JP2004509550A - 周期的な信号を生成するための電気回路 - Google Patents
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Abstract
本発明は、周期的な信号(CLK)を生成するための電気回路に関する。この電気回路には、第1接続部(K1)と第2接続部(K2)とを有する容量デバイス(C)と、第1切換デバイス(S1)を介して、第1接続部(K1)に接続され、また、第2切換デバイス(S2)を介して、第1持続期間(T/2)を有する第1信号(Vc)が印加される第2接続部(K2)に接続される信号ノード(K3)と、第3切換デバイス(S3)を介して、第1接続部(K1)に接続され、また、第4切換デバイス(S4)を介して、第2接続部(K2)に接続された放電デバイス(STS)であって、これによって、第2接続部(K2)は、第5切換デバイス(S5)を介して、第1接続部(K1)は、第6切換デバイス(S6)を介して、第1基準電位(Vm)に接続されている放電デバイス(STS)と、第1信号(Vc)を受信するための、また、第1切換クロックパルス(Φ1)と第2切換クロックパルス(Φ2)と周期的な信号(CLK)とを生成するためのクロックパルス発生デバイス(KOMP、STUP、TH、CG)と、が備えられている。第1及び第2切換クロックパルス(Φ1、Φ2)は、オーバラップせず、互いに対する反転であり、第1、第3、及び第5切換デバイス(S1、S3、S5)は、第1切換クロックパルス(Φ1)によって、制御でき、第2、第4、第6切換デバイス(S2、S4、S6)は、第2切換クロックパルス(Φ2)によって、制御できる。第1及び第2切換クロックパルス(Φ1、Φ2)と周期的な信号(CLK)は、第2持続期間(T)を有し、これは、第1持続期間(T/2)の偶数倍である。
Description
【0001】
本発明は、周期的な信号を生成するための電気回路に関する。
EP0834992A2では、オン・チップ発振器を有するモノリシックMOS切換コンデンサ回路が開示されている。
【0002】
US−A−6,028,488では、コンデンサ切換周波数選択によるデジタル制御発振器が開示されている。
周期的な信号を生成するための最も簡単な方法には、増幅器を用いてLC発振回路の減衰を抑制する段階が含まれる。LC発振器の周波数安定性は、数多くの用途に対して適切ではない。周波数が高い場合、L及びCは、一体化し得る。水晶発振器を用いると、周波数安定性は更に改善される。しかしながら、このような水晶発振器では、常に外部構成要素が必要である。
【0003】
他のグループの発振器は、緩和発振器であり、これは、(一体化した/外部の)容量を充放電することによって、周期的な信号を生成する。この場合、発振器周波数は、基本的に以下のものに依存する。
【0004】
即ち、
―供給電圧及び温度依存電流電源/シンクと、
―周波数決定抵抗と直列なスイッチと、
−供給電圧及び温度依存ヒステリシスを有する比較器と、
−2つの比較器であって、その入力段は、異なるトリガ閾値だけ異なり、また従って、互いに整合していない(不整合な)比較器と、
に依存する。
【0005】
従って、本発明の目的は、外部構成要素無しで発振器周波数を生成し得る電気回路であって、発振器周波数が、供給電圧、温度、及び不整合とはほぼ独立な電気回路を提供することである。
【0006】
本発明は、請求項1に記載した電気回路によって、この目的を達成する。
本発明による電気回路の利点は、外部周波数決定抵抗が不要なことである。更に、通常の回路では、追加の切換電流回路が必要であるのに対して、単一の放電デバイス(例えば、電流シンク)しか存在しないことである。通常のスイッチの作用は、切換コンデンサ技術を適用することによって、ほぼ排除し得る。寄生容量での電荷反転の結果としての残留作用が残るのみであり、この寄生容量は、同様に、周波数を決定する。この作用は、容量及びスイッチの適切な選択によって、最小限に抑え得る。
【0007】
一般的に、本発明の根底に在る考え方は、放電デバイス及び基準発生器を切換コンデンサ技術と共に用いると、安定した発振が可能になるということである。
従属請求項には、請求項1に記載した電気回路における有用な開発内容と改善内容が含まれている。
【0008】
1つの好適な開発内容によれば、クロック生成デバイスは比較器デバイスを有し、一方の入力部は、信号ノードに接続されており、他方の入力部は、第2の基準電位に接続されており、出力部は、第1の持続期間を有するスイッチングパルス信号を出力する。
【0009】
利点としては、ヒステリシスを有する比較器や2つの比較器が必要な上述した通常の回路とは対照的に、単一の比較器だけでよいことである。この比較器は、正のトリガ閾値のみを検出する。この閾値に達すると、周波数決定容量上の電荷は、第1基準電位により決定される中間電圧を基準にして反転される。このことは、既知の回路における負のトリガ閾値に対応し、この場合のヒステリシスは、基準発生器によってのみ定められる。供給電圧が変動するため正のトリガ閾値が移動する場合、負の閾値は、同じ方向に移動し、周波数決定ヒステリシスはそのまま変化しない。
【0010】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生デバイスは、スイッチングパルス信号を受信し、また、第1持続期間の長さの2倍である第2持続期間を有する対応する第2信号生成のための周波数分周器を有する。従って、発振器周波数の高さは、比較器における第1信号周波数の半分である。
