JP2004508854A - 洗濯装置 - Google Patents
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Abstract
外部ケーシング(14)と、外部ケーシング(14)内に設けられ、かつ使用時に移動可能なようにケーシングから隔てられたコンテナ(34)とを備える。コンテナ(34)はそれぞれ、コンテナへ洗濯物を導入するための開口部と、使用する際にコンテナ(34)と一緒に移動可能なコンテナの開口部を閉じるためのドア(42)とを有する。シール(80)が外部ケーシング(14)とコンテナ(34)との間の空間に配置されている。シール(80)は外部ケーシング(14)の開口部の縁部(85)から半径方向内側に延在し、かつコンテナ(34)の正面に対向している。シールは、コンテナの縁部(85)と可撓性部分(82)とを収容するための溝(83)を備えた剛性部分(81)を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機、乾燥機付き洗濯機、又は回転乾燥機のような洗濯装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
洗濯機は一般的に、しばしば槽と呼ばれる水密の内部コンテナを備えた外部ケーシングからなる。コンテナの内部には通常、コンテナに対して回転することができるように、穿孔されたドラムが設けられている。運転中、コンテナ内には洗濯液が収容されており、穿孔されたドラム内には洗濯されるべき洗濯物が配置されている。洗濯物は、ドラムをゆっくり回転させるか又はドラム内に配置された攪拌機を運転することによって攪拌される。洗濯物が洗濯されたとき、洗濯液のいくらかは内部コンテナから排出され、さらに洗濯液は、該洗濯液を回転させるために内部コンテナ内のドラムを速く回転させることによって洗濯物から抽出される。すすぎ水の抽出は同様の方法で達成される。洗濯物が必然的に不均一に分布することで生じるドラムの不安定性により、ドラムが速い速度で回転するときに外部ケーシング内の内部コンテナがいくらか振動する。この振動が洗濯機の外部ケーシングに伝達するのを回避するために、内部コンテナは、コンテナと外部ケーシングとの間の移動量が限定されるように外部ケーシング内に設けられる。この点、テンション・スプリングを用いて外部ケーシングに内部コンテナを取り付けることは一般的であり、このスプリングは内部コンテナの動きを減少させ、かつ内部コンテナを平衡位置に戻るよう動かすものである。
【0003】
内部コンテナが外部コンテナに対して移動できるという事実は、ドアの区域で洗濯機をシールすることに関して、特にフロントローディング方式の洗濯機の場合に、困難を引き起こす。ほとんどの場合、ドアは外部ケーシングに設けられており、かつドアが閉じた位置にあるとき外部ケーシングをシールするように配置されている。フロントローディング方式の洗濯機の場合、ドアはまた通常、内部コンテナの内部へ向けて突出するような形状に窪んでいる。洗濯液が内部コンテナから流出するのを防ぐように、内部コンテナとドア又は開口部のリムのどちらかとの間に可撓性の大きいベローズシールが設けられている。トップローディング方式の洗濯機の場合、可撓性のシールはシールの上端と外部ケーシング又はドアとの間へ延出してもよいが、ドアは内部コンテナへ向けて突出するよう形成される必要はない。可撓性のシールは通常、機器の残りの部分へ過度の圧力又は損害を与えることなく内部コンテナの動きを調整することができるように、十分な可撓性を有して構成される。
【0004】
上で略述された従来の装置は一般的に、内部コンテナのシーリングが依存している可撓性シールは摩滅するか又は損傷を受ける傾向にある、という不都合な点を有している。これは、必要によりシールが、支持されずに、洗濯物をドラムの内部へ導入するための洗濯物が通過する開口部へ突出しかつ取り囲んでいるからである。利用可能な開口部を介して洗濯物を通過させるためにはかなりの力を使うことは一般的であり、これによりシールが曲げられるか、取り払われるか、又は損傷する可能性がある。ジッパー及び/又はボタンのような留め具が洗濯物に存在する場合には、シールに対する損傷はかなりのものとなる可能性がある。従来のフロントローディング装置の他の不都合な点は、内部コンテナの動きを調整するためにシールが可撓性を有していなければならないので、洗濯物の小さな部分がシールの折り目又は裂け目につかえるようになる可能性があり、これによりこの小さな部分が適切に洗濯されないか又は損傷を受けるようになる可能性がある、という点である。
【0005】
いくつかのフロントローディング洗濯機はコンテナ自身に設けられたドアを有することが知られている。ドアは、閉まる時にコンテナをシールする。従来の装置に関して、コンテナは、コンテナと外部ケーシングとの間を限定して動くことができるように外部ケーシングの内部に配置されているが、コンテナと外部ケーシングとの間の大きなベローズシールは不要となっている。外部ケーシングの開口部は、ドラムへ接近することができるようにコンテナドアと並べて配置され、フロントパネルはこの開口部を覆うために外部ケーシングへ間接接合される。ラバーシールの形状はコンテナと外部ケーシングとの間の空間に与えられており、このシールは、コンテナと外部ケーシングとの間にクッション材を提供するためにケーシングの開口部から半径方向外方へ向けて間隔を空けて配置されている。この種の装置では、物体が外部ケーシングとコンテナとの間に挟まるか又は落っこちる恐れがある。
【0006】
この発明の目的は、より便利に使用することのできる洗濯装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
したがって、この発明は、外部ケーシングと、前記外部ケーシング内に設けられ、かつ使用時に移動可能なように前記外部ケーシングから隔てられたコンテナと、を備え、前記外部ケーシング及び前記コンテナはそれぞれ、該コンテナへ洗濯物を導入するための開口部と、使用時に前記コンテナと一緒に移動可能な前記コンテナの前記開口部を閉じるためのドアと、前記外部ケーシングと前記コンテナとの間の空間に配置されたシールと、を有し、前記シールは前記外部ケーシングの前記開口部の縁部から延在していることを特徴とする洗濯装置を提供する。
【0008】
