JP2004505726A - 脚弾性体の間隔が非対称な吸収性衣類 - Google Patents
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Abstract
人体の解剖学上の非対称な性質と漏れに対する要求に適応されたパンツ状の吸収性衣類は、着用者の前面側及び後面側に関して非対称となるような、脚開口部の周りに結合された弾性部材間の種々の間隔及び湾曲をもつ。弾性部材の間隔及び湾曲の形は、異なる活動をする着用者の脚の周りの種々の圧力要求に適応するように設計される。結果として得られた衣類は、脚開口部の周りの快適さ、フィット性、及び閉じ込め性が最適化される。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は、脚開口部の周りに、着用者の前面側と後面側の間の仮想分割線に関して非対称な間隔及び/又は湾曲の弾性部材を備える、パンツ状のパーソナルケア吸収製品に向けられる。
【0002】
(背景技術)
成人失禁用衣服、並びに乳児及び幼児用おむつ、水着、及びトレーニングパンツのようなパンツ状の吸収性衣類は、通常は、各々の周りに弾性部分を有する一対の脚開口部を含む。弾性部分は、着用者の脚の周りにぴったりとフィットして衣類からの漏れを防ぐことが意図される。しかしながら、股領域のような脚の周りの或る領域においては、ガスケット効果を高めるために、股から離れた溜め領域のような脚の周りのその他の領域より高い圧力が要求される。さらに、着用者の活動性に応じて、圧力変化の要求は異なる。
【0003】
例えば、乳児に関しては、股領域は、通常は脚開口部の周りの最も漏れが起こりやすい領域であり、股領域から離れた脚開口部領域は通常は漏れの恐れが少ない。脚開口部の周りに均一な圧力がかかる場合、圧力が高過ぎると、漏れの起こりやすい領域の漏れは防がれるが、高い圧力によって、漏れの起こる恐れの少ない領域に不快感が生じる。同様に、圧力が均一で且つゆるすぎる場合には、漏れの起こりやすい領域にかかる圧力が、これらの領域の漏れを防ぐのに不十分となる。
幼児がうつ伏せで眠るときの夜通しの使用においては、脚の後領域より脚の前領域に漏れが起こりやすい。さらに、着用者の脚が伸展している時の睡眠中の位置においては、脚の後領域においてより一層の快適さが望まれる。
【0004】
活動している幼児は、乳児又は眠っている幼児とは異なるガスケット効果と快適さを要する。例えば、脚の前領域における圧力が高過ぎる場合、脚の前方移動が妨げられる。同様に、脚を後方に動かす時に、脚の後領域は、より漏れが起こりやすい。
人体の解剖学上の非対称な性質と漏れについての要求に適合するように、脚開口部の周りのフィット性とガスケット効果がカスタマイズされた、吸収性衣類の脚弾性体に対する必要性又は要望がある。
【0005】
(発明の開示)
弾性部材間の間隔の変化は、圧力及びガスケット効果を最適化することによって、改善された脚開口部の周りの快適さ、フィット性、及び閉じ込め性が与えられるように最適化することが可能なファクタであることが見出されている。より具体的には、こうした最適化は、着用者の前面側と後面側の間の仮想分割面に関して非対称な、脚開口部の周りの弾性部材の間隔及び/又は湾曲度によって達成される。
本発明は、おむつやトレーニングパンツのようなパンツ状の吸収性衣類の脚開口部の周りのフィット性及びガスケット効果をカスタマイズすることに向けられる。結果として得られる衣類は、脚開口部の周りに、着用者の前面側と後面側に関して非対称となるような種々の間隔及び湾曲度の弾性部材を備える。この間隔及び湾曲度は、最大の快適さを維持しながら最大限の漏れの防護を与えるように、着用者の活動レベルに応じてカスタマイズされる。
【0006】
本発明は、弾性部材を吸収性衣類の脚開口部に適用する際に、個々の弾性部材間の間隔を変化させることにより達成される。或いは、本発明は、弾性部材を脚開口部に適用する際に、弾性部材の湾曲を変化させることにより達成される。さらに、本発明は、弾性部材を脚開口部に適用する際に、個々の弾性部材間の間隔と、弾性部材の湾曲度を変化させることにより達成される。
カスタマイズされた間隔及び湾曲度は、着用者の脚の周りの快適さとガスケット状のフィットを向上させるために、人体の解剖学上の非対称な性質と漏れについての要求に適合される。したがって、結果として得られた吸収性衣類の弾性部材の間隔及び湾曲度は、着用者の身体の前後に関して非対称となる。さらに、漏れの起こりやすい領域においてより良好なガスケット効果(良好に漏れを防ぐ)が与えられ、漏れの起こる恐れが少ない領域においては、快適さを高めるために低いガスケット圧が与えられる。
【0007】
上記のことを考慮に入れると、本発明の特徴及び利点は、吸収性衣類の脚開口部の周りに弾性部材のカスタマイズされた間隔及び湾曲度を与え、その結果、快適さ、フィット性、及び閉じ込め性といった脚弾性体の最適化された性能が得られることである。
【0008】
(定義)
本明細書の内容において、以下の各用語及び句は、以下の1つ又はそれ以上の意味を有する。
「前面」とは、着用者の身体の前方の位置、すなわち腹面を指す。
「非対称」とは、分割線又は面の両側において、形状及び構成形態が正確に対応しないことを指す。
「結合される」とは、2つの要素を接合する、接着する、接続する、取り付けること等を指す。互いに直接に、又は各々が介在する要素に直接結合される場合のように互いに間接的に結合される場合に、2つの要素が互いに結合されると考えられる。
「接続される」とは、2つの要素を接合する、接着する、結合する、取り付けること等を指す。互いに直接に、又は各々が介在する要素に直接接続される場合のように互いに間接的に接続される場合に、2つの要素が互いに接続されると考えられる。
【0009】
「使い捨て」とは、再使用するために洗濯されるか又は他の手法により復旧されるのではなく、制限された使用の後に廃棄されるように設計される物品を指す。
「配置される」「設置される」その他これに類するものは、或る要素が他の要素と一体化されること、すなわち或る要素は、別の要素に結合された、又は別の要素に置かれた、或いは別の要素の付近に置かれた、別の構造体とされることを意味する。
「弾性の」、「弾性を付与された」及び「弾性」とは、変形を生じさせる力を除いた後に、元の寸法及び形状に戻る傾向があるという材料又は複合材の特性を意味する。
【0010】
「エラストマーの」とは、弛緩状態のときの長さの少なくとも25パーセントまで伸びることができ、適用された力が解除されると、その伸びの少なくとも10パーセントまで回復する材料又は複合材を指す。一般に、エラストマー材料又は複合材は、弛緩状態のときの長さの少なくとも100パーセント、より好ましくは少なくとも300パーセントまで伸びることができ、適用された力が解除されると、その伸びの少なくとも50パーセントまで回復することが好ましい。
「フィルム」とは、キャストフィルム又はブローフィルム押出工程等のようなフィルム押出及び/又は発泡成形工程を用いて作られる熱可塑性フィルムを指す。この用語は、穿孔されたフィルム、スリットの入ったフィルム、及び液体透過性フィルムを構成するその他の多孔質フィルム、並びに液体不透過性のフィルムを含む。この用語はまた、連続気泡発泡体として存在するフィルム状の材料も含む。
【0011】
「力」とは、或る物体によって別の物体に及ぼされた、自由に動く物体の加速や、自由に動かない物体の変形又は分離を生じる物理的作用を含む。
「親水性の」とは、繊維に接触する水性液体によって湿潤される繊維又は繊維の表面を表す。材料の湿潤度は、関係する液体と材料の接触角及び表面張力によって説明することができる。特定の繊維材料又は繊維材料の配合物の湿潤性を測定するのに適した装置及び技術は、Cahn SFA−222表面張力分析器システム又はこれと実質的に同等なシステムによって与えられる。このシステムで測定する場合には、90度より小さい接触角を有する繊維は「湿潤性」すなわち親水性を示し、90度より大きい接触角を有する繊維は「非湿潤性」すなわち疎水性を示す。
【0012】
「層」は、単独で用いられる場合には、単一の要素又は複数の要素の2つの意味を持つことができる。
「脚弾性体」は、弾性バンド、ストランド、リボン、フィラメント、フィラメントの束などを含み、これらは着用者の脚を受け入れる衣類の開口部に隣接する。
単層又は多層ラミネートを説明するのに用いられる場合の「液体不透過性」とは、通常の使用条件では尿などの液体が液体接触点において層又はラミネートの平面にほぼ垂直な方向に層又はラミネートを通過しないことを意味する。液体すなわち尿は、液体透過性の層又はラミネートの平面に平行に広がるすなわち移送されるが、これはここで使用される場合の「液体透過性」の意味に含まれるとは考えない。
【0013】
「液体透過性の材料」又は「液体透水性の材料」とは、フィルム、不織布、又は連続気泡発泡体のような、1つ又はそれ以上の層の中に存在する材料のことを指し、該材料は、多孔質であり、かつ水及び他の水性液体が孔を通り抜けて流出することから透水性である。フィルム又は発泡体の孔、或いは、不織ウェブの繊維又はフィラメントの間の隙間は、液状の水が材料を通り抜けて漏れ、流れるようにするのに充分に大きくかつ充分多いものである。
「縦方向」及び「横方向」は、図3に示される縦方向軸線及び横方向軸線によって表されるような慣習的な意味を有する。縦方向軸線は、物品の平面内に延び、かつ物品の着用時に起立している着用者を右半身及び左半身に二分する垂直面にほぼ平行である。横方向軸線は、縦方向軸線にほぼ垂直な物品の平面内に延びる。図示される物品は、横方向よりも縦方向に長い。
【0014】
「メルトブロー繊維」とは、溶融した熱可塑性材料を、複数の微細な、通常は円形のダイ毛細管を通じて、収束する高速高温ガス(例えば空気)流の中へ溶融糸又はフィラメントとして押し出し、熱可塑性材料のフィラメントがガス流によって細められ、直径が、マイクロファイバーの直径にまで縮小されることにより形成される小直径の繊維を意味する。その後、メルトブロー繊維は、高速ガス流により運ばれ、集積面に堆積されて、不規則に分散されたメルトブロー繊維のウェブを形成する。このような工程は、例えば、ビューティン他に付与された米国特許第3,849,241号に開示されている。メルトブロー繊維は、連続的又は非連続的なマイクロファイバーであり、一般的には約0.6デニール以下であり、集積面に堆積されるときには、通常は自己結合する。本発明で用いるメルトブロー繊維は、好ましくは、長さにおいてほぼ連続的である。
【0015】
「部材」は、単独で用いられる場合には、単一の要素又は複数の要素の2つの意味を持つことができる。
「不織」又は「不織ウェブ」という用語は、織物の製織又は編成工程の助けを借りずに形成された材料、及び材料のウェブを指す。
「作動的に取り付けられる」とは、弾性部材の別の要素への取り付けに関しては、弾性部材が伸ばされて要素に取り付られた又は接続された時、或いは熱又は化学物質で処理された時などに、該要素に弾性特性が与えられることを意味し、非弾性部材の別の要素への取り付けに関しては、該部材と該要素が、意図されたすなわち記載された複合体の機能を果たすことを許す又は許容する好適な手法のいずれかで取り付けられることを意味する。接合すること、取り付けること、接続することなどは、どちらかの部材を要素に直接接合することのように直接にすることもできるし、第1部材と第1要素との間に配置された別の部材によって間接的にすることもできるし、第1部材により複合体が第1部材の特性を呈するように、第1要素の隣接する結合点によって第1部材が機械的に取り付けられるようにすることもできる。
【0016】
「恒久的に結合される」とは、吸収性衣類の通常の使用条件下において要素が結合された状態のまま維持されるように、吸収性衣類の2つの要素を接合する、接着する、接続する、取り付けること等を指す。
「ポリマー」とは、単独重合体と、例えば、ブロック共重合体、グラフト共重合体、ランダム共重合体、及び交互共重合体、三元共重合体等のような共重合体と、それらの配合物及び変成物を含むが、これらに限られるものではない。さらに、特に限定されていない限り、「ポリマー」という用語は、材料の可能性のある全ての幾何学的形状を含む。これらの形状は、これらに限られるものではないが、アイソタクチック対称、シンジオタクチック対称、及びアタクチック対称を含む。
「後面」とは、着用者の身体の後方の位置、すなわち背面を指す。
「圧力」は、ガスケット効果を与えるために着用者の肌に適用される際の、単位面積当たりの力として定義される。