【0011】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生デバイスは、第2信号を受信し、また、第1切換クロック、第2切換クロック、及び第2持続期間を有する周期的な信号を生成するためのクロック発生器を有する。基本的に、このクロック発生器は、出力信号を成形するために用いられる。
【0012】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生器は、RSフリップフロップである。これは、特に、簡単なタイプの実現内容である。
他の好適な開発内容によれば、周波数分周器デバイスには、フィードバックループが反転Q出力部とD入力部との間に設けられた状態で、C入力部でスイッチングパルス信号を受信し、その反転Q出力部で第2信号を送出するパルス端制御フリップフロップが備えられている。これによって、廉価な周波数分周器を作製し得る。
【0013】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生デバイスは、回路が始動された際、第1及び第2切換クロックを定めるための始動論理発生デバイスを有する。
他の好適な開発内容によれば、第1及び第2供給電位から第1及び第2基準電位を生成するための基準発生器デバイスが設けられている。これには、例えば、簡単なカスケード接続を含み得る。
【0014】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生デバイスは、第1切換クロックと周期的な信号が整合するような形態である。しかしながら、当然、第2切換クロックと周期的な信号も、整合し得る。
他の好適な開発内容によれば、放電デバイスは、定電流の電流シンクデバイスである。
【0015】
本発明の代表的な実施形態を図面に示し、以下の説明において、更に詳細に記述する。
【0016】
図において、同様な参照番号は、同じ構成要素又は機能が同じ構成要素を示す。
STSは、電流シンクデバイスを示し、STUPは、始動論理発生器デバイスを示し、Cparは、寄生容量を示し、S1−S6は、切換デバイスを示し、K1、K2は、周波数決定容量C上の第1及び第2接続部を示し、Iは、STSの電流を示し、Φ1、Φ2は、第1及び第2切換クロックを示し、CLKは、周期的な信号又は発振器周波数を示し、Vmは、第1基準電位又は中間電圧を示し、Vtrは、第2基準電位又は振幅搬送閾値を示し、K3は、信号ノードを示し、V1、V2は、K1及びK2上の信号をそれぞれ示し、Vcは、K3上の信号を示し、COMPは、比較器を示し、+、−は、COMPの入力部を示し、AKは、COMPの出力部を示し、CPは、それぞれAK及びCI上の信号を示し、THは、周波数分周器又はフリップフロップを示し、CIは、THのC入力を示し、DIは、THのD入力を示し、QAは、THの反転出力部を示し、RQは、フィードバックループを示し、QNは、QA又はクロック発生器CG上の信号を示し、VDD、VSSは、第1及び第2供給電位を示し、RGは、基準発生器デバイスを示し、foscは、発振器周波数を示し、tは、時間を示す。
【0017】
図1は、本発明の実施形態による電気回路を示す概略図である。本実施形態による電気回路は、フリーホイール発振器であり、1.6V<VDD<2.2Vの第1供給電位、及び0V又は接地電位の第2供給電位VSSにおいて、周波数fosc、例えば、350kHzの周期的な信号CLKを生成するために用いられる。第1基準電位又は中間電圧Vmは、0.8Vであり、また、第2基準電位又は振幅搬送閾値Vtrは、0.4Vである。寄生容量を無視して、この場合、発振器周波数foscは、以下の式で与えられる。
【0018】
fosc=1/T=I/(4C’・Vtr)・・・(1)
これに関連して、C’は、周波数決定容量Cの容量値であり、Tは、foscに対応する持続期間であり、Iは、電流シンクSTSの一定電流である。
本実施形態による回路の構成は、以下の通りである。
比較器COMPの+入力部に接続された信号ノードK3は、第1切換デバイスS1を介して、第1接続部K1に接続され、また、第2切換デバイスS2を介して、第2接続部K2に接続されている。信号ノードK3は、第1持続期間T/2の第1信号Vcを有する。
【0019】
電流シンクデバイスSTSは、第3切換デバイスS3を介して、第1接続部K1に接続され、また、第4切換デバイス(S4)を介して、第2接続部K2に接続されており、周波数決定容量Cを放電するために用いられる。この場合、同様に示した点での寄生容量Cparは、周波数効果を有するが、このことは、それらの電荷を絶えず反転する必要があるためである。
【0020】
第2接続部K2は、第5切換デバイスS5を介して、第1基準電位Vmに接続されており、第1接続部K1は、第6切換デバイスS6を介して、第1基準電位Vmに接続されている。
【0021】
比較器デバイスCOMP、始動論理発生器デバイスSTUP、周波数分周器デバイスTH、及びクロック発生器CGは、第1信号Vcを生成するための、また、第1切換クロックΦ1、第2切換クロックΦ2、及び周期的な信号CLKを生成するためのクロック発生デバイスを共に形成する。
【0022】
第1、第3、及び第5切換デバイスS1、S3、S5は、第1切換クロックΦ1によって、起動でき、第2、第4、及び第6切換デバイスS2、S4、S6は、第2切換クロックΦ2によって、起動し得る。この場合、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2は、オーバラップせず、互いの反転である。
