JP2004503319A - 縦方向から横方向への運動変換を伴う歯ブラシ - Google Patents
縦方向から横方向への運動変換を伴う歯ブラシ Download PDFInfo
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Abstract
歯ブラシ(10)は、歯ブラシの柄(16)とともに移動できるように機械的にリンクされた数多くの回転自在のブラシアッセンブリ(18)を有する。それぞれの回転ブラシアッセンブリ(18)は、放射状に突出する剛毛(26)を有するホイール(22)を備え、歯の接触面(20)とおおよそ平行である回転軸(24)のまわりを回転するように構成されている。前記回転軸(24)は、歯ブラシの柄(16)の延長方向(14)に対応する方向である前記歯ブラシ(10)の主挿入方向(14)に対して、約15°と75°の間、好ましくは、45°近くの角度で傾斜している。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は歯ブラシに関し、特に縦方向から横方向への運動変換を伴う歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
上下方向への動作で歯磨きをすることによって隣り合う歯間の隙間に詰まった食物を取り除くのに最良の結果が得られることは周知のとおりである。しかし、実際にはごく少数の使用者だけが本当に苦労してこのような歯磨き動作を実行しているに過ぎない。一方、大部分の使用者たちはより安易な、しかし効果の少ない横−横方向の歯磨き動作に立ち戻ってしまっている。
【0003】
電動歯ブラシの場合は、この課題は一般的にはブラシ要素の振動や回転を柄(それは横−横方向の主運動方向に略平行である)に対して垂直方向に発生させることによって取り扱われている。このような動作を適用した電動歯ブラシの例は、Schlegelに付与された米国特許第2,583,886号公報、Groverに付与された同第2,665,675号公報、およびArnouxらに付与された同第5,864,911に見ることができる。
【0004】
しかしながら、手動歯ブラシの分野ではこの課題はそれほど容易には解決されない。使用者が歯ブラシを横−横方向の主運動方向にのみ活発に動かした場合でも二次的な上下運動が発生するように企図した、さまざまな種類の歯ブラシ構造がこれまでに提案されている。これらの多くは主運動方向に対して垂直な軸を中心に回転するように配設された、回転自在な剛毛を具備した要素を用いている。このような構造の例はParkに付与された米国特許第5,142,724号公報、Amitらに付与された同第5,186,627号公報、およびSmithらに付与された同第5,996,157号公報に見ることができるが、これらは何れも特に効果的であるとは判明していない。
【0005】
他の解決策がLazarusに付与された米国特許第1,643,217号公報に提案されている。ここでは、剛毛のらせん状配置が主運動方向に対して平行に回転自在に配設された回転自在なシャフトに沿って延びている。上記特許の説明では「剛毛部材が歯等と擦り合わされると、剛毛束のらせん状配置が剛毛部材を柄の上で回転させ、絶えず新しい面を繰り出して供用するのに役立つ」と述べている。しかしながら、実際にはその回転軸は運動方向と平行であるから、現実には回転は少しか、あるいは全く誘発されないことは明白である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、使用者が歯ブラシを単に横−横方向の主運動方向のみに活発に運動させると二次的な上−下運動が効果的に発生するような手動の歯ブラシのニーズがある。歯列に沿ってブラッシングをするとその運動方向に垂直なブラッシング動作を生成するようなブラッシング方法を提供することも大いに有益なことであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は縦方向から横方向への運動変換を伴う歯ブラシである。
【0008】
本発明の教示によれば、使用者の口の中で歯を磨くための歯ブラシが提供され、その歯ブラシは、(a)口の中への歯ブラシの主挿入方向を規定するように構成された柄と、(b)前記柄と一緒に運動するように機械的に連結された複数の回転自在なブラシアッセンブリであって、前記回転自在なブラシアッセンブリは歯との接触面を規定するように配置されており、各々の前記回転自在なブラシアッセンブリは軸を中心に回転自在に構成されたホイールを備えており、前記ホイールはそこから実質的に放射状に突出している複数の剛毛を備えている回転自在なブラシアッセンブリとを備えており、各々の前記回転自在なブラシアッセンブリは、その前述した軸が前記接触面に対して実質的に平行に存在するように構成され、前記軸が前記主挿入方向に対して約15°と約75°の間の角度をもって傾斜していることを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明の特徴によると、各々の回転自在なブラシアッセンブリの軸は主挿入方向に対して約30°と約60°の間、より好ましくは約40°と約50°の間の角度をもって傾斜している。
【0010】
さらに、本発明の特徴によると、複数の回転自在なブラシアッセンブリが、その回転軸が主挿入方向に対して第1の向きに傾斜している第1のグループと、その回転軸が主挿入方向に対して第1の向きに反対の第2の向きに傾斜している第2のグループとを包含している。
【0011】
さらに、本発明の特徴によると、上記第1のグループは挿入方向に対して実質的に平行な第1の線に沿って配列された複数の回転自在なブラシアッセンブリを包含し、上記第2のグループは前記第1の線に平行であるが別の位置にある第2の線に沿って配列された複数の回転自在なブラシアッセンブリを包含する。
【0012】
さらに、本発明の特徴によると、各々の回転自在なブラシアッセンブリは上記ホイールが軸を中心に所定の方向に回転するのを阻止するように構成された少なくとも1つの特徴部を備えている。
【0013】
