JP2004503575A - ビス−アシル−アミドを含有する固体形態の化粧品用又は製薬用組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒトの頭皮及び/又は唇を含む皮膚の固体状組成物、特に固体状化粧品用又は製薬用組成物、例えば手入れ用、トリートメント用及び/又はメークアップ用組成物に関し、該組成物は増粘した液状脂肪相を含有し、例えば口紅のような特にメークアップ用スティック又はチューブの形態である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
所望のコンシステンシーを得るために、構造化された(structured)、すなわち増粘又はゲル化された液状脂肪相を組成物、特に化粧品用又は皮膚病用組成物に使用することが一般的に行われている。特に油(又は室温で液状の相)を増粘することにより、製品をそのパッケージからほとんど損失させないで取り出すことが容易になり、製品の分散を局所的な処置領域に制限し、局所的な処置領域上に均質に製品を分散させ、又は所望の化粧品的又は皮膚科学的効果を得るのに十分な量で製品を使用することができる。特に、固体状組成物、例えば脱臭剤、リップクリーム及び口紅、コンシーラ及び成形ファンデーションの場合はしかりである。特に、処置される局所的表面上に均一に分散させることが必要とされている手入れ用、衛生用又はメークアップ用組成物、例えば口紅、並びにケラチン繊維に沿って均一に広げ分散させ、額、首筋、顔又は目に流れ落ちないことが必要とされる毛髪用組成物に対して、増粘は非常に重要なことである。
【0003】
これらの問題を克服するために、通常はロウ又はフィラーが使用されている。しかし残念なことに、これらのロウ及び/又はフィラーは、組成物をマットにし、不透明にする傾向を有し、これは、特に口紅では必ずしも望ましいことではない。すなわち、女性は、光沢のある皮膜を付与するチューブ状の口紅を常に探求しており;さらにある種の組成物、例えばリップクリーム又は軟膏は半透明、又は透明でありさえするスティックの形態にされてもよい。
【0004】
また、高分子増粘剤を用いて油を増粘させることも知られている。しかし残念なことに、例えば1.3Pa.sを越える高粘度のゲルを得るためには、油用の既知の増粘剤を多量に使用しなくてはならなかった。しかしながら、増粘剤の量があまりに多くなると、組成物に不十分な化粧品特性、特に粘着感、滑らかさの欠如が付与され、これらの欠点は、潜在的に非常に不都合であり、受け入れられないものでさえある。
さらに、トリアルキルトリ(アルキルアミノカルボニル)シクロヘキサン型のゲル化剤を使用して、組成物、特に化粧品用組成物のゲル化を行うことも知られている。これらのゲル化剤により、それらを含有する組成物の安定性を改善することができる。しかしながら、これも同様に、得られたゲルは透明性に乏しいものであった。さらに、これらのゲル化剤の多くのものは、油性のシリコーン媒体をゲル化することができない。
【0005】
最後に、特に日本国特許文献第7/138555号及び同第10/237034号には、ジアミド誘導体を用いて化粧品用組成物の増粘を行うことが知られている。しかしながら、該先行技術に開示されている化粧品用組成物は全て、多量のロウ(特にミツロウ、オゾケライト又はヘキサデカン酸)を含有している。よってスティックの構造化及びゲル化はジアミド化合物だけで単独で起こるものではなく、ロウにもよっている。しかしながら、多量のロウの使用には、ある種の欠点が、特にこのようにして調製された最終組成物のマット効果又は不透明性に関して、存在する。
さらに、従来のロウを含有する組成物に、多量のシリコーン油を導入することもできない。
【0006】
本発明の目的の一つは、固体状の形態をしており、好ましくはほとんど又は全くロウを含有しないと同時に、第1に良好な化粧品特性、特に所定レベルの半透明性又は透明性を保持し、第2にシリコーン油を、特に多量に、含有することが可能な組成物、特に化粧品用組成物を製造することを提案することにある。
よって、本発明の主題の一つは、油相と次の式(I):
R−CO−NH−A−NH−CO−R’
[上式中:
− R及びR’は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は1〜22の炭素原子、特に6−18の炭素原子、好ましくは10〜14の炭素原子、さらに好ましくは11〜13の炭素原子、より好ましくは11の炭素原子を有し、アリール(−C6H5)、エステル(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−COOR’’)、アミド(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−CONHR’’)、ウレタン(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−OCONHR’’)及び尿素(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−NHCONHR’’)基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく;及び/又はO、S及びNから選択される1〜3のヘテロ原子を含有していてもよく;及び/又は1〜4のフッ素原子等のハロゲン原子、及び/又は1〜3のヒドロキシル基で置換されていてもよい、飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状、好ましくは飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表し、
ただしR及びRは同時に水素ではなく、
− Aは1〜18の炭素原子、特に2〜12の炭素原子、好ましくは4〜10の炭素原子を有し、アリール(−C6H5)、エステル(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−COOR’’)、アミド(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−CONHR’’)、ウレタン(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−OCONHR’’)及び尿素(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−NHCONHR’’)基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく;及び/又はO、S及びNから選択される1〜3のヘテロ原子を含有していてもよく;及び/又は1〜4のフッ素原子等のハロゲン原子、及び/又は1〜3のヒドロキシル基で置換されていてもよい、飽和又は不飽和で直鎖状、環状又は分枝状の炭化水素ベース鎖(二価の基の形態)を表す]
の少なくとも1つの化合物を含有する固体状の形態の組成物、特に化粧品用又は製薬用組成物にある。
【0007】
特に、式(I)の化合物を使用すると、液状(又は油性)脂肪相を実質的に構造化させ増粘させ、又は完全にゲル化させ、よって、固体形態でゲル化した形態であり、満足のいく化粧品特性を有する安定した化粧品用組成物を得ることができる。これらの組成物はその剛性及び良好な化粧品特性を保持すると同時に、ロウを含有しないものである。さらに液状脂肪相は多量のシリコーン油を含有してるにもかかわらず、ゲル化可能である。
本発明の組成物は良好な化粧品特性を有し:適用時に粘着質でなく、滑らかで容易に適用される。それにより、良好にカバーし、快適な着用感のある均一で均質な皮膜が付与される。
さらに組成物は、有利には澄んでおり、透明又は半透明である。これらの用語は一般的な辞書の定義を持つものとして理解される。しかして、半透明な組成物は光を通過させるが、物体の外形をはっきりと区別することはできない。透明な組成物は容易に光を通過させ、その厚みを通して物体を明確に区別することができる。
一般的に、透明な組成物は1cm厚のサンプルを通して、400nm〜800nmの、波長に関係ない、35%〜100%、好ましくは少なくとも50%の最大光透過率を有する(欧州特許第291,334号を参照)。半透明の組成物は、2〜35%の最大光透過率を有する。透過率は、光スペクトルの波長で作動する分光光度計の光ビームに、1cm厚のサンプルを配することにより、測定することができる。
【0008】
よって、本発明の組成物は、次の式(I):