【0023】
図1に示す状態において、厳密には、第1、第3、及び第5切換デバイスS1、S3、S5は、閉じている。
クロック発生デバイスには、比較器デバイスCOMPが備えられており、その一方の入力部(+)は、信号ノードK3に接続されており、他方の入力部(−)は、第2基準電位Vtrに接続されており、その出力部AKは、第1信号Vcの持続期間T/2に従って、第1持続期間T/2を有するスイッチングパルス信号CPを出力する。
【0024】
また、クロック発生デバイスには、スイッチングパルス信号CPを受信するための、また、第1持続期間T/2の2倍の長さである第2持続期間がTの対応する第2信号QNを生成するための周波数分周器デバイスTHが備えられている。この例において、周波数分周器デバイスTHは、フィードバックループRKが、反転Q出力部QAとD入力部DIとの間に設けられた状態で、C入力部CIにおいてスイッチングパルス信号CPを受信するための、また、その反転Q出力部QAにおいて第2信号QNを出力するためのパルス端制御フリップフロップである。
【0025】
また、クロック発生デバイスには、第2信号QNを受信するための、また、第1切換クロックΦ1、第2切換クロックΦ2、及び第2持続期間Tの周期的な信号CLKを受信するためのクロック発生器CGが備えられている。この場合、クロック発生器CGは、RSフリップフロップである。これは、信号成形に用いられ、また、特に、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2は、オーバラップせず、また、互いの反転である。
【0026】
最後に、クロック発生デバイスには、回路が始動される際、又は、初期化時、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2を規定するための始動論理発生器デバイスSTUPが備えられている。
【0027】
基準発生器デバイスRGは、第1及び第2供給電位VDD、VSSから第1及び第2基準電位Vm及びVrを生成するために用いられる。
この場合、クロック発生デバイスは、第1切換クロックΦ1と周期的な信号CLKが整合するような形態である。
【0028】
図2a)乃至h)は、図1に示した電気回路における様々なノード上の信号プロファイルの概略図を示す。図は、寄生容量Cparを無視した理想的な状態を示す。
【0029】
図2a)は、容量Cの接続部K1上での信号V1のタイミングを示す。スイッチS2、S4、S6は、初期的には閉じられており、また、スイッチS1、S3、S5は、初期的には開いており、信号V1は、スイッチS6を介して、第1基準電位Vmにある。
【0030】
図2b)は、容量Cの接続部K2上における信号V2のタイミングを示す。スイッチS2、S4、S6が、初期的には閉じられており、また、スイッチS1、S3、S5が、初期的には開いている場合、容量Cは、スイッチS2、S4を介して、電流シンクSTSに放電されるため、信号V2は、第2基準電位Vtrに降下する。
【0031】
図2c)は、容量Cを介した電位差V1−V2に対するタイミングを示す。
信号V2が第2基準電位Vtrに達すると、信号Vcは、信号ノードK3に印加され、こうして、スイッチS2を介して、比較器COMPの+入力部に印加される。しかしながら、同時に、基準発生器RGからの第2基準電位Vtrは、直接比較器COMPの(−)入力部に印加される。このことは、出力部AKにおいて比較器COMPによって生成される出力信号CPは、図2eに示すように正のスイッチング端であることを意味する。
【0032】
翻って、このことは、図2f)乃至2h)に示すように、信号CPの立ち上がり端での周波数分周器THの出力部QAにおける信号QNの状態変化と、クロック発生器CGのそれぞれの出力部における第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2並びに周期的な信号CLKの対応する遅延された状態変化とを促す。
【0033】
この場合、遅延は、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2がオーバラップせず、即ち、スイッチS1乃至S6全てが短時間の間開いているような遅延である。このことは、クロック発生器CGにおけるRSフリップフロップの固有の特性によって、困難無く実現し得る。図2g)及び2h)は、それぞれのCPパルスを拡大する点線の拡大線によって、このことを示す。
【0034】
こうして、スイッチS1乃至S6の位置は、スイッチS2、S4、S6が開き、スイッチS1、S3、S5が閉じるように変化する。
このことの影響は、第2基準電位Vtrが、直前に信号ノードK3上にあって、その高インピーダンス環境のために消費できないことにより、信号V1がVm+Vtrに飛ぶことである。同時に、信号ノードK3上の信号Vcは、Vm+Vtrに飛び、これによって、比較器COMPの出力部AKにおける信号CPが、また直に降下する。
【0035】
次に、信号V1は、容量Cは、スイッチS1、S3を介して、電流シンクSTSに放電されるため、値Vm+Vtrから第2基準電位Vtrに降下する。この場合、信号V2は、スイッチS5を介して、第1基準電位Vmである。
【0036】
信号V1が、第2基準電位Vtrに達すると、比較器COMPの出力部AKにおいて、信号CPの新しいスイッチングパルスにトリガがかけられる。
