JP2004514786A - 結合した電気合成によるブタンテトラカルボン酸誘導体の製造 - Google Patents

結合した電気合成によるブタンテトラカルボン酸誘導体の製造 Download PDF

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Abstract

本発明は、結合した電気合成により価値生成物Iとしてブタンテトラカルボン酸誘導体を製造する方法に関し、その際2位および3位の少なくとも1個の水素原子が不活性基により置換されていてもよい、マレイン酸エステル、マレイン酸エステル誘導体、フマル酸エステルまたはフマル酸エステル誘導体からなる群から選択される1種の化合物をカソードで還元し、アノードで価値生成物IIを取得する。

Description

【0001】
本発明は、結合した電気合成によりブタンテトラカルボン酸誘導体を製造する方法およびその使用に関する。
【0002】
ブタンテトラカルボン酸誘導体は、現在、例えばプラスチック加工工業で中間生成物または前駆物質として重要である。従って十分な量でおよび同時に引き続く処理に必要な純度でブタンテトラカルボン酸誘導体を製造できる方法を有することが要求される。この製造方法が天然の資源および費用に関して経済的であることが同様に要求される。
【0003】
長い発達段階に続いて、予備的有機電気化学は1970年代から環境にやさしく、選択率が高い方法で化学物質を製造している。これまでこの予備的技術は有利にアノード酸化またはカソード還元による物質のモノ合成に使用される。それぞれの場合に対向電極で製造される同時生成物を典型的に分離し、処理しなければならない。これが円滑に行われる場合でさえも、同時反応に投入されるエネルギーが消費される。これは逆反応が経済的な利益を提供しないので、それ自体この電気化学的モノ合成の高い電流の消費である。更に二次的に生じる廃棄物は多くの処理費用がかかり、生成物の再生は経済的でない。
【0004】
他の欠点は、2つのセル回路が必要であり、これを膜または隔膜により分離しなければならないので、分割した電解セルの使用と結びつく多くの量の装置の必要が避けられないことである。この分離は結果として生じる抵抗熱によるエネルギーの損失を生じる。このエネルギー損失を最小にするために、対向電極の回路にしばしば水性(80%より多くの水)導電性塩溶液を装填する。結果としてカソード生成物はほとんど水素だけであり(またはアノード生成物は実質的に酸素であり)、汚染されているために、燃焼により廃棄物として処理しなければならない。
【0005】
欧州特許第0433260号明細書はモノ合成によるブタンテトラカルボン酸エステルを製造する電気化学的方法を記載する。ジアルキルマレイン酸エステルをブタンテトラカルボン酸エステルに変換し、これを引き続き加水分解し、ブタンテトラカルボン酸を得る。この反応はカソード電気的二量化であり、これは分割されていない電気化学的セル中で、特にアルコールの存在で行う。アルコール、一般にメタノールはアノードで酸化生成物、例えばメトキシメタノールまたはギ酸メチルに変換される。電気的二量化に続いて、個々のブタンテトラカルボン酸エステルを電気分解溶液から結晶化および引き続く濾過により分離し、他の工程で酸性媒体中でブタンテトラカルボン酸に加水分解する。
【0006】
この方法の1つの欠点は、モノ合成がこれらの合成法の前記欠点、例えばメトキシメタノールのような電気分解の経過中にアノードで形成される生成物を好ましくない廃棄物として処理しなければならないという事実と関連することである。
【0007】
従って、アノードで同時に形成される生成物がこれまで商業的に利用されないので、廃棄物の処理費用だけでなく、商業的使用により生じるはずの1つの生成物を製造するために使用される装置、エネルギーおよび材料によるすべての費用が存在する。
【0008】
アノード反応およびカソード反応を結合する可能性に関して、文献、例えばM.M.Baizer等、Organic Electrochemistry、M.Dekker、New York 1991 1422頁以降またはW.Li、T.ノナカ、T.S.Chou、Electrochemistry 67、1(1988)4〜10において、前記欠点の一部を回避するために、アノード反応とカソード反応を結合することがこれまで繰り返して提案された。しかしこの方法は、実験室規模から工業的規模への変換を不可能にする他の欠点を有する。例えば少なくとも1個の電極は有毒であり、時間が経過すると選択率が低下し、ここに記載される結合した電気合成は商業的に利用できる規模への拡大が一般に阻止される。
【0009】