R−CO−NH−A−NH−CO−R’
[上式中:
− R及びR’は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は1〜22の炭素原子、特に6−18の炭素原子、好ましくは10〜14の炭素原子、さらに好ましくは11〜13の炭素原子、より好ましくは11の炭素原子を有し、アリール(−C6H5)、エステル(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−COOR’’)、アミド(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−CONHR’’)、ウレタン(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−OCONHR’’)及び尿素(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−NHCONHR’’)基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく;及び/又はO、S及びNから選択される1〜3のヘテロ原子を含有していてもよく;及び/又は1〜4のフッ素原子等のハロゲン原子、及び/又は1〜3のヒドロキシル基で置換されていてもよい、飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状、好ましくは飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表し、
ただしR及びR’は同時には水素ではなく、
− Aは1〜18の炭素原子、特に2〜12の炭素原子、好ましくは4〜10の炭素原子を有し、アリール(−C6H5)、エステル(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−COOR’’)、アミド(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−CONHR’’)、ウレタン(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−OCONHR’’)及び尿素(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−NHCONHR’’)基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく;及び/又はO、S及びNから選択される1〜3のヘテロ原子を含有していてもよく;及び/又は1〜4のフッ素原子等のハロゲン原子、及び/又は1〜3のヒドロキシル基で置換されていてもよい、飽和又は不飽和で直鎖状、環状又は分枝状の炭化水素ベース鎖(二価の基の形態)を表す]
に相当する少なくとも1つの化合物を含有する。
【0009】
「不飽和の炭化水素ベース鎖」という表現は、少なくとも1つのC=C二重結合又は少なくとも1つのC≡C三重結合を有する鎖を意味し、言うまでもないが、該鎖はアリール、エステル、アミド、ウレタン及び尿素基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく;及び/又はO、S及びNから選択される一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよく;及び/又は一又は複数のフッ素原子及び/又はヒドロキシル基で置換されていてもよい。
「酸素、硫黄又は窒素原子を含有する炭化水素ベース鎖」という表現は、特に、カルボニル(−C=O)、アミン(−NH2又は−NH−)、チオール(−SH)、チオエーテル又はエーテル基を有する炭化水素ベース鎖を意味する。
【0010】
有利には、Aは4〜10の炭素原子を有する飽和した環状の炭化水素ベース鎖である二価の基を表す。
本発明に係る組成物の好適な一実施態様では、式(I)の化合物の基R及びR’は同一である。
化合物は、好ましくは、式(I)において:
1/
− Aは4〜12の炭素原子、特に5〜7の炭素原子を有し、上述した置換基で置換されていてもよく、及び/又は一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよく、及び/又は一又は複数のハロゲン及び/又はヒドロキシル基で置換されていてもよい、飽和又は不飽和、好ましくは飽和しているが非芳香族である、分枝していてもよい炭化水素ベース環(二価の基の形態)を表し;
− R及びR’は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は10〜16の炭素原子、特に10〜14の炭素原子、又は12〜14の炭素原子、好ましくは11の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状、好ましくは飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表し、R及びR’は同時には水素ではない、
2/
− Aは2〜18の炭素原子、特に3〜12の炭素原子を有し、上述した置換基で置換されていてもよく、及び/又は一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよく、及び/又は一又は複数のハロゲン及び/又はヒドロキシル基で置換されていてもよい、飽和した直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース環(二価の基の形態)を表し;
− R及びR’は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は10〜20の炭素原子、特に11〜18の炭素原子、好ましくは11〜13の炭素原子、さらに好ましくは11の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖、好ましくは飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表し、R及びR’は同時には水素ではない、
3/
− Aは6〜12の炭素原子、特に6〜8の炭素原子を有し、上述した置換基で置換されていてもよく、及び/又は一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよく、及び/又は一又は複数のハロゲン及び/又はヒドロキシル基で置換されていてもよいアリール又はアラルキル環(二価の基の形態)を表し;
− R及びR’は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は6〜18の炭素原子、特に10〜16の炭素原子、好ましくは11〜13の炭素原子、さらに好ましくは11の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖、好ましくは飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表し、R及びR’は同時には水素ではない、
に相当するものである。
【0011】
特にA基は、シクロヘキシレン(特に、1,2−シクロヘキシレン、1,3−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキシレン、好ましくは1,2−シクロヘキシレン)、エチレン、プロピレン、イソプロピレン、ブチレン、イソブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ドデシレン、ドデカニレン、ベンジレン、フェニレン、メチルフェニレン、ビス−フェニレン又はナフタレン型の二価の基を表すことができ;好ましくはAはシクロヘキシレン、エチレン、プロピレン、イソプロピレン、ドデシレン又はメチルフェニレン型の二価の基であってよい。
R及びR’は互いに独立して、ペンチル、ヘキシル、デシル、ウンデシル、ドデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、3−ドデシルオキシプロピオニル、3−オクタデシルオキシプロピオニル、3−ドデシルオキシペンチル、3−オクタデシルオキシペンチル及び11−ヒドロキシヘプタデシル基から選択することができる。好ましくは、R及びR’は互いに独立して、デシル、ウンデシル及びドデシル基から選択され得る。R及びR’は有利には同一である。