図2f)乃至2h)に示すように、これによって、信号CPの立ち上がり端での周波数分周器THの出力部QAにおける信号QNの新しい状態変化と、クロック発生器CGのそれぞれの出力部における第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2並びに周期的な信号CLKの対応する遅延された状態変化とが生じる。周波数分周器THは、持続期間をT/2からTへ、2倍にすること、つまり、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2及び周期的な信号CLKは、持続期間Tを有することが明らかに分かる。
【0037】
この新しい状態変化によって、スイッチS2、S4、S6が、再度閉じ、また、スイッチS1、S3、S5が、再度開くように、スイッチS1乃至S6の位置が変化する。
【0038】
図2a)乃至2h)で分かるように、これらの切換クロックΦ1、Φ2の状態変化は、周期的に継続する。
図3は、図1に示す電気回路において、供給電位間の電位差ΔV=VDD−VSSに対する発振器周波数foscの依存性を示す。
【0039】
依存性は、ほんのわずかであり、問題にしている電位差間隔0.6Vより、2500Hz程度超えるだけであることが明らかに分かる。
本発明は、好適で代表的な実施形態を参照して上述したが、それに限定されるものではなく、むしろ、広く様々な方法で修正が可能である。
【0040】
特に、電圧、周波数、及び構成要素の大きさに対して述べたパラメータ範囲は、例示のためだけであり、希望に応じて変更し得る。
更に、信号QNを適当に除算することによって期間を2倍にする代わりに、クロック発生器において、第1持続期間の任意の偶数倍である第2持続期間を設定することができる。
【0041】
更にまた、放電デバイスは、一定電流Iの電流シンクの代わりに、抵抗器R又は電流源でよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による電気回路を示す概略図。
【図2a】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2b】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2c】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2d】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2e】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2f】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2g】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2h】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図3】図1に示す電気回路において、供給電位間の電位差ΔV=VDD−VSSに対する発振器周波数foscの依存性を示す図。
【符号の説明】
STS・・・電流シンクデバイス、放電デバイス、STUP・・・始動論理発生器デバイス、Cpar・・・寄生容量、S1−S6・・・切換デバイス、K1、K2・・・C上の第1及び第2接続部、C・・・周波数決定容量、I・・・電流
Φ1、Φ2・・・第1及び第2切換クロック、CLK・・・周期的な信号、発振器周波数、Vm・・・第1基準電位、中間電圧、Vtr・・・第2基準電位、振幅搬送閾値、K3・・・信号ノード、V1、V2・・・K1及びK2上の信号、Vc・・・K3上の信号、COMP・・・比較器、+、−・・・COMPの入力部、AK・・・COMPの出力部、CP・・・AK又はCI上の信号、TH・・・周波数分周器、フリップフロップ、CI・・・THのC入力、DI・・・THのD入力、QA・・・THの反転出力部、RK・・・フィードバックループ、QN・・・QA又はCG上の信号、VDD、VSS・・・第1及び第2供給電位、RG・・・基準発生器デバイス、t・・・時間、fosc・・・発振器周波数。
本発明は、周期的な信号を生成するための電気回路に関する。
EP0834992A2では、オン・チップ発振器を有するモノリシックMOS切換コンデンサ回路が開示されている。
【0002】
US−A−6,028,488では、コンデンサ切換周波数選択によるデジタル制御発振器が開示されている。
周期的な信号を生成するための最も簡単な方法には、増幅器を用いてLC発振回路の減衰を抑制する段階が含まれる。LC発振器の周波数安定性は、数多くの用途に対して適切ではない。周波数が高い場合、L及びCは、一体化し得る。水晶発振器を用いると、周波数安定性は更に改善される。しかしながら、このような水晶発振器では、常に外部構成要素が必要である。
【0003】
他のグループの発振器は、緩和発振器であり、これは、(一体化した/外部の)容量を充放電することによって、周期的な信号を生成する。この場合、発振器周波数は、基本的に以下のものに依存する。
【0004】
即ち、
―供給電圧及び温度依存電流電源/シンクと、
―周波数決定抵抗と直列なスイッチと、
−供給電圧及び温度依存ヒステリシスを有する比較器と、
−2つの比較器であって、その入力段は、異なるトリガ閾値だけ異なり、また従って、互いに整合していない(不整合な)比較器と、
に依存する。
