JP2004509284A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

特に内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射するための燃料噴射弁(1)であって、弁座体(5)に形成された弁座面(6)と協働して1つのシール座を形成する弁閉鎖体(4)と、燃料貫流ガイド(35)を備えた渦流円板(34)とを有しており、この場合、渦流円板(34)が多数の渦流エレメント(36)から構成されていて、この場合、渦流エレメント(36)がそれぞれ同数の燃料貫流ガイド(35)を有しており、これらの渦流エレメント(36)は、燃料貫流ガイド(35)が少なくとも部分的に重なり合うように、互いにずらして配置されている。

Description

【0001】
本発明は、請求項1の上位概念部に記載した燃料噴射弁に関する。
【0002】
ドイツ連邦共和国特許公開第19736682号明細書によれば、弁の下流側端部に、3つの円板状のエレメントより形成されたガイド及び座部領域が設けられていることを特徴としている燃料噴射弁が公知である。この場合、渦流エレメントは、ガイドエレメントと弁座エレメントとの間に埋め込まれている。ガイドエレメントは、ガイドエレメントから突き出る軸方向に可動な弁ニードルをガイドするために用いられ、これに対して弁ニードルの弁閉鎖区分は弁座エレメントの弁座面と協働する。渦流エレメントは、渦流エレメントの外側の外周部と接続していない多数の渦流通路を備えた内側の開放領域を有している。全開放領域は、渦流エレメントの軸方向の全厚さに亘って延びている。
【0003】
さらにドイツ連邦共和国特許公開第19815789号明細書によれば、弁座の下流側で渦流円板を有していることを特徴とする燃料噴射弁が公知である。この渦流円板は、少なくとも1つの金属製の材料より成っていて、渦流室内に開口する少なくとも2つの渦流通路を有していて、すべての層において電気メッキ的な金属析出(多層電気メッキ)によって直接的に互いに付着固定されて構成されている。渦流円板は、その面垂線が弁縦軸線に対して0゜とは異なる角度で斜めに傾斜して延びるように、弁内に組み込まれているので、渦流円板を整列させることによって、弁縦軸線に対する噴射角度γが得られる。
【0004】
上記刊行物により公知の燃料噴射弁における欠点は、特に製造費用及びひいてはコストが高いという点にある。任意の使用可能性のために燃料噴射弁を変更するために、高価な製造手段を用いる必要がある。噴射角度α及びγは、特に慣用の渦流形成法によっては実現されない。
【0005】
発明の利点
これに対して、請求項1の特徴部に記載した構成を有する本発明による燃料噴射弁は、渦流円板を個別の渦流エレメントから簡単に製造して、大量生産により製造される任意の燃料噴射弁に使用することができる。燃料に渦流を与える燃料通路を形成する、渦流円板の数、及び互いに重なり合う燃料貫流ガイドの数は任意であって、要求に応じて燃料噴射弁に簡単な形式で合わせることができる。
【0006】
従属請求項に記載した手段によって、請求項1に記載した燃料噴射弁の有利な実施態様が可能である。
【0007】
燃料噴射弁の構造形式に応じて、渦流円板をシール座の流入側か、又はシール座の流出側に配置することができるという利点もある。燃料噴射弁の縦軸線に対して弁座体の縦軸線を傾斜させることも、傾斜噴射の際に用いるために有利である。
【0008】
有利には、渦流円板の流出側に渦流室が形成されており、この渦流室は、この渦流室内で均一な渦流が形成されるように寸法設計されている。
【0009】
弁座体内に挿入可能な挿入体内に渦流円板を配置することによって、挿入体及び、この挿入体を収容する切欠を容易に製造することができる、という利点が得られる。
【0010】
図面
本発明の実施例が図面に概略的に示されていて、以下に詳しく説明されている。
【0011】
図1は、本発明による燃料噴射弁の第1実施例の概略的な断面図、
図2Aは、図1に示した本発明による燃料噴射弁の第1実施例の、図1の領域IIにおける概略的な断面図、
図2Bは、図2Aに示した渦流円板の流出方向で見た概略的な平面図、
図3Aは、本発明による燃料噴射弁の第2実施例の、図1の領域IIにおける概略的な断面図、
図3Bは、図3Aの渦流円板の流出方向における概略的な平面図である。
【0012】
実施例の説明
