JP2004518687A - アルコールをカルバモイル化する方法 - Google Patents

アルコールをカルバモイル化する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、メタンスルホン酸の存在化で、シアン酸ナトリウムを用いてアルコールをカルバモイル化する方法を包含する。該反応は無水条件で行うことができる。この方法は、アルコール部分および塩基性部分の両方を含有する分子、および/またはアルコール部分およびスルフェニル部分の両方を含有する分子、例えばカプラビリン(Capravirine)抗ウイルス剤のスルフェニルアルコール前駆体をカルバモイル化するのに適している。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はメタンスルホン酸の存在下で、シアン酸ナトリウムを用いてアルコールをカルバモイル化する方法に関する。該反応は無水条件下で行うことができる。この方法は、アルコール部分および塩基性部分の両方を含有する分子、および/またはアルコール部分およびスルフェニル部分の両方を含有する分子、例えばカプラビリン(Capravirine)抗ウイルス剤のスルフェニルアルコール前駆体をカルバモイル化するのに適している。
【0002】
【従来の技術】
カプラビリンとして知られている非ヌクレオシド逆転写阻害剤は、クロロスルホニルイソシアネート(CSI)を用いて、最後から2番目のカプラビリンスルフェニルアルコールを、対応するカーバメート、カプラビルム(Capravirme)に変換する経路を介して合成できる。CSIは望ましい条件下に、高収率でアルコールをカルバモイル化するが、水との反応性が高いため特別な輸送および取り扱いを要求する。その上、CSIは現在のところ、2つの供給源からのみ商業的規模で入手でき、該供給源はそれぞれ米国外である。安全を考慮すると、これらの要因により、CSIはアルコールをカーバメートに変換するための試薬として望ましくない。
【0003】
アルコールをカルバモイル化するために長く使用されてきた方法は、トリフルオロ酢酸および不活性溶媒の存在下で、シアン酸ナトリウムを用いるものである。該方法は、種々のアルコールにおいて高収率を与えるが、全てのアルコールに機能するわけではない。この合成は、シアノ酸ナトリウムと酸の反応による、シアノ酸生成を介して行われる。この方法に関し、広く引用されるB. LoevおよびM. Kormendyの論文(J. Org. Chem., 1963;28:3421)には、他の酸とは対照的に、良い収率でカーバメートを得るためには、トリフルオロ酢酸(TFA)が必要であると記述されている。例えば、この論文では、トリフルオロ酢酸の代わりにメタンスルホン酸を用いると、カーバメートの収率はごく微量にまで減少すると記述されている。
【0004】
塩基性部分および/またはスルフェニル部分を含有する、カプラビリンのような分子におけるアルコール部分をカルバモイル化し、しかもトリフルオロ酢酸以外の酸を用いる方法が必要とされている。
【0005】
【発明の概要】
本発明はメタンスルホン酸の存在下で、シアン酸ナトリウムを用いてアルコールをカルバモイル化する方法に関する。該反応は無水条件下で行うことができる。この方法は、ピリジルおよびイミダゾリル部分の両方を組み込んでいる、カプラビリン抗ウイルス剤のスルフェニルアルコール前駆体のような、アルコール部分および塩基性部分の両方を含有する分子をカルバモイル化するのに適している。また、この方法は、カプラビリン抗ウイルス剤のスルフェニルアルコール前駆体のような、アルコール部分およびスルフェニル部分の両方を含有する分子をカルバモイル化するのに適している。
【0006】
1態様において、該方法は、無水条件下で、メタンスルホン酸存在下において、アルコールをシアン酸ナトリウムに接触させることを包含する。他の態様において、メタンスルホン酸の存在下で、分子をシアン酸ナトリウムに接触させることを包含する該方法は、含窒素複素環、スルフェニル部分、またはその両方も含有する分子のアルコール部分をカルバモイル化する。更なる態様において、メタンスルホン酸の存在下で、カプラビリンスルフェニルアルコールをシアン酸ナトリウムに接触させることを包含する該方法は、カプラビリンスルフェニルアルコールをカルバモイル化する。これらの反応はそれぞれ、無水条件化、好ましくはアセトニトリルのような不活性溶媒中で行うことができる。また、該方法は反応を急冷することおよび得られたカーバメートを回収すること、または精製することを包含する。