A基が環状、特にシクロヘキシレンである場合、基R−CO−NH−及びR’−CO−NH−はオルト、メタ又はパラの位置にあってもよく;さらに、これらの基は互いにシス又はトランス位にあってもよい。式(I)の化合物はシス化合物とトランス化合物の混合物(ラセミ混合物、すなわち1R、2R又は1S、2Sエナンチオマー、又は変動する割合でのそれらの混合物)をさらに含み得る。式(I)の化合物の立体化学は、本化合物の調製に使用される式H2N−A−NH2のジアミンの立体化学に相当し、その調製を以下に記載する。
【0012】
式(I)の化合物は、好ましくは次の式:
(上式中、R及びR’は上述した同一の意味を有する)
の一つに相当する化合物から選択される。
本発明で使用可能な化合物としては:
− (2−ドデカノイルアミノシクロヘキシル)−ドデカンアミドとして公知のN,N’−ビス(ドデカノイル)−1,2−ジアミノシクロヘキサンで、特にトランス形(R=R’=n−C11H23、及びA=1,2−シクロヘキシレンの二価の基である式(I)の化合物)のもの、この化合物は、特にHanabusa, K;Angew. Chem., 108, 1997, 17, 2086−2088頁に記載;
− (3−ドデカノイルアミノシクロヘキシル)ドデカンアミドとして公知のN,N’−ビス(ドデカノイル)−1,3−ジアミノシクロヘキサン、特にトランス形(R=R’=n−C11H23、及びA=1,3−シクロヘキシレンの二価の基である式(I)の化合物)のもの;
− (4−ドデカノイルアミノシクロヘキシル)ドデカンアミド)として公知のN,N’−ビス(ドデカノイル)−1,4−ジアミノシクロヘキサン、特にトランス形(R=R’=n−C11H23、及びA=1,4−シクロヘキシレンの二価の基である式(I)の化合物)のもの;
− (2−ドデカノイルアミノエチル)ドデカンアミド)として公知のN,N’−ビス(ドデカノイル)−1,2−エチレンジアミン(R=R’=n−C11H23、及びA=1,2−エチレンの二価の基である式(I)の化合物);
− (2−ドデカノイルアミノ−2−メチルエチル)ドデカンアミド)として公知のN,N’−ビス(ドデカノイル)−1−メチル−1,2−エチレンジアミン(R=R’=n−C11H23、及びA=1−メチル−1,2−エチレンの二価の基である式(I)の化合物);
− (2−ドデカノイルアミノプロピル)ドデカンアミド)として公知のN,N’−ビス(ドデカノイル)−1,3−ジアミノプロパン(R=R’=n−C11H23、及びA=1,3−プロピレンの二価の基である式(I)の化合物);
− (2−ドデカノイルアミノドデシル)ドデカンアミド)として公知のN,N’−ビス(ドデカノイル)−1,12−ジアミノドデカン(R=R’=n−C11H23、及びA=1,12−ドデシレンの二価の基である式(I)の化合物);
− (2−ドデカノイルアミノ−4−メチルフェニル)ドデカンアミド)として公知のN,N’−ビス(ドデカノイル)−3,4−ジアミノトルエン(R=R’=n−C11H23、及びA=1−メチル−3,4−フェニレンの二価の基である式(I)の化合物);を挙げることができる。
【0013】
式(I)の化合物は当業者によく知られたプロセスに従い調製することができる。
特に、反応を行わせるのに適合性のある有機溶媒中で、R及びR’が、水素原子以外の、上述した意味を有する酸塩化物RCOCl及び/又はR’COClと、ジアミンH2N−A−NH2を反応させる(水素原子以外のR基を一つのみ有する式(I)の化合物を得ることを所望するならばジアミン1mol当たり1molの酸塩化物、又は水素原子以外のR及びR’を有する式(II)の化合物を得ることを所望するならば2molの酸塩化物RCOCl及び/又はR’COClを使用する)ことにより得ることができる。反応は、好ましくは反応中に放出されるHClの生成を中和可能な塩基の存在下で行われる。形成されたジアミンは当業者によく知られた従来の抽出技術に従い反応媒体から抽出される。
【0014】
式(I)の化合物は、所望する効果に依存して、当業者により容易に決定される量で組成物中に存在していることが好ましく、組成物の全重量に対して1重量%〜40重量%、例えば2重量%〜15重量%、好ましくは4重量%〜12重量%、又は5重量%〜10重量%でありさえする。
式(I)の化合物が少量、例えば約2〜6重量%使用された場合でさえも、本発明の組成物を適切にゲル化できることが観察された。これは、式(I)の化合物の増粘力が大きく、約4〜8重量%の低濃度でも効果的であるためで、これに対し、一般的なゲル化剤で同等の結果を得るためには、10〜20重量%も使用する必要がある。
【0015】
本説明に拘束されるものではないが、式(I)の化合物により油を構造化又はゲル化させると、式(I)の化合物の分子がカラム状に積み重ねられたものが形成し、結果として該式(I)の化合物と油からなる繊維状又はラメラ状の網状組織が形成され、該網状組織が光を散乱させないため、所定レベルの半透明性、又は透明性が得られることが知見されている。
【0016】
式(I)の化合物は、生理学的に許容可能な媒体を含有する組成物、特に化粧品的に許容可能な媒体をさらに含有する化粧品用組成物において、単独で又は混合物として使用することができる。
この生理学的に許容可能な媒体、その成分、その量、組成物の製薬的形態、及びその調製方法は、所望する組成物のタイプに応じて、自身の一般的な知識に基づき、当業者により選択される。
一般的に、本発明の組成物は、少なくとも1つの化粧品的又は皮膚科学的に許容可能な油、つまり室温(25℃)で液状の脂肪物質を含有する。
これらの油は炭化水素ベース油及び/又はシリコーン油及び/又はフルオロ油であってよい。それらは動物、植物、鉱物又は合成由来である。
【0017】
特に:
− 動物由来の炭化水素ベース油、例えばペルヒドロスクワレン;
− 炭化水素ベースの植物性油、例えば4〜10の炭素原子を有する脂肪酸の液状トリグリセリド、例えばヘプタン酸又はオクタン酸のトリグリセリド;ヒマワリ油、コーン油、大豆油、ゼニアオイ油(marrow oil)、グレープシード油、グランドナッツ油、スイートアルモンド油、美葉油(beauty−leaf oil)、パーム油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、アプリコット油、マカダミア油、ヒマシ油、アボカド油;カプリル/カプリン酸トリグリセリド類、例えばステアリネリー・デュボア社(Stearineries Dubois)から販売されているもの、又はダイナミット・ノーベル社(Dynamit Nobel)からミグリオール(Miglyol)810、812及び818の名称で販売されているもの、ホホバ油、カリテバター;
− 鉱物又は合成由来で直鎖状又は分枝状の炭化水素、例えば流動パラフィン及びそれらの誘導体、ワセリン、ポリデセン、プルセリン油(purcellin oil)、及び水素化ポリイソブテン、例えばパーリーム(parleam);
− 合成エステル及びエーテル、特に脂肪酸とのもの、例えばR3が7〜29の炭素原子を有する高級脂肪酸残基を表し、R4が3〜30の炭素原子を有する炭化水素ベース鎖を表す、式R3COOR4の油、例えばプルセリン油(オクタン酸セトステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−オクチルドデシル、エルカ酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル;ヒドロキシル化エステル、例えば乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリイソセチル、及び脂肪アルキルのヘプタノアート、オクタノアート及びデカノアート;ポリオールエステル、例えばプロピレングリコールジオクタノアート、ネオペンチルグリコールジヘプタノアート、又はジエチレングリコールジイソノナノアート;及びペンタエリトリトールのエステル;トリデシルトリメリタート;
− 12〜26の炭素原子を有する脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノール、2−ブチルオクタノール、2−ヘキシルデカノール、2−ウンデシルペンタデカノール又はオレイルアルコール;
− 部分的に炭化水素ベース及び/又はシリコーン含有のフルオロ油;
− シリコーン油、例えば、揮発性又は非揮発性で直鎖状又は環状のポリメチルシロキサン類(PDMS);アルキルジメチコーン類;ヒドロキシル、チオール及び/又はアミン基等の官能基、又はフッ化されていてもよい、脂肪族及び/又は芳香族基で変性したシリコーン類;フェニルシリコーン油、例えばポリフェニルメチルシロキサン類、又はフェニルトリメチコーン類;
