである。本発明は、上板と下板とから構成される二枚の絶縁体のうちでいずれか一つまたは両側すべてに表示しようとする広告パターンを陰刻成形したものによって放電空間を形成したことを特徴とする。したがって、前記放電空間は上板または/及び下板と一体で形成される。そして、前記上板と下板とに形成される放電のための電極は平板電極を利用して、前記放電空間の内部の蛍光体を励起させて外部に可視光を放出させる。したがって、本発明は放電電圧の低下と輝度上昇の効果と併せて製造の簡便化を図ることができる利点がある。
Description
【0001】
【発明の背景】
1. 発明の分野
本発明は平板電極を利用したネオンサイン装置及び下板構造に関するものである。
【0002】
2. 従来技術
一般に,広告目的で使用される文字または絵(以下では広告のための文字またはロゴなどのようなデザインをすべて含む意味で広告パターンという用語を使用するようにする)を表示するための発光装置としてネオンサインを挙げることができる。
【0003】
いままで使用されいるネオンサインは、線光源を利用したネオンサインである。
【0004】
前記線光源を利用したネオンサインは、表示しようとする広告パターンが線で形成された場合には広告パターンにしたがって電極が形成されるが、表示しようとする広告パターンが任意の図形の形状をしている場合には広告パターンの枠にしたがって電極が形成される。そして、前記電極に高圧を供給して放電を誘導するようになる。したがって,前記電極が形成されている部分で放電が誘導されながら表示しようとする広告パターンの枠が蛍光体の色によって表示される。
【0005】
このような線光源を利用した従来のネオンサインは、広告パターンの枠だけを表示する形態で広告パターンを表示するために、使用者が望む広告パターンを正確に表示することは非常にむずかしい。さらに、一部分の電極が放電を惹起させなかった場合、望む形状の広告パターンが表示されなくなる。
【0006】
また、線光源を利用したネオンサインの場合、表示しようとする広告パターンの枠にしたがって電極が形成されているために、電極に全体的に放電が発生されてこそ、望みの形状が表示されるようになる。
【0007】
これのためには、前記広告パターンの枠に形成されるお互い異なる極性を有する電極は放電のために最小経路を有しなければならないという条件を満足させなければならない。これは広告パターンの表示のために放電を遂行するネオンガスはお互い異なる極性を有する電極間の最小経路で放電を生じさせようとする性質を有しているためである。したがって、広告パターン全体的に放電を誘導するためには広告パターンの枠に形成される電極を分割して、最小経路による放電経路をいくつか具備しなければならない。
【0008】
このように従来のネオンサインは、広告パターンの枠を分割させてそれぞれ異なる放電経路を形成し、放電を誘導しなければならなかった。このような点は電極の形成構造を複雑にするだけでなく、非常に高圧の放電電圧を必要とし、併せて表示が可能な広告パターンを限定させた。
【0009】
すなわち従来のネオンサインは、線光源を利用したネオンサインであるために、表示することができる広告パターンが限定され、製造費用が高い問題点があった。
【0010】
このような問題点から本発明では、ネオンサインに一つの面全体で光を発生させる面光源を利用しようとする。
【0011】
前記面光源は、光源を構成する一つの面全体で光が照るものである。したがって、面光源の場合、表面影、投影影がほとんど目につかない程度で薄く現れ、色相の歪曲が比較的に少ない。すなわち、面光源は全体を均一に照明し、色相の歪曲が少なく、全体的に明るい感じを与えるために、このような面光源を利用してネオンサインを具現する場合、より効果的なネオンサインを得ることが可能になることである。
【0012】
したがって、本発明の目的は前述したように従来の問題点を解決するためのものであり、面光源を利用して広告パターンを表示することができる平板電極を利用したネオンサイン装置及び下板構造を提供することにある。
【0013】
【詳細な説明】
前記目的を達成するための本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置は、ある一面に表示しようとする広告パターンを陰刻成形して放電空間を具備し、前記放電空間内での放電のための第1平板電極を形成している第1プレートと、前記第1平板電極と放電を誘導するための第2平板電極を形成し、前記第1プレートの広告パターン形成面に密着される第2プレートを含んで構成される。
【0014】
前記第2プレートは、前記第1プレートと同一の形状とから構成されることを特徴とする。すなわち、第2プレートにも第1プレートと同一に放電空間を形成することができることである。
【0015】
前記第1プレート及び/または第2プレートは、透明の材質であることを特徴とする。
【0016】
前記第1平板電極及び/または第2平板電極は、透明の材質からなされたことを特徴とする。
【0017】
前記放電空間の内部には蛍光体が塗布されたことを特徴とする。
【0018】
または、本発明は前記放電空間と対応される第2プレート面に蛍光体を塗布することを特徴とする。
【0019】
前記第1平板電極は、第1プレートの外側面に形成されることを特徴とする。
【0020】
または本発明は、前記第1平板電極は、放電空間の内部に形成されることを特徴とする。
【0021】
そして、前記放電空間の内部に形成された前記第1平板電極の上部に絶縁層をさらに含んで構成されることを特徴とする。
【0022】
前記第1プレートの外側面または放電空間の内部に形成されている前記第1平板電極は、前記第1プレートの放電空間面積に対応して形成されることを特徴とする。
【0023】
前記第1平板電極及び/または第2平板電極は、酸化すずインジウム(Indium Tin Oxide; 以下、ITOと称する)電極であることを特徴とする。
【0024】
また、本発明は前記第1プレートの外側面に形成されている前記第1平板電極を、前記第1プレートの全体の面積に対応して形成されることを特徴とする。
【0025】
前記第2平板電極は、前記第2プレートの外側面に形成されることを特徴とする。そして、前記第2プレートの下面には保護層がさらに形成されることを特徴とする。
【0026】
または、本発明の前記第2平板電極は、前記第2プレートの内側面に形成されることを特徴とする。そして、前記第2平板電極の下面に絶縁層がさらに形成されることを特徴とする。そして、前記絶縁層の下面に保護層がさらに形成されることを特徴とする。
【0027】
また、本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造は、ある一面に表示しようとする広告パターンを陰刻成形して放電空間を具備した下部グラスと、前記下部グラスの広告パターン形成面と対応面に放電を誘導するために形成される平板電極と、前記放電空間の内部に形成された蛍光体を含んで構成される。
【0028】
前記下板構造で、前記平板電極は、広告パターンの面積に対応される部分のみに形成されることを特徴とする。
【0029】
または、前記下板構造で前記平板電極は、下部グラスの全体の面積に形成されることを特徴とする。
【0030】
また、本発明の平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造は、上面に表示しようとする広告パターンを陰刻成形して放電空間を具備した下部グラスと、前記放電空間の内部に放電を誘導するために形成される平板電極と、前記平板電極の上部に形成された絶縁層と、前記絶縁層の上部に形成された蛍光体を含んで構成される。
【0031】
すなわち、本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造は、表示しようとする広告パターンを陰刻成形して、放電空間を具備しているある一側の基板構造を表す。したがって、本発明で説明されている下板構造を上板構造として利用しても同一の効果が現れることはもちろんである。
【0032】
【実施形態】
以下添付した図面を参照して本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置に対して詳細に説明する。
【0033】