さらに、本発明の特徴によると、各々の回転自在なブラシアッセンブリが柄に対して旋回装着を介して装着されることによって、回転自在なブラシアッセンブリは接触面に対して実質的に垂直な旋回軸を中心にして旋回可能であり、その旋回軸は上記ホイールの回転軸に対してオフセットされている。
【0014】
さらに、本発明の特徴によると、柄と一体的に形成された歯ブラシ頭部が提供されており、この頭部は各々の回転自在なブラシアッセンブリ用の凹部を備えた受け台を具備し、各々の回転自在なブラシアッセンブリの一部分は凹部を備えた受け台の対応する1つの中に受容されている。
【0015】
本発明の教示によれば、歯列に沿ったブラッシング運動方向に対して垂直なブラッシング動作を生成する方法も提供されており、その方法は、
(a)軸を中心に回転自在に構成されたホイールを備えた少なくとも1個の回転自在なブラシアッセンブリを具備した歯ブラシであって、このホイールがそこから実質的に放射状に突出する複数の剛毛を備えている歯ブラシを用意し、(b)多数の剛毛を備えたこの歯ブラシを歯列の一部と接触するように配置し、そして(c)この歯ブラシを歯列に沿って運動方向に動かすことことからなり、
少なくとも1個の回転自在なブラシアッセンブリが、その軸が運動方向に対して約15°と約75°の間の角度をもって傾斜するように配向されることによって、運動によって発生した上記ホイールの回転が運動方向に対して実質的に垂直な上記剛毛の運動成分を生成することを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明の特徴によれば、回転自在なブラシアッセンブリの少なくとも1個はその軸が運動方向に対して約30°と約60°の間、より好ましくは約40°と約50°の間の角度で傾斜するように配向されている。
【0017】
【発明の実施の形態】
本明細書において、本発明は単に例として以下の添付図を参照して説明される。
本発明は縦方向から横方向への運動変換を伴う歯ブラシである。
【0018】
本発明による歯ブラシの原理と操作は、図面とそれに付随する説明を参照することによってより良く理解されるであろう。
【0019】
図面を参照すると、図1A〜5Aは使用者の口の中で歯12を磨くために本発明の教示によって構成され、効果を発揮する歯ブラシの第1の実施例を全体として参照番号公報10を付して図示している。歯ブラシ10は主運動方向14(図1A)に使用するように構成されており、その方向は歯ブラシの柄16(図2)の延長方向によって規定される、口の中へ挿入する主方向に相当する。
【0020】
一般的には、歯ブラシ10は柄16と一緒に運動するように機械的に連結された複数の回転自在なブラシアッセンブリ18を具備しており、これらの回転自在なブラシアッセンブリは歯との接触面20を規定するように配置されている。各々の回転自在なブラシアッセンブリ18は軸24を中心に回転自在であるように構成されたホイール22を具備し、そこから実質的に放射状に突出している複数の剛毛26を備えている。各々の回転自在なブラシアッセンブリ18はその軸24が接触面20と実質的に平行であるように構成され、主運動方向14に対して約15°と約75°の間の角度θをもって傾斜しており、その角度は約30°と約60°との間がより好ましく、約40°と約50°の間が最も好ましい。代表的には約45°の角度が最も好ましい。
【0021】
このような構造とした結果、歯ブラシ10を口の中に挿入し、剛毛26の一部を歯列12の一部分と接触するように配置し、運動方向14に沿って動かすと、歯との摩擦および/または機械的係合によって回転自在なブラシアッセンブリ18が回転する。回転自在なブラシアッセンブリ18の軸24を運動方向14に対して傾斜させたことによって、上記の回転は歯12に接触している剛毛26に運動方向14に対して垂直方向の運動成分を導く。その結果、大部分の使用者が実施する通常の横−横方向のブラッシング動作が、意義のある二次的な上−下方向のブラッシング効果を伴ってもたらす。
【0022】
本発明の特徴をより詳しく言及する前に、本明細書と請求項に使用されるいくつかの用語を規定しておくことは有用なことであろう。最初に本発明の幾何学的な特徴を規定すると、「主運動方向14」、「口の中への主挿入方向」、および「歯ブラシの柄16の延長方向」がさまざまに引用されている。これらは一般的には全て平行と見做される。概念的には、それは本発明を適切に操作するために必須な運動方向に関する幾何学的配置を示すものである。柄の延長方向は運動方向と関連する形状的な特徴を表すものとして選択される。しかしながら、歯ブラシの柄はしばしば歯ブラシの頭部とは非平行にデザインされることは注意すべきであろう。このような理由によって、柄の形状によって定義された「口の中への歯ブラシの主挿入方向」が引用される。上記の方向は柄の延長方向を面20上に投射したものとして定義される。この幾何学的構成は、横−横型のブラッシング動作を行う一般的な使用者によって実施される運動方向に相当する。
【0023】
軸24は「接触面20に対して実質的に平行」と記述される。この語句は、剛毛支持要素が接触面に対して実質的に垂直である軸を中心に回転自在な多くの従来の構造に対して本発明の構造を区別するために使用されている。このような従来構造は、本発明の原理によって機能することは不可能であることは明白である。本文における「実質的に平行」は広く解釈すべきであり、軸24と面20の成す角度が本発明の原理が効果を維持する少なからぬ範囲(±30°までも)を包含することに注意すべきである。
【0024】
「剛毛」の用語に関しては、本明細書においては一般的に天然および合成を含めて歯ブラシへの使用に適した何れかの、そして全ての繊維を引用して使用される。
【0025】
さて歯ブラシ10の特徴に関する詳細な説明に転じると、図3A,3Bおよび4は本発明で使用するための回転自在なブラシアッセンブリの第1の好適な実施例を示したものである。この形状は製造および組立ての単純性によって特に好適である。
【0026】
図3Aは組立ての以前の放射状に突出した剛毛26を備えたホイール22を示す図である。この場合においては、ホイール22は回転軸として機能する軸方向突起28が形成されている。このような構造は、当該技術分野で使用される公知の製造技術範囲内で製造することが可能である。これらの事例は、軟化させたプラスチック内への繊維束の植毛、および予め配置した繊維の周囲の射出成型を含むが、これらに限定されるものではない。
