JP2004503782A - 自動精密対象物ホルダー - Google Patents

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ロバート・シー.・ダウンズ
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Abstract

本発明は、支持固定具上にマイクロタイタープレート(82)のような対象物を精密に位置決めするための対象物ホルダーを提供する。対象物ホルダーは、対象物を受け入れるための支持固定具上の保持装置(20)を含むこともできる。使用中、対象物は該固定具上において対象物の位置合わせ面(25、30)に対して大まかに位置決めされる。次にプッシャ(35、50)が、対象物を所望の位置に精密に位置決めする。本発明は、対象物ホルダーの異なるコンポーネントの動作を同調させる統合システムをも提供する。例えば、一旦対象物が所望の位置にあるなら、コントローラ(105)が保持装置(20)を作動させて対象物ホルダー内の対象物を所望の配置に保持できる。

Description

発明の背景
発明の分野
【0001】
本発明は、自動機械システムの分野に属する。特に、本発明は、さらなる自動化処理のために対象物を精密に位置決めするための自動システムに関する。
【0002】
背景
多くの産業分野において、自動処理のための対象物の精密な位置決めが要求される。例えば、ヒトゲノムプロジェクトの成功は、伝統的な実験室のベンチトップ処理からさらに自動化された高スループットシステムへの移行に部分的には負う。ヒトゲノムプロジェクトから得られたデータを解読する必要があるゲノミックスやプロテオミックスにおける研究でも同様に、改善された高スループットシステムが必要とされるであろう。高スループットシステムは、多数の化合物の合成やその次に行なわれるこのような化合物のライブラリのスクリーニングにも用いられる。
スループットを上げるため、化学合成用やスクリーニング及びアッセイ用のこれらの自動システムは、通常はマイクロタイター(すなわち試料)プレートを用いる。マイクロタイタープレートは、例えば、複数の化合物や材料を保持するため、1以上の化合物について複数のアッセイを行うため、高スループットのスクリーニングを容易にするため、及び多数のサンプルの製造と試験を促進するために使用できる。各マイクロタイタープレートは、通常は多数の個別のサンプルウエル、例えば数百又は千以上のウエルを備える。各々のウエルは、サンプル又は試剤が入る容器を形成する。各々のサンプルウエル中でアッセイや合成を行うことができるので、単一のプレートを用いて数百又は数千の試験を行うことができる。マイクロタイタープレートは、産業規格を満たすように構成される。例えば、いくつかの共通に使用される規格プレートは、96、384又は1536のウエルを備える。このようなプレートは、例えば、Greiner America Corp., P. O. Box 953279, Lake Mary, Florida 32795−3279から入手できる。一般にこのプレートは、加熱、冷却又は振動させて所望の処理を容易にすることができる。
【0003】
マイクロタイタープレートの使用と自動処理システムを結合することにより、一日で数百又は数千のサンプルを合成及び/又は試験することが可能となる。自動液体分配器のような自動装置は、適当に構成されたマイクロタイタープレートを受け入れ、プレートウエル中にサンプル又は試剤を入れることができる。他の公知の自動装置が、充填されたマイクロタイタープレートを用いてサンプルの処理及び試験を容易にする。
高度の信頼性及び反復性を伴って高スループットアッセイを行うためには、高スループットシステムにおいて個々のマイクロタイタープレートを正確に早く確実に位置決めして処理する必要がある。例えば、液体分配器がサンプル又は試剤を正しいサンプルウエル中に入れることができるように、マイクロタイタープレートを液体分配器の下に正確に配置しなければならない。1インチの千分の一程度だけの位置決め誤差により、サンプル又は試剤が誤ったサンプルウエル中に入れられ得る。このような誤りにより、試験が失敗するのみならず、正しくない試験結果を生じて、他の人がそれを信頼して例えば患者の医療処置の方針のような重大な決定を行い得る。また、些細な位置合わせの誤差によってさえ、液体分配器の針又は先端がウエル又は他の表面にて壊され得、それによって液体分配器が損傷してしまう。
現在、従来の自動位置決め装置において、十分な位置決め精度で動作して確実に反復して高密度マイクロタイタープレートを位置決めして自動処理を行うものは知られていない。例えば、従来の通常のロボットシステムは、一般に約1mmの位置決めトレランスを達成する。このようなトレランスは、一部の低密度マイクロタイタープレートには適当であるけれども、例えば1536のウエルを備えたプレートのような高密度プレートには許容できない。事実、1536ウエルマイクロタイタープレートでは1mmの位置決め誤差により、サンプル又は試剤が誤ったウエルに全部入ってしまったり、システムに対して(例えば液体分配器の針や先端に対して)損傷を与え得る。
【0004】
従来の公知システムを用いたマイクロタイタープレートの配置における不正確さにより、望ましくない試験結果を避けるために追加的な予防策が一般に取られている。例えば、サンプルや試剤をサンプルウエルに分配するというような高精度の作業を行う前にプレートを適切に位置決めすることを保証すべく、手動による介入をして試験又はスクリーニングを行い得る。しかしながら、このような手動介入は、自動処理を非常に遅くし、人間によるハンドリングに関して通常の不正確さや不確かさゆえに反復可能性が高くない。
別法として、試験又はスクリーニングが、より少ないサンプルウエルを備えたより低密度のマイクロタイタープレートを用いて実行できる。それに関し、ウエルの物理サイズがより大きくなれば、従来の自動システムは正しいウエルを処理する傾向が高くなる。例えば、より密な1536ウエルではなく96ウエルのみを備えたプレートを使用して試験を実行できる。サンプルウエルを少なくすれば、精度の要求は低くなり、試験の反復性及び信頼性は改善できる。しかしながら、より少ないサンプルウエルを備えたマイクロタイタープレートを使用すると、自動システムの全体スループットは大きく低下する。より低密度のプレートにおけるより大きなウエルでは、より大きな容積の試剤を要するので、各アッセイの費用は非常に増大する。システム資源のこのような非効率的な使用は、財政的な観点からコスト高であるのみならず、重要なバイオテクノロジー又は医学治療の発見を遅らせ得る。
【0005】
従来のシステムにおいて信頼性を保証する別の試みでは、マイクロタイタープレート中のいくつかのサンプルウエルが制御ウエルとして識別され得る。これらの制御ウエルは、もし該プレートが誤って位置決めされて自動処理のステップが完了したならば、制御ウエルが特定の公知サンプル又は試剤を受け入れるように戦略的に配置される。処理における後半の時間にて、特定の公知サンプル又は試剤が制御ウエル中に導入されたか否かを決めるべく、制御ウエルが調べられる。もしそうなら、マイクロタイタープレートは、誤ってハンドリングされたものとして識別され、適当に無視され得る。例えば、質の保証に失敗した制御ウエルを有するマイクロタイタープレートは、高スループットのスクリーニングシステムから除去され、そのマイクロタイタープレートからの試験結果の全てが無視される。このようなシステムは試験の信頼性のいくらかの保証は提示するが、システム全体のスループットは、制御セルとして要求されるセル数により低減される。また、システムは、処理サイクルの後半まで位置決め誤差を認識せず、このことにより誤ってハンドリングされたプレートの連続処理のために価値あるシステム資源を浪費してしまう。
ロボット工学及び自動処理システムは、他の産業においても使用される。しばしば、このようなシステムでは、対象物を正確に位置決めしてその位置に保持することが要求される。例えば、部品を狭いトレランスにて機械加工するためのロボットシステムでは、当該部品が機械加工装置に対して正確な位置に保持されることが必要である。
従って、自動システムにおいて対象物を正確に確実に早く位置決めして更なる処理を行うことができる対象物ホルダーを提供する必要性が存在する。本発明はこれら及びその他の必要性を満たす。
