JP2004512575A - 半アーチ形状の弾性あご部を用いたクリップ装着補助レンズ - Google Patents
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Abstract
取外し可能な態様で主眼鏡と係合するために補助レンズが半アーチ形状に構成された弾性クリップを有する、補助眼鏡装置を提供する。
Description
【0001】
【発明の分野】
この発明は、眼鏡に取付けるためのクリップを用いる補助レンズに関する。
【0002】
【発明の背景】
補助レンズを取付ける機械的方法の1つが、ColorClip(R)システムである。このシステムは、補助レンズの外辺部周囲のさまざまな場所に開けられる孔を設ける。次に、孔の中に、柔軟プラスチック製のクリップが差し込まれる。クリップのあご部は「S」字形である。補助レンズの取外しおよび取替えは、同時に、(a)主フレームを保持し、(b)補助レンズを位置づけ、(c)各クリップの「S」字形のあご部を静かに曲げ返すことによって行なわれる。このことは、多くの(通常は6個の)クリップの各々に対して繰返され、かなりの程度の集中力および器用さを必要とする。
【0003】
同様のシステムである ECLIPS では、レンズに印をつけてプライマーで被覆する必要があり、次に、補助眼鏡上に金属クリップが接着される。金属クリップは、それらが主眼鏡に巻付くように曲げられる。曲げが繰返されることによって金属疲労および破損を生じるために、このシステムは、補助レンズを取外し可能な態様で主眼鏡に固定するのには好適ではない。
【0004】
ECLIPS およびColorClip(R)システムの別の欠点とは、各補助レンズの主フレームへの取付け、および主フレームからの取外しを、別個に行なわなければならないことである。着用者が徹底して各補助レンズを正確に位置づけない限り、補助レンズはしばしば、それらが主レンズに対して数度だけ軸方向にオフセットして位置づけられてしまう。補助フレームが完全な円形でない限り、このオフセットにより、アセンブリ全体が、さらに悪いことには着用者の顔面が、折れ曲がるか、または歪んで見えてしまう。
【0005】
同様に、ロカテリ(Locatelli)への米国特許第6,007,197号は、補助レンズを取外すか、または取替えるために、S字形のクリップを有する単眼補助レンズを教示する。したがって、ブリッジによって接続され得ない補助レンズを取外して取替えるために、2つのレンズ上のS字形のクリップの各々を、個別に曲げ返さなければならない。
【0006】
補助レンズを取付けるための他の機械的方法が教示される。ヘラルド・ジュニア(Herald, Jr.)他への米国特許第5,493,348号、およびワン(Wang)への米国特許第5,335,025号は、取付手段を有して構成される、厚い補助フレーム内に置かれた補助レンズを教示する。これらの取付方法は、多くの着用者にとって見た目の良くない、厚いフレームを必要とする。
【0007】
ブラッター(Blatter)への米国特許第5,438,378号は、特に側面から見て嵩高く、見た目の良くない取付部品を教示する。
【0008】
ゲイズリー(Gazeley)への米国特許第4,955,707号もまた、外観上魅力的ではない、複雑な金属取付手段を教示する。金属の取付手段を用いると、補助眼鏡を取外すか、または取替える間に、レンズにかき傷をつけるおそれも生じる。
【0009】
カーシュ(Kirsch)他への米国特許第5,907,384号は、アーチ様のブリッジ部分を有して、2つのフックがそのブリッジに位置づけられ、1つのフックが補助フレームの下部付近に位置づけられた、釣鐘状のレンズ取付ストリップを教示する。この装置の使途は、読書用眼鏡に限られており、このような取付のために特別に構成された主フレームにしか、補助フレームを取付けることができない。
【0010】
マーチン(Martin)への米国特許第5,867,244号、およびスペンサー(Spencer)への米国特許第5,696,571号は、引張りを用いる補助眼鏡を教示する。これらのシステムには、完全な補助フレームが必要とされる。補助フレームがどのような方法においても著しく曲がる場合、この取付方法は失敗する。引張りクリップは、金属または金属様材料で形成される。したがって、曲げを繰返すことにより、金属疲労および破損を生じる。また、これらのクリップを用いると、特定の係合角度で補助眼鏡の取外しおよび取替えを行なわなければならず、このことは何らかの器用さと集中力とを要する。
【0011】
ともにゲイズリーへの、米国特許第4,890,910号および米国特許第4,973,148号は、補助眼鏡上において、後方に突出した柔軟性のある1対の弾性つめを用いることを教示する。これらのつめは、スナップ嵌合式の係合を行なうために、主フレーム内に形成された引張り装置内に配置されるよう構成される。つめを取外して取替えると、補助眼鏡および主眼鏡の比較的弱いブリッジ上にかなりの量の力をかけざるを得ず、また、係合および解放に難しい角度を要する。したがって、この方法は、厚く頑丈なフレームにおいてのみ有用である。また、つめが金属または金属様材料で形成されなければならないために、補助眼鏡を取外して取替える際に、主眼鏡に、さらに悪い場合には着用者に、損傷を与えるおそれを生じる。
【0012】
したがって、補助レンズを主眼鏡に取付けるための簡単かつ安全な手段を有することが望ましい。
【0013】
【発明の概要】
この発明は、(a)2つの補助レンズを有し、2つの補助レンズの各々が、前面と、後面と、レンズの周囲に延びる縁と、各レンズの上縁および下縁に近接するクリップ孔とを有し、さらに、(b)補助レンズ間に延びて、補助レンズを互いに接続する補助ブリッジと、(c)各孔に位置づけられるクリップとを有し、各クリップは、面の1つに対向して位置づけられる基部と、基部から孔を通って延びるクリップリベットと、基部から縁に沿って延びるアームと、アームから後方に延びるあご部とを有し、あご部は半アーチ形状に構成され、あご部は弾性である、眼鏡装置を提供する。
【0014】
この発明の一実施例において、クリップは弾性である。別の実施例において、補助ブリッジは弾性である。一実施例において、あご部は、面取りされた端部まで延びる。別の実施例において、あご部は、球状端部まで延びる。レンズリベットは、キャップにおいて終点をなし得る。一実施例において、クリップは、Polyflex(R)プラスチックまたは形状記憶プラスチックである。
【0015】
一実施例において、基部はレンズの前面に対向して位置づけられ、アームは、基部から後方に、レンズの縁に対向して延びる。別の実施例において、基部はレンズの後面に対向して位置づけられ、アームは、基部から前方にレンズの縁と対向して、かつ、基部からあご部まで後方に、延びる。
【0016】
この発明はまた、(a)2つの補助レンズと、(b)各レンズの孔と、(c)補助レンズ間に延びて、補助レンズを互いに接続する補助ブリッジと、(d)補助レンズを主眼鏡に取付けるための取付部と、(e)レンズをブリッジに固定するために、補助ブリッジから孔を通って延びるレンズリベットとを含む、補助眼鏡装置を提供する。
【0017】
