JP2004363691A - 撮影機能付き電子機器 - Google Patents

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Motonari Sasaki
基成 佐々木
Hironori Oba
広紀 大場
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Abstract

【課題】1本の指での操作を可能として操作性の向上が図れると共に、電子機器本体の小型化が図れる撮影機能付き電子機器を提供する。
【解決手段】撮影用レンズと、それぞれ独立した操作が可能なシャッター操作部36とズーム操作部37とを有する入力部35と、撮影用レンズで撮影した静止画像又は動画像を電子データに変換するデータ変換手段と、変換した画像データを記憶する記憶手段とを備え、入力部35は、シャッター操作部36を挟んで対向する両側に相反するズーム操作を行うズーム操作部37を配置すると共に、シャッター操作部36及びズーム操作部37のそれぞれの操作面36a、37bを筐体31の同一面に沿うように配置した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライド操作と押圧操作とが行える複合操作型入力装置によってカメラのシャッターとズーム操作を行う撮影機能付き電子機器に係り、特に携帯電話やPDAなど薄型の撮影機能付き電子機器等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のズーム機能付きのデジタルカメラへ適用されている複合操作型入力装置としては、回転可能なつまみ(回転操作体)の中央部にキートップを配置し、つまみを回転操作すると抵抗値などの出力信号を変化させることができて、キートップを押圧操作するとプッシュスイッチのオン・オフ切り換えが行えるようにした複合操作型の入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、従来のズーム機能付きデジタルカメラ用の複合操作型入力装置の構造を図に基づいて説明する。
図11及び図12は従来の複合操作型入力装置の構造を示し、図11は複合操作型入力装置の分解斜視図、図12は該入力装置の平面図である。
【0004】
図に示すように、この入力装置は、金属板等からなる支持板51と、ポリエステルフィルム等の絶縁性のベース材に導電パターンが形成されているフレキシブル基板52と、第1の可動接点を兼ねるドーム状の第1のクリックばね53と、複数本のガイド突起54aを有する合成樹脂製のガイド体54と、押圧突起55aを有し前記ガイド突起54aに案内されて昇降可能な合成樹脂製の駆動体55と、第2の可動接点を兼ねるドーム状の第2のクリックばね56と、金属製の摺動子57と、この摺動子57を取り付けた合成樹脂製の摺動子受け58と、天井部60や筒状部61を有する合成樹脂製の収納体59と、セルフリターン用のトーションばね62と、合成樹脂製のキートップ63と、摺動子受け58に一体化される合成樹脂製の回転操作体64とによって主に構成されている。
【0005】
フレキシブル基板52には、第1の固定接点と第2の固定接点、及び円弧状の摺動パターンが形成されている。そして、第1の可動接点を兼ねるドーム状の第1のクリックばね53が、第1の固定接点上に載置されて第1の押圧スイッチ素子が構成され、第2の可動接点を兼ねるドーム状の第2のクリックばね56が、第2の固定接点上に載置されて第2の押圧スイッチ素子が構成されている。また、摺動子受け58の底面には摺動子57が取り付けてあり、この摺動子57が摺動パターンと摺接して回転型スイッチを構成するようになっている。
【0006】
上記の入力装置が適用されたデジタルカメラを操作する場合、操作者が手指でキートップ63を押し込むと、所定量押し込んだ位置で、第2のクリックばね56が反転し第2の押圧スイッチ素子がオン状態となり、この状態から、さらに押し込むと、第2の押圧スイッチ素子がオン状態のまま、第1のクリックばね53が反転し第1の押圧スイッチ素子がオン状態となる。この第2の押圧スイッチ素子のオンでデジタルカメラ等の焦点合わせが行われ、第1の押圧スイッチ素子のオンでシャッター操作が行われるものとなっている。
【0007】