外部ケーシングの縁部から延在するシールを設けることによって、外部ケーシングとコンテナとの間の隙間は安全に保護される。このようにユーザーは自らの手を塞ぐ必要がなく、物体は落ちる可能性がないか又は外部ケーシングとコンテナとの間に捕獲されるようになる可能性はない。
【0009】
好ましくは、シールは外部ケーシングの縁部から半径方向内部へ向けて延在している。この配置に関して、シールは常に、コンテナが外部ケーシングに対して動くときでさえ、コンテナと外部ケーシングとの間の隙間を保護する。
【0010】
好ましくは、シールは、ユーザーが自らの手を塞ぐか又は物体が外部ケーシングとコンテナとの間に落ちるという危険をさらに最小限に抑えるために、コンテナと対向している。このシールはコンテナに対向するよう弾性的に付勢されてもよい。
【0011】
好ましくは、シールは、コンテナが外部ケーシングに対して動くとき、コンテナを過度に拘束しないように十分な可撓性を有する。
【0012】
好ましくは、シールは外部ケーシングの開口部の縁部と同一平面上に位置する。
【0013】
好ましくは、シールは外部ケーシングの開口部の縁部に接続するための部分を含む。この部分は、外部ケーシングの開口部の縁部を支持するための溝の形態を取り得る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を例としてのみ記述する。
【0015】
図1及び図2は洗濯機10の形態の洗濯装置を示す。この洗濯機10は、フロントパネル14とサイドパネル16とカバー18とを備えた外部ケーシング12を有する。外部ケーシング12は、ヨーロッパ風のキッチン及びユーティリティールームに通常設けられるような標準的な装置スペース内で取り付けるように寸法を合わせることができる。
【0016】
しかしながら、洗濯機10の寸法はこの発明の一部を形成するものではなく、要求に合わせて変更することができる。
【0017】
フロントパネル14は、洗濯機10を適切に運転するための様々な制御ボタン又は他の手段が収容されているコントロールパネル20を含む。フロントパネル14はまた、洗浄剤を収容するための石鹸皿へアクセスすることができるための石鹸皿の引出し22をも含む。フロントパネル14にはまた、洗濯機10へ不注意に入り込んでしまった大きな異物を収集するための空洞へのアクセスを可能とするコイン・トラップ24が配置されている。制御パネル20、石鹸皿の引出し22、及びコイン・トラップ24の構成、操作性、及び相対位置は、この発明にとって重要ではなく、これら特定の特徴の変形例は本発明の範囲内に包含されるよう意図されていることに留意されたい。
【0018】
外部ケーシング12のフロントパネル14には、第1ドア26が設けられている。ドア26はヒンジ28によってドア26の一側で支持されている。ヒンジ28から離れた側のドア26には、フロントパネル14に設けられたラッチ32(図3)と協働するハンドル30が配置されている。
【0019】
内部コンテナすなわちタブ34がテンションスプリング及びダンパー36によって外部ケーシング12の内部に設けられている。洗濯機10の内部にタブ34を設ける方法は公知となっている。円筒形のドラム38がタブ34の内部に、これまた公知の方法で設けられており、この際、ドラム38を自身の長手方向の軸線の回りに回転させるように、モータ40が設けられている。ドラム38には、タブ34に収容された洗濯液及び/又はすすぎ水が通過してドラム38の内部へ流れるように、穿孔が設けられている。
【0020】
タブ34には、外部ケーシング12のフロントパネル14に最も近くかつ一般的には平行である面に、第2ドア42が設けられている。ドア26と同様、ドア42は、ヒンジ44によってヒンジ44の回りに回動可能に支持されている(図3参照)。ハンドル46がまた、ヒンジ44から離れた側のドア42に設けられている。このハンドル46はタブ34に設けられたラッチと協働する。
【0021】
洗濯機として実施するために、タブ34へ水を導入し、かつまたタブ34から水を排出して水排出口へ汲み出すための手段(不図示)が設けられている。これらの特徴は従来技術から良く知られており、このためにここでは図において示すこともさらに説明することもない。
【0022】
洗濯機10はまた、洗濯機10に適切な洗濯サイクルを実施させるための制御手段を備える。通常の洗濯サイクルは、洗濯液を作るためにタブ34の内部に水及び洗浄剤を導入することと、所望の温度に洗濯液を加熱することと、ドラム38内に収容された洗濯物を攪拌するためにタブ34内でドラム38をその軸線の回りに回転させることと、タブ34から洗濯液を排出することと、を含み、一連のすすぎサイクルは、タブ34の内部にすすぎ水を導入することと、ドレンを開けてドラム38をゆっくりと回転させることによってタブ34からすすぎ水を抽出することと、ドラム38をその軸線の回りに速く回転させることによって洗濯物を回転させることと、を含む。洗濯サイクルのさらなる説明はここでは省略する。洗濯機10を運転するために設けられた制御手段50はまた、以下でより詳細に述べられるようにラッチ32及びラッチ48へ操作が及ぶよう接続されている。
【0023】
図3は、外部ドア26が開かれかつ内部ドア42が閉じた第1の状態を示している。外部ドア26は通常、ヒンジ28によって一側で支持される円形パネル52を備えている。ヒンジ28は複数のサイドパネル16のうちの一つに隣接するフロントパネル14に配置されている。ヒンジをサイドパネル16の非常に近くに配置することによって、円形パネル52はできる限り大きな半径をもつことができる。円形パネル52はヒンジ28から離れた側でハンドル30を支持する。
【0024】
円形パネル52は透明な材料から作られる。示された実施形態では、他の透明材料が用いられてもよいが、使用された材料はポリカーボネートである。これにより、ドア26を介してドア42を見ることができる。ドア42の位置は図3に点線で示されている。
【0025】
ドア26は、フロントパネル14の開口部54を閉じることができるように、寸法が合わされかつ配置されている。円形パネル54は、ドア26が閉じた位置にあるとき、開口部54を介してフロントパネル14を通って外部ケーシングの内部へ突出する縁部56を有している。シール58は縁部56の半径方向外側の円形パネル52のリムに位置しており、その結果ドア26が閉じた位置にあるとき、シール58は円形パネル52とフロントパネル14の開口部54のリムとの間に押し付けられる。このように、ドア26が閉じたとき、外部ケーシング12は開口部54の領域で堅固かつ密閉した状態で閉ざされる。