燃料噴射弁1は、混合気圧縮外部点火式内燃機関の燃料噴射装置のための燃料噴射弁のとして構成されている。この燃料噴射弁1は、特に燃料を内燃機関の図示していない燃焼室内に直接噴射するために適している。
【0013】
燃料噴射弁1は、弁ニードル3が配置されているノズル体2より成っている。弁ニードル3は、弁閉鎖体4と作用接続しており、この弁閉鎖体4は、弁座体5に配置された弁座面6と協働してシール座を形成する。弁座体5は、ノズル体2の切欠50内に挿入可能である。燃料噴射弁1は、図示の実施例では、内方に向かって開放する電磁操作式の燃料噴射弁1であって、該燃料噴射弁1は、噴射開口7を有している。ノズル体2はシール8によって磁石コイル10の外極9に対してシールされている。磁石コイル10は、コイルケーシング11内にカプセル状に収容されていて、コイル支持体12に巻き付けられている。このコイル支持体12は、磁石コイル10の内極13に当接する。内極13と外極9とは、ギャップ26によって互いに分離されていて、接続構成部材29で支えられている。磁石コイル10は導線19を介して供給される電流によって励磁される。差込み接点17は、内極13に射出成形で設けることができるプラスチック被覆部18によって被覆されている。
【0014】
弁ニードル3は、円板状に構成された弁ニードルガイド14内でガイドされている。ストローク調節のために1組の調節円板15が使用される。調節円板15の他方の側に可動子20が配置されている。この可動子20は、第1のフランジ21を介して摩擦接続(摩擦による束縛;kraftschluessig)式に弁ニードルに結合されており、この弁ニードルは溶接継手22によって第1のフランジ21に接続されている。第1のフランジ21には戻しばね23が支えられており、該戻しばね23は、燃料噴射弁の図示の構成では、スリーブ24によってプレロード(予圧)がかけられる。
【0015】
溶接継ぎ目33を介して弁ニードル3に接続された第2のフランジ31は、下側の可動子ストッパとして役立つ。第2のフランジ31上に載っている弾性的な中間リング32は、燃料噴射弁1を閉鎖する際に衝突することを避ける。
【0016】
弁ニードルガイド14内及び可動子20内に延在する燃料通路30a及び30bは、中央の燃料供給部16を介して供給され、フィルタエレメント25によって濾過される燃料を、噴射開口7に向かってガイドする。燃料噴射弁1は、シール28によって、図示していない燃料管路に対してシールされている。
【0017】
弁座体5の流入側に渦流円板34が配置されており、該渦流円板34は、図示の第1実施例では4つの渦流エレメント36a,36b,36c,36dより形成されている。渦流エレメント36は、互いに溶接されていると共に、弁座体5と溶接されている。弁ニードル3は渦流円板34に貫通係合していて、中心ずれ及び傾きを避けるためにカルダン式の弁ニードルガイド46を貫通してガイドされている。
【0018】
渦流円板34の渦流エレメント36は、燃料貫流ガイド35a,35b,35c,35dを有しており、これらの燃料貫流ガイドは、渦流円板34を貫通していて、互いに重なり合っている。渦流エレメント36の詳細は図2及び図3に示されている。
【0019】
燃料噴射弁の非作業状態において、可動子20は戻しばね23によってその上昇ストローク方向に抗して、弁閉鎖体4が弁座6に密接に当接保持されるように、負荷される。磁石コイル10が励磁されると、磁石コイル10は磁界を形成し、この磁界によって可動子20を戻しばね23のばね力に抗して上昇ストローク方向に移動させるようになっており、この場合、ストロークは、内極12と可動子20との間で非作業位置に存在する作業ギャップ27によって予め与えられている。可動子20は、弁ニードル3に溶接されているフランジ21を同様に上昇ストローク方向で連行する。弁ニードル3に作用接続している弁閉鎖体4は、弁座面6から持ち上がり、燃料通路30a,30b並びに、渦流円板34に形成された燃料通路37を介して噴射開口7にガイドされた燃料が噴射される。噴射開口7は、燃料噴射弁1の縦軸線45に対して有利には噴射角度γで傾斜されている。
【0020】
コイル電流が遮断されると、可動子20は、磁界が十分に消滅してから、戻しばね23のばね力によって内極13から落下し、それによって、弁ニードル3に作用接続しているフランジ21が、上昇ストローク方向に抗して移動する。これによって弁ニードル3は同じ方向で移動せしめられ、ひいては弁閉鎖体4が弁座面6上に載り、燃料噴射弁1が閉鎖される。
【0021】
