JP2004515546A - 連続して接続された2つの反応ゾーン中での無水マレイン酸および同族化合物の水素添加法 - Google Patents

連続して接続された2つの反応ゾーン中での無水マレイン酸および同族化合物の水素添加法 Download PDF

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Abstract

本発明は、気相水素添加法が第1の反応ゾーンとそれに引き続く第2の反応ゾーンとを含み、この場合、第1の反応ゾーンにおいて、C−ジカルボン酸および/またはその誘導体を、置換されていてよいγ−ブチロラクトンを主生成物として含有する混合物へと反応させ、第2の反応ゾーンにおいて、第1の水素添加段階からの混合物中に存在する置換されていてよいγ−ブチロラクトンを、第1の水素添加段階における温度よりも低温で、置換されていてよいテトラヒドロフランへと反応させることを特徴とする、C−ジカルボン酸および/またはその誘導体を、Cu酸化物をベースとする触媒上で、置換されていてよいγ−ブチロラクトンおよび/または置換されていてよいテトラヒドロフランへと気相水素添加する方法を記載したものである。

Description

【0001】
本発明は、マレイン酸およびコハク酸およびこれらの酸の誘導体からなる群から選択されている基体の気相中で接触水素添加を行うことにより、アルキル置換されていてよいγ−ブチロラクトンおよびアルキル置換されていてよいテトラヒドロフランを製造する方法に関する。上記誘導体は本発明の範囲内でエステルおよび無水物と解釈され、その際、これらは酸と同様に、1種以上のアルキル置換基を有し得る。本発明の方法により高い収率が達成され得り、かつ、アルキル置換されていてよいγ−ブチロラクトンおよびアルキル置換されていてよいテトラヒドロフランの2つの生成物の割合は互いに高い変動性を伴って調節され得る。本発明による方法は、連続して接続された2つの反応ゾーン中で実施される。
【0002】
無水マレイン酸(MSA)の気相水素添加によるγ−ブチロラクトン(GBL)およびテトラヒドロフラン(THF)の製造は、久しく公知の反応である。この触媒反応を実施するために、刊行物には多数の触媒系が記載されている。これらの触媒系は大部分がしばしばCrを含有するものである。触媒の組成および選択された反応パラメータに応じて、この種の触媒を用いて種々の生成物の分布が達成される。
【0003】
GBLおよびTHFを製造するためのその他のあり得るエダクトは、MSAに加え、マレイン酸自体、コハク酸およびその無水物、並びにこれらの酸のエステルである。アルキル置換基を有するGBLおよびTHFが製造されるべきである場合、例えば上記の酸、エステルおよび無水物の、相応するアルキル置換された種が使用され得る。
【0004】
米国特許第3065243号明細書には、亜クロム酸銅を触媒として利用する方法が開示されている。明細書および実施例の記載によれば、この反応の進行の際になお少なからぬ量の無水コハク酸(BSA)が生成し、このBSAは循環されねばならない。この場合公知の通り、BSAの結晶化か、またはBSAの結晶化から生じ、引き続き導管の閉塞を伴うコハク酸に基づき、しばしば方法技術的な問題が生じる。
【0005】
MSAの水素添加のための他の亜クロム酸銅触媒の開示は、例えば米国特許第3580930号明細書、米国特許第4006165号明細書、欧州特許出願公開第638565号明細書および国際特許出願公表第99/38856号明細書に記載されている。開示によれば、上記刊行物に記載された触媒を用いて、GBLの高い収率を達成することが可能である。THFはそれぞれ単にごく僅かに形成されるに過ぎない。しかしながら、複数の理由から、より多量のTHFがしばしば所望されている。
【0006】