一実施例において、レンズリベットは、補助ブリッジから後方に延びる。一実施例において、補助ブリッジは、Polyflex(R)プラスチックまたは形状記憶プラスチックである。別の実施例において、レンズリベットは、球状端部において終端をなす。さらなる実施例において、補助眼鏡装置は、レンズをブリッジに固定するために、各レンズに少なくとも2つの孔と、補助ブリッジの各側から孔を通って延びる少なくとも2つのレンズリベットとを有する。一実施例において、取付部は、レンズから後方に延びるクリップを含む。
【0018】
添付の図面を参照して、この発明の好ましい実施例を説明する。
【0019】
【実施例の詳細な説明】
この発明は、使用者が主眼鏡の縁を取巻く(skirt)ために、クリップに角度をつけるか、またはクリップを開く努力をする必要なしに、補助眼鏡を主眼鏡上にクリップ装着してかつ主眼鏡から取外すことのできる、補助眼鏡を主眼鏡に取付けるための簡単かつ効果的な手段を提供する。
【0020】
次に、同じ要素が同じ参照番号によって示される添付の図面を参照して、この発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0021】
図1に示されるように、この発明の補助眼鏡20は、取付可能な態様で主フレーム32に取付けるためのものである。主フレーム32は、着用者の視覚上の不具合に応じて形成され得る主レンズに対して保持構造を設ける。この発明において、主フレーム32がレンズを取囲む必要がなく、主レンズに対して構造上の支持を設けることのみが必要とされる。
【0022】
補助レンズ50の1つの使途とは、日光および視界に損傷を与える他の要素から、着用者を保護することである。したがって、補助レンズ50に薄く着色してよく、紫外線光または他の特定の波長光をフィルタリングするための材料をその中に含むか、または被覆をその上に有してもよい。
【0023】
補助眼鏡20は、2つの補助レンズ50と、補助レンズの間に延びて補助レンズを接続する補助ブリッジ60とを有する。図3、図4、および図2から分かるように、補助ブリッジ60は、補助レンズ50に対して、球状部74において終端をなすレンズリベット72を含む保持手段を設ける。レンズリベット72は、組立てられる際に、レンズ50のブリッジリベット孔52に差し込まれるために、水平に延びる。球状部74により、レンズ50は確実に補助ブリッジ60に取付けられる。球状部74は、レンズ50を補助ブリッジ60に組立てている間に存在してよく、または、取付の確実性を高めるために、組立てられてから形成されるか、または部分的に変形されてよい。
【0024】
補助ブリッジ60および補助レンズ50を組立てる際に、各レンズのブリッジリベット孔52にレンズリベット72が差し込まれる。示された実施例において、2つのレンズリベットが、各レンズにつき2つのブリッジリベット孔52を通って延びる。これにより、嵌合が確実となり、レンズがブリッジに対して垂直方向に回転することを防ぐ。
【0025】
Polyflex(R)または形状記憶プラスチックを用いることにより、レンズ50に損傷を与えるおそれなしに、レンズリベット72を差し込むことができる。球状部74は、それが変形されない場合に孔52よりも大きな直径であるように構成される。このような材料を用いることにより、球状部74を一時的に変形させることによって、球状部74をレンズの孔に差し込むこともできる。孔に差し込まれると、球状部74はプラスチックの形状記憶性によってその本来の直径を再び確立し、したがって、締め代嵌合(interference fit)によってレンズ50を補助ブリッジ60に固定する。球状部74を組立後に接着剤または他の固定剤で処理することにより、または、球状部74を永久に変形させるのに十分な大きさの圧縮力を球状部74にかけ、それをブリッジリベット孔52のすぐ周囲のレンズ50の後面に対向して広げることにより、取付の確実性を高めることができる。
【0026】
別の実施例において、図2および図7から分かるように、補助ブリッジ60および補助レンズ50を組立てる際に、各レンズの孔52にレンズリベット72が差し込まれる。図7のキャップ78は、キャップのレンズリベット72が受け口77において長手方向に延びる対応するオリフィス内に受けられるよう構成される。オリフィス内に差し込まれると、受け口77は、キャップ78を締め代嵌合によって補助ブリッジ60に固定し、したがって、図9および図4から最もよく分かるように、補助レンズ50を補助ブリッジ60に固定する。接着剤、セメント、または他の固定剤でレンズリベット72を組立中に処理することによって、または、レンズリベット72を永続的にかつ僅かに変形させるのに十分な大きさの圧縮力をキャップ78にかけて、それらを受け口77のオリフィス内で外側に広げることによって、取付の確実性を高めることができる。
【0027】
したがって、補助ブリッジ60は、補助レンズに対して完全なフレームを必要とせずに、補助レンズを互いに接続するための軽量な手段をもたらす。このため、コストに加えて重量も削減することができ、補助レンズに対してより美しい外観を与えることができる。
【0028】
補助眼鏡20は、組立てられると一体型ユニットとなる。補助レンズ50は、主レンズ18の両方を被覆するよう構成される。補助レンズ50の外形は、主レンズ18の外形とほぼ対応する。
【0029】
図1から分かるように、補助眼鏡20は、各レンズ50の上部付近および下部付近に位置づけられたクリップ40を含む。より詳細に以下に論じられる他の実施例において、クリップ40は、図6のクリップ41で置換えられてよい。図2、図5、および図6から分かるように、クリップ40または41は、レンズ50の縁55を取巻き、レンズ50から後方に延びる。図2、図5、図6、および図8に示されるように、これらのクリップは、好ましくは面取りされる。
【0030】
図5は、この発明のクリップ40の第1の実施例の断面側面図を示す。クリップ40は、補助レンズ50の前面56に対向して位置づけられた基部42を含む。基部42からアーム49が後方に延びる。アーム49は、レンズ50の縁55に対向して位置づけられる。アーム49は、縁55を越えて後方に続き、アーム49は、エルボまたは半アーチ形状で内側に(すなわちブリッジ60に向かって)湾曲するあご部48を形成する。図5に示される実施例において、あご部48は球状端部47において終端をなす。クリップリベット44は、基部42から後方に、レンズ50のクリップ孔54を通って延びる。孔54を通って延びた後に、クリップリベット44は、クリップ40を確実にレンズ50に取付ける球状端部46において終端をなす。クリップ40の詳細をよりよく示すために、主レンズは図示していない。
【0031】
図6は、この発明のクリップ41の第2の実施例の断面側面図を示す。クリップ41は、補助レンズ50の後面58に対向して位置づけられる基部42を含む。アーム49が前方に延び、レンズ50の縁55に対向して位置づけられる。アーム49はまた、基部42から後方にも延び、あご部48に至り、あご部48は、エルボまたは半アーチ形状で内側に(すなわち、ブリッジ60の方に)湾曲する。一実施例(図示せず)において、あご部48は球状端部において終端をなす。クリップリベット44が基部42から前方に、レンズ50のクリップ孔54を通って延びる。孔54を通って延びた後に、クリップリベット44は、クリップ41を確実にレンズ50に取付ける球状端部46において終端をなす。クリップ41の詳細をよりよく示すために、主レンズは図示されていない。