図1は本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の平面図である。図示されているように、本発明で表示される広告パターンはお互い異なる大きさを有する三つの四角形である。
【0034】
図2aないし図2cは本発明の第1実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の断面図を図示している。
【0035】
図2aに図示されている本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置は、上板15と下板25をシーリング4させた状態を示している。したがって、前記シーリング4される前の上板15と下板25はお互い分離されて工程がなされる。そして、前記上板15と下板25の各々に必要な構成が完全に形成された次に前記上板15と下板25をシーリングさせる過程によって一つの完全な平板電極を利用したネオンサイン装置がなされるものである。
【0036】
本発明の説明で、上板と下板は図面に図示された実施例の状態として説明の便宜上に利用するだけであり、上板と下板の構成を逆に構成させて使用することもできる。そして、実施例での下板の構造を上板に同一に構成させて利用することもできる。すなわち、本発明の上板と下板はそのまま二つのプレート構造を容易に理解することができるように定義しているだけである。
【0037】
このように構成される本発明の特徴は、前記上板15の下面と下板25の上面が完全に密着される構造を有するということである。したがって、前記上板15と下板25との間に形成される放電空間8は下部基板の上面に陰刻で成形されたキャビティになる。
【0038】
そのために本発明では、前記上板15と下板25との間に放電空間の形成のための別の部材の必要がない。たとえば、スペースや、ボール形状の部材が上板15と下板25との間に置かれる必要がなくなる。したがって、前記上板15と下板15をシーリングさせる時、ある一面にシーリング液を塗布した後、密着させる構成だけで簡便で容易になすことができる。
【0039】
また、本発明の特徴は前記上板15と下板25に放電を発生させるために構成される 電極が平板電極(flat electrode)の形態を有するということである。すなわち、支持基板の全体の面積にわたって電極が形成されるか 、または広告パターンが形成された部分の全体に電極が形成されて 、実質的に無限大の電極を有する構造がなされる。
【0040】
前記平板電極は本発明のネオンサイン装置を構成している全面または広告パターンの全体の部分で光を発生させるようになるために、より明るくて鮮明な光源の役割を遂行するようになる。
【0041】
そして、本発明では前記放電空間を形成することにおいて、表示しようとする広告パターンと同一または類似の形状で形成させる必要がある。すなわち、表示しようとする広告パターン内のみに放電が発生されるように造成することによって、放電効率を高めて、放電が発生される部分とそうでない部分との間での鮮明な差が現れるように誘導することも付加的に得るようになる。
【0042】
あとは本発明の第1実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の全工程にしたがって形成される平板電極を利用したネオンサイン装置の構造に対して説明する。
【0043】
図2bに図示されている上板15は、上部電極1を最上部に構成させている。そして、前記上部電極1の下部に上部基板2を構成させ、前記上部基板2の下部に保護層3とから構成されている。
【0044】
前記上部電極1は上部基板2の上面全体の面積にわたって構成される平板電極の形態を有するようになる。前記上部電極1は、上部基板2の上部に形成されるために、上板15と下板25をシーリングさせた後、最後の工程で形成することももちろん可能なことである。
【0045】
また、前記保護層3も前記上部基板2の下面全体の面積にわたって構成される。
【0046】
したがって、前記上部基板2の上部に形成される上部電極1と下部に形成される保護層3は全体の面積にわたって形成されるために、パターンマスクのようなものを具備する必要がなしに形成することが可能であるために、電極の形成を簡便に遂行することができる。
【0047】
図2cに図示されている下板25は、下部基板5が構成され、前記下部基板5の下面に下部電極6が構成されている。
【0048】
前記下部基板5には平らな上面13の一部を陰刻で成形することにより放電のためのキャビティ12が形成される。すなわち、前記下部基板5の上面13でキャビティ12に該当する部分を除去することによって前記キャビティ12を形成しており、前記キャビティ12が本発明では放電空間になる。前記放電のためのキャビティ12は、実質的に前記上板15と下板25が密着された場合、その間で一定の放電空間を形成することができるように構成される部分である。したがって、放電用のキャビティ12は、実質的にネオンサインによって広告しようとする文字またはデザインなどのような広告パターンをなすように構成される。たとえば、前記キャビティ12は、図1に図示された三つのお互い異なる四角形で形成される。
【0049】
そして、前記キャビティ12の内側面には蛍光体7が塗布される。前記蛍光体7によって光散乱、光反射効果が放電による発光に加えられて非常に鮮明でありながらも、色対比が高い絵または文字のような広告パターンが表現することができるようになる。
【0050】
前記上板15と下板25で支持基板の役割は前記上部基板2と下部基板5がしている。
【0051】
前記基板で使用される絶縁体はガラスやアルミナなどのセラミック材料またはプラスチック材料になり得る。前記基板は両側すべてを透明な物質で形成したり片方のみを透明な物質とから構成させることができる。すなわち、人に見られる側は透明な材料が使用され、反対側面の基板は鏡のように反射率が高い材料が使用され得る。
【0052】
前記基板は、平板からなされなければならなく、両側基板を向かい合うように付けた場合、内部空間が数百マイクロ以下になって、最大1mm以上の間隔が発生しない方が良い。すなわち、前記基板は平坦度が高い材料を使用したり機械的加工を通じて表面平坦度を高めて使用することが良い。
【0053】
前記間隔は、二つの基板間のキャビティ空間を除いて、向かい合う上部基板と下部基板との間の間隔を意味する。通常に前記キャビティは数百マイクロから数ミリメートルの大きさで形成される。したがって、前記二つの基板間の間隔と比較して前記キャビティは数十倍から数千倍に至るようになる。
【0054】
また、前記基板は電気的な絶縁耐力が高くて高圧が供給される場合にも絶縁耐力に損傷が発生してはならない。すなわち、材料の密度が高くて放電や温度上昇または真空排気を通じて材料からガスやその他の異質物が放出されないようにしなければならない。そして、放電ガスの注入時にガス吸着や空気を吸着する能力が非常に低くならなければならない。
【0055】
特に、光学的に全面基板として使用される絶縁体の場合、可視光に対する透過率が高くなければならない。そして、透過率と屈折率が均一で内部から発生された光経路が歪曲されたり複屈折などの現象が発生しない方が良い。
【0056】
また、紫外線の吸収力や電子線などの吸収能力が大きくて外部に人体に有害な光が放出されないようにする材料が基板として良い。前記基板材料の熱膨張係数はシーリングする物質と可能な限り同一の大きさを有することが良いし、概略的に熱膨張係数の差が10%以下になるものが良い。
【0057】
次に、前記上板15と下板25で放電電極の役割は、前記上部電極1と下部電極6が遂行される。
【0058】
前記上部電極1は上部基板2の外側面に形成され、前記下部電極6は下部基板5の外側面に形成される。したがって、前記電極は放電空間であるキャビティ12の外側面に形成される。前記電極は電気的に導体に該当する物質を均一に全面塗布するか、または塗布された絶縁基板を使用することも可能である。
【0059】
前記電気的に導体に該当する物質として本発明の電極に利用される材料はアルミニウム、銅、銀、金などの大部分の金属導体と導電性ポリマーなどの有機物導体が使用され得る。
【0060】
前記電極はスパッタリング(sputtering)、真空蒸着などの低圧または真空雰囲気を利用した各種蒸着技法を利用して形成することができ、ディッピィング (dipping)やスプレー(spray)または多様な印刷工法を活用して形成することができる。また、電極の付着力を上昇させるために光学的熱的化学的技法を活用することができる。
