JP2004507289A - ユニバーサルコネクタ - Google Patents
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Abstract
少なくとも異なる3タイプの容器を、投与セット、望ましくは腸内投与セット、および栄養管に連結するのに適したコネクタを提供する。容器には腸内栄養を必要とするさまざまなタイプの患者に投与するための栄養食が含まれている。一態様において、コネクタは3つの異なるセグメントにより構成されている。すなわち、(a)例えば直径約40mmの口を備えたプラスチックびんやガラスびんといったような、比較的大きい口を備えた容器に連結するための第一セグメントと、(b)例えば王冠の付いた、かつ、直径約26mmの口を備えたびんであるような、比較的中くらいの口を備えた容器に連結するための第二セグメントと、(c)例えば直径約12.5mmの口を備えたフレキシブル・パウチといったような比較的小さい口を備えた容器に連結するための第三セグメントから成る。
Description
【0001】
(発明の背景)
1.発明の分野
本発明はコネクタの分野に関するものであり、さらに詳しく言うと、腸内の栄養を供給する目的において、容器を腸内投与セットに連結するためのコネクタに関する。
【0002】
2.当技術の考察
患者看護の多くの領域において、腸内に栄養を補給する目的で流動食を運び入れるために、流動食の容器を腸内投与(投与)セットに連結する必要がある。こうした流動食の容器にはさまざまなタイプのものが存在する。例えば、次に記載するようなタイプの容器が腸内栄養食を運び入れることに使用出来る。すなわち、直径40mmの口を備えたガラスびん、直径40mmの口を備えたプラスチックびん、王冠の付きのびん、およびフレキシブル・パウチである。そこで、ある既定のタイプのコネクタが、2つ以上のタイプの容器に使用出来ることが望ましい。
【0003】
欧州特許第0 344 070 B1号において、腸内栄養管を栄養剤容器に連結するための装置が開示されている。この装置は末端部分が穿孔器として構成されている。
【0004】
欧州特許第0 355 795 B1号においては、ネックの小さいもしくは大きい開口直径を有する異なるびんの各々に、経腸器具を選択的に連結させるアダプターが開示されている。このアダプターは、同軸に配置され、同一方向に位置合わせされ、かつ直径が異なる、少なくとも2つのキャップから成る。キャップの1つは、それらキャップの共通軸を中心にもう一方のキャップに対して回転可能であるが、もう一方のキャップは回転しない。
【0005】
さらに、欧州特許第0 711 538 B1号において、ネックの小さいもしくは大きい開口直径を有する多数のびんのうちの1つのケースに、経腸装置をランダムに連結させる、熱可塑性材料より製造されたユニーバーサルボトル栓が開示されている。この栓は、同一方向に開口があるように同軸に配置され、かつ、環状スペースを形成する異なる開口直径を有する、2つのキャップを備えている。この栓においては、内部キャップが外部キャップよりも柔らかい熱可塑性材料から作られていることにその特徴を有する。この2つのキャップは恒久的な連結がなされており、内部キャップは、直径の小さいびんのシーリング面でかみ合うように構成された、内部に突き出たシーリングフランジと、直径の大きいびんのシーリング面でかみ合うように構成された、外部に突き出たシールフランジを備える。
【0006】
また、欧州特許第0 930 056 A2号において、容器の内容物に到達するためや、容器に流動食を移し入れるための流動食ポートを備えた様々な容器に使用出来うるように設計されたユニバーサルコネクタが開示されている。このユニバーサルコネクタは、鋭利なあるいは鈍いカニューレを備えた注射器あるいはルアーコネクタといったようなアクセス手段によって破かれることの可能なエラストマー膜を組み込んでおり、容器の内容物とアクセス手段間にて流動食を連通させる。
【0007】
以下に記載するような今日使用されている主要なタイプの容器に連結することの可能なコネクタは、上述のコネクタの中には存在しない。その容器タイプとは、例えば、(1)直径約40mmの口を備えたガラスびん、(2)直径約40mmの口を備えた吊り下げ式びん、(3)直径約26mmの口を備えた王冠付きびん、(4)直径約12.5mmの口を備えたフレキシブル・パウチである。ゆえに、異なる直径の口を備えた、現在多く使用されている多様なタイプの食物容器全てが使用可能な腸内投与セットに連結用のコネクタが望まれる。
【0008】
(発明の概要)
本発明は、少なくとも3つの異なるタイプの容器を、投与セット、望ましくは腸内投与セット、および栄養管に連結するのに適したコネクタを提供する。容器には、腸内栄養を必要とするさまざまなタイプの患者に投与するための栄養食が含まれている。
【0009】
一態様において、コネクタは3つの異なるセグメントにより構成されている。すなわち、
(a) 例えば直径約40mmの口を備えたプラスチックびんやガラスびんといったような、比較的大きい直径を持つ口を備えた容器に連結するための第一セグメントと、
