JP2004520207A - セラミック物体成形用型の多孔性機能回復法 - Google Patents

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Abstract

セラミック物体を成形するための型(2)を製作するのに用いられる材料の多孔性を、当該型(2)の使用により細孔が損なわれたとき、機能回復するための方法であって、有機物質が原因の汚染物を当該型(2)から除去する工程、生物由来の汚染物を当該型(2)から除去する工程、無機の被覆物を攻撃し当該型(2)の細孔に侵入した無機物質を除去する工程、を含む順序づけられたシーケンスのうちの少なくとも2つの一連の工程を順次実施することを含み、最初の工程が所定の汚染物質の性質に従って予め設定される、セラミック物体成形型の多孔性機能回復方法。この方法を実施するステーションも本発明の不可分の一部である。

Description

【0001】
[技術分野]
本発明は、セラミック物体、特に衛生器具の製造に関し、これらの物体はセラミック混合物(スリップとして知られる)を多孔質の水切り材料製の型に流し込んで作られる。詳しく言えば、本発明は、型を製作する材料であって型を使用する結果としてつまる材料の多孔質の機能性を回復するため処理するための方法に関する。
【0002】
[背景技術]
セラミック物体を製造するための多孔質材料製の型は、1以上の成形キャビティであって、おのおのがセラミック物体の外表面を成形するように設計された面により境界を定められ、そして水切りチャンネルのネットワークと成形キャビティにセラミック混合物を充填しそしてキャビティを空にするための系(システム)とにつながれる成形キャビティを含む。特殊な水切りマニホールドとスリップマニホールドにより、それぞれ型の外部から水切りチャンネル系へ及び成形型の成形キャビティに充填しそれを空にする系へ通じるのが可能になっている。
【0003】
機能上、上記の型は、極めて細かい固体粒子の水性懸濁液の形で成形キャビティに流し込まれたセラミック混合物を保持して成形する一方で、液体分がフィルタースクリーンとして働く周囲の成形表面を通ってそれから分離する水切りフィルターと同等である。
【0004】
実際問題として、このような型は成形サイクルを制御する装置により制御される。サイクルの特定の段階において、型の水切り系にいわゆるサービス流体(水、空気及び洗浄液)を供給することができる。これらは二通りで供給することができ、すなわち、流れに逆らって又は吸収により、供給することができる。流れに逆らって供給される場合、サービス流体は水切りマニホールドにより水切り系に導入され、次いで成形キャビティへ流入して、成形面を通過する。吸着での供給の際には、流れと並行の流動で、サービス流体は成形面へ適用され、重力により又は真空を利用して水切り系の方へ移動させられる。
【0005】
衛生器具においては、セラミック混合物すなわちスリップのために用いられる原料は無機物であって、工業的な精製の結果として得られ、あるいは天然の鉱床から直接得られる。従って後者の場合、それらは有機物質又はその他の無機化合物に由来する不純物を含有していることがある。
【0006】
スリップは、普通、工業タイプの、微粉砕し水に分散した粘土、長石とシリカ、からなる。これらのセラミック混合物における固体粒子は、数百nmからおよそ40μmまでの直径を有する。
【0007】
従って、使用の際に多孔質材料製の型(例えば、微孔質の樹脂製の型)が目標とされた通常の保守処理にかけられないとすると、セラミック混合物からの粒子の自然の浸入のため、あるいは成形作業のために使用される空気及び/又は水からの不純物の浸透のために、細孔は部分的に又は完全に閉塞されることがある。更に、型のフィルター層も、生産サイクル外からの物質、例えばグリース、油など、による汚染により図らずも損傷されることがある。
【0008】
型のフィルタースクリーンの細孔に侵入する物質の影響は、生物的及び有機的な汚染、無機の被覆物、及び上記の様々なタイプの組み合わせである混合型の被覆物、として分類することができる。
【0009】
生物的な汚染の場合は、汚染物質は混合物中又は型のサービス流体の水中に含まれる不純物、例えば一般に腐植土や細菌性の物質など、である。
【0010】
上記のとおり、有機的な汚染はグリース及び/又は油の意図せぬ存在による。
【0011】
被覆物による汚染は、混合物中の粒子と塩又は酸化物との相互作用の結果としてクラスターが形成されることによる。塩又は酸化物は、混合物を調製するのに使用する原料及び/又は水中の不純物として存在することがあり、あるいは技術的サイクルの様々な段階の間に(例えば型を洗浄する際に水とともに)型へ持ち込まれることがある。
【0012】
ドイツ国特許出願公開第2107018号明細書には、セラミック製品を成形するための方法が開示されており、これでは圧縮空気を使って多孔質の型を乾燥させている。