より多量のTHFを可能にする方法は、米国特許第5072009号明細書に開示されている。この特許文献により使用された触媒は、一般式CuZnAl[式中、Mは元素の周期律表の第IIA族および第IIIA族、第VA族、第VIII族、Ag、Au、第IIIB族〜第IIB族、並びにランタニドおよびアクチノイドからなる群から選択されている少なくとも1種の元素であり;bは0.001〜500の1つの数値であり、cは0.001〜500の1つの数値であり、dは0〜200未満の1つの数値であり、xは原子価を評価するために必要な酸素原子の数に相当する]に相当する。上記特許文献に相応する触媒はクロムを含有していなくともよいとの記載に反し、全ての実施例においてクロム含有触媒が記載されている。上記実施例によれば、96%の最大THF収率が得られ、水素添加は20〜40バールの圧力で実施される。
【0007】
上記の全ての触媒系に関して、重大な有害性に基づき使用が回避されるべきである酸化クロムが存在することは原則的に不利である。MSAの水素添加によりGBLを製造するためのこの種のCr不含の触媒系も、公知技術水準において記載されている。この種の触媒系のための例は、国際特許出願公表第99/35139号明細書(Cu−Zn酸化物)、国際特許出願公表第95/22539号明細書(Cu−Zn−Zr)および米国特許第5122495号明細書(Cu−Zn−Al酸化物)に記載されている。これらの全ての触媒系はGBLの98%までの高い収率を可能にするが、しかしながらこの場合、THFの形成は観察されないかまたは単に僅かに観察されるに過ぎない。確かに公知の通り、THFの形成は反応温度の上昇かまたは反応器中でのより長い滞留時間により促進され得るが、しかしながら同時に不所望の副生成物、例えばブタノール、ブタン、エタノールまたはエタンの割合も増加する。
【0008】
GBLへのMSAの気相水素添加のための、専らCu酸化物およびAl酸化物から形成された触媒は、国際特許出願公表第97/24346号明細書に開示されている。ここでも前段落に記載された刊行物と同様の欠点、即ちTHFが単に副次的またはごく僅かに形成されるに過ぎないという欠点が存在する。
【0009】
国際特許出願公表第97/24346号明細書の記載と原則的に同じ組成を有する触媒、即ちCu−Al酸化物をベースとする触媒の使用は、特開平2−233631号公報にも開示されている。この場合、上記発明の目的は、GBLが単に僅かに生成されるに過ぎないかまたは全く生成されずに、主生成物としてTHFおよび1,4−ブタンジオールが生成されるようにMSAの水素添加を実施することにある。さらに上記目的は、混合されたCu−Al酸化物をベースとする触媒を使用すること、および一定の反応条件を遵守することにより達成される。上記方法を用いて得られる典型的な混合物は1,4−ブタンジオール約15〜20モル%およびTHF60〜80モル%を含有し、その上、THFの量は実施例の1つに相応して99モル%を上回るまで増加され得る。これは、GBLが溶剤として、しかも何倍も過剰で使用されることにより達成される。それに対し、溶剤なしで処理された場合には収率は75%の値に大幅に低下する。
【0010】
それに対し、欧州特許出願公開第0404408号明細書には、構造が上記刊行物中の触媒の構造とは原則的に異なっているMSA水素添加のための触媒が開示されている。この場合、触媒活性材料は本質的に上記米国特許第5072009号明細書に開示されている材料に相応するものである。材料は、本質的に不活性で少なくとも部分的に多孔質であって外部表面を有する担体に塗布される。触媒活性材料は担体の外部表面に付着する。担体に塗布されず、主生成物としてTHFをもたらす相応する触媒に対して、ここではGBLは好ましい生成物として生成される。ここでも、実施例において使用された全ての触媒はCrを含有する。ここでは、形成された多量のBSAも不利である。
【0011】
上記刊行物に記載された全ての触媒型は、これらの触媒型がなお不所望の副生成物を多量にもたらすか、または原則的に所望される主生成物であるTHFおよびGBLを製造するためにのみ調節可能であるという欠点を有する。触媒はしばしばCrをも含有する。
【0012】