【0032】
図9は、この発明のクリップ43の別の実施例の側面図を示す。クリップ43および補助レンズ50を組立てる際に、各レンズの孔54にレンズリベット44が差し込まれる。キャップ78は、キャップのレンズリベット44が、受け口77において長手方向に延びる対応するオリフィス81内で受けられるよう構成される。オリフィス81内に差し込まれると、受け口77は、締め代嵌合によってキャップ78をクリップ43に固定し、したがって、図2において最もよく分かるように、補助レンズ50をクリップ43に固定する。レンズリベット44を接着剤、セメント、または他の固定剤で組立中に処理することにより、または、レンズリベット44を永続的にかつ僅かに変形させるのに十分な大きさの圧縮力をキャップ78にかけて、それらを受け口77のオリフィス内で外側に広げることにより、取付の確実性を高めることができる。
【0033】
使用時には、補助眼鏡20が主眼鏡の面上に押しつけられる。あご部48が主眼鏡の面に出会うと、それは変形して、補助レンズ50の方に曲がる。同時に、アーム49があご部48の動きによって変形する。クリップ40と主眼鏡との接点におけるあご部48の湾曲により、アーム49は側方に(すなわち、レンズ50から外側に)変形する。アーム49のこの変形により、あご部48は側方に押しやられ、あご部48は、主眼鏡の外縁の側面に接するか、または主眼鏡の外縁を取巻く。補助眼鏡20が主眼鏡に十分近接して押しつけられると、あご部48は、そのプラスチックの形状記憶性により、その本来の形状を再建し、あご部48を主眼鏡の後面上に位置づけるようにする。したがって、主眼鏡は、あご部48と補助眼鏡20との間で係合する。このことは、各クリップにおいてほぼ同時に生じ、図1、図2、および図10から分かるように、クリップは一括して補助眼鏡を主眼鏡に固定する。
【0034】
あご部48が主眼鏡の縁を取巻くことができるように、使用者があご部48を努力して押し戻す必要なく、補助眼鏡20が主眼鏡上にクリップ装着されかつ主眼鏡から取外され得るのに十分な程度にあご部48の湾曲および長さが小さい限り、あご部48に対して他の曲率角度が好適であり得る。
【0035】
クリップ40の使用時において、アーム48が、レンズ50の縁55と側方の締め代嵌合をなすことにより、レンズ面に沿った動きに対する取付の確実性を高め、基部42が前面56と側方の締め代嵌合をなすことにより、レンズ面に対して垂直の動きに対する取付の確実性を高める。
【0036】
クリップ41の使用時において、アーム48がレンズ50の縁55と側方の締め代嵌合をなすことにより、レンズ面に沿った動きに対する取付の確実性を高め、基部42が後面58と側方の締め代嵌合をなすことにより、レンズ面に対して垂直の動きに対する取付の確実性を高める。
【0037】
組立てられると、クリップ40または41は、主眼鏡との緊密な嵌合を形成し、このことは、補助ブリッジが主眼鏡から外れる動きを防ぐ。この発明のクリップシステムの機械的なクランプにより、水平の動きおよび垂直の動きの両方に対する嵌合に著しい確実性をもたらす。ブリッジがその垂直軸および水平軸から外れて回転すると、組立てられたこの発明の装置を着用者が活発に活動している間に用いた場合に大きな音を生じ得るが、この緊密な嵌合により、このような回転を防ぐ。補助眼鏡が不慮に外れる危険性もまた大いに減じられる。他の公知の装置を離脱させる追突または衝突によっても、この明細書に説明される締め代嵌合により、補助眼鏡は主眼鏡から外れることはない。
【0038】
クリップ40および41は、プラスチックの形状記憶性を有する任意の材料で形成される。この発明の実施例において、クリップ40または41は、Polyflex(R)(韓国、インチョン市、ヒュンダイオプティカル社(Hyundai Optical Co.))または形状記憶プラスチックで形成される。形状記憶プラスチックおよび Polyflex(R)は、それらの本来の形状を失うことなく、曲げること、または延ばすことのできる軽量プラスチックである。Polyflex(R)は、この点において特に弾性である。このような材料を用いることにより、フックおよびブリッジの形状を何ら変形させずに、取付の確実性を何ら損なうことなく、クリップを繰返し用いることができる。また、このような材料を用いることにより、使用者がクリップ40または41の縁によってかき傷を生じるか、または怪我をする可能性が減じられる。また、このような材料は、補助ブリッジ60にも特に好適である。
【0039】
クリップ40または41の端部38は、好ましくは面取りされて、補助眼鏡を取外すか、または取替える間に、あご部48が主眼鏡を取巻くことを容易にし、クリップの端部38によってかき傷を生じるおそれを減じる。
【0040】
この発明の係止装置が係合されると、補助レンズ50は主レンズ18に近接して置かれ、それぞれのレンズ間に入射し得る光の量を最小にすることができる。
【0041】
クリップ40または41およびレンズリベット44が外側に突出しているために、補助ブリッジ内に、補助ブリッジを弱める窪みを必要としない。さらに、係止装置において窪みの使用を避けることにより、フレームまたはブリッジの繰返し曲げまたは曲げを何ら必要とせず、さらに、補助眼鏡20を難しい角度で主眼鏡に係合させることなく、主眼鏡上での取外しおよび取替えを容易に行なうことのできる補助眼鏡をもたらす。
【0042】
したがって、この発明が、補助眼鏡を取外して取替えることのできる簡便さを犠牲にすることなく、補助眼鏡を主眼鏡に取付ける確実な方法を提供することを認識されるであろう。取外しおよび取替えは、片手で、係合および解放の難しい角度なしに行なうことができる。
【0043】
他の公知の手段とは対照的に、この発明を使用すると大きな利点が得られる。第1に、装置を製造する際に、補助ブリッジを所望の材料から流し込み成形することができ、次に、組立にすぐ間に合う。たとえば、磁石を差し込むための孔を形成するために、孔開けまたはせん孔開けが必要とされない。磁石または他の追加部品も必要とされず、取付を確実にするための手段を取付けるために、固定剤も必要とされない。この発明の取付を確実にするための装置が「一体型」設計であるために、時間が経つにつれ、ならびに温度および湿度の変化という天候の影響によって、この装置が緩んだり、または外れ落ちることがない。補助ブリッジは、Polyflex(R)で形成されてよい。形状記憶プラスチックおよび Polyflex(R)は、それらの本来の形状を失わずに曲げること、または延ばすことのできる軽量プラスチックである。Polyflex(R)はこの点において特に弾性である。
【0044】
取付けのための、この手段の別の利点とは、補助装置を今ある主眼鏡と共に用い得ることである。主眼鏡を特別に適合させる必要はない。補助レンズを所望の形状に構成することができ、今ある任意の主眼鏡に好適な補助眼鏡を製造するために、この発明のブリッジおよびクリップを加えてよい。
【0045】
