JP2004510808A - 医療用エアロゾル調合物 - Google Patents

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Abstract

噴射剤中の薬剤粒子の懸濁液を含む薬剤エアロゾル調合物における1ミクロン未満、好ましくは300nm未満の極めて小さい質量メジアン径を有する粒状増量剤の使用。増量剤の例としては、アスコルビン酸、糖類、多糖類、アミノ酸、有機および無機塩、尿素ならびにプロピリオドンが挙げられる。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、薬剤エアロゾル調合物(aerosol formulations)、特に、気道への投与に好適な薬剤粒子とナノ粒状補助粉末とを含有する懸濁エアロゾル調合物に関する。
【0002】
背景
圧力容器中の薬剤エアロゾル調合物は、40年以上にわたって利用可能であった。この期間のほとんどは、クロロフルオロカーボンが噴射剤として使用されてきた。薬剤は、それらの溶解特性および他の要因に依存して、溶液としてまたは懸濁液としてのいずれかで調合されてきた。それらの使用に係る環境上の懸念から、他の噴射剤が導入され、これは、改善された薬剤効能を提供する機会だけでなく、新規な薬剤を再調合するまたは導入する課題を与えてきた。
【0003】
好ましいものとして現れた2つの噴射剤は、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFA 134a)および1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFA 227)である。これらは、クロロフルオロカーボンとは明らかに異なる溶剤特性を有し、これは調合物の特性に影響を及ぼしてきた。
【0004】
懸濁液を調合する場合、微粉化薬剤は、調合物の安定性を維持するのに適切なものとして添加された他の成分と共に噴射剤系中に分散される。安定性の1つの態様は、分散された薬剤の均質性であり、薬剤と噴射剤との間の密度差によって、薬剤は沈降する(徐々に沈む)もしくはクリーム状になる(液面に浮かぶ)ことができ、またはそれは凝集することができ、それを解凝集するのにある程度の攪拌を必要とする。かかる課題は、任意の薬剤の懸濁液を調合する場合に与えられるが、フォルモテロール、プロピオン酸フルチカゾン、サルメテロール、プロカテロールおよびイプラトロピウムならびにそれらの塩のような、高効能の薬剤が調合される場合に、特に重要である。
【0005】
より効能のある薬剤が懸濁液として調合される場合、必要とされる薬剤の濃度は、効能の少ない薬剤の場合よりも低い。薬剤の沈降、クリーム化または凝集化は、内容物のより大きな不均質性をもたらし、それは今度は、調合物が計量バルブから計量分配される場合に、不正確な用量の送達をもたらすかもしれない。
【0006】
より効能のある薬剤の調合物は、WO97/47286(参照によって本明細書に援用される)に開示されているもののような、ヒドロフルオロアルカン中の懸濁液として調製されてきたが、かかる調合物の均質性にさらなる改善を行うことはまだ可能である。
【0007】
薬剤エアロゾル調合物の品質を改善するための様々な提案が行われてきた。
【0008】
WO00/27363および米国特許第5747001号は、表面上に表面改質剤を有する不溶性薬剤を含むナノ微粒子の水性分散の小滴を含むエアロゾル調合物を開示している。ナノ微粒子は一般に約1000nm未満の有効平均粒度を有する。
【0009】
EP−A−0768114は、密閉装置中で高圧下にエアロゾル調合物を均質化および微粉化する方法を開示している。その装置には、反応容器とホモジナイザーとを含む閉じたループが含まれる。ホモジナイザーには、相互作用チャンバと増圧ポンプとが含まれる。相互作用チャンバには、エアロゾル調合物の流れを2つの流れに分離するための流れ分離器と流れを組み合わせるための嵌入チャンバとが含まれる。5〜10ミクロンの粒度を持った、CFC噴射剤およびHFA 227中に臭化イプラトロピウムと硫酸アルブテロールと任意に界面活性剤とを含むエアロゾル調合物が開示されている。
【0010】
米国特許第5711934号は、エアロゾル噴射剤中−80℃と10℃との間の温度で調合物をミリングすることによってエアロゾル調合物を調製する方法を開示している。10ミクロン未満の粒度が得られる。
【0011】
EP−A−0726088は、エアロゾル組成物を調製する方法を開示しており、その方法では、組成物は高圧条件下で一定の再循環状態に維持され、一様な分散液を得るまで複数の微細な穴を持ったプレートを強制的に通される。粒度は開示されていない。
【0012】
WO00/25746は、吸入送達用の薬剤粒子懸濁液の調製方法を開示しており、その方法には、高性能タービンを装備したターボ乳化装置中で、任意に引き続き高圧ホモジナイザー中での処理で、調合物を均質化する工程が含まれる。実施例は、ジプロピオン酸ベクロメタゾンの水性懸濁液の調製を実証している。
【0013】
米国特許第6086376号は、膜形成性の両親媒性脂質で被覆された、0.1〜10ミクロンの平均寸法範囲を有する薬剤の安定化粒子を含有する、HFA 134aまたはHFA 227噴射剤中に分散されたエアロゾル調合物を開示している。