これらの方法の他の欠点は、電極で形成される生成物の間でまたは反応物質の間でしばしば生じる反応である。これは形成される他の二次生成物により当該主要生成物の収率を大きく減少するだけでなく、反応溶液の後処理を大いに損なう。
【0010】
しばしば言及される欠点は工業的規模に拡大できないセルの構成を生じるかまたは前記方法がもはや経済的前進を形成しないほど有効でない低い収率を生じる。
【0011】
結合した電気合成はつい最近工業的に成功して使用された。ドイツ特許第19618854号明細書はフタリドの製造方法を記載し、多くのアノード酸化剤と結合し、酸化剤が更に他の商業的に使用できる生成物を生じる。しかしこれまで工業的に実施できる方法に関する他のカソードパートナーは知られていない。
【0012】
従って、科学文献から知られたカソード反応が存在し、この反応が同様にアノード工程に影響されず、技術水準で工業的に実施できる電気合成の手段の要求を生じることができるかどうかのこの技術で維持された発展への緊急の問題が存在する。
【0013】
本発明の課題は、前記欠点を回避するブタンテトラカルボン酸誘導体を製造する経済的な方法を提供することである。
【0014】
意想外にも、カソードでの電気合成をアノードで生じる適当な工程と結合することによりブタンテトラカルボン酸を製造することが可能であることが判明した。更に可能な結合したパートナー反応の数が意想外に高いことが判明した。
【0015】
従って本発明の対象は、結合した電気合成により価値生成物Iとしてブタンテトラカルボン酸を製造する方法に関し、カソードで還元される化合物が、2位および3位の少なくとも1個の水素原子が不活性基により置換されていてもよい、マレイン酸エステル、マレイン酸エステル誘導体、フマル酸エステルまたはフマル酸エステル誘導体からなる群から選択される。同時にアノードで価値生成物IIを取得する。
【0016】
本発明の範囲で、結合した電気合成は、有機生成物を有利に製造する方法である。その明らかな特徴は、価値生成物Iを生じるカソード反応を価値生成物IIを生じるアノードでの酸化と結合することである。この方法により導入される電流を2回利用することができる。価値生成物IおよびIIのこれまで一般に使用されたモノ合成と比べて、これは消費されるエネルギーに対する全生成物収率の改良された経済的な比を生じる。
【0017】
電気分解は一般に分割されたまたは分割されないセル中で行うことができる。
【0018】
本発明の1つの有利な実施態様において、ブタンテトラカルボン酸誘導体を製造するための結合した電気合成を分割されない電気化学的セル中で行う。これは、分割されたセルでの電気分解の場合に生じる前記の欠点を実質的に回避する。
【0019】
結合した電気合成によりブタンテトラカルボン酸誘導体を製造するための有効な反応物質は、原則的にすべてのマレイン酸エステルまたはフマル酸エステルを含む。有利には前記酸のC〜C−アルキルエステル、特に有利にはマレイン酸ジメチルエステルおよびフマル酸ジメチルエステルを使用する。
【0020】
有効な反応物質は、更に2位および3位の少なくとも1個の水素原子が不活性基により置換されていてもよい、マレイン酸エステル誘導体またはフマル酸エステル誘導体を含む。本発明の目的に使用されるマレイン酸エステル誘導体またはフマル酸エステル誘導体は、例えばメチル、シアノ、ヒドロキシメチルおよびメトキシにより置換された誘導体を含む。
【0021】
本発明の他の実施態様において、マレイン酸エステル誘導体またはフマル酸エステル誘導体はマレイン酸ジメチルエステルおよびフマル酸ジメチルエステルである。
【0022】
本発明に有効な電極材料は原則的に予備的有機電気化学のためのすべての通常の電極材料を含む。
【0023】
反応は分割したセルおよび分割していないセル中で行うことができる。有利には分割していないセル中で行う。
【0024】
以下の装置の変形を例として記載することができる。
【0025】
平らな平行な電極配置またはキャンドル形電極を有する分割されていないセルは、有利にアノードまたはカソードで製造されるかまたは変換される反応物質または生成物が、それぞれ他の電極法により変化しないかまたは互いに反応しない場合に使用する。この実施態様では狭い電極間の間隔(0.5mm〜30mm、有利には1〜10mm)で均一な電流分布を生じるので、電極は有利には平らな平行な配置で配置される。この場合に電極は有利には単独でまたは複数のスタックで使用される。後者の場合に電極はスタックプレートセル中で二極の列で接続されていてもよいスタック電極である。
【0026】
ドイツ特許第19533773号明細書に記載されるセルを使用することもできる。
【0027】