【0017】
「スパンボンド繊維」とは、溶融した熱可塑性材料を、円形又はその他の形状を有する紡糸口金の複数の微細な毛細管からフィラメントとして押し出し、次いで、押し出されたフィラメントの直径を、例えば、それぞれの全部を引用によりここに組み入れる、アッペル他に付与された米国特許第4,340,563号、ドーシュナー他に付与された米国特許第3,692,618号、マツキ他に付与された米国特許第3,802,817号、キニーに付与された米国特許第3,338,992号及び3,341,394号、ハートマンに付与された米国特許第3,502,763号、ピーターセンに付与された米国特許第3,502,538号、及びドーボー他に付与された米国特許第3,542,615号におけるように、急速に縮小することにより形成される小直径の繊維を指す。スパンボンド繊維は、集積面に堆積される際に急冷され、通常は粘着性がない。スパンボンド繊維は、ほぼ連続しており、しばしば約0.3ミクロン以上、より具体的には、約0.6から10ミクロンの間の平均デニールを有する。
【0018】
「伸ばすことができる」とは、破れることなく少なくとも一方向に、少なくとも50%(最初の(伸ばされていない)長さの150%まで)、好適には少なくとも100%(最初の長さの200%まで)、望ましくは少なくとも150%(最初の長さの少なくとも250%まで)伸ばすことができる材料を意味する。
「表面」は、空気、気体及び/又は液体を透過させる又は透過させないあらゆる層、フィルム、織布、不織布、ラミネート、複合材などを含む。
「張力」は、物体を伸張させる傾向がある一軸の力、又は該伸張に対抗する物体内の釣合い力を含む。
「熱可塑性」とは、高温に曝された時に軟化し、室温まで冷却された時には実質的に元の状態に戻る材料のことを指す。
これらの用語は、本明細書の残りの部分において付加的な言葉で定義され得る。
【0019】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明は、一対の脚開口部の周りに、非対称な間隔及び/又は湾曲度の弾性部材を備える、パンツ状の吸収性衣類に向けられる。この間隔及び/又は湾曲度は、着用者の前面側と後面側との間の仮想分割線に関して非対称である。より具体的には、衣類の前面側か又は後面側のいずれかにおいて間隔がより狭くされ、これと反対側では間隔がより広くされることによって、着用者の活動レベルに応じて脚開口部の周りに最適な快適さ、フィット性、及び閉じ込め性が与えられる。
本発明の原理は、どんな好適な使い捨て吸収性物品にも組み入れることができる。こうした好適な物品の例は、おむつ、トレーニングパンツ、婦人用衛生製品、失禁用製品、その他のパーソナルケア又はヘルスケア衣類などを含む。ここで用いられる「失禁用製品」という用語は、幼児用吸収性下着、幼児用、或いは自閉症児又は身体の障害により膀胱/腸の調節機能に問題をもつその他の人などの特別ニーズがある若い成人用の吸収性衣類、並びに高齢者の失禁用の吸収性衣類を含む。説明を簡略化するために、以下の説明は、幼児用トレーニングパンツについてなされる。
【0020】
図1及び図2を参照すると、それぞれ、部分的に締結された状態と、締結された状態の、トレーニングパンツ20のような使い捨て吸収性物品が示されている。トレーニングパンツ20は、吸収性シャーシ32と、脚弾性部材58を含む。吸収性シャーシ32は、前面側22、後面側24、前面側と後面側を相互に接続する股領域26、着用者に接するように構成された内面28、及び、着用者の衣服に接するように構成された、内面と反対側の外面30を定める。さらに図3を参照すると、吸収性シャーシ32はまた、一対の横方向に相対する側縁36と、前ウエスト縁38及び背ウエスト縁39を表す一対の縦方向に相対するウエスト縁を定める。前面側22は前ウエスト縁38と一続きであり、後面側24は背ウエスト縁39と一続きである。前面側22と後面側24との間の仮想分割面は、図2の破線201及び202で示されるように衣類の左側中央から衣類の右側中央まで延び、それにより図3の破線203で示されるように衣類を半分に分割する。脚弾性体の非対称的な特徴(後述する)は、線201及び202を含みかつ線203に沿って衣類を二分する平面に関して決定される。
【0021】
図示された吸収性シャーシ32は、やや長方形の複合構造体33と、一対の横方向に相対する前面側部パネル34と、一対の横方向に相対する背側部パネル134とを含む。複合構造体33と側部パネル34及び134は、一体に成形してもよいし、図1から図3に示すように、2つ又はそれ以上の別個の要素を含んでいても良い。図示された複合構造体33は、外側カバー40、外側カバーに重なる状態に取り付けられた身体側ライナ42、外側カバー40と身体側ライナ42との間に配置された吸収組立体44、及び一対の閉じ込めフラップ46を含む。長方形の複合構造体33は、前ウエスト縁38及び背ウエスト縁39の一部を成す相対する直線状の端縁45と、吸収性シャーシ32の側縁36の一部を成す相対する直線状の側縁47を有する。脚開口部52(図1及び図2)は、股領域26における横方向に相対する側縁36の部分によって概ね定められる。
参照のために、図3には、それぞれトレーニングパンツ20の縦方向軸線と横方向軸線の向きを示す矢印48及び49が示されている。
【0022】
脚弾性部材58は、相対する縁36に沿って外側カバー40及び/又は身体側ライナ42に作動的に接合され、漏れを防ぐためにトレーニングパンツ20の股領域26に位置決めされる。側部パネル34及び134が存在する場合には、脚弾性部材58は、通常は、側部パネル34及び134で覆われていない脚開口部52の部分を取り囲むが、前面側22の一部、股領域26、及び後面側24の一部を依然として包囲する。ここで用いられる「股領域」という用語は、着用者の脚の間に位置する衣類20の領域を指す。上述のように、図3の破線203は、前面側22と後面側24との間の境界を表す。「前領域」という用語は、着用者の脚の前に位置する衣類20の領域を指す。同様に、「後領域」という用語は、着用者の脚の後ろに位置する衣類20の領域を指す。脚開口部52の前領域74は前面側22上に位置する。同様に、脚開口部52の後領域76は後面側24上に位置する。着用者の脚の前(すなわち、脚開口部52の前領域74を含む前面側22)に位置する衣類20の領域と、着用者の脚の後ろ(すなわち、脚開口部52の後領域76を含む後面側)に位置する衣類20の領域と、着用者の脚の外側の部分は、股領域26から離れている、すなわち股領域の外側にあるとみなされる。
【0023】
通常は、吸収性衣類20の股領域26においては、漏れに対する防護を与えるためにガスケット状の高い圧力が望ましく、股領域26から離れた脚開口部52の前領域74及び/又は脚開口部52の後領域76においては、快適さを高めるために多くの場合は圧力が低めであることが望ましい。しかしながら、活動性が異なると圧力要求も異なり、したがって、着用者の前面側と後面側の間の仮想分割線に対して非対称である最適な間隔が与えられる。例えば、着用者がうつ伏せで眠っている時には、前領域における漏れの起こり易さに対抗するために、前領域74には高めの圧力が適しており、後領域76においては、漏れの恐れが少ない該領域に大きな快適さを与えるために低めの圧力が適している。したがって、着用者の睡眠中に使用するのに適した吸収性衣類20は、図3に示すように、脚開口部52の前領域74においてはガスケット圧を高めるために間隔が狭く、脚開口部52の後領域76においては快適さを高めるために間隔が広いといった非対称な間隔をもつことが好ましい。脚開口部52の周りの脚弾性部材58の湾曲度は、後領域76における湾曲度より前領域74における湾曲度が高いという人体の前面側と後面側に関して対称でない形に適応するように形付けられることが好ましい。
【0024】
活動している幼児には、乳児や眠っている幼児とは異なるガスケット効果及び快適さが求められる。脚開口部52の前領域74における圧力を減らすことにより、脚に集中する圧力が低下し、これにより脚を前方に動かし易くなる。脚開口部52の後領域76における脚弾性体58からの圧力が高いことにより、脚を後方に動かすときに大きいガスケット圧が与えられる。したがって、活動的な着用者が使用するのに適した吸収性衣類20は、図3に示すように、動き易くするため脚開口部52の前領域74において広めの間隔をもち、ガスケット圧を高めるため脚開口部52の後領域76において狭めの間隔をもつ。ここでも同様に、脚開口部52の周りの脚弾性部材58の湾曲度は、後領域76における湾曲度より前領域74における湾曲度が高いという人体の前面側と後面側に関して対称でない形に適応するように形付けられることが好ましい。
【0025】
隣接する部材間の狭めの間隔は、必ずしもそうである必要はないが、0から0.25cmの範囲であることが好ましい。隣接する部材間の中程度の間隔は、0.26cmから0.50cmであることが好ましい。隣接する部材間の広めの間隔は、必ずしもそうである必要はないが、0.51cmから1.5cmの範囲であることが好ましい。「狭め」及び「広め」の間隔という用語は、相対的な、互いに対して決定されたものであるので、正確な寸法範囲に限定されない。一般に、広めの間隔の領域は、狭めの間隔の領域より部材間で少なくとも10%多い距離をもつべきである。間隔の差は、好ましくは少なくとも20%であるべきであり、より好ましくは少なくとも50%であるべきである。
【0026】
本発明を実施するための装置の一例は、図4及び図5に概略的に示されている。装置3は、弾性ガイド開口17をもつ一対のピボットアーム18を含む。ピボットアーム18は、図5に最も良く示されるように、基体が一対のニップロール14及び15を通して機械方向(図4−図9の矢印で示される)に送られる際に、基体13にほぼ平行な平面内にあることが好ましい。弾性ガイド開口17は、ピボットアーム18の各々のピボット点16から異なる半径だけ離間される。弾性ガイド開口17は、必ずしもそうである必要はないが、各ピボットアーム18上の列19において互いからほぼ均等に離間されることが好ましい。脚弾性部材58は、弾性ガイド開口17を通して送られ、次いで、ピボットアーム18が弾性部材58を基体13の外縁37か又は股領域26に向けて導き、弾性部材58がニップロール14及び15の対を通して機械方向(矢印で示される)に送られる際に、基体13に結合される。或いは、ピボットアーム18は、基体13に対して平行な角度から垂直な角度までの間の平面内にピボット運動することができる。ここで用いられる「機械方向」という用語は、製造工程中に連続的に移動される層が移動する主要な方向である。同様に、「機械横方向」という用語は、機械方向に対してほぼ法線の方向を指す。
【0027】
ピボットアーム18上の各弾性ガイド開口17は、個々の脚弾性部材58を案内することが好ましい。ピボットアーム18がピボット運動する際に、弾性部材の間隔は、アーム18が或る方向に移動するに伴い広くなり、それと反対方向にアーム18が移動するに伴って狭くなる。間隔の変化は、弾性ガイド開口17の移動によって生じる。例えば、或るピボットアーム18上の弾性ガイド開口17が、機械方向にほぼ垂直な列19として位置合わせされる時に、弾性部材58間の間隔は最大幅となる。同様に、列19が機械方向に対して平行に近づくにつれて、間隔が狭くなる。基体13がニップロール14及び15の対を通過するのに先立って機械方向に移動する際に、同様に機械方向に基体13の外縁37に沿って、外縁の付近に、又は外縁の間に脚弾性部材58が結合される。脚型27は、基体13の外縁37に沿って予め裁断しても良いし、結合工程の後に脚弾性部材58の形状に沿って裁断しても良い。脚弾性部材58が基体13に結合される領域は、最終的に脚開口部52を形成する(図1及び図2)。
【0028】
ピボット点16と、各弾性部材に対する弾性ガイド開口17の機械方向の位置と、弾性ガイド開口17の機械横方向の位置との組合せにより、脚弾性部材58の独特な形、好ましくは着用者の脚の周り全てに理想的なフィットを与える独特な形を与えることができる。例えば、結果として得られる吸収性衣類20は、脚開口部52の後領域76にわたって狭い間隔をもち、股領域26において中程度の間隔をもち、脚開口部52の前領域74にわたって広い間隔をもつことができ、これにより、狭い間隔をもつ領域には、より高いガスケット圧(漏れを良好に防ぐ)が与えられ、広い間隔をもつ領域には、快適さを高めるため低いガスケット圧が与えられる。同様に、本発明の製品の別の例は、脚開口部52の前領域74にわたって狭い間隔をもち、股領域26において中程度の間隔をもち、衣類20の前面におけるガスケット力を高める(漏れを良好に防ぐ)ために、脚開口部52の後領域76にわたって広い間隔をもつ吸収性衣類20である。股領域26から離れた溜め領域間の過渡的間隔は、快適さ、フィット性及び閉じ込め性が与えられるように製品の前と後ろの間でカスタマイズされる。これらの領域は、脚の周り全てに理想的なフィットを与える製品上のどんな形にもカスタマイズすることができる。