【0013】
英国特許出願公開第1337492号明細書には、セラミック製品を成形するための方法が開示され、多孔質の型を乾燥する工程を温風を使用して迅速化することが記載されている。
【0014】
ヨーロッパ特許出願公開第463179号明細書には、多孔質の型でセラミック製品を成形するための高圧装置であり、型をクリーニングするための超音波ユニットを含む装置が開示されている。
【0015】
現在、型材料のもとの微孔質性を十分に回復するのを可能にする型材料の再生方法は知られていない。従って、樹脂製の型の機能性が漸次低下し、結果として当のプロセスの特定の工程(目的物の成形及び型からの取り出し)における製造条件が悪化するのを救済する対策はない。これらの理由から、所定の使用期間後に、型は取り換えなくてはならない。
【0016】
[発明の開示]
本発明の目的は、種々の汚染物質の組織的で完全な除去を可能にし、且つ同時に、型の有効寿命の有意の延長を保証する高レベルの効率で全てを行うのを可能にする方法を使用して、種々の作業工程が注意深く選定され、そして予め設定された順序でなされる、材料の多孔性の機能を回復するための方法を紹介することである。
【0017】
その特定の側面によれば、本発明は、各独立請求項に記載されたとおりの、セラミック物体を成形するための型を製作するのに使用される材料の多孔性を機能回復するための方法を提供する。
【0018】
本発明はまた、請求項34に記載された作業ステーションにも関する。
【0019】
従属請求項には、本発明の好ましい、有利な態様が記載される。
【0020】
意外にも、この方法における工程のうちの一部のものの順序は、個々の工程により実現する効果が相乗的に高まること、そしてそれが型の有効寿命を延ばすことにより設備費と運転費の点で有意の節約を可能にする、ということが明らかになった。
【0021】
上記の目的に関連して、本発明の技術的特徴は特許請求の範囲に明確に記載されており、そしてその利点は、発明概念の範囲を制限することなく単に一例として提示する本発明の好ましい態様を説明する添付の図面を参照して、以下の詳しい説明から明らかになる。
【0022】
[発明の好ましい態様の詳しい説明]
添付図面の図3は、セラミック物体を成形するための、多孔質材料製の型についての、型処理方法の実用的なブロック図を総括して示している。この方法は、型を繰り返し使用することにより損なわれた材料の多孔性のもとの機能を回復するよう計画される。
【0023】
上述のように、型の多孔性は主に、有機物の汚染、生物的な及び/又は生有機的な(biorganic)汚染、無機物の汚染又は被覆物、の三種類の汚染によって損なわれる。二番目と三番目のタイプは混合型の被覆物のもとになることがある。
【0024】
上記のとおり、有機物の汚染はグリース及び/又は油の意図せぬ存在による。
【0025】
生物的な汚染の場合、汚染物質は混合物中又は型のサービス流体の水中に含ま
れる不純物、例えば一般に腐植土や細菌性の物質など、である。
【0026】
被覆物による汚染は、混合物中の粒子と塩又は酸化物との相互作用の結果としてクラスターが形成されることによる。塩又は酸化物は、混合物を調製するのに使用する原料及び/又は水中の不純物として存在することがあり、あるいは技術的サイクルの様々な段階の間に(例えば型を洗浄する際に水とともに)型へ持ち込まれることがある。
【0027】
本発明の方法は、全体として、すなわち上述の全てのタイプの汚染が存在する場合は、有機物質が原因の汚染物を除去する第1の工程、この工程に続く、生物由来の汚染物を除去する工程、無機の被覆物を攻撃してそれらを剥離させる工程、そして細孔に侵入した無機物質を流動化を利用して除去する工程、を含む。
【0028】
有機物質が原因の汚染物を除去する第1の工程は、図3において、及び図1のシーケンス図において、ブロックAにより記号化して表されている。第2、第3及び第4の工程は、図3において、及び図2のシーケンス図において、ブロックBにより記号化して表されている。ブロックAとブロックBで表された工程は図示の順序で行わなくてはならないこと、その一方ブロックB内では、生物由来の汚染物の除去と無機の被覆物を攻撃するという副次工程を図示の順番で行う必要はない、ということに注目すべきである。
【0029】
上述の完全なシーケンスは、セラミック物体、好ましくは衛生器具、を製造するための多孔質樹脂製の型に標準的に影響を及ぼしかねない全ての種類の汚染物の組織的な処理を伴う。
【0030】
ところが、一部のタイプの汚染物のみが存在する場合には、間違いなく存在しない汚染物質の除去に関連する工程を方法から省くことができるが、とは言え残りの工程については上述の予め設定された順番を変更しないでおかなくてはならない。
【0031】