【0014】
米国特許第5858410号は、水、水性媒体および/または有機溶剤に不溶である、ほんの少しだけ溶解する、または適度に溶解する少なくとも1つの純粋な活性化合物の粒子を含む薬剤担体を開示しており、その活性成分は室温で固体であり、光子相関分光分析法によって測定されて10nm〜1000nmの平均直径を有し、全母集団における5ミクロンより大きい粒子の割合が0.1%未満である(数分布)。粉末を噴霧する計量エアロゾルについては、ナノメートル範囲の薬剤担体がマイクロメートル範囲の乳糖のような担体粒子上に噴霧されることが提案されている。乳糖は、肺臓で溶解して薬剤担体を放出する。
【0015】
発明の概要
一態様において、本発明は、噴射剤中の粒子の懸濁液中に薬剤を含む薬剤エアロゾル調合物における1ミクロン未満の質量メジアン径(mass median diameter)を有する粒状増量剤の使用に関する。
【0016】
本発明の第2の態様に従って、噴射剤中に分散された薬剤の粒子と、1ミクロン未満の質量メジアン径を有する増量剤とを含む薬剤エアロゾル調合物が提供される。
【0017】
詳細な説明
薬剤の改善された懸濁エアロゾル調合物は、1ミクロン未満の質量メジアン径を有する増量剤を導入することによって調製できることが見出された。増量剤は、微粉化薬剤粒子または1ミクロン以上(より具体的には1〜10ミクロン、さらにより具体的には1〜5ミクロン)の質量メジアン径を有する他の薬剤粒子または1ミクロン未満の質量メジアン径を有するより小さい粒子であってもよい薬剤粒子の懸濁液の安定性を改善する。改善された安定性を達成するために増量剤または薬剤の表面が表面改質剤で被覆されることは必要ではない。
【0018】
(体積メジアン径と等価である)質量メジアン径は、当業者に公知の、任意の従来の粒度測定法を用いて測定することができる。好適な方法としては、例えばレーザー回折、光子相関分光分析法(例えばBrookhaven Inc.から商品名Brookhaven PCSで入手可能な分光器を用いる)、回転ディスク遠心分離(Chemical Process Specialists Inc.から商品名CPS Disc Centrifugeで入手可能な機器を用いる)、および走査電子顕微鏡法(SEM)が挙げられる。質量メジアン径は好ましくはレーザー回折、より具体的にはMalvern Instruments Ltd.から商品名Malvern Mastersizer 2000レーザー光回折粒度分析器で入手可能な分析器を用いるレーザー回折によって測定される。
【0019】
フォルモテロール、プロピオン酸フルチカゾン、サルメテロール、プロカテロール、イプラトロピウムおよびそれらの塩のような、効能のある薬剤(すなわち約0.1%w/w未満の調合物中の薬剤濃度が治療上有効であるような効能を有する薬剤)は特に本発明の利益を受けるが、本発明は、懸濁調合物として調製されるいかなる医薬にも適用できる。エアロゾル調合物で使用されるかもしれない他の薬剤は、周知であり、上の文献参照箇所で言及されている。他の好適な薬剤の非限定的な例としては、抗アレルギー剤、鎮痛薬、気管支拡張剤、抗ヒスタミン薬、治療たんぱく質およびペプチド、鎮咳薬、狭心症製剤、抗生物質、抗炎症製剤、ホルモン、または例えば、血管収縮性アミンのようなスルホンアミド、酵素、アルカロイドもしくはステロイド、およびこれらの具体例の組合せが挙げられ、あるいは使用されてもよい薬剤は、イソプロテレノール[アルファ−(イソプロピルアミノメチル)プロトカテキルアルコール]、フェニルエフェリン、フェニルプロパノールアミン、グルカゴン、アドレノクロム、トリプシン、エピネフリン、エフェドリン、ナルコチン、コデイン、アトロピン、ヘパリン、モルヒネ、ジヒドロモルフィノン、エルゴタミン、スコポラミン、メタピリレン、シアノコバラミン、テルブタリン、リミテロール、サルブタモール、イソプレナリン、フェノテロール、臭化オキシトロピウム、リプロテロール、ブデソニド、フルニソリド、シクレソニド、トリアムシノロンアセトニド、フラン酸モメタゾン、コルヒチン、ピルブテロール、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、オルシプレナリン、フェンタニール、およびダイアモルフィンである。他には、ネオマイシン、ストレプトマイシン、ペニシリン、プロカインペニシリン、テトラサイクリン、クロロテトラサイクリンおよびヒドロキシテトラサイクリンのような抗生物質;コルチゾン、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾンおよびプレドニゾロンのような副腎皮質刺激ホルモンおよび副腎皮質ホルモン;クロモリンナトリウムのような抗アレルギー性化合物、ネドクロミル、インシュリンのようなたんぱく質およびペプチド分子、ペンタミジン、カルシトニン、アミロライド、インターフェロン、LHRH類似物、DNAase、ヘパリンなどがある。上に例示された薬剤は、遊離塩基として、または当技術分野に公知の1つ以上の塩としてのいずれかで使用されてもよい。ワクチンもまたこのアプローチの利益を受けるかもしれない。
【0020】
