JP2004511289A - 可動式撮像用架台ピボット機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】広範な動きを与え且つ架台高さをより低くすることのできる患者架台を備えた改良患者支持システムを提供する。
【解決手段】医学的処置の際に患者を支持する患者支持面(102)が基台(106)によって支持され、該基台は患者支持面を垂直方向に動かすための伸縮部材(114)を備えている。架台ピボット部材(10)は患者支持面(102)を基台に接続する。架台ピボット部材(108)は患者支持面(102)を基台(106)に対して傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に旋回できるようにする。少なくとも2つのアクチュエータを有する作動要素(110)が、患者支持面(102)と基台(106)との間に接続されていて、患者支持面(102)を傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に駆動する。
【選択図】図6
【解決手段】医学的処置の際に患者を支持する患者支持面(102)が基台(106)によって支持され、該基台は患者支持面を垂直方向に動かすための伸縮部材(114)を備えている。架台ピボット部材(10)は患者支持面(102)を基台に接続する。架台ピボット部材(108)は患者支持面(102)を基台(106)に対して傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に旋回できるようにする。少なくとも2つのアクチュエータを有する作動要素(110)が、患者支持面(102)と基台(106)との間に接続されていて、患者支持面(102)を傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に駆動する。
【選択図】図6
Description
【0001】
【発明の背景】
本発明の好ましい実施形態は、一般的には、医学的処置の際に患者を支持するための装置及び方法に関する。より具体的には、本発明の好ましい実施形態は、広範な動きを与え且つ架台の高さを低くするピボット(枢軸旋回)機構を備えた可動式患者支持システムを対象とする。
【0002】
現在、医学用途に様々な種類の患者支持システムが存在し、その各々は特定の医学的処置のために用いられるように設計されている。しかしながら、いずれの場合においても、患者支持システムは2つ又は3つの必須の構成要素を含んでいる。通常、患者架台は支持機構に取り付けられると共に、上下及び/又は左右を含む様々な方向に患者架台を動かす手段に取り付けられる。この可動機構は手動で動作させるか又は動力を用いるものであってよい。処置を停止して患者を位置決めし直すことは時間がかかり且つ危険なこともあるので、医学的処置の際に患者を素早く且つ正確に位置決めする能力は臨床医にとって重要である。
【0003】
従来の患者支持システムでは、典型的には、1)横回転、及び2)傾動(tilt)に対応する2つの自由度が与えられている。後者の動きは、トレデレンブルグ運動とも呼ばれている。従来の患者支持システムは、患者架台の広範な動きを提供するが、そのために架台設計の効率を犠牲にしている。従来の患者支持システムは、普通、架台を傾動させる1つのアクチュエータと、架台を横回転させる別個のアクチュエータとを有しているので、設計効率が悪い。傾動を可能にする継手が軸受機構上に軸を含んでいる。この軸上で患者架台が傾動方向に回転する。しかしながら、軸受を支持する組立体全体が、横回転方向のみの回転を生じさせる別の軸上に配置されている。これらの軸、すなわちピボット点、が上下に積み重なっているので、従来の患者支持システムはその後退状態での高さが、このような積み重なりのない場合に比べて必然的に高くなっている。また、1つのアクチュエータによって傾動させ且つ/又は他のアクチュエータによって横回転させることにより、構造全体が回転するので、この動きに必要な物理的空間が大きくなり、その結果、実行するのが厄介な効率の悪い設計となる。
【0004】
従って、広範な動きを与え且つ架台高さを従来の患者支持システムの場合よりも低くすることのできる患者架台を備えた改良患者支持システムについての要望が存在する。
【0005】
【発明の概要】
本発明の好ましい実施形態には、架台ピボット部材を設けた患者架台を有する患者支持システムが含まれる。医学的処置の際に患者を支持する患者支持面が基台によって支持され、該基台は患者支持面を垂直方向に動かすための伸縮自在の部材を備えている。架台ピボット部材が、(ピボット板として知られている)患者支持面の下側を、基台に接続する。架台ピボット部材は患者支持面を基台に対して傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に旋回できるようにする。少なくとも2つのアクチュエータを有する作動要素が、患者支持面を傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に駆動するために、ピボット板と基台との間に接続されている。
【0006】
本発明の好ましい実施形態の一面は、患者支持面の所望の動きを達成するために少なくとも2つのアクチュエータを使用することである。これらのアクチュエータは、十字形軸構成で配置されて、協働して傾動及び横回転の両方向に患者支持面を動かす。本発明の好ましい実施形態では、積重ね構成よりはむしろ十字形軸構成を使用するので、患者架台の実効後退高さは、積重ねの軸を使用する従来の患者架台の場合よりも低くなる。
【0007】
本発明の好ましい実施形態の別の面は、2つのアクチュエータを使用することにより、設置面積が小さくなり且つ設計がよりコンパクトになることである。
【0008】
【発明の詳しい説明】
図1、2及び3は、架台ピボット部材を用いる患者架台を、患者支持面102をそれぞれ異なる位置に配向した状態で示す。図1は、本発明の好ましい実施形態による、患者支持面102を前方に傾斜した向きにした患者架台100を示す。図1について説明すると、患者架台100は、患者支持面102と、ピボット板104と、基台106と、ピボット板104を基台106に旋回自在に接続する架台ピボット部材108と、ピボット板104とアクチュエータ支持板116との間に接続された作動要素110とを含んでいる。
【0009】