− それらの混合物;
を挙げることができる。
【0018】
使用される油は、揮発性及び/又は非揮発性であってよい。「揮発性油」という用語は、適用された支持体から室温で蒸発可能な油、換言すれば、25℃、1気圧で測定可能な蒸気圧、例えば0Paを越える、特に10−3mmHg〜300mmHg(0.13Pa〜40000Pa)の範囲内の蒸気圧を有する油を意味する。
特に、揮発性シリコーン油、例えば揮発性で環状又は直鎖状のシリコーン類、及びシクロコポリマー類を挙げることができる。また、揮発性炭化水素ベース油、例えばイソパラフィン及び揮発性フルオロ油を挙げることができる。
【0019】
特定の一実施態様では、揮発性油は油相の大部分を構成可能である。よって、それらは、前記油相の少なくとも50重量%、特に少なくとも75重量%、又は100重量%の割合でそこに存在し得る。
他の好ましい実施態様において、油相は、特に油相の約40〜80重量%、特に約60〜75重量%といった多量のシリコーン油を含有してよく;油相は完全に安定して固体状を保持すると同時に、100重量%のシリコーン油をさらに含有してよい。
油は組成物の全重量に対して5重量%〜99重量%、好ましくは20重量%〜75重量%の割合で組成物中に存在可能である。
【0020】
本発明の組成物は、好ましくは固体形態をしている。これは、機械的又は熱的刺激(特に加熱)の不在下で、組成物を収容している容器から出した場合に、組成物にくずれがみられないことを意味する。
組成物は、固体タイプの組成物の一般的な粘弾性挙動を有する。
【0021】
さらに、本発明の組成物の硬度は、組成物がそれ自身では崩れず(self−supporting)、容易に崩壊できて皮膚及び唇に満足のいく付着物を形成するようなものが好ましい。この硬度は0.04N〜3N、好ましくは0.1N〜2.5N、特に0.2N〜2Nであり得る。この硬度は、前記組成物中にプローブを挿入する方法、特に45°の頂角を有するアクリル製コーンを備えたテクスチャー分析器[例えば、レオ社(Rheo)のTA−XT2]を使用する方法に従い測定することができる。硬度の測定は実施例に記載した方法に従い、該組成物の5つのサンプルの中心にて22℃で実施する。
【0022】
この組成物は、適切な固体性/剛性/硬度を保持すると同時に、有利にはロウをほとんど又は全く含有しない。これは、組成物が、組成物の全重量に対して約5重量%未満、好ましくは2重量%未満、さらに0.5重量%未満のロウしか含有しないことを意味する。好ましくは、組成物はロウを含有しない(すなわち0%)。
【0023】
本発明の目的において、ロウとは、固体状態で非等方性の結晶組織を有し、約40℃を越え200℃までの融点を有し、可逆的な固体/液体の状態変化をし、室温(約25℃)で固体状の親油性脂肪化合物である。
本願の目的において、ロウは化粧品及び製薬の分野で一般的に使用されているものである。
それらは、特に動物、植物又は鉱物由来の天然ロウ、例えばミツロウ、モンタンロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、シナロウ、アマロウ(flax wax)、マツロウ(pine wax)、コットンロウ(cotton wax)、オーリクリーロウ(ouricury wax)、亜炭ワックス、米糠ロウ(rice bran wax)、サトウキビロウ、モクロウ又はコルク繊維ロウである。
さらに、パラフィンロウ、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンロウ、オゾケライト、約40℃を越える融点を有する水素化油、例えば水添ホホバ油、エチレンの重合により得られたポリエチレンロウ、フィッシャー−トロプシュの合成により得られるロウ、約40℃を越える融点を有する脂肪酸エステル類及びグリセリド類、及びシリコーンロウ、例えば40℃で固体状のポリ(ジ)メチルシロキサンのアルキル、アルコキシ及び/又はエステル類を挙げることができる。
【0024】
本発明の組成物は、考慮される用途のタイプにおいて通常使用される成分をさらに含有し得る。
特に:
− 室温で液状のケトン類、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン又はアセトン;
− 室温で液状のアルコール類、例えばエタノール、イソプロパノール、ジアセトンアルコール、2−ブトキシエタノール又はシクロヘキサノール;
− 室温で液状のグリコール類、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール又はペンチレングリコール;
− 室温で液状のプロピレングリコールエーテル類、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート又はジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル;
−(全体として3〜8の炭素原子を有する)短鎖のエステル類、例えば酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プロピル、n−ブチルアセタート又はイソペンチルアセタート;
− 室温で液状のエーテル類、例えばジエチルエーテル、ジメチルエーテル又はジクロロジエチルエーテル;
− 室温で液状のアルカン類、例えばデカン、ヘプタン、ドデカン又はシクロヘキサン;
− 室温で液状の環状芳香族化合物、例えばトルエン及びキシレン;
− 室温で液状のアルデヒド類、例えばベンズアルデヒド及びアセトアルデヒド;
から選択される一又は複数の有機溶媒を含有することができる。
【0025】
また、本発明の組成物に親水相を、特に組成物の全重量に対して0−10重量%、好ましくは1−5重量%の量で導入することができ、該親水相は親水性活性剤及び/又は親水性ゲル化剤を含有し得る。それは、特に保湿剤、例えばグリセロールを含有し得る。
【0026】
組成物は、有利には、化粧品用又は皮膚病用組成物において通常使用されている親油性染料、親水性染料、顔料及び真珠母から選択可能な染料、及びそれらの混合物を含有する。この染料は、組成物の全重量に対して0.01%〜40%、好ましくは5%〜25%の割合で、一般的に存在している。
よって、組成物は、化粧品用組成物で通常使用されている顔料及び/又は真珠母及び/又はフィラーを含有可能で、0〜30重量%、好ましくは0〜20重量%の割合で一般的に存在している微粒子相を含有し得る。「顔料」という用語は、組成物を着色する及び/又は不透明にすることを意図した、白色又は有色で無機又は有機粒子を意味すると理解すべきものである。「フィラー」という用語は、メークアップの結果を均質にし、マット効果、柔軟性及び/又は組成物に硬さ又はかさ(body)を付与することを意図した、無色又は白色で、無機又は合成のラメラ状又は非ラメラ状の粒子を意味すると理解すべきものである。「真珠母」という用語は、光を反射する真珠光沢粒子を意味すると理解すべきものである。
【0027】
顔料は、ミクロン又はナノメートルサイズ、白色又は有色で、鉱物性及び/又は有機のものである。
鉱物性顔料には、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム又は二酸化セリウム、並びに酸化亜鉛、酸化鉄、又は酸化クロム及びフェリックブルーが含まれる。有機顔料には、カーボンブラック、及びバリウム、ストロンチウム、カルシウム及びアルミニウムレーキ類が含まれる。
考慮される真珠母としては、酸化チタン、酸化鉄、天然顔料又はオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、例えば有色の雲母チタンを挙げることができる。
フィラーは鉱物性又は合成でラメラ状又は非ラメラ状のものであり得る。タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、テフロン、デンプン、雲母チタン、天然の真珠母、窒化ホウ素、ミクロスフィア、例えばエクスパンセル(Expancel)[ノーベル・インダストリー社(Nobel Industrie)]、ポリトラップ[ダウ・コーニング社(Dow Corning)]及びシリコーン樹脂のマイクロビーズ[例えば、トーシバ社(Toshiba)のトスパール(Tospearl)]を挙げることができる。
【0028】
