JP2004506553A - 節電型領域自動調節式乾燥装置及び方法 - Google Patents

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    • F26B3/283Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by radiation, e.g. from the sun in combination with convection

Abstract

印刷機のコンピューター制御節電型領域自動調節式乾燥装置は、被印刷体走行路(P)に対向し、複数の赤外線ランプ(60)が個々にまたはグループとして接続されて、縦方向に延びて移送路(P)の横方向に並んだ複数の加熱ゾーンを形成する乾燥機ヘッド(36)を有する。各加熱ゾーンの放射熱出力は、電源に接続された制御ユニット(154)により別々に制御される。制御ユニット(154)は加熱ゾーンの出力を個別に調整する。加熱の必要がないゾーンをオフにすることにより電力コストを減少させエネルギーを節約する。被印刷体走行路(P)の横方向に離隔する複数のセンサー(35)は、作動中の加熱ゾーンに対応する被印刷体の加熱領域の表面温度を測定し、自動的に設定温度に維持する。各加熱領域の温度は、その領域の出力を調整して自動的に制御されるため、均一な温度プロフィールを有する印刷済み枚葉紙(S)が移送される。別の手動モードでは、任意のゾーンをそれぞれ独立に利用可能な電力の0乃至100%の範囲の任意の百分比で動作するように設定できる。別個の高速空気スクラバー及び別の空気抽出手段(40)を用いて帯域乾燥装置の総合乾燥効率を増加させる。

Description

【0001】
1.発明の分野
本発明は、インキの分布が一様でない印刷済み枚葉紙の温度を調整するように作動する印刷機用乾燥装置の分野に関する。
【0002】
2.背景技術
回転式オフセット印刷機は、連続して送られる枚葉紙または巻取紙より成る被印刷体上に、画像を転送する版胴、インキ画像を受けるインキ転写面を有するゴム胴、及びインキ画像が紙に転写されるように紙をゴム胴に押し付ける圧胴により画像を複製するものである。紙に適用される平版インキは一部が吸収されるが、主として酸化により乾燥する。このインキは他のインキと比べると濃く、水溶性溶剤を含まず、一般的に非常に高い固状体濃度を有する。平版インキの乾燥は、温度を幾分上げると酸化により早めることが可能である。
【0003】
現代の印刷機の多くは、平版印刷用インキとは全く異なるフレキソ印刷用、紫外線(UV)硬化型または水溶性の皮膜または印刷用インキを使用できる塗工機または「ラッカー」ユニットを端部に用いている。その一例として、Printing Research, Inc.が製造し、米国特許第5,176,077号に示された塗工機/印刷機がある。さらに、塗工機は、印刷機の普通の平版印刷ステーションの1つに使用するものとなっている。これらには、最後のステーションだけでなく印刷機の任意所望のステーションにおいてフレキソ印刷、UV硬化型または水溶性皮膜形成及び/または印刷を可能にする後退自在のステーション間塗工機が含まれる。かかる塗工機の例として、Printing Research, Inc.が製造し、米国特許第5,960,713号;第5,651,316号;及び第5,598,777号に記載されたものがある。
【0004】
印刷機中を移送され、印刷されたばかりの枚葉紙は、スタッカーへ送られて積重ねられ貯蔵される。にじみを防止し、1つの枚葉紙を次の枚葉紙の上に積重ねる時に生じることがある枚葉紙の印刷されていない側または印刷済みの側のインキの裏移り及び「ガスゴースト現象」を防止するために、枚葉紙を積重ねる前に未乾燥のインキ及び皮膜を乾燥させる必要がある。通常、印刷されたばかりの枚葉紙への裏移りを防止するために、積重ねられる印刷されたばかりの枚葉紙に粉末を吹付ける。粉末の吹付けは、他の理由により望ましくないが、それは、枚葉紙の印刷済み表面がざらつく感じになり、粉末が枚葉紙及びブランケットの上に堆積して良好な印刷品質を低下させる可能性がある。このため、印刷機の動作を頻繁に停止して版及びブランケットを洗浄するが、この粉末は印刷機の部品にとって有害でもある。本発明は、粉末吹付けの必要性を減少させるか不要にするものである。粉末吹付けによりインキ及び/または皮膜の乾燥中における裏移りが防止されるが、これはせいぜい乾燥に伴う問題を部分的に解決するだけである。湿潤度が比較的高い厚膜を有するフレキソ印刷、UV及び/または水溶性皮膜もしくは印刷画像の場合、湿潤度の高いインキ膜、特に水溶性インキまたは皮膜を乾燥するのは容易でないため、積重ねる前に補助的な乾燥を行うのが必要条件である。
【0005】
印刷機の印刷及び塗工ステーションの後の乾燥機に、熱風対流ヒーター及び放射ヒーターが使用されている。これらは、熱風対流に対する印刷済み枚葉紙の露出時間が十分に長くて枚葉紙がスタッカーに到達する前に水溶性インキ及び皮膜が固化する低速乃至中速の印刷機に最もふさわしい。
【0006】
高速で、例えば、1時間あたり5000枚またはそれ以上の印刷を行う場合、一般的に対流だけでは良好な乾燥は得られない。赤外線加熱ランプにより乾燥効率を増加させる改良型乾燥機が製造されているが、その理由は、短波長の赤外線エネルギーが液状インキ及び皮膜に優先的に吸収されて乾燥が速くなるからである。赤外線放射エネルギーにより、インキ及び/または皮膜から水分及び揮発性成分が分離する。印刷済み表面を高速の空気で洗浄すると、乾燥がさらに促進される。高エネルギー赤外線加熱ランプを高速空気と組合わせて使用済み揮発性成分及び水蒸気を抽出する機能を備えた乾燥機の一例として、Printing Research, Inc.が製造し、米国特許第5,537,925号に記載された赤外線乾燥機がある。本発明はこの装置の改良型を使用する。
【0007】
従来型赤外線(IR)乾燥機の一部に付随するひとつの問題は、それらの幅寸法が被印刷体の最大許容幅でなければならず、一般的にオンオフ制御で動作することである。印刷機が作動中は乾燥機の加熱管が全てオンにされ、印刷機が作動を停止すると全てオフにされる。被印刷体の幅が印刷機の幅よりも小さい場合、下方に加熱される被印刷体が存在しない領域に位置する赤外線乾燥機のランプにも給電が行われる。これは、速い印刷速度に合わせるべく強力な赤外線ランプを使用するためであり、ささいなことではない。米国特許第5,537,925号では、これらのランプはそれぞれ1kwのランプであった。本発明の好ましい実施例によると、ランプの消費電力は2kwに増加しており、乾燥機ヘッドには32個またはそれ以上のランプが存在する。例えば、このような乾燥機を備えた40インチの印刷機に24インチ幅の枚葉紙をかける場合、各側8インチの部分には枚葉紙が存在しないため乾燥させるインキが存在せず、加熱の必要がない。この種の従来型乾燥機は40インチ(102cm)の幅全体にわたってエネルギーを供給し続けるため、その分だけ高価な電力が無駄になり、印刷機及び印刷機を設置した室内に不要な熱が発生する。
【0008】
従来型乾燥機には、全部のランプがオンまたはオフにされる大部分の印刷機用乾燥機にとって典型的な構成を改良したものがある。それは、Printing Research, Inc.が製造する空気ブランケット型赤外線乾燥機であり、米国特許第5,537,925号に記載された乾燥機の商業モデルである。外側のランプは2個のランプより成る幾つかのグループ毎に配線されているが、中央の幾つかのランプは単一グループとして作動するように接続されている。対で動作するランプの外側グループは2個または3個ある。例えば、最左翼の2つのランプと最右翼の2つのランプとを一緒にオン/オフにすること可能である。左及び右側の次の2対のランプを一緒にオン/オフにすることも可能である。対になったランプの第3のグループも存在する。これらのランプ対(両側の2つのランプ)をセレクタースイッチに接続し、このスイッチによりオペレーターは、各側の2つのランプ、各側の4つのランプまたは各側の6つのランプをオフにできる。これにより電力が節約されるが、中央の主要グループのランプは影響を受けず、オン/オフ制御だけを受ける1つの大きなランプとして一緒に動作する。ここで重要なことは、従来型設計のランプの何れのグループも、何れの個々のランプも、枚葉紙の温度に応答してそれぞれ独立に制御されないことである。上述の従来型乾燥機への給電はセレクタースイッチ及び/またはレオスタット装置により行われ、最初にセットした後、オペレーターが印刷機済み枚葉紙の温度が高すぎるか低すぎるのを感知すると、手動でリセットしなければならない。
【0009】