MSAの2段階の水素添加法は米国特許第5149836号明細書に記載されている。GBLおよびTHFは、上記方法を用いてGBL15〜92%またはTHF7〜83%の調節可能な選択率で生成され得る。上記方法は、CuO30〜65質量%、ZnO18〜50質量%およびAl8〜22質量%からなる第1の触媒床上でMSAに水素添加を行い、主にGBLを含有する気体混合物へと変化させる第1の段階を含む。CuO10〜50質量%、ZnO30〜65質量%およびCr3〜20質量%からなる第2の触媒床上で、第1の段階で得られたGBLに水素添加を行い、THFへと変化させる。第1の水素添加の温度は200〜400℃であり、第2の水素添加の温度は200〜350℃、有利に250〜280℃である。実施例によれば、第1の段階における反応温度は245〜275℃の値であり、第2の段階における反応温度は250〜280℃の値である。この場合第2の水素添加段階において、250℃の温度の場合には主にブタンジオールが形成されるのに対し、280℃の場合には主にTHFが生成する。
【0013】
国際特許出願公表第99/35136号明細書には、相対量比を変化させたTHFおよびGBLのもう1つの製造法が記載されている。エダクトとして、無水マレイン酸または無水コハク酸またはフマル酸エステルが利用される。これらは、第1の段階において銅をベースとする不均質触媒上で水素と反応され、有利に銅−亜鉛酸化物触媒かまたは安定化された亜クロム酸銅触媒が使用される。第2の反応段階において、酸性のケイ素−アルミニウム酸化物が使用される。上記方法の欠点は、完全に異なる2種の触媒を使用することに加え、生成物の混合に関する柔軟性が制限されていることであり、それというのも、GBL:THFの比は単に70:30〜40:60の範囲内で変化され得るに過ぎないからである。
【0014】
本発明の課題は、マレイン酸および/またはコハク酸および/またはこれらの誘導体の気相水素添加法を提供することであり、この方法により、置換されていてよいGBLおよび/または置換されていてよいTHFの製造が可能であり、かつこの方法により、これら2つの生成物を互いの相対量比を著しく変化させて高い収率で製造することが可能となる。
【0015】
上記課題は、第1の水素添加段階とそれに引き続く第2の水素添加段階とを含み、この場合、第1の水素添加段階において、C−ジカルボン酸またはその誘導体を、置換されていてよいγ−ブチロラクトンを主生成物として含有する混合物へと反応させ、第2の水素添加段階において、第1の水素添加段階からの混合物中に存在する、置換されていてよいγ−ブチロラクトンを、第1の水素添加段階における温度よりも低温で、置換されていてよいテトラヒドロフランへと反応させる、C−ジカルボン酸および/またはその誘導体を、Cu酸化物をベースとする触媒上で、置換されていてよいγ−ブチロラクトンおよび/または置換されていてよいテトラヒドロフランへと気相水素添加する方法により解決される。
【0016】
−ジカルボン酸およびその誘導体の定義は、本願に関して、1種以上のC〜Cアルキル置換基を有していてよいマレイン酸および1種以上のC〜Cアルキル置換基を有していてよいコハク酸、並びにこれらのアルキル置換されていてよい酸の無水物およびこれらのアルキル置換されていてよい酸のエステルと解釈される。このような酸の例の1つはシトラコン酸である。有利にMSAが使用される。
【0017】
驚異的にも、連続して接続されているCr不含の水素添加触媒を使用することおよび一定の反応条件を遵守することにより、GBL:THFの生成物比は幅広い限度で変化され得ることが見出された。
【0018】
この場合、第1および第2の2つの反応ゾーン中で、Cu酸化物をベースとするCr不含の触媒が使用される。このCu酸化物は5〜100質量%の量で存在する。触媒は、さらにAl、Si、Zn、La、Ce、第IIIA族〜第VIIIA族の元素および第IA族の元素および第IIA族の元素からなる群からの1種以上の金属またはその化合物、有利に酸化物を0〜95質量%の量で有してよい。この場合、第1および第2の2つの反応ゾーン中で使用され得る触媒は同じであってもよいし異なる組成を有してもよい。これらの2つの実施態様のうちどちらが選択されるかは、例えば所望の生成物組成に依存する。
【0019】