図2Aには、図1に記載した本発明による燃料噴射弁1の第1実施例の噴射側の部分の拡大図が示されている。図2Aの部分は、図1で符号IIによって示されている。
【0022】
図示の実施例では4つの渦流エレメント36から構成された渦流円板34が、燃料噴射弁1の中央の切欠47内に挿入されていて、弁座体5上に載っている。燃料噴射弁1の操作時にずれ又は持ち上がりを防止するために、4つの渦流エレメント36が互いに、また弁座体5に有利には溶接又ははんだ付けされている。しかしながら渦流エレメント36は、電気めっき法によって多層に構成することもできる。
【0023】
4つの渦流エレメント36は、それぞれ同数の燃料貫流ガイド35を有している。この燃料貫流ガイドの数は形状安定性基準及び貫流維持基準を考慮して増やすことができる。この場合、燃料貫流ガイド35は、浸食、打ち抜き、エッチング、穿孔又は、これと類似の方法によって製造することができる。渦流円板34の流入側38から流出側39に延びる、渦流を発生させる燃料通路37を形成するために、燃料貫流ガイド35が互いにずらして配置されており、それによって互いに少なくとも部分的に重なり合っている。この場合、各渦流エレメント36のずれは、同方向で行われなければならない。燃料貫流ガイドは、渦流を発生させるために軸方向でずらされなければならないが、付加的に半径方向のずれ成分を有していてもよい。渦流円板34とノズル体2若しくは弁座体5との結合は、はんだ付け、溶接によって行われるか、或いは、かしめ、押し込み又はこれと類似の方法によっても行ってもよい。
【0024】
燃料貫流ガイド35の横断面は、図示の実施例におけるように丸味の付けられた角縁部を備えた方形に構成されていてよい。しかしながら燃料貫流ガイド35は、図2Bに示されているように、別の任意の形状を有していてもよい。例えば燃料貫通ガイド35は円形又は長孔形状の横断面を有していてよい。丸味の付けられた形状は付加的に、流れに関して良好な形状であるという利点を有している。
【0025】
燃料噴射弁1のシール座は、従来形式で構成されており、この場合、弁閉鎖体4は弁ニードル3に形成されていて、渦流円板34を貫通係合している。このような形式で、渦流円板34は同時にシール座の領域で弁ニードルガイドを形成している。弁閉鎖体4は、弁座体5に形成された弁座面6と協働する。この場合、弁座面6の流入側に渦流室40が形成されており、この渦流室40は、弁座体5と弁閉鎖体4と渦流円板34とによって制限されている。
【0026】
互いに重なり合う燃料貫流ガイド35によって形成された燃料通路37は、渦流室40内に開口している。この場合、渦流室40の容積は、渦流室40内において周方向で均一な安定した渦流が形成され、この際にデッド容積ができるだけ小さく維持されるように、設計されていれば好都合である。
【0027】
燃料噴射弁1を操作すると、燃料は燃料通路37を通って渦流室40内に流入し、弁閉鎖体4が弁座面6から持ち上がるとこの渦流室40から噴射開口7を通って噴射される。この場合に、渦流は維持され、それによって燃料が螺旋状に、内燃機関の図示していない燃焼室内に噴射される。
【0028】
図2Bは、図2Aに示した本発明による燃料噴射弁1の第1実施例の渦流円板34の、流出方向における平面図を示している。
【0029】
この図2Bには、流入側の第1の渦流エレメント36aが示されており、この渦流エレメント36aの、図示の実施例では4つの方形の燃料貫流ガイド35aは、実線で示されている。噴射側の第2の渦流エレメント36bの燃料貫流ガイド35bは、第1の渦流エレメント36aの燃料貫流ガイド35aを通って部分的に見えている。燃料貫通ガイド35bは、見える領域では実線で示されていて、隠れた領域では破線で示されている。その次に位置する第3の渦流エレメント36cに形成された燃料貫通ガイド35cは、渦流エレメント36aの燃料貫流ガイド35aを通してほとんど見えない。何故ならば燃料貫流ガイド35a〜35cがそれぞれ約50%重なり合っているからである。従って、第4の渦流エレメント36dの燃料貫流ガイド35dは、第1の渦流エレメント36aの燃料貫流ガイド35aを通して見えない。
【0030】