ピボット板104は患者支持面102の下側に装着され、且つ架台ピボット部材108によって基台106に旋回自在に接続されている。架台ピボット部材108は基台106の上面に水平に装着される。基台106は更に持上げ柱体112を有している。
【0010】
作動要素110は、アクチュエータ113と、伸縮部材114と、アクチュエータ・ピボット部材118とで構成されている。伸縮部材114はアクチュエータ113の内側殻体内に配置されていて、患者支持面102を垂直方向に動かす。アクチュエータ・ピボット部材118はピボット板104と伸縮部材114とを旋回自在に接続する。作動要素110はアクチュエータ支持板116上に配置されている。
【0011】
架台ピボット部材108は、図1に示されているように、患者支持面102を傾斜した向きにするように動く。架台ピボット部材108のこの動きは、使用者から要求があった時に行うことができる。この代わりに、架台ピボット部材108は、使用者によって設定された所定の架台座標値に応じて自動的に動かすことも可能である。いずれの場合にも、架台ピボット部材は傾動方向に動かされて、ピボット板104を前方に傾斜させ、従って患者支持面102を前方に傾斜させる。
【0012】
図2は、本発明の好ましい実施形態による、患者支持面102を水平な向きにした状態の、架台ピボット部材108を用いる患者架台100を示す。水平な向きでは、架台ピボット部材108は傾動も横回転もしていない。従って、患者支持面102は架台ピボット部材108と平行に整列して、水平位置に留まる。図3は、本発明の好ましい実施形態による、患者支持面102を後方且つ左方に傾斜した向きにした状態の、架台ピボット部材108を用いる患者架台100を示す。この場合、架台ピボット部材108は傾動方向及び横回転方向の両方向に動かされて、ピボット板104を後方且つ左方に傾斜させ、従って患者支持面102を後方且つ左方に傾斜させている。伸縮部材114も伸張されて、患者支持面102を所要の高さに位置決めする。
【0013】
図4及び図5は、本発明の好ましい実施形態による、患者支持面102の傾動及び横回転を可能にする架台ピボット部材108の上方及び側方からの斜視図をそれぞれ示す。図4は、互いに直交して配列され、且つ互いに対して垂直方向にずれた回転軸線を持つ2つの軸402及び403を含む架台ピボット部材108の上方からの斜視図を示す。
【0014】
一実施形態では、架台ピボット部材108は直交軸構成を持つジンバル部材400を含む。ジンバル部材400は、互いに固定されるように形成された上側及び下側軸組立体404及び406を含む。随意選択により、上側及び下側軸組立体404及び406は互いに対しボルト止めするか、溶接するか、単一構造として射出成形するか、単一構造として鋳造するかしてよい。上側軸組立体404はその両端部に軸台408及び410を含み、また下側軸組立体406はその両端部に軸台412及び414を含む。上側軸組立体404とその関連する軸台408及び410とは、患者支持面102の長さ方向に平行に延びる長さ方向軸線に沿って形成されている。下側軸組立体406とその関連する軸台412及び414は、患者支持面102の長さ方向に対して直角な方向に延びる長さ方向軸線に沿って延在するように形成されている。上側及び下側軸組立体404及び406のそれぞれの長さ方向軸線は、互いに直交し、且つ上側及び下側軸組立体404及び406の直径にほぼ対応する距離だけ互いから僅かに垂直方向にずれている。
【0015】
軸台408〜414は、外側基部フランジ418と一体に形成された半円形の軸受レース416を含んでいる。基部フランジ418は、患者支持面102及び/又は基台106の対応する面に確実に結合するように形成された平坦な下面を持つ。基部フランジ418にはそれを貫通するネジ孔420が設けられており、該ネジ孔420は、軸台408〜414をピボット板104及び基台106のうちの対応するものに固定するボルトを受け入れる。軸受レース416内には軸受422が回転自在に装着されている。これらの軸受422は、軸402及び403のうちの対応する軸を回転自在に受ける。上側及び下側軸組立体404及び406、軸台408〜414、並びに軸受422は協働して、軸402及び403を互いに対して所望の直交した向きに保持すると共に、軸402及び403を垂直方向に互いに接近するように位置決めする。例えば、軸402及び403の中心回転軸線は、上側及び下側軸組立体404及び406の一方の外径にほぼ等しい距離だけ垂直方向に互いから離れて位置していてよい。
【0016】
上側軸組立体404の外側端部は、それと一体に形成された上側外側軸部分430を含んでいる。これらの上側外側軸部分430は、軸台408及び410の軸受422内に受け入れられる。軸受422はナット424によって所定位置に保持される。下側軸組立体406は同様に、それと一体に形成され、且つ下側軸組立体406の長さ方向軸線に沿って反対向きに延在する下側外側軸部分432を含んでいる。これらの下側外側軸部分432は、軸台412及び414の軸受422内に回転自在に受け入れられる。
【0017】
上側及び下側軸組立体404及び406には、それらを貫通するネジ孔438が設けられており、このネジ孔438は上側及び下側軸組立体404及び406のそれぞれの長さ方向軸線とほぼ直交する垂直方向に延在する。ネジ孔438はボルト440を受け入れることにより、ジンバル部材400に対して付加的な強度を与える。
【0018】
ジンバル部材400は垂直方向の輪郭が低くなるように形成されて、軸台408及び410のフランジ418が或る水平な空間範囲内に形成され、該水平な空間範囲が軸台412及び414のフランジ418の水平な空間範囲とオーバーラップするようにする。随意選択により、上側及び下側軸組立体404及び406のそれぞれの長さ方向軸線を共通の平面内に配置して、軸台408〜414が全て共通の水平な空間範囲内に含まれるようにして、ジンバル部材400の垂直方向の輪郭を低くすることができる。
【0019】
ジンバル部材400は、ピボット板104の下面とジンバル部材400を装着する基台106の上面とにそれぞれのほぼ対応する上側及び下側平面を持つ水平な空間範囲内に形成される。
【0020】
軸台408及び410は、ネジ孔420を通して受け入れたボルトによってピボット板104に固定される。同様に、軸台412及び414は、ネジ孔420を通して受け入れたボルトによって基台106の持上げ柱体112に固定される。ピボット板104上に装着された軸台408及び410により、患者支持面102を横回転させることが可能になり、また持上げ柱体112上に装着された軸台412及び414により、患者支持面102を傾動させることが可能になる。従って、傾動と横回転との組合せの運動が、球面経路で得られる。