(b) 例えば王冠付きの、かつ、直径約26mmの口を備えるびんといったような、比較的中くらいの直径を持つ口を備えた容器に連結するための第二セグメントと、
(c) 例えば直径約12.5mmの口を備えたフレキシブル・パウチといったような、比較的小さい直径を持つ口を備えた容器に連結するための第三セグメントから成る。
【0010】
これら3つのセグメントの各々は、基部と、基部から突き出た壁部より構成されている。各セグメントにおいて、壁部は開口を囲んでいる。各開口の一方の終端部には基部が備わっている。各開口のもう一方の終端部には、コネクタが正しく容器に連結されているとき、適当な容器の口と直接連通するオリフィスがある。第三セグメントにはさらに、例えばフレキシブル・パウチといったような容器のシールに突き刺してその内容物に到達するための、第三セグメントの基部から突き出したスパイクが備わっている。
【0011】
好ましくは、3つのセグメント各々の少なくとも一部分は円柱の形状をなす。第一セグメントのオリフィスの直径は第二セグメントのオリフィスの直径よりも大きい。第二セグメントのオリフィスの直径は第三セグメントのオリフィスの直径よりも大きい。各セグメントの壁部はコネクタを適切な容器に確実に連結するための手段を備えている。例えばガラスびんや吊り下げ式びんといったような、比較的直径の大きい口を備えるびんのネックに回してはめ込むことが出来るように、第一セグメントの外壁に、少なくとも1つの、できれば複数のねじ山を備えることが望ましい。例えば王冠付きのびんといったような、比較的中くらいの直径の口を備えるびんのネックに、コネクタの第二セグメントがスナップ式にとめられるように、第二セグメントの内壁に少なくとも1つのリングを備えることが望ましい。例えばフレキシブル・フィードパウチいったような、比較的直径の小さい口を備える容器のネックに回してはめ込むことが出来るように、第三セグメントの内壁に複数のねじ山を備えることが望ましい。
【0012】
他の態様において、第三セグメントは、フレキシブル・パウチのシール(例えばフォイルシール)を破くことに使用出来うるスパイクを備えている。しかし、例えばコネクタを王冠の付きのびんと使用する場合といったような、その適切な連結に第三セグメントが使用されないような場合、スパイクを第三セグメントから容易に取り外すことが出来る。スパイクを取り除くことで、コネクタが王冠付きのびんと使用される時、液体の流動率をさらに上げることが可能となる。一般的にスパイクは、使用前の雑菌混入を防ぐ目的で保護シースを備える。
【0013】
本発明のコネクタを、例えば直径12.5mmほどの比較的直径の小さい口を備える容器であるフレキシブル・フィードパウチに連結するためには、フレキシブル・フィードパウチのフォイルシールにスパイクで穴をあけ、第三セグメントをフレキシブル・フィードパウチのネックに回してはめ込む。本発明のコネクタを、例えば直径26mmほどの比較的中くらいの直径を有する口を備えた容器である王冠付きびんに連結するためには、第二セグメントをびんのネックにスナップでとめ、しっかり締める。本発明のコネクタを、例えば直径40mmほどの比較的大きい直径の口を備える容器であるガラスびんやプラスチックびんに連結するためには、第一セグメントを容器のネックにあるねじ山に回してはめ込む。
【0014】
本発明によるコネクタの一つの長所に、今日使用されている少なくとも3つの主要なタイプの容器を単一タイプの投与セットに連結させることが可能であることがあげられる。また、本発明のコネクタの他の長所として、これが単体で供給されることも可能であり、さらには投与セットの構成部分としても供給され得ることがあげられる。
【0015】
(詳細な説明)
図1、図2、および図3に関して、コネクタ10は第一セグメント12、第二セグメント14、および第三セグメント16により構成されている。第一セグメント12は基部18から成り、基部18はそれより突き出た壁面20を有する。壁面20は開口21を囲んでいる。壁面20の外表面22は、例えば直径が40mmほどの、比較的直径の大きい口を備えた、例えばびんであるような容器に第一セグメント12を取り付けるための手段24を備えている。本発明に適した手段24は、限定されるわけではないが、少なくとも1つの、出来れば複数のねじ山を備える。また、基部18の端部にオリフィス25がある。このオリフィス25は、例えば直径が40mmほどの、比較的直径の大きい口を備える容器、例えばガラスびん、もしくは吊り下げ式びんといったような容器(図示せず)の口に連結することが可能である。
【0016】
第二セグメント14は基部26から成り、基部26はそれより突き出た壁面28を有する。壁面28は開口29を囲んでいる。壁面28の内表面30は、例えば直径が26mmほどの、比較的直径が中くらいである口を備えている、例えばびんであるような容器に第二セグメント14を取り付けるための手段32を備える。本発明に適した手段32は、このように限定されるわけではないが、リングを備えている。また、基部26の端部にオリフィス33がある。このオリフィス33は、例えば王冠の付いたびんといったような容器(図示せず)の口に連結することが可能である。このタイプの容器は、第一セグメント12および第三セグメント16に連結することの可能な容器の口の直径と比較して、中間サイズの直径の口を備える。