【0061】
前記電極の放電動作から発生された光は上板15または下板25を通じて放出されるでき、必要によっては両面から放出されるように構成することもできる。すなわち、ある一面から放出される場合は一側面光源の形態を有するが、両面から放出される場合は両面光源の形態を有するようになる。この時、いずれの場合も光が放出される面の基板は透明または半透明の材料を使用しなければならなく、電極また透明の材料や半透明の材料を使用しなければならない。
【0062】
前記光が放出される面の電極としては主に導体に該当する物質のうちから透明な導電体であるITOまたはIn2O3(酸化インジウム)、SnO2(酸化すず)、ZnO(酸化亜鉛)などの透明の導電体を使用する。
【0063】
前記透明導電体の場合導電率が高い材料(銀、金、銅等)に比べて電気抵抗が高く、外部電極の直接的な接触が容易でないために、透明導電体の内部または周辺に電力引入用の電極をさらに形成することもできる。前記電力引入用の電極は、シルバーペースト(silver paste)やカーボンペースト(carbone paste)などの導電性ペーストを利用して形成することができる。
【0064】
一方、前記下部基板5の上面にキャビティ12で形成された放電空間8は、上板15と下板25を合着する媒質すなわち、シーリング材4を利用して、上板15の下面と下板25の上面を永久的に合着する。したがって、前記放電空間8は外部雰囲気と完全に遮断されて独立された物理的(電気的)空間を確保するようになる。
【0065】
前記放電空間8に該当する部位に形成された表面物は放電ガスの自体発光を利用して表現するか、または放電空間の片面または両面(放電空間内側とそれに対応される相対基板の面)または前記放電空間に対応される相対基板の面にあらかじめ塗布された蛍光体7によって望みの色相を表現するようになる。もしも、放電ガス自体の発光を利用する場合には蛍光体7を塗布する必要がない。
【0066】
前記蛍光体7は機械的、化学的方法によって一定の深さで掘られて作られた放電空間の底にスプレー(spray)、印刷(printing)、露光などの技法を利用して塗布する。この場合,付着力を増加させるために樹脂やソルベントなどを添加することもできる。
【0067】
前記保護層3は絶縁体である基板表面をそのまま利用するか、または放電に容易な物質(MgO、AIN、Al2O3、TiO2、SiO2等)をコーティングして形成することができる。前記物質は主に絶縁体を放電から保護し、放電効率を高めることができるように電子放出係数を増大させる役割をする。また、前記物質はプラスチック種類の有機物材料から放出されるガスを遮断する役割をするか、または絶縁体から放電空間に放出される物質(各種イオン、残留ガス、鉛、析出金属または酸化物等)を遮断する役割をすることもする。
【0068】
以上のように、前記平板電極を利用したネオンサイン装置の全工程によって完了された上板15と下板25とは上下板を合着する媒質、すなわちシーリング材4を利用して永久的に合着される。
【0069】
前記合着媒質としては低融点グラスや接合用メタル(コバル(kovar)等)またはエポキシなどの樹脂を利用するか、または媒質自体の溶融特性を利用したレーザー融着、超音波融着、静電接合などを利用することもできる。
【0070】
このような合着過程を通じて図2aのような平板電極を利用したネオンサイン装置が完成される。
【0071】
この時、放電空間8は、大気から完全に遮断される。したがって、真空装置などを利用して空間内の空気を排出させた後、放電ガス(アルゴン、キセノン等)が注入されると、ネオンサイン装置の後工程が完了される。
【0072】
前記放電空間8内の空気は図2aに図示された排気口9及び排気チューブ11を通じて排出され 、放電ガスも前記排気口9及び排気チューブ11を通じて注入された後、排気チューブ付着用シーリング材10によって密封される。そして、前記排気口9は放電空間8内の空気を排出し、放電ガスを注入するために前記放電空間8と連結された状態を有するようになる。
【0073】
前記放電ガスは放電電圧を低くして放電効率が高い圧力と造成をうまく合せなければならない。したがって、主に単一ガスよりも二元/三元/四元の混合ガスが使用される。一般的に、全体圧力を維持するバッファー(buffer)ガスとしてはアルゴン、ネオン、ヘリウムなどが使用され、紫外線を放出する用途としてキセノンを利用する。特に、ガスの自発光を利用する場合、ネオンや窒素ガスを使用することもできる。そして、放電効率を高めるために水銀などのメタルやハロゲン物質を注入することもできる。
【0074】
以上のように完成された平板電極を利用したネオンサイン装置の上部電極1と下部電極6に別のコネクタなどを通じて電圧を供給すると、二つの電極間の電位差が発生しながら、放電空間8内の放電が誘起される。この時、放電空間8 内の蛍光体7が放電によって発生された紫外線によって励起され、このようにして発生された可視光によって望みの広告パターンを見るようになることである。
【0075】
前記電極の放電電圧はサイン波(sine wave)または三角波または四角波などの交流波形を利用して、100ボルトから10,000ボルト間の電圧を利用する。そして、供給する電圧の周波数の範囲は数十Hzから数十MHzまで可能である。
【0076】
図6は本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の全体的な工程過程を示す順序図である。
【0077】
まず、下部基板として使用されるグラスを必要な大きさで切る(S1)。そして、片方に接着剤が塗布されている一般的なシート紙に望みのパターンを形成する(S2)。その次に、前記S1で形成した基板にS2で形成したパターンが形成されたシート紙を付着させる(S3)。そして、S3の基板にサンドブラスト工程を遂行する(S4)。
【0078】
前記S4のサンドブラスト工程でシート紙が付着された部分の基板はそのまま維持され、シート紙が付着されなかった部分の基板は切削される。このようにして望みの形状のキャビティと放電空間が形成される。
【0079】
次に、前記サンドブラスト工程された基板についている異質物を除去するために洗浄をして、乾燥させる(S5)。そして、乾燥された基板のキャビティ部分に適切な蛍光体を塗布した後、乾燥する(S6)。そして、シート紙を除去すれば(S7)、放電空間が形成された下部基板が形成される。
【0080】
前記のような過程が遂行された下部基板の一面(キャビティが成形されなかった部分)に電極を付着する(S8)。もしも、前記基板自体が既に透明電極を付着した構成では前記S8過程は遂行されない。また、前記S8過程を上部基板と合着した後に遂行することも可能である。そして、前記S8過程では電極の他に必要とする下板の構成をさらに具備する。もしも、保護層が必要ならば、保護層をさらに形成させる。
【0081】
一方、上部基板も必要な大きさのグラスを切ることにより得られる(S9)。そして、前記上部基板に透明電極を付着する(S10)。前記S10過程は前記S8過程と同一の特徴を有する。すなわち、前記S10段階は前記透明電極の上部に保護層を形成する過程も含む。
【0082】
このようにして上板と下板が構成されると 、上板と下板の合着のために一側の基板にシーリング材を塗布した後、乾燥させる(S11)。もちろん、前記シーリング材は上板の下面または下板の上面(キャビティが形成された部分)にならなければならない。
【0083】
前記S11過程の遂行後、下板の一側に排気チップを形成し(S12)、上板と下板を合着させる塑性が遂行される(S13)。前記S13過程によって塑性がなされると、上板と下板は外部と密封された一つのネオンサイン装置になる。
【0084】
そして、前記排気チップ部分を利用して放電空間の内部の空気を排気させ、放電のためのガスを注入した後、チップをオフさせると、装置はこれで外部と完全に遮断された状態となる(S14)。そして、最後に放電電極の伝導率を高めるためにバス電極を形成する過程ですべてのネオンサイン工程が完了される(S15)。
【0085】
次に、図3は本発明の第2実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の断面図である。
【0086】