【0021】
図4に示されているジンバル部材400は、傾動も横回転もしていない。従って、患者支持面102は図2に示されているように水平な向きに留まり、患者支持面102は架台ピボット部材108と平行に整列する。対照的に、図5は、本発明の好ましい実施形態に従って、ジンバル部材400が傾動及び横回転して、患者支持面102を指定した位置に置くことを示している。上側及び下側軸組立体404及び406、軸台408〜414、並びに軸受422は、軸402及び403を互いに対して所望の直交した向きに保持しながら、患者支持面102を所望通りに傾動及び/又は横回転させる。軸台408及び410は、ネジ孔420を通して受け入れたボルトによってピボット板104に固定される。その結果、軸台408及び410が回転するとき、ピボット板104も同じ対応する方向に動く。
【0022】
図6は、本発明の好ましい実施形態による、ピボット板104を基台106に旋回自在に接続した架台ピボット部材108を詳しく示す。図6はまた、ピボット板104と伸縮部材114との間の接続部を提供するアクチュエータ・ピボット部材118も示している。図6について説明すると、基台106の持上げ柱体112に装着された架台ピボット部材108が、ピボット板104の傾動及び横回転を同時に生じさせることを示している。その結果、患者支持面102が対応した量だけ動く。アクチュエータ113、伸縮部材114及びアクチュエータ・ピボット部材118で構成されている作動要素110は、高さに関して、患者支持面102の適切な位置決めを行う。
【0023】
図7は、本発明の好ましい実施形態に従ってピボット板104に接続する伸縮部材114の別の図を示す。伸縮部材114はアクチュエータ113内に配置されていて、アクチュエータ・ピボット部材118によってピボット板104に接続される。アクチュエータ・ピボット部材118は、伸縮部材114の上側部分内に設けられたU字形継手700を有する。U字形継手700には、その垂直な側部の各々に孔701が設けられている。アクチュエータ・ピボット部材118は更に、切欠き付き軸702を有する。切欠き付き軸702は、その中心部にボルト受け入れようの孔704を含んでいる。ボルトは、U字形継手700をその孔701の位置で、切欠き付き軸702にその孔704の位置で固定する。切欠き付き軸702は、ピボット板104に形成された複数の架台凹部703のうちの1つの凹部内に配置される。各々の架台凹部703は、その対向する側面に2つの孔705及び707が設けられており、それらの孔に切欠き付き軸702を挿入し、軸の孔704をU字形継手の孔701と整列して連結するように位置決めすることができる。切欠き付き軸702をU字形継手700の開放部内に位置決めして、ボルトによってU字形継手700に締め付けるが、切欠き付き軸702はU字形継手700内で横方向に旋回することができる。
【0024】
切欠き付き軸702は架台凹部703内に一連のボルト及びキャップによって固定される。ピボット板104の縁から遠い方の切欠き付き軸702の端部で、切欠き付き軸702は架台凹部703内に外側ボルト706、内側入れ子ボルト708及び開口型外側キャップ710によって固定される。また、ピボット板104の縁に近い方の切欠き付き軸702の端部で、切欠き付き軸702は架台凹部703内に、ピボット板104の縁から僅かに突き出す固定ボルト714によって固定される。
【0025】
図8は、本発明の好ましい実施形態による、アクチュエータ支持板116上に載置された作動要素110を示す。アクチュエータ支持板116はアクチュエータ支持基部802から突き出ていて、アクチュエータ支持基部802によって支持されている。アクチュエータ支持板116は、アクチュエータ113の下側部分806を受けて、該下側部分をアクチュエータ支持板116に押し付けるための支持板凹部804を含んでいる。アクチュエータ支持板116にはまた孔808が設けられている。アクチュエータ支持板のこれらの孔808は複数の接続目的のために使用される。例えば、アクチュエータ支持板の孔808は、アクチュエータ接続ブロック812を固定するために接続ボルト810を受け入れる。アクチュエータ接続ブロック812は、それぞれ1つずつアクチュエータ113を備えた複数のアクチュエータ支持板116同士を接続する。作動レバー814がアクチュエータ支持板116同士の間の動きを調整する。
【0026】
アクチュエータ113の下側部分806から垂直に一体のアクチュエータ円柱軸816が延在しており、アクチュエータ円柱軸816は複数の支持ブラケット818によって囲まれている。円形軸端部820がアクチュエータ円柱軸816のキャップを構成する。アクチュエータ・ブロック基部822が、該アクチュエータ・ブロック基部822の側部の各々から延在する円柱形延長部824を備えている。アクチュエータ・ブロック基部822はアクチュエータ113の下側部分806の底部に取り付けられる。アクチュエータ・ブロック基部822は支持板凹部804内に載置され、アクチュエータ支持板116の孔808に少なくとも1つの円柱形延長部824を挿入することによって支持板凹部804内に固定される。
【0027】
図9は、本発明の好ましい実施形態による患者支持システム900のブロック図である。患者支持システム900は、架台ピボット部材108を備えた患者架台100を有する。患者支持システム900は、例えば、バイパス手術の代わりに「トリプルA」ステント処置を実行する際に使用することができる。他の用途としては、脈管撮像、心臓血管撮像、冠動脈撮像、及び血管造影撮像や選択的血管造影撮像を含む最小侵襲性蛍光透視撮像処置、並びに一般的外科的処置が挙げられる。
【0028】
患者支持システム900は、患者架台100と、位置制御モニタ904と、制御要素906とを含んでいる。随意選択により、患者支持システム900はユーザ・インターフェースを含んでいてよい。患者架台100は、患者支持面102と、ピボット板104と、基台106とを有する。患者架台100は更に、ピボット板104を基台106に旋回自在に接続して、患者支持面102を傾動方向及び横回転方向の少なくとも一方に動かすことが出来るようにする架台ピボット部材108を有する。アクチュエータ・ピボット部材118が伸縮部材114をピボット板104に旋回自在に接続する。