【0026】
フロントパネル14の開口部54は、ドア26が開いているとき、内部ドア42が通過できるよう十分に大きい。ドア42はヒンジ44によってタブ34に支持されている。ヒンジ44は、タブ34が釣合いの位置にあるとき、ヒンジ28よりもサイドパネル16から離れた位置にある。これにより、ドア42がヒンジ44の回りを回転するときに、ドア42が開口部54を介して通過することができるのが保証される。
【0027】
ドア42は、ヒンジ44によってドア42の一側で支持される環状のリム部60を備えている。ハンドル46がヒンジ44から離れた側のリム部60に配置されている。リム部60は、ガラス又はパイレックス(登録商標)のような透明な材料から製造された皿状部62を取り囲みかつ支持する。他の透明な材料が用いられてもよい。ドア42が閉じた位置にあるとき、皿状部62はタブ34の内部に突出する。
【0028】
ドア42は、外部ケーシング12のフロントパネル14に隣接するタブ34の部分に位置する開口部64を閉じるように、配置されかつ寸法が合わされている。開口部64は、円形であり、かつ開口部54よりも小さな半径を有する。シール66は、ドア42が閉じているとき、リム部60がシール66を押圧するような位置で、タブ34の外面にある開口部64のリムの周りに配置されている。このようにして、タブ34は、ドア42が閉じた位置にあるとき、水を漏らさないようにシールされる。
【0029】
ハンドル30,46のそれぞれは、公知の方法でそれぞれラッチ32,48と協働する。閉じた位置にあるとき、それぞれのラッチ32,48は、それぞれのハンドル30,46が操作されるまで、それぞれのドア26,42を閉じた位置に保持するよう操作することができる。このようにして、それぞれのドア26,42は、それぞれのシール58,66が圧力のかかった状態にある位置で保持され、それ故に水漏れに対してシールを形成するよう作用する。
【0030】
2つの分離されたドア、すなわち外部ケーシング12に設けられた第1ドア26とタブ34に設けられた第2ドアと、を設けることは、タブ34と外部ケーシング12に設けられたドア26との間に大きな可撓性を有するシールを設ける必要がないということを意味する。タブ34を塞ぐドア42は、直接タブに設けられており、それ故にタブ34の水密閉鎖を保証するシール66は、洗濯物が開口部64を介してタブ34の内部へ導入されることによる摩滅及び/又は損傷を受け難くなる。シール66は十分な支持が提供された状態で小さくかつコンパクトに形成することができる。また、シール58は洗濯機10の運転に対してさほど重要なものではないと認められているものの、フロントパネル14とドア26との間に設けられた該シール58もまた完全に支持され、それ故にさほど損傷及び摩滅に対して強いものとなる。
【0031】
洗濯機10が運転中のときは両方のドア26,42が閉められる。しかしながら、洗濯機10のユーザーはなお、両方のドア26,42が透明であるという事実のおかげで、タブ34の内部を見ることができる。したがってユーザーは、特定の時間に洗濯機10が到達したサイクルの段階を判断することができるよう、洗濯機10の内部を見ることができる。
【0032】
図3から図6は、フロントパネル14とタブ34との間に位置するシール80を示す。このシール80は、タブ34とフロントパネル14との間の領域を保護する目的に役立つ。タブ34とフロントパネル14とは、洗濯機を使用している間、タブ34が動くことができるように隔てられねばならない。シール80は、ユーザーの手がタブ34とフロントパネル14との間に捕らわれるのを防止する。
【0033】
図4はシールそのもののみを示す。シール80は、フロントパネル14へ接続する第1部分81と、より可撓性を有する第2部分82とを備える。第1部分81は、シールの半径方向最も外側の部分であり、かつポリプロピレンのようなフロントパネル14の開口部の縁部85をつかむのに十分な剛性を有する材料から形成されている。円形溝83が剛性部分81内に形成されており、全体のシールの周りに延在している。シール80の第2部分82は、シールの半径方向最も内側の部分であり、かつ熱可塑性エラストマーのようなより可撓性を有する材料から形成されている。第2材料の性質は、(i)タブ組立体に合う形状を維持するのに十分な剛性を有し、(ii)タブ組立体との摩擦接触に耐えるよう十分に強健であり、(iii)タブ組立体がフロントパネルへ向けて動くときに曲がるよう十分に可撓性を有するべきである。シールの剛性が強すぎる場合には、タブ組立体の自然な動きを不必要に抑制することがわかっている。第1及び第2部分81,82は、単一の仕上げ部分を形成するよう互いに成型されている。成型は、シールの可撓性を有する部分82がより剛性を有する部分81を覆って成型される場合には、ツイン・ショット成型法(twin−shot moulding method)によって達成され得る。シール80の最も内側の部分の半径は、内部ドア42のヒンジ44、ドア・キャッチ(door catch)、及びハンドル46を収容するための領域88,89で増加している。このように、キャッチ及びヒンジの操作はシール80の存在によって影響されない。これらの部分の領域では、シールがなおタブ34と同一平面上にある。あまり望まれない方法だが、シール80を領域88,89で単に切断することもできる。
【0034】
図5は、明瞭性のために内部ドア42が取除かれた、図3のA−A′線視断面図である。図6は図5の領域Cをより詳細に示す。図5及び図6に示すように、シール80の剛性部分81は、縁部85の両側をつかんだ状態で、フロントパネル14の縁部85にはまっている。シール80はパネルの縁部から半径方向内側へ延在している。断面においてシール80の凹状の輪郭を有し、丸みのある縁部92で終端している。丸みのある縁部92はシールの形状の維持を容易にする。シールの縁部92は実質的に、タブ34の正面90と同一平面上にある。この装置を用いれば、洗濯機を運転中にパネルとタブ組立体との間の隙間の幅が変化した場合でさえ、シール80は常にパネルとタブ組立体との間の隙間を保護する。タブ34の動きは図6の矢印100によって示されており、シールの対応する動きは矢印110によって示されている。タブ34が動くとき、シール80の可撓性部分82がタブ34の面90に沿って屈曲しかつスライドする様子が見られる。