プログラム可能な自動制御手段、例えばPLC、により制御される特別の自動化したステーション(図4)が、汚染物質のタイプに応じて、実行すべき工程の選定と順番の定まった処理を始める開始工程の選定を可能にする。
【0032】
より具体的に言うと、有機物質による汚染物を除去する(図1)のは、多孔質型の材料にアルカリ性の流体からなる、例えば洗剤と界面活性剤との混合物であるアルカリ性溶液のようなものからなる、液体流を適用(application)することを含む。洗剤は、好ましくはカチオンタイプ及び非イオンタイプのものであり、界面活性剤はアルキルアミノポリエトキシレート類から選ばれる。
【0033】
図1のダイアグラムは、工程A1として記号により表示された、有機物質による汚染物の実際の除去が、アルカリ性溶液の再循環の停止を可能にする管理条件が満足されるまで型にアルカリ性溶液を連続して且つ繰り返し適用するのをいかにして必要とするかも示している。工程A2として記号により表示された、その後の洗浄用流体、例えば昇圧した水のようなものの再循環で、洗浄し、すすぎ洗いし、洗剤溶液を型から取り除いて、汚染物を除去する。最後に、その後の気体流体、例えば空気の再循環で、型の製作材料の細孔を乾燥させ、そして型に残っている残留廃物を機械的に除去する。
【0034】
有機物質が原因の汚染物を除去する工程の次に、無機の汚染物と生物性の汚染物を攻撃する部分が続く。
【0035】
図2は、本発明の方法のうちのこの部分が、酸性環境中で被覆物を攻撃する最初の工程(工程B1)と、その後のアルカリ性環境でそれらを攻撃する工程(工程B3)とを必要とすることを示している。工程B1とB3の間で、B2の記号で示されるアルカリ性環境での殺菌工程を行う。次の工程B4とB5は、アルカリ性環境での被覆物の更なる処理に関係しており、その一方プロセスの最後に行われる工程B6は、酸性環境中での更なるスケール除去を可能にする。
【0036】
酸性環境中で被覆物を攻撃する工程(工程B1)を最初に行い、そしてアルカリ性環境中での殺菌工程(B2)を2番目に行うことができ、あるいは、必要な場合には、それらの順番を逆にすることができる。
【0037】
とは言え、型2に酸性溶液を適用することによる工程1には特定の殺菌効果もあり、従ってこの工程は生物性汚染物を除去するのに役立つ。
【0038】
より具体的に言うと、工程B1として表示された、酸性環境中での無機の被覆物への攻撃は、酸性のpHを持つ第1の流体、例えば1又は2種以上の酸の混合物の水性溶液を、対応の水を通す系を通して、型へ繰り返し適用することを必要とする。この溶液は、好ましくは、10wt%を超えない濃度であり、そして必要なら、酸性環境中の活性剤の存在により補助される。
【0039】
最も適切なタイプの酸と補助剤は、被覆物の化学的性質を考慮して選定される。
【0040】
例えば、セラミック混合物が原因となる被覆物は塩酸、フッ酸、又はこれら二つの混合物で効果的に処理することができる。
【0041】
使用することができるこのほかの酸は硫酸と硝酸であり、それらは個別に、又は互いに混合し、あるいは上述の他の酸と混合して、使用することができる。
【0042】
アルカリ性環境中での殺菌工程(工程B2)は、洗浄用流体を型を通し再循環させることにより行うことができる。この流体は、型における生物的汚染物の種類に対応する殺生剤を含有する洗浄用溶液でよい。例えば、次亜塩素酸ナトリウム又は第四アンモニウム塩からなる群より選ばれる殺生物質を含有する水性溶液には、強力な殺生剤及び殺菌剤として広範囲の用途がある。
【0043】
殺菌工程B2とアルカリ性環境での脱スケール工程B3の両方は、型を圧縮空気が通過するのを伴うシーケンスと有利に組み合わせることができる。
【0044】
工程B4とB5により表される、その他の工程は、アルカリ性流体、例えば水性アルカリ性溶液のようなものの再循環で洗浄することによる、型材料の細孔の脱スケール、セラミック混合物が原因の被覆物の脱スケーリングのためのものである。
【0045】
被覆物中の主要な物質に従って適切に選ばれる流動化剤を加えた溶液を、型を通して空気を吹き込むシーケンスと組み合わせることもできる。セラミック混合物に適した流動化剤の例は、低分子量のポリアクリレートのナトリウム塩及びアンモニウム塩や、ポリリン酸塩などの、化合物である。
【0046】
B6で表される、酸性環境中での更なる脱スケール工程は、好ましくは、濃度が最高で20wt%までの、水性酸性溶液、又は酸の混合物からなる、洗浄用流体を型に継続して繰り返し適用することを必要とする。使用する薬剤は工程B1におけるのと同じでよい。
【0047】
型を通して水を再循環させることで、型材料の細孔の最終的なすすぎ洗いがなされる。
【0048】