好ましい増量剤としては、乳糖、DL−アラニン、アスコルビン酸、グルコース、蔗糖、D(+)トレハロースならびにそれらの様々な水和物、アノマーおよび/またはエナンチオマーが挙げられる。乳糖(α−乳糖一水和物およびβ−乳糖のような、その様々な形態を含む)は、例えば処理上の理由により増量剤としてより好ましい。他の好適な増量剤としては、他の糖類例えばD−ガラクトース、麦芽糖、D(+)ラフィノース五水和物、サッカリンナトリウム、多糖類例えば澱粉、改質セルロース、デキストリンまたはデキストラン、他のアミノ酸例えばグリシン、塩例えば塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、酒石酸ナトリウム、乳酸カルシウム、または他の有機化合物例えば尿素またはプロピリオドンが挙げられる。
【0021】
薬剤対増量剤の重量比は、一般に1:0.1〜1:100の範囲にある。効能の少ない薬剤については薬剤対増量剤のより低い重量比が必要とされるが、好ましくは重量比は1:5〜1:40の範囲にある。
【0022】
薬剤の濃度はその効能に大きく依存する。本発明は、0.1%w/w未満の濃度で調合される薬剤に特に適用される。
【0023】
0.1%w/w未満の濃度で調合される薬剤については、1:10〜1:30の範囲の薬剤対増量剤の重量比が特に好適であり、約1:20の重量比が最も好適であることが見出された。0.1%w/w以上の濃度で調合される薬剤については、1:0.1〜1:10の範囲の薬剤対増量剤の重量比が特に好適であり、1:0.5〜1:5の範囲の重量比がさらにより好適であり、1:1〜1:2の範囲の重量比が最も好適であることが分かった。
【0024】
本発明による他の好ましい実施態様において、増量剤は活性成分を含む。特に2つの(またはより多くの)薬剤を含む薬剤エアロゾル調合物については、1つの薬剤は望ましくは、活性成分として作用することに加えて、本発明に従って微粒子増量剤として調合物中に加えられることができる。かかる調合物中の各薬剤の濃度はその効能に大きく依存するが、増量剤として加えられた薬剤は「増量剤」と解釈され、増量される他の薬剤は「薬剤」と解釈されて、上述したような薬剤対増量剤の重量比が適用できる。このアプローチは、増量される薬剤が1ミクロン以上(より好ましくは1〜10ミクロン、最も好ましくは1〜5ミクロン)の質量メジアン径を有する懸濁調合物の安定性を改善するのに特に望ましい。このアプローチはまた、効能のある薬剤と好ましくは効能の少ない第2の薬剤とを含む、第2の薬剤が調合物における微粒子増量剤として加えられた薬剤エアロゾル調合物にとって特に好都合である。好ましい薬剤の組合せとしては、増量剤として、ブデソニド、フルニソリド、シクレソニド、トリアムシノロンアセトニド、フラン酸モメタゾンおよびジプロピオン酸ベクロメタゾンのような抗炎症性剤と組み合わせた、フォルモテロール、サルメテロール、プロカテロール、臭化イプラトロピウムおよびそれらの塩のような効能のある気管支拡張剤;ならびに増量剤として、イソプロテレノール、テルブタリン、リミテロール、サルブタモール、リプロテロール、ピルブテロール、オルシプレナリンおよびそれらの塩のような気管支拡張剤と組み合わせた、プロピオン酸フルチカゾンのような効能のある抗炎症性剤が挙げられる。
【0025】
増量剤は、任意の便利な方法、例えば研削、エアジェットミリングなどによって必要とされる粒度に小さくされてもよい。好ましくは増量剤は、商業的に入手可能なAvestin EmulsiflexホモジナイザーおよびMicrofluidics Microfluidizerホモジナイザーのような、高圧ホモジナイザー中でナノ粒度に小さくされる。驚くべきことに高圧ホモジナイザーでの処理において、ある種の増量剤は、他の増量剤に加えられる圧力よりも低い圧力を用いて所望の粒度に小さくすることができる。例えば、乳糖、より具体的にはα−乳糖一水和物は、約10,000psiと約21,000psiとの間の圧力を用いて所望の粒度に効果的に小さくすることができることが分かったが、アラニンまたは蔗糖の効果的な粒度低減のためには約25,000psiのより高い圧力が加えられた。増量剤の質量メジアン径は、有利には300ナノメートルほどに低い、より望ましくは250ナノメートルほどに低いものであることができ、最も望ましくは質量メジアン径は100〜250ナノメートルの範囲にある。
【0026】
増量剤は、エタノールのような低揮発性溶剤であるスラリー化助剤(slurrying aid)中で調製されてもよい。それは最終エアロゾル調合物の構成成分であるスラリー化助剤中で調製されてもよく、または、それは後で除去される溶剤、もしくは遠心分離およびデカント、透析、蒸発などのような幾つかの方法によって調合物の構成成分と交換される溶剤中で調製されてもよい。ホモジナイザーおよび任意の関連配管または製品溜めが噴射剤圧力に耐えるように建造されているという条件で、噴射剤のような、調合物の揮発性成分がスラリー化助剤として使用されてもよい。
【0027】
エアロゾル調合物の低揮発性構成成分であるスラリー化助剤を高圧ホモジナイザー中で使用することが特に便利であり、粒度低減が達成された後に、スラリーは必要ならば調整され、例えば遠心分離、デカントなどによって濃縮されてもよい。過度に高い粉末負荷のスラリーは、それらの流動学的性質のために処理することが困難であるかもしれないことが分かったが、最短の処理時間で所望の粒度分布を達成するために、この処理限界に近い粉末負荷濃度のスラリーを処理することが一般に有利である。従って、液体:固体の重量比は一般に5:1〜100:1、好ましくは5:1〜20:1、最も好ましくは約10:1の範囲にある。