本発明の例示された実施態様において、電極材料は炭素を基礎とする材料および/または金属材料を単独でまたはその2個以上の混合物として含有する。グラファイト、ガラスカーボン、グラファイトフェルトのような炭素を基礎とする材料からなる電極またはインストールメントグレードグラファイトからなる電極を使用することが有利である。
【0028】
本発明に使用される電解液は一般に溶剤または溶剤混合物に溶解した反応物質および導電性塩からなる。ドイツ特許第19533773号明細書に記載されるスタックプレートセルを使用する場合に、D.Hoormann等、GDCh Monograph 14、Elektrochemische Reaktionstechnik und Synthese、J.Russow、G.Standstede、R.Staab(ed)GDCh、1999、537−543およびV.Kroener等、前記引用、484−490に記載されるセル構造を使用することにより導電性塩の使用を省くことができる。
【0029】
本発明の1つの実施態様において、電解液中の反応物質および生成物の全濃度はそれぞれ1〜70質量%、有利には3〜50質量%、特に有利には10〜40質量%の範囲であり、ただし全部の合計が75質量%を超えないことを条件とする。
【0030】
使用される反応物質に有効な溶剤は有機電気化学で常用のすべての溶剤および2個以上のその混合物を含む。
【0031】
本発明の有利な実施態様において、溶剤または溶剤混合物を、本発明の方法の実施中に、この方法に使用されるすべての物質の全質量に対して50%より少なくない、有利には65%より少なくない質量割合で使用する。
【0032】
本発明の例示された実施態様において、使用される溶剤または溶剤混合物は、メタノール、エタノール、酢酸、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、およびこれらの2個以上の混合物からなる群から選択される。
【0033】
本発明の1つの実施態様において、溶剤または溶剤混合物は、脂肪族のC〜C−アルコール、有利にはC〜C−アルコールからなる群から有利に選択される。しかし有利に使用される溶剤はメタノールである。
【0034】
本発明において、選択される溶剤または溶剤混合物は一般に10質量%未満の水、有利には5質量%未満の水、特に有利には1質量%未満の水を含む。
【0035】
本発明の有効な導電性塩は予備的電気化学で有効なすべての導電性塩またはその2種以上の混合物を含む。
【0036】
従って本発明の1つの実施態様において、少なくとも1個の導電性塩を使用して本発明の方法を実施する。
【0037】
この少なくとも1種の導電性塩はテトラアルキルアンモニウム塩、テトラフルオロホウ酸塩、アルカリ金属塩、芳香族置換されたスルホン酸の塩、メタンスルホン酸の塩、過塩素酸の塩、臭化物、ヨウ化物、燐酸塩、ホスホン酸塩、アルコキシカーボネート、カルボキシレート、硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、およびアルキル硫酸塩、特に酢酸塩およびギ酸塩、およびマレイン酸またはフマル酸の塩またはそのモノエステルからなる群から選択される。
【0038】
本発明は有利にメタンスルホン酸および酢酸の塩からなる導電性塩、特にメチル硫酸の塩を使用して行う。
【0039】
本発明において、少なくとも1種の導電性塩を、電解液に対して0.2〜15質量%、有利に0.3〜5質量%、特に0.4〜3質量%の量で使用する。
【0040】
他の実施態様において、導電性塩の代わりにイオン交換膜を使用する。
【0041】
一般に結合した電気合成を使用される物質およびその溶剤と調和する温度で実施することができる。本発明において電気分解を0℃から使用される個々の溶剤または溶剤混合物の沸点までの範囲の温度で、しかし有利には0〜100℃、特に25〜65℃の範囲の温度で行う。
【0042】
結合したアノード法で製造される価値生成物IIは原則的にカソードで製造される価値生成物Iに関係なく選択することができる。これは2つの価値生成物の商業的要求に柔軟に製造を適合することを可能にする。
【0043】
従って本発明の方法は結合した方法の他の場合に一般的な欠点、例えば商業的柔軟性を制限する2つの同時生成物の固定した量的割合に影響されない。
【0044】
本発明の方法は価値生成物IIとして溶剤から単独に形成されない生成物を生じる。
【0045】
本発明の他の実施態様において、価値生成物IIは芳香族アルデヒドのアセタール、メトキシ化複素環式化合物、芳香族化合物、オレフィン、メトキシ化アミド、α−ヒドロキシケタール、α−ヒドロキシアセタール、カルボン酸およびカルボン酸エステルからなる群から選択される生成物である。