明らかに、この方法は、一例として且つ本発明の範囲を限定することなく、図2に示されたように、1または2以上の特徴的な工程を、一部分であれ、繰り返すことを必要とすることがある。同図は、工程B6とその後の水での洗浄工程後に、いかにして乾燥工程を繰り返し、工程B4とB5及び関係する付帯的な洗浄及び/又は乾燥工程を繰り返すことができるのかを示している。あるいはまた、工程B5だけを行うことが可能であり、あるいは型2の製作材料のための洗浄及び/又は乾燥工程を繰り返すだけというのも可能である。工程の循環式の繰り返しは、予め設定した管理条件が満足されるまでずっと有効のままにされる。
【0049】
図3に模式的に図示された型の再生ステーションは、基本的に、処理タンク1を含み、その上に再生させるべき型2が配置される。ポンプ4を備えた環状の管3が、圧力を受けて適当な供給タンク6a及び6bからやってくる洗浄用溶液を型2の水切り系へ送給する。その後、それらはタンク1から取り出されて再循環され、型2へ再び送られる。遮断手段の装置、例えばPLCにより制御される電磁弁5のようなものが、型2の処理のために使用される溶液の再循環を停止するのを可能にし、またそれらを出口8の方へ導くのを可能にする。環状の管3に通じ、PLCにより切り換え制御される適当な電磁弁5を同様に備えた管9、10、11、12は、ここで説明される方法の種々の特徴的な工程に至ると、型2へ流体を導く管3に昇圧した空気及び/又は水を満たすのを可能にする。
【0050】
処理中に液体の流れを循環させるための方法に関しては、様々な別法が可能である。第一のオプションは、洗浄用の流体を型の水切り系へ導入してそれらを多孔質のスクリーンを通して成形キャビティに流入させ、スリップを導入しそして抜き出すのに使用されるチャンネルを通して型から抜き出すという可能性によるものである。このとき、洗浄用の流体は流れに逆らって、すなわちセラミック混合物を成形キャビティへ導入する方向とは反対の方向に、循環させる。
【0051】
これに代わるオプションは、所望の洗浄用流体の循環を生じさせるように型に適用される真空を利用して、洗浄用流体を流れと一致して、例えば洗浄用溶液を成形面へ、すなわちフィルター用の多孔質スクリーンの表面へ、直接且つ局所的に適用することにより循環させるという可能性によるものである。
【0052】
以下は、本発明による方法をどのように適用することができるかを示す例である。
【0053】
(例1)
この例では、本発明による方法を使って、有機物質、すなわちグリース及び/又は油により汚染され、且つ無機の被覆物、すなわちセラミック製品を成形するのに使用される混合物と混合する塩又は酸化物により生成されるスケールにより汚染された型を再生する。
【0054】
再生プロセスは、図3に極めて概略的に示したシーケンスに従う。
【0055】
有機物質が原因の汚染物の除去は、水酸化カリウムを最高20wt%までの濃度で含有する水性アルカリ性溶液を適用する第1の工程(図1の工程A1)を必要とする。この溶液は、再生しようとする型に対し「流れと一致して」、すなわち上記のとおり、セラミック混合物を型へ導入するのと同じ方法に、適用する。
【0056】
アルカリ性溶液は不連続的に、すなわちはっきりとした間をおいて、且つ再循環なしに適用され、プロセスサイクルは、この適用が1時間から24時間の範囲にわたる間に少なくとも30分の間隔で交互になされるように設定される。
【0057】
この後に、アルカリ性溶液を洗い流す工程(図1の工程A2)が続く。この洗浄工程は、10〜30分の間連続の流れで且つ再循環なしに加圧下の水を適用することによりなされる。
【0058】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図1の空気処理(AIR)工程)が続く。
【0059】
この工程シーケンスを、要求される結果が得られるまで繰り返すことができる。
【0060】
この後に、無機の被覆物を除去するため、図3において全体としてBと表示されそして図2でもっと詳しく説明される、もう一つの工程シーケンスが続く。
【0061】
次は、濃度が最高で10wt%までの塩酸の水性酸性溶液を使用して、酸性環境中で無機の被覆物を攻撃する工程(図2ではB1と表示される)である。
【0062】
この水性酸性溶液は、「流れと逆の」連続の再循環により、すなわちセラミック混合物を導入するのと反対の方向にそれを循環させることにより、1〜24時間適用される。
【0063】
この後に、流れと一致して且つ再循環なしに加圧下で不連続的に適用される水を使って型を洗浄する工程(図2の最初の水処理(WATER)工程)が続く。この工程の時間は10〜60分であり、そしてこの工程は5分以下の間隔で交互に行われる。
【0064】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに連続的に型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図2の第1の空気処理(AIR)工程)が続く。