フロントパネル14とタブ34との間の領域へのアクセスを得るために、ユーザーはシールの最も内側の縁部92をこじ開ける必要がある。シール80の剛性及び弾性を考慮すると、こじ開けるのは非常に困難である。ユーザーにさらされたシール80の内面93は、実質的にフロントパネル14の縁部85と同一平面上にある。この同一平面上の取り付けによって、洗濯機のこの部分を掃除するのが容易になると同時に、洗濯機の外観も改善される。弾力のある可撓性部分82がタブ34の正面90に対向して位置している上述の装置はよく働くことがわかったが、タブに対してシールの最も内側の縁部を固定することも可能である。図7は他の実施形態を示し、図7において、シールの最も内側の縁部92′は、タブ34の正面90に形成された溝120に収容されかつ固定されるように、タブ34へ向けて軸線方向に延在している。この種のシールは、まずシール80の縁部92′をタブ34上の溝120内に押しつけ、次いでファシアの縁部85をシール80の他の端部の溝83へ合わせることによって、導入される。シール80をタブ34へ固定する他の方法は当業者には明らかなことだ。
【0035】
図6は、シール80をフロントパネル14へ取り付ける方法を示す。円形溝83が剛性部分81内に形成されており、全体のシールの周りに延在している。溝83は、フロントパネル14の縁部85の輪郭と符合する輪郭を有する。溝83の幅は、溝83への入口箇所へ向けて狭くなっている。その結果、一度溝83に押しつけられたフロントパネルの拡大された縁部85は、溝83にしっかりと保持されたままとなる。他の実施形態では、フロントパネル14の縁部を収容するための溝は、シールの周囲全体の周りに延在する必要はない。シール80は、溝83を用いる方法とは異なる方法でフロントパネル14へ固定され得る。圧入固定を達成する他の方法が用いられ得、他の種類の機械的固定が可能である。例えば、シール80は縁部85の領域でパネル14に接合され得る。
【0036】
図8はシール80のさらなる変形例を示す。シール80の半径方向最も内側の部分は補強部130を有する。補強部130は、タブ34の過度の動きによってシールの可撓性部分82がゆがんでしまうのを防ぎ、かつ最も磨耗の生じる領域により耐久性のある表面を提供することによってシールの寿命を延ばし、さらに、特に柔軟性の高い材料を用いた時にタブ面に生じ易いマーク(痕跡)を最小のものとする。補強部130は可撓性部分82を覆って成型され得る。
【0037】
上で説明したように、洗濯機の制御手段50はラッチ32及びラッチ48に操作可能に接続されている。適切にプログラミングすることによって、制御手段50は、洗濯機10によって実施される洗濯サイクルの特定の段階でのみそれぞれのドア26,42が開くように設計することができる。例えば、良く知られているように、タブ34の洗濯液又はすすぎ水が十分にあってドア42が開けられるべきである場合にこぼれてしまうとき、タブ34を閉じるドア42が開けられ得ることは望ましくない。したがって、タブ34内に収容された液体の高さを決定するセンサが設けられ、かつ液体の高さが少なくともタブ34の開口部の底と同じ高さである場合には、ドア42を開くことができない。また、タブ34が外部ケーシング12に対して動いていそうないかなるときでも、ドア26は開けることができるべきではない。このことはドラム38がタブ34内で高速で回転しているとき、洗濯サイクルの一部の間に最も起こりそうなことである。したがって、制御手段50は、ドラム38が回転しているいかなるときにもランチ32がドア26を開放するのを防ぐような方法でプログラムされる。ドラム38の回転速度が増加するにつれてタブ34と外部ケーシング12との間の移動量が増加するので、回転条件下、すなわちドラム38が800rpm又はそれ以上の速度で回転しているとき、制御手段50がドア26が開くのを防ぐように構成することも可能である。
【0038】
本発明は上述の実施形態の明確な詳細には限定されないということは理解されたい。ドア26,42及び開口部54,64は、どんな都合のよい形状にも構成することができる。これらドア及び開口部は円形である必要はない。その上、ドア26,42は、ここでは実質的に完全に透明であるとして示されたが、透明な部分がタブ34の内部をユーザーが見ることができるように調整されているならば、それぞれのドアに透明な部分を設けることによって本発明の利点を達成することが可能である。ドア26,42が無色であるのが好ましいが、ドア26,42の作られる材料は着色されているか又は薄い色合いがついていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗濯機の透視図である。
【図2】図1の洗濯機の側面図であって、洗濯機の内部の構成要素を概略的に示す図である。
【図3】内部コンテナを示すために外部ドアを開けた状態の図1の洗濯機の正面図である。
【図4】外部ケーシングとコンテナとの間に取り付けるシールのみの正面図である。
【図5】図3の洗濯機の正面を通る断面図である。
【図6】図5の断面図の一部をより詳細に示す詳細図である。
【図7】シールの他の実施形態を示す図6と同様の断面図である。
【図8】シールの変形例を示す図6と同様の断面図である。
【符号の説明】
14 外部ケーシング
34 コンテナ
42 ドア
80 シール
81 剛性部分
82 可撓性部分
83 溝
85 縁部
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機、乾燥機付き洗濯機、又は回転乾燥機のような洗濯装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
洗濯機は一般的に、しばしば槽と呼ばれる水密の内部コンテナを備えた外部ケーシングからなる。コンテナの内部には通常、コンテナに対して回転することができるように、穿孔されたドラムが設けられている。運転中、コンテナ内には洗濯液が収容されており、穿孔されたドラム内には洗濯されるべき洗濯物が配置されている。洗濯物は、ドラムをゆっくり回転させるか又はドラム内に配置された攪拌機を運転することによって攪拌される。洗濯物が洗濯されたとき、洗濯液のいくらかは内部コンテナから排出され、さらに洗濯液は、該洗濯液を回転させるために内部コンテナ内のドラムを速く回転させることによって洗濯物から抽出される。すすぎ水の抽出は同様の方法で達成される。洗濯物が必然的に不均一に分布することで生じるドラムの不安定性により、ドラムが速い速度で回転するときに外部ケーシング内の内部コンテナがいくらか振動する。この振動が洗濯機の外部ケーシングに伝達するのを回避するために、内部コンテナは、コンテナと外部ケーシングとの間の移動量が限定されるように外部ケーシング内に設けられる。この点、テンション・スプリングを用いて外部ケーシングに内部コンテナを取り付けることは一般的であり、このスプリングは内部コンテナの動きを減少させ、かつ内部コンテナを平衡位置に戻るよう動かすものである。
