JP2004505014A - 凝血カスケードの選択的阻害に有用な多環式アリールおよびヘテロアリール置換された4−ピロン類 - Google Patents

凝血カスケードの選択的阻害に有用な多環式アリールおよびヘテロアリール置換された4−ピロン類 Download PDF

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Abstract

本発明は、凝血カスケードのセリンプロテアーゼの阻害剤として有用な多環式アリールおよびヘテロアリール置換された4−ピロン化合物;および、冠状動脈および脳血管疾患を含め、多種多様な血栓状態を治療および予防するための抗凝血治療用の化合物、組成物および方法に係る。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、抗凝血治療の分野であり、特に、血栓症状態、例えば、冠状動脈および脳血管性疾患を予防および治療するための化合物、組成物および方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、凝血カスケードのセリンプロテアーゼを阻害する多環式アリールおよびヘテロアリール置換された4−ピロン化合物に関する。
【0002】
発明の背景
生理学的システムは、哺乳動物における血液の流動性を制御する〔Majerus,P.W.et al:Anticoagulant,Thrombolytic,and Antiplatelet Drugs.In Hardman,J.G.and Limbird,L.E.,editors:Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics. 9th edition. New York, McGraw−Hill Book Co.,1996,pp.1341−1343〕。血液は、血管系内で流動性のままであり、損傷された血管から、迅速に、止血、血液の損失の中断を受けることを可能とする必要がある。止血または血液凝固は、血小板が外傷および/または損傷を受けた血管の内皮下層領域で最初に巨大分子に付着する時に開始される。これら血小板は、凝集して、原発性止血栓を形成し、血漿凝血因子の局所活性化を刺激し、凝集された血小板を強化するフィブリン凝塊の発生を導く。
【0003】
血漿凝血因子としては、因子II、V、VII、VIII、IX、X、XIおよびXIIが挙げられ;これらは、また、プロテアーゼチモーゲンと称される。これら凝血因子またはプロテアーゼチモーゲンは、セリンプロテアーゼにより活性化され、いわゆる“凝血カスケード(coagulation cascade)”における凝血または連鎖反応を導く〔Handin,R.I.:Bleeding and Thrombosis.In Wilson,J.,et al.editors:Harrison’s Principles of Internal Medicine.12th Edition,New York,NcGraw−Hill Book Co.,1991,p350〕。凝血または凝固は、異なる経路を通して2通りで生ずる。内因性または接触経路は、XIIからXIIa、XIa、IXaを導き、XのXaへの変換を導く。因子Vaを有するXaは、プロトロンビン(II)をトロンビン(IIa)へと変換し、フィブリノーゲンのフィブリンへの変換を導く。フィブリンの重合は、フィブリン凝塊を導く。外因性の経路は、凝血因子VIIのXaによるVIIaへの変換によって開始される。組織因子(Tissue Factor)およびVIIaの存在は、カルシウムイオンおよびホスホリピドの存在でXaの形成を加速する。Xaの形成は、上記したように、トロンビン、フィブリンおよびフィブリン凝塊を導く。これら多くの異なる凝血因子および2つの異なる凝血経路の1つ以上の存在は、凝血または凝固プロセス部分の有効で選択的な制御およびよりよい理解を可能とする。
【0004】
血管の損傷の結果としての凝血は、哺乳動物、例えば、ヒトについての重要な生理学的プロセスであるものの、凝固は、また、病気の状態をも導く。血栓症と称される病理プロセスは、血小板凝集および/またはフィブリン凝固が血管をブロックする(すなわち、ふさぐ)時に生ずる。動脈性の血栓症は、動脈により供給される組織の虚血性壊死を生ずるかもしれない。血栓症が冠状動脈で生ずる時、心筋梗塞または心臓発作も生じかねない。静脈で生ずる血栓症は、静脈により排出される組織を浮腫および炎症とさせかねない。心原性の血栓症は、肺塞栓症により複雑となりかねない。血管中の凝塊の予防または治療は、血小板凝集の形成を抑制し、フィブリンの形成を抑制し、血栓の形成を抑制し、塞栓の形成を抑制することにより治療学的に有用であり、不安定なアンギナ、難治性のアンギナ、心筋梗塞、一過性の虚血発作、心房細動、血栓性発作、塞栓性発作、心原性静脈血栓症、伝播性血管内凝血、フィブリンの眼蓄積(ocular build up)および再疎通血管の再閉塞または再狭窄を治療または予防するためである。
【0005】
凝血カスケードまたは凝固プロセスに存在する凝血因子の阻害剤として作用する非ペプチドおよびペプチド2−ピリドン化合物について幾つかの報告が存在している。US特許5,668,289にて、Sanderson et al.は、4および5位未置換の6−アルキル、6−シクロアルキルおよび6−トリフルオロメチル2−ピリドン類を記載し、トロンビンを阻害することを報告している。PCT特許出願WO97/01338にて、Sanderson et al.は、4および5位未置換の6−アルキル、6−シクロアルキルおよび6−トリフルオロメチル2−ピリドン類を記載し、トロンビンを阻害することを報告している。US特許5,792,779にて、Sanderson et al.は、トロンビン阻害剤として有用性を有する置換された4,6−アルキル、4,6−シクロアルキルおよび4,6−トリフルオロメチル2−ピリドン類を記載している。PCT特許出願WO97/30708にて、Sanderson et al.は、トロンビン阻害剤として有用性を有するさらに置換された4,6−アルキル、4,6−シクロアルキルおよび4,6−トリフルオロメチル2−ピリドン類を記載している。US特許5,869,487にて、Coburn et al.は、縮合された6−メチル−2−ピリドン官能性を含有し、かつ、トロンビン阻害剤として有用性を有するピリド〔3,4−B〕ピラジン類を記載している。PCT特許出願WO98/47876にて、Van Boeckel et al.は、抗血栓化合物として6−アルキル−2−ピリドン類を記載している。PCT特許出願WO98/16547にて、ZhuおよびScarboroughは、ヘテロアロイル官能性を有し、かつ、哺乳動物因子Xaに対して活性を有するアミド置換基を含有する4,5,6−置換された3−アミノ−2−ピリドニルアセトアミド類を記載している。US特許5,656,645にて、Tamura et al.は、ホルミル官能性を有し、かつ、トロンビンに対して活性を有するアミド置換基を含有する4,5,6−置換された−3−アミノ−2−ピリドニル−アセトアミド類を記載している。US特許5,658,930にて、Tamura et al.は、再度、ホルミル官能性を有し、かつ、トロンビンに対して活性を有するアミド置換基を含有する4,5,6−置換された−3−アミノ−2−ピリドニル−アセトアミド類を記載している。PCT特許出願96/18644にて、Tamura et al.は、さらに、ホルミル官能性を有し、かつ、トロンビンに対して活性を有するアミド置換基を含有する4,5,6−置換された−3−アミノ−2−ピリドニル−アセトアミド類を記載している。PCT特許出願WO98/31670にて、Sanderson et al.は、トロンビン阻害剤として有用性を有するさらなる4−置換された6−アルキル、6−シクロアルキルおよび6−トリフルオロメチルピリドン類を記載している。PCT特許出願WO98/17274にて、Coburn et al.は、ヒトトロンビン阻害剤として有用性を有する置換された3,4−ジアミノ−6−メチル−2−ピリドン類を開示している。PCT特許出願WO98/42342にて、Isaacs et al.は、ヒトトロンビンを阻害することが報告されているさらなる6−アルキル、シクロアルキルおよびトリフルオロメチル置換された2−ピリドン類を記載している。
【0006】
若干の2−ピリドン誘導体がトロンビン阻害剤としての機能を有するという開示とは対照的に、4−ピロン化合物;その組成物;血栓状態、例えば、冠状動脈および脳血管疾患を予防し、治療するためのそれらの使用;および、凝血カスケードのセリンプロテアーゼを阻害するそれらの能力は、未だ、開示されていない。
【0007】
発明の概要
本発明の目的は、抗凝血療法にて有益であり、かつ、一般構造式:
【0008】
【化46】
Figure 2004505014
を有する新規化合物を提供することである。
【0009】
本発明のもう1つの目的は、血栓状態、例えば、冠状動脈疾患、脳血管疾患およびその他の凝血関連疾患を予防し、かつ、治療するための方法を提供することである。このような血栓状態は、その必要とする患者に、式(I)で表される化合物の有効な量を投与することにより予防および治療される。
【0010】
本発明の種々のその他目的および長所は、以下の発明の説明の記載から明らかとなるであろう。
発明の説明
本発明は、多環式アリールおよびヘテロアリール置換された4−ピロン類を含む化合物の類に関し、これら化合物の類は、冠状動脈および脳血管疾患を含め、種々の血栓状態を治療および予防するための抗凝血療法にて有益であり、式(I):
【0011】
【化47】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、式(V):
【0012】
【化48】
Figure 2004505014
[式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は共有結合であってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであってもよいが、ただし、R32、R33、R34、R35およびR36は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択され;
32、R33、R34、R35およびR36は、Qであってもよい。]
であり;
、R10、R11、R12、R13、R16、R17、R18、R19、R32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、カルボキシ、ヘテロアラルキルチオ、ヘテロアラルコシ、シクロアルキルアミノ、アシルアルキル、アシルアルコキシ、アリロイルアルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、アラルキルアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロサイクリル、パーハロアラルキル、アラルキルスルホニル、アラルキルスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルフィニルアルキル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリールアミノ−N−アルキルアミノ、ヘテロアリールアミノアルキル、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルコキシアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルキレンジオキシ、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシ、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アリールチオ、アリールチオアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロアルキルスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アリールスルホンアミド、ジアリールアミドスルホニル、モノアルキルモノアリールアミドスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロサイクリルスルホニル、ヘテロサイクリルチオ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルキレンジオキシ、ハロアルキレンジオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルカノイル、シクロアルケニル、低級シクロアルキルアルキル、低級シクロアルケニルアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアラルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシヘテロアラルキル、ハロアルコキシアルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、アルコキシカルボキサミド、アルキルアミドカルボニルアミド、アリールアミドカルボニルアミド、カルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルケニル、カルボアラルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、シアノ、カルボハロアルコキシ、ホスホノ、ホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択され;
32とR33、R33とR34、R34とR35およびR35とR36は、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール環;および、アリールからなる群より選択される環を形成するためのスペーサー対の員の結合点を結合する3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されるのがよいが、ただし、スペーサー対R32とR33、R33とR34、R34とR35およびR35とR36からなる群の1つ以下は、同時に使用されてもよいか;
とR10、R10とR11、R11とR12およびR12とR13は、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール環;および、アリールからなる群より選択される環を形成するためのスペーサー対の員の結合点を結合する3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されるが、ただし、スペーサー対RとR10、R10とR11、R11とR12およびR12とR13からなる群の1つ以下は、同時に使用され;
Bは、式(VI):
【0013】
【化49】
Figure 2004505014
[式中、D、D、JおよびJは、C、N、OおよびSからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、JおよびJの3つ以下は、Nであってもよいが、ただし、R32、R33、R34およびR35は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であってもよく;
Bは、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bは、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択されてもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位に隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
Aは、共有単結合;(Wrr−(CH(R15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)S、C(S)O、C(O)N(R)、C(S)N(R)、(R)NC(O)、(R)NC(S)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、(R)NS(O)、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R)、(R)NSe(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、C(NR)N(R)、(R)NC(NR)およびN(R)からなる群より選択され;
とRは、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、アリールチオ、アリールアミノ、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、アラルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキル、ヘテロアラルキルオキシ、ヘテロアラルキルアミノおよびヘテロアリールオキシアルキルからなる群より独立に選択される。]からなる群より選択され;
14、R15、R37、R38、R39、R40、R41およびR42は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、ヘテロアリールオキシアルキル、スルフヒドリル、アシルアミド、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキルアルコキシ、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アラルキルチオアルキル、ヘテロアラルコキシチオアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、モノカルボアルコキシアルキル、ジカルボアルコキシアルキル、モノシアノアルキル、ジシアノアルキル、カルボアルコキシシアノアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニル、アリールスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、アラルキルスルフィニルアルキル、アラルキルスルホニルアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、カルボアラルコキシ、トリアルキルシリル、ジアルコキシホスホノ、ジアラルコキシホスホノ、ジアルコキシホスホノアルキルおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択され;
14とR14は、異なる炭素に結合される時、合さって、共有結合;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、5〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリルからなる群より選択される環を形成するために選択される直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成してもよく;
14とR15は、異なる炭素に結合される時、合さって、共有結合;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、5〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリルからなる群より選択される環を形成するために選択される直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成してもよく;
15とR15は、異なる炭素に結合される時、合さって、共有結合;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、5〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリルからなる群より選択される環を形成するために選択される直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成してもよく;
Ψは、NR、O、C(O)、C(S)、S、S(O)、S(O)、ON(R)、P(O)(R)およびCR3940からなる群より選択され;
は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アラルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、アラルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、モノカルボアルコキシアルキル、モノカルボアルコキシ、ジカルボアルコキシアルキル、モノカルボキサミド、モノシアノアルキル、ジシアノアルキル、カルボアルコキシシアノアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、ヘテロアリールオキシアルキルおよびジアルコキシホスホノアルキルからなる群より選択され;
39とR40は、同一の炭素に結合される時、合さって、オキソ;チアノ;R−N;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリルからなる群より選択される環を形成するために2〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成してもよく;
とRは、Z−Q、ヒドリド、アルキル、アルケニルおよびハロからなる群より独立に選択されるか;
とRは、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、ヘテロアリールアミノ、アミノ、ニトロ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、ヒドロキシハロアルキル、シアノおよびホスホノからなる群より独立に選択されてもよく;
とRは、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する2〜5個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成するスペーサー対を形成してもよく;
とR39は、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する2〜5個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成するスペーサー対を形成してもよく;
とR40は、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する2〜5個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成するスペーサー対を形成してもよく;
は、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにR39とR40との両方を結合する点に結合された2〜5個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するように選択されてもよく;
とR4a、RとR4b、RとR14およびRとR15は、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する2〜5個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されてもよいが、ただし、RとR4a、RとR4b、RとR14およびRとR15からなるスペーサー対の群の1つ以下が、同時に使用されてもよく;
は、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにR4aとR4bとの両方の結合点に結合される2〜5個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するように独立に選択されてもよく;
は、共有単結合;(CR4142[ここで、qは、1〜6から選択される整数である。];(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R41)、(R41)NC(O)、C(S)N(R41)、(R41)NC(S)、OC(O)N(R41)、(R41)NC(O)O、SC(S)N(R41)、(R41)NC(S)S、SC(O)N(R41)、(R41)NC(O)S、OC(S)N(R41)、(R41)NC(S)O、N(R42)C(O)N(R41)、(R41)NC(O)N(R42)、N(R42)C(S)N(R41)、(R41)NC(S)N(R42)、S(O)、S(O)、S(O)N(R41)、N(R41)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R41)、N(R41)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R41)、ON(R41)およびSiR2829からなる群より選択される。];および、(CH(R41))‐W−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR41=CR42、CR4142=C;ビニリデン)およびエチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)からなる群より選択されるが、ただし、R41とR42は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、Zは、ピロン環に直接結合される。]からなる群より選択され;
Qは、式(II):
【0014】
【化50】
Figure 2004505014
[式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であてもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであってもよいが、ただし、R、R10、R11、R12およびR13は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であるか;
Qは、式(III):
【0015】
【化51】
Figure 2004505014
[式中、D、D、JおよびJは、C、N、OおよびSからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、JおよびJの3つ以下は、Nであってもよいが、ただし、R、R10、R11およびR12は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であってもよく;
Qは、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルケニル、アルキニル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、シクロアルキルアルケニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキルおよびハロシクロアルケニルオキシアルキルからなる群より選択されてもよく;
Kは、(CR4a4b[ここで、nは、1〜4から選択される整数である。]であり;
4aとR4bは、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アラルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、シアノアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、アラルキルスルフィニルアルキルおよびアラルキルスルホニルアルキルからなる群より独立に選択され;
4aとR4bは、同一の炭素に結合される時、合さって、オキソ;チオノ;ならびに、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために結合された2〜7個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分からなる群より選択される基を形成してもよく;
は、Kが(CR4a4bである時、Eであり;ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、S(O)N(R)C(O)、C(O)N(R)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R)、N(R)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R)、ON(R)、SiR2829、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
28とR29は、ヒドリド、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アシル、アロイル、アラルカノイル、ヘテロアロイル、アラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アラルキルチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、パーハロアリール、パーハロアラルキル、パーハロアリールオキシアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、シアノアルキル、ジシアノアルキル、カルボキサミドアルキル、ジカルボキサミドアルキル、シアノカルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、ジカルボアルコキシアルキル、シアノシクロアルキル、ジシアノシクロアルキル、カルボキサミドシクロアルキル、ジカルボキサミドシクロアルキル、カルボアルコキシシアノシクロアルキル、カルボアルコキシシクロアルキル、ジカルボアルコキシシクロアルキル、ホルミルアルキル、アシルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、アラルキルスルフィニルアルキル、アラルキルスルホニルアルキル、カルボキシ、ジアルコキシホスホノ、ジアラルコキシホスホノ、ジアルコキシホスホノアルキルおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択されるか;
28とR29は、合さって、2〜7隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成し、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成してもよく;
Kは、(CH(R14))−Tであってもよく、ここで、jは、0〜3の整数から選択され、Tは、共有単結合、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))は、ピロン環に結合されるか;
は、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、(R)NC(O)O、(R)NC(S)S、(R)NC(O)S、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、SON(H)C(O)、C(O)N(H)SO、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R)、N(R)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)およびN(R)からなる群より選択され;
Kは、G−(CH(R15))であってもよく、ここで、kは、1〜3の整数から選択され、Gは、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、R15は、kが1である時、ヒドロキシ、シアノ、ハロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびスルフヒドリル以外であるか;
は、KがG−(CH(R15))である時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R)、N(R)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R)、ON(R)、SiR2829、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
は、式(IV):
【0016】
【化52】
Figure 2004505014
[式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であってもよく、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの4つ以下は、KがNである時、Nであってもよく、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであってもよいが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であり;
16とR17は、独立に合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリールおよびアリールからなる群より選択される環を形成するために結合された3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成してもよく;
18とR19は、独立に合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール;および、アリールからなる群より選択される環を形成するために結合された3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成してもよく;
は、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノであってもよく、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノ以外である必要があり;
20とR21、R20とR22およびR21とR22は、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する4〜7個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するためにスペーサー対が合さったスペーサー対を形成するように独立に選択されてもよいが、ただし、スペーサー対R20とR21、R20とR22およびR21とR22からなる群の1つ以下は、同時に使用されてもよいか;
は、N(R26)SON(R23)(R24)、N(R26)C(O)OR、N(R26)C(O)SR、N(R26)C(S)ORおよびN(R26)C(S)SRからなる群より選択されてもよいが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであってもよいか;
は、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)C(O)N(R23)(R24)、N(R26)C(S)N(R23)(R24)、C(NR25)OR、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(S)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)N(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(NR25)SR、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであってもよく、前記Q基は、炭素原子に直接結合され;
23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
23とR24は、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するために結合点を結合する4〜7個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成してもよく;
23とR25、R24とR25、R25とR26、R24とR26およびR23とR26は、スペーサー対が基L−U−Vを形成するために選択されたスペーサー対員を結合する点から合さるスペーサー対を形成するように独立に選択されてもよく、L、UおよびVは、O、S、C(O)、C(S)、C(JS(O)、SO、OP(OR31)R30、P(O)R30、P(S)R30、C(R30)(R31)、C=C(R30)R31、(O)POP(O)、R30(O)POP(O)R30、Si(R29)R28、Si(R29)(R28)Si(R29)R28、Si(R29)R28OSi(R29)R28、(R28)R29COC(R28)R29、(R28)R29CSC(R28)R29、C(O)C(R30)=C(R31)、C(S)C(R30)=C(R31)、S(O)C(R30)=C(R31)、SOC(R30)=C(R31)、PR30C(R30)=C(R31)、P(O)R30C(R30)=C(R31)、P(S)R30C(R30)=C(R31)、DC(R30)(R31)D、OP(OR31)R30、P(O)R30、P(S)R30、Si(R28)R29およびN(R30)ならびに共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、L、UおよびVのいずれか2つ以下は、同時に、共有結合;および、5〜10隣接員を有するL、UおよびVによって構成されるヘテロサイクリルであり;
Dは、酸素、C=O、C=SおよびS(O)からなる群より選択され、ここで、mは、0〜2から選択される整数であり;
は、OR27、SR27およびN(R20)R21からなる群より独立に選択され;
27は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アラルキルチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、パーハロアリールオキシアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、アラルキルスルフィニルアルキルおよびアラルキルスルホニルアルキルからなる群より選択され;
30とR31は、ヒドリド、ヒドロキシ、チオール、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アラルキルチオアルキル、ヘテロアラルコキシチオアルキキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアラルキルスルフィニルアルキル、アラルキルスルホニルアルキル、シアノアルキル、ジシアノアルキル、カルボキサミドアルキル、ジカルボキサミドアルキル、シアノカルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、ジカルボアルコキシアルキル、シアノシクロアルキル、ジシアノシクロアルキル、カルボキサミドシクロアルキル、ジカルボキサミドシクロアルキル、カルボアルコキシシアノシクロアルキル、カルボアルコキシシクロアルキル、ジカルボアルコキシシクロアルキル、ホルミルアルキル、アシルアルキル、ジアルコキシホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノアルキル、ホスホノアルキル、ジアルコキシホスホノアルコキシ、ジアラルコキシホスホノアルコキシ、ホスホノアルコキシ、ジアルコキシホスホノアルキルアミノ、ジアラルコキシホスホノアルキルアミノ、ホスホノアルキルアミノ、ジアルコキシホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノアルキル、スルホニルアルキル、アルコキシスルホニルアルキル、アラルコキシスルホニルアルキル、アルコキシスルホニルアルコキシ、アラルコキシスルホニルアルコキシ、スルホニルアルコキシ、アルコキシスルホニルアルキルアミノ、アラルコキシスルホニルアルキルアミノおよびスルホニルアルキルアミノから独立に選択されるか;
30とR31は、合さって、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために2〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサー基を形成してもよく;
23とR25、R24とR25、R25とR26、R24とR26およびR23とR26は、スペーサー対が基L−U−Vを形成するために選択されたスペーサー対員を結合する点から合さるスペーサー対を形成するように独立に選択されてもよく、ここで、L、UおよびVは、シクロアルキル基、シクロアルケニルからなる1,2−二置換された基の群より独立に選択され、シクロアルキルおよびシクロアルケニル基は、R30およびR31、アリール基、ヘテロアリール基、飽和されたヘテロ環式基および一部飽和されたヘテロ環式基から選択される1つ以上の基で置換され、その1,2−置換基は、C=O、C=S、C(R28)R32、S(O)、S(O)、OP(OR31)R30、P(O)R30、P(S)R30およびSi(R28)(R29)から独立に選択されるか;
23とR25、R24とR25、R25とR26、R24とR26およびR23とR26は、スペーサー対が基L−U−Vを形成するために選択されたスペーサー対員を結合する点から合さるスペーサー対を形成するように独立に選択されてもよく、ここで、L、UおよびVは、1,2−二置換されたアルキレン基および1,2−二置換されたアルケニレン基からなる基の群より独立に選択され、その1,2−置換基は、C=O、C=S、C(R28)R29、S(O)、S(O)、OP(OR31)R30、P(O)R30、P(S)R30およびSi(R28)(R29)から独立に選択され、そのアルキレンおよびアルケニレン基は、1つ以上のR30またはR31置換基で置換され;
は、共有単結合;(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、1〜4から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、SC(S)N(R14)、SC(O)N(R14)、OC(S)N(R14)、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R17)、N(R14)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)、ON(R14)およびSiR2829からなる群より選択される。];(CH(R14−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜4から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OCSN(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R14)、N(R14)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)、ON(R14)およびSiR2829からなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14およびR15は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R14))、(CH(R14))は、Eに結合される。]からなる群より選択され;
37とR37は、異なる炭素に結合される時、合さって、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために1〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成してもよく;
37とR38は、異なる炭素に結合される時、合さって、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために1〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成してもよく;
38とR38は、異なる炭素に結合される時、合さって、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために1〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成してもよく;
37とR38は、同一の炭素に結合される時、合さって、オキソ;チオノ;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環から選択される環を形成するために2〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成してもよく;
は、Q−Qssであってもよく、ここで、Qssは、(CR3738[ここで、fは、1〜6から選択される整数である。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜4から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OC(S)N(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R14)、N(R14)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)、ON(R14)およびSiR2829からなる群より選択されるWからなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14とR15は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R15))および(CH(R15))は、Eに結合される。]からなる群より選択されるか;
は、Q−Qsssであってもよく、ここで、Qsssは、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜3から選択される整数であり、Wは、1,1−シクロプロピル、1,2−シクロプロピル、1,1−シクロブチル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピラン−2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))は、Eに結合され、Qは、各Wの最も低い数の置換基位に結合されるか;
は、Q−Qsssrであってもよく、ここで、Qsssrは、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜3から選択される整数であり、Wは、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピランー2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))は、Eに結合され、Qは、各Wの最も高い数の置換基位に結合されるか;
は、Q−Qssssであってもよく、ここで、Qssssは、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜3から選択される整数であり、Wは、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qは、各Wの最も低い数の置換基位に結合され、(CH(R38))は、Eに結合されるか;
は、Q−Qssssrであってもよく、ここで、Qssssrは、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜3から選択される整数であり、Wは、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qは、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、(CH(R38))は、Eに結合される。〕
で与えられる。
【0017】
式Iで表される化合物またはその薬学的に許容可能な塩の1つの実施態様においては、
Bが、式(V):
【0018】
【化53】
Figure 2004505014
[式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は共有結合であってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであってもよいが、ただし、R32、R33、R34、R35およびR36は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択され;
32、R33、R34、R35およびR36は、独立に、Qとであってもよい。]
であり;
、R10、R11、R12、R13、R16、R17、R18、R19、R32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、カルボキシ、ヘテロアラルキルチオ、ヘテロアラルコキシ、シクロアルキルアミノ、アシルアルキル、アシルアルコキシ、アリロイルアルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、アラルキルアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロサイクリル、パーハロアラルキル、アラルキルスルホニル、アラルキルスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルフィニルアルキル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリールアミノ−N−アルキルアミノ、ヘテロアリールアミノアルキル、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルコキシアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルキレンジオキシ、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシ、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アリールチオ、アリールチオアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロアルキルスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アリールスルホンアミド、ジアリールアミドスルホニル、モノアルキルモノアリールアミドスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロサイクリルスルホニル、ヘテロサイクリルチオ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルキレンジオキシ、ハロアルキレンジオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルカノイル、シクロアルケニル、低級シクロアルキルアルキル、低級シクロアルケニルアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアラルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシヘテロアラルキル、ハロアルコキシアルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、アルコキシカルボキサミド、アルキルアミドカルボニルアミド、アリールアミドカルボニルアミド、カルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルケニル、カルボアラルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、シアノ、カルボハロアルコキシ、ホスホノ、ホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択され;
32とR33、R33とR34、R34とR35およびR35とR36が、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール環;および、アリールからなる群より選択される環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されてもよいが、ただし、スペーサー対R32とR33、R33とR34、R34とR35およびR35とR36からなる群の1つ以下が、同時に使用されてもよく;
とR10、R10とR11、R11とR12およびR12とR13の対が、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール環;および、アリールからなる群より選択される環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されてもよいが、ただし、スペーサー対RとR10、R10とR11、R11とR12およびR12とR13からなる基の1つ以下が、同時に使用されてもよいか;
Bが、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員が、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまでに6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bが、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択されてもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位とに隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
Aが、共有単結合;(Wrr−(CH(R15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)S、C(S)O、C(O)N(R)、C(S)N(R)、(R)NC(O)、(R)NC(S)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、(R)NS(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、C(NR)N(R)、(R)NC(NR)およびN(R)からなる群より選択され;
とRが、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイルおよびアルコキシアルキルからなる群より独立に選択される。]からなる群より選択され;
14、R15、R37およびR38が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミドおよびカルボキサミドアルキルからなる群より独立に選択され;
Ψが、NR、O、C(O)、C(S)、S、S(O)、S(O)、ON(R)、P(O)(R)およびCR3940からなる群より選択され;
が、ヒドリド、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、アシル、アロイルおよびヘテロアロイルからなる群より選択され;
39とR40が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、アシルアミド、アルコキシ、アルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミドおよびカルボキサミドアルキルからなる群より独立に選択され;
とRが、Z−Q、ヒドリド、アルキル、アルケニルおよびハロからなる群より独立に選択されるか;
とRが、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、ヘテロアリールアミノ、アミノ、ニトロ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、ヒドロキシハロアルキル、シアノおよびホスホノからなる群より独立に選択され;
が、共有単結合;(CR4142[ここで、qは、1〜6から選択される整数である。];(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R41)、(R41)NC(O)、C(S)N(R41)、(R41)NC(S)、OC(O)N(R41)、(R41)NC(O)O、SC(S)N(R41)、(R41)NC(S)S、SC(O)N(R41)、(R41)NC(O)S、OC(S)N(R41)、(R41)NC(S)O、N(R42)C(O)N(R41)、(R41)NC(O)N(R42)、N(R42)C(S)N(R41)、(R41)NC(S)N(R42)、S(O)、S(O)、S(O)N(R41)、N(R41)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。];および、(CH(R41))‐W−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR41=CR42、CR4142=C;ビニリデン)およびエチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)からなる群より選択されるが、ただし、R41とR42は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、Zは、ピロン環に直接結合される。]からなる群より選択され;
41とR42が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、アリールオキシ、ヒドロキシアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキルアルコキシ、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールスルホニルアルキル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルおよびアラルキルスルホニルアルキルからなる群より独立に選択され;
Qが、式(II):
【0019】
【化54】
Figure 2004505014
[式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nでってもよいが、ただし、R、R10、R11、R12およびR13は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であるか;
Qが、式(III):
【0020】
【化55】
Figure 2004505014
[式中、D、D、JおよびJは、C、N、OおよびSからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、JおよびJの3つ以下は、Nであってもよいが、ただし、R、R10、R11およびR12は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように選択される。]
であってもよく;
Qが、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルケニル、アルキニル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、シクロアルキルアルケニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキルおよびハロシクロアルケニルオキシアルキルからなる群より選択されてもよく;
Kが、(CR4a4b[ここで、nは、1〜2から選択される整数である。]であり;
4aとR4bが、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、およびシアノアルキルからなる群より独立に選択され;
4aとR4bが、同一の炭素に結合される時、合さって、オキソ;ならびに、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために結合された2〜7個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分からなる群より選択される基を形成してもよく;
が、Kが(CR4a4bである時、Eであり;ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、S(O)N(R)C(O)、C(O)N(R)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R)、ON(R)、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
Kが、(CH(R14))−Tであってもよく、ここで、jは、0〜2の整数から選択され、Tは、共有単結合、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))は、ピロン環に結合されるか;
が、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、(R)NC(O)O、(R)NC(S)S、(R)NC(O)S、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、SON(H)C(O)、C(O)N(H)SO、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)およびN(R)からなる群より選択され;
Kが、G−(CH(R15))であってもよく、ここで、kは、1〜2の整数から選択され、Gは、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、R15は、kが1である時、ヒドロキシ、シアノ、ハロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびスルフヒドリル以外であるか;
が、KがG(CH(R15))である時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R)、ON(R)、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
が、式(IV):
【0021】
【化56】
Figure 2004505014
[式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であってもよく、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの3つ以下は、KがNである時、Nであってもよく、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであってもよいが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であり;
16とR17が、合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリールおよびアリールからなる群より選択される環を形成するために結合された3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成してもよく;
が、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノであってもよく、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノ以外である必要があり;
20とR21、R20とR22およびR21とR22が、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する4〜7個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するためにスペーサー対が合さったスペーサー対を形成するように独立に選択されてもよいが、ただし、スペーサー対R20とR21、R20とR22およびR21とR22からなる群の1つ以下が、同時に使用されてもよいか;
が、N(R26)SON(R23)(R24)、N(R26)C(O)OR、N(R26)C(O)SR、N(R26)C(S)ORおよびN(R26)C(S)SRからなる群より選択されてもよいが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであってもよいか;
が、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)C(O)N(R23)(R24)、N(R26)C(S)N(R23)(R24)、C(NR25)OR、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(S)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)N(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(NR25)SR、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであってもよく、前記Q基が、炭素原子に直接結合され;
23、R24、R25およびR26が、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
23とR24が、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するために結合点を結合する4〜7個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成してもよく;
が、共有単結合;(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、1〜4から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、SC(S)N(R14)、SC(O)N(R14)、OC(S)N(R14)、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択される。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜4から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OCSN(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14およびR15は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R14))、(CH(R14))は、Eに結合される。]からなる群より選択され;
が、Q−Qssであってもよく、ここで、Qssは、(CR3738[ここで、fは、1〜6から選択される整数である。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜4から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OC(S)N(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択されるWからなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14とR15は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R15および(CH(R15))は、Eに結合される。]からなる群より選択されるか;
が、Q−Qsssであってもよく、ここで、Qsssが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜3から選択される整数であり、Wが、1,1−シクロプロピル、1,2−シクロプロピル、1,1−シクロブチル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピラン−2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))が、Eに結合され、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合されるか;
が、Q−Qsssrであってもよく、ここで、Qsssrは、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜3から選択される整数であり、Wが、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピランー2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))が、Eに結合され、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合されるか;
が、Q−Qssssであってもよく、ここで、Qssssは、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜3から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合されるか;
が、Q−Qssssrであってもよく、ここで、Qssssrが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜3から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合される。
【0022】
式Iで表される化合物またはその薬学的に許容可能な塩のもう1つの実施態様においては、
Bが、式(V):
【0023】
【化57】
Figure 2004505014
[式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は共有結合であってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであってもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、独立に、Qであってもよい。]
であり;
、R10、R11、R12、R13、R16、R17、R18、R19、R32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、カルボキシ、ヘテロアラルキルチオ、ヘテロアラルコキシ、シクロアルキルアミノ、アシルアルキル、アシルアルコキシ、アリロイルアルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、アラルキルアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロサイクリル、パーハロアラルキル、アラルキルスルホニル、アラルキルスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルフィニルアルキル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリールアミノ−N−アルキルアミノ、ヘテロアリールアミノアルキル、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルコキシアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルキレンジオキシ、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシ、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アリールチオ、アリールチオアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロアルキルスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アリールスルホンアミド、ジアリールアミドスルホニル、モノアルキルモノアリールアミドスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロサイクリルスルホニル、ヘテロサイクリルチオ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルキレンジオキシ、ハロアルキレンジオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルカノイル、シクロアルケニル、低級シクロアルキルアルキル、低級シクロアルケニルアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアラルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシヘテロアラルキル、ハロアルコキシアルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、アルコキシカルボキサミド、アルキルアミドカルボニルアミド、アリールアミドカルボニルアミド、カルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルケニル、カルボアラルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、シアノ、カルボハロアルコキシ、ホスホノ、ホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択されるか;
Bが、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまでに6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bが、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択されてもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位とに隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
Aが、共有単結合;(Wrr−(CHR15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)S、C(S)O、C(O)N(R)、C(S)N(R)、(R)NC(O)、(R)NC(S)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、(R)NS(O)、C(NR)N(R)、(R)NC(NR)およびN(R)からなる群より選択され;