【0029】
患者架台100は、患者架台100の位置を検出するための位置制御モニタ904に接続されている。架台の位置は、任意の時点におけるその傾動及び横回転の座標で特定することができる。位置制御モニタ904は、電気機械式又は光学式センサを使用することによって、或いは回転等に対するサーボモータの位置を監視することによって、架台の位置を監視することができる。制御要素906は位置制御モニタ904と患者架台100との間に接続されている。制御要素906は患者架台100の動きを制御する。架台は、随意選択によるユーザ・インターフェースからの要求時に、或いは所定の一組の座標に従って自動的に動かすことができる。随意選択によるユーザ・インターフェースは、パーソナル・コンピュータ、座標データを受信し且つこのようなデータを制御要素906に伝送する携帯端末、又は特定の患者架台100の座標を入力し且つ伝送することが可能な任意の他の機構を含むことができる。
【0030】
図10は、本発明の好ましい実施形態による、架台ピボット部材を持つ患者架台を医用装置に対して位置決めする位置合わせプロセスの流れ図である。このような位置合わせ手順は、例えば、技師が患者に対して任意の数の医学的処置を行う場合に使用される。例えば、「C字形アーム」として知られているX線管用の弓形支持体を用いるX線検査の際に、患者は患者架台によってX線管とX線イメージ増強管との間に配置される。その患者架台はX線管及びX線イメージ増強管に対して患者を適切な向き及び位置にするために移動可能である。
【0031】
図10について説明すると、ステップ1002において、患者を患者支持面102上に載置する。次いでステップ1004において、特定の医学的処置の際に用いられる医用装置の位置に対して、患者支持面102上の患者の位置を決定する。ステップ1006において、特定の医学的処置の際に用いられる医用装置の位置を決定する。次いでステップ1008において、患者支持面102上の患者の決定された位置を、医用装置の決定された位置と比較して、医用装置に対する患者支持面102の所望の位置を判断する。最後に、ステップ1010において、ステップ1008で決定された所望の位置に従って、患者支持面102を医用装置に対して位置合わせする。
【0032】
本発明の特定の実施態様を示したが、特に上述の教示を踏まえて当業者には種々の変更をなし得るので、本発明がこれらの特定の実施形態に制限されないことが理解されよう。従って、特許請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲内にあるこれらの改良の本質的な特徴を構成するような特徴を取り入れている全ての変更をカバーしようとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の好ましい実施形態による、患者支持面を前方に傾斜した向きにした状態の、架台ピボット部材を用いる患者架台を示す。
【図2】
本発明の好ましい実施形態による、患者支持面を水平な向きにした状態の、架台ピボット部材を用いる患者架台を示す。
【図3】
本発明の好ましい実施形態による、患者支持面を後方且つ左方に傾斜した向きにした状態の、架台ピボット部材を用いる患者架台を示す。
【図4】
本発明の好ましい実施形態による、傾動及び横回転させることのできる架台ピボット部材の上方からの斜視図である。
【図5】
本発明の好ましい実施形態による、傾動及び横回転させることのできる架台ピボット部材の側方からの斜視図である。
【図6】
本発明の好ましい実施形態による、ピボット板を基台に旋回自在に接続する架台ピボット部材を示す斜視図である。
【図7】
本発明の好ましい実施形態による、アクチュエータ・ピボット部材によってピボット板に接続された伸縮部材を示す斜視図である。
【図8】
本発明の好ましい実施形態による、アクチュエータ支持板上に配置された作動要素を示す斜視図である。
【図9】
本発明の好ましい実施形態による、架台ピボット部材を持つ患者架台を有する患者支持システムのブロック図である。
【図10】
本発明の好ましい実施形態による、架台ピボット部材を持つ患者架台を医用装置に対して位置決めする位置合わせプロセスの流れ図である。
【発明の背景】
本発明の好ましい実施形態は、一般的には、医学的処置の際に患者を支持するための装置及び方法に関する。より具体的には、本発明の好ましい実施形態は、広範な動きを与え且つ架台の高さを低くするピボット(枢軸旋回)機構を備えた可動式患者支持システムを対象とする。
【0002】
現在、医学用途に様々な種類の患者支持システムが存在し、その各々は特定の医学的処置のために用いられるように設計されている。しかしながら、いずれの場合においても、患者支持システムは2つ又は3つの必須の構成要素を含んでいる。通常、患者架台は支持機構に取り付けられると共に、上下及び/又は左右を含む様々な方向に患者架台を動かす手段に取り付けられる。この可動機構は手動で動作させるか又は動力を用いるものであってよい。処置を停止して患者を位置決めし直すことは時間がかかり且つ危険なこともあるので、医学的処置の際に患者を素早く且つ正確に位置決めする能力は臨床医にとって重要である。
【0003】
従来の患者支持システムでは、典型的には、1)横回転、及び2)傾動(tilt)に対応する2つの自由度が与えられている。後者の動きは、トレデレンブルグ運動とも呼ばれている。従来の患者支持システムは、患者架台の広範な動きを提供するが、そのために架台設計の効率を犠牲にしている。従来の患者支持システムは、普通、架台を傾動させる1つのアクチュエータと、架台を横回転させる別個のアクチュエータとを有しているので、設計効率が悪い。傾動を可能にする継手が軸受機構上に軸を含んでいる。この軸上で患者架台が傾動方向に回転する。しかしながら、軸受を支持する組立体全体が、横回転方向のみの回転を生じさせる別の軸上に配置されている。これらの軸、すなわちピボット点、が上下に積み重なっているので、従来の患者支持システムはその後退状態での高さが、このような積み重なりのない場合に比べて必然的に高くなっている。また、1つのアクチュエータによって傾動させ且つ/又は他のアクチュエータによって横回転させることにより、構造全体が回転するので、この動きに必要な物理的空間が大きくなり、その結果、実行するのが厄介な効率の悪い設計となる。
【0004】
従って、広範な動きを与え且つ架台高さを従来の患者支持システムの場合よりも低くすることのできる患者架台を備えた改良患者支持システムについての要望が存在する。