【0006】
発明の概要
本発明は、マイクロタイタープレートを支持具上に正確に位置決めするための位置決め装置を提供する。位置決め装置は、少なくとも第1位置合わせ部材を有し、該部材は、マイクロタイタープレートが支持具上の所望の位置にあるときにマイクロタイタープレートの内壁に接触するように配置される。一部の実施態様では、マイクロタイタープレートが支持具上の所望の位置にあるときにマイクロタイタープレートの単一の内壁に接触するように、2以上の位置合わせ部材が配置される。マイクロタイタープレートの内壁を位置合わせ表面として使用することにより、支持具上でのマイクロタータープレートの位置合わせの精度が大きく改善され、それによりマイクロタイタープレート内に含まれるサンプルのさらなる処理が容易になる。位置決め装置は、少なくとも第2位置合わせ部材をさらに含むことができ、この部材は、マイクロタータープレートが支持具上の所望の位置にあるときにマイクロタイタープレートの第2壁に接触するように配置される。この第2壁はマイクロタイタープレートの内壁であるのが好ましい。
本発明は、マイクロタイタープレートを支持具上の所望の位置に保持するための保持装置をも提供する。保持装置は真空プレートを含み、これは真空にした場合にマイクロタイタープレートを所望の位置に保持する。一部の実施態様では、真空プレートは、内側面とリップ面を有し、この内側面はリップ面に対して凹んでいる。
【0007】
本発明により、対象物を支持具上で正確に位置決めするための対象物ホルダーも提供される。対象物ホルダーは、a)対象物の第1位置合わせ面が1以上の位置合わせ部材からなる第1組と接触するように、対象物を第1方向に移動させるための第1プッシャ、及びb)対象物の第2位置合わせ面が1以上の位置合わせ部材からなる第2組と接触するように、対象物を第2方向に移動させるための第2プッシャを含む。現在のところ好ましい実施態様では、プッシャの一方又は両方が、旋回点を中心として旋回するレバーを含む。レバーは作動自在にバネに取り付けることができ、このことによりプッシャが対象物に一定の力を加え、例えば対象物を第1組の位置合わせ部材に対して第1方向に移動させる。
本発明の対象物ホルダーはコントローラを含むこともでき、該コントローラは、まず対象物を第1方向に移動するように第1プッシャに指示し、次に対象物を第2方向に移動するように第2プッシャに指示し、(適宜)その後に保持装置を作動するように指示する。
本発明により、ここに記載した対象物ホルダー、位置決め装置及び保持装置のうちの1以上を含んだ自動処理システムも提供される。これらの自動処理システムは、とりわけ例えばマイクロタイタープレート中での高スループットアッセイ又は反応を行うのに有効である。自動処理システムは、マイクロタイタープレートを対象物ホルダー上に配置するためのロボットシステムを含むことができる。マイクロタイタープレートのウエル中に試剤を入れることができる液体分配器も、しばしば自動処理システム中に含まれる。
【0008】
本発明は、対象物を所望の配置に正確に保持するように構成された対象物ホルダーも提供する。正確かつ効率的な位置決めを容易にするために、対象物ホルダーは、対象物を受け入れるために支持固定具上に保持装置を備える。第1及び第2位置合わせ部材が、対象物上のそれぞれの位置合わせ面と共働する固定具上に支持される。対象物は位置合わせ部材に対して大まかに位置決めされる。第1プッシャは、対象物の一方の位置合わせ面を第1位置合わせ部材に対して移動させるように構成され、第2プッシャは、対象物のもう一方の位置合わせ面を第2位置合わせ部材に対して移動させるように構成され、それにより対象物を所望の方向に正確に移動させる。対象物が正確に所望の配置にあるとき、コントローラが、保持装置を作動して対象物ホルダー中の対象物を所望の配置に保持する。使用中、対象物は位置合わせ面に対して前記固定具上にて大まかに位置合わせされる。第1プッシャ及び第2プッシャは、対象物を所望の方向に移動させ、そして保持装置が作動される。
一部の実施態様では、対象物ホルダーが、マイクロタイタープレートを位置決めし保持するように適応される。一般にマイクロタイタープレートは、x軸及びy軸を有する実質的には矩形である。よって、第1位置合わせ面はy軸壁とでき、第1プッシャはもう一方のy軸壁と共働する。第2位置合わせ面はx軸壁とでき、第2プッシャはもう一方のx軸壁と共働する。一般に、マイクロタイタープレートは内壁と外壁をも有し、外壁は一般に該プレートの周囲形状を定め、内壁は一般に該プレート上のウエル領域を定める。現在のところ好ましい実施態様では、第1及び第2位置合わせ部材が、外壁と内壁の間の領域に受け入れられる。対象物ホルダーは、真空プレートを含んだ保持装置を含むことができ、この真空プレートは、ウエル領域の底部と共働する。
【0009】
有利には、対象物は、相対的に大きな位置決めトレランスを有する位置決め装置を用いることにより、位置合わせ面に対して大まかに位置決めされ得る。例えば、対象物は、約1mmのトレランスのロボット装置を用いて位置決めでき、対象物ホルダーは、対象物をより正確に配置できる。従って、対象物ホルダーは、公知の従来の位置決め装置と共に用いて対象物をさらに正確に位置決めできる。
本発明により、対象物を受け入れて所望の配置に保持する方法も提供される。対象物は、第1位置合わせ面と第2位置合わせ面とを有し、該方法は、a)対象物の第1位置合わせ面を第1位置合わせ部材にほぼ隣接して配置し、対象物の第2位置合わせ面を第2位置合わせ部材にほぼ隣接して配置し;b)第1位置合わせ面が第1位置合わせ部材に対して堅固に保持されるように、第1プッシャを対象物に対して移動させ;c)第2位置合わせ面が第2位置合わせ部材に対して堅固に保持されるように、第2プッシャを対象物に対して移動させ;そしてd)第1及び第2プッシャが適切に緊張しているしていることを確認して、対象物を固定具にしっかりとクランプすることを含む。
【0010】
これら及び関連の方法を実行すべくコンピュータに指示するためのソフトウエアプログラムも提供される。例えば、本発明は、コントローラ上で動作し、以下のa)〜j)からなる工程を実行するソフトウエアプログラムを提供する。すなわち、a)マイクロタイタープレートが真空プレート上に大まかに位置決めされたことの信号を受ける工程;b)y軸信号を発生する工程;c)y軸信号をy軸ピストンに伝送し、それによりy軸ピストンがy軸プッシャレバーを緊張位置に移動させる工程;d)y軸プッシャレバーが適切に緊張していることの信号を受ける工程;e)x軸信号を発生する工程;f)x軸信号をx軸ピストンに伝送し、それによりx軸ピストンがx軸プッシャピンを緊張位置に移動させる工程;g)x軸プッシャピンが適切に緊張していることの信号を受ける工程;h)プレートを真空プレートに対して堅固にクランプするように真空源を作動させるべく真空信号を発生する工程;i)プレートが正確に位置決めされていることを示すレディ信号を発生する工程;及びj)レディ信号を別の処理装置に伝送する工程である。
【0011】
詳細な説明
本発明は、対象物を支持具上に正確に位置決めし、かつ対象物を支持具上の所望の位置に保持するための装置を提供する。該装置は、さらなる処理を受けるべき対象物の正確な配置が要求されるロボットシステムのような自動システムと共にしばしば使用される。例えば、バイオテクノロジーにおいて用いられるロボットシステムは、サンプルや試剤用の容器としてマイクロタイタープレートをしばしば使用する。マイクロタイタープレートは、システムの他のコンポーネントがマイクロタイタープレートのウエル中に含まれるサンプルと適当に相互作用するように、適当な支持具上に正確に位置決めされなければならない。同様に、本発明の装置は、高い精度のフライス削り作業のためにブロック材料を位置決めするのに有効である。
【0012】
位置決め装置
