JP2004363977A - 台座付水晶振動子 - Google Patents
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Abstract
【目的】アース用端子を有する安価な台座付水晶振動子を提供する。
【構成】金属容器内に水晶片を密閉封入して底面から一対のリード線を導出し、前記金属容器の底面に一対の貫通孔を有する台座を設けて前記一対のリード線を挿通して折曲し、表面実装用とした台座付水晶振動子において、前記金属容器に接続する金属膜を前記台座に設けてアース用の端子とした構成とする。また、前記金属膜は台座の両主面に形成され、スルーホールによって電気的に接続した構成とする。
【選択図】図1
【構成】金属容器内に水晶片を密閉封入して底面から一対のリード線を導出し、前記金属容器の底面に一対の貫通孔を有する台座を設けて前記一対のリード線を挿通して折曲し、表面実装用とした台座付水晶振動子において、前記金属容器に接続する金属膜を前記台座に設けてアース用の端子とした構成とする。また、前記金属膜は台座の両主面に形成され、スルーホールによって電気的に接続した構成とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金属容器の底面に台座2を設けて表面実装用とした台座付水晶振動子(以下、台座付振動子とする)を産業上の技術分野とし、特に金属容器をアース電位に接地する台座付振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】
(発明の背景)台座付振動子は既存の金属容器に水晶片8を密閉封入した水晶振動子1に台座2を設けて表面実装用とする。したがって、セラミック容器等を用いたものに比較して安価で信頼性が高い表面実装用の水晶振動子1を得られる。近年では、EMI対策から金属容器をアース電位に接地する構造の台座付振動子が求められる。
【0003】
(従来技術の一例)第3図は一従来例を説明する台座付振動子の図で、同図(a)は正断面図、同図(b)は底面図である。
台座付振動子は水晶振動子1と台座2からなる。水晶振動子1はベース3とカバー4からなる金属容器に水晶片8を密閉封入してなる。ベース3はガラス5によって気密端子とした一対のリード線6(ab)が貫通する。そして、一対のリード線6(ab)は電極7の形成された水晶片8の両端部を保持する。ベース3の底面中央にはアース用のリード線6cが銀ロウ等によって接続する。カバー4は例えば抵抗溶接によってベース3のフランジに接合して水晶片8を密閉封入する。
【0004】
台座2は樹脂からなり3つの貫通孔10(abc)が直線状に設けられ、例えば両端側と中央側では互いに反対方向に延出した溝11を有する。そして、一対のリード線6(ab)を両端側の貫通孔10(ab)に、中央のアース用としたリード線6cを中央の貫通孔10cに挿通し、溝11に沿って各リード線を折曲する。これにより、図示しない回路基板に対して表面実装を可能とし、金属容器をアース用のリード線10cによって接地できる。したがって、EMIを軽減する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(従来技術の問題点)しかしながら、上記構成の台座付振動子ではベース3の底面にアース用のリード線10cを設けるので高価になる問題があった。例えばアース用のリード線10cがない場合は量産用で約3円、ある場合は15円になり、5倍に跳ね上がる。
【0006】
(発明の目的)本発明はアース用端子を有する安価な台座付振動子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1では、水晶片を密閉封入する金属容器に接続する金属膜を台座に設けてアース用の端子としたことを解決手段とする。これにより、アース用の端子を直接に台座に設けて、リード線を不要にするので安価になる。
【0008】
同請求項2では、前記金属膜は台座の両主面に形成され、スルーホールによって電気的に接続するので、半田の這い上がりによって金属容器と底面の金属膜との接続を確実にする。
【0009】
同請求項3では、前記台座の外周には前記金属膜を有するクランプが設けられ、前記台座の底面に設けられた金属膜と接続するので、同様にフランジを有する金属容器と底面の金属膜との接続を確実にする。
【0010】
【第1実施例】
第1図は本発明の第1実施例を説明する台座付振動子の図である。なお、前従来例と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
台座付振動子は前述したように水晶振動子1(金属容器)の底面に表面実装用とする台座2を設けてなる。この実施例での台座2は、両端側に設けられて溝11の連通した貫通孔10(ab)の中間に周回する金属膜12を設ける。さらに、表裏面の金属膜12は幅方向の両側に設けた例えば3箇所のスルーホール(電極貫通孔)13によって電気的に接続する。そして、水晶振動子1の一対のリード線6(ab)を貫通孔10(ab)に挿通し、リード線6(ab)を溝11内に折曲する。
【0011】
このような構成であれば、台座2に設けた一主面の金属膜12が金属容器(ベース3)の底面に接触し、他主面の金属膜12が図示しない回路基板のアース端子に半田によって接続する。そして、ここでは、台座2に設けたスルーホール13を半田が溶融時に這い上がり、ベース3の底面に接合する。したがって、電気的接続を確実にする。さらに、金属膜12を設けるのみなので安価に製作できる。
