JPH02268881A - コンテナの洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば医薬品、化成品等の粉粒体が充填され
粉粒体の運搬、保管等に使用されるコンテナの、粉粒体
が排出された後の内面を、複数個連続して洗浄するコン
テナの洗浄方法に関するものである。

（従来技術及びその問題点） 複数個のコンテナの内面を連続して洗浄するにおいては
、コンテナ内面の洗浄後の清潔度を向上させること、更
には省資源の観点から洗浄における洗浄剤や洗浄用水の
使用量を抑制することが切望されていた。

（発明の目的） 本発明は、コンテナ内面の洗浄後の清潔度を向上させる
ことができ、更には洗浄における洗浄剤や洗浄用水の使
用量を抑制することができるコンテナの洗浄方法を提供
することを目的とする。

（発明の構成） 本発明は、複数個のコンテナの内面を連続して洗浄する
コンテナの洗浄方法において、コンテナの内面に洗浄用
水を低圧で吹付けることにより初期洗浄を行なった後、
コンテナの内面に洗浄剤を吹付け、コンテナをしばらく
放置した後、コンテナの内面に洗浄用水を高圧で吹付け
ることにより最終洗浄を行なうようにしたことを特徴と
するコンテナの洗浄方法であり、更には上記最終洗浄を
前後の２段階に分け、上記初期洗浄には上記最終洗浄の
前段階の洗浄で使用した後に不溶物を除去した洗浄用水
を使用し、上記最終洗浄の前段階の洗浄には上記最終洗
浄の後段階の洗浄で使用した後に不溶物を除去した洗浄
用水を使用し、上記最終洗浄の後段階の洗浄には新たな
洗浄用水を使用するようにしたものである。

（作用） 初期洗浄により大きな汚れが洗い流され、しつこく付着
している汚れに洗浄剤が確実に吹付けられ、十分に浸潤
する。また最終洗浄の後段階で使用された洗浄用水は最
終洗浄の前段階に使用され、最終洗浄の前段階に使用さ
れた洗浄用水は初期洗浄に使用されるため、使用される
洗浄用水の量は抑制される。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。

第１図は本発明のコンテナの洗浄方法の作業行程及び当
該方法を実施する装置の洗浄用水及び洗浄剤の配管構造
を示す図である。１は例えば医薬品、化成品等の粉粒体
が充填されるコンテナである。

コンテナ１は第２図及びその■矢視図である第３図に示
すように、手動シャッター弁１ａを備えた略円筒状の本
体１ｂからなり、四角形状の上枠ＩＣと下枠１ｄとの間
に４本の脚片１ｅに囲まれるように装着された状態で運
搬等されるようになっている。コンテナ１は粉粒体が排
出された後、逆さの状態で洗浄作業に移される。

第１図において、Ａ−Ｅはコンテナ１内面を洗浄するた
めの各行程におけるコンテナ１の状態を示し、Ａは初期
洗浄と洗浄剤の吹付けを連続して行なう行程、Ｂはしば
らく放置する行程、Ｃは最終洗浄、即ち２次洗浄と仕上
げ洗浄とを連続して行なう行程、Ｄはしばらく放置する
行程、Ｅは熱風により乾燥させる行程であり、コンテナ
１内面の洗浄はＡ〜Ｅの行程を全て経ることにより終了
する。洗浄用水としては一般に純水が使用され、へ行程
の初期洗浄、及びＣ行程の２回の洗浄は純水がそれぞれ
ノズル２ａ、２ｂからコンテナ１内面に吹付けられるこ
とにより行なわれる。ノズル２ａは配管３により渦巻ポ
ンプ４に連結されており、ノズル２ａからは例えば１〜
１０Ｋｇ／ｃ−の圧力で１００〜５００４１）／分の量
の純水が噴射されるようになっている。ノズル２ｂは配
管５によりプランジャポンプ６に連結されており、ノズ
ル２ｂからは例えば１００〜５００Ｋｇ／ｃ−の圧力で
２０〜１００Ｒ／分の量の純水が噴射されるようになっ
ている。またＡ行程における洗浄剤の吹付けは、洗浄剤
が初期洗浄の純水と同じ圧力及び量でノズル２ａから噴
射して行なわれる。