本発明の組成物は、考慮される分野、特に化粧品において通常使用されている任意の添加剤、例えば酸化防止剤、香料、染料、精油、防腐剤、化粧品用活性剤、ビタミン類、必須脂肪酸、スフィンゴ脂質、自己サンタン化合物、例えばDHA、サンスクリーン剤、界面活性剤及びポリマー類をさらに含有することができる。これらの添加剤は、組成物に0〜10重量%の割合で組成物中に存在可能である。
【0029】
言うまでもなく、当業者であれば、考慮される添加により、本発明の組成物の有利な特性が悪影響を受けないか、実質的に受けないように留意して、これら任意の付加的な化合物(類)及び/又はその量を選択するであろう。
【0030】
本発明の組成物は、顔及びボディの皮膚、粘膜及び/又はケラチン繊維、例えば爪、睫毛又は毛髪に適用することを意図したものである。
それらは、任意の考慮され得る製薬的形態、例えば水分を含有していてもよい、固体状又は柔軟な油性ゲル;固体状又はゲル化した水中油型、油中水型又は多相エマルション;水に油が分散した分散液;多相系、特に2相系にすることができる。それらは、クリーム、膏薬(salve)、柔軟なペースト、軟膏、成型(cast)又はモールドされた固形物、特にスティックの外観を有することができる。
それらは、特にスティック又は皿の形態;また透明な無水の硬質ゲル、さらに半透明又は透明な無水スティックの形態にすることができる。
油をゲル化することにより、チューブ又はスティック形態の硬質構造体を得ることができる。それらが有色である場合、これらのチューブにより、均質な色調の付着物が付与される。
【0031】
これらの組成物においては、特に、ボディの衛生用組成物、例えば脱臭用スティックの形態;毛髪用組成物、例えば毛髪のスタイリング用スティック又はメークアップ用スティック;顔又はボディの皮膚又は粘膜のメークアップ用組成物、例えば口紅、スティック又は皿状の成形ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウ、従来の口紅に適用される固定用ベース(fixing bases)、スティック状コンシーラ、リップグロス、アイライナー、マスカラ又は一時的な入れ墨用製品;皮膚又は粘膜の手入れ用組成物、例えば唇の手入れ用バーム又はベース、ボディ用軟膏又はデイケアクリーム;抗日光用組成物又は自己サンタン組成物としての用途が見出されている。
これらの組成物は、特に、耐移り性メークアップ用又は手入れ用組成物、特に口紅又はファンデーションとしての用途も見出されている。
【0032】
本発明を次の実施例により、より詳細に例証する。
スティックの硬度の測定方法
硬度は、全高さが挿入距離を超え、45°の頂角を有する滑らかなアクリル製コーンを使用し、22℃でTA−XT2テクスチャー分析器(レオ社製)を用いて測定される。コーンを5mmの距離まで、2mm/sの速度でサンプルに挿入する。ついで300秒間静止させ、2mm/sのスピードでサンプルから取り出す。測定体にサンプルが作用させる力を連続的に記録する。最大力を挿入段階の終わりに検出する。この力の値がサンプルの硬度を反映する。
【0033】
スティックの透明度及び半透明度の測定方法
透明度又は半透明度は、透過率、すなわち、可視領域に相当する範囲の波長、つまり400nm〜900nmにおいて、付与されたサンプルを通過した光のパーセンテージを測定することにより、計測される。
この透過率は、1cmの光路長を有するガラスキュベットに配された、増粘した油のサンプルを通して、いわゆる参照用としての同じ純粋な油を含む参照サンプルと称されるサンプルとの差異により、連続的に測定される。
測定機器は、パーキン・エルマー・ラムダUV−Vis(Perkin−Elmer Lambda UV−Vis)分光光度計である。
テスト用組成物(油中に化合物を入れたもの)を均質な流体の形態になるまで加熱し、測定用キュベットに直接注ぐ。内容物が冷却されるまで、キュベットを室温に維持する。ついで、キュベットを機器に配し、純粋な油を含む参照用キュベットもまた機器に配する。
透過率を400nm〜900nmで測定する。
【0034】
化合物の標準的な調製
次の2つのプロセスに従い、R=R’である式(I)の化合物を調製する。
1)第1のプロセス:
ジアミンと2当量のトリエチルアミンを50mlのテトラヒドロフランに溶解する。THFに溶解した2当量の塩化アシルを添加し、ついで赤外分光光度法により塩化アシルの消失を監視しながら、反応混合物をテトラヒドロフランの還流点まで加熱する(最も典型的には2時間)。
溶液を沈殿物から濾過し、有機相を濃縮し、液/液抽出を得られた固体状化合物に対して実施する。続いて有機相を乾燥させ、ついで濃縮し、得られた固体状生成物を再結晶化させる。
【0035】
2)第2のプロセス:
1molのジアミンH2N−A−NH2と、2molの第3級アミン、例えば有機溶媒Sに溶解したトリエチルアミンを、トルエン、クロロホルム又はテトラヒドロフラン等の有機溶媒Sに2molの酸塩化物RCOClが溶解した溶液に添加する。添加後、反応媒体を酸塩化物及びジアミンの消失に必要な時間(反応時間は約2〜24時間)還流する。試薬の添加は逆にしてもよい。すなわち上述した同じ相対割合で第3級アミンを含有するジアミン溶液に、酸塩化物を添加してもよい。形成されたジアミンは当業者によく知られている抽出技術に従い、反応媒体から抽出される。
【0036】
実施例1
2つの基R及びR’が11の炭素原子を有する飽和した直鎖状鎖を表し、A基が6つの炭素原子を有する飽和した環であり、RCONH及びRCONH’基がオルトトランス位にある式(I)に相当する化合物を上述したプロセスに従い調製する:この化合物はトランス−N,N’−ビス(ドデカノイル)−1,2−ジアミノシクロヘキサンである。
室温で攪拌しつつ、次のものを互いに混合した:
− 200mgの化合物、トランス−N,N’−ビス(ドデカノイル)−1,2−ジアミノシクロヘキサン、及び
− 日本油脂からパーリーム油(Parleam Oil)の名称で販売されている10mlの流動パラフィン、
すなわち、2%の化合物を含有する混合物である。
混合物を均質になるまで攪拌しつつ、120℃で加熱する。次に、透明で均質な流体になる。ついで、均質な混合物を放置し、ゆっくりと室温まで冷却する。
このようにして、固体状で堅く、機械的又は熱的刺激がない状態で容器の外に出してもくずれることのない半透明の組成物が得られる。この組成物は単に押すことにより広がり得、油性の均質な皮膜を得ることを可能にする。
スティックの硬度を測定したところ、次の結果が得られた:0.329N
スティックの透明度を測定したところ、透過率は実質的には、400nmで3.7%から900nmで38%(最大値)と、直線状に連続して変化した。
これは、明らかに半透明な組成物に対応する。
【0037】
実施例2
室温で攪拌しつつ、次のものを互いに混合した:
− 200mgの実施例1で調製した化合物、及び
− 10mlのトリデシルトリメリタート脂肪エステル、
すなわち、2%の化合物を含有する混合物である。
混合物を均質になるまで攪拌しつつ、120℃で加熱する。次に、透明で均質な流体になる。ついで、均質な混合物を放置し、ゆっくりと室温まで冷却する。
このようにして、固体状で堅く、機械的又は熱的刺激がない状態で容器の外に出してもくずれることのない半透明の組成物が得られる。この組成物は単に押すことにより広がり得、油性の均質な皮膜を得ることを可能にする。
スティックの硬度を測定したところ、次の結果が得られた:0.320N
スティックの透明度を測定したところ、透過率は実質的には、400nmで12%から900nmで45%(最大値)と、直線状に連続して変化した。
これは、明らかに半透明、又は透明でありさえする組成物に対応する。
【0038】
実施例3
室温で攪拌しつつ、次のものを互いに混合した:
− 200mgの実施例1で調製した化合物、及び
− ダウ・コーニング社からダウ・コーニング556コスメティック・フルイド(Cosmetic Fluid)の名称で販売されている10mlのフェニルトリメチコーンフルイドシリコーン油、
すなわち、2%の化合物を含有する混合物である。
混合物を均質になるまで攪拌しつつ、120℃で加熱する。次に、透明で均質な流体になる。ついで、均質な混合物を放置し、ゆっくりと室温まで冷却する。
このようにして、固体状で堅く、機械的又は熱的刺激が内情対で容器の外に出してもくずれることのない透明の組成物が得られる。この組成物は単に押すことにより広がり得、油性の均質な皮膜を得ることを可能にする。
スティックの硬度を測定したところ、次の結果が得られた:0.470N