【0027】
図3Bは歯ブラシ10の頭部表面に形成される、対応する受け台30の好適な形状を示す図である。受け台30内、あるいはそれに隣接して、2個のばねブラケット40が立設されており、それらは突起部28と恒久的にスナップ嵌め(snap−fit)係合して組立てるとホイール22の回転軸を画成するように構成された凹部42を備えている。受け台30の残部はホイール22の回転を妨げないように、剛毛26の少なくとも一部分を収容するように成形されている。任意に、ホイール22を突起部28の周囲に僅かに突出するハブ44を備えて形成することによって、ブラケット40との接触面をはっきりと定義し、面積を減少するようにしてもよく、それによってホイールの回転に抗する摩擦が減殺される。
【0028】
受け台30を備えて形成された歯ブラシの頭部と歯ブラシの柄を含む歯ブラシ10の全体は、適当な金属ブラケットの周囲のプラスチック射出成形などの公知の技術の範囲内で単一の一体要素として都合よく製造できることは理解されるであろう。好ましくは、図4に見られるように、各々の受け台30がアッセンブリの水洗いと清浄化を容易にするために歯ブラシ頭部の背面に開口する排水路46を付加的に備えて形成される。
【0029】
本明細書において記述した構造を有する個々の回転自在なブラシアッセンブリ18は、意図した運動方向から横方向にクリープ変形する傾向があることには注意するべきであろう。このような傾向に対処するために、歯ブラシ10は主挿入方向に対して反対向きに傾斜した少なくとも2組の回転自在なブラシアッセンブリ18のグループを含むことが好ましい。好適な実施例として、図2、5Aおよび5Bは2組の回転自在なブラシアッセンブリ18のグループが、2本の平行線に沿って、それぞれ主挿入方向に対して±θの傾斜角度をもって配列されている実施態様を示している。この場合においては、回転自在なブラシアッセンブリ18の配列は挿入方向に対して平行に延びている。図2と5Aの実施例は2組の列の傾斜の向きが逆になっていることだけが異なる。
【0030】
回転自在なブラシアッセンブリ18は、既述の理由によって好ましくは反対向きに傾斜したグループに配列されるが、配列の詳細は少なからず多様であってよいことは明白である。従って、要素の大きさによっては2列以上を設けてもよい。任意に、図5Bに示すように、回転自在なブラシアッセンブリ18を効果的に稠密に詰め込むために列を互い違いにしてもよい。
【0031】
本発明の実施例の第1の組では、回転自在なブラシアッセンブリ18はどの方向にも自由に回転する。その結果、図5Aと5Bに示した構成においては、歯ブラシを口の中で先端に向かって前進させると、アッセンブリの回転は歯ブラシ頭部の中央に向かって内側へのブラッシング動作を、また歯ブラシを引き戻すと外側へのブラッシング動作を起こす。このように交互に方向を変えることは多くの用途にとって満足できるものと考えられるが、ラチェット型の機能を持たせてアッセンブリを一方向にのみ回転するように変更することによって時には優れた結果が得られることも考えられる。このような特徴は、好ましくは回転自在なアッセンブリが内側に向かってのみブラッシングし、歯ブラシが逆行程中にある時には回転しないように構成することに利用する。このような任意の特徴を利用した一つの好適な実施例が図4に示されている。
【0032】
具体的には、ホイール22のハブ44間の軸方向寸法をブラケット40間の間隔より僅かに小さくし、ハブの一方のみが隣接するブラケットと常時接触状態にあるようにしたことが同図に示されている。ハブ44の一方は滑らかに仕上げ、他方は拡大するか、そして/または放射状リブ48や摩擦を増大するために構成された他の表面形状を付け加えて変更する。摩擦増大面に対面するブラケット40の一方の領域もまた、好ましくはそれと相補う形で面粗しを行う。
【0033】
このような構造は、非常に簡単で信頼性が高く、しかも効果的なラチェット型の機能を提供する。具体的には、歯ブラシを第1の方向に前進させると、ホイール22にかかる力がホイールを軸方向の第1の位置に移動して滑らかなハブ44をそれに対応するブラケット40に接触させ、それによってその操作中にはホイール22が自由に回転できるようにする。歯ブラシの運動方向を逆転させると、ホイール22は軸方向に移動して第2のブラケットと接触する。この位置においては、第2のハブの摩擦増大面とそれに対応するブラケットが接触させられ、歯ブラシの逆行程中にホイール22の回転を実質的に阻止するために十分な摩擦抵抗を発生する。
【0034】
更なる任意の特徴によると、回転自在のブラシアッセンブリが、歯ブラシの両方向への行程において歯ブラシ頭部に関して内側方向(または外側方向)のみに作動するように構成してもよい。これは図5Cおよび6を参照して以下に説明するように、旋回装着の回転自在なブラシアッセンブリを利用することによって達成することができる。
【0035】
具体的には、この例では、各々のアッセンブリ18は接触面20に対して実質的に垂直である旋回軸50を中心にして旋回するように構成されており、それによってその回転軸24は運動方向14に対して±θの範囲を超えて変動することが可能である。旋回軸50は好ましくはホイール22の軸24対してオフセットされており、それによって剛毛26と歯との摩擦によってホイール22に作用する力が、アッセンブリを所望の角度に旋回するような旋回軸50の周りの回転モーメントを発生する。
【0036】
好適な実施例の構造上の詳細は図6に示されている。旋回軸50はここでは拡大した受け台30の基台に埋め込まれた回転摺動軸受52によって形成される。ブラケット40はここでは前述した旋回軸50とホイール22の軸24との間のオフセットを設けるために斜め上方に延びている。
【0037】
図7〜10に転ずると、図3および4の回転自在なブラシアッセンブリ18は、考えうる数多の実施例から選択された一つの好適な実施例であることに注意するべきである。説明図として、図7〜10は多くのその他の実施例を示す。
【0038】