本発明の第2実施例は、第1実施例と同一の特性を有する。すなわち、下部基板に陰刻で成形されるキャビティ及び平面光源は同一に適用される。また、上板と下板に形成された各構成が有する特徴は同一である。
【0087】
しかし、本発明の第2実施例は、その構造面で第1実施例と相異である。以下、説明される第3実施例及び第4実施例もその構造面だけで第1実施例と相異である。
【0088】
本発明の第2実施例は、上板115は第1実施例と同一に構成させる。しかし、下板125に構成される電極を形成することにおいて、広告パターンと同一または類似に形成されたキャビティ112または放電空間108の部分のみに電極106を形成する構造である。
【0089】
すなわち、前記電極106は図示された実施例で四角形の部分であり、下部基板105の外側の部分に形成されている。図示された実施例でパターン形状がお互い異なる大きさの分離された四角形からなされているために、前記四角形の部分のみに電極が形成される。もちろん、四角形全体の部分にわたって電極は形成される。
【0090】
このような場合、前記電極はお互い分割された状態を有するようになる。したがって、各電極に電圧を供給するためのコネクタも別途に具備しなければならなく、併せて各電極を個別駆動することが可能になる。言わば、ある一つの四角形だけをまたは二つの四角形だけを表示したい時、表示したい部分の電極のみを駆動することが可能なものである。
【0091】
次に、図4は本発明の第3実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の断面図である。
【0092】
図示された実施例では下板225は第1実施例と同一の構成を有する。しかし、上板215は次のように構成される。
【0093】
上板215の最上部が上部基板202とから構成され、前記上部基板202の下面全体に上部電極201が形成されている。そして、前記上部電極201の下面に絶縁層221が構成され、前記絶縁層221の下面に保護層203が構成されている。
【0094】
すなわち、本発明の第3実施例は、上板215に構成される電極201を基板の下に構成した構造である。そして、前記電極201を絶縁させるために絶縁層221をさらに構成させている。
【0095】
一例として、前記上部電極201をITO透明電極として利用し、その下面にSiO2などの絶縁層221を形成することが可能になる。このような構造は放電電圧を低下させながら輝度を上昇させる効果をさらに得ることができる。
【0096】
次に、図5は本発明の第4実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の断面図である。
【0097】
図示された第4実施例では、上板315は第3実施例と同一に構成させている。そして、下板325は次のように構成される。
【0098】
すなわち、図示されているように、放電空間308内に下部電極306と下部電極絶縁層324、そして蛍光体307を形成させた構造である。前記絶縁層324は下部電極を絶縁させるためのものである。
【0099】
したがって、前記下部電極306はキャビティの底面に形成され、その上部に絶縁層324が形成された後、前記絶縁層324の上部に蛍光体307が形成される。
【0100】
以上で説明したように本発明は、上板と下板とから構成される二枚の絶縁体のうちである一つまたは両側すべてに表示しようとする広告パターンを陰刻成形することによって放電空間を形成したことを特徴とする。したがって、前記放電空間は上板または/及び下板と一体で形成される。そして、前記上板と下板に形成される放電のための電極は平板電極を利用することを基本的な技術的思想としていることを分かる。
【0101】
そして、このような本発明の技術的思想の範囲内で、当業界の通常の知識を有する者においては多様な変形が可能なことはもちろんである。
【0102】
【産業上の利用可能性】
以上で説明したように本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置は平板電極を利用するために、従来の線ネオンサインが具現できなかった多様な形状の広告パターンなどをやさしくて、正確に表現することが可能な利点がある。すなわち、微細な映像を含んだすべてのイメージを表現することが可能で、映像表現において手作業の必要なしに自動化工程を導入することが可能である。
【0103】
また、本発明の平板電極を利用したネオンサイン装置は、基板自体に放電空間のためのキャビティを陰刻成形しているために、放電空間の形成のための別のスペーサなどを必要としないし、併せて上板と下板の合着を容易にすることができるようにする利点がある。
【0104】
そして、本発明はパターンによる大量生産が可能である等の製造を容易にするために、製造費用及び生産性の側面で非常に効果的な利点がある。
【0105】
また、本発明は放電空間がキャビティに限定されて構成されるために、放電空間の量が絶対的に小さいし、必要な面積のみで発光を遂行するために放電効率が高い等、従来の放電電力に比べて約1/2ないし1/10を減少させることができる電力消費量減少の効果も得ることができる。
【0106】
そして、本発明のネオンサイン装置は額縁形態で形状が具現されるために移送及び設置が便利で物流に役に立つことができる付加的な効果も期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の平面図である。
【図2a】
図2aは本発明の第1実施例によるネオンサイン装置の断面図である。
【図2b】
図2bは本発明の第1実施例によるネオンサイン装置の上板断面図であり、
【図2c】
図2cは本発明の第1実施例によるネオンサイン装置の下板断面図であり、
【図3】
図3は本発明の第2実施例によるネオンサイン装置の断面図であり、
【図4】
図4は本発明の第3実施例によるネオンサイン装置の断面図であり、
【図5】
図5は本発明の第4実施例によるネオンサイン装置の断面図であり、
【図6】
図6は本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の製造工程図である。
【発明の背景】
1. 発明の分野
本発明は平板電極を利用したネオンサイン装置及び下板構造に関するものである。
【0002】
2. 従来技術
一般に,広告目的で使用される文字または絵(以下では広告のための文字またはロゴなどのようなデザインをすべて含む意味で広告パターンという用語を使用するようにする)を表示するための発光装置としてネオンサインを挙げることができる。
【0003】
いままで使用されいるネオンサインは、線光源を利用したネオンサインである。
【0004】
前記線光源を利用したネオンサインは、表示しようとする広告パターンが線で形成された場合には広告パターンにしたがって電極が形成されるが、表示しようとする広告パターンが任意の図形の形状をしている場合には広告パターンの枠にしたがって電極が形成される。そして、前記電極に高圧を供給して放電を誘導するようになる。したがって,前記電極が形成されている部分で放電が誘導されながら表示しようとする広告パターンの枠が蛍光体の色によって表示される。
【0005】
このような線光源を利用した従来のネオンサインは、広告パターンの枠だけを表示する形態で広告パターンを表示するために、使用者が望む広告パターンを正確に表示することは非常にむずかしい。さらに、一部分の電極が放電を惹起させなかった場合、望む形状の広告パターンが表示されなくなる。
【0006】
また、線光源を利用したネオンサインの場合、表示しようとする広告パターンの枠にしたがって電極が形成されているために、電極に全体的に放電が発生されてこそ、望みの形状が表示されるようになる。
【0007】
これのためには、前記広告パターンの枠に形成されるお互い異なる極性を有する電極は放電のために最小経路を有しなければならないという条件を満足させなければならない。これは広告パターンの表示のために放電を遂行するネオンガスはお互い異なる極性を有する電極間の最小経路で放電を生じさせようとする性質を有しているためである。したがって、広告パターン全体的に放電を誘導するためには広告パターンの枠に形成される電極を分割して、最小経路による放電経路をいくつか具備しなければならない。
【0008】