【0017】
第三セグメント16は基部34から成り、それより突き出た壁面36を有する。壁面36は開口37を囲んでいる。壁面36の内表面38は、例えば直径が12.5mmほどの、比較的直径の小さい口を備えた、例えばフレキシブル・パウチといったような容器に第三セグメント16を取り付けるための手段40を備えている。本発明に適した手段40は、限定されるわけではないが、少なくとも1つの、出来れば複数のねじ山を備えている。基部34の端部にあるオリフィス41は、例えば直径が12.5mmほどの、比較的直径の小さい口を備える容器、例えばフレキシブル・フィードパウチといったような容器(図示せず)の口に連結することが可能である。
【0018】
第三セグメント16はさらに基部34から突き出したスパイク42を備えている。スパイク42は開口46を囲む壁面44から成る。基部34の端部にあるオリフィス47は、例えばフレキシブル・フィードパウチといったような比較的直径の小さい容器の口と連結することが可能である。スパイク42が第三セグメントの基部34と連結する部分の近くに、弱くした部分48がある。この弱くした部分48があることによって、ユーザは、コネクタ10からスパイク42を壊し取ることが可能であり、コネクタ10からスパイク42を分離させることが出来る。弱くした部分48の上部にあるスパイク42部分がこのようにコネクタ10から壊し取られると、コネクタ10の第二セグメント14は、例えば王冠の付いたびんなど、一般的にその口の直径が26mmほどのびんのような、比較的中くらいの直径の口を備えた容器と容易に使用することが可能となる。弱くした部分48は、ミシン目、スリット、あるいは切り込みによって作り出すか、もしくは、弱くする部分を他の部分よりも薄くすることによって作り出すことが可能である。従来技術の一つにおいてスパイク42にこのような弱い部分48を作り出すことは可能である。また、例えばフレキシブル・フィードパウチのフォイルシールといったような容器のシールに突き刺し、容易に穴をあけることが出来るように、スパイク末端部に尖ったエッジを設ける目的で、基部34の端部に設けられたスパイク42の末端部には斜角がつけられている。
【0019】
図1、図2、および図3に示すように、第一セグメント12はその全体長に沿って円柱の形状をなしてはいない。第一セグメント12の壁面20は約45°の角度で先細りになっており、基部18と基部18に垂直な壁面20の部分とをつなぐ。この先細りの部分は必ずしも必要とされるわけではない。すなわち、第一セグメント12はその全体高の円柱となることが可能である。図1および図3に示すように、タブ50およびタブ50aが第二セグメント14の外表面に配置されている。タブ50はタブ50aから約180°の位置に配備されることが望ましい。ユーザはタブ50およびタブ50aをグリップすることが出来ることから、特に容器のネックにコネクタ10を回してはめ込むことで連結がなされる場合、容易にコネクタ10を容器にしっかりと密着させることが出来る。比較的中間サイズの直径の口を備えた容器に第二セグメント14を取り付ける際に、第三セグメント16のくぼみにたまった液体の残留物をよりすばやく流し出すために、コネクタ10に残留物放出口52および52aを備えることが望ましい。
【0020】
各セグメントにおける寸法は重要ではないが、本発明の一般的なコネクタのサイズ目安を示すために、以下の寸法を提示する。壁面20の厚さは約0.06インチであることが望ましい。壁面28の厚さは約0.06インチであることが望ましい。壁面36の厚さは約0.06インチであることが望ましい。第一セグメント12の内径は約1.37インチであることが望ましい。第二セグメント14の内径は約1.00インチであることが望ましい。第三セグメント16の内径は約0.50インチであることが望ましい。第一セグメント12の外径は約1.49インチであることが望ましい。第二セグメント14の外径は約1.12インチであることが望ましい。第三セグメント16の外径は約0.62インチであることが望ましい。
【0021】
ねじ山を設けたセグメントのねじ山のピッチは重要ではないが、1インチ当たり6つほどのねじ山があることが望ましい。ねじ山を設けたセグメントのねじ山の明確な数は重要ではないが、第一セグメント12は2つのねじ山を備え、第三セグメント16は5つのねじ山を備えることが望ましい。第一セグメント12の長さは2つのねじ山を備えるのに十分な長さを有していることが望ましい。第二セグメント14の長さはスナップ装着のためのリングを備えるのに十分な長さを有していることが望ましい。第三セグメント16は5つのねじ山を含むのに十分な長さを有していることが望ましい。しかし、これら3つのセグメントのそれぞれの長さはここでは重要ではない。スパイクの長さはフレキシブル・フィードパウチのフォイルを突き出すのに十分であり、かつパウチ内に突き出るのに十分であることが望ましい。スパイクの一般的な長さは約1.25インチである。コネクタの一般的な長さは、スパイクの先端から第一セグメント12のオリフィス25までを測定した場合、約1.85インチである。第一セグメント12の一般的な長さは約0.58インチである。第二セグメントの一般的な長さは約0.5インチである。第三セグメント(スパイクを含まない)の一般的な長さは約0.5インチである。