さらに、テキストだけを含む領域はほとんどまたは全く乾燥させる必要がないが、インキの分布密度が高い領域は乾燥用のエネルギーをかなり多量に必要とすることが知られている。印刷のない、または印刷がわずかに存在する、もしくは乾燥を全く使用としない種類の印刷がある非印刷領域も存在することがある。この一例は、枚葉紙の一方の半部がプロセスカラーを有し、もう一方の半部がテキストを有する「本掛け」がある。第1の面を印刷した後、枚葉紙を裏返して、再び印刷機に通し、もう一方の面への印刷を繰り返す。テキストだけを有し、乾燥をほとんど必要としない領域は、従来型乾燥機では高強度の放射エネルギーを二度受けることになる。別例として、4つの多色印刷を2回またはそれ以上行う必要のある2つの多色印刷機への赤外線乾燥機の利用がある。インキのない領域は強力な赤外線エネルギーを受けるため、湿分が多量に除去されて枚葉紙が完全な乾燥状態となる。枚葉紙の一部が別の部分と比べて多量の湿分を含む場合、見当に悪影響が出ることがある。米国ではエネルギーコストは高いが、電気エネルギーのコストが米国と比べると3倍または4倍もする米国以外の国が多数ある。エネルギーの節約は重要である。
【0010】
被印刷体の幅全体にわたる、また長さ方向における種々の点で測定する被印刷体の温度をわずかに高い、しかしながら均一な温度に維持しようとするのは好ましい目標である。120乃至480ボルトで動作するランプからは、強力な赤外線エネルギーが照射される。かかる強力な放射赤外線の影響を緩和しようとする試みがあるが、枚葉紙には依然として温度のばらつきがあり、枚葉紙を積重ねると熱が容易に逃げなくなって温度が増加するため重大な問題となる。平版インキの酸化による当然の結果として、積重ねた枚葉紙では温度が幾分か増加する。温度が均一でないため、湿分の含有量が影響を受け、枚葉紙が縮れる傾向がある。高温領域は、枚葉紙の裏移り及びステッキング/ブロッキングの傾向が強い。本発明の乾燥機はブロッキングの阻止に寄与する。印刷済み枚葉紙に含まれる種々のカラーのインキは種々の領域で異なり、吸収される赤外線放射エネルギーにはばらつきが存在するため、温度が均一でなくなると思われる。大部分白色の領域はそれほど多くの赤外線エネルギーを吸収しないため、枚葉紙のその領域の温度は他の領域に比べると低い。一方、黒のような暗色で印刷密度が高い領域は多量の赤外線エネルギーを容易に吸収するため、枚葉紙の温度を不均一に上昇させる。本発明は、エネルギーの減少及びこれらの印刷上の問題の解決に向けられたものである。
【0011】
【発明の概要】
本発明は、一般的に、印刷済み枚葉紙のそれぞれ別個の部分に放射エネルギーを供給する複数の加熱ゾーンと、加熱ゾーンの出力を調整して印刷済み枚葉紙の温度分布をより均一にするために印刷済み表面の温度を感知する温度センサーとを備えた放射エネルギー乾燥装置と考えることができる。これらのセンサーは熱センサーとも呼ぶ。これらのゾーンの加熱は、エネルギーコストを節約するために停止するか抑制することができる。節電型領域自動調節式乾燥装置は、被印刷体が走行路に沿って印刷機に関し縦方向に移送される枚葉紙または巻取紙供給型オフセット印刷機に使用するように構成されている。本発明は、輪転グラビア印刷機及びフレキソ印刷機を含む他の種類の印刷機にも利用可能である。本発明は塗工済みまたは平版印刷済みの物品または部品が移動するコンベアに対して利用することもできる。
【0012】
乾燥機は、通常はその下方を通過する被印刷体の上方である、被印刷体走行路に対向する位置に取り付けられるが、例えば、乾燥すべき印刷部分が下面となる被印刷体走行路下方の適当な位置に取り付けることも可能である。乾燥機は、被印刷体と対向する、縦方向に延び横方向に並んだ複数の加熱ゾーンを画定する複数の加熱素子を備えている。これらの加熱ゾーンは、好ましくは、各々が縦方向に延び走行路の一部にわたって横方向に延びる複数の加熱ゾーンを形成するように単独で、またはグループとして接続された多数の赤外線(IR)ランプより成る。被印刷体に対向する、縦方向に延び横方向に並んだ加熱ゾーンは、各々が作動中の加熱ゾーンの1つに露出され加熱される複数の縦方向に延び横方向に並んだ加熱領域を被印刷体上に形成する。
【0013】
オペレーターはタッチスクリーンまたは他の人間機械インターフェイスに印刷物の幅を入力することができるが、このインターフェイスは被印刷体の実際の幅の外側にある一部の加熱領域を印刷機の動作中にオフにして非作動状態にさせるべく容易にプログラム可能である。さらに、オペレーターは、被印刷体上の実質的なテキスト領域または印刷のない領域について手動でオフにされる他の任意のゾーンを選択することができる。このような領域にある加熱ゾーンをオフにすることにより、オペレーターは、エネルギーコストを節減し、印刷密度が低いまたはゼロである領域における被印刷体の過熱を回避し、印刷機及び印刷室の動作環境に導入される熱を減少することができる。自動モードでは、作動される加熱ゾーンの調整が温度センサーと制御ユニットとにより行われる。全てのゾーンについて温度を調整するため、枚葉紙の温度のばらつきが減少する。被印刷体の温度をより均一にすることにより、ブロッキングの傾向が低下する。
【0014】
手動モードにおいて印刷済み枚葉紙の温度を制御するために、インキの分布密度が高い領域に対応する加熱ゾーンを、インキの分布密度が低い加熱ゾーンと比べて異なる電力レベルで作動してもよい。より高い電力にするかまたはより低い電力にするかは、種々のインキの赤外線吸収特性及び印刷中の枚葉紙のインキ分布範囲、種類及び重量により決定される。手動モードにおいて、オペレーターは任意のゾーンに使用可能な全電力の百分比をタッチスクリーンに入力することができる。このようにして、オペレーターは、1つのゾーンについては利用可能な全電力の1つの百分比を、また他の任意のゾーンについては異なる百分比を設定できる。手動モードにおいて、加熱ゾーンは設定された電力レベルで動作する。
【0015】
熱センサーは、被印刷体上の複数の加熱領域の各々に設けるのが好ましく、加熱領域にある被印刷体の温度を示す信号を発生する。熱センサーは、好ましくは、印刷済み枚葉紙の移動方向について加熱ゾーンのすぐ下流に配置する。制御ユニットが設けられるが、このユニットは複数の加熱ゾーンのそれぞれに対応する加熱領域の熱センサーが発生する信号に応答して複数の加熱ゾーンをそれぞれ調整することにより、被印刷体上の加熱領域の温度を所望の設定温度に近い値に制御することができる。好ましい実施例には、全部で12個の加熱ゾーンが設けられているが、加熱ゾーンの正確な数は設計事項であり、適当な状況では4個以下または12個以上であろう。加熱ゾーンは枚葉紙の全長を縦方向に、しかしながらその幅の一部だけを延びる帯域として上述した加熱領域を形成するため、枚葉紙の幅全体にわたる加熱領域の数を増加させると、枚葉紙の縦方向に延びる仮想帯域と考えることが可能な加熱領域の制御性が増大する。
【0016】
帯域制御乾燥装置の加熱ゾーンは、プレナム室と、好ましくは印刷表面の乾燥を助けるために乾燥機の下方を通過する印刷済み枚葉紙上に制御自在に向けられる加熱空気源とを有するハウジングに連携している。加圧空気は、好ましくは赤外線ランプ上を通過すると加熱されるが、ランプは幾分冷却される。加圧空気は、好ましくはオリフィスにより印刷表面に向けられるが、これらのオリフィスは放射エネルギーが向けられる印刷表面を洗浄するための高圧高速ジェット流を形成する。好ましい実施例によると、加熱された加圧空気が帯域制御乾燥装置の前方で枚葉紙に均一に当たり、周囲空気の高圧ジェットが帯域制御乾燥装置の後方で枚葉紙の印刷表面へ当たるようにされる。換気フード空気抽出手段は、好ましくは、スタッカー上方に取り付けられ、オプションとして印刷機の移送装置を含む印刷移送路の窓に接続されて湿気を含んだ空気を除去する。印刷機移送路の窓からの湿気を含んだ空気の抽出は、この空気抽出手段により行うことができる。
【0017】
加圧空気はまた、温度センサーが設けられたハウジング内に供給するのが好ましいが、その理由は、加圧空気がセンサー感知表面上の埃や吹付けられる粉末の堆積を減少させてセンサーの動作が妨げられるのを防止するからである。典型的な印刷機のこの部分の動作環境には澱粉のような細かい粒子が充満しているため、かかる堆積物によるセンサー機能の妨害を防止するのは結果のばらつき及び不要な保守を回避する上で重要である。使用する好ましいセンサーは放射型であり、枚葉紙とは接触しない。
【0018】
通常、枚葉紙の帯状の全ての加熱領域において比較的均一な温度プロフィールを形成するのが望ましい。枚葉紙の一部の領域は、カラーあるいはインキの分布密度が高いために多量の放射エネルギーを吸収する。枚葉紙のその領域を加熱する1またはそれ以上の加熱領域を制御しないと、枚葉紙の温度は望ましくない上昇を示す可能性がある。制御ユニットは、センサーを、より多くの放射エネルギーを吸収する枚葉紙の領域を加熱する加熱ゾーンに連携する熱センサーからの信号に応答して加熱ゾーンの出力を調整するコントローラーとリンクさせる。その結果、連続する感知及び調整サイクルにおいて赤外線ランプへ送られる電圧または電流(電力)が変化するが、これは1つのゾーンを担当する単一のループコントローラーまたは2つのゾーンを担当することのできる好ましくはデュアルループコントローラーにより行われる。多数のループコントローラーを用いて加熱ゾーンを制御することも可能である。これらの加熱ゾーンを全て熱センサーにより単一の設定温度になるように制御するか、または個々の加熱ゾーンをそれぞれ異なる設定温度になるように制御するように選択することもできる。例えば、最も外側の加熱ゾーンは中央の加熱ゾーンより7%乃至15%高い温度になるよう制御することができるが、このようにすると、その原因の一部が最も外側の加熱ゾーンの一方の側端縁部に隣接する加熱ゾーンが存在しないためである「端縁」効果が克服される。