【0028】
本発明のさらなる態様によれば、噴射剤中の粒子の懸濁液を含むエアロゾル調合物の調製方法であって、増量剤とエアロゾル調合物の構成成分とのスラリーを形成する工程と、スラリーを高圧均質化にさらして増量剤の粒度を小さくする工程と、その後得られたスラリーをエアロゾル調合物の他の構成成分と混合する工程とを含む方法が提供される。
【0029】
本発明のエアロゾル調合物は、一般に0.1〜5重量%、好ましくは約0.5〜約3重量%、より好ましくは約1〜約2重量%の範囲の量で、エタノールを含有してもよい。
【0030】
本発明のエアロゾル調合物は、任意に界面活性剤を含有してもよい。好適な界面活性剤は当該技術において周知であり、トリオレイン酸ソルビタン、オレイン酸およびレシチンを含む。WO94/21228およびWO94/21229で開示されているオリゴ乳酸誘導体のような界面活性剤、ならびに文献で開示されている他の界面活性剤が使用されてもよい。
【0031】
本発明は、次の実施例によって例示される。
【0032】
実施例1
DMV International Pharmaによって商品名Pharmatose 325Mで供給されたα−乳糖一水和物を、流体エネルギーミリングによりワンパスで微粉化した(ここで、および次では「微粉化乳糖一水和物」と呼ぶ)。微粉化乳糖一水和物(15g)を次に無水エタノール(500g)中に分散させた。この分散液を、Avestin Emulsiflex C50ホモジナイザーの製品溜めに加えた。次のプロトコルに従って圧力を段階的に上げた。
【0033】
【表1】
Figure 2004510808
【0034】
40分後の製品の顕微鏡分析は、それがかなり1ミクロン未満であることを示した。製品をまた走査電子顕微鏡法(SEM)によっても調べ、粒度は100nmであると推定した。上のプロトコルの5分後および40分後にサンプリングした分散液の量(1.5g)を20mlの透明耐圧プラスチックバイアルに加え、次に非計量バルブを適所にクリンプした。次に各バルブを通してHFA 134a(20g)を注入した。40分サンプルからの懸濁調合物は、5分サンプルに比べて静置すると著しくより低い沈降速度とより大きな沈降物容積とを有することが分かった。その特徴の両方は、計量された用量吸入器懸濁調合物における増量剤にとって好都合である。従って、賦形剤(乳糖)の安定な懸濁を提供するための技法が見いだされ、それは、吸入に対して典型的に用いられる粒度範囲(2〜5ミクロン)では、十分に安定であるには余りにも速い沈降速度を有するであろうが、寸法が300ナノメートルへさらに小さくされた場合には安定な分散を提供する。この技法は、HFA噴射剤と比べたそれらの密度差の程度により吸入器懸濁調合物で典型的に用いられる粒度では不十分に安定な分散を形成するであろう広範な他の化合物に適用できる可能性が高い。
【0035】
実施例2
無水エタノール(500g)中の微粉化乳糖一水和物(15g)のスラリーを実施例1に従って処理した。
【0036】
乳糖のスラリーを濃縮するために、チューブ当たり10gを用いて5000rpmで5分間、乳糖のスラリーを遠心分離した。過剰のエタノールをデカントした後、1:4の乳糖対エタノール比を達成した。これを、濃厚ペーストとしてPETバイアルの内壁に加え、バイアルに微粉化フマル酸フォルモテロールを加え、次に、噴射剤を装入して次の通り調合物を調製した。
【0037】
【表2】
Figure 2004510808
【0038】
完全な分散を確実にするために、各調合物を水浴中で1分間超音波攪拌にさらした。物理的外観は、視覚的におよびAerosol Societyによって出版されたProceedings of Drug Delivery to the Lung(肺臓への薬剤送達の紀要)VI p.10〜13(1995年12月)に記載されたもののような光学的測定技法を用いることによって、評価した。
【0039】
調合物を、乳糖一水和物が薬剤のそれに類似の微粉化寸法範囲にエアジェットミリングされた、同じ組成の3つの調合物と比較した。
【0040】
実施例1に従って処理された乳糖入りの調合物の全てが、エアジェットミリングされた乳糖入りの調合物の全てよりもゆっくりと沈降し、従ってそれらはこの点ではより安定であった。
【0041】
実施例3
ナノ粒状乳糖および微粉化乳糖を使用するが薬剤を使用せずに、実施例2に類似のやり方で次の通りさらなる調合物を調製した。
【0042】
【表3】
Figure 2004510808
【0043】
光学的測定技法を用いて、実施例2の調合物について得られたものに類似の結果が得られ、ナノ粒状乳糖を含有するサンプルがエアジェットミリングされた微粉化乳糖を含有する全てのサンプルよりもゆっくりと沈降した。
【0044】
実施例4
約20吸入器の規模で次の通りさらなる調合物を作製した。
【0045】
【表4】
Figure 2004510808
【0046】
調合物は良好な視覚的安定性を示した。
【0047】
実施例5
