JP2004518439A - L−スレオニンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

微生物を利用するL−スレオニンの製造方法を提供する。この方法において、微生物の染色体DNAの特定部位に、元来存在するホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(ppc)遺伝子およびスレオニンオペロンに加え、ppc遺伝子およびスレオニンオペロンの各々1若しくは複数のコピーが組み込まれている。したがって、2以上のコピーのppc遺伝子およびスレオニンオペロンが染色体DNAに組み込まれることによって、ホスホエノールピルビン酸からスレオニン生合成の前駆体であるオキザロ酢酸に転換する酵素をエンコードするppc遺伝子およびオキザロ酢酸からスレオニンを合成する経路に関わる酵素をエンコードする遺伝子(thrA:aspartokinaseI−homoserine dehydrogenase、thrB:homoserine kinase、thrC:threonine synthase)の発現量を増加させることができ、L−スレオニンの生産性を飛躍的に向上させることができる。

Description

【0001】
発明の背景
技術分野
本発明は微生物を利用するL−スレオニンの製造方法に関する。より詳細には、該微生物の染色体DNAの特定部位に、元来存在するホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(ppc)遺伝子およびスレオニンオペロンに加え、ppc遺伝子およびスレオニンオペロンの各々1若しくは複数のコピーを挿入することによって、ホスホエノールピルビン酸からスレオニン生合成の前駆体であるオキザロ酢酸に転換する酵素をエンコードするppc遺伝子およびオキザロ酢酸からスレオニンを合成する経路に関わる酵素をエンコードする遺伝子(thrA:aspartokinaseI−homoserine dehydrogenase、thrB:homoserine kinase、thrC:threonine synthase)の発現量を増加させ、L−スレオニンを高収率で得る、L−スレオニンの製造方法に関する。
【0002】
従来技術
L−スレオニンは必須アミノ酸の一種として飼料及び食品の添加剤として広く使われ、医薬用には水液剤あるいは医薬品の合成原料として用いられる。L−スレオニンは醗酵法で製造するが、大腸菌、コリネバクテリウム、セラチア、プロビデンシア菌株の野生株由来の人工変異株が使用されている。このような変異株としては、アミノ酸類似体耐性および薬剤耐性の変異株にジアミノピメリン酸、メチオニン、リジン、イソロイシン栄養要求性を付与した人工変異株が知られている(特公平2−219582号、Appl.Microbiol.Biotechnol.,29.550−553(1988),韓国特許公告第92−8365号)。
【0003】
一般に、特定遺伝子の発現量を高める方法としては、プラスミドを使用し、微生物あたりのコピー数を増加させることで、ある微生物が有する遺伝子の数を増加させるという方法が用いられる(Sambrook et al,Molecular cloning,2版,1989,1.3〜1.5)。プラスミドに所望の遺伝子を挿入し、このような組換えプラスミドを再び微生物に形質転換することによって、1つの微生物当りそのプラスミドのコピー数だけ遺伝子を増やす効果を期待できる。この方法でスレオニンの生産性向上を試みて部分的に成功したという報告がある(米国特許5,538,873号)。
【0004】
しかしながら、このようなプラスミドを利用した技術は、大部分の場合において特定遺伝子だけを過度に発現させることによって宿主微生物に大きな負担として作用し、組換え菌株の培養中にプラスミドを消失するなどプラスミドの安定性に問題が生じる。
【0005】
この問題を解決するために、培養液中に抗生物質を添加するか、発現調節プラスミドを使用する方法が開発された(Sambrook et al,Molecular cloning,2版、1989,1.5〜1.6,1.9〜1.11)。発現調節プラスミドを使用する方法では、増殖期には遺伝子が発現しない条件で培養して宿主微生物への負担を減らし、微生物が十分に増殖した後に一時的に発現を誘導することによって目的物を得ることができる。しかし、このような発現調節プラスミドを使用する方法の大部分は蛋白質が最終目的物である。目的物が1次代謝産物である場合には、微生物の増殖と密接な関連があるため、増殖期に目的遺伝子を発現させずに1次代謝産物の収率を増加させることは困難である。1次代謝産物の一種であるスレオニンの場合も同様である。
【0006】