【0005】
従って、本発明の目的は、外部構成要素無しで発振器周波数を生成し得る電気回路であって、発振器周波数が、供給電圧、温度、及び不整合とはほぼ独立な電気回路を提供することである。
【0006】
本発明は、請求項1に記載した電気回路によって、この目的を達成する。
本発明による電気回路の利点は、外部周波数決定抵抗が不要なことである。更に、通常の回路では、追加の切換電流回路が必要であるのに対して、単一の放電デバイス(例えば、電流シンク)しか存在しないことである。通常のスイッチの作用は、切換コンデンサ技術を適用することによって、ほぼ排除し得る。寄生容量での電荷反転の結果としての残留作用が残るのみであり、この寄生容量は、同様に、周波数を決定する。この作用は、容量及びスイッチの適切な選択によって、最小限に抑え得る。
【0007】
一般的に、本発明の根底に在る考え方は、放電デバイス及び基準発生器を切換コンデンサ技術と共に用いると、安定した発振が可能になるということである。
従属請求項には、請求項1に記載した電気回路における有用な開発内容と改善内容が含まれている。
【0008】
1つの好適な開発内容によれば、クロック生成デバイスは比較器デバイスを有し、一方の入力部は、信号ノードに接続されており、他方の入力部は、第2の基準電位に接続されており、出力部は、第1の持続期間を有するスイッチングパルス信号を出力する。
【0009】
利点としては、ヒステリシスを有する比較器や2つの比較器が必要な上述した通常の回路とは対照的に、単一の比較器だけでよいことである。この比較器は、正のトリガ閾値のみを検出する。この閾値に達すると、周波数決定容量上の電荷は、第1基準電位により決定される中間電圧を基準にして反転される。このことは、既知の回路における負のトリガ閾値に対応し、この場合のヒステリシスは、基準発生器によってのみ定められる。供給電圧が変動するため正のトリガ閾値が移動する場合、負の閾値は、同じ方向に移動し、周波数決定ヒステリシスはそのまま変化しない。
【0010】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生デバイスは、スイッチングパルス信号を受信し、また、第1持続期間の長さの2倍である第2持続期間を有する対応する第2信号生成のための周波数分周器を有する。従って、発振器周波数の高さは、比較器における第1信号周波数の半分である。
【0011】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生デバイスは、第2信号を受信し、また、第1切換クロック、第2切換クロック、及び第2持続期間を有する周期的な信号を生成するためのクロック発生器を有する。基本的に、このクロック発生器は、出力信号を成形するために用いられる。
【0012】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生器は、RSフリップフロップである。これは、特に、簡単なタイプの実現内容である。
他の好適な開発内容によれば、周波数分周器デバイスには、フィードバックループが反転Q出力部とD入力部との間に設けられた状態で、C入力部でスイッチングパルス信号を受信し、その反転Q出力部で第2信号を送出するパルス端制御フリップフロップが備えられている。これによって、廉価な周波数分周器を作製し得る。
【0013】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生デバイスは、回路が始動された際、第1及び第2切換クロックを定めるための始動論理発生デバイスを有する。
他の好適な開発内容によれば、第1及び第2供給電位から第1及び第2基準電位を生成するための基準発生器デバイスが設けられている。これには、例えば、簡単なカスケード接続を含み得る。
【0014】
他の好適な開発内容によれば、クロック発生デバイスは、第1切換クロックと周期的な信号が整合するような形態である。しかしながら、当然、第2切換クロックと周期的な信号も、整合し得る。
他の好適な開発内容によれば、放電デバイスは、定電流の電流シンクデバイスである。
【0015】
本発明の代表的な実施形態を図面に示し、以下の説明において、更に詳細に記述する。
【0016】
図において、同様な参照番号は、同じ構成要素又は機能が同じ構成要素を示す。
STSは、電流シンクデバイスを示し、STUPは、始動論理発生器デバイスを示し、Cparは、寄生容量を示し、S1−S6は、切換デバイスを示し、K1、K2は、周波数決定容量C上の第1及び第2接続部を示し、Iは、STSの電流を示し、Φ1、Φ2は、第1及び第2切換クロックを示し、CLKは、周期的な信号又は発振器周波数を示し、Vmは、第1基準電位又は中間電圧を示し、Vtrは、第2基準電位又は振幅搬送閾値を示し、K3は、信号ノードを示し、V1、V2は、K1及びK2上の信号をそれぞれ示し、Vcは、K3上の信号を示し、COMPは、比較器を示し、+、−は、COMPの入力部を示し、AKは、COMPの出力部を示し、CPは、それぞれAK及びCI上の信号を示し、THは、周波数分周器又はフリップフロップを示し、CIは、THのC入力を示し、DIは、THのD入力を示し、QAは、THの反転出力部を示し、RQは、フィードバックループを示し、QNは、QA又はクロック発生器CG上の信号を示し、VDD、VSSは、第1及び第2供給電位を示し、RGは、基準発生器デバイスを示し、foscは、発振器周波数を示し、tは、時間を示す。
【0017】
