JP2000197663A - パンツ型使いすておむつ - Google Patents

パンツ型使いすておむつ

Info

Publication number
JP2000197663A
JP2000197663A JP11001004A JP100499A JP2000197663A JP 2000197663 A JP2000197663 A JP 2000197663A JP 11001004 A JP11001004 A JP 11001004A JP 100499 A JP100499 A JP 100499A JP 2000197663 A JP2000197663 A JP 2000197663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
around
leg
elastic member
opening
diaper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11001004A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Miyata
桂子 宮田
Katsuji Sakano
賀津士 坂野
Tetsuya Tanaka
哲也 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP11001004A priority Critical patent/JP2000197663A/ja
Publication of JP2000197663A publication Critical patent/JP2000197663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脚周り開口部からの排泄物の漏れ防止効果に
優れ、かつ、良好な着用感を有するパンツ型おむつを提
供する。 【解決手段】 排泄物を吸収する吸収性本体と、パンツ
を形成する外装部材からなり、外装部材は、外層シート
とこの上に積層された内層シートにより形成されてお
り、脚周り開口部伸縮弾性部材は、前記外層シートと内
層シートの間に配置され、かつ、前身頃側に配置された
第1伸縮弾性部材と、後身頃側に配置された第2伸縮弾
性部材から形成され、さらに脚周り開口部を輪状の状態
で1.5倍拡幅した場合の拡幅強度が0.5〜7.0N
/40mmであるパンツ型使いすておむつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンツ型使いすて
おむつに関するものである。さらに詳しくは、本発明
は、脚周りのフィット性に優れ、脚周りからの排泄物の
漏れを防止したパンツ型使いすておむつに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、使いすておむつとしては、例えば
特開昭57−77304号公報に開示されているよう
な、フラットタイプのおむつのサイドフラップにおいて
着用時に左右の即腹部に当たる部分を予め接合固定させ
ておき、ウエスト周り開口部と脚周り開口部を設けたい
わゆるパンツ型おむつが提案されている。このようなパ
ンツ型使いすておむつにおいては、例えば、実開平3−
16920号公報、特開平4−289201号公報、特
開平4−166150号公報及び特開平4−28920
1号公報に記載されているように、両足周りの開口部、
ウエスト周り開口部、さらに腰周り両側部に装着者への
おむつの追従性やフィット性を高めるために伸縮弾性が
付与されており、着用者による着脱が可能であるため、
幼児のおむつ離れの時期、又は失禁者等の成人用として
も需要が増大してきている。
【0003】しかしながら、上記公報に記載されている
ようなパンツ型使いすておむつでは、ウエスト周りの開
口部と両脚周りの開口部に配置された伸縮自在な伸縮弾
性部材が開口部を絞り、吸収体を着用者にフィットさ
せ、また開口部からの漏れを防ぐ機能をおむつに付与し
ているが、脚周り開口部のフィット性は不完全で、装着
中に尿等を吸収しておむつの重量が増すと、おむつがず
り落ち、脚周り開口部に隙間が生じ、漏れが発生する。
【0004】また、特開平3−82467号公報には、
脚周り弾性部材をおむつの前身頃側と後身頃側に配置し