図7Aおよび7Bは図3および4とほぼ同じ構造を示すが、受け台30は受け台の対向する両側に一体的に形成された2個の形状をとった凹部32を備えており、突起部28とのスナップ嵌め係合を設けているのが特徴である。この場合には、組立てると各々のホイール22の半分を少し超える部分が歯ブラシ頭部内に収容される。任意に、受け台30は外面の周囲の幅の部分を拡大する、すなわち凹部32から離隔するようにして、長期間の使用の結果剛毛26が屈曲してばらばらになった場合でもホイールが自由に回転するようにしてもよい。
【0039】
図8は回転自在なブラシアッセンブリ18の他の実施例を示した図であり、ここではホイール22が、支持柱38によって歯ブラシ頭部表面上に支持されている回転軸要素36を受容するための中空の軸方向凹部あるいは穿孔34を備えている。この結果、ホイール列が歯ブラシ頭部の表面上に立設されたジグザグ状の枠に回転自在に配設される。回転軸要素36は完全な棒状であってもよく、また各々のホイール22の対向する両面に、凹部あるいは穿孔34内にスナップ嵌めする対向する一対の突起部として設置してもよい。
【0040】
図9はさらに他の実施例を示す図であり、ここでは各々のホイール22は互いに係止して二重ホイール構造を形成する2個の部分から形成され、相補的なスリップリング56と協働する外周の環状溝54を備えている。この場合は、ホイール22の2個の部分は好ましくはスナップ嵌めし、そうでなければ歯ブラシを組立てる際に図に示したようにスリップリング56と係合する位置で両者を互いに付着する。
【0041】
最後に図10を参照すると、前述の旋回式の回転自在なブラシアッセンブリは他の形式でも実施可能であることに注意すべきである。例として、図10は可能な実施例を示した図であり、ここではホイール22の中央にあって回転しないハブ60が、中央ハブ60の中心からオフセットされた旋回継手を構成するように支持棒62上に装着される。ホイール22の回転部分は、中央ハブ60とは摺動関係となるようにその外側に配置された外輪64として配設される。
【0042】
上記の説明は実施例を供することのみを意図したものであり、本発明の精神と有効範囲内において多くの他の実施態様が可能であることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは本発明の原理による、歯磨きの運動方向に運動している回転自在なブラシアッセンブリを示す第1の概略等角図である。
図1Bは図1Aの運動方向に沿って採画した第2の等角図である。
【図2】図2は本発明の教示によって構成され、効果を発揮する歯ブラシの第1の実施態様を示す概略等角図である。
【図3】図3Aと3Bはそれぞれホイールアッセンブリとその受け台を示す概略等角図であり、両者は合体して図2に示した歯ブラシの回転自在なブラシアッセンブリの好適な実施例を構成する。
【図4】図4は図2に示した歯ブラシの回転自在なブラシアッセンブリを貫いた概略断面図である。
【図5】図5Aは図2に示した歯ブラシの平面図である。
図5Bは図2に示した歯ブラシの第1の変更を示す平面図であり、回転自在なブラシアッセンブリを互い違いに並べるパターンを適用している。
図5Cは図2に示した歯ブラシの第2の変更を示す平面図であり、さまざまな角度に並べた回転自在なブラシアッセンブリを適用している。
【図6】図6は図5Cの線VI−VIに沿った概略断面図であり、さまざまな角度に並べた回転自在なブラシアッセンブリの好適な構造を図示している。
【図7】図7Aと7Bはそれぞれホイールアッセンブリと受け台を示す概略等角図であり、両者は合体して図2に示した歯ブラシの回転自在なブラシアッセンブリの第1の代替構造を構成する。
【図8】図8は本発明の教示によって構成され、効果を発揮する歯ブラシに使用される、懸架形の回転自在なブラシアッセンブリを示す概略断面図である。
【図9】図9は本発明の教示によって構成され、効果を発揮する歯ブラシに使用される、他の懸架形の回転自在なブラシアッセンブリを示す概略断面図である。
【図10】図10は図5Cに示した操作方式を実現するために構成された、懸架形の回転自在なブラシアッセンブリを示す概略断面図である。
【符号の簡単な説明】
10 歯ブラシ
12 歯
16 歯ブラシの柄
18 ブラシアッセンブリ
20 接触面
22 ホイール
24 軸
26 剛毛
28 軸方向突起
30 受け台
34 穿孔
36 回転軸要素
40 ばねブラケット
44 ハブ
46 排水路
48 放射状リブ
50 旋回軸
54 環状溝
56 スナップリング
60 ハブ、中央ハブ
64 外輪
【発明の属する技術分野】
本発明は歯ブラシに関し、特に縦方向から横方向への運動変換を伴う歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
上下方向への動作で歯磨きをすることによって隣り合う歯間の隙間に詰まった食物を取り除くのに最良の結果が得られることは周知のとおりである。しかし、実際にはごく少数の使用者だけが本当に苦労してこのような歯磨き動作を実行しているに過ぎない。一方、大部分の使用者たちはより安易な、しかし効果の少ない横−横方向の歯磨き動作に立ち戻ってしまっている。
【0003】
電動歯ブラシの場合は、この課題は一般的にはブラシ要素の振動や回転を柄(それは横−横方向の主運動方向に略平行である)に対して垂直方向に発生させることによって取り扱われている。このような動作を適用した電動歯ブラシの例は、Schlegelに付与された米国特許第2,583,886号公報、Groverに付与された同第2,665,675号公報、およびArnouxらに付与された同第5,864,911に見ることができる。
【0004】
しかしながら、手動歯ブラシの分野ではこの課題はそれほど容易には解決されない。使用者が歯ブラシを横−横方向の主運動方向にのみ活発に動かした場合でも二次的な上下運動が発生するように企図した、さまざまな種類の歯ブラシ構造がこれまでに提案されている。これらの多くは主運動方向に対して垂直な軸を中心に回転するように配設された、回転自在な剛毛を具備した要素を用いている。このような構造の例はParkに付与された米国特許第5,142,724号公報、Amitらに付与された同第5,186,627号公報、およびSmithらに付与された同第5,996,157号公報に見ることができるが、これらは何れも特に効果的であるとは判明していない。
【0005】