【0029】
本発明を実施するための装置の別の例は、図6及び図7に概略的に示されている。図4及び図5の装置3と同様に、この装置3は、各々のピボット点16から異なる半径だけ離間された弾性ガイド開口17をもつ一対のピボットアーム18を含む。基体がニップロール14及び15の対を通して送られる際に基体13にほぼ平行な平面内にピボット運動するピボットアーム18の代わりに、この装置は、基体がニップロール14及び15の対を通して送られる際に基体13にほぼ垂直な平面内にピボット運動するように配置されたピボットアーム18を備える。結果として得られた吸収性衣類20は、股領域26において狭い間隔をもち、股領域26から離れた領域において広い間隔をもち、狭い領域と広い領域の間のどこかに過渡的間隔をもつ。
【0030】
本発明を実施するための装置のさらに別の例は、図8及び図9に概略的に示されている。この装置3は、各々が回転ピボットガイド62を備える一対の直線的なアーム60を含む。直線的なアーム60は、一対のニップロール14及び15を通して基体が送られる際に基体13にほぼ垂直な平面内に横方向にスライドするように位置決めされる。直線的なアーム60は、横方向に移動し、基体13の機械方向に垂直な機械横方向に直線運動する。図8において、機械方向は矢先が1つの矢印で示され、機械横方向は矢先が2つの矢印で示される。回転ピボットガイド62は、脚弾性部材58を互いから離間することができる個々の弾性ガイド開口17を備える。ベルト64が、一端において回転ピボットガイド62の周りにラップされ、これと反対側の端において固定のピボット点16の周りにラップされる。直線的なアーム60が前後に移動する際に、ベルト64は、固定のピボット点16の周りでは定位置にとどまるが、回転ピボットガイド62を滑車のように回転させて、弾性ガイド開口17の列19の位置合わせをずらす。或いは、ベルト64の代わりに、カムシステムや、回転ピボットガイドに連接棒で取り付けられたばねのようなその他の適切な回転装置を使用しても良い。
【0031】
弾性ガイド開口17が、機械方向に対して垂直な横列19として位置合わされるときに、脚弾性部材58は最大距離まで離間される。ピボットガイド62が、破線で示されるように、ピボット運動し、かつ時計回りに又は反時計回りに回転するときに、弾性ガイド開口17の列19の機械方向に対する角度は、脚弾性部材58が基体13に結合される際の脚弾性部材58間の間隔を定める。より具体的には、弾性ガイド開口17が、股領域26に向けてピボット運動し、かつ回転するときに、ガイド開口17は、機械方向に対して0°から90°までの間の列19として位置合わせされる。列19と機械方向のなす角度が90°に近いときに、脚弾性部材58は比較的広く離間される。同様に、列19と機械方向が平行に近い、すなわち0°に近いときには、脚弾性部材58間の間隔は比較的狭い。
【0032】
機械横方向の直線運動と、直線的なアーム60上のガイド62の機械横方向のピボット運動との組み合わせにより、脚弾性部材58が基体13に結合される際に脚弾性部材58の独特な形が与えられる。結果として得られた吸収性衣類20は、股領域26において狭い間隔をもち、股領域26から離れた領域において広い間隔をもち、狭い間隔と広い間隔との間に過渡的な間隔をもち、このため、股領域26においては、閉じ込めのためにガスケット圧が高いことにより着用者の脚の周りにカスタマイズされたフィット性が与えられ、脚の周りのその他の領域においては、ガスケット圧が低いことにより快適性が与えられる。
【0033】
脚弾性部材58に様々な弾性材料を使用することができる。当業者には良く知られているように、好適な弾性材料は、天然ゴム、合成ゴム、又は熱可塑性エラストマーポリマーのシート、ストランド又はリボンを含む。弾性材料を、伸ばして基体に接着するか又はギャザーを寄せた基体に接着するか、或いは基体に接着し、次いで例えば熱を加えることによって、基体に弾性の収縮力を付与することができる。結合装置11は、図5、図7及び図9に概略的に示されている。特定の実施形態の1つにおいては、脚弾性部材58は、例えば、米国デラウェア州ウィルミントン所在のE.I.DuPont de Nemours and Companyから入手可能な、LYCRA(登録商標)という商品名で販売される、複数の乾紡合体多繊維スパンデックス・エラストマー糸を含む。
脚弾性部材58は、好ましくは約0.05インチから約3インチまで、より好ましくは約0.15インチから約1.5インチまで、最も好ましくは約0.25インチから約1.0インチまでのの幅をもつ。脚弾性部材58は、好ましくは25−350%、より好ましくは約30−260%、最も好ましくは約35−200%の最大伸長をもつ。
【0034】
基体13は、外側カバー40であることが好ましく、望ましくは実質的に液体不透過性の材料であり、弾性、伸張性、又は非伸張性とすることができる。外側カバー40は、液体不透過性材料の単一層とすることができるが、層の少なくとも1層が液体不透過性である多層ラミネート構造を含むことが望ましい。例えば、外側カバー40は、ラミネート接着剤(図示せず)で互いに適切に接合される液体透過性の外側層と液体不透過性の内側層を含むことができる。ビード、スプレー、平行スワールなどとして連続的に又は断続的に適用可能な、好適なラミネート接着剤は、米国ウィスコンシン州ウォーワトサ所在のFindley Adhesives社や、米国ニュージャージー州ブリッジウォーター所在のNational Starch and Chemical社から入手することができる。液体透過性の外側層は、どんな適した材料にすることもでき、ほぼ布のような感触を与える材料であることが望ましい。こうした材料の一例は、20gsm(グラム毎平方メートル)のスパンボンド・ポリプロピレン不織ウェブである。外側層はまた、液体透過性の身体側ライナ42を作成する材料で作成することもできる。外側層は必ずしも液体透過性である必要はないが、着用者に比較的布のような感触を与えることが望ましい。
【0035】
外側カバー40の内側層は、液体不透過性かつ蒸気不透過性とすることもできるし、液体不透過性かつ蒸気透過性とすることもできる。内側層は、薄いプラスチックフィルムから製造されることが望ましいが、その他の可撓性のある液体不透過性の材料を用いても良い。内側層又は液体不透過性の外側カバー40が単一層であるときには、ベッドシーツ及び衣服、並びに着用者及び介護人が排出物で濡れることを防ぐ。液体不透過性の内側層、又は単一層の液体不透過性の外側カバー40として用いるのに適した液体不透過性フィルムは、米国バージニア州ニューポートニューズのHuntsman Packagingから市販されている0.02mmのポリエチレンフィルムである。外側カバー40が材料の単一層である場合には、より布のような外観を与えるために、エンボス加工及び/又はマット仕上げすることができる。すでに説明したように、液体不透過性の材料は、液体が外側カバー40を通り抜けないようにしながら、使い捨て吸収性物品の内部から蒸気を逃がすことができる。適した「通気性の」材料は、所望のレベルの液体不透過性を付与するために被覆されるか又は他の方法で処理された、微孔性ポリマーフィルムか又は不織布から構成される。適した微孔性フィルムは、東京の三井東圧化学から市販されているPMP−1フィルム材料、又はミネソタ州ミネアポリスの3M社から市販されているXKO−8044ポリオレフィンフィルムである。
【0036】
上述のように、脚弾性部材58は、外側カバー40及び/又は身体側ライナ42に結合することができる。図5、図7及び図9は、外側カバー40と身体側ライナ42に同時に結合される脚弾性部材58を示す。この実施形態においては、脚弾性部材58は、外側カバー40と身体側ライナ42との間に本質的に挟まれる。
液体透過性の身体側ライナ42は、外側カバー40と吸収組立体44に重なるように図示されており(図3)、必ずしもそうである必要はないが、外側カバー40と同じ寸法をもつことができる。身体側ライナ42は、応従性があり、柔軟な感触で、幼児の肌に刺激を与えないものであることが望ましい。さらに、身体側ライナ42は、着用者に比較的乾いた表面を提供し、かつ液体がその厚みを通して直ちに浸透できるように、吸収組立体44より親水性の低いものにすることができる。
【0037】
身体側ライナ42は、合成繊維(例えば、ポリエステル又はポリプロピレン繊維)、天然繊維(例えば、木材又は綿繊維)、天然繊維と合成繊維の組合せ、多孔質発泡体、網状発泡体、穿孔プラスチックフィルムなどのようなウェブ材料の幅広い選択肢から製造することができる。身体側ライナ42に種々の織布及び不織布を使用することができる。例えば、身体側ライナは、ポリオレフィン繊維のメルトブローンウェブ又はスパンボンデッドウェブから構成することができる。身体側ライナはまた、天然及び/又は合成繊維から構成されるボンデッドカーデッドウェブとすることもできる。身体側ライナは、実質的に疎水性の材料から構成することができ、疎水性材料は、所望のレベルの湿潤性及び親水性を付与するために、随意的に界面活性剤で処理するか又は他の方法で処理することができる。例えば、この材料は、Rohm and Haas Co.からTriton X−102という商品名で市販されている約0.28重量%の界面活性剤で表面処理することができる。界面活性剤は、スプレーすること、プリントすること、ブラシコーティングすることなどの従来の方法のいずれによっても適用可能である。界面活性剤は、身体側ライナ42全体に適用してもよいし、縦方向中心線に沿った中間部のような身体側ライナの特定の部分に選択的に適用してもよい。
【0038】
適した液体透過性の身体側ライナ42は、約27gsmの坪量を持つ不織2成分ウェブである。不織2成分ウェブは、スパンボンド2成分ウェブか、又はボンデッドカーデッド2成分ウェブとすることができる。適した2成分ステープル繊維は、大阪のCHISSO社から入手可能なポリエチレン/ポリプロピレン2成分繊維を含む。この特定の2成分繊維では、ポリプロピレンが芯を構成し、ポリエチレンが繊維の鞘を構成する。マルチローブ、サイド−バイ−サイド、エンド−ツ−エンドなどのような他の繊維配向も可能である。外側カバー40と身体側ライナ42はエラストマー材料を含むことができるが、幾つかの実施形態においては、外側カバー、身体側ライナ、及び吸収組立体が全体としてエラストマーではない場合に、複合構造体が全体として非弾性となることが望ましい。
【0039】
外側カバー40と身体側ライナ42との間に吸収組立体44(図3)が配置され、該組立体の構成材は、当業技術分野でよく知られる接着剤などの適した手段によって互いに接合することができる。吸収組立体44は、全体的に圧縮可能で、順応性があり、着用者の皮膚に刺激を与えないとともに、液体及びある種の体外排泄物を吸収して保持することが可能などんな構造であってもよい。吸収組立体44は、様々な寸法及び形状に製造することができ、また、当業技術分野で一般に使用される種々の液体吸収性材料から製造することができる。例えば、吸収組立体44は、超吸収体材料として一般に知られる高吸収性材料の粒子と混合されたセルロースフラフのウェブのような親水性繊維マトリックスを適切に含むことができる。特定の実施形態では、吸収組立体44は、木材パルプフラフのようなセルロースフラフのマトリックスと、超吸収性のヒドロゲル形成粒子とを含む。木材パルプフラフは、合成ポリマーのメルトブローン繊維か、又はメルトブローン繊維と天然繊維との混合物に置き換えることができる。超吸収性粒子は、親水性繊維と実質的に均一に混合することもできるし、又は不均一に混合することもできる。フラフと超吸収性粒子はまた、体外浸出物をより良好に収容し及び吸収するために、吸収組立体44の所望の区域に選択的に配置することができる。また、超吸収性粒子の濃度は、吸収組立体44の厚みにわたって変えることができる。或いは、吸収組立体44は、繊維ウエブと超吸収性材料のラミネート、又は超吸収性材料を局所的な領域に保持する他の適切な手段を含むこともできる。