【0046】
意想外にも、有効なアノード結合反応は実質的にすべての当業者に周知の電気化学的酸化、例えばC−OまたはC−N官能基の酸化を含む。同様に適当なN−(ヒドロキシエチル)ホルムアミドからのオキサゾリジノンの形成および適当な6員環または7員環の形成のような複素環式化合物の形成もアノード結合反応として有効である。有機電気化学の教科書、例えばD.Kyriakou、Modern Electroorganic Chemistry、Springer Berlin1994、4.2部から知られた多くのアノード反応、例えばアルコキシ化、アシルオキシ化およびエノールエーテルのようなオレフィンの結合も使用できる。同様に活性化CH化合物またはトリメチルベンゼンのような芳香族化合物の二量化またはアミン、アルコールまたは芳香族化合物、例えばヒドロキノンエーテルまたはフランのような複素環式化合物の酸化が可能な結合アノード反応として選択される。
【0047】
一部の結合アノード法は有利にメディエーターの存在で行う。可能な結合アノード法およびそのメディエーターの介在は、例えばD.Kyriakou、Modern Electroorganic Chemistry、Springer Berlin1994、4.2部に記載されている。有効なメディエーターは特にハロゲン化合物、特に臭化物またはヨウ化物を含む。
【0048】
更に本発明において、アノード反応に必要な溶剤の量が、カソード反応パートナーの存在によりアノード単独法に比べて明らかに減少するにもかかわらず、価値生成物IIのアノード製造に使用される反応物質が少なくとも1種の溶剤と反応することが可能である。
【0049】
本発明の有利な実施態様において、結合アノード反応は価値生成物Iと価値生成物IIの沸点が10℃以上異なるように選択され、これにより2つの価値生成物を、例えば電気分解溶液の後処理の進行中に蒸留により容易に分離することができる。
【0050】
電気分解溶液の後処理法は一般に得られる価値生成物IおよびIIの特性に依存する。一般に価値生成物を後処理し、当業者に周知の後処理法、例えば蒸留、再結晶化または他の沈殿反応により分離する。
【0051】
本発明において、ブタンテトラカルボン酸誘導体、価値生成物Iを一般に蒸留により残りの電気分解溶液から分離する。この場合に、意想外にも、本発明により製造されるブタンテトラカルボン酸誘導体の4個のカルボン酸エステル官能基が、蒸留の熱的に激しい条件下でさえも、一般に反応物質のエステル官能基と生成物のエステル官能基の両方が、例えば電気分解条件下でこれらの反応を開始するとしても、カソード生成物と反応しないことが確認された。
【0052】
本発明の方法の他の実施態様において、溶剤または溶剤混合物および電気分解排出物のすべての他の低沸点成分をまず蒸留分離し、この場合に溶剤または溶剤混合物を全部または一部分電気分解循環に返送することができる。主に2個の所望の生成物を含む残留する混合物を引き続き5個より少ない理論的棚板を有する蒸留カラムで蒸留し、減圧下で一方の生成物を除去する。この場合に薄膜蒸発器およびサンベイ(Sambays)の使用が有利である。
【0053】
本発明の方法は所望のブタンテトラカルボン酸誘導体を高い収率および純度で生じる。同時にアノードで他の商業的に有用な価値生成物IIを生じ、カソードで流出効率および物質収率が結果として顕著に減少しない。
【0054】
本発明の方法は原則的に当業者に周知の分割したまたは分割していない電解セルを使用して行うことができるが、有利には分割していない電解セルを使用して行う。電解セルは使用される個々の電解液を再循環し、加熱し、または冷却するループ装置の部分であってもよい。本発明の目的のために有利な電解セルの構造は以下の例で詳しく説明する。
【0055】
本発明の方法は柔軟な生成物の配置、2倍のエネルギーの利用等の前記の利点を有するので、化学工業および医薬品工業に使用するために適している。
【0056】
従って本発明は、医薬品、植物保護剤、染料、錯体形成剤およびポリマー形成ブロックを製造するための中間生成物または前駆物質としてブタンテトラカルボン酸誘導体を製造するための本発明の方法の使用を提供する。
【0057】
本発明を選択された例により説明する。
【0058】
例1:電解セル
分割されていないセルはスタックの形で配置されたそれぞれ表面積約140cmの11個の環状円盤電極を有する。円盤はそれぞれ約50mmの厚さである。スペーサーを使用して円盤の間隔を約1mmに調節し、11個の環状円盤電極の間に10個の間隙が生じる。使用される電極材料はグラファイトである。内側の円盤を電気分解中に二極で接続する。最も高い環状円盤電極をグラファイトプランジャーおよび被覆円盤によりアノードとして接続する。最も低い電極を電解セルのベースプレートを介してカソードとして接続する。それぞれの電解液を中心ベースプレートを介してセルに導入し、電極の間隙の間に分配し、最も高い電極の上の開口を介してセルを離れることができる。記載されたセルはループ装置の部分である。