補助ブリッジを補助レンズに取付けるこの手段の別の利点とは、補助レンズに対してレンズフレームが必要とされず、したがって、補助眼鏡の重量を減じ、補助眼鏡を製造するコストを低減することである。
【0046】
図面を参照した上述の説明は、本質的に限定としてではなく、例示として考えられる。説明された実施例に対し、この発明の範囲内において変更および変形が行なわれてよい。たとえば、視野の拡大のために補助レンズ50を用いることもできる。この場合、補助レンズ50は、拡大鏡と同じ態様で形成され、処方されたレンズであってもなくてもよい主レンズ18上に嵌合する。補助レンズ50は次に、小さなまたは複雑な細部を、それらがより容易に観察され得るように拡大して、着用者の視覚の緊張を減じる。補助レンズ50はまた、レンズの外観を良くするために、または娯楽の目的で、着用者を見た人が見ることのできる装飾を、その上に有してもよい。
【0047】
別の実施例において、この発明はまた、主レンズ18を含まない主眼鏡42も考慮する。この実施例は、使用者が補助眼鏡20を取外して取り替えることを望むが、視力を補助するための主レンズ18を必要としない状況において、有用である。たとえば、この実施例は、溶接の場合に有用であり、この場合、溶接中には極めて濃い色のレンズが必要とされるが、溶接の合間には、レンズを上に有していないことが望ましいと考えられる。別の例として、個人が、読書を困難にする視覚上の不具合を有する場合、読書の際以外にはレンズを有していないことが望ましいと考えられる。
【0048】
示された実施例において、各レンズ50上の2つのクリップ40または41は、組立てられた装置が水平方向に動くことを防ぐ。しかしながら、他の実施例(図示せず)において、水平方向の動きは、各レンズ50に対して2つより多くのクリップ40または41をそれぞれ設けることによって防ぐことができる。
【0049】
したがって、この発明は、機能的におよび構造的に異なった、さまざまな機能上の点で改良策となる設計を教示する。
【0050】
たとえば、補助レンズをブリッジに接続することにより、レンズの取付の確実性を高める。個々のレンズの各々は、本質的に、ブリッジとの取付部においてさらなる取付点を有し、それは、両側のレンズ上の取付部によって固定される。
【0051】
第2に、補助レンズをブリッジに接続することにより、補助レンズの取外しおよび取替えが容易になる。このことは、レンズをクリップ装着するために用いられるあご部特有の特徴によって高められる重要な特徴である。上述のとおり、あご部は、半アーチ形状で構成され、弾性である。図11に示されるように、あご部のこの構成を用いることにより、補助レンズの取外しおよび取替えは、
(a) 補助レンズアセンブリを一方向に、たとえば側方に左へ動かすことにより、アセンブリの左側のフックを外し、
(b) 補助レンズアセンブリの左手側を主レンズから持ち上げて外し、
(c) 補助レンズアセンブリを側方に右へ動かすことによってアセンブリの右手側のフックを外すことにより、迅速にかつ容易に行なうことができる。
【0052】
補助レンズの取替えは、反対の動きを行なうことによって容易に行なうことができる。
【0053】
したがって、補助レンズをブリッジに接続することにより、取外しおよび取替えの動作を一連の極めて簡単な動作で行なうことができる点において、補助レンズの取外しおよび取替えが容易になる。このことは、先行技術とは対照的である。
【0054】
さらに、補助レンズをブリッジに接続することにより、主レンズ上において補助レンズを適切に配向することが容易になる。不注意にもレンズを上下逆に取付けることはできず、または、中心から数度外して取付けることもできない。
【0055】
この発明は、曲がり部または湾曲部の各々を個々に折り返す必要なく、取外しおよび取替えがより容易な補助レンズを形成する。上述のとおり、補助レンズを側方に左へ動かすことにより、レンズの左手側の半アーチ型のあご部を解放することができる。この動きは、あご部の弾性特性によって可能となる。なぜなら、次に、右手側のあご部が外側に曲げられるからである。左手側のあご部が外されると、補助レンズの左手側が主レンズから外側に動く。次に、僅かに右側へ動かすことにより、レンズの右手側のあご部を解放する。したがって、この斬新な構造により、1対の補助レンズを同時にかつ容易に、取外しまたは取替えることができる。
【0056】
好ましい実施例のみが示されており、その変更が当業者には容易に明らかとなることを理解されるべきである。したがって、この発明の真の範囲および精神は、所与の例によってではなく、前掲の請求項およびそれらの法的な等価物に在る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従った、補助眼鏡および主眼鏡の正面図である。
【図2】この発明に従った、補助眼鏡および主眼鏡の上面図である。
【図3】この発明に従った、補助ブリッジの上面図である。
【図4】この発明に従った、補助ブリッジの側面図である。
【図5】この発明に従った、クリップの第1の実施例の断面側面図である。
【図6】この発明に従った、クリップの第2の実施例の断面側面図である。
【図7】この発明に従った、補助ブリッジ(組立てられていない)の上面図である。
【図8】この発明に従った、クリップの正面図である。
【図9】この発明に従った、クリップ(組立てられていない)の上面図である。
【図10】この発明に従った、補助眼鏡および主眼鏡の側面図である。
【図11】この発明に従った、使用時の補助眼鏡および主眼鏡の正面図である。
【発明の分野】
この発明は、眼鏡に取付けるためのクリップを用いる補助レンズに関する。
【0002】
【発明の背景】
補助レンズを取付ける機械的方法の1つが、ColorClip(R)システムである。このシステムは、補助レンズの外辺部周囲のさまざまな場所に開けられる孔を設ける。次に、孔の中に、柔軟プラスチック製のクリップが差し込まれる。クリップのあご部は「S」字形である。補助レンズの取外しおよび取替えは、同時に、(a)主フレームを保持し、(b)補助レンズを位置づけ、(c)各クリップの「S」字形のあご部を静かに曲げ返すことによって行なわれる。このことは、多くの(通常は6個の)クリップの各々に対して繰返され、かなりの程度の集中力および器用さを必要とする。
【0003】
同様のシステムである ECLIPS では、レンズに印をつけてプライマーで被覆する必要があり、次に、補助眼鏡上に金属クリップが接着される。金属クリップは、それらが主眼鏡に巻付くように曲げられる。曲げが繰返されることによって金属疲労および破損を生じるために、このシステムは、補助レンズを取外し可能な態様で主眼鏡に固定するのには好適ではない。
【0004】
ECLIPS およびColorClip(R)システムの別の欠点とは、各補助レンズの主フレームへの取付け、および主フレームからの取外しを、別個に行なわなければならないことである。着用者が徹底して各補助レンズを正確に位置づけない限り、補助レンズはしばしば、それらが主レンズに対して数度だけ軸方向にオフセットして位置づけられてしまう。補助フレームが完全な円形でない限り、このオフセットにより、アセンブリ全体が、さらに悪いことには着用者の顔面が、折れ曲がるか、または歪んで見えてしまう。