【0040】
適した超吸収性材料は、天然、合成、及び修飾天然ポリマー及び材料から選択することができる。超吸収性材料は、シリカゲルのような無機材料であってもよいし、架橋ポリマーのような有機化合物であってもよい。適した超吸収性材料は、米国ミシガン州ミッドランドにあるDow Chemical社や、ドイツ連邦共和国クレーフェルトD−47805のStockhausen社のような種々の販売供給業者から入手可能である。超吸収性材料は、典型的には自重の少なくとも約15倍の水を吸収することができ、自重の約25倍より多い水を吸収できることが望ましい。
【0041】
1つの実施形態では、吸収組立体44は、形状がほぼ長方形であり、木材パルプフラフと超吸収性材料とのブレンドを含む。フラフの好ましい種類の1つは、CR1654という商品名で特定される、米国アラバマ州チルダースバーグのU.S.Allianceから入手可能な、主として軟材繊維を含む漂白された高吸収性の硫酸塩木材パルプである。一般に、超吸収性材料は、吸収組立体44中に、吸収組立体の総重量の約0から約90重量パーセントまでの量で存在する。吸収組立体44は、1立方センチメートル当たり約0.10から約0.35グラムまでの範囲内の密度をもつことが適切である。吸収組立体44は、吸収組立体の一体性及び/又は形状を維持するのに適したティシュラップで包み込むか又は囲んでもよいし、又はそうでなくてもよい。
【0042】
また、吸収性シャーシ32は、液体を最初に受け入れ、一時的に収容し、及び/又は移送するように設計された他の材料を、吸収組立体44と相互に対向する表面に沿って組み入れて、吸収組立体の吸収容量を最大にすることができる。適した材料の1つは、約50グラム毎平方メートルの坪量を持つ材料を含むサージ層(図示せず)と呼ばれる材料であり、該材料は、BASF社から市販されているポリエステル芯/ポリエチレン鞘を含む3デニールの二成分繊維60%と、米国ヴァージニア州PortsmouthのHoechst Celanese社から市販されている6デニールのポリエステル繊維40%との均一ブレンドの通気ボンデッドカーデッドウェブを含む。
【0043】
既に述べたように、図示されたトレーニングパンツ20は、吸収性シャーシ32(図1−図3)の各側部に配置された前側部パネル34及び背側部パネル134を備える。これらの横方向に相対する前側部パネル34と横方向に相対する背側部パネル134は、前面側22及び後面側24においてそれぞれ吸収性シャーシ32の複合構造体33に恒久的に結合することができ、締結システム80によって互いに取り外し可能に取り付けられる。より具体的には、図3に最も良く示されるように、前側部パネル34は、取り付け線66に沿って、前面側22上の複合構造体33の直線状の側縁47に恒久的に結合され、かつ該側縁を越えて横方向に延びることができ、背側部パネル134は、取り付け線66に沿って、後面側24上の複合構造体33の直線状の側縁に恒久的に結合され、かつ該側縁を越えて横方向に延びることができる。側部パネル34及び134は、接着剤、熱結合又は超音波結合のような当業者に周知の取り付け手段を用いて取り付けることができる。側部パネル34及び134はまた、外側カバー又は身体側ライナのような複合構造体33の構成材の一部として成形することもできる。
【0044】
側部パネル34及び134の各々は、1つ又はそれ以上の個々の異なる材料部品を含むことができる。例えば、特定の実施形態では、側部パネル34及び134の各々は、シームで接合される第1及び第2側部パネル部分を含むことができ、該部分の少なくとも1つはエラストマー材料を含む(図3参照)。或いは、個々の側部パネル34及び134の各々は、中間の折線(図示せず)に沿って各々の上に折り重ねられる単一の材料部品を含むことができる。
【0045】
側部パネル34及び134は、トレーニングパンツ20の横方向軸線49にほぼ平行な方向に伸ばすことができる弾性材料を含むことが望ましい。特定の実施形態では、前側部パネル34及び背側部パネル134の各々は、遠位縁68と前又は背中央パネル35又は135との間に配置された内側部分78を含むことができる。図3に示された実施形態では、内側部分78は、遠位縁68と長方形の複合構造体33の側縁47との間に配置される。側部パネル34の弾性材料を内側部分78に配置して、側部パネルを横方向軸線49にほぼ平行な方向にエラストマー性にすることができる。各側部パネル34は、ウエスト端縁72から脚端縁70にかけてエラストマー性であることが最も望ましい。より具体的には、ウエスト端縁72と脚端縁70との間から横方向軸線49に平行に取られた、取り付け線66から遠位縁68までの長さと約2センチメートルの幅を持つ側部パネル材料の個々のサンプルは、すべてエラストマー性である。
【0046】
適した弾性材料と、トレーニングパンツに弾性側部パネルを組み入れる記載されたプロセスの1つは、次の米国特許に記載されている。即ち、Van Gompel他に付与された1990年7月10日付けの米国特許第4,940,464号、Pohjolaに付与された1993年7月6日付けの米国特許第5,224,405号、Pohjolaに付与された1992年4月14日付けの米国特許第5,104,116号、及びVogt他に付与された1991年9月10日付けの米国特許第5,046,272号に記載されており、これらのすべては、引用によりここに組み入れられる。特定の実施形態では、弾性材料は、ストレッチ−サーマルラミネート(STL)、ネック−ボンデッドラミネート(NBL)、可逆的にネック加工されたラミネート、又はストレッチ−ボンデッドラミネート(SBL)材料を含む。そのような材料を作成する方法は、当業者にはよく知られており、Wisneski他に付与された1987年5月5日付けの米国特許第4,663,220号、Mormanに付与された1993年7月13日付けの米国特許第5,226,992号、及び1987年4月8日にテイラー他の名前で出願された欧州特許出願第EP0217032号に記載されており、これらの特許のすべては引用によりここに組み入れられる。或いは、側部パネル材料は、外側カバー40又は身体側ライナ42に適していると上述されたようなその他の織布又は不織材料か、或いは伸ばすことができるが非弾性である材料を含むことができる。
【0047】
吸収性シャーシ32と締結システム80は共に、ウエスト開口部50と一対の脚開口部52(図1)を有する再締結可能なパンツを定める。締結システムが係合されるときに、再締結可能なパンツは、ウエスト開口部から各脚開口部まで延びる一対のエラストマーの前側部パネル34と、ウエスト開口部から各脚開口部まで延びる一対のエラストマーの背側部パネル134と、ウエスト開口部から各脚開口部まで延び、かつエラストマーの前側部パネル及び背側部パネルの間に位置決めされる一対の再締結可能なシーム88(図1)と、前面側22に配置され、かつエラストマーの前側部パネルの対の間に位置決めされるエラストマーの前ウエストバンド54と、後面側24に配置され、かつエラストマーの背側部パネルの対の間に位置決めされるエラストマーの背ウエストバンド56と、各脚開口部52を部分的に取り囲む少なくとも一対のエラストマーの脚部材58とを含むことが理解できる。1つ以上のエラストマーの脚部材58が各脚開口部52を部分的に又は完全に取り囲むことがより好ましい。エラストマーの脚部材58の各々は、隣接する前面側22のエラストマーの前側部パネル34から隣接する後面側24のエラストマーの背側部パネル134まで延びる。
【0048】
本明細書で説明したように、トレーニングパンツ20の種々の構成材は、接着剤、超音波及び熱結合又はこれらの組み合わせといった種々の形式の適切な取り付け手段を用いて互いに一体に組み立てることができる。結果として得られた製品は、脚開口部52における快適性、フィット性、及び閉じ込め性が最適化された吸収性衣類である。
説明のために与えられた上記の実施形態の詳細な説明は、本発明の適用範囲を限定するものと解釈されるべきではないことは認識されるであろう。上記では本発明のほんの幾つかの例示的な実施形態について詳細に説明したが、当業者には、本発明の新規な教示及び利点から本質的に逸脱することなく、例示的な実施形態に多くの修正が可能であることが容易に分かるであろう。従って、そのような修正のすべては、特許請求の範囲の請求項とそれらの全ての均等物において定義される本発明の適用範囲内に含まれることを意図している。更に、多くの実施形態は、幾つかの実施形態、特に好ましい実施形態の利点のすべてを達成しないことが考えられることが認識され、また、特定の利点がないことは、そのような実施形態が本発明の適用範囲外にあることを必ずしも意味するとは見なされない。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸収性衣類の側面斜視図である。
【図2】吸収性衣類の前面斜視図である。
【図3】一部解体され、平らに広げられた状態の図1及び図2の吸収性衣類の平面図であり、物品の着用時に着用者に面する物品の表面を示し、下にある特徴を示すために部分的に切り取られている。
【図4】本発明の一実施形態に係る、脚弾性体を吸収性衣類に適用するのに使用される装置の一形式の平面図である。
【図5】図4の装置の側面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る、脚弾性体を吸収性衣類に適用するのに使用される装置の一形式の平面図である。
【図7】図6の装置の側面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る、脚弾性体を吸収性衣類に適用するのに使用される装置の一形式の平面図である。
【図9】図8の装置の側面図である。
(技術分野)
本発明は、脚開口部の周りに、着用者の前面側と後面側の間の仮想分割線に関して非対称な間隔及び/又は湾曲の弾性部材を備える、パンツ状のパーソナルケア吸収製品に向けられる。
【0002】
(背景技術)
成人失禁用衣服、並びに乳児及び幼児用おむつ、水着、及びトレーニングパンツのようなパンツ状の吸収性衣類は、通常は、各々の周りに弾性部分を有する一対の脚開口部を含む。弾性部分は、着用者の脚の周りにぴったりとフィットして衣類からの漏れを防ぐことが意図される。しかしながら、股領域のような脚の周りの或る領域においては、ガスケット効果を高めるために、股から離れた溜め領域のような脚の周りのその他の領域より高い圧力が要求される。さらに、着用者の活動性に応じて、圧力変化の要求は異なる。
【0003】
例えば、乳児に関しては、股領域は、通常は脚開口部の周りの最も漏れが起こりやすい領域であり、股領域から離れた脚開口部領域は通常は漏れの恐れが少ない。脚開口部の周りに均一な圧力がかかる場合、圧力が高過ぎると、漏れの起こりやすい領域の漏れは防がれるが、高い圧力によって、漏れの起こる恐れの少ない領域に不快感が生じる。同様に、圧力が均一で且つゆるすぎる場合には、漏れの起こりやすい領域にかかる圧力が、これらの領域の漏れを防ぐのに不十分となる。
幼児がうつ伏せで眠るときの夜通しの使用においては、脚の後領域より脚の前領域に漏れが起こりやすい。さらに、着用者の脚が伸展している時の睡眠中の位置においては、脚の後領域においてより一層の快適さが望まれる。
【0004】
活動している幼児は、乳児又は眠っている幼児とは異なるガスケット効果と快適さを要する。例えば、脚の前領域における圧力が高過ぎる場合、脚の前方移動が妨げられる。同様に、脚を後方に動かす時に、脚の後領域は、より漏れが起こりやすい。
人体の解剖学上の非対称な性質と漏れについての要求に適合するように、脚開口部の周りのフィット性とガスケット効果がカスタマイズされた、吸収性衣類の脚弾性体に対する必要性又は要望がある。
【0005】
(発明の開示)
弾性部材間の間隔の変化は、圧力及びガスケット効果を最適化することによって、改善された脚開口部の周りの快適さ、フィット性、及び閉じ込め性が与えられるように最適化することが可能なファクタであることが見出されている。より具体的には、こうした最適化は、着用者の前面側と後面側の間の仮想分割面に関して非対称な、脚開口部の周りの弾性部材の間隔及び/又は湾曲度によって達成される。
本発明は、おむつやトレーニングパンツのようなパンツ状の吸収性衣類の脚開口部の周りのフィット性及びガスケット効果をカスタマイズすることに向けられる。結果として得られる衣類は、脚開口部の周りに、着用者の前面側と後面側に関して非対称となるような種々の間隔及び湾曲度の弾性部材を備える。この間隔及び湾曲度は、最大の快適さを維持しながら最大限の漏れの防護を与えるように、着用者の活動レベルに応じてカスタマイズされる。