他の解決策がLazarusに付与された米国特許第1,643,217号公報に提案されている。ここでは、剛毛のらせん状配置が主運動方向に対して平行に回転自在に配設された回転自在なシャフトに沿って延びている。上記特許の説明では「剛毛部材が歯等と擦り合わされると、剛毛束のらせん状配置が剛毛部材を柄の上で回転させ、絶えず新しい面を繰り出して供用するのに役立つ」と述べている。しかしながら、実際にはその回転軸は運動方向と平行であるから、現実には回転は少しか、あるいは全く誘発されないことは明白である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、使用者が歯ブラシを単に横−横方向の主運動方向のみに活発に運動させると二次的な上−下運動が効果的に発生するような手動の歯ブラシのニーズがある。歯列に沿ってブラッシングをするとその運動方向に垂直なブラッシング動作を生成するようなブラッシング方法を提供することも大いに有益なことであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は縦方向から横方向への運動変換を伴う歯ブラシである。
【0008】
本発明の教示によれば、使用者の口の中で歯を磨くための歯ブラシが提供され、その歯ブラシは、(a)口の中への歯ブラシの主挿入方向を規定するように構成された柄と、(b)前記柄と一緒に運動するように機械的に連結された複数の回転自在なブラシアッセンブリであって、前記回転自在なブラシアッセンブリは歯との接触面を規定するように配置されており、各々の前記回転自在なブラシアッセンブリは軸を中心に回転自在に構成されたホイールを備えており、前記ホイールはそこから実質的に放射状に突出している複数の剛毛を備えている回転自在なブラシアッセンブリとを備えており、各々の前記回転自在なブラシアッセンブリは、その前述した軸が前記接触面に対して実質的に平行に存在するように構成され、前記軸が前記主挿入方向に対して約15°と約75°の間の角度をもって傾斜していることを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明の特徴によると、各々の回転自在なブラシアッセンブリの軸は主挿入方向に対して約30°と約60°の間、より好ましくは約40°と約50°の間の角度をもって傾斜している。
【0010】
さらに、本発明の特徴によると、複数の回転自在なブラシアッセンブリが、その回転軸が主挿入方向に対して第1の向きに傾斜している第1のグループと、その回転軸が主挿入方向に対して第1の向きに反対の第2の向きに傾斜している第2のグループとを包含している。
【0011】
さらに、本発明の特徴によると、上記第1のグループは挿入方向に対して実質的に平行な第1の線に沿って配列された複数の回転自在なブラシアッセンブリを包含し、上記第2のグループは前記第1の線に平行であるが別の位置にある第2の線に沿って配列された複数の回転自在なブラシアッセンブリを包含する。
【0012】
さらに、本発明の特徴によると、各々の回転自在なブラシアッセンブリは上記ホイールが軸を中心に所定の方向に回転するのを阻止するように構成された少なくとも1つの特徴部を備えている。
【0013】
さらに、本発明の特徴によると、各々の回転自在なブラシアッセンブリが柄に対して旋回装着を介して装着されることによって、回転自在なブラシアッセンブリは接触面に対して実質的に垂直な旋回軸を中心にして旋回可能であり、その旋回軸は上記ホイールの回転軸に対してオフセットされている。
【0014】
さらに、本発明の特徴によると、柄と一体的に形成された歯ブラシ頭部が提供されており、この頭部は各々の回転自在なブラシアッセンブリ用の凹部を備えた受け台を具備し、各々の回転自在なブラシアッセンブリの一部分は凹部を備えた受け台の対応する1つの中に受容されている。
【0015】
本発明の教示によれば、歯列に沿ったブラッシング運動方向に対して垂直なブラッシング動作を生成する方法も提供されており、その方法は、
(a)軸を中心に回転自在に構成されたホイールを備えた少なくとも1個の回転自在なブラシアッセンブリを具備した歯ブラシであって、このホイールがそこから実質的に放射状に突出する複数の剛毛を備えている歯ブラシを用意し、(b)多数の剛毛を備えたこの歯ブラシを歯列の一部と接触するように配置し、そして(c)この歯ブラシを歯列に沿って運動方向に動かすことことからなり、
少なくとも1個の回転自在なブラシアッセンブリが、その軸が運動方向に対して約15°と約75°の間の角度をもって傾斜するように配向されることによって、運動によって発生した上記ホイールの回転が運動方向に対して実質的に垂直な上記剛毛の運動成分を生成することを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明の特徴によれば、回転自在なブラシアッセンブリの少なくとも1個はその軸が運動方向に対して約30°と約60°の間、より好ましくは約40°と約50°の間の角度で傾斜するように配向されている。
【0017】
【発明の実施の形態】
本明細書において、本発明は単に例として以下の添付図を参照して説明される。
本発明は縦方向から横方向への運動変換を伴う歯ブラシである。
【0018】
本発明による歯ブラシの原理と操作は、図面とそれに付随する説明を参照することによってより良く理解されるであろう。
【0019】
図面を参照すると、図1A〜5Aは使用者の口の中で歯12を磨くために本発明の教示によって構成され、効果を発揮する歯ブラシの第1の実施例を全体として参照番号公報10を付して図示している。歯ブラシ10は主運動方向14(図1A)に使用するように構成されており、その方向は歯ブラシの柄16(図2)の延長方向によって規定される、口の中へ挿入する主方向に相当する。
【0020】
一般的には、歯ブラシ10は柄16と一緒に運動するように機械的に連結された複数の回転自在なブラシアッセンブリ18を具備しており、これらの回転自在なブラシアッセンブリは歯との接触面20を規定するように配置されている。各々の回転自在なブラシアッセンブリ18は軸24を中心に回転自在であるように構成されたホイール22を具備し、そこから実質的に放射状に突出している複数の剛毛26を備えている。各々の回転自在なブラシアッセンブリ18はその軸24が接触面20と実質的に平行であるように構成され、主運動方向14に対して約15°と約75°の間の角度θをもって傾斜しており、その角度は約30°と約60°との間がより好ましく、約40°と約50°の間が最も好ましい。代表的には約45°の角度が最も好ましい。