【0005】
【発明の概要】
本発明の好ましい実施形態には、架台ピボット部材を設けた患者架台を有する患者支持システムが含まれる。医学的処置の際に患者を支持する患者支持面が基台によって支持され、該基台は患者支持面を垂直方向に動かすための伸縮自在の部材を備えている。架台ピボット部材が、(ピボット板として知られている)患者支持面の下側を、基台に接続する。架台ピボット部材は患者支持面を基台に対して傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に旋回できるようにする。少なくとも2つのアクチュエータを有する作動要素が、患者支持面を傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に駆動するために、ピボット板と基台との間に接続されている。
【0006】
本発明の好ましい実施形態の一面は、患者支持面の所望の動きを達成するために少なくとも2つのアクチュエータを使用することである。これらのアクチュエータは、十字形軸構成で配置されて、協働して傾動及び横回転の両方向に患者支持面を動かす。本発明の好ましい実施形態では、積重ね構成よりはむしろ十字形軸構成を使用するので、患者架台の実効後退高さは、積重ねの軸を使用する従来の患者架台の場合よりも低くなる。
【0007】
本発明の好ましい実施形態の別の面は、2つのアクチュエータを使用することにより、設置面積が小さくなり且つ設計がよりコンパクトになることである。
【0008】
【発明の詳しい説明】
図1、2及び3は、架台ピボット部材を用いる患者架台を、患者支持面102をそれぞれ異なる位置に配向した状態で示す。図1は、本発明の好ましい実施形態による、患者支持面102を前方に傾斜した向きにした患者架台100を示す。図1について説明すると、患者架台100は、患者支持面102と、ピボット板104と、基台106と、ピボット板104を基台106に旋回自在に接続する架台ピボット部材108と、ピボット板104とアクチュエータ支持板116との間に接続された作動要素110とを含んでいる。
【0009】
ピボット板104は患者支持面102の下側に装着され、且つ架台ピボット部材108によって基台106に旋回自在に接続されている。架台ピボット部材108は基台106の上面に水平に装着される。基台106は更に持上げ柱体112を有している。
【0010】
作動要素110は、アクチュエータ113と、伸縮部材114と、アクチュエータ・ピボット部材118とで構成されている。伸縮部材114はアクチュエータ113の内側殻体内に配置されていて、患者支持面102を垂直方向に動かす。アクチュエータ・ピボット部材118はピボット板104と伸縮部材114とを旋回自在に接続する。作動要素110はアクチュエータ支持板116上に配置されている。
【0011】
架台ピボット部材108は、図1に示されているように、患者支持面102を傾斜した向きにするように動く。架台ピボット部材108のこの動きは、使用者から要求があった時に行うことができる。この代わりに、架台ピボット部材108は、使用者によって設定された所定の架台座標値に応じて自動的に動かすことも可能である。いずれの場合にも、架台ピボット部材は傾動方向に動かされて、ピボット板104を前方に傾斜させ、従って患者支持面102を前方に傾斜させる。
【0012】
図2は、本発明の好ましい実施形態による、患者支持面102を水平な向きにした状態の、架台ピボット部材108を用いる患者架台100を示す。水平な向きでは、架台ピボット部材108は傾動も横回転もしていない。従って、患者支持面102は架台ピボット部材108と平行に整列して、水平位置に留まる。図3は、本発明の好ましい実施形態による、患者支持面102を後方且つ左方に傾斜した向きにした状態の、架台ピボット部材108を用いる患者架台100を示す。この場合、架台ピボット部材108は傾動方向及び横回転方向の両方向に動かされて、ピボット板104を後方且つ左方に傾斜させ、従って患者支持面102を後方且つ左方に傾斜させている。伸縮部材114も伸張されて、患者支持面102を所要の高さに位置決めする。
【0013】
図4及び図5は、本発明の好ましい実施形態による、患者支持面102の傾動及び横回転を可能にする架台ピボット部材108の上方及び側方からの斜視図をそれぞれ示す。図4は、互いに直交して配列され、且つ互いに対して垂直方向にずれた回転軸線を持つ2つの軸402及び403を含む架台ピボット部材108の上方からの斜視図を示す。
【0014】
一実施形態では、架台ピボット部材108は直交軸構成を持つジンバル部材400を含む。ジンバル部材400は、互いに固定されるように形成された上側及び下側軸組立体404及び406を含む。随意選択により、上側及び下側軸組立体404及び406は互いに対しボルト止めするか、溶接するか、単一構造として射出成形するか、単一構造として鋳造するかしてよい。上側軸組立体404はその両端部に軸台408及び410を含み、また下側軸組立体406はその両端部に軸台412及び414を含む。上側軸組立体404とその関連する軸台408及び410とは、患者支持面102の長さ方向に平行に延びる長さ方向軸線に沿って形成されている。下側軸組立体406とその関連する軸台412及び414は、患者支持面102の長さ方向に対して直角な方向に延びる長さ方向軸線に沿って延在するように形成されている。上側及び下側軸組立体404及び406のそれぞれの長さ方向軸線は、互いに直交し、且つ上側及び下側軸組立体404及び406の直径にほぼ対応する距離だけ互いから僅かに垂直方向にずれている。
【0015】
軸台408〜414は、外側基部フランジ418と一体に形成された半円形の軸受レース416を含んでいる。基部フランジ418は、患者支持面102及び/又は基台106の対応する面に確実に結合するように形成された平坦な下面を持つ。基部フランジ418にはそれを貫通するネジ孔420が設けられており、該ネジ孔420は、軸台408〜414をピボット板104及び基台106のうちの対応するものに固定するボルトを受け入れる。軸受レース416内には軸受422が回転自在に装着されている。これらの軸受422は、軸402及び403のうちの対応する軸を回転自在に受ける。上側及び下側軸組立体404及び406、軸台408〜414、並びに軸受422は協働して、軸402及び403を互いに対して所望の直交した向きに保持すると共に、軸402及び403を垂直方向に互いに接近するように位置決めする。例えば、軸402及び403の中心回転軸線は、上側及び下側軸組立体404及び406の一方の外径にほぼ等しい距離だけ垂直方向に互いから離れて位置していてよい。