【0012】
【第2実施例】
第2図は本発明の第2実施例を説明する台座付振動子の図である。なお、第1実施例と同一部分の説明は省略又は簡略する。
第2実施例では、スルーホール13を形成することなく、金属膜12が形成される台座2の幅方向の両側に先端に突起を有するクランプ14を設ける。勿論、クランプ14にも金属膜12は形成される。
【0013】
このような構成であれば、金属ベース3のフランジにクランプを嵌合することによって、金属膜12とベース3との電気的接続を確実にする。なお、前述のスルーホール13を併せて形成してもよい。
【0014】
【他の事項】
上記実施例では一対のリード線6(ab)はベース3の幅方向に延出したが、例えば長さ方向の両端側に延出してもよく任意である。また、金属容器がアース電位に接地されればよいので、金属膜12は台座2を必ずしも周回する必要はない。
【発明の効果】
本発明は、水晶片を密閉封入する金属容器に接続する金属膜を台座に設けてアース用の端子としたので、安価な台座付振動子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明する台座付振動子の図で、同図(a)は正断面図、同図(b)は底面図である。
【図2】本発明の第2実施例を説明する台座付振動子の図で、同図(a)は底面図、同図(b)は断面図である。
【図3】一従来例を説明する台座付振動子の図で、同図(a)は正断面図、同図(b)は底面図である。
【符号の説明】
1 水晶振動子、2 台座、3 ベ−ス、4 カバ−、5 ガラス、6 リ−ド線、7 電極、8 水晶片、10 貫通孔、11 溝、12 金属膜、13 スル−ホ−ル、14 クランプ.
【発明の属する技術分野】
本発明は金属容器の底面に台座2を設けて表面実装用とした台座付水晶振動子(以下、台座付振動子とする)を産業上の技術分野とし、特に金属容器をアース電位に接地する台座付振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】
(発明の背景)台座付振動子は既存の金属容器に水晶片8を密閉封入した水晶振動子1に台座2を設けて表面実装用とする。したがって、セラミック容器等を用いたものに比較して安価で信頼性が高い表面実装用の水晶振動子1を得られる。近年では、EMI対策から金属容器をアース電位に接地する構造の台座付振動子が求められる。
【0003】
(従来技術の一例)第3図は一従来例を説明する台座付振動子の図で、同図(a)は正断面図、同図(b)は底面図である。
台座付振動子は水晶振動子1と台座2からなる。水晶振動子1はベース3とカバー4からなる金属容器に水晶片8を密閉封入してなる。ベース3はガラス5によって気密端子とした一対のリード線6(ab)が貫通する。そして、一対のリード線6(ab)は電極7の形成された水晶片8の両端部を保持する。ベース3の底面中央にはアース用のリード線6cが銀ロウ等によって接続する。カバー4は例えば抵抗溶接によってベース3のフランジに接合して水晶片8を密閉封入する。
【0004】
台座2は樹脂からなり3つの貫通孔10(abc)が直線状に設けられ、例えば両端側と中央側では互いに反対方向に延出した溝11を有する。そして、一対のリード線6(ab)を両端側の貫通孔10(ab)に、中央のアース用としたリード線6cを中央の貫通孔10cに挿通し、溝11に沿って各リード線を折曲する。これにより、図示しない回路基板に対して表面実装を可能とし、金属容器をアース用のリード線10cによって接地できる。したがって、EMIを軽減する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(従来技術の問題点)しかしながら、上記構成の台座付振動子ではベース3の底面にアース用のリード線10cを設けるので高価になる問題があった。例えばアース用のリード線10cがない場合は量産用で約3円、ある場合は15円になり、5倍に跳ね上がる。
【0006】
(発明の目的)本発明はアース用端子を有する安価な台座付振動子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1では、水晶片を密閉封入する金属容器に接続する金属膜を台座に設けてアース用の端子としたことを解決手段とする。これにより、アース用の端子を直接に台座に設けて、リード線を不要にするので安価になる。
【0008】
同請求項2では、前記金属膜は台座の両主面に形成され、スルーホールによって電気的に接続するので、半田の這い上がりによって金属容器と底面の金属膜との接続を確実にする。
【0009】
同請求項3では、前記台座の外周には前記金属膜を有するクランプが設けられ、前記台座の底面に設けられた金属膜と接続するので、同様にフランジを有する金属容器と底面の金属膜との接続を確実にする。
【0010】
【第1実施例】
第1図は本発明の第1実施例を説明する台座付振動子の図である。なお、前従来例と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