【0005】
同様に、ロカテリ(Locatelli)への米国特許第6,007,197号は、補助レンズを取外すか、または取替えるために、S字形のクリップを有する単眼補助レンズを教示する。したがって、ブリッジによって接続され得ない補助レンズを取外して取替えるために、2つのレンズ上のS字形のクリップの各々を、個別に曲げ返さなければならない。
【0006】
補助レンズを取付けるための他の機械的方法が教示される。ヘラルド・ジュニア(Herald, Jr.)他への米国特許第5,493,348号、およびワン(Wang)への米国特許第5,335,025号は、取付手段を有して構成される、厚い補助フレーム内に置かれた補助レンズを教示する。これらの取付方法は、多くの着用者にとって見た目の良くない、厚いフレームを必要とする。
【0007】
ブラッター(Blatter)への米国特許第5,438,378号は、特に側面から見て嵩高く、見た目の良くない取付部品を教示する。
【0008】
ゲイズリー(Gazeley)への米国特許第4,955,707号もまた、外観上魅力的ではない、複雑な金属取付手段を教示する。金属の取付手段を用いると、補助眼鏡を取外すか、または取替える間に、レンズにかき傷をつけるおそれも生じる。
【0009】
カーシュ(Kirsch)他への米国特許第5,907,384号は、アーチ様のブリッジ部分を有して、2つのフックがそのブリッジに位置づけられ、1つのフックが補助フレームの下部付近に位置づけられた、釣鐘状のレンズ取付ストリップを教示する。この装置の使途は、読書用眼鏡に限られており、このような取付のために特別に構成された主フレームにしか、補助フレームを取付けることができない。
【0010】
マーチン(Martin)への米国特許第5,867,244号、およびスペンサー(Spencer)への米国特許第5,696,571号は、引張りを用いる補助眼鏡を教示する。これらのシステムには、完全な補助フレームが必要とされる。補助フレームがどのような方法においても著しく曲がる場合、この取付方法は失敗する。引張りクリップは、金属または金属様材料で形成される。したがって、曲げを繰返すことにより、金属疲労および破損を生じる。また、これらのクリップを用いると、特定の係合角度で補助眼鏡の取外しおよび取替えを行なわなければならず、このことは何らかの器用さと集中力とを要する。
【0011】
ともにゲイズリーへの、米国特許第4,890,910号および米国特許第4,973,148号は、補助眼鏡上において、後方に突出した柔軟性のある1対の弾性つめを用いることを教示する。これらのつめは、スナップ嵌合式の係合を行なうために、主フレーム内に形成された引張り装置内に配置されるよう構成される。つめを取外して取替えると、補助眼鏡および主眼鏡の比較的弱いブリッジ上にかなりの量の力をかけざるを得ず、また、係合および解放に難しい角度を要する。したがって、この方法は、厚く頑丈なフレームにおいてのみ有用である。また、つめが金属または金属様材料で形成されなければならないために、補助眼鏡を取外して取替える際に、主眼鏡に、さらに悪い場合には着用者に、損傷を与えるおそれを生じる。
【0012】
したがって、補助レンズを主眼鏡に取付けるための簡単かつ安全な手段を有することが望ましい。
【0013】
【発明の概要】
この発明は、(a)2つの補助レンズを有し、2つの補助レンズの各々が、前面と、後面と、レンズの周囲に延びる縁と、各レンズの上縁および下縁に近接するクリップ孔とを有し、さらに、(b)補助レンズ間に延びて、補助レンズを互いに接続する補助ブリッジと、(c)各孔に位置づけられるクリップとを有し、各クリップは、面の1つに対向して位置づけられる基部と、基部から孔を通って延びるクリップリベットと、基部から縁に沿って延びるアームと、アームから後方に延びるあご部とを有し、あご部は半アーチ形状に構成され、あご部は弾性である、眼鏡装置を提供する。
【0014】
この発明の一実施例において、クリップは弾性である。別の実施例において、補助ブリッジは弾性である。一実施例において、あご部は、面取りされた端部まで延びる。別の実施例において、あご部は、球状端部まで延びる。レンズリベットは、キャップにおいて終点をなし得る。一実施例において、クリップは、Polyflex(R)プラスチックまたは形状記憶プラスチックである。
【0015】
一実施例において、基部はレンズの前面に対向して位置づけられ、アームは、基部から後方に、レンズの縁に対向して延びる。別の実施例において、基部はレンズの後面に対向して位置づけられ、アームは、基部から前方にレンズの縁と対向して、かつ、基部からあご部まで後方に、延びる。
【0016】
この発明はまた、(a)2つの補助レンズと、(b)各レンズの孔と、(c)補助レンズ間に延びて、補助レンズを互いに接続する補助ブリッジと、(d)補助レンズを主眼鏡に取付けるための取付部と、(e)レンズをブリッジに固定するために、補助ブリッジから孔を通って延びるレンズリベットとを含む、補助眼鏡装置を提供する。
【0017】
一実施例において、レンズリベットは、補助ブリッジから後方に延びる。一実施例において、補助ブリッジは、Polyflex(R)プラスチックまたは形状記憶プラスチックである。別の実施例において、レンズリベットは、球状端部において終端をなす。さらなる実施例において、補助眼鏡装置は、レンズをブリッジに固定するために、各レンズに少なくとも2つの孔と、補助ブリッジの各側から孔を通って延びる少なくとも2つのレンズリベットとを有する。一実施例において、取付部は、レンズから後方に延びるクリップを含む。
【0018】
添付の図面を参照して、この発明の好ましい実施例を説明する。
【0019】
【実施例の詳細な説明】
この発明は、使用者が主眼鏡の縁を取巻く(skirt)ために、クリップに角度をつけるか、またはクリップを開く努力をする必要なしに、補助眼鏡を主眼鏡上にクリップ装着してかつ主眼鏡から取外すことのできる、補助眼鏡を主眼鏡に取付けるための簡単かつ効果的な手段を提供する。
【0020】
次に、同じ要素が同じ参照番号によって示される添付の図面を参照して、この発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0021】
図1に示されるように、この発明の補助眼鏡20は、取付可能な態様で主フレーム32に取付けるためのものである。主フレーム32は、着用者の視覚上の不具合に応じて形成され得る主レンズに対して保持構造を設ける。この発明において、主フレーム32がレンズを取囲む必要がなく、主レンズに対して構造上の支持を設けることのみが必要とされる。
【0022】
補助レンズ50の1つの使途とは、日光および視界に損傷を与える他の要素から、着用者を保護することである。したがって、補助レンズ50に薄く着色してよく、紫外線光または他の特定の波長光をフィルタリングするための材料をその中に含むか、または被覆をその上に有してもよい。
【0023】