【0019】
制御ユニットは入力及びモニター装置を備えているが、これはオペレーターから動作パラメータを受けて加熱領域(帯域)の温度設定点を含むデータをプログラム可能なコントローラーへ送るタッチスクリーンコントローラーであるのが好ましい。これらのコントローラーは、ループコントローラー、好ましくはデュアルループコントローラーであり、フィードバックループが複数の加熱ゾーンからの出力を制御するために熱センサーが発生する信号に応答するものである。タッチスクリーンは、被印刷体の幅を表すデータを受け、プログラム可能なコントローラーと協働して被印刷体の幅を越える側部領域の加熱ゾーンを非作動状態にするように構成されている。オペレーターは、タッチスクリーンにより特定の印刷物では不要な他の任意の加熱ゾーンをオフにすることが可能である。あるいは、不要な加熱ゾーンのランプをオフにするため別個のスイッチを用いてもよい。さらに、制御ユニットはタッチスクリーンに作動的に接続されたプログラム可能な論理コントローラーを備えたものでよい。このコントローラーは、乾燥機、温度センサー及び乾燥機とは反対の被印刷体の側に取付けるのが好ましい空気抽出手段の補助送風機モーターの動作を制御する。この空気抽出手段は、印刷済み枚葉紙の乾燥中にその枚葉紙の表面から除去された揮発性物質及び湿分を抽出するように設計されている。印刷物をタッチスクリーンコントローラーにより設定するが、デュアルループコントローラー及びプログラム可能なコントローラーは単一のコンピューターまたはコンピューター及び/またはコントローラーを組み合わせたものでよい。タッチスクリーンコントローラーは、好ましくは、オペレーターが記号に触れると作動されるディスプレイである。タッチスクリーンはタッチパッドを備えたものでもよい。
【0020】
本発明によると、エネルギーが節約される。また、粉末を吹付ける必要がなくなるか大きく減少する。温度の制御下で乾燥を行うため、それぞれ別個に制御される乾燥機の加熱ゾーンが印刷済み枚葉紙にわたってより均一な温度プロフィールを形成し、その際枚葉紙の一部の領域が過剰に乾燥するかまたは乾燥不足になることがない。良好で完全な乾燥が行われるため、印刷物を2回印刷機に通し再び待ち時間による動作停止なしに迅速に印刷を行うことが可能となる。ブロッキングの危険性は、枚葉紙の全ての印刷領域がより均一に乾燥されるため減少する。印刷済み枚葉紙の湿分制御が改善されるため、枚葉紙の品質が向上しその後の作業における取り扱いが容易になる。本発明は、好ましい実施例よりも広い範囲を包含するものである。節電型帯域自動乾燥装置は、ヌリつぶしまたは平版印刷された物品、部品またはシート状物のコンベアのような通路に沿って乾燥すべき物品が移動される任意のコンベアに適用できるものである。
【0021】
【好ましい実施例の詳細な説明】
本明細書中の用語「被印刷体」は、印刷済み枚葉紙または巻取紙を意味する。用語「加熱領域」は、個々のゾーンにより加熱される被印刷体上の領域を意味し、帯状域、仮想帯状域または加熱帯状域と呼ぶこともある。加熱領域は、印刷機の縦方向において枚葉紙の長さ全体に延びており、被印刷体の幅にわたり互いに隣接する個々の帯状域またはストリップとして横方向に分割されている。被印刷体の幅全体をカバーするための十分な加熱ゾーンを設ける必要がある。
【0022】
図1を参照して、本発明の乾燥装置10を、枚葉紙または巻取紙を供給される回転式オフセット、輪転グラビア、フレキソ印刷機またはデジタル印刷機により印刷されたばかりの保護用及び/または装飾用皮膜または活字体を有する枚葉紙または巻取紙のような被印刷体の乾燥に使用するものとして説明する。この例では、本発明の乾燥装置10は、フレーム上のブラケットにより多色印刷機12の移送コンベアの案内レール上に装着される。印刷機12としては多種多様な印刷機が考えられるが、典型的な印刷機は約40インチ(102cm)幅の紙を取扱うことが可能であり、毎時最大10、000枚またはそれ以上の印刷を行うことができる。本願明細書は、乾燥機を如何に使用できるかを例示するものとしてかかる印刷機に言及する。
【0023】
印刷機12は、右端部が給紙手段16に結合された印刷機フレーム14を有し、Sで示す枚葉紙がそれぞれ別個にそして順次にこの給紙手段16から印刷機12へ移送される。反対側端部には排紙スタッカー18が設けられており、このスタッカー内に印刷が終了した枚葉紙Sが積重ねられ貯蔵される。給紙手段16とスタッカー18との間には、2つだけを示す4つの実質的に同一のオフセット印刷ユニット20A乃至20Dが設けられている。これは枚葉紙が印刷機を移送される間に種々のカラーインキを印刷できる四色印刷機である。本発明は、特定の印刷機における印刷ステーションの数とは無関係である。図1は、塗工機を有する平版印刷機上の節電型領域自動調節式乾燥装置を示す。図12は、領域乾燥機の前後において印刷済み表面にさらに高速空気を吹付ける塗工機を備えた平版印刷機の拡張移送端部の好ましい実施例を示す。図12はまた、印刷機ボックスから湿分を含んだ空気を除去する換気フード付き排気システムを備えるのが好ましい。
【0024】
図1に示すように、枚葉紙が供給される各印刷ユニット20A−20Dは従来設計であり、各ユニットは版胴22、ゴム胴24及び圧胴26を有する。圧胴26からの印刷されたばかりの枚葉紙は、渡し胴T1、T2、T3により次の印刷ユニットへ移送される。印刷ユニット20Dからの平版印刷されたばかりの枚葉紙は、最後の印刷ユニット20Dと乾燥装置10との間にある塗工機28により保護皮膜を施される。塗工機28は、本願の一部として引用する米国特許第5,176,077号に記載されている。これは、本発明が使用する唯一の塗工機ではない。印刷機の多くは塗工機を組み込んでおり、上記の米国特許に記載したような塗工機は平版印刷済みの紙上に湿分の多い膜を形成するよう使用できる。
【0025】
印刷または塗布されたばかりの枚葉紙は、30で総括的に示す移送コンベアシステムにより排紙スタッカー18へ送られる。図1、図2及び図3を参照して、移送コンベア30は従来設計であり、図示のような一対の無端移送把持チェーン32A、32Bを備えている。これらの把持チェーンは、印刷されたばかりの枚葉紙Sが圧胴26を出る時その先端部を把持するための把持部材を備えた横方向の把持バーを支持している。印刷済み枚葉紙Sの先端部が把持手段により把持されると、把持チェーン32A、32Bは圧胴から把持バー及び枚葉紙Sを引き寄せ、印刷及び塗布されたばかりの枚葉紙を排紙スタッカー18へ移送する。
【0026】
印刷されたばかりの枚葉紙は、排紙スタッカー18へ送られる前に、赤外線の熱放射と空気流の強制的な抽出との組合わせにより乾燥される。図1−3及び図8を参照して、乾燥装置10は、その主要構成要素として、乾燥機ヘッド36、放射加熱ランプ装置38、空気流抽出ヘッド40及び複数の熱センサー35を有する。これらの構成要素は、図1の破線で示すような任意の便宜的位置に取り付けることが可能である。図2及び3に示すように、乾燥機ヘッド36は、チェーン案内レール42の上部42A上に、また同様にチェーン案内レール44の上部44A上に取り付けられている。この位置では、乾燥機ヘッド36は枚葉紙走行路Pにわたって印刷機を縦方向に延び、この走行路から離隔している。本願明細書中の用語「縦方向」は、装置の方向を意味し、「横方向」は装置を横切る方向を意味する。
【0027】
乾燥機ヘッド36は、空気分配マニホルド室48を画定するハウジング46を有する。空気分配マニホルド室48は、送風機ファン54から空気ダクト52を介して加圧空気を受ける多数の入口ポート50A、50B、50C、50Dを有する。これはブラケット40A、40Bで支持することができる。図8に示すように、空気分配マニホルドのハウジング46は分配パネル56を有し、この分配パネルには加圧空気のジェットを枚葉紙走行路の方へ放出するように向けられた多数の放出ポート58が貫通している。放出ポート58は、枚葉紙が乾燥領域を移動する際そのプロセス側が加圧空気の均一なブランケットにより包まれるように均等な間隔を有する。図12は、乾燥機ヘッド36の前に加熱された加圧空気が、また乾燥機ヘッド36の後に加圧された周囲空気が適用される好ましい実施例を示す。
【0028】
図3及び8を参照して、加熱ランプ装置38は、印刷機を通過する枚葉紙の走行路にほぼ平行な一般的に縦方向に延びる加熱ランプのアレイを有する。加熱ランプ60は、枚葉紙がランプの下方を縦方向に移動する際熱分布がより均一になるように、一方の端部を装置の横方向に変位させて小さな角度に傾斜させるのが好ましい。これにより、ランプの中心直下での高強度の集中加熱による「高温スポット」の発生が回避される。通常、これらのランプは長さが約21インチ(51cm)であるが、種々のニーズに合わせるためそれよりも短くても長くてもよい。