【0022】
第一セグメント12に連結することが可能なタイプの容器には、例えば直径40mmほどの、一般的に比較的大きな直径の口を備えたプラスチックびんやガラスびんが含まれる。第二セグメント14に連結することが可能なタイプの容器には、王冠の付いたびん、フレキシブル・パウチ、そしてガラス製のびんやプラスチック製のびんが含まれる。これらの容器は例えば直径26mmほどの比較的中間サイズの直径を有する。第三セグメント16に連結することの可能なタイプの容器には、例えば直径12.5mmほどの、比較的直径の小さい口を備えたフレキシブル容器が含まれる。
【0023】
本発明のコネクタは射出成形により製造されることが望ましい。射出成形の工程については、参考までにここに引例を行うと、John Wiley & Sons,Inc.(ニューヨーク、1987年)により刊行された、「ポリマーサイエンスおよびエンジニアリング百科事典」(“Encyclopedia of Polymer Science and Engineering”)の第8巻、102−138ページにその詳細な記載がなされている。本発明によるコネクタの製造に適する材料には、例えばポリエチレン(例えば高密度ポリエチレン)といったような成形用高分子材料が含まれる。
【0024】
本発明のコネクタは多様な用途を有し、数多くの容器タイプにその使用が可能である。王冠付きの容器の場合、コネクタ10の第二セグメント14はびんのネックにスナップ式にとめられる。直径約40mmの口を備えるプラスチックびんやガラスびんの場合、第一セグメント12はねじ山24によりびんのネックに連結される。フレキシブル・パウチの場合、スパイク42はパウチの口を覆っているフォイルシールを突き刺して穴をあけるのに使用される。そして、第三セグメント16はねじ山40によりパウチのネックに連結される。第一セグメント12あるいは第二セグメント14が使用されるとき、スパイク42は不要である。スパイク42を必要としない場合、弱くした部分48があることで、ユーザはスパイク42の先端を壊し取ることが可能であり、これを廃棄することが出来る。
【0025】
本発明によるコネクタの長所には以下が含まれる。
(1) 本発明のコネクタは少なくとも3つの異なるタイプの容器に使用することが可能である。すなわち、(a)比較的直径の小さい口を備える容器、例えばフレキシブル・パウチといったような容器、(b)比較的中くらいの直径の口を備えた容器、例えば王冠付きのびんといったような容器、(c)比較的直径の大きい口を備えた容器、例えば吊り下げ式びん、ガラスびんといったような容器に使用することが出来る。
(2) スパイクは不要な場合、廃棄することが出来る。
(3) 本発明のコネクタにより、今日使用されている少なくとも主な3つのタイプの容器を単一タイプの投与セットに連結することが可能となる。
(4) 本発明のコネクタはこれ単体で供給されるか、もしくは投与セットの構成部分としても供給され得る。
【0026】
本発明の範囲を逸脱することなく、本発明のさまざまな修正、変更が当業者にとっては明らかであり、本発明は、ここで詳細に説明を行った実施形態に不当に制限されるものではないことを理解すべきである。例えば、王冠の付いたネックを有する容器に使用可能であるように、ねじ山の備わったセグメントを改造したいという場合、ねじ山が備わったセグメントのねじ山をリングに替えることも可能である。また、ねじ山の付いたネックを有する容器に使用可能であるように、リングが備わったセグメントを変更したいという場合、王冠に使用するリングを備えたセグメントにおけるリングを、1つあるいはそれ以上のネジ山に替えることも可能である。また、本文に記載を行った寸法はおおよその目安である。本発明のコネクタを異なるタイプの容器に適合させるため、当業者は、これらの寸法を変更できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明のコネクタの一形態における斜視図である。
【図2】
図1に示したコネクタ正面の断面図である。
【図3】
図1に示したコネクタの上面図である。
(発明の背景)
1.発明の分野
本発明はコネクタの分野に関するものであり、さらに詳しく言うと、腸内の栄養を供給する目的において、容器を腸内投与セットに連結するためのコネクタに関する。
【0002】
2.当技術の考察
患者看護の多くの領域において、腸内に栄養を補給する目的で流動食を運び入れるために、流動食の容器を腸内投与(投与)セットに連結する必要がある。こうした流動食の容器にはさまざまなタイプのものが存在する。例えば、次に記載するようなタイプの容器が腸内栄養食を運び入れることに使用出来る。すなわち、直径40mmの口を備えたガラスびん、直径40mmの口を備えたプラスチックびん、王冠の付きのびん、およびフレキシブル・パウチである。そこで、ある既定のタイプのコネクタが、2つ以上のタイプの容器に使用出来ることが望ましい。
【0003】
欧州特許第0 344 070 B1号において、腸内栄養管を栄養剤容器に連結するための装置が開示されている。この装置は末端部分が穿孔器として構成されている。