台座付振動子は前述したように水晶振動子1(金属容器)の底面に表面実装用とする台座2を設けてなる。この実施例での台座2は、両端側に設けられて溝11の連通した貫通孔10(ab)の中間に周回する金属膜12を設ける。さらに、表裏面の金属膜12は幅方向の両側に設けた例えば3箇所のスルーホール(電極貫通孔)13によって電気的に接続する。そして、水晶振動子1の一対のリード線6(ab)を貫通孔10(ab)に挿通し、リード線6(ab)を溝11内に折曲する。
【0011】
このような構成であれば、台座2に設けた一主面の金属膜12が金属容器(ベース3)の底面に接触し、他主面の金属膜12が図示しない回路基板のアース端子に半田によって接続する。そして、ここでは、台座2に設けたスルーホール13を半田が溶融時に這い上がり、ベース3の底面に接合する。したがって、電気的接続を確実にする。さらに、金属膜12を設けるのみなので安価に製作できる。
【0012】
【第2実施例】
第2図は本発明の第2実施例を説明する台座付振動子の図である。なお、第1実施例と同一部分の説明は省略又は簡略する。
第2実施例では、スルーホール13を形成することなく、金属膜12が形成される台座2の幅方向の両側に先端に突起を有するクランプ14を設ける。勿論、クランプ14にも金属膜12は形成される。
【0013】
このような構成であれば、金属ベース3のフランジにクランプを嵌合することによって、金属膜12とベース3との電気的接続を確実にする。なお、前述のスルーホール13を併せて形成してもよい。
【0014】
【他の事項】
上記実施例では一対のリード線6(ab)はベース3の幅方向に延出したが、例えば長さ方向の両端側に延出してもよく任意である。また、金属容器がアース電位に接地されればよいので、金属膜12は台座2を必ずしも周回する必要はない。
【発明の効果】
本発明は、水晶片を密閉封入する金属容器に接続する金属膜を台座に設けてアース用の端子としたので、安価な台座付振動子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明する台座付振動子の図で、同図(a)は正断面図、同図(b)は底面図である。
【図2】本発明の第2実施例を説明する台座付振動子の図で、同図(a)は底面図、同図(b)は断面図である。
【図3】一従来例を説明する台座付振動子の図で、同図(a)は正断面図、同図(b)は底面図である。
【符号の説明】
1 水晶振動子、2 台座、3 ベ−ス、4 カバ−、5 ガラス、6 リ−ド線、7 電極、8 水晶片、10 貫通孔、11 溝、12 金属膜、13 スル−ホ−ル、14 クランプ.
Claims (3)
- 金属容器内に水晶片を密閉封入して底面から一対のリード線を導出し、前記金属容器の底面に一対の貫通孔を有する台座を設けて前記一対のリード線を挿通して折曲し、表面実装用とした台座付水晶振動子において、前記金属容器に接続する金属膜を前記台座に設けてアース用の端子としたことを特徴とする台座付水晶振動子。
- 前記金属膜は台座の両主面に形成され、スルーホールによって電気的に接続した請求項1の台座付振動子。
- 前記台座の外周には前記金属膜を有するクランプが設けられ、前記台座の底面に設けられた金属膜と接続した請求項1の台座付振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160295A JP2004363977A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 台座付水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160295A JP2004363977A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 台座付水晶振動子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004363977A true JP2004363977A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34053119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003160295A Pending JP2004363977A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 台座付水晶振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004363977A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006332932A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 台座付水晶振動子 |
-
2003
- 2003-06-05 JP JP2003160295A patent/JP2004363977A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006332932A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 台座付水晶振動子 |
JP4571012B2 (ja) * | 2005-05-25 | 2010-10-27 | 日本電波工業株式会社 | 台座付水晶振動子 |
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