このように従来のネオンサインは、広告パターンの枠を分割させてそれぞれ異なる放電経路を形成し、放電を誘導しなければならなかった。このような点は電極の形成構造を複雑にするだけでなく、非常に高圧の放電電圧を必要とし、併せて表示が可能な広告パターンを限定させた。
【0009】
すなわち従来のネオンサインは、線光源を利用したネオンサインであるために、表示することができる広告パターンが限定され、製造費用が高い問題点があった。
【0010】
このような問題点から本発明では、ネオンサインに一つの面全体で光を発生させる面光源を利用しようとする。
【0011】
前記面光源は、光源を構成する一つの面全体で光が照るものである。したがって、面光源の場合、表面影、投影影がほとんど目につかない程度で薄く現れ、色相の歪曲が比較的に少ない。すなわち、面光源は全体を均一に照明し、色相の歪曲が少なく、全体的に明るい感じを与えるために、このような面光源を利用してネオンサインを具現する場合、より効果的なネオンサインを得ることが可能になることである。
【0012】
したがって、本発明の目的は前述したように従来の問題点を解決するためのものであり、面光源を利用して広告パターンを表示することができる平板電極を利用したネオンサイン装置及び下板構造を提供することにある。
【0013】
【詳細な説明】
前記目的を達成するための本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置は、ある一面に表示しようとする広告パターンを陰刻成形して放電空間を具備し、前記放電空間内での放電のための第1平板電極を形成している第1プレートと、前記第1平板電極と放電を誘導するための第2平板電極を形成し、前記第1プレートの広告パターン形成面に密着される第2プレートを含んで構成される。
【0014】
前記第2プレートは、前記第1プレートと同一の形状とから構成されることを特徴とする。すなわち、第2プレートにも第1プレートと同一に放電空間を形成することができることである。
【0015】
前記第1プレート及び/または第2プレートは、透明の材質であることを特徴とする。
【0016】
前記第1平板電極及び/または第2平板電極は、透明の材質からなされたことを特徴とする。
【0017】
前記放電空間の内部には蛍光体が塗布されたことを特徴とする。
【0018】
または、本発明は前記放電空間と対応される第2プレート面に蛍光体を塗布することを特徴とする。
【0019】
前記第1平板電極は、第1プレートの外側面に形成されることを特徴とする。
【0020】
または本発明は、前記第1平板電極は、放電空間の内部に形成されることを特徴とする。
【0021】
そして、前記放電空間の内部に形成された前記第1平板電極の上部に絶縁層をさらに含んで構成されることを特徴とする。
【0022】
前記第1プレートの外側面または放電空間の内部に形成されている前記第1平板電極は、前記第1プレートの放電空間面積に対応して形成されることを特徴とする。
【0023】
前記第1平板電極及び/または第2平板電極は、酸化すずインジウム(Indium Tin Oxide; 以下、ITOと称する)電極であることを特徴とする。
【0024】
また、本発明は前記第1プレートの外側面に形成されている前記第1平板電極を、前記第1プレートの全体の面積に対応して形成されることを特徴とする。
【0025】
前記第2平板電極は、前記第2プレートの外側面に形成されることを特徴とする。そして、前記第2プレートの下面には保護層がさらに形成されることを特徴とする。
【0026】
または、本発明の前記第2平板電極は、前記第2プレートの内側面に形成されることを特徴とする。そして、前記第2平板電極の下面に絶縁層がさらに形成されることを特徴とする。そして、前記絶縁層の下面に保護層がさらに形成されることを特徴とする。
【0027】
また、本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造は、ある一面に表示しようとする広告パターンを陰刻成形して放電空間を具備した下部グラスと、前記下部グラスの広告パターン形成面と対応面に放電を誘導するために形成される平板電極と、前記放電空間の内部に形成された蛍光体を含んで構成される。
【0028】
前記下板構造で、前記平板電極は、広告パターンの面積に対応される部分のみに形成されることを特徴とする。
【0029】
または、前記下板構造で前記平板電極は、下部グラスの全体の面積に形成されることを特徴とする。
【0030】
また、本発明の平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造は、上面に表示しようとする広告パターンを陰刻成形して放電空間を具備した下部グラスと、前記放電空間の内部に放電を誘導するために形成される平板電極と、前記平板電極の上部に形成された絶縁層と、前記絶縁層の上部に形成された蛍光体を含んで構成される。
【0031】
すなわち、本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造は、表示しようとする広告パターンを陰刻成形して、放電空間を具備しているある一側の基板構造を表す。したがって、本発明で説明されている下板構造を上板構造として利用しても同一の効果が現れることはもちろんである。
【0032】
【実施形態】
以下添付した図面を参照して本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置に対して詳細に説明する。
【0033】
図1は本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の平面図である。図示されているように、本発明で表示される広告パターンはお互い異なる大きさを有する三つの四角形である。
【0034】
図2aないし図2cは本発明の第1実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の断面図を図示している。
【0035】
図2aに図示されている本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置は、上板15と下板25をシーリング4させた状態を示している。したがって、前記シーリング4される前の上板15と下板25はお互い分離されて工程がなされる。そして、前記上板15と下板25の各々に必要な構成が完全に形成された次に前記上板15と下板25をシーリングさせる過程によって一つの完全な平板電極を利用したネオンサイン装置がなされるものである。
【0036】
本発明の説明で、上板と下板は図面に図示された実施例の状態として説明の便宜上に利用するだけであり、上板と下板の構成を逆に構成させて使用することもできる。そして、実施例での下板の構造を上板に同一に構成させて利用することもできる。すなわち、本発明の上板と下板はそのまま二つのプレート構造を容易に理解することができるように定義しているだけである。
【0037】
このように構成される本発明の特徴は、前記上板15の下面と下板25の上面が完全に密着される構造を有するということである。したがって、前記上板15と下板25との間に形成される放電空間8は下部基板の上面に陰刻で成形されたキャビティになる。
【0038】
そのために本発明では、前記上板15と下板25との間に放電空間の形成のための別の部材の必要がない。たとえば、スペースや、ボール形状の部材が上板15と下板25との間に置かれる必要がなくなる。したがって、前記上板15と下板15をシーリングさせる時、ある一面にシーリング液を塗布した後、密着させる構成だけで簡便で容易になすことができる。
【0039】
また、本発明の特徴は前記上板15と下板25に放電を発生させるために構成される 電極が平板電極(flat electrode)の形態を有するということである。すなわち、支持基板の全体の面積にわたって電極が形成されるか 、または広告パターンが形成された部分の全体に電極が形成されて 、実質的に無限大の電極を有する構造がなされる。
【0040】
前記平板電極は本発明のネオンサイン装置を構成している全面または広告パターンの全体の部分で光を発生させるようになるために、より明るくて鮮明な光源の役割を遂行するようになる。
【0041】
そして、本発明では前記放電空間を形成することにおいて、表示しようとする広告パターンと同一または類似の形状で形成させる必要がある。すなわち、表示しようとする広告パターン内のみに放電が発生されるように造成することによって、放電効率を高めて、放電が発生される部分とそうでない部分との間での鮮明な差が現れるように誘導することも付加的に得るようになる。