Ａ行程の初期洗浄は上述のように比較的低圧の純水をコ
ンテナ１内面に吹付けて行なわれる。これによりコンテ
ナ１内面に付着している大きな汚れが洗い流される。そ
して続く洗浄剤の吹付けにより、コンテナ１内面にしっ
こく付着している汚れに洗浄剤が確実に吹付けられる。

Ｂ行程ではへ行程により洗浄剤の吹付けられたコンテナ
１をしばらく放置する。これにより洗浄剤がコンテナ１
内面にしつこく付着している汚れに十分に浸潤していく
。ＡＳＢ行程においてコンテナ１内面から流れ落ちてく
る純水及び洗浄剤は水受７に受けられるようになってい
る。

Ｃ行程の２次洗浄及び仕上げ洗浄は上述のような高圧の
純水を一定時間づつ連続してコンテナ１内面に吹付けて
行なわれる。後述するように、２次洗浄では仕上げ洗浄
に使用した純水が不溶物を除去した後に使用され、仕上
げ洗浄では全く新たに供給されてくる純水が使用される
。Ａ、Ｂ行程において十分に洗浄剤が浸潤した汚れは、
Ｃ行程において高圧の純水を吹付けられることにより確
実にコンテナ１内面から洗い流されることとなる。

モしてＤ行程において放置することによりコンテナ１内
面の水切りが行なわれる。Ｃ，Ｄ行程においてコンテナ
１内面から流れ落ちてくる純水及び洗浄剤は水受８に受
けられるようになっている。

Ｅ行程の乾燥は、蒸気の流通されるパイプ９が内面に張
り巡らされた断熱箱１０内において行なわれる。断熱箱
１０の入口１０ａはシャッター構造となっている。断熱
箱１０には、断熱箱１０内の乾燥空気をブロワ１１を介
して循環させるためのパイプ１２が連通して設けられて
いる。パイプ１２の一部は弁１３を介して大気へ開放さ
れている。パイプ１２内を循環される空気量は例えば１
０ｍ３／分である。このＥ行程によるコンテナ１内面の
乾燥により、一連のコンテナ１内面の洗浄が終了する。

次に純水や洗浄剤をノズル２ａ、２ｂへ供給する配管構
造について説明する。２１は初期洗浄用の純水が溜めら
れる初期洗浄用タンクである。タンク２１の排出口２２
は自動切換弁２３を介して渦巻ポンプ４に連結され、流
入口２４は自動切換弁２５を介して、水受８に連通した
配管２６に連通している。タンク２１内は流入口２４側
から３つの室２１ａ、２１ｂ、２１ｃに仕切られている
。

室２１ａと室２１ｂとの間はタンク底面との間に隙間を
有する仕切板２１ｄにより仕切られ、室２１ｂと室２１
ｃとの間はタンク上面との間に隙間を有する仕切板２１
ｅにより仕切られている。このため流入口２４からコン
テナ１内面の汚れを伴った純水が流入してくると、汚れ
の内の浮遊物は室２１ａ中に浮き、沈澱物は室２１ａ、
２１ｂ中に沈澱し、そのような汚れの除去された純水が
室２１ｃ内に流れ込み、排出口２２から排出されること
となる。

３１は洗浄剤を溜めておく洗浄剤用タンクである。タン
ク３１の排出口３２は自動切換弁３３を介して渦巻ポン
プ４に連結されている。また水受７に連通した配管３５
はドレーン４０に連通している。