【0059】
例2:マレイン酸ジメチルエステルおよびp−キシレンの電気分解
マレイン酸ジメチルエステル2152g、p−キシレン396g、モノメチル硫酸ナトリウム飽和溶液209gおよびメタノール1243gを例1に記載された電解セル中で48℃および5Aの電流で電気分解した。電気分解の進行中に電流が5Aから3.75Aに減少した。全部の電気分解工程中に部分セルの電圧は6Vであった。マレイン酸ジメチルエステルに関して1F/モルの電流導入後、電気分解を中断した。
【0060】
電気分解排出物は(GC面積%により測定して)ブタンテトラカルボン酸メチルエステルおよび2−メトキシコハク酸ジメチルエステルをそれぞれ20質量%含有した。p−キシレンおよび価値生成物IIとして、他の2個のメトキシ化生成物、p−トリルメチルエーテルおよびp−トリルアルデヒドジメチルアセタールは1:1.8:2.4の量の比で存在した。p−キシレン変換率は85質量%より高かった。
【0061】
電気分解溶液を蒸留により後処理した。
【0062】
ブタンテトラカルボン酸テトラメチルエステルが使用したマレイン酸ジメチルエステルに対して45%の収率および97%より高い純度で得られた。
【0063】
価値生成物II、p−トリルアルデヒドジメチルアセタールは、特に、例えば医薬品、植物保護剤、UV安定剤およびプラスチックの濁り防止剤を製造するための中間生成物として使用される。
【0064】
例3:マレイン酸ジメチルエステルおよびジメチルホルムアミドの電気分解
例1に記載された電解セルを使用して、マレイン酸ジメチルエステル600g、ジメチルホルムアミド300gおよびLiBF15gを、メタノール2085g中で、45℃、5Aの電流で3.35時間かけて電気分解した。この時間の終了時に95質量%より多くのマレイン酸ジメチルエステルが反応した。価値生成物IIはジメチルホルムアミドから形成されたN−メトキシメチル−N−メチルホルムアミドであった。
【0065】
4個の同じ電解バッチを運転し、蒸留により一緒に処理した。
【0066】
ブタンテトラカルボン酸テトラメチルエステルが使用したマレイン酸ジメチルエステルに対して60質量%の収率および95%より高い純度で得られた。
【0067】
N−メトキシメチル−N−メチルホルムアミドが使用したジメチルホルムアミドに対して80質量%より高い収率で得られた。生成物は主にアミドのメトキシ化の分析に使用される。更に生成物はN−CH官能基を、例えば芳香族化合物に導入するための試薬として使用される。
【0068】
例4:マレイン酸ジメチルエステルおよびフランの電気分解
この場合に電解セルはそれぞれ0.5mmの3個の間隙のみを有した。グラファイト電極のカソード側にそれぞれ厚さ2mmのグラファイトフェルト(KFD02、SGLカーボン)の層を被覆した。
【0069】
フラン9.4%、マレイン酸ジメチルエステル40%、NaBr1%およびメタノール49.6%を有する電解液3500gを19〜24℃でジメチルマレイン酸エステルに関して電荷の導入が1.1F(フランに関して2.4Fに相当する)になるまで5Aの電流を使用して電気分解した。排出物は生成物、フランおよびジメトキシフランを1.0:9.3の比で含有し、これは90%の変換率に相当する。ジメトキシジヒドロフラン/ジメトキシテトラヒドロフランの選択率は99%であった。マレイン酸ジメチルエステルの変換率は99%より高かった。ブタンテトラカルボン酸テトラメチルエステルおよびコハク酸ジメチルエステルが1:0.31の比で形成され、ブタンテトラカルボン酸テトラメチルエステルおよびメトキシコハク酸が1:1.15の比で形成された。
【0070】
例5:マレイン酸ジメチルエステルおよびDMFの電気分解
L.Kroener等、GDCh monograph14、Elektrochemische Reaktionstechnik und Synthese、J.Russow、G.Sandstede、R.Staab(ed)、GDCh、Frankfurt1999、484−490に記載されたセルを使用して電気分解した。それぞれ面積0.61dmおよび厚さ6mmの7個のグラファイトフェルト環状円盤を同じ面積を有する7個のナフィオン(Nafion)膜を用いて交互に合わせ、スタックを形成した。最も高いフェルト円盤をグラファイト円盤によりアノードとして接続し、最も低いフェルト円盤を相当する方法でカソードとして接続した。