図1は、本発明の実施形態による電気回路を示す概略図である。本実施形態による電気回路は、フリーホイール発振器であり、1.6V<VDD<2.2Vの第1供給電位、及び0V又は接地電位の第2供給電位VSSにおいて、周波数fosc、例えば、350kHzの周期的な信号CLKを生成するために用いられる。第1基準電位又は中間電圧Vmは、0.8Vであり、また、第2基準電位又は振幅搬送閾値Vtrは、0.4Vである。寄生容量を無視して、この場合、発振器周波数foscは、以下の式で与えられる。
【0018】
fosc=1/T=I/(4C’・Vtr)・・・(1)
これに関連して、C’は、周波数決定容量Cの容量値であり、Tは、foscに対応する持続期間であり、Iは、電流シンクSTSの一定電流である。
本実施形態による回路の構成は、以下の通りである。
比較器COMPの+入力部に接続された信号ノードK3は、第1切換デバイスS1を介して、第1接続部K1に接続され、また、第2切換デバイスS2を介して、第2接続部K2に接続されている。信号ノードK3は、第1持続期間T/2の第1信号Vcを有する。
【0019】
電流シンクデバイスSTSは、第3切換デバイスS3を介して、第1接続部K1に接続され、また、第4切換デバイス(S4)を介して、第2接続部K2に接続されており、周波数決定容量Cを放電するために用いられる。この場合、同様に示した点での寄生容量Cparは、周波数効果を有するが、このことは、それらの電荷を絶えず反転する必要があるためである。
【0020】
第2接続部K2は、第5切換デバイスS5を介して、第1基準電位Vmに接続されており、第1接続部K1は、第6切換デバイスS6を介して、第1基準電位Vmに接続されている。
【0021】
比較器デバイスCOMP、始動論理発生器デバイスSTUP、周波数分周器デバイスTH、及びクロック発生器CGは、第1信号Vcを生成するための、また、第1切換クロックΦ1、第2切換クロックΦ2、及び周期的な信号CLKを生成するためのクロック発生デバイスを共に形成する。
【0022】
第1、第3、及び第5切換デバイスS1、S3、S5は、第1切換クロックΦ1によって、起動でき、第2、第4、及び第6切換デバイスS2、S4、S6は、第2切換クロックΦ2によって、起動し得る。この場合、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2は、オーバラップせず、互いの反転である。
【0023】
図1に示す状態において、厳密には、第1、第3、及び第5切換デバイスS1、S3、S5は、閉じている。
クロック発生デバイスには、比較器デバイスCOMPが備えられており、その一方の入力部(+)は、信号ノードK3に接続されており、他方の入力部(−)は、第2基準電位Vtrに接続されており、その出力部AKは、第1信号Vcの持続期間T/2に従って、第1持続期間T/2を有するスイッチングパルス信号CPを出力する。
【0024】
また、クロック発生デバイスには、スイッチングパルス信号CPを受信するための、また、第1持続期間T/2の2倍の長さである第2持続期間がTの対応する第2信号QNを生成するための周波数分周器デバイスTHが備えられている。この例において、周波数分周器デバイスTHは、フィードバックループRKが、反転Q出力部QAとD入力部DIとの間に設けられた状態で、C入力部CIにおいてスイッチングパルス信号CPを受信するための、また、その反転Q出力部QAにおいて第2信号QNを出力するためのパルス端制御フリップフロップである。
【0025】
また、クロック発生デバイスには、第2信号QNを受信するための、また、第1切換クロックΦ1、第2切換クロックΦ2、及び第2持続期間Tの周期的な信号CLKを受信するためのクロック発生器CGが備えられている。この場合、クロック発生器CGは、RSフリップフロップである。これは、信号成形に用いられ、また、特に、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2は、オーバラップせず、また、互いの反転である。
【0026】
最後に、クロック発生デバイスには、回路が始動される際、又は、初期化時、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2を規定するための始動論理発生器デバイスSTUPが備えられている。
【0027】
基準発生器デバイスRGは、第1及び第2供給電位VDD、VSSから第1及び第2基準電位Vm及びVrを生成するために用いられる。
この場合、クロック発生デバイスは、第1切換クロックΦ1と周期的な信号CLKが整合するような形態である。
【0028】
図2a)乃至h)は、図1に示した電気回路における様々なノード上の信号プロファイルの概略図を示す。図は、寄生容量Cparを無視した理想的な状態を示す。
【0029】
図2a)は、容量Cの接続部K1上での信号V1のタイミングを示す。スイッチS2、S4、S6は、初期的には閉じられており、また、スイッチS1、S3、S5は、初期的には開いており、信号V1は、スイッチS6を介して、第1基準電位Vmにある。
【0030】
図2b)は、容量Cの接続部K2上における信号V2のタイミングを示す。スイッチS2、S4、S6が、初期的には閉じられており、また、スイッチS1、S3、S5が、初期的には開いている場合、容量Cは、スイッチS2、S4を介して、電流シンクSTSに放電されるため、信号V2は、第2基準電位Vtrに降下する。
【0031】
図2c)は、容量Cを介した電位差V1−V2に対するタイミングを示す。