【0004】
欧州特許第0 355 795 B1号においては、ネックの小さいもしくは大きい開口直径を有する異なるびんの各々に、経腸器具を選択的に連結させるアダプターが開示されている。このアダプターは、同軸に配置され、同一方向に位置合わせされ、かつ直径が異なる、少なくとも2つのキャップから成る。キャップの1つは、それらキャップの共通軸を中心にもう一方のキャップに対して回転可能であるが、もう一方のキャップは回転しない。
【0005】
さらに、欧州特許第0 711 538 B1号において、ネックの小さいもしくは大きい開口直径を有する多数のびんのうちの1つのケースに、経腸装置をランダムに連結させる、熱可塑性材料より製造されたユニーバーサルボトル栓が開示されている。この栓は、同一方向に開口があるように同軸に配置され、かつ、環状スペースを形成する異なる開口直径を有する、2つのキャップを備えている。この栓においては、内部キャップが外部キャップよりも柔らかい熱可塑性材料から作られていることにその特徴を有する。この2つのキャップは恒久的な連結がなされており、内部キャップは、直径の小さいびんのシーリング面でかみ合うように構成された、内部に突き出たシーリングフランジと、直径の大きいびんのシーリング面でかみ合うように構成された、外部に突き出たシールフランジを備える。
【0006】
また、欧州特許第0 930 056 A2号において、容器の内容物に到達するためや、容器に流動食を移し入れるための流動食ポートを備えた様々な容器に使用出来うるように設計されたユニバーサルコネクタが開示されている。このユニバーサルコネクタは、鋭利なあるいは鈍いカニューレを備えた注射器あるいはルアーコネクタといったようなアクセス手段によって破かれることの可能なエラストマー膜を組み込んでおり、容器の内容物とアクセス手段間にて流動食を連通させる。
【0007】
以下に記載するような今日使用されている主要なタイプの容器に連結することの可能なコネクタは、上述のコネクタの中には存在しない。その容器タイプとは、例えば、(1)直径約40mmの口を備えたガラスびん、(2)直径約40mmの口を備えた吊り下げ式びん、(3)直径約26mmの口を備えた王冠付きびん、(4)直径約12.5mmの口を備えたフレキシブル・パウチである。ゆえに、異なる直径の口を備えた、現在多く使用されている多様なタイプの食物容器全てが使用可能な腸内投与セットに連結用のコネクタが望まれる。
【0008】
(発明の概要)
本発明は、少なくとも3つの異なるタイプの容器を、投与セット、望ましくは腸内投与セット、および栄養管に連結するのに適したコネクタを提供する。容器には、腸内栄養を必要とするさまざまなタイプの患者に投与するための栄養食が含まれている。
【0009】
一態様において、コネクタは3つの異なるセグメントにより構成されている。すなわち、
(a) 例えば直径約40mmの口を備えたプラスチックびんやガラスびんといったような、比較的大きい直径を持つ口を備えた容器に連結するための第一セグメントと、
(b) 例えば王冠付きの、かつ、直径約26mmの口を備えるびんといったような、比較的中くらいの直径を持つ口を備えた容器に連結するための第二セグメントと、
(c) 例えば直径約12.5mmの口を備えたフレキシブル・パウチといったような、比較的小さい直径を持つ口を備えた容器に連結するための第三セグメントから成る。
【0010】
これら3つのセグメントの各々は、基部と、基部から突き出た壁部より構成されている。各セグメントにおいて、壁部は開口を囲んでいる。各開口の一方の終端部には基部が備わっている。各開口のもう一方の終端部には、コネクタが正しく容器に連結されているとき、適当な容器の口と直接連通するオリフィスがある。第三セグメントにはさらに、例えばフレキシブル・パウチといったような容器のシールに突き刺してその内容物に到達するための、第三セグメントの基部から突き出したスパイクが備わっている。
【0011】
好ましくは、3つのセグメント各々の少なくとも一部分は円柱の形状をなす。第一セグメントのオリフィスの直径は第二セグメントのオリフィスの直径よりも大きい。第二セグメントのオリフィスの直径は第三セグメントのオリフィスの直径よりも大きい。各セグメントの壁部はコネクタを適切な容器に確実に連結するための手段を備えている。例えばガラスびんや吊り下げ式びんといったような、比較的直径の大きい口を備えるびんのネックに回してはめ込むことが出来るように、第一セグメントの外壁に、少なくとも1つの、できれば複数のねじ山を備えることが望ましい。例えば王冠付きのびんといったような、比較的中くらいの直径の口を備えるびんのネックに、コネクタの第二セグメントがスナップ式にとめられるように、第二セグメントの内壁に少なくとも1つのリングを備えることが望ましい。例えばフレキシブル・フィードパウチいったような、比較的直径の小さい口を備える容器のネックに回してはめ込むことが出来るように、第三セグメントの内壁に複数のねじ山を備えることが望ましい。
【0012】