本発明は、対象物を支持具上に正確に位置決めするための位置決め装置を提供する。一旦対象物が所望の位置近くに大まかに位置決めされたなら、位置決め装置が対象物を正確な所望位置に移動させる。従って、本発明の対象物ホルダーは、公知の従来の位置決め装置と共に用いて対象物をさらに正確に位置決めできる。例えば、公知のロボット位置決め装置のような従来の自動装置が、対象物を支持具上に配置できる。一般に、このような従前知られたロボットシステムは、マイクロタイタープレートのような対象物を約1mmのトレランス内で移動し位置決めできる。それに関し、公知のロボットシステムは、マイクロタイタープレートを支持具上に大まかに位置決めできるが、高密度マイクロタイタープレートを位置決めするのに要求される精度を達成することはできない。高密度(例えば1536ウエル又はそれより多)のマイクロタイタープレートの場合の1mmの位置決め誤差により、サンプル又は試剤が誤ったウエルに全部入ったり、システムに(例えば液体分配器の針又は先端に)損傷を与え得る。
【0013】
一般に、本発明の対象物ホルダーは、1以上の位置合わせ部材を含み、それに対して対象物の表面が、対象物が対象物ホルダー上の所望の位置にあるときに接触する。マイクロタイタープレートのような対象物が初めに位置合わせ部材の近くに配置されると対象物がさらなる処理のために大まかに位置決めされるように、位置合わせ部材が配置される。このような大まかな位置決めは、従来の公知のロボットシステムにより達成できる。例えば、大まかな位置決めは、対象物をその所望の方向において1mm内に配置できる。しかしながら、マイクロタイタープレート又は他の対象物のこのような大まかな位置決めは、高スループットの処理にとっては不十分な精度である。対象物が大まかに位置決めされた後、本発明の対象物ホルダーが作動され、さらなる処理のために対象物をさらに正確に位置決めする。
【0014】
2つの異なる軸に沿って正確に位置決めするために、本発明の対象物ホルダーは、対象物の2つの軸の各々に沿って1以上の位置合わせ部材を一般に備える。例えば、図1及び2は、本発明による自動対象物ホルダー10の一態様を示す。一般に、対象物ホルダー10は、保持装置20を支持する固定具15を含む。突起25及び30は、位置合わせ部材として機能する。図示された対象物ホルダー10の実施態様は、固定具15から支持された2つのy軸突起30及びx軸突起25を有する。従って、y軸突起30及びx軸突起25は、真空プレート20に対して固定的に配置される。y軸位置設定突起30は、対象物のy軸表面(例えばマイクロタイタープレートのy軸壁)と共働するように構成される一方、x軸突起25は、対象物のx軸表面(例えばマイクロタイタープレートのy軸壁)と共働するように構成される。
位置合わせ部材は、例えば位置設定ピン、タブ、隆起部、凹部又は壁面などとし得る。現在のところ好ましい実施態様では、位置合わせ部材は、適切に位置決めされた対象物に接触した湾曲面を有する。湾曲面を使用することにより、例えば位置合わせ部材に接触する対象物の表面粗さの効果が最小となる。図1及び2に示されるように、1軸に沿った2つの位置合わせ部材及び第2軸に沿った1つの位置合わせ部材は、対象物の適切な位置合わせにおける表面凹凸の効果を最小にする別のアプローチである。対象物は、対象物表面に沿って3つの地点と接触するので、適切な位置合わせは、規則的な対象物表面の全体には依存しない。
【0015】
本発明の別の態様は、特にマイクロタイタープレートの位置決めに関する。マイクロタイタープレート82が、図3、4及び5に示される。一般に、マイクロタイタープレート82は、サンプル及び試剤を保持するための多くの個別サンプルウエルを備えたウエル領域90を含む。マイクロタイタープレートは、96、384及び1536のウエルを備えた一般に入手可能なプレートを含めて、広い種類のサンプルウエル構成にて入手可能である。マイクロタイタープレートは、種々の構成にて種々の製造業者から入手できることが分かるであろう。マイクロタイタープレート82は、位置決めエッジ86をその底部に備える外壁84を有する。マイクロタイタープレート82は、プレートの底部側のウエル領域の下にて底面92を有する。底面92は、スペース94により外壁84から分離される。スペース94は、外壁84の表面により、及び底面92のエッジにて内壁88により限定される。スペース94内にいくつかの横支持具93が存在し得るが、スペース94は、内壁88と外壁84の内面との間にて一般に開放している。
本発明により、マイクロタイタープレートを正確に位置決めするために、対象物ホルダーの位置合わせ部材は、マイクロタイタープレートの内壁88と共働するように配置されるのが好ましい。通常、内壁88は、壁84のようなプレート82の外壁と比較して、より正確に形成されかつサンプルウエル領域の境界線とより密接に関連しているので、内壁88を使用するのが有利である。従って、内壁(例えば内壁88)に対してマイクロタイタープレートを位置合わせすることは、一般に外壁(例えば壁84)と位置合わせすることよりも好ましい。内壁を位置合わせ面として用いることにより得られる改善された位置決め精度により、1536ウエルプレートのような高密度マイクロタイタープレートの使用が可能となる。表1に示されているように、ポリプロピレン(A)及びポリスチレン(B)の1536ウエルプレートの位置決めのために内壁を使用することで、当該技術において従前知られていたようなバネクリップ固定具を用いて得られる精度と比較して、プレートのさらに十分正確な位置決めが行われる。
【0016】
【表1】
Figure 2004503782
【0017】
【表2】
Figure 2004503782
【0018】
【表3】
Figure 2004503782
【0019】
これらの結果は、マイクロタイタープレートの内壁の使用により、支持具上でのマイクロタイタープレートの位置決めがさらに十分に正確かつ再現性あるものとなる。
また、位置合わせ部材(例えば位置合わせ突起25及び30)をプレート82の内壁88と共働させることにより、最小構造が該プレートの外側に隣接して必要とされる。そのようにして、ロボットアーム又は他の移送器が、プレート82に容易にアクセスできる。突起を内壁88に隣接して位置決めすることにより、プレート82の移送がさらに容易になる。しかしながら、突起を代わりの位置に配置でき、かつプレートの正確な位置決めをなお容易にできることが分かる。
一般に、本発明の対象物ホルダーは、1以上の可動部材を含む。可動部材は、1以上の位置合わせ部材に対して対象物を移動させる機能を行う。例えば、一旦対象物が位置合わせ部材の大まかな位置に置かれたならば、可動部材(ここでは用語「プッシャ」)が、対象物の位置合わせ面が対象物ホルダーの1以上の位置合わせ部材と接触するように対象物を移動させる。対象物ホルダーは、1以上の軸に沿って対象物を位置決めするためのプッシャを有し得る。例えば、対象物ホルダーは、x軸に沿って対象物を位置決めする1以上のプッシャ、及びy軸に沿って対象物を位置決めする1以上の追加のプッシャをしばしば備える。プッシャは、当業者に公知の手段により移動できる。例えば、バネ、ピストン、電磁石、ギヤドライブなど、又はそれらの結合が、対象物を所望の位置に移動させるべくプッシャを移動させるのに適する。
【0020】
x軸及びy軸の両方に沿ってマイクロタイタープレートを位置決めするためのプッシャを備えた対象物ホルダーの一実施態様は、図1及び2に示される。マイクロタイタープレートがx及びy軸突起に隣接して大まかに位置決めされるとき、マイクロタイタープレートの底面は、真空プレート20の頂面22のすぐ上にある。固定具15内のスロット40を通って延びるy軸プッシャ35は、マイクロタイタープレートのy軸側壁に圧力を加えるべく使用される。y軸突起30に対してマイクロタイタープレートを押すのに十分な力が、プレート接触具45にてプレートに加えられる。マイクロタイタープレートがy軸突起30に対して押されるとき、該固定具のスロット55を通して延びるx軸プッシャ50が、マイクロタイタープレートのx軸壁をx軸突起25に向かって押すべく使用される。このようにして、マイクロタイタープレートが、x軸及びy軸突起の両方に対して精度良くかつ正確に位置決めされる。1以上のプッシャ接触具を外壁ではなくマイクロタイタープレートの内壁に接触させることは、必ずではないが、しばしば有利である。この構成により、位置合わせ部材及びプッシャが、マイクロタイタープレートの下にある。このことにより、プレートの外部を取り囲む領域において、例えばマイクロタイタープレートを支持具上に配置する他の装置と干渉し得る突起が無くなる。