【0029】
図8を参照して、反射プレート94は空気分配パネル56と加熱ランプ装置38との間に取り付けられている。反射プレートには多数の空気流開口96が貫通しているが、これらの開口は空気分配パネル56に形成された放出ポート58と空気連通関係にある。空気流開口96は、加圧空気のジェット98を加熱ランプ装置38を介して、枚葉紙走行路に沿って移動する印刷済み及び/または塗工済み(処理済み)枚葉紙S上に差し向けるように構成されている。枚葉紙走行路Pはほぼ、案内レール42、44の領域における下方の把持チェーンのところにある。
【0030】
枚葉紙支持プレート82(図3)は、露出ゾーンにわたって放射加熱ランプに対向しており、枚葉紙走行路とほぼ整列関係にあって、処理されたばかりの枚葉紙が支持プレート82と加熱ランプ38のアレイとの間の露出ゾーンを走行する際その裏側と係合する。図1及び2における空気抽出手段40は、空気ダクト92を介して空気抽出手段40と連通する排気用送風機ファン90を有する。排気用送風機ファン90の空気流容量は、第1の送風機ファン54により供給される容量の約4倍であるのが好ましい。これにより、支持プレートとランプとの間の露出領域が大気圧より低い圧力に維持され、高温で湿分を含んだ空気が印刷機室内に逃げるのが防止される。
【0031】
図8に示す放射加熱ランプ60は、端部ブラケット62、64により枚葉紙走行路と空気分配マニホルドとの間に支持されている。各加熱ランプの端部は、端部ブラケットに形成された円形の開口を貫通している。各加熱ランプ60の電極は、可撓性導電ストラップにより電力バス66、68に電気的に接続されている。この構成によると、各加熱ランプ60は熱サイクルに応答して縦方向に自由に膨張/収縮することができる。各加熱ランプ60は、出力が短波長(約0.70乃至約1.50マイクロメートル)の(近)赤外線領域にある赤外線放射ランプであるのが好ましい。各赤外線ランプの消費電力は、約500−3kwまたはそれ以上の範囲から選択することができる。実施例の各ランプは、電力定格約2kwの短波長赤外線石英ランプである。
【0032】
乾燥機ヘッド36の空気抽出手段40及び空気分配手段の詳細については、本願の一部として引用する米国特許第5,537,925号を参照されたい。図8の装置とこの特許の乾燥機との相違点は、ランプ60が、米国特許第5,537,925号に示すように一部のランプを対にするかまたは一部のランプをグループにまとめるのではなくて、個々の導体100に対で固着された点である。これは、主として、各ゾーンに何個のランプに設けるか、またゾーンの数を何個にするかを決定する際の設計上の問題である。好ましい実施例では、各ゾーンが一対のランプ60を有するが、個々のゾーンにそれよりも少ないかまたは多いランプを設けてもよく、全てのゾーンが同数のランプを備える必要もない。
【0033】
米国特許第5,537,925号における赤外線ランプの中央バンクは、1つの一体的ユニットとして動作する。米国特許第5,537,925号の乾燥機においてオフに切換えられたランプは別として、全ての赤外線ランプは一緒にオンまたはオフにされるが、本発明の各対のランプ(ゾーン)はそれぞれ別個に給電され制御される。これにより、オペレーターは節電を行い、枚葉紙の追加的乾燥が不要な領域が加熱されるのを回避することができる。
【0034】
図4及び5を参照して、複数のセンサー35は、装置の横方向において被印刷体の横方向に離隔配置された赤外線センサー102より成る。各センサー102は、被印刷体の上方に横方向に離隔して延びて一対の垂直バー106により支持される水平バー104に固定されている。垂直バー106は、クランプ機構110により水平バー104に水平な別の水平バー108に移動自在にクランプされており、このクランプ機構110により、センサー102のアレイの横方向の調整及び保守のための装置の取外しが可能になる。典型的な印刷機では、移送コンベア30の全体及び乾燥機を含む他の部分は、着脱自在のアクセスパネルを有する包囲体112内に収納されている。把持チェーン案内レール32、34、42及び44の一般的な位置を、ボックス112の隅に略示する。各熱センサー102は、電気的接続部114と、加圧空気接続部116とを有する。
【0035】
図6及び7は、熱センサー組立体118の拡大図である。熱センサー102はこの組立体118内に取り付けられている。熱センサー102は、ハウジング122にしっかり固定されたナット120に螺着可能である。ナット120及びハウジング122は共に適当なプラスチック材料で製造できるが、その理由はそれらが赤外線ランプの熱を直接受けないからである。ハウジング122は、外方にテイパーした開口と、通路126を介してこのチェンバー124に空気を導入する加圧空気接続部116に接続された半径方向にずれた通路126とを有する。この構成により、加圧空気に渦流が発生するが、この渦流は澱粉の細かい粒子が熱センサー102のレンズ128を覆うのを阻止する傾向がある。清浄な空気はまた、熱センサーを冷却する傾向がある。熱センサーは、枚葉紙の表面からの赤外線放射を感知して印刷済み枚葉紙の表面温度を表す信号を発生する。上述したように、枚葉紙を積重ねる時の裏移り及びブロッキングを防止するために、印刷機の環境内に粉末吹付けを導入することがある。その場合、埃が問題となる可能性がある。空気分配システムの目的は、清浄な空気により粉末や埃が熱センサーを覆うのを回避しようとするものである。本発明は、センサーとして他のタイプの枚葉紙温度測定装置を使用することも可能である。
【0036】
図9は、印刷機12の乾燥装置部分を見下ろした概略的平面図であり、これを参照して乾燥機ヘッド36及び熱センサーアレイ35の配置及び動作を説明する。図示のように、印刷済み枚葉紙S1、S2、S3が次々に乾燥機ヘッド36及び熱センサーアレイ35の下方を移動する。枚葉紙S3はちょうど乾燥機ヘッド36の下方に入ったところであり、枚葉紙S2は乾燥機ヘッド36からちょうど出るところであり、枚葉紙S1は熱センサーのアレイ35の下を通過中である。インキの分布が多い領域を枚葉紙S1上の領域130、132、140で示すが、他の枚葉紙はそれぞれ同一プロセスで印刷中であるため同一のインキ分布を有する。これらは、枚葉紙の他の領域とは実質的に異なる赤外線放射エネルギー吸収を呈するであろう領域を表す。
【0037】
乾燥機ヘッド36は、ほぼ縦方向に延びて枚葉紙と対向する複数のゾーンZ1−Z12を形成する複数の加熱素子60L、60Rを有する。上述したように、加熱ランプ60L(左)、60R(右)の各対は、枚葉紙が加熱ゾーンの下方を通過する際均等に加熱されるようにわずかに角度または傾斜をつけられている。各加熱ゾーンは、枚葉紙走行路の一部を横方向に延びる。加熱ゾーンZ1は、他の全ての加熱ゾーンZ2−Z12の境界を例示するために使用する。加熱ゾーンZ1の左の境界136を、Z1のランプ60Lの上端部138から図9において上方に延びる破線で表す。加熱ゾーンZ1の右の境界は、ゾーンZ1のランプ60Rの下端部142から延びる破線140により画定されている。その他の加熱ゾーンも同じように画定される。例えば、加熱ゾーンZ12の境界は、そのゾーンのランプ60Lの上端部を通過する破線144と、そのゾーンの下端部150を通過する破線148とにより画定される。破線144は加熱ゾーンZ12の左の境界であり、破線148は右の境界である。それ以外の加熱ゾーンZ2−Z11の全ての右及び左の境界は全く同じように決定される。例えば、右及び左の境界(136、140)、(144、148)は明確な境界線ではないことが分かるが、その理由は、ランプが枚葉紙S1−S3の上方の離隔位置にあり、放射線は枚葉紙に到達する時は広がって、例えば、加熱ゾーンZ6とZ7との間の領域dにより表される領域における端縁部が幾分オーバーラップするようになるからである。この間隔「d」は、枚葉紙の温度が最も均一になるように各ゾーンのランプ対を配置することにより得るのが好ましい。加熱ゾーンZ1−Z12は、所与のゾーンのランプにより加熱され設定温度に制御される下方の被印刷体の全幅にわたって並んだ主要な領域を構成するものである。最も広い被印刷体をカバーするように十分なゾーンを設ける必要がある。
【0038】
加熱ゾーンZ1−Z12はさらに、枚葉紙S1−S3が図9において下方へ縦方向に移動する際の乾燥機ヘッド36の下方の縦方向帯状部としての実線間に並んだ領域である加熱領域H1−H12により表される。図9の加熱領域H3−H10は、枚葉紙S2の表面上、また前の枚葉紙S1の上の領域Z3−Z10の左右の境界を画定する破線が連続したものとしてこれらの帯状部を表す。加熱ゾーンH1、H2、H11、H12の両側の括弧は、枚葉紙S1−S3が乾燥機ヘッド36の全幅を延び、それらのゾーンがオンになっている場合の加熱ゾーンの位置を示すものである。図9に示す状況では、2つの外側ゾーンの下方には枚葉紙が存在しないため、加熱領域H1及びH2に対応するゾーンZ1及びZ2並びに加熱領域H11及びH12に対応するゾーンZ11及びZ12はオフにされ、従ってH1、H2、H11、H12は実際は加熱ゾーンではない。それらのエネルギー消費が節約される。