【0003】
内部コンテナが外部コンテナに対して移動できるという事実は、ドアの区域で洗濯機をシールすることに関して、特にフロントローディング方式の洗濯機の場合に、困難を引き起こす。ほとんどの場合、ドアは外部ケーシングに設けられており、かつドアが閉じた位置にあるとき外部ケーシングをシールするように配置されている。フロントローディング方式の洗濯機の場合、ドアはまた通常、内部コンテナの内部へ向けて突出するような形状に窪んでいる。洗濯液が内部コンテナから流出するのを防ぐように、内部コンテナとドア又は開口部のリムのどちらかとの間に可撓性の大きいベローズシールが設けられている。トップローディング方式の洗濯機の場合、可撓性のシールはシールの上端と外部ケーシング又はドアとの間へ延出してもよいが、ドアは内部コンテナへ向けて突出するよう形成される必要はない。可撓性のシールは通常、機器の残りの部分へ過度の圧力又は損害を与えることなく内部コンテナの動きを調整することができるように、十分な可撓性を有して構成される。
【0004】
上で略述された従来の装置は一般的に、内部コンテナのシーリングが依存している可撓性シールは摩滅するか又は損傷を受ける傾向にある、という不都合な点を有している。これは、必要によりシールが、支持されずに、洗濯物をドラムの内部へ導入するための洗濯物が通過する開口部へ突出しかつ取り囲んでいるからである。利用可能な開口部を介して洗濯物を通過させるためにはかなりの力を使うことは一般的であり、これによりシールが曲げられるか、取り払われるか、又は損傷する可能性がある。ジッパー及び/又はボタンのような留め具が洗濯物に存在する場合には、シールに対する損傷はかなりのものとなる可能性がある。従来のフロントローディング装置の他の不都合な点は、内部コンテナの動きを調整するためにシールが可撓性を有していなければならないので、洗濯物の小さな部分がシールの折り目又は裂け目につかえるようになる可能性があり、これによりこの小さな部分が適切に洗濯されないか又は損傷を受けるようになる可能性がある、という点である。
【0005】
いくつかのフロントローディング洗濯機はコンテナ自身に設けられたドアを有することが知られている。ドアは、閉まる時にコンテナをシールする。従来の装置に関して、コンテナは、コンテナと外部ケーシングとの間を限定して動くことができるように外部ケーシングの内部に配置されているが、コンテナと外部ケーシングとの間の大きなベローズシールは不要となっている。外部ケーシングの開口部は、ドラムへ接近することができるようにコンテナドアと並べて配置され、フロントパネルはこの開口部を覆うために外部ケーシングへ間接接合される。ラバーシールの形状はコンテナと外部ケーシングとの間の空間に与えられており、このシールは、コンテナと外部ケーシングとの間にクッション材を提供するためにケーシングの開口部から半径方向外方へ向けて間隔を空けて配置されている。この種の装置では、物体が外部ケーシングとコンテナとの間に挟まるか又は落っこちる恐れがある。
【0006】
この発明の目的は、より便利に使用することのできる洗濯装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
したがって、この発明は、外部ケーシングと、前記外部ケーシング内に設けられ、かつ使用時に移動可能なように前記外部ケーシングから隔てられたコンテナと、を備え、前記外部ケーシング及び前記コンテナはそれぞれ、該コンテナへ洗濯物を導入するための開口部と、使用時に前記コンテナと一緒に移動可能な前記コンテナの前記開口部を閉じるためのドアと、前記外部ケーシングと前記コンテナとの間の空間に配置されたシールと、を有し、前記シールは前記外部ケーシングの前記開口部の縁部から延在していることを特徴とする洗濯装置を提供する。
【0008】
外部ケーシングの縁部から延在するシールを設けることによって、外部ケーシングとコンテナとの間の隙間は安全に保護される。このようにユーザーは自らの手を塞ぐ必要がなく、物体は落ちる可能性がないか又は外部ケーシングとコンテナとの間に捕獲されるようになる可能性はない。
【0009】
好ましくは、シールは外部ケーシングの縁部から半径方向内部へ向けて延在している。この配置に関して、シールは常に、コンテナが外部ケーシングに対して動くときでさえ、コンテナと外部ケーシングとの間の隙間を保護する。
【0010】
好ましくは、シールは、ユーザーが自らの手を塞ぐか又は物体が外部ケーシングとコンテナとの間に落ちるという危険をさらに最小限に抑えるために、コンテナと対向している。このシールはコンテナに対向するよう弾性的に付勢されてもよい。
【0011】
好ましくは、シールは、コンテナが外部ケーシングに対して動くとき、コンテナを過度に拘束しないように十分な可撓性を有する。
【0012】
好ましくは、シールは外部ケーシングの開口部の縁部と同一平面上に位置する。
【0013】
好ましくは、シールは外部ケーシングの開口部の縁部に接続するための部分を含む。この部分は、外部ケーシングの開口部の縁部を支持するための溝の形態を取り得る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を例としてのみ記述する。
【0015】
図1及び図2は洗濯機10の形態の洗濯装置を示す。この洗濯機10は、フロントパネル14とサイドパネル16とカバー18とを備えた外部ケーシング12を有する。外部ケーシング12は、ヨーロッパ風のキッチン及びユーティリティールームに通常設けられるような標準的な装置スペース内で取り付けるように寸法を合わせることができる。
【0016】
しかしながら、洗濯機10の寸法はこの発明の一部を形成するものではなく、要求に合わせて変更することができる。
【0017】