【0021】
このような構造とした結果、歯ブラシ10を口の中に挿入し、剛毛26の一部を歯列12の一部分と接触するように配置し、運動方向14に沿って動かすと、歯との摩擦および/または機械的係合によって回転自在なブラシアッセンブリ18が回転する。回転自在なブラシアッセンブリ18の軸24を運動方向14に対して傾斜させたことによって、上記の回転は歯12に接触している剛毛26に運動方向14に対して垂直方向の運動成分を導く。その結果、大部分の使用者が実施する通常の横−横方向のブラッシング動作が、意義のある二次的な上−下方向のブラッシング効果を伴ってもたらす。
【0022】
本発明の特徴をより詳しく言及する前に、本明細書と請求項に使用されるいくつかの用語を規定しておくことは有用なことであろう。最初に本発明の幾何学的な特徴を規定すると、「主運動方向14」、「口の中への主挿入方向」、および「歯ブラシの柄16の延長方向」がさまざまに引用されている。これらは一般的には全て平行と見做される。概念的には、それは本発明を適切に操作するために必須な運動方向に関する幾何学的配置を示すものである。柄の延長方向は運動方向と関連する形状的な特徴を表すものとして選択される。しかしながら、歯ブラシの柄はしばしば歯ブラシの頭部とは非平行にデザインされることは注意すべきであろう。このような理由によって、柄の形状によって定義された「口の中への歯ブラシの主挿入方向」が引用される。上記の方向は柄の延長方向を面20上に投射したものとして定義される。この幾何学的構成は、横−横型のブラッシング動作を行う一般的な使用者によって実施される運動方向に相当する。
【0023】
軸24は「接触面20に対して実質的に平行」と記述される。この語句は、剛毛支持要素が接触面に対して実質的に垂直である軸を中心に回転自在な多くの従来の構造に対して本発明の構造を区別するために使用されている。このような従来構造は、本発明の原理によって機能することは不可能であることは明白である。本文における「実質的に平行」は広く解釈すべきであり、軸24と面20の成す角度が本発明の原理が効果を維持する少なからぬ範囲(±30°までも)を包含することに注意すべきである。
【0024】
「剛毛」の用語に関しては、本明細書においては一般的に天然および合成を含めて歯ブラシへの使用に適した何れかの、そして全ての繊維を引用して使用される。
【0025】
さて歯ブラシ10の特徴に関する詳細な説明に転じると、図3A,3Bおよび4は本発明で使用するための回転自在なブラシアッセンブリの第1の好適な実施例を示したものである。この形状は製造および組立ての単純性によって特に好適である。
【0026】
図3Aは組立ての以前の放射状に突出した剛毛26を備えたホイール22を示す図である。この場合においては、ホイール22は回転軸として機能する軸方向突起28が形成されている。このような構造は、当該技術分野で使用される公知の製造技術範囲内で製造することが可能である。これらの事例は、軟化させたプラスチック内への繊維束の植毛、および予め配置した繊維の周囲の射出成型を含むが、これらに限定されるものではない。
【0027】
図3Bは歯ブラシ10の頭部表面に形成される、対応する受け台30の好適な形状を示す図である。受け台30内、あるいはそれに隣接して、2個のばねブラケット40が立設されており、それらは突起部28と恒久的にスナップ嵌め(snap−fit)係合して組立てるとホイール22の回転軸を画成するように構成された凹部42を備えている。受け台30の残部はホイール22の回転を妨げないように、剛毛26の少なくとも一部分を収容するように成形されている。任意に、ホイール22を突起部28の周囲に僅かに突出するハブ44を備えて形成することによって、ブラケット40との接触面をはっきりと定義し、面積を減少するようにしてもよく、それによってホイールの回転に抗する摩擦が減殺される。
【0028】
受け台30を備えて形成された歯ブラシの頭部と歯ブラシの柄を含む歯ブラシ10の全体は、適当な金属ブラケットの周囲のプラスチック射出成形などの公知の技術の範囲内で単一の一体要素として都合よく製造できることは理解されるであろう。好ましくは、図4に見られるように、各々の受け台30がアッセンブリの水洗いと清浄化を容易にするために歯ブラシ頭部の背面に開口する排水路46を付加的に備えて形成される。
【0029】
本明細書において記述した構造を有する個々の回転自在なブラシアッセンブリ18は、意図した運動方向から横方向にクリープ変形する傾向があることには注意するべきであろう。このような傾向に対処するために、歯ブラシ10は主挿入方向に対して反対向きに傾斜した少なくとも2組の回転自在なブラシアッセンブリ18のグループを含むことが好ましい。好適な実施例として、図2、5Aおよび5Bは2組の回転自在なブラシアッセンブリ18のグループが、2本の平行線に沿って、それぞれ主挿入方向に対して±θの傾斜角度をもって配列されている実施態様を示している。この場合においては、回転自在なブラシアッセンブリ18の配列は挿入方向に対して平行に延びている。図2と5Aの実施例は2組の列の傾斜の向きが逆になっていることだけが異なる。
【0030】
回転自在なブラシアッセンブリ18は、既述の理由によって好ましくは反対向きに傾斜したグループに配列されるが、配列の詳細は少なからず多様であってよいことは明白である。従って、要素の大きさによっては2列以上を設けてもよい。任意に、図5Bに示すように、回転自在なブラシアッセンブリ18を効果的に稠密に詰め込むために列を互い違いにしてもよい。
【0031】