【0039】
図9の支持バー104に接続された熱センサーのアレイを、便宜的に左から右へ102a−102lで示す。各熱センサー102は、印刷済み枚葉紙S1−S3がセンサーアレイ35の下方を通過する際その表面上の加熱ゾーンの表面温度を読み取るようにセットされている。米国特許第5,537,925号の乾燥機を組込んだ従来技術の赤外線乾燥機とは対照的に、本発明の制御ユニットは、センサー102a−102lが発生する信号に応答して対応する各加熱ゾーンH1−H12の温度をそれぞれ独立に且つ別個に調整することができる。
【0040】
図9の例では、領域132、134はより多くのエネルギーを吸収するインキまたはカラーを含んでいる。これらの加熱領域H7、H10はそれぞれ、加熱領域Z7及びZ10を調整するように働くセンサー192g及び102jにより制御される。この制御がない場合、領域132、134がスタッカーに入る時の温度は、インキの種類かインキの分布度が多様な枚葉紙の他の領域と比べると不均一に高いかまたは低い可能性がある。領域130は、2つの熱センサー102c、102dとそれらの加熱ゾーンZ3、Z4とが協働すると放射エネルギー吸収の大きい広い領域の温度を調整できることを示すものである。2以上のゾーンを調整する信号を発生可能であり、より広い加熱領域をカバーする熱センサーを用いることも企図されている。例えば、1つの熱センサーにより2つの加熱ゾーンを調整することも可能である。極端な場合、領域130、132及び134だけが印刷された領域であれば、オペレーターは、ゾーンZ3、Z4、Z7、Z10を除く全てのゾーンを選択的にオフにすることにより、エネルギー消費を節約し、枚葉紙の活字体のない領域が過熱または過剰に乾燥するのを回避することができる。これは、別個のスイッチによりタッチスクリーンを用いて行うことができる。
【0041】
図10は、各ゾーンのランプ対60L、60Rが、複数の加熱ゾーンのそれぞれに対応する加熱領域(H1−H12)のそれぞれの熱センサーが発生する信号に応答して複数の加熱ゾーン(Z1−Z12)の各々の出力を調整できる制御ユニットより成る制御及び電源制御素子に接続される態様を示す。タッチスクリーンコンピューター152より成る人間と機械のインターフェイス(HMI)は、参照数字154で示す好ましくは3つのデュアルループコントローラーDLC−1乃至DLC―6の各々に電気的に接続されている。ゾーンの数及びアプリケーションが何を必要とするかに応じて、それより多いまたは少ないデュアルループコントローラーを設けることができる。システムは、好ましくは、補助的な制御項目を取り扱う別のデュアルループコントローラー156、DLC−7を有する。デュアルコントローラー156は、印刷機内の周囲空気温度を測定する印刷機ボックス温度熱電対158のような項目を制御することができる。このコントローラーはまた、乾燥機ヘッド36への空気流ダンパー制御装置160と、印刷機の移送端部で積重ねられる枚葉紙の山の温度をオペレーターが測定できるようにする温度プローブ162とを制御することができる。中央の破線は、図示のコントローラー154と同様な、それぞれの加熱ゾーンZ3−Z5に全く同様に接続される、図示を省略したDLC−3、DLC−4、DLC−5を表す。
【0042】
各コントローラー154は、2つのゾーンを制御する。例えば、コントローラーDLC−1はゾーン1及びゾーン2を制御し、図9に示すようなゾーン1のセンサー102a(IR−1)及びゾーン2のセンサー102b(IR−2)が発生する入力信号を受ける。各ゾーンの赤外線ランプには、各ゾーンについて1つ設けた、図10においてSCR−1乃至SCR−12で示すソリッドステート制御リレイ164を介して電力が供給される。SCRは、これに接続された記号Pで示す外部電源から赤外線ランプへ供給される電圧を実際に調整する。このSCRは赤外線ランプに接続されている。図示を簡略化するために、他の普通の電源接続部分は省略する。
【0043】
各デュアルループコントローラー154は、制御信号をソリッドステート制御リレイ164のうちの2つのリレイへ送る。各SCRは、それが接続された、1つの加熱ゾーンを構成するランプ対に供給される電力を調整する。各ランプ対は、他のゾーンとは別個に、また無関係に制御される1つのゾーンを形成する。記号「P」で示す各ゾーンのランプのための電源は、設置場所で得られる電力に応じて120ボルトまたは480ボルトの交流電圧である。電力は好ましくは三相電力であり、ランプを接続する際負荷が三相電力回路の各レッグでかなり均等になるように負荷をバランスさせるように注意が払われる。従って、単相で動作する赤外線ランプが選択される。
【0044】
制御ユニットはまた、タッチスクリーン152への接続により、乾燥機ヘッド36へ空気を供給し空気抽出手段40から空気を抜くための送風機ファン54または90のような送風機及び空気抽出モーターのためのモーター始動器168を作動させるようにプログラム可能なPLCで示す論理コントローラー166を備えている。
【0045】
図11は、図10からのデュアルループコントローラー154の1つを抽出したものである。デュアルループコントローラー154、156は、単一の装置内に2つのフィードバックループまたはループコントローラーを有するプログラム可能なコンピューターである。制御ループは共に破線のボックス172内に含まれているが、DLC−1のループ1は破線のボックス174内に、またDLC−1のループ2は破線のボックス176内に含まれている。ゾーンの温度制御は、一般的な人間と機械のインターフェイス(HMI)である(必ずしもタッチスクリーンに限られない)タッチスクリーン152により監視され制御される。電源投入によりシステムが初期化された後、オペレーターが被印刷体の幅を入力すると、タッチスクリーン152が何れのゾーンを非作動状態にすべきか、また何れのゾーンをその幅に応じて作動状態にするために選択すべきかを決定する。タッチスクリーン152は、適当なデュアルループコントローラー154へ制御信号を印加して、被印刷体の幅の外側に位置するため使用しない最も外側のゾーンのランプをオフにする。
【0046】
手動モードでは、オペレーターは、タッチスクリーン152により、これから実行させようとする印刷機の動作にとって作動状態にすべき全てのまたは個々のゾーンに供給すべき電力の百分比を設定することができる。手動モードにおいて、オペレーターは利用可能な電力出力のほぼ40%乃至100%からその百分比を選択可能である。オペレーターの判断により、他のゾーンを給電を受けないように手動で選択することもできる。自動モードでは、オペレーターは選択した全てのゾーンについて単一の設定温度を、または選択したゾーンについて種々の設定温度を設定することができる。一部のゾーンの動作を停止して電力を節約することも可能である。ゾーンの動作停止はタッチスクリーンにより手動ですることができる。これらは任意のゾーンで行える。
【0047】
オペレーターは、特定の仕事について1組の条件を選択すると、これらの設定を1つのプログラムまたは「レセピー」として保存することができる。これは、任意のゾーンの設定温度及びその仕事について任意特定のゾーンをオンにすべきかまたはオフにすべきかの選択を含む。オペレーターが入力した枚葉紙の幅に応じて、自動モードで自動的に行われたゾーンの選択を無効にすることができる。オペレーターはまた、赤外線ヒーターが必要でないゾーンをオフにすることができる。その後、同種の仕事を行う場合に、オペレーターはタッチスクリーンコントローラーによりそのプログラムを作動してその好ましい設定を再びセットすることができる。オペレーターはまた、その仕事の間設定を変化し、プログラムまたはレセピーに対する変更を保存することもできる。
【0048】
本発明の主要な目標の1つは、処理済み枚葉紙の温度を通常は約90−105°F(32−41℃)の範囲内にある均一な値にすることである。積重ねられた枚葉紙の温度は通常、枚葉紙温度がその値であれば約95−110°F(32−43℃)または115°F(46℃)であろう。積重ねられた枚葉紙は、インキの酸化及びスタッカーの断熱効果により幾分か温度が上昇する。それらの積重ねられた枚葉紙の重量は、それらの上のインキの種類及び量と共に、吸収されるエネルギーの量に影響を与えることも知られている。タッチスクリーンは、手動及び自動モードの両方についてプログラムすることができる。オペレーターは、自動モードにおいて、特定の仕事に関連する設定温度及び変数を入力するが、これにより最初に、そしてある時間経過後にランプに加えられる電力の大きさの初期条件が設定される。全てのゾーンを1つの温度にセットするか、または選択されるゾーンを異なる設定温度にすることが可能である。設定温度は、ランプの制御装置が維持しようとする温度である。