スティックの透明度を測定したところ、透過率は実質的には、400nmで34%から900nmで78%(最大値)と、直線状に連続して変化した。
これは、明らかに透明な組成物に対応する。
【0039】
実施例4
250mgの実施例1の化合物を、室温で撹拌しつつ、5mlの流動パラフィン(パーリーム油)と25mgの顔料(酸化鉄)と混合する。混合物を均質になるまで攪拌しつつ、120℃で加熱する。有色透明で均質な液体になる。ついで、均質な混合物を放置し、ゆっくりと室温まで冷却する。
このようにして、スティックの形状をした固体状の有色組成物が得られる。この組成物では、経時的な顔料の分離を何ら示さない。均質な油性の皮膜を得ることを可能にする。この組成物はファンデーション又は口紅として使用することができる。
Claims (69)
- 油相と次の式(I):
R−CO−NH−A−NH−CO−R’
[上式中:
− R及びR’は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は1〜22の炭素原子を有し、アリール(−C6H5)、エステル(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−COOR’’)、アミド(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−CONHR’’)、ウレタン(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−OCONHR’’)及び尿素(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−NHCONHR’’)基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく;及び/又はO、S及びNから選択される1〜3のヘテロ原子を含有していてもよく;及び/又は1〜4の、フッ素原子等の、ハロゲン原子、及び/又は1〜3のヒドロキシル基で置換されていてもよい、飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表し、ただしR及びR’は同時には水素ではなく、
− Aは1〜18の炭素原子、特に2〜12の炭素原子を有し、アリール(−C6H5)、エステル(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−COOR’’)、アミド(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−CONHR’’)、ウレタン(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−OCONHR’’)及び尿素(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−NHCONHR’’)基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく;及び/又はO、S及びNから選択される1〜3のヘテロ原子を含有していてもよく;及び/又は1〜4の、フッ素原子等の、ハロゲン原子、及び/又は1〜3のヒドロキシル基で置換されていてもよい、飽和又は不飽和で直鎖状、環状又は分枝状の炭化水素ベース鎖を表す]
の少なくとも1つの化合物を含有する、固体状の形態の化粧品用又は製薬用組成物等の組成物。 - Aが4〜10の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- Aが4〜10の炭素原子を有する飽和した環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
- Aがシクロヘキシレン、エチレン、プロピレン、ドデシレン及びメチルフェニレン基から選択される二価の基を示すことを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、6〜18の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜14の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜14の炭素原子を有する直鎖状の飽和した炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜13の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜13の炭素原子を有する直鎖状の飽和した炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
- R及び/又はR’が11の炭素原子を有する直鎖状の飽和した炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’が同一であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記化合物が
− Aが4〜12の炭素原子を有し、アリール(−C6H5)、エステル(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−COOR’’)、アミド(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−CONHR’’)、ウレタン(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−OCONHR’’)及び尿素(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−NHCONHR’’)基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく、及び/又は一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよく、及び/又は一又は複数のハロゲン及び/又はヒドロキシル基で置換されていてもよい、二価の飽和又は不飽和の非芳香族で、分枝していてもよい炭化水素ベース環を表し;
− R及びR’は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は10〜16の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状、好ましくは飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表し、ただしR及びR’は同時には水素ではない、
式(I)に相当するものである請求項1に記載の組成物。 - Aが5〜7の炭素原子を有する二価の飽和又は不飽和の非芳香族で炭化水素ベース環を表すことを特徴とする請求項12に記載の組成物。
- Aが4〜12の炭素原子を有する二価の飽和した炭化水素ベース環を表すことを特徴とする請求項12に記載の組成物。
- Aが5〜7の炭素原子を有する二価の飽和した炭化水素ベース環であることを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
- Aがシクロヘキシレン基を示すことを特徴とする請求項12ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
- Aが1,2−シクロヘキシレン基を示すことを特徴とする請求項12ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜14の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状、好ましくは飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項12ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜16の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項12ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜14の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項12ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