【0071】
使用する前にナフィオン膜(Nafion117、DuPont)を40℃、5%硫酸中で15時間保存した。
【0072】
DMF18.2%、水9.1%、メタノール63.6%およびマレイン酸ジメチルエステル9.1%のバッチを0.6Aの電流および28〜35℃の温度で運転した。H形から塩の形(この場合にLi形)にNafion膜を変換するために、電解液をLiOH水性溶液0.5mlと混合し、溶液のpH値は7.0〜7.5の中性の範囲であった。
【0073】
電解液をマレイン酸変換率51%まで運転した。電気分解排出物中のマレイン酸ジメチルエステル:ブタンテトラカルボン酸エステルのGC面積比は1.00:0.70であり、電気分解排出物中のマレイン酸ジメチルエステルおよびコハク酸エステルのGC面積比は1.00:0.34であり、メトキシコハク酸エステルは顕著な量で形成されなかった(3%未満)。
【0074】
アノードでN−メトキシメチル−N−メチルホルムアミドが95%の選択率で形成された。

Claims (13)

  1. 結合した電気合成により価値生成物Iとしてブタンテトラカルボン酸誘導体を製造する方法であり、その際2位および3位の少なくとも1個の水素原子が不活性基により置換されていてもよい、マレイン酸エステル、マレイン酸エステル誘導体、フマル酸エステルまたはフマル酸エステル誘導体からなる群から選択される1種の化合物をカソードで還元し、アノードで価値生成物IIを取得する、結合した電気合成により価値生成物Iとしてブタンテトラカルボン酸誘導体を製造する方法。
  2. 分割されていない電気化学的セル中で行う請求項1記載の方法。
  3. マレイン酸エステル誘導体またはフマル酸エステル誘導体がメチル、シアノ、ヒドロキシメチルおよびメトキシにより置換されたマレイン酸エステル誘導体またはフマル酸エステル誘導体からなる群から選択される請求項1または2記載の方法。
  4. マレイン酸エステル誘導体またはフマル酸エステル誘導体がマレイン酸ジメチルエステルまたはフマル酸ジメチルエステルである請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 電極材料中に炭素を基礎とする材料および/または金属材料が単独にまたはこれらの2個以上の混合物として含まれている請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 実施中に溶剤または溶剤混合物を使用し、その際溶剤または溶剤混合物がこの方法で使用されるすべての物質の全質量に対して40%に等しいかまたはこれより大きい質量割合を有する請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 使用される溶剤または溶剤混合物がメタノール、エタノール酢酸、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリルまたはこれらの2個以上の混合物からなる群から選択される請求項6記載の方法。
  8. 実施中に少なくとも1種の導電性塩を使用する請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 少なくとも1種の導電性塩がテトラアルキルアンモニウム塩、テトラフルオロホウ酸塩、アルカリ金属塩、芳香族の置換されたスルホン酸の塩、メタンスルホン酸の塩、過塩素酸の塩、臭化物、ヨウ化物、燐酸塩、ホスホン酸塩、アルコキシカーボネート、カルボキシレート、硫酸塩、アルキルスルホン酸塩およびアルキル硫酸塩からなる群から選択される請求項8記載の方法。
  10. イオン交換膜の存在で実施する請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  11. 価値生成物IIとして、少なくとも1種の溶剤から単独に形成されない生成物を取得する請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 価値生成物IIとして、芳香族アルデヒドのアセタール、メトキシ化複素環化合物、芳香族化合物およびオレフィン、オルトエステル、メトキシ化アミド、α−ヒドロキシケタール、α−ヒドロキシアセタール、カルボン酸およびカルボン酸エステルからなる群から生成物が選択される請求項11記載の方法。
  13. 医薬品、植物保護剤、染料、錯体形成剤およびポリマー成分を製造するための中間生成物および/または前駆生成物としてのブタンテトラカルボン酸誘導体を製造するための請求項1から12までのいずれか1項記載の方法の使用。
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