元素の周期律表の族は、本発明に関して、旧IUPAC命名法により示される。
【0020】
第1の水素添加段階において使用された触媒は、有利にCuO5〜100質量%、ZnO0〜80質量%およびAl0〜95質量%、殊にCuO20〜80質量%、ZnO10〜40質量%およびAl5〜60質量%を含有する。第2の水素添加段階において使用された触媒は、有利にCuO5〜80質量%、ZnO0〜80質量%およびAl0〜60質量%、殊にCuO20〜60質量%、ZnO0〜60質量%およびAl10〜50質量%を含有する。
【0021】
本発明により使用された混合された酸化物は、それぞれの金属を元素の形で含有してもよい。この元素の形のそれぞれの金属は、殊に還元可能な水素雰囲気下で生成される。一般に、触媒は使用の前に、活性化の反応、一般に水素前処理の反応下におかれる。それにより活性触媒種が製造される。これは、触媒混合物中に存在する酸化物を、本発明による触媒反応において活性である元素金属へと部分的に還元することにより達成される。
【0022】
有利に、第1の水素添加段階において200℃以上、殊に230〜300℃の温度が維持される。この第1の水素添加の一次生成物として、置換されていてよい無水コハク酸(BSA)が生成され、その後このBSAは、置換されていてよいGBLへとさらに水素添加される。従って温度が低すぎる場合、即ち水素添加反応が200℃未満で実施される場合には、難揮発性BSAでの被覆による触媒の不活性化が観察され得る。
【0023】
反応は、第1の反応ゾーン中でエダクト混合物が水素と反応し、置換されていてよいGBLを主に含有する反応混合物に変わるように実施される。このためにエダクト混合物は蒸発され、水素含有気体流と共に反応器に導通される。この場合、気体流中の水素の割合を可能な限り高く調整しようとする試みがなされる。別の気体状の成分、例えば水蒸気、炭化水素、例えばメタン、エタンまたはn−ブタンまたは一酸化炭素が存在していてよい。反応条件(温度、圧力、GHSV、MSA入口濃度)および触媒は、GBL収率が最大となり、その一方でBSAまたは過水素添加生成物(Ueberhydrierprodukten)が少量形成されるように選択される。この場合には、少なくとも約30%のGBL収率を達成しようと努力される。少なくとも約50%、殊に少なくとも約70%のGBL収率は好ましい。高すぎる温度は不所望の副生成物の形成を促進する。
【0024】
エダクトの濃度は0.1〜5体積%、好ましくは0.2〜3体積%である。本質的により高い濃度の場合、エダクトは反応器中で濃縮され、触媒を液体被膜で被覆する。これはとりわけMSAの場合に観察することができる。本質的により低い濃度は空時収量を低下させ、かつ処理を不必要に高額なものにするであろう。GHSV(Gas Hourly Space Velocity = 触媒堆積物体積に対する、標準条件での反応気体の体積流量)は、エダクトとBSAが完全に反応されるように有利に100〜10000h の値に調節される。圧力は0.5〜100バール、有利に1〜50バール、殊に20バール未満の値である。確かにより高い圧力はエダクトの反応を容易なものにするが、しかしながらまた処理の費用を増加させる。反応器として、管状反応器、中で触媒が固体の堆積物として配置されている管束型反応器および流動床型反応器が適当である。
【0025】
第2の反応ゾーン中では、前の水素添加段階における温度を下回る温度が調節される。有利に、第2の水素添加は280℃以下、有利に150〜240℃の温度で実施される。高すぎる温度は過水素添加(Ueberhydrierung)による副生成物の形成および収率の低下を招く。一般に、第1の反応ゾーンの反応器の排出ガスが、有利に後処理なしで引き続き第2の反応ゾーン中へと導かれるというように進行する。第2の段階の温度が第1の段階の温度よりも低いため、反応気体は第2の段階の温度に冷却されるはずであろう。第2の段階のための反応器として、同様に管状反応器、管束型反応器または流動床型反応器が適当である。第2の反応ゾーン中の反応条件(温度、圧力、GHSV)および触媒は、GBLが所望の選択率に相応して、置換されていてよいTHFに変わるように選択される。低すぎる温度は触媒の空時収量の不必要な損失を招く。GHSVおよび圧力に関しては、第1の反応ゾーンの場合と同様の範囲が有効である。第2の段階へ侵入する際の反応気体の組成は、第1の段階の条件に依存する。相応して、GBL濃度は有利に0.2〜2.0体積%である。生成物混合物は当業者に公知である方法で分離されてよく;過剰な水素は循環気体法で再度水素添加のために使用されてよい。