【0049】
乾燥機のランプをフルパワーで全開にして迅速なウォームアップを助けるように迅速に電力を増加させることが通常望ましい。個々のゾーンが所望の温度に到達すると、DLCの「PID」(比例積分微分)方程式がその領域の個別の熱センサーからの入力を用いてリアルタイムで自動的にそのゾーンの赤外線ランプに印加される電圧を調整することにより、枚葉紙温度のオーバーシュートまたはアンダーシュートの大きさを制御する。
【0050】
各ループ174、176は、各加熱ゾーンの温度ができるだけ一様且つ均等になるように個別にプログラムすることが可能である。その理由の1つとして、最後のゾーンの一方の側には隣接する別の加熱ゾーンがあるが、もう一方の側には別の加熱ゾーンが存在しない、外側端縁部に起こる可能性のあるエッジ効果がある。これは、ゾーン間の境界の両側に別の加熱ゾーンがある内側のゾーンとは対照的であり、1つのゾーンからの熱が別のゾーンに影響を与える可能性がある。説明の目的で、各ループは各加熱ゾーンの温度が同一になるように同じようにプログラムされると考える。
【0051】
図11において、枚葉紙Sは縦方向通路に沿って左から右へ流れる。ゾーン1のランプ60L、60Rは、枚葉紙Sの上方で縦方向に支持されており、温度センサー102aは、印刷済み枚葉紙Sの表面から通常は約6インチ上方に懸架された光学的熱電対より成る。熱センサー102aは信号を発生し、この信号がループコントローラー174へ送られる。この温度信号は記号「シグマ」で示すブロック178において、タッチスクリーン152によりコントローラー154へ供給される設定温度と比較される。ゾーン1の枚葉紙の表面温度がオペレーターが設定した必要な設定点とは異なる場合、その差が比例積分微分(PID)方程式をプログラムされたブロック180へ送られ、このブロックが発生する出力はブロック182へ送られる。(PID方程式の一例については、American Instrument Societyのウェブサイトであるwww.isa.org/mcweb/contpid/0.2925.0.00.htmlをアクセスされたい)。
【0052】
ブロック182は、バイアス186を考慮して出力制御信号184を発生するようにプログラムされている。バイアス186は、オフセット温度バイアスを表す電圧である。熱センサー102は、高すぎる温度を読み取る傾向がある。例えば、28°F(−2.2℃)を高すぎるとして読み取る可能性がある。オフセットバイアスは、システムにSCR−1への制御信号として印加される電圧または電流の形の出力を制御する機会を与える。バイアス186はまた、別のゾーンから別の熱センサー102との接続により適当な回路を介して得ることができる。これは、1つのゾーンの温度を別のゾーンの温度に応じてバイアスするのが望ましい場合であろう。
【0053】
最終的な出力184は、通常は、0−10ボルト直流制御電圧である。ゾーン1のランプ60L、60Rの電圧を0乃至480ボルトに制御するには、PID動作では直流0−10ボルトが標準である。他の制御電圧範囲も利用可能であり、オンかオフの離散的制御に対して標準のアナログ信号としてのミリアンペアの電流に基づく制御も使用できる。好ましいPIDモニター制御によると、強力なランプが発生する枚葉紙の表面温度のオーバーシュートまたはアンダーシュートが回避される。ループコントローラー154は200ミリ秒毎にPID方程式を走らせるのが好ましいが、5秒またはそれ以外の値で行うことも可能である。これは、コンピューターを介するコントローラーとの接続によりソフトウェアにより設定される入力係数の1つであり、これは一回行われる。同様に、ブロック178で求められる所与のエラーが発生する結果ブロック180からの出力を如何に迅速に変化させるべきかを決定するために、コンピューターを介してランプアップ及びランプダウンレートを設定する。ランプピングの量は、かなり低いレベルから本質的に垂直なランプまで百分比として設定可能である。垂直なランプは、オンオフコントロールにあたるであろう。ブロック178の温度エラー信号の所与の差に対して望ましいランプは約20%であると思われる。ランプピングは、設定点からの枚葉紙温度のばらつきをできるだけ最小にしようとするための所与のシステムの実験の問題である。DLCの入力変数を適切に選択すると、枚葉紙温度のばらつきは所望の温度設定点からたった±2度程度になると思われる。幾つかのPID装置の構成は、ディップスイッチまたは他の何らかの従来型手段でセットすることができる。
【0054】
図12は、移送路が拡張された印刷機12’上の節電型領域自動調節式乾燥装置10の好ましい実施例であり、印刷ステーション20Dの後の印刷機の移送端部だけを示す。図1と共通の部分については同一の参照番号を使用した。印刷済み枚葉紙を帯域乾燥機に到達する前に高速の加熱空気で予め加熱すると、帯域乾燥機だけによるよりも乾燥が加速されることが判明している。帯域乾燥機の後で周囲空気を高速で当てることも乾燥効果をさらに高める上で好ましい。図12を参照して、参照番号188で示す高速加熱空気室は塗工手段28の後で帯域乾燥機10の前に配置されている。加熱空気室188は矢印で示すように加熱空気源から加熱空気を受け、ボックス190の開口を介して高速空気を印刷機を移動中の枚葉紙の印刷済み表面に差し向ける。空気室のボックス190は装置の横方向に延びており、少なくとも印刷可能な最も広い枚葉紙と同じ幅を有する。周囲空気を供給される別の高速空気室192は、空気室のボックス190により矢印で示すように周囲温度の空気を高速で差し向ける。この空気室のボックスも印刷機済み枚葉紙の全幅に延びている。これらの空気室188、192は、枚葉紙の印刷済み表面を洗浄するために高速の加圧空気を供給する。
【0055】
図12は、乾燥機ヘッド36、空気抽出手段40及び前置及び後置の高速空気室188、192の別の設置場所を破線で示している。このタイプの構成は、当業者に良く知られた短いまたは標準の移送路を有する印刷機に適応可能である。高速空気室188、192は、本発明の赤外線帯域乾燥機と協働して印刷済み表面から湿分を含んだ空気または他の気体を除去するスクラバーのような働きをする。高速空気室188、192の好ましい構成の詳細を図13に示す。さらに、換気フード196として業界で普通呼ばれる空気抽出手段196を使用するのが好ましい。このフード196は排気用送風機198と、ダンパーDまたは他の流れ制御装置を備えており、これらは送風機198の適当な制御装置と協働してオペレーターが印刷済み枚葉紙の積重ねまたは移送に悪影響を与える空気乱流の発生を防止するように空気流を調整するのを可能にする。換気フード196は、ダクトまたは流路200を介して、把持チェーンを取り囲む印刷機の移送路側部の窓202に接続されている。空気抽出手段196及びダクト200には、枚葉紙のフラッタリングまたは他の望ましくない運動を防止するよう空気をバランスさせるために適当に制御されるダンパーDを設けることができる。換気フード196は、スタッカー18の上部に開いた空気流の開口を有する。これにより、矢印で示すように高温の空気がスタッカーの領域から除去されると共に湿分を含んだ空気が側部開口202を介して印刷機の移送路自体から除去される。節電型領域自動調節式乾燥装置と協働するこれらの作用により、高速で移動する印刷済み枚葉紙の印刷機による乾燥が増進される。
【0056】
図13は、188、192で示す高速空気室のための簡単な空気室ボックスシステムを略示する。ボックス190は、底191が枚葉紙の印刷済み表面に対向する包囲体である。底には複数の開口202が設けられており、1またはそれ以上のダクト204が好ましくはボックス190の両端部に接続されてバランスの目的を達成する。ダクト204には、加熱素子208のような一連の加熱素子を収納した別の包囲体206により加圧空気が供給される。送風機210は、清浄な空気をダンパーDを介して包囲体206へ供給する。加熱空気は出口212を通過する。加熱素子には制御キャビネット214が設けられ、このキャビネットはユニットに供給される電力を調整することにより送風機により供給される空気の温度を調整するためのレオスタッド(ポテンションメーター)216を有する。周囲空気室192はヒーターをオフにした同一ユニットでもよい。空気室ボックス190の端部にダクト204を介して、または他の任意適当な構成により空気を供給する。空気の速度は、送風機210の速度を変化させるよりもダンパーDにより制御するが、送風機の速度を制御してもよい。高温の空気室188は通常、空気を120°F(49℃)に近い温度で印刷済み枚葉紙の表面に到達させるように、240°F(115℃)の空気温度で動作する。空気の急速な膨張とそれに付随する冷却効果により、空気の温度が大きく低下する。印刷機移送システム内には空気室ボックスだけが実際に配置される。ヒーター及び制御システムは印刷機移送システムの外部にある。
【0057】