また、操作者が回転操作体64を回転させると、摺動子57が回転して摺動パターン上を摺動することにより、回転移動した摺動子57の位置に応じた抵抗値が出力される。この回転操作によりデジタルカメラ等のズーミングが行われるものとなっている。また、この回転操作体64は、操作者が回転操作体64から手指を離すと、トーションばね62の弾発作用によって、初期位置へ自己復帰するものとなっている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−357758号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の複合操作型入力装置を適用した撮影機能付き電子機器の構造においては、回転型スイッチの回転操作体から突出するつまみを側方から押圧回転することでズーム操作を行うと共に、2段式押釦スイッチの上方からキートップを押圧することでピント合わせとシャッター操作を行うため、1本の指では操作がしづらいという問題があった。また、人差し指と親指とによる操作となるので電子機器の操作部のデザイン自由度が阻害され、回転操作体を電子機器の筐体から大きく突出させておく必要があり、電子機器本体の小型化が図れないという問題があった。
【0010】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、1本の指での操作を可能として操作性の向上が図れると共に、電子機器本体の小型化が図れる撮影機能付き電子機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、撮影用レンズと、それぞれ独立した操作が可能なシャッター操作部とズーム操作部とを有する入力部と、前記撮影用レンズで撮影した静止画像又は動画像を電子データに変換するデータ変換手段と、変換した画像データを記憶する記憶手段とを備え、前記入力部は、前記シャッター操作部を挟んで対向する両側に相反するズーム操作を行うズーム操作部を配置すると共に、前記シャッター操作部及び前記ズーム操作部のそれぞれの操作面を筐体の同一面に沿うように配置した構成とした。
【0012】
また、第2の解決手段として、前記ズーム操作部の操作面に、ズーム操作時に指が係止する係止面部を設け、該係止面部に指が係止した状態で前記シャッター操作部が操作可能なようにシャッター操作面を設けた構成とした。
また、第3の解決手段として、前記入力部は、前記シャッター操作部の昇降移動を検出してシャッター操作を行い、前記シャッター操作部の昇降方向と交差する方向に前記ズーム操作部がスライド移動したことを検出してズーム操作を行う構成とした。
また、第4の解決手段として、前記ズーム操作部のスライド移動時に、前記シャッター操作部が従動してスライド移動する構成とした。
また、第5の解決手段として、前記ズーム操作部は、前記ズーム操作面を初期位置に復帰させる自己復帰手段を有し、該自己復帰手段の付勢力に抗して前記ズーム操作部をスライド操作した状態で、同時に前記シャッター操作部を昇降操作可能とした構成とした。
【0013】
また、第6の解決手段として、前記ズーム操作部は、前記ズーム操作面を初期位置に復帰させる自己復帰手段と、前記シャッター操作部のロック手段を有し、前記ズーム操作部をスライド操作した状態では、前記シャッター操作部の昇降操作をロックし、前記ズーム操作部が初期位置にある時には前記シャッター操作部のロックを解除するようにした構成とした。
また、第7の解決手段として、前記シャッター操作部は、フォーカスロックとシャッター操作の2段階操作で構成した構成とした。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1乃至図10に示す。図1は本発明の撮影機能付き電子機器の斜視図、図2は入力部の斜視図、図3はシャッター操作部にロック手段を形成した変形例を示す部分正面図、図4はシャッター操作部にロック手段を形成した変形例を示す部分斜視図、図5は複合操作型入力装置の平面図、図6は複合操作型入力装置の側面図、図7は複合操作型入力装置の斜視図、図8はハウジングの固定接点の埋設状態を示す一部を透視した状態の斜視図、図9複合操作型入力装置の上方から見た分解斜視図は、図10は複合操作型入力装置の下方から見た分解斜視図である。
【0015】
図1において、撮影機能付き電子機器30は、本体部31と、この本体部31にヒンジ32で回動自在に連結された表示部33とを有している。本体部31の表面には、各種の電子データを入力する複数個の押釦34aからなるキーボード部34が設けられており、また、本体部31の一側面には、撮影用のシャッター操作部36とズーム操作部37とからなる入力部35が設けられている。
【0016】
表示部33の表面には、LCD等で形成された表示画面部38が設けられており、これと対向する裏面には、図示はしないが撮影用レンズが設けられている。この撮影用レンズから入力した画像を表示画面部38で再生することができるものとなっている。