とRは、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より独立に選択される。]からなる群より選択され;
14、R15、R37およびR38が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびハロアルコキシアルキルからなる群より独立に選択され;
Ψが、NR、O、C(O)、C(S)、S、S(O)、S(O)およびCR3940からなる群より選択され;
が、ヒドリド、アルキルおよびアルコキシからなる群より選択され;
39とR40が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびハロアルコキシアルキルからなる群より独立に選択され;
とRが、Z−Q、ヒドリド、アルキル、アルケニルおよびハロからなる群より独立に選択されるか;
とRが、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、ヘテロアリールアミノ、アミノ、ニトロ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、ヒドロキシハロアルキル、シアノおよびホスホノからなる群より独立に選択されてもよく;
が、共有単結合;(CR4142[ここで、qは、1〜2から選択される整数である。];(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R41)、(R41)NC(O)、C(S)N(R41)、(R41)NC(S)、OC(O)N(R41)、(R41)NC(O)O、SC(S)N(R41)、(R41)NC(S)S、SC(O)N(R41)、(R41)NC(O)S、OC(S)N(R41)、(R41)NC(S)O、N(R42)C(O)N(R41)、(R41)NC(O)N(R42)、N(R42)C(S)N(R41)、(R41)NC(S)N(R42)、S(O)、S(O)、S(O)N(R41)、N(R41)S(O)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。];および、(CH(R41))‐W−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wが、CR41=CR42、CR4142=C;ビニリデン)およびエチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)からなる群より選択されるが、ただし、R41とR42が、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、Zが、ピロン環に直接結合される。]からなる群より選択され;
41とR42が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、アリールオキシ、ヒドロキシアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキルアルコキシ、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルからなる群より独立に選択され;
Qが、式(II):
【0024】
【化58】
Figure 2004505014
[式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであってもよいが、ただし、R、R10、R11、R12およびR13は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であり;
Qが、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、飽和されたヘテロサイクリル、アルキル、一部飽和されたヘテロサイクリル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、シクロアルキルアルケニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキルおよびハロシクロアルケニルオキシアルキルからなる群より選択されてもよく;
Kが、(CR4a4b[ここで、nは、整数1である。]であり;
4aとR4bが、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
が、Kが(CR4a4bである時、Eであり;ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、S(O)N(R)C(O)、C(O)N(R)S(O)、N(R)、ON(R)、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるか;
Kが、(CH(R14))−Tであってもよく、ここで、jは、0〜1の整数から選択され、Tは、共有単結合、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))が、ピロン環に結合され;
が、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、(R)NC(O)O、(R)NC(S)S、(R)NC(O)S、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、SON(H)C(O)、C(O)N(H)SOおよびN(R)からなる群より選択されるか;
Kが、G−(CH(R15))であり、ここで、kは、整数1であり、Gは、O、SおよびN(R)からなる群より選択され;
が、KがG(CH(R15))である時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、N(R)、ON(R)、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
が、式(IV):
【0025】
【化59】
Figure 2004505014
[式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であってもよく、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの3つ以下は、KがNである時、Nであってもよく、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであってもよいが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であり;
が、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22が、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであってもよく、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノ以外である必要があるか;
が、N(R26)SON(R23)(R24)、N(R26)C(O)OR、N(R26)C(O)SR、N(R26)C(S)ORおよびN(R26)C(S)SRからなる群より選択されてもよいが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであってもよいか;
が、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)C(O)N(R23)(R24)、N(R26)C(S)N(R23)(R24)、C(NR25)OR、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(S)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)N(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(NR25)SR、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであってもよく、前記Q基が、炭素原子に直接結合され;
23、R24、R25およびR26が、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
が、共有単結合;(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、1〜2から選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、SC(S)N(R14)、SC(O)N(R14)、OCSN(R14)、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択される。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜2から独立に選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OCSN(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wが、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14およびR15は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R14))および(CH(R14))は、Eに結合される。]からなる群より選択され;
が、Q−Qssであってもよく、ここで、Qssが、(CR3738[ここで、fは、1〜4から選択される整数である。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜2から独立に選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OC(S)N(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択されるWからなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wが、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14とR15が、Nに直接結合される時、ハロ以外から選択され、(CR3738、(CH(R15および(CH(R15))が、Eに結合される。]からなる群より選択されるか;
が、Q−Qsssであってもよく、ここで、Qsssが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,1−シクロプロピル、1,2−シクロプロピル、1,1−シクロブチル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピラン−2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))は、Eに結合され、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合されるか;
が、Q−Qsssrであってもよく、ここで、Qsssrが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピランー2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))は、Eに結合され、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合されるか;
が、Q−Qssssであってもよく、ここで、Qssssが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合されるか;
が、Q−Qssssrであってもよく、ここで、Qssssrが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合される。
【0026】
式Iで表される化合物またはその薬学的に許容可能な塩の好ましい実施態様においては、
Bが、式(V):
【0027】
【化60】
Figure 2004505014
[式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は共有結合であってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであってもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、独立に、Qであってもよい。]
であり;
、R10、R11、R12、R13、R16、R17、R18、R19、R32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アルカノイル、アルケノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、アルコキシカルボキサミド、アルキルアミドカルボニルアミド、カルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルケニル、カルボキサミド、カルボキサミドアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択されるか;
Bが、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまでに6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bが、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択されてもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位とに隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
Aが、共有単結合;(Wrr−(CHR15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、C(S)、C(O)S、C(S)O、C(O)N(R)、C(S)N(R)、(R)NC(O)、(R)NC(S)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、(R)NS(O)、C(NR)N(R)、(R)NC(NR)およびN(R)からなる群より選択され;
とRが、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より独立に選択される。]からなる群より選択され;
15が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
Ψが、NHであり;
が、ヒドリドであり;
が、Z−Q、ヒドリド、アルキル、アルケニルおよびハロからなる群より選択され;
が、共有単結合であり;
Qが、式(II):
【0028】
【化61】
Figure 2004505014
[式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであってもよいが、ただし、R、R10、R11、R12およびR13は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であり;
Kが、CR4a4bであり;
4aとR4bが、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
が、KがCR4a4bである時、Eであり;ここで、Eが、共有単結合、(O)N(H)、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
Kが、(CH(R14))−Tであってもよく、ここで、jは、0〜1の整数から選択され、Tが、共有単結合およびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))が、ピロン環に結合され;
が、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eが、C(O)N(H)、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、SON(H)、N(H)S(O)、SON(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
14が、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
が、式(IV):
【0029】
【化62】
Figure 2004505014
[式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であってもよく、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであってもよく、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであってもよく、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの3つ以下は、KがNである時、Nであってもよく、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであってもよいが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であり;
16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、アルケノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボアルコキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
が、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノ以外である必要があるか;
が、N(R26)SON(R23)であってもよいが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであってもよく;
が、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)C(O)N(R23)(R24)、N(R26)C(S)N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(S)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)N(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)およびC(O)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであってもよく、前記Q基が、炭素原子に直接結合され;
23、R24、R25およびR26が、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるか;
が、共有単結合;(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、1〜2から選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、S(O)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択されるが、ただし、R14が、直接Nに結合される時、ハロ以外から選択され、(CR3738が、Eに結合される。]からなる群より選択され;
37とR38が、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
が、Q−Qssssであってもよく、ここで、Qssssが、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合されるか;
が、Q−Qssssrであってもよく、ここで、Qssssrが、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合される。
【0030】
式Iで表される化合物またはその薬学的に許容可能な塩のさらに好ましい実施態様においては、
Bが、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素と結合点に隣接する2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
32、R33、R34、R35およびR36は、独立に、Qであってもよいか;
Bが、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bが、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択されてもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位に隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
、R10、R11、R12およびR13が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
Aが、共有単結合;(Wrr−(CHR15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wが、O、SおよびC(O)からなる群より選択され;
15が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択される。]からなる群より選択され;
Ψが、NHであり;
が、ヒドリドであり;
がQであり、ここで、Qが、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
Kが、CR4a4b[ここで、R4aとR4bは、ハロおよびヒドリドからなる群より独立に選択される。]であり;
が、KがCR4a4bである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
Kが、(CH(R14))−Tであってもよく、ここで、jは、0〜1の整数から選択され、Tが、共有単結合およびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))は、ピロン環に結合され;
が、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択され;
14が、ヒドリドおよびハロからなる群より選択されるか;
が、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eは、C(O)N(H)、(H)NC(O)、SON(H)、N(H)S(O)、SON(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され; Yが、式(IV):
【0031】
【化63】
Figure 2004505014
[式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であってもよく、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであり、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであり、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの3つ以下は、KがNである時、Nであってもよく、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであってもよいが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
であり;
16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、アルケノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボアルコキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
が、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノ以外である必要があるか;
が、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、前記Q基が、炭素原子に直接結合され;
23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルイルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
が、共有単結合;および、(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、整数1であり、Wが、O、SおよびC(O)からなる群より選択されるが、ただし、(CR3738が、Eに結合される。]からなる群より選択され;
37とR38が、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択される。
【0032】
式Iで表される特定の実施態様においては、化合物は、式I−S:
【0033】
【化64】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−5−イル、3−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イルおよび1,2,3−トリアジン−4−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素と結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素と結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、チオ、ニトロ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプポロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
Bは、1−プロペニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ブチニル、sec−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ペンチル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、1−メチル−2−ブチニル、3−ペンチル、1−エチル−2−プロペニル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1−ヘキシル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、2−ヘキシル、1−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、3−ヘキシル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−プロピル−2−プロペニル、1−エチル−2−ブチニル、1−ヘプチル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、5−ヘプテニル、6−ヘプテニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、5−ヘプチニル、2−ヘプチル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−3−ヘキセニル、1−メチル−4−ヘキセニル、1−メチル−5−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキシニル、1−メチル−3−ヘキシニル、1−メチル−4−ヘキシニル、3−ヘプチル、1−エチル−2−ペンテニル、1−エチル−3−ペンテニル、1−エチル−4−ペンテニル、1−ブチル−2−プロペニル、1−エチル−2−ペンチニル、1−エチル−3−ペンチニル、1−オクチル、2−オクテニル、3−オクテニル、4−オクテニル、5−オクテニル、6−オクテニル、7−オクテニル、2−オクチニル、3−オクチニル、4−オクチニル、5−オクチニル、6−オクチニル、2−オクチル、1−メチル−2−ヘプテニル、1−メチル−3−ヘプテニル、1−メチル−4−ヘプテニル、1−メチル−5−ヘプテニル、1−メチル−6−ヘプテニル、1−メチル−2−ヘプチニル、1−メチル−3−ヘプチニル、1−メチル−4−ヘプテニル、1−メチル−5−ヘプテニル、1−メチル−6−ヘプテニル、1−メチル−2−ヘプテニル、1−メチル−3−ヘプチニル、1−メチル−4−ヘプチニル、1−メチル−5−ヘプチニル、3−オクチル、1−エチル−2−ヘキセニル、1−エチル−3−ヘキセニル、1−エチル−4−ヘキセニル、1−エチル−2−ヘキシニル、1−エチル−3−ヘキシニル、1−エチル−4−ヘキシニル、1−エチル−5−ヘキセニル、1−ペンチル−2−プロペニル、4−オクチル、1−プロピル−2−ペンテニル、1−プロピル−3−ペンテニル、1−プロピル−4−ペンテニル、1−ブチル−2−ブテニル、1−プロピル−2−ペンチニル、1−プロピル−3−ペンチニル、1−ブチル−2−ブチニル、1−ブチル−3−ブテニル、2,2−ジフルオロプロピル、4−トリフルオロメチル−5,5,5−トリフルオロペンチル、4−トリフルオロメチルペンチル、5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキシルおよび3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bは、シクロプロピル、シクロブチル、オキセタン−2−イル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チアエタン−2−イル、チアエタン−3−イル、シクロペンチル、シクロペント−2−エニル、シクロペント−3−エニル、シクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、4−クロロ−3−エチルフェノキシシクロヘキシル、3−トリフルオロメトキシフェノキシシクロヘキシル、3−トリフルオロメチルシクロヘキシル、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル、3,5−ビス−トリフルオロメチルシクロヘキシル、アダマンチル、3−トリフルオロメチルアダマンチル、ノルボルニル、3−トリフルオロメチルノルボルニル、ノルボルネニル、7−オキサビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−2−イル、ビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−6−イル、シクロヘキセ−2−エニル、シクロヘキセ−3−エニル、シクロヘプチル、シクロヘプト−2−エニル、シクロヘプト−3−エニル、シクロオクチル、シクロオクト−2−エニル、シクロオクト−3−エニル、シクロオクト−4−エニル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ジオキサニル、2H−2−ピラニル、2H−3−ピラニル、2H−4−ピラニル、4H−2−ピラニル、4H−3−ピラニル、4H−4−ピラニル、2H−ピラン−2−オン−3−イル、2H−ピラン−2−オン−4−イル、2H−ピラン−2−オン−5−イル、4H−ピラン−4−オン−2−イル、4H−ピラン−4−オン−3−イル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニルおよび3−テトラヒドロチエニルからなる群より選択されてもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
、R10、R11、R12およびR13は、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、メチルエチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ブトキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−ジメチルアミノ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
Aは、共有単結合、O、C(O)、CH、CHCH、CFCH、CHCC(O)、CFCC(O)、C(O)CCH、C(O)CCF、CHC(O)、(O)CCH、CHCH、CHCHCH、CHCCH、CFCCH、CHCC(O)CH、CFCC(O)CH、CHC(O)CCH、CHC(O)CCF、CHCHC(O)およびCH(O)CCHからなる群より選択され;
は、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−5−イル、3−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イルおよび1,2,3−トリアジン−4−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
Kは、CR4a4bであり、R4aとR4bは、クロロ、フルオロおよびヒドリドからなる群より独立に選択され;
は、KがCR4a4bである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
Kは、N(H)およびCHN(H)であってもよく;
は、KがN(H)およびCHN(H)である時、Eであり、ここで、Eは、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)NH、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
は、
【0034】
【化65】
Figure 2004505014
【0035】
【化66】
Figure 2004505014
【0036】
【化67】
Figure 2004505014
からなる式の群より選択され;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、チオ、ニトロ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
は、炭素に結合する時、NR2021NR202122、ジメチルスルホニウム、メチルエチルスルホニウム、ジエチルスルホニウム、トリメチルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)(N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであってもよく、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる基の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであってもよく、前記Qは、炭素原子に直接結合され;
20、R21、R22、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−アミノエチル)アミノ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より独立に選択され;
は、窒素に結合される時、オキシ、メチル、エチル、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、アミノ、ヒドロキシルアミノ、N−メトキシアミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より選択され;
は、共有単結合、CH、CHCH、CF、CFCH、CHO、CHC(H)O、CFC(H)O、CHS、CHC(H)S、CFC(H)S、CHC(O)、CHC(H)C(O)、CFC(H)C(O)およびCFC(O)からなる群より選択されるが、ただし、Qは、炭素原子を介してEに結合される。〕
を有する。
【0037】
式Iのさらに好ましい特定の実施態様においては、化合物は、式I−MPS:
【0038】
【化68】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、チオ、ニトロ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
Bは、1−プロペニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、3−ブテニル、sec−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−ペンチル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、3−ペンチル、1−エチル−2−プロペニル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、2,2−ジフルオロプロピル、2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,1,2,2,2−ヘキサフルオロプロピル、3,3,3−トリフルオロプロプ−1−イルおよび3,3,3−トリフルオロプロプ−2−イルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bは、シクロプロピル、シクロブチル、オキセタン−2−イル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チアエタン−2−イル、チアエタン−3−イルからなる群より選択されてもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
、R10、R11、R12およびR13は、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
Aは、共有単結合、O、C(O)、CH、CHCH、CFCH、CHCC(O)、CFCC(O)、C(O)CCH、C(O)CCF、CHC(O)および(O)CCHからなる群より選択され;
は、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
Kは、CR4a4bであり、ここで、R4aとR4bは、クロロ、フルオロおよびヒドリドからなる群より独立に選択され;
は、KがCR4a4bである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
Kは、N(H)およびCHN(H)からなる群より選択され;
は、KがN(H)およびCHN(H)である時、Eであり、Eは、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)NH、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
は、
【0039】
【化69】
Figure 2004505014
【0040】
【化70】
Figure 2004505014
【0041】
【化71】
Figure 2004505014
からなる式の群より選択され;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
は、炭素に結合される時、NR2021NR202122、ジメチルスルホニウム、メチルエチルスルホニウム、ジエチルスルホニウム、トリメチルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)(N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであってもよく、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一に原子に結合される時、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであってもよく、前記Q基は、炭素原子に直接結合され;
20、R21、R22、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチル、エチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−アミノエチル)アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より独立に選択され;
は、窒素に結合される時、オキシ、メチル、エチル、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、アミノ、ヒドロキシルアミノ、N−メトキシアミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より選択され;
は、共有単結合、CH、CHCH、CF、CFCH、CHO、CHC(H)O、CFC(H)O、CHS、CHC(H)S、CFC(H)S、CHC(O)、CHC(H)C(O)、CFC(H)C(O)およびCFC(O)からなる群より選択されるが、ただし、Qは、炭素原子を介してEに結合される。〕
を有する。
【0042】
式Iで表される化合物のなおさらに好ましい特定の実施態様においては、化合物は、式I−EMPS:
【0043】
【化72】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジルおよび4−ピリジルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
Bは、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、1−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジフルオロプロピル、2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,1,2,2,2−ヘキサフルオロプロピル、3,3,3−トリフルオロプロプ−1−イルおよび3,3,3−トリフルオロプロプ−2−イルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bは、シクロプロピル、シクロブチル、オキセタン−2−イル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チアエタン−2−イル、チアエタン−3−イルからなる群より選択されてもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点からの2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
、R10、R11、R12およびR13は、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
Aは、共有単結合、O、C(O)、CH、CHC(O)および(O)CCHからなる群より選択され;
は、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
Kは、CR4a4bであり、ここで、R4aとR4bは、クロロ、フルオロおよびヒドリドからなる群より独立に選択され;
は、KがCR4a4bである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
Kは、N(H)およびCHN(H)であってもよく;
は、KがN(H)およびCHN(H)である時、Eであり、ここで、Eは、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)NH、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
は、
【0044】
【化73】
Figure 2004505014
【0045】
【化74】
Figure 2004505014
【0046】
【化75】
Figure 2004505014
からなる式の群より選択され;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アセチル、トリフルオロアセチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
は、NR2021NR202122、ジメチルスルホニウム、メチルエチルスルホニウム、ジエチルスルホニウム、トリメチルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)(N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであってもよく、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであってもよく、前記Qbが、炭素原子に直接結合され;
20、R21、R22、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチル、エチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−アミノエチル)アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より独立に選択され;
は、共有単結合、CH、CHCH、CF、CFCH、CHO、CHC(H)O、CFC(H)O、CHC(O)、CHC(H)C(O)、CFC(H)C(O)およびCFC(O)からなる群より選択されるが、ただし、Qは、炭素原子を介してEに結合される。〕
を有する。
【0047】
式Iで表される化合物の好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0048】
【化76】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、着脱可能な水素を有する窒素または前記フェニルまたはヘテロアリール環のAに結合する結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素または結合点に隣接する他の位の炭素は、R36により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR32に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR36に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR33とR35の両方に隣接する炭素は、R34により置換されていてもよく;
、R10、R11、R12、R13、R32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、アルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
32、R33、R34、R35およびR36は、独立にQであり;
Bは、ヒドリド、トリアルキルシリル、C−Cアルキル、C−Cアルキレニル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
Bは、C−C12シクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであってもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素原子および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、環炭素またはR13位に隣接する窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR12位に隣接し結合する点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR11およびR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
Aは、結合;(Wrr−(CH(R15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、(R)NC(O)、(R)NC(S)およびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、rrおよびpaからなる群の1つ以下は、同時に0である。]からなる群より選択され;
は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
15は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
Ψは、NHまたはNOHであり;
は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、シアノ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノ、アミジノ、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアミノ、チオールおよびアルキルチオからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合;(CR4142[ここで、qは、1〜3から選択される整数である。];および、(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、S(O)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択されるか;
は、(CH(R41))−W22−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、独立に0または1であり、W22は、CR41=CR42、1,2−シクロプロピル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロピラニルおよび3,4−テトラヒドロピラニルからなる群より選択され、Zは、4−ピロン環に直接結合され、W22は、R、R10、R11、R12およびR13からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
41およびR42は、アミジノ、ヒドロキシアミノ、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノおよびアルキルからなる群より独立に選択される。]であってもよく;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、着脱可能な水素を有する窒素または前記フェニルまたはヘテロアリールのZに結合する結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素または結合点に隣接する他の位の炭素は、R13により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはRに隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR10とR12の両方に隣接する炭素は、R11により置換されていてもよく;
Qは、ヒドリドであってもよいが、ただし、Zは、結合以外から選択され;
Kは、CR4a4bであり;
4aおよびR4bは、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
は、ただし、KがCR4a4bであるが、Eであり、Eは、共有単結合、C(O)NH、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、S(O)NH、N(H)SO、S(O)NHC(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
Kは、(CH(R14))−T[ここで、jは0または1であり、Tは、結合またはN(R)であってもよいが、ただし、(CH(R14))は、フェニル環に結合され;
14は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択される。]であってもよく;
は、ただし、Kが(CH(R14))−Tであるが、Eであり、Eは、CON(H)、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリール環の1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQsの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの隣接原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボアルコキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
は、NR2021、アミノアルキル、ヒドリド、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択されるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択され;
20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アミノアルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、アルキルアミノおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
は、結合;(CR3738[ここで、bは、1〜4から選択される整数である。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜3から独立に選択される整数であり、Wは、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)およびN(R14)からなる群より選択されるが、ただし、R14は、Nに直接結合される時、ハロ以外から選択され、さらにただし、(CR3738および(CH(R14))は、Eに結合され;
37およびR38は、ヒドリド、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
38は、アロイルまたはヘテロアロイルであってもよく、R38は、R16、R17、R18およびR19からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい。]からなる群より選択され;
は、YATであってもよく、YATは、Q−Qであるか;
は、Q−Qssであってもよく、Qssは、(CH(R14))−W−(CH(R15))であり、eおよびhは、独立に1または2であり、Wは、CR4a=CR4bであるが、ただし、(CH(R14))は、Eに結合されるか;
は、Q−QssssまたはQ−Qssssrであってもよく、Qssssは、(CH(R38))−Wであり、Qssssrは、(CH(R38))−Wであり、rは1または2であり、WおよびWは、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,7−イミダゾ(1,2−a)ピリジニル、3,4−イミダゾ(1,2−a)ピリジニル、3,5−イミダゾ(1,2a)ピリジニル、3,6−イミダゾ(1,2−a)ピリジニル、3,7−イミダゾ(1,2−a)ピリジニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より独立に選択され、WおよびWの結合点以外のWの環のおよびWの環の窒素員含有ヒリドおよび炭素は、各々、R、R10、R11およびR12からなる群の1つ以上で置換されていてもよいが、ただし、Qは、各Wの最も低い置換基位に結合され、さらにただし、Qは、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、さらにただし、(CH(R38))は、Eに結合される。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0049】
式Iで表される化合物のさらに好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0050】
【化77】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、ハロアルカノイル、ニトロ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
Bは、ヒドリド、トリアルキルシリル、C−Cアルキル、C−Cアルキレニル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bは、C−C12シクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであってもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接し結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11とR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
、R10、R11、R12およびR13は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アルコキシアミノ、アルカノイル、ハロアルカノイル、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルファミド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、(R)NC(O)、(R)NC(S)およびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、Wは、4−ピロン環上のN(H)に結合される。]であり;
は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
15は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
は、ヒドリド、アルキル、シアノ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノ、アミジノ、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアミノ、チオールおよびアルキルチオからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合;(CR4142[ここで、qは、1または2である。];および、(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、S(O)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択されるか;
は、(CH(R41))−W22−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、独立に0または1であり、W22は、CR41=CR42、1,2−シクロプロピル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニルおよび3,4−テトラヒドロフラニルからなる群より選択され、Zは、4−ピロン環に直接結合され、W22は、R、R10、R11、R12およびR13からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
41およびR42は、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアミノからなる群より独立に選択される。]であってもよく;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリールのZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
Qは、ヒドリドであってもよいが、ただし、Zは、結合以外であり;
Kは、CR4a4bであり;
4aおよびR4bは、ヒドリド、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
は、ただし、KがCR4a4bであるが、Eであり、Eは、共有単結合、C(O)NH、(H)NC(O)、S(O)NHおよびN(H)SOからなる群より選択されるか;
Kは、(CH(R14))−T[ここで、jは0または1であり、Tは、結合またはN(R)であるが、ただし、(CH(R14))は、フェニル環に結合され;
14は、ヒドリドまたはハロである。]であり;
は、ただし、Kが(CH(R14))−Tであるが、Eであり、Eは、CON(H)、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されてもよく;
は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリド、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択されるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択され;
20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より独立に選択され;
は、結合;(CR3738[ここで、bは、1〜4から選択される整数である。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜3から独立に選択される整数であり、Wは、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)およびN(R14)からなる群より選択されるが、ただし、R14は、Nに直接結合される時、ハロ以外から選択され、さらにただし、(CR3738および(C(R3738))ならびに、(CH(R14))は、Eに結合され;
37およびR38は、ヒドリド、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
38は、アロイルまたはヘテロアロイルであってもよく、R38は、R16、R17、R18およびR19からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい。]からなる群より選択され;
は、YATであってもよく、YATは、Q−Qであるか;
は、Q−Qssであってもよく、Qssは、(CH(R14))−W−(CH(R15))であり、eおよびhは、独立に1または2であり、Wは、CR4a=CR4bであるが、ただし、(CH(R14))は、Eに結合される。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0051】
式Iで表される化合物のなおさらに好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0052】
【化78】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、(R)NC(O)またはN(R)であり;
は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
15は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択される。]であり;
は、ヒドリド、アミノ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合;CH;CHCH;W−(CH(R42))[ここで、pは、0または1であり、Wは、O、SおよびN(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択され;
41およびR42は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の位の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルホンアミド、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、ハロ、ハロアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021またはC(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリドおよびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであり;
20、R21、R23、R24およびR25は、ヒドリド、アルキルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
は、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0053】
式Iで表される化合物のもう1つのなおさらに好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0054】
【化79】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、ヒドリド、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6原子以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、(R)NC(O)またはN(R)である。]であり;
は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
は、ヒドリド、アミノ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合、CH、CHCH、W−(CHR42[pは0または1であり、Wは、O、SおよびN(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択され;
41およびR42は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
、R11およびR13は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルホンアミド、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、ハロ、ハロアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素は、R17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R19により置換されていてもよく;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリド、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時にヒドロキシであるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時にヒドロキシであり;
20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
は、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0055】
式Iで表される化合物のなおもう1つのさらに好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0056】
【化80】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、C−CシクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであり、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR12位に隣接し結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR11およびR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルホンアミド、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、ハロ、ハロアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
33およびR34は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
33は、Qであってもよく;
Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、(R)NC(O)またはN(R)である。]であり;
は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
は、ヒドリド、アミノ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合、CH、CHCH、W−(CH(R42))[ここで、pは0または1であり、Wは、O、SおよびN(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択され;
41およびR42は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021またはC(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリドおよびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであり;
20、R21、R23、R24およびR25は、ヒドリド、アルキルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
は、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0057】
式Iで表される化合物のさらになお好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0058】
【化81】
Figure 2004505014
〔Bは、ヒドリド、トリアルキルシリル、C−Cアルキル、C−Cアルキレニル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33およびR34からなる群の1つ以上を有するAまで3個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
32、R33およびR34は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
Aは、(CH(R15))pa−N(R)[ここで、paは、0〜2から選択される整数であり、Rは、ヒドリドまたはアルキルである。]であり;
15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
は、ヒドリド、アミノ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合;または、CHであり;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルホンアミド、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、ハロ、ハロアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリド、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであり;
20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
は、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0059】
式Iで表される化合物の第5のなおさらに好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0060】
【化82】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、窒素または前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、窒素またはR32に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、窒素またはR33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、ハロアルカノイル、ニトロ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルキルアミノ、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
Bは、ヒドリド、トリアルキルシリル、C−Cアルキル、C−Cアルキレニル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
Bは、C−C12シクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであってもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR12位に隣接し結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR11およびR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
、R10、R11、R12およびR13は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アルコキシアミノ、アルカノイル、ハロアルカノイル、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルファミド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、(R)NC(O)、(R)NC(S)およびN(R)からなる群より選択される。]であり;
は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
15は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