補助眼鏡20は、2つの補助レンズ50と、補助レンズの間に延びて補助レンズを接続する補助ブリッジ60とを有する。図3、図4、および図2から分かるように、補助ブリッジ60は、補助レンズ50に対して、球状部74において終端をなすレンズリベット72を含む保持手段を設ける。レンズリベット72は、組立てられる際に、レンズ50のブリッジリベット孔52に差し込まれるために、水平に延びる。球状部74により、レンズ50は確実に補助ブリッジ60に取付けられる。球状部74は、レンズ50を補助ブリッジ60に組立てている間に存在してよく、または、取付の確実性を高めるために、組立てられてから形成されるか、または部分的に変形されてよい。
【0024】
補助ブリッジ60および補助レンズ50を組立てる際に、各レンズのブリッジリベット孔52にレンズリベット72が差し込まれる。示された実施例において、2つのレンズリベットが、各レンズにつき2つのブリッジリベット孔52を通って延びる。これにより、嵌合が確実となり、レンズがブリッジに対して垂直方向に回転することを防ぐ。
【0025】
Polyflex(R)または形状記憶プラスチックを用いることにより、レンズ50に損傷を与えるおそれなしに、レンズリベット72を差し込むことができる。球状部74は、それが変形されない場合に孔52よりも大きな直径であるように構成される。このような材料を用いることにより、球状部74を一時的に変形させることによって、球状部74をレンズの孔に差し込むこともできる。孔に差し込まれると、球状部74はプラスチックの形状記憶性によってその本来の直径を再び確立し、したがって、締め代嵌合(interference fit)によってレンズ50を補助ブリッジ60に固定する。球状部74を組立後に接着剤または他の固定剤で処理することにより、または、球状部74を永久に変形させるのに十分な大きさの圧縮力を球状部74にかけ、それをブリッジリベット孔52のすぐ周囲のレンズ50の後面に対向して広げることにより、取付の確実性を高めることができる。
【0026】
別の実施例において、図2および図7から分かるように、補助ブリッジ60および補助レンズ50を組立てる際に、各レンズの孔52にレンズリベット72が差し込まれる。図7のキャップ78は、キャップのレンズリベット72が受け口77において長手方向に延びる対応するオリフィス内に受けられるよう構成される。オリフィス内に差し込まれると、受け口77は、キャップ78を締め代嵌合によって補助ブリッジ60に固定し、したがって、図9および図4から最もよく分かるように、補助レンズ50を補助ブリッジ60に固定する。接着剤、セメント、または他の固定剤でレンズリベット72を組立中に処理することによって、または、レンズリベット72を永続的にかつ僅かに変形させるのに十分な大きさの圧縮力をキャップ78にかけて、それらを受け口77のオリフィス内で外側に広げることによって、取付の確実性を高めることができる。
【0027】
したがって、補助ブリッジ60は、補助レンズに対して完全なフレームを必要とせずに、補助レンズを互いに接続するための軽量な手段をもたらす。このため、コストに加えて重量も削減することができ、補助レンズに対してより美しい外観を与えることができる。
【0028】
補助眼鏡20は、組立てられると一体型ユニットとなる。補助レンズ50は、主レンズ18の両方を被覆するよう構成される。補助レンズ50の外形は、主レンズ18の外形とほぼ対応する。
【0029】
図1から分かるように、補助眼鏡20は、各レンズ50の上部付近および下部付近に位置づけられたクリップ40を含む。より詳細に以下に論じられる他の実施例において、クリップ40は、図6のクリップ41で置換えられてよい。図2、図5、および図6から分かるように、クリップ40または41は、レンズ50の縁55を取巻き、レンズ50から後方に延びる。図2、図5、図6、および図8に示されるように、これらのクリップは、好ましくは面取りされる。
【0030】
図5は、この発明のクリップ40の第1の実施例の断面側面図を示す。クリップ40は、補助レンズ50の前面56に対向して位置づけられた基部42を含む。基部42からアーム49が後方に延びる。アーム49は、レンズ50の縁55に対向して位置づけられる。アーム49は、縁55を越えて後方に続き、アーム49は、エルボまたは半アーチ形状で内側に(すなわちブリッジ60に向かって)湾曲するあご部48を形成する。図5に示される実施例において、あご部48は球状端部47において終端をなす。クリップリベット44は、基部42から後方に、レンズ50のクリップ孔54を通って延びる。孔54を通って延びた後に、クリップリベット44は、クリップ40を確実にレンズ50に取付ける球状端部46において終端をなす。クリップ40の詳細をよりよく示すために、主レンズは図示していない。
【0031】
図6は、この発明のクリップ41の第2の実施例の断面側面図を示す。クリップ41は、補助レンズ50の後面58に対向して位置づけられる基部42を含む。アーム49が前方に延び、レンズ50の縁55に対向して位置づけられる。アーム49はまた、基部42から後方にも延び、あご部48に至り、あご部48は、エルボまたは半アーチ形状で内側に(すなわち、ブリッジ60の方に)湾曲する。一実施例(図示せず)において、あご部48は球状端部において終端をなす。クリップリベット44が基部42から前方に、レンズ50のクリップ孔54を通って延びる。孔54を通って延びた後に、クリップリベット44は、クリップ41を確実にレンズ50に取付ける球状端部46において終端をなす。クリップ41の詳細をよりよく示すために、主レンズは図示されていない。
【0032】
図9は、この発明のクリップ43の別の実施例の側面図を示す。クリップ43および補助レンズ50を組立てる際に、各レンズの孔54にレンズリベット44が差し込まれる。キャップ78は、キャップのレンズリベット44が、受け口77において長手方向に延びる対応するオリフィス81内で受けられるよう構成される。オリフィス81内に差し込まれると、受け口77は、締め代嵌合によってキャップ78をクリップ43に固定し、したがって、図2において最もよく分かるように、補助レンズ50をクリップ43に固定する。レンズリベット44を接着剤、セメント、または他の固定剤で組立中に処理することにより、または、レンズリベット44を永続的にかつ僅かに変形させるのに十分な大きさの圧縮力をキャップ78にかけて、それらを受け口77のオリフィス内で外側に広げることにより、取付の確実性を高めることができる。
【0033】
使用時には、補助眼鏡20が主眼鏡の面上に押しつけられる。あご部48が主眼鏡の面に出会うと、それは変形して、補助レンズ50の方に曲がる。同時に、アーム49があご部48の動きによって変形する。クリップ40と主眼鏡との接点におけるあご部48の湾曲により、アーム49は側方に(すなわち、レンズ50から外側に)変形する。アーム49のこの変形により、あご部48は側方に押しやられ、あご部48は、主眼鏡の外縁の側面に接するか、または主眼鏡の外縁を取巻く。補助眼鏡20が主眼鏡に十分近接して押しつけられると、あご部48は、そのプラスチックの形状記憶性により、その本来の形状を再建し、あご部48を主眼鏡の後面上に位置づけるようにする。したがって、主眼鏡は、あご部48と補助眼鏡20との間で係合する。このことは、各クリップにおいてほぼ同時に生じ、図1、図2、および図10から分かるように、クリップは一括して補助眼鏡を主眼鏡に固定する。
【0034】