【0017】
また、本体部31には、図示はしないが、撮影用レンズで撮影した静止画像、又は動画像を電子データに変換するデータ変換手段(A/D変換回路)、及びこの変換した画像データを記憶する記憶手段(ICメモリー回路)が設けられており、その他、キーボード部34から入力された各種の電子データを処理する処理手段(IC演算回路)等が設けられている。尚、これらの回路手段は、一般的に周知の技術から構成されており、ここでは詳細な説明は省略する。
【0018】
図2乃至図4において、押圧操作型入力部であるシャッター操作部36と、スライド操作型入力部であるズーム操作部37は、同軸上に重合した状態で一体的に取り付けられている。このシャッター操作部36は、突出した楕円状の平坦面からなる操作面36aと、この操作面36aより一段下がった位置に設けられた鍔部36bと、この鍔部36bの両端にL字状に垂下された係止部36cとを有している。
【0019】
また、ズーム操作部37は、やや長尺状の小判型をした平板部37aと、この平板部37aの上方に同じく小判型に突出した操作面37bと、この操作面37bの中央に貫通する貫通孔37cと、この貫通孔37cを挟んで両側に対向して設けられ、外側に向かってなだらかに立ち上がる傾斜面部37dとを有している。
また、ズーム操作部37の貫通孔37cには、シャッター操作部36の操作面36aが挿通されて、鍔部36bが操作面37bの下面側に当接することで抜け止めされ、一体的に取り付けられている。
【0020】
このように、シャッター操作部36の操作面36aを挟んで対向する両側に、相反するズーム操作を行うズーム操作部37の傾斜面部37dが配置されており、シャッター操作部36、及びズーム操作部37のそれぞれの操作面36a、37bを、本体部31の一側面の同一面に沿うように配置してあるので、シャッター操作部36とズーム操作部37のそれぞれの操作面36a、37bの操作を本体部31の同一面側から操作することができ、1本の指での操作が可能となり操作性が向上されるものとなっている。
【0021】
そして、ズーム操作部37の操作時には、指が傾斜面部37dに係止することにより操作面37bのスライド移動が可能となっている。また、この時、傾斜面部37dに指が係止した状態で、シャッター操作部36の操作面36aの昇降操作が可能となっている。また、ズーム操作部37のスライド移動時には、シャッター操作部36が従動してスライド移動するようになっているので、ズーム操作とシャッター操作を連続して行えるため、撮影のタイミングロスを低減できるものとなる。
【0022】
また、シャッター操作部36の昇降移動を検出することによりシャッター操作を行い、シャッター操作部36の昇降方向と交差する方向にズーム操作部37がスライド移動したことを検出することによりズーム操作を行うようにしてあるので、シャッター操作の操作方向と、ズーム操作の操作方向とが互いに交差する方向に異なっているため、互いの操作の誤動作を防止できるものとなっている。
【0023】
また、ズーム操作部37は、操作面37bを初期位置に復帰させるための自己復帰手段としての後述するコイルばね4を有しており、ズーム操作時に、このコイルばね4の付勢力に抗してズーム操作部37をスライド操作した状態で、同時にシャッター操作部36を昇降操作可能としてあるので、いちいち、ズーム選択状態を目視で確認しなくても、シャッター操作時にズーム選択状態を操作者が自覚できるようになっている。
【0024】
また、図3及び図4に変形例として示す、シャッター操作部36にロック手段を形成した構成においては、シャッター操作部36の鍔部36bに切り欠き部36dが設けられており、シャッター操作部36が初期位置にある時には、このシャッター操作部36が取り付けられる、後述するハウジング1の上面側に、この切り欠き部36dに対向するように、切り欠き部36d内に挿通可能な規制突起1fが形成されている。
【0025】
そして、この切り欠き部36dと規制突起1fの協働により、ズーム操作部37をスライド操作した状態では、鍔部36bの下面が規制突起1fと当接して、シャッター操作部36の昇降操作がロック(規制)され、ズーム操作部37が初期位置にある時には、規制突起1fが切り欠き部36d内に挿通されることにより、シャッター操作部36が昇降可能となり、ロック(規制)を解除するようになっている。
このような構成とすれば、ズーム操作部37の操作中に誤ってシャッター操作部36が押されることによる誤操作を防止できるものとなっている。
【0026】
次に、図5乃至図10において、上記シャッター操作部36、及びズーム操作部37に使用される複合操作型入力装置の構成について説明する。