は、ヒドリド、アミノ、アルキル、シアノ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合;(CR4142[ここで、qは、1または2である。];および、(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、S(O)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択されるか;
は、(CH(R41))−W22−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、独立に0または1であり、W22は、CR41=CR42、1,2−シクロプロピル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニルおよび3,4−テトラヒドロフラニルからなる群より選択され、Zは、4−ピロン環に直接結合され、W22は、R、R10、R11、R12およびR13からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
41およびR42は、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアミノからなる群より独立に選択される。]であり;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよいが、ただし、Qは、Zが結合である時、フェニル以外であり;
Qは、ヒドリドであってもよいが、ただし、Zは、結合以外から選択され;
Kは、CHR4aであり、R4aは、ヒドリド、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
は、結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、(R)NS(O)およびS(O)N(R)からなる群より選択され;
ATは、Q−Qであり;
は、(CR3738であり、ここで、bは、1〜4から選択される整数であり、R37は、ヒドリド、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;R38は、ヒドリド、アルキル、ハロアルキル、アロイルおよびヘテロアロイルからなる群より選択されるが、ただし、少なくとも1つのアロイルまたはヘテロアロイル置換基が存在し、さらにただし、アロイルまたはヘテロアロイルの1つ以下は、(CR3738に同時に結合され、さらになおただし、前記アロイルおよび前記ヘテロアロイルは、R16、R17、R18およびR19からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;なおさらにただし、前記アロイルおよびヘテロアロイルは、Eに直接結合されるCR3738に結合され、なおさらにただし、1つのアルキルまたは1つのハロアルキル以下は、CR3738に同時に結合され、さらにただし、前記アルキルおよびハロアルキルは、前記アロイルまたは前記ヘテロアロイルを結合する炭素以外の炭素に結合され;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリド、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択され、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択され;
20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より独立に選択される。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0061】
式Iで表される化合物の最も好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0062】
【化83】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、N(R)であり;
は、ヒドリドまたはアルキルである。]であり;
15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
は、ヒドリド、アルキル、ハロ、ハロアルキル、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合であり;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点に隣接する他の位の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アルコキシ、アルコキシアミノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロ、ハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、カルボキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素は、R17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021またはC(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQが、同時に、ヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリドおよびC(NR25)NR2324からなる群より選択され;
20、R21、R23、R24およびR25は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
は、CHである。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0063】
式Iで表される化合物のさらに最も好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0064】
【化84】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、ヒドリド、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまでの6原子以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、N(R)である。]であり;
は、ヒドリドまたはアルキルであり;
15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
は、ヒドリド、アルキル、ハロ、ハロアルキル、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合であり;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アルコキシ、アルコキシアミノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロ、ハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミド、カルボキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素は、R17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリド、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択され;
20、R21、R23、R24、R25およびR26は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
は、CHである。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0065】
式Iで表される化合物のなおさらに最も好ましい実施態様においては、前記化合物は、式:
【0066】
【化85】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、C−CシクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであり、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR12位に隣接し結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR11およびR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アルコキシ、アルコキシアミノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロ、ハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、カルボキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
33およびR34は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
33は、Qであってもよく;
Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、N(R)である。]であり;
は、ヒドリドまたはアルキルであり;
15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
は、ヒドリド、アルキル、ハロ、ハロアルキル、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合であり;
Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素は、R17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021またはC(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリドおよびC(NR25)NR2324からなる群より選択され;
20、R21、R23、R24およびR25は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
は、CHである。〕
であるか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0067】
式Iの好ましい特定の実施態様においては、化合物は、式:
【0068】
【化86】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−5−イル、3−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イル、1,2,3−トリアジン−4−イルおよび1,2,3−トリアジン−5−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素と結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素と結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、ニトロ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプポロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
Bは、ヒドリド、トリメチルシリル、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ブチニル、sec−ブチル、t−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ペンチル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、1−メチル−2−ブチニル、3−ペンチル、1−エチル−2−プロペニル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1−ヘキシル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、2−ヘキシル、1−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、3−ヘキシル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−プロピル−2−プロペニル、1−エチル−2−ブチニル、1−ヘプチル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、5−ヘプテニル、6−ヘプテニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、5−ヘプチニル、2−ヘプチル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−3−ヘキセニル、1−メチル−4−ヘキセニル、1−メチル−5−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキシニル、1−メチル−3−ヘキシニル、1−メチル−4−ヘキシニル、3−ヘプチル、1−エチル−2−ペンテニル、1−エチル−3−ペンテニル、1−エチル−4−ペンテニル、1−ブチル−2−プロペニル、1−エチル−2−ペンチニル、1−エチル−3−ペンチニル、1−オクチル、2−オクテニル、3−オクテニル、4−オクテニル、5−オクテニル、6−オクテニル、7−オクテニル、2−オクチニル、3−オクチニル、4−オクチニル、5−オクチニル、6−オクチニル、2−オクチル、1−メチル−2−ヘプテニル、1−メチル−3−ヘプテニル、1−メチル−4−ヘプテニル、1−メチル−5−ヘプテニル、1−メチル−6−ヘプテニル、1−メチル−2−ヘプチニル、1−メチル−3−ヘプチニル、1−メチル−4−ヘプテニル、1−メチル−5−ヘプテニル、1−メチル−6−ヘプテニル、1−メチル−2−ヘプテニル、1−メチル−3−ヘプチニル、1−メチル−4−ヘプチニル、1−メチル−5−ヘプチニル、3−オクチル、1−エチル−2−ヘキセニル、1−エチル−3−ヘキセニル、1−エチル−4−ヘキセニル、1−エチル−2−ヘキシニル、1−エチル−3−ヘキシニル、1−エチル−4−ヘキシニル、1−エチル−5−ヘキセニル、1−ペンチル−2−プロペニル、4−オクチル、1−プロピル−2−ペンテニル、1−プロピル−3−ペンテニル、1−プロピル−4−ペンテニル、1−ブチル−2−ブテニル、1−プロピル−2−ペンチニル、1−プロピル−3−ペンチニル、1−ブチル−2−ブチニル、1−ブチル−3−ブテニル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロプロピル、4−トリフルオロメチル−5,5,5−トリフルオロペンチル、4−トリフルオロメチルペンチル、5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキシルおよび3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
Bは、シクロプロピル、シクロブチル、オキセタン−2−イル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チアエタン−2−イル、チアエタン−3−イル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アダマンチル、ノルボルニル、3−トリフルオロメチルノルボルニル、7−オキサビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−2−イル、ビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−6−イル、シクロヘプチル、シクロオクチル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ジオキサニル、4H−2−ピラニル、4H−3−ピラニル、4H−4−ピラニル、4H−ピラン−4−オン−2−イル、4H−ピラン−4−オン−3−イル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニルおよび3−テトラヒドロチエニルからなる群より選択されてもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
、R10、R11、R12およびR13は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、カルボキシメチル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドカルボニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N−(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、シクロブトキシ、シクロヘキソキシ、シクロヘキシルメトキシ、4−トリフルオロメチルシクロヘキシルメトキシ、シクロペントキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ、3−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルアミノ、5−ブロモピリド−2−イルメチルアミノ、4−ブトキシフェナミノ、3−クロロベンジル、4−クロロフェノキシ、4−クロロ−3−エチルフェノキシ、4−クロロ−3−エチルベンジルアミノ、4−クロロ−3−エチルフェニルアミノ、3−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルスルホニル、4−クロロフェニルアミノ、4−クロロフェニルスルホニル、5−クロロピリド−3−イルオキシ、2−シアノピリド−3−イルオキシ、2,3−ジフルオロベンジルオキシ、2,4−ジフルロベンジルオキシ、3,4−ジフルオロベンジルオキシ、2,5−ジフルオロベンジルオキシ、3,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジフルオロベンジルオキシ、4−ジフルオロメトキシベンジルオキシ、2,3−ジフルオロフェノキシ、2,4−ジフルオロフェノキシ、2,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルベンジルオキシ、3,5−ジメチルベンジルオキシ、4−エトキシフェノキシ、4−エチルベンジルオキシ、3−エチルフェノキシ、4−エチルアミノフェノキシ、3−エチル−5−メチルフェノキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−2−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2−フルオロフェノキシ、4−フルオロフェノキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェノキシ、2−フルオロベンジルオキシ、4−フルオロフェニルアミノ、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、フェニルアミノ、1−フェニルエトキシ、2−フェニルエトキシ、2−フェニルエチル、2−フェニルエチルアミノ、フェニルスルホニル、3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、3−トリフルオロメトキシフェノキシ、4−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2,4−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジル、3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、2,3,4−トリフルオロフェノキシ、2,3,5−トリフルオロフェノキシ、3−ペンタフルオロエチルフェノキシ、3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェノキシおよび3−トリフルオロメチルチオフェノキシからなる群より独立に選択され;
Aは、結合、O、S、NH、N(CH)、N(OH)、C(O)、CH、CHCH、CFCH、NHC(O)、N(CH)C(O)、C(O)NH、C(O)N(CH)、CFCC(O)、C(O)CCH、C(O)CCF、CHC(O)、(O)CCH、CHCH、CHCHCH、CHCHCH、CFCHCH、CHCC(O)CH、CFCC(O)CH、CHC(O)CCH、CHC(O)CCF、CHCHC(O)およびCH(O)CCHからなる群より選択され;
Aは、CHN(CH)、CHN(CHCH)、CHCHN(CH)およびCHCHN(CHCH)からなる群より選択されてもよいが、ただし、Bは、ヒドリドであり;
は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、チオール、アミジノ、ヒドロキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、3−アミノプロピル、2−アミノプロピル、メチルアミノ、ジメチルアミノ、シアノ、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、ブチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、メトキシアミノ、エトキシアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
は、Z−Qであり;
は、結合、CH、CHCH、O、S、NH、N(CH)、CH(OH)、OCH、SCH、N(H)CH、CHO、CHS、CHN(H)、CH(NH)、CHCH(OH)、CHCHNH、CH(OH)CHおよびCH(NH)CHからなる群より選択され;
Qは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−5−イル、3−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イル、1,2,3−トリアジン−4−イルおよび1,2,3−トリアジン−5−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
Kは、CR4a4bであり、ここで、R4aおよびR4bは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、メトキシメチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロメチル、メチルチオメチルおよびヒドリドからなる群より独立に選択され;
は、結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)およびS(O)N(H)であり;
は、
【0069】
【化87】
Figure 2004505014
【0070】
【化88】
Figure 2004505014
【0071】
【化89】
Figure 2004505014
【0072】
【化90】
Figure 2004505014
【0073】
【化91】
Figure 2004505014
【0074】
【化92】
Figure 2004505014
からなる式の群より選択され;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
は、NR2021、ヒドリド、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時に、ヒドロキシ、N−メチルアミノおよびN,N−ジメチルアミノであり、R23およびR24の1つ以下は、同時に、ヒドロキシ、N−メチルアミノおよびN,N−ジメチルアミノであり;
20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、ヒドロキシ、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチルおよび2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルからなる群より独立に選択され;
は、結合、CH、CHCH、CHCH、CFCH、CHCHCH、CFCHCH、CH(CH)CH、CH=CH、CF=CH、C(CH)=CH、CH=CHCH、CF=CHCH、C(CH)=CHCH、CHCH=CH、CHCF=CH、CHC(CH)CH、CHCH=CHCH、CHCF=CHCH、CHC(CH)=CHCH、CHCH=CHCHCH、CHCF=CHCHCHおよびCHC(CH)=CHCHCHからなる群より選択される。〕
を有するか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0075】
式Iのさらに好ましい特定の実施態様においては、化合物は、式:
【0076】
【化93】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
Aは、結合、NH、N(CH)、N(OH)、CH、CHCH、CFCH、NHC(O)、N(CH)C(O)、C(O)NH、C(O)N(CH)、CHCH、CHCHCH、CHCHCHおよびCFCHCHからなる群より選択され;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、カルボキシ、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、C(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
は、C(NR25)NR2324またはヒドリドであるが、ただし、R23およびR24の1つ以下は、同時にヒドロキシであり;
23、R24およびR25は、ヒドリド、メチル、エチルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択される。〕
を有するか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0077】
式Iのもう1つのさらに好ましい特定の実施態様においては、化合物は、式:
【0078】
【化94】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、ヒドリド、エチル、2−プロピニル、2−プロペニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ブチニル、sec−ブチル、t−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ペンチル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、1−メチル−2−ブチニル、3−ペンチル、1−エチル−2−プロペニル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1−ヘキシル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、2−ヘキシニル、4−ヘキシニル、2−ヘキシル、1−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、3−ヘキシル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−プロピル−2−プロペニル、1−エチル−2−ブチニル、1−ヘプチル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、5−ヘプテニル、6−ヘプテニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、5−ヘプチニル、2−ヘプチル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−3−ヘキセニル、1−メチル−4−ヘキセニル、1−メチル−5−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキシニル、1−メチル−3−ヘキシニル、1−メチル−4−ヘキシニル、3−ヘプチル、1−エチル−2−ペンテニル、1−エチル−3−ペンテニル、1−エチル−4−ペンテニル、1−ブチル−2−プロペニル、1−エチル−2−ペンチニル、1−エチル−3−ペンチニル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロプロピル、4−トリフルオロメチル−5,5,5−トリフルオロペンチル、4−トリフルオロメチルペンチル、5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキシルおよび3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5原子以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
Aは、結合、NH、N(CH)、N(OH)、CH、CHCH、CFCH、NHC(O)、N(CH)C(O)、C(O)NH、C(O)N(CH)、CHCH、CHCHCH、CHCHCHおよびCFCHCHからなる群より選択され;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、カルボキシ、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、NR2021、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
は、NR2021、ヒドリド、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時にヒドロキシであるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時にヒドロキシであり;
20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択される。〕
を有するか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0079】
式Iのなおもう1つのさらに好ましい特定の実施態様においては、化合物は、式:
【0080】
【化95】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、シクロプロピル、シクロブチル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チアエタン−3−イル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニル、7−オキサビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−2−イル、ビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−6−イル、シクロヘプチル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ジオキサニル、4H−2−ピラニル、4H−3−ピラニル、4H−4−ピラニル、4H−ピラン−4−オン−2−イル、4H−ピラン−4−オン−3−イル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニルおよび3−テトラヒドロチエニルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
33は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2、2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より選択され;
Aは、結合、NH、N(CH)、N(OH)、CH、CHCH、CFCH、NHC(O)、N(CH)C(O)、C(O)NH、C(O)N(CH)、CHCH、CHCHCH、CHCHCHおよびCFCHCHからなる群より選択され;
16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、カルボキシ、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
16またはR19は、C(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
は、C(NR25)NR2324またはヒドリドであるが、ただし、R23およびR24の1つ以下は、同時にヒドロキシであり;
23、R24およびR25は、ヒドリド、メチル、エチルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択される。〕
を有するか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0081】
式:
【0082】
【化96】
Figure 2004505014
を有する式Iのさらに好ましい特定の実施態様の化合物またはその薬学的に許容可能な塩は、
が、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
が、Z−Qであり;
が、結合、CH、CHCH、O、S、NH、N(CH)、OCH、SCH、N(H)CHおよびN(CH)CHからなる群より選択され;
Qが、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
、R11およびR13が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
10およびR12が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、カルボキシメチル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドカルボニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N−(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、シクロブトキシ、シクロヘキソキシ、シクロヘキシルメトキシ、4−トリフルオロメチルシクロヘキシルメトキシ、シクロペントキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ、3−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルアミノ、5−ブロモピリド−2−イルメチルアミノ、4−ブトキシフェナミノ、3−クロロベンジル、4−クロロフェノキシ、4−クロロ−3−エチルフェノキシ、4−クロロ−3−エチルベンジルアミノ、4−クロロ−3−エチルフェニルアミノ、3−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルスルホニル、4−クロロフェニルアミノ、4−クロロフェニルスルホニル、5−クロロピリド−3−イルオキシ、2−シアノピリド−3−イルオキシ、2,3−ジフルオロベンジルオキシ、2,4−ジフルロベンジルオキシ、3,4−ジフルオロベンジルオキシ、2,5−ジフルオロベンジルオキシ、3,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジフルオロベンジルオキシ、4−ジフルオロメトキシベンジルオキシ、2,3−ジフルオロフェノキシ、2,4−ジフルオロフェノキシ、2,5−ジフルオロフェノキシ、,5−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルベンジルオキシ、3,5−ジメチルベンジルオキシ、4−エトキシフェノキシ、4−エチルベンジルオキシ、3−エチルフェノキシ、4−エチルアミノフェノキシ、3−エチル−5−メチルフェノキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−2−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2−フルオロフェノキシ、4−フルオロフェノキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェノキシ、2−フルオロベンジルオキシ、4−フルオロフェニルアミノ、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、フェニルアミノ、1−フェニルエトキシ、2−フェニルエトキシ、2−フェニルエチル、2−フェニルエチルアミノ、フェニルスルホニル、3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、3−トリフルオロメトキシフェノキシ、4−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2,4−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジル、3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、2,3,4−トリフルオロフェノキシ、2,3,5−トリフルオロフェノキシ、3−ペンタフルオロエチルフェノキシ、3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェノキシおよび3−トリフルオロメチルチオフェノキシからなる群より独立に選択され;
が、
【0083】
【化97】
Figure 2004505014
【0084】
【化98】
Figure 2004505014
【0085】
【化99】
Figure 2004505014
【0086】
【化100】
Figure 2004505014
【0087】
【化101】
Figure 2004505014
【0088】
【化102】
Figure 2004505014
からなる式の群より選択され;
が、結合、CHおよびCHCHから選択される;
共通の構造単位を有する。
【0089】
式Iの最も好ましい特定の実施態様においては、化合物は、式:
【0090】
【化103】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリルおよび5−イソオキサゾリルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、アミドカルボニル、カルボキシ、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
Aは、結合、NH、N(CH)、CH、CHCHおよびCHCHからなる群より選択され;
は、NR2021またはC(NR25)NR2324であり;
20、R21、R23、R24およびR25は、ヒドリド、メチルおよびエチルからなる群より独立に選択される。〕
を有するか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0091】
式Iのもう1つの最も好ましい特定の実施態様においては、化合物は、式:
【0092】
【化104】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、ヒドリド、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、2−ブチニル、sec−ブチル、t−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、1−ヘキシル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、2−ヘキシル、1−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、3−ヘキシル、1−エチル−2−ブテニル、1−ヘプチル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、5−ヘプテニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、5−ヘプチニル、2−ヘプチル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−3−ヘキセニル、1−メチル−4−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキシニル、1−メチル−3−ヘキシニル、1−メチル−4−ヘキシニル、3−ヘプチル、1−エチル−2−ペンテニル、1−エチル−3−ペンテニル、1−エチル−2−ペンチニル、1−エチル−3−ペンチニル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロプロピル、4−トリフルオロメチル−5,5,5−トリフルオロペンチル、4−トリフルオロメチルペンチル、5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキシルおよび3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5原子以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、アミドカルボニル、カルボキシ、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
Aは、結合、NH、N(CH)、CH、CHCHおよびCHCHからなる群より選択されるか;
Aは、CHN(CH)、CHN(CHCH)、CHCHN(CH)およびCHCHN(CHCH)からなる群より選択されてもよいが、ただし、Bは、ヒドリドであり;
は、NR2021、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択され;
20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチルおよびエチルからなる群より独立に選択される。〕
を有するか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0093】
式Iのなおもう1つの最も好ましい特定の実施態様においては、化合物は、式:
【0094】
【化105】
Figure 2004505014
〔式中、Bは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、オキサラン−2−イル、2−(2R)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプチル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、ビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−6−イル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ジオキサニル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニルおよび3−テトラヒドロチエニルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
33は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、アミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より選択され;
Aは、結合、NH、N(CH)、CH、CHCH、CHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
は、NR2021またはC(NR25)NR2324であり;
20、R21、R23、R24およびR25は、ヒドリド、メチルおよびエチルからなる群より独立に選択される。〕
を有するか;または、その薬学的に許容可能な塩である。
【0095】
式Iの最も好ましい特定の実施態様の化合物においては、式:
【0096】
【化106】
Figure 2004505014
有する前記化合物またはその薬学的に許容可能な塩は、
が、ヒドリド、アミノメチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
が、フェニル、2−チエニル、2−フリル、2−ピロリル、2−イミダゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、2−ピリジルおよび3−ピリジルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環の4−ピロン環への結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
、R11およびR13が、ヒドリド、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、メチルチオトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
10およびR12が、ヒドリド、アミジノ、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドカルボニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N−(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、カルボキシ、カルボキシメチル、アミノ、アセトアミド、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、メタンスルホンアミド、メトキシカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモおよびシアノからなる群より独立に選択され;
が、
【0097】
【化107】
Figure 2004505014
【0098】
【化108】
Figure 2004505014
【0099】
【化109】
Figure 2004505014
からなる式の群より選択され;
16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、メチル、エチル、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、フルオロ、クロロ、ヒドロキシメチル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
が、CHである;
共通の構造単位を有する。
【0100】
本発明の化合物は、冠状動脈および脳血管疾患を含め、多種多様な血栓状態を治療および予防するための抗凝血治療において使用することができる。本発明の化合物は、凝血カスケードおよび因子II、VII、VIII、IX、X、XIまたはXIIに関連するセリンプロテーゼを阻害するために使用することができる。本発明の化合物は、哺乳動物における、血液中における、血液生成物におけるおよび哺乳動物器官における、血小板凝集の形成を抑制し、フィブリンの形成を抑制し、血栓の形成を抑制し、塞栓の形成を抑制することができる。本化合物は、また、哺乳動物における、不安定なアンギナ、難治性のアンギナ、心筋梗塞、一過性の虚血発作、心房細動、血栓性発作、塞栓性発作、心原性静脈血栓症、伝播性血管内凝血、フィブリンの眼蓄積および再疎通血管の再閉塞または再狭窄を治療または予防するために使用することができる。本化合物は、また、このような疾患を発現する危険性のある患者の予防処置においても使用することができる。本化合物は、アテローム硬化症の危険性を低下させるために使用することができる。式(I)で表される化合物は、また、脳血管偶発症候(cerebral vascular accident)(CVA)または発作の予防において有用であろう。
【0101】
ヒトの処置に有用である以外に、これら化合物は、また、哺乳動物、げっ歯類等を含め、ペット動物、外来動物および家畜の獣医学的処置のためにも有用である。さらに好ましい動物としては、馬、犬および猫が挙げられる。
【0102】
化合物の説明における一般的な用語の使用は、明らかにするために、本明細書で定義する。
標準的な単一文字元素記号は、特に断わらない限り、特定のタイプの原子を表すために使用する。記号“C”は、炭素原子を表す。記号“O”は、酸素原子を表す。記号“N”は、窒素原子を表す。記号“P”は、リン原子を表す。記号“S”は、硫黄原子を表す。記号“H”は、水素原子を表す。2文字の元素記号は、周期律表の元素について定義されている通りに使用する(すなわち、Clは、塩素を表し、Seは、セレンを表す等。)。
【0103】
本明細書で使用する用語“アルキル”は、単独またはその他の用語、例えば、“ハロアルキル”および“アルキルチオ”内で、1〜約10個、好ましくは、3〜8個の炭素原子、さらに好ましくは、3〜約6個の炭素原子を含有する非環式アルキル基を意味する。前記アルキル基は、以下に定義するような基で置換されていてもよい。このような基の例としては、メチル、エチル、クロロエチル、ヒドロキシエチル、n−プロピル、オキソプロピル、イソプロピル、n−ブチル、シアノブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、アミノペンチル、iso−アミル、ヘキシル、オクチル等が挙げられる。
【0104】
“アルケニル”という用語は、それが少なくとも1つの二重結合を含有する限りにおいて、不飽和非環式炭化水素基を称す。このようなアルケニル基は、約2〜約10個の炭素原子、好ましくは、約3〜約8個の炭素原子、さらに好ましくは、3〜約6個の炭素原子を含有する。前記アルケニル基は、以下に定義する基で置換されていてもよい。適したアルケニル基の例としては、プロペニル、2−クロロプロペニル、ブテン−1−イル、イソブテニル、ペンテン−1−イル、2−2−メチルブテン−1−イル、3−メチルブテン−1−イル、ヘキセン−1−イル、3−ヒドロキシヘキセン−1−イル、ヘプテン−1−イルおよびオクテン−1−イル等が挙げられる。
【0105】
“アルキニル”という用語は、それが1つ以上の3重結合を含有する限り、不飽和非環式炭化水素基を称し、このような基は、約2〜約10個の炭素原子を含有し、好ましくは、約3〜約8個の炭素原子、さらに好ましくは、3〜約6個の炭素原子を有する。前記アルキニル基は、以下に定義する基で置換されていてもよい。適したアルキニル基の例としては、エチニル、プロピニル、ヒドロキシプロピニル、ブチン−1−イル、ブチン−2−イル、ペンチン−1−イル、ペンチン−2−イル、4−メトキシペンチン−2−イル、3−メチルブチン−1−イル、ヘキシン−1−イル、ヘキシン−2−イル、ヘキシン−3−イル、3,3−ジメチルブチン−1−イル基等が挙げられる。
【0106】
用語“ヒドリド”は、1個の水素原子(H)を表す。このヒドリド基は、例えば、“ヒドロキシル”基を形成するために1つの酸素原子に結合してもよく、1つのヒドリド基は、“メチン”基−CH=を形成するために1つの炭素原子に結合してもよいか、または、2つのヒドリド基は、“メチレン”(−CH−)基を形成するために1つの炭素原子に結合してもよい。
【0107】
“炭素”基という用語は、いずれの共有結合をも有せず、4つの共有結合を形成することのできる炭素原子を表す。
“シアノ”基という用語は、窒素原子によって共有される4つの共有結合のうちの3つを有する炭素基を表す。
【0108】
“ヒドロキシアルキル”という用語は、いずれか1つ以上のアルキル炭素原子が上記定義したヒドロキシルで置換されている基を包含する。モノヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキルおよびポリヒドロキシルアルキル基が特に包含される。
【0109】
“アルカノイル”という用語は、1つ以上の末端アルキル炭素原子が以下に定義するように1つ以上のカルボニル基で置換されている基を包含する。モノカルボニルアルキルおよびジカルボニルアルキル基が特に包含される。モノカルボニルアルキル基の例としては、ホルミル、アセチルおよびペンタノイルが挙げられる。カルボニルアルキル基の例としては、オキサリル、マロニルおよびスクシニルが挙げられる。
【0110】
“アルキレン”基という用語は、1〜約10個の炭素原子を有し、かつ、2つ以上の共有結合のための結合点を有する直鎖または分岐された基を表す。このような基の例としては、メチレン、エチレン、メチルエチレンおよびイソプロピリデンがある。
【0111】
“アルケニレン”基という用語は、2〜約10個の炭素原子、少なくとも1つの二重結合を有し、かつ、2つ以上の共有結合のための結合点を有する直鎖または分岐された基を表す。このような基の例としては、1,1−ビニリデン(CH=C)、1,2−ビニリデン(−CH=CH−)および1,4−ブタジエニル(−CH=CH−CH=CH−)がある。
【0112】
“ハロ”という用語は、ハロゲン、例えば、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子を意味する。
“ハロアルキル”という用語は、いずれか1つ以上のアルキル炭素原子が上記定義したハロで置換されている基を包含する。モノハロアルキル、ジハロアルキルおよびポリハロアルキル基が特に包含される。モノハロアルキル基は、1つの例として、基内に、ブロモ、クロロまたはフルオロ原子を有してもよい。ジハロ基は、2つ以上の同一のハロ原子または異なるハロ基の組合せを有し、ポリハロアルキル基は、2つより多い同一のハロ原子または異なるハロ基の組合せを有してもよい。さらに好ましいハロアルキル基は、1〜約6個の炭素原子を有する“ハロアルキル”基である。このようなハロアルキル基の例としては、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチルおよびジクロロプロピルが挙げられる。
【0113】
“ヒドロキシハロアルキル”という用語は、いずれか1つ以上のハロアルキル炭素が上記定義したヒドロキシで置換されている基を包含する。“ヒドロキシハロアルキル”基の例としては、ヘキサフルオロヒドロキシプロピルが挙げられる。
【0114】
“ハロアルキレン基”という用語は、いずれか1つ以上のアルキレン炭素原子が上記定義したハロで置換されているアルキレン基を表す。ジハロアルキレン基は、2つ以上の同一のハロ原子または異なるハロ基の組合せを有してもよく、ポリハロアルキレン基は、2つより多い同一のハロ原子または異なるハロ基の組合せを有してもよい。さらに好ましいハロアルキレン基は、1〜約6個の炭素原子を有する“ハロアルキレン”基である。“ハロアルキレン”基の例としては、ジフルオロメチレン;テトラフルオロエチレン;テトラクロロエチレン;アルキル置換されたモノフルオロメチレン;および、アリール置換されたトリフルオロメチレンが挙げられる。
【0115】
“ハロアルケニル”という用語は、いずれか1つ以上のアルケニル炭素原子が上記定義したハロで置換されている1〜約10個の炭素原子を有し、かつ、1つ以上の二重結合を有する直鎖または分岐された基を表す。ジハロアルケニル基は、2つ以上の同一のハロ原子または異なるハロ基の組合せを有してもよく、ポリハロアルケニル基は、2つより多い同一のハロ原子または異なるハロ基の組合せを有してもよい。
【0116】
“アルコキシ”および“アルコキシアルキル”という用語は、各々、1〜約10個の炭素原子のアルキル部分、例えば、メトキシ基を有する直鎖または分岐されたオキシ含有基を包含する。“アルコキシアルキル”という用語は、また、すなわち、モノアルコキシアルキルおよびジアルコキシアルキル基を形成するために、アルキル基に結合された1つ以上のアルコキシ基を有するアルキル基を包含する。さらに好ましいアルコキシ基は、1〜6個の炭素原子を有する“アルコキシ”基である。このような基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、イソプロポキシおよびt−ブトキシアルキル類が挙げられる。“アルコキシ”基は、さらに、1つ以上のハロ原子、例えば、フルオロ、クロロまたはブロモで置換され、“ハロアルコキシ”および“ハロアルコキシアルキル”基を与えてもよい。このようなハロアルコキシ基の例としては、フルオロメトキシ、クロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ、フルオロエトキシ、テトラフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシおよびフルオロプロポキシが挙げられる。このようなハロアルキル基の例としては、フルオロメトキシメチル、クロロメトキシエチル、トリフルオロメトキシメチル、ジフルオロメトキシエチルおよびトリフルオロエトキシメチルが挙げられる。
【0117】
“アルケニルオキシ”および“アルケニルオキシアルキル”という用語は、各々、2〜約10個の炭素原子のアルケニル部分を有する直鎖または分岐されたオキシ含有基、例えば、エテニルオキシまたはプロペニルオキシ基を包含する。“アルケニルオキシアルキル”という用語は、また、すなわち、モノアルケニルオキシアルキルおよびジアルケニルオキシアルキル基を形成するために、アルキル基に結合された1つ以上のアルケニルオキシ基を有するアルケニル基を包含する。さらに好ましいアルケニルオキシ基は、2〜6個の炭素原子を有する“アルケニルオキシ”基である。このような基の例としては、エテニルオキシ、プロペニルオキシ、ブテニルオキシおよびイソプロペニルオキシアルキル類が挙げられる。“アルケニルオキシ”基は、さらに、1つ以上のハロ原子、例えば、フルオロ、クロロまたはブロモで置換され、“ハロアルケニルオキシ”基を与えてもよい。このような基の例としては、トリフルオロエテニルオキシ、フルオロエテニルオキシ、ジフルオロエテニルオキシおよびフルオロプロペニルオキシが挙げられる。
【0118】
“ハロアルコキシアルキル”という用語は、また、すなわち、モノハロアルコキシアルキルおよびジハロアルコキシアルキル基を形成するために、アルキル基に結合された1つ以上のハロアルコキシ基を有するアルキル基を包含する。“ハロアルケニルオキシ”という用語は、また、すなわち、モノハロアルケニルオキシおよびジハロアルケニルオキシ基を形成するために、酸素基に結合された1つ以上のハロアルケニルオキシ基を有する酸素基を包含する。“ハロアルケニルオキシアルキル”という用語は、また、すなわち、モノハロアルケニルオキシアルキルおよびジハロアルケニルオキシアルキル基を形成するために、アルキル基に結合された1つ以上のハロアルケニルオキシ基を有するアルキル基を包含する。
【0119】
“アルキレンジオキシ”基という用語は、1つのアルキレン基に結合された少なくとも2つの酸素を有するアルキレン基を表す。“アルキレンジオキシ”基の例としては、メチレンジオキシ;エチレンジオキシ;アルキル置換されたメチレンジオキシ;および、アリール置換されたメチレンジオキシが挙げられる。“ハロアルキレンジオキシ”基という用語は、1つのハロアルキル基に結合された少なくとも2つのオキシ基を有するハロアルキレンを表す。“ハロアルキレンジオキシ”基の例としては、ジフルオロメチレンジオキシ;テトラフルオロエチレンジオキシ;テトラクロロエチレンジオキシ;アルキル置換されたモノフルオロメチレンジオキシ;および、アリール置換されたモノフルオロメチレンジオキシが挙げられる。
【0120】
“アリール”という用語は、単独または組合せにおいて、1つ、2つまたは3つの環を含有する炭素環式芳香族系を意味し、このような環は、一緒に側鎖に結合されていてもよく、縮合していてもよい。“縮合した”という用語は、第1の環と共通に(すなわち、共有して)2つの隣接原子を有することにより第2の環が存在する(すなわち、結合または形成されている)ことを意味する。“縮合された(fused)”という用語は、“縮合された(condensed)”という用語と等価である。“アリール”という用語は、芳香族基、例えば、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダンおよびビフェニルを包含する。
【0121】
“パーハロアリール”という用語は、芳香族基、例えば、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダンおよびビフェニルを包含し、アリール基は、以下に定義するように、3つ以上のハロ基で置換されている。
【0122】
“ヘテロサイクリル”という用語は、4〜15環員を有する飽和されるかまたは一部飽和されたヘテロ原子含有環形の基を包含し、本明細書では、“C−C15ヘテロサイクリル”と称し、炭素、窒素、硫黄および酸素から選択され、少なくとも1つの環原子は、ヘテロ原子である。ヘテロサイクリル基は、1つ、2つまたは3つの環を含有してもよく、このような環は、側鎖に結合されていてもよく、または、縮合されていてもよい。飽和されたヘテロサイクル基の例としては、1〜4個の窒素原子を含有する飽和された3〜6員ヘテロ単環式基〔例えば、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニル等〕;1〜2個の酸素原子と1〜3個の窒素原子を含有する飽和された3〜6員ヘテロ単環式基〔例えば、モルホリニル等〕;1〜2個の硫黄原子と1〜3個の窒素原子とを含有する飽和された3〜6員のヘテロ単環式基〔例えば、チアゾリジニル等〕が挙げられる。一部飽和されたヘテロサイクルの例としては、ジヒドロチオフェン、ジヒドロピラン、ジヒドロフランおよびジヒドロチアゾールが挙げられる。ヘテロサイクリル基の例としては、2−ピロリニル、3−ピロリニル、ピロリンジニル、1,3−ジオキソラニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ピペリジニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、1,4−ジチアニル、チオモルホリニル等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。前記“ヘテロサイクリル”基は、本明細書で定義するように置換されていてもよい。好ましいヘテロサイクリル基としては、5〜12員縮合または未縮合基が挙げられる。
【0123】
“ヘテロアリール”という用語は、炭素、窒素、硫黄および酸素から選択される4〜15環員を有する完全に不飽和なヘテロ原子含有環形の芳香族基を包含し、少なくとも1つの環原子が、ヘテロ原子である。ヘテロアリール基は、1つ、2つまたは3つの環を含有してもよく、このような環は、側鎖に結合されていてもよく、縮合されていてもよい。“ヘテロアリール”基の例としては、1〜4個の窒素原子を含有する5〜6隣接員の不飽和ヘテロ単環式基、例えば、ピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル〔例えば、4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリル等〕;テトラゾリル〔例えば、1H−テトラゾリル、2H−テトラゾリル等〕等;1〜5個の窒素原子を含有する不飽和縮合ヘテロ環式基、例えば、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル、ベンズトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル〔例えば、テトラゾロ〔1,5−b〕ピリダジニル等〕等;1個の酸素原子を含有する不飽和3〜6員ヘテロ単環式基、例えば、ピラニル、2−フリル、3−フリル等;1個の硫黄原子を含有する不飽和5〜6員ヘテロ単環式基、例えば、2−チエニル、3−チエニル等;1〜2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和5〜6員ヘテロ単環式基、例えば、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル〔例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル等〕等;1〜2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和縮合ヘテロサイクリル基〔例えば、ベンズオキサゾリル、ベンズオキサジアゾリル等〕;1〜2個の硫黄原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和5〜6員ヘテロ単環式基、例えば、チアゾリル、チアジアゾリル〔例えば、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル等〕等;1〜2個の硫黄原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和縮合ヘテロサイクリル基〔例えば、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾチアジアゾリル等〕等が挙げられる。この用語は、また、ヘテロサイクリル基がアリール基と縮合した基をも包含する。このような縮合された2環式基の例としては、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン等が挙げられる。前記“ヘテロアリール”基は、本明細書で定義するように置換されていてもよい。好ましいヘテロアリール基としては、5および6員未縮合基が挙げられる。ヘテロアリール基の例としては、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−5−イル、3−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イル、1,2,3−トリアジン−4−イルおよび1,2,3−トリアジン−5−イル等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0124】
“スルホニル”という用語は、単独に使用される場合にもアルキルスルホニルのような他の用語と結合して使用される場合にも、それぞれ、2価の基−SO−を表す。“アルキルスルホニル”は、スルホニル基に結合されたアルキル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。“アルキルスルホニルアルキル”は、アルキル基に結合されたアルキルスルホニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。“ハロアルキルスルホニル”は、スルホニル基に結合されたハロアルキル基を包含し、ここで、ハロアルキルは、上記のように定義される。“ハロアルキルスルホニルアルキル”は、アルキル基に結合されたハロアルキルスルホニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。
【0125】
“アミドスルホニル”という用語は、スルホニル基の2つの非共有結合の1つに結合された、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノシクロアルキルアミノ、アルキルシクロアルキルアミノ、ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、窒素含有ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアミノ、N−アルキル−N−ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロアリールアミノおよびヘテロアラルキルアミノ基を包含する。
【0126】
“スルフィニル”という用語は、単独に使用される場合にもアルキルスルフィニルのように他の用語と結合される場合にも、それぞれ、2価の基−SO−を表す。“アルキルスルフィニル”は、スルフィニル基に結合されたアルキル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。“アルキルスルフィニルアルキル”は、アルキル基に結合されたアルキルスルフィニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。“ハロアルキルスルフィニル”は、スルフィニル基に結合されたハロアルキル基を包含し、ここで、ハロアルキルは、上記のように定義される。“ハロアルキルスルフィニルアルキル”は、アルキル基に結合されたハロアルキルスルフィニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。
【0127】
“アラルキル”という用語は、アリール置換されたアルキル基を包含する。好ましいアラルキル基は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基に結合されたアリール基を有する“アラルキル”基である。このような基の例としては、ベンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、フェニルエチルおよびジフェニルエチルが挙げられる。ベンジルという用語とフェニルメチルという用語は、互換性を有する。
【0128】
“ヘテロアラルキル”という用語は、ヘテロアリール置換されたアルキル基を包含し、ヘテロアラルキル基は、アラルキル基について上記定義したように、さらに、3つ以上の置換基で置換されていてもよい。“パーハロアラルキル”という用語は、アリール置換されたアルキル基を包含し、アラルキル基は、上記定義したように、3つ以上のハロ基で置換されている。
【0129】
“アラルキルスルフィニル”という用語は、スルフィニル基に結合されたアラルキル基を包含し、ここで、アラルキルは、上記のように定義される。“アラルキルスルフィニルアルキル”は、アルキル基に結合されたアラルキルスルフィニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。
【0130】
“アラルキルスルホニル”という用語は、スルホニル基に結合されたアラルキル基を包含し、ここで、アラルキルは、上記のように定義される。“アラルキルスルホニルアルキル”は、アルキル基に結合されたアラルキルスルホニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。
【0131】
“シクロアルキル”という用語は、3〜15個の炭素原子を有する基を包含する。さらに好ましいシクロアルキル基は、3〜7個の炭素原子を有する“シクロアルキル”基である。例としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルのような基が挙げられる。シクロアルキルという用語は、7〜15個の炭素原子を有し、かつ、2〜4つの環を有する基を包含する。例としては、例えば、ノルボルニル(すなわち、ビシクロ〔2.2.1〕ヘプチル)およびアダマンチルのような基が挙げられる。“シクロアルキルアルキル”という用語は、シクロアルキル置換されたアルキル基を包含する。好ましいシクロアルキルアルキル基は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基に結合されたシクロアルキル基を有する“シクロアルキルアルキル”基である。このような基の例としては、シクロヘキシルヘキシルが挙げられる。“シクロアルケニル”という用語は、3〜10個の炭素原子と1つ以上の炭素−炭素二重結合を有する基を包含する。好ましいシクロアルケニル基は、3〜7個の炭素原子を有する“シクロアルケニル”基である。例としては、例えば、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニルおよびシクロヘプテニルのような基が挙げられる。“ハロシクロアルキル”という用語は、いずれか1つ以上のシクロアルキル炭素原子が上記したハロで置換されている基を包含する。モノハロシクロアルキル、ジハロシクロアルキルおよびポリハロシクロアルキル基が特に包含される。モノハロシクロアルキル基は、1つの例として、基内にブロモ、クロロまたはフルオロのいずれかを有してもよい。ジハロ基は、2つ以上の同一のハロ原子または異なるハロ基の組合せを有してもよく、ポリハロシクロアルキル基は、2つよりも多い同一のハロ原子または異なるハロ基の組合せを有してもよい。さらに好ましいハロシクロアルキル基は、3〜約8個の炭素原子を有する“ハロシクロアルキル”基である。このようなハロシクロアルキル基の例としては、フルオロシクロプロピル、ジフルオロシクロブチル、トリフルオロシクロペンチル、テトラフルオロシクロヘキシルおよびジクロシクロプロピルが挙げられる。“ハロシクロアルケニル”という用語は、いずれか1つ以上のシクロアルケニル炭素原子が上記定義したハロで置換されている基を包含する。モノハロシクロアルケニル、ジハロシクロアルケニルおよびポリハロシクロアルケニル基が特に包含される。
【0132】
“シクロアルコキシ”という用語は、オキシ基に結合されたシクロアルキル基を包含する。このような基の例としては、シクロヘキソキシおよびシクロペントキシが挙げられる。“シクロアルコキシアルキル”という用語は、また、すなわち、モノシクロアルコキシアルキルおよびジシクロアルコキシアルキル基を形成するために、アルキル基に結合された1つ以上のシクロアルコキシ基を有するアルキル基を包含する。このような基の例としては、シクロヘキソキシエチルが挙げられる。“シクロアルコキシ”基は、さらに、1つ以上のハロ原子、例えば、フルオロ、クロロまたはブロモで置換されていてもよく、“ハロシクロアルコキシ”および“ハロシクロアルコキシアルキル”基を与える。
【0133】
“シクロアルキルアルコキシ”という用語は、アルコキシ基に結合されたシクロアルキル基を包含する。このような基の例としては、シクロヘキシルメトキシおよびシクロペンチルメトキシが挙げられる。
【0134】
“シクロアルケニルオキシ”という用語は、オキシ基に結合されたシクロアルケニル基を包含する。このような基の例としては、シクロヘキセニルオキシおよびシクロペンテニルオキシが挙げられる。“シクロアルケニルオキシアルキル”という用語は、また、すなわち、モノシクロアルケニルオキシアルキルおよびジシクロアルケニルオキシアルキル基を形成するために、アルキル基に結合された1つ以上のシクロアルケニルオキシを有するアルキル基を包含する。このような基の例としては、シクロヘキセニルオキシエチルが挙げられる。“シクロアルケニルオキシ”基は、さらに、1つ以上のハロ原子、例えば、フルオロ、クロロまたはブロモで置換されていてもよく、“ハロシクロアルケニルオキシ”および“ハロシクロアルケニルオキシアルキル”基を与える。
【0135】
“シクロアルキレンジオキシ”基という用語は、1つのシクロアルキレン基に結合された少なくとも2つの酸素を有するシクロアルキニレン基を表す。“アルキレンジオキシ”基の例としては、1,2−ジオキシシクロヘキシレンが挙げられる。
【0136】