【0016】
上側軸組立体404の外側端部は、それと一体に形成された上側外側軸部分430を含んでいる。これらの上側外側軸部分430は、軸台408及び410の軸受422内に受け入れられる。軸受422はナット424によって所定位置に保持される。下側軸組立体406は同様に、それと一体に形成され、且つ下側軸組立体406の長さ方向軸線に沿って反対向きに延在する下側外側軸部分432を含んでいる。これらの下側外側軸部分432は、軸台412及び414の軸受422内に回転自在に受け入れられる。
【0017】
上側及び下側軸組立体404及び406には、それらを貫通するネジ孔438が設けられており、このネジ孔438は上側及び下側軸組立体404及び406のそれぞれの長さ方向軸線とほぼ直交する垂直方向に延在する。ネジ孔438はボルト440を受け入れることにより、ジンバル部材400に対して付加的な強度を与える。
【0018】
ジンバル部材400は垂直方向の輪郭が低くなるように形成されて、軸台408及び410のフランジ418が或る水平な空間範囲内に形成され、該水平な空間範囲が軸台412及び414のフランジ418の水平な空間範囲とオーバーラップするようにする。随意選択により、上側及び下側軸組立体404及び406のそれぞれの長さ方向軸線を共通の平面内に配置して、軸台408〜414が全て共通の水平な空間範囲内に含まれるようにして、ジンバル部材400の垂直方向の輪郭を低くすることができる。
【0019】
ジンバル部材400は、ピボット板104の下面とジンバル部材400を装着する基台106の上面とにそれぞれのほぼ対応する上側及び下側平面を持つ水平な空間範囲内に形成される。
【0020】
軸台408及び410は、ネジ孔420を通して受け入れたボルトによってピボット板104に固定される。同様に、軸台412及び414は、ネジ孔420を通して受け入れたボルトによって基台106の持上げ柱体112に固定される。ピボット板104上に装着された軸台408及び410により、患者支持面102を横回転させることが可能になり、また持上げ柱体112上に装着された軸台412及び414により、患者支持面102を傾動させることが可能になる。従って、傾動と横回転との組合せの運動が、球面経路で得られる。
【0021】
図4に示されているジンバル部材400は、傾動も横回転もしていない。従って、患者支持面102は図2に示されているように水平な向きに留まり、患者支持面102は架台ピボット部材108と平行に整列する。対照的に、図5は、本発明の好ましい実施形態に従って、ジンバル部材400が傾動及び横回転して、患者支持面102を指定した位置に置くことを示している。上側及び下側軸組立体404及び406、軸台408〜414、並びに軸受422は、軸402及び403を互いに対して所望の直交した向きに保持しながら、患者支持面102を所望通りに傾動及び/又は横回転させる。軸台408及び410は、ネジ孔420を通して受け入れたボルトによってピボット板104に固定される。その結果、軸台408及び410が回転するとき、ピボット板104も同じ対応する方向に動く。
【0022】
図6は、本発明の好ましい実施形態による、ピボット板104を基台106に旋回自在に接続した架台ピボット部材108を詳しく示す。図6はまた、ピボット板104と伸縮部材114との間の接続部を提供するアクチュエータ・ピボット部材118も示している。図6について説明すると、基台106の持上げ柱体112に装着された架台ピボット部材108が、ピボット板104の傾動及び横回転を同時に生じさせることを示している。その結果、患者支持面102が対応した量だけ動く。アクチュエータ113、伸縮部材114及びアクチュエータ・ピボット部材118で構成されている作動要素110は、高さに関して、患者支持面102の適切な位置決めを行う。
【0023】
図7は、本発明の好ましい実施形態に従ってピボット板104に接続する伸縮部材114の別の図を示す。伸縮部材114はアクチュエータ113内に配置されていて、アクチュエータ・ピボット部材118によってピボット板104に接続される。アクチュエータ・ピボット部材118は、伸縮部材114の上側部分内に設けられたU字形継手700を有する。U字形継手700には、その垂直な側部の各々に孔701が設けられている。アクチュエータ・ピボット部材118は更に、切欠き付き軸702を有する。切欠き付き軸702は、その中心部にボルト受け入れようの孔704を含んでいる。ボルトは、U字形継手700をその孔701の位置で、切欠き付き軸702にその孔704の位置で固定する。切欠き付き軸702は、ピボット板104に形成された複数の架台凹部703のうちの1つの凹部内に配置される。各々の架台凹部703は、その対向する側面に2つの孔705及び707が設けられており、それらの孔に切欠き付き軸702を挿入し、軸の孔704をU字形継手の孔701と整列して連結するように位置決めすることができる。切欠き付き軸702をU字形継手700の開放部内に位置決めして、ボルトによってU字形継手700に締め付けるが、切欠き付き軸702はU字形継手700内で横方向に旋回することができる。
【0024】
切欠き付き軸702は架台凹部703内に一連のボルト及びキャップによって固定される。ピボット板104の縁から遠い方の切欠き付き軸702の端部で、切欠き付き軸702は架台凹部703内に外側ボルト706、内側入れ子ボルト708及び開口型外側キャップ710によって固定される。また、ピボット板104の縁に近い方の切欠き付き軸702の端部で、切欠き付き軸702は架台凹部703内に、ピボット板104の縁から僅かに突き出す固定ボルト714によって固定される。
【0025】
図8は、本発明の好ましい実施形態による、アクチュエータ支持板116上に載置された作動要素110を示す。アクチュエータ支持板116はアクチュエータ支持基部802から突き出ていて、アクチュエータ支持基部802によって支持されている。アクチュエータ支持板116は、アクチュエータ113の下側部分806を受けて、該下側部分をアクチュエータ支持板116に押し付けるための支持板凹部804を含んでいる。アクチュエータ支持板116にはまた孔808が設けられている。アクチュエータ支持板のこれらの孔808は複数の接続目的のために使用される。例えば、アクチュエータ支持板の孔808は、アクチュエータ接続ブロック812を固定するために接続ボルト810を受け入れる。アクチュエータ接続ブロック812は、それぞれ1つずつアクチュエータ113を備えた複数のアクチュエータ支持板116同士を接続する。作動レバー814がアクチュエータ支持板116同士の間の動きを調整する。