た第1弾性部材と第2弾性部材で形成し、第1弾性部材
の伸縮弾性強力を第2弾性部材のそれよりも大きくし
て、脚周り開口部からの排泄物の漏れ防止を図ったパン
ツ型使いすておむつが開示されている。さらに、特開平
4−364845号公報には、排泄物の防漏性と着用者
への追従性に優れたパンツ型使いすておむつを得ること
を目的として、レッグ開口周囲部を一定の割合で伸長し
た場合の応力の範囲を規定したパンツ型使いすておむつ
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−82467号公報に記載されているおむつは、バッ
クシートと吸収体の間に脚周り弾性部材が配置されてい
るため、弾性部材の伸縮の影響が直接吸収体に伝わり、
おむつを着用中に吸収体が型くずれを生じ、吸収性能が
低下し易いものであり、さらに、脚周り弾性部材の第1
および第2弾性部材の伸縮弾性強力に差を設けるだけで
は、必ずしも十分な脚周り開口部からの漏れ防止効果は
得られないものである。
【0006】また、特開平4−364845号公報に記
載されているおむつは、そのレッグ開口周囲部の伸長率
と応力の関係は、連続する弾性伸縮部材をレッグ開口部
に配置してレッグ開口部ギャザーを形成した場合におい
て、レッグ開口周囲部を一定の幅と長さに切断した試料
を用いて測定したものであり、従って、不連続の2組の
伸縮弾性部材をレッグ開口部に配置してレッグ開口部ギ
ャザーを形成した場合には、このような条件で測定した
値とおむつ使用時の効果の間には有意な関連が認められ
ないものである。
【0007】本発明の目的は、上記従来パンツ型使いす
ておむつの有する問題点を解決し、脚周り開口部からの
排泄物の漏れを防止し、かつ、良好な着用感を有するパ
ンツ型使いすておむつを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性のト
ップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両
シートの間に配置された吸収体とを有する吸収性本体
と、吸収性本体が接合され、吸収性本体を着用者に当て
て保持する外装部材とからなり、外装部材の前身頃と後
身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部
と一対の脚周り開口部を形成し、これらウエスト周り開
口部と脚周り開口部に沿って伸縮弾性部材が配置された
パンツ型使いすておむつにおいて、前記外装部材は、不
織布からなる外層シートと、外層シートの上に積層され
た不織布からなる内層シートから形成され、前記弾性部
材は、外装部材の外層シートと内層シートの間に配置さ
れており、前記脚周り開口部伸縮弾性部材は、前記外装
部材の前身頃側に配置された第1伸縮弾性部材と後身頃
側に配置された第2伸縮弾性部材からなり、前記第1伸
縮弾性部材は、外装部材の前身頃側の一方の脚周りから
股下領域を通って他方の脚周りにかけて配置され、前記
第2伸縮弾性部材は、外装部材の後身頃側の一方の脚周
りから股下領域を通って他方の脚周りにかけて配置され
ており、さらに、前記脚周り開口部を輪状の状態で1.
5倍拡幅した時の拡幅強度が0.5〜7.0N/40m
mであることを特徴とするパンツ型使いすておむつに関
する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のパンツ型使いすておむつ
は、排泄物を吸収する吸収性本体と、パンツを形成する
外装部材から形成されており、外装部材を形成する外層
シートと内層シートの間には、脚周り開口部伸縮弾性部
材を形成する第1および第2伸縮弾性部材が配置され、
第1伸縮弾性部材は、外装部材の前身頃側の一方の脚周
りから股下領域を通って他方の脚周りにかけて配置さ
れ、第2伸縮弾性部材は、外装部材の後身頃側の一方の
脚周りから股下領域を通って他方の脚周りにかけて配置
されており、さらに、このような脚周り開口部伸縮弾性
部材を有する脚周り開口部を輪状の状態で1.5倍拡幅
した場合の拡幅強度が0.5〜7.0N/40mmであ
る。このような構成を有する本発明のパンツ型使いすて
おむつは、脚周り開口部のフィット性が良好となり、脚
周り開口部からの排泄物の漏れ防止効果の優れたもので
ある。さらに、伸縮弾性部材が吸収体と隣接していない