実施例2におけるように、しかし1:2の乳糖:エタノール重量比でナノサイズ乳糖の濃厚スラリーを調製した、小製造規模(300吸入器)でフマル酸フォルモテロールのさらなる調合物を調製した。
【0048】
スラリーをステンレススチール容器に加えた。任意の必要な追加エタノールと共にオレイン酸を加えた。混合物を5分間均質化した。
【0049】
噴射剤を回分処理容器に加えた。スラリーを噴射剤に加えた。幾らかの追加の噴射剤を使用して、ステンレススチール容器をリンスした。次に薬剤を回分処理容器に加え、高剪断ミキサーを用いて8000rpmで1分間分散させた。調合物を冷充填によりキャニスター中に計量分配し、次にバルブをクリンプした。
【0050】
【表5】
Figure 2004510808
【0051】
比較のために小製造規模で次の通り、乳糖なしでさらなる調合物を作製した。
【0052】
【表6】
Figure 2004510808
【0053】
小規模で製造された吸入器についての最初の薬剤送達データは、ナノサイズ乳糖を使った調合物が薬剤のより正確な用量を与えることを示した。
【0054】
実施例6
Silverson高剪断ミキサーを用いて1分間、微粉化乳糖一水和物(100g)を無水エタノール(600g)中に分散させた。この分散液をAvestin Emulsiflex C50ホモジナイザーの製品溜めに加え、10,000psiで、そして21,000psiで再びホモジナイザーを通した。液体:固体の比10:1を達成してさらなる処理をするために、得られた分散液の一部(411g)を無水エタノールで645gの重量に希釈した。この組成物を20,000psiでホモジナイザーに通した。バッチを粒子分析用に使用し(下を参照のこと)、別のバッチを調合物試験用に使用した(下を参照のこと)。
【0055】
実施例7
Silverson高剪断ミキサーを用いて1分間、微粉化乳糖一水和物(59.7g)を無水エタノール(435.8g)中に分散させた。この分散液をAvestin Emulsiflex C50ホモジナイザーの製品溜めに加え、10,000psiで、そして20,000psiで再びホモジナイザーを通した。集められた全ての製品が目標圧力でホモジナイザーを通過したことを確実にするために、各通過の開始時に、分散液を短時間再循環させた。次に分散液をおよそ20,000psiで5分間、連続的にホモジナイザーを通して再循環させ、次にサンプリングした。粒子分析を行った(下を参照のこと)。
【0056】
実施例8
Silverson高剪断ミキサーを用いて1分間、微粉化乳糖一水和物(60.1g)を無水エタノール(438.7g)中に分散させた。この分散液をAvestin Emulsiflex C50ホモジナイザーの製品溜めに加え、10,000psiで、そして20,000psiで再び2回ホモジナイザーを通した。集められた全ての製品が目標圧力でホモジナイザーを通過したことを確実にするために、各通過の開始時に、分散液を短時間再循環させた。次に分散液をサンプリングした。粒子分析を行った(下を参照のこと)。
【0057】
粒度分析
乳糖/エタノールスラリーの分析のために、均質性を確実にするために少なくとも1分間振り混ぜたスラリーの(0.5ml)サンプルを、イソオクタン中の0.05%レシチン溶液(20ml)に加え、適度な超音波で1分間再分散させた。
【0058】
粉末化乳糖(ここでは二重微粉化α−乳糖一水和物)の分析のために、均質性を確実にするために前もって振り混ぜた粉末のサンプル(500mg)を、イソオクタン中の0.05%レシチン溶液(20ml)に加え、適度な超音波で1分間再分散させた。
【0059】
作業範囲(赤色レーザーで10と12との間)で不明瞭な状態が発生するまで、得られた懸濁液をMalvern Mastersizer 2000TMレーザー回折粒度測定器の展示セル(Hydro 2000 SM小サンプル展示セル)の中に滴下導入し、1分間循環させて完全混合と熱的平衡とが確立されるようにした。20秒間隔で10個の読みを取り、粒度が安定していることを立証した。Malvern Instruments Operators Guideに記載されているような汎用分析モデルを、屈折率1.533(乳糖)、1.392(イソオクタン)および吸光度0.001(乳糖)で用いた。結果は、相次いで取った10個の読みの平均計算結果に基づいている。手順は2回行った。
【0060】
【表7】
Figure 2004510808
【0061】
調合物試験
実施例6からの乳糖分散液を使用し、次の調合物を使って吸入器を調合した。
【0062】
【表8】
Figure 2004510808
【0063】
これらを、乳糖が流体エネルギーミルを用いた二重微粉化によって調製された、それぞれ指定された調合物9a−12aである等価調合物と比較した。 (乳糖(実施例6)および二重微粉化乳糖についての質量メジアン径、粒度分析の結果をまとめた表において上に示した2つの値の平均値は、それぞれ193nmおよび3.486ミクロンである。)
【0064】
送達された用量の均一性は、相対標準偏差によって測定されるように、実施例6で調製された乳糖を使用して作製した吸入器の方が、二重微粉化乳糖から作製したものよりも有意に良好であることが見出された。
【0065】