信号V2が第2基準電位Vtrに達すると、信号Vcは、信号ノードK3に印加され、こうして、スイッチS2を介して、比較器COMPの+入力部に印加される。しかしながら、同時に、基準発生器RGからの第2基準電位Vtrは、直接比較器COMPの(−)入力部に印加される。このことは、出力部AKにおいて比較器COMPによって生成される出力信号CPは、図2eに示すように正のスイッチング端であることを意味する。
【0032】
翻って、このことは、図2f)乃至2h)に示すように、信号CPの立ち上がり端での周波数分周器THの出力部QAにおける信号QNの状態変化と、クロック発生器CGのそれぞれの出力部における第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2並びに周期的な信号CLKの対応する遅延された状態変化とを促す。
【0033】
この場合、遅延は、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2がオーバラップせず、即ち、スイッチS1乃至S6全てが短時間の間開いているような遅延である。このことは、クロック発生器CGにおけるRSフリップフロップの固有の特性によって、困難無く実現し得る。図2g)及び2h)は、それぞれのCPパルスを拡大する点線の拡大線によって、このことを示す。
【0034】
こうして、スイッチS1乃至S6の位置は、スイッチS2、S4、S6が開き、スイッチS1、S3、S5が閉じるように変化する。
このことの影響は、第2基準電位Vtrが、直前に信号ノードK3上にあって、その高インピーダンス環境のために消費できないことにより、信号V1がVm+Vtrに飛ぶことである。同時に、信号ノードK3上の信号Vcは、Vm+Vtrに飛び、これによって、比較器COMPの出力部AKにおける信号CPが、また直に降下する。
【0035】
次に、信号V1は、容量Cは、スイッチS1、S3を介して、電流シンクSTSに放電されるため、値Vm+Vtrから第2基準電位Vtrに降下する。この場合、信号V2は、スイッチS5を介して、第1基準電位Vmである。
【0036】
信号V1が、第2基準電位Vtrに達すると、比較器COMPの出力部AKにおいて、信号CPの新しいスイッチングパルスにトリガがかけられる。
図2f)乃至2h)に示すように、これによって、信号CPの立ち上がり端での周波数分周器THの出力部QAにおける信号QNの新しい状態変化と、クロック発生器CGのそれぞれの出力部における第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2並びに周期的な信号CLKの対応する遅延された状態変化とが生じる。周波数分周器THは、持続期間をT/2からTへ、2倍にすること、つまり、第1及び第2切換クロックΦ1、Φ2及び周期的な信号CLKは、持続期間Tを有することが明らかに分かる。
【0037】
この新しい状態変化によって、スイッチS2、S4、S6が、再度閉じ、また、スイッチS1、S3、S5が、再度開くように、スイッチS1乃至S6の位置が変化する。
【0038】
図2a)乃至2h)で分かるように、これらの切換クロックΦ1、Φ2の状態変化は、周期的に継続する。
図3は、図1に示す電気回路において、供給電位間の電位差ΔV=VDD−VSSに対する発振器周波数foscの依存性を示す。
【0039】
依存性は、ほんのわずかであり、問題にしている電位差間隔0.6Vより、2500Hz程度超えるだけであることが明らかに分かる。
本発明は、好適で代表的な実施形態を参照して上述したが、それに限定されるものではなく、むしろ、広く様々な方法で修正が可能である。
【0040】
特に、電圧、周波数、及び構成要素の大きさに対して述べたパラメータ範囲は、例示のためだけであり、希望に応じて変更し得る。
更に、信号QNを適当に除算することによって期間を2倍にする代わりに、クロック発生器において、第1持続期間の任意の偶数倍である第2持続期間を設定することができる。
【0041】
更にまた、放電デバイスは、一定電流Iの電流シンクの代わりに、抵抗器R又は電流源でよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による電気回路を示す概略図。
【図2a】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2b】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2c】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2d】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2e】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2f】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2g】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図2h】図1に示す電気回路における様々なノードでの信号プロファイルを示す概略図。
【図3】図1に示す電気回路において、供給電位間の電位差ΔV=VDD−VSSに対する発振器周波数foscの依存性を示す図。
【符号の説明】