本発明の実施例の第1の組では、回転自在なブラシアッセンブリ18はどの方向にも自由に回転する。その結果、図5Aと5Bに示した構成においては、歯ブラシを口の中で先端に向かって前進させると、アッセンブリの回転は歯ブラシ頭部の中央に向かって内側へのブラッシング動作を、また歯ブラシを引き戻すと外側へのブラッシング動作を起こす。このように交互に方向を変えることは多くの用途にとって満足できるものと考えられるが、ラチェット型の機能を持たせてアッセンブリを一方向にのみ回転するように変更することによって時には優れた結果が得られることも考えられる。このような特徴は、好ましくは回転自在なアッセンブリが内側に向かってのみブラッシングし、歯ブラシが逆行程中にある時には回転しないように構成することに利用する。このような任意の特徴を利用した一つの好適な実施例が図4に示されている。
【0032】
具体的には、ホイール22のハブ44間の軸方向寸法をブラケット40間の間隔より僅かに小さくし、ハブの一方のみが隣接するブラケットと常時接触状態にあるようにしたことが同図に示されている。ハブ44の一方は滑らかに仕上げ、他方は拡大するか、そして/または放射状リブ48や摩擦を増大するために構成された他の表面形状を付け加えて変更する。摩擦増大面に対面するブラケット40の一方の領域もまた、好ましくはそれと相補う形で面粗しを行う。
【0033】
このような構造は、非常に簡単で信頼性が高く、しかも効果的なラチェット型の機能を提供する。具体的には、歯ブラシを第1の方向に前進させると、ホイール22にかかる力がホイールを軸方向の第1の位置に移動して滑らかなハブ44をそれに対応するブラケット40に接触させ、それによってその操作中にはホイール22が自由に回転できるようにする。歯ブラシの運動方向を逆転させると、ホイール22は軸方向に移動して第2のブラケットと接触する。この位置においては、第2のハブの摩擦増大面とそれに対応するブラケットが接触させられ、歯ブラシの逆行程中にホイール22の回転を実質的に阻止するために十分な摩擦抵抗を発生する。
【0034】
更なる任意の特徴によると、回転自在のブラシアッセンブリが、歯ブラシの両方向への行程において歯ブラシ頭部に関して内側方向(または外側方向)のみに作動するように構成してもよい。これは図5Cおよび6を参照して以下に説明するように、旋回装着の回転自在なブラシアッセンブリを利用することによって達成することができる。
【0035】
具体的には、この例では、各々のアッセンブリ18は接触面20に対して実質的に垂直である旋回軸50を中心にして旋回するように構成されており、それによってその回転軸24は運動方向14に対して±θの範囲を超えて変動することが可能である。旋回軸50は好ましくはホイール22の軸24対してオフセットされており、それによって剛毛26と歯との摩擦によってホイール22に作用する力が、アッセンブリを所望の角度に旋回するような旋回軸50の周りの回転モーメントを発生する。
【0036】
好適な実施例の構造上の詳細は図6に示されている。旋回軸50はここでは拡大した受け台30の基台に埋め込まれた回転摺動軸受52によって形成される。ブラケット40はここでは前述した旋回軸50とホイール22の軸24との間のオフセットを設けるために斜め上方に延びている。
【0037】
図7〜10に転ずると、図3および4の回転自在なブラシアッセンブリ18は、考えうる数多の実施例から選択された一つの好適な実施例であることに注意するべきである。説明図として、図7〜10は多くのその他の実施例を示す。
【0038】
図7Aおよび7Bは図3および4とほぼ同じ構造を示すが、受け台30は受け台の対向する両側に一体的に形成された2個の形状をとった凹部32を備えており、突起部28とのスナップ嵌め係合を設けているのが特徴である。この場合には、組立てると各々のホイール22の半分を少し超える部分が歯ブラシ頭部内に収容される。任意に、受け台30は外面の周囲の幅の部分を拡大する、すなわち凹部32から離隔するようにして、長期間の使用の結果剛毛26が屈曲してばらばらになった場合でもホイールが自由に回転するようにしてもよい。
【0039】
図8は回転自在なブラシアッセンブリ18の他の実施例を示した図であり、ここではホイール22が、支持柱38によって歯ブラシ頭部表面上に支持されている回転軸要素36を受容するための中空の軸方向凹部あるいは穿孔34を備えている。この結果、ホイール列が歯ブラシ頭部の表面上に立設されたジグザグ状の枠に回転自在に配設される。回転軸要素36は完全な棒状であってもよく、また各々のホイール22の対向する両面に、凹部あるいは穿孔34内にスナップ嵌めする対向する一対の突起部として設置してもよい。
【0040】
図9はさらに他の実施例を示す図であり、ここでは各々のホイール22は互いに係止して二重ホイール構造を形成する2個の部分から形成され、相補的なスリップリング56と協働する外周の環状溝54を備えている。この場合は、ホイール22の2個の部分は好ましくはスナップ嵌めし、そうでなければ歯ブラシを組立てる際に図に示したようにスリップリング56と係合する位置で両者を互いに付着する。
【0041】
最後に図10を参照すると、前述の旋回式の回転自在なブラシアッセンブリは他の形式でも実施可能であることに注意すべきである。例として、図10は可能な実施例を示した図であり、ここではホイール22の中央にあって回転しないハブ60が、中央ハブ60の中心からオフセットされた旋回継手を構成するように支持棒62上に装着される。ホイール22の回転部分は、中央ハブ60とは摺動関係となるようにその外側に配置された外輪64として配設される。
【0042】
上記の説明は実施例を供することのみを意図したものであり、本発明の精神と有効範囲内において多くの他の実施態様が可能であることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは本発明の原理による、歯磨きの運動方向に運動している回転自在なブラシアッセンブリを示す第1の概略等角図である。
図1Bは図1Aの運動方向に沿って採画した第2の等角図である。
【図2】図2は本発明の教示によって構成され、効果を発揮する歯ブラシの第1の実施態様を示す概略等角図である。
【図3】図3Aと3Bはそれぞれホイールアッセンブリとその受け台を示す概略等角図であり、両者は合体して図2に示した歯ブラシの回転自在なブラシアッセンブリの好適な実施例を構成する。
【図4】図4は図2に示した歯ブラシの回転自在なブラシアッセンブリを貫いた概略断面図である。
【図5】図5Aは図2に示した歯ブラシの平面図である。