【0006】
本発明は、弾性部材を吸収性衣類の脚開口部に適用する際に、個々の弾性部材間の間隔を変化させることにより達成される。或いは、本発明は、弾性部材を脚開口部に適用する際に、弾性部材の湾曲を変化させることにより達成される。さらに、本発明は、弾性部材を脚開口部に適用する際に、個々の弾性部材間の間隔と、弾性部材の湾曲度を変化させることにより達成される。
カスタマイズされた間隔及び湾曲度は、着用者の脚の周りの快適さとガスケット状のフィットを向上させるために、人体の解剖学上の非対称な性質と漏れについての要求に適合される。したがって、結果として得られた吸収性衣類の弾性部材の間隔及び湾曲度は、着用者の身体の前後に関して非対称となる。さらに、漏れの起こりやすい領域においてより良好なガスケット効果(良好に漏れを防ぐ)が与えられ、漏れの起こる恐れが少ない領域においては、快適さを高めるために低いガスケット圧が与えられる。
【0007】
上記のことを考慮に入れると、本発明の特徴及び利点は、吸収性衣類の脚開口部の周りに弾性部材のカスタマイズされた間隔及び湾曲度を与え、その結果、快適さ、フィット性、及び閉じ込め性といった脚弾性体の最適化された性能が得られることである。
【0008】
(定義)
本明細書の内容において、以下の各用語及び句は、以下の1つ又はそれ以上の意味を有する。
「前面」とは、着用者の身体の前方の位置、すなわち腹面を指す。
「非対称」とは、分割線又は面の両側において、形状及び構成形態が正確に対応しないことを指す。
「結合される」とは、2つの要素を接合する、接着する、接続する、取り付けること等を指す。互いに直接に、又は各々が介在する要素に直接結合される場合のように互いに間接的に結合される場合に、2つの要素が互いに結合されると考えられる。
「接続される」とは、2つの要素を接合する、接着する、結合する、取り付けること等を指す。互いに直接に、又は各々が介在する要素に直接接続される場合のように互いに間接的に接続される場合に、2つの要素が互いに接続されると考えられる。
【0009】
「使い捨て」とは、再使用するために洗濯されるか又は他の手法により復旧されるのではなく、制限された使用の後に廃棄されるように設計される物品を指す。
「配置される」「設置される」その他これに類するものは、或る要素が他の要素と一体化されること、すなわち或る要素は、別の要素に結合された、又は別の要素に置かれた、或いは別の要素の付近に置かれた、別の構造体とされることを意味する。
「弾性の」、「弾性を付与された」及び「弾性」とは、変形を生じさせる力を除いた後に、元の寸法及び形状に戻る傾向があるという材料又は複合材の特性を意味する。
【0010】
「エラストマーの」とは、弛緩状態のときの長さの少なくとも25パーセントまで伸びることができ、適用された力が解除されると、その伸びの少なくとも10パーセントまで回復する材料又は複合材を指す。一般に、エラストマー材料又は複合材は、弛緩状態のときの長さの少なくとも100パーセント、より好ましくは少なくとも300パーセントまで伸びることができ、適用された力が解除されると、その伸びの少なくとも50パーセントまで回復することが好ましい。
「フィルム」とは、キャストフィルム又はブローフィルム押出工程等のようなフィルム押出及び/又は発泡成形工程を用いて作られる熱可塑性フィルムを指す。この用語は、穿孔されたフィルム、スリットの入ったフィルム、及び液体透過性フィルムを構成するその他の多孔質フィルム、並びに液体不透過性のフィルムを含む。この用語はまた、連続気泡発泡体として存在するフィルム状の材料も含む。
【0011】
「力」とは、或る物体によって別の物体に及ぼされた、自由に動く物体の加速や、自由に動かない物体の変形又は分離を生じる物理的作用を含む。
「親水性の」とは、繊維に接触する水性液体によって湿潤される繊維又は繊維の表面を表す。材料の湿潤度は、関係する液体と材料の接触角及び表面張力によって説明することができる。特定の繊維材料又は繊維材料の配合物の湿潤性を測定するのに適した装置及び技術は、Cahn SFA−222表面張力分析器システム又はこれと実質的に同等なシステムによって与えられる。このシステムで測定する場合には、90度より小さい接触角を有する繊維は「湿潤性」すなわち親水性を示し、90度より大きい接触角を有する繊維は「非湿潤性」すなわち疎水性を示す。
【0012】
「層」は、単独で用いられる場合には、単一の要素又は複数の要素の2つの意味を持つことができる。
「脚弾性体」は、弾性バンド、ストランド、リボン、フィラメント、フィラメントの束などを含み、これらは着用者の脚を受け入れる衣類の開口部に隣接する。
単層又は多層ラミネートを説明するのに用いられる場合の「液体不透過性」とは、通常の使用条件では尿などの液体が液体接触点において層又はラミネートの平面にほぼ垂直な方向に層又はラミネートを通過しないことを意味する。液体すなわち尿は、液体透過性の層又はラミネートの平面に平行に広がるすなわち移送されるが、これはここで使用される場合の「液体透過性」の意味に含まれるとは考えない。
【0013】
「液体透過性の材料」又は「液体透水性の材料」とは、フィルム、不織布、又は連続気泡発泡体のような、1つ又はそれ以上の層の中に存在する材料のことを指し、該材料は、多孔質であり、かつ水及び他の水性液体が孔を通り抜けて流出することから透水性である。フィルム又は発泡体の孔、或いは、不織ウェブの繊維又はフィラメントの間の隙間は、液状の水が材料を通り抜けて漏れ、流れるようにするのに充分に大きくかつ充分多いものである。
「縦方向」及び「横方向」は、図3に示される縦方向軸線及び横方向軸線によって表されるような慣習的な意味を有する。縦方向軸線は、物品の平面内に延び、かつ物品の着用時に起立している着用者を右半身及び左半身に二分する垂直面にほぼ平行である。横方向軸線は、縦方向軸線にほぼ垂直な物品の平面内に延びる。図示される物品は、横方向よりも縦方向に長い。
【0014】
「メルトブロー繊維」とは、溶融した熱可塑性材料を、複数の微細な、通常は円形のダイ毛細管を通じて、収束する高速高温ガス(例えば空気)流の中へ溶融糸又はフィラメントとして押し出し、熱可塑性材料のフィラメントがガス流によって細められ、直径が、マイクロファイバーの直径にまで縮小されることにより形成される小直径の繊維を意味する。その後、メルトブロー繊維は、高速ガス流により運ばれ、集積面に堆積されて、不規則に分散されたメルトブロー繊維のウェブを形成する。このような工程は、例えば、ビューティン他に付与された米国特許第3,849,241号に開示されている。メルトブロー繊維は、連続的又は非連続的なマイクロファイバーであり、一般的には約0.6デニール以下であり、集積面に堆積されるときには、通常は自己結合する。本発明で用いるメルトブロー繊維は、好ましくは、長さにおいてほぼ連続的である。
【0015】
「部材」は、単独で用いられる場合には、単一の要素又は複数の要素の2つの意味を持つことができる。
「不織」又は「不織ウェブ」という用語は、織物の製織又は編成工程の助けを借りずに形成された材料、及び材料のウェブを指す。
「作動的に取り付けられる」とは、弾性部材の別の要素への取り付けに関しては、弾性部材が伸ばされて要素に取り付られた又は接続された時、或いは熱又は化学物質で処理された時などに、該要素に弾性特性が与えられることを意味し、非弾性部材の別の要素への取り付けに関しては、該部材と該要素が、意図されたすなわち記載された複合体の機能を果たすことを許す又は許容する好適な手法のいずれかで取り付けられることを意味する。接合すること、取り付けること、接続することなどは、どちらかの部材を要素に直接接合することのように直接にすることもできるし、第1部材と第1要素との間に配置された別の部材によって間接的にすることもできるし、第1部材により複合体が第1部材の特性を呈するように、第1要素の隣接する結合点によって第1部材が機械的に取り付けられるようにすることもできる。
【0016】
「恒久的に結合される」とは、吸収性衣類の通常の使用条件下において要素が結合された状態のまま維持されるように、吸収性衣類の2つの要素を接合する、接着する、接続する、取り付けること等を指す。
「ポリマー」とは、単独重合体と、例えば、ブロック共重合体、グラフト共重合体、ランダム共重合体、及び交互共重合体、三元共重合体等のような共重合体と、それらの配合物及び変成物を含むが、これらに限られるものではない。さらに、特に限定されていない限り、「ポリマー」という用語は、材料の可能性のある全ての幾何学的形状を含む。これらの形状は、これらに限られるものではないが、アイソタクチック対称、シンジオタクチック対称、及びアタクチック対称を含む。
「後面」とは、着用者の身体の後方の位置、すなわち背面を指す。
「圧力」は、ガスケット効果を与えるために着用者の肌に適用される際の、単位面積当たりの力として定義される。
【0017】
「スパンボンド繊維」とは、溶融した熱可塑性材料を、円形又はその他の形状を有する紡糸口金の複数の微細な毛細管からフィラメントとして押し出し、次いで、押し出されたフィラメントの直径を、例えば、それぞれの全部を引用によりここに組み入れる、アッペル他に付与された米国特許第4,340,563号、ドーシュナー他に付与された米国特許第3,692,618号、マツキ他に付与された米国特許第3,802,817号、キニーに付与された米国特許第3,338,992号及び3,341,394号、ハートマンに付与された米国特許第3,502,763号、ピーターセンに付与された米国特許第3,502,538号、及びドーボー他に付与された米国特許第3,542,615号におけるように、急速に縮小することにより形成される小直径の繊維を指す。スパンボンド繊維は、集積面に堆積される際に急冷され、通常は粘着性がない。スパンボンド繊維は、ほぼ連続しており、しばしば約0.3ミクロン以上、より具体的には、約0.6から10ミクロンの間の平均デニールを有する。
【0018】
「伸ばすことができる」とは、破れることなく少なくとも一方向に、少なくとも50%(最初の(伸ばされていない)長さの150%まで)、好適には少なくとも100%(最初の長さの200%まで)、望ましくは少なくとも150%(最初の長さの少なくとも250%まで)伸ばすことができる材料を意味する。
「表面」は、空気、気体及び/又は液体を透過させる又は透過させないあらゆる層、フィルム、織布、不織布、ラミネート、複合材などを含む。
「張力」は、物体を伸張させる傾向がある一軸の力、又は該伸張に対抗する物体内の釣合い力を含む。
「熱可塑性」とは、高温に曝された時に軟化し、室温まで冷却された時には実質的に元の状態に戻る材料のことを指す。
これらの用語は、本明細書の残りの部分において付加的な言葉で定義され得る。
【0019】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明は、一対の脚開口部の周りに、非対称な間隔及び/又は湾曲度の弾性部材を備える、パンツ状の吸収性衣類に向けられる。この間隔及び/又は湾曲度は、着用者の前面側と後面側との間の仮想分割線に関して非対称である。より具体的には、衣類の前面側か又は後面側のいずれかにおいて間隔がより狭くされ、これと反対側では間隔がより広くされることによって、着用者の活動レベルに応じて脚開口部の周りに最適な快適さ、フィット性、及び閉じ込め性が与えられる。
本発明の原理は、どんな好適な使い捨て吸収性物品にも組み入れることができる。こうした好適な物品の例は、おむつ、トレーニングパンツ、婦人用衛生製品、失禁用製品、その他のパーソナルケア又はヘルスケア衣類などを含む。ここで用いられる「失禁用製品」という用語は、幼児用吸収性下着、幼児用、或いは自閉症児又は身体の障害により膀胱/腸の調節機能に問題をもつその他の人などの特別ニーズがある若い成人用の吸収性衣類、並びに高齢者の失禁用の吸収性衣類を含む。説明を簡略化するために、以下の説明は、幼児用トレーニングパンツについてなされる。
【0020】