あご部48が主眼鏡の縁を取巻くことができるように、使用者があご部48を努力して押し戻す必要なく、補助眼鏡20が主眼鏡上にクリップ装着されかつ主眼鏡から取外され得るのに十分な程度にあご部48の湾曲および長さが小さい限り、あご部48に対して他の曲率角度が好適であり得る。
【0035】
クリップ40の使用時において、アーム48が、レンズ50の縁55と側方の締め代嵌合をなすことにより、レンズ面に沿った動きに対する取付の確実性を高め、基部42が前面56と側方の締め代嵌合をなすことにより、レンズ面に対して垂直の動きに対する取付の確実性を高める。
【0036】
クリップ41の使用時において、アーム48がレンズ50の縁55と側方の締め代嵌合をなすことにより、レンズ面に沿った動きに対する取付の確実性を高め、基部42が後面58と側方の締め代嵌合をなすことにより、レンズ面に対して垂直の動きに対する取付の確実性を高める。
【0037】
組立てられると、クリップ40または41は、主眼鏡との緊密な嵌合を形成し、このことは、補助ブリッジが主眼鏡から外れる動きを防ぐ。この発明のクリップシステムの機械的なクランプにより、水平の動きおよび垂直の動きの両方に対する嵌合に著しい確実性をもたらす。ブリッジがその垂直軸および水平軸から外れて回転すると、組立てられたこの発明の装置を着用者が活発に活動している間に用いた場合に大きな音を生じ得るが、この緊密な嵌合により、このような回転を防ぐ。補助眼鏡が不慮に外れる危険性もまた大いに減じられる。他の公知の装置を離脱させる追突または衝突によっても、この明細書に説明される締め代嵌合により、補助眼鏡は主眼鏡から外れることはない。
【0038】
クリップ40および41は、プラスチックの形状記憶性を有する任意の材料で形成される。この発明の実施例において、クリップ40または41は、Polyflex(R)(韓国、インチョン市、ヒュンダイオプティカル社(Hyundai Optical Co.))または形状記憶プラスチックで形成される。形状記憶プラスチックおよび Polyflex(R)は、それらの本来の形状を失うことなく、曲げること、または延ばすことのできる軽量プラスチックである。Polyflex(R)は、この点において特に弾性である。このような材料を用いることにより、フックおよびブリッジの形状を何ら変形させずに、取付の確実性を何ら損なうことなく、クリップを繰返し用いることができる。また、このような材料を用いることにより、使用者がクリップ40または41の縁によってかき傷を生じるか、または怪我をする可能性が減じられる。また、このような材料は、補助ブリッジ60にも特に好適である。
【0039】
クリップ40または41の端部38は、好ましくは面取りされて、補助眼鏡を取外すか、または取替える間に、あご部48が主眼鏡を取巻くことを容易にし、クリップの端部38によってかき傷を生じるおそれを減じる。
【0040】
この発明の係止装置が係合されると、補助レンズ50は主レンズ18に近接して置かれ、それぞれのレンズ間に入射し得る光の量を最小にすることができる。
【0041】
クリップ40または41およびレンズリベット44が外側に突出しているために、補助ブリッジ内に、補助ブリッジを弱める窪みを必要としない。さらに、係止装置において窪みの使用を避けることにより、フレームまたはブリッジの繰返し曲げまたは曲げを何ら必要とせず、さらに、補助眼鏡20を難しい角度で主眼鏡に係合させることなく、主眼鏡上での取外しおよび取替えを容易に行なうことのできる補助眼鏡をもたらす。
【0042】
したがって、この発明が、補助眼鏡を取外して取替えることのできる簡便さを犠牲にすることなく、補助眼鏡を主眼鏡に取付ける確実な方法を提供することを認識されるであろう。取外しおよび取替えは、片手で、係合および解放の難しい角度なしに行なうことができる。
【0043】
他の公知の手段とは対照的に、この発明を使用すると大きな利点が得られる。第1に、装置を製造する際に、補助ブリッジを所望の材料から流し込み成形することができ、次に、組立にすぐ間に合う。たとえば、磁石を差し込むための孔を形成するために、孔開けまたはせん孔開けが必要とされない。磁石または他の追加部品も必要とされず、取付を確実にするための手段を取付けるために、固定剤も必要とされない。この発明の取付を確実にするための装置が「一体型」設計であるために、時間が経つにつれ、ならびに温度および湿度の変化という天候の影響によって、この装置が緩んだり、または外れ落ちることがない。補助ブリッジは、Polyflex(R)で形成されてよい。形状記憶プラスチックおよび Polyflex(R)は、それらの本来の形状を失わずに曲げること、または延ばすことのできる軽量プラスチックである。Polyflex(R)はこの点において特に弾性である。
【0044】
取付けのための、この手段の別の利点とは、補助装置を今ある主眼鏡と共に用い得ることである。主眼鏡を特別に適合させる必要はない。補助レンズを所望の形状に構成することができ、今ある任意の主眼鏡に好適な補助眼鏡を製造するために、この発明のブリッジおよびクリップを加えてよい。
【0045】
補助ブリッジを補助レンズに取付けるこの手段の別の利点とは、補助レンズに対してレンズフレームが必要とされず、したがって、補助眼鏡の重量を減じ、補助眼鏡を製造するコストを低減することである。
【0046】
図面を参照した上述の説明は、本質的に限定としてではなく、例示として考えられる。説明された実施例に対し、この発明の範囲内において変更および変形が行なわれてよい。たとえば、視野の拡大のために補助レンズ50を用いることもできる。この場合、補助レンズ50は、拡大鏡と同じ態様で形成され、処方されたレンズであってもなくてもよい主レンズ18上に嵌合する。補助レンズ50は次に、小さなまたは複雑な細部を、それらがより容易に観察され得るように拡大して、着用者の視覚の緊張を減じる。補助レンズ50はまた、レンズの外観を良くするために、または娯楽の目的で、着用者を見た人が見ることのできる装飾を、その上に有してもよい。
【0047】
別の実施例において、この発明はまた、主レンズ18を含まない主眼鏡42も考慮する。この実施例は、使用者が補助眼鏡20を取外して取り替えることを望むが、視力を補助するための主レンズ18を必要としない状況において、有用である。たとえば、この実施例は、溶接の場合に有用であり、この場合、溶接中には極めて濃い色のレンズが必要とされるが、溶接の合間には、レンズを上に有していないことが望ましいと考えられる。別の例として、個人が、読書を困難にする視覚上の不具合を有する場合、読書の際以外にはレンズを有していないことが望ましいと考えられる。
【0048】
示された実施例において、各レンズ50上の2つのクリップ40または41は、組立てられた装置が水平方向に動くことを防ぐ。しかしながら、他の実施例(図示せず)において、水平方向の動きは、各レンズ50に対して2つより多くのクリップ40または41をそれぞれ設けることによって防ぐことができる。
【0049】
したがって、この発明は、機能的におよび構造的に異なった、さまざまな機能上の点で改良策となる設計を教示する。
【0050】