ため、伸縮弾性部材の伸縮によって吸収体が影響を受け
ることなく、従って着用中に吸収体が型くずれを生じる
ことがなく、良好な着用感を有するものである。
【0010】本発明において使用されるトップシート
は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエステル、そ
の他の熱可塑性樹脂等を原料とした合成繊維からなる液
透過性の不織布、織布が用いられる。また、天然繊維で
もよく、さらに合成繊維と天然繊維との組み合わせ等、
広い範囲の材料から製造することができる。いずれにし
ても、トップシートは、直接肌に接触する部分であるた
め、柔らかく、肌触りのよいものであれば良く、通気性
であれば良い。トップシートの中央領域は、吸収体上に
配置されるため、速やかに液を透過させることができる
ように、親水性繊維であることが好ましく、また、縦方
向両端領域は、吸収体に吸収された液が外側にしみ出さ
ないように撥水性であることが好ましい。また、トップ
シートは、単一のシートで構成される必要はなく、中央
部トップシートや側部トップシートといった複数枚のシ
ートで構成されても良い。また、複数枚のシートでトッ
プシートを構成する際、各シートは別の素材を使っても
良いが、同一の素材でも良い。
【0011】本発明において使用されるバックシート
は、ポリエチレン等の液不透過性フィルム、液不透過性
フィルムに不織布または織布を貼り合わせてある素材、
また、防漏性のある不織布、織布等からなり、特に制限
はなく、吸収体中の水分がおむつ外側にしみ出さないも
のであれば良い。また、布状外観を与えるために模様状
にエンボス処理されたり、さらに艶消し仕上げされてい
ても良い。また、フィルムを使用する場合は、液不透過
性でありながら、水蒸気だけを透過させる公知の透湿性
フィルムを使用しても良く、ムレを防止することから好
ましい。また、着用者にフィットするように伸縮性のあ
る素材であっても良く、ポリウレタン系フィルム、天然
ゴムシート、発砲シート等の使用が可能であり、さら
に、伸縮性不織布などを貼りあわせた素材でも良い。
【0012】本発明において使用される吸収体は、綿状
パルプ、高吸水性高分子物質、親水性シート等によって
形成され、吸水性の性質をもっていれば特に制限を受け
るものではない。本発明において使用される吸収体は、
従来の使いすておむつその他の吸収性物品に通常使用さ
れる公知の吸収性材料から形成される。すなわち、綿状
パルプ、レーヨン等の吸収性繊維からなる単層もしくは
多層のマットから形成され、さらに親水性シートによっ
てくるまれており、そして、高吸水性高分子物質が各マ
ット中に均一に混合もしくは各マット間に層状に配置さ
れている。また、高吸水性高分子物質を均一に混合され
た吸収体は、綿状パルプに対して3〜60重量%の熱融
着性物質を混合した後、熱圧着してもよいし、もしくは
高吸水性高分子物質のみが親水性シートによりくるまれ
ているものであっても良い。
【0013】綿状パルプとしては、化学パルプシート、
古紙パルプシート、機械パルプシート等を粉砕機で解繊
することにより得られる繊維長5mm以下のものが用い
られる。パルプ原料としては、針葉樹に限らず、広葉
樹、わら、竹及びケナフも適用される。このパルプの使
用量は、目的とする吸収体により、例えば、単独に用い
るか、複数積層して用いるか、他の吸収材を併用するか
などにより異なるが、一般には、50〜400g/m2
である。
【0014】高吸水性高分子物質としては、デンプン
系、セルロース系、合成ポリマー系のものが使用され
る。すなわち、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト重
合体、デンプン−アクリル酸エチルグラフト共重合体の
ケン化物、デンプン−メタクル酸メチルグラフト共重合
体のケン化物、デンプン−アクリロニトリルグラフト共
重合体のケン化物、デンプン−アクリルアミドグラフト
共重合体のケン化物、デンプン−アクリロニトリル−2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸グラ
フト共重合体のケン化物、アクリル酸(塩)重合体、ア
クリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウ
ムカルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルア
ルコール−無水マレイン酸反応物架橋物などである。こ
れらの中で自重の20倍以上の尿、体液及び水を吸収す
るもので、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが吸収性
能の点から最も適当である。
【0015】高吸水性高分子物質の分布量は、乾燥した
綿状パルプ100重量部に対して10〜500重量部、
好ましくは15〜300重量部であり、かかる量の高吸
水性高分子物質が綿状パルプに実質的に均一に分布して
いると、高吸水性高分子物質が吸水して膨潤したとき、
その粒子は相互の干渉が最小にとどめられ、連続的に接
触して透過障壁を形成することが少なく、尿や体液を3
次元方向に良好に透過吸水する。
【0016】また、前記吸収体の形状は、砂時計型、矩
型、T字型等特に制限はなく、股下にフィットする形状
であれば良い。一般的に着用感を向上させるために、砂
時計型やT字型等股下部を狭くした形状であることが特
に好ましい。
【0017】本発明において、脚周り開口部およびウエ
スト周り開口部には伸縮弾性部材が配置される。伸縮弾
性部材としては、天然および合成ゴムからなる糸ゴムや
平ゴム、ウレタンフィルムのようなフィルムタイプのゴ
ム、あるいはウレタンフォーム等が使用され、これらの
伸縮弾性部材は伸長状態で各開口部に配置され、ホット
メルトなどの接着剤により接着固定される。
【0018】また、本発明において、脚周り開口部伸縮
弾性部材は、おむつの前身頃側の一方の脚周りから股下
領域を通って他方の脚周りにかけて配置された第1伸縮
弾性部材と、おむつの後身頃側の一方の脚周りから股下
領域を通って他方の脚周りにかけて配置された第2伸縮
弾性部材によって形成されている。
【0019】さらにこのような脚周り開口部伸縮弾性部
材を有する脚周り開口部は、その輪状の状態で1.5倍
拡幅した場合の拡幅強度が0.5〜7.0N/40mm
である。拡幅強度が0.5N/40mm未満では、着用
者の脚周りを締め付ける力が弱くなり、おむつと着用者
の脚周りの間に隙間が生じ、漏れが発生しやすくなり、
一方、7.0N/40mmを越えて大きくなると、着用
者の脚周りを締め付ける力が強くなり過ぎて着用感が著
しく低下する。尚、脚周り開口部1.5倍拡幅した場合
の脚周り開口部の拡幅長さは、おむつを着用する幼児の
脚周りと同じであることが好ましく、一般的には20〜
35cmになるように脚周り開口部を形成すれば良い。
【0020】本発明において、外装部材は、不織布から
なる外層シートと、外層シート上に積層される不織布か
らなる内層シートにより形成される。外層シート及び内
層シートを形成する不織布としては、ポリエステル、ポ
リプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂等
を原料とした合成繊維からなる不織布が用いられる。ま
た、天然繊維でもよく、さらに合成繊維と天然繊維との
組み合わせ等、広い範囲の材料から製造することができ
る。いずれにしても、直接肌に接触する部分であるた
め、柔らかく、肌触りのよいものであれば良く、通気性
であれば良い。また、吸収体に吸収された液が、外側に
しみ出さないように撥水性であることが好ましい。外層
シート及び内層シートは同一シートで形成してもよく、
あるいは異なるシートで形成しても良い。
【0021】以下、図面により本発明のパンツ型使いす
ておむつを詳細に説明する。図1は、本発明のパンツ型
使いすておむつを示す斜視図である。図1において、パ
ンツ型使いすておむつは、前身頃3と後身頃4の相対す
る側縁部5が接合され、ウエスト周り開口部1と脚周り
開口部2が形成され、ウエスト周り開口部1に沿ってウ
エスト周り開口部伸縮弾性部材8が配置されており、ま
た、脚周り開口部2には、第1伸縮弾性部材6と第2伸
縮弾性部材7により形成された脚周り開口部伸縮弾性部
材が配置されている。さらに、腰周り部にも腰周り伸縮
弾性部材9が配置されている。
【0022】図2は、図1で示したパンツ型使いすてお
むつの側縁部5を解放展開した伸長した状態を示す斜視
図である。図2において、パンツ型使いすておむつは、