【0026】
アクチュエータ113の下側部分806から垂直に一体のアクチュエータ円柱軸816が延在しており、アクチュエータ円柱軸816は複数の支持ブラケット818によって囲まれている。円形軸端部820がアクチュエータ円柱軸816のキャップを構成する。アクチュエータ・ブロック基部822が、該アクチュエータ・ブロック基部822の側部の各々から延在する円柱形延長部824を備えている。アクチュエータ・ブロック基部822はアクチュエータ113の下側部分806の底部に取り付けられる。アクチュエータ・ブロック基部822は支持板凹部804内に載置され、アクチュエータ支持板116の孔808に少なくとも1つの円柱形延長部824を挿入することによって支持板凹部804内に固定される。
【0027】
図9は、本発明の好ましい実施形態による患者支持システム900のブロック図である。患者支持システム900は、架台ピボット部材108を備えた患者架台100を有する。患者支持システム900は、例えば、バイパス手術の代わりに「トリプルA」ステント処置を実行する際に使用することができる。他の用途としては、脈管撮像、心臓血管撮像、冠動脈撮像、及び血管造影撮像や選択的血管造影撮像を含む最小侵襲性蛍光透視撮像処置、並びに一般的外科的処置が挙げられる。
【0028】
患者支持システム900は、患者架台100と、位置制御モニタ904と、制御要素906とを含んでいる。随意選択により、患者支持システム900はユーザ・インターフェースを含んでいてよい。患者架台100は、患者支持面102と、ピボット板104と、基台106とを有する。患者架台100は更に、ピボット板104を基台106に旋回自在に接続して、患者支持面102を傾動方向及び横回転方向の少なくとも一方に動かすことが出来るようにする架台ピボット部材108を有する。アクチュエータ・ピボット部材118が伸縮部材114をピボット板104に旋回自在に接続する。
【0029】
患者架台100は、患者架台100の位置を検出するための位置制御モニタ904に接続されている。架台の位置は、任意の時点におけるその傾動及び横回転の座標で特定することができる。位置制御モニタ904は、電気機械式又は光学式センサを使用することによって、或いは回転等に対するサーボモータの位置を監視することによって、架台の位置を監視することができる。制御要素906は位置制御モニタ904と患者架台100との間に接続されている。制御要素906は患者架台100の動きを制御する。架台は、随意選択によるユーザ・インターフェースからの要求時に、或いは所定の一組の座標に従って自動的に動かすことができる。随意選択によるユーザ・インターフェースは、パーソナル・コンピュータ、座標データを受信し且つこのようなデータを制御要素906に伝送する携帯端末、又は特定の患者架台100の座標を入力し且つ伝送することが可能な任意の他の機構を含むことができる。
【0030】
図10は、本発明の好ましい実施形態による、架台ピボット部材を持つ患者架台を医用装置に対して位置決めする位置合わせプロセスの流れ図である。このような位置合わせ手順は、例えば、技師が患者に対して任意の数の医学的処置を行う場合に使用される。例えば、「C字形アーム」として知られているX線管用の弓形支持体を用いるX線検査の際に、患者は患者架台によってX線管とX線イメージ増強管との間に配置される。その患者架台はX線管及びX線イメージ増強管に対して患者を適切な向き及び位置にするために移動可能である。
【0031】
図10について説明すると、ステップ1002において、患者を患者支持面102上に載置する。次いでステップ1004において、特定の医学的処置の際に用いられる医用装置の位置に対して、患者支持面102上の患者の位置を決定する。ステップ1006において、特定の医学的処置の際に用いられる医用装置の位置を決定する。次いでステップ1008において、患者支持面102上の患者の決定された位置を、医用装置の決定された位置と比較して、医用装置に対する患者支持面102の所望の位置を判断する。最後に、ステップ1010において、ステップ1008で決定された所望の位置に従って、患者支持面102を医用装置に対して位置合わせする。
【0032】
本発明の特定の実施態様を示したが、特に上述の教示を踏まえて当業者には種々の変更をなし得るので、本発明がこれらの特定の実施形態に制限されないことが理解されよう。従って、特許請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲内にあるこれらの改良の本質的な特徴を構成するような特徴を取り入れている全ての変更をカバーしようとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の好ましい実施形態による、患者支持面を前方に傾斜した向きにした状態の、架台ピボット部材を用いる患者架台を示す。
【図2】
本発明の好ましい実施形態による、患者支持面を水平な向きにした状態の、架台ピボット部材を用いる患者架台を示す。
【図3】
本発明の好ましい実施形態による、患者支持面を後方且つ左方に傾斜した向きにした状態の、架台ピボット部材を用いる患者架台を示す。
【図4】
本発明の好ましい実施形態による、傾動及び横回転させることのできる架台ピボット部材の上方からの斜視図である。
【図5】
本発明の好ましい実施形態による、傾動及び横回転させることのできる架台ピボット部材の側方からの斜視図である。
【図6】
本発明の好ましい実施形態による、ピボット板を基台に旋回自在に接続する架台ピボット部材を示す斜視図である。
【図7】
本発明の好ましい実施形態による、アクチュエータ・ピボット部材によってピボット板に接続された伸縮部材を示す斜視図である。
【図8】
本発明の好ましい実施形態による、アクチュエータ支持板上に配置された作動要素を示す斜視図である。
【図9】
本発明の好ましい実施形態による、架台ピボット部材を持つ患者架台を有する患者支持システムのブロック図である。
【図10】
本発明の好ましい実施形態による、架台ピボット部材を持つ患者架台を医用装置に対して位置決めする位置合わせプロセスの流れ図である。