【0007】
また本発明は、酢酸、硫酸、またはそれらの混合物の存在下で、シアン酸ナトリウム、シアン酸カリウム、シアン酸セシウム、またはそれらの混合物を用いてアルコールをカルバモイル化する方法を包含する。該反応は無水条件下で行うことができる。この方法は、アルコール部分および塩基性部分の両方を含有する分子をカルバモイル化するのに適している。またこの方法は、アルコール部分およびスルフェニル部分の両方を含有する分子をカルバモイル化するのに適している。
【0008】
【発明の詳述】
定義
本明細書において用いられる「無水」という用語は、非常に乾燥した、典型的には約1wt−%以下、好ましくは約0.7wt−%以下、好ましくは約0.5wt−%以下、または、好ましくは水を全く含まない反応混合物をいう。本発明に従って、本方法を実施するのに適する無水条件は、当業者既知の方法により得ることができる。好ましくは、含水量が約0.2wt−%以下になるまで、アルコールを乾燥するための既知の手法を用いて、出発アルコールを乾燥させる。一般的に、市販試薬グレードの溶媒(例えばアセトニトリル)および酸(例えばメタンスルホン酸)は、乾燥することなく使用することができる。一般的に、これら市販の溶媒および酸は原則的に無水である。
【0009】
本明細書において用いられる「塩基」という用語は、例えば苦味、溶液におけるヌルヌルとした感触、リトマス紙を青色に変化させる能力および特徴的な色を呈する他の徴候を引き起こす能力、または酸と作用して(中和して)塩を形成する能力のような特性の、1またはそれ以上の特性を有するあらゆる大きな範囲の化合物をさす。このような塩基はローリー−ブレンステッド塩基およびルイス塩基の両方を包含する。ローリー−ブレンステッド塩基は、電子(水素イオン)と結合して新しい化合物を形成することができる、あらゆる分子またはイオン性物質をさす。ルイス塩基は、ルイス酸との共有結合に電子対を与えるあらゆる物質をさす。本明細書において用いられる「塩基性部分」とは、それ自体が化合物であったならば塩基であった、塩基性化合物のフラグメントをさす。塩基性部分を含有する化合物は塩基である。塩基および塩基性部分は窒素複素環を包含する。
【0010】
本明細書において用いられる「窒素複素環」とは、窒素原子を含有するあらゆる炭素含有閉環をさす。窒素複素環の例は、ピロール(アゾール)、2H−ピロール、3H−ピロール、ピラゾール(1,2−ジアゾール)、イミダゾール、2H−イミダゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、イソキサゾール、オキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール(アゾキシム)、1,2,5−オキサジアゾール(フラザン)、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,3,4−オキサトリアゾール、1,2,3,5−オキサトリアゾール、3H−1,2,3−ジオキサゾール、1,2,4−ジオキサゾール、1,3,2−ジオキサゾール、1,3,4−ジオキサゾール、5H−1,2,5−オキサチアゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジン、s−トリアジン(1,3,5−トリアジン)、as−トリアジン(1,2,4−トリアジン)、v−トリアジン(1,2,3−トリアジン)、4H−1,2−オキサジン、2H−1,3−オキサジン、6H−1,3−オキサジン、6H−1,2−オキサジン、1,4−オキサジン、2H−1,2−オキサジン、4H−1,4−オキサジン、1,2,5−オキサチアジン、1,4−オキサジン、o−イソキサジン、p−イソキサジン、1,2,5−イソキサジン、1,2,5−オキサチアジン、1,2,6−オキサチアジン、1,4,2−オキサジアジン、1,3,5,2−オキサジアジン、モルホリン(テトラヒドロ−p−イソキサジン)、アゼピン、1,2,4−アイアゼピン、インドール、3H−インドール(インドレニン)、1H−イソインドール、シクロペンタル[b]ピリジン、ピラノ[3,4−b]−ピロール、インダゾール、インドキサジン(ベンズイソキサゾール)、ベンゾキサゾール、アントラニル、キノリン、イソキノリン、シノリン、キナゾリン、ナフチリジン、ピリド[3,4−b]−ピリジン、ピリド[3,2−b]−ピリジン、ピリド[4,3−b]−ピリジン、2H−1,3−ベンゾキサジン、2H−1,4−ベンゾキサジン、1H−2,3−ベンゾキサジン、4H−3,1−ベンゾキサジン、2H−1,2−ベンゾキサジン、4H−1,4−ベンゾキサジン、カルバゾール、アクリジン、キノキサリン、プリンなどが挙げられる。