- R及び/又はR’が11の炭素原子を有する直鎖状の飽和した炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項12ないし20のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’が同一であることを特徴とする請求項12ないし20のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記化合物が、
− Aが2〜18の炭素原子を有し、アリール(−C6H5)、エステル(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−COOR’’)、アミド(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−CONHR’’)、ウレタン(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−OCONHR’’)及び尿素(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−NHCONHR’’)基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく、及び/又は一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよく、及び/又は一又は複数のハロゲン及び/又はヒドロキシル基で置換されていてもよい、飽和した直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース鎖を表し;
− R及びR’は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は10〜20の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表し、R及びR’は水素原子以外である、
式(I)に相当するものであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 - Aが3〜12の炭素原子を有する飽和した直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項23に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜20の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項23又は24に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜18の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項23ないし25のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜13の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項23ないし26のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜20の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項23ないし26のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜18の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項23ないし26及び28のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜13の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項23ないし29のいずれか1項に記載の組成物。
- R及び/又はR’が11の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項23ないし30のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’が同一であることを特徴とする請求項23ないし31のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記化合物が
− Aが6〜12の炭素原子を有し、エステル(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−COOR’’)、アミド(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−CONHR’’)、ウレタン(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−OCONHR’’)及び尿素(R’’が2〜12の炭素原子を有するアルキル基である−NHCONHR’’)基から選択される一又は複数の基で置換されていてもよく、及び/又は一又は複数のヘテロ原子を含有していてもよく、及び/又は一又は複数のハロゲン及び/又はヒドロキシル基で置換されていてもよいアリール又はアラルキル環を表し;
− R及びR’は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又は6〜18の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表し、R及びR’は水素原子以外である、
式(I)に相当するものである請求項1に記載の組成物。 - Aが6〜8の炭素原子を有するアリール又はアラルキル環を表すことを特徴とする請求項33に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜16の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項33又は34に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜13の炭素原子を有する飽和又は不飽和で、直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項33ないし35のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、6〜18の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項33又は34に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜16の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項33ないし35及び37のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜13の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項33ないし38のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11の炭素原子を有する飽和した直鎖状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項33ないし39のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’が同一であることを特徴とする請求項33ないし40のいずれか1項に記載の組成物。
- A基がエチレン、プロピレン、イソプロピレン、ブチレン、イソブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ドデシレン又はドデカニレン型の二価の基を表す請求項1、6ないし11、23及び25ないし32のいずれか1項に記載の組成物。