【0027】
図において、ハウジング1は、合成樹脂などの絶縁材で形成されており、やや厚肉状に形成された厚板部1aと、この厚板部1aよりも薄肉状に形成された薄板部1bとを有し、厚板部1aと薄板部1bとが段差部1cを有する階段状に形成されている。また、厚板部1aは、やや長尺状に形成されており、この厚板部1aの上面側の中央位置に、やや幅狭で矩形状に形成された薄板部1bが張り出すように設けられている。
【0028】
また、厚板部1aと薄板部1bには、導電材からなる共通の一枚の金属板を打ち抜き、折り曲げて段違い状に形成した、第1及び第2の固定接点2、3がインサート成形などの一体成形により埋設されている。
【0029】
厚板部1aの下面側には、下方に開口された第1の収納部1dが設けられ、この収納部1dの内底面に第1の固定接点2がその下面側を表出した状態で配設されている。この第1の固定接点2は、後述する摺動子8が常時接触した状態で摺動される共通接点2aと、この共通接点2aと一定の間隔で並接された個別接点2b、2cを有している。
【0030】
また、薄板部1bの上面側には、上方に開口された第2の収納部1eが設けられ、この収納部1eの内底面に第2の固定接点3がその上面側を表出した状態で配設されている。この第2の固定接点3は、後述する第2可動接点10の周縁部が常時接触した状態となる位置に配設された共通接点3aと、この共通接点3aの外周位置に配設され、後述する第1可動接点9の周縁部が常時接触した状態となる位置に配設された第1接点3bと、共通接点3aの内側位置に配設され、第2可動接点10と接離する第2接点3cとを有している。
【0031】
また、第1の収納部1dに配設された第1の固定接点2の共通接点2aと、第2の収納部1eに配設された第2の固定接点3の共通接点3aとは、ハウジング1内で一体に連結されて形成されている。また、第1の固定接点2の共通接点2a、個別接点2b、2cと、第2の固定接点3の共通接点3a、第1及び第2接点3b、3cの互いの接点面は、ハウジング1内の平面方向にずらして、互いに重ならないように配置されている。
【0032】
このように、第1の固定接点2と第2の固定接点3は、共通の金属板を屈曲することにより段違い状に形成されており、ハウジング1の一面側とその対向する他面側とにそれぞれ表裏面を表出させて配設してあるので、固定側の接点であるそれぞれの固定接点2、3を共通化することで構造を簡易にでき、入力装置の薄型化が図れるものとなる。
【0033】
また、第1及び第2の固定接点2、3は、第1の固定接点2と第2の固定接点3の互いの接点面を、ハウジング1の平面方向にずらして配置するようにしており、互いの接点面の裏側の樹脂肉厚を大きくすることができるので、第1及び第2の固定接点2、3をハウジング1内に強固に保持できると共に、入力装置の操作時に接点面が変形してしまうことを防止できるものとなる。
【0034】
また、ハウジング1の第1の収納部1dの一端側には、ばね収容部が形成されており、このばね収容部に、後述するスライド操作部7を初期位置に自己復帰させる復帰手段であるコイルばね4が係合されている。
【0035】
また、ハウジング1の一側面には、第1及び第2の固定接点2、3から導出された外部端子5、6が延設されている。
【0036】
スライド操作部7は、合成樹脂などの絶縁材で形成され、長尺状の摺動部7aと、この摺動部7aの両端から上面側に突出された一対のアーム部7bを有している。また、このアーム部7bの上面側には、操作用のつまみを係合するための係合孔7cが形成されており、この係合孔7cに、シャッター操作部36の鍔部36bの両端にL字状に垂下された係止部36cが係合されるものとなっている。
【0037】
また、摺動部7aの上面側の一側方には、長溝状の摺動子収容部7dが設けられており、この摺動子収容部7dには、ばね性を有する導電性の金属材からなる摺動子8が収容されている。また、摺動部7aの上面側の他側方には、ハウジング1のばね収容部に係合されたコイルばね4の両端に係合するばね係止部7eが設けられている。
【0038】
第1可動接点9は、ばね性を有する導電性の薄板金属板で略円盤状に形成され、その中央にドーム状の膨出部9aを有し、周縁の4箇所には突起状の脚部9bが設けられている。この第1可動接点9はハウジング1の第2の収納部1e内に配置されるものとなっており、この第1可動接点9が第2の収納部1eに配置された時、この脚部9bの一部が、第2の固定接点3の第1接点3bと常時接触するようになっている。また、ドーム状の膨出部9aが反転可能に設けられており、この膨出部9aが押圧されて反転した時に、膨出部9aの頂部が第2可動接点10と接触するようになっている。