フロントパネル14は、洗濯機10を適切に運転するための様々な制御ボタン又は他の手段が収容されているコントロールパネル20を含む。フロントパネル14はまた、洗浄剤を収容するための石鹸皿へアクセスすることができるための石鹸皿の引出し22をも含む。フロントパネル14にはまた、洗濯機10へ不注意に入り込んでしまった大きな異物を収集するための空洞へのアクセスを可能とするコイン・トラップ24が配置されている。制御パネル20、石鹸皿の引出し22、及びコイン・トラップ24の構成、操作性、及び相対位置は、この発明にとって重要ではなく、これら特定の特徴の変形例は本発明の範囲内に包含されるよう意図されていることに留意されたい。
【0018】
外部ケーシング12のフロントパネル14には、第1ドア26が設けられている。ドア26はヒンジ28によってドア26の一側で支持されている。ヒンジ28から離れた側のドア26には、フロントパネル14に設けられたラッチ32(図3)と協働するハンドル30が配置されている。
【0019】
内部コンテナすなわちタブ34がテンションスプリング及びダンパー36によって外部ケーシング12の内部に設けられている。洗濯機10の内部にタブ34を設ける方法は公知となっている。円筒形のドラム38がタブ34の内部に、これまた公知の方法で設けられており、この際、ドラム38を自身の長手方向の軸線の回りに回転させるように、モータ40が設けられている。ドラム38には、タブ34に収容された洗濯液及び/又はすすぎ水が通過してドラム38の内部へ流れるように、穿孔が設けられている。
【0020】
タブ34には、外部ケーシング12のフロントパネル14に最も近くかつ一般的には平行である面に、第2ドア42が設けられている。ドア26と同様、ドア42は、ヒンジ44によってヒンジ44の回りに回動可能に支持されている(図3参照)。ハンドル46がまた、ヒンジ44から離れた側のドア42に設けられている。このハンドル46はタブ34に設けられたラッチと協働する。
【0021】
洗濯機として実施するために、タブ34へ水を導入し、かつまたタブ34から水を排出して水排出口へ汲み出すための手段(不図示)が設けられている。これらの特徴は従来技術から良く知られており、このためにここでは図において示すこともさらに説明することもない。
【0022】
洗濯機10はまた、洗濯機10に適切な洗濯サイクルを実施させるための制御手段を備える。通常の洗濯サイクルは、洗濯液を作るためにタブ34の内部に水及び洗浄剤を導入することと、所望の温度に洗濯液を加熱することと、ドラム38内に収容された洗濯物を攪拌するためにタブ34内でドラム38をその軸線の回りに回転させることと、タブ34から洗濯液を排出することと、を含み、一連のすすぎサイクルは、タブ34の内部にすすぎ水を導入することと、ドレンを開けてドラム38をゆっくりと回転させることによってタブ34からすすぎ水を抽出することと、ドラム38をその軸線の回りに速く回転させることによって洗濯物を回転させることと、を含む。洗濯サイクルのさらなる説明はここでは省略する。洗濯機10を運転するために設けられた制御手段50はまた、以下でより詳細に述べられるようにラッチ32及びラッチ48へ操作が及ぶよう接続されている。
【0023】
図3は、外部ドア26が開かれかつ内部ドア42が閉じた第1の状態を示している。外部ドア26は通常、ヒンジ28によって一側で支持される円形パネル52を備えている。ヒンジ28は複数のサイドパネル16のうちの一つに隣接するフロントパネル14に配置されている。ヒンジをサイドパネル16の非常に近くに配置することによって、円形パネル52はできる限り大きな半径をもつことができる。円形パネル52はヒンジ28から離れた側でハンドル30を支持する。
【0024】
円形パネル52は透明な材料から作られる。示された実施形態では、他の透明材料が用いられてもよいが、使用された材料はポリカーボネートである。これにより、ドア26を介してドア42を見ることができる。ドア42の位置は図3に点線で示されている。
【0025】
ドア26は、フロントパネル14の開口部54を閉じることができるように、寸法が合わされかつ配置されている。円形パネル54は、ドア26が閉じた位置にあるとき、開口部54を介してフロントパネル14を通って外部ケーシングの内部へ突出する縁部56を有している。シール58は縁部56の半径方向外側の円形パネル52のリムに位置しており、その結果ドア26が閉じた位置にあるとき、シール58は円形パネル52とフロントパネル14の開口部54のリムとの間に押し付けられる。このように、ドア26が閉じたとき、外部ケーシング12は開口部54の領域で堅固かつ密閉した状態で閉ざされる。
【0026】
フロントパネル14の開口部54は、ドア26が開いているとき、内部ドア42が通過できるよう十分に大きい。ドア42はヒンジ44によってタブ34に支持されている。ヒンジ44は、タブ34が釣合いの位置にあるとき、ヒンジ28よりもサイドパネル16から離れた位置にある。これにより、ドア42がヒンジ44の回りを回転するときに、ドア42が開口部54を介して通過することができるのが保証される。
【0027】
ドア42は、ヒンジ44によってドア42の一側で支持される環状のリム部60を備えている。ハンドル46がヒンジ44から離れた側のリム部60に配置されている。リム部60は、ガラス又はパイレックス(登録商標)のような透明な材料から製造された皿状部62を取り囲みかつ支持する。他の透明な材料が用いられてもよい。ドア42が閉じた位置にあるとき、皿状部62はタブ34の内部に突出する。
【0028】
ドア42は、外部ケーシング12のフロントパネル14に隣接するタブ34の部分に位置する開口部64を閉じるように、配置されかつ寸法が合わされている。開口部64は、円形であり、かつ開口部54よりも小さな半径を有する。シール66は、ドア42が閉じているとき、リム部60がシール66を押圧するような位置で、タブ34の外面にある開口部64のリムの周りに配置されている。このようにして、タブ34は、ドア42が閉じた位置にあるとき、水を漏らさないようにシールされる。
【0029】
ハンドル30,46のそれぞれは、公知の方法でそれぞれラッチ32,48と協働する。閉じた位置にあるとき、それぞれのラッチ32,48は、それぞれのハンドル30,46が操作されるまで、それぞれのドア26,42を閉じた位置に保持するよう操作することができる。このようにして、それぞれのドア26,42は、それぞれのシール58,66が圧力のかかった状態にある位置で保持され、それ故に水漏れに対してシールを形成するよう作用する。