【0026】
本発明の変法の1つによれば、第1および第2の2つの反応ゾーンは1つの反応器中で接続されている。管状反応器、管束型反応器またはこれらの組合せは適当である。第1および第2の2つの反応ゾーン中の好ましい温度を調節するために、1種以上の加熱循環路が使用されてよい。GBLおよびTHFへのMSA、マレイン酸またはそのエステルの水素添加反応は、多量の熱放出と関連する。この場合、GBLへの反応の反応エンタルピーは、GBLからTHFへの水素添加の反応エンタルピーよりも高い。従って、非等温運転式反応器中で、反応器の前方の部分における温度は後方の部分における温度よりも高い。従って、当業者に公知の方法により反応器の縦軸に沿って温度プロフィールを生じさせることは殊に好ましく、従って反応器中の第1および第2の2つの反応ゾーンの好ましい温度が生じる。温度プロフィールの形は、当業者に公知のパラメータ、例えば体積に対する触媒活性のパラメータ、反応条件(圧力、GHSVおよびエダクトの入口濃度)および反応器の幾何学的寸法および温度調節に依存する。
【0027】
本発明による方法により、98%以上である(GBL+THF)収率が可能となる。GBL/THFの比は、約90:10〜0:100の範囲内で変化させることができる。
【0028】

第1の反応ゾーン中で、CuO70質量%、ZnO25質量%およびAl5質量%の組成の触媒100mlを、同じ大きさのガラスリング100mlと混合し、管状反応器中に充填した。反応器を温度調節し、上方から下方まで反応ガスを貫流させた。MSAを溶融物として200℃で運転する蒸発器中にポンプ輸送し、この蒸発器中でMSAを水素流中で蒸発させた。その後、1.0体積%のMSA濃度を有するMSA−水素混合物を反応器に導通させた。気体を反応温度へと前加熱するために、触媒床の上方に、ガラスリング100mlからなる床を注入した。
【0029】
MSA−水素混合物を供給する前に、触媒を水素前処理下においた。それに加え、まず反応器を窒素200標準l/hで大気圧で洗浄し、同時に1時間以内で180℃の触媒床中の温度に加熱した。その後、窒素体積流量を950標準l/hに上昇させ、付加的に水素50標準l/hを供給した。この場合、触媒床中で約250℃へのわずかな温度上昇が観察された。全体的な触媒床中の温度が190℃に冷却された後、窒素体積流量を徐々に500標準l/hに低下させ、水素流を500標準l/hに上昇させた。最後に、窒素体積流量を遮断し、水素流量を600標準l/hに上昇させた。
【0030】
反応を、5バールの圧力で240℃で実施した。GHSVは3000h であった。
【0031】
MSAが完全に変換された場合、反応器排出ガス中でBSAは検出されなかった。GBLとTHFへの選択率は88および10%であった。過水素添加生成物(主にブタノールおよびブタン)は2%の選択率で形成された。
【0032】
その後、反応排出ガスを第2の反応ゾーン中に導いた。CuO40質量%、ZnO40質量%およびAl20質量%の組成の触媒100mlを同じ大きさのガラスリング100mlと混合し、管状反応器中に充填させることによりこの第2の反応ゾーンを製造した。反応を実施する前に、触媒を上記の水素前処理により形成させた。反応排出ガスを第2の反応ゾーン中に供給する前に温度調節するために、150℃で運転する蒸発器中で水素流と混合した。その後、GBL1.0体積%およびTHF0.1体積%の組成を有するGBL−THF−水素混合物を反応器に導通させた。反応を190℃で5バールで行った。GHSVは3000h であった。
【0033】
反応排出ガス中に存在する全てのGBLを完全に反応させた。THFの収率は、使用されたGBLに対して99%を超えていた。副生成物の形成は観察されなかった。