【0039】
第2可動接点10は、同じく、ばね性を有する導電性の薄板金属板で円盤状に形成され、その中央にドーム状の膨出部10aを有している。この第2可動接点10はハウジング1の第2の収納部1e内に配置されるものとなっており、この第2可動接点10が第2の収納部1eに配置された時、この第2可動接点10の周縁部10bが、第2の固定接点3の共通接点3aと常時接触するようになっている。また、ドーム状の膨出部10aが反転可能に設けられており、この膨出部10aが押圧されて反転した時に、膨出部10aの頂部が第2接点3cと接触するようになっている。
【0040】
また、第1可動接点9と第2可動接点10は、ハウジング1の第2の収納部1e内に重なった状態で配置されており、第1可動接点9の下面側で第2可動接点10の上面側には、互いを絶縁するための絶縁性の樹脂材からなるインシュレーター11が配置されている。このインシュレーター11は、中央に開口部11aを有する円環状に設けられており、この開口部11aを介して、第1可動接点9の膨出部9aの頂部下面と、第2可動接点10の膨出部10aの頂部上面とが対峙された状態で配置されている。
【0041】
カバー12は、絶縁性の樹脂フィルムで形成され、矩形状をしており、中央には上面側に突出して形成された押圧操作用の押圧突部12aが設けられている。このカバー12は、ハウジング1の第2の収納部1eの開口部上面側に配置されており、第1可動接点9の上面を覆うように配置され、押圧突部12aが押圧された時、押圧突部12aの下面が、第1可動接点9の膨出部9aの頂部を押圧することで第1可動接点9を下側へ反転させるものとなる。
【0042】
枠体13は、金属板を打ち抜き折り曲げて、上板13aと下板13bとを略U字状に対向させて形成しており、この上板13aと下板13bとで、ハウジング1の上面及び下面を覆うようにハウジング1に装着されている。また、この枠体13により、カバー12とスライド操作部7が、ハウジング1から抜け落ちるのを防止している。
【0043】
この時、スライド操作部7は、ハウジング1の厚板部1aと薄板部1bとから階段状に形成された段差部1cと枠体13の下板13bとの間に形成された隙間内に、摺動部7aがスライド移動可能に配置されており、ハウジング1の厚みの段差を利用して設けられた階段状の段差部1cにスライド操作部7を配置することができるので、入力装置の薄型化が図れるものとなっている。
【0044】
また、ハウジング1の薄板部1bが、スライド操作部7のスライド移動領域よりも前方に張り出して形成されており、この薄板部1bの下面側が、空洞領域になることから、この空洞領域を利用することで電子機器の本体部31への実装時に他の電子部品を収納することができ、実装面積の自由度が向上させるものとなる。
【0045】
また、ハウジング1の上面側には、押圧操作型入力部を構成する第2の固定接点3を配置して、ハウジング1の下面側には、スライド操作型入力部を構成する第1の固定接点2を配置してあり、下面側の第1の固定接点2と摺接する摺動子8を有するスライド操作部7は、摺動部7aの両端から上面側に突出された一対のアーム部7bを有しており、このアーム部7bの上面側に、シャッター操作部36及びズーム操作部37を係合するための係合孔7cを形成したことから、それぞれの入力部が対向する上下面に配置されていたとしても、互いに上面側の同一方向からの入力操作が可能となっている。
【0046】
また、スライド操作部7の一対のアーム部7bを、押圧操作型入力部を挟んで両側にスライド操作可能に配置したことにより、押圧操作とスライド操作を中央に集中して行うことができるので、それぞれの操作の向上が図れるものとなる。
【0047】
次に、上記構成の複合操作型入力装置を使用した、シャッター操作部36、及びズーム操作部37の動作を説明する。
まず、スライド操作によりデジタルカメラ等のズーミングを行う場合、電子機器の操作者が、手指でズーム操作部37の操作面37bを一方向へスライド動作させると、スライド操作部7が一方向へスライド移動することにより、摺動部7aに係合された摺動子8がハウジング1の第1の収納部1dに配設された第1の固定接点2上を摺動して、スライド移動した摺動子7aの位置に応じた各接点間(例えば、共通接点2aと個別接点2b間、あるいは共通接点2aと個別接点2c間)がオンされ信号が出力される。
【0048】
このスライド操作により、デジタルカメラ等のズーミングが行われるものとなっている。また、この状態から、手指の押圧力を下げると、スライド操作部7は、ばね係止部7cに当接されているコイルばね4の弾発作用により、初期位置へ自己復帰するものとなっている。また、このコイルばね4は、スライド操作部7の略中央位置に1個だけ係合配置されており、左右の両方向からの中立位置への復帰を1個のコイルばね4で行うようになっている。