図1及び2に示される対象物ホルダーの態様は、適切に位置決めされた対象物を所望の位置に保持すべく保持装置として働く真空プレートを有する。マイクロタイタープレートを正確に配置するのに十分な力を加えるy軸プッシャ35及びx軸プッシャ50の両方により、真空源(図示せず)は、真空導管65を通して真空孔60中に真空引きする。
【0021】
次に図6を参照すると、対象物を対象物ホルダー中に位置決めする一般的な手順の一態様が記載されている。対象物ホルダーが、対象物を表面上の所望の位置に移動させるべく描かれたものに等価な手段を用いることができることが認識される。同様に、これらの図は特にマイクロタイタープレートの位置決めを示しているが、マイクロタイタープレートではなく対象物を位置決めすべく対象物ホルダーのコンポーネントの構成を容易に適応させ得る。図6は、真空プレート(図示せず)上に載っているマイクロタイタープレート82の簡単な底面図を示す。図6aは、マイクロタイタープレート82がx軸及びy軸突起25及び30に対して大まかに位置決めされた場合の搭載位置を示す。大まかに位置決めされたとき、マイクロタイタープレート82は、y軸突起30がマイクロタイタープレートのy軸エッジに沿って開口94中に受け入れられ、かつ、x軸突起25がマイクロタイタープレートのx軸突起に沿ってスペース94中に受け入れられるように位置決めされる。従って、現在のところ好ましいこの実施態様では、これらの突起は、内壁88と外壁84の間のスペース94中に位置決めされる。突起がマイクロタイタープレートと代替構成にて共働してマイクロタイタープレートを大まかに位置決めされた方向に配置することができることが理解されよう。また、搭載を容易にするために、y軸プッシャ35とx軸プッシャ50の両方が、マイクロタイタープレート82から離れて配置される。
次に図6bを参照すると、y軸プッシャ35が、マイクロタイタープレート82の外側y軸エッジに接触するように移動される。上述のように、プッシャも、マイクロタイタープレートの内壁表面に接触するように構成できる。y軸プッシャ35は、マイクロタイタープレート82の壁84に対してプレート接触具45をしっかり押し付けるのに十分な力で移動させられる。y軸プッシャ35はマイクロタイタープレート82に対して押圧されるので、マイクロタイタープレートは、必要ならばy軸突起30に対して内壁88を堅固に位置決めすべく移動させられる。y軸プッシャ35は中央位置にあるマイクロタイタープレートのy軸エッジと大まかに接触するので、マイクロタイタープレートは、斜めになる最小の力で移動させられる。そのようにして、マイクロタイタープレートは、y軸において堅固かつ確実に位置決めされる。
【0022】
y軸中に堅固に位置決めされたマイクロタイタープレート82と共に、図6cは、x軸プッシャ50がマイクロタイタープレート82のx軸壁に対して移動することを示す。そのようにして、x軸プッシャ50は、マイクロタイタープレート82を移動させて内壁88をx軸突起25に対して位置決めする。x軸プッシャ50がx軸位置合わせ部材に対して該プレートを移動及び保持する間、y軸プッシャ35は、マイクロタイタープレート82のy軸壁に対して堅固に押圧したままでいる。マイクロタイタープレート82が接触具45に対してx軸方向に移動することを容易にするために、接触具45は低摩擦要素となるように構成するのが好ましい。例えば、低摩擦接触点45が、バネ負荷部材上に取り付けられ得、これはマイクロタイタープレートがx軸プッシャ50によりx軸中を移動可能にしつつ、マイクロタイタープレート82に対して一定の力を保つことができる。図10は、適当なバネ負荷部材の例を示す。接触点は、TEFLON(登録商標)などのような低摩擦物質でコーティングすることもできる。低摩擦接触点は、例えば回転する接触点や他の手段を用いて摩擦を低減することにより構成することもできる。DELRIN(登録商標)ボールプランジャは、底摩擦接触点の別の適する例である。
図6dに示されたように、マイクロタイタープレート82がx軸プッシャ50により正しい位置に移動したとき、マイクロタイタープレートが、さらなる処理のために正確に位置決めされる。プレートが正確に位置決めされ、真空源(図示せず)が作動され、それにより真空プレートに対してマイクロタイタープレート82を確実に引っ張る。従って、マイクロタイタープレート82が、その正確な位置に確実に保持され、それにより正確かつ信頼性高いさらなる処理が可能となる。
【0023】
保持装置
本発明は、対象物を支持具上の所望の位置に保持するための保持装置も提供する。本発明のこれらの保持装置は、真空プレートを含み、その上に対象物が配置される。一般に、真空プレートは、頂面を有し、その上に保持されるべき対象物が配置される。1以上の開口が存在し、それを通って空気が真空プレートの頂面と対象物の底面の間のスペースから回収され得る。1つ又は複数の開口が真空源に接続され得る。対象物が支持具上に適切に位置決めされて真空にされるとき、気密シールが対象物と真空プレートの間に形成され、それにより対象物を所望の位置に保持する。例えば、対象物がマイクロタイタープレートであるならば、マイクロタイタープレートの底面が、真空プレートの頂面によりシールを形成する。
【0024】
本発明の保持装置の例が、図1、2及び8に示される。この実施態様では、真空プレート20は頂面22を備え、該頂面22は、真空溝63により分離された中央内部領域69とリップ領域67とを一般に含む。対象物が所望の位置に大まかに位置決めされると、対象物の底面は頂面22のリップ領域67上に載る。真空源(図示せず)が真空導管65を通して真空孔60中に真空を適用する。真空孔60は、一般に真空プレート20の境界線内部に配置される真空溝63に通じる。このようにして、真空効果が、プレートの境界線全体の周りに広がる。真空効果により対象物の底面が真空プレート20の頂面22に向けて引っ張られるので、対象物は真空力により真空リップ67及び内部真空プレート69に保持される。
図1、2及び8に示された例では、保持装置20は、矩形の真空プレートとして設けられ、そのy軸長さはx軸長さよりも長い。この特定の真空プレート20は、真空源が作動したときに真空プレート20の頂面22に対してマイクロタイタープレートをしっかり保持すべくマイクロタイタープレートの底面と共働するようなサイズ及び構成をなす。真空プレートは、マイクロタイタープレートとは異なる対象物を保持するように構成することもできる。例えば、真空プレートは、対象物の任意の平坦面との吸引を形成するような形状を有し得る。例えば、矩形のスロットが、平坦な矩形表面を備えた対象物を保持するのに使用できる。
【0025】
図11は、本発明の保持装置の一実施態様を示す。真空源(図示せず)は、真空導管230に接続され、これが真空入口240及び235に接続される。真空導管入口235及び240は、真空孔中に直接接続され、該孔が真空プレートを通って延び、真空溝に通じる。現在のところ好ましい実施態様では、真空孔が真空プレートの周囲に隣接して配置され、真空プレートの境界線の周りの真空に通じる真空溝を使用する。真空プレートの真空シール能力を改善するために、真空孔の他の配置及び他の構成を用いることができることが分かる。
しばしば、対象物は、真空プレートと対象物表面の間の気密シールの形成を妨害し得る下面の欠陥を有する。このような欠陥としては、例えば反り、高さ変動及び他の構造上の欠陥が挙げられる。例えば、マイクロタイタープレートの底面は、マイクロタイタープレートの中央部分がマイクロタイタープレートの周囲エッジより下に延びるように僅かに曲がり得る。従って、このような曲がったプレートが真空プレート20上に配置されるならば、マイクロタイタープレートの曲がった部分は、内部プレート領域69に接触できるが、該プレートの周囲エッジがリップ領域67に完全に係合するようにはできない。このようにして、真空チャネル63が真空引きされると、真空シールを妨げるのに十分なギャップが、マイクロタイタープレートの周囲エッジとリップ領域67の間に存続し得る。このようなギャップにより、真空プレートに対してマイクロタイタープレートを真空シールし得ない。
【0026】