最適実施例の熱センサー102は、Exergen Corporation, 15 Water Street, Watertown, MA 02172, U.S.A.から市販されるセンサーIRt/c.01であるのが好ましい。このセンサーは、目標温度範囲が−50乃至550°F(−45乃至290℃)であり、最高160°F(70℃)の周囲温度で動作すると言われている。
【0058】
好ましいデュアルループコントローラー154、156は、Red Lion Controls, 20 Willow Springs Circle, York, PA 17402, U.S.A.から得られる既製のモデルDLC01000である。このコントローラーは、RS485シリアルポートと、このPCをコントローラーのプログラミングに使用できるようにRS232ポートをRS485に変換するアダプターケーブルとを備えている。デュアルコントローラーは制御されるゾーンの数を半分にするに必要なコントローラーの数を減少できるため好ましいが、各加熱ゾーンを別個に制御するために同様な単一のループコントローラーまたは複数のループコントローラーを使用できることも理解されたい。
【0059】
好ましいソリッドステート制御リレイ(SCR)164は、Phasetronics, Inc., 13214, 38th Street North, Clearwater, FL 33762, U.S.A.から市販されるモデルEP−1−20である。
【0060】
好ましいPLCコントローラー166は、IDEC Corporatino, 1175 Elko Drive, Sunnyvale, CA 94089, U.S.A.から市販される既製の製品である。
【0061】
好ましいHMI152は、Red Lion Controls, 20 Willow Springs Circle, York, PA 17402, U.S.A.から市販されるモデルTX700のタッチスクリーンである。赤外線ランプの1つまたはそれ以上が切れたか否かを判定する交流電流センサーのようなランプ故障検知器を用いるのも望ましい。温度制御システムの他の制御部分は、当業者に良く知られていると思われる。
【0062】
本発明を現在において好ましい実施例について説明したが、種々の変形例及び設計変更が頭書の特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく想到可能であることがわかるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の乾燥装置を装備した多色オフセット回転式印刷機の概略的な側立面図であり、乾燥装置の別の設置場所を破線で示す。
【図2】
図2は、図1の印刷機の移送コンベア部分における乾燥機及び空気抽出手段の別の設置場所を示す単純化した側立面図である。
【図3】
図3は、図2の乾燥装置の設置態様を印刷済み枚葉紙を移送する把持チェーンレールに関連して示す部分破断斜視図である。
【図4】
図4は、例示的な12ゾーンシステムにおける個々の加熱ゾーンを別個に制御するための信号を発生する熱センサーの支持構造を示す正立面である。
【図5】
図5は、図4の熱センサーの支持構造を示す側立面図である。
【図6】
図6は、図4及び5の個々の熱センサーの1つをハウジング及び加熱空気接続部と共に示す平面図である。
【図7】
図7は、図6に示すセンサー及びセンサーハウジングの側立面図である。
【図8】
図8は、加熱素子の構成及び空気分配システムを示す乾燥機の部分断面平面図である。
【図9】
図9は、動作中の帯域制御乾燥機を見下ろした概略的な平面図であり、加熱ゾーン、センサー及び乾燥機ヘッドの後でセンサーアレイの下方を通過する印刷部分の分布にばらつきのある印刷済み枚葉紙を示す。
【図10】
図10は、帯域制御乾燥装置の主要なコンポーネントの相互接続態様を示す概略図である。
【図11】
図11は、加熱ゾーンの温度を制御するように図9の主要コンポーネントが動作する態様を示す。
【図12】
図12は、オプションとして設ける前置及び後置の高速空気乾燥機及び移送スタッカーの上方にあってこのスタッカーから湿分を含む空気を取り出すためのオプションとして設ける換気フード空気抽出手段を有する本発明の乾燥装置の側立面図であり、高速空気乾燥機の別の設置場所を破線で示す。
【図13】
図13は、図12の高速空気乾燥機の概略図である。

Claims (51)

  1. 印刷済み被印刷体が被印刷体走行路に沿って移動する印刷機に用いる節電型領域自動調節式乾燥装置であって、
    縦方向に延びる被印刷体走行路に沿って移動する印刷済み被印刷体と、
    被印刷体に対向し、縦方向に延び横方向に並んだ複数の加熱ゾーンを画定する複数の加熱素子を有する乾燥機と、
    各々が加熱ゾーンの1つに露出され加熱される領域に対応する縦方向に延びる被印刷体上の複数の加熱領域と、
    被印刷体上の複数の加熱領域の各々に対して設けられ、加熱領域の被印刷体温度を示す信号を発生する熱センサーと、
    複数の加熱ゾーンの1つに対応する加熱領域の熱センサーが発生する信号に応答して複数の加熱ゾーンの各々の出力を調整できる制御ユニットとより成り、
    被印刷体上の加熱領域の温度を所望の設定温度に近い値に制御できる節電型領域自動調節式乾燥装置。
  2. 複数の加熱ゾーンは少なくとも2つの加熱ゾーンより成り、加熱ゾーンの各出力はそれぞれ別個に調整可能である請求項1の装置。
  3. 加熱ゾーンはプレナム室と、加圧空気源とを有するハウジングに連携し、加圧空気源は印刷表面の乾燥を助けるために乾燥機の下方を通過する印刷済み被印刷体に制御自在に向けられる請求項1の装置。
  4. 制御ユニットは、熱センサーから入力を受けて、加熱ゾーンの出力を調整することにより加熱領域に所望の設定温度を得るためのプログラム可能なコントローラーより成る請求項1の装置。
  5. 各加熱領域の温度は、所望の設定温度にほぼ等しい値に調整される請求項4の装置。
  6. 1つの加熱領域の熱センサーが発生する信号は、それ以外の加熱領域のうち1またはそれ以上の加熱領域の温度を調整するために使用される請求項1の装置。
  7. 幾つかの加熱領域の1またはそれ以上の熱センサーが発生する信号は、1またはそれ以上の他の加熱領域の加熱領域が発生する信号をバイアスして1またはそれ以上の他の加熱領域の温度の調整を修正するように使用される請求項1の装置。
  8. プログラム可能なコントローラーは、被印刷体上の1つの加熱領域の温度を示すセンサーから入力を受け、それ以外の少なくとも1つのセンサーから入力を受け、被印刷体の別の部分の上にある加熱領域の出力をそれ以外の少なくとも1つのセンサーの入力に応じて調整するようにプログラムされている請求項4の装置。
  9. 複数の加熱領域は少なくとも4つの加熱領域より成り、各加熱領域の出力は別個に調整可能である請求項4の装置。
  10. 複数の加熱領域は少なくとも6つの加熱領域より成り、各加熱領域の出力は別個に調整可能である請求項4の装置。
  11. 被印刷体走行路に沿って移送される被印刷体の印刷済みまたは塗工済み表面に高速空気を差し向ける加圧空気供給源を有する1またはそれ以上の空気供給室をさらに備えた前記請求項のうちの任意の1項の装置。
  12. 1またはそれ以上の空気供給室は、被印刷体走行路に沿って移動する被印刷体の印刷済みまたは塗工済み表面上に加熱された高速空気を差し向ける少なくとも1つの加熱空気室ボックスより成る請求項11の装置。
  13. 印刷機の移送システムから湿分を含む空気を抽出する少なくとも1つの空気抽出手段をさらに備えた請求項4の装置。
  14. 制御ユニットは、オペレーターから動作パラメータを受け、加熱領域の温度設定点を含むデータをコンピューターにより作動されるコントローラーへ送る入力及びモニター装置を有する請求項4の装置。
  15. 入力及びモニター装置は、フィードバック制御ループが熱センサーが発生する信号に応答して複数の加熱ゾーンからの出力を制御するループコントローラーより成るプログラム可能なコントローラーに作動的に接続されたタッチスクリーンである請求項14の装置。
  16. タッチスクリーンは、被印刷体の幅を表すデータを受け、プログラム可能なコントローラーと協働して被印刷体の幅を越えた側部領域の加熱ゾーンを非作動状態にする請求項15の装置。
  17. 制御ユニットは、1またはそれ以上の補助モーターの作動を制御するタッチスクリーンに作動的に接続されたプログラム可能な論理コントローラーを有する請求項15の装置。
  18. 被印刷体走行路を有する印刷機の節電型領域自動調節式乾燥装置であって、
    被印刷体走行路に対向するように印刷機に取り付けられ、複数の赤外線ランプがそれぞれ別個に、またはグループを形成するように接続されて、各々が縦方向に延び被印刷体走行路の一部を横方向に延びる複数の加熱ゾーンを形成する乾燥機ヘッドと、
    複数の加熱ゾーンの出力を別個に制御できるように赤外線ランプに作動的に接続された電源と、
    電源に接続され、加熱ゾーンの出力を個々に調整するように作動可能な制御ユニットと、