図5Bは図2に示した歯ブラシの第1の変更を示す平面図であり、回転自在なブラシアッセンブリを互い違いに並べるパターンを適用している。
図5Cは図2に示した歯ブラシの第2の変更を示す平面図であり、さまざまな角度に並べた回転自在なブラシアッセンブリを適用している。
【図6】図6は図5Cの線VI−VIに沿った概略断面図であり、さまざまな角度に並べた回転自在なブラシアッセンブリの好適な構造を図示している。
【図7】図7Aと7Bはそれぞれホイールアッセンブリと受け台を示す概略等角図であり、両者は合体して図2に示した歯ブラシの回転自在なブラシアッセンブリの第1の代替構造を構成する。
【図8】図8は本発明の教示によって構成され、効果を発揮する歯ブラシに使用される、懸架形の回転自在なブラシアッセンブリを示す概略断面図である。
【図9】図9は本発明の教示によって構成され、効果を発揮する歯ブラシに使用される、他の懸架形の回転自在なブラシアッセンブリを示す概略断面図である。
【図10】図10は図5Cに示した操作方式を実現するために構成された、懸架形の回転自在なブラシアッセンブリを示す概略断面図である。
【符号の簡単な説明】
10 歯ブラシ
12 歯
16 歯ブラシの柄
18 ブラシアッセンブリ
20 接触面
22 ホイール
24 軸
26 剛毛
28 軸方向突起
30 受け台
34 穿孔
36 回転軸要素
40 ばねブラケット
44 ハブ
46 排水路
48 放射状リブ
50 旋回軸
54 環状溝
56 スナップリング
60 ハブ、中央ハブ
64 外輪
Claims (11)
- 使用者の口の中で歯を磨くための歯ブラシであって、
(i)口の中への歯ブラシの主挿入方向を規定するように構成された柄と、
(ii)前記柄と一緒に運動するように機械的に連結された複数の回転自在なブラシアッセンブリであって、前記回転自在なブラシアッセンブリは歯との接触面を規定するように配置されており、各々の前記回転自在なブラシアッセンブリは軸を中心に回転自在に構成されたホイールを備えており、前記ホイールはそこから実質的に放射状に突出している複数の剛毛を備えている回転自在なブラシアッセンブリとを備えており、
各々の前記回転自在なブラシアッセンブリは、前記軸が前記接触面に対して実質的に平行に存在するように構成され、前記軸が前記主挿入方向に対して約15°と約75°の間の角度をもって傾斜していることを特徴とする歯ブラシ。 - 各々の前記回転自在なブラシアッセンブリの前記軸が、前記主挿入方向に対して約30°と約60°の間の角度をもって傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
- 各々の前記回転自在なブラシアッセンブリの前記軸が、前記主挿入方向に対して約40°と約50°の間の角度をもって傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
- 前記複数の回転自在なブラシアッセンブリが、その回転軸が前記主挿入方向に対して第1の向きに傾斜している第1のグループと、その回転軸が前記主挿入方向に対して前記第1の向きとは反対の第2の向きに傾斜している第2のグループとを包含していることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
- 前記第1のグループが、前記挿入方向に対して実質的に平行な第1の線に沿って配列された複数の前記回転自在なブラシアッセンブリを包含し、前記第2のグループが、前記第1の線に平行ではあるが離れた位置にある第2の線に沿って配列された複数の前記回転自在なブラシアッセンブリを包含することを特徴とする請求項4に記載の歯ブラシ。
- 各々の前記回転自在なブラシアッセンブリが、前記ホイールが前記軸を中心に所定の方向に回転するのを阻止するように構成された少なくとも一つの特徴を備えていることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
- 各々の前記回転自在なブラシアッセンブリが、前記柄に対して旋回装着を介して装着されることによって前記接触面に実質的に垂直な旋回軸を中心に旋回することができ、前記旋回軸は前記ホイールの前記回転軸に対してオフセットされていることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
- さらに、前記柄と一体的に形成された歯ブラシ頭部を備えており、前記頭部は各々の前記回転自在なブラシアッセンブリ用に凹部を設けた受け台を備え、各々の前記回転自在なブラシアッセンブリの一部分が前記凹部を設けた受け台の対応する1つの中に受容されていることを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
- 運動方向に対して垂直なブラッシング動作を生成する歯列に沿ったブラッシング方法であって、
(i)軸を中心に回転自在に構成されたホイールを備えた少なくとも1個の回転自在なブラシアッセンブリを備えた歯ブラシであって、このホイールがそこから実質的に放射状に突出する複数の剛毛を備えている歯ブラシを用意し、
(ii)多数の剛毛を備えたこの歯ブラシを歯列の一部と接触するように配置し、
(iii)この歯ブラシを歯列に沿って運動方向に動かすことからなり、
少なくとも1個の回転自在なブラシアッセンブリが、その軸が運動方向に対して約15°と約75°の間の角度をもって傾斜するように配向されることによって、運動によって発生した上記ホイールの回転が運動方向に対して実質的に垂直な上記剛毛の運動成分を生成することを特徴とする運動方向に対して垂直なブラッシング動作を生成する方法。 - 少なくとも1個の回転自在なブラシアッセンブリが、その軸が運動方向に対して約30°と約60°の間の角度をもって傾斜するように配向されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 少なくとも1個の回転自在なブラシアッセンブリが、その軸が運動方向に対して約40°と約50°の間の角度をもって傾斜するように配向されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
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