渦流円板34は、弁閉鎖体4のためのカルダン式の弁ニードルガイド46としても用いられるので、渦流エレメント36は、中央の切欠48を備えてリング状に構成されており、中央の切欠48内に弁閉鎖体4がガイドされている。カルダン式の弁ニードルガイド46によって、燃料噴射弁1の流入側の領域における製造精度に基づくガイドエラーが補償される。何故ならば弁閉鎖体4はほぼ球状に構成されていて、それによってずれが多くの自由度で補償される。この場合、弁ニードル3は、例えば弁閉鎖体4としての球と弁ニードル3としてのシャフトとから成る2つの部分より製造することができる。また、図示の実施例におけるような、相応に形成された弁閉鎖体4を有する一体的な解決策も有利に使用することができる。
【0031】
図3Aは、本発明に従って構成された燃料噴射弁1の第2実施例を示している。この場合、同一の部材には同じ符号を記した。
【0032】
図3Aの実施例では、図2Aに示した第1実施例のものとは異なり、渦流円板36はシール座の流出側に配置されている。しかも燃料噴射弁1は、斜め噴射式の燃料噴射弁1として構成されており、それによって噴射角度γは、噴射開口7の傾斜によるよりも良好に調節することができる。渦流円板34を収容する噴射ユニット49の縦軸線44は、燃料噴射弁1の縦軸線45に対して傾斜している。しかしながら噴射ユニット49の縦軸線44は、燃料噴射弁1の縦軸線45と重なっていてもよい。この場合、噴射角度γは、図2Aに示した実施例におけるように噴射開口7の傾斜によって得られる。
【0033】
弁座体5は、図示の第2実施例では、球状のガイドによる弁ニードル3の傾き及び中心ずれに抗するために、同様にカルダン式の弁ニードルガイド46を有している。燃料ガイドのために、弁閉鎖体4はカルダン式の弁ニードルガイド46の領域で少なくとも1つの研削面47を有している。
【0034】
第1実施例と同様に構成されているシール座の流出側で、弁座体5は有利には円筒形の切欠43を有しており、この切欠43内に挿入体41が挿入可能である。この場合、挿入体41は同様に円筒形の形状を有している。挿入体41の切欠42内には、図示の実施例では3つの渦流エレメント36を有する渦流円板34が配置されている。渦流円板34の流出側には渦流室40が形成されており、この渦流室40内には、渦流エレメント36の互いに重なり合う燃料貫流ガイドより形成された燃料通路37が開口している。渦流室40は噴射開口7内に移行している。
【0035】
図示の実施例では、渦流円板34が3つの渦流エレメント36a〜6cと、渦流エレメント36毎にそれぞれ4つの燃料貫流ガイドとを有している。渦流円板34をシール座の流出側に配置したことによって、渦流エレメント36を互いに又は挿入体4に溶接することは必ずしも必要ではない。何故ならば、渦流エレメント36は、燃料圧によって常に流出方向で負荷されるので流過方向に抗して移動することはないからである。これによって、燃料噴射弁1のモジュール式の構造はさらに簡略化される。それにも拘わらず、渦流エレメント36を互いに接着するか又は溶接するか、或いは渦流円板34を一体的に電気めっき的に製造することは有利である。それによって燃料貫流ガイド35の互いの位置は組み付け後にもはや変化することはなく、それによって渦流作用及び燃料貫流が制限される。
【0036】
燃料噴射弁1を操作すると、燃料は研削部47を介して弁閉鎖体4を環流し、シール座を通過した後で渦流円板34内で渦流が形成される。これによって燃料は再び螺旋状に噴射開口7を通って、図示していない燃焼室内に移動する。
【0037】
図3Bには、図3Aに示した本発明による燃料噴射弁1の第2実施例の
渦流円板の硫化方向で見た平面図が示されている。
【0038】
この場合、図面は図2Bと同様に第1の渦流円板36aが示されていて、この第1の渦流円板36aの、丸味を付けられた方向の燃料貫流ガイド35aは実線で示されている。噴射側で次に位置する第2の渦流エレメント36bの燃料貫流ガイド35bは、第1の渦流エレメント36aの燃料貫流ガイド35aを通して部分的に見えるだけである。見える領域内における、燃料貫流ガイド35bはやはり実線で示されていて、これに対して隠れている領域では破線で示されている。その次に位置する第3の渦流エレメント36cに形成された燃料貫流ガイド35cは、渦流エレメント36aの燃料貫流ガイド35aによって、非常に小さい領域内だけで見ることができる。何故ならば燃料貫流ガイド35a〜35cは、それぞれ約50%重なり合っているからである。渦流エレメント36は図示の実施例では弁閉鎖体4によって貫通係合されていないので、渦流エレメントは、切欠48を有していない円板状に構成されている。
【0039】