他の態様において、第三セグメントは、フレキシブル・パウチのシール(例えばフォイルシール)を破くことに使用出来うるスパイクを備えている。しかし、例えばコネクタを王冠の付きのびんと使用する場合といったような、その適切な連結に第三セグメントが使用されないような場合、スパイクを第三セグメントから容易に取り外すことが出来る。スパイクを取り除くことで、コネクタが王冠付きのびんと使用される時、液体の流動率をさらに上げることが可能となる。一般的にスパイクは、使用前の雑菌混入を防ぐ目的で保護シースを備える。
【0013】
本発明のコネクタを、例えば直径12.5mmほどの比較的直径の小さい口を備える容器であるフレキシブル・フィードパウチに連結するためには、フレキシブル・フィードパウチのフォイルシールにスパイクで穴をあけ、第三セグメントをフレキシブル・フィードパウチのネックに回してはめ込む。本発明のコネクタを、例えば直径26mmほどの比較的中くらいの直径を有する口を備えた容器である王冠付きびんに連結するためには、第二セグメントをびんのネックにスナップでとめ、しっかり締める。本発明のコネクタを、例えば直径40mmほどの比較的大きい直径の口を備える容器であるガラスびんやプラスチックびんに連結するためには、第一セグメントを容器のネックにあるねじ山に回してはめ込む。
【0014】
本発明によるコネクタの一つの長所に、今日使用されている少なくとも3つの主要なタイプの容器を単一タイプの投与セットに連結させることが可能であることがあげられる。また、本発明のコネクタの他の長所として、これが単体で供給されることも可能であり、さらには投与セットの構成部分としても供給され得ることがあげられる。
【0015】
(詳細な説明)
図1、図2、および図3に関して、コネクタ10は第一セグメント12、第二セグメント14、および第三セグメント16により構成されている。第一セグメント12は基部18から成り、基部18はそれより突き出た壁面20を有する。壁面20は開口21を囲んでいる。壁面20の外表面22は、例えば直径が40mmほどの、比較的直径の大きい口を備えた、例えばびんであるような容器に第一セグメント12を取り付けるための手段24を備えている。本発明に適した手段24は、限定されるわけではないが、少なくとも1つの、出来れば複数のねじ山を備える。また、基部18の端部にオリフィス25がある。このオリフィス25は、例えば直径が40mmほどの、比較的直径の大きい口を備える容器、例えばガラスびん、もしくは吊り下げ式びんといったような容器(図示せず)の口に連結することが可能である。
【0016】
第二セグメント14は基部26から成り、基部26はそれより突き出た壁面28を有する。壁面28は開口29を囲んでいる。壁面28の内表面30は、例えば直径が26mmほどの、比較的直径が中くらいである口を備えている、例えばびんであるような容器に第二セグメント14を取り付けるための手段32を備える。本発明に適した手段32は、このように限定されるわけではないが、リングを備えている。また、基部26の端部にオリフィス33がある。このオリフィス33は、例えば王冠の付いたびんといったような容器(図示せず)の口に連結することが可能である。このタイプの容器は、第一セグメント12および第三セグメント16に連結することの可能な容器の口の直径と比較して、中間サイズの直径の口を備える。
【0017】
第三セグメント16は基部34から成り、それより突き出た壁面36を有する。壁面36は開口37を囲んでいる。壁面36の内表面38は、例えば直径が12.5mmほどの、比較的直径の小さい口を備えた、例えばフレキシブル・パウチといったような容器に第三セグメント16を取り付けるための手段40を備えている。本発明に適した手段40は、限定されるわけではないが、少なくとも1つの、出来れば複数のねじ山を備えている。基部34の端部にあるオリフィス41は、例えば直径が12.5mmほどの、比較的直径の小さい口を備える容器、例えばフレキシブル・フィードパウチといったような容器(図示せず)の口に連結することが可能である。
【0018】
第三セグメント16はさらに基部34から突き出したスパイク42を備えている。スパイク42は開口46を囲む壁面44から成る。基部34の端部にあるオリフィス47は、例えばフレキシブル・フィードパウチといったような比較的直径の小さい容器の口と連結することが可能である。スパイク42が第三セグメントの基部34と連結する部分の近くに、弱くした部分48がある。この弱くした部分48があることによって、ユーザは、コネクタ10からスパイク42を壊し取ることが可能であり、コネクタ10からスパイク42を分離させることが出来る。弱くした部分48の上部にあるスパイク42部分がこのようにコネクタ10から壊し取られると、コネクタ10の第二セグメント14は、例えば王冠の付いたびんなど、一般的にその口の直径が26mmほどのびんのような、比較的中くらいの直径の口を備えた容器と容易に使用することが可能となる。弱くした部分48は、ミシン目、スリット、あるいは切り込みによって作り出すか、もしくは、弱くする部分を他の部分よりも薄くすることによって作り出すことが可能である。従来技術の一つにおいてスパイク42にこのような弱い部分48を作り出すことは可能である。また、例えばフレキシブル・フィードパウチのフォイルシールといったような容器のシールに突き刺し、容易に穴をあけることが出来るように、スパイク末端部に尖ったエッジを設ける目的で、基部34の端部に設けられたスパイク42の末端部には斜角がつけられている。