【0049】
次に、押圧(プッシュ)操作によりデジタルカメラ等の焦点(フォーカス)合わせ及びシャッター操作を行う場合、操作者がシャッター操作部36の操作面36aを押し込むと、ある一定の量を押し込んだ位置(第1押し込み位置)で、カバー12の押圧突部12aが、下側に配置された第1可動接点9の膨出部9aを押圧することにより第1可動接点9が反転し、膨出部9aの頂部がインシュレーター11の開口部11aを通して下側に配置された第2可動接点10の膨出部10aに接触する。そして、この第1及び第2可動接点9、10を介して、ハウジング1の第2の収納部1eに配設された第2の固定接点3の共通接点3aと第1接点3b間がオンされ信号が出力される。
この第1押し込み操作により、デジタルカメラ等の焦点合わせが行われるものとなっている。
【0050】
この状態から、さらにシャッター操作部36の操作面36aを押し込むと、さらに一定の量を押し込んだ位置(第2押し込み位置)で、カバー12の押圧突部12aが、第1可動接点9を介して第2可動接点10の膨出部10aを押圧することにより第2可動接点10が反転し、膨出部10aの頂部が下側に配設された第2の固定接点3の第2接点3cに接触する。そして、第2の固定接点3の共通接点3aと第2接点3c間がオンされ信号が出力される。
この第2の押し込み操作により、デジタルカメラ等のシャッター操作が行われるものとなっている。
【0051】
このように、押圧操作型入力部を構成する、第2の固定接点、及び第1、第2可動接点9、10は、2段式押釦スイッチから構成され、シャッター操作部36は、フォーカスロックとシャッター操作の2段階操作で構成されているので、フォーカスロックとシャッター操作を連続して行えるので、操作性の向上が図れるものとなっている。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮影機能付き電子機器は、撮影用レンズと、それぞれ独立した操作が可能なシャッター操作部とズーム操作部とを有する入力部と、撮影用レンズで撮影した静止画像又は動画像を電子データに変換するデータ変換手段と、変換した画像データを記憶する記憶手段とを備え、入力部は、シャッター操作部を挟んで対向する両側に相反するズーム操作を行うズーム操作部を配置すると共に、シャッター操作部及びズーム操作部のそれぞれの操作面を筐体の同一面に沿うように配置したことから、シャッター操作部とズーム操作部の操作面の操作を筐体の同一面側から操作することができ、1本の指での操作を可能として操作性の向上が図れると共に、電子機器本体の小型化が図れる。
【0053】
また、ズーム操作部の操作面に、ズーム操作時に指が係止する係止面部を設け、係止面部に指が係止した状態でシャッター操作部が操作可能なようにシャッター操作面を設けたことから、ズーム操作とシャッター操作を連続して行えるので、撮影のタイミングロスを低減できる。
【0054】
また、入力部は、シャッター操作部の昇降移動を検出してシャッター操作を行い、シャッター操作部の昇降方向と交差する方向にズーム操作部がスライド移動したことを検出してズーム操作を行うことから、シャッター操作方向とズーム操作方向を異ならせることができるので、互いの誤動作を防止できる。
【0055】
また、ズーム操作部のスライド移動時に、シャッター操作部が従動してスライド移動することから、ズーム操作とシャッター操作を連続して行えるので、撮影のタイミングロスを低減できる。
【0056】
また、ズーム操作部は、ズーム操作面を初期位置に復帰させる自己復帰手段を有し、自己復帰手段の付勢力に抗してズーム操作部をスライド操作した状態で、同時にシャッター操作部を昇降操作可能としたことから、ズーム選択状態を目視確認しなくても、シャッター操作時にズーム選択状態を操作者が自覚できる。
【0057】
また、ズーム操作部は、ズーム操作面を初期位置に復帰させる自己復帰手段と、シャッター操作部のロック手段を有し、ズーム操作部をスライド操作した状態では、シャッター操作部の昇降操作をロックし、ズーム操作部が初期位置にある時にはシャッター操作部のロックを解除するようにしたことから、ズーム操作中に誤ってシャッターが押されることによる誤操作を防止できる。
【0058】
また、シャッター操作部は、フォーカスロックとシャッター操作の2段階操作で構成したことから、フォーカスロックとシャッター操作を連続して行えるので、操作性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である撮影機能付き電子機器を示す斜視図である。