渦流エレメント36毎の燃料貫流ガイド35の数は、その横断面の大きさによって制限されている。つまり、渦流エレメント36毎の燃料貫流ガイドの数が多ければ多いほど、燃料貫流ガイド35の直径は、一定の燃料貫流を保証するために、より小さくなければならないからである。安定性の理由から、各渦流エレメント36の各燃料貫流ガイド35間には、燃料貫流ガイド35の直径の大きさの間隔が配置されている。
【0040】
本発明は図示の実施例だけに限定されるものではない。つまり多数の渦流エレメント36を備えた、又はより大きいか或いは小さい任意の形状に成形された任意の数の燃料貫流ガイド35を備えた燃料噴射弁1のためにも、或いは任意の形状に構成された燃料噴射弁1のためのも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による燃料噴射弁の第1実施例の概略的な断面図である。
【図2】
Aは、図1に示した本発明による燃料噴射弁の第1実施例の、図1の領域IIにおける概略的な断面図、Bは、図2Aに示した渦流円板の流出方向で見た概略的な平面図である。
【図3】
Aは、本発明による燃料噴射弁の第2実施例の、図1の領域IIにおける概略的な断面図、Bは、図3Aの渦流円板の流出方向における概略的な平面図である。

Claims (13)

  1. 特に内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射するための燃料噴射弁(1)であって、弁座体(5)に形成された弁座面(6)と協働して1つのシール座を形成する弁閉鎖体(4)と、燃料貫流ガイド(35)を備えた渦流円板(34)とを有している形式のものにおいて、
    渦流円板(34)が多数の渦流エレメント(36)から構成されていて、この場合、渦流エレメント(36)がそれぞれ同数の燃料貫流ガイド(35)を有しており、これらの渦流エレメント(36)は、燃料貫流ガイド(35)が少なくとも部分的に重なり合うように、互いにずらして配置されていることを特徴とする、燃料噴射弁。
  2. 各渦流エレメント(36)の互いに重なり合う燃料貫流ガイド(35)がそのまま燃料通路(37)を形成しており、これらの燃料貫流ガイドが、渦流円板(34)を貫通して流入側(38)から流出側(39)に延びている、請求項1記載の燃料噴射弁。
  3. 渦流円板(34)が少なくとも2つの渦流エレメント(36)を有している、請求項1又は2記載の燃料噴射弁。
  4. 燃料貫流ガイド(35)が、正方形、方形又は丸味の付けられた横断面を有している、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  5. 燃料貫流ガイド(35)がそれぞれ互いに同じ方向でねじられている、請求項4記載の燃料噴射弁。
  6. 渦流円板(34)がシール座の流入側に配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  7. 弁閉鎖体(4)が渦流円板(34)に貫通係合し、この渦流円板(34)によってガイドされている、請求項6記載の燃料噴射弁。
  8. 渦流円板(34)の流出側で弁座体(5)に渦流室(40)が形成されており、該渦流室(40)内に、重なり合う燃料貫流ガイド(35)によって形成された燃料通路(37)が開口している、請求項1から7までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  9. 渦流円板(34)の渦流エレメント(36)が互いに、及び弁座体(5)に溶接されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  10. 渦流円板(34)がシール座の流出側に配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  11. 渦流円板(34)が、弁座体(5)の流出側の切欠(43)内に挿入可能な挿入体(41)の切欠(42)内に配置されている、請求項10記載の燃料噴射弁。
  12. 挿入体(41)の縦軸線(44)が、燃料噴射弁(1)の縦軸線(45)に対して傾斜している、請求項11記載の燃料噴射弁。
  13. 互いに重なり合う燃料貫流ガイド(35)を形成する燃料通路(37)が開口する渦流室(40)が、渦流円板(34)と、挿入体(41)内に形成された噴射開口(7)との間に形成されている。
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