乳糖対薬剤の比が10:1(実施例11)および30:1(実施例12)である調合物を、実施例10(比20:1)の調合物と比較した。驚くべきことに、20:1の比が比10:1または30:1のものよりも内容物の優れた均一性を与えることが分かった。
【0066】
【表9】
Figure 2004510808
【0067】
さらに、製品がバルブ−アップの状態で長期間放置される場合に起こる、バルブの計量タンクからの用量の損失を、調合物9および10、ならびに二重微粉化乳糖から調製したそれぞれの調合物9aおよび10aについて比較した。実施例6で調製された乳糖を使用して吸入器を調製した場合に、二重微粉化乳糖から作製したものに比べて、用量の損失が減少することが分かった。
【0068】
実施例13
Silverson高剪断ミキサーを用いて微粉化乳糖一水和物(100g)を無水エタノール(840g)中に分散させた。この分散液を、Avestin Emulsiflex C50ホモジナイザーの製品溜めに加え、10,000psiで20分間再循環させた。次に分散液を20,000psiでホモジナイザーから外へ出した。
【0069】
実施例14
Silverson高剪断ミキサーを用いて10分間、微粉化乳糖一水和物(1063g)を無水エタノール(8929g)中に分散させた。混合物を20リットルのステンレススチール容器に加え、10,000psiの圧力設定で50分間、Avestin Emulsiflex C160高圧ホモジナイザーを通して再循環させた。生じた乳糖/エタノールスラリーを、次の硫酸サルブタモールの乳糖増量懸濁調合物を調製するのに使用した。
【0070】
【表10】
Figure 2004510808
【0071】
硫酸サルブタモールを透明なプラスチック(PET)バイアル中に秤り取り、次に乳糖/エタノールスラリーおよびエタノールを加えることによって、調合物を調製した。次に非計量バルブを適所にクリンプし、バイアルを超音波水浴中で1分間超音波にかけて固形分を分散させた。次にHFA 134aをバイアル中に注入して調合物を完成させた。乳糖/エタノールスラリーを省き、さらなる量のエタノール(0.51g)で置き換えた第2のバイアル(増量剤なしの調合物)を調製した。
【0072】
硫酸サルブタモールの乳糖増量剤入りおよび増量剤なし調合物を次に目視により比較し、増量剤入り調合物の沈降速度がはるかに遅いことを認めた。両方のバイアルを振り混ぜて2分後にフロック高さを測定した。2分後に、増量剤なし調合物のフロック高さは調合物体積の33%を占めたが、増量剤入り調合物のフロック高さは調合物体積の95%を占めた。この観察は、極微粒乳糖を調合物中に組み込むことによって、より分散された一様な懸濁が達成されたことを示す。
【0073】
実施例15
10,000RPMにセットしたSilverson高剪断ミキサーを用いて1分間、DL−アラニン(10g、Fisher Chemicals(Loughborough,英国)によって供給されたものをそのまま使用)を無水エタノール(200g)中に分散させた。生じた分散液をM110EH Microfluidizer(微細流動化装置)の製品容器に中に注いだ。Microfluidizerに100ミクロン導管径の補助処理モジュールと87ミクロン導管径のG10Zダイヤモンド相互作用チャンバとを備えつけた。G10Zチャンバを補助処理モジュールの下流に備えつけた。分散液を25,000psiで120分間処理した。
【0074】
Malvern Mastersizer 2000TMレーザー回折粒度測定器を用いて、DL−アラニンについては1.55の屈折率を使用したことを除き、乳糖について上述したものに類似の方法で、粒度分析測定を行った。
【0075】
【表11】
Figure 2004510808
【0076】
実施例16
10,000RPMにセットしたSilverson高剪断ミキサーを用いて1分間、蔗糖(20g、商品名「Silk Sugar」(すなわち、微粒子アイシング砂糖)でBritish Sugarによって供給されたものをそのまま使用)を無水エタノール(400g)中に分散させた。生じた分散液をM110EH Microfluidizerの製品容器に中に注いだ。Microfluidizerに100ミクロン導管径の補助処理モジュールと87ミクロン導管径のG10Zダイヤモンド相互作用チャンバとを備えつけた。G10Zチャンバを補助処理モジュールの下流に備えつけた。分散液を25,000psで60分間処理した。処理した粒子のサンプルをSEMによって調べ、観側された粒度は200〜800ナノメートルの範囲にあることが分かった。
【0077】
実施例17
実施例15からのDL−アラニン/エタノールスラリーを使用して次の通り硫酸サルブタモールの調合物を調製した。
【0078】
【表12】
Figure 2004510808
【0079】
硫酸サルブタモールを透明なプラスチック(PET)バイアル中に秤り取り、次にDL−アラニン/エタノールスラリーを加えることによって、調合物を調製した。次に非計量バルブを適所にクリンプし、バイアルを超音波水浴中で1分間超音波にかけて固形分を分散させた。次にP134aをバイアル中に注入して調合物を完成させた。次に、DL−アラニン/エタノールスラリーをエタノール(2.45g)で置き換えた第2のバイアル(増量剤なしの調合物)を調製した。
【0080】