【図2】本発明の入力部であるシャッター操作部及びズーム操作部を示す斜視図である。
【図3】本発明の変形例であるシャッター操作部にロック手段を形成した構成を示す部分正面図である。
【図4】本発明の変形例であるシャッター操作部にロック手段を形成した構成を示す部分斜視図である。
【図5】本発明の複合操作型入力装置を示す平面図である。
【図6】本発明の複合操作型入力装置を示す側面図である。
【図7】本発明の複合操作型入力装置を示す斜視図である。
【図8】本発明のハウジングの固定接点の埋設状態を示す一部を透視した状態の斜視図である。
【図9】本発明の複合操作型入力装置の上方から見た状態を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の複合操作型入力装置の下方から見た状態を示す分解斜視図である。
【図11】従来の複合操作型入力装置を示す分解斜視図である。
【図12】従来の複合操作型入力装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
1a 厚板部
1b 薄板部
1c 段差部
1d 第1の収納部
1e 第2の収納部
1f 規制突起
2 第1の固定接点
2a 共通接点
2b 個別接点
2c 個別接点
3 第2の固定接点
3a 共通接点
3b 第1接点
3c 第2接点
4 コイルばね
5 外部端子
6 外部端子
7 スライド操作部
7a 摺動部
7b アーム部
7c 係合孔
7d 摺動子収容部
7e ばね係止部
8 摺動子
9 第1可動接点
9a 膨出部
9b 脚部
10 第2可動接点
10a 膨出部
10b 周縁部
11 インシュレーター
11a 開口部
12 カバー
12a 押圧突部
13 枠体
13a 上板
13b 下板
30 撮影機能付き電子機器
31 本体部
32 ヒンジ
33 表示部
34 キーボード
34a 押釦
35 入力部
36 シャッター操作部
36a 操作面
36b 鍔部
36c 係止部
36d 切り欠き部
37 ズーム操作部
37a 平板部
37b 操作面
37c 貫通孔
37d 傾斜面部
38 表示画面部

Claims (7)

  1. 撮影用レンズと、それぞれ独立した操作が可能なシャッター操作部とズーム操作部とを有する入力部と、前記撮影用レンズで撮影した静止画像又は動画像を電子データに変換するデータ変換手段と、変換した画像データを記憶する記憶手段とを備え、前記入力部は、前記シャッター操作部を挟んで対向する両側に相反するズーム操作を行うズーム操作部を配置すると共に、前記シャッター操作部及び前記ズーム操作部のそれぞれの操作面を筐体の同一面に沿うように配置したことを特徴とする撮影機能付き電子機器。
  2. 前記ズーム操作部の操作面に、ズーム操作時に指が係止する係止面部を設け、該係止面部に指が係止した状態で前記シャッター操作部が操作可能なようにシャッター操作面を設けたことを特徴とする請求項1記載の撮影機能付き電子機器。
  3. 前記入力部は、前記シャッター操作部の昇降移動を検出してシャッター操作を行い、前記シャッター操作部の昇降方向と交差する方向に前記ズーム操作部がスライド移動したことを検出してズーム操作を行うことを特徴とする請求項1、又は2記載の撮影機能付き電子機器。
  4. 前記ズーム操作部のスライド移動時に、前記シャッター操作部が従動してスライド移動することを特徴とする請求項3記載の撮影機能付き電子機器。
  5. 前記ズーム操作部は、前記ズーム操作面を初期位置に復帰させる自己復帰手段を有し、該自己復帰手段の付勢力に抗して前記ズーム操作部をスライド操作した状態で、同時に前記シャッター操作部を昇降操作可能としたことを特徴とする請求項4記載の撮影機能付き電子機器。
  6. 前記ズーム操作部は、前記ズーム操作面を初期位置に復帰させる自己復帰手段と、前記シャッター操作部のロック手段を有し、前記ズーム操作部をスライド操作した状態では、前記シャッター操作部の昇降操作をロックし、前記ズーム操作部が初期位置にある時には前記シャッター操作部のロックを解除するようにしたことを特徴とする請求項3記載の撮影機能付き電子機器。
  7. 前記シャッター操作部は、フォーカスロックとシャッター操作の2段階操作で構成したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の撮影機能付き電子機器。
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