【0011】
本明細書において用いられる「スルフェニル基」、「スルフェニル部分」、または「スルフェニル」は、構造RS−(Rは有機部分であり、水素ではない)を有する基を含有する化合物をさす。スルフェニル基はスルファイド(チオエーテル)を包含する。本明細書において用いられる「スルファイド」または「チオエーテル」は、構造RSR′(RおよびR′はそれぞれ有機部分であり、水素ではない)を有する基を含有する化合物をさす。
【0012】
本明細書において用いられる「カプラビリンスルフェニルアルコール」という用語は、構造式:
【化1】
Figure 2004518687
により表される化合物をさす。
【0013】
本明細書において用いられる「カプラビリン」という用語は、構造式:
【化2】
Figure 2004518687
により表される化合物をさす。
【0014】
本明細書において用いられる、成分の量、成分の比率、または方法において用いられる温度を修飾している「約」という用語は、実際に反応混合物を作るために用いられる操作、例えば、典型的な計量、測定、液体操作、乾燥、または温度調節を介して;これらの操作における不注意による誤りを介して;該方法を行うのに用いられる製品、供給源、または成分の精製度の違い等を介して;生じうる数量のバリエーションをさす。
「約」という用語に修飾されているかどうかに関わらず、特許請求の範囲は、異なる量に相当するものを包含する。
【0015】
アルコールのカルバモイル化方法
本発明は、アルコールをカルバモイル化する方法を包含する。1態様において、本発明は、アルコールをシアン酸ナトリウムでカルバモイル化するために、無水条件およびメタンスルホン酸を用いる。好ましくは、アルコールは塩基性基も含有する分子の一部である。好ましくは、アルコールは窒素複素環、スルフェニル基のいずれか、あるいは両方を含有する分子の一部である。カルバモイル化反応の好ましい生成物は、元のアルコールに由来するもの以外の構造を有するカーバメートである。
好ましい態様において、アルコールはカプラビリン抗ウイルス剤のスルフェニルアルコール前駆体の一部分である。以下のスキームIは、前駆体およびカプラビリンの両方を図解している。
【0016】
【化3】
Figure 2004518687
【0017】
1態様において、該方法は、塩基性基も含有する分子におけるアルコール部分をカルバモイル化するために、メタンスルホン酸の存在下でシアン酸ナトリウムを用いる。好ましくは、該反応は無水条件下で行われる。好ましくは、アルコールは、窒素複素環、スルフェニル基のいずれかあるいはその両方を含有する分子の一部分である。好ましい態様において、アルコールは、カプラビリン抗ウイルス剤のスルフェニルアルコール前駆体の一部分である。
他の態様において、該方法はスルフィドまたはスルフェニル基も含有する分子におけるアルコール部分をカルバモイル化するために、メタンスルホン酸の存在下でシアン酸ナトリウムを用いる。好ましくは、該反応は無水条件下で行われる。好ましくは、アルコールは、窒素複素環も含有する分子の一部分である。好ましい態様において、アルコールは、カプラビリン抗ウイルス剤のスルフェニルアルコール前駆体の一部分である。
【0018】
反応条件
本発明の方法は、以下に極めて詳細に説明された条件の範囲下で行うことができる。
試薬の化学量論の調整は、所望のカーバメート生成物の収量を有利に増加させることができる。また、この化学量論の調整は、対応するアロファネート不純物の収量を有利に減少させる、または最小限に抑えることができる。例えば、メタンスルホン酸のアルコールに対するモル比は広範囲に渡って変えることができる。好ましいメタンスルホン酸のアルコールに対するモル比は、約5〜約20を包含し、より好ましくは約9〜約10である。更なる例として、シアン酸ナトリウムのアルコールに対するモル比は、広範囲に渡って変えることができる。好ましいシアン酸ナトリウムのアルコールに対するモル比は、約1.5〜約2.0を包含し、好ましくは約1.6〜約1.7、より好ましくは約1.65である。好ましい反応混合物は、試薬のモル比として:
アルコールに対するメタンスルホン酸は約9〜約10;およびアルコールに対するシアン酸ナトリウムは約1.65を含有する。これらの比率の試薬は、カプラビリン抗ウイルス剤のスルフェニルアルコール前駆体をカルバモイル化するのに特に有利である。反応溶媒は所望のカーバメート生成物の収量を有利に増加させるように選択することができる。好ましい溶媒は不活性であるか、すぐに無水にできるか、またはその両方である。好ましい溶媒は、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、およびアセトニトリルを含む。より好ましい溶媒はアセトニトリルを含む。
【0019】
反応温度は、所望のカーバメート生成物の収量を有利に増加させるように選択することができる。反応温度はまた、対応するアロファネート不純物の収量を有利に減少させる、または最小限に抑えるように選択することができる。反応温度は広範囲に渡って変えることができる。反応温度の好ましい範囲は、約−25℃〜約+40℃を包含し、好ましくは約−10℃〜約0℃である。
本発明によるアルコールのカルバモイル化において、無水条件が好ましい。無水条件とは、少量の水の存在を包含できる。好ましくは、水が存在するにしても、含水量は約1wt−%以下、好ましくは約0.7wt−%以下、好ましくは約0.5wt−%以下である。
【0020】
本発明によると、ある状況において、反応はシアン酸ナトリウムおよびメタンスルホン酸以外の試薬を用いて行うことができる。例えば、シアン酸カリウム、シアン酸セシウム、またはそれらの混合物のようなシアン酸塩で、あるアルコールをカルバモイル化することができる。酢酸、硫酸、またはそれらの混合物のようなメタンスルホン酸に類似の酸で、あるアルコールをカルバモイル化することができる。
現行の有機反応当業者に既知の様々な方法により、カルバモイル化反応混合物を反応のために組みたてることができ、また反応中に都合よく操作することができる。
【0021】
反応混合物は最終的に、アルコールをメタンスルホン酸の存在下において、好ましくは無水条件下で、シアン酸ナトリウムと接触させることにより形成される。試薬を接触させる、または混合することは、アルコールとシアン酸ナトリウムを反応させるのに適した反応混合物を与える。反応混合物は、幾つかの異なる順序の何れかにおいて、試薬を加えることにより形成することができる。好ましくは、アルコール、シアン酸ナトリウム、および不活性溶媒を混合し、次いでメタンスルホン酸を、この初めの混合物に加える。
【0022】
好ましくは、メタンスルホン酸を加える前に、初めの混合物を冷却してその温度を、例えば約−10℃まで下げる。好ましくは、メタンスルホン酸の添加はゆっくりと行い(例えば、滴下)、その間、下げた温度を、好ましくは約0℃以下に維持する。
【0023】
メタンスルホン酸の添加に次いで、反応混合物を低温度で、穏やかに攪拌することによって、反応は有利に高収率に進む。穏やかな攪拌は、例えばかき混ぜることにより成される。反応の進行に好ましい低温度とは、約−10℃〜約0℃を包含する。反応は約8〜約10時間まで、またはそれ以上に及び得る。反応の持続時間は、有機反応の当業者がモニターしたり決定することができる。
【0024】
所望の時間後、急冷(quenching)によりカルバモイル化反応を停止、または減速することができる。急冷は、冷却、1またはそれ以上の試薬濃度の低下、1またはそれ以上の試薬の消費などの、当業者に知られているあらゆる様々な方法により成される。好ましくは、急冷は、水を反応混合物に加えることを包含する。急冷の有無に関わらず、反応におけるあらゆるカーバメート生成物は、現行の有機反応当業者に知られている方法により、反応混合物から回収および/または精製することができる。
【0025】
本発明は、以下の実施例を参照することで、より良く理解することができる。これらの実施例は、本発明の特定の実施態様を代表する例として意図されるものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0026】
実施例1
LoevおよびKormendyの方法
LoevおよびKormendy(前述,1963)はアルコールをカルバモイル化するためにトリフルオロ酢酸およびシアン酸ナトリウムを用いた。これらの試薬は、スルフェニル基および塩基性部分を含有するアルコールをカルバモイル化する、最初の研究に用いられた。
【0027】
材料および方法
カプラビリンスルフェニルアルコール
この研究において、アルコールはカプラビリン抗ウイルス剤のスルフェニルアルコール前駆体である。カプラビリンスルフェニルアルコールは、以下の操作により調製される。