硫酸サルブタモールのDL−アラニン増量剤入りおよび増量剤なし調合物を目視により比較し、増量剤入り調合物の沈降速度がはるかに遅いことを認めた。両方のバイアルを振り混ぜて2分後にフロック高さを測定した。2分後に、増量剤なし調合物のフロック高さは調合物体積の34%を占めたが、増量剤入り調合物のフロック高さは調合物体積の99%を占めた。この観察は、極微粒DL−アラニンを調合物中に組み込むことによって、より均一な分散された懸濁が達成されたことを示す。
【0081】
実施例18
実施例16からの蔗糖/エタノールスラリーを使用して次の通り硫酸サルブタモールの調合物を調製した。
【0082】
【表13】
Figure 2004510808
【0083】
硫酸サルブタモールを透明なプラスチック(PET)バイアル中に秤り取り、次に蔗糖/エタノールスラリーを加えることによって、調合物を調製した。次に非計量バルブを適所にクリンプし、バイアルを超音波水浴中で1分間超音波にかけて固形分を分散させた。次にP134aをバイアル中に注入して調合物を完成させた。
【0084】
硫酸サルブタモールの蔗糖増量剤入りおよび増量剤なし調合剤を目視により比較し、増量剤入り調合物の沈降速度がはるかに遅いことを認めた。両方のバイアルを振り混ぜて2分後にフロック高さを測定した。2分後に、増量剤なし調合物のフロック高さは調合物体積の34%を占めたが、蔗糖増量剤入り調合物のフロック高さは調合物体積の80%を占めた。この観察は、極微粒蔗糖を調合物中に組み込むことによって、より均一な分散された懸濁が達成されたことを示す。

Claims (43)

  1. 噴射剤中の薬剤粒子の懸濁液を含む薬剤エアロゾル調合物における1ミクロン未満の質量メジアン径を有する粒状増量剤の使用。
  2. 前記増量剤が、アスコルビン酸、糖類、多糖類、アミノ酸、有機および無機塩、尿素ならびにプロピリオドンから選択される、請求項1に記載の使用。
  3. 前記増量剤が、乳糖、DL−アラニン、グルコース、D−ガラクトース、D(+)トレハロース二水和物、蔗糖、麦芽糖、D(+)ラフィノース五水和物、サッカリンナトリウム、澱粉、改質セルロース、デキストリン、デキストラン、グリシン、塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、酒石酸ナトリウムおよび乳酸カルシウムから選択される、請求項2に記載の使用。
  4. 前記増量剤が乳糖である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用。
  5. 前記増量剤が300nm以下の質量メジアン径を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 前記増量剤が250nm以下の質量メジアン径を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用。
  7. 薬剤:増量剤の重量比が1:0.1〜1:100の範囲にある、請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
  8. 薬剤:増量剤の前記重量比が1:5〜1:40の範囲にある、請求項7に記載の使用。
  9. 前記薬剤が1ミクロン以上の質量メジアン径を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の使用。
  10. 前記薬剤が1ミクロン未満の質量メジアン径を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の使用。
  11. 前記増量剤がスラリーまたは濃厚ペーストの形態で調合物に加えられる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の使用。
  12. 前記増量剤がエタノール中のスラリーまたは濃厚ペーストの形態で調合物に加えられる、請求項11に記載の使用。
  13. 前記薬剤が、フォルモテロール、サルメテロール、プロピオン酸フルチカゾン、プロカテロールおよびイプラトロピウムならびにそれらの塩から選択される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の使用。
  14. 前記薬剤がフォルモテロールである、請求項13に記載の使用。
  15. 前記噴射剤がヒドロフルオロアルカンである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の使用。
  16. 前記噴射剤がHFA 134a、HFA 227およびそれらの混合物から選択される、請求項15に記載の使用。
  17. 噴射剤中に分散された薬剤の粒子と1ミクロン未満の質量メジアン径を有する増量剤とを含む、薬剤エアロゾル調合物。
  18. 前記増量剤が、アスコルビン酸、糖類、多糖類、アミノ酸、有機および無機塩、尿素ならびにプロピリオドンから選択される、請求項17に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  19. 前記増量剤が、乳糖、DL−アラニン、グルコース、D−ガラクトース、D(+)トレハロース二水和物、蔗糖、麦芽糖、D(+)ラフィノース五水和物、サッカリンナトリウム、澱粉、改質セルロース、デキストリン、デキストラン、グリシン、塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、酒石酸ナトリウムおよび乳酸カルシウムから選択される、請求項18記載の薬剤エアロゾル調合物。