このような短所を補完するため、スレオニン製造のためにスレオニン生合成関連遺伝子を染色体DNA中に挿入する方法が利用された(米国特許5,939,307号)。しかし、この場合はプロモーターを誘導プロモーターに交換した遺伝子を染色体中に存在する同じ遺伝子と置換する方法を利用しているために、スレオニンオペロン遺伝子の画期的な発現量の増加を期待できなかった。
【0007】
本発明者らは、従来の置換方法とは異なり、宿主微生物の染色体の中に元来存在する遺伝子に加えてppc遺伝子およびスレオニンオペロンを染色体DNA中の特定部位(lacZ遺伝子部位)に挿入することによって、元来宿主微生物が有している遺伝子の作用に加え、染色体に挿入されたppc遺伝子およびスレオニンオペロンの遺伝子の作用を活用できるという利点を発見し、本発明を完成するに至った。従来の遺伝子工学的な方法によるスレオニン収率を向上させるための研究は、主にオキザロ酢酸からスレオニンまでの生合成経路にだけ集中していた。しかし、本発明ではそれらの酵素に加え、その前段階に作用してオキザロ酢酸を誘導する酵素であるppc酵素までも含めることによって、ホスホエノールピルビン酸からの炭素の流れを故意にオキザロ酢酸経路へと誘導している。また本発明は、必要であれば2以上の遺伝子の挿入も可能である。
【0008】
発明の開示
前記課題を解決するために、本発明の目的は、プラスミドを使用した遺伝子組換え菌株の短所として指摘されているプラスミドの不安定性及び菌株の生育の阻害を解決すると同時に、ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(ppc)遺伝子およびスレオニンオペロン遺伝子の発現を増加させることを特徴とする、高収率のL−スレオニンの製造方法を提供することにある。
【0009】
本発明の目的は、微生物を利用するL−スレオニンの製造方法であって、該微生物の染色体DNAの特定部位に、元来存在するppc遺伝子およびスレオニンオペロンに加え、ppc遺伝子およびスレオニンオペロンの各々1若しくは複数のコピーを挿入された、L−スレオニンの製造方法により達成される。
【0010】
本発明によれば、2以上のコピーのppc遺伝子およびスレオニンオペロンを染色体DNAに組み込むことによって、ホスホエノールピルビン酸からスレオニン生合成の前駆体であるオキザロ酢酸に転換する酵素をエンコードするppc遺伝子およびオキザロ酢酸からスレオニンを合成する経路に関わる酵素、thrA(aspartokinaseI−homoserine dehydrogenase)、thrB(homoserine kinase)、thrC(threonine synthase)の遺伝子の発現量を増加させ、L−スレオニンを高収率で得ることができる。
【0011】
本発明によれば、大腸菌、コリネバクテリウム、セラチア、プロビデンシア菌株のようにL−スレオニンを生産できるいかなる菌株も用いることが可能であるが、大腸菌であることがより好ましい。
【0012】
微生物に追加で挿入されるppc遺伝子およびスレオニンオペロンは、スレオニン類似体、リジン類似体、イソロイシン類似体およびメチオニン類似体に対して耐性の微生物(人工変異株)由来のものであることが好ましい。
【0013】
本発明によれば、ppc遺伝子およびスレオニンオペロンは、染色体DNA中の、元来のスレオニンオペロン以外のいかなる部位にも追加で挿入されうるが、lacZ部位に挿入されることが好ましい。
【0014】
本発明に係るL−スレオニンの製造方法においては、L−スレオニン生産菌株である、大腸菌TF4076(受託番号:KFCC10718)の染色体から、ポリメラーゼチェインリアクション(PCR)によって得たppc遺伝子、および該染色体からクローニングされたスレオニンオペロンが、母菌株である大腸菌TF4076の染色体に挿入されることが好ましい。
【0015】
1.スレオニンオペロンおよびホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ遺伝子
スレオニンオペロンおよびホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(ppc)遺伝子は、TF4075(受託番号K:FCC10718、大韓民国特許出願第90−22965号)の染色体からクローニングされたものを使用した。この菌株はメチオニン要求性およびスレオニン類似体(AHV:α−アミノ−β−ヒドロキシ吉草酸)、リジン類似体(AEC:S−(2−アミノエチル)−L−システイン)、イソロイシン類似体(α−アミノ酪酸)およびメチオニン類似体(エチオニン)に対する耐性を有している。
【0016】
2.組み込み用ベクター