ベンジルオキシ((4−イソプロピル−1−(4−ピリジル)メチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−メタンジオキサレート (171.6g,0.342モル)をトルエン(460mL)および水(150mL)中でスラリーにした。混合物を攪拌し、10℃以下に冷却した。水酸化カリウム(KOH)の32%水溶液を、混合物に、ゆっくりと冷却しながら、最終pHが11−12になるまで加えた。有機相を分離し、水、次いで飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。ベンジルオキシ((4−イソプロピル−1−1−(4−ピリジル)メチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−メタンのトルエン溶液をトルエンの共沸蒸留により乾燥した。
【0028】
ビス−(3,5−ジクロロフェニル)−ジスルフィド (71.6g,0.201モル)をトルエン(180mL)に溶解し、インバーテッド圧力フラスコ内で10℃以下に冷却した。圧力フラスコを真空状態下に置き、0℃〜10℃で塩素(30.8g、0.434モル)を加えた。次いで反応物を0℃〜10℃で1時間半攪拌した。真空および窒素パージを代替に用いて、過剰の塩素を3,5−ジクロロフェニルスルフェニルクロリドから除いた。N−メチルモルホリン(41.6g、0.411モル)を、上述のベンジルオキシ((4−イソプロピル−1−(4−ピリジル)メチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−メタンのトルエン溶液に加えた。得られた溶液を、3,5−ジクロロフェニルスルフェニルクロリド溶液に、0℃〜10℃の温度を維持するようにゆっくりと加えた。添加が完了してすぐに、スルフェニルエーテル反応混合物を0℃〜10℃で約12時間攪拌した。次いで反応混合物をpH4〜7の水で洗浄した。濃塩酸(700mL)をスルフェニルエーテル相に加え、70℃〜80℃で約7時間加熱した。反応物を冷却し、水溶性生成物相を分離した。メタノール(92mL)を水溶性の溶液に加えた。溶液を冷却しながら稀水酸化ナトリウム溶液でpH2に調整した。酢酸エチル(460mL)を加えて、水相をpH9に調整した。酢酸エチル相を分離し、該相に水(215mL)および新たに酢酸エチルを加えた。混合物を冷却しながら、濃塩酸を用いてpH1.5に調整した。水溶性生成物相を分離した。メタノール(428mL)を水溶性の相に加えた。溶液を30%水酸化ナトリウム溶液で、pH4に調整した。得られたスラリーを重炭酸ナトリウム溶液を用いて、最終pH6に調整した。スラリーを30℃〜40℃で約1時間攪拌し、次いで0℃〜10℃まで、約5時間冷却した。スラリーを濾過し、冷メタノール水溶液で洗浄した。生成物を乾燥し、HPLCのエリア標準化により、純度99.7%のカプラビリンスルフェニルアルコール(121g、収率86.7%)を得た。
【0029】
カプラビリンの調製
カルバモイル化は、トリフルオロ酢酸(TFA)および溶媒としてアセトニトリルを用いて容易に行われた。カプラビリンスルフェニルアルコール(20.4g、0.05モル)、シアン酸ナトリウム(5.35g、0.0825モル)およびアセトニトリルを500mL容3首丸底フラスコに入れた。スラリーを−10℃に冷却し、次いでTFA (11.5mL)を温度0℃以下を保ちながら滴下して加えた。反応混合物を−5℃±5℃で約8〜10時間、反応が完了するまで攪拌した。次にカプラビリンの収量を測定した。
【0030】
結果
カプラビリンのスルフェニルアルコール前駆体において、TFAによる所望のカーバメートへの転換は非常に効率が低く、過程における転換は3.3%であった。
【0031】
実施例2
硫酸または酢酸の存在下での、シアン酸ナトリウムを用いたアルコールのカルバモイル化
スルフェニル基および塩基性部分を含有するアルコールの、シアン酸ナトリウムを用いたカルバモイル化を、硫酸または酢酸の存在下で研究した。
材料および方法
カプラビリンスルフェニルアルコールを実施例1に上述のとおりに得た。また実施例1におけるとおりに、その他の試薬は最上級市販グレードであり、更なる精製を行わずに用いた。
カプラビリンスルフェニルアルコールのカプラビリンへの転換は、実施例1を以下のように変更して成された。TFAの代わりに硫酸または酢酸を用いた。このようにして、スラリーを−10℃に冷却し、次いで、温度が0℃以下を保ちながら硫酸(18mL)、または酢酸(30mL)を滴下して加えた。