【0065】
生有機的なあるいは生物性の汚染物はないので、殺菌工程B2と関連のAIR工程とは省かれる。
【0066】
次は、濃度が最高で10wt%までのケイ酸ナトリウムの水性アルカリ性溶液を使用するアルカリ性環境中での攻撃の工程(図2の工程B3)である。
【0067】
この水性アルカリ性溶液は、流れに逆らって、再循環なしに、加圧下の空気と交互させて、不連続的に型へ適用される。この工程の時間は30〜60分であり、その一方、圧縮空気を適用する副次工程の時間は2〜5分である。
【0068】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに連続的に型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図2の第3のAIR工程)が続く。
【0069】
次は、濃度が最高で10wt%までのケイ酸ナトリウムの水性アルカリ性溶液を使用するアルカリ性環境中でのもう一つの攻撃工程(図2の工程B4)である。
【0070】
この水性アルカリ性溶液は、流れと反対向きに、連続的に再循環させることにより型へ適用される。この工程の時間は1〜24時間である。
【0071】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに連続的に型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図2の第4のAIR工程)が続く。
【0072】
次は、濃度が最高で10wt%までのケイ酸ナトリウムの水性アルカリ性溶液を使用するアルカリ性環境中での更にもう一つの攻撃工程(図2の工程B5)である。
【0073】
この水性アルカリ性溶液は、流れと反対向きの不連続の再循環により型へ適用される。このサイクルは、流体が交互に完全に型を通って流れるようにするよう設計される。この工程の時間は1〜24時間である。
【0074】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに連続的に型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図2の第4のAIR工程)が続く。
【0075】
この後に、流れと一致して且つ再循環なしに加圧下で不連続的に適用される水を使って型を洗浄する工程(図2の第2のWATER工程)が続く。この工程の時間は10〜60分であり、そしてこの工程は5分以下の間隔で交互に行われる。
【0076】
次は、濃度が最高で20wt%までの塩酸の水性酸性溶液を使用して、酸性環境中で無機の被覆物を攻撃する工程(図2においてB6と表示される)である。
【0077】
この水性酸性溶液は、流れと一致する方向に、再循環なしに、少なくとも30分の間隔で交互に、5〜24時間不連続的に適用される。
【0078】
この後に、流れと一致して且つ再循環なしに加圧下で不連続的に適用される水を使って型を洗浄する工程(図2の第3のWATER工程)が続く。この工程の時間は10〜60分であり、そしてこの工程は5分以下の間隔で交互に行われる。
【0079】
このプロセスは、要望に応じ、また得られる結果に依存して、全部又は一部を繰り返すことができる。
【0080】
(例2)
この例では、本発明による方法を使って、生有機的又は生物的物質、すなわち混合物中又は型のサービス流体の水中に含まれる不純物、例えば腐植土や細菌性の物質などにより汚染され、且つ無機の被覆物、すなわちセラミック混合物と混合する塩又は酸化物により生成されるスケールにより汚染された型を再生する。
【0081】
再生プロセスは、図2に示したシーケンスに従う。
【0082】
無機物質の除去と生有機的物質が原因の汚染物の前処理は、最高10wt%までの濃度の塩酸の水性酸性溶液を適用する第1の工程(図2の工程B1)を必要とする。
【0083】
この水性酸性溶液は、「流れと逆の」連続の再循環により、すなわちセラミック混合物を導入するのと反対の方向にそれを循環させることにより、1〜24時間適用される。
【0084】
この後に、流れと一致して且つ再循環なしに加圧下で不連続的に適用される水を使って型を洗浄する工程(図2の第1のWATER工程)が続く。この工程の時間は10〜60分であり、そしてこの工程は5分以下の間隔で交互に行われる。
【0085】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに連続的に型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図2の第1のAIR工程)が続く。
【0086】
次は、濃度が最高で15wt%までの次亜塩素酸ナトリウムの水性殺菌剤溶液を使用するアルカリ性環境中での攻撃の工程(図2の工程B2)である。