図1及び図2を参照すると、それぞれ、部分的に締結された状態と、締結された状態の、トレーニングパンツ20のような使い捨て吸収性物品が示されている。トレーニングパンツ20は、吸収性シャーシ32と、脚弾性部材58を含む。吸収性シャーシ32は、前面側22、後面側24、前面側と後面側を相互に接続する股領域26、着用者に接するように構成された内面28、及び、着用者の衣服に接するように構成された、内面と反対側の外面30を定める。さらに図3を参照すると、吸収性シャーシ32はまた、一対の横方向に相対する側縁36と、前ウエスト縁38及び背ウエスト縁39を表す一対の縦方向に相対するウエスト縁を定める。前面側22は前ウエスト縁38と一続きであり、後面側24は背ウエスト縁39と一続きである。前面側22と後面側24との間の仮想分割面は、図2の破線201及び202で示されるように衣類の左側中央から衣類の右側中央まで延び、それにより図3の破線203で示されるように衣類を半分に分割する。脚弾性体の非対称的な特徴(後述する)は、線201及び202を含みかつ線203に沿って衣類を二分する平面に関して決定される。
【0021】
図示された吸収性シャーシ32は、やや長方形の複合構造体33と、一対の横方向に相対する前面側部パネル34と、一対の横方向に相対する背側部パネル134とを含む。複合構造体33と側部パネル34及び134は、一体に成形してもよいし、図1から図3に示すように、2つ又はそれ以上の別個の要素を含んでいても良い。図示された複合構造体33は、外側カバー40、外側カバーに重なる状態に取り付けられた身体側ライナ42、外側カバー40と身体側ライナ42との間に配置された吸収組立体44、及び一対の閉じ込めフラップ46を含む。長方形の複合構造体33は、前ウエスト縁38及び背ウエスト縁39の一部を成す相対する直線状の端縁45と、吸収性シャーシ32の側縁36の一部を成す相対する直線状の側縁47を有する。脚開口部52(図1及び図2)は、股領域26における横方向に相対する側縁36の部分によって概ね定められる。
参照のために、図3には、それぞれトレーニングパンツ20の縦方向軸線と横方向軸線の向きを示す矢印48及び49が示されている。
【0022】
脚弾性部材58は、相対する縁36に沿って外側カバー40及び/又は身体側ライナ42に作動的に接合され、漏れを防ぐためにトレーニングパンツ20の股領域26に位置決めされる。側部パネル34及び134が存在する場合には、脚弾性部材58は、通常は、側部パネル34及び134で覆われていない脚開口部52の部分を取り囲むが、前面側22の一部、股領域26、及び後面側24の一部を依然として包囲する。ここで用いられる「股領域」という用語は、着用者の脚の間に位置する衣類20の領域を指す。上述のように、図3の破線203は、前面側22と後面側24との間の境界を表す。「前領域」という用語は、着用者の脚の前に位置する衣類20の領域を指す。同様に、「後領域」という用語は、着用者の脚の後ろに位置する衣類20の領域を指す。脚開口部52の前領域74は前面側22上に位置する。同様に、脚開口部52の後領域76は後面側24上に位置する。着用者の脚の前(すなわち、脚開口部52の前領域74を含む前面側22)に位置する衣類20の領域と、着用者の脚の後ろ(すなわち、脚開口部52の後領域76を含む後面側)に位置する衣類20の領域と、着用者の脚の外側の部分は、股領域26から離れている、すなわち股領域の外側にあるとみなされる。
【0023】
通常は、吸収性衣類20の股領域26においては、漏れに対する防護を与えるためにガスケット状の高い圧力が望ましく、股領域26から離れた脚開口部52の前領域74及び/又は脚開口部52の後領域76においては、快適さを高めるために多くの場合は圧力が低めであることが望ましい。しかしながら、活動性が異なると圧力要求も異なり、したがって、着用者の前面側と後面側の間の仮想分割線に対して非対称である最適な間隔が与えられる。例えば、着用者がうつ伏せで眠っている時には、前領域における漏れの起こり易さに対抗するために、前領域74には高めの圧力が適しており、後領域76においては、漏れの恐れが少ない該領域に大きな快適さを与えるために低めの圧力が適している。したがって、着用者の睡眠中に使用するのに適した吸収性衣類20は、図3に示すように、脚開口部52の前領域74においてはガスケット圧を高めるために間隔が狭く、脚開口部52の後領域76においては快適さを高めるために間隔が広いといった非対称な間隔をもつことが好ましい。脚開口部52の周りの脚弾性部材58の湾曲度は、後領域76における湾曲度より前領域74における湾曲度が高いという人体の前面側と後面側に関して対称でない形に適応するように形付けられることが好ましい。
【0024】
活動している幼児には、乳児や眠っている幼児とは異なるガスケット効果及び快適さが求められる。脚開口部52の前領域74における圧力を減らすことにより、脚に集中する圧力が低下し、これにより脚を前方に動かし易くなる。脚開口部52の後領域76における脚弾性体58からの圧力が高いことにより、脚を後方に動かすときに大きいガスケット圧が与えられる。したがって、活動的な着用者が使用するのに適した吸収性衣類20は、図3に示すように、動き易くするため脚開口部52の前領域74において広めの間隔をもち、ガスケット圧を高めるため脚開口部52の後領域76において狭めの間隔をもつ。ここでも同様に、脚開口部52の周りの脚弾性部材58の湾曲度は、後領域76における湾曲度より前領域74における湾曲度が高いという人体の前面側と後面側に関して対称でない形に適応するように形付けられることが好ましい。
【0025】
隣接する部材間の狭めの間隔は、必ずしもそうである必要はないが、0から0.25cmの範囲であることが好ましい。隣接する部材間の中程度の間隔は、0.26cmから0.50cmであることが好ましい。隣接する部材間の広めの間隔は、必ずしもそうである必要はないが、0.51cmから1.5cmの範囲であることが好ましい。「狭め」及び「広め」の間隔という用語は、相対的な、互いに対して決定されたものであるので、正確な寸法範囲に限定されない。一般に、広めの間隔の領域は、狭めの間隔の領域より部材間で少なくとも10%多い距離をもつべきである。間隔の差は、好ましくは少なくとも20%であるべきであり、より好ましくは少なくとも50%であるべきである。
【0026】
本発明を実施するための装置の一例は、図4及び図5に概略的に示されている。装置3は、弾性ガイド開口17をもつ一対のピボットアーム18を含む。ピボットアーム18は、図5に最も良く示されるように、基体が一対のニップロール14及び15を通して機械方向(図4−図9の矢印で示される)に送られる際に、基体13にほぼ平行な平面内にあることが好ましい。弾性ガイド開口17は、ピボットアーム18の各々のピボット点16から異なる半径だけ離間される。弾性ガイド開口17は、必ずしもそうである必要はないが、各ピボットアーム18上の列19において互いからほぼ均等に離間されることが好ましい。脚弾性部材58は、弾性ガイド開口17を通して送られ、次いで、ピボットアーム18が弾性部材58を基体13の外縁37か又は股領域26に向けて導き、弾性部材58がニップロール14及び15の対を通して機械方向(矢印で示される)に送られる際に、基体13に結合される。或いは、ピボットアーム18は、基体13に対して平行な角度から垂直な角度までの間の平面内にピボット運動することができる。ここで用いられる「機械方向」という用語は、製造工程中に連続的に移動される層が移動する主要な方向である。同様に、「機械横方向」という用語は、機械方向に対してほぼ法線の方向を指す。
【0027】
ピボットアーム18上の各弾性ガイド開口17は、個々の脚弾性部材58を案内することが好ましい。ピボットアーム18がピボット運動する際に、弾性部材の間隔は、アーム18が或る方向に移動するに伴い広くなり、それと反対方向にアーム18が移動するに伴って狭くなる。間隔の変化は、弾性ガイド開口17の移動によって生じる。例えば、或るピボットアーム18上の弾性ガイド開口17が、機械方向にほぼ垂直な列19として位置合わせされる時に、弾性部材58間の間隔は最大幅となる。同様に、列19が機械方向に対して平行に近づくにつれて、間隔が狭くなる。基体13がニップロール14及び15の対を通過するのに先立って機械方向に移動する際に、同様に機械方向に基体13の外縁37に沿って、外縁の付近に、又は外縁の間に脚弾性部材58が結合される。脚型27は、基体13の外縁37に沿って予め裁断しても良いし、結合工程の後に脚弾性部材58の形状に沿って裁断しても良い。脚弾性部材58が基体13に結合される領域は、最終的に脚開口部52を形成する(図1及び図2)。
【0028】
ピボット点16と、各弾性部材に対する弾性ガイド開口17の機械方向の位置と、弾性ガイド開口17の機械横方向の位置との組合せにより、脚弾性部材58の独特な形、好ましくは着用者の脚の周り全てに理想的なフィットを与える独特な形を与えることができる。例えば、結果として得られる吸収性衣類20は、脚開口部52の後領域76にわたって狭い間隔をもち、股領域26において中程度の間隔をもち、脚開口部52の前領域74にわたって広い間隔をもつことができ、これにより、狭い間隔をもつ領域には、より高いガスケット圧(漏れを良好に防ぐ)が与えられ、広い間隔をもつ領域には、快適さを高めるため低いガスケット圧が与えられる。同様に、本発明の製品の別の例は、脚開口部52の前領域74にわたって狭い間隔をもち、股領域26において中程度の間隔をもち、衣類20の前面におけるガスケット力を高める(漏れを良好に防ぐ)ために、脚開口部52の後領域76にわたって広い間隔をもつ吸収性衣類20である。股領域26から離れた溜め領域間の過渡的間隔は、快適さ、フィット性及び閉じ込め性が与えられるように製品の前と後ろの間でカスタマイズされる。これらの領域は、脚の周り全てに理想的なフィットを与える製品上のどんな形にもカスタマイズすることができる。
【0029】
本発明を実施するための装置の別の例は、図6及び図7に概略的に示されている。図4及び図5の装置3と同様に、この装置3は、各々のピボット点16から異なる半径だけ離間された弾性ガイド開口17をもつ一対のピボットアーム18を含む。基体がニップロール14及び15の対を通して送られる際に基体13にほぼ平行な平面内にピボット運動するピボットアーム18の代わりに、この装置は、基体がニップロール14及び15の対を通して送られる際に基体13にほぼ垂直な平面内にピボット運動するように配置されたピボットアーム18を備える。結果として得られた吸収性衣類20は、股領域26において狭い間隔をもち、股領域26から離れた領域において広い間隔をもち、狭い領域と広い領域の間のどこかに過渡的間隔をもつ。
【0030】
本発明を実施するための装置のさらに別の例は、図8及び図9に概略的に示されている。この装置3は、各々が回転ピボットガイド62を備える一対の直線的なアーム60を含む。直線的なアーム60は、一対のニップロール14及び15を通して基体が送られる際に基体13にほぼ垂直な平面内に横方向にスライドするように位置決めされる。直線的なアーム60は、横方向に移動し、基体13の機械方向に垂直な機械横方向に直線運動する。図8において、機械方向は矢先が1つの矢印で示され、機械横方向は矢先が2つの矢印で示される。回転ピボットガイド62は、脚弾性部材58を互いから離間することができる個々の弾性ガイド開口17を備える。ベルト64が、一端において回転ピボットガイド62の周りにラップされ、これと反対側の端において固定のピボット点16の周りにラップされる。直線的なアーム60が前後に移動する際に、ベルト64は、固定のピボット点16の周りでは定位置にとどまるが、回転ピボットガイド62を滑車のように回転させて、弾性ガイド開口17の列19の位置合わせをずらす。或いは、ベルト64の代わりに、カムシステムや、回転ピボットガイドに連接棒で取り付けられたばねのようなその他の適切な回転装置を使用しても良い。
【0031】
弾性ガイド開口17が、機械方向に対して垂直な横列19として位置合わされるときに、脚弾性部材58は最大距離まで離間される。ピボットガイド62が、破線で示されるように、ピボット運動し、かつ時計回りに又は反時計回りに回転するときに、弾性ガイド開口17の列19の機械方向に対する角度は、脚弾性部材58が基体13に結合される際の脚弾性部材58間の間隔を定める。より具体的には、弾性ガイド開口17が、股領域26に向けてピボット運動し、かつ回転するときに、ガイド開口17は、機械方向に対して0°から90°までの間の列19として位置合わせされる。列19と機械方向のなす角度が90°に近いときに、脚弾性部材58は比較的広く離間される。同様に、列19と機械方向が平行に近い、すなわち0°に近いときには、脚弾性部材58間の間隔は比較的狭い。
【0032】