結果
硫酸および酢酸は、TFAよりも高収率を与えた。過程におけるアルコールのカルバモイル化転換は、硫酸で17.5%、および酢酸で7.8%であった。硫酸の含水量は約4重量%である。
【0032】
実施例3
メタンスルホン酸存在下でのシアン酸ナトリウムを用いたアルコールのカルバモイル化
シアン酸ナトリウムを用いたアルコールのカルバモイル化を、様々な反応条件下、酸の存在下で、適した方法を得るために研究を行った。
材料および方法
材料
カプラビリンスルフェニルアルコールを実施例1に上述のとおりに得た。また実施例1におけるとおりに、その他の試薬は最上級市販グレードであり、更なる精製を行わずに用いた。
【0033】
カプラビリンの調製
カプラビリンスルフェニルアルコールのカプラビリンへのカルバモイル化を、様々な条件下で、反応を行うための適した方法を決定するために研究を行った。以下の段落において報告される非常に効果的な条件セットに類似したプロトコルにより、様々な条件の各々を試験した。
カプラビリンスルフェニルアルコール(20.4g、0.05モル)、シアン酸ナトリウム(5.35g、0.0825モル)、およびアセトニトリルを500mL容3首丸底フラスコに入れた。スラリーを−10℃に冷却し、次いでメタンスルホン酸(50mL、0.75モル)を温度0℃以下を保ちながら滴下して加えた。反応混合物を−5℃±5℃で約8〜10時間、反応が完了するまで攪拌した。反応物を100mLの水を加えることで急冷し、真空蒸留によりアセトニトリルを除いた。次いで生成物の水溶液を、およそ60g 50%の水酸化ナトリウム溶液でpH6〜7に中和した。生成物を100mLの酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル相を分離し、10mL無水酢酸を加えた。混合物を2時間過熱還流し、次いで室温に冷却した。反応混合物を水、および炭酸ナトリウムを用いて中和した酢酸で急冷した。
【0034】
酢酸エチル相を分離し、約70mLに濃縮した。50ミリリットルのヘプタンを加え、生成物を結晶化した。5℃で3時間冷却後、生成物スラリーを濾過し、乾燥して約18gのカプラビリンを得た。得られたカプラビリンは、エリア標準化により、99%の含有率を示し、アロファネートは0.45%であった。
HNMR (200MHZ, CDCl): 1.3(6H, d), 3.2(1H, m), 5.2(2H, s), 5.3(1H, s), 6.7(2H, m), 6.8(2H, m), 7.0(1H, m), 8.4(2H, m)。
【0035】
結果
対応するカーバメートを生成する、アルコールのシアン酸ナトリウムとの反応は、様々な条件下で進行することが分かった。
試薬の化学量論の調整は、所望のカーバメート生成物の収量を有利に増加させた。メタンスルホン酸のアルコールに対するモル比を広範囲に渡って変化させた。メタンスルホン酸のアルコールに対するモル比が5〜20で、効果的な転換(収率約85%以上)が観察され、モル比9〜10で、最多の転換(収率95%)が観察された。シアン酸ナトリウムのアルコールに対するモル比を広範囲に渡って変化させた。シアン酸ナトリウムのアルコールに対するモル比が1.5〜2.0で、効果的な転換(収率約80%以上)が観察され、モル比1.65で、最多の転換(収率95%)が観察された。
【0036】
所望のカーバメート生成物の収率を増加させるように、反応溶媒を変化させた。いくつかの不活性な溶媒、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、およびアセトニトリルで、効果的な転換(収率約80%以上)が得られた。溶媒としてアセトニトリルを用いることで、最多の転換(収率95%)が成された。
所望のカーバメート生成物の収率を増加させるように、反応温度を変化させた。広範囲に渡って反応温度を変化させた。−25℃および+40℃の間の温度で、効果的な転換(収率約80%以上)が観察され、約−10℃〜約0℃の温度で、最多の転換(収率95%)が観察された。
【0037】
所望のカーバメート生成物の収率を増加させるように、反応混合物中の水の量を変化させた。事実上の無水状態(上述のようにして得られる)および最大1%水までの間で水の量を変化させた。1%水までで、効果的な転換(収率約75%以上)が観察され、無水反応混合物を用いることで、最多の転換(収率95%)が観察された。