“シクロアルキルスルフィニル”という用語は、スルフィニル基に結合されたシクロアルキル基を包含し、ここで、シクロアルキルは、上記のように定義される。“シクロアルキルスルフィニルアルキル”は、アルキル基に結合されたシクロアルキルスルフィニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。“シクロアルキルスルホニル”という用語は、スルホニル基に結合されたシクロアルキル基を包含し、ここで、シクロアルキルは、上記のように定義される。“シクロアルキルスルホニルアルキル”は、アルキル基に結合されたシクロアルキルスルホニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。
【0137】
“シクロアルキルアルカノイル”という用語は、1つ以上のシクロアルキル炭素原子が以下に定義するように1つ以上のカルボニル基で置換されている基を包含する。モノカルボニルシクロアルキルおよびジカルボニルシクロアルキル基が特に包含される。モノカルボニルシクロアルキル基の例としては、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘキシルアセチルおよびシクロペンチルカルボニルが挙げられる。ジカルボニルシクロアルキル基の例としては、1,2−ジカルボニルシクロヘキサンが挙げられる。
【0138】
“アルキルチオ”という用語は、2価の硫黄原子に結合された1〜10個の炭素原子を有する直鎖または分岐されたアルキル基を含有する基を包含する。さらに好ましいアルキルチオ基は、1〜6個の炭素原子を有する“アルキルチオ”基である。“アルキルチオ”の例は、メチルチオ(CH−S−)である。“アルキルチオ”基は、さらに、1つ以上のハロ原子、例えば、フルオロ、クロロまたはブロモで置換され、“ハロアルキルチオ”基を与えてもよい。このような基の例としては、フルオロメチルチオ、クロロメチルチオ、トリフルオロメチルチオジフルオロメチルチオ、トリフルオロエチルチオ、フルオロエチルチオ、テトラフルオロエチルチオ、ペンタフルオロエチルチオおよびフルオロプロピルチオが挙げられる。
【0139】
“アルキルアリールアミノ”という用語は、ともにアミノ基に結合された、1〜10個の炭素原子を有する直鎖または分岐されたアルキル基と1つのアリール基とを含有する基を包含する。例としては、N−メチル−4−メトキシアニリン、N−エチル−4−メトキシアニリンおよびN−メチル−4−トリフルオロメトキシアニリンが挙げられる。
【0140】
アルキルアミノという用語は、アミノ基に結合された、それぞれ、1つまたは2つのアルキル基を含有する“モノアルキルアミノ”および“ジアルキルアミノ”を表す。アルキルアミノの1つまたは2つのアルキル基は、アルキルが2つ以上の炭素を含む限り、ヒドロキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミジノ、グアニジノ、チオールおよびアルコキシからなる群より選択される水素結合置換基で置換されていてもよい。
【0141】
アリールアミノという用語は、アミノ基に結合された、それぞれ、1つまたは2つのアリール基を含有する“モノアリールアミノ”および“ジアリールアミノ”を表す。このような基の例としては、N−フェニルアミノおよびN−ナフチルアミノが挙げられる。
【0142】
“アラルキルアミノ”という用語は、アミノ基に結合されたアラルキル基を包含し、ここで、アラルキルは、上記のように定義される。アラルキルアミノという用語は、アミノ基に結合された、それぞれ、1つまたは2つのアラルキル基を含有する“モノアラルキルアミノ”および“ジアラルキルアミノ”を表す。アラルキルアミノという用語は、さらに、アミノ基に結合された1つのアラルキル基と1つのアルキル基とを含有する“モノアラルキルモノアルキルアミノ”を表す。
【0143】
“アリールスルフィニル”という用語は、2価のS(O)原子に結合された、上記のように定義されるアリール基を含有する基を包含する。“アリールスルフィニルアルキル”という用語は、1〜10個の炭素原子を有する直鎖または分岐されたアルキル基に結合されたアリールスルフィニル基を表す。
【0144】
“アリールスルホニル”という用語は、スルホニル基に結合されたアリール基を包含し、ここで、アリールは、上記のように定義される。“アリールスルホニルアルキル”は、アルキル基に結合されたアリールスルホニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。“ヘテロアリールスルフィニル”という用語は、2価のS(O)原子に結合された、上記のように定義されるヘテロアリール基を含有する基を包含する。“ヘテロアリールスルフィニルアルキル”という用語は、1〜10個の炭素原子を有する直鎖または分岐されたアルキル基に結合されたヘテロアリールスルフィニル基を表す。“ヘテロアリールスルホニル”という用語は、スルホニル基に結合されたヘテロアリール基を包含し、ここで、ヘテロアリールは、上記のように定義される。“ヘテロアリールスルホニルアルキル”は、アルキル基に結合されたヘテロアリールスルホニル基を包含し、ここで、アルキルは、上記のように定義される。
【0145】
“アリールオキシ”という用語は、酸素原子に結合された、上記のようなアリール基を包含する。このような基の例としては、フェノキシ、4−クロロ−3−エチルフェノキシ、4−クロロ−3−メチルフェノキシ、3−クロロ−4−エチルフェノキシ、3,4−ジクロロフェノキシ、4−メチルフェノキシ、3−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−トリフルオロメチルフェノキシ、4−フルオロフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、5−ブロモ−2−フルオロフェノキシ、4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ、4−フルオロ−3−メチルフェノキシ、5,6,7,8−テトラヒドロナフチルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、3−シクロプロピルフェノキシ、3−エチルフェノキシ、3−ペンタフルオロエチルフェノキシ、3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−フェノキシおよび4−t−ブチルフェノキシが挙げられる。
【0146】
“アロイル”という用語は、上記定義したようなカルボニル基に結合された、上記定義したアリール基を包含する。このような基の例としては、ベンゾイルおよびトルオイルが挙げられる。
【0147】
“アラルカノイル”という用語は、上記定義したようなカルボニル基に結合された、本明細書で定義する、アラルキル基を包含する。このような基の例としては、例えば、フェニルアセチルが挙げられる。
【0148】
“アラルコキシ”という用語は、酸素原子を介して他の基に結合されたオキシ含有アラルキル基を包含する。さらに好ましいアラルコキシ基は、上記定義したようなアルコキシ基に結合されたフェニル基を有する“アラルコキシ”基である。このような基の例としては、ベンジルオキシ、1−フェニルエトキシ、3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3,5−ジフルオロベンジルオキシ、3−ブロモベンジルオキシ、4−プロピルベンジルオキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシおよび2−フェニルエトキシが挙げられる。
【0149】
“アリールオキシアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したアリールオキシ基を包含する。このような基の例としては、フェノキシメチルが挙げられる。
【0150】
“ハロアリールオキシアルキル”という用語は、上記定義したアリールオキシアルキル基を包含し、1〜5のハロ基がアリールオキシ基に結合される。
“ヘテロアロイル”という用語は、上記定義したようなカルボニル基に結合された、上記定義したヘテロアリール基を包含する。このような基の例としては、フロイルおよびニコチニルが挙げられる。
【0151】
“ヘテロアラルカノイル”という用語は、上記定義したように、カルボニル基に結合された、本明細書で定義するヘテロアラルキルを包含する。このような基の例としては、例えば、ピリジルアセチルおよびフリルブチリルが挙げられる。
【0152】
“ヘテロアラルコキシ”という用語は、酸素原子を介して他の基に結合されたオキシ含有ヘテロアラルキル基を包含する。さらに好ましいヘテロアラルコキシ基は、上記定義したように、アルコキシ基に結合されたヘテロアリール基を有する“ヘテロアラルコキシ”基である。“ヘテロシクロアルコキシ”という用語は、酸素原子を介して他の基に結合されたオキシ含有ヘテロシクロアルキル基を包含する。
【0153】
“ハロヘテロアリールオキシアルキル”という用語は、上記定義したように、ヘテロアリールオキシアルキル基を包含し、1〜4ハロ基がヘテロアリールオキシ基に結合される。
【0154】
“ヘテロアリールアミノ”という用語は、アミノ基に結合された、上記定義したヘテロアリール基を包含する。このような基の例としては、ピリジルアミノが挙げられる。“ヘテロサイクリルアミノ”という用語は、アミノ基に結合された、上記定義したヘテロサイクリル基を包含する。
【0155】
“ヘテロアルキルアミノ”という用語は、アミノ基に結合された、上記定義したヘテロアラルキル基を包含する。このような基の例としては、ピリジルメチルアミノが挙げられる。“ヘテロサイクリルアルキルアミノ”という用語は、アミノ基に結合された、上記定義したヘテロサイクリル基を包含する。
【0156】
“ヘテロアリールオキシ”という用語は、オキシ基に結合された、上記定義したヘテロアリール基を包含する。このような基の例としては、2−チオフェニルオキシ、2−ピリミジルオキシ、2−ピリジルオキシ、3−ピリジルオキシおよび4−ピリジルオキシが挙げられる。“ヘテロサイクリルオキシ”という用語は、オキシ基に結合された、上記定義したヘテロサイクリル基を包含する。
【0157】
“ヘテロアリールオキシアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したヘテロアリールオキシ基を包含する。このような基の例としては、2−ピリジルオキシメチル、3−ピリジルオキシエチルおよび4−ピリジルオキシメチルが挙げられる。“ヘテロサイクリルオキシアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したヘテロサイクリルオキシ基を包含する。
【0158】
“アリールチオ”という用語は、硫黄原子に結合された、上記定義したアリール基を包含する。このような基の例としては、フェニルチオが挙げられる。
“アリールチオアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したアリールチオを包含する。このような基の例としては、フェニルチオメチルが挙げられる。
【0159】
“アルキルチオアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したアルキルチオ基を包含する。このような基の例としては、メチルチオメチルが挙げられる。“アルコキシアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したアルコキシ基を包含する。このような基の例としては、メトキシメチルが挙げられる。
【0160】
“カルボニル”という用語は、酸素原子と共有される4つの共有結合のうちの2つを有する炭素基を表す。“カルボキシ”という用語は、カルボニル基の2つの非共有結合のうちの1つに結合された、上記定義したヒドロキシル基を包含する。“カルボキサミド”という用語は、カルボニル基の2つの非共有結合のうちの1つに結合された、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モノシクロアルキルアミノ、アルキルシクロアルキルアミノ、ジシクロアルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、窒素含有ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルアミノ、N−アルキル−N−ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロアリールアミノおよびヘテロアラルキルアミノ基を包含する。“カルボキサミドアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したカルボキサミド基を包含する。“カルボキシアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したカルボキシ基を包含する。“カルボアルコキシ”という用語は、カルボニル基の2つの非共有結合のうちの1つに結合された、上記定義したアルコキシ基を包含する。“カルボアラルコキシ”という用語は、カルボニル基の2つの非共有結合のうちの1つに結合された、上記定義したアラルコキシ基を包含する。“モノカルボアルコキシアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したカルボアルコキシ基を包含する。“ジカルボアルコキシアルキル”という用語は、アルキレン基に結合された、上記定義した2つのカルボアルコキシ基を包含する。“モノシアノアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義した1つのシアノ基を包含する。“ジシアノアルキレン”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義した2つのシアノ基を包含する。“カルボアルコキシシアノアルキル”という用語は、カルボアルコキシアルキル基に結合された、上記定義した1つのシアノ基を包含する。
【0161】
“アシル”という用語は、単独または組合せにて、例えば、ヒドリド、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、アリール、ヘテロサイクリル、ヘテロアリール、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アラルコキシ、アリールチオおよびアルキルチオアルキルから選択される基に結合されたカルボニルまたはチオカルボニル基を意味する。“アシル”の例としては、ホルミル、アセチル、ベンゾイル、トリフルオロアセチル、フタロイル、マロニル、ニコチニル等がある。“ハロアルカノイル”という用語は、上記定義したアルカノイルに結合された、本明細書で定義する1つ以上のハロ基を包含する。このような基の例としては、例えば、クロロアセチル、トリフルオロアセチル、ブロモプロパノイルおよびヘプタフルオロブタノイルが挙げられる。
【0162】
“ホスホノ”という用語は、酸素基に対して2つの共有結合で結合された5価のリンを包含する。“ジアルコキシホスホノ”という用語は、2つの共有結合を有するホスホノ基に結合された、上記定義した2つのアルコキシ基を表す。“ジアラルコキシホスホノ”という用語は、2つの共有結合でホスホノ基に結合された、上記定義した2つのアラルコキシ基を表す。“ジアルコキシホスホノアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したジアルコキシホスホノ基を表す。“ジアラルコキシホスホノアルキル”という用語は、アルキル基に結合された、上記定義したジアラルコキシホスホノを表す。
【0163】
“アミノ”という用語は、2つの置換基、例えば、ヒドリド、ヒドロキシまたはアルキルを含有し、かつ、1つの原子、例えば、炭素と結合するために利用可能な1つの共有結合を有する窒素原子を表す。このようなアミノ基の例としては、例えば、−NH、−NHCH、−NHOHおよび−NHOCHが挙げられる。“イミノ”という用語は、1つの置換基、例えば、ヒドリド、ヒドロキシまたはアルキルを含有し、かつ、1つの原子、例えば、炭素に結合するために利用可能な2つの共有結合を有する窒素原子を表す。このようなイミノ基の例としては、例えば、=NH、=NCH、=NOHおよび=NOCHが挙げられる。“イミノカルボニル”という用語は、イミノ基と共有される4つの共有結合部位の2つを有する炭素基を表す。このようなイミノカルボニル基の例としては、例えば、C=NH、C=NCH、C=NOHおよびC=NOCHが挙げられる。“アミジノ”という用語は、イミノカルボニル基の2つの利用可能な結合の1つに結合された置換または未置換アミノ基を包含する。このようなアミジノ基の例としては、例えば、NH−C=NH、NH−C=NCH、NH−C=NOCHおよびCHNH−C=NOHが挙げられる。“グアニジノ”という用語は、上記定義したアミノ基に結合されたアミジノ基を表し、ここで、前記アミノ基は、第3の基に結合されていてもよい。このようなグアニジノ基の例としては、例えば、NH−C(NH)−NH−、NH−C(NCH)−NH−、NH−C(NOCH)−NH−およびCHNH−C(NOH)−NH−が挙げられる。
【0164】
“スルホニウム”という用語は、硫黄が3つの炭素基体の基、例えば、アルキル、アルケニル、アラルキルまたはアリールで置換されている正に帯電した3価の硫黄原子を表す。“ジアルキルスルホニウム”という用語は、硫黄が2つのアルキル基で置換されているスルホニウム基を表す。このようなジアルキルスルホニウム基の例としては、例えば、(CH−が挙げられる。“ジアルキルスルホニウムアルキル”という用語は、硫黄が上記定義したアルキレン基の1つの結合に結合されるジアルキルスルホニウムを表す。このようなジアルキルスルホニウムアルキル基の例としては、(CH−CHCH−が挙げられる。
【0165】
“ホスホニウム”という用語は、リンが4つの炭素基体の基、例えば、アルキル、アルケニル、アラルキルまたはアリールで置換されている正に帯電した4価のリン原子を表す。“トリアルキルホスホニウム”という用語は、リンが3つのアルキル基で置換されているホスホニウム基を表す。このようなトリアルキルホスホニウム基の例としては、例えば、(CH−が挙げられる。
【0166】
上記定義した“アルキル”“アルケニル”“アルキニル”、“アルカノイル”、“アルキレン”、“アルケニレン”、“ヒドロキシアルキル”、“ハロアルキル”、“ハロアルキレン”、“ハロアルケニル”、“アルコキシ”、“アルケニルオキシ”、“アルケニルオキシアルキル”、“アルコキシアルキル”、“アリール”、“パーハロアリール”、“ハロアルコキシ”、“ハロアルコキシアルキル”、“ハロアルケニルオキシ”、“ハロアルケニルオキシアルキル”、“アルキレンジオキシ”、“ハロアルキレンジオキシ”、“ヘテロサイクリル”、“ヘテロアリール”、“ヒドロキシハロアルキル”、“アルキルスルホニル”、“ハロアルキルスルホニル”、“アルキルスルホニルアルキル”、“ハロアルキルスルホニルアルキル”、“アルキルスルフィニル”、“アルキルスルフィニルアルキル”、“ハロアルキルスルフィニルアルキル、“アラルキル”、“ヘテロアラルキル”、“パーハロアラルキル”、“アラルキルスルホニル”、“アラルキルスルホニルアルキル”、“アラルキルスルフィニル”、“アラルキルスルフィニルアルキル”、“シクロアルキル”、“シクロアルキルアルカノイル”、“シクロアルキルアルキル”、“シクロアルケニル”、“ハロシクロアルキル”、“ハロシクルアルケニル”、“シクロアルキルスルフィニル”、“シクロアルッキルスルフィニルアルキル”、“シクロアルキルスルホニル”、“シクロアルキルスルホニルアルキル”、“シクロアルコキシ”、“シクロアルコキシアルキル”、“シクロアルキルアルコキシ”、“シクロアルケニルオキシ”、“シクロアルケニルオキシアルキル”、“シクロアルキレンジオキシ”、”ハロシクロアルコキシ”、ハロシクロアルコキシ”、“ハロシクロアルコキシアルキル”、“ハロシクロアルケニルオキシ”、“ハロシクロアルケニルオキシアルキル”、“アルキルチオ”、“ハロアルキルチオ”、“アルキルスルフィニル”、“アミノ”、“オキシ”、”チオ”、“アルキルアミノ”、“アリールアミノ”、“アラルキルアミノ”、“アリールスルフィニル”、“アリールスルフィニルアルキル”、“アリールスルホニル”、“アリールスルホニルアルキル”、“ヘテロアリールスルフィニル”、“ヘテロアリールスルフィニルアルキル”、“ヘテロアリールスルホニル”、“ヘテロアリールスルホニルアルキル”、“ヘテロアリールアミノ”、“ヘテロアラルキルアミノ”、“ヘテロアリールオキシ”、“ヘテロアリールオキシアルキル”、“アリールオキシ”、“アロイル”、“アラルカノイル”、“アラルコキシ”、“アリールオキシアルキル”、“ハロアリールオキシアルキル”、“ヘテロアロイル”、“ヘテロアラルカノイル”、“ヘテロアラルコキシ”、“ヘテロアラルコキシアルキル”、“アリールチオ”、“アリールチオアルキル”、“アルコキシアルキル”、”アシル”、“アミジノ”、“グアニジノ”、“ジアルキルスルホニウム”、“トリアルキルホスホニウム”および“ジアルキルスルホニウムアルキル”基は、1つ以上の非ヒドリド置換基、例えば、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、パーハロアラルキル、アラルキルスルホニル、アラルキルスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルフィニルアルキル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリールアミノ−N−アルキルアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルコキシアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルキレンジオキシ、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシ、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、チオ、ニトロ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アリールチオ、アリールチオアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロアルキルスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アリールスルホンアミド、ジアリールアミドスルホニル、モノアルキルモノアリールアミドスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルキレンジオキシ、ハロアルキレンジオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルカノイル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアラルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシヘテロアラルキル、ハロアルコキシアルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、アリールアルキル、ヘテロアラルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、アルコキシカルボニル、カルボアラルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、シアノ、カルボハロアルコキシ、ホスホノ、ホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノおよびジアラルコキシホスホノアルキルを有してもよい。
【0167】
“スペーサー”という用語は、共有結合;および、1〜7個の隣接原子の骨格を有する直鎖部分を包含しうる。スペーサーは、1〜7個の原子の1価または多価の鎖を有してもよい。1価の鎖は、=C(H)−、=C(R2a)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−NH−、−N(R2a)−、−N=、−CH(OH)−、=C(OH)−、−CH(OR2a)−、=C(OR2a)−および−C(O)−から選択される基によって構成することができ、ここで、R2aは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、パーハロアラルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールチオアルキルおよびヘテロアリールアルケニルから選択される。多価の鎖は、1または2または3または4または5または6または7原子を有する直鎖;または、側鎖とともに1または2または3または4または5または6原子を有する直鎖からなってもよい。鎖は、アルキレン、アルケニル、−O−、−O−CH−、−S−CH−、−CHCH−、エテニル、−CH=CH(OH)−、−OCHO−、−O(CHO−、−NHCH−、−OCH(R2a)O−、−O(CHCHR2a)O−、−OCFO−、−O(CFO−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−N(H)−、−N(H)O−、−N(R2a)O−、−N(R2a)−、−C(O)−、−C(O)NH−、−C(O)NR2a−、−N=、−OCH−、−SCH−、S(O)CH−、−CHC(O)−、−CH(OH)−、=C(OH)−、−CH(OR2a)−、=C(OR2a)−、S(O)CH−および−NR2aCH−および上記定義したかまたは一般に公知かまたは当業者によって確かめられたその他多くの基から選択される1つ以上の基によって構成することができる。側鎖としては、1つ以上の非ヒドリド置換基のような置換基、例えば、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、パーハロアラルキル、アラルキルスルホニル、アラルキルスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルフィニルアルキル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリールアミノ−N−アルキルアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルコキシアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルキレンジオキシ、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシ、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、チオ、ニトロ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アリールチオ、アリールチオアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロアルキルスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アリールスルホンアミド、ジアリールアミドスルホニル、モノアルキルモノアリールアミドスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルキレンジオキシ、ハロアルキレンジオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアラルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシヘテロアラルキル、ハロアルコキシアルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボアラルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、シアノ、カルボハロアルコキシ、ホスホノ、ホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノおよびジアラルコキシホスホノアルキルが挙げられる。
【0168】
本発明の化合物は、互変異性体、幾何異性体または立体異性体形で存在しうる。本発明は、cis−およびtrans−幾何異性体、E−およびZ−異性体、R−およびS−エナンチマー、ジアステレオマー、d−異性体、l−異性体、それらの混合物およびそれらのその他の混合物を含め、このような全ての化合物を本発明の範囲内に入ると考える。このような互変異性体、幾何異性体または立体異性体形の薬学的に許容可能な塩類も、また、本発明のうちに含まれる。
【0169】
“cis”および“trans”という用語は、二重結合によって結合された2つの炭素原子が、二重結合の同じ側(“cis”)または二重結合の反対側(”trans”に、各々、水素原子を有するであろう幾何異性形を表す。
【0170】
記載する幾つかの化合物は、アルケニル基を含有し、cisおよびtransの両方または“E”および“Z”の両方の幾何異性体形を含むことを意味する。
記載する幾つかの化合物は、1つ以上の立体中心を含有し、存在する各立体中心についてR形、S形およびR形とS形の混合物を含むことを意味する。
【0171】
本明細書に記載する化合物の幾つかは、1つ以上のケト形またはアルデヒド形のカルボニル基またはそれらの組合せを単独またはヘテロサイクリル環系の一部として含有してもよい。このようなカルボニル基は、存在するアルデヒドおよびケトン基の一部または主として“ケト”形および一部または主として1つ以上の“エノール”形としてで存在してもよい。アルデヒドまたはケトンカルボニル基を有する本発明の化合物は、“ケト”および“エノール”互変異性体形の両方を含むことを意味する。
【0172】
本明細書に記載する幾つかの化合物は、単独またはヘテロサイクリル環系の一部として1つ以上のアミドカルボニル基またはそれらの組合わせを含有してもよい。このようなカルボニル基は、存在する各アミド基について、一部または主として“ケト”形および一部または主として1つ以上の“エノール”形として存在してもよい。アミドカルボニル基を有する本発明の化合物は、“ケト”および“エノール”互変異性体形の両方を含むことを意味する。前記アミドカルボニル基は、オキソ(C=O)およびチオノ(C=S)の両方のタイプであってもよい。
【0173】
本明細書に記載する化合物の幾つかは、1つ以上のイミンまたはエナミン基あるいはそれらの組合せを含有してもよい。このような基は、存在する各基について、一部または主として“イミン”形および一部または主として1つ以上の“エナミン”形で存在してもよい。前記イミンまたはエナミン基を有する本発明の化合物は、“イミン”および“エナミン”互変異性体形の両方を含むことを意味する。
【0174】
本発明は、また、患者の冠状動脈および脳血管疾患を含め、多様な血栓状態を治療および予防するための抗凝血治療における治療および予防であって、そのような疾患を有する患者に、式(I):
【0175】
【化110】
Figure 2004505014
で表される化合物またはその薬学的に許容可能な塩の治療学的に有効な量を投与することを含む処置または予防を含む。
【0176】
さらなる実施態様として、式(I)で表される本発明の化合物または上記定義したその薬学的に許容可能な塩は、患者における冠状動脈疾患、脳血管疾患およびその他の凝血カスケード関連疾患の治療および予防であって、そのような疾患を有する患者に、本発明の式(I)で表される化合物またはその薬学的に許容可能な塩の治療学的に有効な量を投与することを含む治療および予防を含む。
【0177】
式(I)で表される本発明の化合物またはその薬学的に許容可能な塩は、また、血液凝血の抑制が、例えば、貯蔵された全血の凝血を予防するために、および、試験または貯蔵のためにその他の生物学的試料中で凝血を予防するために必要とされる時にはいつでも使用することができる。かくして、本発明の凝血抑制剤は、貯蔵された全血および血漿凝血因子を含有するかまたはその疑いのあるいずれかの培地に加えるかまたはそれと接触させることができ、例えば、血管移植、ステント、オルソペディックプロセシス(orthopedic prothesis)、人工心臓および体外循環系からなる群より選択される材料と哺乳動物の血液とを接触させる時、血液凝固が抑制されることが望まれる。
【0178】
式(I)で表される化合物は、凝血カスケードに関連するセリンプロテアーゼの活性を抑制することができ、かくして、薬剤の製造、凝血カスケードセリンプロテアーゼにより媒介される疾患の予防または治療処置のための方法、哺乳動物における、血液中における、血液生成物中におけるおよび哺乳動物の器官における、例えば、血小板凝集形成を抑制し、フィブリン形成を抑制し、血栓形成を抑制し、塞栓形成を抑制する方法に使用することができる。本化合物は、また、哺乳動物における、不安定なアンギナ、難治性のアンギナ、心筋梗塞、一過性の虚血発作、心房細動、血栓性発作、塞栓性発作、心原性静脈血栓症、伝播性血管内凝血、フィブリンの眼蓄積および再疎通血管の再閉塞または再狭窄を治療または予防するために使用することができる。本化合物は、また、よりよい抑制剤の設計およびよりよい検定法の開発を可能とするための凝血カスケードセリンプロテアーゼの作用機構を研究するために使用することができる。式(I)で表される化合物は、脳血管偶発症候(CVA)または発作の予防において有用であろう。
【0179】
式(I)で表される化合物の族に、その薬学的に許容可能な塩類も、また、含まれる。“薬学的に許容可能な塩”という用語は、アルカリ金属塩を形成するためと遊離酸または遊離塩基の付加塩を形成するためとに一般的に使用される塩類を包含する。塩の性質は、それが薬学的に許容可能な限り、重要ではない。式(I)で表される化合物の薬学的に許容可能な酸付加塩類は、無機酸からまたは有機酸から製造することができる。このような無機酸の例としては、塩化水素酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、炭酸、硫酸およびリン酸が挙げられる。適した有機酸は、脂肪酸、脂環式酸、芳香族酸、芳香族脂肪族酸、ヘテロ環式酸、カルボン酸;および、有機酸のスルホン酸類から選択され、有機酸の例としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、グルコロン酸、マレイン酸、フマール酸、ピルビン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、安息香酸、アントラニル酸、メシル酸、サリチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、マンデル酸、エンボニックアシッド(embonic acid)(パーモエ酸)(pamoic acid)、メタンスルホン酸、エチルスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、スルファニル酸、ステアリン酸、シクロヘキシルアミノスルホン酸、アルギン酸、ガラクチュリックアシッド(galacturonic acid)が挙げられる。式(I)で表される適した化合物の薬学的に許容可能な塩基付加塩類としては、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛からなる金属塩;または、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、コリン、クロロプロカイン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)およびプロカインが挙げられる。これら塩類は、全て、例えば、適当な酸または塩基と式(I)で表される化合物とを反応させることにより、式(I)で表される対応する化合物から慣用的な手段により製造することができる。
【0180】
本発明は、また、式(I)で表される化合物の治療学的に有効な量と、それに付随する少なくとも1つの薬学的に許容可能なキャリヤー、アジュバントまたは希釈剤とを含む医薬組成物を含む。本発明の医薬組成物は、式(I)で表される活性な化合物と、それに付随する1つ以上の非毒性の薬学的に許容可能なキャリヤーおよび/または希釈剤および/またはアジュバント(集合的に、本明細書で“キャリヤー”物質と称する)と、所望される場合には、その他の活性成分を含みうる。本発明の活性化合物は、いずれかの適当なルートにより、好ましくは、このようなルートに適合した医薬組成物の形で、意図する処置に対して有効な用量投与することができる。
【0181】
本活性化合物は、例えば、経口、血管内、腹腔内、皮下、筋肉内、眼内または局所投与することができる。フィブリンの眼蓄積を処置するために、本化合物は、眼内または局所および経口または非経口投与することができる。
【0182】
本化合物は、活性成分を持続的に放出可能なように配合することのできる蓄積注射または移植製剤の形で投与することができる.。活性成分は、ペレットまたは小さなシリンダーに圧縮し、蓄積注射または移植のように皮下または筋肉内に移植することができる。移植には、不活性な物質、例えば、生物分解性のポリマーまたは合成シリコーン類、例えば、Silastic、シリコーンゴムまたはその他のケイ素含有ポリマーを使用することができる。
【0183】
本化合物は、また、リポソーム供給システムの形、例えば、小さな一層の小嚢、大きな一層の小嚢および多層の小嚢の形で投与することができる。リポソームは、多様なホスホリピッド、例えば、コレステロール、ステアリルアミンまたはホスファチジルコリンから形成することができる。
【0184】
本化合物は、また、化合物分子が結合する個々のキャリヤーとしてモノクロナール抗体の使用により供給することができる。本化合物は、また、ターゲッタブル薬剤キャリヤーとして溶解性のポリマーと結合することができる。このようなポリマーとしては、ポリビニルピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシ−プロピル−メタクリルアミド−フェノール、ポリヒドロキシエチル−アスパルタミド−フェノール、または、パルミトイル残基で置換されたポリエチレンオキシド−ポリリシンを挙げることができる。さらに、本化合物は、薬剤、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ乳酸とポリグリコール酸とのコポリマー、ポリエプシロンカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル類、ポリアセタール類、ポリジヒドロピラン類、ポリシアノアクリレート類およびヒドロゲルの架橋されるかまたは両親媒性のブロックコポリマーの制御された放出を達成するのに有用な生物分解性のポリマー類に結合させることができる。
【0185】
経口投与については、医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル(その各々が持続性の放出または時間放出配合物を含む。)、ピル、粉末、顆粒、エリキシル、チンキ剤、懸濁液、シロップを含め液体および乳濁液の形であってもよい。医薬組成物は、好ましくは、特定量の活性成分を含有する投薬単位の形で製造される。このような投薬単位の例は、錠剤またはカプセルである。活性成分は、また、例えば、生理学的食塩水、デクストロースまたは水を適当なキャリヤーとして使用することのできる組成物として注射により投与することができる。
【0186】
投与される治療学的に活性な化合物の量および本発明の化合物および/または組成物で病気の状態を治療するための投薬処方は、年齢、体重、性別、患者の医学的状態、病気の重度、投与ルートおよび頻度および使用される個々の化合物を含め、多様な因子に依存し、かくして、広範に変化させることができる。
【0187】
医薬組成物は、約0.1〜2000mgの範囲、好ましくは、約0.5〜500mgの範囲で活性成分を含有することができる。約0.01〜100mg/kg体重の日用量、好ましくは、約0.5〜約20mg/kg体重の日用量が適当であるかもしれない。日用量は、1日当たり1〜4回の投与で投与することができる。
【0188】
本化合物は、局所軟膏またはクリームに、または、坐剤として、例えば、0.075〜30%w/wwの合計量、好ましくは、0.2〜20%w/wの合計量、最も好ましくは、0.4〜15%w/wの合計量で活性成分を含有させて処方することができる。軟膏に配合される時、活性成分は、パラフィンまたは水混和性の軟膏基材とともに使用される。
【0189】
あるいは、活性成分は、水中油形のクリーム基材とのクリームで処方することができる。所望される場合には、クリーム基材の水相としては、例えば、少なくとも30%w/wの多価アルコール、例えば、プロピレングリコール、ブタン−1,3−ジオール、マンニトール、ソルビトール、グリセロール、ポリエチレングリコールおよびそれらの混合物を含むことができる。局所処方としては、望ましくは、活性成分の皮膚またはその他の冒された領域を介しての吸収または浸透を増強させる化合物を含むことができる。このような皮膚浸透増強剤の例としては、ジメチルスルホキシドおよび関連する類縁体が挙げられる。本発明の化合物は、また、経皮デバイスにより投与することができる。好ましくは、局所投与は、溜めおよび多孔質膜タイプまたは固体マトリックス種のパッチを使用して達成されるであろう。いずれの場合にも、活性剤は、溜めまたはマイクロカプセルから膜を介して活性剤透過可能な接着剤に連続して供給され、この接着剤は、受容者の皮膚または粘膜と接触される。活性剤が皮膚を介して吸収される場合、制御されるか予め決められた活性剤流が受容者に投与される。マイクロカプセルの場合、封入剤も、また、膜として機能する。
【0190】
本発明の乳濁液の油状相は、公知のように、公知の成分より構成することができる。その相は、単に、乳化剤を含んでもよいが、それは、少なくとも1つの乳化剤の脂肪または油とまたは脂肪および油の両方との混合物を含んでもよい。好ましくは、親水性の乳化剤は、安定剤として作用する親油性の乳化剤とともに含まれる。油および脂肪の両方を含むのがまた好ましい。合わせて、安定剤組成を含むか含まない乳化剤、いわゆる、乳化ワックスおよびワックスは、油および脂肪組成とともに、クリーム配合物の油状分散相を形成するいわゆる乳化軟膏基材を構成する。本発明の配合物に使用するのに適した乳化剤および乳化剤安定剤としては、とりわけ、Tween 60、Span 80、セトステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、グリセリルモノステアレートおよびラウリル硫酸ナトリウム等が挙げられる。
【0191】
配合物に適した油または脂肪の選択は、薬学的な乳濁液配合物に使用される傾向のある大部分の油における活性化合物の溶解度が非常に低いので、所望される化粧特性を達成するか否かに依存する。かくして、クリームは、好ましくは、非グリース性、非汚染性およびチューブまたはその他の容器からの漏れを避けるために適当な稠度を有する洗浄可能な製品である必要がある。直鎖または分岐された鎖、一−または二−塩基性アルキルエステル、例えば、ジイソアジペート、イソセチルステアレート、ココナッツ脂肪酸のプロピレングリコールジエステル、イソプロピルミリステアレート、デシルオレエート、イソプロピルパルミテート、ブチルステアレート、2−エチルヘキシルパルミテートまたは分岐鎖エステルのブレンドを使用することができる。これらは、要求される特性に依存して単独または組合せて使用することができる。あるいは、高融点リピド、例えば、白色軟質パラフィンおよび/または液体パラフィンまたはその他の鉱油を使用することができる。
【0192】
治療目的に対して、本発明の活性化合物は、示された投与ルートに適した1つ以上のアジュバントと普通に組合せられる。経口投与される場合、化合物は、ラクトース、シュクロース、澱粉粉末、アルカノール酸のセルロースエステル、セルロースアルキルエステル、タルク、ステアリン酸、マグネシウムステアレート、酸化マグネシウム、リン酸および硫酸のナトリウムおよびカルシウム塩、ゼラチン、アカシア、ガム、ナトリウムアルギネート、ポリビニルピロリドンおよび/またはポリビニルアルコールと混和させて、ついで、投与しやすいように、錠剤成形または封入するのがよい。このようなカプセルまたは錠剤は、活性化合物のヒドロキシプロピルメチルセルロース分散液で生ずるように制御されて放出される配合物を含有するのがよい。非経口投与のための配合物は、水性または非水性等張滅菌注射溶液または懸濁液の形であるのがよい。これら溶液および懸濁液は、経口投与のための配合物に使用される1つ以上のキャリヤーまたは希釈剤を有する滅菌粉末または顆粒から調製するのがよい。化合物は、水、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、エタノール、コーン油、綿実油、ピーナッツ油、ゴマ油、ベンジルアルコール、塩化ナトリウムおよび/または種々の緩衝液に溶解させるのがよい。その他のアジュバントおよび投与モードも十分であり、薬学分野で周知である。
【0193】
冠状動脈および脳血管疾患を含め、多様な血栓状態を治療および予防するための本発明の方法を実施するには、本発明の化合物および医薬組成物は、単独またはもう1つのものとの組合せにおけるかまたはその他の治療剤かまたはインビボ診断剤との組合せにおいて投与される。本発明の凝血カスケード阻害剤は、また、チコピジンまたはクロピドロゲル;フィブリノーゲンレセプターアンタゴニスト(例えば、不安定なアンギナを治療または予防するため、または、血管形成後の再閉塞および再狭窄を予防するため);抗凝血剤、例えば、アスピリン、ワルファリンまたはヘパリン;種々の病因の治療において相乗効果を達成するための血栓剤、例えば、プラスミノゲン活性化因子またはストレプトキナーゼ;抗高コレステロール剤(例えば、HMG CoAレダクターゼ阻害剤、例えば、メバスチン、ロバスタチン、シンバスタチン、パバスタチンおよびフルバスタチン、HMG CoAシンセターゼ阻害剤等);抗糖尿病剤;または、その他の心臓血管拡張剤(ループ利尿剤、チアゾールタイプ利尿剤、硝酸塩、アルドステロンアンタゴニスト(すなわち、スピロノラクトンおよびエポキシメクセレノン);アテローム性動脈硬化症を治療および予防するためのアンギオテンシン転化酵素((例えば、ACE)阻害剤、アンギオテンシンIIレセプターアンタゴニスト、β−ブロッカー、抗不整脈剤、抗−高血圧剤およびカルシウムチャンネルブロッカー)を含め、適当な抗−血小板凝集剤と同時投与することができるが、これらに限定されるものではない。例えば、冠状動脈疾患に苦しむ患者および血管形成処置に賦された患者は、フィブリノーゲンレセプターアンタゴニストと本発明の凝血カスケード阻害剤との同時投与を受けられる利便性を有するであろう。また、凝血カスケード阻害剤は、組織プラスミノーゲン活性化因子媒介血栓再灌流の効能を高めることができる。
【0194】
本発明の凝血カスケード阻害剤のその他適当な抗−血小板物質、抗凝集剤、心臓血管治療剤または血栓剤との典型的な投与量は、さらなる抗−血小板物質、抗凝集剤、心臓血管治療剤または血栓剤の同時投与なしで投与される凝血カスケード阻害剤の投与量と同等であってもよく、または、患者の治療要求に応じて、さらなる抗−血小板物質、抗凝集剤、心臓血管治療剤または血栓剤の同時投与なしで投与される凝血カスケード阻害剤の投与量よりも実質的に少なくともよい。
【0195】
本新規方法は、好ましくは、ヒトトロンビンIIおよびヒト因子Xaの両方に優りヒトTF−VIIAを選択的に阻害する化合物を使用する。好ましくは、本化合物は、0.5μM未満のヒトTF−VIIAのIC50を有し、また、TF−VIIA阻害のヒトトロンビンIIおよびヒト因子Xa阻害の両方に優る選択率少なくとも10、さらに好ましくは、少なくとも100を有する。なおさらに好ましくは、本化合物は、ヒトTF−VIIAのIC500.1μM未満を有し、また、TF−VIIA阻害のヒトトロンビンIIおよびヒト因子Xa阻害の両方に優る選択率少なくとも1000、最も好ましくは、少なくとも10,000を有する。
【0196】
記載した参考文献は、全て、本明細書で記載した場合には、参考とすることによって組込む。
本発明は、具体的な実施態様に関して記載したが、これら実施態様の詳細は、限定と解釈するべきではない。以下の実施例は、本発明を例示するために記載し、本発明の範囲を限定する意図はない。さらに詳述するまでもなく、当業者であれば、前述の説明を使用して、十分なほどに本発明を利用しうると考えられる。したがって、以下の好ましい具体的な実施態様は、単に例示するだけのものと解釈するべきで、本開示の残りを何ら限定するものではない。スキームまたは以下の実施例に示した多種多様な構造修飾を含有する化合物もまた考えに入れる。当業者であれば、これら化合物を製造するために、条件および以下の製造方法の公知の変更を使用しうることが容易に理解されるであろう。
【0197】
当業者であれば、以下の具体的な実施例を製造するためにこれらの一般的な方法を使用することができ、これら化合物は、HNMR、質量スペクトル、元素組成等の方法により適切に特性決定をすることができたし、できるであろう。これら化合物は、また、インビボでも形成することができる。以下の実施例は、式(I)で表される化合物の製造方法の詳細な記載を含む。これら詳細な記載は、本発明の範囲内に入り、例示目的だけのために示すものであり、本発明の範囲を何ら限定する意図はない。部は、全て、重量部であり、温度は、特に断わらない限り、摂氏である。
【0198】
以下の一般的な合成順序は、本発明をなすのに有用である。スキームに使用した略号は、以下の通りである:“AA”は、アミノ酸を表し、“AcCN”は、アセトニトリルを表し、“AcOH”は、酢酸を表し、“BINAP”は、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチルを表し、“BnOH”は、ベンジルアルコールを表し、“BnCHO”は、2−フェニルエタナールを表し、“BnSO2Cl”は、ベンジルスルホニルクロライドを表し、“Boc”は、t−ブチロキシカルボニルを表し、“BOP”は、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−tris−(ジメチルアミノ)を表し、“bu”は、ブチルを表し、“dba”は、ジベンジリデンアセトンを表し、“DCC”は、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドを表し、“DCM”は、ジクロロメタンまたは塩化メチレンを表し、“DIBAH”または”DIBAL”は、ジイソブチルアルミニウムヒドリドを表し、“DMF”は、ジメチルホルムアミドを表し、“DMSO”は、ジメチルスルホキソドを表し、“DPPA”は、ジフェニルホスホリルアジドを表し、“EDC”は、1−〔3−(ジメチルアミノ)プロピル〕−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を表し、“Fmoc”は、9−フルオレニルメトキシカルボニルを表し、“HOBT”は、ヒドロキシベンゾトリアゾールを表し、“LDA”は、リチウムジイソプロピルアミドを表し、“NMM”は、N−メチルモルホリンを表し、“Ph”は、フェニルまたはアリールを表し、“PHTH”は、フタロイル基を表し、“pnZ”は、4−ニトロベンジルオキシカルボニルを表し、“PTC”は、相間移動触媒を表し、“py”は、ピリジンを表し、”RNH”は、第1級有機アミンを表し、“p−TsOH”は、パラトルエンスルホン酸を表し、“TBAF”は、テトラブチルアンモニウムフルオライドを表し、“TBTU”は、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレートを表し、“TEA”は、トリエチルアミンを表し、“TFA”は、トリフルオロ酢酸を表し、”THF”は、テトラヒドロフランを表し、“TMS”は、トリメチルシリルを表し、“TMSCN”は、トリメチルシリルシアニドを表し、“Cbz”または“Z”は、ベンジルオキシカルボニルを表す。
【0199】
一般的な合成法および具体的な実施例
本発明の4−ピロン化合物は、例えば、以下の方法および以下に示すスキームに従い合成することができる。
【0200】
【化111】
Figure 2004505014
【0201】
【化112】
Figure 2004505014
【0202】
【化113】
Figure 2004505014
【0203】
【化114】
Figure 2004505014
上記スキーム1、2、3および4は、Z−Qによって表される多数のR置換基;B−、B−CH、B−COおよびB−SOによって表される多種多様なアミノ置換基;および、EがC(O)NHであるカルボン酸基での多数のアミド形成Y基を導入する能力を通して本発明の多種多様な化合物を製造可能とする一般的な方法をまとめたものである。以下の実施例1は、Xがヒドリドである化合物の製造を示す。
【0204】
【化115】
Figure 2004505014
2,2−ジメチル1,3−ジオキサン−4−ジオン(1mol)とピリジン(2mol)との0℃ジクロロメタン溶液は、4−ペネノイルクロライドで処理されるであろう。反応混合物は、0℃で1時間攪拌し、室温でさらに1時間攪拌する。揮発性の成分を減圧で除去し、残渣をt−ブタノールに溶解させる。反応混合物は、4時間加熱する。溶剤除去後、赤褐色の残渣を酢酸エチル500mLで処理し、不溶性の物質を濾過する。濾液を蒸発させると暗赤色のオイル1を与えるであろう。
【0205】
【化116】
Figure 2004505014
1とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(過剰)との混合物を、80℃に2時間加熱する。揮発性の成分を減圧で除去し、粗製の残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、黄色のオイル2を与えるであろう。
【0206】
【化117】
Figure 2004505014
LHMDS(2.5mmol)のTHFドライアイス冷却溶液を溶液としてのTHF中で3−ニトロベンゾイルクロライド(1.2mmol)と2(1mmol)とで処理する。ドライアイスバスを除き、反応混合物を5分間攪拌する。ジエチルエーテルを反応混合物に加え、続いて、3MのHClを加える。生ずる反応混合物をさらに1.5時間攪拌する。有機層を分離し、NaHCO飽和水溶液とブラインで洗浄する。NaSO上で乾燥および濃縮後、粗製の生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、黄色のオイル3を与える。
【0207】
【化118】
Figure 2004505014
3のジクロロメタン溶液をトリフルオロ酢酸で処理する。反応混合物を1時間攪拌後、その混合物を減圧で濃縮する。残渣をジオキサン中4NのHClに溶解させ、揮発性の成分を除去すると、黄色の固体4を与える。
【0208】
【化119】
Figure 2004505014
4(1mmol)、乾燥t−ブタノール、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)(1mmol)およびトリエチルアミンの混合物を還流温度に48時間加熱する。揮発性物質を除去すると、残渣を与え、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製すると、黄色のオイル5を与える。
【0209】
【化120】
Figure 2004505014
5の溶液をジオキサン中4NのHCl溶液で処理する。反応混合物を室温で2時間攪拌する。溶剤の蒸発後、所望される化合物6が単離される。
【0210】
【化121】
Figure 2004505014
 アセトン(1.5mmol)のTHF(1mL)溶液を6(1mmol)のTHF(4mL)溶液に加える。この混合物をナトリウムトリアセトキシボロハイドライド(1.5mmol)で処理する。反応混合物をNHClでクエンチし、エーテルで抽出する。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮する。カラムクロマトグラフィーにより残渣を精製すると、所望される化合物7を与える。
【0211】
【化122】
Figure 2004505014
7(2mmol)のアセトン(10mL)溶液をOsOの4重量%水溶液の0.25mL(2mol%)とジョーンズ試薬の2.6mL(CrVIの6.9mmol)とで処理する。混合物を室温で20時間攪拌後、2−プロパノール1mLを加え、続いて、NaHSO0.3gを加える。混合物を水10mLで希釈した後、暗緑色の均質な溶液が生ずるまで、混合物を攪拌する。この溶液を水20mLで希釈し、酢酸エチル10mLずつで6回抽出する。有機抽出物を合わせ、MgSO上で乾燥させる。有機成分の濃縮後、生成物8が再結晶により単離される。
【0212】
【化123】
Figure 2004505014
化合物8(1mmol)、EDC(1.3mmol)およびHOBt(1.3mmol)をDMF中で混合し、その混合物を20℃で15分間攪拌する。この混合物に、ベンジル−〔〔(4−アミノメチルフェニル)イミノメチル〕アミノ〕カルバメート塩酸塩(1.3mmol)とジイソプロピルエチルアミン(1.3mmol)のDMF溶液を加える。典型的な水溶液でワークアップし、続いて、クロマトグラフィーにかけ精製すると、所望される生成物9を与える。
【0213】
【化124】
Figure 2004505014
化合物9(1mmol)、p−トルエンスルホン酸・1水和物(1mmol)および10%Pd担持活性炭(0.1mmol)をメタノールと混合する。水素を導入し、ゴム風船を介して維持した水素雰囲気下、混合物を2時間攪拌する。触媒を濾去し、メタノールを除去した後、逆相クロマトグラフィー後に、実施例1の所望される生成物が、TFA塩として単離される。
【0214】
ヒドロキシル、チオールおよびアミン官能基を有する本発明の式(I)化合物は、多種多様な誘導体に変換することができる。アルコールまたはフェノール形のヒドロキシル基は、カルボン酸、スルホン酸、カルバミン酸、ホスホン酸およびリン酸のエステルに容易に変換することができる。カルボン酸エステルを形成するためのアシル化は、適当なアシル化試薬、例えば、脂肪酸無水物または酸クロライドを使用して容易に行うことができる。対応するアリールおよびヘテロアリール酸無水物および酸クロライドもまた使用することができる。このような反応は、概して、アミン触媒、例えば、不活性溶剤中ピリジンを使用して実施することができる。同様に、カルバミン酸エステル(ウレタン)は、ヒドロキシル基とイソシアネートおよびカルバモイルクロライドとを反応させることによって得ることができる。スルホネート、ホスホネートおよびホスフェートエステルは、対応する酸クロライドおよび同様の試薬を使用して製造することができる。存在する少なくとも1つのチオール基を有する式(I)で表される化合物は、同様の試薬および匹敵しうる反応条件を使用して、アルコールおよびフェノールの誘導体と類似した対応するチオエステル誘導体に変換される。存在する少なくとも1つの第1級または第2級アミン基を有する式(I)で表される化合物は、対応するアミド誘導体に変換することができる。カルボン酸のアミドは、アルコールおよびフェノールで使用される反応条件と同様の反応条件で適当な酸クロライドまたは無水物を使用して製造することができる。対応する第1級または第2級アミンの尿素は、イソシアネートを直接およびカルバモイルクロライドを酸捕捉剤、例えば、トリエチルアミンまたはピリジンの存在で使用して製造することができる。スルホンアミドは、水酸化ナトリウム水溶液の存在で対応するスルホニルクロライドから製造することができる。これら誘導体を製造するための適当な処理および方法は、House’s Modern Synthetic Reactions,W.A.Benjamin,Inc.,Shriner,Fuson,and Curtin in The Synthetic Identification of Organic Compounds,5th Edition,John Wiley & Sons,および、Fieser and Fiether in Reagent for Organic Synthesis,Volume 1,John Wiley & Sonsに見ることができる。式(I)で表される化合物のヒドロキシル、チオールおよびアミンを誘導させるために使用することのできる多種多様な試薬は、市販源または上記列挙した参考文献から入手可能であり、これらは、参考とすることによって本明細書に組込む。
【0215】
ヒドロキシル、チオールおよびアミン官能基を有する本発明の式(I)化合物は、多種多様な誘導体にアルキル化することができる。式(I)で表される化合物のヒドロキシル基は、エーテルに容易に変換することができる。エーテルを形成するためのアルキル化は、適当なアルキル化試薬、例えば、アルキルブロマイド、アルキルヨーダイドまたはアルキルスルホネートを使用して容易に行うことができる。対応するアラルキル、ヘテロアラルキル、アルコキシアルキル、アラルコキシアルキルおよびヘテロアラルキルオキシアルキルブロマイド、ヨーダイドおよびスルホネートもまた使用することができる。このような反応は、概して、アルコキシド形成試薬、例えば、ナトリウムハイドライド、カリウムt−ブトキシド、ナトリウムアミド、リチウムアミドおよびn−ブチルリチウムを使用し、不活性な極性溶剤、例えば、DMF、DMSO、THFおよび同様の匹敵しうる溶剤;アミン触媒、例えば、不活性溶剤中のピリジンを使用して実施することができる。存在する少なくとも1つのチオール基を有する式(I)で表される化合物は、同様の試薬および匹敵しうる反応条件を使用してアルコールおよびフェノールの誘導体と類似した対応するチオエーテル誘導体に変換することができる。存在する少なくとも1つの第1級、第2級または第3級アミン基を有する式(I)で表される化合物は、対応する第4級アンモニウム誘導体に変換することができる。第4級アンモニウム誘導体は、アルコールおよびフェノールで使用されるものと同様の適当なブロマイド、ヨーダイドおよびスルホネートを使用して製造することができる。条件としては、アミンをアルキル化試薬と化学量論量のアミン(すなわち、第3級アミンで1当量、第2級アミンで2当量、第1級アミンで3当量)と温めることによるアミンの反応を含む。第1級および第2級アミンでは、それぞれ、2および1当量の酸捕捉剤が同時に使用される。第3級アミンは、還元法を使用するアルデヒドおよびケトンとの還元的アルキル化により対応する第1級または第2級アミンから製造することができる。これら誘導体を製造するための適当な処理および方法は、House’s Modern Synthetic Reactions,W.A.Benjamin,Inc.,Shriner,Fuson and Curtin in The Systematic Identification of Organic Compounds,5th Edition,John Wiley & Sons,および、Fieser and Fieser in Reagent for Organic Synthesis,Volume 1,John Wiley & Sonsに見ることができる。パーハロアルキル誘導体は、DesMarteau in J.Chem.Soc.Chem.Commun.2241(1998)に記載されているようにして製造することができる。式(I)で表される化合物のヒドロキシル、チオールおよびアミンを誘導するために使用することのできる多種多様な試薬は、市販源または上記列挙した参考文献から入手可能であり、これらは、参考とすることにより本明細書に組込む。
【0216】
実施例1およびスキーム1、2,3および4で表される化合物の生物学的な活性は、以下の生物学的検定法を使用して評価される。
生物活性についての検定
TF−VIIa検定
この検定においては、0.4mMの基質、N−メチルスルホニル−D−phe−gly−arg−p−ニトロアニリンと阻害剤または緩衝液(5mMCaCl、50mMのTris−HCl、pH8.0、100mMのNaCl、0.1%のBSA)とを入れた96穴検定板に、100nMの組換え溶解性組織因子および2nMの組換えヒト因子VIIaを加える。反応物は、最終体積100ulにおいて、直405nmで測定し、バックグランド吸収を決定する。板を室温で60分間インキュベートし、p−ニトロアニリンの放出について405nmで反応物をモニターすることにより、その時点で、基質の加水分解速度を測定する。実験および対照試料からのOD405nm値よりTF‐VIIa活性のパーセント抑制を計算する。
【0217】
Xa検定
阻害剤または緩衝液(50mMのTris−HCl、pH8.0、100mMのNaCl、0.1%のBSA)を入れた96穴検定板に、0.3nMのヒト因子Xaおよび0.15mMのN−α−ベンジルオキシカルボニル−D−アルギニル−L−グリシル−L−アルギニン−p−ニトロアニリン−2塩酸塩(S−2765)を加える。反応物は、最終体積100ulにおいて、直405nmで測定して、バックグランド吸収を決定する。板を室温で60分間インキュベートし、p−ニトロアニリンの放出について405nmで反応物をモニターすることにより、その時点で、基質の加水分解速度を測定する。実験および対照試料からのOD405nm値よりXa活性のパーセント抑制を計算する。
【0218】
トロンビン検定
阻害剤または緩衝液(50mMのTris−HCl、pH8.0、100mMのNaCl、0.1%のBSA)を入れた96穴検定板に、0.28nMのヒトトロンビンおよび0.06mMのH−D−フェニルアラニン−L−ピペコリル−L−アルギニン−p−ニトロアニリン−2塩酸塩を加える。反応物は、最終体積100ulにおいて、直405nmで測定して、バックグラウンド吸収を決定する。板を室温で60分間インキュベートし、p−ニトロアニリンの放出について405nmで反応物をモニターすることにより、その時点で、基質の加水分解速度を測定する。実験および対照試料からのOD405nm値よりトロンビン活性のパーセント抑制を計算する。
【0219】
トリプシン検定
阻害剤または緩衝液(50mMのTris−HCl、pH8.0、100mMのNaCl、0.1%のBSA)を入れた96穴検定板に、5ug/mlトリプシン、ブタの膵臓からのタイプIXおよび0.375mMのN−α−ベンゾイル−L−アルギニン−p−ニトロアニリン(L−BAPNA)を加える。反応物は、最終体積100ulにおいて、直405nmで測定して、バックグランンド吸収を測定する。板を室温で60分間インキュベートし、p−ニトロアニリンの放出について405nmで反応物をモニターすることにより、その時点で、基質の加水分解速度を測定する。実験および対照試料からのOD405nm値よりトリプシンのパーセント抑制を計算する。
【0220】
組換え溶解性TFは、成熟蛋白質配列のアミノ酸1−219からなり、E.coli中で発現され、Mono Q セファロースFPLCを使用して精製される。組換えヒトVIIaは、American Diagnostica,Greenwich CTから購入し、色素基質N−メチルスルホニル−D−phe−gly−arg−p−ニトロアニリンは、American Peptide Company,Inc.,Sunnyvale,CAによって製造された。因子Xaは、Enzyme Research Laboratories,South Bend INから入手し、トロンビンは、Calbiochem,La  Jolla,CAから入手し、トリプシンおよびL−BAPNAは、Sigma St.Louis MOから入手した。色素基質S−2765およびS−2238は、Chromogenix,Swedenから購入した。

Claims (69)

  1. 式(I):
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、式(V):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は共有結合であり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであり、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであるが、ただし、R32、R33、R34、R35およびR36は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択され;
    32、R33、R34、R35およびR36は、Qとなるように独立に選択される。]であり;
    、R10、R11、R12、R13、R16、R17、R18、R19、R32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、カルボキシ、ヘテロアラルキルチオ、ヘテロアラルコシ、シクロアルキルアミノ、アシルアルキル、アシルアルコキシ、アリロイルアルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、アラルキルアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロサイクリル、パーハロアラルキル、アラルキルスルホニル、アラルキルスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルフィニルアルキル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリールアミノ−N−アルキルアミノ、ヘテロアリールアミノアルキル、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルコキシアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルキレンジオキシ、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシ、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アリールチオ、アリールチオアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロアルキルスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アリールスルホンアミド、ジアリールアミドスルホニル、モノアルキルモノアリールアミドスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロサイクリルスルホニル、ヘテロサイクリルチオ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルキレンジオキシ、ハロアルキレンジオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルカノイル、シクロアルケニル、低級シクロアルキルアルキル、低級シクロアルケニルアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアラルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシヘテロアラルキル、ハロアルコキシアルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、アルコキシカルボキサミド、アルキルアミドカルボニルアミド、アリールアミドカルボニルアミド、カルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルケニル、カルボアラルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、シアノ、カルボハロアルコキシ、ホスホノ、ホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択され;
    32とR33、R33とR34、R34とR35およびR35とR36の置換基対は、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール環;および、アリールからなる群より選択される環を形成するためのスペーサー対の員の結合点を結合する3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されるが、ただし、スペーサー対R32とR33、R33とR34、R34とR35およびR35とR36からなる群の1つ以下は、同時に使用されるか;
    Bは、式(VI):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、JおよびJは、C、N、OおよびSからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであり、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであり、D、D、JおよびJの3つ以下は、Nであるが、ただし、R32、R33、R34およびR35は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であり;
    Bは、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bは、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位とに隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    とR10、R10とR11、R11とR12およびR12とR13のスペーサー対は、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール環;および、アリールからなる群より選択される環を形成するためのスペーサー対の員の結合点を結合する3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されるが、ただし、スペーサー対RとR10、R10とR11、R11とR12およびR12とR13からなる群の1つ以下は、同時に使用され;
    Aは、共有単結合;(Wrr−(CH(R15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)S、C(S)O、C(O)N(R)、C(S)N(R)、(R)NC(O)、(R)NC(S)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、(R)NS(O)、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R)、(R)NSe(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、C(NR)N(R)、(R)NC(NR)およびN(R)からなる群より選択され;
    とRは、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、アリールチオ、アリールアミノ、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、アラルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキル、ヘテロアラルキルオキシ、ヘテロアラルキルアミノおよびヘテロアリールオキシアルキルからなる群より独立に選択される。]からなる群より選択され;