吸収体本体13と外装部材14からなり、吸収性本体1
3はその長手方向両端部が外装部材14に接着固定され
ている。また、おむつの前身頃3には、脚周り開口部2
に沿って複数本の糸状弾性体からなる第1伸縮弾性部材
6が配置され、後身頃4には、脚周り開口部2に沿って
複数本の糸状弾性体からなる第2伸縮弾性部材7が配置
され、脚周り開口部伸縮弾性部材が形成されている。
【0023】図3は、図2に示すパンツ型使いすておむ
つを長手方向に垂直なX−X’線に沿って切断した状態
を示す横断面図である。図3において、パンツ型使いす
ておむつは、吸収性本体13と外装部材14からなり、
吸収性本体13は、液透過性のトップシート11と、液
不透過性のバックシート12と、これら両シートの間に
配置された吸収体10から形成されており、外装部材1
4は、不織布からなる外層シート15と、外層シート1
5の上に積層された不織布からなる内層シート16によ
り形成されている。また、内層シートと外層シートの間
には、脚周り開口部伸縮弾性部材を形成する第2伸縮弾
性部材7が配置されている。
【0024】図4は、パンツ型使いすておむつの外装部
材に伸縮弾性部材を配置した状態を示す平面図である。
図4において、脚周り開口部2に配置された脚周り開口
部伸縮弾性部材は、外装部材の前身頃側3に配置された
複数本の糸状伸縮弾性体からなる第1伸縮弾性部材6
と、外装部材の後身頃側4に配置された複数本の糸状伸
縮弾性体からなる第2伸縮弾性部材7により形成されて
おり、第1伸縮弾性部材6は、外装部材の前身頃側3の
一方の脚周りから股下領域を通って他方の脚周りにかけ
て配置され、第2伸縮弾性部材7は、外装部材の後身頃
側の一方の脚周りから股下領域を通って他方の脚周りに
かけて配置されている。また、外装部材のウエスト周り
開口部1と腰周り部の位置には、それぞれ複数本の糸状
伸縮弾性体からなるウエスト周り開口部伸縮弾性部材8
と腰周り伸縮弾性部材9が配置されている。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明の使いすておむつ
をより具体的に説明するが、勿論本発明はこれらによっ
て限定されるものではない。尚、各実施例および比較例
における評価項目および評価方法は以下の通りである。
【0026】(1)拡幅強度 引張試験機(東洋精機製、ストログラフV1−B)のチ
ャック部にL字型の軸を挟み込み、これに40mm幅に
切り取った輪状の脚周り開口部のサンプルを取り付け、
200mm/minのスピードで引っ張り、1.5倍の
拡幅倍率の時の拡幅強度を測定しN/40mmで表示し
た。 (2)漏れテスト ダミー人形におむつを装着し、股下部から人工尿50c
cを注入して、5分放置後、歩行運動を50回行い、脚
周り開口部からの漏れの有無を調べた。この操作を複数
回くり返し、次の4段階で評価した。 ◎:4回目以上漏れなかった ○:4回目で漏れた △:3回目で漏れた ×:2回目で漏れた (3)着用感 おむつを装着した時の状態を官能評価し、次の4段階で
評価した。 ◎:極めて良好 ○:良好 △:ふつう ×:不快
【0027】実施例1 内層シートおよび外層シートとして、それぞれ目付25
g/m2のスパンボンド不織布を用い、また、第1伸縮
弾性部材および第2伸縮弾性部材として、それぞれ幅
1.5mm、厚さ0.3mmの平ゴムを3本使用し、こ
れを内層シートと外層シートの間に伸張状態で取り付
け、前記図4に示すような脚周り開口部伸縮弾性部材を
配置した外装部材を形成した。また、トップシートとし
て目付25g/m2のポリプロピレン繊維からなるスパ
ンボンド不織布を使用し、バックシートとして厚さ20
μmのポリエチレンフィルムを使用し、吸収体として綿
状パルプ20g/m2と高吸水性高分子物質200g/
2を均一に混合した厚さ5mmのものを使用し、さら
に、トップシートとバックシートの間に吸収体を配置し
て吸収性本体を形成した。次いで、上記で得られた外装
部材の上に吸収性本体を積層して両者を接合し、前記図
2に示すようなおむつ本体を形成し、外装部材の相対す
る両側縁部を接合してパンツ型使いすておむつを作製し
た。かくして得られたパンツ型使いすておむつの脚周り
開口部における、脚周り開口部全周の長さは43cmで
あった。また、拡幅倍率1.5倍の時の拡幅強度は0.