染色体組み込みのためのプラスミドベクターにはpBRINT−TsGmを使用した(Sylvie Le Beatriz et al.(1998),pBRINT−Ts:a plasmid family with a temperature−sensitive replicon,designed for chromosomal integration into the lacZ gene of Escherichia coli.,Gene.,223,213−219.)。このベクターは温度感受性を有しており、37℃で培養すればプラスミドにクローニングされた遺伝子が染色体DNAのlacZ遺伝子部位に組み込まれ、温度を44℃に上げると細胞質中に残留しているプラスミドは消失する。
【0017】
3.組換えベクター
TF4076の染色体からポリメラーゼチェインリアクション(PCR)によって得たppc遺伝子と、スレオニンオペロンでクローニングされたベクターpAT94(韓国特許出願92−24732号)由来のスレオニンオペロンとをpBRINT−TsGmのBamHIとEcoRI部位にクローニングして組換えプラスミドベクターpGmTN−PPCを作製した。このプラスミドベクターを用いてTF4076系を形質転換させた後、37℃で培養し、クローニングされたppc遺伝子およびスレオニンオペロンが染色体DNAのlacZ遺伝子部位へ組み込まれるのを誘導した。その後、宿主母菌株中に残留しているプラスミドを除去するために、44℃で培養を継続した。
【0018】
4.選別方法
ゲンタマイシンに対する耐性およびカルベニシリンに対する感受性を有し、さらにX−galおよびIPTGを含む固体培地上で青色ではなく白色のコロニーを、組換え菌株として選別した。この選別方法は、染色体DNAのlacZ遺伝子にppc遺伝子およびスレオニンオペロンが挿入されると、lacZ遺伝子が不活性化され、発色剤であるX−galを分解する能力を失ってしまうという原理に基づいている。
【0019】
このようにして選別された組換え株のスレオニンの生産性を母菌株と比較した。その結果、母菌株は48時間に20g/Lを生産したのに対し、染色体DNAにppc遺伝子およびスレオニンオペロンが組み込まれた組換え菌株の一つである菌株pGmTN−PPC(受託番号:KCCM−10236)では、収率が約35%で27.0g/Lと最も高いスレオニン生産性を示した(実施例4参照)。またこの菌株は、5−L醗酵槽での醗酵では102g/Lのスレオニンを生産し、母菌株と比較して35.4%と高い収率を示した(実施例5参照)。
【0020】
発明を実施するための最良の態様
以下、実施例をあげて本発明をより具体的に説明する。以下の実施例は例示することが目的であり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0021】
実施例1:ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ遺伝子のクローニング
ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(ppc)遺伝子のクローニング過程を図1に示す。このppc遺伝子はスレオニン生産菌株であるTF4076から得た。染色体DNAを分離して制限酵素SalIで切断した後、電気泳動して4−5kbのDNA断片を選択的に単離した。単離したDNA断片をテンプレートとして、プライマー1(5’−aggaattcttccgcagcatttgacgtcac−3’)およびプライマー2(5’−aggaagcttttagccggtattacgcatacc−3’)を用いてppc遺伝子を増幅した。増幅産物をEcoRIおよびHindIIIで切断して、再び電気泳動により最終的に2.8kbのppc遺伝子断片を単離した。クローニングには、メキシコ国立大学より入手したpBRINT−Ts系列のベクターである、7.6kbのpBRINT−TsGmを使用した(Sylvie Le Beatriz等(1998),pBRINT−Ts:a plasmid family with a temperature−sensitive replicon,designed for chromosomal integration into the lacZ gene of Escherichia coli.,Gene.,223,213−219.)。pBRINT−TsGmも同じ制限酵素EcoRIおよびHindIIIにより二重切断し、T4DNAリガーゼを用いて単離したDNAと接合した。このDNAを用いて大腸菌DH5αを電場衝撃法により形質転換し、抗生物質としてカルベニシリンを50mg/L、ゲンタマイシンを5mg/Lになるように含んだLB固体培地(酵母エキス5g/L、バクトトリプトン10g/L、塩化ナトリウム10g/L、バクトアガー1.7%、pH7.0)で培養した。次いで単一コロニーを回収した。この単一コロニーを同じ抗生物質を含むLB培地で培養し、増殖した菌株からプラスミドを単離した。これらのプラスミドのサイズをまず確認し、EcoRIおよびHindIIIを用いて二重切断し、2.8kbのDNA断片を単離した。このDNA断片を用いて、ppc遺伝子を含む組換えプラスミドpGmPPC(10.7kb)を完成させた。