    14、R15、R37、R38、R39、R40、R41およびR42は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、ヘテロアリールオキシアルキル、スルフヒドリル、アシルアミド、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキルアルコキシ、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アラルキルチオアルキル、ヘテロアラルコキシチオアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、モノカルボアルコキシアルキル、ジカルボアルコキシアルキル、モノシアノアルキル、ジシアノアルキル、カルボアルコキシシアノアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニル、アリールスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、アラルキルスルフィニルアルキル、アラルキルスルホニルアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、カルボアラルコキシ、トリアルキルシリル、ジアルコキシホスホノ、ジアラルコキシホスホノ、ジアルコキシホスホノアルキルおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択され;
    14とR14は、異なる炭素に結合される時、合さって、共有結合;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、5〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリルからなる群より選択される環を形成するために選択される直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成し;
    14とR15は、異なる炭素に結合される時、合さって、共有結合;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、5〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリルからなる群より選択される環を形成するために選択される直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成し;
    15とR15は、異なる炭素に結合される時、合さって、共有結合;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、5〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリルからなる群より選択される環を形成するために選択される直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成し;
    14とR15は、同一の炭素に結合される時、合さって、オキソ;チオノ;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、5〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリルからなる群より選択される環を形成するために選択される直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成し;
    Ψは、NR、O、C(O)、C(S)、S、S(O)、S(O)、ON(R)、P(O)(R)およびCR3940からなる群より選択され;
    は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アラルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルコキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、アラルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、モノカルボアルコキシアルキル、モノカルボアルコキシ、ジカルボアルコキシアルキル、モノカルボキサミド、モノシアノアルキル、ジシアノアルキル、カルボアルコキシシアノアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、ヘテロアリールオキシアルキルおよびジアルコキシホスホノアルキルからなる群より選択され;
    とRは、Z−Q、ヒドリド、アルキル、アルケニルおよびハロからなる群より独立に選択されるか;
    とRは、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、ヘテロアリールアミノ、アミノ、ニトロ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、ヒドロキシハロアルキル、シアノおよびホスホノからなる群より独立に選択され;
    とRは、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する2〜5個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成するスペーサー対を形成し;
    とR39は、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する2〜5個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成するスペーサー対を形成し;
    とR40は、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する2〜5個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成するスペーサー対を形成し;
    は、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにR39とR40との両方を結合する点に結合された2〜5個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するように選択され;
    とR4a、RとR4b、RとR14およびRとR15のスペーサー対は、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する2〜5個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されるが、ただし、RとR4a、RとR4b、RとR14およびRとR15からなるスペーサー対の群の1つ以下が、同時に使用され;
    は、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにR4aとR4bとの両方の結合点に結合される2〜5個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するように独立に選択され;
    は、共有単結合;(CR4142[ここで、qは、1〜6から選択される整数である。];(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R41)、(R41)NC(O)、C(S)N(R41)、(R41)NC(S)、OC(O)N(R41)、(R41)NC(O)O、SC(S)N(R41)、(R41)NC(S)S、SC(O)N(R41)、(R41)NC(O)S、OC(S)N(R41)、(R41)NC(S)O、N(R42)C(O)N(R41)、(R41)NC(O)N(R42)、N(R42)C(S)N(R41)、(R41)NC(S)N(R42)、S(O)、S(O)、S(O)N(R41)、N(R41)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R41)、N(R41)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R41)、ON(R41)およびSiR2829からなる群より選択される。];および、(CH(R41))‐W−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR41=CR42、CR4142=C;ビニリデン)およびエチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)からなる群より選択されるが、ただし、R41とR42は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、Zは、ピロン環に直接結合される。]からなる群より選択され;
    Qは、式(II):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであり、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであるが、ただし、R、R10、R11、R12およびR13は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であるか;
    Qは、式(III):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、JおよびJは、C、N、OおよびSからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであり、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであり、D、D、JおよびJの3つ以下は、Nであるが、ただし、R、R10、R11およびR12は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であり;
    Qは、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルケニル、アルキニル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、シクロアルキルアルケニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキルおよびハロシクロアルケニルオキシアルキルからなる群より選択され;
    Kは、(CR4a4b[ここで、nは、1〜4から選択される整数である。]であり;
    4aとR4bは、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アラルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、シアノアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、アラルキルスルフィニルアルキルおよびアラルキルスルホニルアルキルからなる群より独立に選択され;
    4aとR4bは、同一の炭素に結合される時、合さって、オキソ;チオノ;ならびに、3〜8の隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8の隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8の隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために結合された2〜7個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分からなる群より選択される基を形成し;
    は、Kが(CR4a4bである時、Eであり;ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、S(O)N(R)C(O)、C(O)N(R)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R)、N(R)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R)、ON(R)、SiR2829、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
    Kは、(CH(R14))−Tであり、ここで、jは、0〜3の整数から選択され、Tは、共有単結合、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))は、ピロン環に結合されるか;
    は、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、(R)NC(O)O、(R)NC(S)S、(R)NC(O)S、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、SON(H)C(O)、C(O)N(H)SO、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R)、N(R)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)およびN(R)からなる群より選択され;
    Kは、G−(CH(R15))であり、ここで、kは、1〜3の整数から選択され、Gは、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、R は、kが1である時、ヒドロキシ、シアノ、ハロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびスルフヒドリル以外であるか;
    は、KがG−(CH(R15))である時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R)、N(R)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R)、ON(R)、SiR2829、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
    は、式(IV):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であり、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであり、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであり、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの4つ以下は、KがNである時、Nであり、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであるが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であり;
    16とR17は、独立に合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリールおよびアリールからなる群より選択される環を形成するために結合された3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成し;
    18とR19は、独立に合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール;および、アリールからなる群より選択される環を形成するために結合された3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成し;
    は、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノであり、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノ以外である必要があり;
    20とR21、R20とR22およびR21とR22対は、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する4〜7個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するためにスペーサー対が合さったスペーサー対を形成するように独立に選択されるが、ただし、スペーサー対R20とR21、R20とR22およびR21とR22からなる群の1つ以下は、同時に使用されるか;
    は、N(R26)SON(R23)(R24)、N(R26)C(O)OR、N(R26)C(O)SR、N(R26)C(S)ORおよびN(R26)C(S)SRからなる群より選択されるが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであるか;
    は、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)C(O)N(R23)(R24)、N(R26)C(S)N(R23)(R24)、C(NR25)OR、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(S)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)N(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(NR25)SR、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、前記Q基は、炭素原子に直接結合され;
    23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
    23とR24は、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリルを形成するために結合点を結合する4〜7個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成し;
    23とR25、R24とR25、R25とR26、R24とR26およびR23とR26対は、スペーサー対が基L−U−Vを形成するために選択されたスペーサー対員を結合する点から合さるスペーサー対を形成するように独立に選択され、ここで、L、UおよびVは、シクロアルキル基、シクロアルケニルからなる1,2−二置換された基の群より独立に選択され、シクロアルキルおよびシクロアルケニル基は、R30およびR31、アリール基、ヘテロアリール基、飽和されたヘテロ環式基および一部飽和されたヘテロ環式基から選択される1つ以上の基で置換され、その1,2−置換基は、C=O、C=S、C(R28)R32、S(O)、S(O)、OP(OR31)R30、P(O)R30、P(S)R30およびSi(R28)(R29)から独立に選択されるか;
    23とR25、R24とR25、R25とR26、R24とR26およびR23とR26対は、スペーサー対が基L−U−Vを形成するために選択されたスペーサー対員を結合する点から合さるスペーサー対を形成するように独立に選択され、ここで、L、UおよびVは、1,2−二置換されたアルキレン基および1,2−二置換されたアルケニレン基からなる基の群より独立に選択され、その1,2−置換基は、C=O、C=S、C(R28)R29、S(O)、S(O)、OP(OR31)R30、P(O)R30、P(S)R30およびSi(R28)(R29)から独立に選択され、そのアルキレンおよびアルケニレン基は、1つ以上のR30またはR31置換基で置換されるか;
    23とR25、R24とR25、R25とR26、R24とR26およびR23とR26対は、スペーサー対が基L−U−Vを形成するために選択されたスペーサー対員を結合する点から合さるスペーサー対を形成するように独立に選択され、ここで、L、UおよびVは、O、S、C(O)、C(S)、C(JS(O)、SO、OP(OR31)R30、P(O)R30、P(S)R30、C(R30)(R31)、C=C(R30)R31、(O)POP(O)、R30(O)POP(O)R30、Si(R29)R28、Si(R29)(R28)Si(R29)R28、Si(R29)R28OSi(R29)R28、(R28)R29COC(R28)R29、(R28)R29CSC(R28)R29、C(O)C(R30)=C(R31)、C(S)C(R30)=C(R31)、S(O)C(R30)=C(R31)、SOC(R30)=C(R31)、PR30C(R30)=C(R31)、P(O)R30C(R30)=C(R31)、P(S)R30C(R30)=C(R31)、DC(R30)(R31)D、OP(OR31)R30、P(O)R30、P(S)R30、Si(R28)R29およびN(R30)ならびに共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、L、UおよびVのいずれか2つ以下は、同時に、共有結合;および、5〜10隣接員を有するL、UおよびVによって構成されるヘテロサイクリルであり;
    Dは、酸素、C=O、C=SおよびS(O)からなる群より選択され、ここで、mは、0〜2から選択される整数であり;
    は、OR27、SR27およびN(R20)R21からなる群より独立に選択され;
    27は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アラルキルチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、パーハロアリールオキシアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、アラルキルスルフィニルアルキルおよびアラルキルスルホニルアルキルからなる群より選択され;
    28とR29は、ヒドリド、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アシル、アロイル、アラルカノイル、ヘテロアロイル、アラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アラルキルチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、パーハロアリール、パーハロアラルキル、パーハロアリールオキシアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、シアノアルキル、ジシアノアルキル、カルボキサミドアルキル、ジカルボキサミドアルキル、シアノカルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、ジカルボアルコキシアルキル、シアノシクロアルキル、ジシアノシクロアルキル、カルボキサミドシクロアルキル、ジカルボキサミドシクロアルキル、カルボアルコキシシアノシクロアルキル、カルボアルコキシシクロアルキル、ジカルボアルコキシシクロアルキル、ホルミルアルキル、アシルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、アラルキルスルフィニルアルキル、アラルキルスルホニルアルキル、カルボキシ、ジアルコキシホスホノ、ジアラルコキシホスホノ、ジアルコキシホスホノアルキルおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択されるか;
    28とR29は、合さって、2〜7隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成し、3〜8隣接員を有するシクロアルキル;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成し;
    30とR31は、ヒドリド、ヒドロキシ、チオール、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アラルキルチオアルキル、ヘテロアラルコキシチオアルキキル、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルケニルオキシアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアラルキルスルフィニルアルキル、アラルキルスルホニルアルキル、シアノアルキル、ジシアノアルキル、カルボキサミドアルキル、ジカルボキサミドアルキル、シアノカルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、ジカルボアルコキシアルキル、シアノシクロアルキル、ジシアノシクロアルキル、カルボキサミドシクロアルキル、ジカルボキサミドシクロアルキル、カルボアルコキシシアノシクロアルキル、カルボアルコキシシクロアルキル、ジカルボアルコキシシクロアルキル、ホルミルアルキル、アシルアルキル、ジアルコキシホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノアルキル、ホスホノアルキル、ジアルコキシホスホノアルコキシ、ジアラルコキシホスホノアルコキシ、ホスホノアルコキシ、ジアルコキシホスホノアルキルアミノ、ジアラルコキシホスホノアルキルアミノ、ホスホノアルキルアミノ、ジアルコキシホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノアルキル、スルホニルアルキル、アルコキシスルホニルアルキル、アラルコキシスルホニルアルキル、アルコキシスルホニルアルコキシ、アラルコキシスルホニルアルコキシ、スルホニルアルコキシ、アルコキシスルホニルアルキルアミノ、アラルコキシスルホニルアルキルアミノおよびスルホニルアルキルアミノから独立に選択されるか;
    30とR31は、合さって、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために2〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサー基を形成し;
    は、共有単結合;(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、1〜4から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、SC(S)N(R14)、SC(O)N(R14)、OC(S)N(R14)、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R17)、N(R14)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)、ON(R14)およびSiR2829からなる群より選択される。];(CH(R14−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜4から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OCSN(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R14)、N(R14)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)、ON(R14)およびSiR2829からなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14およびR15は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R14))、(CH(R14))は、Eに結合される。]からなる群より選択され;
    は、Q−Qssであり、ここで、Qssは、(CR3738[ここで、fは、1〜6から選択される整数である。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜4から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OC(S)N(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、Se、Se(O)、Se(O)、Se(O)N(R14)、N(R14)Se(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)、ON(R14)およびSiR2829からなる群より選択されるWからなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14とR15は、Nに直接結合する時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R15))および(CH(R15))は、Eに結合される。]からなる群より選択されるか;
    は、Q−Qsssであり、ここで、Qsssは、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜3から選択される整数であり、Wは、1,1−シクロプロピル、1,2−シクロプロピル、1,1−シクロブチル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピラン−2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))は、Eに結合され、Qは、各Wの最も低い数の置換基位に結合されるか;
    は、Q−Qsssrであり、ここで、Qsssrは、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜3から選択される整数であり、Wは、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピランー2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))は、Eに結合され、Qは、各Wの最も高い数の置換基位に結合されるか;
    は、Q−Qssssであり、ここで、Qssssは、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜3から選択される整数であり、Wは、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qは、各Wの最も低い数の置換基位に結合され、(CH(R38))は、Eに結合されるか;
    は、Q−Qssssrであり、ここで、Qssssrは、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜3から選択される整数であり、Wは、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qは、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、(CH(R38))は、Eに結合され;
    37とR37は、異なる炭素に結合される時、合さって、3〜8個の隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8個の隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8個の隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために1〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成し;
    37とR38は、異なる炭素に結合される時、合さって、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために1〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成し;
    38とR38は、異なる炭素に結合される時、合さって、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために1〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成し;
    37とR38は、同一の炭素に結合される時、合さって、オキソ;チオノ;アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環から選択される環を形成するために2〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成し;
    39とR40は、同一の炭素に結合される時、合さって、オキソ;チオノ;R−N、アルキレン;ハロアルキレン;ならびに、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;3〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、3〜8隣接員を有するヘテロサイクリルから選択される環を形成するために2〜7個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーからなる群より選択される基を形成する。〕
    を有する化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  2. Bが、式(V):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は共有結合であり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであり、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであるが、ただし、R32、R33、R34、R35およびR36は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択され;
    32、R33、R34、R35およびR36は、Qとなるように独立に選択される。]であり;
    、R10、R11、R12、R13、R16、R17、R18、R19、R32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、カルボキシ、ヘテロアラルキルチオ、ヘテロアラルコキシ、シクロアルキルアミノ、アシルアルキル、アシルアルコキシ、アリロイルアルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、アラルキルアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロサイクリル、パーハロアラルキル、アラルキルスルホニル、アラルキルスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルフィニルアルキル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリールアミノ−N−アルキルアミノ、ヘテロアリールアミノアルキル、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルコキシアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルキレンジオキシ、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシ、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アリールチオ、アリールチオアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロアルキルスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アリールスルホンアミド、ジアリールアミドスルホニル、モノアルキルモノアリールアミドスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロサイクリルスルホニル、ヘテロサイクリルチオ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルキレンジオキシ、ハロアルキレンジオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルカノイル、シクロアルケニル、低級シクロアルキルアルキル、低級シクロアルケニルアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアラルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシヘテロアラルキル、ハロアルコキシアルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、アルコキシカルボキサミド、アルキルアミドカルボニルアミド、アリールアミドカルボニルアミド、カルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルケニル、カルボアラルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、シアノ、カルボハロアルコキシ、ホスホノ、ホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択され;
    32とR33、R33とR34、R34とR35およびR35とR36の対が、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール環;および、アリールからなる群より選択される環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されるが、ただし、スペーサー対R32とR33、R33とR34、R34とR35およびR35とR36からなる群の1つ以下が、同時に使用されるか;
    Bが、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択され、基Bの各員が、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまでに6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bが、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位とに隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    とR10、R10とR11、R11とR12およびR12とR13の対が、スペーサー対が合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリール環;および、アリールからなる群より選択される環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するスペーサー対を形成するように独立に選択されるが、ただし、スペーサー対RとR10、R10とR11、R11とR12およびR12とR13からなる基の1つ以下が、同時に使用され;
    Aが、共有単結合;(Wrr−(CH(R15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)S、C(S)O、C(O)N(R)、C(S)N(R)、(R)NC(O)、(R)NC(S)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、(R)NS(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、C(NR)N(R)、(R)NC(NR)およびN(R)からなる群より選択され;
    とRが、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイルおよびアルコキシアルキルからなる群より独立に選択される。]からなる群より選択され;
    14、R15、R37およびR38が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミドおよびカルボキサミドアルキルからなる群より独立に選択され;
    Ψが、NR、O、C(O)、C(S)、S、S(O)、S(O)、ON(R)、P(O)(R)およびCR3940からなる群より選択され;
    が、ヒドリド、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、アシル、アロイルおよびヘテロアロイルからなる群より選択され;
    39とR40が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、アシルアミド、アルコキシ、アルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミドおよびカルボキサミドアルキルからなる群より独立に選択され;
    とRが、Z−Q、ヒドリド、アルキル、アルケニルおよびハロからなる群より独立に選択されるか;
    とRが、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、ヘテロアリールアミノ、アミノ、ニトロ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、ヒドロキシハロアルキル、シアノおよびホスホノからなる群より独立に選択され;
    が、共有単結合;(CR4142[ここで、qは、1〜6から選択される整数である。];(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R41)、(R41)NC(O)、C(S)N(R41)、(R41)NC(S)、OC(O)N(R41)、(R41)NC(O)O、SC(S)N(R41)、(R41)NC(S)S、SC(O)N(R41)、(R41)NC(O)S、OC(S)N(R41)、(R41)NC(S)O、N(R42)C(O)N(R41)、(R41)NC(O)N(R42)、N(R42)C(S)N(R41)、(R41)NC(S)N(R42)、S(O)、S(O)、S(O)N(R41)、N(R41)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。];および、(CH(R41))‐W−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR41=CR42、CR4142=C;ビニリデン)およびエチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)からなる群より選択されるが、ただし、R41とR42は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、Zは、ピロン環に直接結合される。]からなる群より選択され;
    41とR42が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、アリールオキシ、ヒドロキシアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキルアルコキシ、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロアラルキルチオアルキル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールスルホニルアルキル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルおよびアラルキルスルホニルアルキルからなる群より独立に選択され;
    Qが、式(II):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであり、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであるが、ただし、R、R10、R11、R12およびR13は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であるか;
    Qが、式(III):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、JおよびJは、C、N、OおよびSからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであり、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであり、D、D、JおよびJの3つ以下は、Nであるが、ただし、R、R10、R11およびR12は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように選択される。]
    であり;
    Qが、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルケニル、アルキニル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、シクロアルキルアルケニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキルおよびハロシクロアルケニルオキシアルキルからなる群より選択され;
    Kが、(CR4a4b[ここで、nは、1〜2から選択される整数である。]であり;
    4aとR4bは、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、およびシアノアルキルからなる群より独立に選択され;
    4aとR4bは、同一の炭素に結合される時、合さって、オキソ;ならびに、3〜8隣接員を有するシクロアルキル環;5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;および、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環からなる群より選択される環を形成するために結合された2〜7個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分からなる群より選択される基を形成し;
    が、Kが(CR4a4bである時、Eであり;ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、S(O)N(R)C(O)、C(O)N(R)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R)、ON(R)、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
    Kが、(CH(R14))−Tであり、ここで、jは、0〜2の整数から選択され、Tは、共有単結合、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))は、ピロン環に結合されるか;
    が、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、(R)NC(O)O、(R)NC(S)S、(R)NC(O)S、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、SON(H)C(O)、C(O)N(H)SO、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)およびN(R)からなる群より選択され;
    Kが、G−(CH(R15))であり、ここで、kは、1〜2の整数から選択され、Gは、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、R15は、kが1である時、ヒドロキシ、シアノ、ハロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびスルフヒドリル以外であるか;
    が、KがG(CH(R15))である時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R)、ON(R)、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
    が、式(IV):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であり、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであり、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであり、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの3つ以下は、KがNである時、Nであり、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであるが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であり;
    16とR17が、合さって、5〜8隣接員を有するシクロアルケニル環;5〜8隣接員を有する一部飽和されたヘテロサイクリル環;5〜6隣接員を有するヘテロアリールおよびアリールからなる群より選択される環を形成するために結合された3〜6個の隣接原子を有する直鎖部分スペーサーを形成し;
    が、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノであり、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノ以外である必要があり;
    20とR21、R20とR22およびR21とR22対が、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するためにスペーサー対員の結合点を結合する4〜7個の隣接原子を有する直鎖部分を形成するためにスペーサー対が合さったスペーサー対を形成するように独立に選択されるが、ただし、スペーサー対R20とR21、R20とR22およびR21とR22からなる群の1つ以下が、同時に使用されるか;
    が、N(R26)SON(R23)(R24)、N(R26)C(O)OR、N(R26)C(O)SR、N(R26)C(S)ORおよびN(R26)C(S)SRからなる群より選択されるが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであるか;
    が、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)C(O)N(R23)(R24)、N(R26)C(S)N(R23)(R24)、C(NR25)OR、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(S)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)N(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(NR25)SR、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、前記Q基が、炭素原子に直接結合され;
    23、R24、R25およびR26が、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
    23とR24が、合さって、5〜8隣接員を有するヘテロサイクリル環を形成するために結合点を結合する4〜7個の隣接原子を有する直鎖スペーサー部分を形成し;
    が、共有単結合;(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、1〜4から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、SC(S)N(R14)、SC(O)N(R14)、OC(S)N(R14)、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択される。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜4から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OCSN(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14およびR15は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R14))、(CH(R14))は、Eに結合される。]からなる群より選択され;
    が、Q−Qssであり、ここで、Qssは、(CR3738[ここで、fは、1〜6から選択される整数である。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜4から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OC(S)N(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、P(O)(R)、N(R)P(O)(R)、P(O)(R)N(R)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択されるWからなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14とR15は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R15および(CH(R15))は、Eに結合される。]からなる群より選択されるか;
    が、Q−Qsssであり、ここで、Qsssが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜3から選択される整数であり、Wが、1,1−シクロプロピル、1,2−シクロプロピル、1,1−シクロブチル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピラン−2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))が、Eに結合され、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合されるか;
    が、Q−Qsssrであり、ここで、Qsssrは、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜3から選択される整数であり、Wが、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピランー2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))が、Eに結合され、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合されるか;
    が、Q−Qssssであり、ここで、Qssssは、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜3から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合されるか;
    が、Q−Qssssrであり、ここで、Qssssrが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜3から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合される、請求項1に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  3. Bが、式(V):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は共有結合であり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであり、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであり;
    32、R33、R34、R35およびR36は、Qとなるように独立に選択される。]であり;
    、R10、R11、R12、R13、R16、R17、R18、R19、R32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、カルボキシ、ヘテロアラルキルチオ、ヘテロアラルコキシ、シクロアルキルアミノ、アシルアルキル、アシルアルコキシ、アリロイルアルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、アラルキルアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロサイクリル、パーハロアラルキル、アラルキルスルホニル、アラルキルスルホニルアルキル、アラルキルスルフィニル、アラルキルスルフィニルアルキル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニルアルキル、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリールアミノ−N−アルキルアミノ、ヘテロアリールアミノアルキル、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヘテロアラルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルコキシアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルキレンジオキシ、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシ、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アリールチオ、アリールチオアルキル、ヘテロアラルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルフィニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロアルキルスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アリールスルホンアミド、ジアリールアミドスルホニル、モノアルキルモノアリールアミドスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールスルホニル、ヘテロサイクリルスルホニル、ヘテロサイクリルチオ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルキレンジオキシ、ハロアルキレンジオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルアルカノイル、シクロアルケニル、低級シクロアルキルアルキル、低級シクロアルケニルアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアラルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシヘテロアラルキル、ハロアルコキシアルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アリールオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、アルコキシカルボキサミド、アルキルアミドカルボニルアミド、アリールアミドカルボニルアミド、カルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルケニル、カルボアラルコキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキル、シアノ、カルボハロアルコキシ、ホスホノ、ホスホノアルキル、ジアラルコキシホスホノおよびジアラルコキシホスホノアルキルからなる群より独立に選択され;
    Bが、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまでに6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bが、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位とに隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    Aが、共有単結合;(Wrr−(CHR15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)S、C(S)O、C(O)N(R)、C(S)N(R)、(R)NC(O)、(R)NC(S)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、(R)NS(O)、C(NR)N(R)、(R)NC(NR)およびN(R)からなる群より選択され;
    とRは、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より独立に選択される。]からなる群より選択され;
    14、R15、R37およびR38が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびハロアルコキシアルキルからなる群より独立に選択され;
    Ψが、NR、O、C(O)、C(S)、S、S(O)、S(O)およびCR3940からなる群より選択され;
    が、ヒドリド、アルキルおよびアルコキシからなる群より選択され;
    39とR40が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシおよびハロアルコキシアルキルからなる群より独立に選択され;
    とRが、Z−Q、ヒドリド、アルキル、アルケニルおよびハロからなる群より独立に選択されるか;
    とRが、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、ジアルキルスルホニウムアルキル、ヘテロアリールアミノ、アミノ、ニトロ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、アルカノイル、アルケノイル、アロイル、ヘテロアロイル、アラルカノイル、ヘテロアラルカノイル、ハロアルカノイル、ヒドロキシハロアルキル、シアノおよびホスホノからなる群より独立に選択され;
    が、共有単結合;(CR4142[ここで、qは、1〜2から選択される整数である。];(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R41)、(R41)NC(O)、C(S)N(R41)、(R41)NC(S)、OC(O)N(R41)、(R41)NC(O)O、SC(S)N(R41)、(R41)NC(S)S、SC(O)N(R41)、(R41)NC(O)S、OC(S)N(R41)、(R41)NC(S)O、N(R42)C(O)N(R41)、(R41)NC(O)N(R42)、N(R42)C(S)N(R41)、(R41)NC(S)N(R42)、S(O)、S(O)、S(O)N(R41)、N(R41)S(O)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。];および、(CH(R41))‐W−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wが、CR41=CR42、CR4142=C;ビニリデン)およびエチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)からなる群より選択されるが、ただし、R41とR42が、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、Zが、ピロン環に直接結合される。]からなる群より選択され;
    41とR42が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、アリールオキシ、ヒドロキシアルキル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルコキシ、アルキル、アリール、アラルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキルアルコキシ、アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシ、ハロシクロアルコキシアルキル、ハロシクロアルケニルオキシアルキル、飽和されたヘテロサイクリル、一部飽和されたヘテロサイクリル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルからなる群より独立に選択され;
    Qが、式(II):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであり、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであるが、ただし、R、R10、R11、R12およびR13は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であり;
    Qが、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、飽和されたヘテロサイクリル、アルキル、一部飽和されたヘテロサイクリル、アシル、アロイル、ヘテロアロイル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキル、シクロアルキルアルケニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルケニル、ハロシクロアルキル、ハロシクロアルケニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルケニルオキシアルキル、ハロシクロアルコキシアルキルおよびハロシクロアルケニルオキシアルキルからなる群より選択され;
    Kが、(CR4a4b[ここで、nは、整数1である。]であり;
    4aとR4bが、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
    が、Kが(CR4a4bである時、Eであり;ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、S(O)N(R)C(O)、C(O)N(R)S(O)、N(R)、ON(R)、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるか;
    Kが、(CH(R14))−Tであり、ここで、jは、0〜1の整数から選択され、Tは、共有単結合、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))が、ピロン環に結合されるか;
    が、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、(R)NC(O)O、(R)NC(S)S、(R)NC(O)S、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、SON(H)C(O)、C(O)N(H)SOおよびN(R)からなる群より選択され;
    Kが、G−(CH(R15))であり、ここで、kは、整数1であり、Gは、O、SおよびN(R)からなる群より選択されるか;
    が、KがG(CH(R15))である時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R)、(R)NC(O)、C(S)N(R)、(R)NC(S)、OC(O)N(R)、(R)NC(O)O、SC(S)N(R)、(R)NC(S)S、SC(O)N(R)、(R)NC(O)S、OC(S)N(R)、(R)NC(S)O、N(R)C(O)N(R)、(R)NC(O)N(R)、N(R)C(S)N(R)、(R)NC(S)N(R)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、N(R)S(O)、N(R)、ON(R)、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択され;
    が、式(IV):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であり、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであり、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであり、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの3つ以下は、KがNである時、Nであり、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであるが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であり;
    が、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22が、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノおよびジアルキルアミノ以外である必要があるか;
    が、N(R26)SON(R23)(R24)、N(R26)C(O)OR、N(R26)C(O)SR、N(R26)C(S)ORおよびN(R26)C(S)SRからなる群より選択されるが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであるか;
    が、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)C(O)N(R23)(R24)、N(R26)C(S)N(R23)(R24)、C(NR25)OR、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(S)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)N(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(NR25)SR、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、前記Q基が、炭素原子に直接結合され;
    23、R24、R25およびR26が、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
    が、共有単結合;(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、1〜2から選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、SC(S)N(R14)、SC(O)N(R14)、OCSN(R14)、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択される。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜2から独立に選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OCSN(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wが、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14およびR15は、Nに直接結合される時、ハロおよびシアノ以外から選択され、(CR3738、(CH(R14))および(CH(R14))は、Eに結合される。]からなる群より選択され;
    が、Q−Qssであり、ここで、Qssが、(CR3738[ここで、fは、1〜4から選択される整数である。];(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜2から独立に選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、C(S)、C(O)O、C(S)O、C(O)S、C(S)S、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、C(S)N(R14)、(R14)NC(S)、OC(O)N(R14)、(R14)NC(O)O、SC(S)N(R14)、(R14)NC(S)S、SC(O)N(R14)、(R14)NC(O)S、OC(S)N(R14)、(R14)NC(S)O、N(R15)C(O)N(R14)、(R14)NC(O)N(R15)、N(R15)C(S)N(R14)、(R14)NC(S)N(R15)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択されるWからなる群より選択される。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、eおよびhは、0〜2から独立に選択される整数であり、Wが、CR4a=CR4b、エチニリデン(C≡C;1,2−エチニル)およびC=CR4a4bからなる群より選択されるが、ただし、R14とR15が、Nに直接結合される時、ハロ以外から選択され、(CR3738、(CH(R15および(CH(R15))が、Eに結合される。]からなる群より選択されるか;
    が、Q−Qsssであり、ここで、Qsssが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,1−シクロプロピル、1,2−シクロプロピル、1,1−シクロブチル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピラン−2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))は、Eに結合され、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合されるか;