機械横方向の直線運動と、直線的なアーム60上のガイド62の機械横方向のピボット運動との組み合わせにより、脚弾性部材58が基体13に結合される際に脚弾性部材58の独特な形が与えられる。結果として得られた吸収性衣類20は、股領域26において狭い間隔をもち、股領域26から離れた領域において広い間隔をもち、狭い間隔と広い間隔との間に過渡的な間隔をもち、このため、股領域26においては、閉じ込めのためにガスケット圧が高いことにより着用者の脚の周りにカスタマイズされたフィット性が与えられ、脚の周りのその他の領域においては、ガスケット圧が低いことにより快適性が与えられる。
【0033】
脚弾性部材58に様々な弾性材料を使用することができる。当業者には良く知られているように、好適な弾性材料は、天然ゴム、合成ゴム、又は熱可塑性エラストマーポリマーのシート、ストランド又はリボンを含む。弾性材料を、伸ばして基体に接着するか又はギャザーを寄せた基体に接着するか、或いは基体に接着し、次いで例えば熱を加えることによって、基体に弾性の収縮力を付与することができる。結合装置11は、図5、図7及び図9に概略的に示されている。特定の実施形態の1つにおいては、脚弾性部材58は、例えば、米国デラウェア州ウィルミントン所在のE.I.DuPont de Nemours and Companyから入手可能な、LYCRA(登録商標)という商品名で販売される、複数の乾紡合体多繊維スパンデックス・エラストマー糸を含む。
脚弾性部材58は、好ましくは約0.05インチから約3インチまで、より好ましくは約0.15インチから約1.5インチまで、最も好ましくは約0.25インチから約1.0インチまでのの幅をもつ。脚弾性部材58は、好ましくは25−350%、より好ましくは約30−260%、最も好ましくは約35−200%の最大伸長をもつ。
【0034】
基体13は、外側カバー40であることが好ましく、望ましくは実質的に液体不透過性の材料であり、弾性、伸張性、又は非伸張性とすることができる。外側カバー40は、液体不透過性材料の単一層とすることができるが、層の少なくとも1層が液体不透過性である多層ラミネート構造を含むことが望ましい。例えば、外側カバー40は、ラミネート接着剤(図示せず)で互いに適切に接合される液体透過性の外側層と液体不透過性の内側層を含むことができる。ビード、スプレー、平行スワールなどとして連続的に又は断続的に適用可能な、好適なラミネート接着剤は、米国ウィスコンシン州ウォーワトサ所在のFindley Adhesives社や、米国ニュージャージー州ブリッジウォーター所在のNational Starch and Chemical社から入手することができる。液体透過性の外側層は、どんな適した材料にすることもでき、ほぼ布のような感触を与える材料であることが望ましい。こうした材料の一例は、20gsm(グラム毎平方メートル)のスパンボンド・ポリプロピレン不織ウェブである。外側層はまた、液体透過性の身体側ライナ42を作成する材料で作成することもできる。外側層は必ずしも液体透過性である必要はないが、着用者に比較的布のような感触を与えることが望ましい。
【0035】
外側カバー40の内側層は、液体不透過性かつ蒸気不透過性とすることもできるし、液体不透過性かつ蒸気透過性とすることもできる。内側層は、薄いプラスチックフィルムから製造されることが望ましいが、その他の可撓性のある液体不透過性の材料を用いても良い。内側層又は液体不透過性の外側カバー40が単一層であるときには、ベッドシーツ及び衣服、並びに着用者及び介護人が排出物で濡れることを防ぐ。液体不透過性の内側層、又は単一層の液体不透過性の外側カバー40として用いるのに適した液体不透過性フィルムは、米国バージニア州ニューポートニューズのHuntsman Packagingから市販されている0.02mmのポリエチレンフィルムである。外側カバー40が材料の単一層である場合には、より布のような外観を与えるために、エンボス加工及び/又はマット仕上げすることができる。すでに説明したように、液体不透過性の材料は、液体が外側カバー40を通り抜けないようにしながら、使い捨て吸収性物品の内部から蒸気を逃がすことができる。適した「通気性の」材料は、所望のレベルの液体不透過性を付与するために被覆されるか又は他の方法で処理された、微孔性ポリマーフィルムか又は不織布から構成される。適した微孔性フィルムは、東京の三井東圧化学から市販されているPMP−1フィルム材料、又はミネソタ州ミネアポリスの3M社から市販されているXKO−8044ポリオレフィンフィルムである。
【0036】
上述のように、脚弾性部材58は、外側カバー40及び/又は身体側ライナ42に結合することができる。図5、図7及び図9は、外側カバー40と身体側ライナ42に同時に結合される脚弾性部材58を示す。この実施形態においては、脚弾性部材58は、外側カバー40と身体側ライナ42との間に本質的に挟まれる。
液体透過性の身体側ライナ42は、外側カバー40と吸収組立体44に重なるように図示されており(図3)、必ずしもそうである必要はないが、外側カバー40と同じ寸法をもつことができる。身体側ライナ42は、応従性があり、柔軟な感触で、幼児の肌に刺激を与えないものであることが望ましい。さらに、身体側ライナ42は、着用者に比較的乾いた表面を提供し、かつ液体がその厚みを通して直ちに浸透できるように、吸収組立体44より親水性の低いものにすることができる。
【0037】
身体側ライナ42は、合成繊維(例えば、ポリエステル又はポリプロピレン繊維)、天然繊維(例えば、木材又は綿繊維)、天然繊維と合成繊維の組合せ、多孔質発泡体、網状発泡体、穿孔プラスチックフィルムなどのようなウェブ材料の幅広い選択肢から製造することができる。身体側ライナ42に種々の織布及び不織布を使用することができる。例えば、身体側ライナは、ポリオレフィン繊維のメルトブローンウェブ又はスパンボンデッドウェブから構成することができる。身体側ライナはまた、天然及び/又は合成繊維から構成されるボンデッドカーデッドウェブとすることもできる。身体側ライナは、実質的に疎水性の材料から構成することができ、疎水性材料は、所望のレベルの湿潤性及び親水性を付与するために、随意的に界面活性剤で処理するか又は他の方法で処理することができる。例えば、この材料は、Rohm and Haas Co.からTriton X−102という商品名で市販されている約0.28重量%の界面活性剤で表面処理することができる。界面活性剤は、スプレーすること、プリントすること、ブラシコーティングすることなどの従来の方法のいずれによっても適用可能である。界面活性剤は、身体側ライナ42全体に適用してもよいし、縦方向中心線に沿った中間部のような身体側ライナの特定の部分に選択的に適用してもよい。
【0038】
適した液体透過性の身体側ライナ42は、約27gsmの坪量を持つ不織2成分ウェブである。不織2成分ウェブは、スパンボンド2成分ウェブか、又はボンデッドカーデッド2成分ウェブとすることができる。適した2成分ステープル繊維は、大阪のCHISSO社から入手可能なポリエチレン/ポリプロピレン2成分繊維を含む。この特定の2成分繊維では、ポリプロピレンが芯を構成し、ポリエチレンが繊維の鞘を構成する。マルチローブ、サイド−バイ−サイド、エンド−ツ−エンドなどのような他の繊維配向も可能である。外側カバー40と身体側ライナ42はエラストマー材料を含むことができるが、幾つかの実施形態においては、外側カバー、身体側ライナ、及び吸収組立体が全体としてエラストマーではない場合に、複合構造体が全体として非弾性となることが望ましい。
【0039】
外側カバー40と身体側ライナ42との間に吸収組立体44(図3)が配置され、該組立体の構成材は、当業技術分野でよく知られる接着剤などの適した手段によって互いに接合することができる。吸収組立体44は、全体的に圧縮可能で、順応性があり、着用者の皮膚に刺激を与えないとともに、液体及びある種の体外排泄物を吸収して保持することが可能などんな構造であってもよい。吸収組立体44は、様々な寸法及び形状に製造することができ、また、当業技術分野で一般に使用される種々の液体吸収性材料から製造することができる。例えば、吸収組立体44は、超吸収体材料として一般に知られる高吸収性材料の粒子と混合されたセルロースフラフのウェブのような親水性繊維マトリックスを適切に含むことができる。特定の実施形態では、吸収組立体44は、木材パルプフラフのようなセルロースフラフのマトリックスと、超吸収性のヒドロゲル形成粒子とを含む。木材パルプフラフは、合成ポリマーのメルトブローン繊維か、又はメルトブローン繊維と天然繊維との混合物に置き換えることができる。超吸収性粒子は、親水性繊維と実質的に均一に混合することもできるし、又は不均一に混合することもできる。フラフと超吸収性粒子はまた、体外浸出物をより良好に収容し及び吸収するために、吸収組立体44の所望の区域に選択的に配置することができる。また、超吸収性粒子の濃度は、吸収組立体44の厚みにわたって変えることができる。或いは、吸収組立体44は、繊維ウエブと超吸収性材料のラミネート、又は超吸収性材料を局所的な領域に保持する他の適切な手段を含むこともできる。
【0040】
適した超吸収性材料は、天然、合成、及び修飾天然ポリマー及び材料から選択することができる。超吸収性材料は、シリカゲルのような無機材料であってもよいし、架橋ポリマーのような有機化合物であってもよい。適した超吸収性材料は、米国ミシガン州ミッドランドにあるDow Chemical社や、ドイツ連邦共和国クレーフェルトD−47805のStockhausen社のような種々の販売供給業者から入手可能である。超吸収性材料は、典型的には自重の少なくとも約15倍の水を吸収することができ、自重の約25倍より多い水を吸収できることが望ましい。
【0041】
1つの実施形態では、吸収組立体44は、形状がほぼ長方形であり、木材パルプフラフと超吸収性材料とのブレンドを含む。フラフの好ましい種類の1つは、CR1654という商品名で特定される、米国アラバマ州チルダースバーグのU.S.Allianceから入手可能な、主として軟材繊維を含む漂白された高吸収性の硫酸塩木材パルプである。一般に、超吸収性材料は、吸収組立体44中に、吸収組立体の総重量の約0から約90重量パーセントまでの量で存在する。吸収組立体44は、1立方センチメートル当たり約0.10から約0.35グラムまでの範囲内の密度をもつことが適切である。吸収組立体44は、吸収組立体の一体性及び/又は形状を維持するのに適したティシュラップで包み込むか又は囲んでもよいし、又はそうでなくてもよい。
【0042】
また、吸収性シャーシ32は、液体を最初に受け入れ、一時的に収容し、及び/又は移送するように設計された他の材料を、吸収組立体44と相互に対向する表面に沿って組み入れて、吸収組立体の吸収容量を最大にすることができる。適した材料の1つは、約50グラム毎平方メートルの坪量を持つ材料を含むサージ層(図示せず)と呼ばれる材料であり、該材料は、BASF社から市販されているポリエステル芯/ポリエチレン鞘を含む3デニールの二成分繊維60%と、米国ヴァージニア州PortsmouthのHoechst Celanese社から市販されている6デニールのポリエステル繊維40%との均一ブレンドの通気ボンデッドカーデッドウェブを含む。
【0043】
既に述べたように、図示されたトレーニングパンツ20は、吸収性シャーシ32(図1−図3)の各側部に配置された前側部パネル34及び背側部パネル134を備える。これらの横方向に相対する前側部パネル34と横方向に相対する背側部パネル134は、前面側22及び後面側24においてそれぞれ吸収性シャーシ32の複合構造体33に恒久的に結合することができ、締結システム80によって互いに取り外し可能に取り付けられる。より具体的には、図3に最も良く示されるように、前側部パネル34は、取り付け線66に沿って、前面側22上の複合構造体33の直線状の側縁47に恒久的に結合され、かつ該側縁を越えて横方向に延びることができ、背側部パネル134は、取り付け線66に沿って、後面側24上の複合構造体33の直線状の側縁に恒久的に結合され、かつ該側縁を越えて横方向に延びることができる。側部パネル34及び134は、接着剤、熱結合又は超音波結合のような当業者に周知の取り付け手段を用いて取り付けることができる。側部パネル34及び134はまた、外側カバー又は身体側ライナのような複合構造体33の構成材の一部として成形することもできる。
【0044】