【0042】
あとは本発明の第1実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の全工程にしたがって形成される平板電極を利用したネオンサイン装置の構造に対して説明する。
【0043】
図2bに図示されている上板15は、上部電極1を最上部に構成させている。そして、前記上部電極1の下部に上部基板2を構成させ、前記上部基板2の下部に保護層3とから構成されている。
【0044】
前記上部電極1は上部基板2の上面全体の面積にわたって構成される平板電極の形態を有するようになる。前記上部電極1は、上部基板2の上部に形成されるために、上板15と下板25をシーリングさせた後、最後の工程で形成することももちろん可能なことである。
【0045】
また、前記保護層3も前記上部基板2の下面全体の面積にわたって構成される。
【0046】
したがって、前記上部基板2の上部に形成される上部電極1と下部に形成される保護層3は全体の面積にわたって形成されるために、パターンマスクのようなものを具備する必要がなしに形成することが可能であるために、電極の形成を簡便に遂行することができる。
【0047】
図2cに図示されている下板25は、下部基板5が構成され、前記下部基板5の下面に下部電極6が構成されている。
【0048】
前記下部基板5には平らな上面13の一部を陰刻で成形することにより放電のためのキャビティ12が形成される。すなわち、前記下部基板5の上面13でキャビティ12に該当する部分を除去することによって前記キャビティ12を形成しており、前記キャビティ12が本発明では放電空間になる。前記放電のためのキャビティ12は、実質的に前記上板15と下板25が密着された場合、その間で一定の放電空間を形成することができるように構成される部分である。したがって、放電用のキャビティ12は、実質的にネオンサインによって広告しようとする文字またはデザインなどのような広告パターンをなすように構成される。たとえば、前記キャビティ12は、図1に図示された三つのお互い異なる四角形で形成される。
【0049】
そして、前記キャビティ12の内側面には蛍光体7が塗布される。前記蛍光体7によって光散乱、光反射効果が放電による発光に加えられて非常に鮮明でありながらも、色対比が高い絵または文字のような広告パターンが表現することができるようになる。
【0050】
前記上板15と下板25で支持基板の役割は前記上部基板2と下部基板5がしている。
【0051】
前記基板で使用される絶縁体はガラスやアルミナなどのセラミック材料またはプラスチック材料になり得る。前記基板は両側すべてを透明な物質で形成したり片方のみを透明な物質とから構成させることができる。すなわち、人に見られる側は透明な材料が使用され、反対側面の基板は鏡のように反射率が高い材料が使用され得る。
【0052】
前記基板は、平板からなされなければならなく、両側基板を向かい合うように付けた場合、内部空間が数百マイクロ以下になって、最大1mm以上の間隔が発生しない方が良い。すなわち、前記基板は平坦度が高い材料を使用したり機械的加工を通じて表面平坦度を高めて使用することが良い。
【0053】
前記間隔は、二つの基板間のキャビティ空間を除いて、向かい合う上部基板と下部基板との間の間隔を意味する。通常に前記キャビティは数百マイクロから数ミリメートルの大きさで形成される。したがって、前記二つの基板間の間隔と比較して前記キャビティは数十倍から数千倍に至るようになる。
【0054】
また、前記基板は電気的な絶縁耐力が高くて高圧が供給される場合にも絶縁耐力に損傷が発生してはならない。すなわち、材料の密度が高くて放電や温度上昇または真空排気を通じて材料からガスやその他の異質物が放出されないようにしなければならない。そして、放電ガスの注入時にガス吸着や空気を吸着する能力が非常に低くならなければならない。
【0055】
特に、光学的に全面基板として使用される絶縁体の場合、可視光に対する透過率が高くなければならない。そして、透過率と屈折率が均一で内部から発生された光経路が歪曲されたり複屈折などの現象が発生しない方が良い。
【0056】
また、紫外線の吸収力や電子線などの吸収能力が大きくて外部に人体に有害な光が放出されないようにする材料が基板として良い。前記基板材料の熱膨張係数はシーリングする物質と可能な限り同一の大きさを有することが良いし、概略的に熱膨張係数の差が10%以下になるものが良い。
【0057】
次に、前記上板15と下板25で放電電極の役割は、前記上部電極1と下部電極6が遂行される。
【0058】
前記上部電極1は上部基板2の外側面に形成され、前記下部電極6は下部基板5の外側面に形成される。したがって、前記電極は放電空間であるキャビティ12の外側面に形成される。前記電極は電気的に導体に該当する物質を均一に全面塗布するか、または塗布された絶縁基板を使用することも可能である。
【0059】
前記電気的に導体に該当する物質として本発明の電極に利用される材料はアルミニウム、銅、銀、金などの大部分の金属導体と導電性ポリマーなどの有機物導体が使用され得る。
【0060】
前記電極はスパッタリング(sputtering)、真空蒸着などの低圧または真空雰囲気を利用した各種蒸着技法を利用して形成することができ、ディッピィング (dipping)やスプレー(spray)または多様な印刷工法を活用して形成することができる。また、電極の付着力を上昇させるために光学的熱的化学的技法を活用することができる。
【0061】
前記電極の放電動作から発生された光は上板15または下板25を通じて放出されるでき、必要によっては両面から放出されるように構成することもできる。すなわち、ある一面から放出される場合は一側面光源の形態を有するが、両面から放出される場合は両面光源の形態を有するようになる。この時、いずれの場合も光が放出される面の基板は透明または半透明の材料を使用しなければならなく、電極また透明の材料や半透明の材料を使用しなければならない。
【0062】
前記光が放出される面の電極としては主に導体に該当する物質のうちから透明な導電体であるITOまたはIn2O3(酸化インジウム)、SnO2(酸化すず)、ZnO(酸化亜鉛)などの透明の導電体を使用する。
【0063】
前記透明導電体の場合導電率が高い材料(銀、金、銅等)に比べて電気抵抗が高く、外部電極の直接的な接触が容易でないために、透明導電体の内部または周辺に電力引入用の電極をさらに形成することもできる。前記電力引入用の電極は、シルバーペースト(silver paste)やカーボンペースト(carbone paste)などの導電性ペーストを利用して形成することができる。
【0064】
一方、前記下部基板5の上面にキャビティ12で形成された放電空間8は、上板15と下板25を合着する媒質すなわち、シーリング材4を利用して、上板15の下面と下板25の上面を永久的に合着する。したがって、前記放電空間8は外部雰囲気と完全に遮断されて独立された物理的(電気的)空間を確保するようになる。
【0065】
前記放電空間8に該当する部位に形成された表面物は放電ガスの自体発光を利用して表現するか、または放電空間の片面または両面(放電空間内側とそれに対応される相対基板の面)または前記放電空間に対応される相対基板の面にあらかじめ塗布された蛍光体7によって望みの色相を表現するようになる。もしも、放電ガス自体の発光を利用する場合には蛍光体7を塗布する必要がない。
【0066】
前記蛍光体7は機械的、化学的方法によって一定の深さで掘られて作られた放電空間の底にスプレー(spray)、印刷(printing)、露光などの技法を利用して塗布する。この場合,付着力を増加させるために樹脂やソルベントなどを添加することもできる。
【0067】
前記保護層3は絶縁体である基板表面をそのまま利用するか、または放電に容易な物質(MgO、AIN、Al2O3、TiO2、SiO2等)をコーティングして形成することができる。前記物質は主に絶縁体を放電から保護し、放電効率を高めることができるように電子放出係数を増大させる役割をする。また、前記物質はプラスチック種類の有機物材料から放出されるガスを遮断する役割をするか、または絶縁体から放電空間に放出される物質(各種イオン、残留ガス、鉛、析出金属または酸化物等)を遮断する役割をすることもする。