  20. 前記増量剤が乳糖である、請求項17〜19のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  21. 前記増量剤が300nm以下の質量メジアン径を有する、請求項17〜20のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  22. 前記増量剤が250nm以下の質量メジアン径を有する、請求項17〜21のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  23. 薬剤:増量剤の前記重量比が1:0.1〜1:100の範囲にある、請求項17〜22のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  24. 薬剤:増量剤の前記重量比が1:5〜1:40の範囲にある、請求項23に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  25. 前記薬剤が1ミクロン以上の質量メジアン径を有する、請求項17〜24のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  26. 前記薬剤が1ミクロン未満の質量メジアン径を有する、請求項17〜25のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  27. 前記薬剤が、フォルモテロール、サルメテロール、プロピオン酸フルチカゾン、プロカテロールおよびイプラトロピウムならびにそれらの塩から選択される、請求項17〜26のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  28. 前記薬剤がフォルモテロールである、請求項27に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  29. 薬剤:増量剤の前記重量比が約1:20である、請求項28に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  30. 前記噴射剤がヒドロフルオロアルカンである、請求項17〜29のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  31. 前記噴射剤がHFA 134a、HFA 227およびそれらの混合物から選択される、請求項30に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  32. 界面活性剤をさらに含む、請求項17〜31のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  33. 前記界面活性剤がトリオレイン酸ソルビタン、オレイン酸およびオリゴ乳酸誘導体から選択される、請求項32に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  34. エタノールをさらに含む、請求項17〜33のいずれか一項に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  35. 前記エタノールが前記調合物の0.1〜5重量%を構成する、請求項34に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  36. 前記エタノールが前記調合物の約0.5〜約3重量%を構成する、請求項35に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  37. 前記エタノールが前記調合物の約1〜約2重量%を構成する、請求項36に記載の薬剤エアロゾル調合物。
  38. 噴射剤中の粒子の懸濁液を含むエアロゾル調合物の調製方法であって、エアロゾル調合物の構成成分とともに増量剤のスラリーを形成する工程と、前記スラリーを高圧均質化にさらして前記増量剤の粒度を小さくする工程と、その後得られたスラリーを前記エアロゾル調合物の他の構成成分と混合する工程と、を含む方法。
  39. 増量剤の前記スラリーが5:1〜100:1の液体:固体重量比を有する、請求項38に記載の方法。
  40. 増量剤の前記スラリーが5:1〜20:1の液体:固体重量比を有する、請求項39に記載の方法。
  41. 増量剤の前記スラリーが約10:1の液体:固体重量比を有する、請求項40に記載の方法。
  42. 均質化の後、前記エアロゾル調合物の他の構成成分と混合する前に、前記スラリーの前記液体:固体比を調整する工程を含む、請求項38〜41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記増量剤が1ミクロン以下の質量メジアン径を有する粒子になるまで小さくされる、請求項38〜42のいずれか一項に記載の方法。
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