４１は２次洗浄用の純水が溜められる２次洗浄用タンク
である。タンク４１の排出口４２は自動切換弁４３を介
してプランジャポンプ６に連結され、流入口４４は自動
切換弁４５を介して配管２６に連通されている。タンク
４１もタンク２１と同様に、仕切板４１ｄ、４１ｅによ
り３つの室４１　ａ　ｓ　４１　ｂ　ｓ　４１　ｃに仕
切られており、流入口４４から流入してきた汚れを伴な
った純水から浮遊物や沈澱物等の汚れを除去した純水を
排出口４２から排出するようになっている。各室４１ａ
１４１ｂ、４１ｃはタンク２１の各室２１ａ、２１ｂ、
２１ｃと同じ容積を有している。また室４１Ｃ中には蒸
気が流通されるヒータ４６が設けられており、室４１ｃ
中の純水を例えば５０℃に加温するようになっている。

５１は図示しない純水供給源から新たな純水が供給され
てくる供給管であり、自動切換弁５２を介してタンク５
３の流入口５４に連結している。

タンク５３は新たな純水を例えば５０℃に加温するため
のものであり、タンク５３中にはヒータ４６と同様のヒ
ータ５５が設けられている。タンク５３の排出口５６は
自動切換弁５７を介してプランジャポンプ６に連結され
ている。

Ａ−Ｅの行程は例えば第４図に示すタイムチーフルに従
って各自動切換弁２３．２５．３３．４３．４５．５２
．５７が図示しない電気的制御手段により切換られなが
ら行なわれる。なお第４図中Ｘ１は１台目のコンテナ１
、Ｘ２は２台目のコンテナ１を示す。また予めタンク２
Ｌ　４Ｌ　５３内には純水が満たされており、タンク４
１内の室４１ｃ中の純水はヒータ４６により例えば５０
℃に加温されている。またタンク３１内には洗浄剤が満
たされており、洗浄剤は適宜外部から補充されるように
なっている。また自動切換弁５２は、自動切換弁５７が
開かれる時にはタンク５３内に例えば５０℃に加温され
た純水が常に満たされているようタンク５３内に新たな
純水を供給するように切換制御されるようになっている
。

まずコンテナ１が、コンテナ１を洗浄作業を行なう行程
に受渡しするよう走行するスタッカー（図示せず）から
ノズル２ａ上に受渡され、Ａ行程が行なわれる。即ちコ
ンテナ１内部にノズル２ａが差込まれて、まず３分間自
動切換弁２３が開かれ自動切換弁３３が閉じられた状態
で初期洗浄が行なわれ、続いて２分間自動切換弁２３が
閉じられ自動切換弁３３が開かれた状態で洗浄剤の吹付
は作業が行なわれ、そして自動切換弁３３が閉じられる
。次にコンテナ１が水受７上でノズル２ａ上から外れた
位置に移動され、Ｂ行程部ち１分間の放置が行なわれる
。

次にノズル２ｂ上に移動されて、Ｃ行程が行なわれる。

Ｃ行程ではまず５分間自動切換弁４３．２５が開かれ自
動切換弁４５．５７が閉じられた状態で２次洗浄が行な
われる。このとき使用された純水は配管２６、自動切換
弁２５を紅で流入口２４からタンク２１内に流入し、タ
ンク２１内にて浮遊物、沈澱物等の汚れが除去される。

従って２台目以降のコンテナ１のＡ行程の初期洗浄では
Ｃ行程の２次洗浄で使用された純水が使用されることと
なる。初期洗浄では大きな汚れを洗い流すことが目的で
あるので、新たな純水を使用しなくても問題はない。続
いて２次洗浄とは逆に自動切換弁４３．２５が閉じられ
自動切換弁４５．５７が開かれた状態で仕上げ洗浄が行
なわれる。仕上げ洗浄ではタンク５３内に溜められてい
る新たな純水が使用される。仕上げ洗浄は最終段階の洗
浄であるので新たな純水を使用するのが望ましい。