【0022】
実施例2:スレオニンオペロンおよびppc遺伝子を含有した染色体DNA組み込み用ベクター
スレオニンオペロンにはTF4076の染色体DNAからクローニングにより作製された組換えプラスミドベクターpAT94(韓国特許出願第92−24732号)を使用し、また、ppc遺伝子には実施例1の組換えプラスミドpGmPPCを使用した。染色体DNA組み込み用ベクターにはメキシコ国立大学より入手したpBRINT−Ts系列のベクターであるpBRINT−TsGmを使用した(Sylvie Le Beatriz等(1998),pBRINT−Ts:a plasmid family with a temperature−sensitive replicon,designed for chromosomal integration into the lacZ gene of Escherichia coli.Gene.223,213−219.)。組換えプラスミドの作製過程を図2に示す。pAT94を制限酵素HindIIIおよびBamHIで二重切断し、この二重切断によって分離された6.4kbのスレオニンオペロンDNA断片を電気泳動により単離した。pGmPPCをHindIIIおよびEcoRIで二重切断して2.8kbのppc遺伝子断片を単離した。pBRINT−TsGmプラスミドベクターをEcoRIおよびBamHIで切断し、完全に切断されたDNA断片を同様の方法で単離した。切断されたプラスミドベクター、単離されたスレオニンオペロンDNA断片およびppc遺伝子断片を混合し、T4DNAリガーゼを用いて接合した。大腸菌株DH5αをこの接合産物を用いて電場衝撃法により形質転換し、抗生物質としてカルベニシリンを50mg/L、ゲンタマイシンを5mg/Lになるように含んだLB固体培地(酵母エキス5g/L、バクトトリプトン10g/L、塩化ナトリウム10g/L、バクトアガー1.7%、pH7.0)で培養した。次いで単一コロニーを単離した。単離した単一コロニーを同じ抗生物質を含むLB培地で培養し、増殖した菌株からプラスミドを回収した。これらのプラスミドのサイズをまず確認し、EcoRIおよびHindIIIを用いて二重切断して、9.2kbおよび7.9kbのDNA断片を単離した。このDNA断片を用いて、スレオニンオペロンおよびppc遺伝子を含む組換えプラスミドpGmTN−PPC(17.1kb)を完成させた。
【0023】
実施例3:組換えプラスミドの染色体組み込み菌株の選別
大腸菌株DH5αから回収した組換えプラスミドpGmTN−PPCを用いて、スレオニン生産菌株であるTF4076を形質転換し、5mg/Lゲンタマイシンを含むLB固体培地(酵母エキス5g/L、バクトトリプトン10g/L、塩化ナトリウム10g/L、バクトアガー1.7%、pH7.0)において30℃で60時間培養した。単一コロニーを0.5mLのLB培地に接種して30℃で4時間培養した。培養液の一部を10mLのLB培地に移して30℃で6時間培養した後、37℃で一晩培養した。この培養液を10−3〜10−6に希釈して5mg/Lゲンタマイシンを含むLB固体培地に塗抹した。同時に、IPTG(0.1M)12(lおよびX−gal(2%)60(lもLB固体培地に塗抹した。44℃で24時間培養した後、15mg/Lのカルベニシリンを含むLB固体培地で増殖できない、カルベニシリン感受性の白いコロニーを組換え菌株として選別した。選別された組換え菌株には所望のプラスミドが含まれていること、各菌株の染色体DNAのlacZ遺伝子部位にはppc遺伝子およびスレオニンオペロンが組み込まれていることを確認した。
【0024】
実施例4:フラスコ培養における組換え菌株のスレオニン生産性の比較
組換えプラスミドが染色体に組み込まれた組換え菌株の単一コロニー30株を選別し、スレオニン力価培地を用いて、三角フラスコ中でスレオニンの生産性を比較した。ここで用いたスレオニン力価培地の組成を表1に示す。各コロニーはLB固体培地上32℃培養器で一晩培養した。20mLの力価培地にそれぞれの培養液を1ループずつ接種し、32℃、250rpmで48時間培養した。この試験結果を表2に示す。母菌株のTF3076は20g/Lのスレオニンを生産したのと比較して、組換え菌株は30コロニー全てが良好な生産性を示し、8コロニーは26g/L以上のスレオニンを生産した。最も高い生産性を示した組換え菌株は、母菌株と比較して約35%高い収率で27g/Lのスレオニンを生産し、この菌株をpGmTN−PPC12と命名した。この菌株pGmTN−PPC12を2001年1月5日付で韓国微生物保存センターに寄託して寄託番号第KCCM−10236号を受けた。
【0025】
【表1】