マイクロタイタープレート及び他の対象物におけるこのような欠陥を調節するために、内部真空面69が真空リップ67より下に僅かに凹み得る。内部表面69を僅かに凹ませることにより、マイクロタイタープレートの周囲エッジがリップ領域67に完全に接触する可能性が増す。凹部の深さ及び他の寸法は、対象物の底面における予想される変動に依存する。通常、凹部の深さは、約0.001〜0.01インチの間にある。マイクロタイタープレートでは、内部真空領域は、リップ67の頂面より下約0.002インチに配置されるのが好ましい。というのは、マイクロタイタープレートが真空プレート20に対してシールされるときサンプルウエルを破壊するには、高さにおける0.002インチの変動では不十分だからである。対象物の歪みを避ける別のアプローチでは、凹んだ領域は、なお真空シールの形成を可能にしつつ対象物の底面を支持する多孔性マトリックス材料又は他の支持部材(例えばリブ)により部分的に又は完全に満たすことができる。もし望めば、支持具の使用により、より深い凹部が使用できる。
本発明の保持装置は、真空効果が対象物と真空プレートの間に存在するか否かを感知するための感知スイッチ又は他の手段を含むこともできる。例えば、図2は、真空スイッチ孔80を示し、これはこの特定の実施態様では真空溝63の基部に配置されている。真空スイッチ孔は、真空レベルを真空感知スイッチに伝え、これが対象物の下の真空の十分なレベルを確認する。このようにして、対象物を真空プレート20に対して保持しつつ、対象物を保持する真空力を測定及びモニターできる。真空レベルが不十分であるならば、感知スイッチは、対象物が適切に位置決め及び/又は保持されておらずさらなる処理の準備ができていないという信号をコントローラ又は人間のオペレータに送ることができる。逆に、真空が感知されたなら、スイッチはさらなる処理を進めるべくコントローラに信号を送ることができる。
【0027】
感知装置を含んだ保持装置の例が、図11に示されているが、これは固定具15の頂面上に配置された真空プレート20と共に固定具15の底部側を一般に示す。図11の底面図からは真空プレートは見えないが、点線21が固定具15のもう一方の側における真空プレート20の一般的な配置を示す。図示されているように、真空スイッチ孔が真空溝中に配置される。真空スイッチ孔は、真空スイッチ入口265に通じ、これが真空スイッチ線270を通して真空スイッチ275に接続される。真空スイッチ275は、制御線280を介してコントローラ105に電気的に接続し、真空のステータスをコントローラに伝える。それに関し、コントローラ105は、マイクロタイタープレートを真空プレートに対してしっかりと引っ張るのに十分な真空が真空プレートにていつ達成されたかの信号を受け取る。コントローラ105は、制御線225を介して真空源と通信し、適宜、制御線220を介して空気源(後に説明)と通信することもできる。コントローラ105は、システム接続線285を介して指示を受け、該線285を介して他のシステムコンポーネントにステータス情報を送ることもできる。
一旦真空源がマイクロタイタープレート又は他の対象物を真空プレート20に対して堅固に保持したならば、追加的な処理がマイクロタイタープレートに対して確実かつ正確に実行できる。マイクロタイタープレート又は他の対象物の処理が完了すると、真空源が停止されて対象物を真空プレート20から開放する。
【0028】
統合対象物ホルダーシステム
本発明は、対象物を支持具上に位置決め及び保持するためにここに記載の装置の2以上を統合する対象物ホルダーをも提供する。例えば、本発明は、プッシャと位置合わせ部材とを用いて対象物を正確に位置決めする対象物ホルダー、及び対象物を所望の位置に保持する保持装置としての真空プレートを提供する。これらの統合された対象物ホルダーは、対象物ホルダーの異なるコンポーネントの動作を調和させる制御システムを通常有する。
【0029】
図7は、対象物ホルダー10に対する制御システム100の一例を示す。一般に、制御システム100は、プレートホルダー制御線215を介してプレートホルダー120に接続されたコントローラ105を含む。プレートホルダー制御線215は、コネクタ210において終端してプレートホルダー120上にて係合する制御コネクタ75への接続を容易にできる。この構成により、コンポーネントの接続及び開放が容易になる。コントローラ105は、システム接続線285を介して高スループット試験システムにおける他のシステムコンポーネントにも接続できる。例えば、コントローラ105は、中央制御システムから指令を受け、ステータス情報を報告して返す。
この実施態様のコントローラ105はまた、真空源制御線225を介して真空源115を制御し、適宜、空気源制御線220を介して空気源110を制御する。このようにして、コントローラは、指令を受け付け又はステータス情報を高スループット試験システムコントローラに送り、かつマイクロタイタープレートの正確な位置決めを制御及びモニターできる。
【0030】
一部の実施態様では、x軸プッシャ50とy軸プッシャ35が空気ピストンにより作動される。空気源110は、加圧空気を空気供給管125を通して供給してy軸空気供給管130及びx軸空気供給管135中に送る。y軸空気供給管130は、y軸空気スイッチ140中に受け入れられ、該スイッチ140は、バルブとして作用してy軸供給管130を開放又は閉鎖する。y軸空気スイッチは、x軸空気スイッチ制御線185を介してコントローラ105により指示される。コントローラ105がy軸空気スイッチ140に開放位置を指示すると、空気圧力がy軸ピストン空気供給管150中に加えられる。y軸ピストン空気供給管150は、y軸空気ピストン160に接続され、これがy軸アーム170を駆動する。例えば油圧ピストン、電磁アクチュエータ又はギヤドライブなどのようなプッシャを作動させるのに他の機構も使用できることが理解されよう。
y軸アーム170は、旋回軸174を中心としてレバー172を駆動する。従って、空気ピストン160が作動すると、y軸プッシャピン35がその静止位置から移動する。静止位置は、レバー172とバネ支持具178の間に取り付けられたバネ176により定まる。この様にして、バネ176によりレバー172が旋回地点174から旋回する。対象物ホルダー10の好ましい実施態様では、空気ピストン160が非作動のとき、このバネによりy軸プッシャ35がマイクロタイタープレートに対してしっかりと係合する。それにより、空気ピストン160が作動すると、y軸プッシャ35がマイクロタイタープレート壁から移動して離れる。
【0031】
空気ピストン160はy軸マグネチックスイッチ200を備え、これはマグネチックスイッチ制御線195を介してy軸アーム170の位置をコントローラ105に伝える。この様にして、コントローラは、y軸アーム170の位置のステータスを示す信号を受け取る。例えば、y軸プッシャ35をマイクロタイタープレートから完全に係合を解くような位置に空気ピストン160がy軸アーム170を移動させたときに、線195上に信号が送られ得る。
x軸空気スイッチ145は、x軸空気スイッチ制御線180を介してコントローラ105に接続される。コントローラ105がx軸空気スイッチ145に作動すべく指示すると、空気圧力がx軸ピストン空気供給管155中に加えられる。このような空気圧力が、x軸空気ピストン165のx軸アーム175を駆動する。x軸マグネチックスイッチ205が、マグネチックスイッチ制御線190を介してコントローラ105と通じ、x軸アーム175の位置を示す信号を発生させる。好ましい例では、x軸空気ピストン165は、空気ピストン165が作動解除されるとx軸プッシャ50を引っ込め、x軸空気ピストン165が作動されるとx軸プッシャ50をマイクロタイタープレートに対して押すように構成される。x軸空気ピストン165が作動しかつx軸プッシャ50がマイクロタイタープレートに対してしっかりと駆動すると、マグネチックスイッチ205は信号を発生でき、該信号は、マイクロタイタープレート82がx軸に関してしっかりと配置されたことをコントローラ105に示す。
【0032】
次に図8、9及び10を参照すると、y軸プッシャの操作が詳細に示されている。y軸プッシャ35は、垂直部分173と水平部分175とを備えた一般にL形状の部材である。接触具コネクタ186が、プレート接触具45を取り付けるべく垂直部分173の頂端にて配置される。水平部分175は、垂直部分173から直角に延び、端部にて拡大されたアーム接触具182を備える。アーム接触具182は、y軸ピストン160のy軸アーム170と共働すべく構成配置される。好ましい構成では、y軸アーム170は、y軸アーム長を調節するための調節機構を備えて終端する。