6N/40mmであった。
【0028】実施例2 拡幅倍率1.5倍の時の拡幅強度が6.5N/40mm
である脚周り開口部を形成した以外は実施例1と同様に
しておむつを作製した。
【0029】実施例3 拡幅倍率1.5倍の時の拡幅強度が2.0N/40mm
である脚周り開口部を形成した以外は実施例1と同様に
しておむつを作製した。
【0030】比較例1 拡幅倍率1.5倍の時の拡幅強度が0.35N/40m
mである脚周り開口部を形成した以外は実施例1と同様
にしておむつを作製した。
【0031】比較例2 拡幅倍率1.5倍の時の拡幅強度が8.0N/40mm
である脚周り開口部を形成した以外は実施例1と同様に
しておむつを作製した。
【0032】実施例1〜3、および比較例1〜2で得ら
れたパンツ型使いすておむつを用いて、漏れテストおよ
び着用感について評価した。結果を表1に示す。表1か
ら明らかなように、実施例1〜3の本発明のパンツ型使
いすておむつは、漏れテストおよび着用感とも良好であ
るのに対し、比較例1〜2のものは、漏れテストまたは
着用感のいずれかが劣っており、本発明の効果が確認さ
れた。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明のパンツ型使いすておむつは、そ
の脚周り開口部伸縮弾性部材が、おむつの前身頃側およ
び後身頃側に配置した第1および第2伸縮弾性部材によ
り形成され、さらに、脚周り開口部を輪状の状態で特定
倍だけ拡幅した場合に特定の拡幅強度を有している。こ
のような構成を有する本発明のパンツ型使いすておむつ
は、脚周り開口部のフィット性が良好となり、脚周り開
口部からの排泄物の漏れ防止効果に優れ、さらに、良好
な着用感を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパンツ型使いすておむつを示す斜視
図。
【図2】図1で示した本発明のパンツ型使いすておむつ
の側縁部を解放展開した伸長状態を示す斜視図。
【図3】図2に示した本発明のパンツ型使いすておむつ
を長手方向に垂直なX−X’線方向に沿って切断した状
態を示す断面図。
【図4】本発明のパンツ型使いすておむつの外装部材に
伸縮弾性部材を配置した状態を示す平面図。
【符号の説明】
1.ウエスト周り開口部 2.脚周り開口部 3.前身頃 4.後身頃 5.側縁部 6.第1伸縮弾性部材 7.第2伸縮弾性部材 8.ウエスト周り開口部伸縮弾性部材 9.腰周り開口部伸縮弾性部材 10.吸収体 11.液透過性トップシート 12.液不透過性バックシート 13.吸収性本体 14.外装部材 15.外層シート 16.内層シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性
    のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸
    収体とを有する吸収性本体と、吸収性本体が接合され、
    吸収性本体を着用者に当てて保持する外装部材とからな
    り、外装部材の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接
    合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成
    し、これらウエスト周り開口部と脚周り開口部に沿って
    伸縮弾性部材が配置されたパンツ型使いすておむつにお
    いて、 前記外装部材は、不織布からなる外層シートと、外層シ
    ートの上に積層された不織布からなる内層シートから形
    成され、前記弾性部材は、外装部材の外層シートと内層
    シートの間に配置されており、 前記脚周り開口部伸縮弾性部材は、前記外装部材の前身
    頃側に配置された第1伸縮弾性部材と後身頃側に配置さ
    れた第2伸縮弾性部材からなり、前記第1伸縮弾性部材
    は、外装部材の前身頃側の一方の脚周りから股下領域を
    通って他方の脚周りにかけて配置され、前記第2伸縮弾
    性部材は、外装部材の後身頃側の一方の脚周りから股下
    領域を通って他方の脚周りにかけて配置されており、 さらに、前記脚周り開口部を輪状の状態で1.5倍拡幅
    した時の拡幅強度が0.5〜7.0N/40mmである
    ことを特徴とするパンツ型使いすておむつ。
JP11001004A 1999-01-06 1999-01-06 パンツ型使いすておむつ Pending JP2000197663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11001004A JP2000197663A (ja) 1999-01-06 1999-01-06 パンツ型使いすておむつ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11001004A JP2000197663A (ja) 1999-01-06 1999-01-06 パンツ型使いすておむつ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000197663A true JP2000197663A (ja) 2000-07-18

Family

ID=11489448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11001004A Pending JP2000197663A (ja) 1999-01-06 1999-01-06 パンツ型使いすておむつ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000197663A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002013746A2 (en) * 2000-08-15 2002-02-21 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of optimizing spacing between elastic members in applying leg elastics