    が、Q−Qsssrであり、ここで、Qsssrが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,4−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,5−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、1,4−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,5−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、1,4−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,5−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、3,5−ピペリジニル、3,6−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2H−2,3−ピラニル、2H−2,4−ピラニル、2H−2,5−ピラニル、4H−2,3−ピラニル、4H−2,4−ピラニル、4H−2,5−ピラニル、2H−ピランー2−オン−3,4−イル、2H−ピラン−2−オン−4,5−イル、4H−ピラン−4−オン−2,3−イル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニル、3,4−テトラヒドロフラニル、2,3−テトラヒドロピラニル、2,4−テトラヒドロピラニル、2,5−テトラヒドロピラニル、2,6−テトラヒドロピラニル、3,4−テトラヒドロピラニルおよび3,5−テトラヒドロピラニルからなる群より選択されるが、ただし、(CH(R38))は、Eに結合され、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合されるか;
    が、Q−Qssssであり、ここで、Qssssが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合されるか;
    が、Q−Qssssrであり、ここで、Qssssrが、(CH(R38))−Wであり、rが、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合される、請求項1に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  4. Bが、式(V):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は共有結合であり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであり、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであり;
    32、R33、R34、R35およびR36は、Qとなるように独立に選択される。]であり;
    、R10、R11、R12、R13、R16、R17、R18、R19、R32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、ハロアルキルスルフィニルアルキル、ハロスルホニルアルキル、アルキルスルホンアミド、アルキルアミノスルホニル、アミドスルホニル、モノアルキルアミドスルホニル、ジアルキルアミドスルホニル、モノアリールアミドスルホニル、アルカノイル、アルケノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、アルコキシカルボキサミド、アルキルアミドカルボニルアミド、カルボアルコキシアルキル、カルボアルコキシアルケニル、カルボキサミド、カルボキサミドアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択されるか;
    Bが、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまでに6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bが、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位とに隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    Aが、共有単結合;(Wrr−(CHR15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、C(S)、C(O)S、C(S)O、C(O)N(R)、C(S)N(R)、(R)NC(O)、(R)NC(S)、S(O)、S(O)、S(O)N(R)、(R)NS(O)、C(NR)N(R)、(R)NC(NR)およびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、rrおよびpaからなる群の1つ以下は、同時に0であり;
    とRが、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より独立に選択される。]からなる群より選択され;
    15が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    Ψが、NHであり;
    が、ヒドリドであり;
    が、Z−Q、ヒドリド、アルキル、アルケニルおよびハロからなる群より選択され;
    が、共有単結合であり;
    Qが、式(II):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、J、JおよびKは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Oであり、D、D、J、JおよびKの1つ以下は、Sであり、D、D、J、JおよびKの1つは、D、D、J、JおよびKの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、J、JおよびKの4つ以下は、Nであるが、ただし、R、R10、R11、R12およびR13は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であり;
    Kが、CR4a4bであり;
    4aとR4bが、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
    が、KがCR4a4bである時、Eであり;ここで、Eが、共有単結合、(O)N(H)、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
    Kが、(CH(R14))−Tであり、ここで、jは、0〜1の整数から選択され、Tが、共有単結合およびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))が、ピロン環に結合され;
    14が、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    が、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eが、C(O)N(H)、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、SON(H)、N(H)S(O)、SON(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
    が、式(IV):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であり、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであり、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであり、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの3つ以下は、KがNである時、Nであり、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであるが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であり;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、アルケノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボアルコキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノ以外である必要があるか;
    が、N(R26)SON(R23)であるが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり;
    23、R24、R25およびR26が、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるか;
    が、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)C(O)N(R23)(R24)、N(R26)C(S)N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(S)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)N(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、前記Q基が、炭素原子に直接結合され;
    が、共有単結合;(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、1〜2から選択される整数であり、Wが、O、S、C(O)、S(O)、N(R14)およびON(R14)からなる群より選択されるが、ただし、R14が、直接Nに結合される時、ハロ以外から選択され、(CR3738が、Eに結合される。]からなる群より選択され;
    37とR38が、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
    が、Q−Qssssであり、ここで、Qssssが、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も低い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合されるか;
    が、Q−Qssssrであり、ここで、Qssssrが、(CH(R38))−Wであり、rは、1〜2から選択される整数であり、Wが、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より選択されるが、ただし、Qが、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、(CH(R38))が、Eに結合される、請求項3に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  5. 式I−S:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−5−イル、3−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イルおよび1,2,3−トリアジン−4−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素と結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素と結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、チオ、ニトロ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプポロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
    Bは、1−プロペニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ブチニル、sec−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ペンチル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、1−メチル−2−ブチニル、3−ペンチル、1−エチル−2−プロペニル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1−ヘキシル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、2−ヘキシル、1−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、3−ヘキシル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−プロピル−2−プロペニル、1−エチル−2−ブチニル、1−ヘプチル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、5−ヘプテニル、6−ヘプテニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、5−ヘプチニル、2−ヘプチル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−3−ヘキセニル、1−メチル−4−ヘキセニル、1−メチル−5−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキシニル、1−メチル−3−ヘキシニル、1−メチル−4−ヘキシニル、3−ヘプチル、1−エチル−2−ペンテニル、1−エチル−3−ペンテニル、1−エチル−4−ペンテニル、1−ブチル−2−プロペニル、1−エチル−2−ペンチニル、1−エチル−3−ペンチニル、1−オクチル、2−オクテニル、3−オクテニル、4−オクテニル、5−オクテニル、6−オクテニル、7−オクテニル、2−オクチニル、3−オクチニル、4−オクチニル、5−オクチニル、6−オクチニル、2−オクチル、1−メチル−2−ヘプテニル、1−メチル−3−ヘプテニル、1−メチル−4−ヘプテニル、1−メチル−5−ヘプテニル、1−メチル−6−ヘプテニル、1−メチル−2−ヘプチニル、1−メチル−3−ヘプチニル、1−メチル−4−ヘプテニル、1−メチル−5−ヘプテニル、1−メチル−6−ヘプテニル、1−メチル−2−ヘプテニル、1−メチル−3−ヘプチニル、1−メチル−4−ヘプチニル、1−メチル−5−ヘプチニル、3−オクチル、1−エチル−2−ヘキセニル、1−エチル−3−ヘキセニル、1−エチル−4−ヘキセニル、1−エチル−2−ヘキシニル、1−エチル−3−ヘキシニル、1−エチル−4−ヘキシニル、1−エチル−5−ヘキセニル、1−ペンチル−2−プロペニル、4−オクチル、1−プロピル−2−ペンテニル、1−プロピル−3−ペンテニル、1−プロピル−4−ペンテニル、1−ブチル−2−ブテニル、1−プロピル−2−ペンチニル、1−プロピル−3−ペンチニル、1−ブチル−2−ブチニル、1−ブチル−3−ブテニル、2,2−ジフルオロプロピル、4−トリフルオロメチル−5,5,5−トリフルオロペンチル、4−トリフルオロメチルペンチル、5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキシルおよび3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bは、シクロプロピル、シクロブチル、オキセタン−2−イル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チアエタン−2−イル、チアエタン−3−イル、シクロペンチル、シクロペント−2−エニル、シクロペント−3−エニル、シクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、4−クロロ−3−エチルフェノキシシクロヘキシル、3−トリフルオロメトキシフェノキシシクロヘキシル、3−トリフルオロメチルシクロヘキシル、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル、3,5−ビス−トリフルオロメチルシクロヘキシル、アダマンチル、3−トリフルオロメチルアダマンチル、ノルボルニル、3−トリフルオロメチルノルボルニル、ノルボルネニル、7−オキサビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−2−イル、ビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−6−イル、シクロヘキセ−2−エニル、シクロヘキセ−3−エニル、シクロヘプチル、シクロヘプト−2−エニル、シクロヘプト−3−エニル、シクロオクチル、シクロオクト−2−エニル、シクロオクト−3−エニル、シクロオクト−4−エニル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ジオキサニル、2H−2−ピラニル、2H−3−ピラニル、2H−4−ピラニル、4H−2−ピラニル、4H−3−ピラニル、4H−4−ピラニル、2H−ピラン−2−オン−3−イル、2H−ピラン−2−オン−4−イル、2H−ピラン−2−オン−5−イル、4H−ピラン−4−オン−2−イル、4H−ピラン−4−オン−3−イル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニルおよび3−テトラヒドロチエニルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
    、R10、R11、R12およびR13は、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、メチルエチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ブトキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−ジメチルアミノ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Aは、共有単結合、O、C(O)、CH、CHCH、CFCH、CHCC(O)、CFCC(O)、C(O)CCH、C(O)CCF、CHC(O)、(O)CCH、CHCH、CHCHCH、CHCCH、CFCCH、CHCC(O)CH、CFCC(O)CH、CHC(O)CCH、CHC(O)CCF、CHCHC(O)およびCH(O)CCHからなる群より選択され;
    は、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−5−イル、3−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−オキサゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イルおよび1,2,3−トリアジン−4−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    Kは、CR4a4bであり、R4aとR4bは、クロロ、フルオロおよびヒドリドからなる群より独立に選択され;
    は、KがCR4a4bである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
    Kは、N(H)およびCHN(H)からなる群より選択され;
    は、KがN(H)およびCHN(H)である時、Eであり、ここで、Eは、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)NH、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
    は、
    Figure 2004505014
    Figure 2004505014
    Figure 2004505014
    からなる式の群より選択され;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、チオ、ニトロ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、炭素に結合する時、NR2021NR202122、ジメチルスルホニウム、メチルエチルスルホニウム、ジエチルスルホニウム、トリメチルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)(N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであり、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる基の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであり、前記Qは、炭素原子に直接結合され;
    20、R21、R22、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−アミノエチル)アミノ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より独立に選択され;
    は、窒素に結合される時、オキシ、メチル、エチル、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、アミノ、ヒドロキシルアミノ、N−メトキシアミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より選択され;
    は、共有単結合、CH、CHCH、CF、CFCH、CHO、CHC(H)O、CFC(H)O、CHS、CHC(H)S、CFC(H)S、CHC(O)、CHC(H)C(O)、CFC(H)C(O)およびCFC(O)からなる群より選択されるが、ただし、Qは、炭素原子を介してEに結合される。〕
    を有する請求項4に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  6. Bが、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素と結合点に隣接する2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
    Bが、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CハロアルキルおよびC−Cハロアルケニルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bが、C−C10シクロアルキル、C−C10シクロアルケニル、C−C飽和されたヘテロサイクリルおよびC−C一部飽和されたヘテロサイクリルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、1つ以下の環炭素は、同時にオキソで置換され、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接しかつ結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11位とR33位に隣接しかつ結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    、R10、R11、R12およびR13が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Aが、共有単結合;(Wrr−(CHR15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0〜1から選択される整数であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wが、O、SおよびC(O)からなる群より選択されるが、ただし、rrおよびpaからなる群の1つ以下は、同時に整数0であり;
    15が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択される。]からなる群より選択され;
    Ψが、NHであり;
    が、ヒドリドであり;
    がQであり、ここで、Qが、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    Kが、CR4a4b[ここで、R4aとR4bは、ハロおよびヒドリドからなる群より独立に選択される。]であり;
    が、KがCR4a4bである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
    Kが、(CH(R14))−Tであり、ここで、jは、0〜1の整数から選択され、Tが、共有単結合およびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、(CH(R14))は、ピロン環に結合され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択され;
    14が、ヒドリドおよびハロからなる群より選択され;
    が、Kが(CH(R14))−Tである時、Eであり、ここで、Eは、C(O)N(H)、(H)NC(O)、SON(H)、N(H)S(O)、SON(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され; Yが、式(IV):
    Figure 2004505014
    [式中、D、D、JおよびJは、C、N、O、Sおよび共有結合からなる群より独立に選択されるが、ただし、1つ以下は、共有結合であり、Kは、CおよびNからなる群より独立に選択され、D、D、JおよびJの1つ以下は、Oであり、D、D、JおよびJの1つ以下は、Sであり、D、D、JおよびJの1つは、D、D、JおよびJの2つがOおよびSである時、共有結合である必要があり、D、D、JおよびJの3つ以下は、KがNである時、Nであり、D、D、JおよびJの4つ以下は、Kが炭素である時、Nであるが、ただし、R16、R17、R18およびR19は、各々、炭素の4価の性質、窒素の3価の性質、硫黄の2価の性質および酸素の2価の性質を維持するように独立に選択される。]
    であり;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジアルキルスルホニウム、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、チオ、ニトロ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、アルケノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボアルコキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、NR2021NR202122、オキシ、アルキル、アルキルアミノアルキル、アミノアルキル、ジアルキルスルホニウムアルキルおよびアシルアミノからなる群より選択され、ここで、R20、R21およびR22は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、R20、R21およびR22は、KがNである時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノ以外である必要があるか;
    が、ジアルキルスルホニウム、トリアルキルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アミノまたはジアルキルアミノであり、前記Q基が、炭素原子に直接結合され;
    23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルイルアミノ、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
    が、共有単結合;および、(CR3738−(Waz[ここで、azは、0〜1から選択される整数であり、bは、整数1であり、Wが、O、SおよびC(O)からなる群より選択されるが、ただし、(CR3738が、Eに結合される。]からなる群より選択され;
    37とR38が、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択される、請求項1に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  7. 式I−MPS:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、チオ、ニトロ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
    Bは、1−プロペニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、3−ブテニル、sec−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−ペンチル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、3−ペンチル、1−エチル−2−プロペニル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、2,2−ジフルオロプロピル、2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,1,2,2,2−ヘキサフルオロプロピル、3,3,3−トリフルオロプロプ−1−イルおよび3,3,3−トリフルオロプロプ−2−イルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bは、シクロプロピル、シクロブチル、オキセタン−2−イル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チアエタン−2−イル、チアエタン−3−イルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
    、R10、R11、R12およびR13は、アミジノ、グアニジノ、ジメチルスルホニウム、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Aは、共有単結合、O、C(O)、CH、CHCH、CFCH、CHCC(O)、CFCC(O)、CC(O)CCH、C(O)CCF、CHC(O)および(O)CCHからなる群より選択され;
    は、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    Kは、CR4a4bであり、ここで、R4aとR4bは、クロロ、フルオロおよびヒドリドからなる群より独立に選択され;
    は、KがCR4a4bである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
    Kは、N(H)およびCHN(H)からなる群より選択され;
    は、KがN(H)およびCHN(H)からなる群より選択される時、Eであり、Eは、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)NH、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
    は、
    Figure 2004505014
    Figure 2004505014
    Figure 2004505014
    からなる式の群より選択され;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、炭素に結合される時、NR2021NR202122、ジメチルスルホニウム、メチルエチルスルホニウム、ジエチルスルホニウム、トリメチルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)(N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであり、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一に原子に結合される時、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであり、前記Q基は、炭素原子に直接結合され;
    20、R21、R22、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチル、エチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−アミノエチル)アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より独立に選択され;
    は、窒素に結合される時、オキシ、メチル、エチル、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、アミノ、ヒドロキシルアミノ、N−メトキシアミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より選択され;
    は、共有単結合、CH、CHCH、CF、CFCH、CHO、CHC(H)O、CFC(H)O、CHS、CHC(H)S、CFC(H)S、CHC(O)、CHC(H)C(O)、CFC(H)C(O)およびCFC(O)からなる群より選択されるが、ただし、Qは、炭素原子を介してEに結合される。〕
    を有する請求項6に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  8. 式I−EMPS:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジルおよび4−ピリジルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
    Bは、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、1−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジフルオロプロピル、2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピル、1,1,1,2,2,2−ヘキサフルオロプロピル、3,3,3−トリフルオロプロプ−1−イルおよび3,3,3−トリフルオロプロプ−2−イルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bは、シクロプロピル、シクロブチル、オキセタン−2−イル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チアエタン−2−イル、チアエタン−3−イルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、結合点の炭素原子に隣接する環炭素および窒素原子は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点からの2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
    、R10、R11、R12およびR13は、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、アセチル、プロパノイル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロパノイル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、カルボキシメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Aは、共有単結合、O、C(O)、CH、CHC(O)および(O)CCHからなる群より選択され;
    は、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    Kは、CR4a4bであり、ここで、R4aとR4bは、クロロ、フルオロおよびヒドリドからなる群より独立に選択され;
    は、KがCR4a4bである時、Eであり、ここで、Eは、共有単結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
    Kは、N(H)およびCHN(H)からなる群より選択され;
    は、KがN(H)およびCHN(H)からなる群より選択される時、Eであり、ここで、Eは、C(O)N(H)、(H)NC(O)、S(O)NH、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択され;
    は、
    Figure 2004505014
    Figure 2004505014
    Figure 2004505014
    からなる式の群より選択され;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アセチル、トリフルオロアセチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、NR2021NR202122、ジメチルスルホニウム、メチルエチルスルホニウム、ジエチルスルホニウム、トリメチルホスホニウム、C(NR25)NR2324、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、C(O)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)、N(R26)N(R26)SON(R23)(R24)、C(O)NR2324およびC(O)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20、R21およびR22の1つ以下は、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであり、R23、R24およびR26の1つ以下は、R23、R24およびR26からなる群の2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N,N−トリメチルアミノまたはアミノであり;
    20、R21、R22、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチル、エチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、2−アミノエチル、2−(N−メチルアミノ)エチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N,N,N−トリメチルアミノ)エチル、N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−アミノエチル)アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N,N−トリメチルアミノからなる群より独立に選択され;
    は、共有単結合、CH、CHCH、CF、CFCH、CHO、CHC(H)O、CFC(H)O、CHC(O)、CHC(H)C(O)、CFC(H)C(O)およびCFC(O)からなる群より選択されるが、ただし、Qは、炭素原子を介してEに結合される。〕
    を有する請求項7に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  9. 血液中の血栓状態を抑制するための組成物であって、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に許容可能な担体とを含む組成物。
  10. 血液中の血栓状態を抑制するための方法であって、血液に請求項9に記載の組成物の治療学的に有効な量を添加することを含む方法。
  11. 血液中の血小板凝集体の形成を抑制するための方法であって、血液に請求項9に記載の組成物の治療学的に有効な量を添加することを含む方法。
  12. 血液中の血栓の形成を抑制するための方法であって、血液に請求項9に記載の組成物の治療学的に有効な量を添加することを含む方法。
  13. 哺乳動物の静脈血栓塞栓症および肺動脈塞栓症を治療または予防するための方法であって、哺乳動物に請求項9に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  14. 哺乳動物の深在静脈血栓症を治療または予防するための方法であって、哺乳動物に請求項9に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  15. 哺乳動物の心臓性血栓塞栓症を治療または予防するための方法であって、哺乳動物に請求項9に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  16. ヒトおよびその他の哺乳動物における血栓塞栓症発作を治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に請求項9に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  17. ヒトおよびその他の哺乳動物における癌および癌化学療法に付随する血栓症を治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に請求項9に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  18. ヒトおよびその他の哺乳動物における不安定なアンギナを治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に請求項9に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  19. 血液中の血栓形成を抑制するための方法であって、血液にフィブリノーゲンレセプターアンタゴニストの治療学的に有効な量とともに請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の化合物の治療学的に有効な量を添加することを含む方法。
  20. 哺乳動物の血栓形成の抑制、血栓形成の治療または血栓形成の予防のための薬剤の製造における請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩の使用。
  21. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、着脱可能な水素を有する窒素または前記フェニルまたはヘテロアリール環のAに結合する結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素または結合点に隣接する他の位の炭素は、R36により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR32に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR36に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR33とR35の両方に隣接する炭素は、R34により置換されていてもよく;
    、R10、R11、R12、R13、R32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、アルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、カルボキサミドアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    32、R33、R34、R35およびR36は、独立にQであってもよく;
    Bは、ヒドリド、トリアルキルシリル、C−Cアルキル、C−Cアルキレニル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
    Bは、C−C12シクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであってもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素原子および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、環炭素またはR13位に隣接する窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR12位に隣接し結合する点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR11およびR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    Aは、結合;(Wrr−(CH(R15))pa;および、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜6から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、(R)NC(O)、(R)NC(S)およびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、rrおよびpaからなる群の1つ以下は、同時に0である。]からなる群より選択され;
    は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
    15は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    Ψは、NHまたはNOHであり;
    は、ヒドリド、アルキル、アルケニル、シアノ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノ、アミジノ、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアミノ、チオールおよびアルキルチオからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合;(CR4142[ここで、qは、1〜3から選択される整数である。];および、(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、S(O)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択されるか;
    は、(CH(R41))−W22−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、独立に0または1であり、W22は、CR41=CR42、1,2−シクロプロピル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロピラニルおよび3,4−テトラヒドロピラニルからなる群より選択され、Zは、4−ピロン環に直接結合され、W22は、R、R10、R11、R12およびR13からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
    41およびR42は、アミジノ、ヒドロキシアミノ、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノおよびアルキルからなる群より独立に選択される。]であってもよく;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、着脱可能な水素を有する窒素または前記フェニルまたはヘテロアリールのZに結合する結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素または結合点に隣接する他の位の炭素は、R13により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはRに隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、着脱可能な水素を有する窒素またはR10とR12の両方に隣接する炭素は、R11により置換されていてもよく;
    Qは、ヒドリドであってもよいが、ただし、Zは、結合以外から選択され;
    Kは、CR4a4bであり;
    4aおよびR4bは、ハロ、ヒドリド、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
    は、ただし、KがCR4a4bであるが、Eであり、Eは、共有単結合、C(O)NH、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、S(O)NH、N(H)SO、S(O)NHC(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
    Kは、(CH(R14))−T[ここで、jは0または1であり、Tは、結合またはN(R)であるが、ただし、(CH(R14))は、フェニル環に結合され;
    14は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択される。]であってもよく;
    は、ただし、Kが(CH(R14))−Tであるが、Eであり、Eは、CON(H)、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されるか;
    は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリール環の1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQsの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの隣接原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロアルコキシアルキル、カルボアルコキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
    は、NR2021、アミノアルキル、ヒドリド、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択されるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択され;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アミノアルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、アルキルアミノおよびヒドロキシアルキルからなる群より独立に選択され;
    は、結合;(CR3738[ここで、bは、1〜4から選択される整数である。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜3から独立に選択される整数であり、Wは、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)およびN(R14)からなる群より選択されるが、ただし、R14は、Nに直接結合される時、ハロ以外から選択され、さらにただし、(CR3738および(CH(R14))は、Eに結合され;
    37およびR38は、ヒドリド、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
    38は、アロイルまたはヘテロアロイルであってもよく、R38は、R16、R17、R18およびR19からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい。]からなる群より選択され;
    は、YATであってもよく、YATは、Q−Qであるか;
    は、Q−Qssであってもよく、Qssは、(CH(R14))−W−(CH(R15))であり、eおよびhは、独立に1または2であり、Wは、CR4a=CR4bであるが、ただし、(CH(R14))は、Eに結合されるか;
    は、Q−QssssまたはQ−Qssssrであってもよく、Qssssは、(CH(R38))−Wであり、Qssssrは、(CH(R38))−Wであり、rは1または2であり、WおよびWは、1,4−インデニル、1,5−インデニル、1,6−インデニル、1,7−インデニル、2,7−インデニル、2,6−インデニル、2,5−インデニル、2,4−インデニル、3,4−インデニル、3,5−インデニル、3,6−インデニル、3,7−インデニル、2,4−ベンゾフラニル、2,5−ベンゾフラニル、2,6−ベンゾフラニル、2,7−ベンゾフラニル、3,4−ベンゾフラニル、3,5−ベンゾフラニル、3,6−ベンゾフラニル、3,7−ベンゾフラニル、2,4−ベンゾチオフェニル、2,5−ベンゾチオフェニル、2,6−ベンゾチオフェニル、2,7−ベンゾチオフェニル、3,4−ベンゾチオフェニル、3,5−ベンゾチオフェニル、3,6−ベンゾチオフェニル、3,7−ベンゾチオフェニル、2,7−イミダゾ(1,2−a)ピリジニル、3,4−イミダゾ(1,2−a)ピリジニル、3,5−イミダゾ(1,2a)ピリジニル、3,6−イミダゾ(1,2−a)ピリジニル、3,7−イミダゾ(1,2−a)ピリジニル、2,4−インドリル、2,5−インドリル、2,6−インドリル、2,7−インドリル、3,4−インドリル、3,5−インドリル、3,6−インドリル、3,7−インドリル、1,4−イソインドリル、1,5−イソインドリル、1,6−イソインドリル、2,4−イソインドリル、2,5−イソインドリル、2,6−イソインドリル、2,7−イソインドリル、1,3−イソインドリル、3,4−インダゾリル、3,5−インダゾリル、3,6−インダゾリル、3,7−インダゾリル、2,4−ベンズオキサゾリル、2,5−ベンズオキサゾリル、2,6−ベンズオキサゾリル、2,7−ベンズオキサゾリル、3,4−ベンズイソオキサゾリル、3,5−ベンズイソオキサゾリル、3,6−ベンズイソオキサゾリル、3,7−ベンズイソオキサゾリル、1,4−ナフチル、1,5−ナフチル、1,6−ナフチル、1,7−ナフチル、1,8−ナフチル、2,4−ナフチル、2,5−ナフチル、2,6−ナフチル、2,7−ナフチル、2,8−ナフチル、2,4−キノリニル、2,5−キノリニル、2,6−キノリニル、2,7−キノリニル、2,8−キノリニル、3,4−キノリニル、3,5−キノリニル、3,6−キノリニル、3,7−キノリニル、3,8−キノリニル、4,5−キノリニル、4,6−キノリニル、4,7−キノリニル、4,8−キノリニル、1,4−イソキノリニル、1,5−イソキノリニル、1,6−イソキノリニル、1,7−イソキノリニル、1,8−イソキノリニル、3,4−イソキノリニル、3,5−イソキノリニル、3,6−イソキノリニル、3,7−イソキノリニル、3,8−イソキノリニル、4,5−イソキノリニル、4,6−イソキノリニル、4,7−イソキノリニル、4,8−イソキノリニル、3,4−シンノリニル、3,5−シンノリニル、3,6−シンノリニル、3,7−シンノリニル、3,8−シンノリニル、4,5−シンノリニル、4,6−シンノリニル、4,7−シンノリニルおよび4,8−シンノリニルからなる群より独立に選択され、WおよびWの結合点以外のWの環のおよびWの環の窒素員含有ヒリドおよび炭素は、各々、R、R10、R11およびR12からなる群の1つ以上で置換されていてもよいが、ただし、Qは、各Wの最も低い置換基位に結合され、さらにただし、Qは、各Wの最も高い数の置換基位に結合され、さらにただし、(CH(R38))は、Eに結合される。〕
    で表される化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  22. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、ハロアルカノイル、ニトロ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
    Bは、ヒドリド、トリアルキルシリル、C−Cアルキル、C−Cアルキレニル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bは、C−C12シクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであってもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR12位に隣接し結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素原子およびR11とR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    、R10、R11、R12およびR13は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アルコキシアミノ、アルカノイル、ハロアルカノイル、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルファミド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、(R)NC(O)、(R)NC(S)およびN(R)からなる群より選択されるが、ただし、Wは、4−ピロン環上のN(H)に結合される。]であり;
    は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
    15は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    は、ヒドリド、アルキル、シアノ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノ、アミジノ、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアミノ、チオールおよびアルキルチオからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合;(CR4142[ここで、qは、1または2である。];および、(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、S(O)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択されるか;
    は、(CH(R41))−W22−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、独立に0または1であり、W22は、CR41=CR42、1,2−シクロプロピル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニルおよび3,4−テトラヒドロフラニルからなる群より選択され、Zは、4−ピロン環に直接結合され、W22は、R、R10、R11、R12およびR13からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
    41およびR42は、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアミノからなる群より独立に選択される。]であってもよく;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリールのZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    Qは、ヒドリドであってもよいが、ただし、Zは、結合以外であり;
    Kは、CR4a4bであり;
    4aおよびR4bは、ヒドリド、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
    は、ただし、KがCR4a4bであるが、Eであり、Eは、共有単結合、C(O)NH、(H)NC(O)、S(O)NHおよびN(H)SOからなる群より選択されるか;
    Kは、(CH(R14))−T[ここで、jは0または1であり、Tは、結合またはN(R)であるが、ただし、(CH(R14))は、フェニル環に結合され;
    14は、ヒドリドまたはハロである。]であり;
    は、ただし、Kが(CH(R14))−Tであるが、Eであり、Eは、CON(H)、(H)NC(O)、C(S)N(H)、(H)NC(S)、S(O)N(H)、N(H)S(O)、S(O)N(H)C(O)およびC(O)N(H)S(O)からなる群より選択されてもよく;
    は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリド、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択されるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択され;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より独立に選択され;
    は、結合;(CR3738[ここで、bは、1〜4から選択される整数である。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、1〜3から独立に選択される整数であり、Wは、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)およびN(R14)からなる群より選択されるが、ただし、R14は、Nに直接結合される時、ハロ以外から選択され、さらにただし、(CR3738および(C(R3738))ならびに、(CH(R14))は、Eに結合され;
    37およびR38は、ヒドリド、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
    38は、アロイルまたはヘテロアロイルであってもよく、R38は、R16、R17、R18およびR19からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい。]からなる群より選択され;
    は、YATであってもよく、YATは、Q−Qであるか;
    は、Q−Qssであってもよく、Qssは、(CH(R14))−W−(CH(R15))であり、eおよびhは、独立に1または2であり、Wは、CR4a=CR4bであるが、ただし、(CH(R14))は、Eに結合される。〕
    で表される請求項21に記載の化合物;または、薬学的に許容可能な塩。
  23. Bが、ヒドリド、トリアルキルシリル、C−Cアルキル、C−Cアルキレニル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Aが、(CH(R15))pa−(W)[ここで、paは、0〜3から選択される整数であり、Wが、O、SおよびN(R)からなる群より選択され、Rは、ヒドリドまたはアルキルである。]であり;
    15が、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、アミノ、アルキル、シアノ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
    が、Z−Qであり;
    が、結合;または、(CR4142[ここで、qは、1または2である。]であり;
    41およびR42が、ヒドリド、ヒドロキシおよびアミノからなる群より独立に選択され;
    Qが、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリールのZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよいが、ただし、Qは、Zが結合である時、フェニル以外であり;
    、R10、R11、R12およびR13が、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アルコキシアミノ、アルカノイル、ハロアルカノイル、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルフアミド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Kが、CHR4aであり、R4aは、ヒドリド、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    が、結合、C(O)NH、(H)NC(O)、(R)NS(O)およびS(O)N(R)からなる群より選択され;
    が、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの隣接原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素は、R17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、低級アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19が、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
    が、NR2021、ヒドリド、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択されるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択され;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26が、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より独立に選択され;
    が、結合;(CR3738[ここで、bは、1〜3から選択される整数である。];および、(CH(R14))−W−(CH(R15))[ここで、cおよびdは、独立に1または2であり、Wが、C(O)N(R14)、(R14)NC(O)、S(O)、S(O)、S(O)N(R14)、N(R14)S(O)およびN(R14)からなる群より選択されるが、ただし、R14は、Nに直接結合される時、ハロ以外から選択され、さらにただし、(CR3738および(CH(R14))が、Eに結合され;
    14が、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    37およびR38が、ヒドリド、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択され;
    38が、アロイルまたはヘテロアロイルであってもよく;
    が、Q−Qssであってもよく、Qssが、(CH(R14))−W−(CH(R15))であり、eおよびhは、1〜2から独立に選択される整数であり、Wが、CR4a=CHであるが、ただし、(CH(R14))が、Eに結合される、請求項22に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  24. 式:
    Figure 2004505014
    〔Bは、ヒドリド、トリアルキルシリル、C−Cアルキル、C−Cアルキレニル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33およびR34からなる群の1つ以上を有するAまで3個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
    32、R33およびR34は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Aは、(CH(R15))pa−N(R)[ここで、paは、0〜2から選択される整数であり、Rは、ヒドリドまたはアルキルである。]であり;
    15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    は、ヒドリド、アミノ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合;または、CHであり;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルホンアミド、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、ハロ、ハロアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリド、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであり;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
    は、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される。〕
    で表される請求項23に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  25. Bが、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、−CHCHCH−、−CHCHCHCH−、ブチル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ブチニル、sec−ブチル、t−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピルおよび2,2−ジフルオロプロピルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33およびR34からなる群の1つ以上を有するAまで3個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
    32、R33およびR34が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Aが、、結合、NHおよびN(CH)からなる群より選択され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    が、Z−Qであり;
    が、結合またはCHであり;
    Qが、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、メタンスルホニルアミド、アミドスルホニルアミド、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、カルボキシメチル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、シクロブトキシ、シクロヘキソキシ、シクロヘキシルメトキシ、4−トリフルオロメチルシクロヘキシルメトキシ、シクロペントキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ、3−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルアミノ、5−ブロモピリド−2−イルメチルアミノ、4−ブトキシフェナミノ、3−シクロベンジル、4−クロロフェノキシ、4−クロロ−3−エチルフェノキシ、4−クロロ−3−エチルベンジルアミノ、4−クロロ−3−エチルフェニルアミノ、3−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルスルホニル、4−クロロフェニルアミノ、4−クロロフェニルスルホニル、5−クロロピリド−3−イルオキシ、2−シアノピリド−3−イルオキシ、2,3−ジフルオロベンジルオキシ、2,4−ジフルオロベンジルオキシ、3,4−ジフルオロベンジルオキシ、2,5−ジフルオロベンジルオキシ、3,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジフルオロベンジルオキシ、4−ジフルオロメトキシベンジルオキシ、2,3−ジフルオロフェノキシ、2,4−ジフルオロフェノキシ、2,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルベンジルオキシ、3,5−ジメチルベンジルオキシ、4−エトキシフェノキシ、4−エチルベンジルオキシ、3−エチルフェノキシ、4−エチルアミノフェノキシ、3−エチル−5−メチルフェノキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−2−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2−フルオロフェノキシ、4−フルオロフェノキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェノキシ、2−フルオロベンジルオキシ、4−フルオロフェニルアミノ、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、フェニルアミノ、1−フェニルエトキシ、2−フェニルエトキシ、2−フェニルエチル、2−フェニルエチルアミノ、フェニルスルホニル、3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、3−トリフルオロメトキシフェノキシ、4−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2,4−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジル、3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、2,3,4−トリフルオロフェノキシ、2,3,5−トリフルオロフェノキシ、3−ペンタフルオロエチルフェノキシ、3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェノキシおよび3−トリフルオロメチルチオフェノキシからなる群より独立に選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    2−Q−5−Q−3−R16−6−R18ピラジン;
    3−Q−6−Q−2−R18−5−R18−4−R19−ピリダジン;
    2−Q−5−Q−4−R17−6−R18ピリミジン;
    5−Q−2−Q−4−R16−6−R19ピリミジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19フラン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R14フラン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19ピロール;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17−ピロール;
    4−Q−2−Q−5−R19イミダゾール;
    2−Q−4−Q−5−R17イミダゾール;
    3−Q−5−Q−4−R16イソオキサゾール;
    5−Q−3−Q−4−R16イソオキサゾール;
    2−Q−5−Q−4−R16ピラゾール;
    4−Q−2Q−5−R19チアゾール;および、