Figure 2004518439
【0026】
【表2】
Figure 2004518439
【0027】
実施例5:醗酵槽を用いたスレオニン生産性の比較
実施例4で最も高いスレオニン生産力価を示したことから選別された組換え菌株pGmTN−PPC12と、母菌株TF4076との間で、醗酵槽におけるスレオニンの生産性を比較した。ここで用いた初期の培地組成を表3に示す。種菌培養には、グルコース10g/LおよびL−メチオニン0.1g/Lをさらに添加したLB培地を使用し、醗酵槽への初期接種体積は初期培養体積の3−5%と決定した。グルコースは最終濃度が5質量%になるように計6回にわたって添加し、KHPOを1質量%になるように同時に添加した。ここで、グルコースを添加するのはグルコースが枯渇した時点であった。初期培養体積は1.5Lで、最終培養体積は3.0Lであった。醗酵中に添加されたグルコースの総濃度は250g/Lであった。醗酵中、培地は700−1000rpmで攪拌し、温度は32℃に保ち、pHは25−28%のアンモニア水を使用して7.0に調節した。通気量は0.1vvmに調整した。この試験結果を表4に示す。表4にも示されているように、母菌株TF4076は75.3g/Lのスレオニンを生産し、消費グルコースに対して30.1%の収率を示した。一方、組換え菌株pGmTN−PPC12は102g/Lのスレオニンを生産し、40.8%の収率を示して、母菌株と比較して35.4%の収率の向上を示した。
【0028】
さらに、組換え菌株にしばしば現れる生育阻害現象によるグルコース消費の低下も見られず、母菌株と同様の醗酵状態が確認された。
【0029】
【表3】
Figure 2004518439
【0030】
【表4】
Figure 2004518439
【0031】
以上説明したように、本発明によれば、2以上のコピーのppc遺伝子およびスレオニンオペロンが染色体DNAに組み込まれることによって、ホスホエノールピルビン酸からスレオニン生合成の前駆体であるオキザロ酢酸に転換する酵素をエンコードするppc遺伝子およびオキザロ酢酸からスレオニンを合成する経路に関わる酵素、thrA(aspartokinaseI−homoserine dehydrogenase)、thrB(homoserine kinase)、thrC(threonine synthase)をエンコードする遺伝子の発現量を増加させることができる。本発明によれば、母菌株と比較して35%高いというように、L−スレオニンの生産性を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(ppc)遺伝子のクローニング過程を示した図である。
【図2】図2は、ppc遺伝子およびスレオニンオペロンがクローニングされた組換えプラスミドpGmTN−PPCの作製を示した図である。

Claims (7)

  1. 微生物を利用するL−スレオニンの製造方法であって、該微生物の染色体DNAの特定部位に元来存在するホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ遺伝子およびスレオニンオペロンに加え、ppc遺伝子およびスレオニンオペロンの各々1若しくは複数コピーが挿入された、L−スレオニンの製造方法。
  2. 該微生物が大腸菌であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 挿入されたホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ遺伝子およびスレオニンオペロンは、スレオニン類似体、リジン類似体、イソロイシン類似体およびメチオニン類似体に対して耐性の微生物に由来するものである、請求項1に記載の方法。
  4. 挿入されたホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ遺伝子およびスレオニンオペロンの挿入部位が、染色体DNA中のlacZ部位である、請求項1に記載の方法。
  5. L−スレオニン生産菌株である、受託番号KFCC10718の大腸菌TF4076の染色体からポリメラーゼチェインリアクション(PCR)によって得たホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ遺伝子および該大腸菌株からクローニングされたスレオニンオペロンが、母菌株であるTF4076の染色体に挿入される、請求項1に記載の方法。
  6. 該微生物が図2に示された組換えプラスミドpGmTN−PPCにより構成される、請求項1に記載の方法。
  7. L−スレオニンを生産できる、受託番号KCCM10236の大腸菌pGmTN−PPC12。
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