JP2002065734A (ja) * 2000-09-04 2002-03-05 Kao Corp パンツ型使い捨ておむつ
DE10196523B3 (de) * 2000-08-15 2013-09-26 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorptionsfähige Kleidungsstücke mit asymmetrischen elastischen Beinabschlüssen und deren Verwendungen

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002013746A2 (en) * 2000-08-15 2002-02-21 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of optimizing spacing between elastic members in applying leg elastics
WO2002013746A3 (en) * 2000-08-15 2002-06-13 Kimberly Clark Co Method of optimizing spacing between elastic members in applying leg elastics
US6585841B1 (en) 2000-08-15 2003-07-01 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of optimizing spacing between elastic members in applying leg elastics
US7045031B2 (en) 2000-08-15 2006-05-16 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of optimizing spacing between elastic members in applying leg elastics
DE10196523B3 (de) * 2000-08-15 2013-09-26 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorptionsfähige Kleidungsstücke mit asymmetrischen elastischen Beinabschlüssen und deren Verwendungen
DE10196523C5 (de) * 2000-08-15 2016-04-07 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorptionsfähige Kleidungsstücke mit asymmetrischen elastischen Beinabschlüssen und deren Verwendungen
JP2002065734A (ja) * 2000-09-04 2002-03-05 Kao Corp パンツ型使い捨ておむつ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI597055B (zh) Absorbent article
US7666173B2 (en) Disposable wearing article having a transverse partition
CA2587964C (en) Disposable wearing article
US8529535B2 (en) Disposable wearing article
WO2012029295A1 (en) Disposable wearing article
US20150051569A1 (en) Disposable wearing article
JPH0663074A (ja) 使い捨ておむつ
JP3835923B2 (ja) 使い捨て着用物品
US20030023224A1 (en) Pants-type disposable diaper
JPH1136103A (ja) パンツ型使いすておむつ
KR20160073987A (ko) 일체형 샘방지 플랩이 있는 흡수 조립체를 구비하는 흡수 용품
JP4315967B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP2005087654A (ja) 女性用失禁パッド
US20220192898A1 (en) Absorbent article and method for manufacturing absorbent article
JPH09187477A (ja) 使いすておむつ
JP4630622B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP3153770U (ja) 着用物品
JPH08112309A (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP2000197663A (ja) パンツ型使いすておむつ
JPH11290377A (ja) パンツ型使いすておむつ
JPH08112308A (ja) パンツ型使い捨ておむつ
KR101986881B1 (ko) 흡수 조립체를 섀시에 고정하기 위한 구역화된 부착 영역을 구비한 흡수 용품
JP7470604B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP2002028181A (ja) パンツ型使いすておむつ
JP2023109275A (ja) 股部フィットサポーター