所望のカーバメート生成物の収率を増加させるように、アロファネート不純物の量をできる限り低く保った。アロファネート不純物は試薬の化学量論、反応温度、反応持続時間、および/またはカプラビリンへの転換量を選択することで、低く保たれた。更に、アロファネート不純物の量は、反応の間、そのレベルを観測すること、およびもしレベルが上昇し始めたら、反応物を急冷することにより、可能な限り低く保たれた。典型的には、アロファネート不純物の量は、約0.9%〜約1.2%以下に、好ましくは約0.7%以下に、好ましくは0.5%以下に保たれる。
記載したこれらの反応物の収率は、歩留まりである。典型的には、カプラビリン生成物の分離の中で、約10%、また好ましくない場合では20%ほども、収率が減少する。
【0038】
考察
メタンスルホン酸は、本明細書において記載された条件下で、アルコールの所望のカーバメートへの優れた転換を与えた。LoevおよびKormendy (上述、1963)が、彼等の反応条件下では、メタンスルホン酸は微量のカーバメートしか与えないと公言していたため、これは驚くべきことだった。
更に、反応の化学量論の調整を慎重に行うことは、アロファネート、アルコールとシアン酸の反応の有名な副産物、の形成を減少させる。一般に、シアン酸がカーバメートを形成するために使用されるとき、シアン酸の第2の分子がカーバメート生成物と反応し、アロファネートを生じさせる。
【0039】
本明細書および添付の請求項において用いられる単数形、「1つの(“a”,“an”)」および「その(“the”)」は、その内容が明らかにそうではないものを指示している場合を除いて、複数の対象物を包含することに注意すべきである。従って、例えば、「1つの化合物(“a compound”)」を含む複合物は、2、またはそれ以上の化合物の混合物を包含する。「または(“or”)」という用語は一様に、その内容が明らかにそうではないものを指示している場合を除いて、「および/または(“and/or”)」を包含する意味において用いられることも言及されるべきである。
【0040】
本明細書で示された全ての出版物および特許出願書は、本発明が関係する業界における通常の技術レベルを示している。
本発明は様々な、特定で好ましい態様および技術に関して述べられている。しかしながら、本発明の精神および範囲を逸脱しない限り、多くの変化および修正を行い得るということは、理解されるべきである。

Claims (11)

  1. 無水条件下で、メタンスルホン酸存在下において、アルコールをシアン酸ナトリウムに接触させることを包含する、アルコールのカルバモイル化方法。
  2. アルコールが更にスルフェニル部分および含窒素複素環部分を包含する、請求項1の方法。
  3. アルコールがカプラビリンスルフェニルアルコールである、請求項1の方法。
  4. 他の部分を包含するアルコールを不活性溶媒中、無水条件下でシアン酸塩と混合し;
    得られた反応混合物を約−25〜約40℃に冷却し;
    冷反応混合物に、温度が約0℃以下を保つ速さで酸を加え;
    メタンスルホン酸を含む反応混合物を約−10℃〜約0℃で、約8〜10時間攪拌し;そして、
    反応混合物を水で冷却すること
    を包含する、アルコールのカルバモイル化方法。
  5. アルコールが、スルフェニル部分およびイミダゾリルおよびピリジルから選ばれた含窒素複素環部分を含有する、請求項4の方法。
  6. アルコールがカプラビリンスルフェニルアルコールである請求項4の方法。
  7. シアン酸塩がシアン酸ナトリウム、シアン酸カリウム、シアン酸セシウム、またはそれらの混合物であり、そして該酸がメタンスルホン酸、酢酸、硫酸、またはそれらの混合物である、請求項4の方法。
  8. アルコールに対するメタンスルホン酸のモル比が約5〜約20、そしてアルコールに対するシアン酸ナトリウムのモル比が約1.5〜約2.0の値を用いて混合する、請求項4の方法。
  9. アルコールに対するメタンスルホン酸のモル比が約9〜約10、そしてアルコールに対するシアン酸ナトリウムのモル比が約1.65の値を用いて混合する、請求項4の方法。
  10. シアン酸塩およびアルコールの反応混合物を−10〜約0℃に冷却する、請求項4の方法。
  11. 更にカルバモイル化アルコールを回収すること、および精製することを包含する、請求項4の方法。
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