レバー172の水平部分175は、旋回ピンを受け入れるための旋回軸174を備え、該ピンにより、y軸プッシャ35は旋回地点174を中心として旋回できる。水平部分175は、バネ176の一方の端部を受け入れるためのバネコネクタ184をも備える。バネ176のもう一方の端部は、安定な支持具178のような安定な支持具に接続される。好ましい構成では、バネ支持具178がy軸空気ピストン及び固定具に取り付けられる。バネ176がバネ接触具184と安定な支持具178の間に接続されると、バネはアーム接触具182をアームピストン160に向けて引っ張るべく作用する。図示された例では、レバー172は、旋回地点174を中心として旋回するように構成されているので、プレート接触具45は、一般に空気ピストンから離れる方に回転される。
【0033】
図示された実施態様では、空気ピストン160が非作動のとき、バネ176は、真空プレート20のy軸壁187に向けてプレート接触具45を押圧するように作用する。マイクロタイタープレート(図8、9又は10では図示せず)が真空プレート上に大まかに位置決めされたなら、プレート接触具45がマイクロタイタープレートのy軸壁に接触し、該プレートをy軸突起30に向けて押す。最適な位置決め性能のために、y軸プッシャ35は、一定かつ安定的な位置決め力をマイクロタイタープレートのy軸壁に加える必要がある。一定の圧力を保証すべく、y軸プッシャ35により与えられる力はバネ176により決められる。バネは本来一定かつ所定の力を与えるので、マイクロタイタープレートは一定の既知の張力により位置決めされる。
【0034】
好ましい実施態様では、マイクロタイタープレートがy軸に対して位置決めされた後、y軸プッシャは、マイクロタイタープレートのy軸壁に対して力を加え続ける。x軸プッシャが作動すると、x軸プッシャ50はマイクロタイタープレートをx軸突起25に向けて移動させる。従って、y軸プッシャがマイクロタイタープレートに対して力を加え続ける間、マイクロタイタープレートはプレート接触具45及びレバー172に対して移動する。それについて、レバー172は、斜めになることを避け且つ一定で安定したy軸の力を維持するために、x軸方向の安定性を維持しなければならない。レバー172についてのこのような安定性を達成するために、レバー172は、旋回点174を中心として旋回する旋回レバーとして構成される。旋回点174とプレート接触具45はマイクロタイタープレートのx軸と大まかに位置合わせされるので、該旋回軸は、プレート接触具45のx軸位置決めを実質的に安定にするべく作用する。従って、y軸プッシャ35がマイクロタイタープレートに十分に引っ張られ、x軸プッシャがマイクロタイタープレートをx軸突起25に向けて移動させると、y軸プッシャ35は一定かつ安定なy軸の力を維持する。斜めになることも、マイクロタイタープレートとの低摩擦接触点を有するようにプレート接触具45を構成することにより避けられる。
【0035】
好ましい実施態様ではy軸プッシャは旋回レバーとして構成されているが、他の構成を用いてもマイクロタイタープレートをy軸突起に向けて移動させ得ることが理解されよう。例えば、プレート接触具45は、空気ピストンに直接取り付け、一定で安定した空気の力により駆動してプレート接触具を安定的かつ一定してマイクロタイタープレート壁に向けて移動させることができる。
一旦真空源がマイクロタイタープレートを真空プレート20に対してしっかり保持したなら、別の処理がマイクロタイタープレートに対して確実かつ正確に実行できる。マイクロタイタープレートの処理が完了すると、真空源が作動解除されてマイクロタイタープレートを真空プレート20から開放する。次に、x軸プッシャ50が開放され、y軸プッシャ35が開放される。真空が解除されプッシャが開放されると、マイクロタイタープレートは、さらなる処理のために対象物ホルダー10から容易に持ち上げられ得る。
【0036】
次に図11を参照すると、対象物ホルダー10について好ましい部分構成が示される。一般に図11は、固定具15の底面側を示し、真空プレート20は固定具15の頂面上に配置されている。図11の底面図からは真空プレートは見えないけれども、破線21が固定具15のもう一方の側の真空プレート20の大まかな配置を示す。
空気源(図示せず)は空気源125に接続され、この空気源125は、一般に固定具の周囲をy軸空気供給管130及びx軸空気供給管135まで延びる。y軸空気供給管130はy軸空気スイッチ140に接続し、x軸空気供給管135はx軸空気スイッチ145に接続する。空気スイッチ140及び145は、電気線185及び180を介して電気コネクタ75に電気的に接続し、次にコネクタ210と制御線215を介してコントローラ105に接続する。従って、コントローラは、空気ピストンを作動又は作動解除すべく空気スイッチに指示できる。例えば、コントローラはy軸空気スイッチ140に作動を指示することで、y軸空気供給管150を加圧して空気ピストン160のアーム170を駆動することができる。アーム170が駆動されると、レバー172は旋回点174を中心にして旋回し、真空プレートから離れるようにy軸プッシャレバーを引っ張る。コントローラがy軸空気スイッチ140を作動解除すると、空気がピストン160から抜け、バネ接触具184と安定な支持具178の間の張力下にあるバネ176がy軸プッシャを真空プレートに向けて張力を加える。マグネチックスイッチ200が、制御線190を介してコントローラ105に通じてy軸プッシャの位置を示す。
【0037】
コントローラはx軸空気スイッチ145をも制御し、該スイッチ145は、開放したときにx軸ピストン空気供給管155を加圧してx軸空気ピストン165のx軸アーム175を駆動する。従って、x軸プッシャ50は、真空プレート20に向けて推進させられる。好ましい実施態様では、x軸プッシャはx軸アーム175に直接取り付けられる。他の構成及び配置を用いてもx軸プッシャをx軸アームに取り付けできることが理解されよう。スペースを無駄にしないため、空気圧力がピストン165に加えられるときアーム175がピストン本体165中に引っ張られるように、x軸ピストンが構成される。圧力が開放されると、アーム175は、x軸プッシャ50が保持されたどんなマイクロタイタープレートからも開放されるように移動する。x軸プッシャ50がマイクロタイタープレートに十分に係合しているとの信号をコントローラ105が受け取ることができるように、マグネチックスイッチ205は線195を介してコントローラ105に接続する。
【0038】
次に図12を参照すると、マイクロタイタープレートを保持する方法300が示されている。ブロック305では、マイクロタイタープレートは、突起の場所を示すx及びyに対して大まかに位置決めされる。大まかな位置決めを容易にするために、x軸及びy軸プッシャがマイクロタイタープレートから離れて配置される。好ましい実施態様では、y軸空気ピストンが作動中であり、x軸ピストンが非作動中であり、プレートから離れて突起を配置する。他の構成に代替し得ることが理解されよう。
プレートは、ロボット位置決めを含めて従来の任意手段を用いて大まかに位置決めされ得る。このような大まかなロボット位置決めは、プレートを突起に隣接して配置するには十分であるが、高スループットの自動使用には精度が十分ではない。一旦プレートが大まかに位置決めされると、対象物ホルダーは、プレートが大まかに位置決めされて所望の方向に正確に位置決めされる用意ができている旨の信号を受け取ることができる。
【0039】
ブロック310は、y軸プッシャがマイクロタイタープレートのy軸壁に対して張力下で位置決めされていることを示す。好ましい構成では、y軸プッシャが静止位置に開放され、バネがy軸プッシャとマイクロタイタープレートの間に一定の決められた張力を与える。y軸プッシャが開放されると、y軸プッシャは、張力にてマイクロタイタープレートのy軸壁と接触する。y軸プッシャはマイクロタイタープレートのy軸壁に対して張力が加えられるので、マイクロタイタープレートはy軸突起に対してしっかりと押される。マイクロタイタープレートに一定の張力を加えて移動させるには短い時間が要求されるので、システムはブロック315においてシステムが安定するのを待つ。