【0030】
2つの分離されたドア、すなわち外部ケーシング12に設けられた第1ドア26とタブ34に設けられた第2ドアと、を設けることは、タブ34と外部ケーシング12に設けられたドア26との間に大きな可撓性を有するシールを設ける必要がないということを意味する。タブ34を塞ぐドア42は、直接タブに設けられており、それ故にタブ34の水密閉鎖を保証するシール66は、洗濯物が開口部64を介してタブ34の内部へ導入されることによる摩滅及び/又は損傷を受け難くなる。シール66は十分な支持が提供された状態で小さくかつコンパクトに形成することができる。また、シール58は洗濯機10の運転に対してさほど重要なものではないと認められているものの、フロントパネル14とドア26との間に設けられた該シール58もまた完全に支持され、それ故にさほど損傷及び摩滅に対して強いものとなる。
【0031】
洗濯機10が運転中のときは両方のドア26,42が閉められる。しかしながら、洗濯機10のユーザーはなお、両方のドア26,42が透明であるという事実のおかげで、タブ34の内部を見ることができる。したがってユーザーは、特定の時間に洗濯機10が到達したサイクルの段階を判断することができるよう、洗濯機10の内部を見ることができる。
【0032】
図3から図6は、フロントパネル14とタブ34との間に位置するシール80を示す。このシール80は、タブ34とフロントパネル14との間の領域を保護する目的に役立つ。タブ34とフロントパネル14とは、洗濯機を使用している間、タブ34が動くことができるように隔てられねばならない。シール80は、ユーザーの手がタブ34とフロントパネル14との間に捕らわれるのを防止する。
【0033】
図4はシールそのもののみを示す。シール80は、フロントパネル14へ接続する第1部分81と、より可撓性を有する第2部分82とを備える。第1部分81は、シールの半径方向最も外側の部分であり、かつポリプロピレンのようなフロントパネル14の開口部の縁部85をつかむのに十分な剛性を有する材料から形成されている。円形溝83が剛性部分81内に形成されており、全体のシールの周りに延在している。シール80の第2部分82は、シールの半径方向最も内側の部分であり、かつ熱可塑性エラストマーのようなより可撓性を有する材料から形成されている。第2材料の性質は、(i)タブ組立体に合う形状を維持するのに十分な剛性を有し、(ii)タブ組立体との摩擦接触に耐えるよう十分に強健であり、(iii)タブ組立体がフロントパネルへ向けて動くときに曲がるよう十分に可撓性を有するべきである。シールの剛性が強すぎる場合には、タブ組立体の自然な動きを不必要に抑制することがわかっている。第1及び第2部分81,82は、単一の仕上げ部分を形成するよう互いに成型されている。成型は、シールの可撓性を有する部分82がより剛性を有する部分81を覆って成型される場合には、ツイン・ショット成型法(twin−shot moulding method)によって達成され得る。シール80の最も内側の部分の半径は、内部ドア42のヒンジ44、ドア・キャッチ(door catch)、及びハンドル46を収容するための領域88,89で増加している。このように、キャッチ及びヒンジの操作はシール80の存在によって影響されない。これらの部分の領域では、シールがなおタブ34と同一平面上にある。あまり望まれない方法だが、シール80を領域88,89で単に切断することもできる。
【0034】
図5は、明瞭性のために内部ドア42が取除かれた、図3のA−A′線視断面図である。図6は図5の領域Cをより詳細に示す。図5及び図6に示すように、シール80の剛性部分81は、縁部85の両側をつかんだ状態で、フロントパネル14の縁部85にはまっている。シール80はパネルの縁部から半径方向内側へ延在している。断面においてシール80の凹状の輪郭を有し、丸みのある縁部92で終端している。丸みのある縁部92はシールの形状の維持を容易にする。シールの縁部92は実質的に、タブ34の正面90と同一平面上にある。この装置を用いれば、洗濯機を運転中にパネルとタブ組立体との間の隙間の幅が変化した場合でさえ、シール80は常にパネルとタブ組立体との間の隙間を保護する。タブ34の動きは図6の矢印100によって示されており、シールの対応する動きは矢印110によって示されている。タブ34が動くとき、シール80の可撓性部分82がタブ34の面90に沿って屈曲しかつスライドする様子が見られる。フロントパネル14とタブ34との間の領域へのアクセスを得るために、ユーザーはシールの最も内側の縁部92をこじ開ける必要がある。シール80の剛性及び弾性を考慮すると、こじ開けるのは非常に困難である。ユーザーにさらされたシール80の内面93は、実質的にフロントパネル14の縁部85と同一平面上にある。この同一平面上の取り付けによって、洗濯機のこの部分を掃除するのが容易になると同時に、洗濯機の外観も改善される。弾力のある可撓性部分82がタブ34の正面90に対向して位置している上述の装置はよく働くことがわかったが、タブに対してシールの最も内側の縁部を固定することも可能である。図7は他の実施形態を示し、図7において、シールの最も内側の縁部92′は、タブ34の正面90に形成された溝120に収容されかつ固定されるように、タブ34へ向けて軸線方向に延在している。この種のシールは、まずシール80の縁部92′をタブ34上の溝120内に押しつけ、次いでファシアの縁部85をシール80の他の端部の溝83へ合わせることによって、導入される。シール80をタブ34へ固定する他の方法は当業者には明らかなことだ。
【0035】
図6は、シール80をフロントパネル14へ取り付ける方法を示す。円形溝83が剛性部分81内に形成されており、全体のシールの周りに延在している。溝83は、フロントパネル14の縁部85の輪郭と符合する輪郭を有する。溝83の幅は、溝83への入口箇所へ向けて狭くなっている。その結果、一度溝83に押しつけられたフロントパネルの拡大された縁部85は、溝83にしっかりと保持されたままとなる。他の実施形態では、フロントパネル14の縁部を収容するための溝は、シールの周囲全体の周りに延在する必要はない。シール80は、溝83を用いる方法とは異なる方法でフロントパネル14へ固定され得る。圧入固定を達成する他の方法が用いられ得、他の種類の機械的固定が可能である。例えば、シール80は縁部85の領域でパネル14に接合され得る。
【0036】