【0068】
以上のように、前記平板電極を利用したネオンサイン装置の全工程によって完了された上板15と下板25とは上下板を合着する媒質、すなわちシーリング材4を利用して永久的に合着される。
【0069】
前記合着媒質としては低融点グラスや接合用メタル(コバル(kovar)等)またはエポキシなどの樹脂を利用するか、または媒質自体の溶融特性を利用したレーザー融着、超音波融着、静電接合などを利用することもできる。
【0070】
このような合着過程を通じて図2aのような平板電極を利用したネオンサイン装置が完成される。
【0071】
この時、放電空間8は、大気から完全に遮断される。したがって、真空装置などを利用して空間内の空気を排出させた後、放電ガス(アルゴン、キセノン等)が注入されると、ネオンサイン装置の後工程が完了される。
【0072】
前記放電空間8内の空気は図2aに図示された排気口9及び排気チューブ11を通じて排出され 、放電ガスも前記排気口9及び排気チューブ11を通じて注入された後、排気チューブ付着用シーリング材10によって密封される。そして、前記排気口9は放電空間8内の空気を排出し、放電ガスを注入するために前記放電空間8と連結された状態を有するようになる。
【0073】
前記放電ガスは放電電圧を低くして放電効率が高い圧力と造成をうまく合せなければならない。したがって、主に単一ガスよりも二元/三元/四元の混合ガスが使用される。一般的に、全体圧力を維持するバッファー(buffer)ガスとしてはアルゴン、ネオン、ヘリウムなどが使用され、紫外線を放出する用途としてキセノンを利用する。特に、ガスの自発光を利用する場合、ネオンや窒素ガスを使用することもできる。そして、放電効率を高めるために水銀などのメタルやハロゲン物質を注入することもできる。
【0074】
以上のように完成された平板電極を利用したネオンサイン装置の上部電極1と下部電極6に別のコネクタなどを通じて電圧を供給すると、二つの電極間の電位差が発生しながら、放電空間8内の放電が誘起される。この時、放電空間8 内の蛍光体7が放電によって発生された紫外線によって励起され、このようにして発生された可視光によって望みの広告パターンを見るようになることである。
【0075】
前記電極の放電電圧はサイン波(sine wave)または三角波または四角波などの交流波形を利用して、100ボルトから10,000ボルト間の電圧を利用する。そして、供給する電圧の周波数の範囲は数十Hzから数十MHzまで可能である。
【0076】
図6は本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の全体的な工程過程を示す順序図である。
【0077】
まず、下部基板として使用されるグラスを必要な大きさで切る(S1)。そして、片方に接着剤が塗布されている一般的なシート紙に望みのパターンを形成する(S2)。その次に、前記S1で形成した基板にS2で形成したパターンが形成されたシート紙を付着させる(S3)。そして、S3の基板にサンドブラスト工程を遂行する(S4)。
【0078】
前記S4のサンドブラスト工程でシート紙が付着された部分の基板はそのまま維持され、シート紙が付着されなかった部分の基板は切削される。このようにして望みの形状のキャビティと放電空間が形成される。
【0079】
次に、前記サンドブラスト工程された基板についている異質物を除去するために洗浄をして、乾燥させる(S5)。そして、乾燥された基板のキャビティ部分に適切な蛍光体を塗布した後、乾燥する(S6)。そして、シート紙を除去すれば(S7)、放電空間が形成された下部基板が形成される。
【0080】
前記のような過程が遂行された下部基板の一面(キャビティが成形されなかった部分)に電極を付着する(S8)。もしも、前記基板自体が既に透明電極を付着した構成では前記S8過程は遂行されない。また、前記S8過程を上部基板と合着した後に遂行することも可能である。そして、前記S8過程では電極の他に必要とする下板の構成をさらに具備する。もしも、保護層が必要ならば、保護層をさらに形成させる。
【0081】
一方、上部基板も必要な大きさのグラスを切ることにより得られる(S9)。そして、前記上部基板に透明電極を付着する(S10)。前記S10過程は前記S8過程と同一の特徴を有する。すなわち、前記S10段階は前記透明電極の上部に保護層を形成する過程も含む。
【0082】
このようにして上板と下板が構成されると 、上板と下板の合着のために一側の基板にシーリング材を塗布した後、乾燥させる(S11)。もちろん、前記シーリング材は上板の下面または下板の上面(キャビティが形成された部分)にならなければならない。
【0083】
前記S11過程の遂行後、下板の一側に排気チップを形成し(S12)、上板と下板を合着させる塑性が遂行される(S13)。前記S13過程によって塑性がなされると、上板と下板は外部と密封された一つのネオンサイン装置になる。
【0084】
そして、前記排気チップ部分を利用して放電空間の内部の空気を排気させ、放電のためのガスを注入した後、チップをオフさせると、装置はこれで外部と完全に遮断された状態となる(S14)。そして、最後に放電電極の伝導率を高めるためにバス電極を形成する過程ですべてのネオンサイン工程が完了される(S15)。
【0085】
次に、図3は本発明の第2実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の断面図である。
【0086】
本発明の第2実施例は、第1実施例と同一の特性を有する。すなわち、下部基板に陰刻で成形されるキャビティ及び平面光源は同一に適用される。また、上板と下板に形成された各構成が有する特徴は同一である。
【0087】
しかし、本発明の第2実施例は、その構造面で第1実施例と相異である。以下、説明される第3実施例及び第4実施例もその構造面だけで第1実施例と相異である。
【0088】
本発明の第2実施例は、上板115は第1実施例と同一に構成させる。しかし、下板125に構成される電極を形成することにおいて、広告パターンと同一または類似に形成されたキャビティ112または放電空間108の部分のみに電極106を形成する構造である。
【0089】
すなわち、前記電極106は図示された実施例で四角形の部分であり、下部基板105の外側の部分に形成されている。図示された実施例でパターン形状がお互い異なる大きさの分離された四角形からなされているために、前記四角形の部分のみに電極が形成される。もちろん、四角形全体の部分にわたって電極は形成される。
【0090】
このような場合、前記電極はお互い分割された状態を有するようになる。したがって、各電極に電圧を供給するためのコネクタも別途に具備しなければならなく、併せて各電極を個別駆動することが可能になる。言わば、ある一つの四角形だけをまたは二つの四角形だけを表示したい時、表示したい部分の電極のみを駆動することが可能なものである。
【0091】
次に、図4は本発明の第3実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の断面図である。
【0092】
図示された実施例では下板225は第1実施例と同一の構成を有する。しかし、上板215は次のように構成される。
【0093】
上板215の最上部が上部基板202とから構成され、前記上部基板202の下面全体に上部電極201が形成されている。そして、前記上部電極201の下面に絶縁層221が構成され、前記絶縁層221の下面に保護層203が構成されている。
【0094】
すなわち、本発明の第3実施例は、上板215に構成される電極201を基板の下に構成した構造である。そして、前記電極201を絶縁させるために絶縁層221をさらに構成させている。
【0095】
一例として、前記上部電極201をITO透明電極として利用し、その下面にSiO2などの絶縁層221を形成することが可能になる。このような構造は放電電圧を低下させながら輝度を上昇させる効果をさらに得ることができる。
【0096】
次に、図5は本発明の第4実施例による平板電極を利用したネオンサイン装置の断面図である。
【0097】
図示された第4実施例では、上板315は第3実施例と同一に構成させている。そして、下板325は次のように構成される。
【0098】