y軸プッシャは、いつy軸プッシャが正しい位置にあるのかの指示器を有し得る。このような指示器が使用されるなら、該指示器は、y軸プッシャが正しい位置にあるときに閉じるスイッチとし得る。好ましい実施態様では、スイッチは、y軸プッシャを移動させる空気ピストンに連結されたマグネチックスイッチである。他のセンサー又は指示器と代替できることが理解されよう。従って、ブロック320ではスイッチが閉じているか否かを調べ、もしスイッチが閉じていたら、x軸プッシャがブロック325において作動される。スイッチが割り当て時間中に閉じないならば、ブロック355においてシステムにはマイクロタイタープレートが位置決め可能でない旨が伝えられ、処理は通常中止される。
【0040】
ブロック325においてx軸プッシャが作動してマイクロタイタープレートに向かって移動し、それによりマイクロタイタープレートをx軸突起に対してしっかりと位置決めする。マイクロタイタープレートをx軸方向に移動させるのは一定の時間を要するので、ブロック330においてシステムは待機する。y軸プッシャのように、x軸プッシャは、いつx軸プッシャがしっかり正しい位置になるかの指示器を有し得る。従って、ブロック335ではこの指示器スイッチが閉じているか否かを調べ、もし閉じているならばブロック340において真空源が作動される。しかしながら、スイッチが閉じていないなら、ブロック355においてプレートが位置決めできない旨システムに伝えられる。
ブロック340では、真空源が作動し、それにより真空導管が真空プレート領域から空気を引き抜く。好ましくは、真空源によりマイクロタイタープレートの底面が確実な方法で真空プレートに引きつけられる。真空プレートは、いつ十分な真空が形成されてマイクロタイタープレートを確実に保持したのかを決めるための真空スイッチを備えることができる。真空スイッチが閉じていないならば、ブロック345ではプレートが適切に位置決めされてない旨システムに伝えるよう指示する。しかしながら、真空スイッチが閉じれば、それはマイクロタイタープレートがしっかりと確実に位置決めされている旨の肯定的な指示であり、ブロック350においてプレートがさらなる処理の準備ができている旨システムに伝えられる。
【0041】
次に図13を参照すると、マイクロタイタープレートを開放する方法400が示され、これはプレートを保持する方法300に記載のものとは本質的に逆のプロセスである。ブロック405では、マイクロタイタープレートの処理を終了させ、マイクロタイタープレートが除去できる旨システムに伝えられるのが示される。ブロック410では、真空源が作動解除され、これが図415に示された真空スイッチを開放させる。スイッチが開放したならば、ブロック420においてx軸プッシャが作動解除され、一定の時間の後、ブロック430においてスイッチが調べられ、x軸プッシャが移動したことを確認する。x軸プッシャが移動したならば、y軸プッシャが作動してマイクロタイタープレートから離してy軸プッシャを移動させる。一定時間の後、スイッチが開いて、y軸プッシャがマイクロタイタープレートから離れて移動させられたことを示す。スイッチが適切に開くと、システムには、プレートが移動準備できている旨伝えられる。従って、別のロボットシステムを使用してプレートを把持し次の処理ステーションにプレートを移動させることができる。スイッチのどれかが適切に指示しないならば、ブロック455においてプレートが移動不可である旨システムに伝えられる。それに関し、プレートを除去するのに、手動による介入が適切に用いられる。
【0042】
本発明は、ここに記載の対象物の位置決め及び/又は保持手順を自動的に実行すべくコントローラをプログラミングするためのアルゴリズム及びコンピュータソフトウエアをも提示する。この位置決め及び保持手順のうちの1以上を実行すべくプログラミングされたコンピュータも提示される。
【0043】
ここに記載の例及び態様は説明を目的としただけであり、その観点から種々の変更が当業者には示唆され、また本出願及び添付の特許請求の範囲の範囲の精神及び範囲内に含まれることが理解される。ここで引用された全ての刊行物、特許及び特許出願が、あらゆる目的のためにここに援用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により作られた対象物ホルダーの斜視図である。
【図2】本発明により作られた対象物ホルダーの上面図である。
【図3】マイクロタイタープレートの上面図である。
【図4】図3に示されたマイクロタイタープレートの底面図である。
【図5】図3に示されたマイクロタイタープレートの断面図である。
【図6】マイクロタイタープレートを位置決めするx軸プッシャ及びy軸プッシャの図である。
【図7】本発明により作られた対象物ホルダーにおける電気、真空及び空気の相互接続を示すブロック図である。
【図8】本発明により作られたy軸プッシャレバーの部分断面図である。
【図9】本発明により作られたy軸プッシャのためのピストン及びレバー機構の部分分解図である。
【図10】本発明により作られたy軸プッシャレバーの斜視図である。
【図11】本発明により作られた対象物ホルダーの下側の部品配置を示す図である。
【図12】本発明により対象物を正確に位置決めする方法を示すフローチャートである。
【図13】本発明により対象物ホルダーからプレートを除去する方法である。
【符合の説明】
10  精密プレートホルダー
15  固定具
20  真空プレート
21  制御線
22  真空プレートの頂面
25  x軸位置設定突起
30  y軸位置設定突起
35  y軸プッシャ
40  スロット
45  ローラープレート接触具
50  x軸プッシャ
55  スロット
60  真空孔
63  真空溝
67  真空リップ
69  内部真空領域
65  真空導管
70  空気導管
75  制御コネクタ
80  真空スイッチ孔
82  マイクロタイタープレート
84  外壁
86  位置決めエッジ
88  内壁
90  ウエル領域
92  ウエル領域の底面
93  支持具
94  内外壁間のスペース
100  制御システム
105  コントローラ
110  空気源
115  真空源
120  プレートホルダー
125  空気供給導管
130  y軸空気供給導管
135  x軸空気供給導管
140  y軸空気スイッチ
145  x軸空気スイッチ
150  y軸ピストン空気供給導管
155  x軸ピストン空気供給導管
160  y軸空気ピストン
165  x軸空気ピストン
170  y軸アーム
172  レバー
173  垂直部分
174  水平部分
174  旋回軸
175  x軸アーム
176  バネ
178  バネ支持具
180  x軸空気スイッチ制御線
182  アーム接触具
184  バネコネクト
185  y軸空気スイッチ制御線
186  接触具コネクタ
187  y軸壁
190  マグネチックスイッチ制御線
195  マグネチックスイッチ制御線
200  y軸マグネチックスイッチ
205  x軸マグネチックスイッチ
210  コネクタ
215  プレートホルダー制御線
220  空気源制御線
225  真空源制御線
230  真空導管
235  真空導管入口
240  真空導管入口
245  真空孔
250  真空孔
260  真空スイッチ孔
265  真空スイッチ孔
270  真空スイッチ線
275  真空スイッチ
280  真空スイッチ制御線
285  システム接続線

Claims (42)

  1. マイクロタイタープレートを支持具上に正確に位置決めするための位置決め装置であって、マイクロタイタープレートが支持具上の所望の位置にあるとき、マイクロタイタープレートの内壁に接触するように配置された少なくとも第1位置合わせ部材を含む、上記位置決め装置。
  2. 2以上の位置合わせ部材が、マイクロタイタープレートが支持具上の所望の位置にあるときマイクロタイタープレートの単一の内壁に接触するように配置される、請求項1記載の位置決め装置。
  3. 前記位置決め装置が、少なくとも第2位置合わせ部材をさらに含み、該第2位置合わせ部材は、マイクロタイタープレートが支持具上の所望の位置にあるときマイクロタイタープレートの第2壁に接触するように配置される、請求項1記載の位置決め装置。
  4. マイクロタイタープレートの第2壁が内壁である、請求項3記載の位置決め装置。