図8はシール80のさらなる変形例を示す。シール80の半径方向最も内側の部分は補強部130を有する。補強部130は、タブ34の過度の動きによってシールの可撓性部分82がゆがんでしまうのを防ぎ、かつ最も磨耗の生じる領域により耐久性のある表面を提供することによってシールの寿命を延ばし、さらに、特に柔軟性の高い材料を用いた時にタブ面に生じ易いマーク(痕跡)を最小のものとする。補強部130は可撓性部分82を覆って成型され得る。
【0037】
上で説明したように、洗濯機の制御手段50はラッチ32及びラッチ48に操作可能に接続されている。適切にプログラミングすることによって、制御手段50は、洗濯機10によって実施される洗濯サイクルの特定の段階でのみそれぞれのドア26,42が開くように設計することができる。例えば、良く知られているように、タブ34の洗濯液又はすすぎ水が十分にあってドア42が開けられるべきである場合にこぼれてしまうとき、タブ34を閉じるドア42が開けられ得ることは望ましくない。したがって、タブ34内に収容された液体の高さを決定するセンサが設けられ、かつ液体の高さが少なくともタブ34の開口部の底と同じ高さである場合には、ドア42を開くことができない。また、タブ34が外部ケーシング12に対して動いていそうないかなるときでも、ドア26は開けることができるべきではない。このことはドラム38がタブ34内で高速で回転しているとき、洗濯サイクルの一部の間に最も起こりそうなことである。したがって、制御手段50は、ドラム38が回転しているいかなるときにもランチ32がドア26を開放するのを防ぐような方法でプログラムされる。ドラム38の回転速度が増加するにつれてタブ34と外部ケーシング12との間の移動量が増加するので、回転条件下、すなわちドラム38が800rpm又はそれ以上の速度で回転しているとき、制御手段50がドア26が開くのを防ぐように構成することも可能である。
【0038】
本発明は上述の実施形態の明確な詳細には限定されないということは理解されたい。ドア26,42及び開口部54,64は、どんな都合のよい形状にも構成することができる。これらドア及び開口部は円形である必要はない。その上、ドア26,42は、ここでは実質的に完全に透明であるとして示されたが、透明な部分がタブ34の内部をユーザーが見ることができるように調整されているならば、それぞれのドアに透明な部分を設けることによって本発明の利点を達成することが可能である。ドア26,42が無色であるのが好ましいが、ドア26,42の作られる材料は着色されているか又は薄い色合いがついていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗濯機の透視図である。
【図2】図1の洗濯機の側面図であって、洗濯機の内部の構成要素を概略的に示す図である。
【図3】内部コンテナを示すために外部ドアを開けた状態の図1の洗濯機の正面図である。
【図4】外部ケーシングとコンテナとの間に取り付けるシールのみの正面図である。
【図5】図3の洗濯機の正面を通る断面図である。
【図6】図5の断面図の一部をより詳細に示す詳細図である。
【図7】シールの他の実施形態を示す図6と同様の断面図である。
【図8】シールの変形例を示す図6と同様の断面図である。
【符号の説明】
14 外部ケーシング
34 コンテナ
42 ドア
80 シール
81 剛性部分
82 可撓性部分
83 溝
85 縁部
Claims (14)
- 外部ケーシングと、
前記外部ケーシング内に設けられ、かつ使用時に移動可能なように前記外部ケーシングから隔てられたコンテナと、を備え、
前記外部ケーシング及び前記コンテナはそれぞれ、
該コンテナへ洗濯物を導入するための開口部と、
使用時に前記コンテナと一緒に移動可能な前記コンテナの前記開口部を閉じるためのドアと、
前記外部ケーシングと前記コンテナとの間の空間に配置されたシールと、を有し、
前記シールは前記外部ケーシングの前記開口部の縁部から延在している
ことを特徴とする洗濯装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記シールは前記外部ケーシングの前記開口部の前記縁部から半径方向内部へ向けて延在していることを特徴とする装置。 - 請求項1又は2記載の装置において、
前記シールは前記コンテナと対向していることを特徴とする装置。 - 請求項3記載の装置において、
前記シールは前記コンテナに対向するよう弾性的に付勢されていることを特徴とする装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の装置において、
前記シールは可撓性を有することを特徴とする装置。 - 請求項5記載の装置において、
前記シールは、剛性材料から形成された前記外部ケーシングの前記縁部に接続する第1部分と、より可撓性を有する材料から形成された前記コンテナへ向けて延在する第2部分と、を含むことを特徴とする装置。 - 請求項5又は6記載の装置において、
前記コンテナに最も近い前記シールの部分は、前記シールの前記可撓性を有する部分よりも剛性を有する材料から形成されていることを特徴とする装置。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の装置において、
前記シールは前記外部ケーシングの前記開口部の前記縁部と同一平面上に位置することを特徴とする装置。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の装置において、
前記シールは前記外部ケーシングの前記開口部の前記縁部と接続するための部分を備えることを特徴とする装置。 - 請求項9記載の装置において、
前記シールは前記外部ケーシングの前記開口部の前記縁部を支持するための溝を有することを特徴とする装置。 - 請求項1から10のいずれか一項に記載の装置において、
前記シールは前記コンテナと接続するための部分を備えることを特徴とする装置。 - 請求項1から11のいずれか一項に記載の装置において、
前記外部ケーシングの前記開口部を閉じるためのドアをさらに備えることを特徴とする装置。 - 洗濯機の形態の請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。
- 実質的に添付の図面に対して以下で記載するような洗濯装置。
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