    印刷機が印刷中の時加熱ゾーンの下方を通過する被印刷体の加熱領域に対応する温度を示す信号を発生するように被印刷体の走行路の横方向に離隔配置された複数のセンサーとより成り、
    加熱ゾーンにより加熱される領域に対応する被印刷体の温度は、印刷機が印刷中の間センサーが発生する信号に応答して加熱ゾーンの出力を調整する制御ユニットにより調整及び制御することが可能である節電型領域自動調節式乾燥装置。
  19. 複数の加熱ゾーンは少なくとも2つの加熱ゾーンより成り、加熱ゾーンの各出力はそれぞれ別個に調整可能である請求項18の装置。
  20. 複数のセンサーの少なくとも一部はハウジング内に取り付けられ、ハウジングは埃または吹付けられた粉末がセンサーの動作を妨害するのを阻止するために加圧空気を通過させる空気供給源を有する請求項19の装置。
  21. ハウジングの空気供給源は、センサーの周りに渦状の空気を導入するようにずらされている請求項20の装置。
  22. 制御ユニットは、センサーの出力を受け、加熱領域に予め選択した所望の設定温度が得られるように加熱ゾーンを調整する1またはそれ以上のプログラム可能なコントローラーを有する請求項18の装置。
  23. 制御ユニットは、オペレーターから動作パラメータを受け、温度設定点を含むデータを1またはそれ以上のコントローラーへ送り、センサーが示す加熱ゾーンの加熱領域における温度をモニターする入力及びモニター装置を含む請求項22の装置。
  24. 入力及びモニター装置は、複数の赤外線ランプの各々に設けたフィードバック制御ループにより赤外線ランプを調整するループコントローラーより成るプログラム可能なコントローラーに作動的に接続されたタッチスクリーンである請求項23の装置。
  25. 印刷機の被印刷体走行路に沿って移動する間に赤外線による乾燥を受ける印刷済みまたは塗工済み被印刷体の温度を調整する節電方法であって、
    印刷済み被印刷体をその走行路に沿って次々に移動させ、
    各々が縦方向に延び、被印刷体走行路の一部を横方向に延びる複数の別個に制御される赤外線加熱ゾーンを有する赤外線乾燥機を用意し、
    被印刷体が赤外線乾燥機の赤外線加熱ゾーンの下を通過する際に加熱ゾーンに対応する印刷済み被印刷体上の複数の縦方向に延び且つ横方向に離隔した加熱領域を加熱し、
    加熱領域の温度を感知し、
    加熱ゾーンに対応する加熱領域の感知された温度に応答して加熱ゾーンの出力を調整するステップより成る温度調整方法。
  26. 加熱ゾーンに対応する印刷済み被印刷体上の複数の縦方向に延び且つ横方向に離隔した加熱領域を加熱するステップは、加熱領域の表面を高速空気により同時に洗浄するステップを含む請求項25の方法。
  27. 加熱領域を洗浄した後の使用済み高速空気を抽出するステップをさらに含む請求項26の方法。
  28. 加熱空気源を用意し、
    加圧空気源からの高速空気により被印刷体の印刷済みまたは塗工済み表面を洗浄するステップをさらに含む請求項25の方法。
  29. 加圧空気源は加圧され加熱された空気を供給し、被印刷体の表面は加圧空気源からの加熱空気により洗浄される請求項28の方法。
  30. 印刷機の移送システムから空気を抽出するステップをさらに含む請求項25−29のうち任意の1項に記載の方法。
  31. 赤外線乾燥機を用意するステップは加熱領域の望ましい設定温度を設定するステップを含み、加熱ゾーンの出力を調整するステップは、1またはそれ以上の加熱ゾーンの出力を変化させることにより各加熱領域の感知された温度が所望の設定温度に近い値になるようにするステップより成る請求項25の方法。
  32. 加熱領域の設定温度を決定するステップをさらに含み、加熱ゾーンの出力を調整するステップは加熱領域の温度を設定温度に近い値に調整するように実行される請求項25の方法。
  33. 加熱ゾーンの出力を調整するステップは、加熱領域の所望の設定温度が同じ所望の温度に近い値に調整されるように行われる請求項32の方法。
  34. 複数の別個に制御される赤外線加熱ゾーンを提供するステップは、被印刷体の走行路の幅方向に被印刷体の幅を越えて加熱ゾーンを確立するステップを含み、赤外線乾燥機の下を通過する印刷済み被印刷体の上の複数の加熱領域を加熱するステップは、被印刷体走行路に沿って移動する被印刷体の幅内の加熱ゾーンだけを作動させるステップを含む請求項25の方法。
  35. 赤外線乾燥機を通過させた後の加圧空気を印刷済み被印刷体に当てるステップをさらに含む請求項25の方法。
  36. 被印刷体走行路にわたって加圧空気を送り込み、
    加熱ステップを実行する前または後に印刷済みまたは塗工済み被印刷体の上に高速空気を当てるステップをさらに含む請求項35の方法。
  37. 加圧空気源は加圧された空気より成り、印刷済み被印刷体の表面に高速空気を当てるステップは、その表面に加熱された空気を当てるステップより成る請求項36の方法。
  38. 印刷機の移送システムから空気を抽出する抽出ステップをさらに含む請求項36または37の方法。
  39. 加熱ゾーンに流れ込む前に空気を赤外線乾燥機を通過させることにより被印刷体に当たる前に空気を加熱するステップをさらに含む請求項35の方法。
  40. 加熱領域の温度を感知するステップは複数のセンサーにより実行され、埃または吹付けられる粉末がセンサーの効率を低下させるのを阻止するために1またはそれ以上のセンサーに加圧空気を供給するステップをさらに含む請求項25の方法。
  41. 1またはそれ以上のセンサーに加圧空気を供給するステップは、センサーの感知表面上に埃または吹付けられる粉末が堆積するのを減少するように空気の渦流を発生させるステップより成る請求項40の方法。
  42. 印刷機の被印刷体走行路に沿って移動する間に赤外線による乾燥を受ける印刷済み被印刷体の加熱領域の温度を調整する節電方法であって、
    印刷済み被印刷体をその走行路に沿って次々に移動させ、
    各々が縦方向に延び、被印刷体走行路の一部を横方向に延びる、調整可能な出力を有する複数の赤外線加熱ゾーンを有する赤外線乾燥機を用意し、
    被印刷体が走行路に沿って移動する際に複数の赤外線加熱ゾーンを作動させ、
    赤外線加熱ゾーンの下方を通過する被印刷体の加熱領域に対応する被印刷体の部分の温度を表す信号を発生させ、
    前記信号に応答して赤外線加熱ゾーンの出力を調整することにより、種々の赤外線加熱ゾーンの下方を通過する被印刷体が異なる量の赤外線エネルギーを吸収するにも拘らず赤外線加熱ゾーンの下方を通過する被印刷体の温度を所望の温度範囲内に維持するステップより成る温度調整方法。
  43. 赤外線加熱ゾーンの下方を通過する被印刷体の加熱領域に対応する被印刷体の温度を表す信号に応答して赤外線加熱ゾーンの出力を調整するステップは、加熱ゾーンに供給される電力を加熱ゾーンの下方を通過する被印刷体の加熱領域に対応する印刷済み被印刷体の温度を表す信号に応じた量だけ周期的に増減させるステップを含む請求項42の方法。
  44. 赤外線加熱ゾーンの下方を通過する被印刷体の加熱領域に対応する被印刷体の部分の温度を表す信号を発生させるステップは、加熱領域を感知するように配置されたセンサーを作動させるステップを含む請求項43の方法。
  45. 加熱ゾーンを形成するように離隔して配置された複数の赤外線ランプと、加熱ゾーンの少なくとも一部の温度を示す信号を発生する温度センサーと、加熱ゾーンの出力を調整するための十分な数のコントローラーとを有する印刷機の帯域制御乾燥装置の温度調整方法であって、
    加熱ゾーンを印刷機に関して縦方向になるように赤外線ランプを配置し、
    前記信号に応答して個々の加熱ゾーンの出力を調整するステップより成る温度調整方法。
  46. 印刷済み被印刷体を印刷機を介して移送し、
    印刷機を介して移送中の被印刷体の表面を高速空気で洗浄するステップをさらに含む請求項45の方法。
  47. 前記ステップは加熱された高速空気により行われる請求項46の方法。
  48. 印刷機移送システムから洗浄済み空気を抽出するステップをさらに含む請求項46または47の方法。
  49. 前記信号に応答して個々の加熱ゾーンを温度設定点に調整するステップを含む請求項45の方法。
  50. 加熱ゾーンを形成するように離隔して配置された複数の赤外線ランプと、加熱ゾーンの少なくとも一部の温度を示す信号を発生する温度センサーと、加熱ゾーンの出力を調整するための十分な数のコントローラーとを有する印刷機の帯域制御乾燥装置の温度調整方法であって、
    走行路に沿って物品を移動させ、
    加熱ゾーンが走行路に関し縦方向になるように赤外線ランプを配置し、
    前記信号に応答して個々の加熱ゾーンの出力を調整するステップより成る温度調整方法。
  51. 前記信号に応答して個々の加熱ゾーンの出力を調整するステップにより出力が温度設定点に調整される請求項50の方法。
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