【0087】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに連続的に型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図2の第2のAIR工程)が続く。
【0088】
水性殺菌剤溶液は、流れの方向に一致して連続的に再循環させることにより型へ適用される。この工程の時間は30分〜5時間である。
【0089】
次は、濃度が最高で10wt%までのケイ酸ナトリウムの水性アルカリ性溶液を使用するアルカリ性環境中での攻撃の工程(図2の工程B3)である。
【0090】
この水性アルカリ性溶液は、流れと反対向きに、再循環なしに、加圧下の空気と交互させて、不連続的に型へ適用される。この工程の時間は30〜60分であり、その一方、圧縮空気を適用する副次工程の時間は2〜5分である。
【0091】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに連続的に型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図2の第3のAIR工程)が続く。
【0092】
次は、濃度が最高で10wt%までのケイ酸ナトリウムの水性アルカリ性溶液を使用するアルカリ性環境中でのもう一つの攻撃工程(図2の工程B4)である。
【0093】
この水性アルカリ性溶液は、流れと反対向きに、連続的に再循環させることにより型へ適用される。この工程の時間は1〜24時間である。
【0094】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに連続的に型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図2の第4のAIR工程)が続く。
【0095】
次は、濃度が最高で10wt%までのケイ酸ナトリウムの水性アルカリ性溶液を使用するアルカリ性環境中での更にもう一つの攻撃工程(図2の工程B5)である。
【0096】
この水性アルカリ性溶液は、流れと反対向きの不連続の再循環により型へ適用される。このサイクルは、流体が交互に完全に型を通って流れるようにするよう設計される。
この工程の時間は1〜24時間である。
【0097】
この後に、加圧下の空気を5〜15分間流れと反対向きに連続的に型に適用する乾燥及び機械的な除去の工程(図2の第4のAIR工程)が続く。
【0098】
この後に、流れと一致して且つ再循環なしに加圧下で不連続的に適用される水を使って型を洗浄する工程(図2の第2のWATER工程)が続く。この工程の時間は10〜60分であり、そしてこの工程は5分以下の間隔で交互に行われる。
【0099】
次は、濃度が最高で20wt%までの塩酸の水性酸性溶液を使用して、酸性環境中で無機の被覆物を攻撃する工程(図2においてB6と表示される)である。
【0100】
この水性酸性溶液は、流れと一致する方向に、再循環なしに、少なくとも30分の間隔で交互に、5〜24時間不連続的に適用される。
【0101】
この後に、流れと一致して且つ再循環なしに加圧下で不連続的に適用される水を使って型を洗浄する工程(図2の第3のWATER工程)が続く。この工程の時間は10〜60分であり、そしてこの工程は5分以下の間隔で交互に行われる。
【0102】
このプロセスも、要望に応じ、また得られる結果に依存して、全部又は一部を繰り返すことができる。
【0103】
上述の本発明は、特許請求の範囲において規定される発明概念の範囲から逸脱することなしにいく通りか変更や改変を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
有機物の汚染による影響を受けた型材料の多孔性を回復する、回復方法の工程の第一のシーケンスを説明する概要図である。
【図2】
無機物の及び生物的な汚染による影響を受けた型材料の多孔性の機能を回復する、回復方法の工程の第二のシーケンスを説明する概要図である。
【図3】
混合型の汚染の影響を受けた多孔性を回復するのに適した回復方法の非常に模式的な図である。
【図4】
本発明による方法を実施する作業ステーションのレイアウト図である。

Claims (35)

  1. セラミック物体を成形するための型(2)を製作するのに用いられる材料の多孔性を、有機物質が原因の汚染物、無機の被覆物が原因の汚染物、及び生物性物質が原因の汚染物のため型(2)を使用することにより細孔が損なわれたときに、機能回復するための方法であって、
    アルカリ性溶液を含む第1の流体の流れを、当該型(2)へ、そしてその細孔を通して、当該型(2)とその細孔の有機物質による汚染物を除去するように適用する工程(A1)、
    この工程に続く、