たとえば、補助レンズをブリッジに接続することにより、レンズの取付の確実性を高める。個々のレンズの各々は、本質的に、ブリッジとの取付部においてさらなる取付点を有し、それは、両側のレンズ上の取付部によって固定される。
【0051】
第2に、補助レンズをブリッジに接続することにより、補助レンズの取外しおよび取替えが容易になる。このことは、レンズをクリップ装着するために用いられるあご部特有の特徴によって高められる重要な特徴である。上述のとおり、あご部は、半アーチ形状で構成され、弾性である。図11に示されるように、あご部のこの構成を用いることにより、補助レンズの取外しおよび取替えは、
(a) 補助レンズアセンブリを一方向に、たとえば側方に左へ動かすことにより、アセンブリの左側のフックを外し、
(b) 補助レンズアセンブリの左手側を主レンズから持ち上げて外し、
(c) 補助レンズアセンブリを側方に右へ動かすことによってアセンブリの右手側のフックを外すことにより、迅速にかつ容易に行なうことができる。
【0052】
補助レンズの取替えは、反対の動きを行なうことによって容易に行なうことができる。
【0053】
したがって、補助レンズをブリッジに接続することにより、取外しおよび取替えの動作を一連の極めて簡単な動作で行なうことができる点において、補助レンズの取外しおよび取替えが容易になる。このことは、先行技術とは対照的である。
【0054】
さらに、補助レンズをブリッジに接続することにより、主レンズ上において補助レンズを適切に配向することが容易になる。不注意にもレンズを上下逆に取付けることはできず、または、中心から数度外して取付けることもできない。
【0055】
この発明は、曲がり部または湾曲部の各々を個々に折り返す必要なく、取外しおよび取替えがより容易な補助レンズを形成する。上述のとおり、補助レンズを側方に左へ動かすことにより、レンズの左手側の半アーチ型のあご部を解放することができる。この動きは、あご部の弾性特性によって可能となる。なぜなら、次に、右手側のあご部が外側に曲げられるからである。左手側のあご部が外されると、補助レンズの左手側が主レンズから外側に動く。次に、僅かに右側へ動かすことにより、レンズの右手側のあご部を解放する。したがって、この斬新な構造により、1対の補助レンズを同時にかつ容易に、取外しまたは取替えることができる。
【0056】
好ましい実施例のみが示されており、その変更が当業者には容易に明らかとなることを理解されるべきである。したがって、この発明の真の範囲および精神は、所与の例によってではなく、前掲の請求項およびそれらの法的な等価物に在る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従った、補助眼鏡および主眼鏡の正面図である。
【図2】この発明に従った、補助眼鏡および主眼鏡の上面図である。
【図3】この発明に従った、補助ブリッジの上面図である。
【図4】この発明に従った、補助ブリッジの側面図である。
【図5】この発明に従った、クリップの第1の実施例の断面側面図である。
【図6】この発明に従った、クリップの第2の実施例の断面側面図である。
【図7】この発明に従った、補助ブリッジ(組立てられていない)の上面図である。
【図8】この発明に従った、クリップの正面図である。
【図9】この発明に従った、クリップ(組立てられていない)の上面図である。
【図10】この発明に従った、補助眼鏡および主眼鏡の側面図である。
【図11】この発明に従った、使用時の補助眼鏡および主眼鏡の正面図である。
Claims (16)
- (a) 2つの補助レンズを含み、前記2つの補助レンズの各々は、前面と、後面と、前記レンズの周囲に延びる縁と、前記レンズの各々の上縁および下縁に近接するクリップ孔とを有し、さらに、
(b) 前記補助レンズ間に延びて、前記補助レンズを互いに接続する補助ブリッジと、
(c) 前記孔の各々に位置づけられるクリップとを含み、前記クリップの各々は、前記面の1つに対向して位置づけられる基部と、前記基部から前記孔を通って延びるクリップリベットと、前記基部から前記縁に沿って延びるアームと、前記アームから後方に延びるあご部とを有し、前記あご部は半アーチ形状に構成され、前記あご部は弾性である、眼鏡装置。 - 前記クリップは弾性である、請求項1に記載の眼鏡装置。
- 前記補助ブリッジは弾性である、請求項1または請求項2に記載の眼鏡装置。
- 前記あご部は、面取りされた端部まで延びる、請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の眼鏡装置。
- 前記あご部は、球状端部まで延びる、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の眼鏡装置。
- 前記クリップは、Polyflex(R)プラスチックまたは形状記憶プラスチックである、請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の眼鏡装置。
- 前記基部は、前記レンズの前記前面に対向して位置づけられ、前記アームは、前記基部から後方に、前記レンズの縁に対向して延びる、請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の眼鏡装置。
- 前記基部は、前記レンズの前記後面に対向して位置づけられ、前記アームは、前記基部から前方に前記レンズの縁に対向して、かつ、前記基部から前記あご部まで後方に、延びる、請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の眼鏡装置。
- 前記補助ブリッジは、Polyflex(R)プラスチックまたは形状記憶プラスチックである、請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の眼鏡装置。
- (a) 2つの補助レンズと、
(b) 各レンズの孔と、
(c) 前記補助レンズ間に延びて、前記補助レンズを互いに接続する補助ブリッジと、
(d) 前記補助レンズを主眼鏡に取付けるための取付部と、
(e) 前記レンズを前記ブリッジに固定するために、前記補助ブリッジから前記孔を通って延びるレンズリベットとを含む、取外し可能な補助眼鏡装置。 - 前記レンズリベットは、前記補助ブリッジから後方に延びる、請求項10に記載の補助眼鏡装置。
- 前記補助ブリッジは、Polyflex(R)プラスチックまたは形状記憶プラスチックである、請求項10から請求項11のいずれか1つに記載の補助眼鏡装置。
- 前記レンズリベットは、球状端部において終端をなす、請求項10から請求項12のいずれか1つに記載の補助眼鏡装置。
- 前記レンズを前記ブリッジに固定するために、各レンズに少なくとも2つの孔と、前記補助ブリッジの各側から前記孔を通って延びる少なくとも2つのレンズリベットとを有する、請求項10から請求項13のいずれか1つに記載の補助眼鏡装置。
- 前記取付部は、前記レンズから後方に延びるクリップを含む、請求項10から請求項14のいずれか1つに記載の補助眼鏡装置。
- 前記レンズリベットは、キャップにおいて終端をなす、請求項1から請求項15のいずれか1つに記載の補助眼鏡装置。
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