側部パネル34及び134の各々は、1つ又はそれ以上の個々の異なる材料部品を含むことができる。例えば、特定の実施形態では、側部パネル34及び134の各々は、シームで接合される第1及び第2側部パネル部分を含むことができ、該部分の少なくとも1つはエラストマー材料を含む(図3参照)。或いは、個々の側部パネル34及び134の各々は、中間の折線(図示せず)に沿って各々の上に折り重ねられる単一の材料部品を含むことができる。
【0045】
側部パネル34及び134は、トレーニングパンツ20の横方向軸線49にほぼ平行な方向に伸ばすことができる弾性材料を含むことが望ましい。特定の実施形態では、前側部パネル34及び背側部パネル134の各々は、遠位縁68と前又は背中央パネル35又は135との間に配置された内側部分78を含むことができる。図3に示された実施形態では、内側部分78は、遠位縁68と長方形の複合構造体33の側縁47との間に配置される。側部パネル34の弾性材料を内側部分78に配置して、側部パネルを横方向軸線49にほぼ平行な方向にエラストマー性にすることができる。各側部パネル34は、ウエスト端縁72から脚端縁70にかけてエラストマー性であることが最も望ましい。より具体的には、ウエスト端縁72と脚端縁70との間から横方向軸線49に平行に取られた、取り付け線66から遠位縁68までの長さと約2センチメートルの幅を持つ側部パネル材料の個々のサンプルは、すべてエラストマー性である。
【0046】
適した弾性材料と、トレーニングパンツに弾性側部パネルを組み入れる記載されたプロセスの1つは、次の米国特許に記載されている。即ち、Van Gompel他に付与された1990年7月10日付けの米国特許第4,940,464号、Pohjolaに付与された1993年7月6日付けの米国特許第5,224,405号、Pohjolaに付与された1992年4月14日付けの米国特許第5,104,116号、及びVogt他に付与された1991年9月10日付けの米国特許第5,046,272号に記載されており、これらのすべては、引用によりここに組み入れられる。特定の実施形態では、弾性材料は、ストレッチ−サーマルラミネート(STL)、ネック−ボンデッドラミネート(NBL)、可逆的にネック加工されたラミネート、又はストレッチ−ボンデッドラミネート(SBL)材料を含む。そのような材料を作成する方法は、当業者にはよく知られており、Wisneski他に付与された1987年5月5日付けの米国特許第4,663,220号、Mormanに付与された1993年7月13日付けの米国特許第5,226,992号、及び1987年4月8日にテイラー他の名前で出願された欧州特許出願第EP0217032号に記載されており、これらの特許のすべては引用によりここに組み入れられる。或いは、側部パネル材料は、外側カバー40又は身体側ライナ42に適していると上述されたようなその他の織布又は不織材料か、或いは伸ばすことができるが非弾性である材料を含むことができる。
【0047】
吸収性シャーシ32と締結システム80は共に、ウエスト開口部50と一対の脚開口部52(図1)を有する再締結可能なパンツを定める。締結システムが係合されるときに、再締結可能なパンツは、ウエスト開口部から各脚開口部まで延びる一対のエラストマーの前側部パネル34と、ウエスト開口部から各脚開口部まで延びる一対のエラストマーの背側部パネル134と、ウエスト開口部から各脚開口部まで延び、かつエラストマーの前側部パネル及び背側部パネルの間に位置決めされる一対の再締結可能なシーム88(図1)と、前面側22に配置され、かつエラストマーの前側部パネルの対の間に位置決めされるエラストマーの前ウエストバンド54と、後面側24に配置され、かつエラストマーの背側部パネルの対の間に位置決めされるエラストマーの背ウエストバンド56と、各脚開口部52を部分的に取り囲む少なくとも一対のエラストマーの脚部材58とを含むことが理解できる。1つ以上のエラストマーの脚部材58が各脚開口部52を部分的に又は完全に取り囲むことがより好ましい。エラストマーの脚部材58の各々は、隣接する前面側22のエラストマーの前側部パネル34から隣接する後面側24のエラストマーの背側部パネル134まで延びる。
【0048】
本明細書で説明したように、トレーニングパンツ20の種々の構成材は、接着剤、超音波及び熱結合又はこれらの組み合わせといった種々の形式の適切な取り付け手段を用いて互いに一体に組み立てることができる。結果として得られた製品は、脚開口部52における快適性、フィット性、及び閉じ込め性が最適化された吸収性衣類である。
説明のために与えられた上記の実施形態の詳細な説明は、本発明の適用範囲を限定するものと解釈されるべきではないことは認識されるであろう。上記では本発明のほんの幾つかの例示的な実施形態について詳細に説明したが、当業者には、本発明の新規な教示及び利点から本質的に逸脱することなく、例示的な実施形態に多くの修正が可能であることが容易に分かるであろう。従って、そのような修正のすべては、特許請求の範囲の請求項とそれらの全ての均等物において定義される本発明の適用範囲内に含まれることを意図している。更に、多くの実施形態は、幾つかの実施形態、特に好ましい実施形態の利点のすべてを達成しないことが考えられることが認識され、また、特定の利点がないことは、そのような実施形態が本発明の適用範囲外にあることを必ずしも意味するとは見なされない。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸収性衣類の側面斜視図である。
【図2】吸収性衣類の前面斜視図である。
【図3】一部解体され、平らに広げられた状態の図1及び図2の吸収性衣類の平面図であり、物品の着用時に着用者に面する物品の表面を示し、下にある特徴を示すために部分的に切り取られている。
【図4】本発明の一実施形態に係る、脚弾性体を吸収性衣類に適用するのに使用される装置の一形式の平面図である。
【図5】図4の装置の側面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る、脚弾性体を吸収性衣類に適用するのに使用される装置の一形式の平面図である。
【図7】図6の装置の側面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る、脚弾性体を吸収性衣類に適用するのに使用される装置の一形式の平面図である。
【図9】図8の装置の側面図である。
Claims (23)
- 前面側及び後面側を有し、第1及び第2脚開口部、ウエスト開口部、並びに前記前面側及び後面側の間の股領域を定める排泄物閉じ込め部と、
吸収性衣類の前記脚開口部の周りに結合された複数の弾性部材と、
を備え、各脚開口部の周りに結合された前記弾性部材の間隔は、脚開口部のまわりにおいて前記前面側及び後面側に関して非対称であることを特徴とする吸収性衣類。 - 前記股領域に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の前面側に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項1に記載の吸収性衣類。
- 前記脚開口部の後面側に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の股領域に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項2に記載の吸収性衣類。
- 前記股領域に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の後面側に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項1に記載の吸収性衣類。
- 前記脚開口部の前記前面側に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の股領域に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項4に記載の吸収性衣類。
- 前記脚開口部の前面側に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の後面側に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項1に記載の吸収性衣類。
- 前記脚開口部の後面側に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の前面側に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項1に記載の吸収性衣類。
- 前面側及び後面側を有し、第1及び第2脚開口部、ウエスト開口部、並びに前記前面側及び後面側の間の股領域を定める排泄物閉じ込め部と、
吸収性衣類の前記脚開口部の周りに結合された複数の弾性部材と、
を備え、各脚開口部の周りに結合された前記弾性部材の湾曲は、脚開口部において前記前面側及び後面側に関して非対称であることを特徴とする吸収性衣類。 - 前記結合された弾性部材は、前記脚開口部の前面側において、前記脚開口部の後面側より高い湾曲度をもつことを特徴とする請求項8に記載の吸収性衣類。
- 前記結合された弾性部材は、前記脚開口部の後面側において、前記脚開口部の前面側より高い湾曲度をもつことを特徴とする請求項8に記載の吸収性衣類。
- 前面側及び後面側を有し、第1及び第2脚開口部、ウエスト開口部、並びに前記前面側及び後面側の間の股領域を定める排泄物閉じ込め部と、
吸収性衣類の前記脚開口部の周りに結合された複数の弾性部材と、
を備え、各脚開口部の周りに結合された前記弾性部材の間隔と、各脚開口部の周りに結合された前記弾性部材の湾曲は、脚開口部のまわりにおいて前記前面側及び後面側に関して非対称であることを特徴とする吸収性衣類。 - 前記股領域に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の前面側に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
- 前記脚開口部の後面側に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の股領域に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項12に記載の吸収性衣類。
- 前記股領域に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の後面側に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
- 前記脚開口部の前記前面側に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の股領域に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項14に記載の吸収性衣類。
- 前記脚開口部の前面側に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の後面側に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
- 前記脚開口部の後面側に結合された弾性部材間の間隔は、前記脚開口部の前面側に結合された弾性部材間の間隔より狭いことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
- 前記結合された弾性部材は、前記脚開口部の前面側において、前記脚開口部の後面側より高い湾曲度をもつことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
- 前記結合された弾性部材は、前記脚開口部の後面側において、前記脚開口部の前面側より高い湾曲度をもつことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
- おむつを含むことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
- 水着を含むことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
- 幼児用トレーニングパンツを含むことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
- 失禁用製品を含むことを特徴とする請求項11に記載の吸収性衣類。
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