  5. 第1内壁と第2内壁が直角を形成する、請求項4記載の位置決め装置。
  6. マイクロタイタープレートが支持具上の所望の位置にあるとき、2以上の位置合わせ部材が、マイクロタイタープレートの第1内壁に接触するように配置され、少なくとも第3位置合わせ部材が、第2内壁に接触するように配置される、請求項4記載の位置決め装置。
  7. 位置合わせ部材の1つ以上が、マイクロタイタープレートの内壁に接触する湾曲面を含む、請求項1記載の位置決め装置。
  8. 位置合わせ部材の1つ以上が、位置設定ピンからなる、請求項7記載の位置決め装置。
  9. マイクロタイタープレートを第1方向に移動させてマイクロタイタープレートの第1内壁を1以上の位置合わせ部材に接触させ得るプッシャをさらに含む、請求項1記載の位置決め装置。
  10. マイクロタイタープレートを第2方向に移動させてマイクロタイタープレートの第2内壁を1以上の位置合わせ部材に接触させ得る第2プッシャを含む、請求項9記載の位置決め装置。
  11. マイクロタイタープレートが所望の位置にあるときにマイクロタイタープレートの第1内壁に接触する2つの位置合わせ部材を含む、請求項10記載の位置決め装置。
  12. マイクロタイタープレートを支持具上の所望の位置に保持する保持装置を含む、請求項1記載の位置決め装置。
  13. 前記保持装置が真空プレートからなる、請求項12記載の位置決め装置。
  14. マイクロタイタープレートを支持具上の所望の位置に保持するための保持装置であって、真空に引かれるとマイクロタイタープレートを所望の位置に保持する真空プレートを含む、上記保持装置。
  15. 前記真空プレートが真空源に接続される、請求項14記載の保持装置。
  16. 前記真空プレートが内部表面とリップ表面とを含み、該内部表面はリップ表面に対して凹んでいる、請求項14記載の保持装置。
  17. 内部表面が凹んでいる深さが、0.001インチ〜0.01インチである、請求項16記載の保持装置。
  18. 内部表面の凹み深さとほぼ同じ厚みの支持マトリックスが内部表面上に存在し、真空引きされたときマイクロタイタープレートの歪みを防止する、請求項16記載の保持装置。
  19. マイクロタイタープレートが真空プレートと気密シールを形成するとき、マイクロタイタープレートが適切に位置決めされている旨の信号を発生する真空駆動スイッチを含む、請求項14記載の保持装置。
  20. マイクロタイタープレートがさらなる処理の準備ができている旨の信号をコントローラに伝える、請求項19記載の保持装置。
  21. 対象物を支持具上に正確に位置決めするための対象物ホルダーであって、
    対象物の第1位置合わせ面が1以上の位置合わせ部材からなる第1組に接触するように、対象物を第1方向に移動させるための第1プッシャ、及び
    対象物の第2位置合わせ面が1以上の位置合わせ部材からなる第2組に接触するように、対象物を第2方向に移動させるための第2プッシャ、
    を含み、
    前記第1プッシャは、旋回点を中心として旋回するレバーからなる、
    上記対象物ホルダー。
  22. 前記レバーがバネに作動自在に取り付けられ、該バネにより前記プッシャが対象物に一定の力を加え、対象物を第1組の位置合わせ部材に対して第1方向に移動させる、請求項21記載の対象物ホルダー。
  23. 前記第1プッシャが、対象物に接触する低摩擦接触点を含み、それにより対象物が第2プッシャにより第2方向に移動するのを容易にする、請求項21記載の対象物ホルダー。
  24. 前記低摩擦接触点がローラーである、請求項23記載の対象物ホルダー。
  25. 前記対象物がマイクロタイタープレートである、請求項21記載の対象物ホルダー。
  26. 第1位置合わせ面と第2位置合わせ面のどちらか又は両方がマイクロタイタープレートの内壁である、請求項25記載の対象物ホルダー。
  27. 1以上のプッシャの位置を検出する1以上のセンサーを含み、それにより対象物が所望の位置にあるか否かを決める、請求項21記載の対象物ホルダー。
  28. コントローラを含み、該コントローラが第1プッシャに指示して対象物を第1方向に移動させ、次に第2プッシャに指示して対象物を第2方向に移動させ、その後保持装置に指示して作動させる、請求項21記載の対象物ホルダー。
  29. マイクロタイタープレートにおいて高スループットアッセイ又は反応を実行するための自動システムであって、請求項1に記載の位置決め装置を含む、上記自動システム。
  30. マイクロタイタープレートを位置決め装置上に配置するためのロボット装置を含む、請求項29記載の自動システム。
  31. 試剤をマイクロタイタープレートのウエル中に入れることができる液体分配器を含む、請求項29記載の自動システム。
  32. マイクロタイタープレートにおいて高スループットアッセイ又は反応を実行するための自動システムであって、請求項14に記載の保持装置を含む、上記自動システム。
  33. マイクロタイタープレートを位置決め装置上に配置するためのロボット装置を含む、請求項32記載の自動システム。
  34. 試剤をマイクロタイタープレートのウエル中に入れることができる液体分配器を含む、請求項32記載の自動システム。
  35. 第1位置合わせ面と第2位置合わせ面とを備えた対象物を受け入れて所望の配置に保持するための対象物ホルダーであって、
    支持固定具、
    前記固定具上の保持装置、
    前記固定具上に支持され、かつ対象物の第1位置合わせ面と共働するように配置された第1位置合わせ部材、
    前記固定具上に支持され、かつ対象物の第2位置合わせ面と共働するように配置された第2位置合わせ部材、
    前記固定具上に支持され、かつ弛緩位置と緊張位置とを有する第1プッシャであって、第1プッシャが弛緩位置から緊張位置に移動するにつれ対象物と共働して対象物の第1位置合わせ面を第1位置合わせ部材に対してしっかりと移動させるように構成された前記第1プッシャ、
    前記固定具上に支持され、かつ弛緩位置と緊張位置とを有する第2プッシャであって、第2プッシャが弛緩位置から緊張位置に移動するにつれ対象物と共働してプレートの第2位置合わせ面を第2位置合わせ部材に対してしっかりと移動させるように構成された前記第2プッシャ、
    前記保持装置、第1プッシャ及び第2プッシャに作動自在に接続されたコントローラ、
    を含み、また、前記コントローラは、第1プッシャに対してその緊張位置を指示し、第2プッシャに対してその緊張位置を指示し、クランプに対し作動するよう指示し、それにより対象物が対象物ホルダーにおいて所望の配置に保持される、上記対象物ホルダー。
  36. 対象物がマイクロタイタープレートである、請求項35記載の対象物ホルダー。
  37. 前記保持装置が真空源に接続された真空プレートである、請求項36記載の対象物ホルダー。
  38. 対象物がウエル領域を備えたマイクロタイタープレートであり、真空プレートが、ウエル領域の底部と共働してプレートを確実に保持する、請求項36記載の対象物ホルダー。
  39. 第1位置合わせ面と第2位置合わせ面とを備えた対象物を受け入れて所望の配置に保持する方法であって、
    対象物の第1位置合わせ面を第1位置合わせ部材に大体隣接して配置し、対象物の第2位置合わせ面を第2位置合わせ部材に大体隣接して配置する工程、
    第1位置合わせ面が第1位置合わせ部材に対してしっかりと保持されるように、第1プッシャを対象物に対して移動させる工程、及び
    第2位置合わせ面が第2位置合わせ部材に対してしっかりと保持されるように、第2プッシャを対象物に対して移動させる工程、
    を含む上記方法。
  40. 第1プッシャと第2プッシャのどちらか又は両方が適切に配置されて対象物を位置合わせ部材に対して保持していることを確認する工程をさらに含む、請求項39記載の方法。
  41. 対象物を所望の配置に保持する保持装置を作動させる工程をさらに含む、請求項39記載の方法。
  42. コントローラ上で動作するソフトウエアプログラムであって、コントローラに指示して請求項39に記載の方法を実施する上記ソフトウエアプログラム。
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