【0019】
図1、図2、および図3に示すように、第一セグメント12はその全体長に沿って円柱の形状をなしてはいない。第一セグメント12の壁面20は約45°の角度で先細りになっており、基部18と基部18に垂直な壁面20の部分とをつなぐ。この先細りの部分は必ずしも必要とされるわけではない。すなわち、第一セグメント12はその全体高の円柱となることが可能である。図1および図3に示すように、タブ50およびタブ50aが第二セグメント14の外表面に配置されている。タブ50はタブ50aから約180°の位置に配備されることが望ましい。ユーザはタブ50およびタブ50aをグリップすることが出来ることから、特に容器のネックにコネクタ10を回してはめ込むことで連結がなされる場合、容易にコネクタ10を容器にしっかりと密着させることが出来る。比較的中間サイズの直径の口を備えた容器に第二セグメント14を取り付ける際に、第三セグメント16のくぼみにたまった液体の残留物をよりすばやく流し出すために、コネクタ10に残留物放出口52および52aを備えることが望ましい。
【0020】
各セグメントにおける寸法は重要ではないが、本発明の一般的なコネクタのサイズ目安を示すために、以下の寸法を提示する。壁面20の厚さは約0.06インチであることが望ましい。壁面28の厚さは約0.06インチであることが望ましい。壁面36の厚さは約0.06インチであることが望ましい。第一セグメント12の内径は約1.37インチであることが望ましい。第二セグメント14の内径は約1.00インチであることが望ましい。第三セグメント16の内径は約0.50インチであることが望ましい。第一セグメント12の外径は約1.49インチであることが望ましい。第二セグメント14の外径は約1.12インチであることが望ましい。第三セグメント16の外径は約0.62インチであることが望ましい。
【0021】
ねじ山を設けたセグメントのねじ山のピッチは重要ではないが、1インチ当たり6つほどのねじ山があることが望ましい。ねじ山を設けたセグメントのねじ山の明確な数は重要ではないが、第一セグメント12は2つのねじ山を備え、第三セグメント16は5つのねじ山を備えることが望ましい。第一セグメント12の長さは2つのねじ山を備えるのに十分な長さを有していることが望ましい。第二セグメント14の長さはスナップ装着のためのリングを備えるのに十分な長さを有していることが望ましい。第三セグメント16は5つのねじ山を含むのに十分な長さを有していることが望ましい。しかし、これら3つのセグメントのそれぞれの長さはここでは重要ではない。スパイクの長さはフレキシブル・フィードパウチのフォイルを突き出すのに十分であり、かつパウチ内に突き出るのに十分であることが望ましい。スパイクの一般的な長さは約1.25インチである。コネクタの一般的な長さは、スパイクの先端から第一セグメント12のオリフィス25までを測定した場合、約1.85インチである。第一セグメント12の一般的な長さは約0.58インチである。第二セグメントの一般的な長さは約0.5インチである。第三セグメント(スパイクを含まない)の一般的な長さは約0.5インチである。
【0022】
第一セグメント12に連結することが可能なタイプの容器には、例えば直径40mmほどの、一般的に比較的大きな直径の口を備えたプラスチックびんやガラスびんが含まれる。第二セグメント14に連結することが可能なタイプの容器には、王冠の付いたびん、フレキシブル・パウチ、そしてガラス製のびんやプラスチック製のびんが含まれる。これらの容器は例えば直径26mmほどの比較的中間サイズの直径を有する。第三セグメント16に連結することの可能なタイプの容器には、例えば直径12.5mmほどの、比較的直径の小さい口を備えたフレキシブル容器が含まれる。
【0023】
本発明のコネクタは射出成形により製造されることが望ましい。射出成形の工程については、参考までにここに引例を行うと、John Wiley & Sons,Inc.(ニューヨーク、1987年)により刊行された、「ポリマーサイエンスおよびエンジニアリング百科事典」(“Encyclopedia of Polymer Science and Engineering”)の第8巻、102−138ページにその詳細な記載がなされている。本発明によるコネクタの製造に適する材料には、例えばポリエチレン(例えば高密度ポリエチレン)といったような成形用高分子材料が含まれる。
【0024】
本発明のコネクタは多様な用途を有し、数多くの容器タイプにその使用が可能である。王冠付きの容器の場合、コネクタ10の第二セグメント14はびんのネックにスナップ式にとめられる。直径約40mmの口を備えるプラスチックびんやガラスびんの場合、第一セグメント12はねじ山24によりびんのネックに連結される。フレキシブル・パウチの場合、スパイク42はパウチの口を覆っているフォイルシールを突き刺して穴をあけるのに使用される。そして、第三セグメント16はねじ山40によりパウチのネックに連結される。第一セグメント12あるいは第二セグメント14が使用されるとき、スパイク42は不要である。スパイク42を必要としない場合、弱くした部分48があることで、ユーザはスパイク42の先端を壊し取ることが可能であり、これを廃棄することが出来る。