このとき使用された純水は配管２６、自動切換弁４５を
経て流入口４４からタンク４１内に流入し、タンク４１
内にて浮遊物、沈澱物等の汚れが除去され、タンク４１
ｃ内でヒータ４６により例えば５０℃に加温される。従
って２台目以降のコンテナ１の２次洗浄では仕上げ洗浄
で使用された純水が使用されることとなる。２次洗浄は
洗浄剤の浸潤した汚れを洗い流すことが目的であるので
、新たな純水を使用しなくても問題はない。そして自動
切換弁４５．５７が閉じられる。

次に水受８上を断熱箱１０まで所定時間をかけて移動さ
せなからＤ行程部ちコンテナ１が放置される。これによ
りコンテナ１内面の水切りが行なわれる。そして断熱箱
１０の中で所定時間の乾燥即ちＥ行程が行なわれる。

２台目のコンテナ１は、１台目のコンテナ１がＣ行程に
おいて所定時間２次洗浄が行なわれた時にＡ行程の初期
洗浄が始まるようにノズル２ａ上に受渡され、以後は１
台目と同様に各自動切換弁が切換られて推移する。３台
目以降も同様である。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、コンテナ１内面に純水を
低圧で吹付けることにより初期洗浄を行なった後、コン
テナ１内面に洗浄剤を吹付け、コンテナ１をしばらく放
置した後、コンテナ１内面に純水を高圧で吹付けること
により最終洗浄を行なうようにしたので、洗浄剤は、初
期洗浄によっても洗い流されなかったしっこく付着して
いる汚れに確実に吹付けられるとともに、汚れに十分に
浸潤するので、コンテナ１内面の汚れは確実に洗い流さ
れることとなり、洗浄後のコンテナ１内面の清潔度を向
上させることができる。

更に上記最終洗浄を２次洗浄とこれに続く仕上げ洗浄と
の２段階に分け、上記初期洗浄には２次洗浄で使用した
後に浮遊物や沈澱物等の汚れを除去した純水を使用し、
２次洗浄には仕上げ洗浄で使用した後に浮遊物や沈澱物
等の汚れを除去した純水を使用し、仕上げ洗浄には新た
な純水を使用するようにしたので、各洗浄の目的を十分
に達しうる洗浄を行ないながら、純水の使用二を、予め
タンク２１．４１に満たしておく二と各仕上げ洗浄に使
用する量にまで抑制することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のコンテナの洗浄方法の作業行程及び当
該方法を実施する装置の洗浄用水及び洗浄剤の配管構造
を示す図、第２図はコンテナを示す側面図１、第３図は
第２図の■矢視図、第４図は作業のタイムテーブルを示
す図である。１・・・コンテナ、２　ａ　ｓ　２ｂ・・
・ノズル、４・・・渦巻ポンプ、６・・・プランジャポ
ンプ、２１．３１．４１．５３・・・タンク、２３．２
５．３３．４３．４５．５・２．５７・・・自動切換弁 特許出願人　日本アルミニウム工業株式会社宅噸−一

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個のコンテナの内面を連続して洗浄するコン
   テナの洗浄方法において、コンテナの内面に洗浄用水を
   低圧で吹付けることにより初期洗浄を行なった後、コン
   テナの内面に洗浄剤を吹付け、コンテナをしばらく放置
   した後、コンテナの内面に洗浄用水を高圧で吹付けるこ
   とにより最終洗浄を行なうようにしたことを特徴とする
   コンテナの洗浄方法。
2. （２）上記最終洗浄を前後の２段階に分け、上記初期洗
   浄には上記最終洗浄の前段階の洗浄で使用した後に不溶
   物を除去した洗浄用水を使用し、上記最終洗浄の前段階
   の洗浄には上記最終洗浄の後段階の洗浄で使用した後に
   不溶物を除去した洗浄用水を使用し、上記最終洗浄の後
   段階の洗浄には新たな洗浄用水を使用するようにした特
   許請求の範囲第１項記載のコンテナの洗浄方法。