すなわち、図示されているように、放電空間308内に下部電極306と下部電極絶縁層324、そして蛍光体307を形成させた構造である。前記絶縁層324は下部電極を絶縁させるためのものである。
【0099】
したがって、前記下部電極306はキャビティの底面に形成され、その上部に絶縁層324が形成された後、前記絶縁層324の上部に蛍光体307が形成される。
【0100】
以上で説明したように本発明は、上板と下板とから構成される二枚の絶縁体のうちである一つまたは両側すべてに表示しようとする広告パターンを陰刻成形することによって放電空間を形成したことを特徴とする。したがって、前記放電空間は上板または/及び下板と一体で形成される。そして、前記上板と下板に形成される放電のための電極は平板電極を利用することを基本的な技術的思想としていることを分かる。
【0101】
そして、このような本発明の技術的思想の範囲内で、当業界の通常の知識を有する者においては多様な変形が可能なことはもちろんである。
【0102】
【産業上の利用可能性】
以上で説明したように本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置は平板電極を利用するために、従来の線ネオンサインが具現できなかった多様な形状の広告パターンなどをやさしくて、正確に表現することが可能な利点がある。すなわち、微細な映像を含んだすべてのイメージを表現することが可能で、映像表現において手作業の必要なしに自動化工程を導入することが可能である。
【0103】
また、本発明の平板電極を利用したネオンサイン装置は、基板自体に放電空間のためのキャビティを陰刻成形しているために、放電空間の形成のための別のスペーサなどを必要としないし、併せて上板と下板の合着を容易にすることができるようにする利点がある。
【0104】
そして、本発明はパターンによる大量生産が可能である等の製造を容易にするために、製造費用及び生産性の側面で非常に効果的な利点がある。
【0105】
また、本発明は放電空間がキャビティに限定されて構成されるために、放電空間の量が絶対的に小さいし、必要な面積のみで発光を遂行するために放電効率が高い等、従来の放電電力に比べて約1/2ないし1/10を減少させることができる電力消費量減少の効果も得ることができる。
【0106】
そして、本発明のネオンサイン装置は額縁形態で形状が具現されるために移送及び設置が便利で物流に役に立つことができる付加的な効果も期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の平面図である。
【図2a】
図2aは本発明の第1実施例によるネオンサイン装置の断面図である。
【図2b】
図2bは本発明の第1実施例によるネオンサイン装置の上板断面図であり、
【図2c】
図2cは本発明の第1実施例によるネオンサイン装置の下板断面図であり、
【図3】
図3は本発明の第2実施例によるネオンサイン装置の断面図であり、
【図4】
図4は本発明の第3実施例によるネオンサイン装置の断面図であり、
【図5】
図5は本発明の第4実施例によるネオンサイン装置の断面図であり、
【図6】
図6は本発明による平板電極を利用したネオンサイン装置の製造工程図である。
Claims (21)
- ある一面に表示しようとする広告パターンを陰刻成形して放電空間を具備し、前記放電空間内での放電のための第1平板電極を形成している第1プレートと、前記第1平板電極と放電とを誘導するための第2平板電極を形成し、前記第1プレートの広告パターン形成面に密着される第2プレートを含んで構成される平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第1プレート及び/または第2プレートは、透明の材質であることを特徴とする請求項1に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第1平板電極及び/または第2平板電極は、透明の材質からなされたことを特徴とする請求項2に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記放電空間の内部には蛍光体が塗布されたことを特徴とする請求項3に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記放電空間と対応される第2プレート面に蛍光体を塗布したことを特徴とする請求項3に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第1平板電極は、第1プレートの外側面に形成されることを特徴とする請求項3に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第1平板電極は、放電空間の内部に形成されることを特徴とする請求項3に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第1平板電極の上部に絶縁層をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項7に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第1平板電極は、前記第1プレートの放電空間の面積に対応して形成されることを特徴とする請求項6または7に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第1平板電極及び/または第2平板電極は、ITO電極であることを特徴とする請求項9に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第1平板電極は、前記第1プレートの全体の面積に対応して形成されることを特徴とする請求項6に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第2平板電極は、前記第2プレートの外側面に形成されることを特徴とする請求項3に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第2プレートの下面には保護層がさらに形成されることを特徴とする請求項12に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第2平板電極は、前記第2プレートの内側面に形成されることを特徴とする請求項3に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第2平板電極の下面に絶縁層がさらに形成されることを特徴とする請求項14に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記絶縁層の下面に保護層がさらに形成されることを特徴とする請求項15に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- 前記第2プレートは、前記第1プレートと同一の形状から構成されることを特徴とする請求項1に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置。
- ある一面に表示しようとする広告パターンを陰刻成形して放電空間を具備した下部グラスと、
前記下部グラスの広告パターン形成面と対応面に放電を誘導するために形成される平板電極と、
前記放電空間の内部に形成された蛍光体を含んで構成される平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造。 - 前記平板電極は、広告パターンの面積に対応される部分のみに形成されることを特徴とする請求項18に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造。
- 前記平板電極は、下部グラスの全体の面積に形成されることを特徴とする請求項18に記載の平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造。
- 上面に表示しようとする広告パターンを陰刻成形して放電空間を具備した下部グラスと、
前記放電空間の内部に放電を誘導するために形成される平板電極と、
前記平板電極の上部に形成された絶縁層と、
前記絶縁層の上部に形成された蛍光体を含んで構成される平板電極を利用したネオンサイン装置の下板構造。
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