    酸性溶液を含む第2の流体の流れを、当該型(2)へ、そしてその細孔を通して、当該型(2)とその細孔の無機物質による汚染物を除去するように適用する工程(B1)、及び
    殺菌剤溶液を含む第3の流体の流れを、当該型(2)へ、そしてその細孔を通して、当該型(2)とその細孔の生物性物質による汚染物を除去するように適用する工程(B2)、
    を含む、セラミック物体成形型材料の多孔性機能回復方法。
  2. 前記アルカリ性溶液の適用(A1)後に、洗浄用流体を使用する型(2)洗浄工程(A2)を少なくとも1つ含むことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記洗浄用流体が水であることを特徴とする、請求項2記載の方法。
  4. 前記洗浄工程(A2)を、セラミック混合物を前記型(2)の成形キャビティへ導入する方向に関する流れと反対向きに実施することを特徴とする、請求項2又は3記載の方法。
  5. 前記洗浄工程(A2)を、セラミック混合物を前記型(2)の成形キャビティへ導入するのと同じ方向で、当該流れと一致して行うことを特徴とする、請求項2から4までのいずれかに記載の方法。
  6. 前記洗浄工程(A2)を前記型(2)へ真空を適用して行うことを特徴とする、請求項2から5までのいずれかに記載の方法。
  7. 前記アルカリ性溶液が水性アルカリ性溶液であり、そして洗剤と界面活性剤との混合物を含有する溶液を含むことを特徴とする、請求項1から6までのいずれかに記載の方法。
  8. 前記アルカリ性溶液が水性アルカリ性溶液であり、そしてカチオン性及び非イオン性の洗剤の群から選ばれる洗剤と、アルキルアミノポリエトキシレート群から選ばれる界面活性剤とを含むことを特徴とする、請求項1から7までのいずれかに記載の方法。
  9. 前記酸性溶液が酸又は酸の混合物を10wt%以下の合計濃度で含有する水性溶液であることを特徴とする、請求項1から8までのいずれかに記載の方法。
  10. 前記酸性溶液が、塩酸、フッ酸、硫酸及び硝酸の群から選ばれる酸又は酸の混合物を含有する水性溶液であることを特徴とする、請求項1から9までのいずれかに記載の方法。
  11. 前記酸性溶液の適用(B1)後に、洗浄用流体を使用する型(2)洗浄工程(WATER)を少なくとも1つ含むことを特徴とする、請求項1から10までのいずれかに記載の方法。
  12. 前記工程(B2)で適用される前記殺菌剤溶液が殺生剤物質を含有する水性溶液を含むことを特徴とする、請求項1から11までのいずれかに記載の方法。
  13. 前記殺生剤物質を次亜塩素酸ナトリウムと第四アンモニウム塩とからなる群より選ぶことを特徴とする、請求項12記載の方法。
  14. 前記水性殺生剤溶液が、前記殺生剤物質が15wt%以下の合計濃度で存在する水性溶液であることを特徴とする、請求項12又は13記載の方法。
  15. 前記酸性溶液を適用する工程(B1)後に、前記型(2)及びその細孔の無機物質が原因の汚染物を除去するようにして前記型(2)へアルカリ性流体を適用する少なくとも1つの工程(B3、B4、B5)を含むことを特徴とする、請求項1から14までのいずれかに記載の方法。
  16. 工程(B3、B4、B5)で使用する前記アルカリ性流体に低分子量のポリアクリレートのナトリウム及びアンモニウム塩並びにポリリン酸塩のような化合物からなる群から選ばれる流動化剤を加えることを特徴とする、請求項15記載の方法。
  17. 前記アルカリ性流体を適用する工程(B3、B4、B5)に続き、気体流を順次適用することを含むことを特徴とする、請求項15又は16記載の方法。
  18. 工程(B3、B4、B5)で前記型(2)に適用される前記アルカリ性流体が、カチオン性及び非イオン性の洗剤の群から選ばれる洗剤と、アルキルアミノポリエトキシレート群から選ばれる界面活性剤とを含むことを特徴とする、請求項15又は16記載の方法。
  19. 前記型(2)に前記アルカリ性流体を適用する工程(B3、B4、B5)に続き、酸性溶液を適用する工程(B6)を含むことを特徴とする、請求項15から18までのいずれかに記載の方法。
  20. 工程(B6)で適用される前記酸性溶液が、最高で20wt%までの濃度の酸又は酸の混合物の水性溶液を含むことを特徴とする、請求項19記載の方法。
  21. 酸性溶液を適用する前記工程(B6)の後に前記型(2)を洗浄する工程(WATER)が続くことを特徴とする、請求項19又は20記載の方法。
  22. セラミック物体を成形するための型(2)を製作するのに用いられる材料の多孔性を、有機物質が原因の汚染物のため型(2)を使用することにより細孔が損なわれたときに、機能回復するための方法であって、
    アルカリ性溶液を含む第1の流体の流れを、当該型(2)へ、そしてその細孔を通して、当該型(2)とその細孔の有機物質による汚染物を除去するように適用する工程(A1)、