- Aがベンジレン、フェニレン、メチルフェニレン、ビス−フェニレン及びナフタレン基から選択されるの二価の基を表す請求項1、6ないし11、33及び35ないし41のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’基が互いに独立して、ペンチル、ヘキシル、デシル、ウンデシル、ドデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、3−ドデシルオキシプロピオニル、3−オクタデシルオキシプロピオニル、3−ドデシルオキシペンチル、3−オクタデシルオキシペンチル及び11−ヒドロキシヘプタデシル基から選択される請求項1ないし3、12ないし17、23及び24のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、6〜18の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項45に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜14の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項45又は46に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、10〜14の炭素原子を有する直鎖状の飽和した炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項46又は47に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜13の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項46又は47に記載の組成物。
- R及びR’は同一でも異なっていてもよく、11〜13の炭素原子を有する直鎖状の飽和した炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項46ないし49のいずれか1項に記載の組成物。
- R及び/又はR’が11の炭素原子を有する直鎖状の飽和した炭化水素ベース鎖を表すことを特徴とする請求項46ないし50のいずれか1項に記載の組成物。
- R及びR’が同一であることを特徴とする請求項46ないし50のいずれか1項に記載の組成物。
- 式(I)の化合物が:
− N,N’−ビス(ドデカノイル)−1,2−ジアミノシクロヘキサン、
− N,N’−ビス(ドデカノイル)−1,3−ジアミノシクロヘキサン、
− N,N’−ビス(ドデカノイル)−1,4−ジアミノシクロヘキサン、
から選択される請求項1ないし22及び46ないし52のいずれか1項に記載の組成物。 - 式(I)の化合物が:
− N,N’−ビス(ドデカノイル)−1,2−エチレンジアミン、
− N,N’−ビス(ドデカノイル)−1−メチル−1,2−エチレンジアミン、
− N,N’−ビス(ドデカノイル)−1,3−ジアミノプロパン、
− N,N’−ビス(ドデカノイル)−1,12−ジアミノドデカン、
から選択される請求項1ないし11、23ないし32及び46ないし52のいずれか1項に記載の組成物。 - 式(I)の化合物がN,N’−ビス(ドデカノイル)−3,4−ジアミノトルエンである請求項1ないし11、33ないし41及び46ないし52のいずれか1項に記載の組成物。
- 式(I)の化合物が組成物の全重量に対して1重量%〜40重量%、例えば2重量%〜15重量%、好ましくは4重量%〜12重量%、さらに好ましくは5重量%〜10重量%で存在する請求項1ないし55のいずれか1項に記載の組成物。
- 油相が動物、植物、鉱物又は合成由来の炭化水素ベース油及び/又はシリコーン油及び/又はフルオロ油から選択される油を含有する請求項1ないし56のいずれか1項に記載の組成物。
- 油相が動物由来の炭化水素ベース油;炭化水素ベース植物油;鉱物又は合成由来で直鎖状又は分枝状の炭化水素;合成エステル及びエーテル;ヒドロキシル化エステル類;ポリオールエステル;12〜26の炭素原子を有する脂肪アルコール;部分的に炭化水素ベース化され及び/又はシリコーンを含有するフルオロ油;揮発性又は非揮発性で直鎖状又は環状のポリメチルシロキサン類(PDMS);アルキルジメチコーン;フッ化されていてもよい脂肪族及び/又は芳香族基で、又はヒドロキシル、チオール及び/又はアミン基等の官能基で、変性したシリコーン類;フェニルシリコーン油;それらの混合物から選択される油を含有する請求項1ないし57のいずれか1項に記載の組成物。
- 油相が:
− ペルヒドロスクワレン;
− 4〜10の炭素原子を有する脂肪酸の液状トリグリセリド;ヒマワリ油、コーン油、大豆油、ゼニアオイ油、グレープシード油、グランドナッツ油、スイートアルモンド油、美葉油、パーム油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、アプリコット油、マカダミア油、ヒマシ油、アボカド油;カプリル/カプリン酸トリグリセリド類;ホホバ油、カリテバター;
− 流動パラフィン、ワセリン、ポリデセン、プルセリン油、水素化ポリイソブテン;
− ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−オクチルドデシル、エルカ酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル;ヒドロキシル化エステル、乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリイソセチル、及び脂肪アルキルのヘプタノアート、オクタノアート及びデカノアート;プロピレングリコールジオクタノアート、ネオペンチルグリコールジヘプタノアート又はジエチレングリコールジイソノナノアート;及びペンタエリトリトールのエステル;トリデシルトリメリタート;
− オクチルドデカノール、2−ブチルオクタノール、2−ヘキシルデカノール、2−ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコール;
− ポリフェニルメチルシロキサン類又はフェニルトリメチコーン類;
− それらの混合物;
から選択される油を含有する請求項1ないし58のいずれか1項に記載の組成物。 - 油相が、50重量%、特に少なくとも75重量%、又は100重量%の揮発性油を含有する請求項1ないし59のいずれか1項に記載の組成物。
- 油相が、油相の約40〜80重量%、特に約60〜75重量%、又は100重量%の量のシリコーン油を含有する請求項1ないし60のいずれか1項に記載の組成物。
- 0.04N〜3N、好ましくは0.1N〜2.5N、特に0.2N〜2Nの硬度を有する請求項1ないし61のいずれか1項に記載の組成物。
- 組成物の全重量に対して約5重量%未満、好ましくは2重量%未満、さらに0.5重量%未満のロウを含有する請求項1ないし62のいずれか1項に記載の組成物。
- 0重量%のロウを含有する請求項1ないし62のいずれか1項に記載の組成物。
- 1cm厚のサンプルを通して、400nm〜800nmの波長に関係なく、2%〜100%、好ましくは少なくとも50%の最大光透過率を有する請求項1ないし64のいずれか1項に記載の組成物。
- 酸化防止剤、香料、染料、精油、防腐剤、化粧品用活性剤、ビタミン類、必須脂肪酸、スフィンゴ脂質、自己サンタン化合物、サンスクリーン剤、界面活性剤、ポリマー類、顔料、真珠母、フィラー及び保湿剤から選択される少なくとも1つの添加剤を含有することを特徴とする請求項1ないし65のいずれか1項に記載の組成物。
- 水分を含有していてもよい固体状又は柔軟な油性ゲル;固体状又はゲル化した水中油型、油中水型又は多相エマルション;水に油が分散した分散液;多相系;クリーム、軟膏、柔軟なペースト、膏薬、成型又はモールドされた固形物又はスティックの形態である請求項1ないし66のいずれか1項に記載の組成物。
- 固体状組成物の形態であることを特徴とする請求項1ないし67のいずれか1項に記載の組成物。
- 脱臭用スティック;毛髪のスタイリング用スティック又はメークアップ用スティック;顔又はボディの皮膚のメークアップ用組成物、口紅、スティック又は皿状の成形ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウ、従来の口紅に適用される固定用ベース、スティック状コンシーラ、リップグロス、アイライナー、マスカラ、一時的なタトゥー用製品、皮膚又は粘膜の手入れ用組成物、唇の手入れ用バーム又はベース、ボディ用軟膏又はデイケアクリーム、抗日光用組成物又は自己サンタン組成物の形態である請求項1ないし68のいずれか1項に記載の組成物。
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