STS・・・電流シンクデバイス、放電デバイス、STUP・・・始動論理発生器デバイス、Cpar・・・寄生容量、S1−S6・・・切換デバイス、K1、K2・・・C上の第1及び第2接続部、C・・・周波数決定容量、I・・・電流
Φ1、Φ2・・・第1及び第2切換クロック、CLK・・・周期的な信号、発振器周波数、Vm・・・第1基準電位、中間電圧、Vtr・・・第2基準電位、振幅搬送閾値、K3・・・信号ノード、V1、V2・・・K1及びK2上の信号、Vc・・・K3上の信号、COMP・・・比較器、+、−・・・COMPの入力部、AK・・・COMPの出力部、CP・・・AK又はCI上の信号、TH・・・周波数分周器、フリップフロップ、CI・・・THのC入力、DI・・・THのD入力、QA・・・THの反転出力部、RK・・・フィードバックループ、QN・・・QA又はCG上の信号、VDD、VSS・・・第1及び第2供給電位、RG・・・基準発生器デバイス、t・・・時間、fosc・・・発振器周波数。
Claims (10)
- 周期的な信号(CLK)を生成するための電気回路であって、
第1接続部(K1)と第2接続部(K2)とを有する容量デバイス(C)と、
第1切換デバイス(S1)を介して、第1接続部(K1)に接続され、また、第2切換デバイス(S2)を介して、第2接続部(K2)に接続され、第1持続期間(T/2)を有する第1信号(Vc)を搬送する信号ノード(K3)と、
第3切換デバイス(S3)を介して、第1接続部(K1)に接続され、また、第4切換デバイス(S4)を介して、第2接続部(K2)に接続された充放電デバイス(STS)であって、第2接続部(K2)は、第5切換デバイス(S5)を介して、第1基準電位(Vm)に接続され、第1接続部(K1)は、第6切換デバイス(S6)を介して、第1基準電位(Vm)に接続されている充放電デバイス(STS)と、
第1信号(Vc)を受信するための、また、第1切換クロック(Φ1)と、第2切換クロック(Φ2)と、周期的な信号(CLK)とを生成するためのクロック発生デバイス(COMP、STUP、TH、CG)と、が備えられ、
第1及び第2切換クロック(Φ1、Φ2)は、オーバラップせず、互いの反転であり、
第1、第3、及び第5切換デバイス(S1、S3、S5)は、第1切換クロック(Φ1)によって、起動でき、第2、第4、第6切換デバイス(S2、S4、S6)は、第2切換クロック(Φ2)によって、起動でき、
第1及び第2切換クロック(Φ1、Φ2)と周期的な信号(CLK)は、第2持続期間(T)を有し、これが、第1持続期間(T/2)の偶数倍である電気回路。 - 請求項1に記載の電気回路であって、
クロック発生デバイス(COMP、STUP、TH、CG)には、その一方の入力部(+)が信号ノード(K3)に接続され、その他方の入力部(−)が第2基準電位(Vtr)に接続され、その出力部(AK)が第1持続期間(T/2)を有するスイッチングパルス信号(CP)を出力する、比較器デバイス(COMP)が備えられていることを特徴とする電気回路。 - 請求項2に記載の電気回路であって、
クロック発生デバイス(COMP、STUP、TH、CG)には、スイッチングパルス信号(CP)を受信するための、また、第1持続期間(T/2)の2倍の長さである第2持続期間(T)を有した対応する第2信号(QN)を生成するための周波数分周器デバイス(TH)が備えられていることを特徴とする電気回路。 - 請求項3に記載の電気回路であって、
クロック発生デバイス(COMP、STUP、TH、CG)には、
第2信号(QN)を受信するための、また、第1切換クロック(Φ1)と、第2切換クロック(Φ2)と、第2持続期間(T)を有する周期的な信号(CLK)とを生成するためのクロック発生器(CG)が備えられていることを特徴とする電気回路。 - 請求項4に記載の電気回路であって、
クロック発生器(CG)は、RSフリップフロップであることを特徴とする電気回路。 - 請求項3に記載の電気回路であって、
周波数分周器デバイス(TH)には、C入力部(CI)においてスイッチングパルス信号(CP)を受信し、また、その反転Q出力部(QA)において第2信号(QN)を出力するパルス端制御フリップフロップであって、フィードバックループ(RK)が、反転Q出力部(QA)とD入力部(DI)との間に設けられているパルス端制御フリップフロップが備えられていることを特徴とする電気回路。 - 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の電気回路であって、
クロック発生デバイス(COMP、STUP、TH、CG)には、回路が始動された際、第1及び第2切換クロック(Φ1、Φ2)を規定するための始動論理発生器デバイス(STUP)が備えられていることを特徴とする電気回路。 - 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の電気回路であって、
第1及び第2供給電位(VDD、VSS)から第1及び第2基準電位(Vm、Vtr)を生成するための基準発生器デバイス(RG)が備えられていることを特徴とする電気回路。 - 請求項1乃至8のいずれか1つに記載の電気回路であって、
クロック発生デバイス(COMP、STUP、TH、CG)は、第1切換クロック(Φ1)と周期的な信号(CLK)とが整合するような形態であることを特徴とする電気回路。 - 請求項1乃至9のいずれか1つに記載の電気回路であって、
放電デバイスは、一定電流(I)の充放電デバイス(STS)であることを特徴とする電気回路。
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