    を含む、セラミック物体成形型材料の多孔性機能回復方法。
  23. 前記アルカリ性溶液の適用(A1)後に、洗浄用流体を使用する少なくとも1つの型(2)洗浄工程(A2)を含むことを特徴とする、請求項22記載の方法。
  24. 前記アルカリ性溶液を適用する工程(A1)後又は前記洗浄工程後に、前記型(2)へ、及びその細孔を通して、当該型(2)及びその細孔の無機物質が原因の汚染物を除去するようにして酸性溶液を含む流体の流れを適用する工程(B1)を含むことを特徴とする、請求項22又は23記載の方法。
  25. 前記アルカリ性溶液を適用する工程(A1)後又は前記洗浄工程後に、前記型(2)へ、及びその細孔を通して、当該型(2)及びその細孔の生物性物質が原因の汚染物を除去するようにして殺菌剤溶液を含む流体の流れを適用する工程(B2)を含むことを特徴とする、請求項22又は23記載の方法。
  26. 前記酸性溶液を適用する工程(B1)後に、前記型(2)及びその細孔の無機物質が原因の汚染物を除去するようにして前記型(2)へアルカリ性流体を適用する少なくとも1つの工程(B3、B4、B5)を含むことを特徴とする、請求項24記載の方法。
  27. 工程(B3、B4、B5)で使用する前記アルカリ性流体に低分子量のポリアクリレートのナトリウム及びアンモニウム塩並びにポリリン酸塩のような化合物からなる群から選ばれる流動化剤を加えることを特徴とする、請求項26記載の方法。
  28. セラミック物体を成形するための型(2)を製作するのに用いられる材料の多孔性を、無機の被覆物が原因の汚染物のため型(2)を使用することにより細孔が損なわれたときに、機能回復するための方法であって、
    酸性溶液を含む流体の流れを、当該型(2)へ、そしてその細孔を通して、当該型(2)とその細孔の無機物質による汚染物を除去するように適用する工程(B1)、
    を含む、セラミック物体成形型材料の多孔性機能回復方法。
  29. 前記酸性溶液を適用する工程(B1)後に、前記型(2)へ、及びその細孔を通して、当該型(2)及びその細孔の生物性物質が原因の汚染物を除去するようにして殺菌剤溶液を含む流体の流れを適用する工程(B2)を含むことを特徴とする、請求項28記載の方法。
  30. 前記酸性溶液を適用する工程(B1)後又は前記殺菌剤溶液を適用する工程(B1)後に、前記型(2)及びその細孔の無機物質が原因の汚染物を除去するようにして前記型(2)へアルカリ性流体を適用する少なくとも1つの工程(B3、B4、B5)を含むことを特徴とする、請求項28又は29記載の方法。
  31. 工程(B3、B4、B5)で使用する前記アルカリ性流体に低分子量のポリアクリレートのナトリウム及びアンモニウム塩並びにポリリン酸塩のような化合物からなる群から選ばれる流動化剤を加えることを特徴とする、請求項30記載の方法。
  32. セラミック物体を成形するための型(2)を製作するのに用いられる材料の多孔性を、生物性物質が原因の汚染物のため型(2)を使用することにより細孔が損なわれたときに、機能回復するための方法であって、
    殺菌剤溶液を含む流体の流れを、当該型(2)へ、そしてその細孔を通して、当該型(2)とその細孔の生物性物質による汚染物を除去するように適用する工程(B2)、
    を含む、セラミック物体成形型材料の多孔性機能回復方法。
  33. 前記型(2)を製作するのに用いられる材料の細孔の汚染物の種類に従ってプログラム可能である自動制御手段(7)により前記作業工程を制御することを特徴とする、請求項1から32までのいずれかに記載の方法。
  34. 請求項1から33までのいずれかに記載の回復方法を実施する作業ステーションであって、回復しようとする型(2)が上に配置されるタンク(1)、少なくとも1つのタンク(6a、6b)からの洗浄用流体を上記型(2)へ送給し、次いで当該流体を上記タンク(1)から取り出し上記型(2)を通して再循環させるポンプ(4)を備えた管(6)、上記型(2)を製作するのに使用される材料の多孔性の汚染物の種類に応じてプログラムすることができる自動化した制御手段(7)、この自動化した制御手段(7)により制御され、制御すべき流体を再循環させ、そして予め設定した制御条件が満足されたならそれらを出口(8)の方へ導くのを可能にする遮断手段(5)、を含む作業ステーション。
  35. 前記型(2)につながれる前記管(3)に通じ、且つ、命令により切り換えることができそして前記自動化した制御手段(7)により制御され、当該再生方法の特徴的工程に従って選ばれる種々の流体を、それらを前記型(2)へ導く前記管(3)に導くのを可能にする遮断手段(5)を有する、少なくとも1つの管(9、10、11、12)を含むことを特徴とする、請求項34記載のステーション。
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