【0025】
本発明によるコネクタの長所には以下が含まれる。
(1) 本発明のコネクタは少なくとも3つの異なるタイプの容器に使用することが可能である。すなわち、(a)比較的直径の小さい口を備える容器、例えばフレキシブル・パウチといったような容器、(b)比較的中くらいの直径の口を備えた容器、例えば王冠付きのびんといったような容器、(c)比較的直径の大きい口を備えた容器、例えば吊り下げ式びん、ガラスびんといったような容器に使用することが出来る。
(2) スパイクは不要な場合、廃棄することが出来る。
(3) 本発明のコネクタにより、今日使用されている少なくとも主な3つのタイプの容器を単一タイプの投与セットに連結することが可能となる。
(4) 本発明のコネクタはこれ単体で供給されるか、もしくは投与セットの構成部分としても供給され得る。
【0026】
本発明の範囲を逸脱することなく、本発明のさまざまな修正、変更が当業者にとっては明らかであり、本発明は、ここで詳細に説明を行った実施形態に不当に制限されるものではないことを理解すべきである。例えば、王冠の付いたネックを有する容器に使用可能であるように、ねじ山の備わったセグメントを改造したいという場合、ねじ山が備わったセグメントのねじ山をリングに替えることも可能である。また、ねじ山の付いたネックを有する容器に使用可能であるように、リングが備わったセグメントを変更したいという場合、王冠に使用するリングを備えたセグメントにおけるリングを、1つあるいはそれ以上のネジ山に替えることも可能である。また、本文に記載を行った寸法はおおよその目安である。本発明のコネクタを異なるタイプの容器に適合させるため、当業者は、これらの寸法を変更できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明のコネクタの一形態における斜視図である。
【図2】
図1に示したコネクタ正面の断面図である。
【図3】
図1に示したコネクタの上面図である。
Claims (14)
- 複数の容器に使用できるコネクターであって、
比較的直径の大きい口を備えた容器に連結することの可能な第一セグメントと、比較的中くらいの直径の口を備えた容器に連結することの可能な第二セグメントと、
比較的直径の小さい口を備えた容器に連結することの可能な第三セグメントとにより構成されていることを特徴とする、コネクタ。 - 上記第一セグメント、上記第二セグメント、および上記第三
セグメントの各々の少なくとも一部分は円柱の形状をなしていることを特徴とす
る請求項1に記載のコネクタ。 - 上記第一セグメント、上記第二セグメント、および上記第三セグメントの各々はその形状がほぼ円形であるオリフィスを有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 上記第一セグメントの上記オリフィスの直径は、上記第二セグメントの上記オリフィスの直径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 上記第二セグメントの上記オリフィスの直径は、上記第三セグメントの上記オリフィスの直径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 上記第一セグメントには、上記コネクタを容器のネックに連結するための手段が備わっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 上記コネクタを容器のネックに連結するための手段は少なくとも1つのねじ山から成ることを特徴とする請求項6に記載のコネクタ。
- 上記第二セグメントには、上記コネクタを容器のネックに連結するための手段が備わっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 上記コネクタを容器のネックに連結するための手段はリングから成ることを特徴とする請求項8に記載のコネクタ。
- 上記第三セグメントには、上記コネクタを容器のネックに連結するための手段が備わっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 上記コネクタを容器のネックに連結するための手段は少なくとも1つのねじ山から成ることを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
- 上記第三セグメントは、基部と、該基部から突き出たスパイクを有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 上記スパイクには弱くした部分が備わっており、それにより該スパイクを上記コネクタから取り除くことが可能であることを特徴とする請求項12に記載のコネクタ。
- 上記第三セグメントは残留液を放出するための少なくとも1つの放出口を備え、第三セグメントからの残留物はその放出口より流れ出ることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080902 |