    2−Q−5−Q−4−R17チアゾール;
    からなる群より選択され;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、カルボキシ、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19が、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリド、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されるが、ただし、R20、R21、R23およびR24の1つ以下は、R20、R21、R23およびR24からなる群のいずれか2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシであってもよいが、さらにただし、前記Q基が、炭素原子に直接結合され;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26が、ヒドリド、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
    が、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される、請求項24に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  26. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Aは、CHN(CH)、CHN(CHCH)、CHCHN(CH)およびCHCHN(CHCH)からなる群より選択され;
    は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合またはCHであり;
    Qは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、カルボキシメチル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、シクロブトキシ、シクロヘキソキシ、シクロヘキシルメトキシ、4−トリフルオロメチルシクロヘキシルメトキシ、シクロペントキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ、3−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルアミノ、5−ブロモピリド−2−イルメチルアミノ、4−ブトキシフェナミノ、3−クロロベンジル、4−クロロフェノキシ、4−クロロ−3−エチルフェノキシ、4−クロロ−3−エチルベンジルアミノ、4−クロロ−3−エチルフェニルアミノ、3−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルスルホニル、4−クロロフェニルアミノ、4−クロロフェニルスルホニル、5−クロロピリド−3−イルオキシ、2−シアノピリド−3−イルオキシ、2,3−ジフルオロベンジルオキシ、2,4−ジフルオロベンジルオキシ、3,4−ジフルオロベンジルオキシ、2,5−ジフルオロベンジルオキシ、3,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジフルオロベンジルオキシ、4−ジフルオロメトキシベンジルオキシ、2,3−ジフルオロフェノキシ、2,4−ジフルオロフェノキシ、2,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルベンジルオキシ、3,5−ジメチルベンジルオキシ、4−エトキシフェノキシ、4−エチルベンジルオキシ、3−エチルフェノキシ、4−エチルアミノフェノキシ、3−エチル−5−メチルフェノキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−2−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2−フルオロフェノキシ、4−フルオロフェノキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェノキシ、2−フルオロベンジルオキシ、4−フルオロフェニルアミノ、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、フェニルアミノ、1−フェニルエトキシ、2−フェニルエトキシ、2−フェニルエチル、2−フェニルエチルアミノ、フェニルスルホニル、3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、3−トリフルオロメトキシフェノキシ、4−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2,4−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジル、3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、2,3,4−トリフルオロフェノキシ、2,3,5−トリフルオロフェノキシ、3−ペンタフルオロエチルフェノキシ、3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェノキシおよび3−トリフルオロメチルチオフェノキシからなる群より独立に選択され;
    は、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    2−Q−5−Q−3−R16−6−R18ピラジン;
    3−Q−6−Q−2−R18−5−R18−4−R19ピリダジン;
    2−Q−5−Q−4−R17−6−R18ピリミジン;
    5−Q−2−Q−4−R16−6−R19ピリミジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19フラン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17フラン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19ピロール;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17ピロール;
    4−Q−2−Q−5−R19イミダゾール;
    2−Q−4−Q−5−R17イミダゾール;
    3−Q−5−Q−4−R16イソオキサゾール;
    5−Q−3−Q−4−R16イソオキサゾール;
    2−Q−5−Q−4−R16ピラゾール;
    4−Q−2Q−5−R19チアゾール;および、
    2−Q−5−Q−4−R17チアゾール;
    からなる群より選択され;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、NR2021、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されるが、ただし、R20、R21、R23およびR24の1つ以下は、R20、R21、R23およびR24からなる群のいずれか2つが同一の原子に結合される時、ヒドロキシであってもよいが、さらにただし、前記Q基は、炭素原子に直接結合され;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
    は、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される。〕
    で表される請求項24に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  27. Aが、CHN(CH)、CHN(CHCH)、CHCHN(CH)およびCHCHN(CHCH)からなる群より選択され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    が、Z−Qであり;
    が、結合またはCHであり;
    Qが、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルフェニル、3−アミノ−5−ベンジルフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエチル)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルアミノフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエチルアミノ)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルオキシフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエトキシ)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、5−アミノ−2−フルオロフェニル、3−アミノ−5−ヒドロキシメチルフェニル、5−アミノ−3−メトキシカルボニルフェニル、3−アミジノフェニル、3−アミノ−2−メチルフェニル、5−アミノ−2−メチルチオフェニル、3−アミノフェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−アミノ−5−カルボキシフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−シアノフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、2−メチルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、5−アミノ−2−チエニル、5−アミノ−3−チエニル、3−ブロモ−2−チエニル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;および、
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    からなる群より選択され;
    16およびR19が、ヒドリド、アミジノ、アミノ、アミノメチル、メトキシ、メチルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、フロオロ、クロロおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    17およびR18が、ヒドリド、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、C(NR25)NR2324であり;
    23、R24およびR25が、ヒドリドおよびメチルからなる群より独立に選択され;
    が、CHである、請求項26に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  28. 前記化合物が、
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノフェニル〕−5−〔N,N−ジメチルヒドラジノ〕−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノフェニル〕−5−〔N−エチル−N−メチルヒドラジノ〕−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノフェニル〕−5−〔N,N−ジメチルヒドラジノ〕−6−クロロ−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノフェニル〕−5−〔N−エチル−N−メチルヒドラジノ〕−6−クロロ−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3,5−ジアミノフェニル〕−5−〔N,N−ジメチルヒドラジノ〕−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3,5−ジアミノフェニル〕−5−〔N−エチル−N−メチルヒドラジノ〕−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3,5−ジアミノフェニル〕−5−〔N,N−ジメチルヒドラジノ〕−6−クロロ−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3,5−ジアミノフェニル〕−5−〔N−エチル−N−メチルヒドラジノ〕−6−クロロ−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノ−5−カルボキシフェニル〕−5−〔N,N−ジメチルヒドラジノ〕−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノ−5−カルボキシフェニル〕−5−〔N−エチル−N−メチルヒドラジノ〕−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノ−5−カルボキシフェニル〕−5−〔N,N−ジメチルヒドラジノ〕−6−クロロ−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノ−5−(N−カルボキシフェニル)フェニル〕−5−〔N−エチル−N−メチルヒドラジノ〕−6−クロロ−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル〕−5−〔N,N−ジメチルヒドラジノ〕−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル〕−5−〔N−エチル−N−メチルヒドラジノ〕−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル〕−5−〔N,N−ジメチルヒドラジノ〕−6−クロロ−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    2−〔3−〔N−〔〔4−アミノイミノメチルフェニル〕メチル〕−2−〔3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル〕−5−〔N−エチル−N−メチルヒドラジノ〕−6−クロロ−4−ピロニル〕〕アセトアミド;
    からなる群より選択される、請求項27に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  29. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、(R)NC(O)またはN(R)であり;
    は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
    15は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択される。]であり;
    は、ヒドリド、アミノ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合;CH;CHCH;W−(CH(R42))[ここで、pは、0または1であり、Wは、O、SおよびN(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択され;
    41およびR42は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の位の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルホンアミド、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、ハロ、ハロアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021またはC(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリドおよびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであり;
    20、R21、R23、R24およびR25は、ヒドリド、アルキルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
    は、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される。〕
    で表される請求項22に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  30. Bが、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Aが、結合、NH、N(CH)、N(OH)、CH、CHCH、CFCH、NHC(O)、N(CH)C(O)、C(O)NH、C(O)N(CH)、CHCH、CHCHCH、CHCHCHおよびCFCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2ートリフルオロエチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    が、Z−Qであり;
    が、結合、CH、CHCH、O、S、NH、N(CH)、OCH、SCH、N(H)CHおよびN(CH)CHからなる群より選択され;
    Qが、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、カルボキシメチル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドカルボニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、シクロブトキシ、シクロヘキソキシ、シクロヘキシルメトキシ、4−トリフルオロメチルシクロヘキシルメトキシ、シクロペントキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ、3−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルアミノ、5−ブロモピリド−2−イルメチルアミノ、4−ブトキシフェナミノ、3−クロロベンジル、4−クロロフェノキシ、4−クロロ−3−エチルフェノキシ、4−クロロ−3−メチルフェノキシ、4−クロロ−3−エチルベンジルアミノ、3−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルスルホニル、4−クロロフェニルアミノ、4−クロロフェニルスルホニル、5−クロロピリド−3−イルオキシ、2−シアノピリド−3−イルオキシ、2,3−ジフルオロベンジルオキシ、2,4−ジフルオロベンジルオキシ、3,4−ジフルオロベンジルオキシ、2,5−ジフルオロベンジルオキシ、3,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジフルオロベンジルオキシ、4−ジフルオロメトキシベンジルオキシ、2,3−ジフルオロフェノキシ、2,4−ジフルオロフェノキシ、2,5−ジフルオロフェノキシ、,5−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルベンジルオキシ、3,5−ジメチルベンジルオキシ、4−エトキシフェノキシ、4−エチルベンジルオキシ、3−エチルフェノキシ、4−エチルアミノフェノキシ、3−エチル−5−メチルフェノキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−2−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2−フルオロフェノキシ、4−フルオロフェノキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェノキシ、2−フルオロベンジルオキシ、4−フルオロ−フェニルアミノ、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、フェニルアミノ、1−フェニルエトキシ、2−フェニルエトキシ、2−フェニルエチル、2−フェニルエチルアミノ、フェニルスルホニル、3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、3−トリフルオロメトキシフェノキシ、4−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2,4−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジル、3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、2,3,4−トリフルオロフェノキシ、2,3,5−トリフルオロフェノキシ、3−ペンタフルオロエチルフェノキシ、3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェノキシおよび3−トリフルオロメチルチオフェノキシからなる群より独立に選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    2−Q−5−Q−3−R16−6−R18ピラジン;
    3−Q−6−Q−2−R18−5−R18−4−R19ピリダジン;
    2−Q−5−Q−4−R17−6−R18ピリミジン;
    5−Q−2−Q−4−R16−6−R19ピリミジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19フラン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17フラン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19ピロール;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17ピロール;
    4−Q−2−Q−5−R19イミダゾール;
    2−Q−4−Q−5−R17イミダゾール;
    3−Q−5−Q−4−R16イソオキサゾール;
    5−Q−3−Q−4−R16イソオキサゾール;
    2−Q−5−Q−4−R16ピラゾール;
    4−Q−2Q−5−R19チアゾール;および、
    2−Q−5−Q−4−R17チアゾール;
    からなる群より選択され;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、カルボキシ、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19が、C(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQが、同時にヒドリドではなく;
    が、C(NR25)NR2324またはヒドリドであるが、ただし、R23およびR24の1つ以下が、同時にヒドロキシであり;
    23、R24およびR25が、ヒドリド、メチル、エチルおよびヒドロキシからなる群より選択され;
    が、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される、請求項29に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  31. Bが、2−アミノフェニル、3−アミノフェニル、3−アミジノフェニル、4−アミジノフェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−イミダゾイル、2−ピリジル、3−ピリジル、5−クロロ−3−トリフルオロメチル−2−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニル、3−チエニルおよび3−トリフルオロメチル−2−ピリジルからなる群より選択され;
    Aが、CH、CHCH、CFCH、NHC(O)、CHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2ートリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    が、Z−Qであり;
    が、結合、CH、O、S、NH、N(CH)、OCHおよびSCHからなる群より選択され;
    Qが、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエチル)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルアミノフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエチルアミノ)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルオキシフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエトキシ)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、5−アミノ−2−フルオロフェニル、3−アミノ−5−ヒドロキシメチルフェニル、5−アミノ−3−メトキシカルボニルフェニル、3−アミジノフェニル、3−アミノ−2−メチルフェニル、5−アミノ−2−メチルチオフェニル、3−アミノフェニル、3−アミノ−5−(4−トリフルオロメチルベンジルアミド)フェニル、3−アミノ−5−(4−トリフルオロメチルベンジルオキシ)フェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−アミノ−5−カルボキシフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−シアノフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、2−メチルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、5−アミノ−2−チエニル、5−アミノ−3−チエニル、3−ブロモ−2−チエニル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;および、
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    からなる群より選択され;
    16およびR19が、ヒドリド、アミジノ、アミノ、アミノメチル、メトキシ、メチルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、フロオロ、クロロおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19が、C(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQが、同時にヒドリドではなく;
    17およびR18が、ヒドリド、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、C(NR25)NR2324またはヒドリドであり;
    23、R24およびR25が、独立に、ヒドリドまたはメチルであり;
    がCHである、請求項30に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  32. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、N(R)であり;
    は、ヒドリドまたはアルキルである。]であり;
    15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    は、ヒドリド、アルキル、ハロ、ハロアルキル、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合であり;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点に隣接する他の位の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アルコキシ、アルコキシアミノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロ、ハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、カルボキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素は、R17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021またはC(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQが、同時に、ヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリドおよびC(NR25)NR2324からなる群より選択され;
    20、R21、R23、R24およびR25は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
    は、CHである。〕
    で表される請求項29に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  33. Bが、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリルおよび5−イソオキサゾリルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、アミドカルボニル、カルボキシ、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Aが、結合、NH、N(CH)、CH、CHCHおよびCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、アミノメチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2ートリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、フェニル、2−チエニル、2−フリル、2−ピロリル、2−イミダゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、2−ピリジルおよび3−ピリジルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環の4−ピロン環への結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13が、ヒドリド、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、メチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12が、ヒドリド、アミジノ、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドカルボニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N−(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、カルボキシ、カルボキシメチル、アミノ、アセトアミド、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、メタンスルホンアミド、メトキシカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19フラン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17フラン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19ピロール;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17ピロール;
    4−Q−2−Q−5−R19チアゾール;および、
    2−Q−5−Q−4−R17チアゾール;
    からなる群より選択され;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、メチル、エチル、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、フルオロ、クロロ、ヒドロキシメチル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、NR2021またはC(NR25)NR2324であり;
    20、R21、R23、R24およびR25が、ヒドリド、メチルおよびエチルからなる群より独立に選択され;
    が、CHである、請求項32に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  34. Bが、2−アミノフェニル、3−アミノフェニル、3−アミジノフェニル、4−アミジジノフェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−イミダゾイル、2−ピリジル、3−ピリジル、5−クロロ−3−トリフルオロメチル−2−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニル、3−チエニルおよび3−トリフルオロメチル−2−ピリジルからなる群より選択され;
    Aが、CHまたはCHCHであり;
    が、ヒドリド、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、5−アミノ−2−フルオロフェニル、3−アミノ−5−ヒドロキシメチルフェニル、5−アミノ−3−メトキシカルボニルフェニル、3−アミジノフェニル、3−アミノ−2−メチルフェニル、5−アミノ−2−メチルチオフェニル、3−アミノフェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−アミノフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−カルボキシメチル−5−アミノフェニル、3−カルボキシメチル−5−ヒドロキシフェニル、3−カルボキシメチルフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−シアノフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジアミノアミノフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、2−メチルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、5−アミノ−2−チエニル、5−アミノ−3−チエニル、3−ブロモ−2−チエニル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;および、
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    からなる群より選択され;
    16およびR19が、ヒドリド、アミジノ、アミノ、アミノメチル、メトキシ、メチルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、フルオロ、クロロおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    17およびR18が、ヒドリド、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、C(NR25)NR2324であり;
    23、R24およびR25が、独立に、ヒドリドまたはメチルであり;
    がCHである、請求項33に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  35. Bが、3−アミノフェニル、3−アミジノフェニル、4−アミジジノフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−フルオロフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、2−イミダゾイル、3−ピリジル、4−ピリジルおよび3−トリフルオロメチル−2−ピリジルからなる群より選択され;
    Aが、CHまたはCHCHであり;
    が、ヒドリド、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノフェニル、3−カルボキシ−5−アミノフェニル、3−クロロフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−ブロモ−2−チエニル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、5−アミジノ−2−チエニルメチル、4−アミジノベンジル、2−フルオロ−4−アミジノベンジルおよび3−フルオロ−4−アミジノベンジルからなる群より選択される、請求項34に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  36. 前記化合物が、式:
    Figure 2004505014
    〔式中、B、A、R、XおよびYは、
    が3−アミノフェニル、Bがフェニル、AがCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノフェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCHおよびYがアミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがフェニル、AがCH、Yが4−アミノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−イミダゾイル、AがCHCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)−フェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)−フェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;および、
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bが3−クロロフェニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    からなる群より選択される。〕
    からなる群より選択される化合物を形成するように選択されるからなる群より選択される、請求項29に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  37. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、ヒドリド、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6原子以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、(R)NC(O)またはN(R)である。]であり;
    は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
    15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    は、ヒドリド、アミノ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合、CH、CHCH、W−(CHR42[pは0または1であり、Wは、O、SおよびN(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択され;
    41およびR42は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルホンアミド、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシハロアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、ハロ、ハロアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素は、R17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時に、ヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリド、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時にヒドロキシであるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時にヒドロキシであり;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
    は、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される。〕
    で表される、請求項22に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  38. Bが、ヒドリド、エチル、2−プロピニル、2−プロペニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ブチニル、sec−ブチル、t−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ペンチル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、1−メチル−2−ブチニル、3−ペンチル、1−エチル−2−プロペニル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1−ヘキシル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、2−ヘキシニル、4−ヘキシニル、2−ヘキシル、1−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、3−ヘキシル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−プロピル−2−プロペニル、1−エチル−2−ブチニル、1−ヘプチル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、5−ヘプテニル、6−ヘプテニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、5−ヘプチニル、2−ヘプチル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−3−ヘキセニル、1−メチル−4−ヘキセニル、1−メチル−5−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキシニル、1−メチル−3−ヘキシニル、1−メチル−4−ヘキシニル、3−ヘプチル、1−エチル−2−ペンテニル、1−エチル−3−ペンテニル、1−エチル−4−ペンテニル、1−ブチル−2−プロペニル、1−エチル−2−ペンチニル、1−エチル−3−ペンチニル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロプロピル、4−トリフルオロメチル−5,5,5−トリフルオロペンチル、4−トリフルオロメチルペンチル、5,5,6,6,6−ペンテフルオロヘキシルおよび3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5原子以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Aが、結合、NH、N(CH)、N(OH)、CH、CHCH、CFCH、NHC(O)、N(CH)C(O)、C(O)NH、C(O)N(CH)、CHCH、CHCHCH、CHCHCHおよびCFCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2、−トリフルオロエチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    が、Z−Qであり;
    が、結合、CH、CHCH、O、S、NH、N(CH)、OCH、SCH、N(H)CHおよびN(CH)CHからなる群より選択され;
    Qが、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、カルボキシメチル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドカルボニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N−(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、シクロブトキシ、シクロヘキソキシ、シクロヘキシルメトキシ、4−トリフルオロメチルシクロヘキシルメトキシ、シクロペントキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ、3−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルアミノ、5−ブロモピリド−2−イルメチルアミノ、4−ブトキシフェナミノ、3−クロロベンジル、4−クロロフェノキシ、4−クロロ−3−エチルフェノキシ、4−クロロ−3−エチルベンジルアミノ、4−クロロ−3−エチルフェニルアミノ、3−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルスルホニル、4−クロロフェニルアミノ、4−クロロフェニルスルホニル、5−クロロピリド−3−イルオキシ、2−シアノピリド−3−イルオキシ、2,3−ジフロロベンジルオキシ、2,4−ジフルオロベンジルオキシ、3,4−ジフルオロベンジルオキシ、2,5−ジフルオロベンジルオキシ、3,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジフルオロベンジルオキシ、4−ジフルオロメトキシベンジルオキシ、2,3−ジフルオロフェノキシ、2,4−ジフルオロフェノキシ、2,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルベンジルオキシ、3,5−ジメチルベンジルオキシ、4−エトキシフェノキシ、4−エチルベンジルオキシ、3−エチルフェノキシ、4−エチルアミノフェノキシ、3−エチル−5−メチルフェノキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−2−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2−フルオロフェノキシ、4−フルオロフェノキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェノキシ、2−フルオロベンジルオキシ、4−フルオロフェニルアミノ、2−フルオロ−4−トリメチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、フェニルアミノ、1−フェニルエトキシ、2−フェニルエトキシ、2−フェニルエチル、2−フェニルエチルアミノ、フェニルスルホニル、3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、3−トリフルオロメトキシフェノキシ、4−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2,4−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジル、3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2,3,4−トリフルオロフェノキシ、2,3,5−トリフルオロフェノキシ、3−ペンタフルオロフェノキシ、3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェノキシおよび3−トリフルオロメチルチオフェノキシからなる群より独立に選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    2−Q−5−Q−3−R16−6−R18ピラジン;
    3−Q−6−Q−2−R18−5−R18−4−R19ピリダジン;
    2−Q−5−Q−4−R17−6−R18ピリミジン;
    5−Q−2−Q−4−R16−6−R19ピリミジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2R19フラン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17フラン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19ピロール;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17ピロール;
    4−Q−2−Q−5−R19イミダゾール;
    2−Q−4−Q−5−R17イミダゾール;
    3−Q−5−Q−4−R16イソオキサゾール;
    5−Q−3−Q−4−R16イソオキサゾール;
    2−Q−5−Q−4−R16ピラゾール;
    4−Q−2Q−5−R19チアゾール;および、
    2−Q−5−Q−4−R17チアゾール;
    からなる群より選択され;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、カルボキシ、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19が、NR2021;C(NR25)NR2324;および、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQが、同時にヒドリドではなく;
    が、NR2021、ヒドリド、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時にヒドロキシであり;さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時にヒドロキシであり;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26が、ヒドリド、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
    が、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される、請求項37に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  39. Bが、ヒドリド、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブチル、(R)−2−ブチル、(S)−2−ブチル、t−ブチル、イソブチル、1−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、6−アミドカルボニルヘキシル、4−メチル−2−ペンチニル、3−ヒドロキシプロピル、1−メトキシ−2−プロピル、2−メトキシエチル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2−ジメチルアミノプロピル、2−シアノエチル、6−ヒドロキシヘキシル、2−ヒドロキシエチル、2−アミジノエチル、2−グアニジノエチル、3−グアニジノプロピル、4−グアニジノブチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、6−シアノヘキシル、2−ジメチルアミノエチル、3−メチルブチル、2−メチルブチル、(S)−2−メチルブチル、3−アミノプロピル、2−ヘキシルおよび4−アミノブチルからなる群より選択され;
    Aが、結合、CH、NHC(O)、CHCH、CHCHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    が、Z−Qであり;
    が、結合、CH、O、S、NH、N(CH)、OCHおよびSCHからなる群より選択され;
    Qが、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエチル)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルアミノフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエチルアミノ)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルオキシフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエトキシ)フェニル、3−アミノ−5−(N−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル;3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3ーアミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、5−アミノ−2−フルオロフェニル、3−アミノ−5−ヒドロキシメチルフェニル、5−アミノ−3−メトキシカルボニルフェニル、3−アミジノフェニル、3−アミノ−2−メチルフェニル、5−アミノ−2−メチルチオフェニル、3−アミノフェニル、3−アミノ−5−(4−トリフルオロメチルベンジルアミノ)フェニル、3−アミノ−5−(4−トリフルオロメチルベンジルオキシ)フェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−アミノ−5−カルボキシフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−シアノフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、2−メチルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、5−アミノ−2−チエニル、5−アミノ−3−チエニル、3−ブロモ−2−チエニル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;および、
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    からなる群より選択され;
    16およびR19が、ヒドリド、アミジノ、アミノ、アミノメチル、メトキシ、メチルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、フロオロ、クロロおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19が、C(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQが、同時にヒドリドではなく;
    17およびR18が、ヒドリド、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、C(NR25)NR2324またはヒドリドであり;
    23、R24およびR25が、独立に、ヒドリドまたはメチルであり;
    が、CHである、請求項38に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  40. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、ヒドリド、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまでの6原子以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、N(R)である。]であり;
    は、ヒドリドまたはアルキルであり;
    15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    は、ヒドリド、アルキル、ハロ、ハロアルキル、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合であり;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アルコキシ、アルコキシアミノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロ、ハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキサミド、カルボキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素は、R17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリド、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択され;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
    は、CHである。〕
    で表される、請求項37に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  41. Bが、ヒドリド、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、2−ブチニル、sec−ブチル、t−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、1−ヘキシル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、2−ヘキシル、1−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、3−ヘキシル、1−エチル−2−ブテニル、1−ヘプチル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、5−ヘプテニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、5−ヘプチニル、2−ヘプチル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−3−ヘキセニル、1−メチル−4−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキシニル、1−メチル−3−ヘキシニル、1−メチル−4−ヘキシニル、3−ヘプチル、1−エチル−2−ペンテニル、1−エチル−3−ペンテニル、1−エチル−4−ペンチニル、1−エチル−2−ペンチニル、1−エチル−3−ペンチニル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロプロピル、4−トリフルオロメチル−5,5,5−トリフルオロペンチル、4−トリフルオロメチルペンチル、5,5,6,6,6−ペンテフルオロヘキシルおよび3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群より選択され、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで5原子以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、アミドカルボニル、カルボキシ、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Aが、結合、NH、N(CH)、CH、CHCHおよびCHCHからなる群より選択されるか;
    Aが、CHN(CH)、CHN(CHCH)、CHCHN(CH)およびCHCHN(CHCH)からなる群より選択されてもよいが、ただし、Bは、ヒドリドであり;
    が、ヒドリド、アミノメチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、フェニル、2−チエニル、2−フリル、2−ピロリル、2−イミダゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、2−ピリジルおよび3−ピリジルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環の4−ピロン環への結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    、R11およびR13が、ヒドリド、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、メチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12が、ヒドリド、アミジノ、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドスルホニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N−(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、カルボキシ、カルボキシメチル、アミノ、アセトアミド、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、メタンスルホンアミド、メトキシカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2R19フラン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17フラン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19ピロール;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17ピロール;
    4−Q−2Q−5−R19チアゾール;および、
    2−Q−5−Q−4−R17チアゾール;
    からなる群より選択され;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、メチル、エチル、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、フルオロ、クロロ、ヒドロキシメチル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、NR2021、C(NR25)NR2324およびN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)からなる群より選択され;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26は、、ヒドリド、メチルおよびエチルからなる群より独立に選択され;
    が、CHである、請求項40に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  42. Bが、ヒドリド、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブチル、(R)−2−ブチル、(S)−2−ブチル、t−ブチル、イソブチル、1−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、6−アミドカルボニルヘキシル、4−メチルペンチニル、3−ヒドロキシプロピル、1−メトキシ−2−プロピル、2−メトキシエチル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2−ジメチルアミノプロピル、2−シアノエチル、6−ヒドロキシヘキシル、2−ヒドロキシエチル、2−アミジノエチル、2−グアニジノエチル、3−グアニジノプロピル、4−グアニジノブチル、2−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、6−シアノヘキシル、2−ジメチルアミノエチル、3−メチルブチル、2−メチルブチル、(S)−2−メチルブチル、3−アミノプロピル、2−ヘキシルおよび4−アミノブチルからなる群より選択され;
    Aが、結合、CH、CHCHおよびCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、5−アミノ−2−フルオロフェニル、3−アミノ−5−ヒドロキシメチルフェニル、5−アミノ−3−メトキシカルボニルフェニル、3−アミジノフェニル、3−アミノ−2−メチルフェニル、5−アミノ−2−メチルチオフェニル、3−アミノフェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−アミノフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−カルボキシメチル−5−アミノフェニル、3−カルボキシメチル−5−ヒドロキシフェニル、3−カルボキシメチルフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−シアノフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、2−メチルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、5−アミノ−2−チエニル、5−アミノ−3−チエニル、3−ブロモ−2−チエニル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;および、
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    からなる群より選択され;
    16およびR19が、ヒドリド、アミジノ、アミノ、アミノメチル、メトキシ、メチルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、フロオロ、クロロおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    17およびR18が、ヒドリド、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、C(NR25)NR2324であり;
    23、R24およびR25が、独立に、ヒドリドまたはメチルであり;
    が、CHである、請求項41に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  43. Bが、ヒドリド、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブチル、(R)−2−ブチル、(S)−2−ブチル、t−ブチル、イソブチル、1−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、6−アミドカルボニルヘキシル、4−メチルペンチル、3−ヒドロキシプロピル、1−メトキシ−2−プロピル、2−メトキシエチル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2−ジメチルアミノプロピル、2−シアノエチル、6−ヒドロキシヘキシル、2−ヒドロキシエチル、2−アミジノエチル、2−グアニジノエチル、3−グアニジノプロピル、4−グアニジノブチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、6−シアノヘキシル、2−ジメチルアミノエチル、3−メチルブチル、2−メチルブチル、(S)−2−メチルブチル、3−アミノプロピル、2−ヘキシルおよび4−アミノブチルからなる群より選択され;
    Aが、結合、CH、CHCHおよびCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノフェニル、3−カルボキシ−5−アミノフェニル、3−クロロフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−ブロモ−2−チエニル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、5−アミジノ−2−チエニルメチル、4−アミジノベンジル、2−フルオロ−4−アミジノベンジルおよび3−フルオロ−4−アミジノベンジルからなる群より選択される、請求項42に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  44. 前記化合物が、式:
    Figure 2004505014
    〔式中、B、A、R、XおよびYは、
    が3−アミノフェニル、Bが2,2,2−トリフルオロエチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが(S)−2−ブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が5−アミノ−2−フルオロフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が2−メチル−3−アミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがフェニルである;
    が3−アミノフェニル、Bがエチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがエチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−プロペニル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−ブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが(R)−2−ブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−プロピニル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが3−ペンチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノフェニル、Bがヒドリド、AがCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがエチル、AがCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−メチルプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−プロピル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが6−アミドカルボニルヘキシル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがt−ブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノフェニル、Bがt−ブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが3−ヒドロキシプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−メチルプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが1−メトキシ−2−プロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−メトキシエチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−プロピル、Aが結合、Yが5−アミジノ−2−チエニルメチルおよびXがメチルである;
    が5−アミノ−2−メチルチオフェニル、Bが2−プロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボメトキシフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがエチルである;
    が3−アミノ−5−カルボキサミドフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジル−N−メチルアミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−フェニル−2−プロピル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2,4−ジクロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノフェニルおよびXがメチルであるか;
    が3−アミノ−5−(N−(4−ブロモベンジル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(3−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、YがアミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−シクロヘプチルアミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−ピリジルメチル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(3−ピリジルメチル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−(4−メトキシフェニル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(3−フェニルプロピル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2,2−ジフェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−ナフチルメチル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イルメチル)アミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−プロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−3−フルオロベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−カルボキシフェニル、Bが2−プロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−プロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−3−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bが2,2,2ートリフルオロエチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bが(S)−2−ブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがエチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがエチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bが2,2,2−トリフルオロエチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bが(S)−2−ブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bがエチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bがエチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bが2,2,2−トリフルオロエチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bが(S)−2−ブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがエチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがエチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;および、
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルベンジルおよびRがヒドリドである;
    からなる群より選択される化合物を形成するように選択される。〕
    で表される群より選択される、請求項37に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  45. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、C−CシクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであり、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR12位に隣接し結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR11およびR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルホンアミド、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミド、ハロ、ハロアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    33およびR34は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    33は、Qであってもよく;
    Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、(R)NC(O)またはN(R)である。]であり;
    は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
    15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    は、ヒドリド、アミノ、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合、CH、CHCH、W−(CH(R42))[ここで、pは0または1であり、Wは、O、SおよびN(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択され;
    41およびR42は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素はR17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021またはC(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリドおよびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであるが、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、同時に、ヒドロキシであり;
    20、R21、R23、R24およびR25は、ヒドリド、アルキルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
    は、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される。〕
    で表される、請求項22に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  46. Bが、シクロプロピル、シクロブチル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、チアエタン−3−イル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニル、7−オキサビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−2−イル、ビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−6−イル、シクロヘプチル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ジオキサニル、4H−2−ピラニル、4H−3−ピラニル、4H−4−ピラニル、4H−ピラン−4−オン−2−イル、4H−ピラン−4−オン−3−イル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニルおよび3−テトラヒドロチエニルからなる群より選択され、各環炭素はR33で置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
    、R11およびR13が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、カルボキシメチル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メタンスルホンアミド、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドカルボニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N−(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、シクロブトキシ、シクロヘキソキシ、シクロヘキシルメトキシ、4−トリフルオロメチルシクロヘキシルメトキシ、シクロペントキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、4−ブロモ−3−フルオロフェノキシ、3−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルオキシ、4−ブロモベンジルアミノ、5−ブロモピリド−2−イルメチルアミノ、4−ブトキシフェナミノ、3−クロロベンジル、4−クロロフェノキシ、4−クロロ−3−エチルフェノキシ、4−クロロ−3−エチルベンジルアミノ、4−クロロ−3−エチルフェニルアミノ、3−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルスルホニル、4−クロロフェニルアミノ、4−クロロフェニルスルホニル、5−クロロピリド−3−イルオキシ、2−シアノピリド−3−イルオキシ、2,3−ジフルオロベンジルオキシ、2,4−ジフルロベンジルオキシ、3,4−ジフルオロベンジルオキシ、2,5−ジフルオロベンジルオキシ、3,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジフルオロベンジルオキシ、4−ジフルオロメトキシベンジルオキシ、2,3−ジフルオロフェノキシ、2,4−ジフルオロフェノキシ、2,5−ジフルオロフェノキシ、3,5−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルベンジルオキシ、3,5−ジメチルベンジルオキシ、4−エトキシフェノキシ、4−エチルベンジルオキシ、3−エチルフェノキシ、4−エチルアミノフェノキシ、3−エチル−5−メチルフェノキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−2−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2−フルオロフェノキシ、4−フルオロフェノキシ、2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェノキシ、2−フルオロベンジルオキシ、4−フルオロフェニルアミノ、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、3−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、4−イソプロピル−3−メチルフェノキシ、フェニルアミノ、1−フェニルエトキシ、2−フェニルエトキシ、2−フェニルエチル、2−フェニルエチルアミノ、フェニルスルホニル、3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、3−トリフルオロメトキシフェノキシ、4−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2,4−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジル、3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、2,3,4−トリフルオロフェノキシ、2,3,5−トリフルオロフェノキシ、3−ペンタフルオロエチルフェノキシ、3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェノキシおよび3−トリフルオロメチルチオフェノキシからなる群より独立に選択され;
    33が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、メトキシアミノ、エトキシアミノ、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2、2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N,N−ジメチルアミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より選択され;
    Aが、結合、NH、N(CH)、N(OH)、CH、CHCH、CFCH、NHC(O)、N(CH)C(O)、C(O)NH、C(O)N(CH)、CHCH、CHCHCH、CHCHCHおよびCFCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    が、Z−Qであり;
    が、結合、CH、CHCH、O、S、NH、N(CH)、OCH、SCH、N(H)CHおよびN(CH)CHからなる群より選択され;
    Qが、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニルおよび1,3,5−トリアジン−2−イルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    2−Q−5−Q−3−R16−6−R18ピラジン;
    3−Q−6−Q−2−R18−5−R18−4−R19ピリダジン;
    2−Q−5−Q−4−R17−6−R18ピリミジン;
    5−Q−2−Q−4−R16−6−R19ピリミジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2R19フラン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17フラン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19ピロール;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17ピロール;
    4−Q−2−Q−5−R19イミダゾール;
    2−Q−4−Q−5−R17イミダゾール;
    3−Q−5−Q−4−R16イソオキサゾール;
    5−Q−3−Q−4−R16イソオキサゾール;
    2−Q−5−Q−4−R16ピラゾール;
    4−Q−2Q−5−R19チアゾール;および、
    2−Q−5−Q−4−R17チアゾール;
    からなる群より選択され;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、プロピル、カルボキシ、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、プロポキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19が、C(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
    が、C(NR25)NR2324またはヒドリドであるが、ただし、R23およびR24の1つ以下は、同時にヒドロキシであり;
    23、R24およびR25が、ヒドリド、メチル、エチルおよびヒドロキシからなる群より独立に選択され;
    が、結合、CHおよびCHCHからなる群より選択される、請求項45に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  47. Bが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、オキサラン−2−イル、2−(2R)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプチル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、7−オキサビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−2−イル、ビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−6−イル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ジオキサニル、4H−2−ピラニル、4H−3−ピラニル、4H−4−ピラニル、4H−ピラン−4−オン−2−イル、4H−ピラン−4−オン−3−イル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロチエニルおよび3−テトラヒドロチエニルからなる群より選択され;
    Aが、結合、CH、NHC(O)、CHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    が、Z−Qであり;
    が、結合、CH、O、S、NH、N(CH)、OCHおよびSCHからなる群より選択され;
    Qが、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエチル)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルアミノフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエチルアミノ)フェニル、3−アミノ−5−ベンジルオキシフェニル、3−アミノ−5−(2−フェニルエトキシ)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、5−アミノ−2−フルオロフェニル、3−アミノ−5−ヒドロキシメチルフェニル、5−アミノ−3−メトキシカルボニルフェニル、3−アミジノフェニル、3−アミノ−2−メチルフェニル、5−アミノ−2−メチルチオフェニル、3−アミノフェニル、3−アミノ−5−(4−トリフルオロメチルベンジルアミノ)フェニル、3−アミノ−5−(4−トリフルオロメチルベンジルオキシ)フェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−アミノ−5−カルボキシフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−シアノフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、2−メチルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、5−アミノ−2−チエニル、5−アミノ−3−チエニル、3−ブロモ−2−チエニル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;および、
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    からなる群より選択され;
    16およびR19が、ヒドリド、アミジノ、アミノ、アミノメチル、メトキシ、メチルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、フロオロ、クロロおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19が、C(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQが、同時にヒドリドではなく、
    17およびR18が、ヒドリド、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、C(NR25)NR2324またはヒドリドであり;
    23、R24およびR25が、独立に、ヒドリドまたはメチルであり;
    が、CHである、請求項46に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  48. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、C−CシクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであり、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の環炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR12位に隣接し結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR11およびR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    、R11およびR13は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミジノ、グアニジノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキル、アルコキシ、アルコキシアミノ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、ハロ、ハロアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、カルボキシアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    33およびR34は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アミドスルホニル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    33は、Qであってもよく;
    Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、N(R)である。]であり;
    は、ヒドリドまたはアルキルであり;
    15は、ヒドリド、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    は、ヒドリド、アルキル、ハロ、ハロアルキル、アミノアルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合であり;
    41およびR42は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    は、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたは前記ヘテロアリールの1つの炭素は、Qにより置換され、炭素およびQの結合点から前記フェニルまたは前記ヘテロアリールまでの2つまたは3つの原子は、Qにより置換され、Qの結合点に隣接する炭素は、R17により置換されていてもよく、Qの結合点に隣接するもう1つの炭素は、R18により置換されていてもよく、Qに隣接する炭素は、R16により置換されていてもよく、Qに隣接するもう1つの炭素は、R19により置換されていてもよく;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021またはC(NR25)NR2324であってもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリドおよびC(NR25)NR2324からなる群より選択され;
    20、R21、R23、R24およびR25は、独立に、ヒドリドまたはアルキルであり;
    は、CHである。〕
    で表される、請求項45に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  49. Bが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、オキサラン−2−イル、2−(2R)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプチル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、ビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−6−イル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ジオキサニル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロチエニルおよび3−テトラヒドロチエニルからなる群より選択され、各環炭素はR33で置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
    、R11およびR13が、ヒドリド、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、メチルチオトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12が、ヒドリド、アミジノ、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドカルボニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N−(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、カルボキシ、カルボキシメチル、アミノ、アセトアミド、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、メタンスルホンアミド、メトキシカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    33が、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、アミドカルボニル、シアノおよびQからなる群より選択され;
    Aが、結合、NH、N(CH)、CH、CHCH、CHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、アミノメチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、フェニル、2−チエニル、2−フリル、2−ピロリル、2−イミダゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、2−ピリジルおよび3−ピリジルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環の4−ピロン環への結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2R19フラン;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17フラン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19ピロール;
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17−ピロール;
    4−Q−2Q−5−R19チアゾール;および、
    2−Q−5−Q−4−R17チアゾール;
    からなる群より選択され;
    16、R17、R18およびR19が、ヒドリド、メチル、エチル、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、フルオロ、クロロ、ヒドロキシメチル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、NR2021またはC(NR25)NR2324であり;
    20、R21、R23、R24およびR25が、ヒドリド、メチルおよびエチルからなる群より独立に選択され;
    が、CHである、請求項48に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  50. Bが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、オキサラン−2−イル、2−(2R)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプチル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、1−ピロリジニルおよび1−ピペリジニルからなる群より選択され;
    Aが、結合、CH、CHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、5−アミノ−2−フルオロフェニル、3−アミノ−5−ヒドロキシメチルフェニル、5−アミノ−3−メトキシカルボニルフェニル、3−アミジノフェニル、3−アミノ−2−メチルフェニル、5−アミノ−2−メチルチオフェニル、3−アミノフェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−カルボキシメチル−5−アミノフェニル、3−カルボキシメチル−5−ヒドロキシフェニル、3−カルボキシメチルフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−シアノフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、2−メチルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、5−アミノ−2−チエニル、5−アミノ−3−チエニル、3−ブロモ−2−チエニル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、
    1−Q−4−Q−2−R16−3−R17−5−R18−6−R19ベンゼン;
    2−Q−5−Q−6−R17−4−R18−3−R19ピリジン;
    3−Q−6−Q−2−R16−5−R18−4−R19ピリジン;
    3−Q−5−Q−4−R16−2−R19チオフェン;および、
    2−Q−5−Q−3−R16−4−R17チオフェン;
    からなる群より選択され;
    16およびR19が、ヒドリド、アミジノ、アミノ、アミノメチル、メトキシ、メチルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、フロオロ、クロロおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    17およびR18が、ヒドリド、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、C(NR25)NR2324であり;
    23、R24およびR25が、独立に、ヒドリドまたはメチルであり;
    Qsが、CHである、請求項49に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  51. Bが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、オキサラン−2−イル、2−(2R)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプチル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イルおよび1−ピペリジニルからなる群より選択され;
    Aが、結合、CH、CHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノフェニル、3−カルボキシ−5−アミノフェニル、3−クロロフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−ブロモ−2−チエニル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    が、5−アミジノ−2−チエニルメチル、4−アミジノベンジル、2−フルオロ−4−アミジノベンジルおよび3−フルオロ−4−アミジノベンジルからなる群より選択される、請求項49に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  52. 前記化合物が、式:
    Figure 2004505014
    〔式中、B、A、R、XおよびYは、
    が3−アミノフェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノフェニルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−3−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがシクロペンチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が5−アミノ−2−チエニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベニルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがシクロプロピル、AがCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが2−(2R)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがシクロペンチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベニルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bがシクロヘキシル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノフェニル、Bがオキサラン−2−イル、AがCH、Yが4−アミジノフェニルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが1−ピペリジニル、AがCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノフェニル、Bが1−ピロリジニル、AがCHCHCH、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボメトキシフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が2−アミノ−6−カルボキシ−4−ピリジル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−カルボメトキシフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−カルボキシフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−3−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがシクロペンチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−3−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがシクロペンチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびRがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−3−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがシクロペンチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−3−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、Bがシクロペンチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)−フェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)−フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)−フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)−フェニル、Bがシクロプロピル、Aが結合、Yが4−アミジノ−2−フルオロベンジルおよびXがメチルである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)−フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)−フェニル、Bがシクロブチル、Aが結合、Yが4−アミジノ−3−フルオロベンジルおよびXがメチルである;および、
    が3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)−フェニル、Bがシクロペンチル、Aが結合、Yが4−アミジノベンジルおよびXがメチルである;
    からなる群より選択される化合物を形成するように選択される。〕
    で表される群より選択される、請求項45に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  53. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、窒素または前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、窒素またはR32に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、窒素またはR33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルカノイルオキシ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、ハロアルカノイル、ニトロ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、アルキルスルホンアミド、アミドスルホニル、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルキルアミノ、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキサミド、シアノおよびQからなる群より独立に選択され;
    Bは、ヒドリド、トリアルキルシリル、C−Cアルキル、C−Cアルキレニル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルおよびC−Cハロアルキルからなる群より選択されてもよく、基Bの各員は、Bの結合点からR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAまで6個以下のいずれかの炭素で置換されていてもよく;
    Bは、C−C12シクロアルキルまたはC−C飽和されたヘテロサイクリルであってもよく、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、BのAへの結合点の炭素以外の環炭素は、オキソで置換されていてもよいが、ただし、環炭素の1つ以下は、オキソにより同時に置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素原子および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR10位に隣接し結合点から3つの原子は、R11で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR12位に隣接し結合点から3つの原子は、R33で置換されていてもよく、環炭素または窒素およびR11およびR33に隣接し結合点から4つの原子は、R34で置換されていてもよく;
    、R10、R11、R12およびR13は、ヒドリド、アセトアミド、ハロアセトアミド、アルコキシアミノ、アルカノイル、ハロアルカノイル、アミジノ、グアニジノ、アルキレンジオキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、シクロアルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アラルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロサイクリルアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアラルキルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、ヘテロサイクリルアルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アラルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルファミド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミドスルホニル、アルキル、アリール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシハロアルキル、アミノアルキル、カルボアルコキシ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルボキサミドおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Aは、結合;または、(CH(R15))pa−(Wrr[ここで、rrは、0または1であり、paは、0〜3から選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、(R)NC(O)、(R)NC(S)およびN(R)からなる群より選択される。]であり;
    は、ヒドリド、ヒドロキシおよびアルキルからなる群より選択され;
    15は、ヒドリド、ヒドロキシ、ハロ、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    は、ヒドリド、アミノ、アルキル、シアノ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、ヒドロキシアルキルおよびアルキルチオからなる群より選択され;
    は、Z−Qであり;
    は、結合;(CR4142[ここで、qは、1または2である。];および、(CH(R41))−W−(CH(R42))[ここで、gおよびpは、0〜3から独立に選択される整数であり、Wは、O、S、C(O)、S(O)、N(R41)およびON(R41)からなる群より選択される。]からなる群より選択されるか;
    は、(CH(R41))−W22−(CH(R42))[ここで、eおよびhは、独立に0または1であり、W22は、CR41=CR42、1,2−シクロプロピル、1,2−シクロブチル、1,2−シクロヘキシル、1,3−シクロヘキシル、1,2−シクロペンチル、1,3−シクロペンチル、2,3−モルホリニル、2,4−モルホリニル、2,6−モルホリニル、3,4−モルホリニル、3,5−モルホリニル、1,2−ピペラジニル、1,3−ピペラジニル、2,3−ピペラジニル、2,6−ピペラジニル、1,2−ピペリジニル、1,3−ピペリジニル、2,3−ピペリジニル、2,4−ピペリジニル、2,6−ピペリジニル、3,4−ピペリジニル、1,2−ピロリジニル、1,3−ピロリジニル、2,3−ピロリジニル、2,4−ピロリジニル、2,5−ピロリジニル、3,4−ピロリジニル、2,3−テトラヒドロフラニル、2,4−テトラヒドロフラニル、2,5−テトラヒドロフラニルおよび3,4−テトラヒドロフラニルからなる群より選択され、Zは、4−ピロン環に直接結合され、W22は、R、R10、R11、R12およびR13からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
    41およびR42は、ヒドリド、ヒドロキシ、アルキルおよびアミノからなる群より独立に選択される。]であり;
    Qは、フェニルまたは5もしくは6員環のヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリール環のZへの結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよいが、ただし、Qは、Zが結合である時、フェニル以外であり;
    Qは、ヒドリドであってもよいが、ただし、Zは、結合以外から選択され;
    Kは、CHR4aであり、R4aは、ヒドリド、ヒドロキシアルキル、アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;
    は、結合、C(O)N(H)、(H)NC(O)、(R)NS(O)およびS(O)N(R)からなる群より選択され;
    ATは、Q−Qであり;
    は、(CR3738であり、ここで、bは、1〜4から選択される整数であり、R37は、ヒドリド、アルキルおよびハロアルキルからなる群より選択され;R38は、ヒドリド、アルキル、ハロアルキル、アロイルおよびヘテロアロイルからなる群より選択されるが、ただし、少なくとも1つのアロイルまたはヘテロアロイル置換基が存在し、さらにただし、アロイルおよびヘテロアロイルの1つ以下は、(CR3738に同時に結合され、さらになおただし、前記アロイルまたは前記ヘテロアロイルは、R16、R17、R18およびR19からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;なおさらにただし、前記アロイルおよびヘテロアロイルは、Eに直接結合されるCR3738に結合され、なおさらにただし、1つのアルキルまたは1つのハロアルキル以下は、CR3738に同時に結合され、さらにただし、前記アルキルおよびハロアルキルは、前記アロイルまたは前記ヘテロアロイルを結合する炭素以外の炭素に結合され;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、カルボキシ、ハロアルキルチオ、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシアミノ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキルおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    16またはR19は、NR2021、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されてもよいが、ただし、R16、R19およびQは、同時にヒドリドではなく;
    は、NR2021、ヒドリド、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)およびC(NR25)NR2324からなる群より選択されるが、ただし、R20およびR21の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択され、さらにただし、R23およびR24の1つ以下は、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より同時に選択され;
    20、R21、R23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、アルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より独立に選択される。〕
    で表される、請求項22に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  54. 式:
    Figure 2004505014
    〔式中、Bは、フェニル、2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピロリル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリルおよび5−イソオキサゾリルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環のAへの結合点の炭素に隣接する炭素は、R32により置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R36により置換されていてもよく、R32に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R33により置換されていてもよく、R36に隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R35により置換されていてもよく、R33とR35の両方に隣接するいずれかの炭素は、R34により置換されていてもよく;
    32、R33、R34、R35およびR36は、ヒドリド、アミジノ、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、アミドカルボニル、カルボキシ、シアノおよびQからなる群より独立に選択されるか;
    Bは、ヒドリド、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブテニル、2−ブチニル、sec−ブチル、t−ブチル、イソブチル、2−メチルプロペニル、1−ペンチル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチルブチル、3−メチル−2−ブテニル、1−ヘキシル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、2−ヘキシニル、4−ヘキシニル、2−ヘキシル、1−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、3−ヘキシル、1−エチル−2−ブテニル、1−ヘプチル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、5−ヘプテニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、5−ヘプチニル、2−ヘプチル、1−メチル−2−ヘキセニル、1−メチル−3−ヘキセニル、1−メチル−4−ヘキセニル、1−メチル−5−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキシニル、1−メチル−3−ヘキシニル、1−メチル−4−ヘキシニル、3−ヘプチル、1−エチル−2−ペンテニル、1−エチル−3−ペンテニル、1−エチル−2−ペンチニル、1−エチル−3−ペンチニル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロプロピル、4−トリフルオロメチル−5,5,5−トリフルオロペンチル、4−トリフルオロメチルペンチル、5,5,6,6,6−ペンテフルオロヘキシルおよび3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群より選択され、基Bの各員は、BのR32、R33、R34、R35およびR36からなる群の1つ以上を有するAへの結合点まで5原子以下のいずれかの炭素で置換されていてもよいか;
    Bは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、オキサラン−2−イル、2−(2R)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプチル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、ビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−6−イル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ジオキサニル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニルおよび3−テトラヒドロチエニルからなる群より選択され、各環炭素は、R33で置換されていてもよく、環炭素および結合点の炭素原子に隣接する窒素は、RまたはR13で置換されていてもよく、R位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R10で置換されていてもよく、R13位に隣接する環炭素または窒素および結合点から2つの原子は、R12で置換されていてもよく;
    、R11およびR13は、ヒドリド、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、メチルチオトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    10およびR12は、ヒドリド、アミジノ、アミドカルボニル、N−メチルアミドカルボニル、N−ベンジルアミドカルボニル、N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル、N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル、N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル、N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル、N−ベンジルアミドスルホニル、N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル、N−エチルアミドカルボニル、N−イソプロピルアミドカルボニル、N−プロピルアミドカルボニル、N−イソブチルアミドカルボニル、N−(2−ブチル)アミドカルボニル、N−シクロブチルアミドカルボニル、N−シクロペンチルアミドカルボニル、N−シクロヘキシルアミドカルボニル、グアニジノ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、カルボキシ、カルボキシメチル、アミノ、アセトアミド、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロアセトアミド、アミノメチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メトキシアミノ、アミドスルホニル、N−メチルアミドスルホニル、N,N−ジメチルアミドスルホニル、メタンスルホンアミド、メトキシカルボニル、フルオロ、クロロ、ブロモおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    Aは、結合、NH、N(CH)、CH、CHCH、CHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
    は、ヒドリド、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、メトキシ、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    は、フェニル、2−チエニル、2−フリル、2−ピロリル、2−イミダゾリル、2−チアゾリル、3−イソオキサゾリル、2−ピリジルおよび3−ピリジルからなる群より選択され、前記フェニルまたはヘテロアリール環の4−ピロン環への結合点の炭素に隣接する炭素は、Rにより置換されていてもよく、結合点の炭素に隣接する他の炭素は、R13により置換されていてもよく、Rに隣接する炭素および結合点の炭素から2つの原子は、R10により置換されていてもよく、R13に隣接する炭素および結合点から2つの原子は、R12により置換されていてもよく、R10とR12の両方に隣接するいずれかの炭素は、R11により置換されていてもよく;
    ATは、Q−Qであり;
    は、
    C〔R37(ベンゾイル)(CR3738〕;
    C〔R37(2−ピリジルカルボニル)(CR3738〕;
    C〔R37(3−ピリジルカルボニル)(CR3738〕;
    C〔R37(4−ピリジルカルボニル)(CR3738〕;
    C〔R37(2−チエニルカルボニル)(CR3738〕;
    C〔R37(3−チエニルカルボニル)(CR3738〕;
    C〔R37(2−チアゾリルカルボニル)(CR3738〕;
    C〔R37(4−チアゾリルカルボニル)(CR3738〕;および、
    C〔R37(5−チアゾリルカルボニル)(CR3738〕;
    からなる群より選択され、ここで、bは、1〜3から選択される整数であり;R37およびR38は、ヒドリド、アルキルおよびハロアルキルからなる群より独立に選択されるが、ただし、前記ベンゾイルおよびヘテロアロイルは、R16、R17、R18およびR19からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよいが、ただし、R17およびR18は、ベンゾイルまたはヘテロアロイルのカルボニルに関してメタおよびパラ炭素以外から選択される炭素で置換されていてもよいが、さらにただし、前記ベンゾイルまたはヘテロアロイルは、1−(アミドカルボニルメチレン)基のアミド窒素に直接結合された炭素に結合されるが、さらにただし、1つのアルキルまたは1つのハロアルキル以下は、同時に、CR3738に結合され;
    16、R17、R18およびR19は、ヒドリド、メチル、エチル、アミジノ、グアニジノ、メトキシ、ヒドロキシ、アミノ、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、N−メチルアミノ、ジメチルアミノ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、フルオロ、クロロ、ヒドロキシメチル、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    は、C(NR25)N(R23)(R24)またはN(R26)C(NR25)N(R23)(R24)であり;
    23、R24、R25およびR26は、ヒドリド、メチルおよびエチルからなる群より独立に選択される。〕
    で表される、請求項53に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  55. Bが、2−アミノフェニル、3−アミノフェニル、3−アミジノフェニル、4−アミジノフェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−イミダゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、5−クロロ−3−トリフルオロメチル−2−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニル、3−チエニルおよび3−トリフルオロメチル−2−ピリジルからなる群より選択されるか;
    Bが、ヒドリド、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブチル、(R)−2−ブチル、(S)−2−ブチル、t−ブチル、イソブチル、1−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、6−アミドカルボニルヘキシル、4−メチル−2−ペンチル、3−ヒドロキシプロピル、1−メトキシ−2−プロピル、2−メトキシエチル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2−ジメチルアミノプロピル、2−シアノエチル、6−ヒドロキシヘキシル、2−ヒドロキシエチル、2−アミジノエチル、2−グアニジノエチル、3−グアニジノプロピル、4−グアニジノブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、6−シアノヘキシル、2−ジメチルアミノエチル、3−メチルブチル、2−メチルブチル、(S)−2−メチルブチル、3−アミノプロピル、2−ヘキシルおよび4−アミノブチルからなる群より選択されてもよく;
    Bが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、オキサラン−2−イル、2−(2R)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプチル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、1−ピロリジニルおよび1−ピペリジニルからなる群より選択されてもよく;
    Aが、結合、CH、CHCH、CHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、ヒドロキシ、1−アミノエチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、フルオロ、クロロおよびブロモからなる群より選択され;
    が、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−1−メチル−1−フェニル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、5−アミノ−2−フルオロフェニル、3−アミノ−5−ヒドロキシメチルフェニル、5−アミノ−3−メトキシカルボニルフェニル、3−アミジノフェニル、3−アミノ−2−メチルフェニル、5−アミノ−2−メチルチオフェニル、3−アミノフェニル、3−カルボキシフェニル、3−カルボキシ−5−アミノフェニル、3−カルボキシ−5−アミノフェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−カルボキシメチル−5−アミノ−フェニル、3−カルボキシ−5−ヒドロキシフェニル、3−カルボキシメチル−5−アミノフェニル、3−カルボキシメチル−5−ヒドロキシフェニル、3−カルボキシメチルフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−シアノフェニル、,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、3−メトキシアミノフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、2−メチルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、5−アミノ−2−チエニル、5−アミノ−3−チエニル、3−ブロモ−2−チエニル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    ATが、Q−Qであり;
    が、C〔H(ベンゾイル)〕(CH
    C〔H(2−ピリジルカルボニル)〕(CH
    C〔H(3−ピリジルカルボニル)〕(CH
    C〔H(4−ピリジルカルボニル)〕(CH
    C〔H(2−チエニルカルボニル)〕(CH
    C〔H(3−チエニルカルボニル)〕(CH
    C〔H(2−チアゾリルカルボニル)〕(CH
    C〔H(4−チアゾリルカルボニル)〕(CH;および、
    C〔H(5−チアゾリルカルボニル)〕(CH
    からなる群より選択され、ここで、bは、1〜3から選択される整数であるが、ただし、前記ベンゾイルおよびヘテロアロイルは、R16、R17、R18およびR19からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよいが、ただし、R17およびR18は、ベンゾイルまたはヘテロアロイルのカルボニルに関してメタおよびパラ炭素以外から選択される炭素で置換されていてもよく、前記ベンゾイルまたはヘテロアロイルは、1−(アミドカルボニリルメチレン)基のアミド窒素に直接結合された炭素に結合され;
    16およびR19が、ヒドリド、アミジノ、アミノ、アミノメチル、メトキシ、メチルアミノ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、フルオロ、クロロおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    17およびR18が、ヒドリド、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、アミノ、カルボキシおよびシアノからなる群より独立に選択され;
    が、N(R26)C(NR25)N(R23)(R24)であり;
    23、R24、R25およびR26が、独立に、ヒドリドまたはメチルである、請求項54に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  56. Bが、3−アミノフェニル、3−アミジノフェニル、4−アミジノフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−フルオロフェニル、4−メチルフェニル、フェニル、2−イミダゾイル、3−ピリジル、4−ピリジルおよび3−トリフルオロメチル−2−ピリジルからなる群より選択されるか;
    Bが、ヒドリド、エチル、2−プロペニル、2−プロピニル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブチル、(R)−2−ブチル、(S)−2−ブチル、t−ブチル、イソブチル、1−ペンチル、3−ペンチル、2−メチルブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、6−アミドカルボニルヘキシル、4−メチル−2−ペンチル、3−ヒドロキシプロピル、1−メトキシ−2−プロピル、2−メトキシエチル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2−ジメチルアミノプロピル、2−シアノエチル、6−ヒドロキシヘキシル、2−ヒドロキシエチル、2−アミジノエチル、2−グアニジノエチル、3−グアニジノプロピル、4−グアニジノブチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、6−シアノヘキシル、2−ジメチルアミノエチル、3−メチルブチル、2−メチルブチル、(S)−2−メチルブチル、3−アミノプロピル、2−ヘキシルおよび4−アミノブチルからなる群より選択されてもよく;
    Bが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、オキサラン−2−イル、2−(2R)−ビシクロ〔2.2.1〕−ヘプチル、オキセタン−3−イル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イルおよび1−ピペリジニルからなる群より選択されてもよく;
    Aが、結合、CH、CHCHおよびCHCHCHからなる群より選択され;
    が、ヒドリド、アミノメチル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、クロロおよびフルオロからなる群より選択され;
    が、3−アミドカルボニル−5−アミノフェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(3−フルオロベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−トリフルオロメチルベンジル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−クロロベンジル)アミドスルホニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−エチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソプロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−プロピルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−イソブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−(2−ブチル)アミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(シクロブチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロペンチルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノ−5−(N−シクロヘキシルアミドカルボニル)フェニル、3−アミノフェニル、3−カルボキシ−5−アミノフェニル、3−クロロフェニル、3,5−ジアミノフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、3−ヒドロキシフェニル、3−メタンスルホニルアミノフェニル、3−メチルアミノフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、フェニル、3−トリフルオロアセトアミドフェニル、3−ブロモ−2−チエニル、2−チエニルおよび3−チエニルからなる群より選択され;
    ATが、5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチル、5−グアニジジノ−1−オキソ−1−(4−チアゾリル)−2−ペンチル、5−グアニジノ−1−オキソ−1−(5−チアゾリル)−2−ペンチル、5−グアニジノ−1−オキソ−1−(4−アミノ−2−チアゾリル)2−ペンチルおよび5−グアニジノ−1−オキソ−1−フェニル−2−ペンチルからなる群より選択される、請求項55に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  57. 前記化合物が、式:
    Figure 2004505014
    〔式中、B、A、R、XおよびYATは、
    が3−アミノフェニル、Bがフェニル、AがCHCH、YATが5−グアジニノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがフェニル、AがCHCH、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがフェニル、AがCHCH、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがフェニル、AがCHCH、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノフェニル、Bがフェニル、AがCHCH、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがフェニル、AがCHCH、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがフェニル、AがCHCH、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾエリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがフェニル、AがCHCH、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがイソプロピル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがイソプロピル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3,5−ジアミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    が3−カルボキシ−5−アミノフェニル、Bがシクロブチル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;および、
    が3−アミノ−5−(N−ベンジルアミドカルボニル)フェニル、Bがシクロブチル、Aが単結合、YATが5−グアニジノ−1−オキソ−1−(2−チアゾリル)−2−ペンチルおよびXがヒドリドである;
    からなる群より選択される化合物を形成するように選択される。〕
    で表される群より選択される、請求項53に記載の化合物;または、その薬学的に許容可能な塩。
  58. 血液中の血栓状態を抑制するための組成物であって、請求項21に記載の化合物と薬学的に許容可能な担体とを含む組成物。
  59. 血液中の血栓状態を抑制するための方法であって、血液に、請求項58に記載の組成物の治療学的に有効な量を添加することを含む方法。
  60. 血液中の血小板凝集の形成を抑制するための方法であって、血液に、請求項58に記載の組成物の治療学的に有効な量を添加することを含む方法。
  61. 血液中での血栓の形成を抑制するための方法であって、血液に、請求項58に記載の組成物の治療学的に有効な量を添加することを含む方法。
  62. 哺乳動物における静脈血栓塞栓症および肺塞栓症を治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に、請求項58に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  63. 哺乳動物における陰茎血栓症を治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に、請求項58に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  64. 哺乳動物における心原性の血栓塞栓症を治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に、請求項58に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  65. ヒトおよびその他哺乳動物における血栓塞栓症発作を治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に、請求項58に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  66. ヒトおよびその他哺乳動物における癌および癌化学療法に伴う血栓症を治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に、請求項58に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  67. ヒトおよびその他哺乳動物における不安定なアンギナを治療または予防するための方法であって、前記哺乳動物に、請求項58に記載の組成物の治療学的に有効な量を投与することを含む方法。
  68. 血液中の血栓形成を抑制するための方法であって、血液に、請求項21に記載の化合物の治療学的に有効な量とフィブリノーゲンレセプターアンタゴニストの治療学的に有効な量とを添加することを含む方法。
  69. 哺乳動物における血栓の形成を抑制するか、血栓の形成を治療するか、または、血栓の形成を予防するための薬剤の製造における請求項21に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩の使用。
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