Claims (21)
- 医学的処置の際に患者を支持する患者支持面(102)と、
ピボット板(104)を介して前記患者支持面(102)に装着されて前記患者支持面(102)を支持する基台(106)であって、前記患者支持面(102)を垂直方向に動かすための伸縮部材(114)を備えている基台(106)と、
前記ピボット板(104)を前記基台(106)に旋回自在に接続する架台ピボット部材(108)であって、前記患者支持面(102)を前記基台(106)に対して傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に旋回できるようにする架台ピボット部材(108)と、
前記ピボット板(104)と前記基台(106)との間に接続された作動要素(110)であって、前記患者支持面(102)を傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に駆動する作動要素(110)と、
を有する患者架台(100)。 - 前記架台ピボット部材(108)はジンバル部材(400)を含み、該ジンバル部材(400)は、互いに直交して配置された2つの回転軸(402、403)を持つ十字部材を有している、請求項1記載の患者架台(100)。
- 前記基台(106)は持上げ柱体(112)を含んでいる、請求項1記載の患者架台(100)。
- 前記架台ピボット部材(108)は軸台(408〜414)に挿入された回転軸(402、403)を含み、前記軸台(408〜414)は前記基台(106)の頂部に取り付けられている、請求項1記載の患者架台(100)。
- 前記作動要素(110)は少なくとも2つのアクチュエータを有している、請求項1記載の患者架台(100)。
- 前記作動要素(110)は、前記患者架台(100)を傾動させるように同時に作用する少なくとも2つのアクチュエータを有している、請求項1記載の患者架台(100)。
- 前記作動要素(110)は、前記患者架台(100)を横回転させるように同時に作用する少なくとも2つのアクチュエータを有している、請求項1記載の患者架台(100)。
- 前記持上げ柱体(112)は前記患者架台(100)を垂直方向に動かす、請求項3記載の患者架台(100)。
- 患者架台(100)と、任意の所与の時点における前記患者架台(100)の位置を連続的に検出する位置制御モニタ(904)と、前記位置制御モニタ(904)と前記患者架台(100)との間に接続されて、前記患者架台(100)の動きを制御する制御要素(906)とを含む患者支持システム(900)であって、
前記患者架台(100)が、
医学的処置の際に患者を支持する患者支持面(102)と、
ピボット板(104)を介して前記患者支持面(102)に装着されて前記患者支持面(102)を支持する基台(106)であって、前記患者支持面(102)を垂直方向に動かすための伸縮部材(114)を備えている基台(106)と、
前記ピボット板(104)を前記基台(106)に旋回自在に接続する架台ピボット部材(108)であって、前記患者支持面(102)を前記基台(106)に対して傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に旋回できるようにする架台ピボット部材(108)と、
前記ピボット板(104)と前記基台(106)との間に接続された作動要素(110)であって、前記患者支持面(102)を傾動方向及び横回転方向のうちの少なくとも一方向に駆動する作動要素(110)と、
を有している、患者支持システム(900)。 - 前記架台ピボット部材(108)はジンバル部材(400)を含み、該ジンバル部材(400)は、互いに直交して配置された2つの回転軸(402、403)を持つ十字部材を有している、請求項9記載の患者支持システム(900)。
- 前記基台(106)は持上げ柱体(112)を含んでいる、請求項9記載の患者支持システム(900)。
- 前記架台ピボット部材(108)は軸台(408〜414)に挿入された回転軸(402、403)を含み、前記軸台(408〜414)は前記基台(106)の頂部に取り付けられている、請求項9記載の患者支持システム(900)。
- 前記作動要素(110)は少なくとも2つのアクチュエータを有している、請求項9記載の患者支持システム(900)。
- 前記作動要素(110)は、前記患者架台(100)を傾動させるように同時に作用する少なくとも2つのアクチュエータを有している、請求項9記載の患者支持システム(900)。
- 前記作動要素(110)は、前記患者架台(100)を横回転させるように同時に作用する少なくとも2つのアクチュエータを有している、請求項9記載の患者支持システム(900)。
- 前記持上げ柱体(112)は前記患者架台(100)を垂直方向に動かす、請求項11記載の患者支持システム(900)。
- 患者を医用装置に対して位置合わせする方法であって、
医学的処置の際に患者を患者支持面(102)上に載置するステップと、
前記医用装置の位置に対して前記患者支持面(102)の位置を検知するステップと、
医学的処置に用いられる前記医用装置の位置を検知するステップと、
前記医用装置の前記位置に対する前記患者支持面(102)の所望の位置を決定するステップと、
前記患者支持面(102)を前記医用装置に対して位置合わせするように前記患者支持面(102)を前記所望の位置に位置決めするステップと、
を有している前記方法。 - 前記位置決めするステップは、ジンバル部材(400)を用いて前記患者支持面(102)を位置決めするステップを含み、該ジンバル部材(400)は、互いに直交して配置された2つの回転軸(402、403)を持つ十字部材を有している、請求項17記載の方法。
- 前記位置決めするステップは、少なくとも2つのアクチュエータを用いて、前記患者支持面(102)を前記医用装置に対して位置合わせするように前記患者支持面(102)を前記所望の位置に位置決めするステップを有している、請求項17記載の方法。
- 前記位置決めするステップは、前記患者支持面(102)を傾動させるように同時に作用する少なくとも2つのアクチュエータを用意することを含む、請求項17記載の方法。
- 前記位置決めするステップは、前記患者架台(100)を横回転させるように同時に作用する少なくとも2つのアクチュエータを用意することを含む、請求項17記載の方法。
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