【0034】
温度を低下させることによりGBL変換率を低下させることができ、これにより反応気体はより多量のGBLおよびより少量のTHFを含有する。極端な場合、GBLの変換が行われないほど温度は低下されてよい。

Claims (11)

  1. −ジカルボン酸および/またはその誘導体を、Cu酸化物をベースとする触媒上で、置換されていてよいγ−ブチロラクトンおよび/または置換されていてよいテトラヒドロフランへと気相水素添加する方法において、該気相水素添加法が第1の反応ゾーンとそれに引き続く第2の反応ゾーンとを含み、この場合、第1の反応ゾーンにおいて、C−ジカルボン酸および/またはその誘導体を、置換されていてよいγ−ブチロラクトンを主生成物として含有する混合物へと反応させ、第2の反応ゾーンにおいて、第1の水素添加段階からの混合物中に存在する置換されていてよいγ−ブチロラクトンを、第1の水素添加段階における温度よりも低温で、置換されていてよいテトラヒドロフランへと反応させることを特徴とする、C−ジカルボン酸および/またはその誘導体を、Cu酸化物をベースとする触媒上で、置換されていてよいγ−ブチロラクトンおよび/または置換されていてよいテトラヒドロフランへと気相水素添加する方法。
  2. 触媒が、Cu酸化物5〜100質量%と、Al、Si、Zn、La、Ce、第IIIA族〜第VIIIA族の元素および第IA族の元素および第IIA族の元素からなる群からの1種以上の金属またはその化合物、有利にその酸化物0〜95質量%とを活性物質として含有する、請求項1記載の方法。
  3. 第1のゾーン中での反応を200℃以上、有利に230〜300℃の温度で実施し、かつ第2のゾーンの反応を280℃以上、有利に150〜240℃の温度で実施する、請求項1または2記載の方法。
  4. 第1および第2の2つの反応ゾーン中で使用された触媒が同じ組成を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 第1および第2の2つの反応ゾーン中で使用された触媒が異なる組成を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  6. 第1の反応ゾーン中で使用された触媒が、CuO5〜100質量%、ZnO0〜80質量%およびAl0〜95質量%、殊にCuO20〜80質量%、ZnO10〜40質量%およびAl5〜60質量%を含有し、かつ第2の反応ゾーン中で使用された触媒が、CuO5〜80質量%、ZnO0〜80質量%およびAl0〜60質量%、殊にCuO20〜60質量%、ZnO0〜60質量%およびAl10〜50質量%を含有する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 第1および第2の2つの反応ゾーンのために、第1の反応ゾーン中の温度が第2の反応ゾーン中の温度よりも高くなるように調節されている非等温運転式反応器を使用する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 第1および第2の2つの反応ゾーン中で調整された圧力が、互いに無関係に、0.5〜100バール、殊に1〜50バール、殊に20バール未満の値である、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 無水マレイン酸をエダクトとして使用する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 無水マレイン酸濃度が第1の反応段階において0.1〜5体積%、有利に0.2〜3体積%の値である、請求項9記載の方法。
  11. 第1および第2の反応を、互いに無関係に、管状反応器、管束型反応器または流動床型反応器中で実施する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
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